衛生組合の取り組みについて ~資源循環型社会を目指して~
これまでの取り組み
ごみ問題は、私たちの日常生活から切っても切り離せないほど、身近でかつ重要な問題です。
特にごみ量の増加は、収集経費や処理経費、さらには最終処分場の確保など様々な問題を引き起こします。
このため、久喜宮代衛生組合では、このごみ量の増加を抑制するため、住民の皆様の協力のもと、ごみと資源を分別して収集する「げんりょう化(原料・減量)大作戦」に取り組み、資源の原料とごみの減量化を進めてきました。
この取り組みにより、久喜宮代衛生組合のリサイクル率は、全国的にも高い水準に引きあがりました。
この減量化に関する取り組みが評価され、第6回ごみ減量化推進全国大会において、久喜宮代衛生組合は、当時の厚生大臣から全国的な先進モデル地区である「クリーン・リサイクル・タウン」に選定され、表彰を受けたところです。
新たな問題の発生~循環型社会を目指して~
近年、ごみ問題は、ごみの量や最終処分場といった問題だけでなく、中国をはじめとする新興国の経済発展により、天然資源の枯渇や地球温暖化といった新たな問題も出てきています。
この新たな問題を解決するには、現状のごみと資源の分別だけでは対応が困難です。
このため、これらの問題を含めて問題の解決を図るためには、分別の徹底だけでなく、従来のライフスタイルを見直し、循環型の社会へ移行していく必要があります。
今後、久喜宮代衛生組合では、これまでのごみ減量に関するさまざまな取り組みの経験を活かしつつ、住民、事業者、行政が一体となり、ごみと資源の分別を徹底し、ごみをなるべく出さないライフスタイルを進め、「循環型社会」の形成を目指し、さまざまな取り組みを実施していきます。皆様のご協力をお願いします。
*用語の解説*
◆循環型社会
[1]廃棄物等の発生抑制、[2]循環資源の循環的な利用及び[3]適正な処分が確保されることによって、天然資源の消費を抑制し、環境への負荷ができる限り低減される社会をいいます。
◆げんりょう化(原料・減量)大作戦
ごみと資源を分けて収集することで、ごみの量を大幅に減らすとともに、分別して収集した資源については、新たな製品を作る材料として活用することをいいます。
◆クリーン・リサイクル・タウン(crt)選定
平成9年に行われた第6回ごみ減量化推進全国大会において、久喜宮代衛生組合の「げんりょう化(原料・減量)大作戦」や「2分類・12種分別」等の先進的な取り組みの成果が全国トップクラスの地域であると認められ、当時の厚生大臣から表彰されたことをいいます。