〇 招 集 告 示
久宮衛告示第22号
平成12年久喜宮代衛生組合議会第3回定例会を次により招集する。
平成12年10月5日
久喜宮代衛生組合管理者 田 中 暄 二
記
1 期 日 平成12年10月12日
2 場 所 久喜宮代衛生組合大会議室
〇 応 招 ・ 不 応 招 議 員
応招議員(20名)
1 番 岡 崎 健 夫 君
2 番 内 田 正 君
3 番 木 下 篤 君
4 番 加 藤 幸 雄 君
5 番 角 野 由 紀 子 君
6 番 猪 股 和 雄 君
7 番 榎 本 和 男 君
8 番 野 口 正 男 君
9 番 林 恭 護 君
1 0番 加 納 好 子 君
1 1番 赤 塚 綾 夫 君
1 2番 小 河 原 都 君
1 3番 原 進 一 君
1 4番 岡 崎 克 巳 君
1 5番 後 上 民 子 君
1 6番 石 川 忠 義 君
1 7番 山 下 明 二 郎 君
1 8番 野 口 秀 夫 君
1 9番 角 田 礼 子 君
2 0番 神 田 政 夫 君
不応招議員(なし)
平成12年久喜宮代衛生組合議会第3回定例会 第1日
平成12年10月12日(木曜日)
議 事 日 程 (第1号)
1 開 会
2 開 議
3 会議録署名議員の指名
4 会期の決定
5 管理者提出議案の上程(議案第5号〜第6号・報告第1号)
6 提案理由の説明
7 提出議案に対する質疑
8 討論・採決
9 組合に対する質問
10 議長あいさつ
11 管理者あいさつ
12 閉 議
13 閉 会
午前9時開会
出席議員(20名)
1 番 岡 崎 健 夫 君
2 番 内 田 正 君
3 番 木 下 篤 君
4 番 加 藤 幸 雄 君
5 番 角 野 由 紀 子 君
6 番 猪 股 和 雄 君
7 番 榎 本 和 男 君
8 番 野 口 正 男 君
9 番 林 恭 護 君
1 0番 加 納 好 子 君
1 1番 赤 塚 綾 夫 君
1 2番 小 河 原 都 君
1 3番 原 進 一 君
1 4番 岡 崎 克 巳 君
1 5番 後 上 民 子 君
1 6番 石 川 忠 義 君
1 7番 山 下 明 二 郎 君
1 8番 野 口 秀 夫 君
1 9番 角 田 礼 子 君
2 0番 神 田 政 夫 君
欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定により出席した人
管 理 者 田 中 暄 二 君
副管理者 榊 原 一 雄 君
収 入 役 早 川 清 作 君
代 表
榎 本 善 司 君
監査委員
参 与 羽 諸 定 雄 君
参 与 柴 崎 勝 巳 君
参 与 岡 孝 夫 君
参 与 中 村 修 君
参 与 渡 辺 光 郎 君
事務局長 中 村 恭 三 君
総務課長 篠 原 敏 雄 君
業務課長 井 上 正 夫 君
総務課長
石 井 信 幸 君
補 佐
業務課長
伊 東 雅 夫 君
補 佐
料金係長 野 本 俊 男 君
施設係長 内 田 久 則 君
本会議に出席した事務局職員
係 長 金 井 誠
書 記 小 林 登 茂 子
書 記 赤 羽 貴 裕
◎開会の宣告 (午前9時)
○議長(神田政夫君) ただいまの出席議員は20名でございます。
定足数に達しておりますので、これより平成12年久喜宮代衛生組合議会第3回定例会を開会いたします。
◇
◎開議の宣告
○議長(神田政夫君) 直ちに本日の会議を開きます。
◇
◎議事日程の報告
○議長(神田政夫君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。
◇
◎会議録署名議員の指名
○議長(神田政夫君) 日程第3、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第93条の規定により、議長において
1 4番 岡 崎 克 巳 議員
1 5番 後 上 民 子 議員
を指名いたします。
◇
◎会期の決定
○議長(神田政夫君) 日程第4、会期の決定を議題といたします。
議会運営委員長の報告を求めます。
原委員長。
〔議会運営委員長 原 進一君登壇〕
○議会運営委員長(原 進一君) おはようございます。
第3回定例会につきまして、去る10月3日に議会運営委員会を開催をいたしました。その結果について概要をご報告申し上げます。
今定例会に提出される議案は、管理者提出議案2件、報告1件、一般質問が5名予定されております。会期日程につきましては、本日1日間と決定をいたしましたので、ご報告をいたします。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) お諮りいたします。今期定例会の会期は、委員長の報告どおり本日1日間にいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(神田政夫君) ご異議なしと認めます。
よって、会期は1日間と決定いたしました。
◇
◎管理者提出議案の上程
○議長(神田政夫君) 日程第5、管理者提出議案の上程ですが、議案第5号から議案第6号まで及び報告第1号を一括上程し、議題といたします。
◇
◎提案理由の説明
○議長(神田政夫君) 管理者より提案理由の説明を求めます。
管理者、お願いします。
〔管理者 田中暄二君登壇〕
○管理者(田中暄二君) おはようございます。
本日、久喜宮代衛生組合議会第3回定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様にはご健勝にて参集を賜り、ご審議いただきますことを厚く御礼を申し上げます。
それでは、今議会に上程しております議案の提案理由の説明に先立ちまして、新設炉建設検討委員会からの答申に基づきます検討結果の説明会等の開催状況につきまして、ご報告を申し上げます。
ご承知のとおり、去る3月17日に全員協議会を開催をいたしまして、議員の皆様に対しまして行政側としての検討結果を発表をさせていただきました。その後4月から6月の中旬にかけまして、関係地権者並びに現在地周辺であります宮代台、沖ノ山、宮代ディアコート、下早見、太田袋の5地区の住民の皆様に対しまして説明会を開催をさせていただきました。また、6月17日には久喜宮代管内の住民の皆様に対しましての説明会を開催いたしまして、行政側の基本姿勢をお示しをしたところでございます。さらに、「衛生組合だより」により、管内のすべての住民の皆様にお知らせをしております。概ね検討結果につきましてはご理解をいただけたものと認識をしておりますが、一般質問にもございますように、一部の地区につきましては継続をいたしまして代表者との話し合いを行っている状況でございます。以上が検討結果に対しまする説明会等の開催状況でございます。
次に、平成11年度の資源化の関係でございます。当組合ではリサイクル率が38.8%に達しております。10年度が37.4%ということでございますので、わずかでありますが、年々確実に分別の徹底が推進されていることが数字としてあらわれているわけでございます。これもひとえに管内住民の皆様のご理解、ご協力のたまものと深く感謝を申し上げる次第でございます。平成12年度におきましては、リサイクル率が40%を超えるよう、さらに分別の徹底を推進してまいる所存であります。
それでは、本定例会に提案申し上げております議案の説明を申し上げます。本定例会に提案申し上げる議案は2件でございます。なお、報告が1件でございます。順次提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第5号 平成11年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算の認定についてでございます。地方自治法第233条第3項の規定により、平成11年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算を別冊のとおり監査委員の意見をつけて認定に付するということで、別冊で調製をされております。
決算書の1ページでございます。歳入合計、予算現額21億5,290万7,000円、調定額21億6,684万5,850円、収入済額21億6,667万8,260円、不納欠損額が3万9,970円、収入未済額12万7,620円でございます。
次に、歳出でございます。2ページをお開きをいただきたいと存じます。予算現額は歳入と同じでございまして、支出済額19億4,245万469円、翌年度繰越額7,581万円、不用額が1億3,464万6,531円でございます。
次に、議案第6号 平成12度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)についてでございます。別冊で調製してございます。
歳入歳出予算の補正ということで、それぞれ11万8,000円を追加をいたしまして、総額を20億7,511万8,000円に改めたい、このような内容でございます。
次に、報告でございます。報告第1号 繰越明許費繰越額の報告について、地方自治法施行令第146条第2項の規定により、平成11年度久喜宮代衛生組合一般会計予算繰越明許費の繰越額を別紙のとおり報告するものでございます。別紙にございますように、衛生費の清掃費、ダイオキシン類測定調査業務委託とごみ処理施設集じん灰搬出設備設置工事の2つの事業についての報告でございます。
以上、議案2件、報告1件でございます。
なお、詳細につきましては、事務局長をして補足説明を申し上げますので、慎重ご審議の上、速やかにご議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(神田政夫君) ありがとうございました。
続きまして、提出議案の補足説明を求めます。
事務局長、お願いします。
〔事務局長 中村恭三君登壇〕
○事務局長(中村恭三君) それでは、議案第5号 平成11年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定について補足説明を申し上げます。お手元の決算書の事項別明細書に従いましてご説明を申し上げます。
決算事項別明細書の1、2ページをお開きいただきたいと存じます。最初に、歳入でございます。第1款の分担金及び負担金ですが、予算現額、調定額、収入済額、いずれも19億5,300万円でございます。これは、組合規約第13条の規定に基づきまして、久喜市が3分の2の13億200万円、宮代町が3分の1の6億5,100万円でございます。
次に、第2款の使用料及び手数料でございます。予算現額が3,125万1,000円でございます。調定額3,973万6,995円に対しまして収入済額3,956万9,405円となっておりして、収入率は予算現額に対しまして126.6%、調定額に対しましては99.6%でございます。なお、収入未済額が12万7,620円ございます。また、不納欠損額が3万9,970円になってございます。
次に、第3款の財産収入でございますけれども、予算額が2,018万7,000円、調定額、収入済額とも同額でございまして、2,169万7,427円でございます。これは、資源回収に伴う有価資源とごみの処理過程から発生しました有価資源の売り払い代金及び廃車処分となりました収集車の売り払い代金でございます。詳細につきましては、主要な施策の11ページ、12ページに記載してございます。
次に、第4款の寄附金でございます。予算現額はございませんけれども、調定額、収入済額とも57万円でございます。これは開発業者による宅地開発に伴う行政協力金でございます。
次に、3ページから4ページに移らせていただきます。第5款の繰越金でございますけれども、予算現額が1億4,690万7,000円、調定額、収入済額とも同額で、1億4,690万6,972円でございます。
次に、第6款の諸収入でございます。予算現額156万2,000円、調定額、収入済額とも493万4,456円でございます。組合預金利子として収入済額が109万105円、雑入としての収入済額が384万4,351円となっております。
次に、歳出でございます。5ページ、6ページをお願い申し上げます。
第1款の議会費でございます。予算現額が291万4,000円に対しまして支出済額283万2,332円となりまして、執行率は97.2%でございます。これは、議員さんの報酬、会議録の調製、また視察研修等の議会活動費でございます。
次に、第2款の総務費でございます。予算現額が3億7,508万4,000円に対しまして支出済額が3億3,821万674円となっておりまして、執行率は90.2%でございます。この科目は、衛生組合の事業全般にわたる共通経費を執行してございます。
まず、1目の一般管理費でございます。予算現額が1億9,965万6,000円に対しまして支出済額が1億9,306万7,685円となりまして、執行率は96.7%でございます。この執行内容につきましては、事務職員の給与等の人件費のほか、廃棄物減量等推進員の謝礼、それから少額ではございますけれども、シンボルマーク、キャラクター選定の費用等事務諸経費を主といたしまして、備考欄に記載してありますような内容となっております。
それでは次に、9ページ、10ページをお願いしたいと思います。第2目の財産管理費でございます。衛生組合の財産管理の経費でございます。予算現額は1億7,518万円に対しまして支出済額1億4,496万856円となりまして、その執行率は82.7%となっております。主な支出といたしましては、11節光熱水費を含む需用費が6,378万464円でございます。また、11ページ、12ページにございます15節の工事請負費の支出額が1,208万1,510円で、ここでは庁舎トイレ改造工事といたしまして1,178万2,680円を執行させていただいております。また、19節負担金の支出額が6,463万8,000円でございます。これは備考欄にも記載してありますように、搬入路検討に伴います備前前堀の橋梁新設工事の下部工事の費用でございます。宮代町に事業をお願いしてある関係から、負担金という形で支出をしております。
次に、第3目公平委員会費でございます。予算現額が15万4,000円に対しまして支出済額10万5,800円でございます。これは、報酬及び議員さんと一緒に1回研修に行っておりますので、これらの旅費でございます。
第2項の監査委員費でございます。予算現額が9万4,000円に対しまして執行額7万6,333円でございます。これは、報酬及び年1回の決算審査の際の費用弁償、決算議会出席の費用弁償でございます。
次に、第3款の衛生費でございます。予算現額が16億9,686万7,000円に対しまして支出済額15億4,743万4,035円となりまして、その執行率は91.2%となっております。この衛生費は、現業部門における職員の人件費及び塵芥処理費、し尿処理費の関係経費を執行してございます。
まず、第1目の清掃総務費でございます。予算現額が4億8,873万5,000円に対しまして支出済額4億6,759万9,482円の執行となりまして、執行率は95.7%でございます。主な内容としましては、職員の給与費等の人件費のほか、13ページと14ページ、19節の負担金補助及び交付金から生ごみ処理容器等補助金、資源集団回収事業報償金を支出しております。特に11年度から新たに電気式生ごみ処理機につきましても補助を開始しております。また、新規事業といたしましては、18節の備品購入費に明記してございますように、収集業務の効率を図るために収集車に無線を設置する簡易無線局無線装置といたしまして192万5,490円を支出しております。
15ページ、16ページをお願いします。次に、第2目の塵芥処理費でございます。予算現額が10億9,966万6,000円に対しまして支出済額9億8,342万3,579円となりまして、その執行率は89.4%でございます。主な事業の内容といたしましては、13節の委託料として支出済額が6億8,286万9,207円でございますけれども、一般廃棄物最終処分業務の焼却灰が2,957トン、不燃残渣が792トン、汚泥243立方メートル等々の処分に対しまして1億3,212万7,915円を支出いたしております。また、プラスチック固形燃料化業務といたしまして、2億69万2,800円の執行となっております。また、新規事業としまして、クレーン運転業務委託としまして2,444万4,000円を支出しております。また、繰越明許費としまして、翌年度繰越額441万円をお願いしてございます。これは、ダイオキシン類測定調査業務委託でございまして、報告第1号で報告させていただいております内容でございます。
次に、17ページ、18ページをお願いいたします。15節の工事請負費では、2億5,620万5,250円を支出しております。ここでは、ごみ処理焼却炉の1号炉、2号炉の整備工事といたしまして1億500万円を支出しております。また、新規事業といたしまして、ダイオキシン対策として活性炭吹き込み装置設置工事を行い、5,355万円を支出させていただいております。また、繰越明許費としまして、翌年度繰越額7,140万円をお願いしてございます。これは、ごみ処理施設集じん灰搬出設備設置工事でございまして、報告第1号で報告させていただいております内容でございます。次に、18節の備品購入費では731万9,340円を支出しておりますが、ここでは塵芥収集車1台の購入が主な内容でございます。
第3目し尿処理費でございます。予算現額1億846万6,000円に対しまして支出済額9,641万974円となりまして、その執行率は88.9%でございます。
19、20ページをお願いいたします。し尿処理費の新規事業といたしましては委託料のし尿収集業務がございまして、1,323万円を支出しております。15節の工事請負費につきましては、備考欄にも記載してございますように、維持管理の各種工事を実施いたしました。支出済額が3,091万950円でございます。
次に、4款の公債費でございます。予算現額が5,397万5,000円に対しまして支出済額5,397万3,428円となりまして、元金、利子、いずれも起債償還年次計画に基づきましての執行をしております。
第6款の予備費につきましては、備考欄に記載しておりますように、第4款公債費、1項2目23節償還金利子及び割引料に105万1,000円を充当しております。よって、2,406万6,000円が不用額となっております。
以上が、平成11年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算書の補足説明でございます。
引き続きまして、議案第6号 平成12年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)につきましてご説明を申し上げます。別冊の補正予算書をごらんいただきたいと存じます。
まず、予算書の1ページをお開きいただきたいと思います。歳入歳出予算の補正でございます。第1条関係でございます。予算の総額に歳入歳出それぞれ11万8,000円を追加いたしまして、その総額を20億7,511万8,000円に改めたいということでお願いをしてございます。以下、歳入歳出補正予算につきましては、事項別明細書によりましてご説明をさせていただきます。
事項別明細書の4ページ、5ページをお願いいたします。まず、歳入でございます。款分担金及び負担金、項分担金でございます。第1目の組合負担金でございますが、補正額1億680万円を減額いたしてございます。これは前年度の繰越金が確定しており、負担金の減額補正をお願いするものです。
次に、繰越金でございますけれども、補正額1億691万8,000円を増額いたします。これは、平成11年度からの繰越金を今回補正させていただくものでございます。
次に、歳出でございます。6ページ、7ページをお願いいたします。予備費でございますけれども、第1目の予備費でございます。補正額11万8,000円を増額いたします。内容としましては、繰越金の端数を予備費に増額補正をお願いするものでございます。
以上が議案第6号 平成12年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)についてでございます。
次に、報告第1号 繰越明許費繰越額の報告についてご説明申し上げます。議案別紙をご参照いただくようお願い申し上げます。款衛生費、項清掃費、ダイオキシン類測定業務委託、繰越金額は441万円でございます。11年度事業の焼却炉整備工事がすべて終了した時点でのダイオキシン類の測定を行ったわけでございますが、その調査結果報告につきましては翌年度の提出となりまして、当該年度中にその業務の履行を確認することができなかった関係で繰り越しをお願いしたものでございます。
次に、ごみ処理施設集じん灰搬出設備設置工事、繰越金額は7,140万円でございます。ごみ処理施設の1号炉、2号炉の整備工事等の調整に期間を要したため繰り越しをしたものでございまして、これは既に本年6月に完成しております。
以上、補足説明とさせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○議長(神田政夫君) 以上で補足説明を終わります。
この際、監査委員より平成11年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算の審査について報告を求めます。
榎本代表監査委員、お願いします。
〔代表監査委員 榎本善司君登壇〕
○代表監査委員(榎本善司君) おはようございます。ご指名いただきました監査委員の榎本でございます。平成11年度久喜宮代衛生組合一般会計の決算の審査をいたしましたので、意見書によりましてご報告させていただきます。
意見書をご参照ください。1ページをお開きいただきたいと思います。
決算審査意見の提出について
地方自治法第233条第2項の規定により、審査に付された平成11年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算を審査したので、次のとおりその意見を提出する。
2ページをお開きいただきたいと思います。
平成11年度久喜宮代衛生組合一般会計決算審査意見
1、審査の対象でございますが、
(1)平成11年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算
(2)平成11年度実質収支に関する調書
(3)平成11年度財産に関する調書
以上の3件を審査の対象といたしました。
2、審査年月日でございますが、平成12年8月9日に審査をいたしました。
3、審査の方法でございますが、平成11年度一般会計決算書及び法令で定める書類等に基づき、その計数の正否や予算執行状況の適否を主眼として審査を行いました。
4、審査の結果
審査に付された一般会計決算書及び法令で定める書類は、いずれも法令に準拠して調製されており、計数も関係諸帳簿と照合した結果、正確であり、予算執行は適正になされているものと認められました。
3ページをお開きいただきたいと思います。
5、審査の概要及び意見
(1)総括でございますが、平成11年度一般会計の決算状況は、次のとおりになっております。
歳入決算総額21億6,667万8,260円で、前年度に比較して13.5%の減少となっております。また、歳出決算総額は19億4,245万469円で、前年度に比較して17.6%の減少となっております。
(2)一般会計
ア、歳入でございますが、決算状況を前年度と比較いたしますと、次のとおりでございます。歳入決算額は21億6,667万8,260円で、収入率は対予算現額100.6%、対調定額100.0%であり、前年度歳入決算額25億348万7,810円と比較いたしますと3億3,680万9,550円、13.5%の減少となっております。
以下、款別の歳入状況につきましては、4ページ、5ページに記載してあるとおりでございます。
6ページをお開きいただきたいと思います。
イ、歳出でございますが、決算状況を前年度と比較いたしますと、次のとおりでございます。歳出決算額は19億4,245万469円で、予算現額21億5,290万7,000円に対しまして執行率が90.2%であり、前年度の執行率94.6%に対しまして4.4ポイント下がっております。
以下、款別の歳出状況につきましては、6ページ、7ページに記載してあるとおりでございます。
8ページをお開きいただきたいと思います。
(3)実質収支に関する調書でございますが、実質収支に関する調書の記載事項は、適正に表示されているものと認めました。
(4)財産に関する調書でございますが、財産に関する調書の記載事項は、適正に表示されているものと認めました。
(5)結びといたしまして、平成11年度における主要な事業は、先に述べたとおりであるが、活性炭吹き込み装置によりダイオキシンの排出削減に取り組まれたこと、全国的に見てもトップクラスにある資源化率をさらに高めたことなど、引き続き環境に与える負荷の低減に努められたことを高く評価するものであります。
高齢化の進展とともに生活様式が多様化する今日、分別の徹底とさらなる資源化の取り組みには困難な課題があるものと推察いたしますが、環境問題の解決のため、今後においてもさらなる減量化に取り組まれることを強く要望するものであります。
また、衛生組合の最大の懸案事項である新設炉等の建設については、新設炉検討委員会からの答申を受け、衛生組合の基本方針を明らかにされましたが、新設炉等の建設は管内住民の生活に密着した重要な問題であります。
その実現のためには数多くの課題があると推察いたしますが、早期実現に向け、今後とも誠心誠意取り組まれるよう強く要望するものであります。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) ありがとうございました。
以上で決算審査の報告を終わります。
ここで暫時休憩いたします。
休憩 午前9時33分
再開 午前9時47分
○議長(神田政夫君) 再開いたします。
◇
◎提出議案に対する質疑
○議長(神田政夫君) これより日程第7、提出議案に対する質疑に入りたいと思います。
まず、議案第5号に対する質疑をお受けいたします。
なお、この議案につきましては、歳入と歳出とを分けて行います。
まず、歳入からお受けいたします。
加納議員。
〔10番 加納好子君登壇〕
○10番(加納好子君) 10番、加納です。財産収入、財産売払収入について少しお聞きしたいと思います。
年々この売払収入が下がっているのですが、平成9年は3,159万円、それが平成10年は2,318万円、11年度決算では2,169万円ですね、大体。そうしますと9年から10年の間には840万円のマイナスでありまして、平成10年から11年を比べてみますと149万円のマイナスになっています。これを品目別に見てみますと、単価の下がり方がこんなに下がるものかというのが少し疑問に思いますので、この点を詳しく説明していただきたいと思います。
例えば瓶に関しては、平成9年が1円88銭、平成10年1円07銭、平成11年度、今年度が48銭ですか、アルミなのですが、これは平成9年78円84銭、平成10年18円19銭、それが3円15銭ですか、この下がり方がかなり激しいですが、この辺の背景となる事情を詳しく伺いたいと思います。
全部そうです。細かいことを申し上げますと長くなりますので、それは後でもし必要であれば申し上げたいと思いますが、要するに半分というような感じではなく、中には10分の1ぐらいになっている単価があります。3月の時点の12年度予算のときに少しお伺いしたときには、引き取り価格は上がる傾向にあるというようなお話を承ったと思うのですが、この点についてはいかがでしょうか、お願いします。
○議長(神田政夫君) 業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) お答えいたします。
物品の売払収入のご質問でございます。ご質問がございましたように、確かに年々売却収入というのは下がってきてございます。逆に資源化率につきましての資源回収量というものは、当然増えてきてございます。ご質問のいわゆる単価の問題でございますけれども、ちょっと細かくなりますけれども、申し上げたいと思いますけれども、まずこれは調書の方の11ページをごらんいただきながら、ちょっと説明したいと思います。
まず、瓶の関係でございますけれども、ご承知のように、瓶というものは白と無色、これにつきましては以前から売却ということでの有償譲渡になってございます。これにつきましては、平成9年度には3円でございました。平成10年度と平成11年度の7月までが2円ということで、8月以降が1円ということでキロ当たりの単価が下がってきてございます。ほかの茶色とかその他の色につきましては、従来からのゼロ円ということでの引き取りになってございます。
それから、アルミ関係でございますけれども、私どもの粗大ごみ処理施設から選別処理で発生いたしましたアルミ類、これにつきましては平成9年度当時というのはキロ当たり80円というような高い値段での譲渡ができたわけでございますけれども、もう11年度に入りましてはやはり11年度の8月からはキロ当たり20円の逆有償になってきたという状況がございます。
同じように被覆線につきましても、これにつきましては現在11年度の8月からは1円ということでの売却でございます。そのほかアルミ缶、これにつきましては従来からの70円で据え置きとなってございます。
そのほか、今度は紙類になりますけれども、古新聞につきましては9年当時はキロ2円でございました。平成11年度に入りましてからは1円ということで、半値でございます。それから、段ボールにつきましても9年度当時は2円でございましたけれども、11年に入りましては1円ということで、これも半値になってございます。
それらのいわゆる単価が下がってきてございます。要するに私どもはあくまでも市場価格での売却でございますので、どうしても私ども卸業者の方と処理業者の方と調整をいたしはしてございますけれども、このような形でのいわゆる単価が下がったということで、全体的には売却の総額につきましては年々下がってきているという状況でございますので、ひとつその辺はご理解いただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) 加納議員。
〔10番 加納好子君登壇〕
○10番(加納好子君) 再質問をさせていただきます。
今ご答弁いただいたので、瓶についてはワンウエー瓶が最近多いです、ワインなんかの普及で。これについてはそういう状況なのだろうなというのがわかるのですが、例えば紙についてであります。紙なのですが、これが資源新聞等によりますと、引き取り価格ですが、例えばざつがみが……引き取りです、あくまで。引き取り価格は、業者によって多少の違いはあるかもしれませんが、ざつがみが2円で段ボール5円、新聞は6円、古衣料が2円、こういうような引き取り価格になっているというふうに聞いています。こちらの場合、委託して持っていく運搬費とか、そういったこともひっくるめた単価になるので、その辺の微妙なところはわかりませんが、仮に新聞が6円で引き取られるとすると、1トンだとしますと、これが100万円か600万円かの差になるわけです。
それから、段ボールにしても、1円ということになりますと……これは途中の運搬は別にしてです。これは後でここのところの運搬費がどのような割合になっているかということの問題になってきますが、これ委託先に任せていて詳しい計算ということが出てこないと、あるいはかなりの損をしているのではないかという心配が私なんかは出てきたわけです。
新聞に関しては、この中の運搬費を入れたとしても、例えば向こうに引き渡し価格が運搬を引いて2円ということになったとしても、1円と2円では1,600トンぐらいの回収量になるわけですから、これが単純に計算しても100万円以上の差が出てくるのではないかと思うのですが、こういう計算の仕方はどういうふうなところで、こちらでもきちっとやっているのでしょうか。運搬費がこれぐらいかかるので、これを引いてこういうふうになるというふうなことを計算しているのでしょうか。それとも委託して持っていってもらう、引き取る、例えば栗原紙材に持っていってもらう、そことの調整はこちらで直接やっているわけではないので、詳しいところがわかってこないというのがあるのではないかと思うのです。ざつがみに関しても、無償か、それから有償か、引き取り価格、例えばここで言っている2円だとすると、運搬費がどれぐらいかかるかはわかりませんが、これについてはもっとトン数が多いわけですよね、ざつがみは。3,000トン近くなるのですよね、ざつがみ、雑誌で。3,000トンということになると、やはりここに計上されてくる売払額には、かなりの差が出てくるのではないかと思うのです。
もう1つ参考までに申し上げたいのですが、古衣料に関しては、私が調べたところによると2円から3円の間の数字なのです。そうすると、ここに数字のマジックがあって、古衣料に関しては485トンの回収量です。これを3円15銭の単価で計算してかなりいい単価で引き取ってもらっているというふうに考えていると、これは本当は2円ぐらいなのかもしれない、向こうの引き取り価格が。そこを3円にして、かなりここで割合売払額がいいなというふうなことで考えてみますと、それと引きかえに新聞とか雑誌のところでかなり回収量が多い。そこの計算をきちっと、運搬費等の必要な経費を引いた場合どのぐらの本当は売払額なのかということをきちっと押さえていただきたいというのがあるのですが、そこの点はいかがでしょうか。
○議長(神田政夫君) 業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) お答えいたします。
私ども、単価につきましては、回収選別業者、委託業者の方と当然年々調整を行っておるわけでございます。市場価格というものは、当然私どもも把握してございます。ただ、私どもの方としては、あくまでも市場価格で出ている値段というのは、卸問屋の方にいわゆる私どもの方できちんと一定のレールといいますか、製品として送り込んだ値段が市場価格で出ておるのが、議員さんの方で先ほど申し上げられた値段かと思います。
ですから、私ども、そこまでのいわゆるきちんとした位置づけをしてございませんで、その辺の処理費と運搬経費等を含めますと、当然市場価格とはどうしても差が出てくるという状況でございます。そのような状況から、やはりこのような単価が設定されているということでございますので、ご理解いただきたいと思います。
それから、先ほど古衣料の関係でのお話がございましたけれども、古衣料につきましての市場価格というのは、いろいろ市場価格の冊子を見ますと、古衣料、ぼろ類については、あくまでも自治体の時点での引き取り価格ということで、古衣料については他のものとのいわゆる市場価格の設定値が、値段が違うということで一応私ども承知してございますので、その辺も含めてご理解をいただきたいと思います。
いずれにいたしましても、私ども、せっかくきちんと分別していただきました有価物でございますので、今後につきましても処理業者の方と価格についても十分ひとつ調整を行いながら検討していきたいというふうに考えてございます。よろしくお願いしたいと思います。
○議長(神田政夫君) 加納議員。3問目です。
〔10番 加納好子君登壇〕
○10番(加納好子君) 要望をお願いします。
先ほど課長のご答弁でよくわかりました。しかし、委託業者に結局任せているというところで、細かい数字は把握しているとおっしゃいますが、必要経費と運搬費がどれぐらいか、細かいところを報告してもらって、売払額というのはやはり押さえていただきたいと思います。これから資源化率が上がって回収量も増えていくということは、この単価の1円とか何銭単位でかなりの金額に違いが出てくると思うのです。これを漫然と任せているということは、有価物ですから住民に対してもかなりの損害を与えてしまうというようなおそれもありますので、要望として申し上げておきたいと思います。
それから、住民の方はよくわからないで、例えば自分たちが分別して出しているのはかなりいいことをしていて、それがかなり環境とか、税金を使っている経費なんかのところでは削減につながっていると思っているのですが、牛乳パックなんか本当にきれいに分別して出している人がいますよね。そういうものが今や無償の資源なのかということなんかもよくわからないと思いますので、やはりそこら辺は回収量は多くなっているわけですから、把握してできるだけ売払価格にそれが反映してくるように、細かいチェック、細かい報告の提出を促していただきたいと思います。
以上、要望です。
○議長(神田政夫君) 以上で加納議員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございませんか。
猪股議員。
〔6番 猪股和雄君登壇〕
○6番(猪股和雄君) 歳入の塵芥処理手数料でお伺いします。
毎年聞いておりますけれども、多量排出事業者ごとの排出量、搬入量とその前年比較増減をお願いしたいと思います。特に医療系と造園、毎年これも問題にしていますけれども、それがどのように変わっているのか、その評価についても、特にこの医療系と造園についてはお願いしたいと思います。
それから、手数料の最高額、多量排出事業者、年間の最高額は幾らになるのかお願いしたいと思います。
それからもう一つ、これは当局としての見解、評価をお聞きしたいのですが、塵芥処理手数料で調書を見てみますと、組合の収集の分が年々減ってきていて自己搬入の分がだんだん増加しているという形になってきていますけれども、これを見ますと、つまり多量排出の事業者の分が多くなってきて、いわば少量排出している事業者については組合収集、その分が努力によって減ってきているというふうに考えられるのですけれども、その点についてはどのように認識していますか、お願いしたいと思います。
○議長(神田政夫君) 総務課長補佐。
〔総務課長補佐 石井信幸君登壇〕
○総務課長補佐(石井信幸君) 多量排出事業所の平成10年度と平成11年度の搬入量の比較を申し上げます。最初に言うのが平成10年度、後からが平成11年度でございます。
イトーヨーカ堂久喜店、242トンから294トン、プラス52トンの増加でございます。それから、すずのき病院、141トンから139トン、マイナス2トンでございます。日本工業大学、109トンから116トン、7トンの増加でございます。久喜シルバー人材センター、79トンから116トン、37トンの増でございます。それからコスモ、98トンから102トン、4トンの増でございます。それから門井造園、84トンから86トン、2トンの増でございます。それから新井病院、102トンから84トン、18トンのマイナスでございます。ライフストア宮代店、60トンから73トン、13トンの増でございます。それからダイエー久喜店、63トンから72トン、9トンの増でございます。それから高山造園、70トンから72トン、2トンの増となっております。マルヤ宮代店、54トンから66トン、プラス12トンでございます。鶴寿荘、52トンから54トン、2トンの増でございます。宮代町給食センター、60トンから54トン、マイナス6トンでございます。ロヂャース久喜店、57トンから48トン、マイナス9トンでございます。蓮江病院、39トンから40トン、1トンの増でございます。ますかわ電気、25トンから37トン、プラス12トンでございます。久喜高等学校、31トンから35トン、4トンの増でございます。地産ストアー青葉店、37トンから34トン、マイナス3トンでございます。久喜トイザらス店、30トンから29トン、マイナス1トンでございます。高砂製菓、33トンから27トン、マイナス6トンでございます。ニュー八雲、29トンから27トン、マイナス2トンでございます。久喜の里、19トンから26トン、7トンの増でございます。華屋与兵衛久喜店、27トンから25トン、マイナス2トンでございます。ショッピングひまわり青葉店、26トンから25トン、マイナス1トンでございます。庄屋動物公園東口店、20トンから25トン、プラス5トンでございます。与野フード和戸店、29トンから25トン、マイナス4トンでございます。それと与野フード久喜店、29トンから24トン、マイナス5トンでございます。三高商事株式会社、23トンから24トン、1トンの増でございます。マルヤ久喜店、22トンから24トン、2トンの増でございます。高木病院、30トンから23トン、マイナス7トンでございます。ファミリーマートインター店、20トンから23トン、3トンの増でございます。それから土屋病院、19トンから22トン、3トンの増となっております。ショッピングひまわり本町店、24トンから22トン、マイナス2トンでございます。ビッグボーイジャパン久喜店、21トンから21トン、プラス・マイナス・ゼロでございます。東武動物公園駅、21トンから21トン、プラス・マイナス・ゼロでございます。イサミ、20トンから21トン、1トンのプラスでございます。久喜啓和寮、22トンから21トン、マイナス1トンでございます。和風レストラン天狗、21トンから21トン、プラス・マイナス・ゼロでございます。久喜北陽高校、22トンから21トン、マイナス1トンでございます。老人ホームみどりの森、19トンから21トン、2トンプラスでございます。久喜工業高等学校、18トンから19トン、プラス1トンの増でございます。久喜警察署、19トンから18トン、マイナス1トンでございます。コスモ久喜店、19トンから18トン、マイナス1トンでございます。宮代養護学校、18トンから16トン、マイナス2トンでございます。ヴェジタブルショップモリタ、18トンから16トン、マイナス2トンでございます。ヤマフジ久喜店、20トンから15トン、マイナス5トンでございます。佐々木商事、18トンから15トン、マイナス3トンでございます。JR東日本久喜駅、36トンから13トン、マイナス23トンでございます。食品キャロット、23トンから12トン、マイナス11トン。トミタカ、19トンから10トン、マイナス9トンでございます。合計しますと2,137トンから2,192トン、プラス55トンでございます。それで、増えた業者が50社中22業者、減った業者が25社、プラス・マイナス・ゼロが3でございます。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) 業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) 私の方から2点目、3点目につきましてお答えをいたします。
まず、11年度におきます一番の多量排出事業所でございますけれども、11年度1年間で年間293トンの搬入をしてございます。金額で申し上げと146万9,450円ということでございます。
それから、2点目のいわゆる自己搬入が多いだろうというご指摘いただいたわけでございます。確かに持ち込みの事業者、いわゆる従量制の事業者でございますけれども、平成11年度におきましては、前年度の10年度と比べまして17件の事業所が増えてございます。ただ、逆に定額制の方の事業者は減ってございまして、要するにごみの量といたしましては、定額制が前年度10年度と比較いたしますと約30トン程度減ってございます。逆に従量制の方は17件増えて、数値的には約10トン程度の持ち込み量増加という内容でございます。よろしくひとつお願いいたします。
○議長(神田政夫君) 総務課長補佐。
〔総務課長補佐 石井信幸君登壇〕
○総務課長補佐(石井信幸君) 造園とかの業者の関係なのですけれども、平成10年度と平成11年度においては余り差がありません。しかし、同じ平成11年の4月から9月、それから平成12年度の今出ております4月から9月、これを比較しますと、造園業者の場合ですと、門井造園さんが38トンから17トン、マイナス21トンになっております。それから、高山造園、37トンから1トン、マイナスの36トン、それから、大植というところがあるのですけれども、17トンから5トン、マイナスの12トンになっております。これの理由をちょっと聞きましたところ、チップ化の機械を導入したり、あとは何か再利用しているので、かなり減ったということでございます。
以上です。
○議長(神田政夫君) 猪股議員。
〔6番 猪股和雄君登壇〕
○6番(猪股和雄君) ありがとうございました。
今数字は言ってもらいましたが、後で整理しますが、病院関係についてはどのように評価をされていますかお願いをしたいと思います。
それと、定額制の方が減っているけれども、従量制、持ち込みの方が増えているということで、これは総体的に評価すると多量排出事業者については全体として増えているということで受け取っていいのか、そういうことで考えられるのかどうか、ちょっとそれだけお願いします。
○議長(神田政夫君) 総務課長補佐。
〔総務課長補佐 石井信幸君登壇〕
○総務課長補佐(石井信幸君) 病院の関係ですけれども、平成10年度と平成11年度を比較すると、大した差はないのですけれども、やはり平成11年4月から9月、平成12年の4月から9月を比較しますと、新井病院が46トンから36トン、マイナス10トンになっております。それから、蓮江病院が22トンから18トン、マイナスの4トンになっております。それから高木病院、13トンから9トン、マイナスの4トンになっております。それから土屋病院、12トンから11トン、マイナスの1トンになっております。
それと、多量排出事業所の搬入量の関係なのですけれども、搬入量にいたしましては、先ほど申しましたように、上位50社、これを集計しますと、50社で10年度と11年度を比較しますと、55トンの増ということになっております。この中で増えたのが久喜のイトーヨーカ堂久喜店、これが52トン増えていますので、ほかの多量排出事業所についてはほぼ同じ、横ばいということで、ヨーカ堂さんが増えたということです。昨年ヨーカ堂さんが増えましたので、私どもちょっと要望いたしましたところ、また同じ11年の4月から9月と平成12年の4月から9月を比較しますと167トンから154トン、わずかマイナス13トンですけれども、幾らか減っている傾向でございます。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) 以上で猪股議員の質疑を終わります。
ほかに質疑ありませんか。
岡崎議員。
〔14番 岡崎克巳君登壇〕
○14番(岡崎克巳君) 公明党の岡崎克巳でございます。質問させていただきます。
使用料及び手数料の中で、し尿処理の昨年と比べまして件数が減りまして金額が増えているのですが、どういう状況でこういうふうな形になったのかご説明お願いします。
また、許可申請手数料の方も昨年と比べて大幅な減なのですが、この状況もお願いしたいと思います。
あと、財産に関する調書の中の物品の中で塵芥収集車ですか、これが減になっておりまして、し尿処理収集車に関しては売り払いということで歳入の方に載っているのですが、その塵芥収集車に関してはなかったのかどうか、またこの車は何年に購入された車だったのかお願いいたします。
あと、諸収入の部分でですが、雑入で送電線線下補償料、あと建柱土地使用料ですか、この内容についてもご説明をお願いいたします。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) 総務課長。
〔総務課長 篠原敏雄君登壇〕
○総務課長(篠原敏雄君) それでは、私の方から線下補償料の関係と建柱土地使用料の関係につきまして、ご説明を申し上げます。
まず、線下補償料でございますけれども、こちらは東京電力の高圧線が衛生組合の敷地の上を通っていることに対します補償料でございまして、3年に1回、3年分がまとめて支払われてございます。対象面積が1,251.82平米ございまして、これが単価が690円、これの3年分ということで、こちらにございます259万1,000何がしの歳入となってございます。
それから、建柱土地使用料でございますけれども、こちらにつきましては、テレビの共同受信施設というのがございますけれども、そのケーブルとかアンテナを私どもの敷地内の中に建てさせていただきたいということで、こちらが支持柱、これが4本、それから支持線ですか、これが1本ございまして、合わせて5本ございます。これが1本当たり年間1,100円でございまして、5本ですと5,500円、これは10年分一括ということでお支払いただいていまして、その金額が5万5,000円ということでございます。
私の方からは以上でございます。
○議長(神田政夫君) 業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) お答えいたします。
まず、し尿処理の方の手数料の関係でございます。し尿の処理の中では生し尿の分と浄化槽汚泥の分、それに平成11年度につきましては、久喜市の農業集落排水が新たに汚泥処理ということで搬入が新規に入ってまいりました。その辺での手数料関係になるわけでございますけれども、確かに平成10年度と比べますと200万円弱程度の収入が減ってはございます。それにつきましては、し尿の搬入が極めて減ってきたということでございまして、平成10年度と11年度を比べてみますと、約240件程度の生し尿のくみ取り件数が減ってきてございます。
それで、浄化槽につきましては、要するに横ばい傾向でございまして、それに加えて農業集落排水が11年度は735キロリットルという追加で入ってきてございます。その辺を総体的にいわゆる手数料で換算いたしますと、先ほど申し上げましたように200万円弱程度の手数料が減ってきているという状況でございます。
それから、ごみの方の関係でございますけれども、これにつきましては、これも現年度分の手数料としては若干減ってはきてございます。ただ、先ほど総務課長補佐の方からのいわゆる搬入ごみの中で、当然公共施設等の搬入等も入ってきてございます。その辺の関係から、どうしても手数料条例の金額的には減ってはきてございますけれども、ごみの量としては11年度は増えたという状況でございます。
それから、物品の売払収入の関係での収集車の代金収入でございます。これにつきましては、し尿収集車、バキューム車の2台の売り払い代金ということで25万7,250円、これの収入があるわけでございます。それで、塵芥収集車につきましては、あくまでも買いかえということで、新規に買ったごみ収集車と合わせて、その経費の中にごみ収集車の下取り分を含めての価格で購入してございますので、ここに記載はあくまでもくみ取り、バキューム車、そっくり2台廃止した案件だということでひとつご理解をいただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) 岡崎議員。
〔14番 岡崎克巳君登壇〕
○14番(岡崎克巳君) 再質問いたします。
先ほどちょっと答弁漏れでしょうか。何年車かということだったのですが、何年に購入したものをどれぐらいの金額で査定、下取りしていただいたのか、それをもう一度お願いいたします。
以上です。
○議長(神田政夫君) 業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) お答えいたします。
大変失礼いたしました。調書の方で12ページでございますけれども、収集車の売り払い代金内訳ということで、し尿収集車2台分でございます。25万7,250円ということでございます。この廃止した車の購入時期でございましたけれども、平成5年5月購入分と翌年の平成6年3月分の購入したバキューム車だということでございます。
〔「代替した方の収集車」と言う人あり〕
○業務課長(井上正夫君) 失礼いたしました。平成元年の塵芥収集車だということでご理解いただきたいと思います。
〔「下取り価格は」と言う人あり〕
○業務課長(井上正夫君) 下取り価格の関係でございますけれども、これにつきましては、私ども塵芥車購入に当たりましての設計金額の中に、あくまでも新規購入分と1台の塵芥処理車の処理分ということでの設計で入札施行したものですから、実際に請け負われた金額の中にその辺も含まれておるということで、1台下取り価格が何ぼというような形がちょっと細かくは入ってきてございませんので、ひとつお許しをいただきたいと思います。
○議長(神田政夫君) 以上で岡崎議員の質疑を終わります。
ほかに質疑ありませんか。
加藤議員。
〔4番 加藤幸雄君登壇〕
○4番(加藤幸雄君) 4番議員の加藤でございます。
もう既に私の予定していた質問も前段の方々がやってくれましたので、事項別明細書の1、2ページなのですけれども、手数料のところで許可申請手数料があります。これは調書の方で8件分ということはわかりますが、この許可申請の種類についてお願いをしたいと思います。
それから、3、4ページの雑入であります。予算現額に比べまして調定額が300万円と突出して多くなりました。今の質問の中で、恐らくこの送電線の下の補償料、これが259万円ですから、こういうものが予定外といいますか、どっと入ってきたということだと思うのですが、この予算を組むときにこうしたことは予定になかったのかどうか、その辺の経緯をちょっとお願いをしたいと思います。
それから、今の前段の議員さんの質問で塵芥収集車の買いかえの件ですけれども、買う車と、それから下取りに出す車と一括して設計をしているということなのですけれども、下取り価格が幾らだと、買う車が幾らだと、その相殺なのですけれども、それは設計書の中にきちんと書いてあるものではないでしょうか。その点ちょっと確認をお願いしたいと思います。
それから、調書13ページです。行政寄附金なのです。これは久喜、宮代各1件ずつで、それは宅地開発ということでわかるのですが、久喜市が1件について15戸、宮代が1件について10戸なのですが、ちょうどこの金額は久喜が宮代の倍になっているわけです、19万円の38万円ということで。この件数によるものではなくて、これは面積割といいますか、そういうものなのでしょうか、その点をお示しをいただきたいと思います。
それと、これも確認をしたいと思いますが、調書の11、12ページにわたりまして有価物の売り上げなのですが、先ほどの説明で、たしかアルミが平成11年8月から引き取ってもらうにもこちらからお金払わなければいけないというふうになったということでした。それで、11ページの有価物のアルミ、12ページには無償または逆有償としてのアルミが載っているわけですけれども、その辺の関係なのでしょうか、その点だけ確認をお願いいたしたいと思います。
以上です。
○議長(神田政夫君) 総務課長。
〔総務課長 篠原敏雄君登壇〕
○総務課長(篠原敏雄君) それでは、お答え申し上げます。私の方からは、お尋ねのありました5点のうち2点目と4点目についてお答えをさせていただきます。
まず、雑入の関係でいわゆる予算額に対しまして調定額が突出しているということで、予算計上時にどういう予算の計上をされたかというようなお話かと思います。議員さんのご指摘のとおりでございまして、こちらは雑入にあります送電線の線下補償料以下4項目ございますけれども、こちらにつきまして11年度の予算を計上する際に見込むことができなかったということでこのような結果になったものでございまして、今後十分注意してまいりたいと思います。
それから、4点目の行政協力金、この関係でございますけれども、こちらは開発指導要綱というものに基づきまして協力金としていただいておるものでございますけれども、開発戸数が6戸以上の場合にこちらは該当してまいります。それで、協力金の計算の仕方としましては、とりあえず5戸分をまず控除いたします。6戸を超える部分についていただくということでございますので、久喜の場合ですと15戸ですから、5戸を控除しまして10軒分ということで、1軒当たり3万8,000円ですから38万円、宮代の方につきましては、10戸で5軒分控除しますと5軒分ということで3万8,000円の5軒分で19万円と、このような形になってございます。
私の方からは以上でございます。
○議長(神田政夫君) 業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) お答えいたします。
まず、許可業者の関係でございますけれども、これにつきましては8社でございまして、すべてごみ収集運搬の許可業者の更新許可でございます。
それから、調書の12ページのアルミに関してのご質問でございます。無償または逆有償の資源量ということで、アルミということで12ページの調書に10.9トンの処理が記載されてございますけれども、このアルミにつきましては、平成11年の10月からは逆有償ということになってございます。9月までにつきましてはキロ3円で売却しておったわけでございますけれども、それらにつきましては、その前のページの中でのアルミ、9月分までの12.3トン、これが有償で入ってございます。12ページの方では10月分からの逆有償ということでの10.9トン、こういう形で逆有償で処理してございますので、その辺ひとつご理解をいただきたいと思います。
以上でございます。
済みません。それから、収集車の関係での下取りの関係でございますけれども、現在ちょっと書類を確認してございませんので、後ほどまたご説明申し上げたいと思います。よろしくお願いいたします。
〔「じゃ後ほど出していただくということですね。
わかりました」と言う人あり〕
○議長(神田政夫君) ほかに質疑ありませんか。
赤塚議員。
〔11番 赤塚綾夫君登壇〕
○11番(赤塚綾夫君) 11番の赤塚ですが、何点かお尋ねいたします。
まず、決算審査意見書の中で確認させていただきたいと思うのですが、2ページの4番、審査の結果の中で1行目から2行目のところに「調製されており」の「調製」という字がこれでいいのかどうかお尋ねしておきます。
それから、今も前段の議員の方から話がありましたが、要するに監査委員ですからお尋ねするのですが、先ほどの協力金のことなのですけれども、久喜市は1件15戸、宮代町は1件10戸ということだったのですが、監査委員の方からの報告ですと、その逆になっております。どちらが正しいのか確認させていただきます。
それから、成果表をもとにお尋ねしますが、3ページの「収入の状況」というところで、2番の使用料及び手数料があるのですが、これは10ページと計算しますとちょっと16万6,000円ほど合わないのですが、それはどういうわけか、また集金による収入額についてどのくらいあったのかお尋ねいたします。
それから、11ページの、私はちょっとわからないので聞くのですけれども、アルミとアルミ缶の単価も違うので、そのアルミというのとアルミ缶の違いをちょっと教えていただきたいと思います。
あと、下取りの件で話がさっきありましたけれども、平成元年の車だと11年ぐらいたっていますから、ほとんど下取りの価にならないのではないかと思うのです。最近の自動車の販売なんかはそういう傾向になっておりますから、むしろお金を出さなければ引き取らないというような状況です。そういう状況ですから、し尿収集車2台は売ってあるのですが、その売却先はどこなのか、ごみ収集車についてもそういうことができなかったのかどうか、その辺についてお尋ねいたします。
以上よろしくお願いします。
○議長(神田政夫君) ここで休憩します。
休憩 午前10時40分
再開 午前10時56分
○議長(神田政夫君) 再開します。
休憩前に引き続き赤塚議員の質問にご答弁願います。
総務課長。
〔総務課長 篠原敏雄君登壇〕
○総務課長(篠原敏雄君) 私の方から、赤塚議員さんからお尋ねのうち監査委員さんからの意見書の関係についてお答えをさせていただきます。
まず最初は、1ページ目の「調製」という文字について、この文字でよろしいのかというお尋ねかと思いますけれども、この「調製」という言葉は自治法の方に決算の項目のところで出てくるのですけれども、自治法上で「決算を調製し」という言葉が出てきます。そこで使われている言葉がこの「調製」という文字でございまして、この文字で間違いないというふうに思っております。
それから、意見書の4ページの寄附金のところと、それから調書の方の寄附金との記載の違いということでございますけれども、こちらにつきましては大変申しわけございません。私ども事務局の不手際でございまして、決算に係る成果書の方が正しい記載でございまして、こちらの意見書の方が間違いでございます。大変申しわけございませんでした。それで、この場でご訂正をお願いしたいのでございますけれども、意見書の4ページ、第4款寄附金のところで下から2行目、「内訳は、久喜市」とありますが、こちらを「宮代町」にご訂正をいただきまして、その下の「宮代町」を「久喜市」の方にご訂正をいただきたいと存じます。大変申しわけございませんでした。
○議長(神田政夫君) 業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) お答えいたします。
まず、アルミの関係でございますけれども、「アルミ」と「アルミ缶」の違いということでございますけれども、まず「アルミ」というだけで表示してございますのは、私どもの粗大ごみ処理施設、ここへ粗大ごみ、いわゆる不燃物等も含めまして、この処理施設で細かく粉砕、選別等を行った中で「アルミ」というものが分別されて出てきています。それを「アルミ」という形での表示をしてございます。
もう一方の「アルミ缶」ということは、住民の方々にいわゆる資源リサイクルとして「アルミ缶」として資源物で出していただいているものでございまして、その辺が「アルミ」と「アルミ缶」の違いだということでご理解をいただきたいと思います。
それから、もう一点、収集車の買いかえの関係でのご質問をいただきました。これは先ほど加藤議員さんからもご質問をいただいたわけでございます。ごみ収集車につきましては平成元年度の収集車だということで、私どもはあくまでも買いかえに当たって、その処理代としてゼロ査定を行っての措置でございまして、下取り価格はゼロということでの車の新規購入に当たったということで、ひとつご理解をいただきたいと思います。
〔「処分先」と言う人あり〕
○業務課長(井上正夫君) 失礼いたしました。それと、処分先でございますけれども、まずし尿収集車につきましては、スクラップ業者の方に処分をし尿収集車2台してございます。それから、もう一方の塵芥収集車につきましては、新規の車の購入ということで、車のメーカーに引き取らせたという状況でございます。
○議長(神田政夫君) ほかに質疑ありませんか。
林議員。
〔9番 林 恭護君登壇〕
○9番(林 恭護君) 成果に関する調書の方の11ページ、有価物売り上げ代金内訳の件で質問をさせていただきます。
プラスチック固形燃料2,737トン、これはこの2,737トン全量が大熊町の引き取りなのか、あるいは大熊町では契約トン数の上限があるのかないのか、この点が一つでございます。
それから、単価の1.05円、これはしばらく変わってないと思いますが、これは契約時からずっと不変であったかどうか教えていただきたいと思います。
それから、大熊町のダイオキシン調査、平成11年度、この結果の報告が来ていれば数値を教えていただきたい。
それから、この固形燃料を引き取っていただけるところは非常に特殊なところで、他にないからということであったかと思いますが、この大熊町の引き取り先以外の業者をできるだけ努力して探すべきであるということは何回も申し上げてきたと思いますが、その辺のご検討及び結果はいかがであったでしょうか。
それから、この固形燃料の原価の問題ですが、ここで固形施設を設置してつくっているわけでございますから、収集費は別といたしまして一定の原価がかかる。これはいわゆる支出の方で出てまいりますが、約2億円の処理費という委託処理費がございますが、それを原価として考えてよろしいかどうか。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) 業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) お答えいたします。
売り上げ代金の関係でございますけれども、大熊への固形燃料2,737トン、11年度製造したわけでございます。これにつきましては、11年度分につきましては全量を大熊町の方に譲渡しておるわけでございます。ただ、11年度にはすべて引き取りができませんで、平成12年度の中で11年度の製造分も引き取っていただいておったというのが現状でございます。
それから、トン1,000円の関係でございますけれども、これにつきましては当初からの契約どおり現在も変わってはございません。トン当たり1,000円ということで売却をしておるわけでございます。
それから、大熊町のクリーニング工場のボイラーのダイオキシンの発生の関係でございますけれども、これにつきましては年1回工場の方でダイオキシンを測定してございます。そこで、まず1号炉と2号炉があるわけでございまして、1号炉のボイラーにつきましてはことしの1月に測定を行ってございまして、排ガスのダイオキシン類濃度が3.3ナノグラムという結果が出てございます。それから、2号炉のボイラーの方でございますけれども、これは昨年の11月に測定をいたしまして、数値的には2.3ナノグラムという数値であったということで報告をいただいてございます。
それから、プラスチックのこれからの処理でございますけれども、私ども、基本的には大熊町の方に固形燃料ということで従来どおり引き続いてお願いをしていく予定でございますけれども、ご承知のように、ことしの4月からプラスチックの容器包装が始まったわけでございまして、大熊町の方でも私どもの固形燃料は年間2,100トン程度で抑えてほしいという要請もございました。ですから、その辺を含めまして、平成12年度の中では国の容器包装の指定法人ルートの方に約900トン近くを乗せていきまして、残りの2,100トン程度は従来どおりの大熊町に搬出していくということで平成12年度は進めてございますので、その2つのルートでこれから固形燃料を進めていきたいということでございます。
それから、固形燃料の製造の処理費の関係でございますけれども、これは決算書の方でもお示ししてございますように、固形燃料としての製造処理費ということでのことでございますので、よろしくご理解いただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) 林議員。
〔9番 林 恭護君登壇〕
○9番(林 恭護君) そうしますと、大熊町の方は今後年間2,100トンが限度になると。その上乗せ一応900トン考えて、これは収集処理者の方に頼むと。この場合にはこの900トンの容器包装法に基づく引き取りというのは、これは有償、こちらの持ち出しになるのでしょうか、逆有償になるのでしょうか、その点が一つです。
それから、このダイオキシン調査の結果数値はわかりましたが、必ずしもいい数字ではないと思います。こういう処理の仕方以外の固形燃料としてのプラスチックの処理の仕方は、現在全然考える方途がないのかどうか、もう一度お尋ねしたいと思います。
それから、先ほどの原価の問題ですが、予算書にあるとおりとおっしゃいましたが、これはやはり委託料2億円程度だと思うのですが、前年の11年度のこの年度の決算もそうだと思いますが、これが2,700トンで換算しますと多分70円ぐらいになろうかという感じがするのですが、これだけのお金をかけて固形燃料にして、引き取り価格が一応有償であればよろしいぐらいのところで1円という値段がついている。この辺の関係についてはどのようにお考えか、もう一度お尋ねしたいと思います。
以上です。
○議長(神田政夫君) 業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) お答えいたします。
まず、大熊町でのダイオキシンの発生の関係でございますけれども、これにつきましては、私ども工場側の方にダイオキシンの削減ということでのお話もしてございます。その辺の今後のダイオキシンの削減についてなお一層努力するよう、私の方からも要請をしていきたいと考えてございます。
それから、指定法人に乗せる分の関係でございますけれども、これにつきましてはあくまでも有償ではなくて、逆に指定法人のルートに乗せますと一定の処理単価がかかってまいります。そのいわゆるリサイクル委託料のうち市町村負担分ということで6%が市町村の方の負担割合になってございますので、その辺が再商品化の負担金ということで、逆に私どもの方がお支払いしていくという形で変わってくる状況でございます。
それから、プラスチックの製造の委託料につきまして、大変大きい数字での委託料になってございます。ただ、現実にプラスチックの量も年々増えてきてございます。それを現在の工場では所長以下4人の体制で毎日固形燃料をしておるわけでございます。設備的にも、やはり年々設備改善、修理等もございます。どうしてもこの程度の委託料の支出というものが出てまいります。この辺につきましては、年々単年度で契約してございますけれども、その辺も含めて私ども契約をお願いしておるわけでございますので、ひとつご理解をいただければと思います。
○議長(神田政夫君) 以上で林議員の質疑を終わります。
ほかに質疑はありませんか。
後上議員。
〔15番 後上民子君登壇〕
○15番(後上民子君) 15番、後上でございます。2点質問させていただきます。
第1点は、雑入のところで健康診断戻入金というのが27万1,778円ございます。これは調書の方を見ますと、15ページに職員健康診断ということで60名の方が受診されているという様子が書いてあるのですが、胃の検診が非常に少ない。これによるのでしょうか。どうして胃の検診だけがこんなに少なくなったのか、その辺の事情を説明していただければありがたいと思います。
それから、同じく調書の方の12ページ、参考ということで無償または逆有償の資源量というのが量としてございます。持ち出しの金額を教えていただきたいというふうに思います。
○議長(神田政夫君) 総務課長。
〔総務課長 篠原敏雄君登壇〕
○総務課長(篠原敏雄君) お答え申し上げます。
まず初めに、健康診断の戻し入れということでございますけれども、こちらにつきましては、実は平成10年度に健康診断をやったわけですけれども、その際にこちらの埼玉県の健康づくり事業団という財団法人がありまして、そちらに方にお願いをしてやっていただいたわけなのですが、請求をいただく際に、市町村の共済組合というのがございまして、そちらでもって負担していただく部分というのもあるわけなのですが、そちらを合わせて衛生組合の方にも請求をしてしまったということで、11年度中に10年度の決算を調製する際にそれがわかりましたので、これを事業団の方に返してほしいということでお話をしまして戻していただいたものがこちらの健康診断の戻し入れのものでございます。
それから、胃検診の受診者が少ないということなのですけれども、私どもといたしましても、職員の方には自分の健康は自分で守るという観点から、できるだけ受診するようにということでお願いをしてございますけれども、どうしても当日御飯を食べてきてしまったとか、そういった方が間々ありまして、受診率がちょっと少なかったというようなことでございます。健康診断は毎年やっておりますので、その都度できるだけ受診するようにということは職員の方にもお願いをしておりますので、そういう姿勢で今後もやっていきたいと思っております。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) 業務課長補佐。
〔業務課長補佐 伊東雅夫君登壇〕
○業務課長補佐(伊東雅夫君) お答えします。
無償または逆有償の量なのですけれども、アルミについては10.9トンで持ち出しが22万9,215円です。あとペットボトルです。これは持ち出しはなしです。雑誌・ざつがみについては、これもゼロ円で、なしです。牛乳パックについてもゼロ円で、持ち出しはなしです。次に、破砕鉄については、773.34トンで458万1,253円の持ち出しとなっています。未処理鉄については160.86トン、持ち出しは346万2,511円でございます。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) 後上議員。
〔15番 後上民子君登壇〕
○15番(後上民子君) 健康診断の方は是非健康を守っていただくという意味では徹底していただいて、皆さんが胃の検診を受けられるように是非お願いしたいと思います。
それから、逆有償の方はアルミとか破砕鉄、未処理鉄の方の持ち出しということで、ペットボトル、ざつがみ、牛乳パックについては持ち出しはないということでありました。これは大変結構なことだと思います。ただ、収集費用がかなりかかっているわけです。かつて衛生組合が牛乳パックとか、ペットボトルとは若干違うのですが、こういう資源ごみの回収というのを分別して始める前には、牛乳パックとか、それからプラスチックトレーなんかは、意識の高い人たちはスーパーでありますとか生協なんかに持っていっていたわけです。ところが、資源ごみということで回収していただくことになりまして、すぐ近くの回収場所に出せば資源ごみとして持っていっていただいて、それが資源として再利用される、しかもそれが有価物であるという意識が住民の中にはあるものですから、つい簡単に近くの資源ごみの回収場所に出しているのが実情です。でも、これはかなり収集費用がかかっておりますわけですから、それは税金になるわけです。ペットボトルも今非常に増えてきておりまして、持ち出し金額がゼロだからどんどん回収していいんだということではないのではないかという気がするわけです。是非衛生組合の方でも牛乳パックですとかペットボトル、それからプラスチックトレーなんかは業者の方に回収箱を設置するように働きかけるとともに、それから住民に対しても是非そういうところに持っていってほしいと、そうすればその分衛生組合の費用負担が減るのであるということを啓蒙していただきたいというふうに、これは是非要望しておきます。よろしくお願いいたします。
○議長(神田政夫君) 要望ですね。
以上で後上議員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございませんか。
原議員。
〔13番 原 進一君登壇〕
○13番(原 進一君) 歳入ですので、1点だけお聞きをしたいと思います。
先ほどの林さんの質問に対する答弁で、ダイオキシンが3.3、2.3ナノグラムという報告がございました。この数値ですと、基準を場合によってはオーバーする可能性があるのだろうと思うのです。その心配についてはどう考えるのかというのが一点です。
大熊町のやる前から調査をして、もっとダイオキシンについては十分規制できるんだというお話があったわけですが、ふたをあけてみますと、やっぱり塩ビがあるせいか、このような数値がこの間ずっと出されております。
今ご案内のように、私どもの新設炉をつくるに当たってのダイオキシンの数値は、排ガスで0.1か、ないしは0.01というのが議論の主流でありまして、3.3とか2.3という数値はもう論外になるものであります。地域住民の感情もありますし法規制もありますので、私は常々から容器包装の方にすべてを乗せていけということを提案をしていたわけでありますが、その点について。
1点は大熊町での処理の心配ということと、容器包装についての今後の取り扱い方についてお聞かせ願いたい。
○議長(神田政夫君) 業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) お答えいたします。
まず、先ほど申し上げました大熊町でのダイオキシンの発生状況を申し上げたわけでございますけれども、この辺の処理の心配をということでございます。確かに大熊町の方では先ほど申し上げましたような数値のダイオキシンが発生しておるということでございます。ただ、私どもの方は、大熊町の方とクリーニング工場の発生する排ガス、またそれ以外の排水等に関しまして、当然公害防止協定を結んで処置を行っておるわけでございます。私どもの方も当然大熊町の方からご相談なりお話等があれば、またそれに合わせて私どもの方も対応しなければなりませんけれども、現在のところその辺のお話も聞いてはございません。ただ、先ほど申し上げましたように、私どもいわゆる固形燃料を持っていってダイオキシンがこの程度出ているということでもございますので、今後とも十分工場側と、また大熊町の方との協議ということでご理解をいただきたいと思います。
それから、容器包装へこれから移行すべきというご質問でございますけれども、私ども現在固形燃料施設の、要するに始めた施設10カ年ということで債務負担行為をいただいて、その中で継続して固形燃料化をしておるわけでございまして、当面その間は固形燃料という形の中で大熊町のクリーニングの工場の方で利用していければという考え方があるわけでございます。ただ、指定法人ルートという国の制度に乗っかった形での処理というものも当然大事なことでございます。その辺を含めましてこれから十分今後検討していきたいということで、ひとつご了解をいただきたいと思います。
○議長(神田政夫君) 原議員。
〔13番 原 進一君登壇〕
○13番(原 進一君) まず、大熊町に関しては、このままの数値でいきますと維持できないという心配があるということを一つ申し上げておきますので、ぜひ大熊町と詰めながらダイオキシンの規制値を下げるような施策ということを要求をしていただきたいということを要望しておきます。
容器包装につきましては、法が不備のために、物をつくればつくるほど処理単価が下がるという、そういう日本の容器包装法の欠陥から、いわゆる製造規制どころか製造拡大になっている。ペットボトルに見られたように製造拡大になっているわけであります。製造拡大になって、なおかつ使う方が大量消費しているものですから、大量生産、大量消費の枠組みを、処理だけ市町村におっかぶされるという非常に大変な世界になってきているのだということは理解をしております。
しかし、不十分だとはいっても、容器包装法の再商品化は製造メーカーとか国とかが責任を持つものでございますから、我々としてはそういう再商品化のルートに乗せて、国や製造メーカーに責任を負わせながら、いわゆる監視をしていくという立場で市町村は今後いかざるを得ないのではないかと私は思っています。そういう意味では、プラスチック全量を容器包装法の再商品化に乗せるようご検討をいただきたいということを強く要望しておきます。
以上です。
○議長(神田政夫君) 以上で原議員の質疑を終わります。
ほかに質疑はありませんか。
木下議員。
〔3番 木下 篤君登壇〕
○3番(木下 篤君) 3番、木下です。2点お伺いいたします。
1点は、歳入の1ページ、2ページのところの塵芥処理手数料及びし尿処理手数料の中の不納欠損額及び収入未済額、この何件でその理由をそれぞれお知らせください。
もう1点です。先ほど猪股議員の方からいろいろと事業系一般廃棄物の従量制についての50の事業者、これについて10年、11年度の比較を含めて質問がありましたが、正直言いますと、私はあれを50も書くというのは本当にとても控えられません。これは非常に重要な内容のものだと思います。これを調査することによって、どこの事業者にどういうふうにするかというのは当然当局としても考えられている問題だと思いますが、それは事前にわかっているのであれば、これを一般的にもみんなにわかるようにこういうふうなのを提出してもらえればみんなも本当に勉強になると思うのですが、その点についてどうか。事前にということなのですが、お願いいたします。
○議長(神田政夫君) 業務課長補佐。
〔業務課長補佐 伊東雅夫君登壇〕
○業務課長補佐(伊東雅夫君) 私の方は、不納欠損額の理由と内訳についてお答えします。
ごみの手数料ですけれども、金額は5件で1万1,650円になっています。これは久喜市1件で1,600円、これは住所不明でございます。それから、宮代町4件で1万50円、これも住所不明です。以上がごみの処理手数料でございます。
続きまして、し尿処理手数料についてお答えします。全体で36件あります。金額が2万8,320円ということになっています。転出は久喜が4件、5,250円、宮代町が5件、1,950円、9件で7,200円。これが転出でございます。あと住所不明については、久喜が15件、9,375円、宮代町が10件で1万995円、住所不明、合計については25件で2万370円。あと死亡でございますけれども、久喜が1件で300円、宮代町が1件で450円、合計2件で750円。そういう内訳になっていますので、よろしくお願いします。
○議長(神田政夫君) 総務課長。
〔総務課長 篠原敏雄君登壇〕
○総務課長(篠原敏雄君) 多量排出事業者の情報について事前に配付をというお話かと思いますけれども、いろいろ情報の中身等もありますので、今後よく検討させていただきたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(神田政夫君) 業務課長補佐。
〔業務課長補佐 伊東雅夫君登壇〕
○業務課長補佐(伊東雅夫君) 申しわけないです。収入未済額の関係ですけれども、現在まで結構集金が進んでいます。9月8日現在の理由と収入金額についてお答えします。
ごみについては、4件で5,100円残っていますけれども、うち1件1,000円を収入いたしました。
あと、し尿ですけれども、47件、3万1,500円ありましたけれども、21件、1万4,565円収入しました。内訳、留守の家が3件、2,085円収入しました。あと転出先に請求した分ですけれども、これは12件で9,450円収入しました。あと住所不明については5件あったのですけれども、3,450円収入になりました。あと死亡については4件あったのですけれども、これを1,050円収入しました。倒産は2件あったのですけれども、これは300円。合計で26件で1万6,935円の収入となっております。
○議長(神田政夫君) 以上で木下議員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(神田政夫君) 以上で歳入に対する質疑を終わりといたします。
続きまして、歳出に対する質疑をお受けいたします。
質問する場合は、恐れ入りますが、決算書のページを示してから質問するようにお願いいたします。
原議員。
〔13番 原 進一君登壇〕
○13番(原 進一君) 歳出部門で質問させていただきます。今議長の言われましたように、ページを指定をしながら進めてまいりたいと思います。
まず、8ページ、調書で言いますと16ページのシンボルマーク、キャラクター選考のところで質疑をしたいと思います。これの活用方法についてお考えになっていれば教えていただきたいなと思います。埼玉県がマイバッグ運動を開始をいたしまして、具体的にバッグを持って買い物に行こうという運動を展開中でありますし、私も一緒に、市民の一人としてですが、前からやってきましたし県と一緒にやっております。
その内容を見ますと、事業者についてもレジ袋をなるべく節減するようにということの要請をしなさいとか、非常に市民の立場で見ても一緒にやれるような内容が濃く書かれておりますので、市におかれましても活用方法ということで、もう既にお考えになっているかもしれませんが、マイバッグにこのシンボルマークということを活用して何らかの形で市民に還元をしていく、示していきながらということを進める気があるかどうかお聞きをしたいと思います。
私どもの仲間がレジ袋を一つはかってみたり、細かくこの前言っておりましたけれども、15グラムあったり5グラムあったりということでありますが、先ほどプラスチックが非常に増えてきたというときに、私もちょっと申し上げたのですけれども、生産が非常にむちゃくちゃに勝手につくって大量生産して大量消費をしているという流れをどこかでとめないと、大熊町で処理しようが容器包装で処理しようが、プラスチックの世界は環境破壊そのものになっていくのだろうと思っています。
そういう意味では、マイバッグがすべてではありませんけれども、レジ袋をもらわない運動をぜひ県と一緒にこのシンボルマークのキャラクターを使いながら具体的に袋をつくってやることをしてもらいたいと思いますけれども、その点についてまずお聞かせ願いたいと思います。
2点目です。ちょっと飛びますけれども、14ページの負担金補助及び交付金です。これはその中の電気式生ごみ処理機、生ごみ処理容器、EM菌、堆肥化で言えば自家生産、自家処理という部分であります。これも調書の中に載っておりまして、基数と処理費用が調書の18ページの下段に、今までの設置したのが4,508基で、ことしが353世帯というか、3基といいますか、数は載っております。
先議会で発表された堆肥化計画というのが、平成12年6月1日の「衛生組合だより」で新炉建設スケジュール案と同時に市民に公表されているわけでありますけれども、一つはこの中でいわゆる自家生産、自家処理の部分をどのぐらい位置づけているのかということを、まず一点お聞きしたいと思います。
2点目は、この堆肥化推進計画の中で平成12年度でチップ化ということが言われておりますし、小型機器4基ということも言われております。そのことについてはどうなのか、あわせてお聞かせ願いたいと思います。
チップ化につきましては、今回の議会の議論で一般家庭のチップ化といわゆる事業者のチップ化と分けて議論されておりましたので、それぞれの進捗状況についてお答え願いたいと思います。
あわせて前議会の中で堆肥化という議論で、自家生産、自家処理を柱にしながらも堆肥化推進計画で平成27年度に20トンプランということが提案されたところ、ほとんどの議員さんから前倒しをしろというか、いわゆる焼却炉の規模にはね返るような堆肥化をやったのがいいというような意見が相次いだわけでありまして、ぜひこの堆肥化計画をそのままにしていながら、いわゆる焼却炉の建設に向かって、例えば30トンの堆肥化施設をつくってごみ処理計画の中に堆肥化計画と減量計画を合わせてのせながら、焼却炉の大きさを60トンにしていくというような形で決定できるかできないかを答えていただきたいと思います。
と申しますのは、大きさだけではなくて堆肥化の計画というのを前倒しにしていきますと焼却炉の方向にもはね返ってくると思いますので、その点についてお願いをしたいと思います。
16ページ、ここでは委託料の中で粗大ごみとかいろんなものの委託料がありますけれども、全体についてひとつお聞かせ願いたいのですが、来年4月から家電法が入りまして、全国一律にテレビが2,700円、洗濯機が2,400円、エアコン3,500円、冷蔵庫4,600円プラス送料ということで処理費がかかるようになります。これは法律ですから全国一律なのです。それで、幾つかの自治体では既に条例改正等を行って、これに郵送料を上乗せを想定して有料化を図って、行政の方に全部この4品目が来ないようにという誘導措置を講じてまいりました。
実は最近テレビとか新聞で少しやるようになったわけでありますが、市民といろいろ議論してみますと、久喜は今まで粗大ごみについてはゼロが500円になったわけでありますが、4品目が急に、例えば冷蔵庫ですと4,600円プラス送料ですから5,000円近くなるのでしょうか、そういう金額を取られるということについて自覚をされていない市民とか町民といいますか、住民が多いわけでありまして、早目にこの啓蒙活動を強めていただきたいということもございますので、そのいわゆる段取りといいますか、方向性といいますか、それについてお答えを願えればありがたいと思います。
整理をして18ページです。市民生活に関係するものについてお聞かせ願いたいと思います。し尿処理についてお聞かせ願いたいのですが、調書の中で24ページに書かれておりますけれども、し尿処理の中の、済みません、20ページにもかかるのですが、汚泥処分業務107万4,150円の中身についてお聞かせ願いたいと思います。
あわせてし尿浄化槽の汚泥最終処分、堆肥化との関連についてもお答え願いたいと思います。
以上です。
○議長(神田政夫君) 暫時休憩します。
休憩 午前11時40分
再開 午前11時41分
○議長(神田政夫君) 再開します。
今この時計で約11時41分ですが、ここで休憩いたします。午後は12時50分から始めますので、よろしくお願いします。
ここで休憩いたします。
休憩 午前11時41分
再開 午後零時50分
○議長(神田政夫君) 再開します。
休憩前の原議員の質疑に答弁願います。
総務課長。
〔総務課長 篠原敏雄君登壇〕
○総務課長(篠原敏雄君) それでは、お答え申し上げます。
まず、1点目のシンボルマーク、キャラクターの活用方法ということで、埼玉県の方でやっておりますマイバッグ運動に取り組む考えはないかというようなご質問だったかと思います。
この件につきましては、私どももシンボルマーク、キャラクターの活用方法、さまざま活用していきたいと思っておりますので、そういった中でこの件につきましても検討させていただきたいと思います。
それから、大きな2点目の堆肥化の関係でございますけれども、その中で堆肥化計画の中で生ごみの自家処理をどのように位置づけているのかというお尋ねかと思いますが、私どもといたしましても、この生ごみの自家処理は排出抑制の一つの施策ということで位置づけをさせていただいておるところでございます。
それから、チップ化の進捗状況ということでございますけれども、現在衛生組合の方にチップ化機械の設備の設置が終わったところでございまして、近々本格稼働させていただきたいというふうに考えております。
それから、小型の設置型生ごみ処理機の進捗状況というお尋ねであったかと思いますけれども、こちらにつきましても管内におきまして設置場所を鋭意選定を進めているところでございます。
続きまして、堆肥化計画の前倒しと焼却炉の関係というお尋ねであったかと思いますけれども、こちらにつきましては今現在周辺の方とお話し合いもしているところでございまして、こういった点も踏まえて検討をしているところでございます。
次に、大きな3点目の家電リサイクル法についての住民の方への啓発というお話であったかと思いますけれども、私どももこうした啓発は必要であるというふうに考えておりまして、今後「衛生組合だより」あるいは市、町の広報にも掲載の協力をお願いするなどして住民の方への啓発をしていきたいと、このように考えておるところでございます。
私の方からは以上でございます。
○議長(神田政夫君) 業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) 私の方から汚泥処理の関係につきまして答弁申し上げたいと思います。
調書の方でまず21ページでございますけれども、汚泥ということで243立米処理してございます。これにつきましては、ごみの焼却炉、ここから発生いたしますごみピット内の汚泥の処理でございまして、これを茨城県の北茨城市の方へ最終処分を行っているものでございます。
それから、同じく調書の25ページをお願いをしたいと思います。この中でし尿関係の処理を記載してございます。まず、この中でし尿処理設備槽内の清掃業務ということで、これはし尿処理施設内の清掃業務で発生をいたしました汚泥につきまして、平成11年度は14立米でございましたけれども、これも同じく北茨城市の方に処分を行っておるわけでございます。
それから、次のし尿浄化槽汚泥最終処分ということで、これは堆肥化業務でございますけれども、これにつきましては長野県の佐久市の方にございます堆肥化センターの方で堆肥化をしておることでございます。766.01トンの処理を行ってございます。
それから、最後に汚泥処分業務ということで、汚泥の緊急的処分ということで平成11年度からは海洋投棄を廃止してございます。その分を同じく北茨城市の方へ22立米ほど汚泥の埋め立て処分を行ったという内容でございます。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) 原議員。
〔13番 原 進一君登壇〕
○13番(原 進一君) 順序を追って再質疑をしたいと思います。
まず、マイバッグについては検討をいただけるということでございますので、シンボルマークにつきましてはそのように検討していただくよう要望しておきます。
続きまして、堆肥化の関係でございます。堆肥化計画にのっとりながら、管内での設置場所については小規模の堆肥化施設については検討しているということでありますので、一日も早く実施をしていただきたいということを要望しておきます。
チップ化につきましては市民から要望が高いわけでありまして、設置を完了したということでございます。実施を一日も早く実行していだたくよう要望をしておきます。
それと、16ページの委託料に関してでのテレビ、洗濯機、エアコン、冷蔵庫、4品目に対する啓蒙については、「衛生組合だより」で啓蒙していくということでありますけれども、条例改正等の場合が必要になると思います。そういうスケジュールも含めて早期に決定をして、混乱がないように啓蒙をしていただきたいと思います。
以上要望です。
もう一つは、最後の汚泥処理についてでありますけれども、汚泥処理について海洋投棄がなくなって、18から20ページ、汚泥処理については北茨城市での埋め立て処理というのが多数になってきております。汚泥とし尿を一緒に妻沼等で処理施設を持っているという施設もございますので、自区内で処理できるよう、自家処理できるよう検討をしていただきたいということを要望しておきます。
以上です。
○議長(神田政夫君) 以上で原議員の質疑を終わります。
ほかに質疑はありませんか。
加藤議員。
〔4番 加藤幸雄君登壇〕
○4番(加藤幸雄君) 4番議員の加藤でございます。ページを追ってお願いをしたいと思います。
まず、歳出5、6ページなのですが、総務費の一般管理費、ここで職員の手当が不用額で219万円ほど出ているわけですが、若干大きいと思いますので、この主な理由についてお願いをしたいと思います。
次のページですが、8節の報償費、調書の方では15ページになりますが、職員の研修であります。健康体操と同和教育ということなのですが、これは同じ日に一緒にやられたのだと思うのですが、この同和教育について講師の方はどういうところからお呼びをして、どういう講習の内容であるのかお願いをしたいと思います。
それから、その報償費のまた不用額が185万円出ておりますが、この理由についてもお願いをしたいと思います。
次のページ、9、10ページの財産管理費であります。11節需用費で404万円の不用額が出ております。ここは支出済額も6,378万円とかなり大きくて、この不用額が出た理由も何とかわかるような気もしますが、お願いをしたいと思います。
次のページ、11、12ページでは、やはり財産管理費の19節の負担金であります。これは備前前堀の橋の下部工ですけれども、不用額2,146万円、これは予算現額の8,610万円と比較しますと、この8,600万円の4分の1、25%にも当たる大きな額が不用として出ているわけです。なぜなのか、この点お聞きをしたいと思います。
その下の方、衛生費ですが、職員の給料です。ここでも不用額426万出ております。これは何なのか。給料といいますともう大体決まっている額だと思うのですが、この大きく400万円以上出た理由についてお願いをしたい。
それから、その下の職員手当の795万円も、この理由についてお願いをしたいと思います。
それから現業職員、この11年度当初では何人であったか、それと年度末では何人であったのか、そのこともお示しをいただきたいと思います。
次のページ、13、14ですが、11節需用費、ここでも不用額が171万円と出でおります。それから、その下の18節備品購入で142万円、19節の負担金のところで446万円、それぞれ多目に不用額が出ております。これらの事由についてお願いをしたいと思います。
そして、その負担金のところで電気式生ごみ処理機から生ごみ処理容器、EM菌生ごみ処理容器とこの補助金に関してなのですけれども、購入された方にアンケートをとっていらっしゃるそうなのですが、そうであればそのアンケートの結果、買った方々の評判なり批判なり、そうしたことについてどういうことになっているのか、内容を説明していただきたいと思うのです。
それから、やはり負担金のところで一番下の資源集団回収の事業報償金なのですが、年々これ資源回収の量が減ってきていると思うのですが、それはどうしてなのか。先ほどの歳入のところでも論議されましたけれども、大変に単価が安くなっているということで、協力してくれる業者さんもかなり、赤字とまではいかなくてももうけにつながらない、そういうこともあるのではないかと思いますが、そうした点についてご説明をお願いしたいと思います。
15、16ページに移ります。塵芥処理費の11節需用費です。ここも629万円の不用が出ております。その点についてご説明をお願いしたいと思います。
それから、13節委託料でございます。上から5つ目の資源リサイクル回収選別加工業務ということで委託料なのですが、このリサイクル資源の種類ごと、新聞ですとか古着ですとか段ボールですとかアルミ缶ですとか、この種類ごとにこの選別加工業務の単価がわかればお願いをしたいと思います。
次のページ、17、18ページの14節使用料賃借料であります。少ない額なのですけれども、有害ごみ回収車の借り上げということで2万3,000円ほど出しているわけですけれども、この衛生組合で持っている車では処理できないものだったのかどうか、この点についてお願いをしたいと思います。
それから、報告事項の繰越明許にも関連しまして、ここのページで工事請負費7,140万円の集じん灰の搬出のことでありますが、3月議会でもこの集じん灰の搬出については2、3人の方から、特に安全に気をつけて運び出し、そして恐らく長野の方でしょうけれども、向こうへ持っていって最終処分するのに安全な方法で検討をお願いしたいというようなことが言われておりました。その後そうした点についてはどのような配慮、検討をされて、実際にまたどういうふうになっていくのか、その点お願いをしたいと思います。
19、20ページです。公債費の利子のところなのですが、これはご説明によりますと年次計画による計画的な償還だということでしたけれども、それではなぜ、この予備費から利子払いに105万1,000円を充用しているわけですけれども、そのことがわかりません。当初からこの分は出ていくということがわかっていたのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
それから、この歳出といいますか、この決算全体にわたってのことです。といいますのも、ことしの3月の末に、3月17日でしたか、答申を得てからの、それを受けての当局としての検討結果というものが発表されたわけです。3月の定例会のときに私も一般質問いたしまして、この検討結果に至るその検討の経過といいますか、バックデータがあるはずだから示していただきたいということで再三にわたってお願いしたわけですけれども、その検討結果に至る基礎データといいますか、調査した資料を出していただけませんでした。
そこで、今回の一般質問でも出しているのですけれども、この決算に関して極めて重要なことですのでお聞きをするわけですが、果たしてその検討結果の基礎資料というのは本当にあるのでしょうかないのでしょうか、その点わかるようにご説明をお願いしたいと思います。
以上です。
○議長(神田政夫君) 加藤議員の質疑に逐次答弁願います。
総務課長補佐。
〔総務課長補佐 石井信幸君登壇〕
○総務課長補佐(石井信幸君) 生ごみ処理機のアンケートの結果をご説明いたします。
このアンケートは、まだ開始してから半年後にやったものですから件数は少ないのですけれども、その結果ですけれども、まずアンケートの内容といたしましては、年齢、家族構成、それからメーカー、それから感想、そういうものをちょっとアンケート調査しております。
まず、年齢なのですけれども、購入した方の60歳代が40%、50歳代が37%、40歳代が16%となっております。ですから、高齢の方ほど生ごみ処理機に興味といいますか、熱心だということがうかがえます。
それから、家族構成なのですけれども、2人家族が33%、3人家族が24%、5人以上の家族が20%でございます。
それから、メーカーなのですけれども、これはメーカーちょっと言っていいかどうかわからないですけれども、一応松下電工が42%、日立が40%、あとは皆8%から4%、名前が余り多いものですから2つだけ言わせていただきます。
それから、一番大事な使った後の感想なのですけれども、「期待どおり」と答えた方が56%、それから「期待していたほどでない」が33%、「期待以上」が7%、それから「期待外れ」という方が3%おりました。それから、「期待以上」と答えた方の理由なのですけれども、「生ごみから堆肥がつくれる」という方が20%、「簡単に操作できる」という方が19%、「台所に生ごみを置かなくて済む」という方が18%、「衛生的である」という方が17%です。それから「期待していたほどでない」と「期待外れ」の理由なのですけれども、「肥料になるまで時間がかかる」という方が25%、「独特のにおいになじめない」という方が20%、「副資材が高い」という方が15%、「分解されないでたまってしまう」という方が11%です。
それから、「購入する以前の生ごみの処理は」ということを聞いてありますけれども、「ごみ収集に出していた」という方が65%、「畑、庭にそのまま埋めていた」という方が13%、ごみ収集とコンポスト、それからEM処理器で併用して処理していた方が13%、それからコンポストとEMのみで処理していた方が8%です。
それから、「1日に出る生ごみを電気式の生ごみで全部処理できますか」という問いなのですけれども、「処理できる」という方が63%、「処理できない」という方が32%です。
それと、処理した後の堆肥なのですけれども、これを「どういうふうに処理していますか」というアンケート結果ですけれども、「すべて肥料として利用している」という方が75%、「一部肥料として利用している」という方が10%、「ごみ収集に出している」という方が8%です。
「今後も電気式生ごみ処理機を使用としていこうと思いますか」という件ですけれども、「積極的に使用していきたいと思う」が62%、「ごみ収集と生ごみ処理機の併用になると思う」という方が33%、それから「ごみ収集日に出すことになると思う」という方が2%です。ちょうどこれは感想の「期待外れ」の3%と大体数字が一致しています。これがアンケートの結果です。
それから、資源集団回収の関係なのですけれども、年々資源集団回収の量が減りまして報償金の額も減っているということなのですけれども、このところ年々減っております。その結果といたしまして、私ども10月の「組合だより」で資源集団回収のPRをしたところでございます。それと、近隣自治体もちょっと調べてみたのですけれども、やはり団体数が減っている、それから子供が減っているという関係ではないかというのですけれども、近隣5市町村ぐらい調べたのですけれども、どこでも年々減ってきているので対策に苦慮しているという調査もあります。
以上です。
○議長(神田政夫君) 総務課長。
〔総務課長 篠原敏雄君登壇〕
○総務課長(篠原敏雄君) お答え申し上げます。
まず、6ページでございますけれども、この中で職員手当の不用額の理由というお尋ねであったかと思いますが、こちらにつきましては、議員もご承知かと思いますけれども、11年度給与改定の中でいわゆる期末手当、こちらが0.3か月分カットということがございました。そのカット分が240万円ということでございますので、それが不用額の大きな理由でございます。
続きまして、8ページの報償費でございます。この中で同和教育の講師とその講習の内容というお尋ねかと思いますけれども、講師につきましては、宮代町の教育委員会の指導主事の方に講師をお願いをいたしました。内容でございますけれども、同和問題についての講演と、それからビデオをということでビデオを見ていただいた、そういう内容でございます。
それから、報償費の不用額の理由ということでございますけれども、こちらの廃棄物減量等推進員さん、予算の際には一応定員さん分、400名さん分予算計上させていただいておりますけれども、実際には400名の設置に至っていないということございまして、その分が不用額として出てくるのが大きな理由でございます。
それから、続きまして10ページの需用費ですか、こちらの不用額の理由ということございますけれども、こちらはこの中にございます光熱水費、こちらが予算と比較しまして416万円ほど安く支出が済んでいるということございまして、それが大きな理由でございます。
続きまして、12ページの職員の給与、この不用額の理由ということでございますけれども、こちらは給料につきましては、当初予算を計上する時点におきましては現業職員45名分ということで予算計上させていただいておりましたけれども、10年度末に事情がありましてお1人退職をされております。その関係で給料の不用額が出てきているということでございます。
それから、同じページの職員手当の不用額の理由ということでございますけれども、ただいま申し上げました1名退職ということと先ほど申し上げました期末手当0.3か月分カット、このカット分が553万1,000円ございますので、それと1名退職分を合わせましてこちらの不用額になっているということでございます。
それから、11年度当初と年度末の現業職員数ということでございますけれども、11年度当初は44名、この年度末というのがいわゆる退職者が出た後という考え方でいきますと40名でございます。
続きまして、14ページの需用費の不用額でございますけれども、こちらは消耗品の中で現業職員へのいわゆる作業服、こちらを買わせていただいておりますけれども、これまでいわゆる予備的なものの購入もやってございました。そうした分も含めまして11年度予算計上はさせていただきましたけれども、余り予備的なものを買わなくてもいいだろうということで、11年度につきましては貸与品の予備的購入を控えたということで不用になってございます。
それから、19節の負担金補助及び交付金の不用額でございますけれども、こちらにつきましては、資源集団回収事業の報償金、こちらが予算では1,750万円一応見させていただいておりましたけれども、実際940万円程度でということで、こちらが800万円ぐらい少なくなってございます。その反面、電気式の生ごみ処理機、こちらが予算は一応200万円ということで見ておりましたけれども、実際780万円ほど出ているということで、そうしたプラス・マイナスがありましたけれども、資源集団の方の落ち込みが非常に大きかったということで不用になっておるものでございます。
続きまして、20ページの公債費の利子、こちらに予備費を充てた理由はなぜかというお尋ねでございましたけれども、こちらは実は平成10年度にし尿処理施設の大規模改造といいますか、やってございまして、その際に3億円近くの借り入れをしてございます。こちらの償還が、元金はすぐに始まらないのですけれども、利息の方が11年度から始まってくるということで、これを11年度の当初予算に載せる必要があるわけで載せたわけですけれども、実際その借り入れが実際になされる日というのが予算を計上する時点とかなりかけ離れた日にちでなされております。実際11年の4月になってからの借り入れということで、ですからあくまでも予算計上時点におきましては、その10年度分の利子が11年度どれぐらい発生するかというのは見込みで予算計上せざるを得ない面がございまして、結果的にちょっとその見込みが甘かったということから、やむなく予備費の方を計上させていただいたということでございます。
それから、最後の決算全体について、私どもの検討結果の結果に至る関連資料といいますか、基礎データといいますか、そういったものがあるのかないのかというお話でございますけれども、こちらは幾つかございます。
私の方からは以上でございます。
○議長(神田政夫君) 業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) お答えいたします。私ども業務課関係のご質問でございます。
まず、12ページの負担金の関係でございます。これの不用額でございますけれども、これにつきましては、ご質問にもございましたように、橋の下部工事の負担金でございます。そこで、当初予算につきましては概算工事費ということで予算措置を組んでおったわけでございますけれども、宮代町の道路建設課の方で実際に設計を組んだところ、工事費の額に差が生じたということと、入札差金の関係でこのように不用になったという経過でございます。
それから、14ページをお願いをしたいと思います。14ページの備品購入費の関係で、これの不用額の要因でございますけれども、この備考欄にも説明書きがしてございますけれども、収集車に簡易無線機を取りつけてございます。この簡易無線機の装置の購入と取りつけ経費について差金を生じたのがこの不用の主な内容となってございます。
それから、16ページをお願いをしたいと思います。16ページのまず委託料でございますけれども、委託料の中で4つ目ですか、リサイクル回収選別加工業務ということで、これの各資源リサイクルの種類ごとの単価をということでのご質問でございますけれども、私どもは1カ年の資源リサイクルの回収業務の契約ということでございまして、種類ごとの単価は出てございませんので、ひとつご理解をいただきたいと思います。
それから、次に18ページをお願いをしたいと思います。18ページのまず14節の使用料及び賃借料の関係で、有害ごみ回収車の借り上げということで2万3,100円支出してございます。この内容でございますけれども、平成11年度の中に一時的に大変有害ごみの排出が多くなった時期がございます。そのために、私ども有害ごみ、四台ございますけれども、それで対応できずに、この平ボディーの1トン半の車をレンタルいたしまして有害ごみの回収に当たったわけでございまして、それのリース代ということでご理解をいただきたいと思います。
それから、同じ18ページにございます繰越明許費の関係で、集じん灰のいわゆる処理方法ということでのご質問ございました。この関係につきましては、3月議会の中でもご説明申し上げましたけれども、ばいじんというのは当然特管物ということで指定をされておるわけでございまして、この処理に当たりましては、法の基準にのっとった形で当然処理しなければなりません。
そこで、3月議会の中でも申し上げましたように、私どもの処理方法といたしましては、まずそのばいじんを袋状の運搬容器に詰め込みまして、それを運搬車に載せて長野県の最終処分場の方へ搬送いたしまして、処分場の方で薬剤処理と固化を行いまして、最終的にはその処分場に埋め立てをするということで、先にご説明をしたとおりでございまして、そのような形で現在行っておるということでご理解をいただきたいと思います。
以上でございます。よろしくお願いします。
○議長(神田政夫君) 加藤議員。
〔4番 加藤幸雄君登壇〕
○4番(加藤幸雄君) 4番の加藤です。それでは、再質問を幾つかお願いしたいと思います。
職員手当の不用額、これは人事院勧告に基づきまして民間に合わせるということで期末手当0.3か月分をカットした、この影響だということ、わかりました。わかりましたけれども、この不況の中で大変な思いをして庶民暮らしているわけですが、少しでも給与をカットされるということは生活に大変響きます。人事院勧告でありますけれども、そういう点を十分酌んでいただきたいと思います。
それから、次のページの7、8ページの報償費で、この不用額の減について、廃棄物減量推進員の予定が400名ということでしたけれども、そこには達していない、こういうことだったと思います。現在の推進員さんは何名活動していらっしゃるのか、お願いをしたいと思います。
それと、この推進員の活動を後押しするような、バックアップするような、前もお願いしたのですけれども、講習会ですとか交流会ですとか、そういったものをどういうふうにやられてきたのか、お願いしたいと思います。
11、12ページの備前前堀の橋の件なのですけれども、予算はあくまでも概算だということだったのですが、それにしても4分の1が要らなくなるような見積もりだったので、これは事前にある程度の見込みをつけることができなかったのか。見込みをつけて8,610万円だったのでしょうけれども、大変失礼な言い方になるかもしれませんが、その見込みが甘かったのではないかと思います。最少の経費で最大の効果ということがよく言われますけれども、こういったところもきっちり見て財政運営をしていただきたいと思います。その点は指摘をさせていただきたいと思います。
13、14ページの資源の集団回収なのですけれども、近隣のまちでもだんだん減少傾向にあるということで、子供が大きくなって学校を卒業してしまうと、子供会あるいはPTAの活動なんかで資源の回収というのがだんだん鈍くなってくる、そういうこともわかりますが、先ほど伺った単価の面ではどうなのか。単価といいますと、やっている集団に払われるお金と、それから業者さんが回って回収をしてくれるわけなのですが、その業者さんにとってマイナス面がないのか、余り利益に結びつかないからなかなか協力が得られないのではないかとも考えられるのですけれども、そういう心配はないのかどうかお願いしたいと思います。
15、16の先ほどの種類ごとには単価は出していないというリサイクル資源の回収選別なのですが、全部をキロ幾らとかトン幾らとかやっているのかどうか、そういうことだと思うのです。まとめてどうなのか。私は種類ごとに単価が決まっていて、それの合算で業者に払われるものだと思っていたのですけれども、そうではなくて、どうやら全部まとめて何トンで幾らという、そういうような感じなのですけれども、ちょっとおかしいなと思うのです。そういうことで、この辺う少し説明をお願いしたいと思うのです。できましたら、次年度からでも種類ごとの単価で決めていくべきではないかと思うのですが、その点はいかがなものか、お願いしたいと思います。
利息払いの予備費からの充当につきましては、その経過がわかりました。
最後に検討結果の基礎データが幾つかあるというお答えでしたけれども、3月の議会のときに私が何回も出してくれと言ったのに、その点については出されなかった。検討結果の内容を読んでそこの説明にかえていたわけなのですけれども、なぜあの時点であるのだったらば示していただけなかったのか、大変私は不審に思っております。この間周辺住民の自治会との話し合いの中でこの資料が出されたというわけです。私もそこで初めて、ああ、資料があったのかということで驚いたのですけれども、なぜ3月の議会に質問して出してほしいと言ったにもかかわらず出されなかったのか、そしてなぜ自治会との話し合いの中で出されたのか。私はその3月の時点までにはこの資料はなかったのではないか、このように思っていますけれども、どうでしょうか。その点お願いしたいと思います。
以上です。
○議長(神田政夫君) 総務課長補佐。
〔総務課長補佐 石井信幸君登壇〕
○総務課長補佐(石井信幸君) 廃棄物減量推進員の人数なのですけれども、平成10年3月31日、昨年2年間で任期が切れる3月31日現在で久喜市が204名、宮代町が117名、合計321名でございます。
それから、減量推進員の活動のバックアップということなのですけれども、減量推進員さんから3カ月に1度、報告書を上げていただいております。その報告書の中で、分別が悪いとか、それから私どもで指導しても言うことを聞いてくれないとか、そういう報告書が上がってきます。その報告書の内容をチェックいたしまして、収集係とか減量推進係、それぞれ担当の者が電話したり伺ったりして、活動のバックアップとかそういうものをやっております。
それと、減量推進員さんの意見交換会ということで、平成11年度はことしの平成12年2月の8日に宮代町の保健センターで、2月の14日に久喜市の総合文化会館でそれぞれ減量推進員さんと意見交換会を行っております。以上です。
それと、資源集団回収の業者がマイナスにならないかということなのですけれども、資源集団回収をやっている団体、PTAとかそういう団体さんがあるのですけれども、子供の人数が少なくなったという関係とか、集めたものの単価が安いとかという関係だかよくわからないですけれども、集団回収の団体の数が減っております。ただ、回収している業者についてはマイナスにならないかということなのですけれども、業者についてはそれを集めてまた販売するということで、集める量そのものが減っているということですので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(神田政夫君) 業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) お答えいたします。
資源リサイクルの回収選別の委託でございます。これにつきましては、私ども1カ年契約ごとにやっておるわけでございますけれども、当然各集積所から資源物、これの回収をやっておるわけでございまして、その収集体制で車何台で人何人というような形の中で、私ども3,000カ所以上の集積所の巡回、いわゆる収集業務というような考え方の中で年間の契約委託を行っておるわけでございます。そのようなことから、資源リサイクルのその量によって種類ごとでの契約というのはなかなか現実的に難しいかと思います。そのようなことで、私ども現在の委託契約の内容の中で継続していきたいというふうに考えてございますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(神田政夫君) 総務課長。
〔総務課長 篠原敏雄君登壇〕
○総務課長(篠原敏雄君) データの関係で3月になぜ出せなかったのかというお尋ねかと思いますけれども、その時点におきまして私どもさまざまな資料を持っておったわけですけれども、議員の皆様方にきちんとお出しできるような形でまとまった形での資料というものは余りなかったということでございます。ですから、その後それぞれの資料をきちんと整理いたしまして、それでまとめてきたということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(神田政夫君) 加藤議員。3問目です。
〔4番 加藤幸雄君登壇〕
○4番(加藤幸雄君) 4番の加藤です。
最後の質問の検討結果の基礎データということなのですが、3月の発表の時点までにはまとまったものはなかったと。一部そろっていたということなのでしょうけれども、まとまってなくても、こういう資料でこういう結果を出しましたという説明が欲しかったのです。ただ、数部の資料1から5か6でしたか、あの資料を見せられまして、それを読んだだけの説明だったわけですね、初めは。その検討結果に至る途中の調査、データというものがあるはずだからぜひ出してくださいよということで議会でお願いをしたら、そういうものは一つ収集車で道を走ったということは聞きましたけれども、それ以外に具体的なこういう調査をした、こういう結果を得たということは全くなかったわけなのです。
それで、住民の自治会との話し合いの中でそういうものが出され、またここで「その資料はあります。幾つかあります。ただ3月の時点ではそろってませんでした」、こう言われても、では本当に検討の資料として調査してじっくりつくったものなのか、その検討結果に合わせて、それに合わせて資料をつくったものなのか、はっきり申し上げまして判断がつきかねます。そこで、そういうあいまいな資料、またはその検討結果ですから、私はこの検討結果を検討するというのも変ですけれども、再考の余地はあるのではないかと思います。
堆肥化についても、一部初めの検討結果で示された堆肥化スケジュールよりも前倒ししたスケジュール案を出されたといいます。私もちょっと見せていただきました。確かに2、3年早められておりますけれども、この新設炉をなるべく小さなものにしていく、そういうためには極めて遅いと思いますし、また規模も最終的には全量堆肥化になっておりますが、そのスピード、規模が遅いと思っております。したがって、1号炉からはダイオキシンが2号炉に比較しまして多く出ているわけです。周辺の方々はこの1号炉も早くとめてもらいたい、そして焼却炉もつくるのならばできるだけ小さいものにしてもらいたい、こういう意向を持っているわけなのです。
ですから、先ほど申しましたその検討結果、その基礎資料、極めて不信感を抱かざるを得ませんし、あいまいです。そこで、新設炉の規模についても、また堆肥化についても、それから集中化、分散化、こういう点につきましても改めて考え直す、検討し直す、このように私は求めたいと思いますが、いかがなものでしょうか。
○議長(神田政夫君) 総務課長。
〔総務課長 篠原敏雄君登壇〕
○総務課長(篠原敏雄君) お答え申し上げます。
私どもの検討結果を見直す考えがあるかというお尋ねかと思います。先ほどほかの議員さんのところでもお話をさせていただきましたけれども、現在周辺住民の方とのお話し合いを続けさせていただいております。その中で堆肥化計画の前倒しということもお示しをしておりまして、そうして視点でもって今話し合いをしているところでございます。したがいまして、今この時点で検討結果についてどうするこうすると具体的に申し上げられるような状況ではないということでございますので、そういうことでご理解をいただきたいと思います。
以上です。
○議長(神田政夫君) 以上で加藤議員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございませんか。
木下議員。
〔3番 木下 篤君登壇〕
○3番(木下 篤君) 3番、木下です。歳出を順を追って質問をいたします。
最初に、5、6ページ、一般管理費、この給料との関係でお伺いいたします。給料が何人の給料か、それとこの人数が平成6年、7年、8年、9年、10年、この経年の中でどのように変化しているかをお伺いします。
次のところです。7、8ページ、先ほど加藤議員が質問をした件で、報償費の中の健康体操、同和教育の問題を取り上げました。私、この問題についてちょっとお伺いしたいのは、これまでに同和教育についてずっとやられてきていたのか、それから今後も同和教育というのを位置づけするのか。なぜそれを言うかといえば、私たち、今同和教育という特別なものではなくて、人権問題としてこの問題を取り上げるように全体がなってきているはずです。その中で特別にこれをどういうふうに位置づけしてこれからもやるのか、その点お伺いします。
それから、9、10ページの財産管理費の委託料で庁舎清掃業務というのがあります。72万720円です。平成10年は144万9,000円だったのが半分になっていますが、これはどういうことかお伺いいたします。
その次の11、12についてお伺いいたします。衛生費の清掃総務費です。先ほどの加藤議員に対する答弁で、平成11年度は今の退職者が出た後40名という数字が出ております。平成6年から平成10年まで人数はどうなっているかをお知らせください。
それから、次の15、16ページ、委託料との関係でお伺いいたします。委託料の中で、資源のプラスチック類回収業務、燃やせるごみ収集業務委託料、燃やせない収集業務というのが出ております。前年度と比べて若干は増えているのと、また減っているのもありますが、この中で、私、前にこのことを3月議会でも質問したことがあるのですが、実際にこの委託をしたことによって、分別そして回収が、今の職員と、それから委託とによって、これはその数字はわかるが、全体の中でどちらがそういう形の選別で減っているのかということはわからないという話がありましたが、現在でもそうかどうか。
それから、一番最後のクレーン運転業務2,444万4,000円、これについて、新規事業なのですが、現在何名で運転をしているのか、その点をお伺いいたします。
○議長(神田政夫君) 木下議員の質疑に答弁願います。
総務課長。
〔総務課長 篠原敏雄君登壇〕
○総務課長(篠原敏雄君) それでは、お答え申し上げます。
まず、6ページの給料ですか、こちらは何人分かというお尋ねでございますけれども、こちらは事務職員20名分でございます。
それから、職員数でございますけれども、平成6年からの変化ということでございます。これは事務職ですけれども、平成6年度が14、7年度16、8年度16、9年度以降20名でございます。
それから、8ページの同和教育の関係でございますけれども、毎年ではございませんけれども、これまでもやらせていただいてきてございます。人権教育という位置づけでございますけれども、確かに私どもも同和問題は人権の問題の一つであるというふうにきちんととらえてございますけれども、一応同和教育ということで目的をはっきりとさせた上で研修をさせていただいたということでございます。
続きまして、10ページの13節委託料で庁舎の清掃業務、こちらが10年度と比較してかなり安くなっているということでございますけれども、これは入札をやらせていただきました。その結果かなり安く発注できたということでございます。掃除の中身の方については変わってございません。
それから、12ページのこちらも職員数、こちらは現業職員でございますけれども、平成6年から申し上げますと、平成6年度65、7年が60、8年が56、9年が51、10年が50、11年度44、12年度40ということでございます。
私の方からは以上でございます。
○議長(神田政夫君) 業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) お答えいたします。
まず、収集委託の関係でございます。これにつきましては、資源プラスチック回収、それと燃やせるごみ、それと燃やせないごみ、これ委託でお願いしているわけでございます。どちらが分別がいいのかというご質問でございますけれども、私ども、はっきり申し上げましてどちらがよいとか悪いとかと一概に申し上げられないわけでございます。ただ、議員さんの方からも3月議会の中でも委託業者のご指摘をいただきました。その辺を含めまして委託業者に対しても分別収集をきちんとするようにということで指導を行っておる経過もございますので、その辺ひとつご理解をいただきたいと思います。
それから、クレーン運転業務の委託でございますけれども、これにつきましては、平成11年度から焼却炉のクレーン運転、これを業者委託でやっておるわけでございます。1日3人で3交代ということで、それに予備員を加えまして4人ということでの年間委託の経費でございますので、よろしくお願いをしたいと思います。
○議長(神田政夫君) 木下議員。
〔3番 木下 篤君登壇〕
○3番(木下 篤君) では、再質問いたします。
一つは、これは指摘だけしておきますが、8ページの先ほどの同和教育の問題については、毎年やっているわけではないが人権問題の一環としてやっているということですが、いつも私たちも言っているのですが、同和教育だけが人権問題ではないと、そういう意味においては人権問題全体の中で、しかも健康体操と一緒の形で全部にやるというようなやり方、それはちょっと普通ではないと思います。そういう点では人権問題は人権問題として、そういう位置づけをしてきちっと今後はやるべきではないかと思います。
次に、庁舎の清掃業務のことについてはわかりました。
清掃総務費が11、12で答弁がありました。私、もう毎回これ言っているわけなのですが、実際にこの人数が65、60、56、51、50、そして平成11年が44、こういうふうに一貫して減っております。こういうふうに現業の職員を減らしていますが、そのことが今後はどういうふうにするのかということについて、私何回も聞いてきました。しかし、そのたびにこれについてはまだ基本線が出ていない、しかし今後についてはまだはっきりしていないというようなことでずうっと来て、なおかつこういうふうな人数を減らしてきております。
その結果としてどういうことが出てきているかと言えば、私、実はこういうのが送られてきたものですから、組合の方のこれを見ました。そのビラの中で、やはり見ると現在分別収集、これが今ここの職員がやっているのは全域のやっと半分であるというふうに出されております。これ以上分別をもっと減らしていくならば分別そのものが危うくなるということを指摘しております。
そういう点でこれ以上というのはどういうことかというと、今半分しかやられてない。それをもっと減らせばもっと少なくなるわけです。これまでは分別がこれだけ全国でも注目をされ、しかもこのことによってこの久喜、宮代の環境問題を含め、先進的にやってきた。そういう職員を減らしていくということ。私は何も事務職の方を減らせということではありません。必要だから増やしてきたと思います。しかし、なぜこれをこれ以上まだ減らしていくのか。
それともう一点は、先ほどの答弁にもありましたが、可燃のごみ、それから不燃ごみ、これについてやはりこのビラにもあるのですけれども、今では一貫してもう直営の方が数字的にも委託よりも減っているのは事実です。このことを掌握していないのかどうか。数字的に言えば、可燃ごみは直営の場合はマイナス12.21、委託はマイナス8.63です。そして、不燃ごみはマイナス25.94、委託が20.20です。はっきりと直営の方が十分にこれを減量をやっているではありませんか。そういうことについてどういうふうに考えているのか、改めてお伺いをいたします。
次に、お伺いいたします。クレーンの運転業務、先ほどの説明によりますと、これが委託にことしからなりました。3人の3交代、1人予備がいるから4人でやるというふうに言われました。このクレーン運転業務は、それ以前は直営でやっていたわけです。これが新たにこういうふうに委託したことによって、どれだけ財政的にこれがプラスになっているのか。前回とこれとを比較してどういうふうになっているか、改めてお伺いいたします。
○議長(神田政夫君) ここで休憩します。
休憩 午後2時00分
再開 午後2時16分
○議長(神田政夫君) 再開します。
休憩前の木下議員の再質問に答弁願います。
業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) お答えいたします。
収集業務の委託に関してのご質問でございますけれども、委託業者に対しましては、今後とも分別収集に徹底するよう指導してまいりたいと考えてございますので、よろしくお願いをしたいと思います。
また、クレーン運転につきましても、11年度から業者委託ということで委託業務として行ってきてございます。この委託業者に対しましても、十分クレーン業務に適正に問題がないよう私どもの方から指導してまいりたい、そのような形の中で今後とも進めてまいりたいというふうに考えてございますので、よろしくひとつお願いをしたいと思います。
○議長(神田政夫君) 木下議員。第3問目です。
〔3番 木下 篤君登壇〕
○3番(木下 篤君) 再々質問いたします。
私、先ほどの質問では、資源回収あるいは燃やせる収集業務、そして燃やせない収集業務について、直営の方と、それから委託では、数字的に直営の方がずっとそれが徹底してやられているということを説明いたしました。それで数字も出しました。これはただ1年間ではありません。ここに出ている数字を見ますと、95年度、96年度、97年度、98年度、99年度と5年間、可燃ごみ及び不燃ごみが委託の方がやはり収集率が悪いわけです。
そういう点で、むしろ委託を進める、そういうところに分別を徹底させるという抽象的なのではなくて、私としては現業の職員を補充する必要があるのではないかという質問をしたわけです。その点について、それの答弁がございません。だから、それについてはっきり出していただきたい。
それから、もう一つのクレーンの運転業務についてです。このクレーンは、これからも問題がないようにという話です。ところが、これに実は私、議員のところにみんな送られてきているのを読みますとどういうふうに書かれているかというと、「一昨年4月からクレーン操作が委託になった結果、ごみ質に応じた炉投入時の選別が不十分になり、焼却日数が1年間で17日も延びてしまいました。毎週の炉内点検にもクレーンの人は参加しないので、その分焼却開始時間が遅れ、従来より効率が悪くなり、コストがかかるようになりました」、こう指摘しております。その点において、私はそういう問題がないようにということではなく、1年で17日も延びた。これはある意味では1カ月に20日から22日やるとすれば、約1カ月近くこの分が延びたということになるということになります。
ですから、そういう面で本当にやる気持ちがあるならば、当然もっとそういうことを含めて検討すべきではないか。しかも、先ほどのこととの関連で言いますと、今までなぜ民間委託を優先したかというのは、効率のよい税金の使用、民間活力の導入、最少の経費で最大の効果、それによって今回の民間委託を導入した、こういう形でいっております。ですから、こういうふうな指摘について本当にどう考えるのか、その点について改めてお伺いいたします。
これは久喜の市の場合ですけれども、その久喜の市の中では確かに今行政改革で人員の5%の削減というのが出されております。しかし、先ほどの数字でもわかりますように、今回は約半分ですから50%、その10倍も削減をしているわけです。それでもなおかつ削減をするのかどうか、はっきりとさせてください。
○議長(神田政夫君) 局長。
〔事務局長 中村恭三君登壇〕
○事務局長(中村恭三君) 現業職員の人員の関係でございます。3月議会でも申し上げてあると思いますけれども、基本的な方針というのは現在のところは出ておりません。当分の間現状のままでやっていきたいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(神田政夫君) 以上で木下議員の質疑を終了します。
岡崎議員。
〔14番 岡崎克巳君登壇〕
○14番(岡崎克巳君) 14番、公明党の岡崎でございます。歳出について質問させていただきます。
13ページにあります清掃総務費の中で臨時職員の関係なのですが、これは何人分で何カ月分なのか、10年度の比較でお願いしたいと思います。
あと、分別日程表配布業務について、この内容について詳しくお願いいたします。
それと、印刷製本費の中での日程表の部分に関しては、金額でどれぐらいなのかお願いいたします。
続きまして、16ページ委託料の関係なのですが、ペットボトル再商品化業務に関してなのですが、調書によりますと、321.46トン、これが再商品化ということでなっているわけですが、調書の12ページではペットボトルに関しては323.29トン、約2トンほどの差があるのですが、この差の状況をお知らせください、これがどういう状況だったのか。お願いいたします。
あと、18ページになりますけれども、フロン回収用ボンベについて、これは何本分なのか、お願いいたします。
あと、20ページになりますけれども、し尿収集業務についての11年度の成果についてご見解をお伺いいたします。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) 総務課長。
〔総務課長 篠原敏雄君登壇〕
○総務課長(篠原敏雄君) お答え申し上げます。
まず、14ページの臨時職員の関係でございますけれども、11年度につきましては8人分でございます。10年度につきましては、後ほど早急に調べましてお答えをさせていただきます。
それから、ペットボトルの関係で調書の12ページの方と22ページですか、こちらで量的に差があるというお尋ねでございますけれども、12ページの方にございますペットボトルの量は、実際に回収をされた量でございます。そして、22ページの方は再商品化をされた量ということでございまして、収集されてから再商品化されるまでにちょっと時間的にずれがございまして、量が全く同じになるということではございませんので、多少ずれが出てまいります。その差ということでご理解をいただきたいと思います。
○議長(神田政夫君) 業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) お答えいたします。
まず、14ページの賃金の関係での臨時職員の関係でございます。この関係につきましては、私ども収集施設関係に4人の臨時職員を配置してございます。それと、台貫ということで、受付のところに2人の女性が臨時職員ということで受付業務を行ってございます。それから、職員の夏休み期間ということで、その際には3カ月に2人増員をいたしまして、2人分のまた夏休み期間の臨時採用を行ってございまして、都合8名の臨時の職員の対応をしておるわけでございます。
そこで、全体的な延べ人数でございますけれども、平成11年度は収集と施設職員を含めて6人分ということで1,092日分、それと受付台貫でお2人分で延べ日数が297日ということで、ここに歳出の方で1,354万3,640円の臨時職員の手当の支給ということで支出をしておるわけでございます。
それから、分別日程表の配布業務ということで支出してございます。これにつきましては、宮代町の分別日程表の配布につきましては、私どもの組合から直接衛生委員さんにお願いをして、衛生委員さんの方から各ご家庭に配布されているというシステムで今まで来てございます。そこで、私どもから衛生委員さんに配布する業務を委託いたしました経費の支出でございます。
この印刷経費での分別日程表の印刷代でございますけれども、これにつきましては年間9万枚を印刷してございまして、1年に2回配布してございますから、4万5,000枚の2回分ということで9万枚で、1枚当たり10円の単価で設置をしてございます。
それから、フロン回収の、これはボンベの数でよろしいですか。その数につきまして、ちょっと今調べてございませんので、ご理解いただきたいと思います。
それから、20ページのし尿収集の関係でございます。これにつきましては、平成11年度からし尿収集の業者委託を始めました。従来ですと3台編成で3台とも直営でやっておったわけでございますけれども、11年度からは3台のうち1台を業者委託いたしましてし尿のくみ取りを行っておるわけでございます。
そこで、その成果ということでございますけれども、私ども、委託契約に基づきまして、直営同様、適正にし尿収集が円滑に行われているということで、ひとつご理解をいただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) 総務課長。
〔総務課長 篠原敏雄君登壇〕
○総務課長(篠原敏雄君) 先ほど答弁漏れのありました10年度の臨時職員の数でございますけれども、13名でございます。
○議長(神田政夫君) 業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) ボンベの数ということで、フロン回収のボンベの数でございますけれども、17.5リッター入りのボンベ3本を購入してございます。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) 岡崎議員。
〔14番 岡崎克巳君登壇〕
○14番(岡崎克巳君) 再質問させていただきます。
臨時職員の関係なのですが、10年度は1,898万6,094円ということで11年度減っているわけなのですが、今後の方向性を示していただければと思います。
あと、ごみ日程表配布に関しては理解いたしました。
あと、ごみ日程表に関しての経費も理解させていただきました。
この日程表に関しては、私は昨年度議会において一般質問でカレンダーではどうかということでお話ししましたけれども、幸手でもカレンダー方式で取り組んでいるということですので、久喜宮代衛生組合もカレンダー方式になるよう要望させていただきます。
あと、ペットボトルなのですが、私、単純に見まして、回収と商品化が同じではないかなと思ったものですから、そういう形で質問させていただきましたけれども、今後は回収と商品化が同じになるような方向になるように要望させていただきます。
あと、フロンボンベなのですが、先ほど3本ということですが、その後の処理というのですか、管理、処理はどういう形にされているのか、これもう一度お伺いいたします。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) 総務課長。
〔総務課長 篠原敏雄君登壇〕
○総務課長(篠原敏雄君) お答え申し上げます。
臨時職員の今後の方向性といいますか、考え方というお尋ねでございますけれども、衛生組合では季節によりましてどうしても忙しくなる、そういった時期がございます。そうした際にはやはり臨時職員の方で対応させていただきたいというふうに考えておりまして、今後におきましてもそうした多忙な時期につきましては従来どおりの臨時職員での対応ということで考えておるところでございます。
以上です。
○議長(神田政夫君) 業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) お答えいたします。
フロン回収の関係でございますけれども、私ども、回収いたしましたフロンにつきましては、当然回収ボンベで保管をいたしまして適正にこれを処理しておるところでございます。これからのフロン回収のいわゆる処理の方法でございますけれども、あくまでも破壊処理、これを基本に適正に処理したいという考え方でございます。ただ、申し上げておきますことは、来年度からは家電リサイクル法が入ります。そのようなことから電化製品のフロンの冷蔵庫等がかなり私どもへの搬入がなくなってくるであろうとのことの中で、私どもの方もその体制を見ながら処理はしていきたいというふうに考えてございます。よろしくお願いしたいと思います。
○議長(神田政夫君) 以上で岡崎議員の質疑を終わります。
次、ほかにありませんか。
猪股議員。
〔6番 猪股和雄君登壇〕
○6番(猪股和雄君) 何点か質問させてもらいます。
最初に、減量推進員なのですけれども、先ほど質疑、答弁がありましたが、久喜で204人、宮代117人ということですが、久喜で全部予定しているのは273人、宮代町の方は127人に対して117人ですから、ほぼもう達成しつつあるのかなというふうに思いますが、久喜の場合まだかなり不足といいますか、配置されていない地域があるということになります。この数は11年度中ずっとコンスタントに増えてきて、つまり配置されていない地域はもうどんどん、どんどん減ってきているということで理解していいのか。その後ももちろんあると思うのですけれども、近いうちには達成できるというふうに考えていいのかどうか、お願いをしたいと思います。
特に推進員の方たち、これも先ほどバックアップという話もありましたけれども、地域でかなり苦慮されています。一人一人話を聞きますと、けんかになりそうなときも間々ある。そういうときにはこちらに連絡するように言われているから気が楽だということも言ってらっしゃる人もいましたけれども、地域での対象地域の住民たちを集めての街頭での説明会といいますか、もちろん家の中でもいいのですが、そういうものは年度中どれぐらい取り組みとしては行われてきているのでしょうか。
また、こちらから直接衛生組合として地域に推進員の方たちを介して指導に行った回数等、もし把握できていればお願いをしたいと思うのですが、もしなかったらしようがないです。それが一つです。
それから、次が清掃総務費、塵芥処理費のところでお伺いしたいのですけれども、特に事業所への指導のあり方、どのように11年度なされてきたかということです。これも今までずっと継続してお聞きしているのですが、まず今出してもらっている減量計画書、それがその個々の事業所においてどのように実施をされてきたのか、どのように達成をされてきたのか、あるいは達成をされてこなかったのか、そのチェックというものをどのように行ってきて、どのように評価しているか、お願いをしたいと思います。その評価についてです。
それから、事業所で特に食品関係のところですけれども、独自に堆肥化設備等を設置している事業所というのは幾つぐらいあるのか、そういう把握はされていらっしゃるか、お願いをしたいと思います。
それから、これは歳入のところで聞いたのと、数字を出していただいて、それを踏まえて今お聞きするのですけれども、多量排出事業所50の中で23、約半分の事業所で増加しているのです。それから、25のところでむしろ減量している、そういう実績が上がってきています。さらに、それを詳しくもっと見てみますと、50トン以上出しているのが14事業所ありまして、その中では10事業所が増加なのです。つまりごみをたくさん出しているところほどますます増えていく、少なく出しているところはだんだん減量していく、そういう傾向がはっきりあらわれているのです。ですから、イトーヨーカ堂という名前も出ましたけれども、そういう多量に出ているところに対しての指導というものを特に強めていかなければならないわけで、そういう事業所ごとの排出状況、増減状況を見ながらの個別の指導というものについてどのようになされているか、見解と評価についてお聞きしたいと思います。
それから、次がごみの搬入業者への指導ということで、一昨年はたしか受け取り拒否が1件あったのかな、11年度においては勧告までいったのが1件ということで途中の段階で聞いていますけれども、最終的に注意あるいは指導、勧告、受け取り拒否、どのようになされてきているか、明らかにしてください。
それから、特に搬入業者に対しての研修、啓発というものはどのように行われているかということです。事業所に対して文書を送ってもなかなか効き目はありませんね。実際に搬入してくる事業者に対して、ここであけさせて中をチェックするということも今までやられてきていますけれども、そういうことを行った件数は11年度ではどのぐらいあったのか、お願いをしたいと思います。
それから、実際に搬入してくるそうした従業員の方たちに対して、例えば一堂に集めての研修、啓発というのが当然必要になってくると思いますけれども、行われているのか、行われているとしたら年間何回くらい行っているか、お願いをしたいと思います。
それから、調書の方で20ページにごみ質の分析が出ていますけれども、これはちょっと当局の見解、評価をお聞きしておきたいのですけれども、特にこの中で厨芥類については年々減少傾向にあるのかなというふうに思います。ただ、ここに出ているのは5月、7月、8月、こういうふうに載っているわけですが、平均値で見ていますのでなかなかそういうふうに言い切れるかどうかわかりません。当局としてはどのように考えていらっしゃいますか。
それから、不燃物類については逆に毎年毎年傾向にあるのかな、これはつまり可燃系ごみの中に入ってくる不燃物が増加傾向にあるのかなというふうに理解するのですけれども、その点どのように見ていらっしゃいますか、お願いをしたいと思います。
それから、同じ調書の19ページなのですけれども、これはちょっと書き方の問題なのですが、ここにごみ資源の搬入量で有害ごみというのがありますが、これは去年だと蛍光管等というふうになっていたのですが、この内容は同じでしょうか、内容変わっているのでしょうか、ちょっとお願いします。
それと、あと決算書の16ページです。一般廃棄物最終処分業務、これも毎年聞いております。各地ごとの最終処分の量についてお願いをしたいと思います。
それから、プラスチック固形燃料、大熊町へ持っていって燃やしていて、先ほどダイオキシン測定の数値は言ってもらいました。ただ、これは1年に1回のことですし、これをもってはっきり評価していいのかどうかわからないところはあるのですけれども、これも毎年毎年数値を明らかにしてもらっていますと数値がだんだん悪くなってきているように見受けられますけれども、例えば10年度は10月に行って、1号炉が0.9、2号炉が2.1ということでしたよね。そうしますと、こちらとして搬入をしていって、大熊町との協議で特に問題が出てない、こちらから何も言ってきてないから大丈夫なんでしょうという他人事のようなことは言ってられないのだと思うのです。そのクリーニング工場のボイラー自体が老朽化してきているとか、あるいは管理がうまくいってないとか、そういう情報を当然とっているべきだろうと思うのです。それによって、これがいつまで本当にできるのか、10年というのはあるけれども、本当にそれだけもつのかどうか、そういう見通しについてどのように考えていらっしゃるのか、そういう情報収集から見通しまでのことについて見解をお聞きしたいと思います。
それから、フロンガスの処分業務、18ページですけれども、破壊という方法で適正に処理しているということでした。委託先、それから量をお願いします。それから、方法については、この議会でも破壊という方法が本当に安全なのか、それが保障できるのかということが議論になったことがありました。その点については当局でどのように検討されてこの方法を今とっているということなのか、説明してください。
以上です。
○議長(神田政夫君) 総務課長補佐。
〔総務課長補佐 石井信幸君登壇〕
○総務課長補佐(石井信幸君) まず、減量推進員の関係でございますけれども、減量推進員につきましては、平成12年3月31日…平成11年度の末で、先ほども申しましたけれども、久喜市が273名中204名、宮代町が127名中117名、今年、平成12年度10月1日現在で久喜市が273名中205名、宮代が127名中116名です。合計しますと、今年の3月31日と今月の1日と400名中321名ということで人数がくしくも同じでございます。久喜市においては、今年10月1日現在で75.1%、低い数字なのですけれども、これもできるだけ選任していただくよう、これからもお願いをしていくつもりでございます。
それから、地域で苦慮している対象地域の方への説明会の回数ということなのですけれども、ちょっと集計はとっていませんけれども、依頼をされまして業務係といいますか、収集の方で実際に現場に出向きまして指導、そういうものをしたらよくなった。それははっきり数は申し上げられませんけれども、数回行っております。それから、減量推進係においても何回か行きまして説明はしております。
それと、事業所の堆肥化とか何かの機械を導入している、把握しているかということなのですけれども、一応現場では確認はしておりませんけれども、減量計画書、その中でちょっと見ますと、新井病院が業者に委託して堆肥化を少し始めたということです。それから、高山造園が破砕機を購入して枝葉のチップをやっております。それから、華屋与兵衛という久喜のこれは飲食店ですけれども、やはり生ごみを地方の農家に搬出して堆肥化をしてもらっているという報告が来ております。それと、ココス久喜においても生ごみの堆肥化を始めたということであります。それから、与野フードの和戸店なのですけれども、機械を導入したいということが来ております。それから、大植、造園業者ですけれども、やはりチップ化機械を購入したということの報告が来ております。
それと、事業所においての減量計画書の関係なのですけれども、確かに上位50店以上のところは増えている事業所の方が多い結果は出ております。それで、減量計画書と実際の実績を調べてみますと、上位10社を申しますと、減量計画書よりも実績の方が多い業者が上位10社で7社が増えております。計画書よりも減っている業者が3業者でございます。
これからの指導方法といたしましては、私ども減量は再三お願いしてきたわけでございますけれども、横ばい傾向で余り減量されてないというのが現状ですけれども、衛生組合に持ち込まれるごみ、これは全部分別されておりまして、全量が焼却炉で燃しているわけでございませんので、ある程度資源化の方にも回っております。ただ、それの内容については、一度搬入時点で一緒に全部はかってしまうものですから、例えばごみ焼却炉に入るトン数と資源化に回るトン数は把握してございませんけれども、ある程度の分別は徹底させているつもりでございます。
それに基づいて、先ほどのご質問の中で現場での指導の回数とかそういう関係もありましたけれども、現業の職員といいますか、持ち込みのところで随時ごみの搬入についてはチェックいたしまして、随時悪いところにおいては注意しております。その注意しても聞かないというか、何回言っても同じですよという場合に私どもの方に上がってきまして、先日もちょっと一カ所口頭で注意した結果がございます。
それと、昨年において、ではどのぐらい指導したかということなのですけれども、現場の職員が分別が悪いということはたびたび話しています。ただ、事務所へ上がってきまして私どもがやったのは分別指導、これは文書通告ですけれども、久喜市で2件、宮代町で1件、合計3件文書指導をやっております。それから、分別の勧告ということで、受け取り拒否しますよということは宮代で1件やっております。これは、実際私も出向きまして、現物をそのところまで持ち込みまして、「こういう状態ですから、今後改めないと引き取り拒否をいたします」ということで、これは通告してまいりました。これは今年の3月だったのですけれども、ちょっと3月議会でも報告いたしましたけれども、その後改善されて分別されております。ただ、責任者がかわると一時的に悪くなることがありますので、よくなったからということにおいてちょっと安心はできないと思うのですけれども。
それと、多量排出事業所のこれからの減量の指導はどういうふうにやっていくかということなのですけれども、ご存じのように循環型社会形成推進基本法ですか、ことしこれが制定されました。その中で食品循環資源再生利用の促進法とか、そういうものができましたので、これらの法の趣旨といいますか、それらの内容を説明しながら、また減量推進会議等で、こういうものができたので減量、堆肥化とか、そういうものに力を入れてくださいということで、これからも減量の指導はしていくつもりでございます。
以上です。
○議長(神田政夫君) 業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) お答えいたします。
まず、調書の方の20ページのごみ質の分析の関係でございます。議員さんの方からご指摘いただきましたように、年6回やってございますごみの種類の組成分析を見ますと、確かに10年度と比較いたしますと厨芥類の数値と不燃物につきましては逆に増えているというような状況には数値的にはなってございます。
ただ、この分析値を私どもの方で細かく評価するにはなかなか難しい面もございます。分析値を見ますと、紙類がまた逆に増えているようでございます。その辺も含めまして、これから各ごみ質の種類ごとにどのような内容なのか、十分ひとつ私どもも検討しなければならないというふうに考えてございますので、よろしくひとつお願いをしたいと思います。
それから、最終処分場の量でございます。最終処分場の各処理場の処分量でございますけれども、まず焼却灰でございますけれども、全体で2,957トン処分しておるわけでございまして、そのうち長野県の小諸市の方へ1,020トン、それから山形県の米沢市、ここへ774トン、それともう1カ所、福島県の小野町、ここに1,163トン、合わせて2,957トンということでの焼却灰の処分を行ってございます。
それから、不燃残渣の関係でございますけれども、これが792トン、総量で処分してございます。その内訳でございますけれども、まず長野県の小諸市の方に216トン、それと群馬県の草津町、ここに325トン、それと山形県の米沢市の方に251トン、このような形で最終埋め立て処分を行っておる状況でございます。
それから、福島県の大熊町の固形燃料のダイオキシンの関係でございますけれども、これは福島県の大熊町とこのクリーニング工場での公害の防止協定を結んでおるわけでございまして、年1回のダイオキシンの測定という形の中でやっておるわけでございます。ご指摘いただきましたように、確かに数字が年々悪くなっていることも事実でございます。この辺の状況につきまして私ども細かく承知はしてございませんけれども、私ども、大熊町行政サイドの方とも十分その辺連絡等とり合って、その内容等について行政サイドのまたご意見等も伺っていきたいというふうに考えてございますので、よろしくひとつご理解いただきたいと思います。
それから、18ページにございますフロンガスの関係での処理方法でございますけれども、このフロンガスの処理につきましては、従来は保管という形ですべてやってきてございまして、平成11年度に初めて破壊処理の処理をした経過がございます。内容的には、処分先といたしましては栗橋町にございます株式会社クリエイトという処理業者がございます。この業者が要するに埼玉県のフロン回収処理業者としての位置づけをなされておる業者でございまして、県の紹介によってここへ処理しているということでご理解をいただきたいと思います。処理量としては281.4キログラムでございます。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) 猪股議員。
〔6番 猪股和雄君登壇〕
○6番(猪股和雄君) 大体わかりました。
今ご答弁いただいた中でこういうことでいいのかなとちょっと疑問を持つのですが、例えば地域への説明会ですとか、こういうのは全部記録が残っているわけですよね。それもないということではないですよね。だから、それはちゃんと出るものだろうと思いますけれども、だからそういう数値的なものは是非これから整理してきていただきたいなという気がいたします。
あと、事業所の減量計画書の評価なのですけれども、上位10社の中で見ると計画書よりも多かったのが7社で減っているのが3社ということですけれども、こういうのは、計画書はただ出してもらって努力してもらえればそれでいいんだということではないわけです。実績を上げてもらわなくてはならない。それはある意味では非常に緩やかなものかもしれないけれども、ある意味ではその事業所、会社が衛生組合に社会的に約束したものだろうというふうに思うのです。それについてその後どういう具体的な、ではこの計画書そのものが極めてあいまいで達成不可能なものをただ数字で載せてきたのか、あるいはそれ自体は非常に正確でよかったけれども、予想外の、あるいは事業活動の方での別の要因があって増えたのか、そういう指導がされていかないと、今答弁の中にもあったように横ばいで余り減量されていないということで経過してしまうと思うのです。そういう引き続きの計画書に基づいた、それを守っていただきたい、それよりもさらに減らしていただきたいという指導はどのようにされるのか、されてきているのか、お願いしたいと思います。
それから、持ち込みの現場での指導については、持ち込みのところでチェックしているということで、これも件数とか言ってもらえなかったのですけれども、ただそこで現場の職員の方が業者に対して口頭で指導するのまで全部一々件数に数えるのかどうかということももちろんありますけれども、その中でどういうところがどういうふうに問題があったのかという、それが注意の実績としてきちっと上がってこなければいけないのだと思うのです。現場だけで済まされていてはいけないと思うのです。もう久喜宮代、職員の方も現場の人たちも、それから市民の方たちも一生懸命努力をしてここまで来た、これをさらに進めるためにはもう一歩の強いといいますか、踏み込んだといいますか、指導がなされなければいけない段階だというふうに思いますので、その意味からこちらでその注意の実態、それに対してさらにどうするのかということをぜひ検討していただきたいと思うのですが、これは要望にしておきます。実績とかについてもきちっと事務所段階で把握できるようにしていっていただきたいということを要望しておきたいと思います。
あとは結構です。
○議長(神田政夫君) 猪股議員の再質問に対して、要望もありますが、質問もありますので、答弁願います。
総務課長補佐。
〔総務課長補佐 石井信幸君登壇〕
○総務課長補佐(石井信幸君) 多量排出事業所への指導ということなのですけれども、減量計画書、これをどういうふうに見ているかということなのですけれども、上位10社で見ますと、減量計画書、中身を見ますといいかげんに書いたのではなくて、前年の実績から幾らかでも下げて計画書が出てくるわけです。前年よりも多く書いてくるところはありませんので、計画書は少なく書いてきます。そうしますと、前年の実績並みに出るとプラスの業者が多くなることなので、業者においてはいいかげんな気持ちで減量計画書を出しているのではないと解釈しております。ただし、減量計画書を出されても実際それが減らないということもありますので、先ほど言いましたけれども、循環基本法とか食品の堆肥化とか、そういうのが法ができましたので、その趣旨を踏まえてこれからも再度もう少し強く指導していきたいと思いますので、ご理解をお願いいたします。
○議長(神田政夫君) 以上で猪股議員の質疑を終わります。
ほかにありませんか。
角野議員。
〔5番 角野由紀子君登壇〕
○5番(角野由紀子君) 5番の角野です。基本的なことで申しわけないのですけれども、16ページの12番役務費なのですが、生ごみ処理機撤去12万6,000円の中身、内容を教えていただきたいと思います。
あと、それから18ページなのですが、使用料及び賃借料の設置型生ごみ処理機運搬料、また15番の工事請負費の設置型生ごみ処理機設置に係る屋根等取りつけ工事ということで、決算審査意見書の中の7ページの3款Bなのですけれども、「生ごみ堆肥化への試みとして、設置型生ごみ処理機2台により実験を行った」ということです。これの状況というか、内容も一緒にお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(神田政夫君) 業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) お答えいたします。
決算書の16ページの役務費の中で、生ごみ処理機撤去の費用ということで12万6,000円ございます。これにつきましては、宮代町では特別養護老人ホームでございますみどりの森、これと久喜市にございます鶴寿の里というやはりこれも特別養護施設、この2カ所に生ごみ処理機、いわゆる設置型でございますけれども、この処理機を置かせていただきまして、事業所の生ごみの試験をやらせていただいた経過がございます。この処理機については、あくまでもその処理機のメーカーのデモ機ということで無償で貸与していただきまして、ただ機械は無償なのですけれども、撤去費用と次の決算書に同じようにございます18ページのやはり使用料及び賃借料の中で設置型生ごみ処理機の運搬料、やはり運搬についても一応私ども組合の方の経費でということでございました。
それとあわせて、ご質問にもございましたように、工事請負費の中で設置型の生ごみ処理機に係る屋根の取りつけ工事ということで、どうしても屋外に設置した経過もございます、鶴寿荘というところにつきましては。そのようなことから、私どもの方で準備できる範囲は私どもの方で準備をして、設置型の生ごみ処理機については無償で貸与して平成11年の7月から翌年の1月、2月ごろにかけて一応この事業所での残飯処理を堆肥化していただくという経過でございます。そのような経費だということで、ひとつご理解いただきたい。
○議長(神田政夫君) ほかに質疑ありませんか。
林議員。
〔9番 林 恭護君登壇〕
○9番(林 恭護君) 10ページ、負担金補助及び交付金の欄の上から5、6番目に埼玉県廃棄物広域処分対策協議会費負担金30万3,390円、これは前年度からついておったのですが、ちょっと質問し損ないまして、儀礼的な負担金とも若干違いますし、相当の額になりそうなので、この協議会の性格なり目的なりご説明願いたいと。
あわせて関連しまして、埼玉県三ケ山に最終処分場があるわけですが、我が衛生組合の灰は混合灰であるということで初期に断られたいきさつがあると思います。現在飛灰を完全分離収集体制ができて、飛灰と普通焼却灰とが分離されたときに、現在の三ケ山の施設に申請する、登録をする権利が生じたかと思うのですが、三ケ山の状況を含めてその辺もお話しいただきたい。
次が14ページの清掃総務費の中のこれは委託料になりますが、し尿ごみ処理手数料徴収業務226万円、これは中身理解できるのですが、住民記録取り込みリストの出力業務61万円、金額は些少でございますが、このリスト出力をやはり委託でやられていると思いますが、どういう中身なのかお尋ねしたいと思います。
次にもう一点、16ページ、13委託料の中の繰越明許費で441万円、ダイオキシンの測定費用でございますが、これは前年度までは1,000万円単位でありました。ここに出ています前年度の繰り越しは1,029万円、その前の年も1,000万円弱だったと思います。これは業者が日本品質機構さんでしたか、から今度東邦化研へかわられたということのいきさつがあると思うのですが、このダイオキシンの測定する単位、サンプル数が大きく減ったのか、ないしはサンプル数はたしかそんな幾つも減ってないと思うのですが、いわゆるダイオキシンの測定費用が下がってきたと、こういうことで入札をされたやに聞いておりますが、その入札の状況。
それから、このダイオキシン、大変非常に特殊な物質ですので、測定する場合の測定数値の信用度の問題がいろいろあるかと思います。東邦化研さんはそういう意味では信用度が十分保証できるというご判断だと思うのですが、この信用度というものをどこで判断するのか、その辺のいわゆる規格といいますか、何か手がかりがありましたら教えていただきたいと。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) ここで休憩します。
休憩 午後3時15分
再開 午後3時32分
○議長(神田政夫君) 再開します。
休憩前の林議員の質疑に答弁願います。
業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) お答えいたします。
まず、決算書の10ページであります埼玉県廃棄物広域処分対策協議会の負担金の内容でございます。この協議会の内容でございますけれども、これにつきましては、埼玉県内各市町村、一部事務組合、これらが構成団体として協議会を設立してございます。この協議会の目的でございますけれども、県内のごみ処理について広域処分の体制を要するに整備していくんだということから設立されました協議会でございまして、現在この協議会の事業内容といたしましては、広域処分場、要するに最終処分場の確保をしていくための協議会でございます。この協議会の中で調査研究などを行っておるわけでございまして、現在寄居町にございます三ケ山の処分場、これの次の最終処分場ということで、現在候補地として小川町に広域処分場を建設をしたいというような考え方の中で小川町の方と協議がなされておるというような内容になっておるわけでございます。
それから、寄居にございます三ケ山の最終処分場の関係でございますけれども、ご質問いただきましたように、私ども、焼却灰とばいじんにつきましては灰分離ということで、工事が先般7月に完了いたしました。ですから、8月からばいじんと焼却灰につきましては分離をして処理をして行ってございます。
そのような中で、焼却灰につきましては寄居町の三ケ山の処分場に今度はこれから搬出できるであろうということでございますけれども、そのような考え方で私どもの方も県の方と先般協議をしてまいりました。13年度からは一部の焼却灰につきましては寄居にある三ケ山の処分場の方へ搬出をしていきたいということで、県の方にその希望調査の中で申請を行ったところでございます。
ただ、県の方では、やはり焼却灰であっても溶出試験、また灰の分析内容も十分事前に調査を行いたいということでございますので、今年度中には県の方からの私どもの焼却灰の成分の確認という中で、最終的には認められれば13年度からは一部焼却灰については寄居の方に搬出をするということで現在計画をしておるところでございます。
それから、14ページの委託料でございます。住民記録取り込みリストの出力業務ということでございます。これにつきましては、料金関係の収納事務の関係で、毎年住民の転出入の異動がございます。それらの異動リストを電算処理するその業務ということで、毎年業者委託をしてこの出力業務をお願いしておるというような内容でございます。
それから、最後に16ページにございます繰越明許の中で委託料441万円繰り越したわけでございます。これと前年度のダイオキシンの測定の委託費、委託料かなり金額に差があるというご指摘でございます。この関係でございますけれども、平成10年度分といたしましては検査検体数が19でございました。11年度につきましては15検体ということで、4検体ばかり少なくはなってきてございます。それとあわせまして、年々ダイオキシンの1検体の測定費が相当単価的には下がってきてございます。現在1検体20万円強程度の金額で設定されておりますけれども、以前は40万円を超えるような金額でございましたので、その辺の差で委託料が減ってきたという経過でございます。
それから、その測定数値の信用度の問題でございますけれども、私どもはあくまでも競争入札という形で、今回競争入札で発注をしてございます。その競争入札に当たっての業者選定の中で、埼玉県には埼玉県の方でダイオキシンの測定リスト、いわゆる業務機関のリストがございます。そのリストの中で、私どもの方としては最終的には国、県、これらの実績のある測定会社等を5社程度選定いたしまして、その中から、先ほどお話がありましたように東邦化研という業者が測定業者ということで実施したわけでございます。ですから、測定の信用度の問題につきましては、あくまでも県のリストに挙がっておるいわゆる信頼された業者であるということで認識をしてございますので、ご理解をいただければと思います。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) 林議員。
〔9番 林 恭護君登壇〕
○9番(林 恭護君) 再質問させていただきます。
10ページの協議会の性格及び三ケ山との関係は、ご説明ありがとうございました。今いろいろ埼玉県外の他県に最終処分を先ほど明示されましたような分散お願いしているわけですが、県内でその溶出試験等に合格できるならば一部できるというお話、もちろんこの灰にしても不燃物にしても、最終処分を他に依頼することなく、どうしたら自前でできるか、そのためのごみ減量というのが私どもの最大の課題だと思いますが、それが実行できるまでの間、やはりリスクを分散し、また一応埼玉県内で可能性があるならば、そこに当面お願いをするということ、やむを得ないかと思います。ぜひその申請に基づいて品質保証等を完璧にやっていただきたいと思います。これは要望でございます。
他も一応ご説明を受けましたので、理解いたします。
この3点目のダイオキシンの測定の問題でございますが、県内の業者リストの中で、国なり県なりが認定できる5社を競争入札したと。私もよくこれはわからない点がたくさんあるのですが、検定業者が当初20社ぐらいあって、今随分増えて数十社になっているかと思います。そういう意味で、また測定技術もいろいろ上がって単価も下がっているということも進行していると思うのですが、この測定をする技術の信頼度、実はこの業者は業界をつくっていろいろ相互情報を交換していたと。それがやはり独占禁止法に抵触して一遍刺されたこともございます。この辺の独占禁止法上の問題と、それからその測定技術そのものがどのように保証されるか。これは国の厚生省なり通産省なりが指導するのだと思うのですが、いわゆる安ければいいというものでもないと。もちろんこういうものですから、単価1検体40万円、非常に高かったと。一遍何かやっても1,000万円以上かかってしまうと。もっと安くて、できれば年に数回やりたいと、こういうのがまた単価が障害していたわけですが、安いのと、その品質が本当にどこまで保証できるか。非常にこれはごく微量の高度な検知を必要とするので、今この業界でも果たしてどの程度の数字の誤差が許されるか許されないか、そこには機械の性能もあるし、それを扱う人間の技術の熟練度の問題もあるということで、大変騒がれているだろうと思います。
現状この競争入札で新しい業者にかえた。たしか東方化研さんは、久喜市は以前その業者もお使いだったかと思いますので、そういう点では未知の業者ではないと思います。当面そういうのを使いながら、なお内容をひとつ注目をしていくお互いに努力をしてまいりたいと、このお願いみたいなものを申し上げまして、以上で終わります。
○議長(神田政夫君) ほかに質疑はございませんか。
加納議員。
〔10番 加納好子君登壇〕
○10番(加納好子君) 10番、加納です。大分前段者の方が質問してくださいましたので、質問することは少なくなりましたが、1点、2点お伺いしたいと思います。
成果表の20ページ、前段者でご質問の中にあったのですが、ごみ質分析で竹・木・わら類、それから厨芥類は、これは大量排出業者の方で対策を練った結果がこれにあらわれているという部分が大分大きいと思うのです。実はすごく増えているのが、今年度可燃ごみが増えてしまったということなのですが、紙・布類が10年度と比べますと12%増えているというのが大分大きいポイントではないかと思います。それから、不燃物が増えているということです。一方、廃棄物の最終処分の方を見ますと、焼却灰、不燃残渣が増えているということにつながりますと、大量排出業者については、相変わらずの指導にもかかわらず増えているということはあるにしても、それなりの対策が、別に一般住民が考える、ここの啓発を促す必要があるのではないかという問題が出てきたような気がします。
紙・布類が12%というのはかなり大きいですし、これがその前のページ、19ページの成果のところに文章としてあらわれている、集団回収事業分を加えると38.8%という数字になったということが素直に喜べるかというと、そうでもないような気がします。ここのところは、やはり公共事業として回収しなければならない部分にやはり見直しをしなければならない問題点が出てきたのではないかと思います。ここについてどういうご見解をお持ちかお伺いします。
それに伴ってですが、委託料を払って委託回収しているにもかかわらず新聞の持ち去りが大分ありましたが、そういったときにも同じ委託料の範囲内で業者はやっていればいいのですが、あの時点で調べますとかなり回収に来る前に持ち去られて、その後残った分を持っていく。半分ぐらいになっている場合もあるのです、新聞だけ持っていったり。そういうのを持って帰る。残っているのはざつがみだけで、これは無償あるいは逆有償になるかもしれませんが、そういうものを集めるための業務をしているということになるのです。ここもやはり少し問題が残っているのではないかと思います。
それから、分別してないと。私もちょう木曜日で出してきましたが、相変わらず新聞と雑誌、ざつがみ、新聞の中にチラシがそのまま入っていますけれども、それをそのまま出している人が大分います。この場合は中間の例えば0.5、50銭になるかというと、そういうことにはならないと思うのですが、こういうものをもう少し考えていかないと、やっぱりざつがみの値段で引き取られるというのがだんだん増えてくる。この見直しもやはりしなければならないということも出てきたと思います。ということになると、さらに考えてみますと、住民が努力して分別して出すというところにもかなり新たな啓発を促さないと倦怠感が出てきているのではないかと思うのです。
例えば自分たちがこういうふうにして日々、習慣的にはなったとしても、苦労して出したものがどういう成果としてあらわれてくるかというのがだんだん見えにくくなっていると思うのです。そういうものが例えば成果物としてトイレットペーパーだとかペットボトルの再生品であるとか、そういうものが自分の手元に返ってくるとか、そういうようなことも今後考えていかないと、住民のすることですから、ずっと継続的にやっていくことに関しては時々見直しをかけないと、分別とかそういったところにも影響が出てくるのではないかと思うのですが、その点はいかがでしょうか。
○議長(神田政夫君) 総務課長。
〔総務課長 篠原敏雄君登壇〕
○総務課長(篠原敏雄君) お答え申し上げます。
ごみ質の分析の中で紙・布類の占める割合が多くなってきているということでございまして、住民の方が可燃ごみとして紙類あるいは布類を捨てる場合にどういったものをお捨てになっているかと、その中身の問題でもあろうかと思いますけれども、これまで長い間にわたりまして分別をお願いしてきている経緯がございます。大変大きな協力をいただいているわけでございまして、そうした協力をいただいた上でなおかつ紙・布類が結構多くあるということは、その紙・布類が資源に回せるようなものなのかどうかというところも一つよく考えなければいけないのかなと思いますけれども、とりあえず私どもとしてはこれまで同様、あるいはこれ以上にまた住民の皆様に分別についての徹底のお願いをしていかなければいけないのかなというふうには思っております。
それから、住民の方の協力、それが成果として見えるような形というお話でございますけれども、これはまさしく私どももそのとおりだと思います。私どももこれまで単に住民の方に協力をお願いします、お願いしますということでお願いした結果、どういう成果があったのかということについてのPRが多分少し足らなかったのかなというふうに思います。そうした点を踏まえまして、今後そうした住民の方の協力がどういう形で成果としてあらわれてきたのか、そういう点につきましてきちんとお知らせをしていくように努めていきたいと思います。
以上です。
○議長(神田政夫君) ほかに質疑はございませんか。
赤塚議員。
〔11番 赤塚綾夫君登壇〕
○11番(赤塚綾夫君) 成果表からお尋ねいたします。
14ページなのですが、当組合の最大の懸案事項であります新設炉の建設についてお尋ねするところですが、14ページの2の議員研修ということで千葉県と茨城県に視察研修されておりますが、その成果という形で「視察することにより、新設炉への更新に向けて新たな認識を得ることができた」という報告がありますが、更新というのはどういう意味なのか、けさほど管理者からも最初に話されたようではございますが、再度更新とはどういうことなのかお尋ねいたします。
それから、17ページでお尋ねいたします。2番の委託料のことなのですが、し尿ごみ処理手数料徴収業務ということで、集金人に対し226万2,260円お払いすることなのですが、この集金人の方々で、歳入のときに説明を求めたのですが、それを飛ばされておりましたので、ここで一緒にあわせてご報告いただきたいと思いますが、歳入では全般では3,957万円あるのですが、そのうち集金人によって徴収された件数と金額を教えていただきたいと思います。
それから、その下の3番の備品購入についてお尋ねをするのですが、簡易無線局無線装置ということなのですが、無線について余りよくわかりませんのでお尋ねするのですが、各収集車、それから委託業者に合わせて20台取りつけるということなのですが、当組合では収集車は16台ということになるのですが、残りの4台が委託業者なのか、衛生組合の収集車が何台で委託業者に何台取りつけられたのか。もう一つは、簡易無線ということだから、私ども衛生組合だけの無線交流しかできないのか、他の回線にあわせて自由自在にいろんなことができるのかどうか、もしそうだとすると無線に関する免許が要るのではないかなと、そういう心配もするのですが、ここでは簡易無線局と書いてありますので、衛生組合だけの20台以外には使用できない無線機なのか、余りよくわかりませんので、その点お尋ねいたします。
以上2点ですが、再質問もありますので、よろしくお願いいたします。
○議長(神田政夫君) 総務課長。
〔総務課長 篠原敏雄君登壇〕
○総務課長(篠原敏雄君) お答え申し上げます。
私の方から調書の15ページの議員研修の方につきましてお答えをさせていただきます。新設炉の更新、更新とはどういう意味かというお尋ねでございますけれども、これは現在の焼却炉を新しいものに建てかえると、そういう意味でございます。
私の方からは以上でございます。
◇
◎会議時間の延長
○議長(神田政夫君) ここで時間延長します。
○議長(神田政夫君) 業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) お答えいたします。
まず、集金人の関係の件数と徴収金額でございますけれども、今調べてございますので、ちょっとお許しをいただきたいと思います。
それから、無線機の関係でございます。この無線機につきましては、昨年の10月から各ごみの……し尿もそうですけれども、収集車に無線機を取りつけまして、住民からの収集関係に関する苦情とかトラブルとか、それらを私どもの事務所の本局の方とつなぎ合わせまして即対応できるような形で住民サービスを効率的にやろうという形の中で、この無線機を設置した経過がございます。
無線機といたしましては、収集車としては19台でございます。この内訳でございますけれども、まずごみの収集車が7台、それからし尿の収集車が2台、それと有害ごみの収集車ございますけれども、これが4台、そのほかダンプということで平ボディーの車1台、それに先ほどお話がありましたように委託業者の収集車に4台取りつけてございます。要するにその委託業者は資源回収の業者、それとプラスチックの回収をする業者、それと可燃ごみと不燃ごみ、このような形の中で各車1台ずつということで、この無線機は私どもが貸し出しをいたしまして、すべて私どもの事務所の本部の方と即対応できるような形で無線機を設置してございます。
ただ、お話がありましたように、他の回線との交信についてはできません。あくまでも、私どもの本局と各収集車だけの交信ということでご理解いただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) 暫時休憩します。
休憩 午後3時57分
再開 午後4時2分
○議長(神田政夫君) 再開します。
先ほどの赤塚議員の質疑の一部につきましては後ほどに回していただくことにいたしまして、ほかに質疑がございましたらお受けします。
後上議員。
〔15番 後上民子君登壇〕
○15番(後上民子君) 18ページの備品購入費、塵芥収集車についてお伺いいたします。この塵芥収集車はどういう種類、特にディーゼル車かガソリンエンジン車かということを伺いしたいと思います。今東京都の方ではディーゼル車の規制という問題が起きていますので、できれば環境に配慮した車種であるべきだというふうに思うわけです。そのエンジンの種類についてお伺いいたします。
それから、衛生組合には塵芥収集車とかし尿収集車、有害ごみ収集車、それから委託業者の車等が入っているのだと思いますが、これのエンジン、これはディーゼルなのかガソリンなのかお伺いしたいと思います。
それから、久喜宮代衛生組合ではダイオキシン対策を一生懸命やっているわけですけれども、そういう収集業務に携わる車の排気ガス対策というのはどういうふうにお考えなのかお伺いいたします。
○議長(神田政夫君) 業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) お答えいたします。
塵芥収集車ということで、平成11年度、ごみ収集車ですけれども、1台購入してございます。これについての収集車の車種でございますけれども、2トン車のディーゼル車でございます。
先ほど議員さんの方からご指摘がございましたように、要するにごみ収集車でも低公害車を活用ということでのご質問をいただきました。東京都の方でも大分その辺先進的にやられておるようでございまして、私どもも今年度の平成12年度のごみ収集車の購入については、先般発注をいたしましてLPGというLPガスを活用した収集車ということで現在発注をしてございます。なぜLP車かと申しますと、ほかに天然ガス車もございますけれども、なかなか燃費の補給基地がこのかいわいに対応できないものですから、LPGであれば隣町の給油所で対応できるということで、では早速低公害車のLPG車を今年度1台購入しようということで発注した経過もございます。
今後の問題でございますけれども、当然のごとく排ガスという問題も私どもも十分これから認識しなければなりませんし、これからのごみ収集車の要するに買いかえ、切りかえ時には、やはり低公害車を基本にこれからは進めていきたいというふうに考えてございますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(神田政夫君) 後上議員。
〔「車のエンジンの種類」と言う人あり〕
○議長(神田政夫君) 業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) 答弁漏れで大変申しわけありません。
私どもの方の車の中では、平ボディー車ということで4台ございます。これは有害ごみの収集車でございます。それらの車以外はすべてディーゼル車ということでご理解いただきたいと思います。
○議長(神田政夫君) 後上議員。
〔15番 後上民子君登壇〕
○15番(後上民子君) そうしますと、業務用に使っている車はほとんどディーゼル車ということになるわけですね。買いかえ時期に低公害車を買いかえるということは、これはもう当然なことでありますけれども、その間走っている車が排気ガスをまき散らすというのは非常に問題があるのではないかというふうに思います。
きょうもたまたまこちらに出かけてくるときに、沖ノ山の信号のところで発進したし尿処理車が真っ黒い黒煙を排気していたわけです。今ディーゼル車の排気ガス対策というのもいろいろ研究されているようですので、是非そういうものを検討していただいて、買いかえを待たずに、なるべく安く導入できるものがあればそういうものを導入していただきたい。これはぜひ強く要望しておきます。
〔「再質問します。今のだけは聞けばそれでいいで
すから」と言う人あり〕
○議長(神田政夫君) 先ほど保留させていただきました赤塚議員の質疑に対する答弁については後ほど答弁していただくことにいたしまして、赤塚議員の再質問を続けます。
赤塚議員。
〔11番 赤塚綾夫君登壇〕
○11番(赤塚綾夫君) きょうはどういうわけか誤字に対していろいろ問題を私受けるのですが、14ページのさっきの議員研修のところで「視察することにより、新設炉への更新に」というその「更新」という言葉がこういうときに使うものかどうか。むしろ「建設に向けて」という方がはっきりしていいのではないのかなと思います。
それから、あと監査委員の報告の中にも「ごみ処理車を1台更新する」。私どもがよく使う「更新」というのは、延長するだとか、あるいは改めるだとか、改まることだとか、記録することだとかというところによく「更新する」という用語を使うのですが、新しく建設することを「更新」と言っていいのだろうか。増車する、あるいは代替することを「更新」という言葉。「調製」という言葉でもいろいろあれしたのですが、その辺のところ、これが本当の行政用語というのか何かをお尋ねしておきます。くだらないことかもしれませんが、お尋ねしておきます。
その次に、当衛生議会には公表されておりませんけれども、事務局としてはバランスシートを作成しているのかどうか。というのは、国や県の補助金なしで一部事務組合は経営している。要するに負担金、分担金だけで90%以上の予算の中で執行しています。今度新設炉等々いろんなことが出てきますが、ますます負担金等が増えるだけで、これは3分の2が久喜市さんで3分の1が宮代なのですが、そういう形で何かやるにしてもそれ以上の歳入がなければ結局負担金に流れていくと思います。したがって、今後の経営のあり方としてはバランスシートが必要であろうと思うのですが、決算報告に当たっては当衛生組合は、議会に公表はしてはいないけれども、ご自分たちでバランスシート等をつくっているのかどうか、いる、いないだけとりあえずお答えいただければいいと思います。
あとは簡易無線のことについては、他に使用できないのだということで、それが当然だと思いましたので、理解いたします。
以上2点よろしくお願いいたします。
○議長(神田政夫君) 総務課長。
〔総務課長 篠原敏雄君登壇〕
○総務課長(篠原敏雄君) お答え申し上げます。
まず、決算書、調書の中の文字の使い方ということでございますけれども、ご指摘の点を踏まえまして今後誤解を与えないようなわかりやすい、そうした言葉遣いでやっていくように注意をしたいと思います。
それから、バランスシート、つくっているかどうかというお尋ねでございますけれども、これはつくってございません。
以上でございます。
〔「了解です」と言う人あり〕
○議長(神田政夫君) ほかに質疑ございませんか。
石川議員。
〔16番 石川忠義君登壇〕
○16番(石川忠義君) 幾つか質疑します。
まず、6ページです。6ページの職員手当の特殊勤務手当について、名称別の決算額をそれぞれお願いします。
それから、8ページ、使用料及び賃借料の中のコピー機の賃借料について、毎年額は変わっているのですが、賃借料なのか、使用料や何か含まれていないのか。仮にリースでこの値段だとすると、例えば久喜市や何かは同じようなコピー機を2台で36万円で過去に購入したことがあるのですが、毎年100万円以上の金をリース代に払っているとなるとどうかなと思います。明らかにしてください。
それから、14ページについても、特殊勤務手当を名称別に決算額をお願いします。
それから、委託料の中の、先ほども出たのですが、住民記録取り込みリスト出力業務について、先ほどは料金出納事務、転出入の異動リストを電算処理する業務というふうに答弁なさっているのですが、調書や何かの方では出力業務というふうになっています。そのまま読めば異動リストの出力業務の委託のように僕はとらえるのですが、先ほどの答弁だと電算処理する業務の委託ということだったので、確認したいと思います。
それから、このリストの使用目的、集金のみに使うのか、このリストを出力して業者に渡してお願いするようなものなのかどうか、それから入力されている情報は何か、お願いします。
それと、その下の分別日程表配布業務について、平成11年度は1万8,400円なのですが、平成10年度は16万8,693円になって、平成10年度では資源回収・ごみ収集分別日程表配布業務というふうになっています。平成11年度は分別日程表配布業務に変わっているのですが、この違い、金額の差も含めて説明をお願いします。
それから、全体的なことなのですが、平成11年度中にこの組合に寄せられた住民からのクレームの数、それから内容をお願いします。収集にかかわるクレームの部分と収集以外の部分を総合的に考えて、ごみの関係ですとか、全部どういうようなクレームがあったのか、何件あったのか、対処をどういうふうにしたのかお願いします。
○議長(神田政夫君) 総務課長。
〔総務課長 篠原敏雄君登壇〕
○総務課長(篠原敏雄君) それでは、お答え申し上げます。
まず、6ページの職員の特殊勤務手当、これの内訳ということでございますけれども、一般事務職員手当、これが136万9,800円でございます。それから、年末年始現業業務従事手当が13万円、それから年末年始事務従事手当が1万5,000円、合わせまして151万4,800円でございます。
続きまして、8ページのコピー機の賃借料でございますけれども、こちらは使用料も込みでございます。
それから、14ページ、こちらは現業職員の方の特殊勤務手当の内訳でございますけれども、現業職員手当、こちらが544万6,600円、年末年始現業従事手当が61万5,000円、祝日現業従事手当119万400円、自動車運転手当107万5,740円、その他運転手当9万8,400円、合わせまして842万6,140円でございます。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) 業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) お答えいたします。
まず、14ページの委託料の関係の住民記録取り込みリストの関係でございます。これにつきましては、この委託先が日立情報システムでございまして、久喜市のいわゆる住民記録、これを日立情報システムの方から私どもは料金収納事務にかかわる記録のリストを電算処理で出力をしていただいてリストをつくってもらうというのがこの業務の内容になってございます。
それから、13節の委託料の分別日程表の関係でございます。平成11年度がその配布業務ということで1万8,400円でございました。ご質問ございましたように平成10年度は16万8,693円という、大幅に数値的には差が出てございます。この内容なのですけれども、この分別日程表の配布につきましては、宮代町の日程表を配布するに当たりましては衛生委員さんに直接配布するということで、先の質問にもお答えした関係がございます。平成11年度につきましては業者委託の経費ということで、赤帽さんといいますか、その業者さんの方から見積もりをとりましたその内容がこの1万8,400円でございました。
平成10年度につきましては16万8,000何がしの経費かかったわけでございますけれども、平成10年度の配布業務の発注につきましては、別な配送業者に頼んで従来からおりまして、1件当たり560円程度の経費がかかるということで、その内容で契約をしていた結果、16万何がしの数字になってきていたわけでございます。
平成11年度につきましては、先ほど申し上げましたような形で1件200円強というような数値の中で、金額的にも半額になってきたということでございます。それとあわせて、宮代町さんの方には衛生委員さんには1回分、平成11年度としては配布いたしまして、2回目の今年の4月の日程表につきましては、3月に今度は久喜市と同じように区長さんを通じて町役場さんの方にお願いをして配布をやってございますので、経費としては全くかからないわけでございますけれども、従来からの形では結果的には11年度は配布業務という形でこのような経費がかかったということでございますので、ひとつご理解をいただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) 業務課長補佐。
〔業務課長補佐 伊東雅夫君登壇〕
○業務課長補佐(伊東雅夫君) 石川議員の答弁漏れについてお答えします。
収集業務、クレームとか苦情はどれくらいあるのかという件ですけれども、結構クレームが多いです。その中で、集計はしてないのですけれども、取り残しの件で結構やっぱり問い合わせがあります。あと、分別の方法が悪くて残っているからということの問い合わせがあります。その対策としましては、こちらから行って中身を見て説明をしてくるというふうなことです。
以上です。
〔「件数」と言う人あり〕
○業務課長補佐(伊東雅夫君) 件数は、申しわけないですけれども、集計はしてございません。申しわけないです。でも、かなり多いということです。
○議長(神田政夫君) 石川議員。
〔16番 石川忠義君登壇〕
○16番(石川忠義君) 特殊勤務手当についてです。一般事務職員手当ということで、また特殊勤務手当が平成11年度も支給されていたようなのですが、一般事務職員手当の特殊性を説明をお願いします。
いろいろ条例の中で特殊勤務手当にはこういうものがあるというふうに記載されていることは承知して、その中で一般事務の職員が一般事務をして特殊勤務手当が支給されることについて、どういうふうに特殊だととらえて基準で支給していったのか、支給基準についてお願いします。
それから、コピー機についてです。コピー機については使用料込みということなのですが、そうすると使用料は使用料でできれば決算書の方に上げてもらった方がわかりやすいと思います。賃借料と使用料を分けてもう一回ご答弁お願いします。使用料から計算して、場合によっては印刷機や何かのリースを考えた方がコスト的には安くなる可能性も多いので、もう一度確認したいと思います。
それから、住民記録取り込みリスト出力業務についてです。大まかに大体わかりました。ただ、最初の質問でも言ったのですが、何の情報を出力しているのか、それがよくわからないので、含まれる情報、個人の部分の情報をお願いします。
それから、分別日程表については、当局の努力だというふうに感じますので、了解しました。
最後のクレームについてなのですが、収集に関しては結構多い、集計していないということなのですが、一番僕は問題だと思うのは集計していないことだと思うのです。その問題の中身が云々というよりも、結構多いということでもあります。いろいろ住民の方からいただいたものを、今民間でもそうですし、普通地方公共団体でもいろいろな声が行政の方に入ってくると、いろいろを分けてきちんと統計とっていますね。それに対処するためにはどういうふうにすればいいということを組織的に考えて対処していると思うのです。そういうふうに今後はクレームの処理についても持っていくべきだと思うのです。平成11年度の決算ですから、平成11年度についてはこういうふうにやってしまったということですので、今後についてはできるだけ分類をきちんと分けて、クレームの統計処理するように、これは要望します。
先ほど答弁いただけなかったのですが、収集以外の部分についてはクレームはどういうふうに届いているのか、もう一度お願いします。
○議長(神田政夫君) 総務課長。
〔総務課長 篠原敏雄君登壇〕
○総務課長(篠原敏雄君) お答え申し上げます。
まず、特殊勤務手当の一般事務職員手当の関係でございますけれども、この特殊勤務手当が制定されたというか、支給されるようになった時期というのがあるかと思うのですけれども、当時におきましてはこちらの衛生組合の方も現在と比べますとかなり環境的に職員の働く職場環境としては好ましくない状況にあったというふうに聞いてございます。そうした背景のもとに、こうした一般事務職員に対しても特殊勤務手当が支給されてきたというふうに思うわけでございますけれども、確かに時代も変わってきてございます。衛生組合の環境も実際変わってきてございます。そうしたことを踏まえまして、町なり市なりの特殊勤務手当のあり方等も十分踏まえました上で、今後のあり方については考えていきたいというふうに考えております。
それから、コピー機の賃借料とレンタル料に分けてというお話でございますけれども、いわゆるレンタル料金が38万1,600円でございます。いわゆる使用料、使った分に相当しますものが86万1,155円でございます。
それから、収集以外での衛生組合に対するクレームということでございますけれども、私がこちらに来てから経験した範囲におきましては、その収集以外でのクレームということにつきましては特別記憶にございません。そういった状況でございます。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) 業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) 住民記録のご質問でございます。私どもは、あくまでも私どもの方の台帳に登載している方々についての住民記録ということで住所、またお名前、住所の異動、出生、死亡等、これらの住民記録の情報を得ておるということでご理解をいただきたいと思います。
○議長(神田政夫君) 石川議員。第3問目です。
〔16番 石川忠義君登壇〕
○16番(石川忠義君) 特殊勤務手当や何かについては理解しました。
コピー機については要望だけします。平成11年度で既に終わっていることですが、38万1,600円でレンタルしていたということなのですが、コピー機は、恐らく宮代町もそうだと思うのですが、購入したとしてもこれほどの金額はしないと思いますので、今後のあり方について検討していただけるように要望します。
一つだけ質問なのですが、住民記録のリスト、出力業務で含まれる情報ということで、先ほど出生と死亡というふうにおっしゃったのですが、死亡は幾らか関係あるかもしれないのですが、出生が集金業務と直接どういうかかわりがあるのか、この一点だけお願いしたいと思います。
○議長(神田政夫君) 業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) お答えいたします。
住民記録の関係で出生という……
○議長(神田政夫君) もう少し明快に答えてください。
○業務課長(井上正夫君) はい。出生ということでございます。私ども、し尿処理の手数料の徴収に関しましては、世帯数、人数割、また手数料の算定基準がございますので、その辺の情報の記録をいただいておるということでございますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(神田政夫君) 以上で石川議員の質疑を終了いたします。
ここで、先ほど保留をさせていただきました赤塚議員の質疑に対して答弁願います。
業務課長補佐。
〔業務課長補佐 伊東雅夫君登壇〕
○業務課長補佐(伊東雅夫君) お答えします。
赤塚議員からの集金人は何件で幾ら集金したのだという件ですけれども、11年度、1万7,402、これは枚数です。集めた金額は2,530万655円でございます。
○議長(神田政夫君) ほかに質疑はございませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(神田政夫君) これをもちまして議案第5号に対する質疑を打ち切ります。
続きまして、議案第6号に対する質疑をお受けいたします。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(神田政夫君) 質疑なしと認めます。これをもちまして議案第6号に対する質疑を打ち切ります。
◇
◎討論・採決
○議長(神田政夫君) これより日程第8号、討論、採決を行います。
議案第5号について討論をお受けいたします。
まず、反対討論をお受けいたします。
加藤議員。
〔4番 加藤幸雄君登壇〕
○4番(加藤幸雄君) 4番議員の加藤でございます。
私は、日本共産党議員団を代表いたしまして、議案第5号、1999年度の久喜宮代衛生組合一般会計決算の認定につきましては、反対の立場から討論をいたします。
当組合は、急増するごみや高い濃度のダイオキシンが出ていることなどをきっかけにいたしまして、分別やリサイクル、そして減量化に取り組んでまいりました。当年度資源化率を前年よりもさらに上げまして、38.8%としたことは評価をするところであります。
差し迫った新設炉建設問題の検討委員会の最終答申が一昨年10月に提出をされたわけですが、この答申は、ごみ問題解決へ向けてごみ総量の減量、資源循環型社会の構築と、さらに燃やして処理をするとの考え方からの脱却が根本課題であるとの認識に立ちまして、一つは生ごみの堆肥化、2つ目はリサイクルプラザの建設、3つ目は新設炉は熱分解ガス化溶融炉の、こういう三本柱の結論に達したわけでありますが、残念なことですが、建設の候補地につきましては結論を得られなかったとする内容でありました。
当年度は、この新設炉建設検討委員会の答申を尊重し、最大限努力をしていくとの管理者及び副管理者の考えがどう具体化をされるのか期待もしていたわけでありますが、本年3月に発表された検討結果は答申の内容を骨抜きにしたもので、まるで住民の願いにこたえるものではありませんでした。
しかも、十分に検討したとする検討結果は、いつ調査を行ったのかもわからない、極めてあいまいなデータの上に成り立っているもので、このままこの方向を推し進めることは、どのように弁解しようとも住民には到底理解のできようはずもなく、不信が増すばかりではないでしょうか。
私どもは、これまでも資源循環型社会を目指して脱焼却の方策が必要と主張をしてまいりました。組合の現状からこれから進めなければならないことは、新設炉建設を待つまでもなく、ダイオキシンの排出の抑制が必要であります。そのための活性炭の吹き込み装置の設置については評価をするところでございますが、生ごみと紙ごみのリサイクルを一層進め、抜本策として生ごみを分別して堆肥化の取り組みを開始すべきと考えるところであります。
そのために、生ごみ処理機の補助金も一つの取り組みではありますが、ごみ減量に大きく貢献するためには全市町を視野に入れた全量堆肥化が求められておりまして、それも新設炉を小さくするために急がれております。ダイオキシンの高い1号炉を早く停止することも緊急の課題でございますが、当局のこれらの課題に対する動きは大変に遅く、環境優先の姿勢がないことを指摘をするものであります。
また、末端での減量、リサイクルとともに、発生源、商品をつくる場での減量、リサイクルを強く求めていくべきであります。
これまでも私ども、予算あるいは決算時に一貫して指摘をしてきたことでありますが、地方公共団体が住民に責任を負う生活上の排出物の処理収集は直営が望ましいと考えます。しかし、これまで当局は、現業職員を毎年削減をしてまいりました。そして当年度、99年度、平成11年度では44名までに減っております。95年度、平成6年度60名いた現業職員の3分の2になっております。21名も減らしたわけであります。そうした結果、可燃ごみで分別をリードしてきた直営収集分は、全域の半分にまで減っております。もしこれ以下の人数になるならば、分別の徹底が危うくなることは明らかであります。
また、昨年より焼却炉のクレーン運転も委託にいたしました。しかし、この効率は低下をし、稼働日も増える結果となりました。当局は、民間活力を導入することで住民の税金を効率よく使用して最少の経費で最大の効果と言ってまいりましたが、これでは効率も効果も全く逆ではありませんか。これまで全国から注目されている分別による減量化、そのことによるダイオキシン濃度の減少など、住民の協力とともに現業職員の地道で先進的な努力によるものです。このような事実を見ようとせずに、基本線が出て見えない。当分の間は補充しないというだけでは余りにも無責任な態度ではないでしょうか。現業職員を減らす問題は、住民の環境と生活の安全を本当に守る気があるのかということであります。職員の補充を真剣に考えるべきと考えます。
また、自区内に最終処分地を確保するのがごみ問題最終的な原則と言われておりますが、この動きは全く見えず、相変わらずほかの県へ求める姿勢であります。
こうした点を指摘をいたしまして、本案には反対といたします。
○議長(神田政夫君) 次に、賛成討論をお受けいたします。
加納議員。
〔10番 加納好子君登壇〕
○10番(加納好子君) 賛成の立場で討論させていただきます。
有害ごみの収集も周知が徹底し、住民が当事者としてごみ処理に取り組んできたことに一定の評価をいたします。当局の日々の研究、指導、啓発の努力を認めるところです。
しかし、事業系のごみの大量排出者への指導を強化し、個々の問題点をきめ細かく検討する必要が出てきたように思われます。相互の認識、情報提供などにさらなる徹底を図ることなど、今までと違う方法を考えなければならないときと思います。
一方、一般住民に関しては、その取り組みに積極性、環境への認識に中だるみ傾向が見られます。今後は年代別あるいは地域別の傾向を分析し、新たな視点に立った取り組みをするべきだと思いますので、その点をさらに望んでおきます。
全国的にも先駆的な取り組みをしてきた当組合です。住民と一体となって諸問題を解決し、新たな視点に立った取り組みを望み、賛成の立場での討論といたします。
○議長(神田政夫君) 次に、反対討論をお受けいたします。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(神田政夫君) 次に、賛成討論をお受けいたします。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(神田政夫君) 討論なしの声がありましたので、直ちに採決に入ります。
議案第5号 平成11年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定について、原案にご賛成の方の挙手を求めます。
〔挙手多数〕
○議長(神田政夫君) 挙手多数であります。
よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
続きまして、議案第6号について討論をお受けいたします。
まず、反対討論をお受けいたします。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(神田政夫君) 次に、賛成討論をお受けいたします。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(神田政夫君) 討論なしの声がありましたので、直ちに採決に入ります。
議案第6号 平成12年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)について、原案にご賛成の方の挙手を求めます。
〔挙手全員〕
○議長(神田政夫君) 挙手全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決決定されました。
以上で提出議案の審議はすべて終了いたしました。
ここで休憩します。
休憩 午後4時47分
再開 午後5時3分
○議長(神田政夫君) 再開します。
◇
◎組合に対する質問
○議長(神田政夫君) これより日程第9、組合に対する質問をお受けいたします。
発言通告書の順にお受けいたします。
最初に、原議員、お願いします。
〔13番 原 進一君登壇〕
○13番(原 進一君) 一般質問をいたします。
ごみ処理計画という通告でございます。住民の皆さんのご理解を得て焼却炉をつくりかえようというときになりますと、ごみ処理計画というのが添付書類として補助申請で必要条件になります。そういう意味ではごみ処理計画は別名減量計画と言うように、ごみをどのくらい減量して焼却炉をどのくらいの大きさにするのかということが問われる重要な計画であります。
きょうの議会の答弁の中で総務課長の方から、既に堆肥化の計画については前倒しということでの議論を進めているという答弁がございました。そういう意味では、生ごみの堆肥化というのがごみ処理計画作成に対して減量計画としてのるのであろうということが推測をできるわけであります。今あるごみ処理計画をそういう意味では見直すなりつくりかえるということになると思いますけれども、そのつくりかえる際に住民参加で作成すべきだと思います。
住民参加の面につきましては、例えば機械、どういう堆肥化の機械を入れるのかということにつきましては、行政や専門家の方で幾つかの例をとらえてつくっていただいて、住民が判断できるようなデータを出していただくということだろうと思います。しかし、住民が直接やることは、どういう分別を行ってどういう出し方をするのかということだと思います。とりわけ水分調整を後で行うわけでありますけれども、水切りをどう行うのか、または生ごみを出すに当たって、ほかの異物を入れないで、なおかつ出し方ですが、紙でやるのかポリでやるのかバケツでやるのか、それぞれ一長一短あるのだろうと思います。そういう意味では出し方も含めて、そういう部分についてはやるべき主権者である住民の意見を尊重をすべきだと考えます。そういう意味では(仮称)住民委員会などをつくって幅広く全地域から住民に参加してもらいまして、ごみの水切り、分別についての意見を言ってもらい、そのことをもとに堆肥化計画、ごみ処理計画を作成すべきだと思います。
当然堆肥化計画がごみ減量計画、ごみ処理計画にのってくるということになりますと、焼却炉の大きさだけではなくて焼却炉の種類というのも変わってくるのだろうと思います。もちろん市民が焼却炉のことについて専門家ではございませんし、行政も必ずしも専門家ではないと思いますので、専門家の力をかりて市民が判断できるべき材料を提起いただいて、市民の意見を参考に議会で決定し、焼却炉の構造も考えていく必要があるのだろうと思います。
今、久喜のごみは、カロリーで約1,000から1,200カロリーになっております。堆肥化によってカロリー数は多少上がるだろうと思いますけれども、ほかの市のように2,400カロリーなどの大きなカロリー数がないという現状も踏まえながら検討していただきたいと思います。
いずれにいたしましても、ごみ処理計画に際し、とりわけパートナーシップである住民が参加する部分についてでは、住民主権の立場から住民の意見が色濃く反映されるようすべきだと思います。その点についてのお答えをお願いをいたします。
以上です。
○議長(神田政夫君) 総務課長。
〔総務課長 篠原敏雄君登壇〕
○総務課長(篠原敏雄君) それでは、堆肥化と焼却炉の大きさについてというお尋ねにつきましてお答えをさせていただきます。
ごみ処理基本計画の策定に際しまして、生ごみあるいは枝葉の堆肥化を前提に策定すべしということでございますけれども、ご指摘のとおり、生ごみの堆肥化、あるいは枝葉のチップ化等を考慮しなければ、こうしたごみ処理基本計画は作成できないというふうに考えてございます。生ごみの堆肥化、枝葉のチップ化を実施することによりまして、燃やせるごみの量にも当然影響いたしますし、また焼却炉建設の基本でございますごみの発熱量にも当然影響を与えることが考えられるわけでございますので、生ごみの堆肥化、枝葉のチップ化を見据えた基本計画を策定してまいりたいと考えております。
また、ごみ処理基本計画の策定に住民参加をということでございますけれども、基本計画の策定に当たりましては、原案ができた時点におきまして議会の皆様に中間報告をさせていただき、議員の皆様からご意見やお考えをお聞かせいただきたいと考えております。
住民参加につきましては、3月議会におきましてもお答えを申し上げましたが、アンケート調査等によりまして住民の皆様の意見や考え方をお聞かせいただきまして基本計画の方に反映をさせてまいりたいと考えておるところでございますので、ご理解をいただきますようお願いをいたします。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) 原議員。
○13番(原 進一君) 一般質問ですので、具体的な提案も含めて申し上げたいと思います。
まず、焼却炉の大きさにつきましては、60トンになるだろうと思います。堆肥化の機械が例えば30トン入って、そのうちの20トン堆肥化できたという仮定で処理計画をつくるとしますと60トンぐらいになっていくのかと思います。そうしますと、行政計画である100トンに対して、約でありますから、約20億円の費用が建設費として浮いてくるわけでありまして、その20億円については堆肥化機械の方に振り向けていくべきだろうと思います。
2点目は住民参加ですけれども、住民がわからない部分までについて全部住民参加させろということではなくて、機械の性能などにつきましては、専門家でつくっていたデータで住民が例えば判断しやすくしていただいて判断をする。例えば焼却炉をつくりかえるのにダイオキシンを0.1の基準で契約を結ぶのか0.01で結ぶのか、0.1で結んだ場合はランニングコストが安い方とか運転管理がいい方とか、そういうことも含めてわかりやすくしながら提案をしていただいて判断をしていくことになるのだろうと思います。
しかし、パートナーシップの立場である住民の方は、分別をして水切りをして出すというのが住民の役割でありますし、この間いろんな人と議論をしても、水切りの方法については一長一短ありまして、なかなか難しい議論になっております。そういう意味では腐敗と発酵の違い、とりわけ生ごみの堆肥化については発酵作用の一つでありまして、水分調整というのが大変重要な課題になってくると考えますので、その部分については住民の意見を尊重する意味で住民主権で決定をしていくべきだと思います。
その意味では(仮称)住民委員会などという、これはどういう名前でもいいわけですが、幅広く全地域から住民が参加していただいて、分別の仕方、水切りの仕方、そして出し方、紙袋でやるのか、透明袋でやるのか、ポリ容器でやるのかということも含めての住民がやるべきところについての住民主権での決定をしていただきたいと思います。単なるアンケート参加だけですと住民の参加状態というのが難しいのだろうと思います。生ごみの堆肥化についていろんな議論をしますと、簡単だという意見と難しいという意見が両方市民の中から聞かれてまいります。そういう意味では、住民が決定の段階から、企画段階から参加できる道をぜひ開いていただきたいということを強く要望しておきます。
以上です。
○議長(神田政夫君) 次に、加納議員お願いします。
〔10番 加納好子君登壇〕
○10番(加納好子君) 10番、加納です。通告に従いまして質問していきたいとは思いますが、11年度決算で大分私の一般質問の内容にかかわることを質問されまして、それから答えにも出てきたので、省略するところも出てくるかと思いますが、順次やっていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
一番、生ごみ処理機等の助成に関連した質問をお願いいたします。生ごみ処理容器、電気式処理機のことなのですが、これは11年度決算書から大分わかりました。それで、わからないところだけをご質問いたします。
助成したときに、住所から農村部、住宅部がわかればありがたいのですが、これはわかりましたら、大体おおよそでいいです。教えてください。なぜ聞くかといいますと、処理されたものの出口の状態がわかるのではないかと思いましてお聞きします。
この数ですが、11年度につきましては353世帯、コンポスト59基、EM処理器41基、電気式処理機282基とわかりました。昭和60年から平成11年度までだと3,633世帯4,500基が助成制度を利用したわけです。これを単純にですが、計算しますと、10世帯に1世帯がいずれかの生ごみ処理機を使用していることにはなりますが、これは単純に計算できません。例えば1軒が全部の種類をそれぞれ助成してもらって利用している場合もあるし、同種類を何回かに分けて助成してもらっていることもあるのでしょうか。いずれにしても、これは単純に計算できないとしても、これまでにかなりの助成をしていると思いますので、その後の調査、例えば耐用年数とか、それから実は助成を受けたんだけれども、余り使われなくなってしまったというようなこと、あるのではないかと思います。
昨年度まではかなりの数、コンポストとEM処理器の助成が出ていましたが、電気式の助成が始まった11年度はこれが飛躍的に伸びていて、EM処理器、コンポストについてはかなり数が減っているということになりますと、その種類を変更するというか、それに対する意識も変わってきている傾向にあるのではないかと思います。ここのところを少しお聞きしたいです。
それから、(2)として助成の金額ですが、これもある程度わかりました。成果表から11年度に関しては798万円ということですね。ほとんどはこれ、電気式処理機に関する助成金でした。確認の意味で10年度以前の合計でお願いします。電気式がなかったので、それほどの金額にはなってないと思いますが。
(3)として、12年度予算で組まれた設置型生ごみ処理機、これは予算書だと4基だと思うのですが、賃貸料420万円。枝葉チップ化設備は、これが510万円ですか、賃貸料。どこに設置されましたか。稼働状況はいかがでしょう。これは、チップ化については今見てまいりました。11月前後のごみピットは、例えば高齢者事業団等の持ち込みによる枝葉が物すごい量になります。これを日量2トンということの枝葉チップ化の機械で処理するのに対応できそうでしょうか。この予想を少し伺っておきたいと思います。
それから、(4)番、3月に出された堆肥化計画の見直しはありそうですかということですが、これも大分質問が出まして、前倒しということなので、私はあえて今後の推移を見守っていきたいと思いますので、ご答弁は結構です。
(5)番、今までお聞きしたのは枝葉を可燃ごみから切り離して資源化する手段でありますが、こうした場合、行政が完結編までかかわっているわけではないですね。どういうものができるのかとか、その出口については個人任せ、事業者任せというようなことに概ねなってきます。
そこで、仮に公共事業としてプラントで堆肥化事業を始める場合のことをお聞きしますが、公共事業として例えばワンレーンプラントをつくり、入り口から出口まで研究、データ分析して出口からの要望、すなわち農家が欲しがる優良堆肥づくりに着手してほしいということを前提に伺います。この場合、今まで助成してきた家庭用及び事業所、それから賃貸の設置型をどう位置づけることになりますか。
それから(6)番、これまで減量、資源化、広く言えば焼却炉の温度管理、ダイオキシン対策にまで役立ててきた生ごみ処理容器等ですが、今後もずっと助成していきますか。今家庭用電気式などのほかにも、公共施設、事業者の中には大型の設置型生ごみ処理機を設置して環境対策を図っているところが増えています。現に今回大型の排出事業者のところでは、この対策を図っているところが減量が図られているということが見えてきます。聞くところによりますと、設置型メーカーは、販売、メンテナンス、リースにと大繁盛だそうです。これは余談なのですが、助成してしまえばその先が見えない、あらゆる形の設置型に頼ることに不安はないでしょうか。今後公共事業としてやっていく、そこからできた堆肥を分析した結果、そういうことを踏まえると、今もう少し長いビジョンで、長いサイクルで見てこの計画を立てるべき、そういうときではないかと思いましてお聞きします。
1番については、項目が多くなりました。済みません。
2番についてです。これも決算書で大分質問が出ましたが、資源集団回収及び補助についてであります。市町村の自治会、子供会等団体による回収が減少の一途をたどっています。9年度は57団体、10年度52団体、11年度49団体です。やはり先ほども出ましたが、コスト面から考えても集団回収は応援していくべきだと思います。
今拠点から、ごみステーションから持ち去られる古新聞等の問題の解決にもなると思います。こういった集団は拠点が違うところもあります。それから各家庭の前に出された、こういうことになりますと、これは黙って持っていくということは恐らくできないわけです。こういうことも含めまして、今後減少の一途をたどっている集団回収にも何か方法を講じて応援していかなければならないと思いますし、それから印刷をした紙を置いておくという持ち去り事件に対応している対策ですが、あれはかなり功を奏したのではないかと思いますが、その後の結果ですか、これをお聞かせいただきたいと思います。それから、集団回収のあわせて応援について、この見解をお聞かせください。
3番、資源の出口について幾つか質問していきたいと思います。主にざつがみでつくったトイレットペーパーを今公共施設やイベント等で利用していただいている。これは大変啓発という意味では評価するところではありますが、これを例えば共働学舎を通して今入手しているというふうに聞きますが、メーカー、静岡製紙に直結ルートと比べると単価はどうなるのでしょうか。
それから、こちらの要望ということを入れてもらうという意味でもこのルートも考える必要があると思います。例えば決算書では、せっかく有価物として集めた牛乳パックが無償ということですね。牛乳パックというのはかなり優良なパルプであります。これを入れるということは、ざつがみでできたトイレットペーパーだと、こういうのはやっぱり使えない、理想と現実は違う、これを使うというのは大変だということの解決の一助になるわけです。どうせ無償ということだったら、その工場直結ルートを少し検討していただいて、その無償である牛乳パックをまぜて、かなり良質なものができてきますよね。こういうことも検討していただけるかどうか、これをお聞きします。
それから(2)、これも少し決算書のところで出ました。500ミリリットル、350ミリリットルなど、利用者の利便性を考えた小型の清涼飲料水の普及でペットボトル、ポリエチレンテレフタレートのシェアが膨れ上がっています。これが回収されて、こういったもの、ペット資源の出口、再生ルートは順調でしょうか。
私は、自分の周りを見てみますと、消費者が買って飲んで資源ごみとして出した。ここまではある一定の行動はわかるのですが、その分だけ再生品を使うとは思えないのです。多くはどんなものに生まれ変わっているのでしょう。順調というような情報を得ているかどうか。今得ている情報をお聞かせください。また、当組合として利用の取り組みはどういうふうにしていますか。先ほど少し11年度決算で一生懸命取り組んでいる住民に成果として、自分たちの取り組みの成果として見えるという意味では、トイレットペーパーにしてもペットボトルの再生品にしても何らかの形で還元できないかなと思いまして、その出口についてお伺いします。
もう2つ出口についてお伺いします。あ、これはいいです。省略します。ざつがみ、新聞等のことですが、これはもう少し単価を示してくださいということなので、最初に申し上げましたので結構です。
(4)、これもだれかが質問しました。し尿汚泥の堆肥化なのですが、これは海洋投入がなくなったということではとてもいい方向に向かっていると思いますが、委託業者はどこでどのような処理をしているのか。これも聞きましたね。堆肥はどんなところに使われているのでしょうか。この堆肥の利用状況、使われているところ、これをお聞きします。この一点だけでいいです。
大きい4番ですが、3月に発表された新炉検討委員会の答申についてであります。検討した計画に変更はありましたかということなのですが、これについてもリサイクルプラザの必要性についてだけお伺いします。リサイクルプラザについては、その本来の目的ですが、受信、発信の基地、それから住民がどういうふうに取り組むかというところの、ここで検討するという機能を持っていたと思います。これについて、例えば器ではなくてこういう機能を、もうそろそろ久喜でも宮代でもこういった機能面は働かせていかなければならないと思うのです。廃棄物が増えている、それから分別の徹底も少し中だるみになってきたというときには、どこでもいいです。この器としては別にリサイクルプラザを建設するということにこだわらずに、空き教室でも空き店舗でもいいですが、そういったところでその機能面はもうそろそろスタートさせなければならないと思います。この点についてだけお伺いします。
それから、焼却炉の規模と堆肥化のリンクしているかどうかということも省略します。
それから、大きい5番です。宮代台の代表の交渉団との交渉が今進んでいると思いますが、これについては大分精力的に検討委員会が回数をこなされていると思いますので、あえていろいろな答弁をいただこうとは思いませんが、しかしそのごみ処理がある一定地域だけの問題ではないということ、これには変わりないと思うのです。1地域だけです。ここと行政側との折衝ということになって、かえってほかの住民には見えなくなっている部分があるのです。どうなっているのだかわからなくなっている部分があるのです。やっぱりごみ処理というのは全体の問題だ、自分たちの生活の問題だというところにもう一回ちょっと戻ってみる必要がある。
というふうに考えますと、2年間新設炉建設検討委員会での検討結果を逐一「衛生組合だより」の裏の方に載せていただきました。あの程度でもいいのですが、こういう話し合いがなされているということはやはり載せていっていただく、そしてごみ処理を全住民の問題として考えていく必要があるのではないかと思います。行き詰まるということも、これを回避するという意味でもこういったこともやっぱり必要ではないかと思いますので、お聞きします。
6番です。最終処分地についてです。最終処分地のことについても決算で出ましたので、私は2点だけお伺いします。EP灰の処理なのですが、昨年この補正が組まれたときに処理の仕方で大分質問が出ましたが、薬剤処理、キレート処理について、もうちょっと具体的にわかりやすく説明していただけないかと思います。これが一点。
それから、持ち込んでいる向こう側の処分地で問題とかそういったものが今のところないのかあるのか、この点をお伺いします。
以上、項目が長くなりましたけれども、よろしくお願いします。
○議長(神田政夫君) 加納議員の質疑に答弁願います。
総務課長。
〔総務課長 篠原敏雄君登壇〕
○総務課長(篠原敏雄君) それでは、加納議員のご質問に順次お答えを申し上げます。
まず、大きな一点目の生ごみ処理機の助成の関係でございまして、これにつきましていわゆる農村部と住宅街ですか、これの数ということでございますけれども、これはコンポスト、EM、全部ひっくるめた合計でよろしいのでしょうか。
〔「そうです」と言う人あり〕
○総務課長(篠原敏雄君) そうしますとトータルの数が4,508基ございまして、このうち市街地と思われるところが2,012でございます。それから、農村部と思われますところが2,496でございます。
それから、助成金の金額で10年度以前の合計というお尋ねでございますけれども、申しわけございません。私ども11年度までの金額でちょっと集計をしておりまして、そのデータでお願いをしたいと思うのですけれども、トータルで申し上げますと、数が4,508基で金額が1,931万2,300円、これが11年度までに助成金額として支出をされている額でございます。
それから、12年度予算で組まれた設置型の生ごみ処理機と枝葉チップ化設備、この関係でございますけれども、設置型の生ごみ処理機につきましては、設置する場所、電気の引き込み、あるいは水道、排水といった、こういった条件がございますことから、現在候補地を幾つかに絞り込みまして住民の方々への説明の準備を行っているところでございます。また、現在幾つかの地域住民の方からも設置要望がありますことから、そうしたところに対しての設置につきましても検討をしているところでございます。また、今年度埼玉県におきまして循環型まちづくり支援事業としまして、生ごみ再資源化モデル事業補助事業というのがございまして、これが実施される予定でありますことから、埼玉県と共同して事業を進めることも考えております。
なお、今後の予定でございますけれども、実施地区を選定しながら今月末から11月にかけまして地元説明会を開きまして、生ごみの減量、資源化にご理解、ご協力をいただくべく準備を進めてまいりたいと考えております。
次に、枝葉のチップ化の関係でございますけれども、衛生組合内の収集車の車庫を利用いたしまして、既に設備の設置工事は完了してございます。去る9月29日に試運転を行いまして、今月の3日には性能試験を実施したところでございます。稼働状況でございますが、機械の操作運転教育、こういったものを10月中旬までに行いまして、その後本格稼働に入っていきたいというふうに考えております。
次に、資源集団回収補助の関係でございますけれども、こちらにつきましては、議員さんご指摘のとおり、年々減少をしてきておるわけでございまして、こうした傾向はほかの自治体でも同様の傾向でございまして、大変苦慮しているような状況だというふうに聞いております。資源集団回収につきましては、リサイクルを進めてまいります意味におきましても大変重要な事業でございますので、資源集団回収報奨金制度のPR、これを「衛生組合だより」本年の10月号でもさせていただきましたけれども、今後も機会あるごとにPRをしてまいりたいというふうに考えてございます。
なお、新聞の持ち去り対策の件につきましては、後ほど業務課長の方からお答えを申し上げます。
次に、大きな3番目の資源の出口の関係でございます。トイレットペーパー、これの配布状況、あるいは工場直結ルートの考え方ということでございますけれども、このざつがみからつくられましたトイレットペーパーにつきましては、これまで久喜市さんでの公共施設におきまして6,700ロール、宮代町の公共施設におきまして3,300ロール、それからイベントでございますけれども、組合の方で行っておりますイベント、そういったものでございますけれども、減量等推進委員さん、委嘱式がございましたけれども、そのときにPR用ということで1,000ロール、それからイベント等の分別クイズなどをやっておりますけれども、そういった場で2,240ロール、それから組合に視察においでになった方にもPRということで320ロール等配布してございまして、また今後も今月久喜市民まつり、また宮代町共生フェア、予定されておりまして、そこにおきまして4,000ロールほど配布をしたいというふうに予定をしてございます。
この工場直結ルートということでございますけれども、製紙工場におきましてはトイレットペーパーまでの加工はしておりませんで、一つが200キロという大変大きなロールで共働学舎のほうに出荷をしておりまして、それを共働学舎さんのほうで小さなロールに巻き取るというような形でやられておりまして、そうした機械の購入、あるいは加工の手間、そういったものが必要になってくるわけでございます。また、そのペーパー自体も余り長い期間ストックをしておきますと変形したり、あるいは変質したりする場合があるということでございまして、今のところはちょっと直結ルートでやるというのは難しいのかなというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
それから、資源の出口の関係の2点目のペットの関係でございますけれども、ペットボトルにつきましては、容器包装リサイクル協会へいわゆる指定法人ルートということでリサイクルをお願いしておるわけでございますけれども、11年度の申し込み量、これは245トンに対しまして収集実績は323トンございました。ご承知のとおり、平成9年度に容器包装リサイクル法が施行になり、各自治体におきまして分別収集が実施されました結果、予想を上回る量が回収されることになりまして再生プラントの能力が間に合わない、そういった事態が起きまして、場合によるとペットボトルの全量が引き取れないと、そういう容器包装リサイクル協会からの通知などもあったわけでございますけれども、幸い当衛生組合におきましては全量を引き取っていただいたところでございます。
平成12年度におきましても、申し込み量373トンに対しまして、8月末で既に187トンの回収ということでございます。容器包装リサイクル協会の方におかれましても再生プラントの整備を急いでいるという情報もございますけれども、昨年と同様の事態となることに備えまして、今後の情報等に十分注意をしてまいりたいというふうに考えております。
また、そのペットがどのような商品に再生されているかというお尋ねがありましたけれども、多くは繊維製品に再生されている場合が多いというふうに聞いております。私どもの衛生組合でも職員の作業服、そういったものにペットの再生品を使わせていただいておるところでございます。
次に、資源の関係の4点目のし尿汚泥の出口ということでどういったものに使われているのかという点に絞ってというお話でございましたけれども、こちらは長野県の佐久市の方にございます信濃クリーンという会社の方で堆肥化を行っておるわけでございますけれども、このできた堆肥につきましては、堆肥製品ということで市販をされております。また、一部につきましては地元の農家の方にも利用されておるということでございまして、また私どもの方でも市民まつりあるいは町民まつり、共生フェア、そういったイベントにおきまして5キロ詰め1,500袋、これを用意いたしまして販売をしているわけでございますけれども、大変に好評でございまして、毎回早いうちに完売をしてしまうと、そういうような状況でございます。
続きまして、大きな質問の4点目の1でございますけれども、このうちリサイクルプラザについてだけというお尋ねでございます。このリサイクルプラザにつきましての基本的な方針あるいは考え方といいますのは、去る3月の私どもの検討結果の中でお示しをしたとおりでございまして、当面は新設炉の建設並びに堆肥化の推進に全力を注いでいきたいというふうに考えておりますけれども、答申に盛り込まれておりますリサイクルプラザの機能ですとか役割、こういったものの中には工夫次第では早期に取り組めるものもあると思われますので、こうした点につきまして今後検討をしていきたいというふうに考えております。
次に、大きな5点目の宮代台交渉団との話し合いの件でございますけれども、これは経過報告を「衛生組合だより」に載せるべきであると、あるいは開催回数、それから進捗状況というお尋ねでございますけれども、この経過報告を「衛生組合だより」の方に載せるべきであるという点につきましては、行政として発表させていただきました検討結果、これを再度見直しをし、計画を変更するというような場合には、当然にすべての住民の方に周知をし、理解をいただかなければならないというふうに考えております。また、開催回数ですけれども、これまでに5回開催をしてございます。進捗状況でございますけれども、話し合いの中におきまして、堆肥化につきましては検討結果の中でお示しをいたしました堆肥化計画の実施時期を前倒しをいたしまして、全量堆肥化の早期実現を目指すとした考え方をお示しをしている状況でございます。
私の方からは以上でございます。
○議長(神田政夫君) 業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) それでは、私の方からお答えしたいと思います。
まず、資源集団回収補助の中で、新聞の持ち去り関係でのご質問がございました。現在どのような状況かということでございます。この新聞の持ち去り防止対策につきましては、一昨年の11月から管内の一部でございますけれども、久喜市と宮代町の中で持ち去り禁止の張り紙を張っていただきまして防止対策を進めておるところでございます。
そこで、今年度に入りまして久喜市の方でも、それからまた宮代町の方でも学園台等がいわゆる区域の追加をなされまして、現在4,500世帯の方々のご協力を得て張り紙の設置をしておるわけでございます。
その効果でございますけれども、やはり張り紙を張って出されればそれなりのまた効果があるというふうで地元の声もいただいてございます。ただ、一部の地域ではなかなか変わらんよというようなお声も聞いてございます。ただ、私どもといたしましては、さらにこの持ち去り防止につきましては今後も継続して対策を進めていきたいというふうなことで考えてございます。その中で議員さんの方から集団回収に切りかえてはというご提案もございました。私どもの方もその辺につきましてはまた地元の方と具体的にご相談を申し上げていきたいなというふうに考えてございますので、よろしくお願いをしたいと思います。
それから、最後の6番目の最終処分場の関係でのご質問でございます。まず1点目の苦情問題はないのかということでございます。私ども、県外4県にわたりまして焼却灰と不燃残渣処分しておるわけでございますけれども、受け入れ先の方の自治体からも特に苦情、問題等につきましてはございませんので、ご理解をいただきたいと思います。
それから、2点目のEP灰、要するにばいじんの関係での処理のキレート処理について具体的に説明をということでございます。EP灰につきましては、法の中で一定の処理方法の基準がございます。その中で私どもは灰を薬剤処理をして固化して埋めるという方法をとってございます。私どもの方では長野県の小諸市の方にこのばいじんを搬出いたしまして、そちらの最終処分場の方で灰を固化する。その際にキレート処理するものでございます。このキレート処理するというのは、キレート剤、この薬剤によりまして重金属、これらの流出を防ぐという役割があるわけでございます。そのキレート剤で処理いたしまして、その上でなおさらセメントで固化をして最後に埋め立て処分をする、そのような処分方法でございますので、ご理解をいただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) 再質問ありますか。
〔「答弁漏れ」と言う人あり〕
○議長(神田政夫君) 総務課長。
〔総務課長 篠原敏雄君登壇〕
○総務課長(篠原敏雄君) 大変失礼いたしました。ちょっと答弁漏れがありましたので、お答え申し上げます。
大きな一点目の生ごみ処理機の助成の関係の5点目と6点目が漏れました。公共事業計画の中で家庭用及び設置型をどう位置づけるのか、今後も同じように助成を続けるのかというお尋ねでございましたけれども、公共事業計画の中で家庭用及び設置型の位置づけでございますけれども、設置型の堆肥化機械につきましては、生ごみの分別状況、堆肥の質、利用先等、こうしたもののデータ収集及び生ごみ堆肥化に対しまして住民への意識の向上と啓発、こうしたものを目的としてございます。また、家庭用生ごみ処理機につきましては、できた堆肥を家庭菜園あるいは庭の花木の肥料、こうしたものに利用されている家庭が多いことから、家庭からの生ごみ等の排出抑制の一つの方策というふうに位置づけをしてございまして、今後も補助金の交付並びにPRを続けていきたいというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) 加納議員。
〔10番 加納好子君登壇〕
○10番(加納好子君) 私、先ほど余り省いてしまったので、大事なところを忘れてしまったのですけれども、すみません、省き過ぎまして飛ばしてしまいました。大きい4番の中の3番のモデル事業はないのかということと、それから4番、ごみ処理施設県内協力体制実施要綱の活用をどう考えるのということを抜かしてしまいましたので、これを再質問の中に入れさせていただきます。それで、1問目に続いての再質問が少しありますので、お願いいたします。
生ごみ処理容器、電動式生ごみ処理機、それから設置型、今後も助成続けていくということでありますが、当然公共事業として堆肥化計画が進んでいく中では、それを使わなくなって優良な堆肥ができるのだったらそっちに出そうという人が出てくると思うのです。そういうような推移を見守って当然そういう要求か少なくなってきたら助成も少なくなるということはあり得ると思うのです。そこのところをお聞きしているわけです。
例えば農業機械が売るときにはかなり売ってしまってあとは持て余しているというのと同じように、こういったものがいっぱい廃棄物みたいなもので出てきたらどうしようという余計な心配をするのですが、かなり助成して各家庭に普及されたものが使わなくなるということもあり得ると思います。そこの点を少しお聞きしたいということでした。
それから、リサイクルプラザについてであります。ご答弁の中でこちらの言わんとしていることをわかっていただいてありがとうございます。要するに箱物の中で大々的にやるということではなく、新設炉、堆肥化プラントを先に考えるという、そういうことではなくて、例えば家電リサイクル法とか、そういったところには入らない家具とか自転車とかおもちゃ、こういうものがうまく地域内で循環できるか、それからむなしく廃棄物として破砕処理をされなきゃならないかということを少し考えていただく。そうすると地域のあいているところで十分、両市町とも学生が多いところですから、家具とか自転車とかおもちゃがうまくリサイクル、リユースされて循環のシステムができ上がればいいわけです。そういう機能をうまく早くスタートさせてほしいと思います。これは要望です。
あとは、キレート処理については去年と同じぐらいのご答弁だったので、これについてはいいです。
以上です。抜けていたことも含めてお願いします。
○議長(神田政夫君) 総務課長。
〔総務課長 篠原敏雄君登壇〕
○総務課長(篠原敏雄君) それでは、再質問にお答え申し上げます。
まず、一点目のいわゆる堆肥化プラントと生ごみ処理機の関係ということでございますけれども、議員がご指摘になりますように、堆肥化プラントが本格的に動いてまいりますと、確かにそうした生ごみ処理機、購入された方が使わなくなってしまう、そういったこともあるかとは思います。ただ、こういった考え方もできるかと思うのですが、家庭用の生ごみ処理機は毎日お使いになれるわけです。ただ、堆肥化プラントの場合ですと毎日収集というのは恐らく無理だと思いますので、週に何回かの生ごみの収集になろうかと思います。ですから、毎日使うことができる、毎日処理することができる、そういった利便性が生ごみ処理機の利点としてはございますので、プラントができてもお使い続けになる方もいらっしゃるかもしれませんし、やめてしまう方もいるかもしれない。今のところそういったところははっきりとわかりませんけれども、そうしたことはきちんと念頭に置いて今後考えていかなければいけないなとは思います。ただ、今はっきりとどうこうはちょっと申し上げられないような状況でございます。
それと、モデル事業の関係のお尋ねでございますけれども、これは堆肥化のモデル事業ということでよろしいかと思いますけれども、堆肥化の計画につきましては、先ほども申し上げましたが、いわゆる実施時期を前倒しをいたしまして全量堆肥化の早期実現、これを目指すとした考え方をお示しをしているわけでございます。これは私どもの検討結果の中の堆肥化計画でお示ししましたような徐々に拡大をしていくと、こういった考え方ではございませんで、まず5トン程度の規模の実証プラントによりまして堆肥化の実証を行い、全量堆肥化への課題ですとか問題点、こうしたものを見きわめた上で全量堆肥化に移行すると、こういった考え方でございます。この実証プラントによります堆肥化の実証、これがお尋ねのモデル事業というものになるかというふうに考えております。
最後のごみ処理施設県内協力体制実施要綱の活用をどう考えるかというお尋ねでございますけれども、ごみ処理施設県内協力体制実施要綱と申しますのは、ごみ処理施設または粗大ごみ処理施設に不慮の事故等による緊急事態が発生した場合、その対応といたしまして広域的な処理、言いかえれば応援、協力が円滑に実施できる体制づくりを目的としているものでございまして、協力の必要な事態といたしましては、一つには緊急事態というものがございます。これは不慮の事故等による突発的な施設の停止または処理能力が著しく低下した場合とされております。また、二つ目といたしまして事前予測可能事態というものがございまして、これは施設の定期点検整備または改修工事等であらかじめ計画された事態とされておるところでございます。衛生組合といたしましても、不慮の事故等緊急事態におきましては応援をお願いせざるを得ないというふうに考えておりますが、定期点検等、あらかじめ予測できる事態につきましては、このような応援をお願いせずに済ませたいというふうに考えてございます。ごみ処理はやはり自区内処理が原則でございまして、ほかの市町村には迷惑をかけないというのが基本であるというふうに考えておるわけでございます。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) 加納議員。3問目です。
〔10番 加納好子君登壇〕
○10番(加納好子君) 一点だけお願いします。
ごみ処理施設県内協力体制のことなのですが、平成5年に施行されましたこの要綱、これによりますと、先ほどのご答弁の中にありましたように不慮の事態と、それから定期的なメンテナンス、こういったところにも利用できるということです。これは県内ではかなり余裕のある焼却炉があちらこちらに建っているわけですから、そこはあくまで自区内にこだわらずに、「相互援助の精神をもって積極的に協力に応ずるよう努めなければならない」というような、第4条にはこういうのもありますし、特に自区内処理はもちろんそれは大原則でありますが、こういったときにキャパシティーをかなり余裕のあるものをつくるという必要もないと思うのです。ですから、これは今検討中でありますから余りいろんなことを申し上げることは差し控えたいとは思いますが、こういったものができているわけです、埼玉県清掃行政研究協議会。十分研究した結果、かなりあちらこちらに余裕があるな、これを利用しなければおかしいなということで、こういうものができているわけです。
現にいろいろと調べてみますと、メンテナンスどころか99日間だとか17日間だとか26日間、52日間とか、こういうふうな協力体制で、この要綱にのっとって、これを積極的に利用しているところはたくさんあるわけです、今までに。ですから、今後焼却炉の規模、いろんなものを検討する場合にでもこういったものを十分検討していただきたいと思います。要望です。よろしくお願いします。
終わります。
○議長(神田政夫君) 以上で加納議員の質疑を終わります。
次に、加藤議員、お願いします。
〔4番 加藤幸雄君登壇〕
○4番(加藤幸雄君) 4番議員の加藤でございます。
私、通告で2つの質問を通告してありますけれども、先ほどの決算の方でいわゆる検討結果の基礎資料についてお伺いをいたしました。この@については資料はありますということでしたけれども、先ほども言いましたけれども、ここでちょっと整理をしておきたいのは、検討結果と基礎資料の順番なのですけれども、3月17日に全員協議会で発表をされました。そして、すぐに定例議会が始まって、私はその中でそのバックデータを示していただきたいということだったのですが、そのときは示されなかった。先ほどの答弁で、その時点ではまだ出せるようにそろっていなかった、こういうことでしたけれども、確かに一部ではもうその時点であったのかもしれないけれども、ほかのことについてはまだ出せる資料がなかったというふうに私は感じております。
その後、自治会の代表との話し合いが進行する中で、そういうところで要求をされて「これが基礎資料です」ということで出されたようです。ですから、この経過を見ると、だれが見ても当局のお考えはここに集中して現在地でつくりたいということはもう前々からわかっていたわけですから、それを急ぎたい。それで、ある程度資料はあったかもしれないけれども、とにかくデータは漠然としながらも、ここに集中をさせるという結果が先に生まれたような気がしております。多分そうだったと私は思っております。
そして、その後、じゃなぜその基礎資料ないんだと聞かれたときに、あら、ない、それではだれもが納得しませんから、それを後から持ってきた、こういうふうな状況だと私は思うし、この経過を見ればだれが見たってそう思うのではないでしょうか。そういう計画の検討結果ですから、この上に乗っかって変わらない方針だとしてやっていくことには私は大変大きな疑問を持っておりますし、また将来にわたりましてこの衛生組合の歴史に汚点を残すと思います。私は、そのことはぜひとも言っておきたいと思います。
Aでありますけれども、先ほども質問でこの検討結果、堆肥化につきましてはやや前倒しをするという、こういう案も当局の方から出されまして、一部については検討結果は変更の用意があるということだと思うのです。先ほども申し上げましたけれども、堆肥化と新しくつくろうとする炉は、堆肥化を大きくやれば炉は小さくなるのです。堆肥化を小さくすれば炉は大きくなってしまうのです。住民の方々が望んでいるのはなるべく小さな炉にしたい、そのためには堆肥化を大きくしたいということだと思うのですけれども、そのために全量化も将来やるんだということですけれども、こうした変化があるわけです。ですから、この一部堆肥化にとどまらずに、炉の規模についても、先ほども言いましたけれども、この場所に集中という点につきましてもやっぱり再検討の余地はあるだろうと私は思いますが、またその点答弁を求めたいと思うわけであります。
2番の堆肥化についてなのですが、初めの検討結果で10年後2割の堆肥化ということ、これは安全を見越してできる限り早くやりますよということでしたけれども、3月議会でも私、このスピードは大変遅いんじゃないかということは申し上げました。
話し合いの中で前倒しの計画がされているわけですけれども、堆肥化を進めるということについてはもう腹をくくったわけですから、今その堆肥化に向けてどのようなことが検討されているのか、まだプラントは立ち上がりませんけれども、それに向けての準備作業について具体的に進んでいるのかどうか、その点をお聞きしたいと思うわけです。
そして、Aとしては、その準備作業の検討の中でどういうことが問題として浮かび上がっているのか、これまた具体的にお話をいただきたいと思うわけです。よろしくお願いします。
○議長(神田政夫君) 総務課長。
〔総務課長 篠原敏雄君登壇〕
○総務課長(篠原敏雄君) それでは、私の方からは、3月議会では再考を求めたのに対し変更の考えはないとのことであったが、その後の変化はというお尋ねにつきましてお答えをさせていただきます。
新設炉建設検討委員会からの答申に基づきます検討結果についてということでございますけれども、衛生組合の基本方針、基本的な考え方につきましては、去る3月に衛生組合議会に対しましてご説明申し上げました後、関係地権者の皆様、周辺地域の皆様、管内住民の皆様に説明会を開催いたしましてご説明申し上げますとともに、「衛生組合だより」によりまして管内すべての住民の皆様にお知らせをし、ご理解とご協力をお願いしてきたところでございます。
説明会におきましては、一部の地域を除きまして概ねご理解をいただけたものと受けとめておりますが、ご理解をいただけなかった地域につきましては、代表者との話し合いをご提案申し上げ、現在代表者との話し合いを継続をしているところでございます。
話し合いに際しましては、私どもの検討結果についても見直すべき点は見直しを行い、一方譲歩できる点は譲歩をお願いしたいということを基本姿勢といたしまして話し合いを続けているところでございます。話し合いの中で、堆肥化につきましては検討結果の中でお示しをした堆肥化計画について実施時期を前倒しし、全量堆肥化の早期実現を目指すとした考え方をお示ししております。また、施設を分散するということにつきましては、先ほど申し上げました話し合いの中でも議題の一つとして取り上げられておりますけれども、いずれにいたしましても話し合いは現在も継続中でございまして、どういった内容で合意といいますか、意見の一致を見ることができるのか、現時点におきましては明らかではございませんが、衛生組合といたしましてはぜひとも合意に至りたいという決意で話し合いを重ねておるところでございます。したがいまして、現時点におきましては検討結果の再検討あるいは変更といったことにつきまして具体的に申し上げられる状況にはございませんので、ご理解をいただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) 業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) 2点目の堆肥化についてのご質問にお答えをしたいと思います。
まず、準備作業は具体的に進んでいるのかというご質問でございます。私どもの方では現在先進地でのいわゆる堆肥化施設の現状の把握、あるいは処理方式、また堆肥の利用先などについて調査を行いながら、私どもの方の組合におけるいわゆる施設建設に向けて検討しておるところでございます。また、各プラントメーカーによりまして、また堆肥化施設が異なっておりますことから、今後各メーカー等のヒアリング、聞き取り等を実施しながら、さらにその辺の施設の検討を重ねていきたいというふうに考えてございますので、ご理解をいただきたいと思います。
それから、2点目の何が問題かというご質問でございます。生ごみの堆肥化の問題につきましては、大きく分けまして3つの問題があろうかと思います。まず入り口の問題でございまして、排出のときの分別の徹底、またごみの出し方をどうしていくか、また私どもの方の組合の収集体制をどうするかという問題があろうかと思います。2つ目が堆肥の質の問題であろうかと思います。当然に良質の堆肥をいかにつくるかというのが絶対条件になろうかと思います。農家の方々に安心して信頼のおける堆肥をつくっていかなければなりません。その辺が2点目の大きい問題かと思います。
それと、3つ目が出口の問題でありまして、やはり農業者の方々に安心して使っていただけるという問題が当然あるわけでございまして、その辺を含めまして、またにおい等の問題、この辺も十分考慮しながら堆肥化の施設に検討を重ねていく必要があるということで考えてございますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(神田政夫君) 加藤議員。
〔4番 加藤幸雄君登壇〕
○4番(加藤幸雄君) 4番議員の加藤です。再質問お願いしたいと思います。
一番目の質問のAの検討結果という方針の変更の考えについてですけれども、今住民代表の方と話し合っている中で受け入れられるものは受け入れる、譲ってもらわなければいけないところは譲っていただくと、そういう方針でやっているということで、まだ話し合いが進んでおりまして、その中身について今どうこう言える時期ではないというようなご説明でありました。その話し合いによってはこの検討結果の方針が変えられる可能性もある、こういうことも含まれていると私は感じました。その点についてはいかがでしょうか。
それと、二番の堆肥化についてでありますが、あっちこっちの研究をしながら勉強していると。何が問題かということで入り口、出口、質と、そういう問題だと思うのですけれども、とにかくせっかくつくっても農家の方が使ってくれなければどうしようもないわけなのです。ですから、出口は当たり前なので、まだプラントをつくっていないわけですけれども、今からでも農家の方々にこういう事業を始めたら使っていただけるだろうか、それから農業試験場とか改良普及所にもどういう堆肥が望ましいのか、こういうことを事前から相談を持ちかけて勉強していくことが必要だと思うのです。
それから、シンポジウムがありました、この宮代台の自治会とここの労働組合共催の中で。農家の方々が、そういうものでそういう堆肥化をやれば使えるものだったらば歓迎をしたいというようなことだったと思うのです。ですから、この農家への相談というのが大事だと思っております。
それから、質の問題で、農協もよければ協力をしてくれるのだと思うのですけれども、農協なんかにも今から相談を持ちかけていくと、そういうことも大事だと思っております。
それから、技術的なことですけれども、生ごみと、例えば調整材としてのもみ殻ですとか枝葉チップの割合をどうしたらいいのだろうか、そういったことも勉強しなくてはいけないし、先ほどもおっしゃいましたにおいの問題、これはどうやっても、においを押さえてもやっぱり出るわけですから、その方策が大事だろうと思うのです。それから、そういうことを具体的にまとめて、今言いましたように今から相談持ちかけると、そういったところから情報を得るということが大事だと思っております。そういう点ではそういう動きはもう既にやられているかもしれませんが、いかがなものでしょうか。よろしくお願いいたします。
○議長(神田政夫君) 管理者。
〔管理者 田中暄二君登壇〕
○管理者(田中暄二君) 宮代台との話し合いの関係につきまして、私の方から答弁させていただきます。
ただいまご答弁何回かさせていただいておりますけれども、周辺住民の方々と話し合いを継続して今日まで進めております。しかしながら、地元住民の方々と組合としてお示しした案の間に、例えば施設の分散化なども含めまして、考え方としてまだ相当程度の乖離があるのが実情でございます。例えば堆肥化の前倒しにつきましても、法令上の問題等々もありまして、また今課長から答弁いたしましたように、入り口の問題、堆肥の質の問題、また出口の問題等々、大変困難な問題もございまして、合意に達しておらないわけでございます。しかし、一方では、先の議員さんご指摘のように、当衛生組合の業務といたしましては、当然のことながら一部住民だけの問題ではなく、管内地域住民の全体の問題でもあることから、その推進につきましては、例えば堆肥化につきましても全面的な住民の皆様方のご理解とご協力が前提となるわけでございます。したがいまして、私といたしましては、管内住民全体のご理解、ご協力がいただけるような、そんな方法で進めたいと思っております。そのためには、既にお示しをいたしました組合案を基本といたしまして今後とも決めてまいりたいと考えております。
○議長(神田政夫君) 業務課長。
〔業務課長 井上正夫君登壇〕
○業務課長(井上正夫君) 堆肥化の関係でご答弁申し上げたいと思います。
ご指摘いただきましたように、農業者の方々、またJA南彩、農業関係機関、これらとも十分ご相談をしなければなりません。当然私ども承知しておるわけでございまして、これらにつきまして今後具体的な打ち合わせをしてまいりたいというふうに考えてございます。
なお、JA南彩につきましては、基本的には私どものお話をさせていただいた経過もあるということでご理解をいただきたいと思います。
○議長(神田政夫君) 加藤議員。第3問です。
〔4番 加藤幸雄君登壇〕
○4番(加藤幸雄君) 4番の加藤です。
管理者の方からお答えをいただきましたが、伺ったのは、今続けている話し合いの中で別の方法が見出せれば、その検討結果の見直しもあり得る、再検討もあり得る、あるのかという、そういう考えかということでお伺いしましたけれども、ちょっとそれに対するお答えはありませんでした。私はぜひ今行われている話し合い、大事にして、先ほどから言っておりますちょっと怪しげなものも含まれております。そういう検討結果をぜひとも話し合いの中で方向を転換していっていただきたい、このことは申し上げておきたいと思います。
以上です。
○議長(神田政夫君) 要望ですね。
〔「はい」と言う人あり〕
○議長(神田政夫君) 以上で加藤議員の一般質問を終わります。
ここで休憩します。
休憩 午後6時18分
再開 午後6時30分
○議長(神田政夫君) 再開します。
休憩前に引き続き一般質問を続けます。
木下議員、お願いします。
〔3番 木下 篤君登壇〕
○3番(木下 篤君) 3番、木下篤です。通告順に従いまして質問をいたします。
最初に家電リサイクル法についてであります。98年5月に、メーカーと小売業者に使用済み家電製品の回収と再商品化を義務づける家電リサイクル法が成立をしました。我が国では、年間約60万トンの廃家電製品が一般家庭から排出をされ、その大半が埋め立て処分されていると言われておりますが、一般廃棄物の処分場もまた用地確保が非常に困難な状況で、リサイクルを促進することによって資源の有効利用と廃棄物の排出抑制を図ることが今緊急の課題となっております。このような状況の中で、家電リサイクル法が来年の4月から本格的に施行されることになりました。実施されると消費者、小売業者、メーカーなどの関係が当然出てまいります。当局としてこのような問題がどういうふうに予想され、また対応していくか、実施計画をお伺いをいたします。
2番目でございます。大型家電製品の回収、引き取りの金額についてですが、この金額を幾らにするのか。それは小売業者と同額であるか、それともそれより高くするか、または安くするか、この点についてお伺いをいたします。
3番目としまして、家電製品に限らず、粗大ごみで使用が十分可能なものについては、引き取り料をまだ取るのか、またこれらの物品はどういう処理をするか、それについてお伺いをいたします。
4番目です。回収された大型家電製品はどういうふうに処理をしていくのか、またその場合の運賃はどちらの負担になるかをお伺いいたします。
5番目として、引き取り料の有料化によって、今度は不法投棄が十分に予想されます。その場合にどういう処理をするか、対策をお伺いいたします。
以上の問題と関連いたしまして、大型家電製品には初めから販売価格に引き取り料を含めるべきというふうに考えますが、当局の見解をお伺いいたします。
また、このことを国に対して要請すべきだと考えますか、いかがでしょうか。お伺いいたします。
大きい2番目といたしまして、衛生組合の現業職員の果たしてきた役割について質問をする予定でしたけれども、これは先ほどの決算の中においてやってまいりました。ただ、一点、最初の当組合は分別収集が全国でトップクラスとなっておりますし、その中でやはり相当全国から注目をされております。その中で現業の職員の役割についてどう評価するか、このことについて管理者から考えをお伺いしたいと思います。
3番目、ISO14001取得についてお伺いをいたします。3月議会におきましてISO14001の取得について報告をされ、そしてその問題について私も質問いたしましたが、現在どこまで進んでいるのか、そしてまたいつまでに取得をするように予定をし、やろうとしているかお伺いをいたします。
以上です。
○議長(神田政夫君) 木下議員の質疑に答弁願います。
総務課長。
〔総務課長 篠原敏雄君登壇〕
○総務課長(篠原敏雄君) それでは、私の方から議員さんからのお尋ねのうちの大きな1点目の家電リサイクル法の関係、それから3点目のISOの取得の関係につきましてお答えをさせていただきます。
まず、家電リサイクル法の関係でございますけれども、こちらの質問、関連性がございますので、このご質問のうち小さな項目で言いますと1、2、4、5、6につきましては一括してお答えをさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
ご承知のとおり、特定家庭用機器再商品化法が平成13年4月1日から施行をされます。リサイクル対象品目は、エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機の家電4品目でございます。目的といたしましては、家電製品は中間処理による減量効果が低く、自治体の設備によるリサイクルが困難でありますので、小売店等の既存の流通ルートを活用し、引き取りを義務づけ、メーカー責任によりまして金属類、部品類を再商品化基準に従ってリサイクルし、その費用は排出者が負担するというものでございます。
メーカーの再商品化費用の公表が遅れまして、9月になりましてから発表されたために、準備、方法、PR等の期間が少ないというのが現状でございます。今後の私どもの計画といたしましては、10月25日に関東通産局によります説明会が埼玉県内の関係小売業者に対しまして浦和市で開催をされますので、その後衛生組合管内の小売業者に対しまして説明会及び協力要請を行いますとともに、「衛生組合だより」等で周知をしていきたいというふうに考えてございます。
また、運搬費用につきましては排出者が負担をし、その費用につきましては小売店が個々に決めて店頭などで公表することになっておりますので、小売業者への説明会等におきまして情報を集めてまいりたいというふうに考えております。
衛生組合の回収、運搬費用につきましては、このリサイクル法の趣旨を踏まえまして、いわゆる逆流といったようなことがないような、そうした価格を定めてまいりたいというふうに考えております。
不法投棄対策でございますけれども、市、町とも連絡を密にいたしまして対応するとともに、埼玉県清掃行政研究協議会等を通じまして、国や県に対しまして広域的な取り締まりをするよう要請していきたいというふうに考えてございます。
家電4品目につきまして、販売価格に引き取り料を含めるべきとのお尋ねであったかと思いますけれども、このことにつきましては、家電リサイクル法が制定されましたときより中央適正処理困難指定物対策協議会等におきまして、国やメーカーに対しまして購入時の価格に上乗せする方法がとれないかということを要請してまいりましたが、家電製品を初めとするいわゆる特定家庭用品につきましては、耐久消費財という性格を有しておりまして、製品の購入から廃棄まで10年以上の長期化に及ぶものでございます。
製品購入時の価格に上乗せをした場合には、一つとしまして、製品購入時には廃棄時点での実際にかかる費用を予測することが困難であり、廃棄時点において引き取り、リサイクルにかかる費用が上乗せされた価格よりも高い、あるいは低い、こういったことがあることがございます。
それから、2点目としまして、製品購入から廃棄までの間に製造業者等が倒産をした場合、排出者は製品購入時に引き取り、リサイクルにかかる費用を支払っているにもかかわらず、再度支払わなければならなくなる、こういったおそれがあるということ。
それから、3点目としまして、家電リサイクル法では、法の制定時より前に製造、販売され、既に家庭などで使用されております家電4品目も対象となるため、こうした家電4品目には、引き取り、リサイクルにかかる費用が上乗せされていないというようなことがございます。こうした理由から、特定家庭用機器廃棄物を排出しようとする者が排出する時点で必要となる料金を支払う、こうした制度とされたということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
続きまして、ISOの取得の件でございますけれども、このISOの取得におきましては、3月議会におきまして新設炉の建設、堆肥化の推進、情報公開、こういった事業をまず優先させたいというお答えをさせていただきました。現在もこうした考え方を持っておるところでございます。したがいまして、現段階におきましては、いつまでに取得しますといった具体的な時期につきまして申し上げられない状況でございますので、ご理解をいただきたいと思います。
以上です。
失礼しました。答弁漏れがございました。家電リサイクル法の小さな3点目です。家電製品に限らず、粗大ごみで使用可能なものについても引き取り料を取るか、またこれらの物品はどう処理するかということでございますけれども、新しいものに買いかえる、あるいは不要となったもので使用可能もなの、または壊れて使えなくなったものも含めまして、排出されたものは廃棄物となりますので、料金は徴収をしたいと考えております。また、排出されたものが使用可能か否か、この判断につきましては人それぞれでございまして、一概に判断するのはなかなか難しい、困難であるというふうに考えております。使用可能なものでございますれば、市や町で行っておりますリサイクルコーナー、こういったところを利用することも一つの方法ではないかと考えておるところでございます。収集された粗大ごみの処理につきましては、家電4品目を除きまして従来どおりの方法で行ってまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) 局長。
〔事務局長 中村恭三君登壇〕
○事務局長(中村恭三君) 当組合の分別収集が全国でトップクラスになっているが、その中で現場職員の役割についてどう評価するかということでございます。ご質問にもございますように、当衛生組合のごみ資源化率につきましては、平成11年度38.8という全国でもトップクラスの数字となっております。これは、まずは住民の方々の資源リサイクルに対する意識の高さとご理解とご協力のたまものと感謝を申し上げる次第でございます。また、分別収集につきましては、現場職員の作業が大変重要でありまして、直接かかわる職員の努力も十分評価をしているところでございます。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) 木下議員。
〔3番 木下 篤君登壇〕
○3番(木下 篤君) 再質問いたします。
最初の家電リサイクル法についてなのですけれども、この問題について2点ほどお伺いをしておきたいと思います。
これはまだこれから進めるわけですから、新たにいろいろな問題が出てくると思います。しかし、私この中で非常に大きな問題になるのは、相当これが有料化になって、そして引き取りになった場合に、今までと違ってとてもこういうのは大変な金額になるということで、先ほども言いましたように不法投棄、これが予想されます。
ついこの前の朝日新聞の投書欄にもやっぱり同じようなことがこの質問の後に出されておりましてなるほどと思いましたけれども、その中でも「消費者が負担するリサイクル料金を初めから販売価格に上乗せをしたらどうだろうか。そうすれば回収率はおのずと高くなり、不法投棄も減るのではないだろうか」。その後に「今回の方法では、不法投棄により町周辺の自然環境が破壊されていることは目に見えている。是非デポジットを含め検討してほしい」、こういうふうな形の投書が出ております。
今の状況の中で県あるいはそれぞれのところで厳しく監視をしていくといったって、これは現実にそういう形では解決をするようなものとは考えられません。先ほどの答弁の中で、しかしメーカーといっても、これは相当長期にわたって耐久製品ですから使う。その中に、製造業者の中にはあるいは倒産もあるかもわからない。だから、そういうふうなことを考えて、またそういう場合にはこれ自体が持っていっても受け取ってもらえない上に、しかも今度は新たにまた有料化によって負担が二重になるというようなことが言われましたけれども、私はこの問題が出されてきたのは、一企業とか、それぞれの一地域という問題ではなくて、全国的に今の中で家電製品が大変な状況で本当に全国で排出され、しかもこのまま放置していくならば大変な問題になってくるということは、これはだれでも認めているわけですから、そういうことを国として責任を持つ。一企業あるいはメーカーという形ではなくて、そういう形のものとして考えてやる必要があるのではないか、そういうことを含めて先ほどの質問をしたわけでございます。だから、この点については国に対して要請をする必要があるのではないかというふうに思うのですが、いかがでしょうか。
それから、ISOの問題についてですけれども、先ほど答弁がありましたように、まだ今の段階においてはそういうふうな形はいろいろな課題の後になるだろうということで言われております。しかし、私はISO14001というのは、これが済んだら次にこれに入ると、次の問題に入ったらこの次にこれにやるのだということとは性質が違うと思います。やはりこの問題についてどのように組合当局が考え、そして本当にこれを積極的にとるということを真剣に考えるならば、そういう段階論ではなくて、今から実際にこのためのチームワークをもって、今から準備をしていく必要があるのではないかというふうに考えますが、改めてお伺いをいたします。
それから、最後の衛生組合の現業職員の果たした役割については、これは現在までの先進的な役割について非常に高く評価するということは言われております。そういう高く評価するという上に立って、しかも先進的な役割が全国の中でも大きな役割をしているわけですから、その現業職員の問題について今後は真剣に考えていただきたい。先ほどの決算のときにおいては、まだこれについて検討はしていないということを言っておりましたけれども、そういう立場に立たないで、今後の問題を含めて考えていただきたいと思います。
以上です。
○議長(神田政夫君) 総務課長。
〔総務課長 篠原敏雄君登壇〕
○総務課長(篠原敏雄君) それでは、再質問にお答えをさせていただきます。
一点目の家電リサイクル法の関係につきましては、国に対して要請すべきではないかというお尋ねであったかと思います。確かにこの家電リサイクル法もまだ実際に動き出すのはこれからでございまして、いろいろ課題もあるかと思います。私どもも要請すべき点は関係機関等に働きかけていきたい。よりよいリサイクルとなるような、そういった形でいけるように私どもとしてもできることはやっていきたいというふうに考えてございます。
それから、ISOの関係でございますけれども、これは同じことの繰り返しになってしまって大変申しわけないのですが、私ども、限られた職員でやってございます。市におきましてもプロジェクトチームを組んでやられたというようなことがございます。実際私どもも今大変重要な時期を迎えておりまして、大きな課題を幾つも抱えておるわけでございまして、そうした中、限られた職員でやっていくためにある程度優先順位はつけざるを得ないということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) 以上で木下議員の一般質問を終わります。
次、林議員お願いします。
〔9番 林 恭護君登壇〕
○9番(林 恭護君) しんがりになりましたので、できるだけ要領よくやりたいと思います。
一点、通告文の字句の間違いがございまして、申しわけありませんが、訂正させていただきます。2行目の検討委員会中間報告が出た平成9年末から、この「末」という字を私もここで印刷物になって気がつきまして、9年ごろからという意味だったのですが、訂正させていただきます。この「末」を厳密に理解されて、そしてこの範囲の答弁しかないということであれば私の責任でございますから、これはやむを得ないと思っております。
それでは、順次質問してまいります。堆肥化施設の視察ということですが、これは当衛生組合が主催して衛生組合議員の視察、それから一回ぐらいは検討委員会が開かれたときに検討委員のメンバーで視察もあったかもしれませんが、厳密に言えばこれは議会の視察でございますから、行政にご意見求めるのはいかがかということもあろうかと思いますが、議会の視察でも実は行政側の代表、管理者、副管理者、あるいは事務局長さんも参加されてまいりまして、そういう意味で非常に限られた時間、予算の中でこの堆肥化施設の視察を過去何回か行ってきた。そういう意味で行政側の方も現地を見、いろいろ得るところもあり、あるいは心配するところもいろいろあったのではないか。そういう意味でそれぞれの視察に参加された行政としての評価点をお伺いしたいと思います。
第2点は、いろいろ前段者から既に問題も出されまして、ご答弁もいただきました。したがいまして、詳細も避けますが、一点、一番難しい出口の問題について、前段者の答弁の中で「JA南彩のご理解を得て協議をしてまいりたい」と、こういうご答弁がございました。現時点でこれは公開できることだと思いますが、JA南彩の幹部の皆さんと当衛生組合と正式にこの点で検討されたように聞いております。その検討内容を具体的にご報告をいただければ幸いだと思います。そういう意味で、この出口の問題に限ってお願いをしたいと思います。
それから、検討結果の問題につきましては、既に決算の討議の中でもしばしば言及がございましたし、検討結果については必要であれば修正も行い、そして修正を行う場合には議会なり全管内の住民にもきちんと報告し、承認をいただくという態度が表明されておりますから、この点は省略いたします。省きます。
以上です。
○議長(神田政夫君) 局長。
〔事務局長 中村恭三君登壇〕
○事務局長(中村恭三君) それでは、林議員さんのご質問に順次お答えを申し上げたいと思います。
まず、視察地はどこかというふうなお話でございます。視察地についてでございますけれども、群馬県板倉資源センター、それから岩手県盛岡紫波地区環境施設組合リサイクルコンポスターセンター、それから岐阜県岐阜市生ごみ堆肥化モデル事業、それから長野県駒ヶ根市生ごみ堆肥化施設でございます。また、設置型の生ごみ処理機につきましては、東京都武蔵野市、それから東京都東村山市を見学させていただいたところです。
おのおのの視察の評価ということでございますけれども、盛岡紫波地区の環境施設組合リサイクルコンポスターセンターというところにおきましては、生ごみの堆肥化処理施設につきましては、昭和54年から取り組みを始めまして、当初は今のと違いまして高速堆肥化処理施設というものを設置しまして、水分の問題、袋出しによる夾雑物の混入により質の高い堆肥を製造することができなかったというふうなことを伺いまして、その結果、平成5年に前のプラントの経験を踏まえまして研究し、現在の施設をつくったのだというふうに伺っております。旧施設での生ごみの出し方につきましては、袋出しにより夾雑物が多かったということからバケツ出しというふうに変更したわけでございますけれども、伺ってみますと年間の夾雑物の量は156トンというふうに伺っております。
また、岐阜市の生ごみ堆肥化モデル事業でありますけれども、これは住民が毎日ボカシを使用し、1週間に1回集積場へ出すという方法であることから、全世帯を対象とした場合、住民の協力が大きな課題というふうなことでございました。いずれにしても、入り口の問題の生ごみの出し方もバケツ出し、あるいは袋出し、あるいはビニール袋出し、生分解性袋出しなどさまざまあるわけでございます。堆肥の質を左右する水分調整材についてもさまざまでございまして、それぞれ地域に合った堆肥を進めているというふうなところを感じたところでございます。
次に、堆肥化の3つの問題の特に出口の関係でございます。私どもの方も管理者を初め農協の幹部の方とお話をさせていただきました。日量30トン出るんだよというふうなお話もさせていただいております。その中で私どもの意見等はおおむねお話しさせていただきまして、今後は、幹部同士で集まったものですから、事務レベルでもっていろんな問題があろうから、これから話し合いをしたいというふうなことも農協の方でも申していましたし、私どもの方もそう願っているというふうなことを申し入れさせていただきました。
以上でございます。
○議長(神田政夫君) 林議員。
〔9番 林 恭護君登壇〕
○9番(林 恭護君) どうもありがとうございました。決算討議の中でも出ましたように、今後のごみ処理の一つの基本として、堆肥にできるもの、有機物については全量を堆肥化するという方向で研究をしていくと、こういうお話がございまして、これは実は大変なことだと思っております。先日朝日新聞の調査によりましても、全国の自治体の中でこの堆肥化を含めてごみ減量を自治体として正式に受けとめて実施しているところはわずか10件しかないと、こういうレポートが載っておりました。また、その中で、その管内の全量を堆肥化にしていくということを宣言しているところは、またその中の少数だろうと思っております。
しかし、現在のごみ戦争を考えてみた場合に、どうしてもこれは避けて通れない。行政の方々も大変だろうし、また私どもごみを排出する市民一人ひとりが真剣にそれを手をつないで進めていかなくてはならないと、こういうような立場からいろいろ聞きにくいこともお聞きしてまいるわけでございますが、まずその決意を管理者含めて執行部の方が固められたこと、心から敬意を表したいと思っております。
そういう中で今視察の件数が5件出まして、いろいろ難点もありながら現地を見てこられたと思います。すべてこれは現事務局長が行かれたかどうか知りませんが。たしかこのほかに私ども議員で管理者も含めて行かれたのには山形県の長井市、宮城県のこれは民間施設でございますが、ハザカプラントも多くの議員のご記憶にも残っていると思います。それぞれ8年なり、あるいは5年なりの実践期間を経まして、しかし極めて見事にやっていると。特に山形県の長井市の実践例では、中心になった菅野さんとおっしゃる方が今各地を講演して回っておりますが、農水省の多分審議委員にも入っておられる方でございます。当初は農水省も非常に抵抗したけれども、全面協力して現在モデル事業になっているというふうにも彼がおっしゃっていました。
また、この民間のハザカプラントの方も大変な苦難を経ながら8年間という長い年月を既に経過しているわけですが、非常に優良堆肥として地元の農民に歓迎されているということもつぶさに見てまいりました。今事務局長からも幾つかの実践例と検討、研究のご発表がございました。
私、こういうことをなぜくどくお聞きするかというと、これすべて行政の課題がそうなのですが、いろんな難しい問題もあり、それから相当の時間をかけて全体の管内10万の市民と協力していくわけですから、一定の時間がかかることはお互いに理解できるのですが、問題の質によってすべてテンポが問われると。前回も何か私そんなことを言ったかもしれませんが、要するにスピードの問題です。特に当衛生組合にとって重大課題である老朽した炉を……更新と言うと怒られてしまうのですね。新しくつくり直さなくてはいけない。新設しなくてはならない。しかも、7年前に埼玉県下最悪のダイオキシンも排出していたという事実も踏まえて、住民の意識も過敏と思われるほど神経とがらせております。私の記憶では、問題提起されてからもう8年たちまして9年目に入りました。しかし、田中管理者、榊原副管理者もご案内のように、9年もたったその宮代台に大勢集まったところにおいで願って、その熱気たるや、雰囲気たるや変わってないのです。私自身もあきれるぐらい。そこに住んでおりますが、あきれるぐらい変わってない。これはいいか悪いかは別といたしまして、大変な関心を集中している問題である。また、これは一部その住民だけの問題ではなくて、管内10万の市民の大変大きな課題であろうかと思います。
そういう意味で、今までいろんな視察の中で現地を見てきながら、もちろん事務局長は代がかわります。私の記憶では、当初浅子事務局長が当たり、その前の中村さんはちょっとかすったぐらいなのですが、中村事務局長がおり、浅子さんが来られ、町田さんが来られ、現事務局長で4代目なのです。大体2年、浅子さんは3年いらっしゃいましたが、かわっていくわけです。ところが、ごみ行政、煙突、その特に周辺地域で被害をこうむったと主張される方は逃げ場がないわけです。直接の総責任者、事務局長が役員の任期で変わっていく。このことがやはり住民と行政との対話を難しくし、その信頼関係をつくるのに非常に障害を生ずると。
しかし、幸いに田中管理者も榊原副管理者も、この間新鋭の市長、町長としてともにしてこられました。ぜひこのお2人の管理者、正副の管理者の中でこの8年間の実績があるわけでございますから、ここで英断を願いたいし、そして仮に事務局長が交代されても、あるいは課員がいろいろメンバーがかわっても、こういう行政の仕事はきちんと記録が残り、評価が残り、組織の共有物になってなくてはならない。ところが、残念ながらこの数年の経過を見ますとそのことが十分理解できなくて、そしてトップにもなかなか意見が上がっていかない。現在100%、全量を目指してという決意も出されましたし、その準備にも入られたと思いますので、過ぎたことは言いたくないけれども、だけどこの過ぎた期間、すごく貴重な時間が空転したのです。その不信を除いていく努力をさらにお願いしたいと思っております。
南彩農協との話し合いも正式に口が開かれたということは、大変ありがたいことでございます。これとても、恐らくそれぞれの市議会、町議会でもあったかもしれませんが、堆肥化の問題は農業関係者のまず話を聞くべきだということを何遍口酸っぱくして言ってきたか。南彩農協さんとじかにお会いしたのは9月に入ってからだと聞いております、9月の末の段階で。この辺のテンポの遅さといいますか、スピード感のなさといいますか、やはり大事な問題だと思いながら、それぞれの重点政策にかかずらって、やっぱり手が遅れていく、このことを非常に残念に思っております。
現在検討結果の再検討する余裕はあるかということは既に省略すると申し上げました。今この一部地域の代表者との話ですが、これは誤解を招かないために言っておきたいと思いますが、宮代台から出身している議員が宮代町議員で3人おります。しかし、3人ともこの話し合いの舞台に入っておりません。これは宮代台自治会の賢明な判断だと思うのですが、議員は議員の立場で自由に動いてもらいたいと、我々は我々の住民の代表者として交渉に当たるからということで代表団から外れました。大変賢明な措置だと思っております。これは余計なことでございます。
そういう中で、この堆肥化の問題について、段階的であるが全面堆肥化するということ、そして住民への広報をしっかりし、住民も協力し、全庁的にこれを持ち上げていること。
同時に、3つ目には、これも決算の質疑の中で管理者側から出ました当面5トン未満の実証プラントを置くこと。しかも、それは現在地に置くということ。これを同意しておるそうでございます、私が受けた報告では。一点現在同意されてないのは、その堆肥化施設を分散をし、他の地域へ持っていってもらいたいという当事者の主張と行政側のご判断とが一致しない、こうなっております。しかも、自治会側の報告をいろいろ私なりに理解すれば、いろいろ細かな計画上の問題も、いろいろ自治会も案を出しているようですが、それにはこだわらないと。問題は、基本的な全面堆肥化と実証プラントを経過をして、そして全体の協力を仰いで進めていく。ただ、用地の問題は他に置いてほしいということ。
この4つの問題の中で、一点だけ現在未決定と聞いております。しかも、その話し合いが始まってから既に正味3カ月を経過しました。相当これはもうお互いにそんなに時間をかけて時間を空費したくない、いい解決をしたいということは衷心思っていると思います。
そこで、端的にお尋ねをしますが、答えられなければ結構なのです。そもそも特に当地の地元で、炉の新設について、炉は新設すべし、ただし用地は他に求めてほしいということがございました。当初は堆肥化という問題はございませんでした。しかし、検討委員会が開かれ、ごみ問題の処理を基本的に考えを組み立てたときに、まず堆肥化が優先すべきという検討委員会の結論が出たわけでございます、三本柱の第一として。そのことをこの宮代の住民もよく理解をしてきたと思っております。そして、単に炉を出ていけということではなくて、堆肥化を全面展開するのをどうやって自分らも支えるか、他にも協力を求めるかということに話し合いの焦点をまず置いてきた。
そして、実は炉の建設については3月議会でご発表がございましたように、現在地の近接地、隣接地になりますが、これは久喜市の範囲内で今地権者側と話し合いをまとめつつあるというふうにご発表がございました。これは、大変なまた行政側なりのご努力とご苦労があったかと思います。場所は同じといえば同じようなものですが、やはり久喜市側に200メートル移動するということ。宮代台に住んでいる者、あるいはその周辺から見れば、それが宮代町側であるか久喜市側であるかは、そんなことは別に問題じゃない、目の前にあるから困るということはまた住民の感情でございます。しかし、行政側がこれは大変なそこにご努力があるということも、我々は議員の一員としては私自身は考えなくてはならない。
ただし、堆肥化の施設というのは新しく起きた施設でございます。また、新しい試みでもあります。しかも、これは農業との密接な関係の中で、農業者のご理解を得ながらいかなくてはいけない。そのために、本当は一挙に全面30トン堆肥化施設をつくりたいけれども、一歩下がって5トンぐらいの設備で、法的な規制もあって5トン未満ということになりますが、そこで実証プラントをつくり、最低2年の実証を行って農業の方々と信頼関係を結んでいくと。これは現実における妥当な判断だろうと私自身思います。宮代台自治会がどうい結論を下すかはまた別といたしまして、現在同意したということで公表しておりますから、そういうふうに私申し上げてもいいかと思いますが、その新しい施設であるこの堆肥化の問題をどうしても衛生組合の現地の集中施設の中の一部に置かなくてはならないという理由は何なのかということがどうも納得できない。これはもちろん地権者のご理解なり住民のご理解なりを得るのに大変汗もかくし時間もかかる。だから大変だよということはよくわかります。しかし、この現在地になくてはならんという理由が、堆肥化施設については私自身も納得できない。
もちろんこれはまだ最終的な話を聞いているわけではございませんから、今後の話し合いの中でどういうふうにこれがまとまっていくのか、まとまっていただきたいと思うのですが、思うのですが、もし行政側でこの堆肥化施設については実証炉を経た上で農民の方の信頼を仰いだら別の土地につくってもいいよということを言われるならば、この問題は相当一挙に短期間に解決に近づく可能性もある。この辺のご判断を最後にお聞きしたいと思います。
○議長(神田政夫君) 局長。
〔事務局長 中村恭三君登壇〕
○事務局長(中村恭三君) 今のお話ですと堆肥化施設を分散というふうな考えはどうかというふうなお話でございます。施設を分散するというようなことにつきましては、先ほど皆さんが申し上げておるような話し合いを今継続中でございます。議題の中の一つとしても取り上げられておるということでございますので、話し合いを継続しているところでございますので、現時点この場におきましては何とも申し上げられる状況でございませんので、ひとつご理解をいただきたいと思います。
○議長(神田政夫君) 林議員。3問目です。
〔9番 林 恭護君登壇〕
○9番(林 恭護君) 一点要望だけ申し上げたいと思います。
実はことしの3月の1号炉、2号炉のダイオキシン検査ですね。議員の方にもいただきましたが、1号炉、2号炉を含めて排出基準のダイオキシン量というのは大変にいい数値になりました。1ナノグラムを切るような数値も出てまいりました。これはもちろん活性炭の吹き込みも効果があったでしょうし、また850度以上の燃焼温度を維持するオペレーターの大変なご苦労もあったと思います。ご案内のように、現在プラスチックが外れてまいりますとカロリーがすごく低下いたします。そして生ごみが相対的に増えますから、実は重油を相当使って燃やしている状態だと聞いております。これは実はごみ処理としては本末転倒なのですが、やむを得ず重油をぶち込んで、そして燃やさざるを得ないと。
この排出基準は非常によくなったわけでございますが、炉の老朽化は現実であります。20年と25年経過している。特に1号炉25年経過しておりますから、炉壁の崩壊がいつ起きるとも限らない。現在でも定期修理以外にもいろいろ気を使って、それを手直し、手直ししてお使いになっている。これがもし阪神大震災のようなものが見舞ったときに、これは仮定では大変申しわけないですが、もたないでしょうね。そのときにいろいろ有害物質が表に露出したら、もう本当に手の打ちようがない。したがいまして、この炉の新設ということは、これも時間との競争ということで非常に厳しく考えております。決して5年も10年も先延ばしできるものではない。
そういう意味で当初結果を出されました堆肥化計画が平成26年で35%という数字に実は唖然としたわけです。それは今修正を少しずつされておるわけですから、それの評価をしなくてはいけない。ありがとうと申し上げるところですが、何としてもこの4、5年以内に炉の建設が実行に入らなければどのような不測の事態が起きないとも限らないという意味で、時間との競争であるということを管理者の方々に特に要望しまして終わります。
○議長(神田政夫君) 以上で組合に対する質問を終了いたします。
◇
◎議長あいさつ
○議長(神田政夫君) これをもちまして、本議会に付された案件はすべて終了いたしました。
本日は、提出議案に対する慎重なるご審議をいただき、また議事進行に多大なるご協力をいただきまして、まことにありがとうございました。
◇
◎管理者あいさつ
○議長(神田政夫君) それでは、ここで管理者のあいさつをお願いします。
〔管理者 田中暄二君登壇〕
○管理者(田中暄二君) 本日は、久喜宮代衛生組合議会第3回定例会にご提案申し上げました議案第5号ないし第6号の2議案につきまして、議員の皆様には慎重審議の上ご議決を賜り、まことにありがとうございました。御礼を申し上げまして、あいさつとさせていただきます。ありがとうございました。
◇
◎閉会の宣告
○議長(神田政夫君) これをもちまして、平成12年久喜宮代衛生組合議会第3回定例会を閉議、閉会といたします。
ご苦労さまでした。
閉会 午後7時18分