〇 招 集 告 示
久宮衛告示第20号
平成13年久喜宮代衛生組合議会第5回臨時会を次により招集する。
平成13年12月20日
久喜宮代衛生組合管理者 田 中 暄 二
記
1 期 日 平成13年12月27日
2 場 所 久喜宮代衛生組合大会議室
3 付議事件
1 工事請負契約の締結について
2 久喜宮代衛生組合議会の議決に付すべき事件を定める条例
〇 応 招 ・ 不 応 招 議 員
応招議員(20名)
1 番 福 垣 令 由 君
2 番 新 井 勝 行 君
3 番 木 下 篤 君
4 番 加 藤 幸 雄 君
5 番 角 野 由 紀 子 君
6 番 松 村 茂 夫 君
7 番 榎 本 和 男 君
8 番 野 口 正 男 君
9 番 林 恭 護 君
1 0番 加 納 好 子 君
1 1番 赤 塚 綾 夫 君
1 2番 小 河 原 都 君
1 3番 岡 崎 克 巳 君
1 4番 角 田 礼 子 君
1 5番 岸 輝 美 君
1 6番 原 進 一 君
1 7番 山 下 明 二 郎 君
1 8番 野 口 秀 夫 君
1 9番 猪 股 和 雄 君
2 0番 神 田 政 夫 君
不応招議員(なし)
平成13年久喜宮代衛生組合議会第5回臨時会 第1日
平成13年12月27日(木曜日)
議 事 日 程 (第1号)
1 開 会
2 開 議
3 会議録署名議員の指名
4 会期の決定
5 管理者提出議案の上程(議案第11号・議案第12号号)
6 提案理由の説明
7 提出議案に対する質疑
8 討論・採決
9 議長あいさつ
10 管理者あいさつ
11 閉 議
12 閉 会
午前9時30分開会
出席議員(19名)
1 番 福 垣 令 由 君
2 番 新 井 勝 行 君
3 番 木 下 篤 君
4 番 加 藤 幸 雄 君
5 番 角 野 由 紀 子 君
6 番 松 村 茂 夫 君
7 番 榎 本 和 男 君
8 番 野 口 正 男 君
9 番 林 恭 護 君
1 0番 加 納 好 子 君
1 1番 赤 塚 綾 夫 君
1 2番 小 河 原 都 君
1 3番 岡 崎 克 巳 君
1 4番 角 田 礼 子 君
1 5番 岸 輝 美 君
1 7番 山 下 明 二 郎 君
1 8番 野 口 秀 夫 君
1 9番 猪 股 和 雄 君
2 0番 神 田 政 夫 君
欠席議員(1名)
1 6番 原 進 一 君
地方自治法第121条の規定により出席した人
管 理 者 田 中 暄 二 君
副管理者 榊 原 一 雄 君
収 入 役 早 川 清 作 君
参 与 柴 崎 勝 巳 君
参 与 中 村 修 君
参 与 岡 孝 夫 君
事務局長 中 村 恭 三 君
総務課長 岡 村 和 男 君
業務課長 井 上 正 夫 君
総務課長
石 井 信 幸 君
補 佐
業務課長
伊 東 雅 夫 君
補 佐
施設係長 内 田 久 則 君
料金係長 野 本 俊 男 君
本会議に出席した事務局職員
係 長 金 井 誠
書 記 小 林 登 茂 子
書 記 赤 羽 貴 裕
◎開会の宣告 (午前9時30分)
○議長(神田政夫君) ただいまの出席議員は19名でございます。
定足数に達しておりますので、これより平成13年久喜宮代衛生組合議会第5回臨時会を開会いたします。
◇
◎開議の宣告
○議長(神田政夫君) 直ちに本日の会議を開きます。
◇
◎議事日程の報告
○議長(神田政夫君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりでございます。
◇
◎会議録署名議員の指名
○議長(神田政夫君) 日程第3、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第93条の規定により、議長において
5 番 角 野 由紀子 議員
6 番 松 村 茂 夫 議員
を指名いたします。
◇
◎会期の決定
○議長(神田政夫君) 日程第4、会期の決定を議題といたします。
議会運営委員長の報告を求めます。
福垣委員長。
〔議会運営委員長 福垣令由君登壇〕
○議会運営委員長(福垣令由君) おはようございます。
第5回臨時会について、本日議会運営委員会を開催いたしました。その結果の概要につきましてご報告申し上げます。
今臨時会に提出される議案は、管理者提出議案2件でございます。会期日程につきましては、本日1日間ということで決定をいたしました。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) お諮りいたします。今期臨時会の会期は、委員長報告どおり本日1日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(神田政夫君) ご異議なしと認めます。
よって、会期は1日間と決定いたしました。
◇
◎管理者提出議案の上程
○議長(神田政夫君) 日程第5、管理者提出議案の上程ですが、議案第11号から議案第12号まで一括上程し、議題といたします。
◇
◎提案理由の説明
○議長(神田政夫君) 管理者より提案理由の説明を求めます。
管理者、お願いします。
〔管理者 田中暄二君登壇〕
○管理者(田中暄二君) おはようございます。
本日、平成13年久喜宮代衛生組合議会第5回臨時会を招集申し上げましたところ、議員の皆様方にはご健勝にてご参集を賜り、ご審議いただきますことを深く御礼を申し上げます。
それでは、本臨時会に提案申し上げる議案の提案理由を申し上げます。
本臨時会に提案申し上げる議案は2件でございます。
まず、議案第11号 工事請負契約の締結についてでございます。生ごみ堆肥化処理施設建設工事ということで、指名競争入札を実施した結果、5億6,700万円で日本鋼管株式会社が落札をいたしました。この建設工事につきまして請負契約を締結したいので、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、この案を提出するものでございます。
次に、議案第12号 久喜宮代衛生組合議会の議決に付すべき事件を定める条例でございます。清掃行政運営の基本となる計画づくりを一層充実いたしたく、地方自治法第96条第1項第1号の規定により、この案を提出するものでございます。
なお、詳細につきましては、事務局長をして補足説明を申し上げますので、慎重ご審議の上、速やかにご議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明にかえさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(神田政夫君) ありがとうございました。
続きまして、提出議案の補足説明を求めます。
事務局長、お願いします。
〔事務局長 中村恭三君登壇〕
○事務局長(中村恭三君) おはようございます。それではまず、議案第11号 工事請負契約の締結についての補足説明を申し上げます。
この契約は、生ごみ堆肥化処理施設建設工事の契約でございまして、契約方法は、プラントメーカー2社によります指名競争入札でございます。また、契約金額につきましては、5億6,700万円でございまして、このうち消費税及び地方消費税の額は2,700万円でございます。請負業者は、日本鋼管株式会社でございます。
まず、この入札執行までの経過につきましてご説明申し上げます。今年の2月26日に、全国的にも数少ない施設でありますことから、堆肥化プラントの実績がございました日本鋼管株式会社、株式会社荏原製作所、新明和工業株式会社、ジャパンクリエート株式会社、株式会社県南衛生工業、株式会社日立製作所の6社を選定いたしまして、生ごみを原料とした日量4.8トンの処理能力を有する生ごみ堆肥化施設の参考見積設計書の提案を依頼しましたところ、株式会社県南衛生工業につきましては辞退ということで、さきに申し上げました5社から見積設計書が提案されたところでございます。さらに、この堆肥化プラントの建設につきましては、初めての試みでありますことから、広く公募することを目的に、当組合ホームページに参考見積設計書の公募をいたしましたところ、3月26日、先ほどの5社のほかに真和ベルテック株式会社と株式会社奥村組との共同企業体、住友重機械工業株式会社、中部エコテック株式会社、日立金属株式会社の4社から技術提案がなされ、合わせて9社から参考見積設計書の提出があったわけでございます。そして、今後の当組合における生ごみ堆肥化の推進の諸問題を検討していただくため、5月の19日に委員44名で構成されます生ごみ堆肥化推進委員会を設置いたしまして、この9社の技術ヒアリングを7月の23日と25日の2日間にわたって技術評価を行っております。
そこで、この9社の技術評価を参考に、日本鋼管株式会社、株式会社荏原製作所、新明和工業株式会社、ジャパンクリエート株式会社の4社を選定し、再度見積設計図書を依頼しましたところ、ジャパンクリエート株式会社においては辞退の届け出がありまして、日本鋼管株式会社、株式会社荏原製作所、新明和工業株式会社の3社から再度見積設計図書の提出がされております。その後この3社を対象に11月の12日に2回目の技術ヒアリング、技術評価を行い、この技術評価を参考に、日本鋼管株式会社、株式会社荏原製作所の2社に選定し、この2社を入札執行の業者指名をいたしまして、去る12月14日に指名競争入札を執行いたしました。1回目の落札で日本鋼管株式会社に決定したところでございます。落札金額につきましては、消費税を含めまして5億6,700万円でございます。
次に、工事の概要につきましてご説明申し上げます。お手元にございます平成13年度第5回臨時会参考資料をごらんいただきたいと思います。1ページをあけていただきますと、まず工事請負契約書でございます。次が工事概要書の表紙になっております。その次が建設場所の位置図でございます。
次のページをごらんいただきたいと思います。右下の方に1ページというふうに振ってございます。初めが一般概要でございまして、2として、工事名につきましては、生ごみ堆肥化処理施設建設工事でございます。3の施設規模でございますけれども、計画処理量は日量4.8トンでございます。4の堆肥生産量でございますけれども、施設に投入される生ごみの質によって多少ずれがあると思われますが、設計値として年間161トンの堆肥が生産されると見込んでございます。次に、5の工事場所につきましては、当組合の敷地、久喜市大字太田袋字皆代64―1でございます。6の工期でございますけれども、平成13年12月18日から平成14年11月30日でございます。
次に、2ページをごらんいただきたいと思います。2ページ、3ページにつきましては、工事の概要についてでございます。まず、(1)が機械設備工事ということで、下にごらんのように書いてございますけれども、機械設備工事。(2)として、配管工事。(3)としまして、電気工事。(4)として、計装工事。(5)として、土木・建築工事。3ページに入りますけれども、(6)として、その他工事等となってございます。
次に、4ページをお願いいたします。4ページが性能保証事項でございます。まず、1の処理能力につきましては、1日の有機資源の最大処理量でございまして、4.8トンでございます。2の製品堆肥の性状でございますけれども、C/N比率につきましては、製品堆肥の熟成度を数値化したものでございまして、一般的には30以下が熟成堆肥ということでございますが、今回の処理施設での保証値につきましては20以下としてございます。これは、生ごみのみで処理した場合の数値でございます。副資材を用いる場合には30以下となってございますが、この数値は生ごみと水分調整材などの剪定枝のチップなどをまぜて処理した場合の数値でございます。製品堆肥の水分につきましては、40%から45%程度となってございます。次に、異物混入率でございますが、製品堆肥の状況でいわゆる異物、鉄やプラスチックなどがございますけれども、これが重量比で1%以下となってございます。次に、(4)の有害物質でございますけれども、これは肥料取締法による特殊肥料の規制値以下の数字でございます。
次に、公害防止条件でございます。1の騒音につきましては、騒音規制法、2の振動につきましては振動規制法、3の悪臭につきましては悪臭防止法、4の生活排水処理基準につきましては、水質汚濁防止法による規制値以下が規制の保証事項となってございます。
次に、5ページをお願いいたします。4としまして、フローシートでございます。これは、堆肥原料となる生ごみの投入から製品堆肥になるまでの流れをフローで示したものでございます。まず、生分解性袋に入った生ごみの搬入及び投入が行われた後に、前処理としまして、この生分解性袋を破袋及び除袋した後、磁選機で夾雑物である鉄類を除去した後、破砕脱水機にて約90%の水分を有します生ごみを発酵に適しました水分約70%までに落とし、製品堆肥の一部を一次発酵槽の入り口に戻すいわゆる戻し堆肥とともに一次発酵槽に投入し、槽内で約34日間攪拌、通気させ、水分調整、均質化を図り、好気発酵を行います。その後一次発酵した一次発酵物を約40日間かけまして二次発酵槽で製品の熟成を行います。その後、後処理としまして粒度選別装置、後選別磁選機、風力分離機を経まして各種袋詰め装置によりまして袋詰めされた後保管という流れでございます。
次に、6ページでございます。これは、図面でございますけれども、全体の配置図及び動線計画図でございます。
次に、7ページでございますけれども、これも図面でございますけれども、それぞれの機械設備等の配置図となってございます。
次に、8ページをごらんいただきたいと思います。先ほどのフローチャートを詳細までに記したものでございます。特にここでは脱臭設備につきましてご説明を申し上げます。右上の一番上にある図面が脱臭の設備でございますけれども、脱臭設備につきましては、臭気が発生すると思われます受入ホッパ及びその周辺、それから前処理装置室、発酵槽、後選別装置室、搬出装置室、製品堆肥貯留設備、汚水ピット、排水処理設備室等の空気を補修し、微生物の働きによりまして脱臭をするというふうなものでございます。
次に、9ページをお願い申し上げます。これは工事工程表でございまして、平成13年12月から平成14年11月までの工事工程を記しているものでございまして、本議会でご承認いただければ早速実施設計に入りまして、来年の4月には施工作業にかかれるという日程で工事工程を進めていく予定でございます。
以上で議案第11号 工事請負契約の締結についての補足説明を終わらせていただきます。
次に、議案第12号 久喜宮代衛生組合議会の議決に付すべき事件を定める条例につきまして補足説明をさせていただきます。
この議案につきましては、ご案内のとおり、かねてより当議会において質疑等をいただいた案件でございます。今回の条例案につきましては、去る11月の29日に開催させていただきました全員協議会におきまして、いわゆるごみ処理基本計画案との関連の中で、条例と議決事項の考え方について説明をさせていただいたところでございます。
それでは、各条文につきましてご説明申し上げます。まず、第1条の目的でございます。ご承知のとおり、一般廃棄物処理計画につきましては、現行法では法定の議決事件としての位置づけがございません。今回この条例の立案に当たりましては、条例が達成しようとする目的、つまり組合が策定する一般廃棄物処理計画と議会の議決事件との関係につきまして、この第1条のいわゆる目的規定としてあらわしたものでございます。
次に、第2条でございます。これは、今回の条例の目的であります議会が議決すべき事項を列記したものでございます。地方公共団体の議会の議決事項につきましては、ご承知のとおり地方自治法第96条第1項に15項目が列記をされておりますけれども、同条第2項において条例による追加も可能となってございます。今回の条例は、この地方自治法第96条第2項を根拠にしたものでございまして、第1号としまして、基本方針に関すること。第2号としまして、将来の目標に関すること。それから、第3号といたしまして、重点施策に関すること。以上の一般廃棄物処理計画の柱とも言えます3つの事項を挙げております。
次に、第3条でございます。これは、第2条に掲げてあります3つの事項に変更が必要になった場合の規定でございます。
次に、第4条でございます。これは、行政運営上の理念をうたったものでございまして、一種の訓示規定とご理解をいただきたいと思います。
次に、附則の関係でございますけれども、平成14年1月1日からの施行を考えてございます。
以上、議案第12号 久喜宮代衛生組合議会の議決に付すべき事件を定める条例につきましての補足説明を終わらせていただきます。
よろしくご審議のほどをお願い申し上げます。
○議長(神田政夫君) 以上で補足説明を終わります。
◇
◎提出議案に対する質疑
○議長(神田政夫君) これより日程第7、提出議案に対する質疑に入りたいと思います。
まず、議案第11号に対する質疑をお受けいたします。
加藤議員。
〔4番 加藤幸雄君登壇〕
○4番(加藤幸雄君) 4番議員の加藤です。
かなりスピーディーにやっていただいているということで、ありがたいと思うのですけれども、工事が進むにつれて、あるいは研究が進むにつれて、こう変えた方がいいのではないかということが出てくると思うのです。それで、この契約の金額の中で設計変更をする場合にどの程度までの変更幅があるのかどうか、その辺具体的にはなかなかお示しできないでしょうけれども、設計変更ができるのかどうか、そのあたり、改良という点でどうお考えなのか。
それともう一つ、今の説明で、これが議決されればすぐにでも実施設計に入るというご説明でしたけれども、その実施設計については、この金額の中には含まれているのかどうか、その2点お願いしたいと思います。
○議長(神田政夫君) 加藤議員の質疑に答弁願います。
業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) お答えいたします。
まず、1点目のこれからの実証プラントの中で設計変更のご質問をいただいたわけでございますけれども、私どもはあくまでも保証値ということで、性能保証の発注をしてございます。ですから、あくまでも私どもの方の堆肥の製造過程の中で、現在日本鋼管から出されていますこの提案内容で、この設計仕様の中で堆肥がつくられるという一つの技術提案でございますので、私どもはその内容の中でこれからこの工事を進めていくわけでございます。設計変更の関係につきましては、大変難しいご質問でございまして、これからどの程度のまた実証の中で設計変更が出てくるのか、その内容によりましては、私どもの方も設計変更の内容で対応していかなければならないと思いますけれども、あくまでも私どもは見積もり設計提案をいただいた内容でこの工事を進めていくのだということで、その過程を今後見きわめていきたいというふうで、ひとつご理解をいただきたいと思います。
それから、実施設計の関係でございますけれども、この経費につきましては、あくまでもこの入札、落札金額の中で実施設計も含んでおるということでご理解をいただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) 加藤議員よろしいですか。
○4番(加藤幸雄君) 了解です。
○議長(神田政夫君) ほかに質疑はございませんか。
猪股議員。
〔19番 猪股和雄君登壇〕
○19番(猪股和雄君) 議案第11号について幾つか質問させていただきます。
堆肥化推進委員会の委員もやらさせていただいて、勉強させていただいてきたわけですけれども、これまでの説明で、先ほども少し触れられておりましたが、7月に3社から見積設計図書の提出があって、それから11月の22日には3社の技術ヒアリングが行われました。その後たしか11月の22日に2社に対しての個別のヒアリングを再度行って、そこでさらに設計図書を改めて出させたというふうに聞いているのですけれども、その11月12日のヒアリングの段階までの設計で、最後の最後で変更になった点があるのかどうか、それについてお願いしたいのです。配置図を見ますと、配置は確かに逆になっているのは、これは見てすぐわかるのですけれども、そのほかに最後の段階で変更になった点があるのかどうかということです。
それから、もう一つは、参考資料の製品堆肥の性状のところで、副資材を用いる場合はC/N比率30以下ということであるのですけれども、理解が違うのかもしれないけれども、副資材は基本的には使わないということですよね。この場合だと、もう最初から使うということを半ば前提としているようにも見えるのですけれども、その点はどのように理解したらいいのか。どうしてもうまく堆肥ができない、万一やむを得ざる場合に最後の段階で、行政当局の了解を得た上で副資材を投入するとか、そういうような考え方なのか、どうなのか、お願いします。
それから、この説明の中でもありましたが、副資材を使う場合には、枝葉チップということで、これはもう対象としては決められているのでしょうか。先ほどもチップというお話をちらっと言われたと思うのですけれども、その点についてご説明お願いをいたします。
以上です。
○議長(神田政夫君) 猪股議員の質疑に答弁願います。
業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) お答えいたします。
まず、1点目の最終的なヒアリングでの変更の関係でございますけれども、ご質問者の方からお話がありましたように、施設配置等の若干の変更がございました。ただ、他の変更につきましてはございません。あくまでも推進委員会で評価をしていただいたその内容の疑問点をメーカーに確認をしたということで、それのみの変更でございます。
それから、副資材の関係でございますけれども、このチップということで、私どもは最初からこの副資材を使うという発注ではございません。あくまでも生ごみの単独で戻し堆肥を使うというような発注仕様でございます。ただ、万一そのチップを使う場合におきましては、最終的にはまたメーカーの方と相談になりますけれども、基本的には私ども発注仕様書の中にもうたってございますけれども、原則的には生ごみと戻し堆肥で堆肥化をするという発注仕様で私どもはメーカーの方に発注をしておる内容となってございます。
それから、もう1点でございますけれども、そのようなことから、最初からチップ材をいわゆる含んだ発注仕様書はないということでひとつご理解をいただきたいと思います。
○議長(神田政夫君) 猪股議員、再質問ありますか。
猪股議員。
〔19番 猪股和雄君登壇〕
○19番(猪股和雄君) 確認だけなのですけれども、仮にやむを得ず副資材を使う場合には、これは副資材として使えるものはチップということになる、それをもう想定はしているのでしょうか。
○議長(神田政夫君) 業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) お答えいたします。
私どもは、発注仕様書の中で、万一副資材を使う場合は、枝葉のチップということで発注書の方でうたってございます。
○議長(神田政夫君) 猪股議員、よろしいですか。
○19番(猪股和雄君) はい。
○議長(神田政夫君) ほかに質疑はございませんか。
木下議員。
〔3番 木下 篤君登壇〕
○3番(木下 篤君) 3番、木下です。3点お伺いいたします。
1つは、5ページのフローシートの中で、ずっと運転設備の機器がここで前処理用磁選機というのがありますが、その機能は、ごみの中の異物及び水分を脱水するというふうになっていますが、これは上と下が説明が逆さではないかというふうにちょっと思うのですが、これはどうなのでしょう。
それから、もう1つは、この形で進めた場合に、人手による選別は行うのかどうか。というのは、この経過の中で瓶など、あるいはガラス類、こういうのはどういう形の処理をしていくのか、その点ちょっとお伺いしたいというふうに思います。
それから、もう1つは、この発酵槽が40メートルというふうになっておりますけれども、この40メートルの中で発酵が十分でない場合、これをまた延ばすことができるようになるのかどうか、その点お伺いいたします。
○議長(神田政夫君) 木下議員の質疑に答弁願います。
業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) お答えいたします。
まず、1点目のフローシートの関係でご指摘をいただいたわけでございます。大変申しわけございません。前処理用磁選機につきましては、機能の説明欄の方では、その下の「ごみの中の磁性物を選別します。」ということでございます。それで破砕脱水機につきましては、「ごみの中の異物及び水分を脱水します。」ということでございます。大変申しわけありません。訂正しておわびを申し上げたいと思います。
それから、2点目に選別の関係で、人力による選別があるのかというご質問をいただいたわけでございます。この機械設備の中では選別機ということで、あくまでも機械設備での選別ということでご理解をいただきたいと思います。
それから、3点目の発酵槽の関係でございますけれども、40メーターということでの一次発酵でございますけれども、メーカー側の方の見積設計図書の提案内容では、この一次発酵槽の設備のこの長さで大部分完熟発酵できると。その上で二次発酵槽の方へ搬出いたしまして、そこで熟成をさせて完全な堆肥にしていくのだということでございますので、これを延ばす云々については、全く考えてございませんので、よろしくお願いをしたいと思います。
〔「2のところで、ガラス瓶とかそういう点はどうい
うふうにして……」と言う人あり〕
○業務課長(井上正夫君) これにつきましては、発酵が終わった後、要するに後選別の関係で、このフローシートにもありますけれども、後選別用磁選機、それから風力分離器、これが2機備えつけてございまして、最終的にはこれらの選別機で対応するということで考えてございます。
○議長(神田政夫君) 木下議員、再質問ありますか。
木下議員。
〔3番 木下 篤君登壇〕
○3番(木下 篤君) 再質問します。
今言われましたように、人力によるこれはないということなのですが、これが破砕脱水機で破砕されるわけなのですよね。そうした場合に、瓶などはそこで破砕されないのかどうか、そういう点はどうなるのでしょう。
○議長(神田政夫君) 木下議員の再質問に答弁願います。
業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) お答えいたします。
瓶、缶になりますと異物でございまして、本来生ごみで入ってきては当然いけないものでございます。ですから、私どもは住民の方々に、生ごみの場合は、あくまでも台所から出る生ごみを分別をしていただいて出していただくということが第一の基本になろうかと思います。ただ万一入ったときは、あくまでもこの処理工程の中で破砕機等の中でやはり粉砕されてしまうということになりますと、最終的には堆肥が完全ものではないというふうな、異物混入ということで、大変問題が出てくるわけでございます。そのようなことから、肥料取締法の中で異物類、そういうもののやはり物質等については1%以下という規定がございます。そういう中での対応しかないかと思います。あくまでも生ごみを搬入したときに人力でそれらを確認していくということは、瓶、缶等には大変難しさがあるのかなということで考えてございます。
○議長(神田政夫君) 木下議員、さらに質問ございますか。
以上で木下議員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございませんか。
加納議員。
〔10番 加納好子君登壇〕
○10番(加納好子君) 10番、加納です。
生ごみが搬入されたときの水分を90%ということにしていますが、これを脱水によって70%まで落とすという想定でフローシートの中には書かれていますが、夏場に収集実験をした、かなり良好な状態で運ばれてきたのを見ますと、75%ぐらいの水分で運ばれてきました。あれはかなり前もって用意をしていて、それから周知が徹底されていた場合ですから、特別な場合だとは思いますが、水切り状態を90%というのはかなり水分を含んだ状態だと思われますが、90%を70%に落とすというこのエネルギーを考えますと、住民のところの排出の段階でもう少し落とせるのではないかと思いますが、その点の可能性を組合の方ではどう考えているのか。
それからもう一つ、ここで例えば85%ぐらいの水分になった場合に、その後に使われるエネルギーの削減ですか、こういったことの見通しなども、もしありましたらお聞きしたいと思います。
○議長(神田政夫君) 加納議員の質疑に答弁願います
業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) お答えいたします。
まず、水分の関係でございますけれども、私どもは最大値といいますか、一番多い水分量90%ということで設定はさせていただきました。やはり少ない水分量といたしましては75%程度。75%の生ごみの水分量、あるいは最大に入ってくる90%の生ごみの水分量、これに対応できるような設備をつくれということでメーカーの方に指示してございます。ですから、このような水分量が変化してもそれなりの性能で堆肥が製造できるようにというような形の中で、メーカーの方には発注仕様書の方でやってございまして、メーカーサイドの方では、ですからあくまでも最大値の90%ということで数値をしてきた施設でございますので、ご理解をいただきたいと思います。
それから、もう一点のいわゆる住民への生ごみの水切りの関係でございますけれども、これにつきましては、私どもこれからモデル地区を設定しながら、住民の皆様方には、何としても異物混入等、その水切り、この辺につきましては、説明会等の方で、十分水を切って出していただくようなお願いはしてまいりたいと思います。そうすれば、水分量が減れば減るだけ私どもの方のこの施設で製造していくのにエネルギーというものが削減できるわけでございまして、その辺も十分考えながら対応していきたいなということで考えてございますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(神田政夫君) 加納議員、再質問ありますか。
以上で加納議員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございませんか。
赤塚議員。
〔11番 赤塚綾夫君登壇〕
○11番(赤塚綾夫君) 11番の赤塚と申しますが、2点ばかりお伺いいたします。
まず、第1点は、ご案内のとおり今大変経済上厳しい状況下にあります。大手建設会社でも倒産する、破綻するような状況下でございますが、この日本鋼管は、そんなことはまずないと思いますが、債務保証制度を採用しているのかどうか。
もう1つは、約5億6,700万円ですか、そんな大きな金額ですが、この久喜宮代管内での下請会社、子会社を使っていただくような、そういう条件を出された契約なのかどうか、2点ばかりお伺いいたします。
以上です。
○議長(神田政夫君) 赤塚議員の質疑に答弁願います。
業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) お答えいたします。
まず、1点目の日本鋼管でございますけれども、ご承知のように、ごみ処理に関しても日本の大手メーカーでございまして、いろいろなごみ処理施設をこれまで建設してございます。また、その技術ノウハウも持っている会社であろうと考えてございます。そのような日本鋼管と今回の工事契約をするわけでございまして、この工事契約書の中にもございますように、この工事に関しての担保といいますか、契約保証金等の中でもやはり工事約款に基づきまして契約をしておるわけでございまして、その辺でひとつご理解をいただきたいと思います。
それから、2点目の管内でのいわゆる下請工事に関する業者の関係でございますけれども、私どもこれから日本鋼管が工事の準備立てをしていく中で、それから下請会社等からまた私どもの方に申請等も出てくると思います。これから日本鋼管の工事工程、また下請企業等の選定等もあろうかと思います。その辺で地元管内の業者が利用できる点については利用していただけるような形の中で、これから工事等の打ち合わせの中で考えていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(神田政夫君) ほかに質疑はございませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(神田政夫君) これをもちまして、議案第11号に対する質疑を終了いたします。
次に、議案第12号に対する質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(神田政夫君) 質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第12号に対する質疑を打ち切ります。
◇
◎討論・採決
○議長(神田政夫君) これより日程第8、討論、採決を行います。
議案第11号について討論をお受けいたします。
まず、反対討論をお受けいたします。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(神田政夫君) 次に、賛成討論をお受けいたします。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(神田政夫君) 討論なしのお声がありましたので、直ちに採決に入ります。
議案第11号 工事請負契約の締結について、ご賛成の方の挙手を求めます。
〔挙手全員〕
○議長(神田政夫君) 挙手全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決決定いたしました。
次に、議案第12号について討論をお受けいたします。
まず、反対討論をお受けいたします。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(神田政夫君) 次に、賛成討論をお受けいたします。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(神田政夫君) 討論なしのお声がありましたので、直ちに採決に入ります。
議案第12号 久喜宮代衛生組合議会の議決に付すべき事件を定める条例について、ご賛成の方の挙手を求めます。
〔挙手全員〕
○議長(神田政夫君) 挙手全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決決定いたしました。
以上で提出議案の審議はすべて終了いたしました。
◇
◎議長あいさつ
○議長(神田政夫君) これをもちまして、本議会に付された案件はすべて終了いたしました。
本日は、提出議案に対する慎重なるご審議をいただき、まことにありがとうございました。
◇
◎管理者あいさつ
○議長(神田政夫君) それでは、管理者のあいさつをお願いいたします。
〔管理者 田中暄二君登壇〕
○管理者(田中暄二君) 今臨時会にご提案申し上げました議案第11号ないし議案第12号につきまして、速やかにご議決を賜りまことにありがとうございました。
早いもので本年も残すところあと数日となりました。議員各位におかれましては、ご健勝にてよいお年をお迎えになりますことを心からお祈り申し上げまして御礼のあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。
◇
◎閉会の宣告
○議長(神田政夫君) これをもちまして、平成13年久喜宮代衛生組合議会第5回臨時会を閉議、閉会といたします。
閉会 午前10時16分