平成30年久喜宮代衛生組合議会第4回定例会 第19日
平成30年10月23日(火曜日)
議 事 日 程 (第2号)
1 開 議
2 議案に対する質疑
3 討論・採決
4 議長挨拶
5 管理者挨拶
6 閉 議
7 閉 会
午前9時開議
出席議員(14名)
1番 貴 志 信 智 君 2番 新 井 兼 君
3番 渡 辺 昌 代 君 4番 斉 藤 広 子 君
5番 野 原 洋 子 君 6番 丸 山 妙 子 君
7番 成 田 ル ミ 子 君 8番 園 部 茂 雄 君
9番 猪 股 和 雄 君 10番 大 橋 き よ み 君
11番 小 河 原 正 君 12番 田 島 正 徳 君
13番 鈴 木 松 蔵 君 14番 角 野 由 紀 子 君
欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定により出席した人
管 理 者 梅 田 修 一 君
副管理者 新 井 康 之 君
会 計 斎 藤 悟 留 君
管 理 者
参 与 川 上 和 宏 君
参 与 南 沢 郁 一 郎 君
参 与 野 川 和 男 君
参 与 齋 藤 和 浩 君
事務局長 保 坂 善 彦 君
総務課長 井 上 正 己 君
業務課長 藤 井 智 君
施設課長 小 島 靖 之 君
総 務 課 青 柳 浩 行 君
主 幹
業務課長 鈴 木 昌 利 君
補 佐
菖蒲清掃 河 野 一 郎 君
センター
所 長
八甫清掃 月 安 高 広 君
センター
所 長
施 設 課 松 本 玲 君
施設係長
本会議に出席した事務局職員
庶務係長 菊 地 俊 一
書 記 松 本 学
書 記 籾 山 光 明
◎開議の宣告 (午前 9時00分)
〇議長(角野由紀子君) ただいまの出席議員は14名でございます。
定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。
◇
◎議案に対する質疑
〇議長(角野由紀子君) 日程第2、議案に対する質疑をお受けいたします。
議案第10号 平成29年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定についての質疑をお受けいたします。
なお、この議案につきましては、歳入・歳出に分けて通告順に順次お受けいたします。
まず、歳入からお受けいたします。
初めに、猪股議員、お願いいたします。
〔9番 猪股和雄君登壇〕
〇9番(猪股和雄君) 通告順に質疑してまいります。
決算書の12ページ、13ページになります。再商品化合理化拠出金の関係です。調書ですと19ページに掲載をされております。容器包装再商品化合理化拠出金、それぞれのセンターとも前年度まで減少傾向だったのですが、増加に転じました。品質基準配分額は八甫で大幅増になっています。久喜宮代・菖蒲センターは、品質基準のほうは配分額なしのままであります。低減額基準の配分金は3センターともやや増となりました。これらの理由について説明をお願いいたします。
特にこれ毎年質疑の中で聞いている部分ですけれども、久喜宮代・菖蒲地区では27年度までは品質基準による配分額があったわけです。この配分を得るためには、久喜宮代センターあるいは菖蒲センターにおいてどのような取り組みが必要なのかについても教えていただきたい。
2つ目です。ペットボトル有償入札拠出金、これも同じページに載っています。八甫センターで排出量が165トンで、前年度よりやや減ったのですけれども、拠出金額は706万円と85%増、ほとんど2倍近くになっています。この理由について説明をしてください。
次、通告書で3となってしまったのです。これ1行ずれておりまして、同じ問題で単価が28年度は2万1,636円だったのが、29年度で4万2,800円と倍増した理由についても説明をしてください。
それから、次の調書の15ページというのが、これは3になるのですが、久喜宮代センター、菖蒲センターでは、ペットボトルが独自ルートで売却しています。単価は2万4,728円で、八甫に比べますと2分の1に近い。安い、やはり。これまでこれも去年もおととしもたしか質疑してまいりまして、回収方法が違うということ、つまり久喜宮代センターは、瓶、缶、ペットボトル一緒に回収しているので、大変質が悪いということ、それからストックヤードがないので、この方法は変更できないのだというふうに説明をされていました。何とかそれを変える方法はないのかということをお聞きしたい。検討していただきたいのです。例えば瓶との混合収集をやめることによって、瓶が割れた、その破片がくっつくことを防止できるのではないのか。そのことで指定法人ルートへ乗せることは検討できないのか。また、ストックヤードがないということについても、久喜宮代センターの粗大ごみ処理施設の一部にストックヤードを設けることは不可能なのか、説明をしてください。
4番目です。東電福島第一原発事故にかかわる放射線測定費用等の賠償金についてです。
(1)として、放射線測定費用賠償金、久喜宮代で30万円、菖蒲17万円、八甫20万円となっていますが、この根拠の内容を説明してください。
2つ目として、これまでの放射性物質検査費用、検査機器の購入費用、人件費等の請求内訳、支払いの内訳、未払い分の内訳を明らかにしてください。
それぞれの質疑をお願いします。
〇議長(角野由紀子君) 猪股議員の質疑に対する答弁を求めます。
鈴木業務課長補佐。
〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
〇業務課長補佐(鈴木昌利君) おはようございます。猪股議員のご質疑のうち、1から3についてご答弁申し上げます。
初めに、1でございます。再商品化合理化拠出金は、容器包装リサイクル法に基づき再商品化された容器包装対象物について、実際の費用が指定法人である公益財団法人日本容器包装リサイクル協会の想定額を下回った場合に、その差額の2分の1を原資として、市町村が引き渡した容器包装対象物に対し、品質や低減額貢献度の割合を算出し、翌年度にリサイクル協会から配分されるものでございます。
平成29年度の品質基準に基づく配分額でございますが、八甫清掃センターのペットボトルが対象でございます。ペットボトルの再資源化に要した費用が想定額を下回ることとなり、その差額の2分の1である平成29年度の拠出金の原資は3,029万円と、28年度の612万円に対して大幅な増額となりましたことから、市町村への拠出金も増額となったものでございます。一方、3清掃センターが引き渡しを行っておりますプラスチック製容器包装につきましては、28年度の品質検査における容器包装比率が91.84%と、拠出を受ける条件の一つである95%以上に届かず、またもう一つの条件である前年度の検査から2%以上向上した場合にも該当しませんことから、前年度に引き続き、品質基準に基づく配分額の拠出対象とはなりませんでした。
次に、低減額貢献度に基づく配分額でございますが、各清掃センターが回収しているプラスチック製容器包装のうち、材料リサイクルとして資源化された分が主な対象でございます。先ほどのペットボトルと同様、拠出金の原資が増額となりましたことから、拠出金も増額となったものでございます。
この拠出金のうち、品質基準に基づく配分につきましては、市町村が品質の向上に努めることにより、拠出金を得ることができるものでございます。衛生組合での取り組みといたしまして、28年度の検査における容器包装比率91.84%からの品質向上を目指し、住民の皆様に対し、プラスチック類の品質の向上について呼びかけ、広くご協力をいただきましたところ、平成29年度の検査では97.42%と品質基準を満たすこととなりました。それを受け、今年度に拠出金の配分を得る予定でございましたものの、リサイクル協会からプラスチック製容器包装のリサイクルについて、実際の費用が想定額を上回ったため、平成30年度拠出金の原資が発生せず、市町村への拠出を実施しないことが公表されております。
続きまして、2でございます。ペットボトル有償入札拠出金は、容器包装リサイクル法に基づき、リサイクル協会の実施する入札に事業者が参加した結果、有価で資源を買い取ることとなった場合に、協会を通じてその相当額が市町村に支払われるものでございます。この入札は、年2回、上期と下期に実施されておりますが、1トン当たりの税抜き落札単価は、平成28年度上期は1万6,051円、下期は2万9,756円でありましたが、平成29年度上期は4万2,910円、下期は4万3,000円と、いずれも前年度を上回っております。
国内で回収されたペットボトルのうち、4割弱が海外へ輸出されて資源化されていると言われておりますが、ペットボトルリサイクル推進協議会が毎年公表しております年次報告書によりますと、平成28年度に国外へ輸出された40万3,000トンの廃ペットボトルのうち、95%以上が中国に輸出されたとのことでございます。したがいまして、中国の動向は、国内市況にも大きな影響を与えるものでございます。
また、中国は、平成29年7月に、世界貿易機関(WTO)に対して、「年内に廃プラスチックなどの固形廃棄物について、一部輸入を禁止する」との通告の後、同年12月末日から輸入制限を実施いたしました。この制限に先立ち、駆け込みでの輸出が増加したため、国内市場ではペットボトルが一時的に不足して売買相場が上がりましたことから、平成29年度のペットボトル落札価格も、この動きに連動して高値となったものと考えております。八甫清掃センターにおけるペットボトルのリサイクル協会への引き渡し量は、前年度と比較して微減でありましたものの、この落札単価の上昇を受け、有償入札拠出金は平成28年度の382万9,720円から大きく増額となったものでございます。
続きまして、3でございます。ペットボトル有償入札拠出金は、日本容器包装リサイクル協会が実施するペットボトルの入札結果と密接に関連しておりますことは、先ほど答弁いたしましたとおりでございます。そのペットボトルの回収方法は、久喜宮代清掃センター及び菖蒲清掃センターでは、瓶や缶と同一の袋で回収、いわゆる混合回収をした後に、清掃センターを経ずに、市内の民間施設に直接搬入し、種類ごとに選別をして資源化しております。一方、八甫清掃センターでは、ペットボトルだけを回収、いわゆる単独回収の上、清掃センター場内でのストックヤードで一時保管した後に、市内の民間施設に運搬し、指定法人ルートにより再資源化しております。
指定法人ルートに向けた検討とのことでございますが、ペットボトルとしての単独回収を実施するメリットといたしまして、異物の混入機会が減りますことから、ボトルの品質向上が図られ、衛生組合の収入にも反映されることが挙げられます。その一方、分別区分が増えることとなりますことから、住民の皆様のご理解をいただくことが大変重要となってまいります。また、回収を含む処理経費の増加、回収したペットボトルのストックヤードの整備が必要となってまいりますことから、ペットボトルの品質向上による収入の増加との兼ね合いを考慮する必要がございます。このようなことから、衛生組合では現在、久喜市において計画中でございます新施設の建設及び稼働に伴い、新たな分別収集体制が構築されていく中、ペットボトルの回収方法もその一環として、今後を見据えながら構成市町と協議していくことが必要であると認識しているところでございます。
また、久喜宮代清掃センター及び菖蒲清掃センターの場内に新たにストックヤードを確保することは、現在の土地利用の状況下におきましては困難な状況であると考えております。
〇議長(角野由紀子君) 青柳総務課主幹。
〔総務課主幹 青柳浩行君登壇〕
〇総務課主幹(青柳浩行君) おはようございます。猪股議員ご質疑の項目のうち、4の東京電力福島第一原発事故に係る賠償金に関するご質疑にご答弁申し上げます。
まず、(1)でございますが、放射線測定費用賠償金につきましては、平成28年度決算において確定した各清掃センターのごみ処理施設及びし尿処理施設において実施した放射性物質濃度測定業務にかかった費用を東京電力に請求し、平成29年度にその支払いがされたことから、計上したものでございます。
議案質疑参考資料の1ページでございます。この中で、久喜宮代清掃センター分につきましては、平成28年度決算確定分が29万1,600円、このうち1万4,580円は、賠償の対象外であるとされ、支払いがされませんでした。また、平成27年度未払い分の2万7,000円が改めて賠償金として認められ、この支払いがありました。このことから、久喜宮代清掃センター分として30万4,020円を計上したものでございます。
菖蒲、八甫清掃センター分につきましては、ごみ処理施設及びし尿処理施設において実施した放射性物質濃度測定業務の平成28年度決算確定額を東京電力に請求し、全額支払いがされております。
(2)のこれまでの放射性物質検査費用その他に係る請求の内訳、また未払い分の内訳等につきましては、お配りをいたしました参考資料2ページから8ページのとおりでございます。
以上でございます。
〇議長(角野由紀子君) 再質疑をお受けいたします。
猪股議員。
〔9番 猪股和雄君登壇〕
〇9番(猪股和雄君) 再質疑いたします。
まず、容器包装の再商品化の関係なのですけれども、久喜宮代センターと菖蒲センターで、28年度の分のプラスチックが品質基準を下回ったので配分されなかった。それはわかりました。それが昨年の分、収集した分については97.4%ということで、かなり品質が上がっているわけですよね。その理由といいますか、どのような意味で品質が上がったというふうに評価されたのかということをひとつ説明してください。それはこの久喜宮代センターの住民に対する指導啓発の成果もあったと思うし、それから住民の協力もあったと思うし、例えばよく言われるのは、要するに経費が上がっていますというものに尽きるのかと思いますけれども、どのように改善されてきたのかということをどう評価しているか説明してください。
それから、もう一つはその品質基準を30年度の原資が費用が上回ってしまったので、配分はされないのだけれども、今後もその品質基準は維持していかなければならないわけですよね。そのためには何が必要なのか。一時的に上がって、また今年以降下がっていったのでは何にもならないので、その品質基準を維持するための方策、指示、啓発についてお願いをいたします。
それから、ペットボトルの混合回収の問題については、わかりました。うちもこの衛生組合自体がもう早ければあと5年、長引いたとしても6年、7年ぐらいでもう新しい体制に移行していくわけだから、その間にこのセンターで新しい分別体制をつくる必要があるのかどうかということについても、私自身もかなりの懸念や疑問はありますので、それは了解します。ただ、それを久喜市が単独で収集をやっていく。その場合、当然プラスチック、ビニールや、このペットボトルについても分別を進めていく。恐らくは今、八甫でやっているのと同じ体制にしなければならない、せざるを得ないというふうになるのだと思いますが、その点については、では今答弁の中でも少し触れられていたと思うのですが、久喜市の新しい処理施設の建設を検討している担当課のほうとの協議の中では、もう既に触れているということで、取り入れてもらうということで進めているというふうに理解してよろしいかどうか、お願いをいたします。
〇議長(角野由紀子君) 猪股議員の再質疑に対する答弁を求めます。
鈴木業務課長補佐。
〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
〇業務課長補佐(鈴木昌利君) 猪股議員の再質疑にご答弁申し上げます。
まず、1点目でございます。プラスチック製容器包装の品質評価の結果、プラスチックの品質が高評価となりましたことの理由ということについてのご質疑をいただいております。先ほど議員も触れていただきました住民への啓発指導ということは1つ挙げられようと思います。衛生組合だより、平成28年3月号、29年2月号、30年2月号、そして9月号という形でプラスチックの汚れを落としていただく、そういった記事を掲載をしております。そして、実際にそちらの汚れの品質検査につきましては、協会の検査員のもと、ベール品を分解をして、その内容物を基準に基づき目視で選別して、実地で検査をするわけでございます。その検査の際に、一番外側の汚れがついてしまう。この理由が液状のもの、例えばしょうゆ、ソース、そういったものが少しでも付着をしてしまいますと、そのベール全体に広がってしまう。全体とは申しませんが、広く広範囲に広がってしまうことで、汚れが広がってしまうということが評価を落とす一つの大きな理由となっております。このようなことで、広報等で汚れの除去、呼びかけに応じていただくことによりまして、広く住民の皆様のご協力を得られることによりまして、品質の評価は高まることができたと考えておるところでございます。
なお、こちらの容器包装比率の向上は、法律に基づきリサイクルを実施する上で、拠出金の有無にかかわらず、非常に重要であると考えております。つきましては、今後も分別のご協力をお願いを続けてまいりたいと考えているところでございます。
それから、2つ目のペットボトルの分別負担金につきましての今後の協議、市町との協議につきましてはというご質問でございます。久喜市、宮代町と施設の更新に係ります分別を変えていくということに関しましては、一応共通の認識を持っているところでございます。今後個別に具体的な品目につきましての協議が進んでいくものと認識をしております。
〇議長(角野由紀子君) 再々質疑をお受けいたします。
猪股議員。
〔9番 猪股和雄君登壇〕
〇9番(猪股和雄君) 要望だけしておきます。
ペットボトル、プラスチックもそうなのです。容器包装もそうなのですけれども、分別の方法をこれからどのようにしていくのか、新しい処理施設の建設の中で、どのようにしていくのかということは、今後最も大きな課題になってくるのだと思います。基本的には先ほどのお話、2回目で触れましたが、今、八甫センター地区でやっているような分別方法を全体でやらなければいけない。それは八甫でできているのだから、久喜宮代センター地区あるいは菖蒲センターの地区でも当然できないはずはないことでありまして、それをいかにスムーズに転換をしていくかということが今後の大きな課題になってきます。また、久喜宮代センターでも、こんなに長い間かかって、分別の徹底、一時は県内最も厳しい分別と言われるほどの体制を築いてきたわけですから、それなりのもう住民がある意味では習熟してきている。それをもう一歩進めているところになるわけですので、十分可能だと思いますので、そうした方法についてぜひこれまでの蓄積してきたノウハウを久喜市の担当課のほうに引き継いでいただきたい。生かさせていただきたいということを、担当者もいらっしゃいますけれども、ぜひそれを引き継いでいただきたいということを要望しておきます。
以上です。
〇議長(角野由紀子君) 以上で猪股議員の質疑を打ち切ります。
次に、渡辺議員、お願いいたします。
〔3番 渡辺昌代君登壇〕
〇3番(渡辺昌代君) 3番、渡辺です。よろしくお願いいたします。
議案第10号 平成29年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定について、歳入のところで質疑をさせていただきます。
まず、8ページ、使用料及び手数料、手数料、塵芥処理手数料のところでお伺いをします。平成29年度の予算から見ても、かなりの決算額が増加しておりました。搬入事業者数、事業系ごみの搬入量の増加との説明もありましたけれども、現状をどのように捉えたか伺います。また、これら事業者への指導・徹底はどのようにされたのかお伺いをいたします。
2つ目です。8ページ、調書では14ページになります。使用料及び手数料、手数料、し尿手数料でお伺いいたします。し尿収集対象世帯数ですけれども、人数制、それから従量制とも合わせて64世帯、どう計算しているのかわからなかったのですが、この64世帯と私は読み取ったのですけれども、収入済額は85万615円の増額、減少している中での増額ということで、し尿の手数料の段階的値上げということが関係してくるかと思うのですけれども、説明を求めます。
3番目です。10ページ、財産収入、財産売払収入、物品売払収入でお伺いいたします。調書の15ページでは、新聞の値は下がっていますけれども、雑誌・ざつがみ・アルミ・スチール・ペットボトル、特にアルミ、スチールなどの値が非常に上がっているように思われました。
(1)、29年度、どのような現状であったのかお伺いをいたします。
(2)、前者の質問もありましたけれども、お伺いいたします。八甫のペットボトル有償入札拠出金として、指定法人ルートと久喜宮代・菖蒲のペットボトル独自ルートではどうであったのかお伺いをいたします。八甫では昨年と比べて300万円を超える拠出金の増となっています。先ほど説明ありましたけれども、もう一度お願いいたします。
(3)です。中国が平成29年度からペットボトルの資源の買い入れを制限したということの影響は出ているのか。今後もありますけれども、お伺いをいたします。
大きい4番です。10ページ、財産収入、財産売払収入、物品売払収入でお伺いいたします。各清掃センターで廃自転車の売却方法が違っていましたことから、統一をということを言ってきましたけれども、平成29年度から統一されました。このことについて説明を求めます。特に八甫について売り払いの量は減少していますが、売り払い額がかなり増えております。現状をお伺いをいたします。
以上です。よろしくお願いいたします。
〇議長(角野由紀子君) 渡辺議員の質疑に対する答弁を求めます。
鈴木業務課長補佐。
〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
〇業務課長補佐(鈴木昌利君) 渡辺議員ご質疑のうち、1から3についてご答弁申し上げます。
初めに、1でございます。塵芥処理手数料は平成29年度の当初予算額であります2億4,140万8,000円に対し、収入済額は2億4,414万1,000円でございましたことから、当初予算を273万3,000円上回ることとなりました。その大部分を占める事業系ごみの収入済額は2億1,172万7,200円、28年度の2億673万2,200円と比較して、プラス499万5,000円、重量では249.75トンの増となったものでございます。そのうち、許可業者により搬入する事業者数は、28年度と比較して管内合計でプラス82社、処理手数料はプラス655万8,200円、重量では327.91トンの増加でございました。一方、1社当たりの手数料は15万8,643円から15万3,097円と減額、そして多量排出事業者の1社当たりの搬入量も減少しております。したがいまして、搬入事業者の増加は処理手数料の増加につながりましたものの、各事業所においては、ごみの減量に取り組んでいただいているものと認識をしております。
また、事業者への指導といたしましては、昨年度「事業系ごみ減量化ハンドブック」を作成し、多量排出事業者を含む年間排出量5トン以上の全369事業者に配布することにより、事業系ごみの適正処理を周知したところでございます。
続きまして、2でございます。し尿処理手数料につきましては、平成28年4月から30年4月にかけて、人数制単価の段階的な見直しを行っているところでございます。平成29年4月から1人当たりの月額を260円から380円に改めましたことから、世帯数は減少いたしましたものの、収入済額は増額となったものでございます。
続きまして、3でございます。まず、(1)でございます。資源回収物の売却につきましては、年4回、四半期ごとに単価の見直しを行っております。平成29年度の売却単価でございますが、全て1トン当たり税込みで、新聞は平成28年度を通して1万1,340円と変動なし、29年度は通年で1万2,420円と増額となっております。次に、雑誌・ざつがみは、28年度9,180円、29年度は4月から12月までは1万260円、1月から3月が9,180円とおおむね増額となっております。次に、アルミ缶は、28年度4万8,600円、29年度は7万5,600円と大幅増となっております。次にスチール缶は、28年度4月から12月が5,940円で、1月から3月が1万260円、29年度は4月から9月が1万2,420円で、10月から12月が1万4,580円、1月から3月が1万5,660円と大幅増となっております。最後に、独自ルートで売却しておりますペットボトルは28年度4月から9月が1万9,440円で、10月から3月が2万520円、29年度は4月から9月が2万7,000円で、10月から3月が2万1,600円となっております。
続きまして、(2)でございます。八甫清掃センターにおけるペットボトル有償入札拠出金は、さきのご質問者へご答弁申し上げましたとおりでございまして、そのペットボトルの入札は、年2回、上期と下期に実施されており、ペットボトルのリサイクル協会への引き渡し量は。前年度と比較して微減でありましたものの、落札単価の上昇を受け、有償入札拠出金は大きく増額となったものでございます。
また、久喜宮代清掃センター及び菖蒲清掃センターにおける独自ルートにつきましても、指定法人ルートほどではございませんが、売却単価は増額となっております。
続きまして、(3)でございます。中国による影響はとのご質疑でございますが、さきのご質問者へのご答弁申し上げましたとおり、国内で回収されたペットボトルの4割弱が海外へ輸出されており、そのうち95%以上が中国に輸出されているとのことでありますことから、中国の動向は国内市況にも大きな影響を与えるものでございます。
中国は、昨年末から固形廃棄物の輸入制限を実施しておりますが、この制限に先立ち、駆け込みでの輸出が増加したため、国内市場ではペットボトルが一時的に不足して売買相場が上昇いたしましたことから、この動きに連動し、ペットボトル落札価格も高値となったものと考えております。
〇議長(角野由紀子君) 小島施設課長。
〔施設課長 小島靖之君登壇〕
〇施設課長(小島靖之君) 渡辺議員ご質疑の歳入の4についてご答弁申し上げます。
八甫清掃センターにつきましては、金属類の売却を始めた当初は、焼鉄のみの売却が困難であったことから、未処理鉄、廃自転車と合わせることを条件に、工場排出鉄として売却していたものでございますが、3清掃センターでの処理の一元化を図るため、平成28年度に廃自転車の売却方法につきまして検討しましたところ、廃自転車を含めない場合でも未処理鉄と合わせることで焼鉄の売却が可能であること及び廃自転車を金属として売却するよりも、廃自転車として売却したほうが高額となることを確認できましたことから、平成29年度から久喜宮代及び菖蒲清掃センターと同様に、廃自転車として売却したものでございます。
また、29年度の単価で、八甫清掃センターの廃自転車の売却額を比較いたしますと、仮に工場排出鉄として売却した場合、9.36トンで5万6,743円となりますが、廃自転車として売却しました結果、555台で11万9,880円となりまして、6万3,137円の増収となったものでございます。
〇議長(角野由紀子君) 再質疑をお受けいたします。
渡辺議員。
〔3番 渡辺昌代君登壇〕
〇3番(渡辺昌代君) 再質疑をさせていただきます。
お答えいただきました。事業系のごみが本当に増えているなというのを印象に受けまして、平成27年から比べさせていただきますと、777件、事業系増えているのかなと計算させていただいたのです。先ほどの答弁の中では、29年度から82社ということで、かなり増えているということで、ただ、今の説明では、1社当たりは減となっているということなので、衛生組合としてもかなり努力されているのかなというところはうかがえました。
具体的になのですけれども、新規の参入している企業に対して、どういった指導をされたのかというところをお伺いしたいのと、今後がどうなっていくのかなと。新しく増えたところはどの辺かなと想像しますと、やはり久喜あたりの工業団地内が随分と増えたのかなと、29年度増えたのかなという気がしますので、そのあたりからもあれが来ているのかなというところもあるのですけれども、その辺の説明もしていただければありがたいです。よろしくお願いします。
それから、し尿のところですけれども、値上げとなってしまっていることは、私たちは遺憾かと思います。仕方がなく、それは値上げとなってしまったのかもしれませんけれども、市民にとってはやはり値上げということは家計に響きますので、これはもしモデルケースでわかれば、どのくらい当たり値上げになったのかということが、1回当たりの処理料が人数制で260円から380円に値上げがモデルケースではどのくらいになったのかというのがわかれば、試算されているようであれば答えていただきたいと思います。
それから、さまざまな資源のごみのことでありますけれども、かなりの増額と今年はなったので、収入も本当に上がっておりました。変動するものですから、これは毎年毎年見ていかなければならないことなのですが、特にペットボトルのことで前者もお話をしておりましたけれども、今回私質問させていただいたのは、統一の方向に向けて協議しているのかどうかというところなのです。どっちがいいのか。要するに有償の入札しているのと、独自で出るのとどうなのかということで、昨年度と比較をすると、本当に中国のことも影響があるので、下期の値段なんて相当上がっていますので、かなりペットボトルが値が上がったということなのですけれども、来年以降はわからない。今年もわからないという状態ですが、わからないという状態の中で、どういった方向がいいのかということを協議されたのかどうか、そういうことをまずはお聞きします。
それから、昨日実はごみ処理施設特別委員会の中でも出されたのですけれども、6年後に統一をするまでこれは待つのでしょうか、統一することを。それまでに検討として出していくのでしょうか。というのは出された意見が要するに収集の方向を統一すべきではないかということが、今は統一されていませんので、収集の方向等を統一するべきではないかということが出されたのです。これは、その処理方法が決まらないと、収集の仕方も統一できないのでしょうか。その辺も含めてお伺いをいたします。
それから、4番のところです。統一に向けてしていただいて、廃自転車として500台を超える自転車が大変高値で引き取られたということで、これは大変よかったかなと思っています。今後もこの形で続けていくと思うのですけれども、廃自転車の有効利用ということで、このままの形で売却をお願いしたいなと思いますので、お願いいたします。
以上、よろしくお願いします。
〇議長(角野由紀子君) 渡辺議員の再質疑に対する答弁を求めます。
鈴木業務課長補佐。
〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
〇業務課長補佐(鈴木昌利君) 渡辺議員の再質疑に対し、ご答弁申し上げます。
まず、1点目でございます。事業系ごみの手数料の増加に関しましての新規開業の事業所に係る指導、このご質疑でございます。こちらはお手元にございます成果調書の12ページに手数料の各センターごとの内訳が記載がございますが、こちらのうち許可業者が搬入している許可搬入、こちらに事業所の数が示されております。括弧内の前年度の実績に比べますと、久喜宮代清掃センターは9%の増、そして菖蒲清掃センターにつきましては16%の増、八甫清掃センターにおきましては3%の増と、事業所の数としては久喜宮代清掃センター管内が多く増えているのですが、割合で見ますと、菖蒲清掃センターの事業所の開業、開業と申しましょうか、私どもに直接搬入いただく事業所のほうでは増えていることがこちらで確認できようと思っております。こちらの新規事業所に対しましては、廃掃法に基づきます自己処理、そういう形で事あるごとにお話をさせてはいただいております。ただ、私どものほうでは事業所の新規開店等の詳細な状況というのはなかなか得ることができませんで、許可業者等を通じてそのあたりの指導は徹底をさせていただいているところでございます。
続きまして、2つ目でございます。し尿処理手数料の値上げに伴う家計への影響はというご質疑でございます。こちら、今回の28から29年にかけまして120円の、計260円から380円の単価を改定をさせていただきました。標準世帯といたしまして、2人世帯で計算いたしますと、1カ月当たり240円、1年間で考えますと12カ月、2,880円のし尿処理に係る手数料の改定となるものでございます。個別それぞれの家計への影響はという試算は非常に困難でございますが、実数としてはこちらの金額の値上げとなったことでございます。
続きまして、3つ目でございます。ペットボトルの処理方法に係りましての指定法人ルートとして独自ルート、こちらの今後の取り組みにつきましての検討はなされているかと、こういったご質疑でございます。こちらにつきましては、指定法人ルートにつきましては、前段でもご答弁申し上げましたとおり、非常にその収入につきましては、不透明なところもあることは事実でございます。ということも、そして私どもの施設的な面もございますことから、今のところは久喜宮代、そして菖蒲清掃センターにおきましては独自ルートということで現在のところは考えております。
また、こちらの分別の関係につきまして、6年後に統一、もしくはこれに先んじて分別を改めてまたそういった考えはというご質疑でございました。こちらの分別の収集方法につきましては、その先ほど議員も触れていただいたのですけれども、収集した後の処理方法に大きく影響がされるところでございます。現在のところ前段のご答弁にもございましたが、集めたとしても、その集めたものを適正に処理をする体制をしくことがなかなか困難でございますことから、現在のところは当面の間現状の分別を維持をしていくことになろうと考えておるところでございます。
〇議長(角野由紀子君) 再々質疑をお受けいたします。
渡辺議員。
〔3番 渡辺昌代君登壇〕
〇3番(渡辺昌代君) 再々質疑をさせていただきます。
事業系ごみのところなのですけれども、今許可の搬入のところについての指導については、情報を得ることが非常に難しいので、事あるごとに指導ということでお伺いをいたしました。自己搬入されているところが非常に増えているというところがあるので、そこに対してはどんなふうに指導をされてきたのかということを、今後もですけれども、どういうふうにしていくつもりなのかということをごめんなさい。もう一度お伺いいたします。ここが非常に増えていたのです。自己搬入のところも非常に増えているなというふうに、許可よりも自己搬入のほうが多いので、この指導についてはどうなのかなというところが考えられましたので、お願いいたします。
それから、ペットボトルに関してなのですけれども、処理の方法が統一にされないと難しいということなのですが、今後これから大きな課題となると私も思っております。これだけ値が変わってしまうとなると、それから中国のことが昨年度ぱっと出てきまして、今報道でも大きく取り上げられているような状態で、ペットボトルの国内でごみが余っているという状態がすごく、ストップされてしまっているという状態で、ごみのその処理を国内でできるかどうかという、事業所がそれを建設するかどうかというところも含めて、今後がわからないことなのですけれども、市が捉えている業者の様子とか、事業所の様子、情報、そういうもの等はどのように捉えているのかというのをお伺いしたいなと思います。しかるべき判断をしなくてはならないので大変なのですが、しっかりとした情報を収集しながらの判断をしていただきたいなと思いますので、お伺いいたします。
〇議長(角野由紀子君) 渡辺議員の再々質疑に対する答弁を求めます。
鈴木業務課長補佐。
〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
〇業務課長補佐(鈴木昌利君) 渡辺議員の再々質疑に対しましてご答弁申し上げます。
まず、1点目でございます。事業系ごみの処理手数料に係ります自己搬入される事業所に関しての指導はというお話でございます。こちらの自己搬入に係る手数料、こちらの推移につきましても、先ほどと同様、成果調書の12ページにそのセンターごとの詳細が記載されておるわけでございますが、こちらのセンターを見比べますと、久喜宮代に関しましては増、菖蒲清掃センターにつきましては、件数は減、八甫清掃センターにつきましては増という形でなっておるところでございます。久喜宮代清掃センターにつきましては、以前まで定額制の手数料ということで、小規模の事業所に関しましては、ごみの集積所への排出を定額の手数料を支払いいただくことで認めておりました経緯もございますことから、そちらの転換が進んでいる途中、過程であると考えております。八甫清掃センターにおきましても、以前と比べまして自己搬入を希望する事業者が増えたと聞いておりますことから増えているところでございます。
こちらの実際の指導に関しましても、自己搬入していただく場合は、直接私どもの施設の受け入れの者と触れ合うことになりますので、そういったところを通じまして、直接指導はなされておるところでございます。
続きまして、2点目でございます。ペットボトルの今後の動向につきましての私どもが捉えておる状況についてはというご質問でございます。今現在、久喜宮代及び菖蒲センターが独自処理としてペットボトルを売却しております先が国内での流通を念頭に作業をしておるということですので、実際の今の中国の影響は直接は受けてはいないと聞いております。ただ、前段でもご答弁申し上げましたとおり、中国の影響で国内の相場も大きく今変動しておるという状況でございますことから、結果、影響は受けてはおると、こういったところでございます。直接中国への云々ということはしていないですよといったお話を聞いております。
〇議長(角野由紀子君) 以上で渡辺議員の質疑を打ち切ります。
これをもちまして議案第10号の歳入に対する質疑を打ち切ります。
次に、議案第10号の歳出に対する質疑を通告順にお受けいたします。
初めに、猪股議員、お願いいたします。
〔9番 猪股和雄君登壇〕
〇9番(猪股和雄君) 歳出について順番に質疑してまいります。
まず最初は、決算書では26ページ、去年まで歳入のほうで質疑したのですけれども、こちらのほうで聞いたほうがいいかなと思って、歳出でしました。清掃センター別、多量排出事業所ごとの搬入量、28年度、29年度も量と増減について配布してほしいということと、昨年度の減量指導の成果や特徴などをどのように捉えているか。行政当局の評価をお願いします。業種ごとの増減や、それらの増の原因について、どのように把握しているかということです。
2つ目です。各多量排出事業所の減量計画書の数値と達成度、実際の搬入量の比較増減をどうなっているか。それらの達成、未達成の分析と評価を明らかにしてください。
3番目です。多量排出事業者に対する個別指導の経過と実績、その成果についてどのように捉えているか、お願いをいたします。
4番目です。これは、一般質問でお聞きしたことと関係してくるのですけれども、行政の公共施設等については、本来は条例からいえば事業系ということになるのですけれども、実際には家庭ごみと一緒に収集しているということで説明がありました。それ自体は極めて変則的な形になっているわけですけれども、問題はその公共施設等に対する減量指導をどのように行っているか。その前提として、ごみの排出量をどのように把握しているかということの問題になってくるわけです。
それで、質問なのですが、久喜市役所の本庁舎、各庁舎、総合支所、それから宮代町役場もそうだと思いますし、学校給食センター、その他の公共機関・施設のごみ排出量について、どのように把握しているのかということを説明をしていただきたいのです。特に市役所本庁舎や学校給食センターなど公共機関でごみ排出量の多い施設の実態を明らかにしていただきたい。これは、以前にも問題にしましたけれども、多量排出事業者であった時期もあるわけですよね。そうした事業所の現実をどう把握して、これまでどのようにそれに対して減量指導してきて、どのような成果を上げた、あるいは上げられなかったのか、説明をしてください。
5番目です。事業所への注意、指導、勧告、受け入れ拒否等条例に基づく処分の状況と改善状況、成果を説明をしてください。
それから、次が決算の30ページから33ページに各センターごとの光熱水費が載っています。調書では28ページと29ページになります。各センターの電力購入契約は、新電力と1年契約ということで説明されていますが、29年度の事業者名、契約方法、契約内容について説明をしてください。入札か、随意契約なのか、契約期間、その入札参加業者、前年度までと変わったかなどです。各施設について、東電料金に比較して、電気料金の削減効果はどのように上がっているのか。それは表で説明をしていただきたいということであります。
7番目です。ノーレジ袋運動の現状をどう捉えているか。協力店舗数、事業所数です。それから、昨年度からの増減を説明をしてください。それから、各事業者への趣旨の徹底、レジ袋削減効果などをどう捉えているのかを説明をしてください。
それから、次が生ごみ処理容器です。決算書が35ページからになります。調書でも35ページです。生ごみ処理機購入補助の中で、特に電気式処理機の伸びが顕著であります。成果が上がっていることを評価したいと思います。電気式、コンポスト、EM容器の地区ごとの普及状況、活用状況、処理実績の成果をどう捉えているかを説明してください。
9番目です。業務用生ごみ処理機は、29年度1基だけでした。地区と業種、処理量を説明をしてください。これまでの累積12基になっていると思いますが、この地区別・業種別内訳を示してください。
10番目です。減量推進事業で、3センターとも傷害保険料が支出をされています。これは、補正予算で関係してくるのですけれども、減量推進員には全国市長会の保険の対象になるので、掛金を削減するというのが今回出てきました。そうしますとこれまでの毎年の傷害保険料掛金の支出は必要なかったということになってしまうのか。必要ないものを掛けていたということになるのか、説明をしてください。
次に、塵芥処理費です。36ページからです。調書が41ページです。塵芥処理費に係る各センターの業務委託費の業務ごとの委託先を一覧表で示してください。
12番目、3センターの最終処分の状況。最終処分先(企業名、処分地)、それから量、単価、委託料、前年度比較を一覧表で示してください。これは、前年度からの変更点がありましたら、説明をしていただきたいと思います。
13番目、生ごみ減容化・堆肥化事業で、台所資源の堆肥化事業参加状況です。説明してください。モデル地区の世帯数、実際の参加世帯数、参加率、搬入量の推移(28、29年度の変化)、モデル地区内での参加率の評価についてお願いをします。ごみ堆肥生産量、剪定枝堆肥化量、配布方法、配布量と人数についてもお願いします。
14番目、調書で39ページと40ページです。小型家電リサイクルの実績は、久喜宮代、八甫が増加し、菖蒲では微減でした。この取り組み状況の評価をお願いをしたいと思います。久喜市も宮代町もオリンピックに向けた「みんなのメダルプロジェクト」に参加しておりますが、それを小型家電全般に拡大して、市役所庁舎などの公共施設での拠点回収の実施についてどのように協議してきたかをお願いしたいと思います。
15番目です。八甫センターでの飛灰中のダイオキシン量、調書の49ページに載っているのです。去年も聞いているのですけれども、八甫センターの飛灰中のダイオキシン量が29年度で18ナノグラムでした。規制値を大幅に超過しています。昨年度聞いたところ、これまでの答弁では、セメント固化しているので、規制値は適用されないから、これでも問題ないのだということで言われています。しかし、本当にこれで問題ないのか。他のセンターは、久喜宮代はメルテックの溶融スラグ化しています。菖蒲は最終処分場への埋め立てです。これらの処理段階比べますと、セメント固化するための処理費用6万1,452円と最も高くなっているのです。これは、なぜこういうふうに、このような高いセメント固化ということで処理しているのか、処理せざるを得ないのかということを説明をしていただきたいのです。考えてみますと、八甫のダイオキシンが規制値を超えているために、セメント固化という方法をとらざるを得ないのだろうか、あるいはほかの処理方法、例えば溶融スラグ化とか、埋め立てとかの方法を選択するためには、ダイオキシン量を抑制する必要があるというのもできないのかとか、説明をください。
16番目です。調書の52、53ページにし尿処理量について載っています。一般質問のときに、八甫センターのし尿処理施設の改修、実際には増設ということになるのですけれども、お聞きをしました。ここの久喜宮代衛生組合で算定をして、78キロリットルで処理できるというふうに説明をされているのですが、そのときの数値がよくわからないので、改めて聞きたいと思うのです。八甫で45キロリットル、久喜宮代で39キロリットル、菖蒲で10キロリットルというふうに前回一般質問に対して説明をされているかと思います。そうしますと八甫と久喜宮代だけで84キロリットルになってしまうのですけれども、そうしますと78キロリットルの処理能力では到底間に合わなくなるというふうに思うのですが、なぜそういうことでいいのかどうか、よくわかりません。ただ、この52、53ページのし尿の搬入状況から算定をしますと、29年度のそれぞれの処理量は、久喜宮代25.95キロリットルになるのかな。八甫は33.8キロリットルになるのかな、合わせると60キロリットルぐらいになるので、それで78でも間に合うのかなというふうに私は思っているのですけれども、この間の先日の説明と数値が合いませんので、その点を説明をしていただきたいと思います。
以上です。
〇議長(角野由紀子君) 猪股議員の質疑に対する答弁を求めます。
鈴木業務課長補佐。
〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
〇業務課長補佐(鈴木昌利君) 猪股議員のご質疑のうち、1から5及び7から10についてご答弁申し上げます。
初めに、1でございます。清掃センター別、多量排出事業者ごとの搬入量といたしまして、前年度と比較した資料を本日お手元にお配りしてございますので、ご確認いただきたいと思います。
続きまして、多量排出事業所に係る減量指導及びその成果でございますが、これまでの年2回の搬入量の通知及び業務用生ごみ処理機のPRに加え、新たに「事業系ごみ減量化ハンドブック」を作成して配布するなど多量排出事業所の方々に対し、ごみの減量化のご理解を深めていただく取り組みを行いました。その成果といたしまして、平成29年度の多量排出事業者の搬入量は5,048.595トンとなり、28年度の5,120.280トンに対して、マイナス71.7トン、1.4%の減となりました。
また、お手元にお配りした資料に多量排出事業者各事業者の搬入量の増減を記載しております。29年度の傾向といたしまして、多量排出事業者87事業者のうち、前年度搬入量より減少が43事業者、同数または5トン以下の微増が28事業者、合わせて71事業所と、多くの事業者の皆様にごみの減量にご協力いただけたものと考えております。
続きまして、多量排出事業者の搬入量の比較増減でございます。センターごとにこの総量並びに業種ごとの内訳の順に申し上げます。また、業種内の順番につきましては、削減量の多い順とさせていただくとともに、大幅な増加がありました事業者に対して、その理由を調査するとともに、減量化に向けて取り組んでいただけますようお願いをしておりますので、あわせてご報告を申し上げます。
初めに、12ページ、久喜宮代センター管内でございます。平成29年度における多量排出事業者は44事業者、搬入実績は2,031.74トンでございました。
また、業種別の分析でございます。初めに外食産業でございます。該当は11事業者、小計@のとおり、対前年度比でマイナス5.38トン、1.4%の減となっております。5事業者が前年度比減、1事業者が前年度と同数、増加した5事業者も微増であり、減量にご協力いただいているものと考えております。
次に、スーパーマーケットでございます。該当事業者は6事業者で、小計Aのとおり、対前年度比較でマイナス110.91トン、28.8%の減となっております。60トン以上の大幅な減となった事業者が複数あったことから、大幅減となったものでございます。なお、6番目の事業者はプラス22.4トン、103.6%の増となっております。理由といたしましては、発注の見通しが甘く、在庫過剰になってしまったこと、また従業員に対して教育・指導が不十分だったといったことを伺っております。
次に、老人福祉施設でございます。該当事業者は6業者でございます。小計Bのとおり、対前年度比較でプラス13.35トン、3.0%の増となっております。6番目の事業者につきましては、プラス18.09トン、20.7%の増となっており、その理由といたしましては、利用者の増加、要介護度の重度化によるおむつ利用者の増加といったことを伺っております。その他の事業者は減または微増でございます。
次に、医療機関でございます。該当事業者は6業者でございます。小計Cのとおり、対前年度比較でプラス44.78トン、11.7%の増となっております。5番目の事業者と6番目の事業者の増の理由といたしまして、患者数が増加したため、職員寮が建設され、入寮者からのごみが増加したため、医療の高度化、多様化に伴う使い捨て用品が増加したためといったことを伺っております。
次に、食品製造業でございます。該当事業者は3事業者でございます。小計Dに記載いたしましたとおり、対前年度比較でプラス8.39トン、9.2%の増となっております。3番目の事業者以外は減となっております。3番目の事業者につきましては、プラス16.31トン、46.9%の増となっておりますが、理由といたしましては、稼働日数の増加のためといったことを伺っております。
次に、サービス業でございます。該当事業者は2事業者でございます。小計Eのとおり、前年度比でマイナス25.16トン、26.3%の減となっております。
次に、娯楽産業でございます。該当事業者は、小計Fのとおり、2事業者で、プラス12.86トン、11.1%の増となっております。2番目の事業者につきましては、プラス12.09トン、13.4%の増となっております。これは、入園者の増加によるものと伺っております。
次の家具販売店から児童福祉施設までは減となっております。
最後に、障害者支援施設及び廃棄物処理業は増となっております。このうち廃棄物処理業につきましては、プラス11.35トン、35.2%の増となっております。理由として顧客数の増加によるものと伺いましたが、店舗の規模に対し大量の廃棄物が発生している状況が続いておりましたことから、今年度に入り、搬入された廃棄物の内容検査と業者への聞き取りを行いましたところ、法令解釈の一部誤認が発覚いたしました。今後の是正について指導いたしましたところ、その後の搬入は大幅に減少しております。
続いて、13ページ、菖蒲清掃センター管内でございます。平成29年度における多量排出事業者は16事業者、搬入実績は1,043.75トンとなっております。
また、業種別の分析でございますが、初めに外食産業でございます。3事業者で小計@のとおり、対前年度比較で3.525トン、4.2%の増となっております。どの事業者も減または微増でございます。
次に、スーパーマーケットでございます。3事業者で小計Aのとおり。前年度比較で8.225トン、9.0%の増となっております。3番目の事業者につきましては、プラス5.31トン、23.8%の増となっておりますが、理由といたしましては、廃棄商品の増加、生ごみの水切り不足といったことを伺っております。
次に、老人福祉施設でございます。2事業者で、小計Bのとおり、マイナス14.79トン、9.3%の減となっております。
次に、交通施設でございます。該当事業者は2事業者でございます。小計Cのとおり、対前年度比較で23.6トン、31.4%の増となっております。こちらの施設はいずれも圏央道関連でございますが、1番目の事業者と2番目の事業者とも増の理由は茨城方面の新区間開通に伴う利用者の増加といったことを伺っております。
次の食品製造業から倉庫業までは減となっております。
最後に、給食センター及び大型商業施設は増となっております。大型商業施設については、プラス29.77トン、6.1%の増となっております。この事業者については、営業実績の向上に伴う廃棄物の増加と来客増に比例した家庭ごみ等持ち込みの増加との報告を受けております。
続いて、14ページ、八甫清掃センター管内でございます。平成29年度における多量排出事業者は27事業者、搬入実績は1,973.095トンとなっております。
また、業種別の分析でございますが、初めに老人福祉施設でございます。7事業者で小計@のとおり、前年度比プラス6.455トン、1.4%の増となっております。7番目の事業者がプラス9.18トン、15%の増となっているほかは減または微増となっております。7番目の事業者の増の理由といたしましては、利用者の重度化と増加、新規スタッフの増加といったことを伺っております。
次に、スーパーマーケットでございます。全部で7事業者、小計Aのとおり、対前年度比較でプラス28.801トン、6.9%の増となっております。6番目の事業者と7番目の事業者以外は減または微増でございます。この6番目と7番目の事業者の増につきましては、発注、売り切りが不十分のため、食品廃棄物が多かった、廃棄する野菜・果物の水切りが不十分だったといったことをそれぞれ伺っております。
次に、外食産業でございます。4事業者でBのとおり、対前年度比マイナス2.467トン、2.2%の減となっております。
次に、食品製造業でございます。2事業者で小計Cのとおり、対前年度比マイナス3.61トン、3.7%の減となっております。
次に、娯楽産業でございます。小計Dのとおり、2事業者で、対前年度比プラス0.4トン、0.4%の増となっております。2番目の事業者につきましては、防犯上の観点から事業所内の緑地帯を伐採したためと聞いております。
次に、医療機関でございます。2事業者で小計Eのとおり、対前年度比プラス18.57トン、10.3%の増となっております。2番目の事業者につきましては、患者数の増加、手術件数の増加と聞いております。
最後に、大型商業施設から給食センターまでは減となっております。
続きまして、2でございます。お手元にお配りした資料に基づき、清掃センター別に申し上げます。
初めに、12ページ、久喜宮代清掃センター管内でございます。減量計画書の数値目標は、44事業者中19事業者が達成、25事業者が未達成となっております。また、目標は未達成ながら、搬入量が減少した4事業者を加えた23事業者が搬入量を減量することができました。
続いて、13ページ、菖蒲清掃センター管内でございます。16事業者中7事業者が達成、9事業者が未達成となっております。また、目標未達成ながら搬入量が減少した事業者はありませんでしたことから、この7事業者が搬入量を減量することができました。
続いて、14ページ、八甫清掃センター管内でございます。27事業者中7事業者が達成、20事業者が未達成となっております。また、目標は未達成ながら搬入量が減少した6事業者を加えた13事業者が搬入量を減量することができました。
全体といたしましては、87事業所中33事業者が減量計画を達成しており、また減量計画は達成できなかったものの、搬入量が減少した事業者を加えますと、43事業者、約半数の事業者が減量を達成いたしました。一方、未達成で、かつ増加した事業者も44事業所ございましたが、5トン以下の微増となりました事業所が28事業者と、43事業者のうち過半数を占めていることを考えますと、各事業所において排出量削減のための努力をいただいているものと考えております。今後につきましても、多量排出事業者に対し減量計画の目標達成に向けて情報提供等の支援と、適正な減量計画の設定について助言、指導してまいりたいと考えております。
続きまして、3でございます。多量排出事業者に提出を義務づけております減量計画書の提出段階で、前年度の総排出量を超えた計画を提出した業者が3事業者ございましたことから、増量計画に至った理由について説明を求め、減量を促す指導を行いましたところ、1事業者は計画達成とともに、前年度から減量いたしました。
また、3月には、処理量の推移から、減量目標に対して大幅な増加が見込まれる事業者に対して、現状把握と減量の意識づけのため、理由書を提出させるなどの指導を行っております。一方、大幅な減量が見込まれる事業者に対しましては、その取り組み方法について、減量化への取り組み事例として参考にするため、報告をいただいているところでございます。
また、大項目1でも申し上げましたが、久喜宮代清掃センター管内の廃棄物処理業者について、搬入された廃棄物の内容検査と業者への聞き取りを行いましたところ、法令解釈の一部誤認が発覚いたしました。今後の是正について指導いたしましたところ、当該事業所の搬入は大幅に減少しております。
続きまして、4でございます。公共施設につきましては、多量の排出が見込まれる久喜市役所本庁、総合支所、鷲宮給食センター、そして宮代町役場に対し、ごみの計量を依頼して、各施設の排出量を把握しております。また、その他の公共施設につきましては、さきの一般質問でご答弁申し上げましたとおり、衛生組合の公共収集の一環として収集しておりますことから、その重量につきましては、把握していないところでございます。一方、鷲宮以外の給食センターや指定管理者制度を導入している施設については、事業者自らが、もしくは運搬を委託した許可業者が清掃センターに直接搬入することにより、排出量を把握しております。
これらの公共施設のうち、平成29年度の多量排出事業者に該当しておりますのが4施設ございました。久喜市は2施設、衛生組合が収集しております鷲宮学校給食センターが64.83トン、許可業者が搬入しております菖蒲学校給食センターが21.47トン、宮代町も2施設、事業者が自ら搬入しております宮代町総合運動公園が27.84トン、許可業者が搬入しております宮代町立学校給食センターが19.86トン、以上の4施設でございます。なお、この4施設のうち菖蒲学校給食センターのごみ搬入量は、前年度比較でプラス0.24トンでありましたものの、他の3施設では減少しており、減量目標も達成しております。
また、久喜市役所本庁は平成24年度まで、また宮代町役場も平成28年度にそれぞれ多量排出事業所に該当しておりましたが、紙類の独自処理の助言、指導を行うとともに、ごみ減量についての認識を改めて取り組んでいただくことにより、現在のごみ収集量は、いずれも多量排出事業者の基準に達しておりません。このように多量排出事業者となったことを契機として、自らが排出するごみに対する意識づけやリサイクルへの取り組みの見直しにより、ごみの減量につながったものと考えております。
なお、埼玉県では例年10月には事業系ごみ削減キャンペーンを実施しております。先日、市役所、町役場、給食センターや小中学校などの管内の102の公共施設に対しまして、このキャンペーンを周知し、公共施設から発生するごみは、事業系ごみであることを認識いただくとともに、ごみの削減に取り組んでいただきますよう通知したところでございます。
続きまして、5でございます。搬入業者に対する指導といたしまして、久喜宮代清掃センターにおいて1件、菖蒲清掃センターにおいて1件、計2件の実施をいたしました。
久喜宮代におきましては、前段で申し上げました廃棄物処理業者に対する指導でございます。また、菖蒲におきましては、搬入後、場内において分別作業を行い、荷おろしに時間がかかっていた事業者に対し、事前に分別を徹底してから搬入するよう指導を行ったものでございます。いずれの事案につきましても、現在は改善されていることを確認しております。なお、勧告、受け入れ拒否等はございませんでした。
続きまして、7でございます。例年10月に「ノーレジ袋キャンペーン」を実施しておりますが、平成28年度の協力店舗数は273店舗、29年度は245店舗と、マイナス28店舗でございました。また、30年度は258店舗でございますことから、プラス13店舗となっております。協力店舗につきましては、レジ袋の削減がごみの削減につながることをご理解いただくことに加え、店頭に「ノーレジ袋キャンペーン」のぼり旗を掲げ、来客者に対してアピールいただいているところでございます。また、キャンペーンの効果測定といたしまして、スーパーの店頭において、廃棄物減量等推進員の方々のご協力をいただきながら、マイバッグの使用に関するアンケート調査を行っております。昨年の調査において「ふだんの買い物でマイバッグを使っていますか」との質問に対し、「いつも使っている」、「ほとんど使っている」との回答が79%と、多くの方々が日常的にマイバッグを使用していることがわかりましたことから、マイバッグの普及、レジ袋の削減が進んでいるものと認識しております。
続きまして、8でございます。家庭用生ごみ処理容器等購入費補助制度の平成29年度の利用状況でございますが、電気式生ごみ処理機が47基、28年度と比較してプラス15基、コンポストが23基、プラス1基、EM処理容器が11基、増減なし、合計で81基、28年度と比較してプラス16基でございました。
また、地区ごとの利用状況の内訳ですが、久喜宮代清掃センター管内におきましては、電気式が26基、コンポストが10基、EMが7基、合計で43基と、28年度と比較してマイナス1基でございました。
菖蒲清掃センター管内につきましては、電気式が2基、コンポストが6基、EMが1基、合計で9基と、28年度と比較してプラス4基でございました。
八甫清掃センター管内につきましては、電気式が19基、コンポストが7基、EMが3基、合計で29基と、28年度と比較してプラス13基でございました。
このとおり、補助基数は全体として増加しているところでございます。また、電気式生ごみ処理機は、久喜宮代管内でプラス5基、八甫管内でプラス10基と大きく増加しております。
衛生組合では、昨年9月から電気式生ごみ処理機の貸し出し制度を開始し、3月末までの7カ月間の実績といたしまして、31名の方に貸し出しを行いました。うち6名の方に電気式処理機を購入していただくことができましたことから、一定の効果を上げているものと考えております。
続きまして、大項目9でございます。平成29年度に業務用生ごみ処理機の補助を行いました1件は、久喜宮代清掃センター管内の医療機関でございます。処理機への投入量は5,597キログラムと報告を受けております。なお、この事業者は多量排出事業者であり、平成21年度に導入した処理機の更新と伺っております。
次に、これまでの累計12基の内訳でございますが、久喜宮代清掃センター管内で9基、内訳は医療施設が2基、高齢者介護施設が1基、温浴施設の食堂や弁当製造業を含む飲食提供業が6基となっております。次に、菖蒲清掃センター管内は、食堂が1基、八甫清掃センター管内は2基、保育園が1基、複合商業施設が1基となっております。
続きまして、10でございます。現在、久喜市は全国市長会、宮代町は全国町村会の総合賠償補償保険に加入しております。この保険は、施設等の瑕疵による偶発的な事故を補償する賠償責任保険と、自治体の行事、活動及び社会奉仕活動に参加する住民が被災した場合に補償される補償保険の2つで構成されております。衛生組合は市長会及び町村会に加入しておりませんことから、廃棄物減量等推進員制度の発足以降、この活動に係る事故に備えて民間保険に加入をしていたところでございます。
その後、構成市町並びに市長会、町村会に確認いたしましたところ、構成自治体が加入していれば、一部事務組合が行う事業への保険が適用されるとのことでございました。その適用につきまして、廃棄物減量等推進員の活動は日常的であり、明確な活動時間が定まっておりませんことから、自治体の行事等と異なるなどの疑義がございましたことから、保険引き受け会社や市町担当課と協議、調整を行いましたところ、保険の適用となりますことがわかりましたので、今年度からこれまでの民間保険の加入を取りやめ、総合賠償補償保険により推進員の活動に対応しているところでございます。
〇議長(角野由紀子君) ここで休憩いたします。
休憩 午前10時25分
再開 午前10時35分
〇議長(角野由紀子君) 再開いたします。
引き続き猪股議員の質疑に対する答弁を求めます。
青柳総務課主幹。
〔総務課主幹 青柳浩行君登壇〕
〇総務課主幹(青柳浩行君) それでは、6、光熱水費につきましてご答弁申し上げます。
まず、平成29年度における事業者名につきましては、3清掃センター、大地のめぐみ循環センター及び八甫コミュニティセンターの全ての施設につきまして、ミツウロコグリーンエネルギー株式会社でございます。これまでの契約につきましては、随意契約により契約を延伸してまいりましたが、平成29年度の契約に当たりましては、まず電力供給を希望する事業者と電力利用者を仲立ちするウェブサイトを通じて仮見積もりの提出のあった4社、株式会社Looop、エフビットコミュニケーションズ株式会社、株式会社リミックスポイント、株式会社関電エネルギーソリューションに加え、当組合で電力供給の実績のあるミツウロコグリーンエネルギー株式会社と東京電力エナジーパートナー株式会社を加えた6社に対し見積書の提出を依頼しました。その結果、3清掃センター及び大地のめぐみ循環センターについて、最もよい条件を提示したミツウロコグリーンエネルギー株式会社と新たに1年契約を締結したものでございます。八甫コミュニティセンターにつきましては、その後に当社と随意契約にて1年契約を締結しております。
平成29年度の電気料金につきましては、お配りした参考資料15ページのとおりでございまして、合計で1億5,371万9,165円の電力料金を支出しておりますが、東京電力利用時に比べ約13.6%、2,400万円ほどの削減効果がございました。
〇議長(角野由紀子君) 小島施設課長。
〔施設課長 小島靖之君登壇〕
〇施設課長(小島靖之君) 猪股議員ご質問の歳出の11から16についてご答弁申し上げます。
初めに、11でございます。塵芥処理費に係る各センターの業務委託費の業務ごとの委託先につきましては、資料16ページから20ページのとおりでございます。ご確認をお願いいたします。
次に、12でございます。3センターの最終処分の状況につきましては、資料21ページから23ページのとおりでございます。ご確認をお願いいたします。
また、平成28年度からの変更点でございますが、菖蒲清掃センターの焼却灰において、埋め立て処分量を減少させ、路盤材原料化処理量を増加させたことにより、資源化率の向上を図ったものでございまして、平成28年度は82.45%でございましたが、平成29年度は97.95%となったものでございます。
次に、13でございます。台所資源の堆肥化事業参加状況でございますが、各世帯数、参加率、搬入量の推移につきましては、資料24ページのとおりでございます。また、ごみ堆肥化量、剪定枝堆肥化量、配布方法、配布量、人数につきましても、資料24ページのとおりでございます。ご確認をお願いいたします。
また、モデル地区内での参加率についての評価でございますが、平成28年度と比較いたしますと、回収量が減少しており、参加世帯数につきましても、若干減少してはおりますが、ほぼ定着し実施されているものと考えております。
次に、14でございます。小型家電リサイクルの取り組み状況の評価についてご答弁申し上げます。小型家電の過去3年間の売却実績から算出いたしました年間売却量の平均値と平成29年度の実績値とを比較いたしますと、久喜宮代清掃センターは、平均値191トンに対しまして、208.32トンで約9.1%の増、菖蒲清掃センターは、平均値26トンに対しまして、26.51トンで約2.0%の増、八甫清掃センターは、平均値約44トンに対しまして、91.92トンで約108.9%の増となっておりまして、久喜宮代、菖蒲清掃センターは、ほぼ平年並みとなっているのに対し、八甫清掃センターは大幅に増加しております。
大幅な増加となった要因につきましては、八甫清掃センターでの小型家電の選別は、粗大ごみ処理施設内選別業務を受託している久喜市シルバー人材センターにてピックアップ方式により実施しておりますが、選別業務の管理を徹底し、従事者全員に該当品目を的確に認識してもらったことで、選別の精度が向上したものと考えております。このことから、小型家電リサイクルにつきましては、各清掃センターともに適正に行われているものと考えております。
また、総務省が平成29年11月に公表しております「小型家電リサイクルの実施状況に関する実態調査結果報告書」によりますと、平成27年度の全国市町村の小型家電回収量は4万7,942トン、人口1人当たりの回収量は0.38キログラムと公表されております。一方、衛生組合の実績といたしましては、29年度は3センター合計で326.75トン、同年4月1日時点の管内人口は18万7,856人でございましたことから、1人当たりの回収量は1.74キログラムと、既に全国平均の4倍以上の小型家電を回収していることとなります。
このように、衛生組合では現行のピックアップ方式が成果を上げていると認識しておりますことから、小型家電の処理経路を新たに設けることは検討しておらず、市や町との拠点回収の実施の協議はしておらないところでございます。
次に、15でございます。飛灰につきましては、ダイオキシン類の含有量が3ナノグラムTEQ以下であれば管理型最終処分場での埋め立てが可能となってございますが、八甫清掃センターの飛灰を現状のまま排出するとなりますと、ダイオキシン類の濃度が高いことから、困難でございます。このことから、資源化を進めていることを考慮いたしますと、路盤材原料化及びセメント原料化が適当であると考えます。
また、八甫清掃センターの焼却施設では、ダイオキシン類が排ガスとともに大気へ放出されることを防止するため、燃焼ガスに活性炭を噴霧し、ダイオキシン類を捕集することで、排ガス中のダイオキシン類の濃度を下げております。八甫清掃センターの焼却処理方式は、流動床式であることから、焼却後の残渣の多くは飛灰となって排出されておりまして、ダイオキシン類を捕集した活性炭もこの焼却残渣とともに集塵機により集められ、飛灰として処理されます。
このような中、八甫清掃センターのセメント原料化につきましては、埼玉県主導のもと実施されておりまして、飛灰を搬出する際には、飛散を防止するため、ごみ処理施設に吸引管を接続して、直接バキューム車へ積み込む必要がございますことから、そのための搬出設備を増設し、平成14年からセメント原料化の委託処理を開始し、資源化の推進を図ってまいりました。
なお、久喜宮代清掃センターの飛灰を処理しているメルテックにおきましても、3ナノグラムを超えた飛灰を処理できますが、焼却灰と飛灰を1対1の比率で搬出することが条件となっておりますことから、同量の焼却灰もメルテックに搬出し、処理しなければなりません。また、搬出設備の改修も必要となることから、現状ではセメント原料化処理が適正であると考えております。
次に、16でございます。初めに、先日の定例会におきまして、久喜宮代及び八甫し尿処理施設、また北本地区衛生組合の菖蒲分における1日当たりの処理量とのご質問でございましたが、お答え申し上げました久喜宮代の39リットルにつきましては、搬入日数当たり、八甫の45キロリットルにつきましては、稼働日数当たりの処理量をご答弁してしまいましたことから、訂正させていただきたいと存じます。
平成29年度における各施設の処理量でございますが、「し尿処理施設構造指針」に基づきますと、1年間の総搬入量を365日で除した処理量で捉えることから、ご質疑のとおり、久喜宮代が25.95キロリットル、八甫が33.82キロリットル、菖蒲が11.94キロリットルとなるものでございます。
また、八甫清掃センターし尿処理施設へ集約した場合の78キロリットル程度の根拠でございますが、久喜市及び宮代町で策定いたしました「一般廃棄物(生活排水)処理基本計画」における平成35年度の目標値から算定したものでございまして、この計画では1日当たりのし尿、浄化槽汚泥及び農業集落排水汚泥の排出量を合計65.5キロリットルと見込んでおり、これに月最大変動係数の1.19を乗じたものでございます。
〇議長(角野由紀子君) 再質疑をお受けいたします。
猪股議員。
〔9番 猪股和雄君登壇〕
〇9番(猪股和雄君) まず、多量排出事業者の排出状況、減量状況を一覧表で出していただきました。そこで、幾つかお伺いしたいのですが、細かく今分析する余裕がとてもないのですけれども、大変大きく目につくのが、1つには菖蒲センターの大型商業施設、増減が29だから、約30トン増加しております。これは、菖蒲センター全体の増加が約32に対して、そのうちの30が1つの大型商業施設から排出が増えたと、占められていると、ほとんどここが菖蒲センターの多量排出事業者のごみの増大のほとんどを占めているということが言えるわけです。大型商業施設だからしようがないのだということにはなりませんで、例えば八甫センターの大型商業施設は、むしろ減量を達成しているわけですし、久喜宮代センターでは、大型商業施設はないけれども、例えば似たようなもので、スーパーなども全体としては減量を達成している。そういったことから比較しますと、菖蒲センターのその1つの大型商業施設というのをいかに減量をさせていくのかという、もちろん大型商業施設だから、いろんなところが入っているわけだから、指導は難しい。徹底しないというのは理解できないことはないけれども、そこをいかに減量させていくかということがこれから大きな課題になってくるのだろうと思います。その点について、説明では営業実績が上がっているということとか、家庭ごみの持ち込みがとかいうことで、家庭ごみの持ち込みが増えたから排出量は増える。これは、責任転嫁としか思えないのだけれども、ここをいかに減量させていくか。そうした話し合いをどのように進めているのか、それをお伺いしておきたいと思うのです。
それから、もう一つ、ちょっと意味がわからなかったのが、久喜宮代センターで廃棄物処理業が大幅に増加した。その後、減量に転じたと言っているけれども、この法令解釈が一部誤りがあったというのは、ちょっとどういう意味なのか、もうちょっと説明していただけますか。もしかしたら違法な持ち込みがされていたのかというふうに疑ってしまう部分があるので、その点をお願いをいたします。
それから、あとは全体的に外食産業にしろ、スーパーマーケットにしろ、老人福祉施設にしろ、医療機関にしろ、かなり減量の効果が上がってきている。それは衛生組合当局、事務局のほうの努力、きめ細かな指導をこれまでしてきたその成果なのであろうというふうに、これは評価したいと思います。ぜひその取り組みを進めてください。
それから、次に公共施設の減量なのですけれども、久喜市、宮代町のそれぞれ2つの公共施設がこの多量排出事業者にもう入っているということですが、ちょっと説明もよくわからなかったのですが、実態としてはこれはよくわからなかった。業者に委託して持ち込んでいるわけではないのだね。自己搬入か、あるいは自己搬入だとしたら、どこで計量しているのか、どのようにかなりきめ細かく搬入量を測定しなくてはいけないわけだけれども、その把握というものはどこでどのように行っているのかを教えていただけますか。それをきちっとしていかないことには、これから各公共施設の減量指導もなされていかないわけですので、ぜひお願いします。
それから、久喜市役所と宮代町役場、ここも以前は多量排出事業者に当たって、今は減量が成功してきているわけですけれども、これは例えば久喜市役所だと、この衛生組合の収集車が市役所の中まで入っていって、排出されたごみを回収してきているわけですよね。その計量、ごみの増減の把握というのはどのように行っているのでしょうか。それをお願いします。
それから、一般の家庭ごみと同様に、道路等の集積場所に出されてしまっている公共施設のごみの量というのは、これは全く把握できないということになるのでしょうか。その中でも結構多く出しているところがあるのではないかというふうに推測をするのだけれども、それについてはどのように認識をしていらっしゃいますか、お願いをします。
それから、「ノーレジ袋キャンペーン」なのですけれども、今、30年度は258店舗ということで、29年度よりは若干増えてきた。増減が毎年毎年あります。スーパーのノーレジ袋の取り組みというのは、もうかなり進んでいるわけですよね。私も買い物に行っても、ほとんどの人がマイバッグを持っていくことになっていると思います。問題は、今社会的に求められ始めているけれども、コンビニです。それから、もう一つ言えるのはドラッグストアだと私は思っています。こういうところでは私も意識して、買いに行って、しばらく様子見ていたりするのだけれども、もうほとんどがレジ袋を出してしまうのです。コンビニはもうみんなわかっているけれども、ドラッグストアもそうです。最初からマイバッグなんていうことを聞きもしません。そういうところに法令ではまだ禁止にまでなっていないし、有料化になっていないのだけれども、自治体として働きかけていくとすれば、そういうコンビニ、ドラッグストアなどに重点的に協力を依頼していくということが必要なのだろうと思うのです。もちろん協力依頼であって、強制力はないけれども、そうやっていくことが久喜宮代衛生組合全体のプラスチックごみ、ビニールごみの減量につながっていくのだと思うのですが、これについてはどのように考えていらっしゃいますか。これまでそういうコンビニとかドラッグストアと協議したことがあるかどうかも含めてお伺いをしておきたいと思います。
あとは大体理解できたと思うのですが、小型家電リサイクルについては、今ご答弁で全国平均よりもかなり実績が上がっているから、特に拠点回収方式を取り組む必要はないというふうに言われているのだけれども、全国平均というのは余り比較対象にならないと思うのです。全くほとんど取り組めていない自治体も当然その中にはあるわけで、むしろ取り組んでいる自治体の集計平均でも出ているとか、それで比較するのだったらわかるけれども、なかなかこれは比較という意味がないと私は思っています。ただ、今現在拠点回収、この衛生組合から働きかける考えはないということですけれども、これはむしろ自治体のほうにそれぞれお願いをしたいと要望だけしておきます。むしろこちらのほうに要望をしておきたいと思います。
それから、八甫センターの飛灰中のダイオキシンなのですけれども、今説明を聞いて、非常に極めて専門的な、また技術的な説明があって、完全に理解できないでいるのですけれども、説明を聞いた印象としては、やっぱり埋め立てには回せない。また、メルテックの溶融スラグ化にも回せない。それは飛灰と焼却灰と同様にしなくてはならない。いろんな事情があって回せないので、セメント固化せざるを得ない。それはやっぱり八甫センターの飛灰のダイオキシン量が基準よりも大幅に上回っているということに原因があるように理解いたします。もうそういうことで、そういう理解でいいのかどうか、ひとつ確認をお願いをしたいと思うのです。
それで、これから建設をする新しい施設になれば、こんな問題は出てこないだろうと思うのですけれども、そうすると、今現在、これから5年ないし7年間は、八甫センターのこのダイオキシン量は改善の見込みはないというふうに考えざるを得ないのかどうか。もっと下げていく。そして、もっと安い処理方法を選択していく、その余地はないということで受けとめざるを得ないのかどうか、そういうことなのか、確認をしておきたいと思います。
それだけお願いします。
〇議長(角野由紀子君) 猪股議員の再質疑に対する答弁を求めます。
鈴木業務課長補佐。
〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
〇業務課長補佐(鈴木昌利君) 猪股議員の再質疑にご答弁申し上げます。
まず、1点目でございます。菖蒲地区の大規模商業施設と見られる大規模な事業者への指導に関してはというご質疑でございます。こちらの大規模商業施設に関しましては、多量排出事業に係る減量計画書、こちらのやりとりの中で、そういった理由等はお伺いをしておりますものの、現在の多量排出事業者の制度の中で、このような大規模な、特に大規模な商業施設等に関しましての取り扱い等の規定がございませんことから、例規上に基づいた指導、それから調査等につきましては、なかなか今現状では行えない状況でございます。この多量排出事業者制度につきましては、平成9年8月の現行の条例に規定されて今日に至るわけでございますが、それぞれ新久喜市の発足やショッピングモールの進出等、状況はこの20年の間に変わりました一方で、制度はそのままということで、かなり状況とは離れた制度となっていることと認識をしておるところでございます。特に多量排出の事業所に関しましては、そのようなことが今あらわれてきておるのかなと考えているところでございます。つきましては、今後こちらの制度見直しを早々に検討を今しております。県内の状況調査の上、早々に対応を、こちらの大規模の事業者に関しましても、例えば特に多量の排出事業者に関する訪問調査の実施を条例上で盛り込むなどにつきまして今検討しているところでございます。
また、この制度の検討といたしまして、今、月量1.5トンという形で多量排出の制度をつくっておるところでございますが、この県内の状況を調査いたしましたところ、同じ制度を持ちます18市町村に関しましての平均は、月量3.03トンということで、現行の久喜宮代の制度は県内でも随分厳しい制度となっていることが見られます。これも20年の間制度を大きく改定しなかったことも一つの要因かと考えております。つきましては、そういった方法も含めまして、ちょっと特大な多量排出事業者に関しての制度も条例に盛り込むような形で早々に検討をさせていただきたいと考えているところでございます。
続きまして、2番目でございます。廃棄物処理業、指導を行うことで減量しました廃棄物処理業の具体的な内容につきましてというご質疑でございます。こちらの廃棄物処理業でございますが、不用品の買い入れを行っておる市内の業者でございます。この業者は、本来の業務以外に廃棄物の運搬を請け負いながら、自社から発生した廃棄物であるとの認識によりまして、衛生組合にごみの搬入をしていたことが発覚をしていたものでございます。一般廃棄物の収集運搬につきましては、ご存じのとおり市町村許可が必要な業務になります。そういった認識につきまして正しまして、是正を行ったというところでございます。
続きまして、公共施設の取り扱いでございます。先ほどのご答弁申し上げました4施設の搬入方法でございますが、こちらの搬入方法につきましては、鷲宮学校給食センターにつきましては、衛生組合の公共収集で対応しております。そして、菖蒲給食センターにつきましては、許可業者等で契約を結ぶことによりまして、菖蒲清掃センターに搬入しております。と申しますのは、菖蒲清掃センターにつきましては、運営委託を民間業者に市が契約しておると聞いておりますので、その委託業者が発注を許可業者に依頼をしたと、そのような形で直接清掃センターへ許可業者が搬入をしております。
続きまして、宮代町につきまして、宮代町の総合運動公園、こちらにつきましては、近いということもございますので、事業者自らが久喜宮代清掃センターに搬入をしております。
続きまして、宮代の給食センターにつきましては、こちらの菖蒲清掃センターと同じような形で運営をしておりますので、こちらで運営委託を請け負っている事業者が許可業者に依頼をして、久喜宮代清掃センターに直接搬入をしておると、そういった状況でございます。
続きまして、こちらの公共収集をするごみに関しては、久喜市役所と宮代町役場等の施設につきまして、計量方法はどのようになされているのかというご質疑でございます。先ほどのご答弁にございました多量の排出が見込まれます久喜市役所本庁、総合支所、鷲宮給食センター、そして宮代町に関しましては、それぞれの施設の管理者に対しまして、公共回収の事前に独自でごみの計量をするように指導しております。その上でその計量結果を私ども衛生組合に上げていただくことで、ごみの排出量ということで把握をしておる状況でございます。なお、それ以外の各公共施設でのごみの収集量につきましては、残念ながら把握をできていない状況でございます。
続きまして、「ノーレジ袋キャンペーン」に係りますコンビニエンスストアとドラッグストアへの働きかけはというご質疑でございます。こちらのコンビニエンスストア、ドラッグストア、こちらも個別の業種といたしましての働きかけは衛生組合で現在しておりません。「ノーレジ袋キャンペーン」の一環といたしまして、ほかの業者、ほかの事業所と同様な形での取り組みを依頼をしているところでございます。また、コンビニエンスストアやドラッグストアの上部団体、業界団体等の組合との協議はというご質疑でございましたが、現在のところそういった団体と組合との協議というのはしておらない状況でございます。
〇議長(角野由紀子君) 小島施設課長。
〔施設課長 小島靖之君登壇〕
〇施設課長(小島靖之君) 猪股議員の再質疑にご答弁申し上げます。
まず、1点目でございます。ダイオキシン類の改善の見込みはということでございます。ダイオキシン類を抑制するのは、活性炭の使用量を抑えれば、飛灰中のダイオキシン量は減少すると思われておりますが、燃焼ガス中のダイオキシン類の捕集能力が低下するため、排ガス中のダイオキシン量が増加するおそれがありますことから、大気への放出を抑制し、安全の確保を考慮いたしますと、飛灰中のダイオキシン類の抑制は難しいと考えております。燃焼時のダイオキシン発生量を抑制できるよう今後も適正な運転管理に努めてまいりたいと考えております。
また、規制値である3ナノグラムを上回っているからセメント固化が必要なのか、また安い方法はないのかというご質疑でございますが、八甫清掃センターの飛灰をより処理費用が安いメルテックで処理した場合の費用を試算してございます。平成29年度の実績に基づきまして試算した数字でございますが、八甫清掃センターの飛灰を全量メルテックで処理した場合、処理費用として約1,000万円の増加となりました。試算概要といたしましては、メルテックへの搬出条件として、先ほどもご答弁申し上げましたが、飛灰と焼却灰を1対1の割合としなければならないことから、八甫清掃センターの飛灰の排出量835.78トンと同量の焼却灰も搬出することになります。八甫清掃センターの焼却灰の年間排出量は330.82トンでございますことから、不足分につきましては、久喜宮代清掃センターから現在搬出しておりますツネイシカムテックス及び太平洋セメントに搬出しております焼却灰のうち504.96トンをメルテックへ搬出することとなることから、増額となるものでございます。
以上でございます。
〇議長(角野由紀子君) 再々質疑をお受けいたします。
猪股議員。
〔9番 猪股和雄君登壇〕
〇9番(猪股和雄君) 最後ですので、絞ってお伺いをいたします。
まず、菖蒲地区の大型商業施設、菖蒲に限らなくて、八甫センター管内では同じ大型商業施設でも減量に成功してきているわけですけれども、こういった大型商業施設への指導をどうしていくのか、減量をどう図っていくのかについて、制度改正を視野に入れているということでお伺いしましたので、それについて期待したいと思います。
ただ、ちょっと答弁の中で1つ気になったのは、多量排出事業者、久喜では、久喜宮代が1.5トン以上だけれども、県内では3トン以上なので、久喜は厳しいのだという答弁でありましたが、その厳しいのを緩める必要はないわけですよね。1.5トン以上ということだから、現在これだけの八十何社の指導がきちっとできていて、把握もできていて、減量が確実に進められているわけですから、ぜひこの体制は維持していただきたい。
私が1つ前から気になっているのは、この大型商業施設にたくさんのテナントが入っている。そのテナントに対する直接の指導ができないということが一番大きな問題ではないのかなというふうに思っています。つまり大型商業施設全体に対しての指導をしていますから、どういうふうに内部に伝わっているのかさっぱりわからない。そこのところの問題だと思いますので、それは個別の指導ができるような形での制度改正をしていただきたい。そういうこともぜひ含めていただきたいということをお願いをしたいのですが、見解をお伺いしたいと思います。
それから、廃棄物処理業者の法令解釈の誤りというのが、ちょっとよくまだ理解できていないのだけれども、自社で発生した廃棄物だけではなくて、委託を受けた廃棄物についてもその中に混ぜて一緒に搬入してしまったということなのでしょうか。それはむしろもしそうだとすれば、手数料を安くしてしまったということになるのかどうか。久喜宮代衛生組合に損害を与えたということになるのかどうかということがわからなかったので、その点のご説明と、それに対してはもしそうだとしたら、それに対する対応をお伺いをしたいと思います。
それから、もう一つは、公共施設の減量なのですけれども、菖蒲給食センターと宮代給食センター、これについては、委託業者が許可業者に契約をして持ち込んでいるということですが、そうするとこれは手数料を払っているのですか。公共施設の中でもここだけは手数料を払っているということになるのか、その点1つ確認をしたいのと。
それから、そのほかの市役所等については独自に計量するように指導して協力してもらっているということで答弁ありましたが、それ以外の家庭用ごみと一緒に収集場所に出してしまっている、そういうものについては全く把握できていないということになるわけですけれども、これについてはそれこそ行政のほうと久喜市あるいは宮代町のほうとどのようにそのごみの量を把握するのかというのは、これは行政、公共の責任としてやるべきだと思っているのですけれども、協議をしていただきたい。これは、要望だけで結構です。お願いをしたいと思います。
以上です。
〇議長(角野由紀子君) 猪股議員の再々質疑に対する答弁を求めます。
鈴木業務課長補佐。
〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
〇業務課長補佐(鈴木昌利君) 猪股議員の再々質疑にご答弁申し上げます。
まず、多量排出事業者制度のお話でございます。こちらの先ほど私の答弁の中で、県内の状況ということで多量排出事業者の認定基準につきましてご答弁を差し上げました。こちら3.03トンというのは、県内の状況をご紹介をしたというところでございます。また、確かにということは衛生組合は大変厳しいと申しましょうか、この中ではいわゆる多量排出に該当する処理量は非常に少ない目方といったことも事実だろうと考えております。こちらの取り扱いにつきましても、今後の制度の見直しの中で検討をさせていただく関係とはなってこようと思います。
続きまして、その多量排出制度の中での、テナントへの直接の指導等につきましての制度が盛り込めるようなということで要望をいただきました点につきましても、どの程度を踏み込めるかというところがあろうと思いますので、その件を含めて念頭に置きながら制度改正を進めてまいりたいと考えております。
続きまして、廃棄物処理業者につきましての衛生組合の指導に関してでございます。こちらの廃棄物処理事業者が行っていた行為ですが、本来の不用品の買い入れの際に、不用品として体をなしていないものにつきましても買い入れを、買い入れと申しましょうか、引き取りを行うと。場合によっては、通常であれば店舗への持参等で買い受けをするところでありますが、場合によっては多量の場合等につきまして、現地に赴いてということもあると聞いております。そういった中で、実際に買い取りはもうできないことが明らかなものにつきましても、もうこれは有価物としては取り扱えないと。ただ、処分はしますよということで、そういったところで請け負って衛生組合に運んだと、そういったことを聞いております。実際の衛生組合の損害と申しましょうか、そういった行為に係ります手数料でございますが、こちらにつきましては、もし排出された住民が自ら持ってきていただいたとしても、それから事業所が自ら持ってきたとしましても、基本的には10キロ200円ということで手数料は変わりませんので、衛生組合に関する金銭的な被害というのは発生はしておりません。ただ、法令上、場合によっては問題となる要素というのが多分にございましたことから、そのような形での是正を行ったものでございます。
続きまして、公共施設の発生するごみを清掃センターに搬入する場合につきましての手数料の徴収の関係でございます。許可業者もしくはその運営業者自らが清掃センターに直接搬入をする場合は、こちらは事業系ごみという扱いで、こちらは業者からのごみの排出と認識をしておりますので、こちらは手数料の賦課の対象となっておるわけでございます。
〇議長(角野由紀子君) 以上で猪股議員の質疑を打ち切ります。
次に、鈴木議員、お願いいたします。
〔13番 鈴木松蔵君登壇〕
〇13番(鈴木松蔵君) 13番、鈴木松蔵です。議案第10号 平成29年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定について質問いたします。歳出について伺います。
43ページ、13節委託料、生ごみ減容化及び堆肥化処理施設運転管理業務1,675万800円、堆肥化等に伴う成分分析業務15万120円について質問いたします。この事業は、久喜宮代地区全地区の生ごみを全量堆肥化し、生ごみゼロを目指して取り組んでいる事業と承知しております。平成29年度における実績をお伺いいたします。
(1)、生ごみ減容化の実績はどんなものか。搬入された量、堆肥化された量、その減容、減量の割合、その堆肥とするにかかる時間、費用、販売実績、量、売り上げはどうなっているのかお伺いいたします。
(2)、生ごみ減容化、堆肥化を全市へ実施するのか、または取りやめるのかの検討は衛生組合でどのようにしたのかお伺いしたい。
〇議長(角野由紀子君) 鈴木議員の質疑に対する答弁を求めます。
小島施設課長。
〔施設課長 小島靖之君登壇〕
〇施設課長(小島靖之君) 鈴木議員のご質疑についてご答弁申し上げます。
初めに、(1)でございます。生ごみ減容化の実績につきましては、決算に係る主要な施策の成果に関する調書の39ページ、(2)、資源化量、久喜宮代清掃センターの台所資源(生ごみ)にございますとおり、496.71トンを資源化しておりまして、38.53トンの堆肥を製造し、生ごみ堆肥化推進地区の方々等に配布しております。
次に、(2)でございます。管内全域を対象に生ごみ減容化を実施する場合、燃やせるごみの収集以外に生ごみのみの回収が必要となることから、相当の経費が見込まれるものでございます。
現在、久喜市では平成36年度ないし平成37年度を目途に、新たなごみ処理施設の稼働を計画していることから、それらを考慮した場合、組合における現段階での生ごみ減容化処理施設の拡大は困難であると判断するものでございます。
また、継続についての検討でございますが、生ごみ堆肥化推進地区でのアンケートを実施するとともに、設備機器等の劣化度を調査したところでございます。
〇議長(角野由紀子君) 再質疑をお受けいたします。
鈴木議員。
〔13番 鈴木松蔵君登壇〕
〇13番(鈴木松蔵君) この参考資料等について一通り申されたわけですが、要は減容化をする、あるいは堆肥化をする、あるいは取りやめをするという観点がちょっと薄いと。事業は実施しましたということだけにはならないように、この事業をやりましても、全量堆肥化するのか、また取りやめるかという部分について検討がなされようがちょっと足りないように感じます。ただ、多額な施設をつくる面もありますけれども、例えば堆肥化にして、量的には非常に減量して有効なのですが、それに対するかかった費用等についても答弁がありませんでしたけれども、今後のことでありますけれども、それらを検討しなければ、ただ単に事業を続けていくというだけでは、この事業にかかる費用その他を考えますと、十分な検討がなされていないというふうに感じます。より一層減容化の実績等につきまして、今後やるのか、やらないかということについては、厳粛に受けとめて取り組んでいただきたいと思います。要望しておきます。
〇議長(角野由紀子君) 以上で鈴木議員の質疑を打ち切ります。
次に、渡辺議員、お願いいたします。
〔3番 渡辺昌代君登壇〕
〇3番(渡辺昌代君) 渡辺です。歳出について質疑をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
1番です。17ページ、18ページ、29ページ、31ページです。平成29年度職員の変動を正規職員、再雇用の職員、それから臨時職員についてお伺いをいたします。
また、最低賃金についてですけれども、委託をしている業務の中でも守られているのか、確認をしているのかお伺いいたします。
2番です。19ページ、総務費、総務管理費、一般管理費。職員の健康診断は、参加した職員は全ての職員となるのかお伺いをいたします。
3番です。23ページ、総務費、総務管理費、一般管理費です。周辺地区の環境整備事業にかかる経費、今回限りの費用と考えていいのかお伺いをいたします。
さらに、この費用ですけれども、今後新しいごみ処理施設ができたときには、周辺住民との協議で、環境整備補助として出す予定をするのかどうかお伺いをいたします。
4番です。25ページ、総務費、総務管理費、財産管理費で、自動体外式除細動器のAEDですけれども、購入しております。リース契約のものがそこに変わったのかなというふうに思いますけれども、リース期間とどこにどれだけ配置していて、今後の計画なのですけれども、どのようにしていくのかお伺いいたします。
5番です。29ページ、31ページ、33ページ、衛生費、清掃費、清掃総務費でお伺いいたします。決算書を見て、この労働保険料と社会保険料について、昨年と比較をしまして、違いがあるように感じました。説明を求めます。
6番です。35ページ、衛生費、清掃費、清掃総務費。ごみ集積所の環境整備補助金が昨年よりも減となっていました。原因をどう捉えているのか。もっと広めていただき、市民への補助とすべき内容だったのではないかと思いますけれども、お伺いをいたします。
7番につきましては、前者のことでわかりましたので、答弁は結構です。
8番、35ページの衛生費、清掃費、清掃総務費でお伺いします。資源集団回収事業の報償金ですけれども、減少しております。収集に対しての量が減ったことと、回収の団体が減少しているということが原因かなと思っておりますけれども、PRを進めて集団回収の団体は増やすべきと考えるのですけれども、衛生組合では今後どう考えているのか。今現在でもどう考えているのかお伺いいたします。また、参加団体にはモデル事業を進めていくという説明を行ったのかどうかお伺いをいたします。
9番です。43ページ、45ページ、47ページ、衛生費、清掃費、塵芥処理費のことでお伺いします。ごみ処理施設精密機能検査業務・粗大ごみ処理施設精密機能検査業務は何年かのサイクルで行うのか。毎年でなくて大丈夫なのか。結果はどうであったのかお伺いをいたします。八甫では、ごみ処理施設沈殿槽等の清掃業務を行っていませんが、大丈夫なのか。ここのところ大きな火災と、それから劣化による事故等がありました。そういうところを見ていきますと、この検査とか、それから劣化点検等各施設の点検業務というのは、かなりしっかりやっていかないと、また大きな事故になってしまうのではないかということが予想されるので、本当に大丈夫なのかお伺いをいたします。
以上です。
〇議長(角野由紀子君) 渡辺議員の質疑に対する答弁を求めます。
青柳総務課主幹。
〔総務課主幹 青柳浩行君登壇〕
〇総務課主幹(青柳浩行君) 渡辺議員ご質疑の平成29年度の組合職員数についてご答弁申し上げます。
平成29年度の衛生組合の職員数でございますが、一般事務職員が23名、一般事務職再任用職員が2名、現業職が10名、現業職再任用職員が2名、合計で37名でございます。
平成28年度と比較いたしますと、一般事務職員が1名の減、一般事務再任用職員が1名の増、現業職10名は変わりありませんが、現業職再任用職員は1名の減、合わせて1名の減となっております。
また、最低賃金が委託をしている業務でも守られているかとのご質疑でございますが、衛生組合といたしまして、把握はしておりません。しかしながら、業務委託の仕様として、業務従事者の名簿の提出を求め、従業員を確保して業務に支障を来すことのないよう努めるものとすること、また従業員に対し、労務管理、衛生管理及び安全教育を徹底することを求め、さらに労働関係などの関係法令を遵守するということが委託業者を選定する上での条件となっておりますことから、委託業者において適切に労務管理が実施されているものと認識をしております。
続きまして、2、健康診断業務についてでございます。平成29年度の衛生組合が実施した健康診断につきましては、主要な施策の成果に関する調書の23ページにも記載されているとおり、組合職員37人中32人の職員が受診をいたしました。残りの5人につきましては、人間ドックを受診したことから、この健康診断は受診しなかったものでございます。
続きまして、3、周辺地区環境整備事業についてでございます。周辺地区環境整備事業(久喜宮代)につきましては、周辺4地区と地域環境の整備等に関して協定書を締結しており、これに基づいて平成29年度から33年度までの5年間において、1地区700万円を限度とした補助金を交付しています。
周辺地区環境整備事業(八甫)の180万円でございますが、内訳といたしましては、幸手関係地区住民環境衛生負担金としての80万円と鷲宮・栗橋生活環境保全協議会負担金の100万円でございます。
また、菖蒲地区における新しいごみ処理施設の建設に関しましては、久喜市において、一体事業として(仮称)本多静六記念市民の森・緑の公園を整備するほか、庁内にプロジェクトチームを設置し、健康増進や福祉、子育て支援など、あらゆる視点での施設整備を検討していると聞いております。
菖蒲地区の周辺対策といたしましては、このような施設整備を通じた対策を検討してまいりたいとのことでございます。
続きまして、4、AEDの購入についてでございます。菖蒲清掃センターのAEDにつきましては、平成23年11月に5年契約リースで導入をしていることから、平成28年にリース契約が満了となる際に、今後のAEDの設置について検討をいたしました。その結果、リース契約よりも購入をしたほうが、今後の組合の存続期間などを考慮すると、導入費用や維持管理などの面において有利であるとの判断のもと、1年間リース契約を延長した上で、平成29年度に購入したものでございます。決算書25ページのAED賃借料4万68円は、10月までの前の機種の賃借料、備品購入費の14万9,040円は、11月に新しい機種を購入した費用でございます。現在、菖蒲清掃センターの受付窓口のところに1台設置しております。久喜宮代清掃センターにつきましては、平成28年度に新機種を購入、更新しておりまして、1階総合窓口に1台設置しております。八甫清掃センターにつきましては、今年度9月に新しい機種に買い替えを行い、1階玄関入り口のところに1台設置しております。このような各清掃センターのAEDの設置状況につきまして、今後も引き続きこの状況を維持していきたいと考えています。
続きまして、5、衛生費、清掃費、清掃総務費の労働保険料及び社会保険料についてご答弁申し上げます。まず、清掃事務管理事業(共通)につきましては、平成28年度に雇用したオフィス・サポーター分の確定労働保険料の納付により、労働保険料が1万658円新たに計上されたものでございます。清掃事務管理事業(久喜宮代)につきましては、任期満了により再任用職員が1名減ったことにより、労働保険料が6万5,841円減少しております。社会保険料につきましては、平成29年4月より社会保険対象者の範囲が拡大したことにより、前年度まで対象ではなかった職員2名が新たに社会保険対象者となったため、社会保険料が75万7,971円計上されたものです。清掃事務管理事業(八甫)につきましては、平成29年度から人事異動により再任用職員が1名増加したことから、労働保険料が1万4,820円増加いたしました。社会保険料につきましては、この再任用職員が社会保険対象職員であったため、36万5,849円新たに計上されたものです。
〇議長(角野由紀子君) 鈴木業務課長補佐。
〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
〇業務課長補佐(鈴木昌利君) 渡辺議員のご質疑のうち、6番と8番につきましてご答弁申し上げます。
初めに、6でございます。ごみ集積所環境整備補助金の平成29年度実績といたしましては、管内計144集積所に対し、合計26万5,500円を交付しております。これは、28年度の236カ所、42万1,600円と比べ、集積所数はマイナス92カ所、39%の減、交付額はマイナス15万6,100円、37%の減でございました。
この制度は、廃棄物減量等推進員の方々を中心に申請をいただいておりますが、平成29年度は推進員の任期2年目でありましたことから、委嘱式を開催した28年度に比べて申請が減少したことが考えられます。本年度から推進員の新たな任期が始まりましたことから、当初に開催した委嘱式において制度のご案内をいたしましたところ、本年9月までの半年間の申請集積所数は、前年度比較で11%の増加となっております。
この制度は、廃棄物減量等推進員を初め区長、自治会長や、ごみ集積所利用者の代表者など、さまざまな方が申請いただけるものとなっております。今後につきましても、広報紙やホームページ、ごみ収集カレンダーや、ごみ分別アプリなど、さまざまな媒体を活用して積極的に広くお知らせすることに加え、推進員の皆様への呼びかけを継続していくことにより、多くの方々にこの制度をご利用いただきたいと考えております。
続きまして、8でございます。資源集団回収事業の平成29年度実績は、活動団体数は85団体でございましたことから、前年度と比較して1団体の減、また報償金は合計で1,233万8,417円、前年度と比較してマイナス76万8,936円、5.9%の減となったものでございます。衛生組合の行政回収における紙類・古衣料の回収実績も前年度比較で5.3%の減少と、集団回収の減少割合と同様に推移しておりますことから、紙類全般の流通量の減少が集団回収量の減少につながったものと考えております。
資源集団回収事業は、地域コミュニティの推進、ごみの減量、そして資源の再利用の効果が期待できますことから、衛生組合といたしましても、より多くの団体にご参加いただけますよう、今後も広報紙への記事掲載等により制度の周知に取り組んでまいりたいと考えております。
また、今月から衛生組合管内の9地区を対象に、資源集団回収事業実証実験を開始しておりますが、既存の回収団体への事前の周知といたしまして、本年3月に実証実験の出前説明会を開催いたしました管内55地区と活動範囲が重なっている23団体に対し、今回の実験の概要、出前説明会を行った地区と活動範囲が重複していること、また地区との協議を希望する場合は衛生組合で承る旨の通知を送付いたしました。その後、本年9月に決定したモデル地区と活動範囲が重なる8団体に対し、モデル地区との協議を希望する場合は衛生組合で承る旨の通知を実験開始に先立ち再度お知らせいたしました。その後、2団体から制度の概要についてのお問い合わせをいただきましたが、モデル地区との協議のご希望は承っておりません。
なお、モデル地区に対しましても、既に活動している回収団体への配慮と協議の申し入れがあった場合は対応いただけますようご説明の上お願いをしているところでございます。
〇議長(角野由紀子君) 小島施設課長。
〔施設課長 小島靖之君登壇〕
〇施設課長(小島靖之君) 渡辺議員ご質疑の歳出の9についてご答弁申し上げます。
3センターのごみ処理施設、粗大ごみ処理施設の精密機能検査業務につきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則第5条に基づき、施設の機能を保全するため、定期的にその機能状況、耐用の度合い等について精密な検査を実施するものでございまして、厚生省通知の「廃棄物の処理及び清掃に関する法律の運用に伴う留意事項について」により、3年に1回行うこととされていることから、当組合におきましても、おおむね3年に1回実施しているものでございます。
なお、結果でございますが、報告書として提出された老朽化している箇所につきましては、定期修繕工事において更新及び修繕しております。
また、八甫清掃センターのごみ処理施設沈殿槽等清掃業務でございますが、こちらにつきましては、当初からごみ処理施設運転管理業務に含まれておりまして、現在の包括契約にも含まれております。
各施設の劣化点検でございますが、さきにご答弁申し上げました精密機能検査に加え、運転管理業者及び修繕工事業者により総合点検を毎年行っております。
〇議長(角野由紀子君) 再質疑をお受けいたします。
渡辺議員。
〔3番 渡辺昌代君登壇〕
〇3番(渡辺昌代君) 再質疑をさせていただきます。
今の最後のところからなのですけれども、法に基づき3年に1度精密検査ということで、それは了解としまして、老朽化に関しては修繕をしているということなので、平成29年度が修繕を行っていたけれども、老朽化に対するちょっと事故もあったということになってしまうのかなというふうに思うのです。ということは、点検に関してはやはりしているのだけれども、なってしまったのでは済まないというか、何かどうしたらいいのかなというふうに私も思うのですけれども、やはり運転管理業者による運転業務の老朽化に関しての点検業務は行っていることに対してのでは平成29年度の報告としてはどうだったのかというところ、一番最後に今お答えいただいたところの報告としてはどうだったのかお伺いをいたします。
済みません。初めに行きます。職員のところが1名減ということで、正職員のところが1人減になってしまったのは大変残念でなりません。やはり職員が業務内容減っていくわけではないと思いますので、しっかりとしていただきたいというふうに私は考えます。
それから、労務管理しているということです。委託業者のことについてですけれども、名簿の確認はしているのであれば、その条件を担ってもらうので、そのように委託をしているということでありますけれども、どうであったのかという、そういう報告もやっぱりしていただきたいと思うのです。であれば、その名簿の人たちが基準とした要するに最低賃金が守られていたかどうかの報告ぐらいはしていただきたいと思うのです。どうであったかというところ、それもしていただきたいので、よろしくお願いします。そのことについてどうでしょうか。
それから、臨時職員については、今お話がなかったのですけれども、臨時職員についての増減がどうだったのかということもお伺いをいたします。
そして、2番の健康診断なのですけれども、臨時職員がほんの一時期のものであればいいのですが、臨時職員として半年もしくは1年という状態で臨時職員がいる、職をするのであれば、その方にも健康診断というものはしていただいたほうがいいと思うのです。久喜市のほうでは臨時職員の方にも健康診断実施しておりますので、その点についてはどうお考えかお伺いします。
それから、環境整備事業の費用にかかわって、補助金のことでありますけれども、今後のことで申しわけないのですけれども、検討はしないのでしょうか。その環境の周りに公園の整備がしているからそれで終わりということなのでしょうか。そのことについてもお願いいたします。
AEDに関してはわかりました。
それから、労働保険料と社会保険料については、昨年計上がなかったので、社会保険料、昨年計上がなかったのでお聞きしたのですけれども、新たに増員があったので、そこに計上されたものであって、本来なら、初めからの職員数として換算していれば、そこに計上はないというふうに考えていいのですか。ちょっとよくわからなかったので、よろしくお願いします。
それから、ごみ集積所の環境整備はよろしくお願いいたします。
それから、集団回収のところですけれども、説明をしていただきました。55地区、23団体について説明を行ったということですけれども、85団体全部に要するに参加している団体にモデル事業をこういった状態で始めていますよ。今後こういうふうに進めていきますよ等の説明として、要するに説明の文書でもいいですから、それを送っていただきたいと思うのですけれども、そういうことはなさらなかったのか、お願いします。
以上です。よろしくお願いします。
〇議長(角野由紀子君) 渡辺議員の再質疑に対する答弁を求めます。
青柳総務課主幹。
〔総務課主幹 青柳浩行君登壇〕
〇総務課主幹(青柳浩行君) 渡辺議員の再質疑に関してご答弁申し上げます。
まず、臨時職員の増減でございますが、臨時職員につきましては、久喜宮代、菖蒲、八甫とも1名ずつということで増減はございません。ただ、久喜宮代につきましては、一部病休で休んだ職員に対して、二、三カ月一時的に雇ったということがありますが、定期的な、しかも日常的な業務につきましては、増減はございません。
続きまして、臨時職員の健康診断でございますが、現在衛生組合の臨時職員の雇用形態が短期契約ということで、半年契約になっていることから、健康診断の対象とはしていないということでございます。
続きまして、周辺地区の環境整備、菖蒲の件でお尋ねと考えておりますが、菖蒲地区の環境整備につきましては、久喜市のほうが検討しているということなので、組合での検討等はしていないものということでございます。
続きまして、社会保険料についてでございますが、社会保険料につきましては、平成29年の4月に制度が改正されたということで、それまでは対象ではなかったものが平成29年度に新たに計上になったということです。
以上です。
〇議長(角野由紀子君) 鈴木業務課長補佐。
〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
〇業務課長補佐(鈴木昌利君) 渡辺議員の再質疑にご答弁申し上げます。
1点目でございます。委託業者に係ります従業員への賃金の確認はという趣旨のご質疑であったと考えております。こちらの委託業者につきましては、その確認といたしましては、この名簿登載者一人一人個別にこの賃金の状況等を確認をするということは今現在しておりません。その委託業者から業務委託締結後に提出をいただいております決算書によりまして、給与や各種手当、賞与、退職共済金、法定福利費、厚生費、労務管理費、そういったもろもろの経費の支出は確認をしておりますので、労働条件はその制度の範囲内で事業主と労働者との間で決定されることが基本であると考えております。つきましては、個別の関係につきましては、先ほど申し上げましたとおり、当組合としては確認はしておりません。
2点目でございます。ごみ集積所環境整備補助金に係ります市民への補助の増という趣旨のご質疑であったと考えております。こちらの補助金額につきましては、集積所の清潔の維持に係りますカラスよけネットや、ほうき、ちりとり等の消耗品に係る助成を想定して補助金額を決定をしております。本年4月に制度改正を行いまして、再申請をできる期間を短縮いたしましたことから、住民の皆様への費用負担の軽減に努めておりますということで、再申請の期間を短縮することで、より多くの方々にご利用いただきたいと考えているところでございます。
続きまして、3つ目でございます。モデル事業に係ります既存の集団回収団体85団体への説明はというご質疑でございます。こちらの85団体全部の団体につきましては、今回のモデル事業に係ります知らせ等は行っておりません。場合によっては重複する可能性が考えられました団体にのみ当初から送付をしております。なお、こちらの全85団体につきましての今後の周知といたしましては、ホームページ、それから広報紙等におきまして広くお知らせをしていく形になろうと考えております。
〇議長(角野由紀子君) 小島施設課長。
〔施設課長 小島靖之君登壇〕
〇施設課長(小島靖之君) 再質疑にご答弁申し上げます。
平成29年度の事故でございますけれども、久喜宮代のし尿処理施設でよろしいでしょうか。平成29年度の久喜宮代し尿処理施設運転管理業務を受託しております住友重機械エンバイロメントからの点検報告でございますが、久喜宮代のし尿処理施設につきましては、全体的に老朽化していると伺っております。その上で処理に係る重要機器について先に更新、修繕するべきという報告を受けておるものでございます。また、亀裂のありました配管につきましては、老朽化はしておりますが、耐用年数期間内であったことから、特に報告はなかったものでございます。各施設につきましては、今後適正な維持管理に努めてまいりたいと考えております。
〇議長(角野由紀子君) 再々質疑をお受けいたします。
渡辺議員。
〔3番 渡辺昌代君登壇〕
〇3番(渡辺昌代君) 今の一番最後の報告としてはなかったということなのですけれども、予期しない事態が出てしまったということなのですけれども、十分な点検を業者の方にお願いするしかないかなと思うのですが、お願いしていただきたいことを要求します。
それから、集団回収のところなのですが、ホームページを見ればわかるということですけれども、コミュニティ、再利用、それからごみの減量化ということで、ボランティア団体としてはもう長年ずっとやってきた団体等がかなり多いと思います。そういう団体にはやはりこういうことで始めていますよということがうわさで広がるよりは、しっかりと通知をしたほうがいいかなと私は思うのです。しっかりこういうことで始めていますということぐらいの通知はしていただきたいと思うのですけれども、これももう一度お聞きします。よろしくお願いします。
それから、社会保険料のところですけれども、社会保険料というのは、制度が改正となったということで今回計上ということで今ご説明受けました。制度の内容としては、以前と同じということで、ただ大きく変わったというわけではないと捉えていいのかどうか、そこをお願いいたします。
それから、職員の健康診断のことなのですけれども、短期なので健康診断の対象とはしなかったというお話でありましたけれども、これが短期ではなくて、長期の場合、要するに1年というようなときには、どういうものが対象とされるのかどうかということについてもう一度お願いをいたします。
以上です。
〇議長(角野由紀子君) 渡辺議員の再々質疑に対する答弁を求めます。
青柳総務課主幹。
〔総務課主幹 青柳浩行君登壇〕
〇総務課主幹(青柳浩行君) 渡辺議員の再々質疑にご答弁申し上げます。
まず、社会保険料でございますが、内容は特に変わっておりませんが、今までは週4勤務で週30時間以上の人が対象だったのですが、制度改正によりまして、週3勤務で、週23時間勤務でも対象となったということで、対象範囲が広がったということでございます。
続きまして、臨時職員の健康診断でございますが、契約期間が6カ月以上1年未満の契約で、正職員の4分の3以上の勤務をしている者については、対象というふうになっていますが、私どもの職員は4分の3というと、29時間勤務ということになるのですが、私どもの臨時職員は22時間、23時間という職員もおりますが、そういうことなので、それに足りていないということで対象となっていないということでございます。
〇議長(角野由紀子君) 鈴木業務課長補佐。
〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
〇業務課長補佐(鈴木昌利君) 渡辺議員の再々質疑にご答弁申し上げます。
今回のモデル事業、実証実験に関しまして既存の団体、全団体に概要等を周知すべきだという趣旨のご質疑をいただいております。こちらに関しましてでございますが、まず今回の実証実験に影響が考えられる団体を対象として通知はしております。また、今後実験も始まったばかりでございます。この実験の結果から、それも踏まえた検討、そして今後の展開につきましては、まだ現段階では不透明ということもございます。まだ実験の段階ということもございますので、直接は当面の間は関係をしない団体につきましては、それも含めて広く住民の方々に対しまして、衛生組合の取り組みということで広報媒体で広報は続けてまいりたいと考えております。
〇議長(角野由紀子君) 以上で渡辺議員の質疑を打ち切ります。
ここで休憩いたします。
休憩 午後 零時01分
再開 午後 1時00分
〇議長(角野由紀子君) 再開いたします。
次に、新井議員、お願いいたします。
〔2番 新井 兼君登壇〕
〇2番(新井 兼君) 2番、新井兼です。引き続き議案第10号につきまして、歳出について質疑をいたします。
23ページ、2款総務費、1項総務管理費、2目財産管理費の需用費のうち、資産管理事業(久喜宮代)(総務課)の対応した修繕料の内容についてお伺いいたします。
あと、もう一つは、51ページ、3款衛生費、1項清掃費、3目し尿処理費の委託料のうち、し尿処理施設運転管理業務が前年度より増額となった理由についてお伺いいたします。
以上となります。
〇議長(角野由紀子君) 新井議員の質疑に対する答弁を求めます。
青柳総務課主幹。
〔総務課主幹 青柳浩行君登壇〕
〇総務課主幹(青柳浩行君) 新井議員ご質疑の1、修繕料につきましてご答弁申し上げます。
久喜宮代清掃センターの修繕料の内容でございますが、門扉の修繕、オフィスチェアの修繕、掲示板の修繕、男子トイレ修繕、電話機の基盤交換、センター内の区画線の引き直し、水道管の水漏れ修繕等いずれも施設の老朽化に伴う補修、修繕が主な内容でございます。
〇議長(角野由紀子君) 小島施設課長。
〔施設課長 小島靖之君登壇〕
〇施設課長(小島靖之君) 新井議員ご質疑の2についてご答弁申し上げます。
し尿処理施設運転管理業務が前年度より増額となった理由でございますが、平成28年度までは組合の技能労務職員2名と、し尿処理施設運転管理業務委託の受託業者社員1名の計3名で運転管理を行っておりましたが、今後組合の技能労務職員の減少等を考慮いたしまして、運転管理業務の全てを委託としたものでございます。施設の老朽化に伴い、通常の運転管理業務では対応しきれない不具合が頻発していることから、突発的な修繕や定期的な修繕工事、薬品や消耗品の購入などを包括し、3年間の長期継続契約を締結することにより、煩雑となっておりました業務を簡素化し、事務量を軽減するとともに、施設管理の一元化を図ったものでございます。
〇議長(角野由紀子君) 再質疑をお受けいたします。
新井議員。
〔2番 新井 兼君登壇〕
〇2番(新井 兼君) ありがとうございました。大変よくわかりました。
1つ目に関しましては、やはり施設が老朽化しているということで、今後も多分そういった修繕というのは増えていくのかなとは思ってはいるのですけれども、今後新しくそのごみ処理施設が稼働するまでの間というのは、やっぱりそれなりの年数、6年、7年というのが多分あると思いますので、その辺も踏まえて今後適正に維持管理というのはぜひやっていただきたいと思います。そこに関しては、多分ここにいる議員の皆さんも気持ちは同じだと思いますので、よろしくお願いいたします。
2点目につきまして、し尿処理の部分です。技能労務職員の方からこの業務委託のほうに切りかえということだと思うのですけれども、結構金額、3年間の長期継続というのもあるのはあるとは思うのですけれども、28年度が多分880万何がしという金額だったと思うのですけれども、そこから29年度は1億1,000万という形になっていると思うのです。そちらのほうのこの適正な積算根拠というのはどういうところを見て、今回この決算の内容となったというふうに判断をしておりますでしょうか。よろしくお願いいたします。
〇議長(角野由紀子君) 新井議員の再質疑に対する答弁を求めます。
小島施設課長。
〔施設課長 小島靖之君登壇〕
〇施設課長(小島靖之君) 再質疑にご答弁申し上げます。
28年度と比較した29年度の積算根拠でございますが、今回包括契約したことによりまして、前年度と決算額を比較しておりますので、そちらでご答弁申し上げたいと思います。平成28年度、29年度の決算額を比較いたしますと、28年度のし尿処理施設運転管理業務委託料は881万2,800円に対しまして、29年度の委託料は、1億1,016万円でございまして、1億134万7,200円の増となっておりますが、包括委託に業務が含まれたことによりまして、減額となった科目もございます。需用費におきましては、消耗品が614万9,126円に対し、支出なしでございまして、614万9,126円の減、修繕料が256万4,417円に対し、158万9,998円でございまして、97万4,419円の減となっております。また、工事請負費が7,678万8,000円に対し、支出なしでございまして、7,678万8,000円の減となりますことから、合計で8,391万1,545円の減となっております。増額分から減額分を差し引きましても、1,743万5,655円の増額となりますが、平成28年度に運転管理を行っていた組合労務職員2名の人件費が約1,879万円でございましたことから、増額分とほぼ同額となったものでございます。
〇2番(新井 兼君) わかりました。はい。
〇議長(角野由紀子君) 以上で新井議員の質疑を打ち切ります。
これをもちまして議案第10号に対する質疑を打ち切ります。
次に、議案第11号 平成30年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)についての質疑をお受けいたします。
猪股議員、お願いします。
〔9番 猪股和雄君登壇〕
〇9番(猪股和雄君) 一般会計補正予算についての質疑については、3点です。
1つ目は、14ページ、15ページですけれども、減量推進員の傷害保険の減額がされております。原因についてはもうわかっているのですけれども、全国市長会の保険のほうを適用するということですが、保険制度の内容、どんな場合に補償されるのか。補償保険料、保険金額等について内容を説明してください。
2つ目ですけれども、清掃事務管理事業で、これは人事異動の関係なのかなとは思うのですけれども、久喜宮代センター、菖蒲センターが減額なのに、八甫だけが増額となっています。その理由を説明してください。
それから、18ページ、19ページで、これは確認だけです。ごみ処理施設管理運営業務3センターの放射性物質濃度測定業務の入札差金ということで、少しずつ減額になっておりますが、測定回数などは変わらないということでよろしいか。
し尿処理施設のほうも同じです。測定回数は変わらないのか、お願いをいたします。
〇議長(角野由紀子君) 猪股議員の質疑に対する答弁を求めます。
鈴木業務課長補佐。
〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
〇業務課長補佐(鈴木昌利君) 猪股議員のご質疑のうち、1についてご答弁申し上げます。
廃棄物減量等推進員の傷害保険料につきましては、今年度からこれまでの民間保険にかわり、久喜市にお住まいの推進員は、久喜市が加入する全国市長会の総合賠償補償保険、宮代町にお住まいの推進員は、宮代町が加入する全国町村会の総合賠償補償保険により、それぞれ対応することといたしましたことから、減額補正したものでございます。
この全国市長会及び全国町村会の総合賠償補償保険でございますが、施設等の瑕疵による偶発的な事故を補償する賠償責任保険と自治体の行事、活動及び社会奉仕活動に参加する住民が被災した場合に補償される補償保険の2つで構成されております。
その補償金額につきましては、全国市長会と全国町村会とで多少異なっております。
久喜市が加入しております全国市長会の総合賠償補償保険の主な内容といたしましては、死亡保障は100万円、後遺障害は4万円から100万円、入院補償は1日当たり2,000円でございます。また、宮代町が加入しております全国町村会の総合賠償補償保険は、死亡保障は200万円、後遺障害は6万円から200万円、入院補償は1日当たり2,000円が主な内容となっております。
〇議長(角野由紀子君) 青柳総務課主幹。
〔総務課主幹 青柳浩行君登壇〕
〇総務課主幹(青柳浩行君) それでは、2、清掃事務管理事業、八甫の増額についてご答弁申し上げます。
八甫清掃センターの職員は、人事異動により平成30年度から前年度に比べ、再任用職員が1名減少し、正職員が1名増加しております。このことにより、給料、地域手当、期末手当、勤勉手当、埼玉県市町村職員共済組合負担金が増額となったものです。
また、扶養手当の支給対象職員が人事異動により増加したことから、扶養手当も29万2,000円増額しております。
〇議長(角野由紀子君) 小島施設課長。
〔施設課長 小島靖之君登壇〕
〇施設課長(小島靖之君) 猪股議員ご質疑の3についてご答弁申し上げます。
ごみ焼却施設における3センターの放射性物質濃度測定業務の測定回数でございますが、久喜宮代及び菖蒲が焼却灰6回、飛灰6回、八甫が焼却灰4回、飛灰4回でございまして、平成29年度と同様でございます。
また、し尿処理施設における2センターの放射性物質濃度測定業務の測定回数でございますが、久喜宮代の脱水汚泥が6回、八甫の汚泥焼却灰が6回でございまして、こちらにつきましても平成29年度と同様でございます。
〇議長(角野由紀子君) 再質疑をお受けいたします。
猪股議員。
〔9番 猪股和雄君登壇〕
〇9番(猪股和雄君) 市長会及び町村会の保険があったのです。違いはしょうがないとして、これは本人の死亡、後遺障害、入院だけなのでしょうか。対人とか対物、その活動中の対人とか対物の補償というのはないのでしょうか。
〇議長(角野由紀子君) 猪股議員の再質疑に対する答弁を求めます。
鈴木業務課長補佐。
〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
〇業務課長補佐(鈴木昌利君) 猪股議員の再質疑に対しましてご答弁申し上げます。
先ほどご答弁をいたしました市長会及び町村会の保険の適用の範囲でございますが、こちらにつきましては、推進員の活動自体がそれぞれ市長会、町村会における活動という形になりますので、その補償の範囲でしかるべき補償がなされるものと考えております。こちらの詳細につきましては、対物云々、それから金額等につきましては、私もそこまでは実は詳細把握は今しておらないのですけれども、ただこの推進活動自体がそれぞれの公共自治体の取り組みの事業の一つということで認識されておりますので、その事業に係る傷害保険とか、賠償です。賠償も含まれますので、賠償責任保険、それから住民が被災した場合の補償保険、こういったことが含まれますので、こういった場合の対応につきましても、それぞれの市長会、町村会の保険で賄われるものと認識しております。
〇9番(猪股和雄君) 賄えるのね。はい、わかりました。
〇議長(角野由紀子君) 以上で猪股議員の質疑を打ち切ります。
これをもちまして議案第11号に対する質疑を打ち切ります。
休憩いたします。
休憩 午後 1時16分
再開 午後 1時16分
〇議長(角野由紀子君) 再開いたします。
◇
◎討論・採決
〇議長(角野由紀子君) 日程第3、これより討論・採決を行います。
議案第10号について討論をお受けいたします。
まず、反対討論をお受けいたします。
渡辺議員。
〔3番 渡辺昌代君登壇〕
〇3番(渡辺昌代君) 渡辺です。議案第10号 平成29年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定の討論をさせていただきます。
平成29年度の歳入総額は約36億5,771万1,000円で、歳出総額は約35億3,231万5,000円で、歳入歳出の差し引き額は約1億2,539万6,000円となっていました。前年度から繰り越されました粗大ごみの処理施設火災復旧工事費4,480万円と、し尿処理施設の事故に伴う動力制御盤復旧工事費用2,850万円が含まれる決算となりました。予期せぬ事故とはいえ、高額な費用がかかり、重大な事故ともなりかねないことから、今後の慎重な点検と改善をまずお願いをいたします。
平成29年度のごみ、資源の搬入分は3センターで合計5万4,142.47トンとなり、昨年度よりも165トンの減少となりました。資源、紙類の減少や菖蒲清掃センターの粗大ごみの減少などが原因と思われます。平成29年度の久喜宮代衛生組合のリサイクル率は、埼玉県、全国値を両方とも上回り、昨年、前年度並みとなりましたけれども、努力されていること、さらにごみ減量に対しても含めて評価はさせていただきます。
しかしながら、職員数の削減はするべきではありませんでした。再任用や臨時職員を増やしたからといっていいものではありません。負担にはしわ寄せが来ると考えます。さらに、委託をしている企業の労働者の労務実態は、市がやるべき業務を市の予算で業務委託をしているのであるから、報告として把握し、確認すべきと考えます。
さらに、久喜宮代清掃センターのし尿処理手数料は段階的値上げをされ、平成29年度の対象世帯数が64世帯の減となっているのにもかかわらず、収入は85万615円の増額となっています。市民の皆様の生活が決して潤っているわけでもなく、格差がこれだけ広がっている中、負担増はすべきではありませんでした。
今後ペットボトルの資源化や資源ごみの集団回収のモデル事業や広域化についても課題があると私は考えております。慎重な審議と判断をしていただきたい。
さらに、生活困窮が原因とされる収入未済額については、減免を考えるべきと指摘させていただきまして、反対討論といたします。
〇議長(角野由紀子君) 次に、賛成討論をお受けいたします。
〔「なし」と言う人あり〕
〇議長(角野由紀子君) 次に、反対討論をお受けいたします。
〔「なし」と言う人あり〕
〇議長(角野由紀子君) 討論なしのお声がありましたので、直ちに採決に入ります。
議案第10号 平成29年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定について、原案に賛成の方の挙手を求めます。
〔挙手多数〕
〇議長(角野由紀子君) 挙手多数であります。
よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
次に、議案第11号についての討論をお受けいたします。
まず、反対討論をお受けいたします。
〔「なし」と言う人あり〕
〇議長(角野由紀子君) 次に、賛成討論をお受けします。
〔「なし」と言う人あり〕
〇議長(角野由紀子君) 討論なしのお声がありましたので、直ちに採決に入ります。
議案第11号 平成30年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)について、原案に賛成の方の挙手を求めます。
〔挙手全員〕
〇議長(角野由紀子君) 挙手全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
◇
◎議長挨拶
〇議長(角野由紀子君) 以上をもちまして、本議会に付された案件は全て終了いたしました。
本日は、提出議案に対する慎重なるご審議をいただき、まことにありがとうございました。
◇
◎管理者挨拶
〇議長(角野由紀子君) それでは、管理者の挨拶をお願いいたします。
管理者。
〔管理者 梅田修一君登壇〕
〇管理者(梅田修一君) 久喜宮代衛生組合議会第4回定例会にご提案申し上げました議案第10号と議案第11号の2議案につきまして、議員の皆様には慎重ご審議の上、ご議決を賜り、まことにありがとうございました。
質疑、質問の中で賜りましたご意見等につきましては、十分検討いたしまして、今後の組合運営に反映させてまいりたいと考えております。
今後とも議員の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げまして、御礼の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
◇
◎閉会の宣告
〇議長(角野由紀子君) これをもちまして、平成30年久喜宮代衛生組合議会第4回定例会を閉議、閉会といたします。
閉会 午後 1時22分