平成29年久喜宮代衛生組合議会第4回定例会 第18日
平成29年11月24日(金曜日)
議 事 日 程 (第2号)
1 開 議
2 議案に対する質疑
3 討論・採決
4 議長挨拶
5 管理者挨拶
6 閉 議
7 閉 会
午前9時開議
出席議員(14名)
1番 貴 志 信 智 君 2番 新 井 兼 君
3番 渡 辺 昌 代 君 4番 斉 藤 広 子 君
5番 野 原 洋 子 君 6番 丸 山 妙 子 君
7番 成 田 ル ミ 子 君 8番 園 部 茂 雄 君
9番 猪 股 和 雄 君 10番 戸 ヶ 崎 博 君
11番 伊 草 弘 之 君 12番 金 子 正 志 君
13番 鈴 木 松 蔵 君 14番 小 河 原 正 君
欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定により出席した人
管 理 者 田 中 暄 二 君
副管理者 新 井 康 之 君
代 表 佐 藤 晟 君
監査委員
会 計 斎 藤 悟 留 君
管 理 者
参 与 飛 守 君
参 与 南 沢 郁 一 郎 君
参 与 川 島 正 光 君
参 与 井 上 正 己 君
事務局長 白 子 直 巳 君
総務課長 栗 原 聡 君
業務課長 藤 井 智 君
施設課長 内 田 久 則 君
総 務 課 青 柳 浩 行 君
主 幹
施 設 課 小 島 靖 之 君
主 幹
業務課長 鈴 木 昌 利 君
補 佐
菖蒲清掃 加 藤 一 郎 君
センター
所 長
八甫清掃 月 安 高 広 君
センター
所 長
本会議に出席した事務局職員
庶務係長 菊 地 俊 一
書 記 松 本 学
書 記 籾 山 光 明
◎開議の宣告 (午前 9時00分)
〇議長(小河原 正君) ただいまの出席議員は14名でございます。
定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。
◇
◎議案に対する質疑
〇議長(小河原 正君) 日程第2、議案に対する質疑をお受けいたします。
議案第18号 久喜宮代衛生組合職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例についての質疑をお受けいたします。
渡辺議員、お願いします。
〔3番 渡辺昌代君登壇〕
〇3番(渡辺昌代君) おはようございます。3番、渡辺です。議案第18号 久喜宮代衛生組合職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例につきまして質疑をさせていただきます。
1点目です。今回の条例改正で、「育児休業に係る子について保育所等における保育の利用を希望し、申し込みを行っているが、当面その実施が行われないこと」に、ここに該当する職員は現在いるかお伺いいたします。
2です。久喜宮代衛生組合職員の育児休業のこれまでの取得状況はどうか。とりやすい環境にあるのかお伺いをいたします。
〇議長(小河原 正君) 渡辺議員の質疑に対する答弁を求めます。
青柳総務課主幹。
〔総務課主幹 青柳浩行君登壇〕
〇総務課主幹(青柳浩行君) おはようございます。渡辺議員ご質疑の育児休業等に関する条例についてご答弁申し上げます。
まず、1点目でございます。平成28年度の当衛生組合の児童手当の支給対象職員は5人、支給対象の児童数は8人でございます。その8人のうち、育児休業取得可能な3歳未満の児童は2人でございます。その2人の児童の母親は専業主婦であり、「育児休業に係る子について保育所等における保育の利用を希望し、申し込みを行っているが、当面その実施が行われないこと」に該当する職員につきましては、現在衛生組合におきましては、いないところでございます。
2点目のこれまでの育児休業の取得状況でございますが、育児休業対象の女性職員は今までほとんどいなかったこと、また男性職員についても、配偶者が専業主婦であったり、共働きであっても保育所に預けているケースがほとんどであり、本人も育児休業を希望しなかったことから、育児休業の取得につきましては、実績がないところでございます。
育児休業の取得は、職員の権利でもありますので、組合といたしましても、育児休業を取得しやすい環境づくりなど、職員が働きやすい職場づくりに努めていきたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(小河原 正君) 以上で質疑を打ち切ります。
次に、議案第19号 平成28年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定についての質疑をお受けいたします。
なお、この議案につきましては、歳入・歳出に分けて通告順に順次お受けいたします。
まず、歳入からお受けいたします。
初めに、猪股議員、お願いします。
〔9番 猪股和雄君登壇〕
〇9番(猪股和雄君) 決算認定についての歳入について質疑いたします。
まず最初に、決算書でいきますと8ページ、9ページですけれども、清掃センター別、多量排出事業所ごとの搬入量。27、28年度の量と増減について一覧表にして配付してください。業種ごとの構成はどうなっていますか。また、それらの増の要員についてどのように把握しているのか、分析、見解をお伺いをしたいと思います。
2つ目です。各多量排出事業所の減量計画書の数値と達成度、実際の搬入量の比較増減はどうなっていますか。それらの達成、未達成の分析と評価を明らかにしてください。
決算書12、13ページです。調書でいきますと19ページに容器包装再商品化合理化拠出金の集計が出ています。それぞれのセンターともこの調書を見ますと、3年連続で大幅に減となってきております。特に品質基準配分額が急減しています。低減額基準の配分金も減となってまいりました。これらの理由について説明をしてください。
それから、同じ問題ですけれども、プラスチック容器包装の品質が拠出金配分基準を満たすことができなかったというふうに説明されているのですけれども、その原因をどう分析していますか。住民による分別の徹底強化などによって改善する見込みはあるのか。分別を徹底することと、それからきれいにして出すことというのは基本なのですけれども、住民への協力依頼や啓発をさらに強める必要もあるということなのでしょうか、お伺いをいたします。
4点目です。ペットボトル有償入札拠出金、これも調書の19ページに出ているのですけれども、八甫のセンターで排出量が177トン、前年よりもふえてきていますが、拠出金額は前年度よりも大幅減になりました。その事情を説明してください。単価が26年度5万2,000円から27年度3万円、28年度2万1,000円と低下してきている理由をどう捉えていらっしゃいますか。
それから、調書の15ページに、久喜宮代センターと菖蒲センターは、ペットボトルは独自ルートで売却しているわけでして、それが15ページに載っています。これらのペットボトルについて、八甫のセンターと同様に扱うことはできないのかお伺いをいたします。
昨年、瓶・缶・ペットボトルの混合回収の見直しについては、ストックヤードがないので、単独回収できないという説明がありました。容リ法の指定を受けた保管場所が必要ということでしたが、その指定を受けるための要件を教えてください。それから、久喜宮代センター及び菖蒲センターでは、その設置は不可能と考えていらっしゃるのかお伺いいたします。
5番目です。東電福島第一原発事故にかかわる放射線測定費用等の賠償金について、昨年の決算資料で、27年度分まで523万円の請求に対して517万円が支払われていると報告をされました。放射性物質検査費用、検査機器の購入費用、人件費等の請求内容、支払いの内訳、未払い分の内訳を明らかにしてください。その後に未払い分の支払いがあったかも含めて一覧表で配付をしてください。28年度分の請求額及び支払い額がどうなっているのかでお願いいたします。
〇議長(小河原 正君) 猪股議員の質疑に対する答弁を求めます。
鈴木業務課長補佐。
〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
〇業務課長補佐(鈴木昌利君) おはようございます。猪股議員のご質疑のうち、項目1から4についてご答弁申し上げます。
初めに、項目1についてご答弁申し上げます。清掃センター別、多量排出事業者ごとの搬入量につきましては、平成27年度、28年度の量と増減につきまして、お手元に資料をお配りしてございますので、ご確認いただきたいと思います。
まず、多量排出事業者の搬入量比較増減でございますが、最初に各センターの総量、次に業種ごとの内訳の順に説明をいたします。業種の順番につきましては、該当事業者が多い順となってございます。また、業種内の順番につきましては、削減量の多い順とさせていただいております。
初めに、久喜宮代清掃センター管内でございます。大幅な増減が見られた事業者に対し、聞き取り調査を実施しておりますので、あわせてご報告申し上げます。
まず、資料の4ページをごらんください。平成28年度における多量排出事業者は、41事業者、搬入実績は2,025.82トンでございました。また、業種別の分析でございますが、初めに老人福祉施設でございます。該当は7事業者、小計@のとおり、対前年度比でマイナス14.35トン、3.01%の減となっております。この老人福祉施設の中で最も多く排出しておりました7番目の事業者は、対前年度プラス5.02トン、3.85%の増となっておりますが、その理由を確認いたしましたところ、利用者の重度化に伴い、おむつ着用者が増加したことによるおむつ類の増や、感染症予防のために使い捨て容器による食事提供を行ったためとのことでございました。
次に、外食産業でございます。当該事業者は7事業者でございます。小計Aのとおり、対前年度比較でマイナス1.07トン、0.37%の減となっております。
次に、スーパーマーケットでございます。該当事業者は6事業者で、小計Bのとおり、対前年度比較でプラス82.17トン、27.31%の増となっております。5番目、6番目につきましては、増となっております。理由につきましては、食品ごみリサイクルが進まず廃棄物がふえたため、バックルーム、事務所の片づけにより廃棄物がふえたため、備品のリサイクルが進まなかったため、店舗改装に伴う売り上げ増による商品の廃棄の増加等が主な要因と聞いております。
次に、医療機関でございます。当該事業者は5事業者でございますが、小計Cに記載いたしましたとおり、対前年度比較でプラス3.37トン、1.1%の増となっております。5番目の事業者につきましては、プラス10.32トン、6.79%の増となっております。理由といたしましては、業務用生ごみ処理機を導入しているが、故障のため稼働できない期間があったといったことを伺っております。
次に、食品製造業でございます。当該事業者は3事業者でございますが、小計Dに記載いたしましたとおり、対前年度比較でマイナス3.40トン、3.61%の減となっております。
次に、鉄道会社でございます。当該事業者は2事業者でございまして、小計Eのとおり、前年度比でマイナス3.57トン、9.24%の減となっております。
次に、サービス業でございます。当該事業者は小計Fのとおり2事業者で、プラス20.28トン、26.90%の増となっております。2番目の事業者につきましては、プラス15.35トン、74.15%の増となっております。これは、樹木剪定後に出る枝や除草による草の増加によるものと伺っております。
次に、娯楽産業でございます。当該事業者は2事業者で、小計Gのとおり、マイナス1.2トン、1.02%の減となっております。
次の廃棄物処理業、障害者支援施設は減となっております。
次に、児童福祉施設でございます。小計Jのとおり、プラス4.06トン、19.04%の増となってございます。これは、1年を通して児童数が多く、廃棄物が増加した。院内の不要なものを整理したことによる廃棄物の増加などと伺っております。
以下、給食センターから官公庁までは減となっております。
次に、学校でございます。学校につきましては、プラス4.41トン、7.46%の増となっております。理由といたしまして、平成30年度4月をめどに学部学科改組を予定しているため、教員数が20名ほど増員になるために研究室・実験室の異動が発生し、増加したと報告を受けております。
最後に、家具販売店でございます。家具販売店につきましては、減となっております。
次に、菖蒲清掃センター管内でございます。5ページをごらんください。平成28年度における多量排出事業者は17事業者、搬入実績は983.43トンとなっております。
また、業種別の分析でございますが、初めに外食産業でございます。4事業者で小計@のとおり、対前年度比でマイナス12.98トン、11.45%の減となっております。
次に、スーパーマーケットでございます。3事業者で小計Aのとおり、前年度比較でマイナス1.93トン、2.07%の減となっております。
次に、老人福祉施設でございます。2事業者で、小計Bのとおり、マイナス1.29トン、0.81%の減となっております。
次に、コンビニエンスストアでございます。2事業者で、小計Cのとおり、マイナス8.15トン、19.08%の減となっております。以下、D番、薬品製造業、E番、倉庫業につきましては、増となっておりますが、取り扱い量の増加と聞いております。F番、書店、G番、給食センターについては、減となっております。H番、大型商業施設については、前年度比プラス33.09トン、7.25%の増となっておりますが、この事業者については、施設全体の営業実績の向上と来客の増加に比例した家庭ごみ等の持ち込みの増と伺っております。
Iの衣料製造業については、減となっております。
次に、八甫清掃センター管内でございます。6ページをごらんください。平成28年度における多量排出事業者は24事業者、搬入実績は1,846.66トンとなっております。
また、業種別の分析でございますが、初めにスーパーマーケットでございます。全部で7事業者、小計@のとおり、対前年度比較でプラス15.39トン、3.84%の増となっております。7番目の事業者につきましては、プラス28.79トン、72.89%の増となってございますが、食品リサイクルを捨てるコンテナからあふれたものや、食品リサイクルで取り扱えない品目の排出量の増加による増との回答をいただいております。
次に、老人福祉施設でございます。6事業者で小計Aのとおり、前年度比プラス15.56トン、4.16%の増となっております。6番目の事業者につきましては、利用者の増加によるものと伺っております。
次に、外食産業でございます。6事業者で小計Bのとおり、対前年度比プラス4.58トン、5.26%の増となっております。理由といたしましては、売り上げ増によるものとのことです。
次に、食品製造業でございます。2事業者で小計Cのとおり、対前年度比マイナス11.28トン、10.45%の減となっております。
次に、娯楽産業でございます。小計Dのとおり、2事業者で対前年度比プラス1.76トン、1.92%の増となっております。2番目の事業者につきましては、開催日数の増加による来場者の増によるものと聞いております。
次に、医療機関でございます。2事業者で小計Eのとおり、対前年度比プラス6.61トン、3.79%の増となっております。2番目の事業者につきましては、患者数の増加と聞いております。
次に、その他でございます。F、給食センターにつきましては、減でございます。最後に、G、大型商業施設は対前年度比プラス15.52トン、3.13%の増となっております。理由といたしまして、売り上げの増などにより増加したと伺っております。
続きまして、項目2についてご答弁申し上げます。多量排出事業者につきましては、条例の規定に基づき「事業系一般廃棄物減量計画書」の提出が義務づけられており、全82事業者が計画書を提出しております。
この減量計画は、容易に達成される内容や、非常に困難な内容とならないよう、各事業者の実情を踏まえて適切に設定されるべきものであります。当組合といたしましても、少しでも多くの事業者が計画に沿いながら目標を達成できますよう適切な情報提供や指導、助言をしていくことを心がけているところでございます。
その減量計画書の達成状況でございますが、まずお手元の資料1ページ、久喜宮代清掃センター管内について申し上げます。減量計画を達成できた事業者につきましては、41事業者中、表の一番右の欄にございます「減量計画目標達成」の欄に丸印を記載しております18事業者、43.9%の事業者が減量計画を達成しております。
次に、2ページ、菖蒲清掃センター管内で減量計画を達成できた事業者は、17事業者中7事業者、41.2%の達成率の達成率でございます。
次に、3ページ、八甫清掃センター管内で減量計画を達成できた事業者は、24事業者中11事業者、45.8%の達成率でございます。
したがいまして、組合全体では82事業者中36事業者、43.9%の達成率でございました。前年度は94事業者中43事業者、45.7%でございましたことから、若干の減少となっております。計画達成できなかった全ての事業者に対し、その理由を確認いたしましたが、その主な結果は、先ほどご答弁を差し上げたとおりとなってございます。
また、多量排出全82事業者の搬入量の合計は4,855.91トン、27年度は4,880.05トンでありましたことから、マイナス24.14トンの減量化を達成しております。
総括といたしまして、このように搬入量の減少が図られておりますこと、また多量排出事業者の数も前年度の94社から82社と大きく下回っておりますことから、多量排出事業者制度の目的に沿った結果があらわれたものと評価できるものでございます。しかしながら、事業者ごとの減量計画の達成という面におきましては、今後とも課題として取り組む必要があると考えております。
また、業種別の動向といたしましては、久喜宮代管内における老人福祉施設の排出量につきまして、前年度と比較して減少しておりますものの、新たに事業者が1つ加わりましたこともあり、業種別の順位は、前回の4位から、外食産業にかわって1位となっております。老人福祉施設から排出されるごみは、生ごみと紙おむつが多いことが特色として挙げられます。生ごみにつきましては、業務用処理機の導入につきまして今後も積極的に働きかけを、また紙おむつにつきましても、各地でのさまざまな実験的な取り組みを耳にしておりますことから、今後も情報収集に努めてまいりたいと考えております。
続きまして、項目3についてご答弁申し上げます。再商品化合理化拠出金は、容器包装リサイクル法に基づき、再商品化された容器包装対象物について、実際の費用が指定法人である公益財団法人日本容器包装リサイクル協会の想定額を下回った場合に、その差額を原資として市町村が引き渡した容器包装対象物に対し、品質や低減額貢献度の割合を算出し、翌年度にリサイクル協会から配分されるものでございます。
まず、品質基準に基づく配分の減額につきましては、プラスチック製容器包装の品質配分額が交付されず、ペットボトル分のみが対象となったことによるものでございます。
プラスチック製容器包装における拠出金の対象となる条件は、まず品質検査において容器包装比率が95%以上である場合もしくは容器包装比率が90%以上であるとともに、前年度の検査から2%以上向上した場合でございます。平成27年度の品質検査の総合評価はAランクでございましたが、容器包装比率は92.75%でありました。条件である95%以上に届かず、また前年度の97.97%からの向上もありませんでしたことから、拠出対象とはなりませんでした。
一方の低減額貢献度に基づく配分の減額につきましては、拠出金の原資自体が減額となったこと、また27年度と同様に、プラスチック製容器包装について、リサイクル協会から指定され実施した合成ガス化は配分金が交付されず、材料リサイクル分のみが対象となったことによるものでございます。
合理化拠出金は、リサイクル手法ごとに算出いたしますが、想定額と実際の費用の差額が拠出金の原資となりますことから、その差額が発生しない場合は、拠出金の配分を受けることができなくなります。今回、合成ガス化を行うルートにおける原資が発生いたしませんでしたことから、拠出を受けることができなかったということでございます。
このように、低減額貢献度に基づく配分の減につきましては、衛生組合ではいかんともしがたいところでございますが、品質基準に基づく配分における平成27年度のプラスチック製容器包装品質検査の総合評価における容器包装比率が92.75%と拠出金の配分を受ける基準に達することができなかった大きな要因といたしまして、汚れの付着したプラスチックの割合が4.10%と、前回の0.74%から増加したことが挙げられます。特に液状の調味料汚れが付着している場合、広範囲にしみ広がることで、適正に分別されているものまで汚れてしまい、検査結果に大きな影響を与えることが考えられます。
これを受け、広報紙において、平成28年3月号、29年2月号と2回にわたり、プラスチックの汚れに関して注意喚起を行うなどの取り組みを継続していく中で、本年9月の品質検査においては、容器包装比率が97.42%、汚れの付着したプラスチックの割合が0.40%と大幅に改善されましたことから、再商品化合理化拠出金における品質基準を満たす結果となったものでございます。
しかしながら、リサイクル協会から本年9月7日付で全国の自治体宛てに送付されました通知によりますと、プラスチック製容器包装の再商品化合理化拠出金は、平成30年度支払い予定の拠出金の原資が発生しない見込みであることから、現時点では拠出金は発生しない見込みが強いとのことでございました。このことから、当組合における来年度予算へのプラスチック製容器包装に係る再商品化合理化拠出金の計上はやむなく見送ることといたしたところでございます。
法律に基づきリサイクルを実施する上で、容器包装比率の向上は、拠出金の有無にかかわらず、非常に重要であることには変わりがありませんことから、今後も分別へのご協力をお願いしてまいりたいと考えるところでございます。
続きまして、項目4についてご答弁申し上げます。ペットボトル有償入札拠出金でございますが、容器包装リサイクル法に基づき、リサイクル協会の実施する入札に事業者が参加した結果、有価で資源を買い取ることとなった場合に、協会を通じてその相当額が市町村に支払われるものでございます。
衛生組合におけるペットボトルの有償入札拠出金額といたしましては、平成28年度は382万9,720円でございました。27年度は512万5,081円でありましたことから、マイナス129万5,361円、25.3%の減となっております。品質評価はAランクと変わりがございませんでしたことから、今回の拠出金額の減少の要因は、品質の低下ではなく、落札単価の下落によるところが大きいと考えております。
指定法人におけるペットボトルの入札は、年2回、上期と下期で実施されておりますが、衛生組合の落札単価は、平成27年度上期、トン当たり2万20円、下期、3万6,030円であったことに対し、28年度は上期1万6,051円、下期は2万9,756円と、いずれも前年度を下回りました。
27年度は、廃ペットボトルの海外への流出が続き、国内での再生向け供給が不足しましたことにより、落札単価は高騰したものと考えられます。対しまして、28年度は原油価格の急激な下落に伴い、石油からつくる新品樹脂の値下がりに連動し、再生樹脂も価格を下げた影響によるものと考えております。いずれも当組合に限ったことではなく、全国的な傾向のようでございます。
また、当組合におけるペットボトルの処理といたしまして、久喜宮代清掃センター及び菖蒲清掃センターでは、瓶や缶と同一の袋で回収された後に、清掃センターを経ずに、昨年7月の議員研修の際にご視察いただきました市内の民間工場に直接搬入されます。そして、そこでの選別工程を経た後に、衛生組合が契約した業者に引き渡されて再資源化を行っております。また、八甫清掃センターでは、ペットボトルだけを単独で回収し、清掃センター場内のストックヤードで一時的に保管した後に、市内の民間工場へ運搬をしてベールに成形し、法律に基づき搬出されることで再資源化されております。
ペットボトルだけを収集する単独回収を実施した場合、異物混入のリスクが少なくなることで、ペットボトルの品質向上が考えられるところでございます。しかしながら、久喜宮代及び菖蒲におきましては、八甫のように、ペットボトルだけの一時保管場所を清掃センター場内の限られた敷地の中に確保することは困難な状況であります。これは、久喜宮代及び菖蒲の瓶・缶・ペットボトルを処理している市内の民間工場においても同様の状態でございます。したがいまして、現状において衛生組合管内全域を対象としたペットボトルの単独回収を実施することは、その処理経路の確保の面から困難であると考えております。
また、指定保管施設の要件でございますが、容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律施行規則第2条によりますと、指定保管施設はおおむね人口30万人につき1カ所を超えない割合で設置することとされております。現在、当組合における指定保管場所は、先ほど申し上げました市内の民間工場に加え、一部のガラス瓶を対象として八甫清掃センターが指定されております。これは、合併前の栗橋・鷲宮衛生組合で指定保管施設として登録されておりましたことを受け、現在も継続をしているものでございます。このような状況の中、さらに指定保管施設場所をふやすことは困難であろうと考えております。
〇議長(小河原 正君) 青柳総務課主幹。
〔総務課主幹 青柳浩行君登壇〕
〇総務課主幹(青柳浩行君) 猪股議員ご質疑の項目5、東京電力福島第一原発事故に係る賠償金に関しますご質疑にご答弁申し上げます。
まず、平成27年度までに放射性物質検査等を実施し、平成28年度までに東京電力から支払いを受ける賠償金の合計額は、およそ517万円となる旨、昨年の議会におきましてご報告させていただいたところでございますが、このうち、平成27年度中に測定を実施し、平成28年度歳入として支払いを受けた賠償金につきましては、かかった費用64万4,760円のうち、5万4,000円分についてが賠償の対象外であるとして東京電力からの支払いを受けられておりません。
したがいまして、平成28年度につきましては、決算書13ページにもございますとおり、久喜宮代分、菖蒲分、八甫分、合わせて59万760円の支払いを受けたところでございます。また、これにより、これまでに東京電力から支払いを受けております賠償金の合計は511万6,626円となるところでございます。
以上を踏まえまして、放射性物質検査費用その他に係る請求の内訳、また未払い分の内訳等につきましては、お配りをいたしました参考資料7ページから12ページのとおりでございます。
平成28年度中の測定実施に係る賠償金請求についてでございますが、こちらについては平成28年度決算書の43ページ、45ページ、47ページ、51ページにございます各清掃センターのごみ処理施設及びし尿処理施設において実施をいたしました放射性物質濃度測定業務の合計67万680円が対象となるところでございます。
現在も東京電力に対し、賠償金の請求に必要な書類等の準備を行っているところでございまして、昨年度までと同様に、久喜市の請求に合わせて、同時に衛生組合としても請求書の提出を行い、今年度内に支払いを受けられるように進めているところでございます。なお、久喜市におきましても、現在請求金額の取りまとめ等の準備を行っているところとお聞きをしているところでございます。
以上でございます。
〇議長(小河原 正君) 再質疑をお受けいたします。
猪股議員。
〔9番 猪股和雄君登壇〕
〇9番(猪股和雄君) 細かいご説明ありがとうございました。
まず最初の多量排出事業者の搬出量、搬入量の増減についてですけれども、着実に成果は上げてきているのだろうというふうに評価はしたいと思うのです。ただ、この表を今ざっと見させていただいた段階ですけれども、特徴が幾つかあるのです。1つには、老人福祉施設あるいは医療機関にしても、それから娯楽産業にしても、これらで大きな事業所ほど減量が達成できない、あるいは目標を達成できないという傾向、全部ではありませんけれども、そういう傾向が見て取れると思うのです。比較的にそれぞれの業種別で見ると、多量排出事業者の中で中あるいは小さい規模の施設ほど達成できているのだけれども、大きなところになるほど達成できないという傾向があります。これ特にその中でスーパーマーケットの大きなところ、それから特に最近出てきているのは大型商業施設ですよね。市内に2つありますけれども、これらのところでどうしても達成できない。特に大型商業施設は非常に難しさがあるというのは、その中にいろんな業者が入っているということから、難しいのは理解するのですけれども、それでも一つ一つ減量するように求めていかなければならない。そのこちらからの協力依頼がちゃんとそれぞれの入っている業者に伝わっているのか、努力はそれぞれの業者でされているのかということが問題だと思うのです。そこら辺をどのように進めていくのかということが1つ。
それから、先ほどちょっと質問にありませんでしたが、大きな事業所ほど達成できていないということについて、そこにやっぱり重点的に協力を求めていかなければならないということがあると思うのです。もうずっとこの事業を進めてきていて、成果はそれなりには上がってきているので、重点的にそこに当たっていくというやり方も必要なのだろうと思うのですけれども、いかがでしょうか。
それから、スーパーマーケットとか大型商業施設、老人福祉施設、そうなのですけれども、いわば食品リサイクルが進んでいないということですよね。大きな原因の一つとして、最近よく使われる言葉で言えば、業者のほうでは食品ロスが非常に大きいということですよね。それをどうしていくのかということ、そのためには業務用の生ごみ処理機の導入も進めてきているのだけれども、これらを具体的に例えばAさんそこで入れてくださいよ、B施設こちらで入れてくださいよというような協力依頼の仕方がやっているかと思うのですけれども、それの推進が必要なのだろうと思うのです。そこらについてご見解をお伺いをしたいと思います。
それから、容器包装再商品化については、現状向上させることは非常に難しいということは理解いたします。特にプラスチック容器包装で来年度拠出金が発生しない見込みであるということについては、大変ショッキングなわけですけれども、それでもこれまで容器包装、それからペットボトルで、それぞれ300万とか400万とかいう収入を上げてきている。それを何とか確保していくことは大変大切な収入源だと思っています。来年度拠出金が発生しないということについて、久喜宮代だけでどうにかできることではないのだけれども、それでもさらに市民、住民に対しての協力依頼というものを積極的に進めていかなければならない。ご答弁の中でありましたので、それについてのご努力はさらに強く要望しておきたいと思います。
それから、1つだけ聞くのだけれども、久喜の中のそういう特にこの関係のボランティア団体の人たちと話をしていて、久喜宮代センターでは、以前からプラスチックは全部一緒に収集してしまっているので、これはすぐに変更するわけにいかないのだけれども、それでももっときれいに洗って出すということを徹底する余地はあるのではないかということを実は市民の方から言われています。八甫のほうでは容リ法の関係だけで分別を始めたということもあって、かなりきれいに洗って出す等が徹底されていると思っています。残念ながら久喜宮代はそうなっていないのではないかと思っています。そこらについての評価と、きちっと洗って出すということについての協力依頼ということについてはいかがか、お願いをします。
それから、東電への請求なのですけれども、全部整理していただきました。ちょっとこの12ページの資料の表を見て、未払い分がこれまで累積で12万3,000円たまってきてしまっているということ、これについては依頼はしているのですよね。依頼というか、請求はちゃんとしているのですよね。それで、きちっと一回一回これは対象外だということの説明が向こうからきちっとあるのでしょうか、それとももう初めから対象外だということで、請求しても無駄だということになってしまうのでしょうか。この未払い分についてもご見解をお伺いいたします。
以上です。
〇議長(小河原 正君) 猪股議員の再質疑に対する答弁を求めます。
鈴木業務課長補佐。
〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
〇業務課長補佐(鈴木昌利君) 猪股議員の再質疑にご答弁申し上げます。
まず、1点目でございます。多量排出事業者に係る指導、こと大規模な多量の排出事業所、こういった事業所への減量計画の達成に係る組合のアプローチ、適切に伝わっているのだろうかと、そういった内容のご質問をいただいております。衛生組合といたしましては、多量排出事業者が減量計画を作成をいただく際には、これまでの搬入量の推移を示すことによりまして、連続性を持った計画を策定をいただくことに努めております。そして、年度の半ばに1度中間報告を送付をしまして、計画達成に係る進捗状況をお知らせをしております。具体的に申し上げますと、9月末現在の上半期の実績をその当該事業者に通知をして、計画の達成度を詳細に通知をさせていただいておるところでございます。こういった取り組みをすることで、減量計画が「絵に描いた餅」となりませんよう業者に対してこれからも思いつくきめの細かい働きかけをしていくことが必要ではないかと考えております。
続きまして、そういった大規模な事業所に係る重点的な何か指導、対策はというご質問をいただいております。おっしゃるとおり、その資料にもありますが、こちらの量の推移を見ますと、業種の中でも大規模な多量に排出をしている事業者、そして多量排出のボーダーラインとは申しませんが、比較的中規模、小規模、そういった事業所と色濃く分かれるということは議員のご指摘のとおりだと考えております。そういった多量排出の事業所の中でも、そのようなさまざまな規模が今混在をしておるところでございますが、一方で私どもの指導としては、その業者の規模を問わず、一律の指導に終始しているとも残念ながら言える面もあろうと思います。
今後の課題といたしまして、こと大規模な排出事業所、そしてボーダーラインを設定する必要もありますが、こういった事業所に関しての何かしらの対策というのも今後必要かと考えております。実際にこの制度が立ち上がって以降、当組合管内の商業施設、事業所の状況も当初とは大変さま変わりをしている状況でありますことから、こういった対策につきましても、何かしら今後の検討の課題であろうと考えるところでございます。
続きまして、主に多量排出事業所における食品、生ごみのリサイクルが進まない状況があるのではないかというご質疑でございます。議員のご指摘の中で、食品ロスという言葉が出てまいりました。おっしゃるとおり、こちらの食品ロスにつきまして、組合としては業務用生ごみ処理機の導入の面で、多量排出事業者に働きかけを行っておるところでございます。しかしながら、事業者における食品ロスは、場合によっては仕入れのこれまでの商慣法、いわゆる3分の1ルールでありますこととか、それからそれに伴う廃棄のロス、それから配食の食べ残し、こういった面とさまざまな内容がこれに含まれてくると思います。この要因の一つは、消費者による食べ残しというのもあるわけでございます。消費者の意識によるところも少なからずあるのでは、と事業者だけの努力というわけではなかなか思うように進まない面があろうことは明らかであろうと考えております。本年度久喜市におきましても、食育のセミナーの中で、食ロスにつきましても取り上げていただいていると聞いております。こういった管内全庁的な動きの中で、衛生組合としても組合としての取り組みを今後も推進してまいりたいと考えております。
続きまして、プラスチック容器包装の関係でございます。久喜宮代管内におきましては、平成6年の10月以降、プラスチックの分別方法は大きな変更はございません。それで、容器包装リサイクル法の施行後につきましても、プラスチック類ということで、一律に対象品目として挙げているところでございます。おっしゃるとおり、これはごみではなく、資源という名目で集めておりますことから、汚いよりもきれいなものを排出していただくこと、そちらにつきましては今後とも広報はさせていただきたいと思います。一方で、以前汚れを洗い流すという広報をしたこともございましたが、そのときに排水の問題などにつきましてご指摘をいただいたこともあります。そこで、汚れを拭ってとか、そういった汚れを除いてとか、そういった内容で現在広報をしておるところでございますが、こちらにつきましてもさらに継続をしていく必要があろうと考えております。
以上でございます。
〇議長(小河原 正君) 青柳総務課主幹。
〔総務課主幹 青柳浩行君登壇〕
〇総務課主幹(青柳浩行君) 猪股議員の再質疑に関しましてご答弁申し上げます。
東京電力の未払い分の請求についてということでございますが、毎年の請求の際に、過去の分も含めて請求をしているところでございます。その都度東電からは特別措置法の対象外であるというような回答を受けているところでございますが、組合としましてはあくまで福島第一原発事故に起因して実施を余儀なくされたものであるとして、組合としても請求をこのまま続けるという考え方に変わりはございません。
以上でございます。
〇議長(小河原 正君) 再々質疑をお受けします。
猪股議員。
〔9番 猪股和雄君登壇〕
〇9番(猪股和雄君) 再度質疑いたします。
1つが、大変ちょっともう細かくなって申しわけないのですけれども、特に多量排出事業者の中の、その中でも大規模な施設、事業所、それから特に食品のリサイクルは進んでいない。生ごみ処理機の導入も進まない。そういう事業所に対して、本来原則としていえば、これらは自家処理するのが責任なのですが、業者はその自家処理を求めていくということについてはどう考えますか。つまりここに衛生組合に出さないで。
2つ目ですけれども、プラスチック容器包装の収集、久喜宮代ではプラスチック類ということで収集していますが、その私のこれまで見て、見学してきての実感、それからいろんな市民の方々と話しての実感、それから実際働いている方々から聞いた実感からすると、久喜宮代で出してきたプラスチック類の中に含まれる容器と、それから八甫で収集されてきた容器と汚れの大きな違いがあるというのです。これについてはどのように把握していますか。その少なくともきれいなほうが望ましいわけだから、もし違いがあるのだとしたら八甫のような努力を久喜宮代地区についてもお願いをするということについてはいかがなものでしょうか、お願いします。
〇議長(小河原 正君) 猪股議員の再々質疑に対する答弁を求めます。
鈴木業務課長補佐。
〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
〇業務課長補佐(鈴木昌利君) 猪股議員の再々質疑にご答弁申し上げます。
まず、1点目でございます。事業者に係る食品廃棄物の自家処理を求めていくことはというご質問でございます。こちらの食品を含めた事業活動に伴って発生した廃棄物、こちらにつきましては、法律の定めによりまして、事業者がみずから行うこととされておることは議員のご指摘のとおりでございます。そういった取り組みの中で、今は法律につきましても、事業者に係る食品リサイクルが制度として設けられているところでございます。こちらは主に、そちらの法律の中では、一定規模以上の全国展開しているチェーン店でございますとか、そういった事業者は主な実際の対象とはなるようでございます。
また、そういった法律に基づく処理と並行して、それ以外でも自家処理ということは考えられるものでございますが、何かしら堆肥化をいたしましたといたしましても、その後の堆肥の使い道の確保等、そういったところまで、場合によってはその排出事業者の責任で組み立てを行う必要がある。そういったものをまた自社の製品として還元できるのであれば、それはそれでよい取り組みだと思いますが、こういったさまざまな規模の業者の中で私どものほうでその食品リサイクル制度自体を、これは今現在では義務とはなっておりませんことから、強制力を伴って求めていくというのはなかなか難しい面があるのかなと考えております。そういった中で、私どもとしても先ほどの減量計画の策定時、それから年度途中の状況につきまして、詳細に事業者と連絡、それから指摘を繰り返しながら、減量の計画につきまして進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
また、2番目のプラスチックの汚れに関するご質疑でございます。大変申しわけございませんが、今私の手元にプラスチック類の組成分類の調査結果がございませんので、詳細にはお伝えできないのですけれども、プラスチックに関しましても、毎年組成の調査を行っております。そちらにつきまして、そういった汚れの具合等につきましても、その分別の具合ですとか、汚れを含めた分別の状況につきまして私のほうでは把握をさせていただいているところでございます。冒頭の答弁にもございましたが、そして先ほどの議員のご指摘にもございましたとおり、資源として集めている以上、汚れていないにこしたことはありませんことから、実際の住民に少しずつさらに努力いただくことで非常に劇的に改善されるものだと考えます。つきましては、さらなるやはり広報に努めてまいりたいと思いますので、ご理解をいただければと考えております。
〇議長(小河原 正君) 以上で猪股議員の質疑を打ち切ります。
次に、渡辺議員、お願いします。
〔3番 渡辺昌代君登壇〕
〇3番(渡辺昌代君) 3番、渡辺です。議案第19号 平成28年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定について、歳入のところでご質問をさせていただきます。
1です。8ページ、9ページ、使用料及び手数料のところです。収入未済額について、塵芥手数料の滞納繰越分と、それからし尿手数料の現年度分と滞納繰越分について説明を求めます。昨年度も収入未済の財政上厳しい条件については減免とすべきと要求いたしました。また、今年も出ていることから、やはり減免ということを考えるべきではないかと思いますので、よろしくお願いいたします。
2です。10ページ、11ページの廃自転車類の売却についてお伺いします。平成28年度はどのように行われたのか伺います。鉄としてのスクラップではなくて、再利用ができるものは利用することが当たり前という環境をつくるべきと考えますが、いかがでしょうか。前回の議会でも課題にあったように思いますけれども、廃自転車に限らず、リサイクルセンターをつくり、3Rを進める自治体として検討すべきと思いますけれども、いかがでしょうか、お伺いをいたします。
3番です。10ページ、11ページ、財政調整基金の繰り入れについてお伺いいたします。財政調整基金繰り入れの久喜宮代、さらに菖蒲、八甫の繰入金がなぜこの金額になったのか、説明を求めます。また、基金の残高についてもお伺いをいたします。
4です。前者のところと重なるところなのですけれども、ちょっとお聞きしたいところがありますので、お伺いをいたします。12、13ページ、再商品化合理化拠出金についてです。指定法人から分配される品質基準に基づく配分類と、済みません。ここちょっと間違えてしまいました。最低額ではなくて、低減額です。低減額貢献度に基づく配分類は、平成28年度どうであったか。昨年度に比べて半額程度に減額になっていますけれども、そこのところについてお伺いいたします。
5です。12、13ページ、やはり前者の方と重なりますけれども、ペットボトル有償入札拠出金についてお伺いいたします。八甫の指定法人ルートによる上半期、下半期の入札はどうであったのか。かなりまた市況が下落したのでしょうか、さらに、拠出金は大幅に下がっているように決算では出されておりました。説明を求めます。また、久喜宮代と菖蒲のペットボトルの直接民間への独自ルートは、それほど売却の値段が下がっていないように思われました。私の見方が悪かったのか、ちょっとよくわからないのですけれども、八甫の状態と、それから久喜宮代、菖蒲のペットボトルのこの2つを比べたときに、どちらがどのようにどうなのかというところがちょっとわからなかったものなので、比べていただいて、どのような要するに総括をしたのか、その辺のことをお伺いいたします。
以上です。お願いいたします。
〇議長(小河原 正君) 渡辺議員の質疑に対する答弁を求めます。
鈴木業務課長補佐。
〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
〇業務課長補佐(鈴木昌利君) 渡辺議員のご質疑のうち、項目1、4及び5についてご答弁申し上げます。
初めに、項目1についてご答弁申し上げます。28年度決算における塵芥処理手数料の収入未済額は、決算8ページ、9ページにございますとおり、7万2,000円でございます。現年度分は収入未済がございませんでしたので、全額が滞納繰越分でございます。このうち6万9,600円につきましては、既に納付済みでございますが、残りの2,400円につきましては、店舗閉店により徴収が困難な状態となっております。
また、し尿処理手数料は1万8,225円でございます。このうち現年度分の収入未済額は4,690円でございすが、3,500円につきましては、既に納付済みでございます。残りの1,190円及び滞納繰越分の収入未済額であります1万3,535円につきましては、対象者の転出先が不明であり、徴収が困難な状態となっております。
処理手数料収入未済の主な理由は、閉店や転出等によるものであり、ご質疑にございます財政上厳しい案件に当たるものではないと考えておりますので、ご理解いただけますようよろしくお願いいたします。
続きまして、項目4についてご答弁申し上げます。再商品化合理化拠出金は、容器包装リサイクル法に基づき再商品化された容器包装対象物について、実際の費用が指定法人である公益財団法人日本容器包装リサイクル協会の想定額を下回った場合に、その差額を原資として、市町村が引き渡した容器包装対象物に対し、品質や低減額貢献度の割合を算出し、翌年度にリサイクル協会から配分されるものでございます。
まず、品質基準に基づく配分の減額につきましては、プラスチック製容器包装の品質配分額が交付されず、ペットボトル分のみが対象となったことによるものでございます。
プラスチック製容器包装における拠出金の対象となる条件は、品質検査において容器包装比率が95%以上である場合もしくは容器包装比率が90%以上であるとともに、前年度の検査から2%以上向上した場合でございます。平成27年度の品質検査の総合評価はAランクでございましたが、容器包装比率は92.75%でございました。条件である95%以上に届かず、また前年度の97.97%からの向上もありませんでしたことから、拠出対象とはなりませんでした。
一方の低減額貢献度に基づく配分の減額につきましては、拠出金の原資自体が減額となったこと、また27年度と同様に、プラスチック製容器包装について、リサイクル協会から指定され実施した合成ガス化は、配分金が交付されず、材料リサイクル分のみが拠出対象となったことによるものでございます。
合理化拠出金は、リサイクル手法ごとに算出いたしますが、想定額と実際の費用の差額が拠出金の原資となりますことから、その差額が発生しない場合は、拠出金の配分を受けることができなくなります。今回合成ガス化を行うルートにおける原資が発生いたしませんでしたことから、拠出を受けることができなかったというところでございます。
続きまして、項目5についてご答弁申し上げます。ペットボトル有償入札拠出金でございますが、容器包装リサイクル法に基づき、リサイクル協会の実施する入札に事業者が参加した結果、有価で資源を買い取ることとなった場合に、協会を通じてその相当額が市町村に支払われるものでございます。
衛生組合におけるペットボトルの有償入札拠出金額といたしましては、平成28年度は382万9,720円でございました。27年度は512万5,081円でありましたことから、マイナス129万5,361円、25.3%の減となっております。品質評価はAランクと変わりがございませんでしたことから、今回の拠出金額の減少の要因は、品質の低下ではなく、落札単価の下落によるところが大きいと考えております。
指定法人におけるペットボトルの入札は、年2回、上期と下期で実施されておりますが、衛生組合の落札単価は、平成27年度上期、トン当たり2万20円、下期3万6,030円であったことに対し、28年度は上期1万6,051円、下期は2万9,756円と、いずれも前年度を下回りました。
27年度は廃ペットボトルの海外への流出が続き、国内での再生向け供給が不足したことにより、落札単価は高騰したものと考えられます。対しまして、28年度は原油価格の急激な下落に伴い、石油からつくる新品樹脂の値下がりに連動し、再生樹脂も価格を下げた影響によるものと考えております。いずれも当組合に限ったことではなく、全国的な傾向のようでございます。
また、独自ルートにより再資源化されるペットボトルは、混合収集の後に選別されることから、単独回収されたものと比較し、品質が落ちるなど、指定法人ルートとは買い取り条件が異なることから、同列での比較は難しい部分もございますが、四半期ごとに見直しを行っております平均売却単価を比較しますと、平成27年度につきましては、平均でトン当たり2万円、28年度につきましては1万8,500円と推移しておりますことから、指定法人ルートほどではないものの、同様に下落傾向にあると考えております。
〇議長(小河原 正君) 小島施設課主幹。
〔施設課主幹 小島靖之君登壇〕
〇施設課主幹(小島靖之君) 渡辺議員ご質疑の歳入の2、廃自転車類売却についてご答弁申し上げます。
平成28年度における廃自転車類の処理につきましては、久喜宮代清掃センターと菖蒲清掃センターでは、廃自転車として1台当たり216円で売却し、八甫清掃センターでは工場排出鉄として、1トン当たり1,296円、1台当たりに換算いたしますと、平成28年度実績では約31円で売却したものでございます。なお、平成29年度におきましては、八甫清掃センターにつきましても、廃自転車として売却しております。
また、リサイクルにつきましては、リサイクル施設のある越谷、上尾、加須、蓮田白岡、杉戸の5団体に確認いたしましたところ、加須のみ程度のよいものを廃自転車として処理業者に売却しておりますが、他の4団体は鉄として売却しておりました。現段階におきましては、当組合では廃自転車を含めリサイクルするためのリサイクルセンターを整備する考えはございません。
また、新たな処理施設におけるリサイクルについて、久喜市に確認したところ、施設建設については久喜市ごみ処理施設整備基本構想において決定しておりますが、内容につきましては今後策定される久喜市ごみ処理施設整備基本計画において決定するものと伺っております。
〇議長(小河原 正君) 青柳総務課主幹。
〔総務課主幹 青柳浩行君登壇〕
〇総務課主幹(青柳浩行君) 続きまして、決算書11ページの財政調整基金繰入金についてご答弁申し上げます。
平成28年度歳入予算における基金からの繰入金でございますが、まず当初予算におきまして、久喜宮代清掃センター分2,400万円、菖蒲清掃センター分400万円、八甫清掃センター分2,100万円、計4,900万円をそれぞれ計上していたところでございます。これらはいずれも平成28年度当初予算編成時に確定しておりました平成26年度決算の各清掃センター経費区分ごとに、それぞれ剰余金の2分の1を一旦基金に積み立て、その上で平成28年度歳入として取り崩しをすることとしておりましたものでございます。その後、平成28年度補正予算(第1号)におきまして、久喜宮代清掃センター分39万6,000円、菖蒲清掃センター分7万7,000円、八甫清掃センター分36万3,000円、計83万6,000円をそれぞれ増額し、さらに平成28年度補正予算(第3号)におきまして、八甫清掃センター分として2,300万円の増額をしたものでございます。
なお、この第3号補正における八甫清掃センター分につきましては、本年1月、同センターにおいて発生いたしました施設火災復旧に係る財源確保のため、取り崩しを増額したものでございます。
以上により、平成28年度中の基金繰入金は、久喜宮代清掃センター分2,439万6,000円、菖蒲清掃センター分407万7,000円、八甫清掃センター分4,436万3,000円、計7,283万6,000円としていたものでございます。
また、基金残高でございます。平成28年度末につきましては、共通経費分161万5,003円、久喜宮代清掃センター分1,928万6,353円、菖蒲清掃センター分1,019万9,408円、八甫清掃センター分94万5,075円、計3,204万5,839円でございます。
なお、今年度(平成29年度)末につきましては、平成29年度当初予算におきまして計上いたしております繰入金と、ただいまご審議いただいております平成28年度決算における経費区分ごとの剰余金からそれぞれ2分の1の積み立てをいたしますことにより、共通経費分216万6,003円、久喜宮代清掃センター分3,492万4,353円、菖蒲清掃センター分617万6,408円、八甫清掃センター分1,056万8,075円、計5,383万4,839円となる見通しでございます。
〇議長(小河原 正君) 再質疑をお受けいたします。
渡辺議員。
〔3番 渡辺昌代君登壇〕
〇3番(渡辺昌代君) 再質疑をさせていただきます。
まず初めの1番についてです。減免はしないということでありましたが、塵芥処理のほうの滞納分のわずかな2,400円でありますけれども、店舗の閉店によるもので、非常に徴収が難しいということを言っておりましたけれども、そういうものに関しては、やはり減免という形にするべきではないかと思いますので、再度聞きます。よろしくお願いします。
それから、廃自転車です。たしか昨年度の中で廃自転車がそれぞれ違う形で、八甫がまず廃自転車としてはなかったということなので、統一してはどうかということで、29年度にしてはやっていただくということなのですけれども、問題はリサイクルとしてやはり進めていただきたいということです。これ今回新しい施設の基本構想ですか、施設の基本構想のほうがこの間でき上がりまして、10月にでき上がりまして、それも見させていただきまして、これから基本計画ができるということで、そちらのほうで考えていくというお話でありました。ぜひともこれまでほかの自治体も比べていただきましたけれども、やはり今後のあり方としては、やはり使えるものはスクラップするのではなくて、やはり使うという形に持っていくべきではないかなと私は思うのです。何でも鉄くずにしてしまえばいいではなくて、やはりいいものがあれば、それは多少の手入れで直るものであればやっていくということをすべきではないかなとすごく思うのです。シルバーさんのほうでもやっていますけれども、やはりそこで利用される人が喜ばれるというところもあるし、それを自転車としてつくっている人たちの気持ちもあると思うのです。ぜひとも、どうしようもないものは仕方がないと思いますけれども、利用できるものは利用するという方向性を持っていく。要するにリユースという形を持っていくということが基本かなと思いますので、その辺のところは本当にどう考えているのか。久喜宮代衛生組合としてはどう考えているのかというところをお聞きしたいのですけれども、よろしくお願いします。
3番目の財政調整基金なのですけれども、詳しくご説明をいただきました。今回の財政調整基金の金額がここに出されているので、私がちょっと疑問に思ったのが八甫の金額なのです。4,436万3,000円という金額なのですけれども、ごめんなさい。私が理解が不足しているのかもしれないので教えていただきたいのですが、久喜宮代衛生組合基金残高という表が平成27年度末の残高というのがありまして、その分の27年度末の残高でいうと2,136万3,755円というものがあるのです。ここに新たに今、八甫の分のを言っています。八甫のところを言っています。八甫のこの金額に新たに剰余金の2分の1が加わったとして、4,436万3,000円に達していたのでしょうか。この金額が余りにも大きいので、この金額というのがごめんなさい。いつここの基金の中に入れられたのかをちょっとわからないでいるのですけれども、剰余金の中から出されて、ここの金額に達した金額がされているので、基金として繰り入れをしたという形なのでしょうか。ここがちょっとわからなかったので、教えていただきたいのです。ほかの久喜宮代と八甫のところは予算の金額内で繰り出しをしているので、全然大丈夫なのですけれども、ここのところわからなかったので教えてください。
それから、4番のところなのですけれども、中身はわかってきました。昨年も聞いて、初めに聞いたときは全然わからなかったものがよくわかってきたのですが、今後なのです。平成30年度の拠出金のこの見込みがないということなのですけれども、とするとこの一生懸命集めて、きれいにして、そもそもの容器包装のリサイクル法の中で、目当てとしたものはどうだったのか。要するにそういうリサイクルをしたところに対して、ある程度の要するに拠出金を出して頑張ってくださいよということがあったのだとすると、それがなくなってしまうということは、一体そうするとこの法律の存在意義というか、皆さんが頑張って要するにリサイクルを進めましょう。ごみを出すことを削減させましょうという国の方針としてやってきたわけであれば、それに自治体が一生懸命努力したところに対して、しっかりとその対応していく、そういうことがあっていいと思うのですけれども、それ自体がなくなってしまうような制度なのであれば、やっぱりこれは見直しを要求するべきではないかなと私は思うのですけれども、そういうところではないのでしょうか。
そして、その次のペットボトルのことなのですけれども、ペットボトルとしては、組合としてはやはり今違うやり方を両方でしておりますよね。これでまた統一するとすると、先ほど金額をお聞きしましたところ、八甫のところではかなり金額が大きく変動するというような気がするのです。でも、とすると久喜宮代の独自ルートというのは、多分八甫のやり方で、ペットボトルきれいにしっかりとやっている。それを進めた上での独自ルートという方法はないのですか。ちょっとわからないのですけれども、今回の値が余りにも下がり過ぎていて、おととしに比べるとすごい金額がどんどんと下がってきて、拠出金がなくなっているという状態です。両方ともなくなっているという状態なのですけれども、25.3%の削減となりますと、どうしていくべきかというのをやはり考えなければならないと思うのです。その辺についてはお考えのほうはどうなのか伺います。
以上です。
〇議長(小河原 正君) 渡辺議員の再質疑に対する答弁を求めます。
鈴木業務課長補佐。
〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
〇業務課長補佐(鈴木昌利君) 渡辺議員の再質疑にご答弁申し上げます。
まず、1点目でございます。塵芥処理手数料滞納額に係る減免につきましての内容でございます。こちらのごみ処理手数料は1度私ども衛生組合で既に受け入れ、処理という行政のサービスを行った上での対価となっております。そして、法律に基づきまして、事業者につきましての廃棄物はみずからの責任で処理をしなければならないと定められております。こういったことからも今の状態で繰り返しこちらの不納、収入未済という取り扱いをとらせていただきたいと考えております。また、こちらの店舗につきましては、既に閉店をしておりまして、今現在は連絡がとれない状態となっております。こういった面からももし減額免除をするに当たりましての先方への通知等にも今非常に支障がある状態であります。これは、副次的な理由ではございますが、そういったもろもろのことを踏まえましても、こちらにつきましては、現在の取り扱いを今後も継続をさせていただきたいと考えておりますので、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。
また、2点目でございます。再商品化合理化拠出金、こちらの今後の見通しにつきましてのご質疑でございました。先ほどの答弁のとおり、平成30年度につきましては、再商品化合理化拠出金の拠出につきまして、原資がないということでの理由での市町村への拠出はできない見込みであるとの内容をご紹介をさせていただいております。そもそもこの拠出金の制度自体が指定法人でありますリサイクル協会がこうであろうと想定をした額と実際にかかった額、その差額の半額をもともとの事業者、その拠出金の原資というのは、そもそも事業者が負担をしているものでありますが、その事業者にその差の2分の1を返却をし、そしてその2分の1を市町村に分配をすると、こういった言葉は余りよろしくないのですが、余ったお金の精算の一つの方法であったと言えることができようと思います。
今回この原資がなくなったということは、協会の計算の想定が適切であったと言えることになろうと思います。そして、その差がないということが私ども市町村への拠出がないことにつながってきたと考えられます。こちらの拠出金制度も始まってもう長年たっておりますことから、協会につきましても日々その想定額は、精度が上がってきているのだろうことは容易に想定されます。そして、今後におきましても、長期にわたる見通しは発表はされておりませんけれども、恐らく平成30年度と同様のことが拠出金の市町村への拠出に関しては起こっていく可能性というのは低くないのではと考えております。しかしながら、もともとの法律の趣旨といたしましては、そういった容器包装、これはプラスチックだけでなく、一般のそれまでごみとして処理をしていた廃棄物を適正に処理をしていきましょうと、こういった趣旨の法律でございます。そして、私どもでもこの拠出金につきましては、雑入の扱いで上げているのでございますが、そもそもなかなか行政の予算項目として適切な歳入科目がないことから、雑入ということで私どもも計上しているところであります。そういった内容を含めても、なかなか市町村が最初から当てにして、そしていただく類いの金額とは少々性格が異なる面があろうと考えられます。ということで、ただ法律は先ほど申したとおり、法律の趣旨は先ほどのとおりでございます。住民に関しましては、これまでどおり、ごみの分別には心がけていただきますよう行政としてもこういった方式は維持をしていくことが適切であろうと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
そして、3番目でございます。ペットボトルの処理についてでございます。先ほど議員からご提案をいただきました八甫のように、単独収集、ペットボトルのみを収集するという方法で、かつそのペットボトルを独自ルートで流す、そういった方式につきましては、可能であろうかという趣旨のご質問であったと思います。これは、こういった方式で処理をするということは、可能、不可能で考えますと、できないことはないと思います。実際に集めたペットボトルを処理に当たっての方法ということで、法律に基づくルート、そして独自に流すルートと私どもで今現状で振り分けているところですので、それは集めた後の方法の振り分けですので、集める方法とは直接的には関係のないといえば関係のないお話ですので、処理の方法を変えることについてはできようと考えております。ただ、廃棄物の安定的な処理の観点から考えましても、2つの処理方式を持つというのは、一時も滞ることができないこのごみ行政につきましては、非常に有意義な方法であろうとも考えられます。こういった観点からも、現状の今のもろもろの状況を考えますと、現状の方式をとるということはよい選択の一つではと理解をしておるところでございますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(小河原 正君) 小島施設課主幹。
〔施設課主幹 小島靖之君登壇〕
〇施設課主幹(小島靖之君) 歳入2の再質疑にご答弁申し上げます。
廃自転車のリサイクルをもう少し進めてはと、組合としてはどう考えているのかというご質疑でございます。買い取り業者に確認いたしましたところ、廃自転車につきましては、全て自転車として東南アジア、アフリカ、中東など世界20カ国へ輸出し、リサイクルされていると伺っております。また、久喜市から買い取りした自転車につきましても、同様に処理しているということでございます。今後につきましては、久喜市と協議してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
〇議長(小河原 正君) 青柳総務課主幹。
〔総務課主幹 青柳浩行君登壇〕
〇総務課主幹(青柳浩行君) 渡辺議員再質疑に関しましてご答弁申し上げます。
八甫の4,436万3,000円の財政調整基金繰入金ということですが、まず平成28年の当初予算におきましては、八甫の基金繰入金は2,100万円でございました。これは、平成26年の決算剰余金の2分の1の100万単位での計上ということで2,100万円を計上したところです。その後、平成28年度の補正予算(第1号)におきまして、36万3,000円の補正をいたしました。これは、26年の決算に準じて1,000円単位で補正をしたということで、計2,136万3,000円ということで、本来であればこれが剰余金、繰入金として計上するところであったのですが、今年の1月に八甫で火災がございまして、急遽財源を確保する必要があることから、平成27年の決算剰余金の2分の1、本来であればこれは29年の予算に組み入れられるべきこの剰余金の2分の1を一部取り崩して2,300万円、これを増額したものでございます。これは、28年の第3号の補正、今年の3月議会において承認いただいたところなのですが、2,300万円を増額したことから、計4,436万3,000円となったものでございます。
以上でございます。
〇議長(小河原 正君) 再々質疑をお受けいたします。
渡辺議員。
〔3番 渡辺昌代君登壇〕
〇3番(渡辺昌代君) 再々質疑をさせていただきます。
減免の関係につきましては、今回連絡がとれないということで、難しいということで、それは了解いたしましたが、今後やはり福祉的な理由で払えなくなってしまったという人を追いかけるというのは、私はやはりちょっと問題かなと思いますので、もしそういうことが事例が出たとすれば、やはり減免ということも考えていただきたいと思いますので、これは要望させていただきます。
それから、廃自転車のことに関しては、今後協議をしていくということなのですけれども、やはり大きく見て、利用していっているところが、今は要するに海外に輸出しているということであっても、そちらで利用ができるという要望がある、要求があるのであれば、やはりそちらのほうへしていくのもあるのですけれども、もし久喜市内とか、近隣の人たちでそういうものが欲しいという人たちがいるのであれば、そういうところも考えていくべきではないかなと思うのですけれども、その辺もこれは要望させていただきます。
財政調整基金のところが、ちょっとよく私も、今説明、補正も見させていただいて、ずっと見ているのです。1号補正と3号補正と見させていただいて、要するに基金として入ってきているのは確認をさせていただいているのですけれども、この3号補正のところで予備費としてマイナス、金額が足りないのですね。ちょっと本当に私わからないのですけれども、歳入に入ってきているのは書いてあるのですけれども、基金に入れるというところが、基金に要するに剰余金から基金に入れるというところが決算上には出てこないのですか。剰余金から入れますよと、基金に入れますよというところは決算上は出てこないのですか。ごめんなさい。わからないので教えてください。
〔何事か言う人あり〕
〇3番(渡辺昌代君) ごめんなさい。私の見方が悪いのかもしれないので、説明をお願いします。
それから、再商品化の合理化拠出金につきましては、わかりました。今後なくなっていくということは、適切に処理されていっているということなのですけれども、ということは、ここはほとんど今後はゼロに近づいていくということになるのかなと思うのですが、組合としては分別の仕方はより徹底していくということでありますので、ぜひその辺は力を入れていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
ペットボトルのほうですけれども、やり方がたくさん、要するに今のやり方もいいやり方であり、もしかしたら統合することも一理はあるというような、そのようなお話だったのかなと思うのです。今後の動向等については、やはりこれらも施設の基本計画の中でも検討される内容なのかなというふうに思うのですけれども、内容としては検討していくということで確認していいのかどうか、それだけお聞きします。
〇議長(小河原 正君) 渡辺議員の再々質疑に対する答弁を求めます。
鈴木業務課長補佐。
〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
〇業務課長補佐(鈴木昌利君) 渡辺議員の再々質疑にご答弁申し上げます。
ペットボトルの処理の方法に係る今後ということでございます。実際に現在ご承知のとおり、平成35年度を目安に清掃事業の移管が現実味を帯びて、着手をしておるところでございます。こういった状況の中で、ペットボトルのみならず、今後の分別のあり方につきまして、もしくはそういった施設の状況に伴って分別のあり方、こういったところにつきましても市、町と協議をさせていく内容となってこようと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(小河原 正君) 青柳総務課主幹。
〔総務課主幹 青柳浩行君登壇〕
〇総務課主幹(青柳浩行君) 渡辺議員の再々質疑に関して答弁申し上げます。
財政調整基金につきましては、その年度の直近の決算の剰余金の半分を積み立てていますが、それをすぐに新年度予算で財源として繰り入れてしまう。積み立てていくというよりは、いっとき基金に置いているということでございます。
〔「後で聞いたほうがいいよ」と言う人あり〕
〇3番(渡辺昌代君) 後で聞きます。
〇議長(小河原 正君) 以上で渡辺議員の質疑を打ち切ります。
ここで休憩いたします。
休憩 午前10時42分
再開 午前10時55分
〇議長(小河原 正君) 再開いたします。
次に、新井議員、お願いします。
〔2番 新井 兼君登壇〕
〇2番(新井 兼君) 2番、新井兼です。議案第19号 平成28年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定について、歳入の部分で質疑いたします。
まず、大項目1番、11ページの物品売払収入の部分になりますが、金属類売却(久喜宮代)の内訳で、前年度発生していなかったアルミサッシ類の売却が計上された経緯についてお伺いいたします。
大項目2番につきましては、前者の質疑で内容がわかりましたので、答弁は結構です。
以上となります。
〇議長(小河原 正君) 新井議員の質疑に対する答弁を求めます。
小島施設課主幹。
〔施設課主幹 小島靖之君登壇〕
〇施設課主幹(小島靖之君) 新井議員ご質疑の歳入の1、アルミサッシ類の売却についてご答弁申し上げます。
アルミサッシ類につきましては、ストックヤードにストックしておりますが、4トントラックに積載する量となった時点で売却することから、少量であった平成27年度には売却しなかったものでございます。平成28年度につきましては、4トントラックに積載する量となりましたので、平成29年2月に売却したものでございます。これらのことから、アルミサッシ類につきましては、毎年度売却していないのが現状でございます。
〇議長(小河原 正君) 再質疑をお受けいたします。
新井議員。
〔2番 新井 兼君登壇〕
〇2番(新井 兼君) 1点だけ確認をさせていただきたいと思います。
アルミサッシ類につきましては、ごみの出し方の部分で検索とかでも調べられたのをちょっと見てみたのですが、処理できないものというふうになっていたのです。専門業者に処理の依頼をお願いしますというふうになってはいるのですが、こちらの衛生組合でもストックをして売却というところの整合性というのはどうなるのか教えていただきたいと思います。
〇議長(小河原 正君) 新井議員の再質疑に対する答弁を求めます。
小島施設課主幹。
〔施設課主幹 小島靖之君登壇〕
〇施設課主幹(小島靖之君) 新井議員の再質疑にご答弁申し上げます。
アルミサッシ類は、処理できないものとなっているのではないかと、組合としての整合性ということでございますが、一般家庭から出されたアルミサッシ類でございますので、当組合として処理することはやむを得ないと考えております。久喜宮代清掃センターのアルミサッシ類として売却している理由でございますけれども、未処理の状態でアルミサッシ類として売却したほうが高値となるものとして考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
〇議長(小河原 正君) 再々質疑をお受けいたします。
新井議員。
〔2番 新井 兼君登壇〕
〇2番(新井 兼君) ちょっと今のお答えですと、収集しない品目のアルミサッシ類がなぜ売却をするのかというところの理由がちょっとまだわからないのですが、どこから来たアルミサッシ類がこちらの衛生組合で処理をしているのでしょうか。その辺をちょっとまとめて教えていただけたらと思います。
〇議長(小河原 正君) 新井議員の再々質疑に対する答弁を求めます。
〔何事か言う人あり〕
〇議長(小河原 正君) ちょっと休憩します。何だかしゃべっているようだから。
休憩 午前10時59分
再開 午前11時00分
〇議長(小河原 正君) 再開いたします。
小島施設課主幹。
〔施設課主幹 小島靖之君登壇〕
〇施設課主幹(小島靖之君) 再々質疑にご答弁申し上げます。
アルミサッシ類の売却についてでございますけれども、粗大として出されたアルミ類として考えておりますので、ご了承いただきたいと思います。
〔「おかしいよな。粗大ごみどういう……」と言う人あり」
〇議長(小河原 正君) 白子事務局長。
〔事務局長 白子直巳君登壇〕
〇事務局長(白子直巳君) 済みません。調書のほうでアルミサッシ類と書いてございますけれども、実はアルミ類の間違いで、それを訂正させていただければと思うのですが、家庭から出た脚立のアルミみたいなものとか、あとはアルミの製品、いろいろあると思うのです。そういうものをまとめて、済みません。サッシ類というふうに書いてあるのですが、実際はそういうものでございますので、ちょっと表示の仕方を訂正させていただければと思います。申しわけございません。よろしくお願いします。
〇議長(小河原 正君) 以上で新井議員の質疑を打ち切ります。
これをもちまして議案第19号の歳入に対する質疑を打ち切ります。
次に、議案第19号の歳出に対する質疑を通告順にお受けいたします。
初めに、猪股議員、お願いいたします。
〔9番 猪股和雄君登壇〕
〇9番(猪股和雄君) 決算認定の歳出についてお伺いいたします。
1つ目です。ページ数でいくと28ページになります。多量排出事業所に対する個別指導の経過と実績、その成果をどのように捉えているか。歳入のときにかなり細かく言っていただいたのですけれども、一応歳出でもお伺いをいたします。
2つ目です。28年度における事業所への注意、指導、勧告、受け入れ拒否等、条例に基づく処分の状況と改善状況、成果を説明してください。
3つ目です。光熱水費、27ページから35ページにかけて、各センターごとの光熱水費が載っています。調書でいくと28、29ページです。各センターの電力購入契約は新電力と1年契約で結んできています。28年度における事業者名、決定の経過、契約方法について説明をしてください。いわば、内容は入札か、随意契約なのか、あるいは契約期間、あるいは見積もりかということもありますね。契約期間、入札参加業者、3センターとコミセン一括か、施設ごとかなどです。
各施設について、東電の料金に比較して、電気料金削減効果はどうなっているか、一覧表で示していただきたい。
4つ目です。ノーレジ袋運動の現状をどう捉えているかです。協力店舗(事業者)数、昨年の決算時点では273店舗と報告をされました。その後の増加数です。どうなっていますでしょうか。
それから、37ページ、調書ですと36ページなのですが、資源集団回収事業の団体数が載っております。昨年から変わっていないのですけれども、自治会や子供会などの内訳も内容も全部同じというふうに捉えていいのか。
それから、八甫センターの管内における団体数、回収量が抜きん出て先進的と言えると思います。その特徴と、それをほかの地域に広げるための啓発や働きかけの取り組みが今後必要になってくるのだろうと思います。これは、八甫の地区においては、特に鷲宮地区で歴史的な経過もあるのは承知しておりますけれども、それをいかにほかの地区にも広げていくかということであります。行政との連携も含めて考え方、取り組み方針を示してください。
次に、6つ目です。37ページ、調書でいくと35ページです。生ごみ処理機購入補助の件数が最近によると停滞しているという、特に八甫、菖蒲地区においては減少傾向にあるということは否めません。電気式、コンポスト、EM容器、地区ごとの普及状況、活用状況、処理実績の成果をどう捉えているか。
7つ目です。業務用生ごみ処理機は27年度2基の実績がありましたが、28年度はどうでしたか。これまでの累積では、11基を補助してきていると思うのですけれども、その事業所別の内訳ということで書いたつもりだったのですけれども、お願いをします。今後の見通し、また対象となる施設や事業所にどのように働きかけているか。
次に、塵芥処理費、38ページ以降です。まず、39ページからで、塵芥処理費に係る各センターの業務委託費の業務ごとの委託先を一覧表で示していただきたい。
9つ目は、3センターの最終処分の状況、最終処分先、量、単価、委託料、前年度比較を一覧表で示してください。前年度からの変更などがあれば説明をしてください。
次に、10個目ですが、生ごみ減容化・堆肥化事業で、台所資源の堆肥化事業参加状況。モデル地区の世帯数、実際の参加世帯数、参加率、搬入量の推移(27、28年度の変化)。モデル地区内での参加率の評価をどのようにしていらっしゃるか聞かせてください。ごみ堆肥生産量と剪定枝堆肥化量と配布方法、配布量、人数をお願いいたします。
最後ですが、小型家電リサイクルについてお伺いをいたします。調書では、久喜宮代194トン、菖蒲で26トン、八甫で44トンというふうに記されています。その小型家電といってもいろいろあるわけですけれども、その回収点数とか内訳の修正はどのようにしていらっしゃいますでしょうか。もししていたら、その数値についても概算でもいいのですけれども、お知らせください。それから、各地区ごとの収集量、販売額もそうなのですが、菖蒲、八甫の回収量が非常に少ないわけです。これをどのように分析をしていますか。排出量そのものが少ないのか、あるいはセンターに持ってきてからピックアップするその量が少ないのか、あるいはピックアップを余りしていないのか、あるいはほかに出しているのか、拠点回収などの方策について、全体的にですけれども、小型家電リサイクルの収集方法については、このピックアップ方式に対して、拠点回収方式というのがほかにあるわけですよね。その拠点回収のほうが有効ではないかということは以前からいただいていて、これも指摘したことがありますけれども、そうした方策について行政と協議してはいかがかと思うのですが、いかがでしょうか。
〇議長(小河原 正君) 猪股議員の質疑に対する答弁を求めます。
鈴木業務課長補佐。
〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
〇業務課長補佐(鈴木昌利君) 猪股議員ご質疑のうち、項目1、2及び4から7についてご答弁申し上げます。
初めに、項目1についてご答弁申し上げます。多量排出事業者に提出を義務づけております減量計画書の提出段階で、前年度の総排出量を超えた計画を提出した業者が3事業者ございましたことから、増量計画に至った理由書を提出する旨の指導を行いました。
また、2月には処理量の推移から、減量目標の達成が見込まれる事業者へ、その減量の取り組みについての報告を求める一方、達成が困難であると見込まれる39事業者に対して、現状把握と減量の意識づけのため、理由書を提出する旨の指導を行っております。
また、そのほかに、排出量の急激な増大に対する現地確認として、久喜宮代清掃センター管内の家具販売店に赴き、ごみの減量、排出の適正化について事業者から説明を受け、指導を行っております。その後、その事業者におけるごみの搬入量は減少されており、来年度には多量排出事業者から外れる見込みでございます。
今後につきましても、多量排出事業者において、排出量が増量となる場合は、理由の把握に努め、また他の排出事業者にも参考となるような減量への取り組みを実施している場合は積極的に情報提供するなどにより、事業系ごみの減量を推進してまいりたいと考えております。
続きまして、項目2についてご答弁申し上げます。搬入業者に対する指導といたしまして、久喜宮代清掃センターにおいて1件、菖蒲清掃センターにおいて1件、計2件の実施をいたしました。
久喜宮代におきましては、先ほどの答弁とダブりますが、多量排出事業者の家具販売店に対するものでございます。現場から「家具を頻繁に搬入する業者がおり、その処理に苦慮している」との報告を受け、実態を把握すべく店舗の現地確認を行うとともに、適正処理についての指導を行ったものでございます。また、菖蒲におきましては、搬入後、場内において分別作業を行い、荷おろしに時間がかかっていた事業者に対し、事前に分別を徹底してから搬入するよう指導を行ったものでございます。
久喜宮代及び菖蒲のいずれの事案につきましても、現在では改善されていることを確認しております。なお、勧告、受け入れ拒否等はございませんでした。
続きまして、項目4についてご答弁申し上げます。「ノーレジ袋キャンペーン」につきましては、本年度におきましても、例年と同じく10月に実施いたしました。事業者に対する働きかけといたしまして、広報紙6月号で告知を行うとともに、728事業者に対して文書による参加依頼を行いました。今回商工会に加盟していない事業者も含めて通知を行いましたものの、協力店舗数は245店舗と、昨年度から28店舗の減となっております。
減少の理由につきましては、詳細な把握はしておりませんが、複数の事業者から「廃業したため今後は参加が難しい」という旨の報告をいただいております。また、前回に配布したのぼり旗に傷みが少なく、継続して使用している事業所もあろうと考えております。のぼり旗へは毎年新しい標語を掲げておりますことから、今後はその旨を明記した上で、より多くの事業所に参加いただけますよう努めてまいりたいと考えております。
続きまして、項目5についてご答弁申し上げます。資源集団回収事業の団体でございますが、前年度と同じく86団体でございました。また、団体の内訳といたしまして、自治会や町内会など36団体、PTAや子供会など42団体、老人会や婦人会など3団体、環境団体3団体、そのほか福祉施設と青年会の2団体と、内訳といたしましても変更はございませんでした。
集団回収事業は、八甫清掃センター管内の方々に広く取り組んでいただいているところでございますが、以前、廃棄物減量等推進審議会の席で、鷲宮地区区長会選出の委員から、「旧鷲宮町からコミュニティ推進協議会に対して、集団回収への協力について強い働きかけがあった」という話を聞いております。現在、鷲宮地区においては、複数のコミュニティ推進協議会が集団回収に取り組んでいただいており、そこで得られた集団回収のノウハウを各自治会へと伝達する環境が整うなど、集団回収事業へ積極的に取り組んでいただく土壌が既にできているのではと考えております。
衛生組合の集団回収への取り組み支援策といたしまして、平成27年度から開始いたしました「ごみを減らしてきれいな街づくり表彰」に集団回収団体を対象とした部門を設け、その功績に対して表彰を行っております。本年度につきましても、鷲宮地区の集合住宅管理組合と菖蒲地区のPTAを表彰し、広報紙12月号に取り上げる予定です。また、広報紙6月号において、集団回収事業について紹介を実施したところでございます。今後につきましても、多くの団体がこの制度をご活用いただけますよう取り組んでまいりたいと考えております。
続きまして、項目6についてご答弁申し上げます。家庭用生ごみ処理容器等購入費補助制度の平成28年度の利用状況でございますが、電気式生ごみ処理機が32基、27年度と比較してプラス1基、コンポストが22基、マイナス3基、EM処理容器が11基、プラス3基、合計で65基、27年度と比較し、プラス1基でございます。また、地区ごとの利用状況の内訳ですが、久喜宮代清掃センター管内につきましては、電気式が21基、コンポストが14基、EMが9基、合計で44基と、27年度からプラス11基でございました。
菖蒲清掃センター管内につきましては、電気式が2基、コンポストが3基、EMがゼロ基、合計で5基と、27年度からマイナス1基でございました。
八甫清掃センター管内につきましては、電気式が9基、コンポストが5基、EMが2基、合計で16基と、27年度からマイナス9基でございました。
以上、全体では横ばいではありますものの、久喜宮代管内では増加、菖蒲管内では微減、八甫管内では大きく減少となっているところでございます。
特に、八甫管内におきましては、コンポストが27年度の13基から大きく落ち込んでおりますものの、その前の26年度は4基でありましたことから、昨年度の5基の実績は、これまでと同じ水準に戻ったとも考えられます。
また、処理機の使用状況の把握といたしまして、昨年8月に平成26年度以降の補助制度利用者139世帯を対象としたアンケート調査を実施いたしました。回答をいただきました97件の内容を集計いたしましたところ、92%の方が「燃やせるごみの量が減った」とのことであり、97%の方が「満足またはどちらかといえば満足」との回答でございました。この結果を見ましても、家庭におけるごみの減量に際し、この補助制度が有効に機能することから、さらなる生ごみ処理機の普及を図るべきであると考えております。
そして、今年度の取り組みといたしまして、これまでと同様、案内チラシの配布や広報紙への記事掲載を継続していくことに加えて、9月から電気式生ごみ処理機の貸し出しを開始しております。10月末時点での26件の予約のうち、八甫管内の方が12件と半数近くを占めている状況でございますが、この貸し出し制度が処理機の購入に結びつくことを期待しているところでございます。
なお、今年度9月時点の電気式処理機の補助申請基数は27基となっております。昨年度同期の実績は16基でございましたことから、今回の貸し出し制度との相乗効果により増加したものと認識をしております。今後も多くの方々にごみの減量に主体的に取り組んでいただけるような施策をさまざまな角度から打ち出してまいりたいと考えております。
続きまして、項目7についてご答弁申し上げます。業務用生ごみ処理機の補助実績でございますが、平成28年度はゼロ件でございました。また、これまでの累計11基の事業別内訳でございますが、医療施設が1基、高齢者介護施設が1基、保育園が1基、複合商業施設が1基、温浴施設の食堂や弁当製造業を含む飲食提供業が7基の合計11基、事業者数といたしましては、1事業者は2基の導入を行っておりますことから、計10事業者となっております。
また、事業者に対して送付していた業務用処理機の導入検討チラシを、導入のメリットや実際に導入した事業者の声などを掲載することで、さらに具体的に検討していただけますよう、昨年11月からパンフレット形式に改めて、多量排出事業者へ送付いたしましたこともあり、本年度につきましては、久喜宮代清掃センター管内において、既に1件の申請をいただいておりますとともに、久喜宮代管内の事業者から2件の具体的な問い合わせをいただいているところでございます。この計3件のうち2件は多量排出事業者でありますことから、業務用処理機の導入検討パンフレットの送付が申請の獲得につながったことも考えられます。さらに、年度中に発行予定でございます「事業系ごみ減量ハンドブック」にも掲載するなど、さまざまな方法により、事業者に対して制度の利用を呼びかけてまいりたいと考えております。
〇議長(小河原 正君) 青柳総務課主幹。
〔総務課主幹 青柳浩行君登壇〕
〇総務課主幹(青柳浩行君) それでは、3、光熱水費につきましてご答弁申し上げます。
まず、平成28年度における事業者名につきましては、3清掃センター及び大地のめぐみ循環センターにつきましては、ミツウロコグリーンエネルギー株式会社、八甫コミュニティセンターにつきましては、東京電力でございます。契約方法は、随意契約でございます。これは、平成24年度途中から新電力会社に切りかえる際に、菖蒲清掃センターと大地のめぐみの施設につきましては、ミツウロコグリーンエネルギー株式会社のみ、久喜宮代清掃センターと八甫清掃センターにつきましては、日本ロジテック協同組合しか契約に応じていただけなかったことから、これまで単年度で随意契約で契約を更新してきた経緯がございます。また、日本ロジテック協同組合は、平成28年3月31日をもって電力共同購買事業を終了したことから、急遽ミツウロコグリーンエネルギー株式会社に契約を切りかえ、現在3清掃センター及び大地のめぐみ循環センターの電力供給は一括して同社が行っております。
平成28年度の電気料金につきましては、お配りした参考資料13ページのとおりでございまして、合計で1億5,987万1,754円の電力料金を支出しておりますが、東京電力利用時に比べ約2.9%、475万円ほどの削減効果がございました。
〇議長(小河原 正君) 小島施設課主幹。
〔施設課主幹 小島靖之君登壇〕
〇施設課主幹(小島靖之君) 猪股議員ご質疑の歳出の8から11についてご答弁申し上げます。
初めに、8でございます。塵芥処理費に係る各センターの業務委託費の業務ごとの一覧表につきましては、お配りいたしました資料の14ページから18ページをご確認いただきますようお願いいたします。
次に、9でございます。3センターの最終処分先等の一覧表につきましては、お配りいたしました資料の19ページから21ページをご確認いただきますようお願いいたします。
平成27年度からの変更点といたしましては、久喜宮代清掃センターの焼却灰について、資源化計画量を2,000トンから2,100トンとしたことにより、資源化率が96.3%から100%(全量資源化)となったものでございます。
また、菖蒲清掃センターの焼却灰について、資源化計画量を300トンから500トンとしたことにより、資源化率が51.9%から82.5%に増加したものでございます。菖蒲清掃センターにつきましては、今後とも資源化に努めてまいりたいと考えております。
次に、10でございます。平成28年度のモデル地区の世帯数は9,421世帯でございまして、参加世帯数は4,824世帯、参加率は51.2%となっております。
続きまして、搬入量の27年度と28年度の変化でございますが、27年度の搬入量748.97トンに対しまして、28年度が793.55トンでございますので、44.58トンの増となっております。
次に、モデル地区内での参加率の評価でございますが、平成28年9月に参加世帯数の調査を実施した結果、平成27年度と比較いたしますと、参加世帯数及び生ごみ回収量ともに若干ですが、増加しており、モデル地区内での参加世帯につきましても、若干の増減はございますが、定着しているものと考えております。
続きまして、堆肥の生産量でございますが、生ごみ堆肥が44.32トン、剪定枝堆肥が60.48トンでございます。
続きまして、堆肥の配布方法でございますが、生ごみ堆肥につきましては、モデル地区の方々を対象に、区長様を通じて希望をとりまして、1世帯当たり20キログラムまでとし、配布したものでございます。剪定枝堆肥の配布方法につきましては、組合だより及び組合ホームページでお知らせし、往復はがきによりお申し込みいただき、平成29年1月に1世帯当たり30キログラムまでとし、久喜宮代清掃センターにて配布したものでございます。
続きまして、堆肥の配布量でございますが、生ごみ堆肥の配布量につきましては、34.91トンでございます。内訳といたしまして、モデル地区の方々に30.8トン、市民祭りや町民祭り、小学校、ボランティア団体等に4.11トンでございます。剪定枝堆肥の配布量につきましては、26.52トンでございまして、内訳といたしましては、管内住民の方々に25.59トン、小学校やボランティア団体に0.93トンでございます。
続きまして、件数でございますけれども、生ごみ堆肥につきましては、1,649件配布しておりまして、内訳といたしましては、モデル地区の方々に1,640件、小学校やボランティアの方々に9件となっております。また、剪定枝堆肥につきましては、855件配布しておりまして、内訳といたしましては、管内住民の方々に853件、小学校やボランティアの方々に2件となっております。
次に、11でございます。小型家電リサイクルにつきましては、各清掃センターに搬入されました燃やせないごみや粗大ごみの中から、手選別によるピックアップ方式により選別を行っておりますが、回収点数や内訳の集計につきましては、現在のところ実施しておりません。
また、資源化のルート及び方法につきましては、回収した小型家電製品を各清掃センターで保管した後、国が認定した事業者に引き渡しております。認定事業者は、フロンガスなどの有害物質を取り除いた後、破砕処理を行います。破砕後は手選別やさまざまな機械選別等により、金やレアメタルなどの貴金属、鉄、アルミ、プラスチックなどの種類ごとに有用資源を取り出しまして、さまざまな素材メーカーで製品の原材料としてリサイクルされております。
菖蒲清掃センター及び八甫清掃センターにおいて回収量が少ない理由でございますが、どちらの清掃センターも久喜宮代清掃センターと同様の選別内容及び方法で、人の手により回収を行っておりますことから、ピックアップの精度による差異が生じている可能性は低いと思われますが、リサイクルの推進を図るため、さらなる選別の徹底に努めてまいります。
また、さらなる小型家電の回収方法といたしまして、環境省・経済産業省から認定を受けた小型家電リサイクル法の認定事業者の実施する宅配回収サービスを年度内の導入に向けて調整を行っているところでございます。
この制度は、自治体が認定事業者でありますリネットジャパン株式会社と連携協定を締結することにより、費用を負担することなく、法に基づく再資源化が実施できるものでございます。なお、このリネット社は、久喜市、宮代町も参加している「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」の協力企業でもございます。
実際の回収方法といたしましては、パソコンを含む小型家電を段ボール箱に梱包いただければ、宅配業者が自宅を訪問して回収するというものでございます。費用は、回収物にパソコンを含むことで、段ボール箱1箱に限り無料となりますが、パソコンを含まない場合は有償とのことでございます。
現在、衛生組合においては、家庭用パソコンは収集せず、パソコンリサイクル制度により処理をいただくようお願いしております。しかしながら、製造会社により対応窓口が異なる等手続が煩雑であるとのご意見を多くの方からいただいているところでございます。
そこで、宅配回収サービスの導入により、パソコンを含む小型家電の新たな処理経路が加わることになりますと、また条件を満たせば無料で訪問収集を受けられる利便性から、小型家電回収量の増加が見込まれるものでございます。
拠点回収の導入の検討につきましては、場所の選定や回収費用の手配等の課題がございますことから、まずは今回の宅配回収サービスを導入した上で、推移を見守り、その上で必要に応じて久喜市、宮代町と協議を行ってまいりたいと考えております。
〇議長(小河原 正君) 再質疑をお受けいたします。
猪股議員。
〔9番 猪股和雄君登壇〕
〇9番(猪股和雄君) 再質疑してまいります。
最初の多量排出事業者に対する個別指導の設定、これらについては本当に歳入のほうでも聞いて、報告を受けたところですけれども、大変きめ細かくしていただいているということで、本当に評価したいと思っています。
ちょっと2つ目のところで答弁聞き漏らしたのですけれども、事業所の久喜宮代センターで1件、菖蒲センターで1件ということですが、これは注意、指導、このどちらでしたか、お願いします。
それから、3番はわかりました。
4番も結構です。
5番目なのですけれども、特に八甫センターにおけるというか、鷲宮地区における団体資源集団回収が大変定着をしている実績、これをこれからも広げていく必要があるのだろうと思います。いわばこれから実証実験しようとしている資源回収を民間移行していくのをむしろ先取りしてやってもらっているわけですので、この大変先進的な取り組みというものをこの実証実験の中でも、ほかの全地区に広げていっていただきたい、教訓を広げていっていただきたいということを要望しておきます。
6つ目ですけれども、これまでの普及状況、ずっと電気式、それからコンポスト、EMの助成事業をしてきて、これまで助成して購入した方々がそれをどのように使っているのかということを調査などはされていますでしょうか。私の仲間の中で、せっかく使っていたのだけれども、ちょっとやめてしまったというような人も最近何件か聞いたり、大変残念なのですが、逆に特に電気式だと、5年、10年ぐらいするとやっぱり買い替えの需要が出てまいります。そうした普及状況、それでどのように使われているか、活用状況などの調査、把握はされているかどうか、お願いをいたします。
それから、電気式の中でも乾燥式は大変安価でいいのだけれども、それを微生物によって発酵させて堆肥にしていく、その処理機が非常に高いのです、今。大体8万、9万ぐらいするのだろうと思います。これに対して多分助成の申請はないのだろうと思うのですけれども、そこら辺はいかがでしょうか。その実情わかればお願いをいたします。
それから、最終処分の状況なのですけれども、この資料を配っていただいて、その中で久喜宮代清掃センターでは、焼却灰、これまで草津町に持っていっていたのを、今度は28年度はゼロになりました。それから、寄居町のほうにも焼却灰の埋め立てはもうゼロになっています。そうしていくと、もう焼却灰の埋め立てはしなくても済むという状況になっているのだけれども、これはもうこれから安定してこういう状況でいく。焼却灰のリサイクル率はもうゼロで定着していくと受け取ってよろしいのかどうか、お願いをいたします。
以上です。お願いします。
〇議長(小河原 正君) 猪股議員の再質疑に対する答弁を求めます。
鈴木業務課長補佐。
〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
〇業務課長補佐(鈴木昌利君) 猪股議員の再質疑にご答弁申し上げます。
多量排出事業者への注意、指導、勧告等の状況ということで先ほどご答弁申し上げましたが、2件、久喜宮代で1件、菖蒲で1件と実績を申し上げました。こちらの実績は指導ということで、指導を2件させていただきましたということでございます。注意はゼロ、指導は2ということでございます。
続きまして、2番目、生ごみ処理機の使用状況の後追いの調査等はという趣旨のご質問であったと思います。昨年の8月に平成26年度以降の補助対象者を対象とした状況の調査をアンケートという形で行っております。こちらにつきまして139件のうち、97件から回答をいただきました。そして、先ほどの答弁にございました使用しての感想等につきましてのご意見を改めて確認をしたところでございます。
続きまして、3つ目でございます。電気式処理機の現在における補助対象機器の方式はというご質問でございます。こちらにつきましては、電気式処理機全て乾燥式の実績となっております。実際に販売店舗等の店頭におきましても、乾燥式の商品が広く出回っておるものと考えておりますことから、このような結果になったのではと考えております。
〇議長(小河原 正君) 小島施設課主幹。
〔施設課主幹 小島靖之君登壇〕
〇施設課主幹(小島靖之君) 猪股議員の再質疑にご答弁申し上げます。
久喜宮代清掃センターの焼却灰の処理は今後とも全量資源化としてよいかというご質疑でございます。ご質疑のとおり、久喜宮代清掃センターにつきましては、今後とも全量資源化をしてまいりたいと考えております。
以上です。
〇議長(小河原 正君) 再々質疑をお受けいたします。
猪股議員。
〔9番 猪股和雄君登壇〕
〇9番(猪股和雄君) 申しわけありません。先ほど一緒に聞けばよかったのですけれども、菖蒲清掃センターの焼却灰については、かなり少なくなったとはいえ、まだ草津町へ埋め立てで持っていっているわけです。これについては、やっぱり久喜宮代センターと同じようにこのゼロになっていく、大幅に減らしていく見込みと理解してよろしいのでしょうか、それともこちらはまだまだしようがないのでしょうか。
〇議長(小河原 正君) 猪股議員の再々質疑に対する答弁を求めます。
小島施設課主幹。
〔施設課主幹 小島靖之君登壇〕
〇施設課主幹(小島靖之君) 再々質疑にご答弁申し上げます。
菖蒲清掃センターの焼却灰でございます。菖蒲清掃センターの焼却灰につきましては、平成29年度の資源化計画量は550トンでございますが、平成30年度につきましては、650トンを計画しておりますことから、平成30年度には資源化率も100%となる予定でございます。
〇議長(小河原 正君) 以上で猪股議員の質疑を打ち切ります。
次に、渡辺議員、お願いします。
〔3番 渡辺昌代君登壇〕
〇3番(渡辺昌代君) 3番、渡辺です。歳出の部分について質疑をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
1番です。17ページ、一般管理費。平成28年度組合職員数の変更があったところについて、正規職員、臨時職員、それから再任用別にお伺いをいたします。
それから、委託先です。共栄・大盛一般共同企業体、それからウィズウェイストジャパン、鴨田商事、渡辺興業、岡本商事、それから小島商事等の職員の労務管理、それから賃金などは把握をしているのかお伺いをいたします。
2です。19、21ページ、一般管理費。職員研修について、職員研修の負担金について説明を求めます。
3です。17ページ、一般管理費。久喜宮代清掃センター、菖蒲清掃センター、八甫清掃センター及び八甫のコミュニティセンターの避難訓練はどのように行ったのかを伺います。前回のときでしたけれども、八甫の清掃センターの粗大ごみ処理施設の火災のときには、八甫の清掃センターの避難訓練はやっていないという返答を伺いました。そのときが実は3回目の質疑だったので、そのほかの清掃センターが聞くことができなかったので、今回お伺いをしておりますので、よろしくお願いいたします。
4です。35ページ、清掃総務費、ごみ集積所環境整備補助金でお伺いします。ごみ集積所の環境整備が昨年度に比べ随分と進んだと思うのです。しかしながら、菖蒲地域においてはまだ浸透していないように感じておりますけれども、総括をお伺いをいたします。
5です。35、37ページ、清掃総務費、廃棄物減量等推進員のところでお伺いします。廃棄物減量等推進員は、少しずつではありますけれども、地域に根づいてごみの出し方、減量等、市民とのパイプ役として活躍をされております。しかし、菖蒲地域では今回減ってしまいました。原因と対策についてお伺いをいたします。
6です。37、39ページ、清掃総務費、資源集団回収事業の報奨金でお伺いします。資源集団回収の団体数はふえておりません。集団回収量もふえていないように思うのですけれども、どのように総括をしているのか、前者の質問もありましたけれども、今後の集団回収事業のあり方について、久喜市との協議を行っているのかお伺いをいたします。
7です。39ページ、塵芥処理費、備品購入費、塵芥収集車。塵芥収集車を1台購入しております。この経緯と入札等の説明を求めます。
8です。成果に関する調書45、47、49、塵芥処理費、工事請負費です。久喜宮代、菖蒲、八甫のそれぞれの工事請負費の修繕工事でありますけれども、昨年よりも金額が高くなっております。どのような修繕なのか、昨年とどう違うのか、説明を求めます。
9番です。平成28年度の多量排出事業者の減量目標の達成はできたのか。それらの指導はできたのかお伺いをいたします。また、上位事業者はどこか。前者の方と重なるのですけれども、再質問したいところがありますので、今後どのようにしていくつもりなのかと、それから資料提供がしていただいておりますので、今後のことについてお伺いをいたします。
以上、よろしくお願いします。
〇議長(小河原 正君) 渡辺議員の質疑に対する答弁を求めます。
青柳総務課主幹。
〔総務課主幹 青柳浩行君登壇〕
〇総務課主幹(青柳浩行君) 渡辺議員ご質疑の平成28年度の組合職員数についてご答弁申し上げます。
平成28年度の衛生組合の職員数でございますが、一般事務職員が24名、一般事務職再任用職員が1名、現業職が10名、現業職再任用職員が3名、合計で38名でございます。平成27年度と比較をいたしますと、一般事務職員が3名の減、一般事務再任用職員が1名の増、現業職10名、現業職再任用職員3名は変わりがなく、合わせて2名の減となっております。
また、委託先の職員の労務管理、賃金などは把握しているかとのご質疑でございますが、衛生組合としては把握はしておりません。しかしながら、業務委託の仕様として、業務従事者の名簿の提出を求め、従業員を確保して業務に支障を来すことのないよう努めるものとするということ、また従業員に対し、労務管理、衛生管理及び安全教育を徹底することを求め、さらに労働関係などの関係法令を遵守するということが委託業者を選定する上での条件となっておりますことから、委託業者において適切に労務管理が実施されているものと認識をしております。
続きまして、2、職員研修についてご答弁申し上げます。これは、職員が各種研修機関に参加した際に、研修実施機関に対して支出をした研修負担金でございます。
平成28年度の研修内容の詳細につきましては、主要な施策の成果に関する調書の23ページに記載したとおりでございます。このうち、三市一町共同研修会に4万5,200円、市町村職員中央研修所に8,250円、日本環境衛生センターに22万320円、計27万3,770円の研修負担金を支出したものでございます。
〇議長(小河原 正君) 小島施設課主幹。
〔施設課主幹 小島靖之君登壇〕
〇施設課主幹(小島靖之君) 渡辺議員ご質疑の歳出の3と8についてご答弁申し上げます。
初めに、3でございます。施設の防災訓練につきましては、平成29年10月7日に八甫清掃センターにおいて、各焼却施設、粗大ごみ処理施設及びし尿処理施設の運転管理業者、組合粗大処理施設運転担当職員及び組合職員、合計29名が参加し、実施いたしました。訓練には、各清掃センター、八甫コミュニティセンターの防火管理者並びに防火責任者も参加し、合同防災訓練という形で実施したものでございます。当日は、埼玉東部消防組合にご協力いただき、水消火器等を使った初期消火訓練、屋内消火栓の使用方法と模擬消火訓練並びに火災事例に学ぶ複合用途防火対象物のDVD鑑賞等を行ったものでございます。
今後につきましては、毎年施設を変え、同様の訓練を実施するとともに、運転管理業者による個々の訓練も行ってまいりたいと考えております。
次に、8でございます。主な修繕内容といたしまして、直接工事費300万円以上の工事を申し上げますと、久喜宮代清掃センターの焼却施設が、1号炉ロータリーキルン耐火物補修工事、1号炉燃焼室から混気室ダクト間側壁補修工事、1号炉ロータリードライヤ内筒更新工事、1号炉ロータリードライヤローラー更新工事、2号炉再燃焼室天井部補修工事、bP・bQガス冷噴霧ポンプ更新工事、バグフィルタ点検整備工事でございます。
次に、久喜宮代清掃センターの粗大ごみ処理施設ですが、搬送コンベア整備工事、磁選機整備工事でございます。
次に、菖蒲清掃センターでございますが、耐火物点検修繕工事、集塵機点検修繕工事、灰バンカ取りかえ修繕工事、落塵コンベア取りかえ修繕工事でございます。
次に、八甫清掃センターの焼却施設ですが、焼却炉(A・B系)耐火物修繕工事、触媒脱硝塔修繕工事、空気予熱器下ロータリーバルブ(A・B系)修繕工事、噴射水圧ポンプ(A・B系及び予備機)修繕工事、バグフィルタ(A系)修繕工事、炉内圧調整ダンパ(A・B系)修繕工事でございます。
次に、八甫清掃センターの粗大ごみ処理施設ですが、破砕機修繕工事でございます。
これらの定期修繕工事につきましては、各運転管理業務に含まれる総合点検結果から、優先順位に基づき組合内で検討し決定されることから、毎年変わるものでございます。
また、昨年と比べ金額がふえた理由といたしましては、各施設とも老朽化が進んでいることから、修繕箇所が増加したものと考えております。
〇議長(小河原 正君) 鈴木業務課長補佐。
〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
〇業務課長補佐(鈴木昌利君) 渡辺議員のご質疑のうち、項目4から7及び9についてご答弁申し上げます。
初めに、項目4についてご答弁申し上げます。ごみ集積所環境整備補助金につきましては、平成27年度の制度開始以降、組合全体では410カ所の集積所に対して交付しておりますが、うち菖蒲地区は45カ所となっております。久喜地区の159カ所、栗橋地区の123カ所、宮代町の64カ所を下回っておりますが、鷲宮地区の19カ所を上回るものでございます。
一方、全体の集積所に対する補助割合を見ますと、組合全体では6.3%となりますところ、菖蒲地区は6.0%と、栗橋地区の15.5%に次いで高い割合となっております。久喜地区は5.9%、宮代町は3.9%、鷲宮地区は3.1%となっておりますことから、ごみ集積所環境整備補助制度は、他の地区と遜色なく、菖蒲地区においても徐々に普及してきているものと評価をしているところでございます。
続きまして、項目5についてご答弁申し上げます。菖蒲地区の廃棄物減量等推進員につきましては、平成27年度は68名でございましたが、28年度は66名と、2名の減となっております。前任の推進員の任期が平成27年度末で満了になったことに伴い、管内の区長に対して新たな推進員の推薦を依頼いたしましたが、菖蒲地区については、1地区から推薦をいただけなかったことに伴うものでございます。現在の推進員の任期が本年度末で満了になりますことから、年明けを目安に、区長に対して新たに推薦いただけますよう文書を送付する予定でございますが、その中で推進員の役割や必要性を訴え、少しでも多くの地区にご推薦をいただけますよう努めてまいりたいと考えております。
続きまして、項目6についてご答弁申し上げます。資源集団回収事業の団体数でございますが、前年度と同じく86団体でございました。また、団体の内訳といたしましても、自治会や町内会等36団体、PTAや子供会等42団体、老人会や婦人会等3団体、環境団体3団体、その他、福祉施設と青年会の2団体と、変更はございませんでした。
また、回収量は、衛生組合全体で1,872.78トンでございました。前年度は1,953.69トンでございましたことから、マイナス81.21トン、4.1%の減となったものでございます。センターごとの内訳といたしましては、久喜宮代清掃センター管内はプラス2.31トン、0.36%の増、菖蒲清掃センター管内もプラス5.02トン、3.34%の増であります一方、八甫清掃センター管内はマイナス88.54トン、7.6%の減となっておりますことから、八甫管内における回収量の減少が非常に大きな影響を与えているものでございます。八甫管内においては、以前から集団回収事業が活発に実施され、公共回収と遜色がないほどの回収量となっておりますことから、昨今の紙類の回収量の減少傾向が集団回収においても現れていると考えております。
また、今後紙類や布類の回収方法における集団回収への移行に係る実証実験を予定しております。この実施に当たりましては、久喜市及び宮代町の担当職員にも参加いただき、具体的な検討を重ねているほか、三者連絡会議の席でも意見をいただくなど、構成市町と歩調を合わせて事業を進めているところでございます。
続きまして、項目7についてご答弁申し上げます。久喜宮代清掃センターにおける塵芥収集車につきましては、老朽化が進み、次第に故障等が頻発するようになったため、業務の安全性を確保することから、1台を購入し、車両の更新を実施したものでございます。そして、その購入に当たりましては、現業職員の意見や要望を聞いた上で仕様を決定し、指名競争入札により落札者を決定して契約を締結したものでございます。
続きまして、項目9についてご答弁申し上げます。多量排出事業者につきましては、条例の規定に基づき「事業系一般廃棄物減量計画書」の提出が義務づけられており、全82事業者が計画書を提出しております。この減量計画は、容易に達成される内容や、非常に困難な内容とならないよう、各事業者の実情を踏まえて適切に設定されるべきものであります。当組合といたしましても、少しでも多くの事業者が計画に沿いながら目標を達成できますよう、適切な情報提供や指導、助言をしていくことを心がけているところでございます。
その減量計画書の達成状況でございますが、まずお手元の資料4ページ、久喜宮代清掃センター管内について申し上げます。減量計画を達成できた事業者につきましては、41事業者中、表の一番右の欄にございます減量計画目標達成の欄に丸印を記載しております18事業者、43.9%の事業者が減量計画を達成しております。
次に、5ページ、菖蒲清掃センター管内で減量計画を達成できた事業者は、17事業者中7事業者、41.2%の達成率でございます。
次に、6ページ、八甫清掃センター管内で減量計画を達成できた事業者は、24事業者中11事業者、45.8%の達成率でございます。
したがいまして、組合全体では全82事業者中36事業者、43.9%の達成率でございました。前年度は94事業者中43事業者、45.7%でございましたことから、若干の減少となっております。計画達成できなかった全ての事業者に対し、その理由を確認した上で、今後の指導を行ったところでございます。
また、排出量が上位の事業所といたしましては、お手元の資料の1ページから3ページにかけて、排出量の順に、清掃センターごとに集計した表をお配りしておりますので、ご確認いただきたいと思います。
そして、多量排出事業者につきましての今後の取り組みでございますが、条例において、「管理者の指導に従い、廃棄物の分別の推進及び再利用の促進により、事業系一般廃棄物を減量しなければならない」と定められておりますことから、適切な内容の減量計画書を策定し、実行することで、排出量の低減に努めていただけますよう、各事業所において選任された事業系一般廃棄物管理責任者を通じて働きかけを行ってまいりたいと考えております。
〇議長(小河原 正君) 再質疑をお受けいたします。
渡辺議員。
〔3番 渡辺昌代君登壇〕
〇3番(渡辺昌代君) 再質疑をさせていただきます。
まず、1番のところですけれども、正社員のほうが3名減ということで、私は職員の減というところは問題があると指摘をさせていただいております。ぜひ職員の減には至らないようやっていただきたいというところは要望ですので、それは要求させていただきます。
そして、委託先のところの労務管理と、それから賃金のところが把握していないということだったのですけれども、やはりそこは名簿を提出していただいているのであれば、賃金のところも、それから労務管理がどのようにやっているのかというところも、やはり出してもらう必要があるのではないかなと思いますので、その確認はさせてください。されているものと認識していると、されていなかったら大変なことですので、やはり今労務管理等については委託する先にもしっかりと事業者としては、行政側としては責任がやはりあるのではないかなと思いますので、そこは管理のところまで目を行き届かせていただきたいなと思いますので、その点についてお伺いいたします。
職員研修のところなのですが、今職員の研修負担金については説明をいただいたのですけれども、これ書き方が私が悪かったのかもしれませんが、19ページは職員研修について、21ページが職員研修の負担金についての説明ですので、ぜひ負担金のほうはわかりましたので、職員の研修について説明をお願いをいたします。
3です。平成29年度の10月に八甫においてやっていただいたということは、非常に前進してよかったと思っております。ただ、やはり平成28年度は結局どこもやっていないという状態なのかなというふうに思いましたので、毎年これから施設を変えて行う予定と言っておりますけれども、これは各センターでそれぞれやはり毎年行うべきではないかなと思うのです。合同で一緒にやるのではなくて、そこにいる方たちでどういうふうに、要するに火災が起きたときにどう動くかというところが問題ですので、そこの施設ごとに、大きな規模にしなくてもいいけれども、施設ごとに順次どう判断をして、どう動くかということの訓練をしなくてはいけないと思いますので、そういう訓練が必要かと思いますので、その点についてお伺いをいたします。
それから、次の4番のところは、済みません。私のほうが数だけで言ってしまいまして、パーセンテージのほうでいくと、菖蒲はしっかりと浸透してやっているということなので、了解をいたしました。今後もよろしくお願いをいたします。
5番です。ごみの減量の推進員ですけれども、これは要するに全地区として空欄となっているようなところはないのか。平成28年度は1つのところで推薦がなかったということなのですけれども、市全体としてはなかなかこの推進員やっていただきたいと言っても、非常に難しいところもあると思うのですけれども、お願いしている地域でやっているところは、かなりよくなっているということは聞いておりますので、あいている箇所、要するに推進員がいないというところはあるのかないのか、もしここの1だけならいいのですけれども、ほかにあるようであれば、やはりここはもう少し対策等を考えていかなくてはいけないかなと思いますので、その点をお聞きします。
集団回収のあり方なのですけれども、次の6番、久喜市の協議なのです。実証実験等をこれから行っていくということで、前回の一般質問のところでもありましたけれども、今団体の数が推移しているということは、ふえていかないということですので、団体がふえていかない。なかなかそういうことをやる新たな団体がふえていかないということが非常に私は問題かなと思うのです。ふえていくのであれば、これから全体に入れたとしてもやりやすくはなると思うのですけれども、今団体の数ってふえていないし、それからごみの、紙のごみ等が少なくなっているから、そこに関してやはり取り組みが今までよりも少なくなっているというのもあるのかななんて思ってしまうのですけれども、とするとこれから実証実験をしてやっていくとしても、この集団回収のところ、今現状でやっているところもふやしていかないと、うまくいくのかなどうかなとか、ちょっと疑問に感じますので、そこの点については、今やっている資源ごみの集団回収については、広めていく方向でいるのですよね。でも、進んでいないということは、やはり進め方にまだまだ考えなければならないところがあるのかなと非常に思いますので、その点についてどうしていくのかお伺いをします。
それから、久喜市の協議はぜひやっていただきたい。どういうふうに協議をしていくのかも含めてお伺いをしたいと思います。
7番についてはわかりました。指名ということでわかりました。
次の8番については、修繕のところなのですけれども、今回老朽化のために、非常に項目もふえているのかなというところはわかるところでありますけれども、今優先順位からやっていくと言ったのですけれども、今回緊急のものはなかったのですか。大丈夫でしたか。その点について、修繕工事について優先的にやるのだけれども、これは緊急なものであって、必要であったというものがあるのであればお答えください。
それから、最後の9番です。前者の方もお話がありました。多量の排出事業者、一般家庭のごみと、それから多量のこの排出事業者を比較すると、一般ごみのほうはだんだんと減っているという状況で、多量排出の事業者のほうはふえているように私は結果を見て感じました。ということは、ここのところをしっかりとやっていかないと、今後このリサイクル等を含む自然に優しい環境というところが進んでいかないとすごく思います。ですので、この多量の中でも特に多いところが久喜、菖蒲のところでありましたよね。数字を見てびっくりしたのですけれども、増加率、スーパーマーケットで105.43%の増加率になっているようなところ、こういうところについては、何件かは訪問しながら現状を見ての指導をやっていると思うのですけれども、優先してこういうところはやっていただいているのでしょうか。その点についてお伺いいたします。
〇議長(小河原 正君) ここで休憩いたします。
休憩 午後 零時07分
再開 午後 1時10分
〇議長(小河原 正君) では、再開いたします。
渡辺議員の再質疑に対する答弁を求めます。
鈴木業務課長補佐。
〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
〇業務課長補佐(鈴木昌利君) 渡辺議員の再質疑に順次ご答弁申し上げます。
まず、収集業務委託業者の賃金の把握をすべきではとのご質疑でございます。さきに答弁いたしました各業者の名簿に掲載されたおのおのの賃金は把握はしておりません。しかしながら、衛生組合に提出をしております各業者の決算報告書において、給与手当、賞与、退職共済掛金、法定福利厚生費など労務管理に係る全体の費用の支出を確認しております。労働者の労働条件は、事業主と労働者の間で決定されることが基本であり、最低賃金法や労働基準法などの法律を踏まえ、国全体の制度の中で遵守されるべきものと考えております。つきましては、ご理解をいただけますようよろしくお願いいたします。
次に、廃棄物減量等推進員の未選出の地区といたしましては、管内合計で22地区となっております。
次に、資源集団回収事業登録団体への今後の働きかけでございますが、衛生組合では表彰制度を活用しながら、今後も広報紙等を通じて集団回収事業への取り組みに対し広く呼びかけてまいろうと考えております。そして、今後も実証実験とあわせて、久喜市、宮代町とその後の協議を行ってまいりたいと考えております。
次に、多量排出事業者のうち、大規模な事業者に対して優先した対策を施す必要はとのご質疑でございましたが、現在の多量排出事業者制度のもとでは、規模は問わず、一律に同様な指導を行っているところでございます。ショッピングモールの進出など、制度開始時から状況も変化をしていることもございますことから、何らかの対応の必要性を認識いたしましたところでございます。つきましては、今後の施策に反映させていきたいと考えております。
〇議長(小河原 正君) 青柳総務課主幹。
〔総務課主幹 青柳浩行君登壇〕
〇総務課主幹(青柳浩行君) 渡辺議員の再質疑に対しまして答弁申し上げます。
研修に関して、研修の内容についてということで、決算書19ページの研修の内容ということで、人事評価研修業務かと思われますが、こちらについては人事評価制度の評価者に対しての評価者研修を実施したものでございます。評価者としての役割や人事評価の意義、実施手順を把握するとともに、評価者として身につけておくべき評価の基礎的事項や評価のポイントを習得することを目的に実施した研修です。この研修につきましては、業務委託において日本経営協会に委託を行いまして、課長補佐以上の管理職9名が参加をしたということでございます。
〇議長(小河原 正君) 小島施設課主幹。
〔施設課主幹 小島靖之君登壇〕
〇施設課主幹(小島靖之君) 渡辺議員再質疑の項目3と8について順次ご答弁申し上げます。
まず初めに、項目3の質疑でございます。今後の訓練につきましては、施設ごとに行ったほうがよいではないかというご質疑でございますが、先ほどもご答弁申し上げましたとおり、今後につきましては、合同訓練につきましては、毎年施設を変え、今年度と同様の訓練を実施するとともに、各施設ごとに運転管理業者による個々の訓練も行ってまいりたいと考えております。
次に、8の緊急な工事はあったのかというご質疑でございますが、緊急な工事はなかったものでございますが、平成28年度の工事につきましては、定期修繕工事として年度内に施工しなければならない工事を実施したものでございます。今後につきましては、平成34年度まで適正に稼働させることを目的とし、適正な維持管理に努めてまいります。
以上です。
〇議長(小河原 正君) 再々質疑をお受けいたします。
渡辺議員。
〔3番 渡辺昌代君登壇〕
〇3番(渡辺昌代君) 再々質疑をさせていただきます。
まず、1番の職員のところですけれども、本来であれば委託とならなければ、要するに市職員がやっていたものを委託としたところもあるわけでありまして、とするとやはりそこで働く者たちの労働の環境、そして賃金については、やはり企業と労働者の間で取り交わしたものだとしたとしても、やはりその辺のところに管理というか、そういうものに関しては公共、公の行政側としては持っておくべきではないかな。遵守できているのかどうかというところも見るべきではないかな。公契約条例とか、いろいろありますけれども、こういうものに影響してくると思いますけれども、そういうところまできちんとやっていくべきではないかなとすごく思いますので、その点についてはできているものというふうではなくて、やはり確認していただきたいなと思いますので、これは要望させていただきますので、よろしくお願いいたします。
それから、防災訓練、避難訓練のことですけれども、施設ごとに個々のものはやっていくということでありましたので、ぜひこれは実施をしていただきたいと思います。合同訓練という形は、消防の人に来ていただいて、大きな形でやるのだと思います。それも必要なことだと思いますけれども、いざというときにどうやって消火器を持っていって、誰がどこへ持っていくのかとかいう、そういう手配というのはやはり随時毎回やって、毎年やっていっていただかないと、とっさのときに動けないという状態になりますので、ぜひそれもお願いしたいと思います。
それから、減量等推進員のところでありますけれども、全地域にはやはり行き渡らない状態でありますが、これは今後広報等でも広げていくのでしょうか。
それから、推進員が今度代わるということもあるのかもしれませんけれども、とするとやはりまた今回、28年度のときのように、1名減のままそのままいってしまうという状態にならないためには、やはりきちんとしたPRが必要かなと思いますけれども、どのようにしていくのかをお伺いをいたします。
それから、集団回収のところなのですが、ぜひこの集団回収をやっている団体の方たち、かなり長いこと、何年もやっていらっしゃる方もいらっしゃるし、それから八甫のところは非常に昔から一生懸命集団回収をやってきたという経緯もあると思うのです。そのところの方たちが今、これから実証実験が始まるわけですけれども、来年度からと聞いていますけれども、この実証実験をするということについても、それからまずは確保していただきたい。その今やっている人たちに影響が出ないように確保していただき、今後始めるとしても、それを確保するべきであるし、それからそこをふやしていただきたいと思うのです。要するにいろいろなPTAの方とか、それから自治会で取り組んでいる人たちのところを、そういうところをしっかりと補っていっていただきたいなとすごく思うのですけれども、何か実証実験で次に、次にというふうに変えていってしまうと、現在のところが非常におろそかになってしまうのではないかなという気がしてならないのですけれども、そういうことがないようにやっていくというふうに考えたいのですけれども、それはいかがなのでしょうか。その辺についてお伺いをいたします。
それから、工事のところはわかりました。緊急なものはなかったということなので、ただ今後工事費が非常に膨らんできているというのが今回の昨年度と比べて見えるところなのです。昨年度よりも工事箇所がそんなに多いわけではないような感じはするのですけれども、ふえているというふうに思っております。適切な処理を今後もしっかりとしていただきたいということもあります。長持ちさせて使っていっていただきたいなということを思いますので、どうぞよろしくお願いします。
9番のところです。これまで規模を問わず、一定のやり方でやってきたということなのですけれども、何らかの対応をして今後に反映させたいということでお話を聞きました。何しろ大型の店舗、それからスーパーでは、昨年よりも削減の目標に達していないところも随分あるし、それから先ほど言いました介護施設等、福祉施設等老人の対応、おむつの対応とかというところもかなりこれから課題になるのではないかなとすごく思っております。そこのところについては、早急に話をしながら解決していただきたいと思うのです。先ほどの前者の方の質問の中で、家具のお店に行って随分と削減ができたという話を聞きました。とすれば、今大きく出してしまっていたところがもうわかっているわけでありますから、そこに現場に行って、足を運んで、具体的に対応をどうするかということを確認していただきたいというふうに非常に思うのですけれども、その点についてはいかがですか。
〇議長(小河原 正君) 渡辺議員の再々質疑に対する答弁を求めます。
鈴木業務課長補佐。
〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
〇業務課長補佐(鈴木昌利君) 渡辺議員の再々質疑にご答弁申し上げます。
まず、廃棄物減量等推進員、こちらの未選出の地区が少なくなるよう今後もきちんとしたPRが必要だと考えるがという趣旨のご質疑であったと思われます。おっしゃるとおり、こちらのより多くの地区の方々に推進員をご選出いただきたいと私どもでも考えておりますので、今年度末をもちまして満了となります推進員制度、また翌4月からの新しい2年の任期が開始されることに伴いまして、また年明けに区長を対象に推薦をいただいてまいりたいと考えております。その中で推進員制度の意義につきましても、これまでと同様もしくはこれまで以上に詳細なPRの上、趣旨をご理解いただいた上で、より多くの地区からご推薦をいただけますよう努力してまいりたいと考えております。
続いて、2点目でございます。集団回収の実施団体と実証実験の開始に当たりまして、その既存の団体の数量を確保していくべきではというご質疑であったと思われます。前段の議員ご質疑の中でご答弁もさせていただきましたが、八甫清掃センター管内、旧鷲宮地区におきまして、合併以前にコミュニティ推進協議会の強い働きかけがあったと、そういった旨の答弁をさせていただきましたが、その際には既に実施をしておりましたPTAがございましたことから、そのPTA、そしてこの推進協議会、地区としては重複する部分がありますことから、うまくその団体間ですみ分けをされたと、調整をされたと、そういった実績があると、そういったお話を聞いてございます。今後につきましてですけれども、既存の量の確保という点でも、そういった現行の団体からすれば、恐らくそういった希望のあろうことは十分に認識をしております。また、実際にこれから集団回収の実証実験、それから今後も見据えた上で、そのあたりのメリット、デメリット等につきましても、広報をしていくべきであると考えておりますので、ご理解いただけますようよろしくお願いいたします。
また、3点目の多量排出事業者の指導にかかわりまして、現場等に赴き、実際に指導していくことも大切ではというご指摘であったと思います。その中で、実際に多量に量が減ることとなった事例につきましてもお話しいただいておりますが、実際に先ほど私も答弁いたしましたその家具販売店につきましては、実際に実態といたしましては、埼玉県外の事業所に全国から集積した家具をその管内の営業所に一部を輸送して、一定期間経た後に組合に廃棄物として搬入をしておったと、そういった事実が確認されて、適正に指導したことから減少となったと、そういった内容となっております。この例がなかなかどちらの多量排出事業者にも当てはまるかどうかというのはなかなか難しいところではありますけれども、また実際に私どもが足を踏み入れて取り組みを確認するとともに、今後につきましてもご指導させていただくということは有意義なことなのかなと考えております。先ほどの答弁にもございましたが、今後の多量排出、特に大規模の店舗の指導、こういった制度の設計に当たりまして、参考とさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(小河原 正君) 以上で渡辺議員の質疑を打ち切ります。
次に、新井議員、お願いします。
〔2番 新井 兼君登壇〕
〇2番(新井 兼君) 2番、新井兼です。引き続き議案第19号の歳出につきまして質疑いたします。
27ページの財産管理費の部分になりますが、八甫清掃センター給水管漏水調査業務の内容及び当該調査後の対応についてお伺いいたします。
以上です。
〇議長(小河原 正君) 新井議員の質疑に対する答弁を求めます。
月安八甫清掃センター所長。
〔八甫清掃センター所長 月安高広君登壇〕
〇八甫清掃センター所長(月安高広君) 新井議員のご質疑についてご答弁申し上げます。
平成28年6月の水道検針時において、漏水の可能性があるとの指摘を受け、独自で調査を行いましたところ、漏水箇所を特定することはできませんでした。このため、水道事業者へ漏水調査業務を委託したものでございます。業務の内容でございますが、漏水箇所を把握するために、漏水音を探知する音聴調査を行いましたが、漏水箇所の特定はできませんでした。
次に、管路に水素(5%)と窒素(95%)の混合ガスを注入し、漏水孔から漏えいする混合ガスを地上より検知するトレーサ調査を行いましたところ、漏水箇所が判明したものでございます。翌7月に修繕工事を実施しております。
以上でございます。
〇2番(新井 兼君) わかりました。結構です。
〇議長(小河原 正君) 以上で新井議員の質疑を打ち切ります。
次に、丸山議員、お願いします。
〔6番 丸山妙子君登壇〕
〇6番(丸山妙子君) 6番、丸山妙子でございます。前段議員と重なる部分もございますが、再質問させていただきたい都合上、質問いたします。
議案第19号 平成28年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定について、歳出に関しまして、1、35ページの減量推進員の報償費、廃棄物減量等推進員謝礼について、現在の人数、推進員のいない地区の数及び人数は何人かお願いいたします。
〇議長(小河原 正君) 丸山議員の質疑に対する答弁を求めます。
鈴木業務課長補佐。
〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
〇業務課長補佐(鈴木昌利君) 丸山議員のご質疑についてご答弁申し上げます。
廃棄物減量等推進員の人数でございますが、成果調書の34ページにございますとおり、昨年度末時点で久喜宮代清掃センター管内は371人、菖蒲清掃センター管内は66人、八甫清掃センター管内は232人、合計669人でございます。
また、推進員の選出されていない地区でございますが、管内合計で22地区となっております。
なお、推進員の設置基準は、おおむね100世帯に1人を目安としておりますが、地区の状況に応じて極端な場合を除き、任意で増減をいただく場合も認めております。定員制ではありませんことから、推進員の未選出に係る人数は不明でございます。
〇議長(小河原 正君) 再質疑をお受けいたします。
丸山議員。
〔6番 丸山妙子君登壇〕
〇6番(丸山妙子君) ありがとうございました。この質問させていただきましたのは、現在私が住んでいるところは推進員がいないのです。それで、今まで6年ちょっと区長がかわっているのですが、ずっと設置されていません。それで、私は町内で1回引っ越しをしておりまして、その前のところはやはり推進員さんがいたので、非常に情報が来ていたのです。ところが、今いない状態で情報が入ってこない。これ報償費も出ている関係で、やはり全部の地域にいたほうがいいのではないかということで質問させていただきました。それで、今まで区長会でお話をしてくださって、推進員がいないところでは区長さんにお話をしていただいているということだったのですが、これを今までいない地域に対してもう少しわかるようにとか、考えていらっしゃったかということをお聞きしたいと思います。今後お願いという、前段者の質問の答弁でもありましたけれども、それ以上にちょっと必要だということを衛生組合から言っていただくということはできますでしょうか。
〇議長(小河原 正君) 丸山議員の再質疑に対する答弁を求めます。
鈴木業務課長補佐。
〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
〇業務課長補佐(鈴木昌利君) 丸山議員の再質疑にご答弁申し上げます。
廃棄物減量推進員につきましては、管内におけるごみの減量や資源化、組合で行うさまざまな事業にご協力いただきたく、各地区の区長、自治会長から地域に密着してごみの減量化、資源化を促進していただくためのリーダーとして、また地域と組合を結ぶパイプ役ということで私どもからはご選出をお願いをしているわけでございます。実際にこちらの選出に当たりまして、先ほど選出いただけなかった地区は22地区であると答弁申しました。そちらの未選出地区につきましては、理由等につきまして把握をしておりませんので、今後につきまして、その選出をしない理由と申しましょうか、そういったところも含めて区長のほうに働きかけを行うことで、その推進員の制度につきましても、改めてよりよく理解いただけますよう働きかけを行ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(小河原 正君) 再々質疑をお受けいたします。
丸山議員。
〔6番 丸山妙子君登壇〕
〇6番(丸山妙子君) ありがとうございます。22地区、100世帯1人で上限それはあるし、定員数は未定であるということなのですが、私どものところも170、180世帯あるのですけれども、結局170、180世帯ということは500人ぐらい住んでいるのです。そこに情報がいかないということなのです。全体からいったら少ない地区なのかもしれませんけれども、そこにかかると22地区というと、最低100としても2,200、うちの場合は180世帯くらいありますから、結構数としては通らないということに、情報が伝わらないということと、皆さんパイプ役という方がやっぱりいるのは、衛生組合からしてもそうなのですけれども、私たち住民にとっても全く情報が来ない。そして、私も何回も質問させてもいただいたのですけれども、済みません。ごみ集積所の環境整備費に関しても全く知らない方が多く、それで私の地区などは今回町会資料を見たら、自治会費からお金を払っているのです。何度か区長さんにお話しすると、やっぱり区長さんがかわってしまうと、伝わらないということもございまして、今先ほど前段者のご答弁の中にありましたけれども、宮代町は利用しているところがちょっと少ないのです。そんなこともありまして、できるだけ実は私の地区では区長を出すことが大変なので、ほかの委員さんなんかもうとてもではないけれども、出せないという現状があるのです。なので、地区としても必要、衛生組合でも必要ということで、どうしてそれを答弁いただいたように、出せない理由とか、そしてできたら出るというようなことも今後していただけると、ごみの出し方とか、やはりわかりやすいというのと、今までのことをちょっと考えてみると、結構ごみ集積所から金物とか、いろんなものを持ち去りがとても多かったのです、うちの地区は。それで、皆さんちょっと怖くて声がかけられないとかもいっぱいあって、推進員さんとかがいたらまたちょっと違ったのかなというところもございます。それで、今後もう少しどう具体的にどうしていっていただけるのか、全部の地区に推進員さんとか、やはりパイプ役の方がいらっしゃるようにしていくのに、再度もう一回お聞きしたいのですが、具体的に例えば説明というのをしていただけるようにお願いできるかお聞きしたいです。要望です。
〇議長(小河原 正君) 丸山議員の再々質疑に対する答弁を求めます。
鈴木業務課長補佐。
〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
〇業務課長補佐(鈴木昌利君) 丸山議員の再々質疑にご答弁申し上げます。
議員ご指摘のとおり、宮代町における集積所、環境整備補助事業の実施の率等からもご質疑をいただいたところであります。また、お住まいの地区の実情等もお話をいただきました。私どもとしても宮代町内におきましては、特に区長になられる方は、久喜市内とはほぼ対照的な形で、ほぼ毎年交代をされる地区が非常に多いと、その旨伺っております。そういう面では、宮代町につきましては、こういった行政が伝えたいことを末端まで伝え切れる体制が、比べてですけれども、場合によってはそういうことも考えられるということは認識をしております。
先ほど実例を挙げてさまざまなお話をいただきましたが、多くの地区に推進員を置いていただきたいと、これにつきましては、以前から変わったものではございません。ということで何しろその区長を通してしか推進員はご選任をいただけないわけでございますから、区長さんにその制度の意義等を繰り返し重要さを伝えさせていただきまして、より多くの区からの選出を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。
〇議長(小河原 正君) 以上で丸山議員の質疑を打ち切ります。
これをもちまして、議案第19号に対する質疑を打ち切ります。
次に、議案20号 平成29年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)についての質疑は通告がございませんでしたので、これで質疑を打ち切ります。
◇
◎討論・採決
〇議長(小河原 正君) 日程第3、これより討論・採決を行います。
議案第18号について討論をお受けいたします。
まず、反対討論をお受けいたします。
〔「なし」と言う人あり〕
〇議長(小河原 正君) 反対討論なしと認めます。
次に、賛成討論をお受けいたします。
〔「なし」と言う人あり〕
〇議長(小河原 正君) 討論なしのお声がありましたので、直ちに採決に入ります。
議案第18号 久喜宮代衛生組合職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例について、原案に賛成の方の挙手を求めます。
〔挙手全員〕
〇議長(小河原 正君) 挙手全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
次に、議案第19号について討論をお受けいたします。
まず、反対討論をお受けいたします。
渡辺議員。
〔3番 渡辺昌代君登壇〕
〇3番(渡辺昌代君) 議案第19号 久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算の討論をさせていただきます。
平成28年度の久喜宮代衛生組合の歳入総額は33億3,238万4,333円、歳出総額は31億8,160万8,138円となり、翌年繰り越すべき財源を差し引くと、実質収支は1億276万8,195円となりました。前年度の比較では歳入において3.7%の増、歳出では2.5%の増となっております。ごみの資源の搬入量は、平成28年度3センター合計で5万4,307.96トンと、昨年に比べて1,303.8トンの減少となっていることから、歳入歳出の増加につきましては、工事請負費の施設修繕工事など、それから八甫清掃センターの粗大ごみ処理施設の工事等による関係があると思われます。現在、久喜市ではごみ処理施設を一本化するためのごみ処理施設整備基本計画が進められております。10月にはその前段となる基本構想が出されました。これらを進めるに当たっては、久喜宮代の衛生組合が進めてきた先進的な減量化、資源化が十分に引き継がれなくてはならないと思っています。
しかし、これまでの様子を伺いますと、それがしっかりとされるのか、少し疑問であります。今後ごみ処理施設整備基本計画において検討、そして決定されるものが今回の決算を見てもかなり多いと考えます。これまでの衛生組合の意見は、大変重要です。しっかりと生かせる体制をつくっていかなければならないと考えます。
また、委託企業にさまざまな事業を任せ、職員を減らすことは行政の責任の後退となるのではないかと考えます。衛生組合職員がこれまで学習をしながら、環境に配慮した取り組みを進めてきて守ってきた。さらにこれを進める上でも、現場から遠のいていいのか、私は疑問です。報告だけでは学び得ないと考えます。
また、今でもごみ袋の指定袋化でありますけれども、スーパーの小さな袋でも出せるようにしてほしいという声は聞いております。小さな袋に入れたごみを指定ごみ袋に入れるような現状は、やはり検討すべきではないでしょうか。
さらに、1月に起こった粗大ごみ処理施設の火災は、起きてはならないものであります。初期の対応、消火器の不手際、さらには防災訓練等既に改善されているものはありますけれども、多額の市民負担になったことは否めません。
以上、反対討論といたします。
〇議長(小河原 正君) 次に、賛成討論をお受けいたします。
〔「なし」と言う人あり〕
〇議長(小河原 正君) 討論なしのお声がありましたので、直ちに採決に入ります。
議案第19号 平成28年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定について、原案に賛成の方の挙手を求めます。
〔挙手多数〕
〇議長(小河原 正君) 挙手多数であります。
よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
次に、議案第20号についての討論をお受けいたします。
まず、反対討論をお受けいたします。
〔「なし」と言う人あり〕
〇議長(小河原 正君) 次に、賛成討論をお受けします。
〔「なし」と言う人あり〕
〇議長(小河原 正君) 討論なしのお声がありましたので、直ちに採決に入ります。
議案第20号 平成29年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)について、原案に賛成の方の挙手を求めます。
〔挙手全員〕
〇議長(小河原 正君) 挙手全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
◇
◎議長挨拶
〇議長(小河原 正君) 以上をもちまして、本議会に付された案件は全て終了いたしました。
本日は、提出議案に対する慎重なるご審議をいただき、まことにありがとうございました。
◇
◎管理者挨拶
〇議長(小河原 正君) それでは、管理者の挨拶をお願いいたします。
管理者。
〔管理者 田中暄二君登壇〕
〇管理者(田中暄二君) 久喜宮代衛生組合議会第4回定例会にご提案申し上げました議案第18号ないし議案第20号までの3議案につきまして、議員の皆様には慎重ご審議の上、ご議決を賜り、まことにありがとうございました。
質疑、質問の中で賜りましたご意見等につきましては、十分検討いたしまして、今後の組合運営に反映させてまいりたいと考えております。
今後とも議員の皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げまして、御礼のご挨拶とさせていただきます。まことにありがとうございました。
◇
◎閉会の宣告
〇議長(小河原 正君) これをもちまして、平成29年久喜宮代衛生組合議会第4回定例会を閉議、閉会といたします。
閉会 午後 1時48分