〇 招  集  告  示

久宮衛告示第15号

 平成30年久喜宮代衛生組合議会第4回定例会を次により招集する。

  平成30年9月27日

                       久喜宮代衛生組合管理者  梅  田  修  一

                   記

1 期  日  平成30年10月5日

2 場  所  久喜宮代衛生組合大会議室

                  〇 応 招 ・ 不 応 招 議 員
応招議員(14名)
     1番   貴  志  信  智  君      2番   新  井     兼  君
     3番   渡  辺  昌  代  君      4番   斉  藤  広  子  君
     5番   野  原  洋  子  君      6番   丸  山  妙  子  君
     7番   成  田  ル ミ 子  君      8番   園  部  茂  雄  君
     9番   猪  股  和  雄  君     10番   大  橋  き よ み  君
    11番   小 河 原     正  君     12番   田  島  正  徳  君
    13番   鈴  木  松  蔵  君     14番   角  野  由 紀 子  君

不応招議員(なし)

平成30年久喜宮代衛生組合議会第4回定例会 第1日

平成30年10月5日(金曜日)
 議 事 日 程 (第1号)

 1 開  会
 2 開  議
 3 議事日程の報告
 4 会議録署名議員の指名
 5 会期の決定
 6 管理者提出議案の上程(議案第10号、議案第11号、報告第1号)
 7 提案理由の説明
 8 組合に対する質問
 9 次会の日程報告
10 散  会

午前9時開会
 出席議員(14名)
     1番   貴  志  信  智  君      2番   新  井     兼  君
     3番   渡  辺  昌  代  君      4番   斉  藤  広  子  君
     5番   野  原  洋  子  君      6番   丸  山  妙  子  君
     7番   成  田  ル ミ 子  君      8番   園  部  茂  雄  君
     9番   猪  股  和  雄  君     10番   大  橋  き よ み  君
    11番   小 河 原     正  君     12番   田  島  正  徳  君
    13番   鈴  木  松  蔵  君     14番   角  野  由 紀 子  君

 欠席議員(なし)

 地方自治法第121条の規定により出席した人
   管 理 者  梅  田  修  一  君
   副管理者  新  井  康  之  君

   代  表  佐  藤     晟  君
   監査委員

   会  計  斎  藤  悟  留  君
   管 理 者

   参  与  川  上  和  宏  君
   参  与  南  沢  郁 一 郎  君
   参  与  野  川  和  男  君
   参  与  齋  藤  和  浩  君
   事務局長  保  坂  善  彦  君
   総務課長  井  上  正  己  君
   業務課長  藤  井     智  君
   施設課長  小  島  靖  之  君

   総 務 課  青  柳  浩  行  君
   主  幹

   業務課長  鈴  木  昌  利  君
   補  佐

   菖蒲清掃  河  野  一  郎  君
   センター
   所  長

   八甫清掃  月  安  高  広  君
   センター
   所  長

   施 設 課  松  本     玲  君
   施設係長


 本会議に出席した事務局職員
   庶務係長  菊  地  俊  一
   書  記  松  本     学
   書  記  籾  山  光  明



    ◎開会の宣告                           (午前 9時00分)
議長(角野由紀子君) ただいまの出席議員は14名でございます。
  定足数に達しておりますので、これより平成30年久喜宮代衛生組合議会第4回定例会を開会いたします。

                        ◇                      

    ◎開議の宣告
議長(角野由紀子君) それでは、本日の会議を開きます。

                        ◇                      

    ◎議事日程の報告
議長(角野由紀子君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。

                        ◇                      

    ◎会議録署名議員の指名
議長(角野由紀子君) 日程第4、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において
    9番  猪 股 和 雄 議員
   10番  大 橋 きよみ 議員
 を指名いたします。

                        ◇                      

    ◎会期の決定
議長(角野由紀子君) 日程第5、会期の決定を議題といたします。
  議会運営委員長の報告を求めます。
  成田議会運営委員長。
                 〔議会運営委員長 成田ルミ子君登壇〕
議会運営委員長(成田ルミ子君) おはようございます。平成30年第4回定例会につきまして、さきの9月27日木曜日、午前9時より当組合会議室におきまして議会運営委員会を開催いたしました。その結果の概要につきましてご報告を申し上げます。
  本定例会に提出される議案は、管理者提出議案が2件、報告1件でございます。また、一般質問は9人を予定しております。
  以上のことから、会期につきましては、本日10月5日から10月23日までの19日間ということで決定いたしました。
  次に、本定例会の議案質疑の締め切りにつきましては、10月10日水曜日の正午までとすることで決定いたしました。
  なお、執行部から臨時会を開催したいという説明がありまして、平成31年1月11日金曜日午後2時より開催することになりました。
  以上でございます。
議長(角野由紀子君) お諮りいたします。
  今定例会の会期は、委員長の報告どおり、本日10月5日から10月23日までの19日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
                 〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(角野由紀子君) ご異議なしと認めます。
  よって、そのように決定いたしました。
  なお、本定例会の議案質疑書の締め切り日につきましては、先ほど委員長から報告がありましたとおり、10月10日水曜日の正午までとすることで決定いたしました。

                        ◇                      

    ◎管理者提出議案の上程
議長(角野由紀子君) 日程第6、議案第10号から議案第11号及び報告第1号までを一括上程し、議題といたします。

                        ◇                      

    ◎提案理由の説明
議長(角野由紀子君) 日程第7、管理者より提案理由の説明を求めます。
  管理者、お願いします。
                 〔管理者 梅田修一君登壇〕
管理者(梅田修一君) 皆様、おはようございます。本日、平成30年久喜宮代衛生組合議会第4回定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様にはご健勝にてご参集賜り、ご審議いただきますことを厚く御礼を申し上げます。
  さて、衛生組合では、今月1日から資源集団回収の実証実験を開始いたしました。これは、モデル地区内で排出される紙類・布類について、公共回収を停止し、その全量をモデル地区の区や自治会による集団回収により回収を行っていただくものでございます。この実験は、モデル地区からは地区の労力や活動を行ったことによる地域コミュニティや分別意識の変化など、また回収業者からは事業の収益性及び継続性などについての意見をいただくことで、管内全域の紙類・布類の回収を集団回収方式に移行できるかどうかを検証することを目的としたものです。
  今回、拠点回収方式で4地区、ステーション回収方式で5地区、計9地区の方々に平成34年3月までの間ご協力をいただく予定でございます。そして、実験終了後に検証結果を取りまとめ、今後のごみ行政に反映してまいりたいと考えております。衛生組合といたしましては、今後もさまざまな角度からごみの分別、減量化に真摯に取り組んでまいります。議員の皆様におかれましても、今後ともよろしくご鞭撻のほどお願い申し上げる次第でございます。
  それでは、本定例会にご提案申し上げております議案の説明を申し上げます。
  本日、本定例会に提案をいたします議案は、2議案でございます。
  初めに、議案第10号 平成29年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定についてでございます。地方自治法第233条第3項の規定により、平成29年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算を別冊のとおり監査委員の意見をつけて認定に付するということで調製をいたしております。
  決算書の2ページでございます。まず、歳入でございます。予算現額36億3,595万円、調定額36億5,773万2,659円、収入済額36億5,771万1,404円、不納欠損額465円、収入未済額2万790円でございます。
  次に、歳出でございます。4ページをお開きいただきたいと存じます。予算現額は歳入と同額の36億3,595万円でございます。支出済額が35億3,231万5,126円となってございます。翌年度繰越額はございません。不用額が1億363万4,874円でございます。
  次に、議案第11号 平成30年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)についてでございます。別冊で調製してございますので、補正予算書の1ページをお開きいただきたいと存じます。第1条でございますが、歳入歳出予算の補正ということで、歳入歳出それぞれ88万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ36億4,988万3,000円に改めたいという内容などでございます。
  続きまして、報告についてご報告申し上げます。報告第1号 継続費精算報告についてでございます。平成29年度久喜宮代衛生組合一般会計予算の継続費に係る一般事務管理事業(共通)が完了したので、地方自治法施行令第145条第2項の規定により、別紙のとおり報告するということでございます。
  議案書4ページの継続費精算報告書をごらんいただきたいと存じます。一般事務管理事業(共通)につきましては、全体計画の年割額432万円に対しまして、支出済額232万5,240円でございます。
  以上が本定例会に上程いたします議案2件、報告1件でございます。なお、詳細につきましては、事務局長をして補足説明をいたさせますので、慎重審議の上、速やかにご議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(角野由紀子君) 続きまして、提出議案の補足説明を求めます。
  事務局長、お願いします。
                 〔事務局長 保坂善彦君登壇〕
事務局長(保坂善彦君) おはようございます。議案第10号 平成29年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定につきまして補足説明を申し上げます。
  お手元の決算書に従いましてご説明を申し上げます。
  初めに、事項別明細書によりご説明させていただきます。
  歳入歳出決算書の8ページ、9ページをごらんいただきたいと存じます。1款分担金及び負担金でございます。予算現額、調定額、収入済額、いずれも28億6,947万9,000円でございます。組合規約第13条の規定に基づく負担金でございまして、歳入の根幹をなすものでございます。平成28年度に比べ約2億4,900万円増額となってございますが、久喜宮代清掃センターの各施設を維持する上で必要となる工事費などが増加したことによるものでございます。構成市町及び支払区分別の内訳につきましては、備考欄の記載のとおりでございまして、久喜市が約24億円、宮代町が約4億7,000万円を負担してございます。
  次に、2款使用料及び手数料でございます。予算現額2億5,209万6,000円、調定額2億5,482万4,253円、収入済額2億5,480万2,998円でございます。
  主なものは、2項の手数料による収入でございまして、2項手数料、1目塵芥処理手数料でございますが、収入済額2億4,414万1,000円となりまして、平成28年度の収入済額に比べ約581万9,000円の増となっております。各清掃センターとも事業系のごみ、粗大ごみの搬入量の増加によるものでございます。
  また、2目し尿処理手数料でございますが、全体的な処理量は年々減少傾向にございますが、平成28年度より段階的に手数料の改定を行っておりますことから、収入済額が1億39万320円となり、平成28年度に比べ88万4,100円の増となっております。
 一方、2万790円が収入未済額となっております。その内容でございますが、1目塵芥処理手数料の滞納繰越2,400円でございまして、店舗の閉鎖などにより、徴収が困難な状態となっております。
 また、2目し尿処理手数料におきましては、現年度分の収入未済額2件分5,320円、また過年度分の滞納繰越分、21件でございますが、1万3,070円、合計で1万8,390円となっております。また、不納欠損額465円でございますが、地方自治法第236条第1項の規定に基づき、調定年度終了後5年を経過し、消滅時効となりましたことから、不納欠損とするものでございます。
  次に、10ページ、11ページをごらんいただきたいと存じます。3款財産収入でございます。予算現額7,665万4,000円に対しまして、調定額、収入済額とも8,959万3,380円でございます。備考欄にございますとおり、各清掃センターにおける資源回収に伴う有価物及びごみ処理過程から発生した有価物の売払代金でございます。平成28年度に比べ全体的な売り払い量は減少いたしましたが、売り払い単価が上昇傾向にあり、約1,180万円の増となっております。清掃センターごとの売却量や売却額の内訳につきましては、お配りしてございます主要な施策の成果に関する調書の15ページから17ページに記載してございます。
  次に、4款繰入金でございます。予算現額、調定額、収入済額、いずれも2,960万円でございまして、歳入と歳出の調整を行うため、財政調整基金から取り崩し繰り入れしたものでございます。
  次に、12、13ページをごらんいただきたいと存じます。5款繰越金でございます。予算現額9,939万1,000円に対しまして、調定額、収入済額とも9,939万1,195円でございます。こちらにつきましては、平成28年度決算での余剰金のうち、地方自治法第233条の2の規定により、財政調整基金に積み立てをした残りの5,138万3,195円、さらに平成28年度継続費逓次繰越を行いました財務会計作成支援業務委託費280万8,000円、八甫清掃センターの粗大ごみ処理施設の火災に伴う復旧工事費の繰越明許費分4,520万円を平成29年度の歳入として収入したものでございます。
  次に、6款諸収入でございます。予算現額2,273万円に対しまして、調定額、収入済額とも2,884万4,831円でございます。主なものは、2項雑入、1目雑入でございまして、備考欄にございますが、再商品化合理化拠出金として、3清掃センター合計で505万2,675円、また八甫清掃センターのペットボトル等有償入札拠出金が706万2,106円となっております。また、平成28年12月に八甫清掃センター粗大ごみ処理施設で火災が発生いたしましたが、当組合として加盟建物損害保険に加入しておりましたことから、1,244万3,207円の全国市有物件災害共済金の支払いがございました。さらに、東京電力より送電線の線下補償金として、平成29年度から3年分、251万6,166円の補償金が支払われました。
  次に、14ページ、15ページをごらんいただきたいと存じます。7款組合債でございます。予算現額、調定額、収入済額とも2億8,600万円でございます。ごみ焼却施設、し尿処理施設、粗大ごみ処理施設それぞれの改修に伴う事業債でございます。久喜宮代清掃センターでは、焼却施設整備事業債1億円、粗大ごみ処理施設整備事業債6,000万円、八甫清掃センターでは、ごみ処理施設整備事業債9,100万円、粗大ごみ処理施設整備事業債3,500万円となってございます。借り入れ先はいずれも埼玉県でございまして、償還期間は1年据え置きの5年間、年利は0.01%でございます。
  以上、歳入合計でございますが、予算現額36億3,595万円に対しまして、調定額は36億5,773万2,659円、収入済額は36億5,771万1,404円、不納欠損額は465円、収入未済額は2万790円でございます。収入済額に対します予算現額の比率は100.6%、同じく調定額の比率は100%でございます。
  以上が歳入の概要でございます。
  引き続き、歳出につきまして補足説明を申し上げます。決算書の16ページ、17ページをごらんいただきたいと存じます。まず、1款議会費でございます。予算現額184万6,000円に対しまして、支出済額が178万8,218円、執行率は96.9%でございます。組合議員14名の報酬や視察研修、会議録の調製など議会を運営する経費でございます。
  議会運営事業につきましては、主要な施策の成果に関する調書の22ページに記載してございますが、平成29年度は臨時会、定例会、それぞれ2回開催させていただき、平成28年度決算、平成30年度予算など合計12議案を審議いただき、ご決議いただいたところでございます。
  また、視察研修でございますが、平成29年7月19日に新座市役所にお伺いし、新座市集団資源回収についての研修を、その後、三芳町にございます石坂産業株式会社にて工場見学並びに環境への取り組みについての研修を実施したところでございます。
  次に、2款総務費でございます。予算現額1億1,972万円に対しまして、支出済額が1億980万5,433円、執行率が91.7%でございます。内容は、衛生組合の総務に関する事業全般の経費でございます。
  まず、1項総務管理費、1目一般管理費でございますが、予算現額1億489万3,000円に対しまして、支出済額9,635万5,207円、執行率91.9%でございます。
  決算書17ページからの備考欄をごらんいただきたいと存じます。まず、1の一般事務管理事業(共通)でございます。主な内容でございますが、正副管理者などの報酬、事務局長を始め総務課職員の給与費などの人件費を始め人事給与システム・財務会計システムの保守業務など衛生組合全般の事務に係る経費でございまして、決算額は8,075万8,747円でございます。平成28年度の決算額に比べ795万6,330円増となりました。その要因でございますが、決算書19ページ、13節委託料にございます組合会計の仕組みを公会計に移行するため、財務会計システム改修業務委託、また平成28年度事業から逓次繰越いたしましたシステム改修に伴う財務会計作成支援業務など合わせて664万5,240円を執行したものでございます。
  また、決算書23ページの備考欄5、周辺地区環境整備事業(久喜宮代)、19節負担金、補助及び交付金でございます。こちらにつきましては、平成29年度からの新規事業でございまして、久喜宮代清掃センター周辺の宮代台・沖の山・下早見・太田袋、それぞれ4地区との協定に基づき、平成29年度から5年間で各地区とも総額で700万円を限度に補助金を交付するものでございます。沖の山地区に171万1,457円、太田袋地区に223万1,088円、下早見地区に700万円、合計1,094万2,545円の補助金を交付いたしました。
  6、周辺地区環境整備事業(八甫)、19節負担金、補助及び交付金でございますが、こちらにつきましては、幸手地内関係4地区への環境衛生負担金でございまして、1地区当たり20万円で、合計80万円、また鷲宮・栗橋生活環境保全協議会への負担金として100万円、合計で180万円の負担金を支出したものでございます。
  1目一般管理費に係る19節負担金、補助及び交付金の支出済額は1,360万1,301円となり、502万9,699円が不用額となっております。理由といたしましては、久喜宮代清掃センター周辺への補助金でございまして、沖の山地区で当初予定していました整備事業の一部を翌年度実施へ変更したことによるものでございます。
  次に、2目財産管理費でございます。決算書22、23ページをごらんいただきたいと存じます。予算現額1,460万9,000円に対しまして、支出済額が1,323万2,326円、執行率は90.6%でございます。これは、衛生組合の財産を管理するための経費でございまして、23ページから27ページの備考欄にございますように、各清掃センターの事務庁舎や公用車等の資産全般の管理に要する経費、各清掃センターの除草や樹木の剪定など場内整備に係った費用でございます。
  決算に係る主要な施策の成果に関する調書25ページになりますが、平成28年度に比べ各センターとも資産管理事業が増額し、場内整備事業が減となってございます。これは、場内整備事業中、需用費にありました修繕料を平成29年度からは資産管理事業へ入れかえを行ったことによるものでございます。また、資産管理事業(菖蒲)が平成28年度に比べ約200万円の増となってございますが、決算書25ページ、15節工事請負費にございますとおり、菖蒲清掃センター搬入路舗装修繕工事180万3,600円を実施したことによるものでございます。
  続きまして、決算書26、27ページになります。3目公平委員会費でございます。予算現額2万6,000円に対しまして、支出済額2万5,900円、執行率99.6%でございます。公平委員3名分の報酬になります。
  次に、2項監査委員費でございます。予算現額、支出済額とも19万2,000円でございます。監査委員2名の報酬でございます。
  決算書26、27ページをごらんいただきたいと存じます。3款衛生費でございます。予算現額32億6,997万4,000円に対しまして、支出済額31億9,631万9,130円、執行率は97.7%でございます。衛生組合全体の清掃事務経費でございまして、1目の清掃総務費、2目の塵芥処理費、3目のし尿処理費で構成されております。
  まず、1目清掃総務費でございます。決算書の28、29ページからになります。予算現額4億8,658万5,000円に対しまして、支出済額が4億5,910万3,812円、執行率は94.4%でございます。主な内容ですが、決算書29ページから37ページの備考欄にございますとおり、業務課・施設課職員、清掃現業職員及び菖蒲・八甫清掃センターにおける人件費、各種負担金、光熱水費などの清掃事務の管理に係る費用、また廃棄物減量等推進員及びごみの減量に向けた各種施策に要する費用でございます。この清掃総務費につきましては、主要な施策の成果に関する調書28ページから35ページに掲載してございます。
 次に、決算書36、37ページ、2目塵芥処理費でございます。予算現額23億7,573万1,000円に対しまして、支出済額23億3,356万5,234円、執行率98.2%でございます。主な内容でございますが、37ページから49ページの備考欄にございますとおり、各清掃センター管内における資源やごみ全般など一般廃棄物の収集業務や回収業務、各清掃センター施設の管理や運営に関する業務委託、さらに施設の修繕に係る工事請負、各清掃センターから発生する焼却灰やばいじんなどの資源化や処分に要する費用でございます。
 まず、37ページからの塵芥収集料金事業でございますが、一般廃棄物収集等に係る清掃センターごとの委託料を見てみますと、久喜宮代清掃センターが4億2,273万1,751円、菖蒲清掃センターが1億1,768万7,854円、八甫清掃センターが3億2,822万1,504円となっております。
 また、43ページからの清掃センターごとのごみ処理施設管理運営事業でございますが、久喜宮代清掃センターにおける管理運転事業費は5億4,601万9,210円、そのうち委託料は2億5,386万7,062円、工事請負費はごみ焼却施設機器修繕工事1億4,292万7,200円、粗大ごみ処理施設機器修繕工事1億887万4,800円、合計で2億5,180万2,000円となっております。
 次に、菖蒲清掃センターでの管理運営事業費は1億5,621万9,739円でございまして、そのうち委託料は6,635万4,509円、工事請負費はごみ処理施設機器修繕工事7,992万円となっております。
 また、八甫清掃センターでの管理運営事業費は5億1,929万4,011円となっており、そのうち委託料は2億5,394万3,178円、工事請負費はごみ焼却施設機器修繕工事1億5,066万円、粗大ごみ処理施設機器修繕工事5,832万円、粗大ごみ処理施設火災復旧工事費4,482万円、合計で2億5,380万円となっております。
 次に、47ページ、塵芥処分事業でございますが、焼却灰やばいじんなど路盤材やセメント原料などへの資源化や最終処分など塵芥処分に係る経費でございます。
 清掃センターごとの委託料を見てみますと、久喜宮代清掃センターでは1億2,754万3,717円、同じく菖蒲清掃センターでは2,987万4,382円、八甫清掃センターでは7,356万3,248円となっております。
 以上申し上げました2目塵芥処理費でございますが、主要な施策の成果に関する調書の38ページから51ページに記載しております。
 次に、決算書48、49ページ、3目し尿処理費でございます。予算現額4億765万8,000円に対しまして、支出済額が4億365万84円、執行率が99.0%となっています。主な内容といたしましては、49ページから51ページの備考欄にございますが、久喜宮代並びに八甫清掃センターでのし尿処理全般に要する経費でございます。久喜宮代清掃センターでは、し尿収集料金事業といたしまして、1,291万1,336円、その大部分はし尿の収集業務委託料でございます。
 また、し尿処理施設管理運営事業でございますが、1億6,162万5,611円でございます。このうち施設の運転管理や汚泥の堆肥化による最終処分などの委託料は1億3,136万5,735円となっております。また、平成28年12月に発生しました久喜宮代し尿処理施設の事故に伴う主処理棟動力制御盤の復旧工事費として2,850万1,200円となってございます。
 八甫清掃センターでのし尿処理施設管理運営事業は2億2,911万3,137円でございます。このうち施設の運転管理や焼却灰の最終処分などの委託料は1億1,503万2,737円となっております。また、し尿処理施設機器修繕工事として1億1,340万円を支出しています。
 平成28年度決算に比べ、いずれの施設も管理運営事業費が増となっておりますが、施設の工事費等が昨年度に比べ増加となったことによるものでございます。
 ただいまご説明申し上げました3目し尿処理費につきましては、主要な施策の成果に関する調書の52ページから54ページに記載してございます。
 次に、決算書50、51ページ、4款公債費でございます。予算現額2億2,440万6,000円に対しまして、支出済額が2億2,440万1,931円、執行率は99.99%でございます。内容でございますが、ごみ処理施設機器改修整備事業等の償還元金ですが、3施設の合計支出済額といたしまして2億2,335万5,214円、また利子につきまして104万6,717円となってございます。
 公債費並びに償還実績など主要な施策の成果に関する調書の55、56ページに記載してございます。
  次に、決算書52、53ページ、5款諸支出金でございます。予算現額4,000円に対しまして、支出済額が414円、執行率は10.4%でございます。これは、財政調整基金の積み立てにより発生した利子を一般会計に収入後、基金に積み立てたものでございます。
  次に、決算書54、55ページ、6款予備費でございます。当初予算額2,000万円に対しまして、充用はございませんでした。
  以上、歳出におけます合計予算現額36億3,595万円に対しまして、支出済額35億3,231万5,126円、執行率は97.1%となってございます。
  続きまして、決算書56ページの実質収支に関する調書をごらんいただきたいと存じます。歳入総額36億5,771万1,404円、歳出総額35億3,231万5,126円、歳入歳出差引額1億2,539万6,278円、翌年度へ繰り越すべき財源はございません。したがいまして、実質収支額といたしましては、1億2,539万6,278円でございます。
  地方自治法第233条の2の規定による基金繰入額でございますが、実質収支額の2分の1以上になります6,269万9,000円を財政調整基金に繰り入れてございます。
  続きまして、決算書58、59ページの財産に関する調書をごらんいただきたいと存じます。
  まず、1、公有財産の(1)、土地及び建物につきましては、前年度からの増減はございません。
  60ページの2、物品につきましても、前年度からの増減はございません。
  次に、3、基金につきましては、前年度末現在高3,204万6,000円、決算年度中増減高2,178万5,000円の増となりまして、決算年度末現在高は5,383万1,000円でございます。
  以上が議案第10号 平成29年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定についての補足説明でございます。
  続きまして、議案第11号 平成30年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)につきまして、補足説明を申し上げます。
 別冊の補正予算書2ページをごらんいただきたいと存じます。第1表のとおり、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ88万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ36億4,988万3,000円とするものでございます。
 次に、3ページをごらんいただきたいと存じます。債務負担行為の補正でございます。新年度における契約事務を執行するため、第2表のとおり追加するものでございます。共通経費分では、ホームページ保守点検業務委託の限度額36万3,000円を定めさせていただくものでございます。久喜宮代清掃センター分でございますが、総合受付業務委託の限度額として845万4,000円を定めさせていただくほか、一般廃棄物の収集業務委託や資源回収業務委託など26件でございます。菖蒲清掃センター分でございますが、直接搬入等受付計量業務委託の限度額を308万7,000円、一般廃棄物の収集業務委託や資源回収業務委託など17件になります。八甫清掃センター分でございますが、同じく直接搬入等受付計量業務委託の限度額を308万7,000円、一般廃棄物の収集業務委託や資源回収業務委託など17件になってございます。
 次に、10ページ、11ページ、事項別明細書の2、歳入、1款分担金及び負担金、1項負担金、1目組合負担金でございます。前年度決算による繰越金の確定に伴い、負担金1,180万2,000円を減額補正するものでございます。構成市町及び区分別の内訳につきましては、説明欄に記載いたしましたとおりでございます。
 次に、5款繰越金、1項繰越金、1目繰越金でございます。平成29年度決算繰越金の確定によるもので、1,269万5,000円を増額するものでございます。
 次に、歳出でございます。12、13ページをごらんください。2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費75万9,000円の減額でございます。主に4月1日付の総務課職員の人事異動に伴うもので、給料や手当などを見直し、(1)、一般事務管理事業(共通)を減額するものでございます。
 次に、2目財産管理費648万3,000円の増額でございます。久喜宮代清掃センターの事務棟庁舎2階部分の外壁の一部が崩落いたしました。職員、来所者等の安全を確保するため、外壁の落下に備えたネット等の措置を講じるとともに、外壁の安全点検を実施したところ、今後ほかの外壁部分についても、同じく崩落のおそれがあることが確認されました。早急に対策工事を行うことが必要と判断したために、工事費として630万円を計上するものでございます。
 また、庁舎1階の空調機でございますが、経年劣化により故障いたしました。かなり古い機器のために、部品がもうないということになりまして、同程度の性能の空調機を設置するための工事費として18万3,000円を計上するものでございます。
 次に、3款衛生費、1項清掃費、1目清掃総務費181万4,000円の増額でございます。主に4月1日付の業務課、施設課の事務職員及び現業職員の人事異動等に伴うものでございまして、給料や手当、共済費などの必要額を見直したものでございます。
 内訳でございますが、(1)、清掃事務管理事業(共通)につきましては、212万4,000円の減額でございます。
 14、15ページ、(2)、清掃事務管理事業(久喜宮代)につきましては、68万2,000円の減額、(3)、清掃事務管理事業(菖蒲)につきましては、6万4,000円の減額、(4)、清掃事務管理事業(八甫)につきましては、632万2,000円の増額となっております。
 次に、(5)、企画政策・統計事業につきましては、衛生組合だよりなどの印刷製本業務委託に係る入札差金により、32万5,000円を減額するものでございます。
 (6)、減量推進事業(久喜宮代)62万3,000円の減額、(7)、減量推進事業(菖蒲)30万8,000円の減額、(8)、減量推進事業(八甫)38万2,000円の減額でございますが、廃棄物減量等推進員の活動に対する保険につきまして、久喜市、宮代町それぞれが加入している全国市長会及び全国町村会総合賠償保険制度において補償されますことから、当初予算計上していました傷害保険料をそれぞれ減額するものでございます。
 次に、2目塵芥処理費615万2,000円の減額でございます。ごみの収集業務や資源回収業務など業務委託の入札差金による減額が主なものでございまして、内訳全体としましては、(1)、塵芥収集料金事業(久喜宮代)では、ごみの収集、資源回収などの委託料が175万4,000円の減額、(2)、塵芥収集料金事業(菖蒲)では、同じく委託料114万8,000円の減額、18、19ページ、(3)、塵芥収集料金事業(八甫)では、同じく53万3,000円の減額でございます。(4)、ごみ処理施設管理運営事業(久喜宮代)では、生ごみ減容化及び堆肥化施設運転管理や粗大ごみ処理施設内選別業務などの委託料252万4,000円の減額、(5)、ごみ処理施設管理運営事業(菖蒲)では、委託料7万5,000円の減額、(6)、ごみ処理施設管理運営事業(菖蒲)につきましても、委託料12万8,000円を減額するものでございます。
 次に、3目し尿処理費6,000円の減額でございまして、施設の放射性物質濃度測定業務委託の入札差金により、(2)、し尿処理施設管理運営事業(久喜宮代)、(3)、し尿処理施設管理運営事業(八甫)からそれぞれ3,000円を減額するものでございます。
 20、21ページ、4款公債費、1項公債費、2目利子でございますが、49万7,000円の減額でございます。これは、借り入れの金利が確定したため、当初見込みとの差による減額でございまして、(1)、利子(久喜宮代)につきましては、27万8,000円の減額、(3)、利子(八甫)につきましては、21万9,000円をそれぞれ減額するものでございます。
 以上が議案第11号 平成30年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)の補足説明でございます。
 次に、報告第1号 継続費精算報告について補足説明を申し上げます。
 議案書3ページ、内容につきましては、4ページをごらんいただきたいと存じます。平成29年度久喜宮代衛生組合継続費精算報告書でございます。本件につきましては、継続費に係る継続年度が終了いたしましたことから、地方自治法施行令第145条第2項の規定により、報告をさせていただくものでございます。
 2款総務費、1項総務管理費、事業名、一般事務管理事業(共通)でございます。平成28年度から29年度までの2カ年の継続事業でございまして、平成28年度は年割額280万8,000円に対しまして、支出済額はございませんでした。平成29年度につきましては、年割額151万2,000円に対しまして、支出済額232万5,240円でございます。2カ年の合計では、全体計画の432万円に対しまして、支出済額が232万5,240円となっております。
 以上が報告第1号 継続費精算報告についての補足説明でございます。
 以上をもちまして、本定例会に提案いたします議案並びに報告の補足説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
議長(角野由紀子君) 以上で補足説明を終わります。
  ここで、監査委員より平成29年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算の審査についての報告を求めます。
  佐藤代表監査委員、お願いいたします。
                 〔代表監査委員 佐藤 晟君登壇〕
代表監査委員(佐藤 晟君) おはようございます。ご指名いただきました代表監査委員の佐藤でございます。
  平成30年7月27日、久喜宮代衛生組合会議室におきまして、地方自治法第233条第2項の規定に基づき審査に付された平成29年度久喜宮代衛生組合一般会計決算に係る審査を行いました。
  初めに、審査の対象といたしましては、平成29年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算、平成29年度実質収支に関する調書と平成29年度財産に関する調書でございます。
  次に、審査の方法といたしましては、平成29年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算書及び法令で定める書類等に基づきまして、その計数の正否や予算執行状況の適否について審査を執行いたしました。
  その結果、審査に付された久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算書及び法令で定める書類は、いずれも法令に準拠して調製されており、計数も関係諸帳簿と照合した結果、正確であり、予算執行は適正になされているものと認められましたことをご報告いたします。
  詳細につきましては、お手元にご配付しました決算審査意見書のとおりでございますが、10ページのむすびの中段からちょっと読ませていただきます。
  「さて、当組合の各処理施設については、老朽化が進んでおります。久喜宮代衛生センターのごみ処理施設では、1号炉が43年、最も新しい菖蒲清掃センターでも29年が経過しております。また、各清掃センターの粗大ごみ処理施設も同じように28年も29年も経過しております。いずれの施設も竣工後の経過年数が長くなっており、これまでに大規模改修工事等を実施してきてはおりますが、これらの施設の稼働にも限界が近づいています。このことから、久喜市において、久喜市及び宮代町内から排出されるごみの処理に関して、平成35年の稼働に向け新炉建設計画を進めていたところでありますが、近隣市町から当該施設での処理の要望がございました。この可否を検討するために稼働予定が当初の予定から延伸されるとの見込みでございます。これまで組合では既存施設の延命工事を平成35年度の新炉稼働に合わせて実施してきておりますけれども、今後新炉の稼働が延伸される期間に対する対策が必要となります。その方法及び費用についても早急に検討される必要がございます。また、新炉稼働までの間、各施設の維持管理においては、住民生活に多大な影響を与えることがないように、施設の日々の点検など十分配慮していただければと存じます。最後に、今後の組合の財政運営に当たっては、構成する久喜市及び宮代町の厳しい財政状況の中、費用対効果を主眼としたコスト意識の徹底を基本として、適正かつ効率的な執行に努められるよう要望するものであります」。
  以上でございます。

                        ◇                      

    ◎組合に対する質問
議長(角野由紀子君) 日程第8、組合に対する質問をお受けいたします。
  通告順にお受けいたします。
  初めに、大橋議員、お願いいたします。
                 〔10番 大橋きよみ君登壇〕
10番(大橋きよみ君) おはようございます。通告に従い質問させていただきます。大橋きよみです。
  ごみ集積所環境整備補助制度について、大項目1、ごみ集積所環境整備の補助金額について伺う。
  ア)、現在、防鳥ネット・ほうき・ちりとり・ごみ集積所の維持管理に要する費用(修繕費及び原材料費)は、購入価格の2分の1で、ごみ集積所1カ所当たり3,000円を限度としているが、もっと市民の負担を軽くすべきと考え、伺う。
  イ)、周知活動について伺う。
  大項目2、ごみの出し方カレンダーの言語について。
  (1)、ごみの出し方に対応している言語について伺う。
  ア)、日本語のほかにも英語・中国語・スペイン語・ポルトガル語がある。近年、タイの方も多くなり、ごみの出し方にタイ語が対応していないため、教えることが困難だと聞く。ご近所トラブルを減らすためにもタイ語対応を考えるべきだが、いかがか。
  以上です。
議長(角野由紀子君) 大橋議員の質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 改めまして、おはようございます。大橋議員のご質問についてご答弁申し上げます。
  初めに、ごみ集積所環境整備補助制度についてでございます。まず、ア)でございます。ごみ集積所環境整備補助制度は、平成27年4月から開始いたしましたが、利用された方々のニーズを確認するために、この制度をご利用いただきました方々を対象に、平成29年12月にアンケート調査を実施してございます。その結果、約98%の方から「またこの制度を利用したい」とご回答をいただいておりますことから、満足いただいているものと認識をしております。
  また、ご質問の補助金額に関する設問につきましては、「金額はちょうどいい」との回答と「金額が少ない」との回答が半数ずつでございました。この制度は、集積所の清潔の維持に係るカラスよけネット、ほうきやちりとりなどの消耗品に対する助成を想定して補助金を設定したものでございますが、集積所の修繕費用や集積所に設置する備品の購入費用も対象としております。これにより、消耗品の購入に係る利用者と修繕費用や備品購入に係る利用者とで、制度の評価に差が生じたものと考えております。
  また、同一集積所に対し、補助を受けた翌年度から3年間は再度申請ができませんでしたが、「長い」との回答が多く寄せられましたことから、その期間を2年間短縮するよう見直しを実施しております。
  このように補助金額の見直しではなく、再申請期間の短縮により、住民の皆様の費用負担の軽減に努めているところでございます。なお、補助金額の見直しについては、今後も利用者の声をお聞きしながら検討してまいりたいと考えております。
  次に、イ)でございます。ごみ集積所環境整備補助制度の周知活動といたしましては、衛生組合だより、家庭ごみ・資源物収集カレンダー、衛生組合ホームページ、ごみ分別アプリなどの媒体を活用して積極的に広くお知らせすることで、より多くの方々にこの制度を利用いただきたいと考えております。
  特に集積所を見回っていただくことで、集積所の実情を把握されている廃棄物減量等推進員の皆様には、委嘱式や推進員宛ての広報など折を見て制度の周知を行わせていただいているところでございます。
  続きまして、ごみ出しカレンダーの言語についてご答弁を申し上げます。衛生組合では、外国語版のごみ収集表の作成に先立ち、構成市町の担当からの情報提供により、外国籍の方の人口調査を実施しております。平成29年4月1日時点での衛生組合管内にお住まいの外国籍の方は2,678人、そのうち、ごみ収集表を発行している英語を公用語とする国の方は545人、全体の20.4%、中国語は618人で、23.1%、スペイン語は273人で、10.2%、ポルトガル語は326人で、12.2%となっております。一方、タイ国籍を持つ方は87人、全体の3.2%となっております。
  また、久喜市及び宮代町に照会いたしましたところ、外国語版の広報物の作成は行っていないとのことでございました。このようなことから、衛生組合管内に比較的多くお住まいの方々が対象となる英語版、中国語版、スペイン語版、ポルトガル語版を発行しているところでございます。今後の外国語版ごみ収集表の作成に関しましては、イラストなどの多用により、これからも視覚的に分別を理解いただけますよう努めながら、現在の4カ国語版の作成を継続してまいりたいと考えております。
議長(角野由紀子君) 再質問をお受けいたします。
  大橋議員。
                 〔10番 大橋きよみ君登壇〕
10番(大橋きよみ君) ご答弁ありがとうございました。
  まず最初に、先ほどアンケートを実施したとありましたが、こちらご利用した方ということでした。私が聞いた方はまだ利用されていない方でしたので、なかなか2分の1の負担というのが1,000円だったら500円だったり、2,000円だったら1,000円ということですので、なかなか言いづらいというお話も聞きました。せめて7割負担をしてくださらないかというお話だったのですけれども、少しだったらいいかというふうに自己負担してしまう方も多いと思います。できれば7割ぐらい負担してもらえると言いやすいというか、そういうふうにお聞きしましたので、そのことも検討していただけたらと思います。
  あと、周知活動なのですけれども、すごく一生懸命やられていることはわかりました。あと、ただ住民の方たちは一番最初に困ったときにお話を持っていくのが区長さんだと思います。区長さんを通して毎年1回でも、最初のときにその集会所などでこういう制度があるということをお話しいただければなというふうに思いますので、そちらも要望なのですけれども、お願いできればと思います。
  あと、ごみの出し方のことなのですけれども、言語のことです。実際にタイの方がとても困っているということも聞きました。少し人数が少ないということでしたけれども、私的には少人数の方も久喜市に住まわれている方ですので、しっかりと対応していただければと思いますが、その辺はどうでしょうか、お伺いいたします。
議長(角野由紀子君) 大橋議員の再質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 大橋議員の再質問にご答弁申し上げます。
  まず、ごみ集積所環境整備補助制度の負担割合の関係でございますが、こちらにつきましても、今回29年の12月にアンケートをやっておりますので、今後も定期的にその辺のアンケート調査をやる予定ですので、余りにそういった声が多いようでしたら、負担率ではなくて、金額自体の増額等も今後検討の余地、検討していく、アンケートの結果によっては、検討をしていきたいと考えておるところでございます。
  それから、周知の関係につきましては、区長さんにということでございますが、こちらにつきましては、区長さんの推薦のもと、ごみ減量推進委員さんがいらっしゃいますので、その委員さんには事あるごとに周知を図っておりまして、また委員さんに対するそのリーフレット等も定期的に再度発送しておりますので、周知を図っていきたいなと考えております。
  それから、タイ語の関係でございますけれども、こちらにつきましても少人数の方にも手厚くということでございますけれども、外国人の関係につきましては、管内におきましては、その他の外国人の方、29カ国いらっしゃいまして、こちらについて全部ある程度対応ということになりますと、かなりの数になってしまいますので、大方現在の4カ国語版の発行によりまして、管内の66%の方々を網羅しております。残りの34%の方々につきましても、母国語ではなくても、英語を理解する方、また2世や3世などの日本語を理解する方も多く含まれておると考えておりますので、今後といたしましても、管内の状況を随時確認して、現在の発行体制で適切なものであるかをその都度確認してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
議長(角野由紀子君) 再々質問をお受けいたします。
  大橋議員。
                 〔10番 大橋きよみ君登壇〕
10番(大橋きよみ君) ありがとうございます。先ほどのアンケートの件ですが、アンケートはこれまでと同様に利用された方を対象にするのかということと、あと先ほどのごみの出し方なのですが、絵を用いてということでした。早見表なども活用できればと思いますが、いかがでしょうか。
議長(角野由紀子君) 大橋議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 大橋議員の再々質問にご答弁申し上げます。
  アンケートの関係でございますけれども、基本的には利用者を考えております。また、いろんな機会で住民の方の声をお聞きする機会もございますので、それはその辺の声の関係につきましては、尊重していきたいと思います。
  それから、収集表の関係でございますけれども、そういった早見表といいますか、絵とか早見表といいますか、その辺の何とか工夫をしながら、今の収集表が満足という形ではなくて、常によりわかりやすい収集表にて考えていきたいと思います。
議長(角野由紀子君) 以上で大橋議員の質問を打ち切ります。
  ここで休憩いたします。

    休憩 午前10時08分

    再開 午前10時20分

議長(角野由紀子君) 再開いたします。
  引き続き一般質問を続けます。
  次に、斉藤議員、お願いいたします。
                 〔4番 斉藤広子君登壇〕
4番(斉藤広子君) 議席番号4番、斉藤です。通告に従い質問させていただきます。
  大項目1番、使用済み紙おむつの処理について伺います。日本衛生材料工業連合会によりますと、紙おむつの生産数量は210億万枚(2016年)で、そのうち大人用のおむつは74億枚、約35%、高齢化で大人用紙おむつの生産は年々上昇、乳児用もほとんどが布おむつから紙おむつ使用になっている。そこで、使用済み紙おむつの処理について伺わせていただきます。
  (1)、現在、久喜宮代衛生組合に出される紙おむつの量はどれくらいか。
  (2)、老人施設などから出される事業者のごみの紙おむつはどれぐらいか。
  (3)、私立保育園から出される事業者のごみの紙おむつはどれぐらいか。
  (4)、久喜市の9月議会で市内保育園での使用済み紙おむつの取り扱いをどのように行っているか。市立保育園と民間保育園の状況を質問したところ、市立保育園は、全園保護者が持ち帰り、民間保育園では25園中8園が園で処分し、その他16園が保護者が持ち帰り、1園が選択とのことでした。保護者の負担や衛生面から見ても、感染症の対処からも園で処分すべきと質問いたしました。答弁は「使用済み紙おむつについては事業系の一般廃棄物という形になりまして、通常のごみ集積所のほうに出すというのは、ちょっと好ましくないかなというふうに思いますので、そういったごみ収集までの保管場所にあるとか、ごみ収集方法について、久喜宮代衛生組合のほうと調整を図っていきたいところでございます。そういった衛生面も含めて改善のほうを考えていきたいというふうに考えております」でした。久喜宮代衛生組合として円滑に紙おむつの収集ができるよう、どのような最善策が考えられるかお伺いさせていただきます。
  (5)、おむつの生産量が増え、重量換算では焼却ごみの全体の1割近く占める環境負荷の低減へ、ごみとしての発生抑制や再資源化が求められている。使用済み紙おむつの燃料化装置は、水を使わないで、衛生的かつコストを抑えて燃料化できる装置として注目を集めているが、高齢化に伴い、大人用紙おむつの生産は年々上昇し、介護施設や病院等からの廃棄物も今後さらに増加する傾向があるが、久喜宮代衛生組合としてはどのように検討されるのかお伺いいたします。
議長(角野由紀子君) 斉藤議員の質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 斉藤議員のご質問にご答弁申し上げます。
  初めに、(1)でございます。衛生組合が燃やせるごみとして収集している紙おむつの量でございますが、実数としては把握はしておりません。しかしながら、毎年実施しております燃やせるごみ等湿ベース組成分類業務において、紙おむつの組成比率の調査項目を設けております。平成29年度の燃やせるごみ収集量に清掃センター別の紙おむつの組成比率を乗じて試算いたしましたところ、燃やせるごみの3.7%、およそ1,066トンとなりました。
  続きまして、(2)でございます。老人施設などから排出される紙おむつの量でございますが、燃やせるごみとして、ほかのごみと一緒に清掃センターへ搬入されておりますことから、衛生組合では実態は把握しておりません。平成25年度に福岡県の実証実験によりますと、介護施設から発生する使用済み紙おむつの1枚当たりの重量は、約200グラムとのことでございましたことから、施設の入居者数をもとに、排出される紙おむつの量の積算を考えましたが、入居者の全てが紙おむつを使用しているわけではないこと、それからショートステイなど一時的に施設を利用される方々もいらっしゃいますことから、これを踏まえ、実態とは離れた数値となることが予想されますことから、発生量の試算は行っておりません。
  続きまして、(3)でございます。私立保育園から排出される紙おむつの量でございますが、老人施設と同様に実数としては把握しておりません。しかしながら、構成市町の担当によりますと、乳幼児用紙おむつの使用年齢は主にゼロ歳から2歳児であること、保育時間中の1日当たりの紙おむつの使用枚数が1人当たり5枚程度であること、また管内の私立の保育施設数及び2歳児までの在園者数を確認しましたところ、久喜市は26園、本年9月1日現在の在園者は913人、宮代町は4園、107人とのことでございました。
  そこで、これらの施設の在園者1,020人が排出する使用済み紙おむつの1枚当たりの重量を先ほどの福岡県の実証実験の実績値である100グラムと設定して、週6日、1日5枚を保育施設で排出するとして。年間の排出量を試算いたしましたところ、おおよそで160トンとなりました。
  続きまして、(4)でございます。衛生組合管内には、久喜市立の6園、宮代町立の2園、計8園の公立保育園がございます。(3)で答弁いたしました条件により、収集1回当たりの使用済み紙おむつの排出量を試算いたしましたところ、各園の平均重量は、おおよそ44キログラムとなりました。衛生組合が昨年度実施いたしました燃やせるごみ等湿ベース組成分類業務によりますと、1集積所当たりの平均収集量は57.9キログラムでありましたことから、各園が使用済み紙おむつを集積所に排出する場合であっても、通常の収集作業で対応できる範囲の重量であると判断いたします。そのようなことから、衛生組合が収集する場合は、各園に衛生面を考慮いただき、園内に集積所を設置していただくことが適切であろうと考えております。
  続きまして、(5)でございます。使用済み紙おむつの燃料化につきましては、鳥取県のベンチャー企業が装置を開発し、地元自治体を中心に導入事例があるようでございますが、大きな取り組みとはなっていないようでございます。この燃料化事業を行うに当たりましては、紙おむつを分別して排出する必要があり、その回収に当たり、新たなルートを構築する必要がございます。また、製造する燃料に安定した使用先があることが課題になろうかと考えられます。今後の高齢化の進捗に従い、紙おむつの排出量も増加していくことが考えられますことから、衛生組合といたしましては、今後も広く情報収集の上、資源化に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
議長(角野由紀子君) 再質問をお受けいたします。
  斉藤議員。
                 〔4番 斉藤広子君登壇〕
4番(斉藤広子君) ご答弁ありがとうございました。
  まず、(1)から行きます。本当にこの紙おむつのことに関しては、それだけを集めているのではないので、こういうふうに質問させていただいて、積算量を出していくのに苦労されたかなと思います。大変ありがとうございました。そういう中で、実数いろんな部分の中で1,066トン、この中で3.7%、3.7%というのは、私たちがやっぱりごみ減量化を進めていく中では、大変大きな数に当たるものだと思います。また、これから高齢化に伴い、これからこの数はますます紙おむつを使用する方というのが多くなってくるのではないかというふうに予想されますので、これは本当にしっかりこの衛生組合として、こういう事態を受けとめていかなくてはいけないのではないかなと、そういうふうに思っております。
  実は、先ほど2番、3番に対しては、なかなかその詳しい数というのは、本当に計算していただいたのだけれども、実際はそういうふうにやったことがない。はかったこともないし、どういうふうに分別していただいているわけでもないからわからないというのがあるのですけれども、やっぱり一番最初には、久喜市として、この久喜宮代衛生組合として、やっぱり調査というか、どのぐらいやっぱりそういう紙おむつがあるのかという部分を、先ほどほかの地域でやった実証実験をもとに算出しましたと答弁いただきましたけれども、そういう一回取り組みをしていくべきではないかと思うのです。そういうデータベースをもとにしなければ、やっぱり次の発展の話には広がってはいかないし、これから減量化進めていく中で、これは本当に大きな課題になってくるかと思うのですが、その点一回そういう調べてみようかという、あとはアンケートをとってみようかとか、そういうことを調査を取り組むという、そういう姿勢があるか、まずお伺いさせていただきたいと思っております。
  それと、実はこの保育園の紙おむつのことなのですけれども、できれば自分で持ち帰らないようにという部分の中で、9月議会では質問をさせていただきました。その中で、先ほど4番目なのですけれども、そんなに集積所に係る紙おむつの量と1回の集積所の場所よりも重量が少ないので、それは可能ですということで、私はその答弁はこれから紙おむつを持ち帰らないで済むすごく判断材料にはすばらしい答弁かなと思っているのですけれども、これが結局は事業所ごみなのか、公立の場合はという部分は猪股さんが質問していただくので、そちらにお任せをしていきたいなと思っているので、そこはちょっと掘り下げないでやりたいと思っていますが、ぜひ久喜宮代衛生組合としても、環境美化のそういうやっぱり衛生的な部分とか、そういうことを考えたときに、そういうもし久喜市とか、宮代町のほうから保育園でおしめを持ち帰りしないように進めていくのに協力していただきたいというときに、久喜宮代衛生組合としてはその部分協力ができるのか、そこをお伺いさせていただきたいと思っています。
  それと、5番目のこの紙おむつの燃料化装置という、そういう部分で、実は身近なところでは杉戸町にそういう廃棄物から新たな燃料化装置がつくられているというのをお聞きしました。本当に一回やはりそういうこともほかのところでやっていないからではなく、自分のこの地域で先進的な取り組みをしていく部分の中では、ぜひ一回やっぱり調査もしていただきたいなと思っております。もう本当に今異常気象がすごい中で、温暖化の傾向の中でこういう異常気象が起きているというふうに言われておりますので、そういう中でやっぱり本当にごみを減らしていくということは、とても大事な部分ですし、それを燃料に変えていく、また資源に変えていくということは大事だと思うのですが、そこら辺もやっぱり人ごとではなく、調査をしていただくということについてはどのようにお考えか伺います。
議長(角野由紀子君) 斉藤議員の再質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 斉藤議員の再質問にご答弁申し上げます。
  まず、1点目の紙おむつの関係でございますけれども、今後組合として調査を行っていく必要はということのご質問でございますが、もちろん現時点ではすぐにということではないですけれども、近い将来その辺の高齢化に伴って、やはり調査せざるを得なくなる時期も来るかと思いますので、その辺は考えておきたいと思います。
  それと、私立保育園の紙おむつの収集の関係でございますけれども、こちらにつきましても、以前市の担当課から収集のほうをお願いできないかということで今回調査をいたしました。収集に関しては、まず通常の収集に取り入れても支障がないということですので、これにつきましては正式に要請があれば、収集のほうは開始したいと考えております。
  それから、紙おむつの燃料の関係でございますけれども、杉戸町で行われているということもちょっとお聞きしましたけれども、これはその紙おむつの燃焼装置を杉戸町である会社が取り扱っているような形みたいです。今後これにつきましても、ある程度システムが確立されてくれば、もっと情報収集ができるかと思いますので、その辺の時期が来ましたら、念頭に置きながら検討して調査研究はしていきたいと思っております。
議長(角野由紀子君) 再々質問をお受けいたします。
  斉藤議員。
                 〔4番 斉藤広子君登壇〕
4番(斉藤広子君) ありがとうございます。先ほどの調査は、これから長いスパンの中でやっていきたいとあるのですけれども、例えば全部のところに本当に今、介護施設というのは大変な人手が足りない中で、そういうことをやると思ったら、余計なことをしてと言われてしまうかなと、そういうふうに調査するのが大変かなと思うのですけれども、例えば1つの園で老人の方が何人いて、おむつ必要な人が何人いて、1日出るあれでという部分のその量を紙おむつと普通のごみと分けて出してもらうだけでも、ほかのところは人数割合でわかるかなと、そういうふうに思います。
  実は私介護のやっぱり実態を知らなくてはいけないというので、この間そういう介護福祉士のところに夜勤で仕事にお手伝いに行かせていただいたのですけれども、本当に夜中の3時におしめを取りかえる方、夜中の5時におしめを取りかえる方、そういう形でもう一晩の中でこういう米袋におむつを入れるのですけれども、もうたくさん紙おむつがあそこになってしまうという、そういうやっぱり現状がありますので、ぜひそういうサイクル、介護福祉の中の誰は何時に取りかえてとかというのはある程度決まっている実態もわかりましたので、ぜひこれは調べていただきたいと、そういうふうに思いますので、それは要望をさせていただきます。
  あと、先ほどの4番の保育園の部分は、そういうふうに久喜市とか宮代町から要請があった場合は対応できるということなので、ぜひ早急に話を進めていっていただきたいなと、そういうふうに思いますので、これは管理者のほうにもよろしくお願いいたします。
  あと、最後のごみの減量化にするこの装置で、これは新聞に載っていたので、その部分を私も読ませてもらったり、実際そこの現場に行かせてもらったりとかとあるのですけれども、ぜひやはりこれは新たなこれからの大きな課題だと思いますので、その点もぜひ進めていっていただきたいなと思いますので、以上要望して終わりにします。ありがとうございました。
議長(角野由紀子君) 以上で斉藤議員の質問を打ち切ります。
  次に、猪股議員、お願いいたします。
                 〔9番 猪股和雄君登壇〕
9番(猪股和雄君) 通告順に質問してまいります。
  まず最初に、幸手と杉戸からごみ処理の広域化の検討申し入れがあったということで、久喜市で現在その検討作業、そもそも広域化が必要かどうか、あるいはそのメリット、デメリットについて検討を始めているところでございます。それが久喜宮代衛生組合のごみ処理事業に対してどのような影響を与えるのか、そして広域化する場合、しない場合とありますが、する場合にはどのような今後の対応が必要になってくるのか、どのように検討していったらいいのか、そういうことをお伺いしたいと思います。
  まず、(1)ですけれども、久喜市では広域化の検討のために一定の期間を要するとしています。まず、その広域化の協議をするかどうかに数カ月の時間をかける。その後、広域化の協議をするということになった場合には、その後2年から3年ぐらいかけてやっていくことになります。施設の建設が1年か2年とありますが、しない場合にも1年、する場合には2年以上おくれることになります。そのぐらい現在の焼却炉を使い続けなければならないことになりますけれども、現在のそれぞれの炉の状況をまず説明をしてください。
  久喜宮代センター、それから八甫センターの大規模改修や延命工事が必要になるのかどうか、久喜市からの検討や調査の要請があったかどうかについてもお示しください。
  先ほど監査委員の報告の中で、やはり既存施設の延命工事、35年度の新炉稼働に合わせて実施してきているが、今後新炉の稼働が延伸される期間に対する対策が必要だということになります。その方法及び費用についても早急に検討される必要があるというふうに言われています。その点について説明をしてください。
  (2)ですけれども、久喜宮代センター、八甫センターの大規模改修や延命工事が必要になるかどうか、久喜市からの検討や調査の要請があったかどうか、お願いをいたします。あったとしたらどのように検討、調査をし、どのように回答したのかです。衛生組合事務局として、大規模改修や延命工事の必要性についての認識と見解を明らかにしていただきたいと思います。その前提として、2006年、12年前にこの久喜宮代センターは大規模改修をしています。八甫センターでもその後やっております。当時久喜宮代センターは18億円の費用をかけて延命工事をして、10年間延長させることができると説明を受けました。それから既に12年たっているのですけれども、もし35年、2023年まで稼働させなければいけないとしたら、17年間延ばすとなると、これで50年近くもたってしまうわけですよね。50年までいかない。ぎりぎりですけれども、48年か49年、それぐらいの稼働をしていかなければならないことになります。それが私たちにとって、私たち素人ですから、わかりませんけれども、今までの経緯で受けた説明の中では、もう本当に限界なのだろうと、ぎりぎりなのだろうと。今でさえぎりぎりなのに、それを延伸することできるのだろうかというふうな非常に心配をしているのです。危惧の念を持っています。その点について説明をしていただきたい。
  (3)ですけれども、久喜宮代衛生組合の現在の体制で、最大2年間のごみ処理の継続を行う方法について検討したか。どのような方法が考えられるかです。久喜宮代センターの炉の大規模改修・延命工事をしない場合の方法があるのかどうか。しないで延伸させる方法があるのかどうか。残りの2炉で、菖蒲、八甫2炉で最大2年間の管内のごみ処理を行うことは可能なのかどうか、そういう検討はしているかどうか。あるいは杉戸町に対して、ごみ処理の委託、この久喜宮代でやっているごみ処理を杉戸町でやってもらうとか、そのような委託が可能かどうか、そういう協議をしたのかどうか。いろんな方法が考えられると思うのですが、私の念頭にはこうした幾つかの方法が思い浮かびますけれども、衛生組合として延伸させなければいけないというふうに久喜市から要請があったとしたら、どのように対応するか、あるいはそもそもそれは可能なのかどうか、お願いをいたします。
  2つ目です。市庁舎、公立保育園、幼稚園、学校等の公共機関・公共施設のごみの位置づけを明確にすべきだと考えております。先ほど斉藤議員からもありましたけれども、発端は9月議会の斉藤議員の保育園の紙おむつの処理についての質問でした。私、本当にうかつながら、公共施設のごみも当然事業系だろうと思っていたのですけれども、実際には家庭ごみと同様の扱いとなっていたそうです。本来は、市役所にしろ、保育園にしろ、学校にしろ、許可業者に委託または直接自己搬入しなければならないはずです。これは、条例で決まっているわけです、事業系なのですから。ところが、実際には収集車がそれらの施設まで直接回収に行ったり、あるいは地域の集積場所に出したものを回収してきているケースもありましたが、実際にはほとんどそうしているそうです。考えてみれば、民間の私立の保育園とか、幼稚園は当然事業所でして、自己搬入しているはずなのですよね。ところが、公立の保育園や幼稚園や学校は、事業所として届け出ていないと、収集してもらっている、あるいはステーションにそのまま出してしまっている。これは、大変おかしなことです。それは条例違反ということになりかねません。そのごみ収集の実態はどのようになっているのかということをまず説明していただきたいと思うのです。
  (2)として、このような排出方法を認めてきた経過と理由を説明してください。
  (3)としまして、久喜の市役所を多量排出事業者として、ごみの減量を指導していた経過もありました。過去にありました。ただ、それ以前には事業所として位置づけていなかったわけですから、ごみ減量の意識も取り組みも弱かったものと思われます。公共だからといって、特別扱いするべきではないと思うのですけれども、いかがでしょうか。
  (4)として、民間の事業所は、多量排出事業所を中心に減量指導もあって、事業所の減量努力もしています。ごみ排出の手数料負担や許可業者への委託料負担も減量の意識づけとなっています。それに対して公共機関・公共施設では手数料も負担しないのですよね。事業所としての減量指導も行っていないと理解しました。手数料も特例なのかどうか知りませんけれども、無料となっている。それだからごみ減量が進まない一因になっているとも考えられます。いかがでしょうか。
  (5)として、本来は公共施設の事業所として、民間と同様に10キロ200円という手数料を徴収するべきなのですけれども、いかがでしょうか。
  (6)として、公共施設を手数料を徴収しないで、家庭ごみと同様の排出方法を認めるとすれば、公共施設は事業所の例外とする、そうした明確な規定を設けるべきだと思っています。そうでなければ、同じ事業所なのに、民間と公立で不公平になる。特別扱いということになります。いかがでしょうか。
  (7)として、他の自治体では公共施設をどのように扱っているか、調査把握しているかどうかお願いいたします。
  大きな3番目です。家庭用剪定枝粉砕機の貸し出し対象ですが、現在は無料貸し出しは、個人あるいは一般家庭が対象となっていますけれども、これも実は9月議会で他の議員から質問がありまして、学校などで備えたらどうかということだったのですが、この学校などの公共施設やボランティア活動にもここから貸し出すことができれば、幾らかの助けにはなるのではないかというふうに発想いたしました。いかがでしょうか。
  大きな4番目ですけれども、紙おむつの扱いについて、これは私としては単純な質問です。紙おむつは燃やすごみとして半透明の袋で地域のごみ集積所、ステーションに出していいことになっています。それをちゃんと市民に知らせるように求めますが、いかがでしょうか。
  5番目です。八甫清掃センターのし尿処理施設の拡張を久喜市が検討をしています。久喜宮代衛生組合がどのようにかかわっているか、説明をいただきたいと思います。衛生組合で今はやっている。それが新しい施設、衛生組合は解散して、久喜市が実施をすることになる。大変今微妙な時期なわけで、一体どちらが責任持って検討するのか、よく私たちにもわからない面があるのですよね。衛生組合としてどのような現在役割を果たしているのかを説明をしていただきたいと思います。
  (1)です。地元説明会が8月23日に八甫で開催をされました。衛生組合事務局はどのような役割を果たしたのか。出席したはずですけれども、どういう位置付けで出席をし、説明をしたのか、お願いいたします。
  (2)です。久喜市と宮代町から久喜宮代衛生組合管内全域のし尿処理を八甫センターに集約する、そういう説明があったようなのですけれども、その場合の処理能力あるいは施設の拡張について検討の要請や依頼が久喜市からあったかどうかお願いします。
  (3)として、検討、要請があったとしたら、衛生組合としてどのように検討をし、どのように回答したかお願いいたします。
  (4)として、管内のし尿処理を八甫センターに集約する場合、処理能力、現在八甫センターは53キロリットルですけれども、処理能力や施設規模の拡張はどの程度必要になりますでしょうか。久喜宮代センターでは、能力70キロリットルで、実際にはその半分以下で処理していると思いますけれども、そうした能力や規模の拡大が必要になってくるはずですけれども、この点についてはどのように検討をしていますか、必要になるか。それから、施設整備の今後のスケジュール、どうなると考えていますか。衛生組合としての考え方をお願いをいたします。
  以上です。
議長(角野由紀子君) 猪股議員の質問に対する答弁を求めます。
  小島施設課長。
                 〔施設課長 小島靖之君登壇〕
施設課長(小島靖之君) 猪股議員ご質問の大項目の1及び大項目5の(2)から(4)についてご答弁申し上げます。
  初めに、大項目1の(1)でございます。久喜宮代清掃センターごみ焼却施設につきましては、1号炉が昭和50年の稼働で43年が経過、2号炉が昭和55年の稼働で38年が経過しており、1・2号炉ともに平成18・19年度に大規模改修工事を実施しております。
  菖蒲清掃センターごみ焼却施設につきましては、1・2号炉ともに平成元年の稼働で29年が経過しておりますが、大規模改修工事は実施しておりません。
  八甫清掃センターごみ焼却施設につきましては、A・B炉ともに昭和63年の稼働で30年が経過しており、平成25・26年度に大規模改修工事を実施しております。
  3センターにおきましては、毎年度定期修繕工事を実施し、適正な維持管理を行ってはおりますが、経過年数及び近年の修繕状況を考慮いたしますと、老朽化が進行している状況でございます。
  次に、(2)でございます。施設の大規模改修・延命工事につきましては、経過年数等を考慮いたしますと、久喜宮代及び菖蒲清掃センターごみ焼却施設におきましては、実施すべきであることから、久喜市からの要請以前から、新たなごみ処理施設が稼働するまでの間における大規模改修・延命工事の必要性について、各清掃センターの運転管理業者及び修繕工事施工業者に確認し、組合において調査・検討をしていたところでございます。その結果、新たなごみ処理施設の稼働が平成35年から最大2年延期となりましても、毎年度行っております定期修繕工事において、設備機器類の更新等を実施することにより、対応可能と判断したことから、施設の大規模改修・延命工事につきましては、現在のところ考えていないところでございます。なお、これらのことにつきましては、要請結果として久喜市に回答しております。
  次に、(3)でございます。継続の方法でございますが、先ほどご答弁申し上げましたとおり、毎年度行っております定期修繕工事などで対応するとしたところでございます。なお、久喜宮代清掃センターごみ焼却施設について、大規模改修・延命工事を行わずに停止した場合でございますけれども、菖蒲・八甫の2センターにおいてごみ処理を行うことは、現在のところ処理能力的に不可能でございます。
  また、杉戸町とのごみ処理委託に関する協議についてでございますが、組合において処理不能となった場合には、埼玉県清掃行政研究協議会ごみ処理施設県内協力体制要綱に基づき、県内の協議会会員に協力を依頼することになることから、杉戸町とのごみ処理委託に関する協議につきましては、現在のところ行っておりません。
  次に、大項目5の(2)でございます。集約に伴います八甫清掃センターし尿処理施設の延命化事業を実施する場合の事業主体につきましては、施設を所有しております当組合となるものでございます。このことから、し尿処理施設整備基本構想の策定に伴う調整会議には、久喜市からの要請に基づき、当組合施設課職員が出席しており、八甫清掃センターし尿処理施設を管理運営している立場として、処理能力及び施設の拡張につきまして意見や要望を述べさせていただいております。
  次に、(3)でございます。処理能力につきましては、久喜市で策定いたしますし尿処理施設整備基本構想において久喜市及び衛生組合とで実績等を加味し、適正な処理能力とするよう協議しております。
  また、施設の拡張につきましては、久喜市及び衛生組合とで検討中でございまして、工事内容及び基幹的設備改良工事費の算出につきましては、資料を提供し、適正に行うよう協議しております。
  次に、(4)でございます。処理能力につきましては、現在の日処理量は53キロリットルでございますが、集約した場合、実績等を考慮いたしますと、現在のところ日処理量が78キロリットル程度となるものでございます。
  施設規模の拡張につきましては、日処理量が78キロリットル程度であれば、建屋、建物ですね。拡張せずに現在の規模のまま使用し、内部の設備機器類の更新を行うことにより、対応可能であると考えております。
  なお、今後のスケジュールでございますが、地域の方々のご理解が得られた場合における久喜市と調整いたしました現在の予定では、平成31年度に長寿命化総合計画策定支援業務委託及び生活環境影響調査業務委託を実施いたしまして、平成33・34年度の2カ年で基幹的設備改良工事の実施となっております。
議長(角野由紀子君) 藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 引き続きまして、猪股議員のご質問のうち、大項目2から4についてご答弁申し上げます。
  初めに、大項目2でございます。まず、(1)でございます。管内の公共施設のごみ処理状況でございますが、衛生組合が把握している状況といたしまして、行政回収で対応している公共施設は、久喜市久喜地区が48施設中33施設、菖蒲地区が35施設中11施設、栗橋地区が20施設中19施設、鷲宮地区が33施設中32施設、そして宮代町が26施設中15施設、合計で162施設中110施設でございます。また、指定管理者制度を導入している施設につきましては、事業系一般廃棄物の取り扱いにより、原則的に衛生組合への直接搬入の上、条例に基づく処理手数料を請求しているものでございます。
  続きまして、(2)でございます。管内の公共施設に対する衛生組合のごみの収集は、かなり以前から行われているようであり、実施に至った経緯、経過についての正確な記録はございませんが、恐らく行政収集の一環として対応することが効率的であるとの判断のもと、実施に至ったものと推測しております。
  続きまして、(3)でございます。久喜宮代衛生組合廃棄物の処理及び再利用に関する条例第2条において、事業系廃棄物は「事業活動に伴って生じた廃棄物」であると定義されております。したがいまして、公共施設から発生する一般廃棄物も、それぞれの事業活動に伴って生じたものと解されることから、公共施設におきましても、ごみの減量指導の必要性は認識しているところでございます。そこで、多量排出が見込まれる久喜市役所本庁、総合支所及び鷲宮給食センター、そして宮代町役場からはごみの排出量データの提出を受けることで状況を確認しております。
  続きまして、(4)でございます。衛生組合では、条例に基づき多量排出事業者に対して減量計画を求めるなど、ごみの減量に対する働きかけを行っております。また、平成25年4月に環境省が「一般廃棄物処理有料化の手引き」を公表いたしましたが、その中でごみの有料化の目的の一つに「費用負担を軽減しようとする動機づけが生まれ、一般廃棄物の排出量の抑制が期待できる」ことが挙げられております。指定管理者制度を導入している公共施設は、一般の事業所と同様の取り扱いをしておりますが、そのほかの公共施設に関しては、ごみの減量に対する特段の働きかけを行っておりません。また、手数料も徴収しておりませんことから、その点では排出量の抑制への動機づけが薄い状況でございます。今後、市や町の公共施設に対して、ごみの減量意識の啓発に対する取り組みを実施するよう考えております。
  続きまして、(5)でございます。衛生組合が収集業務を実施している管内の公共施設に対して条例に基づく手数料を徴収する場合、一般の事業系廃棄物と同様に、自ら搬入するか、許可業者に収集運搬業務を委託した上で、衛生組合への直接搬入が条件となり、各公共施設に係る事務量及び経費の増加につながりますことから、行政事務及び行政費用の効率化の観点から相入れない部分があろうことが考えられるところでございます。
  続きまして、(6)でございます。先ほどの(3)で申し上げましたとおり、公共施設から発生する一般廃棄物は、事業活動に伴い排出された事業系一般廃棄物であると認識しております。廃棄物の処理及び清掃に関する法律第3条及び衛生組合条例第4条において、事業者による事業系一般廃棄物の自己処理の原則が規定されておりますが、久喜市及び宮代町は、その事業活動によって自らの施設から生じた廃棄物を自らの負担金を原資の一部として運営されている久喜宮代衛生組合が収集することにより自己処理をしているとも解釈できるところでございます。したがいまして、今回の事例につきまして、改めて規定等を設けることは考えておらないところでございます。
  続きまして、(7)でございます。ほかの自治体の状況でございますが、衛生組合と同様に、収集及び処理を実施している一部事務組合である蓮田白岡衛生組合、そして鶴ヶ島市、毛呂山町、鳩山町、越生町で構成される埼玉西部環境保全組合におきましては、構成自治体の公共施設から排出される一般廃棄物も、事業系一般廃棄物の自己処理の観点から、公共収集の一環として衛生組合で対応しており、処理手数料の請求も行っていないとのことでございます。また、衛生組合と隣接する自治体に状況を確認いたしましたところ、春日部市は公共施設が業者と収集運搬契約を締結、それから鴻巣市は公共施設に限定した収集業務委託を実施、桶川市、幸手市、加須市、杉戸町につきましては、当組合と同様に公共収集の一環として処理しているとのことでございます。
  続きまして、大項目3でございます。家庭用剪定枝粉砕機の貸し出しに当たり、各清掃センターに合計6台を配置して対応しております。枝木の剪定時期に貸し出し件数が増える傾向にありますが、年間を通じますと比較的余裕がある状況でございます。衛生組合といたしましては、一般家庭の方々からの申し込みを優先しながら、あきがある場合には公共施設からの貸し出しに応じる方向で進めてまいりたいと考えております。また、ボランティア団体への貸し出しにつきましても、市民活動に対する行政の支援活動の一環と考えることができますことから、貸し出し制度の対象に追加することを今後進めてまいりたいと考えております。
  続きまして、大項目4でございます。平成27年4月から紙おむつを燃やせるごみとして排出する際は、透明袋や半透明袋をご使用できることとなっております。その周知方法といたしまして、広報紙、収集カレンダー、ホームページやアプリを通じて実施しております。今後につきましても、引き続きさまざまな媒体を通じて住民の皆様に広報をしてまいりたいと考えております。
議長(角野由紀子君) 井上総務課長。
                 〔総務課長 井上正己君登壇〕
総務課長(井上正己君) 続きまして、大項目5の(1)についてご答弁申し上げます。
  前段の答弁にございましたとおり、現在久喜市が策定しているし尿処理施設整備基本構想に基づき、八甫清掃センターにおいてし尿施設の拡張及び延命化を行う方針が決定した際には、基幹的に設備改良工事は組合が引き継いで事業主体となります。したがいまして、今後の事業が円滑に行えるよう久喜市とともに説明会に出席し、地域の皆様のご意見に耳を傾け、ご理解を得られるよう努めているところでございます。
  以上でございます。
議長(角野由紀子君) 再質問をお受けします。
  猪股議員。
                 〔9番 猪股和雄君登壇〕
9番(猪股和雄君) まず最初のごみ処理施設の延命の関係なのですけれども、これからまだ久喜市の方針がはっきりと出ていませんので、ここの場所でどの程度質問していいのか、どの程度の答えが衛生組合から返ってくるのかわからないでいるのですけれども、事実の確認をまずしたいのですが、久喜宮代清掃センター、特にここの炉が一番老朽化が進んでいるわけですけれども、大規模改修延命工事の必要性については、実施すべきであるけれども、2年間延期しても定期修繕工事に対応可能という、非常にちょっとわかりにくい説明なのですけれども、ちょっとその理由がよくわからない。説明はなかったが、理由がわからないのです。毎年毎年改修工事の費用を今年度の決算に出ていますけれども、毎年毎年増えてきていますよね。少し増減はあるけれども、大変多くなってきている。昨年度の決算を見ても、2億5,000万円、これは粗大ごみのほうと合わせてですけれども、焼却設備のほうだけでも1億4,000万円かかっているわけですよね。それが大規模改修をしないでいいと判断したけれども、その工事費がだんだん、だんだん増えていくということは、不具合がますます増えていくということですね。これから最大7年間この状態でいくわけです。それで果たしていいのか、本当に7年間もつのだということが保証できるのか、そこのところを聞きたいのです。「いや、保証できます」と断言してもらえば、私としては安心してしまうのですけれども、とてもそうは思えないのです。仮に7年間もったとしても、2億、3億かかっていくのだったらまず始まらないわけですよね。そうした点をどのように考えているのか。大変申しわけないけれども、これから解散するまでは焼却施設は衛生組合が全責任を持たなくてはいけないわけですから、万が一のことがあった場合に、久喜市のほうで何とかしてくださいというわけにいかないわけです。その点説明していただきたいのです。
  それから、万が一、これは万が一のことをここで心配してもしようがないと言われればそうなのだけれども、確かにその場合には県の協力体制が一応ありますから、そちらのほうにお願いをすることになるのだけれども、八甫、菖蒲の焼却炉で全量を処理することは不可能だというふうにおっしゃる。では、もう一つの方法としては、仮に広域化の理由で延命をするというふうになった場合には、その原因の一つである杉戸のほうに焼却をお願いするということができるのかできないのか、そういうもちろん正式の要請になるかどうかわかりませんけれども、そういう状況の把握というのは必要なのではないでしょうか、あるいは過去には例えば蓮田市が行うのはどうなのだという話も前出たことがありましたけれども、万が一のことが考えられるわけですから、そういう対応を事前にちゃんと調査、把握しておく必要があるのではないかと私は考えるのですけれども、いかがでしょうか。この1つ目はそれぐらいですか。
  それから、次に公共施設のごみですけれども、公共回収という名前で今現在は直接搬入はしないで、手数料も取らないで、衛生組合で収集していますよという説明もありました。それのままでいっていいのだということでした。条例上も解釈の分だけでそれで対応できるというので説明されました。そういうふうに衛生組合として解釈している、位置づけているということであれば、それはそれで私は理解しますけれども、ただ、そういう非常に不透明なのです。解釈で何とか公共回収でやっていますよ。手数料取らない。理屈もつけますよということで説明するのだけれども、例えば保育園でいけば、公立の保育園は直接収集車が園までとりに来てくれる、あるいはステーションに出してもいい。私立の保育園は出せないのです。当然費用として手数料を払っているわけです。非常にいわゆる市民からとってみればわかりにくいと、大変不公平だということになります。その分、私立の保育園のほうが経費が増えるわけでありますね。そういう不公平な扱いをしていていいのかという素朴な疑問がまずあるのです。そこのところを市民にも、また民間のその事業者の方にも理解していただけるように説明しなくてはならない。そういう理屈をつくらなくてはいけない。もしそれがちゃんと説明できるのだったら、私はそれなりに理解しますのでいいのですけれども、もう今のところ、先ほどの説明だけでは非常に私としては何かしっくりときません。それで、民間の保育園と民間の事業者さんはそれで理解してくれるというふうに思いますか。その思いますかということだけ聞いておきます。
  それから、公共に対してもこれから減量指導はしていくのだということでおっしゃった。だけれども、民間に対してはやっぱり手数料がかかりますよ。それから、直接搬入しなくてはいけませんよ。委託して搬入しなければいけませんよ。それが減量の動機づけになってきたことは確かなのです。ところが、公共の場合にはなかなかその動機づけができない。昔「親方日の丸」という言葉ありましたけれども、公共でやってくれているから、余り減量ということをしないで、その点から以前久喜の市役所が大規模事業者、多量排出事業者になってしまったということがあったわけです。その事業所に責任持ってもらう必要が私はあるのだろうと思っているのです。確かにその分公共の経費はかかる。衛生組合に出している、衛生組合として処理する経費が若干減って、そのかわりに久喜市や宮代町のほうも事業所としての経費がかかるから、「行って来い」と言えばそれまでですけれども、きちっと条例とか、法律、制度というのは、誰から見ても不公平のないように、公平に適用すべきだというふうに私は思っています。その点ではたとえ経費がかかってもそうすべきだというふうに思っています。この点についてもう一回説明をお願いします。どのように考えるかお願いします。
  それから、剪定枝につきましては、公共施設に対してもあいている場合には貸し出しに対応するということですから、それは実際には早く予約した者に貸すということになりますよね。まさか公共施設で貸し出し、借りるのを予約しておいても、ほかが入ってきたからだめということになりませんよね。同じように扱うということになりますね、当然。その点確認。
  それから、ボランティア、これは私も9月議会で他の議員の質問聞いていて、学校の剪定枝の処理をボランティアがやっているということも知りまして、話を聞いたりしました。そうした場合のボランティアにも貸し出しができるということで考えてよろしいですね。お願いします。以上です。
  違う、違う、違う。最後の忘れていた。失礼しました。以上ではありません。順番が違ってしまいまして、失礼しました。し尿処理施設です。ちょっとこれもここで、衛生組合にどれだけ聞いていいのかというのはよくわからないでいたのですけれども、35年度を目標としているということを理解してよろしいのですか。これは、衛生組合の解散は、もしごみのほうの広域化が進んでいけば、2年間延長して37年ということになるのだけれども、し尿のほうの集約化は35年を目標として今検討しているということで理解していいのかどうか、確認。
  それから、その場合にはそうすると、これは衛生組合の事業として集約をするのだということになるのかということが2つ目。
  そうしますと、ちょっと私答弁もよく把握できないでいるのですが、久喜市が説明、その説明会の主体はこれはどこだったか。ああ、そうか。環境保全協議会が主体ですか。衛生組合が説明のために行ったのか、それとも久喜市が説明をして、それに対する補助あるいはバックアップとして行ったのか、ちょっとその関係を説明していただきたいのです。一体この事業の主体はどこかということはよくわからないでいます。お願いします。
  それから、現在八甫の施設の能力は53キロリットル、それで多分その中で実際の処理場というのは30キロリットルぐらいかなというふうに思っています。その久喜宮代センターのし尿処理施設の処理量が能力は70あるのだけれども、その中で30ぐらいだと思っています。そうですね、70キロリットルのうち、実際には30キロリットルを処理しているのかなと思います。あと、菖蒲の分があるわけですよね。それがどのぐらいの処理量になるのか、処理量を説明してもらえませんか。それで、それが全部合わさったとしても、78キロリットルの処理能力で大丈夫なのだというその説明をお願いをします。この場合、78キロリットル日量ということは、処理能力78キロリットルの施設をつくるということになるのか、それとも例えば100キロリットルの施設をつくっておいて、そのうち処理量が78という意味なのか、その点よくわかりませんので、説明をお願いいたします。
  それと、もう一つ、ちょっと衛生組合なのか、市なのかということでお聞きしておきたいのは、35年度に集約化ということを目指しているのだとすると、その時点で3地区の全部と、それから宮代の全部そこで処理をするということになるわけですよね。ちょっとそれ確認をお願いします。
  そうすると、この現在の久喜宮代センターのし尿処理施設はその時点で廃止という、それから北本衛生組合からは脱退ということになる。そういうことを念頭に置いて計画を立てていらっしゃるのかどうか。
  それだけをお願いします。
議長(角野由紀子君) 猪股議員の再質問に対する答弁を求めます。
  小島施設課長。
                 〔施設課長 小島靖之君登壇〕
施設課長(小島靖之君) 猪股議員の再質問にご答弁申し上げます。
  まず1点目は、久喜宮代の大規模改修、毎年修繕費用が増加しているが、最大7年間もつのかとのご質問でございます。当組合では新たなごみ処理施設の稼働がさらに延期になった場合を想定いたしまして、平成38年度までの修繕計画を策定いたしました。その修繕計画の中でも大規模改修は必要ないとしたことから、平成36年までであれば、大規模改修の必要はないと判断したものでございます。
 また、修繕料の関係でございますが、平成34年度までの稼働でございましたら、今年度がピークとなるはずでございました。来年度以降徐々に減っていくこととなっていたところでございますが、最大2年延びることにより、そのピークの年数が2年増えるものでございまして、来年度、再来年度がまたピークとなりまして、3年後以降少しずつ減っていくというような計画となっております。
 続きまして、杉戸町での処理でございますが、杉戸町に確認いたしましたところ、杉戸町環境センターの稼働率につきましては、平成29年度の実績で約91%であることから、これ以上の受け入れはできないとのことでございます。杉戸町環境センターにつきましては、当初の計画が杉戸町単独での処理でしたが、途中から幸手市の受け入れを実施したことによりまして、このような形の稼働率となったと伺っております。
 また、万が一の対応でございますけれども、当然近隣の団体の調査もさせていただきますけれども、先ほどご答弁申し上げましたが、万が一の場合は埼玉県清掃行政研究協議会ごみ処理施設県内協力体制要綱に基づきまして、県内の協議会の会員に協力を依頼してまいりたいと考えております。
 続きまして、し尿の関係でございます。現在、八甫清掃センターし尿処理施設が処理能力53キロリットルでございますが、先ほど78キロリットル程度に増強するという答弁をさせていただきました。平成29年度の1日の平均の量ですけれども、八甫清掃センターが約45キロリットル、久喜宮代が約39キロリットル、菖蒲が10キロリットル程度とお伺いしております。この78キロリットルの経緯に関しましては、し尿処理施設整備基本構想内で検討しておるわけでございますが、人口減少等を考慮いたしまして、78キロリットルとしたものでございます。
 以上です。
議長(角野由紀子君) 井上総務課長。
                 〔総務課長 井上正己君登壇〕
総務課長(井上正己君) 猪股議員の再質問のうち、説明会に関係いたします件につきましてご答弁を申し上げます。
  初めに、今回の説明会の概要ですが、説明会の実施主体につきましては、先ほどお尋ねにありましたとおり、八甫清掃センター周辺地区の鷲宮栗橋生活環境保全協議会、こちらの主催での臨時会の場をおかりしまして、説明を実施させていただいております。この説明会では行政側から久喜市、宮代町、それから私ども衛生組合の職員、合計10名が出席をさせていただいております。この説明の際の内容でございますが、今回は久喜市が策定しておりますし尿処理施設整備基本構想、これは検討中なわけでありますが、この検討する過程の中で、久喜市、それから宮代町のし尿処理の現状と課題、例えば施設の老朽化ですとか、現在3カ所で分散されている点あるいは搬入率が低下している点、こういった点について説明を申し上げ、さまざまな観点から検証を行った結果、現在ある八甫清掃センターのし尿処理施設を拡張、延命化して集約することが効率的ではないかということをご説明、ご提案をさせていただいたわけでございます。
  あわせまして、仮にということで、もしこれから事業を進めるとしたら、これぐらいの期間がかかるということで、あわせて説明をしまして、その結果が35年を一つの目標年次として捉えているということをお話を差し上げております。
 したがいまして、先ほど来の質問にありますとおり、その関係性ですが、この整備基本構想、全体的な構想につきましては、久喜市が考えておるわけでございますが、現在この施設というのは、衛生組合の施設でございますので、この改修事業自体は衛生組合が担わせていただくことになります。そうしたことから、合同で共同して今回の事案に当たらせていただいているということでございます。
 なお、最後になりますが、仮にこの事業が集約ということで決定した場合には、現在の久喜宮代衛生組合管内のし尿は八甫処理センターで全て集約するということになります。
 以上でございます。
議長(角野由紀子君) 藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 引き続きまして、猪股議員の再質問にご答弁申し上げます。
  まず、1点目の私立保育園と公立の保育園の収集の関係でございますけれども、こちらにつきましては、私どもは現時点では私立の保育園につきましては、公共施設と違って、通常の民間事業所と同じ扱いを現時点では行っていくしかないのかなと。したがって、条例に基づく手数料を徴収して、今後も同様の扱いをしてまいるしかないのかというふうに考えております。
  それから、2点目の公共施設に関してのこれ収集に関してこれを組合で一括で収集してしまっておるがために、減量意識がかなり薄れているのではないかというご指摘でございます。こちらにつきましても、公共施設、現在回っているのが110施設ございまして、これそれぞれ3センター一覧表を出しまして、各担当課のほうに施設のほうを確認してございます。その中を調べましたところ、おおむねやはり当初からやっております排出量につきましては、久喜市あるいは総合支所、また鷲宮の給食センター、こちらにつきましては、ごみ排出量を見ますと、多量排出に近づいているような状況もございますので、こちらの施設につきましては、毎回、毎年数量を挙げさせて、指導を行っていきたいと思います。他の施設につきましては、公民館等公立の保育園、小中、特にそれほどごみが出るような施設ではございませんので、先ほど申し上げました久喜市の総合支所について減量の指導を図ってまいりたいと思います。
  それから、3点目の粉砕機の関係につきましてでございますけれども、こちらにつきましても、一般家庭の方と公共施設については公平に取り扱っていきたいと思います。
  それから、ボランティアの関係でございますけれども、こちらにつきましては、一応そのボランティアの活動に対して貸し出しはできないと考えております。
議長(角野由紀子君) 再々質問をお受けいたします。
  猪股議員。
                 〔9番 猪股和雄君登壇〕
9番(猪股和雄君) まず最初に、ごみ処理施設の関係ですけれども、改修工事について38年度までの修繕計画を立てているというふうにおっしゃいました。ぜひその内容を明らかにしていただきたいのですけれども、いかがでしょうか。それは、もし毎年の修繕の項目とか、金額とか出ているのでしょうか。もしできれば資料として、一覧表としてお配りいただきたいのですけれども、議長さん、お願いします。
  それから、次にし尿処理施設です。先ほど29年度の搬入量で、八甫で45、久喜宮代で39、菖蒲で10とおっしゃいました。そうすると94、90超えてしまうのですけれども、それで7年後にはそれが78まで減るという意味ですか。ちょっと意味がわかりません。昨年で94キロリットルなのだったら、78ではとても足りないのではないかと思うのですけれども、その説明をもっと詳しくお願いいたします。ちなみにもし計算してあるのだったら、5年後か、この5年後の時点でその量になれるように努めるというふうに想定をしているのか。根拠を説明をしてください。それが1つ。
  それから、説明会はそうするとこれは地元の協議会のほうで主催をして、そこに呼ばれていったという形なのですか、こちらから説明をしに行ったという、説明をさせてくださいということで行ったわけではないということでしょうか、その辺の関係を教えてください。
  それから、当然今後も引き続いて説明をするということになるのだと思うのですけれども、1回で了解をしてくれた、理解してくれたということにはならないのかなというふうに、これは私は推測しているのですけれども、その関係はどのように考えていますか。
  それで、33・34年度で工事を行っていくのだというふうに1回目の答弁でありましたけれども、その前に当然設計にも入らなくてはならないし、環境影響調査もしなくてはならないし、そうするとそういった日程でやっていくためには、いつごろまでに結論を出すことが必要だと考えていますか。今後のスケジュールをどう考えているのか。そのスケジュールの考え方があるのでしたら、それを明らかにしてください。
  それから、公共施設、公共回収の問題ですけれども、今までこういうふうにやっているから、これで済むのだということで再度の説明があったのですけれども、私が一番気になっているのは、私立、民間の事業者の方々との不公平ではないかということなのです。この点についてはどのように考えますか。考え方をお願いしたい。
  それから、ちょっとこれも1つ気になったことがありまして、私立の保育園などでは当然自己搬入あるいは委託して許可業者が搬入をしているわけですが、その中のおむつは、これは手数料取らなくていいわけですよね。一緒に取ってしまっているのでしょうか。1つその確認をお願いしたいのですが。
  以上です。
議長(角野由紀子君) 猪股議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  小島施設課長。
                 〔施設課長 小島靖之君登壇〕
施設課長(小島靖之君) 再々質問にご答弁申し上げます。
  38年度までの修繕計画の提出をしていただきたいということでございます。概算で積算したものでございますので、今年度の工事の状況、また工事完了後の状況からでも変わる可能性がございますが、そちらのほうは資料をそろえたいと思います。
  続きまして……
9番(猪股和雄君) 内容を言ってくださいよ、細かくなくてもいいです。
施設課長(小島靖之君) 内容につきましては、かなり多岐にわたっておりまして、例えば一番古い久喜宮代清掃センターですと、バグフィルターの交換等があります。そちらのほうが約6,000万から7,000万円ほど……
9番(猪股和雄君) 議長、そこまで細かく言ってもらわなくてもいいので……
議長(角野由紀子君) 休憩します。

    休憩 午前11時39分

    再開 午前11時39分

議長(角野由紀子君) 再開します。
施設課長(小島靖之君) それでは、久喜宮代の焼却施設でございます。今年度の焼却施設の予算が1億9,000万円でございます。現在の平成38年度までの修繕計画ですと、31年度が約2億3,000万、32年度が約1億8,000万、33年度が約1億5,000万、それ以後は1億円から下がっていくような形になっております。菖蒲清掃センターでございます。今年度が1億1,700万、31年度が1億3,300万、32、33で大きな工事があるものですから、32年度が約2億3,000万、33年度が2億2,000万、それ以降は1億から下がっていく形になっております。八甫清掃センターでございます。八甫清掃センターの焼却施設につきましては、32年度までが包括契約となっておりますので、工事費が年額で約1億4,000万程度です。33年度からまた包括契約となりますけれども、33年度から35年の包括契約を締結したといたしましても、おおよそ同じぐらいの工事費になるものと考えております。
  続きまして、し尿処理施設でございます。処理能力の説明についてでございますが、根拠資料につきましては、久喜市のほうで策定をしておりますし尿処理施設整備基本構想内で検討中でございまして、その経過を先日委託業者のほうから報告を受けたものでございますことから、計算方法についてはまだ確認していないところでございます。申し訳ございません。
  以上でございます。
議長(角野由紀子君) 井上総務課長。
                 〔総務課長 井上正己君登壇〕
総務課長(井上正己君) 説明会につきましてお答えをいたします。
  まず、先ほどの私の答弁の中で不足があったと思いますが、まず今回は呼ばれた場での説明なのかという点でございますが、臨時とありましたとおり、久喜市を初めとしまして、私どもから説明の機会を得たいということで協議会にお願いをいたしまして、臨時の場を設定いただいたものでございます。したがいまして、今回初めての説明でございますので、2問目にありますように、今後につきましても、さまざまな意見交換をしていく必要があるというふうに思っておりますので、そのようにしたいと思います。したがいまして、スケジュールというお話ですが、今回の説明申し上げたスケジュールというのは、私ども行政ですから、予算を確保して設計ですとか、工事ですとか、そういった仕事をしていく上の期間、期間をあらわしたものでございまして、当然皆様とお話し合いをする過程で、その前後というのはあるだろうというふうに考えております。
  以上でございます。
議長(角野由紀子君) 藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 続きまして、猪股議員の再々質問にご答弁申し上げます。
  紙おむつの関係でございますが、私立と公立保育園ということで、私立の紙おむつがということで不公平ではないかというご質問でございますけれども、現状では私どもといたしましては、公共施設と民間の事業所の扱いということで行うしかないのですけれども、今後市町の担当のほうから公共施設の紙おむつについてあわせて収集してくれないかということで、今後これを収集するということになりますと、やはり私立の方がおっしゃるとおり不公平ではないかというご意見も出てくるものと予想されます。今後担当課のほうからそういうことでご相談がありましたら、何とかよい方法を考えていきたいと考えております。
  それから、私立が持ってきたごみにつきましては、中に当然これは燃やすごみといいますか、分けて持ってきておりませんので、今現時点では一緒に回収して一緒に料金はいただいておるのが現状でございます。
議長(角野由紀子君) 以上で猪股議員の質問を打ち切ります。
  次に、渡辺議員、お願いいたします。
                 〔3番 渡辺昌代君登壇〕
3番(渡辺昌代君) 3番、渡辺です。一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
  1つ目です。資源物の集団回収モデル事業についてお伺いをいたします。現在、久喜宮代衛生組合では、資源物の集団回収モデル事業を進めております。それらについて以下お伺いをいたします。
  (1)現在進めている資源物集団回収モデル事業について説明を求めます。
  (2)です。現在の進捗状況をお伺いします。
  (3)です。これまでお願いした自治区ですが、検討した結果、名乗りを上げなかったところはあるのか。また、その理由は何かお伺いをいたします。依頼をしている自治区がたくさんあるような気はするのですけれども、どのような形で依頼をして、その結果がどのようになったのかをお答えいただければありがたいです。
  (4)です。事業を進めるに当たって、課題はあると考えるが、あるとすればそれは何か、お伺いをいたします。
  大きな2番です。ふれあい収集についてお尋ねいたします。久喜宮代衛生組合では、ごみを出すことが困難な家庭において、ふれあい収集を行っております。とても前向きなすばらしい事業であると考えております。現在の取り組み状況はどうなのかお伺いします。また、これから高齢化を迎えるに当たって、希望者が増加傾向になると考えられますけれども、今後も希望には対応して取り組みを継続していただきたいと考えますが、いかがかお伺いをいたします。
  以上です。
議長(角野由紀子君) 渡辺議員の質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 渡辺議員のご質問についてご答弁申し上げます。
  初めに、大項目1でございます。まず、(1)でございます。今回の実証実験は、モデル地区内の行政回収を停止し、当該地区で排出される紙類、布・衣類の回収をモデル地区が自ら行う集団回収により実施いただくものでございます。また、回収方法は、衛生組合の行政回収と同じ日程、同じ場所、同じ品目の回収を行うステーション回収方式、そして日程、場所を各地区で定めていただく拠点回収方式の2つの方式のうち、いずれか1つを選択していただき、実施するものでございます。この実験結果をもとに、紙類、布・衣類について、行政回収から各地区の集団回収への移行が可能かの検証を行うこととしております。
  続きまして、(2)でございます。現在の進捗状況でございますが、今月1日から平成34年3月までの予定で、モデル地区として管内9地区の方々に実証実験にご参加いただいております。なお、モデル地区の内訳といたしましては、久喜地区3地区、菖蒲地区が1地区、栗橋地区が2地区、鷲宮地区が2地区、宮代町が1地区でございます。また、回収方式ごとの内訳といたしましては、拠点回収方式が4地区、ステーション回収方式が5地区でございます。
  続きまして、(3)でございます。区長から要望をいただいた管内55地区を対象に、今回の実証実験に係る出前説明会を開催し、実験内容のご説明をさせていただきましたが、31地区の皆様につきましては、応募を見合わせるとの判断をいただいたものでございます。その理由といたしましては、自治会で対応が困難であること、学校のPTAなど既存の資源集団回収に協力していることなどと伺っております。
  続きまして、(4)でございます。今回の取り組みが行政回収にかわって管内全域で長期的な継続が可能であるかとの点が課題であると考えております。その判断要素といたしまして、住民の皆様の労力、回収業者の採算性が挙げられようかと思います。高齢化の進捗に伴い、地域活動の担い手となる方々が今後も減少していく中で、今回の取り組みは、住民の方々の自主的な取り組みが必要な部分が少なからずございます。また、資源物の売却収入を得る回収業者につきましても、紙類や衣類の流通量の減少に伴い、売却収入も減少していくことが考えられます。今回の実証実験を進めていく中で、モデル地区と回収業者の意見を聞きながら、全域化の実施について検証し、判断してまいりたいと考えております。
  続きまして、大項目2でございます。ふれあい収集制度への取り組み状況でございますが、本年8月末時点の実施世帯は、管内合計201世帯でございます。平成28年度末時点で179世帯、平成29年度末時点で188世帯と増加傾向にありますが、高齢化の進捗に伴い、この傾向は継続されていくものと考えております。衛生組合では、必要な方に必要なサービスを提供できますよう、制度の広報に努め、今後も実施要綱に基づき制度を運用してまいりたいと考えております。
議長(角野由紀子君) 再質問をお受けいたします。
  渡辺議員。
                 〔3番 渡辺昌代君登壇〕
3番(渡辺昌代君) 再質問させていただきます。
  今回のモデル事業から、それから全地域でできるかというその可否を決めるということなのですけれども、わからないところがたくさん私出てきてしまったので、今回質問をさせていただいているのですけれども、今聞いた範囲の中からも類似してお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
  まず、この実証実験を行ったところが9地区、9自治区ということなのですけれども、この9自治区は登録業者というのはもう決まっていると思うのですけれども、その登録業者というのは一体どこに決まったのか、知らせていただければ知らせてください。
  それと、登録事業者の収益なのですけれども、その収益は資源物売却によりますよね。その売却によった収益が1つと、それから自治区と契約をして回収作業等をするその委託、委託と言っていいのか、委託金が1つと、それから管理者のほうから来る補助金があると要綱の中に書いてありますけれども、その3つで登録業者のほうは収益というふうに考えていいのかどうか、確認をさせてください。
  それから、自治区と、それから登録事業者で結ぶこの委託料になるのかな、その自治区、団体と、それからお願いする業者で契約を結ぶというふうに思うのですけれども、その契約を結ぶときに、拠点回収のところとステーション方式のところでは、この金額の差というのは相当出るのでしょうか。その金額というのと契約の委託というのがよくわからないのですけれども、これは自治区によって金額というのは変わってくると思うのですけれども、このステーション方式と拠点方式で随分差が出るのかなというところがちょっとわからないのですけれども、それも教えていただきたいのですが、今説明の中でこういうこともおっしゃっていただけるのかなと思ったら、随分あっさりした説明だったので、その辺わからないところを教えていただきたいのです。
  例えば自治区では、そこにお住まいの人の人口も違うし、それから環境も違うので、くぼみが出てくるときに、その収益の差というものがかなり出てくると思うのですけれども、この実証実験要綱を見る限りでは、その辺の差というところがよくわからないので、説明していただきたいなと思うのです。自治会の払うその委託金のはどういうふうに決めていくのか、キロ幾らになるとかというのを決めていくのでしょうか、それもわからないので、教えていただきたいと思います。
  あと、先ほど名乗りを上げなかったところの理由のところで、自治会のほうでは難しいという判断をしたというところとPTAに協力しているからというところがあったので、そこのところをお聞きしたいのですが、既に集団回収をやっているPTA等のところがありますけれども、その協議が非常に難しいのかなとすごく思っているのです。そのPTAのほうがこれまでの回収が維持がきちんとできているような体制、要するにその協議というものが自治会任せという状態になってしまうのでしょうか。
  それから、報奨金と補助金を支払っていくことになると思うのですけれども、それは経費の削減につながるのかどうかというところも教えていただきたい。説明では7,000万ぐらいというような金額も説明会のときにはしていたということなのですが、今後の推移では、これがどうなるのかというところもお聞きしたいのですけれども、よろしくお願いします。
  それから、今回は9地区なのですけれども、今後このモデル地域というのが拡大していくのですか。今後も募集していくのですか、それとも9地区でもう決定で、このままやっていくのか、そこもお伺いをいたします。
  それから、もう一点、平成28年の11月12日に廃棄物減量等推進審議会の答申で、久喜とされた最後の文章のところがあるのですけれども、そこの文章に関してはどのように検討されたのかというところをお伺いしたいのですけれども、またというところから以降なのです。資源集団回収団体への報奨金についても資源の売却単価が安価もしくは逆有償になった場合でも資源回収のシステムが維持できるように、現行の単価に固定するのではなく、時勢に合わせた柔軟な単価設定を検討するようあわせて要望しますと書いてあるのですけれども、これというのはどういうふうに検討していくのかというところも、今回はどのように検討したのかというところをお伺いいたします。
  大きい2番につきましては、推進をしていただくということで、制度の方法についても運用していくということでありますので、ぜひよろしくお願いいたします。
  以上です。
議長(角野由紀子君) ここで休憩いたします。

    休憩 午前11時58分

    再開 午後 1時00分

議長(角野由紀子君) 再開いたします。
  渡辺議員の再質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) それでは、渡辺議員の再質問にご答弁申し上げます。
  まず、1点目の登録業者と団体の契約の関係でございますが、今回の登録業者といいますか、登録業者、5業者ございました。こちらの業者との契約につきましては、あくまでも団体さんと業者さんとの任意の関係で契約を結んでいただいていますので、恐れ入りますが、この場での公表はちょっと控えさせていただきたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。
  それから、2点目の資源集団回収をやった場合の収益の関係でございますが、特に登録業者と団体関連で、その委託料の金額ということでのご質問かと思いますけれども、こちらにつきましては、登録業者に収集のほうを委託しても委託料はかかりません。そのかわり登録業者は売却した収入をもって収集費用に充てています。したがいまして、委託料はかかりません。ただし、特にステーション回収につきましては、通常であれば売却費の一部を団体さんにという場合もありますけれども、あくまでも業者は売却益を収集費用に回していますので、その辺は団体さんにも売却益は収入にはならない、多分恐らくならないだろうということで説明をしております。したがって、委託料は全くありません。
  そうしますと、3点目の自治会が支払う委託料はどのように決めるのかというご質問でございますけれども、これも委託料はございませんので、割愛させていただきたいと思います。
  それから、4点目のPTAや既存団体との協議、調整は済んでいるのかというご質問ですけれども、こちらにつきましては、衛生組合に登録していただいております資源集団回収のうち、出前説明会を開催しました55団体に活動の地域が重複している団体、既存団体、これ23団体に対しまして、今年の3月にモデル地区と協議を希望される場合は、衛生組合のほうで協議の場を設定させていただきます旨の通知をしております。
  それから、その後、加えまして、モデル地区の決定に当たりまして、実証実験前の9月に再度活動区域が重複している8団体に対しまして、やはり同じく通知文を送付してございます。現在のところ、団体さんのほうからの問い合わせはございません。
  それから、5点目の経費の削減についてでございますけれども、これは仮に全域に広げた場合には、おおむね概算ですけれども、6,000万から7,000万ということで、説明会時に説明をしております。
  それから、6点目の9地区で決定なのかということで、追加募集があった場合には受けるのかということでございますけれども、現在のところ追加募集は考えてございません。
  それから、7点目、答申の文章の最後のほうにございます資源集団回収への補助金についての項目がございます。これにつきましては、全域にした場合に時勢に合わせた柔軟な単価設定を検討するようあわせて要望しますということですので、今現在実証実験期間中は特に1キログラム7円、既存の団体と同じですけれども、特に変更する予定はございません。仮に万が一市況が変化があったときには、柔軟にその単価設定を検討するということになってございます。まだ実験段階ですので、この辺は何とも変更の意思はございませんです。
議長(角野由紀子君) 再々質問をお受けいたします。
 渡辺議員。
                 〔3番 渡辺昌代君登壇〕
3番(渡辺昌代君) 再々質問をさせていただきます。
  初めの9自治区の事業者は、5事業者ということで任意なので公表できないということなのですけれども、わかりました。事業者は確かたくさんあったと思いますけれども、その中で自治体の要するに長の方が中心だと思うのですけれども、役員さんと一緒に交渉をしたのではないかなと思うのですが、その交渉するに当たっては、全てお任せ、要するに衛生組合のほうはその協議の手助けをしたとか、ちょっと相談に乗ったとかという、そういうことはなかったのか、確認をさせていただきたい。もしこれが全地区に少しずつ広げていった場合、すごくどこの業者にするのか、どこに選定するのか、選ぶときの判断基準なんて全然わからないと思うのです。だから、そういうところというのはきちんと説明がされたのか、今後もそういう広げるときにはしていく予定にしているのかというところを確認をさせてください。
  それから、委託料はかからないということでわかりました。私のほうがちょっと認識不足で申しわけありませんでした。売却したお金ということでありましたけれども、売却の価格というのは、その時々で時価というものがあるので、変動していくとすごく思うのですよね。その変動したときに、今、紙の値段が下がりつつあるとかということを聞いたのですけれども、それが下がり続けて、非常にほとんどなくなったときには、非常にそこに補助金というものも、この要綱の中には補助金を幾らにするということが表になって出ておりましたので、この補助金のほうでやっていけるのかなと思いますけれども、とすると、もしこの補助金をいただいたとしても非常に難しいとなる業者が出てくる可能性がもしかしたらあるのかなというふうに考えてしまうのですけれども、そういう対応はどうなさるのかお聞きをいたします。
  それから、先ほど課題のところでいろいろお伺いをしたときに、要するに自治会にお願いをするということは、自治会の結局はトップの人と役員さんでかなり負担がかかると思うのですけれども、そのことについては、今高齢化も進んでいますので、自治会のトップの方とやっぱり高齢の方が多い。区長さん多いかなという現状から見ると、非常にそこのところで二の足を踏んでしまう。要するにやるかやらないかというところで、自治会への負担がすごくかかってくると、そういうところが要するに集団回収をいっぱいやっているような自治区、集団回収をふだんからいっぱいやっているようなところ、横浜市の事例も見させていただくと、やっぱり横浜なんかはずっと集団回収を自主的にやるところが多かったという、そのパーセンテージも高いと聞いているのですが、自治区によっては非常に差が出てくると思うのです。それに対応できるのかどうかが非常に疑問なのです。高齢化に伴うところもやっていけるのかな。不安でならないのですけれども。
 それから、最後に先ほど言っておりました報奨金のことですけれども、報奨金についてもとりあえずはモデルのときには7円でやっていて、それで結果を見るということなのですが、7円で進めていったのにもかかわらず、全体でやったらその値段ではやっていけませんよということになるとすると、全体にそれで進むのかなというところも、そこも疑問なのです。報奨金のところはどういうふうにお考えなのかなと思います。例えば報奨金というのはキロですよね。キロということは今ちょっとごめんなさい。モデル地区からもし広げたときのお話をして申しわけないのですけれども、広げていったときに、私たちの地区ではPTAが非常に回収をしていて、そのPTAの人たちのためにとっておくという家庭が非常に多いのですけれども、普通に出していらっしゃる方もいらっしゃいます。ですから、PTA全部にというのは非常に難しいのです。普通に回収しているのもしていただかなくてはいけないのですけれども、そこが量がすごく少ないわけです。要するに資源物の日としての量が全体的に少ない。そういうところが成り立っていけるのかな。量が少ない。補助金も結局のところ少なくなってくるということですよね。集める業者さんも少なくなるということなのですけれども、そういうことで成り立つのかどうかというところがお考えがあるかどうかを聞きたいです。とても聞きたいと思います。そのところをよろしくお願いいたします。全体に広げたときには削減効果が出ると思うのですが、ここもかなりいろいろなことを想定しながら進めていかないとならないのではないかなと思うのですけれども、それはいいです。済みません。
 以上、よろしくお願いします。
議長(角野由紀子君) 渡辺議員の再々質問に対する答弁を求めます。
 藤井業務課長。
                〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 渡辺議員の再々質問にお答え申し上げます。
 まず、1点目の業者との契約時の関係でございますけれども、こちらにつきましては、必要に応じまして、私も間に入って手助けをしております。契約書関係につきましては、私のほうでひな形をつくりまして、結んでいくような状態まで持っていっております。
 それと……
3番(渡辺昌代君) 選定に関してですね。選ぶときに。
業務課長(藤井 智君) 選ぶときには自由で、あくまでもこれは任意ですから、私どもでは登録事業所として認めた登録事業者は間違いないということで、自由に選択をしていただいています。
  それから、2点目の売却益の関係、市況の変動の関係でございますが、こちらにつきましては、一応要綱上では、紙市況価格ということで、これが1円未満というふうになった場合には4円、1キログラム当たり。1円以上から3円未満の場合は3円、3円以上から5円未満の場合は2円、それから5円から7円未満の場合には1円ということで登録業者のほうには補助をして、採算がとれるような状況では考えておりますけれども、とりあえず要綱上はそのような形をとっております。
  それと、結果、補助制度はありましても、最終的に市況がそれ以上になった場合には、量の問題もありますし、市況でカバーしても、原資の量が少なくなってしまっては、業者側も採算がとれなくなる場合もありますので、したがいまして、それらをその短いスパンで検証を行って、一応予定では34年の3月ということでなっておりますけれども、場合によったら実証期間を少し縮める場合も出てこようかとは思うのです。
  それと、デメリットの関係につきましては、もう出前説明会でも説明しておりますし、特に55地区から出前説明会の要請はありましたけれども、最終的には24、団体がということで、説明を聞いた時点で、 デメリットについて十分説明していますので、説明済みだということで合意になったのではないかと思います。ですから、その辺のデメリットの関係につきましては、かなり浸透しているものと受けとめられます。
  それから、4番目の補助金7円の関係でございますけれども、果たしてこれで続けられるのかどうかというふうな将来的なご心配のお話でございますけれども、今回もその辺も含めて3年半かけて実証実験を行いますので、十分それらにつきましても検証期間にまとめていきたいなと考えております。
議長(角野由紀子君) 以上で渡辺議員の質問を打ち切ります。
  次に、新井議員、お願いいたします。
                 〔2番 新井 兼君登壇〕
2番(新井 兼君) 2番、新井兼です。通告に従いまして一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
  雑誌・ざつがみの資源リサイクルをさらに推進するための啓発に関し、以下の点についてお伺いいたします。
  (1)です。平成29年度の燃やせるごみ組成分類の結果を見ると、異物の混入割合の中でも雑誌・ざつがみがいまだに大きな割合を占めております。特にざつがみに関しては、資源リサイクル可能ということが住民に浸透しておらず、分別の徹底ができていないあらわれと理解しておりますけれども、衛生組合の認識をお伺いいたします。
  (2)です。雑誌の出し方、主なざつがみの品目と絵、対象外の品目と絵などが印刷されたざつがみ回収袋を作成・配布し、燃やせるごみの減量及び資源リサイクルの啓発を行うことができないか、衛生組合の見解をお伺いいたします。
  (3)です。青森県は県内小学校を対象とした「小学生雑紙回収ステップアップ事業」、春日部市は市内小学校を対象とした「春日部リサイクル隊!雑紙発見チャレンジ」により、雑誌・ざつがみの回収量が多い上位校を表彰する事業を実施しております。雑誌・ざつがみの資源リサイクルをさらに推進していくためには、児童とその家庭を巻き込むキャンペーン啓発が有効と考えますが、衛生組合の所見をお伺いいたします。
  以上となります。
議長(角野由紀子君) 新井議員の質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 新井議員のご質問についてご答弁申し上げます。
  初めに、(1)でございます。衛生組合だより6月号において、昨年度実施いたしました燃やせるごみ組成分類の結果をお知らせしておりますが、雑誌・ざつがみを含む再生可能古紙の混入割合は、久喜宮代清掃センターは2.7%、菖蒲清掃センターは6.5%、八甫清掃センターは4.3%でございました。その一方、近隣自治体における可燃ごみへの再生可能古紙の混入率を見ますと、春日部市は12%、加須市は12.1%であったことが各市のホームページで公表されております。このようなことから、衛生組合管内における分別は、住民の皆様のご協力の上で既に高い水準に達しているものと認識しております。
  しかしながら、雑誌・ざつがみの再資源化は、リサイクルの推進のために重要であると考えておりますことから、引き続き衛生組合だよりやホームページなどで分別についての呼びかけを行い、さらなる分別率の向上に努めてまいりたいと考えております。
  次に、(2)でございます。ご提案いただきましたざつがみ回収袋は、近隣では東京都町田市、茨城県つくば市、龍ケ崎市、千葉県松戸市などで導入されているようでございます。この回収袋を配布することにより、住民の皆様の分別に対する意識の啓発及び分別の動機づけとなりますことから、分別率が低い自治体ほど大きな効果が得られる施策であると考えております。前段にご答弁申し上げましたとおり、衛生組合管内における雑誌・ざつがみの分別率は、既に高い水準に達しているものと認識しておりますことから、そのような効果は限られるものと考えております。また、作成費や配布方法などの課題もございますことから、現在のところ回収袋の導入は考えておりません。
  次に、(3)でございます。青森県の取り組みは、紙のリサイクルが全国平均の約7割程度にとどまっていることへの対策として、県内の小学生にざつがみ回収袋を配布して、夏休み明けに学校に持ち寄ってもらい、その回収量に基づき表彰するというものでございます。また、春日部市の取り組みも、燃やせるごみに係るざつがみの混入率の低下を目指して、回収袋を児童に配布し、夏休みを利用して実施していると伺っております。
  現在、衛生組合管内の小中学校41校中、26校のPTAが資源集団回収団体として登録していただいておりますが、そこでの取り組みは、児童とその家庭における分別意識の醸成に寄与するものと考えております。
  また、衛生組合では、平成27年度からごみの資源化・減量化を推進する個人や団体を応援するため、「ごみを減らしてきれいな街づくり表彰制度」を実施しております。この制度の中で、資源集団回収に取り組んでいる団体についても表彰を行っているところでございます。学校関係の団体といたしまして、平成29年度に生徒と協力して回収を行い、回収量が大幅に増加した菖蒲中学校PTAを表彰しております。今後も既存の制度を活用しながら、児童とその家庭における分別意識の向上に取り組んでまいりたいと考えております。
議長(角野由紀子君) 再質問をお受けいたします。
  新井議員。
                 〔2番 新井 兼君登壇〕
2番(新井 兼君) 答弁ありがとうございました。それでは、再質問をさせていただきます。
  まず、(1)に関して、非常に近隣の自治体の状況を踏まえて、この久喜宮代の管内は相当頑張っておりますということだったと思います。確かにそれはそうだと思います。一方で、衛生組合としては、もうそれで満足という認識なのでしょうか。先ほども広報だよりとかホームページで広報はしている、啓発はしているという話はあったのですけれども、その辺はもう十分足りているからそれぐらいでいいのだという認識なのか、もっと積極的に進めていかなければいけないという認識なのかというのを確認したいと思います。
  (2)についてです。ざつがみ回収袋については、その(1)の状況を踏まえて、この久喜宮代管内はうまくできているので、そこまで回収袋をつくるまでは必要ないというような趣旨だったと思うのですけれども、もっと積極的に進めるという意識があるのであれば、私はもうちょっと違う手を打っていくということも必要になっていくのではないのかなと思うのですが、(1)と(2)、ちょっと関連してお聞きしたいと思います。
  (3)番につきましては、全般的に認識がちょっと違うので、既存のその表彰制度を生かしてやっていくというお話だったとは思うのですけれども、何か小学校単位で取り組むことって、今現在あるのですか。ごみの回収とか、その啓発というのですか、子供と親が一緒になってもっと取り組んでいくということを醸成していくことというのは、やっぱり必要だと思うのです。これも一種の教育にもつながっていくと思うのですけれども、そういった取り組み、現在行われているのか、行われていないのだったら、何か別の代替案があるのかというのをお聞きしたいと思います。
  以上です。
議長(角野由紀子君) 新井議員の再質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 新井議員の再質問につきましてご答弁申し上げます。
  まず1点目ですけれども、今の状況で満足なのか、どんどん意欲的に行っていかないのかというご質問ですけれども、当然これは今のところは満足しておりません。何か方法があればですね。
  あと、回収袋につきましては、先ほどの質問と関連しますけれども、ごみにつきましては、回収袋を衛生組合のほうから支給するということではなくて、既存の各個人の紙袋も使ってお出しいただくというふうな説明もしていますので、まずはそちらを用意していただければと思います。
  それから、3点目の小学校単位での何か啓発とか行っていけないかということですけれども、これは毎年小学校4年生だったかと思いますが、社会科見学という部分で各学校から施設の見学の要望がありまして、それを受けております。それと、あと県のこれは事業なのですけれども、夏休みの親子の体験事業ということで、やはり施設に来ていまして、座学と、あと施設見学を行っています。
  以上です。
議長(角野由紀子君) 再々質問をお受けいたします。
  新井議員。
                 〔2番 新井 兼君登壇〕
2番(新井 兼君) はい、わかりました。まずは、衛生組合としては満足はしていないというのはよくわかったのですけれども、満足していないから、では何をしなければいけないのかという、私はその次のステップがやっぱり必要だと思うのです。そういう次のステップということで、今回このざつがみ回収袋というのも提案させていただいたのですけれども、なかなかその衛生組合としては、その次の策というのは今現在持ち合わせていないという認識なのですか。ご家庭で持っている紙袋に入れて、通常どおり出してくれればいいのです。それを広報なり、ホームページで啓発していきますという、余り今までと変わらないスタンスなのかなというふうに私は今受けとめてしまったのですけれども、何かその打開策というのを今考えていらっしゃるのかというのをお聞きしたいと思います。やっぱりそのコストがかかる話でもあるのですけれども、袋をつくるコストに対してどれだけその回収量が上がって、可燃ごみの処理単価をはじいたときに、どれだけメリットがあるか、費用節減効果があるかというのも一緒に見ていっていただきたいなというのもつけ加えさせていただきます。
  あと、先ほどの小学生向けの啓発というところ、大きなところの啓発活動ということで、夏休みの教室みたいなものであったり、あるいはその社会科見学というところの話だったと思うのですけれども、やっぱり雑誌・ざつがみに対する訴求力というのは多分持ち合わせていないのだろうなという今印象を受けました。ぜひとも学校単位で取り組むということが、やっぱり子供たちの興味・関心、親の興味・関心というのもくすぐる部分だと思いますので、ぜひともそういったところもお金をかけずともできることをやっていただきたいなと思います。これも今後どうかということもお聞きできればと思います。
議長(角野由紀子君) 新井議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 新井議員の再々質問にご答弁申し上げます。
  1点目の何かよい打開策を摸索しているのかということでございますけれども、そうですね。今、先ほども答弁させていただきましたけれども、紙の袋の支給とか、それの関係について私どもがそれをやっても効果が余り期待できないというところになっておりますので、それ以上のものは今後調査研究を進めていきたいなとは思っております。ちょっと漠然としておりますが。
  それと、小学生の関係ですけれども、何か学校単位でということでございますけれども、これも逆に学校のほうから要望があれば、積極的に受け入れて、講習会といいますか、講習会等を開催していきたいとは考えております。
議長(角野由紀子君) 以上で新井議員の質問を打ち切ります。
  次に、成田議員、お願いいたします。
                 〔7番 成田ルミ子君登壇〕
7番(成田ルミ子君) 7番、成田ルミ子です。質問させていただきます。
  1番、ごみ、資源の搬入時の料金の支払い方法について。久喜宮代清掃センターにおきまして、ごみ、資源の計量後、事務棟に戻り精算する方法を改善できないでしょうか。現在の方法は、ごみや資源を搬入後、清掃センター出口にて計量、そしてそこでいただいた支払い伝票を持って再入場をし、車をとめ、事務棟1階の受付で支払いをしております。出口で計量した際、そこで支払いを済ませ、場内に戻らない方法を考えられないでしょうか。
  2番です。資源集団回収モデル事業について。
  (1)、モデル地区になった行政区はどこでしょうか。
  (2)、行政区を超えて(自治会、町内会等です)モデル地区になった地域はありますか。
  (3)、募集に対し応募がどのくらいあったのでしょうか。
  (4)、取り残し資源についての回収方法など、いわゆるデメリットは再度丁寧な説明がされていますでしょうか。また、内容をどのように周知してあるか、お答えいただきたいと思います。
  前者の質問とも重なる部分ありますが、そのままお願いいたします。
議長(角野由紀子君) 成田議員の質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 成田議員のご質問についてご答弁申し上げます。
  初めに、大項目1でございます。久喜宮代清掃センターにおいては、平成27年4月から管理棟1階の総合受付窓口を開設し、手数料の精算を開始いたしましたが、それに先立ち、手数料を計量所で精算可能であるか内部で検討した経緯がございます。しかしながら、既存の計量所の建屋は手狭であり、手数料の精算窓口を新たに設けることは困難であること、また計量車両が行き交う中、精算者の動線も新たに確保することができず、安全面に問題があることなどの理由により、計量所での手数料の精算は困難であるとの結論に至ったものでございます。総合受付窓口の開設以前は、管理棟の外階段を上がり、事務所内のカウンターまでお越しいただいて手数料の精算をしていただいておりましたことから、利便性は向上しているものと考えております。まずは利用者の安全を第一に、ごみの搬入から手数料の精算まで適切に案内できますよう対応してまいりたいと考えております。
  続きまして、大項目2でございます。初めに、(1)でございます。今回の資源集団回収実証実験に当たり、モデル地区として合計9地区の方々にご協力をいただいております。内訳といたしましては、久喜地区3地区、菖蒲地区が1地区、栗橋地区が2地区、鷲宮地区が2地区、宮代町が1地区となっております。また、回収方式ごとの内訳といたしましては、ステーション回収方式が5地区、拠点回収方式が4地区となっております。なお、詳細な内訳につきましては、本日お配りしております別紙資料のとおりでございます。
  続きまして、(2)でございます。モデル地区であります久喜市の8地区は、全て行政区でございます。また、宮代町においても単独の自治会となっておりますことから、行政区を超えてモデル地区としてお願いしている地域はございません。
  続きまして、(3)でございます。衛生組合管内の区長会での呼びかけ及び文書の送付により、モデル地区を募集いたしましたところ、本年5月末までにステーション回収方式18地区、拠点回収方式2地区、計20地区の参加希望をいただきました。その後、6月1日付で追加募集をいたしましたところ、最終的には拠点回収方式4地区、ステーション回収方式20地区の合計24地区から応募をいただいたところでございます。
  続きまして、(4)でございます。モデル地区決定の後、職員が各地区に赴くなどにより、区長や役員に対して制度の詳細な説明をさせていただき、今回の実験の意義や目的、そのメリット、デメリットにつきましても、改めてお伝えしたところでございます。特にステーション回収方式に当たっては、取り残しや後出しに対する対応、また拠点回収方式に当たっては、回収日の変更や集積所を集約することによる回収場所の変更に係る取り扱いについて、再度確認をしております。また、今回の実証実験の概要を記載したチラシを作成いたしました。住民の皆様が円滑に実験に移行いただけますよう、各地区の区長に事前に内容をご確認いただいた上で、実験の開始に先立ち、モデル地区の全戸を対象として配布し、周知したところでございます。
議長(角野由紀子君) 再質問をお受けいたします。
  成田議員。
                 〔7番 成田ルミ子君登壇〕
7番(成田ルミ子君) 再質問させていただきます。
  料金の支払いについてのところは、私がこの間、こちらのほうで搬入させていただいたときに、割と大変だなというのを感じたところが今回の質問になっております。
  まず、総合窓口を設置して、2階よりは1階ということで、それは大変前向きな検討だったと思うのですが、事業者の例えば久喜宮代清掃センターですと、個人事業者事業系ごみなんかも小規模事業者が持ち込んでいるような変化があったと思います。また、私がこの間個人のごみを持ち込んだように、結構持ち込む方が多いです。それで、そのときに車のもちろん普通の搬入、排出に来た車もいますし、この場内が割と車と車が混み合うところがとても入り口に入って、計量のところからなのですが、多いなというのも思いました。そこで、計量をして、もう一度場内に入るという不便さをちょっと感じたところです。そちらのその検討もして、計量のところではそこでお金の徴収をするのは無理だというのは検討は図ったということなのですが、例えば自動販売機のチケットを置くとか、そういった方法は考えたことはありますでしょうか。
 また、その計量の窓口自体、どうしてもやはりそこでお金を徴収するのは無理なのか、その辺につきましてももう一度お願いしたいと思います。一度とにかく外へ出てから、建て増し、建て増しで来たそのような清掃センターだからかもしれませんが、とにかく一度外へ出てからもう一回戻る方法を何とかなくせないのかなという思いの質問ですので、その辺もお願いいたします。
 あとは、2番のほうです。資源回収モデル事業についてです。モデル地区になった行政区ということで資料をいただきました。私がこの資料をいただいて、行政区を超えてモデル地区になった地域はあるかということで、ないというお答えだったのですけれども、この集団回収の実証実験に当たり、集団回収のメリットということで、例えば地域の活動に使えるような報奨金を得ることができるとか、あとは住民が自由に皆さんで団結して取り組みが必要だけれども、それに応じてやりがいがあるようなメリットが示されていたと思います。それに関し、地域で例えばこの久喜の第13区、こちらが町内会を結成している区なのですが、ここの町内会は例えば11、12、13区と3つの区が一緒になって1つの町内会になっております。それが13区のみ選ばれているということと、あとほかの地区も例えば久喜の第35区、久喜102区は地域的に多分近いところですので、もしかしたら連携のとれている地区なのかもしれないのですが、その辺そういったことを配慮というのはあったのかなというような疑問があります。24地区最終的に応募があって、9地区に選考されたということですが、その9地区に選考された理由、その辺も示せるものがあればお願いしたいと思います。
 あとは、例えば取り残された資源等を、いわゆるデメリットはチラシの配布ということで、もう既に配布しているのでしょうか。もう配布されているというようなお答えなのですけれども、具体的に例えば一番ちょっと心配されるのが取り残された資源はどうするのかなということなのですが、こちらにつきましては、例えばどのような扱いをするのか、ちょっとここで教えていただきたいと思います。
議長(角野由紀子君) 成田議員の再質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 成田議員の再質問にご答弁申し上げます。
  1点目の料金の支払いの関係ですけれども、こちらにつきましては、現状といいますか、自販機の設置ということでございますけれども、こちらにつきましては、システムの構築等、これを兼ね備えるとなると、かなりの費用がかかってくるかと思います。以前1階の窓口を設けたときも、修繕費で約320万ほど修繕だけでかかっておりますが、今後組合のほうで解散のほうも見据えている段階で、必要以上に金額をかけないとかということも思いますし、ちょっとまた動線の関係でかなり難しい部分もあるのかなと思いますので、現状等はしづらいなと思っております。
  それから、2番目の実証実験の自治会単位を超えての実験はということでございますけれども、こちらにつきましては、もう前提がそのモデル地区の依頼につきましては、各区長さんあるいは町におきましては自治会長さんに、自治会単位、地区単位のことで依頼をしております。また、今回この実証実験につきましては、目標として20カ所を設定する予定でございましたけれども、その中で久喜地区で16カ所、宮代地区で4カ所、それとその地区の世帯数、これ337地区ございまして、全部で合わせて、特に久喜地区の世帯数におきましては、平均が約200世帯から300世帯、それから宮代地区につきましては、約150世帯から250ということで、この世帯を対象として実験をすることがより実態に合った数値が得られるのではないかということで前提してございます関係から、自治会を超えた実証実験のモデル地区は今回は考えておらないところでございます。
  それと、デメリットの関係の取り残しの関係でございますけれども、こちらにつきましては、出前説明会、それから決定した段階での説明におきましても、特にこちらについては、万が一その時間内に出して、業者が取り忘れたというものについては、業者に連絡していただいてもらうと。仮に直接衛生組合のほうに取り残しの連絡が入った場合は、直接衛生組合のほうから登録業者のほうに連絡をするということで対応したいと思います。
  また、そういう形で考えておりまして、あと対象物の違うものが出されてしまったという場合には、申しわけないですけれども、自治会のほうで、地区のほうで処理、処分をお願いしたいということでお話はしております。
議長(角野由紀子君) 再々質問をお受けいたします。
  成田議員。
                 〔7番 成田ルミ子君登壇〕
7番(成田ルミ子君) 集団回収のほうです。取り残しのごみは、もう業者に連絡して、あるいは久喜宮代衛生組合のほうに連絡がつかなかったときはこちらが連絡先となってくださるということ、そして対象物以外のものが残った場合には、その自治会で処理をするというような、これを皆さんわかっているというか、承知の上で、そういったことで対応できそうな区がでは9地区されたということでよろしいですか。はい、ではそちらのほうはわかりました。
  それで、今度は一番心配なのが、この取り残しの私はごみだと思っています。ですので、こちらに関しては、もう責任持ってやはり実証実験中ですので、久喜宮代衛生が主導でやらなくてはいけないなと思っていますので、こちらにつきましては丁寧な対応も必要だと思いますが、そうしてくれるのかどうかお願いいたします。
  あとは行政区を超えての今回モデル地区はないということで、再々再度の質問先ほど申し上げましたが、やはり町内会を例えば結成して、行政区が今、久喜の例えば13区、これは11、12、13区が1つの町内会を結成しているのです。そして、町内会で何か地域活動をするにも、町内会として動いている場合は、やはりこれ行政区超えてのこういったモデル実証も必要だったのではないかなと私は思います。追加募集は考えていないということなのですが、例えば久喜13区に報奨金を上げたとして、町内会で使うにしても、本当は11、12区も一緒なのですから、お互い一緒のこの活動ができれば、もう使いやすい、大変ありがたい報奨金となるのですが、ちょっとそれが残念ながら、ほかの区は漏れてしまったので、そういった思いがちょっと共有できないのではないかなと少し残念なのですが、その辺そういったこの示されたエリアのモデル地区でそういうところがあれば、やっぱりもう一回再検討してもらえないかなと思っているところです。そちらもお願いします。
  あとは、1項目めの費用対効果で販売機をつくっても、先が見えていますので、ちょっと無理かもしれないというようなお話をいただきました。しかし、やはり5年あるいは変更期間、検討によりましては、もうちょっと延びる可能性があることですから、その間狭い通路で行ったり来たりのことになります。先ほど来申し上げましたが、小規模事業者が持ち込む、高齢の方が持ち込んだりすることもございますので、やっぱり車の乗り降りが少なければ少ないほどいいのかなと思いますので、どうにか動線を考えて、いい方法の検討をこういう提案があったということで、検討だけでもしていただければありがたいと思いますが、いかがでしょうか。
議長(角野由紀子君) 成田議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 成田議員の再々質問にご答弁申し上げます。
  まず、取り残しの対応につきましてですが、こちらにつきましては、基本的にはモデル地区の対応となりますけれども、その辺につきましては、実証実験期間中は臨機応変にそのできる範囲の中では、衛生組合もお手伝いできるものはお手伝いをしていきたいなと考えておりますが、基本的には自治会、地区の対応と考えております。
  それから、町内会でのその合同といいますか、地区を超えてのモデル地区の設定はできないのかというご質問ですけれども、もともとこれは区長の通知でも、その後のモデル地区の説明会でも、説明会では例えば11、12、13は、いつも同じ活動しているのでということで、説明会は合同で説明受けていますけれども、もうその時点であくまでもモデル地区については、その合同ではなくて、各単位自治会や地区単位でということで、もう大前提で説明していますので、これはこの方針を貫きさせていただきます。
  それから、最後の販売機の関係でございますけれども、こちらにつきましても、その辺でとか、先進地でやっているところがあれば、参考に頭に置いておきたいなというふうに考えております。
7番(成田ルミ子君) ありがとうございます。
議長(角野由紀子君) 以上で成田議員の質問を打ち切ります。
  次に、小河原議員、お願いいたします。
                 〔11番 小河原 正君登壇〕
11番(小河原 正君) 11番の小河原です。それでは、通告書に基づきまして、1点一般質問をしたいと思います。
  新たなごみ処理施設についてですが、その件につきましては、前段で猪股議員がおおむね幸手市、杉戸町の申し出についての質問がありましたので、おおよそのことはわかりました。ただ、宮代側として1つ心配がありますので、これから質問したいと思います。
  新設処理施設につきましては、今申し上げましたが、久喜市が進め、宮代町は久喜市に委託することであったということで、私たちは話は聞いているのです。ですが、新たに施設が幸手市、杉戸町を含めた2市2町の広域化との内容を伺いました。これについて基本計画について検討するものと考えられますが、久喜市の方針は定まったのかどうかをまず聞いておきたいと思います。
  とりあえず以上です。
議長(角野由紀子君) 小河原議員の質問に対する答弁を求めます。
  井上総務課長。
                 〔総務課長 井上正己君登壇〕
総務課長(井上正己君) 小河原議員ご質問の新たなごみ処理施設における久喜市の方針について答弁申し上げます。
  ご案内のとおり、久喜市では菖蒲地区に建設予定の新しいごみ処理施設に係る諸条件を整理いたしまして、これを昨年10月にごみ処理施設整備基本構想としてまとめております。今年度は引き続きこの基本構想に基づいて、ごみ処理施設整備基本計画を策定を進めていたところですが、本年7月にご質問の幸手市及び杉戸町から可燃ごみ処理の広域化について協議の申し入れがあったことから、この基本計画の策定を一時休止いたしまして、広域化によるメリットやデメリットを試算するとともに、地元の意見を聞きながら、さまざまな検証を行っていくということでございます。したがいまして、ご質問の広域化の是非に伴う基本方針につきましては、この検証作業を経た後に決定するというふうに伺っております。
  以上でございます。
議長(角野由紀子君) 再質問をお受けいたします。
  小河原議員。
                 〔11番 小河原 正君登壇〕
11番(小河原 正君) 今、説明を伺いましたけれども、宮代では多分9月だと思ったのです。基本構想に基づいて処理施設の新設を含めて報告となっていたそうです。最近になってこの2市2町の問題が発生して、発生というか、持ち上がったわけですよね。ですから、宮代町もこれは大変だという気持ちになると思いますよね。この間の新聞にも載っていましたけれども、久喜市では補正予算が本会議で可決したと載っていますよね。多分このことだと思います。周辺整備の影響などを調べ、広域化の確保先を判断するための経費約280万ですか、これを計上したとある新聞に載っていたのですけれども、ですからこのことを考えると、もう話はどんどん進めるというふうに思いますよね、私たちは。多分話は。補正予算が可決されておりますので。ということになると思います。
  先ほどの猪股議員も心配していましたけれども、監査委員も大変この問題については心配されて、先ほどの報告がありましたように、確かにそれは当然だと思います。私たちはこれが2年間何か延びそうな気がすると、新しいのができる。ただ、2市2町の問題が絡んで2年間延びたとすると、決算でも数字が出ていましたけれども、この近隣地域の人は迷惑料で解決料を出していますよね。それで話が進んでいるわけですよ。ですけれども、また延びるということになると、延びるということになると、新しい施設ができるのに反対するとかというのではないですよ。宮代町はお願いをする立場ですから、そういうふうに説明されていますから、それはそれでいいと思います。ただ、この近くの人は2年間、また例えば2年間延びるとなると、今までの迷惑、例えば道路だとか、いろんな車の出入りが多く、今と同じようになるわけですから、迷惑になるわけです。あと35年にはもう余りほとんど車が入らないなという気持ちになっていると思います。ここも見ていると平地になるのだろうというもう気持ちを持っています。将来何ができるかというのもあるわけです。それは別として、そうすると近隣のこの人たちにもそれは説明する必要があると思いますよね。当然だと思いますよ。将棋だとか碁ではないけれども、先手必勝法ではないと、もう近隣の人が怒ったら、もう収拾はつかないと思います。そういうことも考えないのかと私は思うのですよ。ただ、話がひとり歩きしている、全てがひとり歩きですよね。もう2市2町の話がどんどん進んでいる。だから、この近くの人だって、「何だ、それは」ということになるわけです。それはいいですよ。だけれども、そういうことは早く説明をする必要があるのです。なぜしないのかと。私それが不思議に思っていた、1つ目は。
  あと、負担の問題だって、多分変わってくる。先ほど猪股議員の質問で、年度ごとに1億何千万ずつこの修理費というのか、維持費がかかるという説明がありましたよね。そうなるとここの衛生組合がある限り負担も当然それに対しての負担があるわけでしょう。それもはっきりしてもらいたいということあるわけです。
  あと、この衛生組合の議会はどうなるのですか。35年にはもう解散だと思う。新しい施設ができて、宮代町はお願いするわけですから、処理は。この久喜宮代衛生組合はなくなったって当然ですよ。そういう話も前したと思いますよね。されたと思いますよね。ですから、それはどうなっているのか。いろんなことが関係してくるわけですよ。だから、忌憚ない、2市2町で話を進めることに対して反対はしないです。監査委員の心配しているとおり、当然これはもう関係市町村はみんな納得しないとならないわけです。そこら辺がどうなっているのか、ちっとも話が進めないような気がする。久喜市が進めていることはいいと思います。反対はしません。ただ、ここの衛生組合の皆さんがこの近隣の人にどう説明する責任があるのです。それが私は理解できないのです。ただ、これから検討する。新聞まで載っているのですから、これはもう周りの人はすぐ騒ぎますよ、これは。当然ですよ、子供がやることではないのですから。衛生組合はここで宮代町と土地をもう何十年前からできているこの周りの人が協力してくれているのだから、なくなるからって協力しないというのはおかしいと思います。皆さん、責任があるのですよ、それは。協力してもらいたいということで。それが何か話はどこかへ飛んでいってしまって、何人かの人は怒っています。何だ、宮代の議員はだらしがないと怒られているのです。ちゃんとしてもらいなさいと。当然ですよね。ですから、私は今日ちょっとさらっと質問をしているわけです。内容で言ってしまったのではきつくなりますので、ちょっと1点目の答弁についてはよろしくお願いします。
議長(角野由紀子君) 小河原議員の再質問に対する答弁を求めます。
  井上総務課長。
                 〔総務課長 井上正己君登壇〕
総務課長(井上正己君) まず、1点目の地元地域への説明ということについてでございますが、これまでも昨年から周辺地区の皆様へは補助金という形で交付をしておりまして、その手続等で年度頭からお邪魔する機会がありますので、この広域化の話がある点等につきましては、代表の方とはお話ししたことはございます。ただ、このほど予算のほうも固まりまして、正式に検討を始めるということが定まりましたので、改めて地域の皆様にもご説明をしたいというふうに考えております。
  それから、いま一つでございますが、負担の問題です。このたび久喜市が行うというふうに聞いております検証作業の中では、例えば今後その延長した場合等につきまして、その負担、改修等も含めた費用検討を行うというふうに伺っております。したがいまして、その上に方向性が決定するものと思われますので、より有効な方向性が導かれるよう願っているところでございます。
  以上でございます。
議長(角野由紀子君) 再々質問をお受けいたします。
 小河原議員。
                 〔11番 小河原 正君登壇〕
11番(小河原 正君) もうこれ以上責めると、また話がくどくなりますので、最後に簡単にしますけれども、1つこの近隣住民の人に理解できるようにちょっと運営をしてもらいたい。これは、間違いなくお願いしたいと。ですから、内容が全てひとり歩きする前に説明をすべきだと思いますので、そのことを強く要望というか、要求してやめたいと思います。よろしくお願いいたします。
議長(角野由紀子君) 以上で小河原議員の質問を打ち切ります。
  次に、園部議員、お願いいたします。
                 〔8番 園部茂雄君登壇〕
8番(園部茂雄君) 8番、園部茂雄です。通告順に質問させていただきます。
  衛生組合職員力向上について。衛生組合の接遇を初め収集車両等の運転マナーについて、以下の点についてお伺いいたします。
  (1)、接遇に関する苦情等、過去3年間のセンター別発生件数をお伺いいたします。
  (2)、車両事故等の過去3年間のセンター別発生件数をお伺いいたします。
  (3)、職員接遇力向上、運転手等への教育・研修等の取り組みの状況についてお伺いいたします。
議長(角野由紀子君) 園部議員の質問に対する答弁を求めます。
  井上総務課長。
                 〔総務課長 井上正己君登壇〕
総務課長(井上正己君) 園部議員ご質問の衛生組合職員力向上について答弁を申し上げます。
  まず初めに、(1)の接遇に関する苦情等の清掃センター別の発生件数でございます。久喜宮代清掃センター管内につきましては、平成27年度が1件、平成28年度が1件、平成29年度が5件でございました。
  続いて、菖蒲清掃センター管内につきましては、平成27年度がゼロ、平成28年度が1件、平成29年度が1件でございます。続いて、八甫清掃センター管内につきましては、平成27年度がゼロ、平成28年度が2件、平成29年度が4件でございました。内容は、電話応対においての苦情や、ごみ収集車の運行や、ごみ収集の作業の仕方に関する苦情などでございました。
  次に、(2)の過去3年間の車両事故等の発生件数でございます。久喜宮代清掃センター管内につきましては、平成27年度が5件、平成28年度が5件、平成29年度も5件でございます。続いて、菖蒲清掃センター管内につきましては、平成27年度から平成29年度の間、車両事故はございませんでした。続いて、八甫清掃センター管内につきましては、平成28年度のみ1件ございました。いずれも看板やブロック塀、立ち木などへの接触による物損事故が主な内容となっております。
  次に、(3)の教育・研修の取り組み状況についてでございますが、職員接遇力向上につきましては、構成市の久喜市、宮代町を含む三市一町共同研修会などの外部研修に参加することにより能力向上に努めているところでございます。特に今年度は係長級の3名の職員がクレーム対応研修を受講しまして、さまざまな現場での事例をもとに、お客様目線に立った日常の接客について学んできたところでございます。
  運転手等への教育・研修につきましては、毎年杉戸警察署から講師を招き、交通安全講習を実施することにより、交通ルールの遵守と正しい交通マナーを学ぶとともに、特に現場で作業する職員につきましては、安全教育研修を実施し、車両の運転だけではなく、清掃作業全体における安全留意事項の再確認を行っております。また、委託の業者につきましては、委託業者連絡会議を定期的に開催し、安全な車両運転についても注意喚起を図っているところでございます。
  職員の接遇力向上や交通事故防止等につきましては、日常的な業務を実施する上での基本的な事柄であることから、今後とも職員に対しましては、外部研修や内部研修を通じて定期的に能力向上、意識づけ、注意喚起等を図ってまいりたいと思います。
  以上でございます。
議長(角野由紀子君) 再質問をお受けいたします。
  園部議員。
                 〔8番 園部茂雄君登壇〕
8番(園部茂雄君) ありがとうございました。接遇に関する苦情等については非常に少ないという、想像以上に少ないなという実感をしております。車両の事故等についても物損関係でということなので、努力されているなということがわかります。その中で、当然のことながら、このプロパーの職員であったり、協力会社の職員の研修というのも非常に久喜宮代衛生組合の看板を背負って作業してもらうわけですから、やっぱりそれに見合ったことでやってもらわなければいけないということで、ちょっと久喜地区の場合には、事故も毎年5件ぐらいということで、ほかの地区よりも当然車両台数も多いですから、その事故の割合もということなのですけれども、この辺の事故で共通するようなところというのはあるのですか。
  それと、あと連絡会議ということで、協力会社の研修というのは、当然協力会社内での研修もそうなのでしょうけれども、この久喜宮代衛生組合としての安全運転のマナーの講習とかというのも実際にやられているのかどうか、その辺の状況についてもお伺いいたします。
議長(角野由紀子君) 園部議員の再質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 園部議員の再質問にご答弁申し上げます。
  事故の共通事故といいますか、共通性はあるかというご質問ですけれども、ほとんど平成27年度で申し上げれば5件、直営3件、委託が2件、内容につきましては、物損がそのうち4件、この物損につきましては、ついサイドミラーを破損してしまったりですとか、バックした際に集積所に設置してある扉といいますか、支柱に当てて破損してしまったりですとか、あと看板に気がつかなくて、上のほうを、上部ですか、それの看板に気がつかなくて接触してしまったとか、ちょっと注意すれば防げるような簡単な物損事故でございます。こちらにつきましては、民間の収集業者に対しても年1度集まっていただいて、その辺の事故についての注意事項を研修で述べているのですけれども、大体見渡しますと、やはり50人前後おりまして、その中には若い方もいれば、年配の方もいらっしゃる。ベテランの方もいらっしゃいますし、特に若い方につきましては、異動がちょっと激しいという部分も、出入りがちょっと激しいという部分もありますので、厳重にそういうことがないように、教育をしっかりするようにということでお願いしてございます。ですから、それほど重大な事故ではないのですけれども、ちょっとした不注意が多いということが言えるかと思います。
8番(園部茂雄君) 久喜宮代組合で特にやっている研修とか、業者任せではなくて、こっちでというのはないのですか。答弁もう一つあったと思うのですけれども、質問。組合で独自にはやっていませんか。
業務課長(藤井 智君) 失礼しました。先ほど申し上げました年1回の収集業者に対する研修、これは組合でやっておりまして、あと現業職員に対する収集業務に従事している研修、これも組合のほうで年に1回実施しております。失礼しました。
議長(角野由紀子君) 再々質問をお受けいたします。
  園部議員。
                 〔8番 園部茂雄君登壇〕
8番(園部茂雄君) ありがとうございます。若い職員や、いろいろな職員の入れかわりがあって、そういったこともちょっとした不注意ということでは理解いたしますけれども、その辺も周知徹底はしていただいて、どうしても住民の方から路地なのですけれども、収集車のスピードがちょっと路地の割にはというふうな苦情も私たちの耳にも入ってきますので、引き続きその辺で仕事の効率もあるのでしょうけれども、安全に職員の方が行えるよう研修のほうも徹底していただくよう要望して、終わりにします。
議長(角野由紀子君) 以上で園部議員の質問を打ち切ります。
  次に、丸山議員、お願いいたします。
                 〔6番 丸山妙子君登壇〕
6番(丸山妙子君) 議席番号6番、丸山妙子でございます。通告に従いまして質問させていただきます。
  大項目1、指定ごみ袋の不良品について。指定ごみ袋に関し、以下の点について伺います。
  (1)、指定ごみ袋の中に不良品が入っていたが、ほかに苦情など問い合わせはあるのか。
  (2)、ア、指定ごみ袋導入後、これまでに何回あったか。
  イ、不良品が出た場合、業者への指導はどうするのか。
  (3)、住民への周知や情報収集はどうするのか。
  大項目2、汚れたプラスチックごみの扱いについて。
  (1)、プラスチックごみの再生率を上げるため、汚れたプラスチックごみは燃えるごみとして燃料(エネルギー)として扱う考え方に移行できないか、お聞きいたします。
議長(角野由紀子君) 丸山議員の質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 丸山議員のご質問にご答弁申し上げます。
  初めに、大項目1でございます。まず、(1)でございます。衛生組合では、平成24年4月から、燃やせるごみ、燃やせないごみの収集に当たり、指定ごみ袋を導入しております。この間、住民の方々から袋の裂けや底抜けなどの不良品に関する苦情につきまして、数件のお問い合わせをいただいております。
  続きまして、(2)でございます。まず、アでございますが、指定袋の不良に関する苦情件数といたしまして、平成27年度までは統計がございませんことから、詳細は不明でございますが、平成28年度には6件、29年度には7件でございました。また、今年度は先月末に宮代町にお寄せいただいた1件でございます。
  次に、(イ)でございますが、不良品の苦情をいただいた際には、速やかに製品を回収するとともに、状況を確認した上で、製造業者に早急に改善するよう指示しております。また、平成29年4月には要綱を一部改正して、製造業者に対し、衛生組合が報告を指示することができる規定を追加するとともに、製造業者が組合の指示に従わない場合は、指定袋の製造許可の取り消しができることといたしました。
  続きまして、(3)でございます。住民への周知といたしまして、不良品があった場合の問い合わせ先として、衛生組合担当や製造業者の連絡先を衛生組合ホームページに記載するなどにより、指定袋の品質の改善、向上につなげてまいりたいと考えております。
  また、情報収集といたしまして、指定袋の不良に関する苦情を受けた際は、職員が直接お伺いして、代替品をお渡しするとともに、不良品を回収して状況を確認することを継続してまいりたいと考えております。
  続きまして、大項目2でございます。不要となったプラスチック製品を容器包装リサイクル法に基づいて再資源化する場合、食品残渣などの汚れが付着しているものは異物とみなされ、再生できないものとして処理されていることになります。衛生組合におきましても、納豆の容器や練りからしのチューブなど汚れをとり切るのが困難なものは燃やせるごみとしてお出しいただいておりますが、プラスチック容器に汚れが付着している場合は、その汚れを落としてプラスチック類としてお出しいただけますよう、広報紙や収集カレンダーなどを通じてお願いしているところでございます。汚れを落としていただくことにより、法律に定める品質基準に適合して、プラスチック製容器包装として再資源化されることとなりますことから、リサイクル率の向上につながるものでございます。つきましては、現行の分別を継続していくとともに、今後も住民の皆様のご協力をいただけますようお願いしてまいりたいと考えております。
議長(角野由紀子君) 再質問をお受けいたします。
  丸山議員。
                 〔6番 丸山妙子君登壇〕
6番(丸山妙子君) ありがとうございました。項目1のほうの不良品のごみ袋なのですが、今年5月ごろから宮代町のほうで結構同じ地域から何枚か出たということでご相談受けたり、あと9月の特別委員会でもちょっとそんな話も出たのですけれども、今ご答弁いただきました中で、業者のほうには指導をしているということなのですが、これ例えばお店、ヨーカドーとか、スーパーで買った人たちがそこで不良品が入った場合は、衛生組合のほうにスーパーのほうから連絡が来るかどうかお伺いいたします。
  あと、コンビニでも10枚入り108円で売っているのですけれども、1枚10円ということで、不良品が出ても余り皆さん言わないというのが現状だと思うのですが、結構枚数が多い場合は、先ほどの答弁でもいただきましたけれども、業者に対して改善とか図るようにするということなのですが、こういう何か声なき声のものをどうするかということで、ホームページに掲載してくださるということなのですが、衛生組合だよりとかなどに掲載してもらうとか、ごみ袋に直接問い合わせ先を載せてもらうとかということはできないでしょうか。
  あと、2番目のほうの汚れたプラスチックごみの扱いについてなのですが、先ほども前番議員さんから何点か出ていましたけれども、紙おむつなどもすごく水分の多いものです。それで、生ごみの減量化をしてきたときに、水を切る。それで生ごみ処理機を使うとか、いろいろな手段をとってきたわけですけれども、今、乳幼児、高齢者、あとペットの紙おむつもすごい今出ているわけなのです。それで、生ごみ処理をしていたときの現状のような時代と違って、今は水分の量が非常に増えていると思うのです。それで、ご答弁いただいた中に、洗ってということなのですけれども、今ちょっと結構皆さんから言われているのは、ごみ自体が分別しづらくなっていると。例えばお弁当のものにしても、下が紙だけれども、周りがプラスチックだったり、結構分別がもう高温度で新しい炉で対応するようなものに多くなっていて、非常に分別しづらいという声も聞いています。
 それで、以前にもお話ししたことあるのですけれども、汚れたものということで、今でもやっぱり小さなしょうゆとか、細かい小さいものも丁寧に洗っている方もいらっしゃるので、プラスチックのごみの再生率を上げるために、もう少し範囲を広げるということはできないかということをお聞きいたします。
議長(角野由紀子君) 丸山議員の再質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 丸山議員の再質問にご答弁申し上げます。
  まず、1点目でございます。不良品が出た場合には、販売店、スーパー等から連絡が入っているかということでございますけれども、今のところ1件しかございません。多分これは大量に出た場合だと思います。単発で出た場合にはお店のほうで解決してしまっているのかということで、全部は確認しておりませんが、1件ございました。
  それと、2点目のお問い合わせ先の関係でございますけれども、これにつきましては袋の外袋に業者名と連絡先入っております。それに加えて衛生組合だよりについても、組合に相談していただけるように周知はしていきたいなと考えております。
  それから、最後の分別がしづらいということで、分別の関係でございますけれども、ごみにつきましては、現時点の容器包装リサイクル法が変わらない限り、このリサイクル法に基づいて収集するしか、以外にはないのかなというふうに考えております。十分、重々その分別がしづらいというのはわかっているのですけれども、一応法律がそのような形で、容器包装リサイクル法そのものがそのような形になっておりますので、そういう形でリサイクルするのかなというふうに考えております。
議長(角野由紀子君) 再々質問をお受けいたします。
  丸山議員。
                 〔6番 丸山妙子君登壇〕
6番(丸山妙子君) ありがとうございました。業者に1件あったということなのですけれども、たくさん出たときはそういうものが行くというのですけれども、何かスーパーとかに対しても、もしそういうことがあったら衛生組合までご連絡いただけないかみたいな周知ができるか。そうするともう少し把握ができてくるかと思います。あとは1枚10円程度だと、電話をしてまで、お店に行ったときについでに言うことはあるかもしれないけれども、わざわざ電話をしてとかなかなかないと思うので、業者のほうにきちっと対応するということと、やはり10円だからと諦めている人が余りにも多いようだったらば、そうならないように衛生組合だよりとかに書いていただいて、今、はやっていますけれども、サロンとか、そういうところで皆さん話題にしたりして、このごみも実際サロンで出てきた話だったので、何か形ができて、情報が衛生組合に入るようにしていただきたいと思います。
  あと、済みません。ちょっとばかりさっき書いてあるとおっしゃっていたのですけれども、やっぱり書いてあっても、電話をしてまではもうしないという方が、やっぱりいなくて、今回サロンのほうで、いや、実はこうだ。こうだったと言ったら、ああ、あの人もこの人もということになったようなので、ちょっとこれをご検討いただきたいと思います。
  あと、リサイクル法で難しいということなのですけれども、家庭ごみと言っても、実際全部うちで食事をつくるわけではなく、買ってきたものをお弁当とか、総菜とか、いろいろある中で、この前、エフピコに視察研修させていただいて、納豆とか、においのものはとれないので、洗う人によっても違うということで、ちょっと私もいろいろ台所しながら思ったのですけれども、やっぱりにおいのとれないものって多いのです。それで、リサイクル法でこのプラスチックごみの分別方法はあるのですが、プラスチックの再生率を上げるということで、本当に住民の方が協力してプラスチックだったら、本当にそのまま全部が再生に行くような形、汚れたものがあって、においがきつくて、結局は処分しなければいけないというものが少なくなるような周知、やっぱり衛生組合だよりとかだと思うのですけれども、そういう方法を主にしたほうが結構プラスチックのごみの分別が何かいいかげんだったり、徹底する人は徹底する。何かそこのところ理解がまだできていないようなので、そこを今後どうするのか、もう一回お願いいたしたいと思います。
  それで、やっぱり監査委員さんのお言葉の中で、費用対効果を主眼としたコスト意識の徹底を基本ということで、ある程度やっぱり納豆のものとか、マヨネーズとか、レトルトの入れ物とか、中が汚れたものを洗って水で流して洗剤使ってというよりは、ある程度エネルギーにかえて使えるのかなと思います。それで、ここの炉はとても古いということと、もともと始まったのはダイオキシンの問題とかだったと思うのですが、先ほど申し上げましたように、おむつなどの水分量が増えたことで、それに対する熱量のものも、重油とかも増えていくと思いますので、その辺をどうしていくのかお願いいたします。
  以上です。
議長(角野由紀子君) 丸山議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 丸山議員の再々質問にご答弁申し上げます。
  まず、1点目の販売店からの協力体制といいますか、不良品が出た場合に連絡が入るようにできないのかということでございますけれども、こちらにつきましては、非常に多岐にわたっているところもございまして、大手の数社、数カ所でしたらそのようなところに行くかと思いますが、多岐にわたりますので、その辺はちょっとご連絡いただきまして、大手につきましても、今後余り頻繁に不良品が出るようでしたら、大手のスーパーにはそのような形で連携できるような方策も検討してまいりたいと考えております。
  あと、2点目の分別の関係でございますけれども、非常に難しい問題ですが、基本的には先ほど申し上げたとおり、容器包装リサイクル法に基づいての分別ですけれども、多少なりとも余り汚れの落としにくいものはこれからも可燃ごみとして出していただいてよろしいということでカレンダーや組合だよりを通じてお知らせをしてまいりたいと思いますけれども、ただ先ほども議員さんも言われましたが、まじめにきちんと洗って出している方もいらっしゃいますので、余り私どものほうでその辺を緩めてしまいますと、ごみで出している方との整合性がとれなくなってしまいますので、そのあたりの基本路線は変えないでいくしかないのかなというふうに考えております。
議長(角野由紀子君) 以上で丸山議員の質問を打ち切ります。
  以上で組合に対する質問を終了いたします。

                        ◇                      

    ◎次会の日程報告
議長(角野由紀子君) 以上で本日の日程は終了いたしました。
  次会の日程を申し上げます。次会は、10月23日火曜日、午前9時から本会議を開き、議案に対する質疑、討論、採決を行います。議員の皆様には、定刻どおりご参集くださるようお願いいたします。
  また、成田議会運営委員長からも報告がございましたとおり、議案質疑書の締め切りは10月10日水曜日、正午までとなっております。具体的にページの指定がされていないような質問、議案に直接関係ない質問は避けていただき、執行部が質問の趣旨、内容を理解しやすいように、具体的にわかりやすく記入くださるようお願いいたします。
  なお、議案質疑通告書につきましては、持参、ファクス送信、メール送信のいずれも可といたします。

                        ◇                      

    ◎散会の宣告
議長(角野由紀子君) 本日はこれにて散会いたします。
    散会 午後 2時30分