〇 招  集  告  示 

久宮衛告示第9号

 平成29年久喜宮代衛生組合議会第2回定例会を次により招集する。

  平成29年3月6日

                       久喜宮代衛生組合管理者  田  中  暄  二

                   記

1 期  日  平成29年3月14日

2 場  所  久喜宮代衛生組合大会議室

                  〇 応 招 ・ 不 応 招 議 員
応招議員(14名)
     1番   貴  志  信  智  君      2番   新  井     兼  君
     3番   渡  辺  昌  代  君      4番   斉  藤  広  子  君
     5番   野  原  洋  子  君      6番   丸  山  妙  子  君
     7番   成  田  ル ミ 子  君      8番   園  部  茂  雄  君
     9番   猪  股  和  雄  君     10番   戸 ヶ 崎     博  君
    11番   伊  草  弘  之  君     12番   金  子  正  志  君
    13番   鈴  木  松  蔵  君     14番   小 河 原     正  君

不応招議員(なし)

平成29年久喜宮代衛生組合議会第2回定例会 第1日

平成29年3月14日(火曜日)
 議 事 日 程 (第1号)

 1 開  会
 2 開  議
 3 議事日程の報告
 4 会議録署名議員の指名
 5 会期の決定
 6 管理者提出議案の上程(議案第5号〜議案第16号)
 7 提案理由の説明(議案第5号〜議案第16号)
 8 議案に対する質疑(議案第5号)
 9 討論・採決(議案第5号)
10 組合に対する質問
11 次会の日程報告
12 散  会

午前9時開会
 出席議員(14名)
     1番   貴  志  信  智  君      2番   新  井     兼  君
     3番   渡  辺  昌  代  君      4番   斉  藤  広  子  君
     5番   野  原  洋  子  君      6番   丸  山  妙  子  君
     7番   成  田  ル ミ 子  君      8番   園  部  茂  雄  君
     9番   猪  股  和  雄  君     10番   戸 ヶ 崎     博  君
    11番   伊  草  弘  之  君     12番   金  子  正  志  君
    13番   鈴  木  松  蔵  君     14番   小 河 原     正  君

 欠席議員(なし)

 地方自治法第121条の規定により出席した人
   管 理 者  田  中  暄  二  君
   副管理者  榎  本  和  男  君

   会  計  齋  藤  正  弘  君
   管 理 者

   参  与  飛       守  君
   参  与  南  沢  郁 一 郎  君
   参  与  小  林  広  昭  君
   参  与  新  井  康  之  君
   事務局長  白  子  直  巳  君
   総務課長  栗  原     聡  君
   業務課長  藤  井     智  君
   施設課長  内  田  久  則  君

   総務課長  青  柳  浩  行  君
   補  佐

   業務課長  鈴  木  昌  利  君
   補  佐

   菖蒲清掃  加  藤  一  郎  君
   センター
   所  長

   八甫清掃  月  安  高  広  君
   センター
   所  長

   施設課長  小  島  靖  之  君
   補  佐

 本会議に出席した事務局職員
   庶務係長  菊  地  俊  一
   書  記  長  田  充  泰
   書  記  籾  山  光  明


    ◎開会の宣告                           (午前 9時00分)
議長(小河原 正君) ただいまの出席議員は14名でございます。定足数に達しておりますので、これより平成29年久喜宮代衛生組合議会第2回定例会を開会いたします。

                        ◇                      

    ◎開議の宣告
議長(小河原 正君) それでは、本日の会議を開きます。

                        ◇                      

    ◎議事日程の報告
議長(小河原 正君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。

                        ◇                      

    ◎会議録署名議員の指名
議長(小河原 正君) 日程第4、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において
    9番  猪 股 和 雄 議員
   10番  戸ヶ崎   博 議員
 を指名いたします。

                        ◇                      

    ◎会期の決定
議長(小河原 正君) 日程第5、会期の決定を議題といたします。
  議会運営委員長の報告を求めます。
  園部議会運営委員長。
                 〔議会運営委員長 園部茂雄君登壇〕
議会運営委員長(園部茂雄君) おはようございます。平成29年第2回定例会につきまして、さきの3月6日月曜日、午前9時より、当組合会議室におきまして議会運営委員会を開催いたしました。その結果の概要につきましてご報告申し上げます。
  本定例会に提出される議案は、管理者提出議案が12件であります。また一般質問は7人を予定しております。
  以上のことから、会期につきましては、3月14日から3月28日までの15日間ということで決定いたしました。
  次に、管理者提出議案のうち議案第5号 平成28年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第3号)について、八甫清掃センター粗大ごみ処理施設内の火災による復旧工事の発注を本年度中に行いたいことから、先議をお願いしたいとの申し出があり、検討いたしました結果、本日先議することに決定いたしました。
  次に、本定例会の先議議案を除く議案質疑の締め切り日については、3月21日火曜日の午前10時までとすることで決定いたしました。
  以上でございます。
議長(小河原 正君) お諮りいたします。
  今定例会の会期は、委員長の報告どおり、本日3月14日から3月28日までの15日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
                 〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(小河原 正君) ご異議なしと認めます。
  よって、会期は15日間と決定いたしました。
  また、管理者提出議案のうち議案第5号につきましては、議会運営委員長から報告がありましたとおり、本日先議することに決定いたしました。
  先議案件を除く議案に関する議案質疑書の締め切り日につきましては、3月21日火曜日の午前10時までといたすことで決定いたしました。

                        ◇                      

    ◎管理者提出議案の上程
議長(小河原 正君) 日程第6、議案第5号から議案第16号を一括上程し、議題といたします。

                        ◇                      

    ◎提案理由の説明
議長(小河原 正君) 日程第7、管理者より提案理由の説明を求めます。
  管理者、お願いします。
                 〔管理者 田中暄二君登壇〕
管理者(田中暄二君) おはようございます。
  本日、平成29年久喜宮代衛生組合議会第2回定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様にはご健勝にてご参集賜り、ご審議いただきますことを厚く御礼申し上げます。
  初めに、去る1月31日に発生した八甫清掃センター粗大ごみ処理施設の火災につきましては、おわびを申し上げますとともに、組合議員の皆様方に大変ご心配いだきましたことに対しましても、まことに申しわけなく存じます。火災の概要でございますけれども、過日、現場においてごらんいただいているところではございますが、この後、改めて事務局長に説明をいたさせますので、よろしくお願いを申し上げます。
 さて、各議案の説明に先立ちまして、来年度における久喜宮代衛生組合の主な事業につきまして、ご説明を申し上げます。
 まず、1点目といたしましては、平成27年度に久喜宮代清掃センター周辺地区との地域環境整備に関する協定書を締結した下早見新田地区、太田袋地区、沖の山地区に対し、周辺地区環境整備補助金の交付をいたします。地域の活性化と環境向上を目的とした補助金交付の趣旨に基づき、交付をするものでございます。
 次に、2点目といたしましては、家庭用生ごみ処理機貸出制度を創設いたします。電気式生ごみ処理機を住民の皆様に無料で一定期間貸し出すことにより、実際に生ごみ処理機をお使いいただき、その効果を体験していただくことで、処理機の普及につなげ、生ごみの自家処理の推進、ごみ排出量の削減及びごみ減量の意識の高揚を図ってまいりたいと考えております。
 3点目といたしましては、平成29年度から久喜宮代清掃センターのし尿処理施設の運転管理について、全面委託を実施いたします。これは、コスト等を考慮しながら、業務内容の見直しを実施した結果、平成28年度とほぼ同等の経費に抑えながらも、煩雑となっておりました発注体系を簡素化し、業務負担を軽減するとともに、施設管理の一元化を図るため、施設の運転、設備の点検・修繕等を含めた包括的な管理業務を委託するものでございます。
 これらの事業につきまして、平成29年度当初予算に計上をさせていただいております。
  それでは、議案第5号から議案第16号までの提案のご説明を申し上げます。
  議案第5号 平成28年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第3号)についてご説明を申し上げます。別冊で調製してありますので、ごらんいただきたいと存じます。
  1ページをお開きいただきたいと存じます。第1条でございますが、歳入歳出予算の補正ということで、それぞれ2,300万円を増額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ33億6,995万3,000円に改めたいという内容でございます。なお、議案第5号につきましては、八甫清掃センターの粗大ごみ処理施設の火災に伴う復旧工事を早急に行いたいことから、先議にてお願いをさせていただくものでございます。
  次に、議案第6号 平成28年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第4号)についてご説明申し上げます。別冊で調製してございますので、ごらんいただきたいと存じます。
  1ページをお開きいただきたいと存じます。第1条でございますが、歳入歳出予算の補正ということで、それぞれ4,056万3,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ33億2,939万円に改めたいという内容でございます。
  次に、議案第7号 平成29年度久喜宮代衛生組合一般会計予算についてご説明を申し上げます。別冊で調製してございますので、ごらんいただきたいと存じます。
  1ページでございます。歳入歳出予算、継続費、地方債及び一時借入金の4条から成っております。平成29年度は、歳入歳出予算の総額を36億2,000万円と定めるものでございます。
  2ページをお開きいただきたいと存じます。それでは、歳入の主なものについてご説明申し上げます。1款分担金及び負担金でございます。平成29年度負担金といたしまして29億3,286万5,000円を計上してございます。内訳につきましては、久喜市負担金が24億5,506万3,000円、宮代町負担金が4億7,780万2,000円でございます。
  次に、2款使用料及び手数料でございます。2億5,209万6,000円を計上してございます。各清掃センターにおける事業系のごみ処理手数料、一般家庭から排出されます粗大ごみ処理手数料並びにし尿処理手数料等を見込んであります。
  次に、7款組合債でございます。5ページに内訳がございますが、久喜宮代清掃センターのごみ焼却施設機器改修整備事業の1億円、粗大ごみ処理施設機器改修整備事業の6,000万円、八甫清掃センターのごみ焼却施設機器改修整備事業の9,100万円及び粗大ごみ処理施設機器改修整備事業の3,500万円でありまして、合わせて2億8,600万円計上してあります。
  続きまして、歳出の主なものについてご説明を申し上げます。2款総務費では、久喜宮代清掃センター周辺地区との地域環境整備に関する協定書に基づき、下早見新田地区、太田袋地区、沖の山地区に対しての周辺地区環境整備補助金を計上してございます。
  3款衛生費におきましては、久喜宮代清掃センターのし尿処理施設を包括委託契約に切りかえるための委託料を計上してございます。
  また、工事請負費では、久喜宮代清掃センターのごみ焼却施設機器修繕工事、粗大ごみ処理施設機器修繕工事、菖蒲清掃センターのごみ処理施設機器修繕工事や八甫清掃センターのごみ焼却施設機器修繕工事、粗大ごみ処理施設機器修繕工事などを計上してございます。
  続きまして、議案書の4ページをごらんいただきたいと存じます。議案第8号 久喜宮代衛生組合職員の分限の手続き及び効果に関する条例の一部を改正する条例でございますが、地方公務員法第28条第4項の規定に基づく職員の失職の特例に関する規定の追加等を行うため、この案を提出するものでございます。
  次に、議案書の5ページでございます。議案第9号 久喜宮代衛生組合職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例につきましては、職員の夏季休暇を特別休暇として位置づけるため、この案を提出するものであります。
  次に、議案書の6ページをごらんいただきたいと存じます。議案第10号 久喜宮代衛生組合職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、児童福祉法の一部改正に伴い、この案を提出するものであります。
 次に、議案書の7ページをごらんいただきたいと存じます。議案第11号 久喜宮代衛生組合一般職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例でございます。人事院勧告に基づく国家公務員の給与改定に準じ、一般職職員の扶養手当に関する規定を改めたいので、この案を提出するものであります。
 次に、議案書の11ページをごらんいただきたいと存じます。議案第12号 久喜宮代衛生組合職員の特殊勤務手当に関する条例の全部を改正する条例でございます。久喜宮代衛生組合職員の特殊勤務手当の全面見直し方針により、この案を提出するものでございます。
 次に、議案書の14ページをごらんいただきたいと存じます。議案第13号 久喜宮代衛生組合一般廃棄物(ごみ)処理基本計画の廃止についてでございます。久喜市及び宮代町において、平成29年度を初年度とする一般廃棄物(ごみ)処理基本計画が策定されたことから、久喜宮代衛生組合一般廃棄物(ごみ)処理基本計画を廃止いたしたく、この案を提出するものでございます。
 次に、議案書の15ページをごらんください。議案第14号 久喜宮代衛生組合公平委員会委員の選任についてでございます。久喜宮代衛生組合公平委員会委員、河西芳江の任期が平成29年3月31日で満了となるので、後任を選任することについて議会の同意を得たいので、地方公務員法第9条の2第2項の規定により、この案を提出するものでございます。
 後任といたしましては、住所、久喜市野久喜344番地1、氏名、河西芳江、生年月日、昭和19年12月7日生まれでございます。河西芳江氏におかれましては、平成13年4月1日に久喜宮代衛生組合公平委員会委員に就任され、以来4期16年間、同委員としてご活躍いただいている方でございます。引き続きお願いしたいという内容でございます。
 次に、議案書の16ページをごらんいただきたいと存じます。議案第15号 久喜宮代衛生組合公平委員会委員の選任についてでございます。久喜宮代衛生組合公平委員会委員、戸賀崎正道の任期が平成29年3月31日で満了となるので、後任を選任することについて議会の同意を得たいので、地方公務員法第9条の2第2項の規定により、この案を提出するものであります。
 後任といたしまして、住所、久喜市上清久144番地、氏名、戸賀崎正道、生年月日、昭和19年5月31日生まれでございます。戸賀崎正道氏におかれましては、平成21年4月1日に久喜宮代衛生組合公平委員会委員に就任され、以来2期8年間、同委員としてご活躍いただいている方でございます。引き続きお願いをしたいという内容でございます。
 次に、議案書の17ページをごらんいただきたいと存じます。議案第16号 久喜宮代衛生組合公平委員会委員の選任についてでございます。久喜宮代衛生組合公平委員会委員、折原正司の任期が平成29年3月31日で満了となるので、後任を選任することについて議会の同意を得たいので、地方公務員法第9条の2第2項の規定により、この案を提出するものであります。
 後任といたしまして、住所、宮代町和戸1丁目9番1号、氏名、折原正司、生年月日、昭和15年7月30日生まれでございます。折原正司氏におかれましては、平成25年4月1日に久喜宮代衛生組合公平委員会委員に就任され、以来1期4年間、同委員としてご活躍をいただいている方でございます。引き続きお願いをしたいという内容でございます。
 以上が議案第5号から議案第16号までの12議案の提案説明でございます。
  なお、詳細につきましては、事務局長をして補足説明をいたさせますので、慎重ご審議の上、速やかにご議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(小河原 正君) 次に、議案第5号から議案第16号までの補足説明を求めます。
  事務局長、お願いします。
                 〔事務局長 白子直巳君登壇〕
事務局長(白子直巳君) おはようございます。それでは、議案第5号から議案第16号までの補足説明をさせていただきます。
  初めに、議案第5号 平成28年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第3号)につきましては、八甫清掃センター粗大ごみ処理施設の火災に伴うものでございまして、その概要を報告申し上げます。
 火災発生日は、平成29年1月31日火曜日でございます。午前11時35分ごろ、粗大ごみ処理施設の監視モニターにて火の粉を確認し、同39分ごろから委託業者の作業員6名により初期消火活動を実施いたしました。その後、火の勢いがおさまらないことから、同55分ごろ、埼玉東部消防組合へ消火要請を行ったものでございます。午後零時10分に消防組合により消火活動が開始され、同54分に鎮火を確認してございます。
 現場検証につきましては、平成29年2月3日の金曜日に行われましたが、それまでの間は、火災現場の現状を保持いたしました。なお、消防組合による現場検証の結果、火災の原因は特定できませんでした。
 消防組合の発表によれば、火災発生時刻は、午前11時30分ごろ、火災鎮火時刻は、午後零時54分となってございます。焼損した機器につきましては、磁選機、磁選機下シュート、ナンバー4コンベア、照明器具等でございます。
 このようなことから、現在八甫清掃センターにおける粗大ごみ処理ができない状態となっております。住民の皆様から排出されました燃やせないごみにつきましては、スプレー缶、電池、ライター及び破砕できないものを手選別で行いまして、布製の大きな袋、フレコンバッグと申しますが、その中に入れまして、場内で仮置きしてございます。日々の清掃行政には影響が出ないようにしているところでございます。しかしながら、施設を早急に復旧し、通常の業務を再開する必要がございますことから、この工事費について、本年度の予算を増額補正させていただくものでございます。
 それでは、補正予算書(第3号)の1ページをお開きいただきたいと存じます。第1条でございますが、歳入歳出予算の補正といたしまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,300万円を追加し、総額をそれぞれ33億6,995万3,000円とするものでございます。
 2ページをお開き願います。第1表、歳入歳出予算補正でございます。初めに、歳入でございます。1款分担金及び負担金、1項負担金でございます。負担金といたしましては、補正前、補正後も26億4,739万円で増減はございませんが、科目更正により細節内における額が変更したことによるものでございます。
 4款繰入金、1項基金繰入金でございます。補正前4,983万6,000円から2,300万円を増額し、7,283万6,000円とするものでございます。
 次に、歳出でございます。3款衛生費、1項清掃費でございます。各事業の不用額による減額及び粗大ごみ処理施設火災復旧工事費の増額を合わせて3,240万円を増額するものでございます。
 6款予備費、1項予備費でございます。940万円を減額し、歳出の全体額を調整させていただくものでございます。
 次に、3ページをお願いいたします。第2表、繰越明許費補正でございます。ごみ処理施設管理運営事業(八甫)4,520万円につきまして、粗大ごみ処理施設火災復旧工事を本議案の可決後に発注する予定でありますが、年度内に完成しないことから、繰越明許費として追加するものでございます。
 次に、事項別明細書によりまして説明をさせていただきます。8ページ、9ページをお開きいただきたいと存じます。歳入でございます。1款分担金及び負担金、1項負担金、1目組合負担金でございます。八甫清掃センターの粗大ごみ処理施設火災復旧工事の財源といたしまして、説明欄に記載のとおり久喜市からの負担金の内訳を540万円分、菖蒲清掃センター分を減額し、八甫清掃センター分として増額するものでございます。
 次に、4款繰入金、1項基金繰入金、1目財政調整基金繰入金でございます。八甫清掃センターの粗大ごみ処理施設火災復旧工事費の財源といたしまして、2,300万円を増額するものでございます。
  続きまして、10ページ、11ページをお開きいただきたいと存じます。歳出でございます。3款衛生費、1項清掃費、1目清掃総務費でございます。(3)、清掃事務管理事業(菖蒲)及び(4)、清掃事務管理事業(八甫)といたしまして、300万円を減額するものでございます。主な内容は、各事業とも需用費のうち、電気料金の燃料調整費等が当初の見込みより低かったことによる減額でございます。
 次に、2目塵芥処理費でございます。3,540万円を増額するものでございます。主な内容といたしまして、各事業における不用額を減額し、(6)、ごみ処理施設管理運営事業(八甫)の工事請負費を増額するものでございます。(5)、ごみ処理施設管理運営事業(菖蒲)のうち、需用費として100万円を減額し、(6)、ごみ処理施設管理運営事業(八甫)のうち、需用費として251万円を減額し、委託料として53万円を減額、工事請負費を修繕工事の減額分と復旧工事の増額分を相殺し、4,294万円を増額、(8)、塵芥処分事業(菖蒲)のうち、委託料として100万円を減額、(9)、塵芥処分事業(八甫)のうち、委託料として250万円を減額するものでございます。
 次に、6款予備費、1項予備費、1目予備費でございまして、八甫清掃センターの粗大ごみ処理施設火災復旧工事に要する工事費の一部に充てることのできる久喜市からの負担金分から予算措置してありました菖蒲分、八甫分の予備費として940万円を減額するものでございます。
 なお、本議案につきましては、本年度中に工事の発注を行いたいことから先議をお願いさせていただくものでございます。
 以上が議案第5号 平成28年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第3号)の補足説明でございます。
 次に、議案第6号 平成28年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第4号)についてでございます。概要といたしましては、本年度における予算で、今後の支出予定がないものにつきまして、不用額の減額補正をさせていただくものでございます。1ページをお開きいただきたいと存じます。
  第1条でございますが、歳入歳出予算の補正といたしまして、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ4,056万3,000円を減額し、総額をそれぞれ33億2,939万円とするものでございます。
  2ページをお開き願います。第1表、歳入歳出予算補正でございます。初めに、歳入でございます。1款分担金及び負担金、1項負担金でございます。負担金といたしまして、補正前26億4,739万円から2,734万6,000円を減額し、26億2,004万4,000円とするものでございます。
 続きまして、3款財産収入、1項財産売払収入でございます。補正前9,312万8,000円から1,321万7,000円を減額し、7,991万1,000円とするものでございます。
  次に、歳出でございます。2款総務費、1項総務管理費でございます。歳出の不用額といたしまして、75万6,000円を減額するものでございます。
  続きまして、3款衛生費、1項清掃費でございます。歳出の不用額といたしまして、3,980万7,000円を減額するものでございます。
  次に、3ページをお願いいたします。第2表、継続費補正でございます。一般事務管理事業(共通)において、平成29年度の年割額を補正前の154万円から補正後151万2,000円とし、総額を432万円とするものでございます。
  次に、事項別明細書により説明をさせていただきます。8ページ、9ページをお開きいただきたいと存じます。歳入でございます。1款分担金及び負担金、1項負担金、1目組合負担金でございます。不用額といたしまして、2,734万6,000円を減額するものでございます。内訳といたしまして、久喜市からの負担金として共通経費分及び各センター分の合計2,632万1,000円、宮代町からの負担金として、共通経費分及び久喜宮代清掃センター分の合計102万5,000円を減額するものでございます。
  次に、3款財産収入、1項財産売払収入、1目物品売払収入でございますが、1,321万7,000円を減額するものでございます。資源回収物の売り払いについて、当初見込んでおりました収集量の減少に伴い、売却量が減少いたしましたことから、物品売払代金を減額するものでございます。
 続きまして、10ページ、11ページをお開きいただきたいと存じます。歳出でございます。2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費でございますが、75万6,000円を減額するものでございます。内容は、(1)、一般事務管理事業(共通)のうち、委託料における不用額を減額するものでございます。
 次に、3款衛生費、1項清掃費、1目清掃総務費でございますが、2,137万9,000円を減額するものでございます。主な内容といたしまして、(2)、清掃事務管理事業(久喜宮代)、(3)、清掃事務管理事業(菖蒲)、(4)、清掃事務管理事業(八甫)における需用費のうち、電気料が当初見込みから大幅に減額となる見込みにより減額するものでございます。
 次に、2目塵芥処理費でございますが、1,541万円を減額するものでございます。主な内容といたしまして、まず(2)、塵芥収集料金事業(菖蒲)の委託料につきましては、資源(瓶・缶・ペットボトル)選別業務の処理量が減少したため、減額するものでございます。(3)、塵芥収集料金事業(八甫)の委託料につきましては、ペットボトル運搬圧縮処理業務の処理量が減少したため、減額するものでございます。(4)、ごみ処理施設管理運営事業(久喜宮代)、(5)、ごみ処理施設管理運営事業(菖蒲)及び(6)、ごみ処理施設管理運営事業(八甫)につきましては、使用する薬品の見直しや統合を図ったことによる消耗品の減額や燃料単価が当初の見込みより下落したことによる燃料費の減額によるものでございます。
 次に、3目し尿処理費でございますが、301万8,000円を減額するものでございます。内容につきましては、委託料及び工事請負費ともに入札差金による不用額を減額するものでございます。
 以上が議案第6号 平成28年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第4号)の補足説明でございます。
  次に、議案第7号 平成29年度久喜宮代衛生組合一般会計予算について補足説明をさせていただきます。別冊の平成29年度久喜宮代衛生組合一般会計予算書をごらんいただきたいと存じます。
  1ページをお開きいただきたいと存じます。第1条でございます。歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ36億2,000万円と定めるものでございます。前年度当初予算と比較いたしまして2億6,100万円、7.8%の増となっております。
  それでは、事項別明細書によりまして説明をさせていただきます。10ページ、11ページをお開きいただきたいと存じます。まず、1款分担金及び負担金、1項負担金、1目組合負担金でございます。29億3,286万5,000円を計上してございまして、対前年度比2億6,752万3,000円、10.0%の増となってございます。構成市町の負担金につきましては、説明欄をごらんいただきたいと存じます。
  次に、2款使用料及び手数料、1項使用料、1目総務使用料でございます。29万9,000円を計上してございまして、対前年度比1万9,000円、6.8%の増となっております。こちらは自動販売機に係る設置業者の電気料等に関する収入でございます。
  次に、2項手数料、1目塵芥処理手数料でございます。2億4,140万8,000円でございまして、対前年度比955万5,000円、4.1%の増となっております。
  2目し尿処理手数料につきましては1,035万円計上してございまして、対前年度比35万5,000円、3.6%の増となっております。
  3目許可申請手数料につきましては3万9,000円を計上してございまして、対前年度比6,000円、18.2%の増となっております。
  続きまして、3款財産収入、1項財産売払収入、1目物品売払収入でございます。7,625万円を計上してございまして、対前年度比1,687万8,000円、18.1%の減となっております。これは3清掃センターにおける資源物の回収量が、傾向といたしまして減少する見込みでございます。それに伴い売却代金としての収入が減少するためでございます。
  12ページ、13ページをお開きいただきたいと存じます。2項財産運用収入、1目財産貸付収入でございます。40万円を計上してございます。対前年度比40万円となっております。これは、平成28年度に自動販売機設置事業者を選定した結果、落札業者から支払われる自動販売機設置場所の貸付収入でございます。
 2目利子及び配当金でございます。財政調整基金の利子の科目設定でございます。
  次に、4款繰入金、1項基金繰入金、1目財政調整基金繰入金でございます。財政調整基金繰入金として2,960万円を計上してございます。対前年度比1,940万円、39.6%の減となっております。これは、平成28年度中に財政調整基金を取り崩し、八甫清掃センター火災復旧工事に充当したためでございます。
  次に、5款繰越金、1項繰越金、1目繰越金につきましては3,300万円でございまして、対前年度比1,700万円、34.0%の減となっております。
  次に、6款諸収入、1項組合預金利子でございますが、科目設定をさせていただいてございます。
  14ページ、15ページをお開きいただきたいと存じます。2項の雑入につきましては978万4,000円を計上しておりまして、対前年度比58万円、5.6%の減となっております。
  次に、7款組合債、1項組合債、1目衛生債でございます。2億8,600万円を計上しておりまして、対前年度比3,700万円、14.9%の増となっております。
  続きまして、歳出についてご説明を申し上げます。16ページ、17ページをごらんいただきたいと存じます。まず、1款議会費でございます。184万6,000円を計上してございまして、対前年度比40万3,000円、17.9%の減となっております。議会運営事業につきましては、議会活動に要する経費として、議員報酬、議会開催に伴う費用、会議録の調製を初め調査研究のための先進地視察等の経費を計上させていただいております。視察研修につきましては、平成27年度から日帰り研修と宿泊研修を隔年で実施しておりまして、平成29年度につきましては、日帰り研修となることから、旅費等が減となるものでございます。
  次に、2款総務費、1項総務管理費でございます。まず、1目一般管理費につきましては1億34万3,000円を計上してございまして、対前年度比1,389万7,000円、16.1%の増となっております。一般管理費では、総務課職員の人件費を初め、一般事務的経費を計上させていただいております。一般事務管理事業(共通・久喜宮代・菖蒲・八甫)、周辺地区環境整備事業(久喜宮代・八甫)の6事業でございます。
  次に、22、23ページをごらんいただきたいと存じます。(5)、周辺地区環境整備事業(久喜宮代)の1,592万4,000円につきましては、久喜宮代清掃センター周辺地区環境整備補助金として、平成29年度に新たに計上するもので、太田袋地区、下早見新田地区、沖の山地区に対する交付を予定するものでございます。
  2目財産管理費でございます。1,460万9,000円を計上してございまして、対前年度比81万5,000円、5.3%の減となっております。この財産管理費では、各清掃センターの庁舎、庁用車等の財産全般に関する事業につきまして、資産管理事業(久喜宮代・菖蒲・八甫)、場内整備事業(久喜宮代・菖蒲・八甫)及び八甫コミュニティセンター管理事業の7事業を設けてございます。このうち、(2)、資産管理事業(菖蒲)の工事請負費200万円につきましては、菖蒲清掃センター搬入路舗装修繕工事として29年度に計上するものでございます。
  次に、26ページ、27ページをごらんいただきたいと存じます。3目公平委員会費でございます。公平委員の報酬として2万6,000円を計上してございまして、前年度と同額でございます。
  2項監査委員費、1目監査委員費でございます。監査委員の報酬として19万2,000円を計上してございまして、前年度と同額でございます。
  次に、3款衛生費、1項清掃費、1目清掃総務費でございます。4億9,931万5,000円を計上してございまして、対前年度比1,379万2,000円、2.7%の減となっております。清掃総務費では、業務課、施設課職員の人件費を初め、清掃行政に係る事務的経費を計上させていただいております。清掃事務管理事業(共通・久喜宮代・菖蒲・八甫)、企画政策・統計事業、減量推進事業(久喜宮代・菖蒲・八甫)の8事業でございます。
  次に、36ページ、37ページをごらんいただきたいと存じます。2目塵芥処理費でございます。23億6,959万円を計上させていただいておりまして、対前年度比1億3,895万4,000円、6.2%の増でございます。塵芥処理費では、資源及びごみ収集経費、施設の維持管理費、最終処分に関する経費を計上させていただいており、塵芥収集料金事業(久喜宮代・菖蒲・八甫)、ごみ処理施設管理運営事業(久喜宮代・菖蒲・八甫)、塵芥処分事業(久喜宮代・菖蒲・八甫)の9事業でございます。
 次に、42ページ、43ページをごらんいただきたいと存じます。施設機器修繕工事につきましては、(4)、ごみ処理施設管理運営事業(久喜宮代)に、ごみ焼却施設機器修繕工事1億4,300万円及び粗大ごみ処理施設機器修繕工事1億700万円、44ページ、45ページの(5)、ごみ処理施設管理運営事業(菖蒲)に、ごみ処理施設機器修繕工事8,000万円、(6)、ごみ処理施設管理運営事業(八甫)に、ごみ焼却施設機器修繕工事1億5,120万円及び粗大ごみ処理施設機器修繕工事6,299万6,000円をそれぞれ計上してございます。いずれの施設も老朽化による補修工事箇所が増加するため、28年度に比べて増額となるものでございます。
 続きまして、46、47ページをごらんいただきたいと存じます。3目し尿処理費でございます。3億8,923万6,000円を計上させていただいておりまして、対前年度比1億578万円、37.3%の増でございます。このし尿処理費では、し尿の収集運搬及び料金事務、し尿処理施設全般に関する経費を計上させていただいておりまして、し尿収集料金業務(久喜宮代)、し尿処理施設管理運営事業(久喜宮代・八甫)の3事業でございます。
  48ページ、49ページをごらんいただきたいと存じます。これまで(2)、し尿処理施設管理運営事業(久喜宮代)の工事請負費で実施しておりました修繕工事を、平成29年度から修繕工事を含む包括管理委託として発注すべく、し尿処理施設運転管理業務として1億1,236万4,000円を計上してございます。
 また、(3)、し尿処理施設管理運営事業(八甫)につきましては、し尿処理施設機器修繕工事として1億1,800万円を計上してございます。この八甫清掃センターの施設の工事につきましては、従来は運転管理業務の包括契約の一部として、軽微な修繕等で対応してまいったところでございますが、老朽化により包括契約では対応できない箇所の工事が必要となっていることから、本年度においても機器修繕工事として計上するものでございます。
  50ページ、51ページをごらんいただきたいと存じます。次に、4款公債費でございます。1項公債費、1目元金につきましては、2億2,335万6,000円でございまして、対前年度比1,779万5,000円、8.7%の増でございます。
 2目利子につきましては148万3,000円でございまして、対前年度比41万6,000円、21.9%の減でございます。
  次に、5款諸支出金、1項基金費、1目財政調整基金費でございます。財政調整基金に積み立てを行うための科目設定でございます。
  52、53ページをごらんいただきたいと存じます。6款予備費、1項予備費、1目予備費でございますが、各科目の合計で2,000万円を計上させていただきました。対前年度と同額でございます。各施設の老朽化により、今後突発的な修繕を必要とする事態が多くなると考えられますことから、前年度と同額とするものでございます。
  以上が議案第7号 平成29年度久喜宮代衛生組合一般会計予算につきましての補足説明でございます。
  次に、議案第8号 久喜宮代衛生組合職員の分限の手続及び効果に関する条例の一部を改正する条例についてでございます。議案書の4ページをお開きいただきたいと存じます。あわせまして、別冊の条例の一部改正に伴う新旧対照表の1ページをごらんいただきたいと存じます。
  職員が誤って交通事故等に関与してしまった場合には、さまざまな事情が存在するものと考えられるところでございます。その際、禁錮刑に処せられた職員のうち、その刑に係る罪が過失によるもので、情状を考慮できる場合があったといたしましても、地方公務員法第16条の欠格条項に該当するため、当該職員は自動失職することになります。
 このため、埼玉県を初め県内の複数の自治体において、禁錮刑に処せられた職員のうち、その刑に係る罪が過失によるものであり、その刑の執行猶予の言い渡しを受けたものについて、情状により当該職員がその職を失わないものとすることができるよう、職員の失職の特例に関する規定を条例で定めているところでございます。このような状況の中、本組合といたしましても、地方公務員法第28条第4項の規定に基づく職員の失職に関する特例を定めるものでございます。
 改正の内容でございますが、初めに条例の題名の改正でございます。現行の条例におきましては、職員の分限に関する手続及び効果を定めておりますが、今回の改正によりまして、新たに失職の特例に関する条項を設けますことから、本条例の題名を「久喜宮代衛生組合職員の分限に関する条例」と改めるものでございます。
 次に、第1条につきましては、このたび新たに失職の特例に関する規定の追加等を行うことに伴い、文言の整理を行うものでございます。
 次に、第5条につきましては、禁錮の刑に処せられた職員のうち、その刑に係る罪が過失によるものであり、かつ、その刑の執行猶予されたものにつきましては、情状を考慮して、特に必要があると認めるときは、その職を失わないものとすることができる制度を新たに規定するものでございます。
 第2項につきましては、失職の特例を受けた職員が刑の執行猶予の言い渡しを取り消された場合に、その職を失うことを定めるものでございます。
 次に、附則でございますが、この条例は、公布の日から施行するものでございます。
 以上が議案第8号 久喜宮代衛生組合職員の分限の手続及び効果に関する条例の一部を改正する条例の概要でございます。
 次に、議案第9号 久喜宮代衛生組合職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例についてでございます。議案書の5ページをお開きいただきたいと存じます。あわせまして、別冊の条例の一部改正等に伴う新旧対照表の2ページをごらんいただきたいと存じます。
 職員の夏季休暇につきましては、これまで久喜宮代衛生組合職員の職務に専念する義務の特例に関する条例に基づき運用してまいりましたが、その目的、取得期間、付与日数について、より明確にするために、特別休暇として制度化するものでございます。
 その内容でございますが、夏季において心身の健康の保持及び増進または家庭生活の充実のため、毎年6月から9月までの期間内において7日、育児短時間勤務職員等及び再任用短時間勤務職員にあっては、任命権者が別に定める日数の範囲内で取得できる特別休暇とし、第15条第2項第22号の規定を新たに設けるものでございます。
 次に、附則でございますが、この条例は、平成29年4月1日から施行するものでございます。
 以上が議案第9号 久喜宮代衛生組合職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例の概要でございます。
 次に、議案第10号 久喜宮代衛生組合職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例についてでございます。議案書の6ページをお開きいただきたいと存じます。あわせまして、別冊の条例の一部改正に伴う新旧対照表の3ページをごらんいただきたいと存じます。
 今回の改正につきましては、児童福祉法の一部改正により、里親に関する規定が改められることに伴い、本条例の一部改正を行うものでございます。
 改正の内容でございますが、里親に関する用語の定義を定める児童福祉法第6条の4が全部改正され、規定振りが改められるとともに、養子縁組によって養親となることを希望している者を「養子縁組里親」とする定義が新たに設けられ、平成29年4月1日に施行されることになったところでございます。この改正に伴い、本条例中、引用する条項を改めるとともに、新たに定義された「養子縁組里親」という用語を用い、関係部分の規定の整備を行うものでございます。
 次に、附則でございますが、この条例は、平成29年4月1日から施行するものでございます。
 以上が議案第10号 久喜宮代衛生組合職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の概要でございます。
 次に、議案第11号 久喜宮代衛生組合一般職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてでございます。議案書の7ページをお開きいただきたいと存じます。あわせまして、別冊の条例の一部改正に伴う新旧対照表の4ページをごらんいただきたいと存じます。
 一般職職員の給与につきましては、地方公務員法により生計費並びに国及び他の地方公共団体の給与、民間事業所の従業者の給与との均衡を考慮し、定めるものとされており、このことを踏まえ、本組合におきましては人事院勧告制度を尊重し、これらに準じた給与制度を採用することで、適正な給与水準の維持に努めているところでございます。
 そのような中、平成28年の人事院勧告及び埼玉県人事委員会勧告、また埼玉県や県内他団体の動向等を慎重に検討した結果、国家公務員の給与改定に準じた内容で改定を行うことが適当と判断し、平成29年1月1日施行分につきましては、平成29年1月の臨時会に関連議案を上程し、ご審議、ご議決をいただいたところでございます。
 今回上程いたします議案でございますが、平成29年4月1日施行分の扶養手当に関するものでございます。今回の改正の全体的な概要でございますが、平成28年度人事院勧告において、扶養手当の額について、配偶者に係る手当額と父母等と同額の6,500円に引き下げ、子に係る手当額を1万円まで引き上げるとともに、配偶者がない場合において別の手当額を定めることを行わないこととするものでございます。
 また、国における行政職8級職員(組合における行政職7級職員)には、子以外の扶養親族に係る手当額を3,500円とすることもあわせて勧告されたところでございます。これらの内容を定めるものとして、本条例の一部改正の内容につきまして順次ご説明申し上げます。
 初めに、第9条でございますが、第2項は、扶養手当の支給対象となる扶養親族に関する規定であり、今回の制度改正により「子」に係る手当額が引き上げられることから、関係する規定の整備を行うものでございます。
 同条第3項は、扶養手当の月額に関する規定であり、今回の制度改正に伴い、新たな手当額を定めるものとして、その全部を改正するものでございます。
 次に、第10条でございますが、第1項は扶養手当に関する職員の報告義務に関する規定であり、配偶者がない場合において別の手当額を定めることを行わないことに伴う関連規定の整備及び第9条第2項の改正に伴う引用する号の改正でございます。
 同条第2項は、扶養手当の支給期間に関する規定であり、所要の文言整理を行うものでございます。
 同条第3項は、扶養手当の額の改定に関する規定であり、手当額の改定の原因となる事実について、所要の見直しを行った上で、各号列記として規定し直すものでございます。
 次に、附則でございます。初めに、第1項は、施行期日でございまして、この条例は、平成29年4月1日から施行するものでございます。
 次に、第2項及び第3項は、扶養手当に関する特例でございまして、今回の扶養手当の額の改定を段階的に実施するものとして、平成29年度及び平成30年度の2年間について、第9条第2項で定める額とは異なる額を手当額とするものでございます。
 その規定の内容でございますが、第2項は平成29年度における手当額を定めるものであり、配偶者は1万円、子は8,000円、父母等は6,500円、配偶者がない場合においては、子のうち1人は1万円、配偶者及び子がない場合においては、親のうち1人は9,000円とし、関連規定について読みかえにより対応するものでございます。
 同じく第3項は、平成30年度における手当額を定めるものであり、行政職7級職員に関する手当額の変更を行わないものとして、関連規定について読みかえにより対応するものでございます。
 次に、第4項につきましては、規則への委任規定でございます。
 以上が議案第11号 久喜宮代衛生組合一般職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の概要でございます。
 次に、議案第12号 久喜宮代衛生組合職員の特殊勤務手当に関する条例についてでございます。議案書の11ページをお開きいただきたいと存じます。
 現行の特殊勤務手当に関する条例では、久喜宮代衛生組合に職員の労働組合が組織されました昭和48年に現業職員の通常業務に対する手当及び自動車並びに特殊車両の運転に対する手当が設けられ、以降、労働組合との交渉等を通じ、現在の一般事務職員手当、現業職員手当、自動車運転手当、その他の運転手当が定義されてございます。
 本来、特殊勤務手当は、国の一般職の職員の給与に関する法律及び人事院規則等では、著しく危険、不快、不健康又は困難な勤務で、給与上、特別の考慮を必要とするものに支給すると定義されています。これに鑑みますと、現行の支給内容は、見直す必要があるものでございますので、今回本条例を全部改正するものでございます。
 今回の全部改正に当たりましては、今までの特殊勤務手当については全て廃止し、本来特殊勤務手当として必要があるものについて、新たに本条例に定義したものでございます。その概要でございますが、第1条の趣旨として、本条例の根拠条文や特殊勤務手当の定義を新たに規定するものでございます。
 第2条は、特殊勤務手当の種類として、特殊現場作業、災害対策業務の各手当を定めるものでございます。
 第3条及び第4条は、第2条の手当について、それぞれ該当する条件及び手当の金額を定めるものでございます。
 第5条は、特殊勤務手当の実績簿の作成、第6条は支給方法でございます。
 第7条は、この条例に定めるもののほか、条例に必要な事項は管理者が定めることを規定しております。
 次に、附則でございます。第1項でございますが、この条例は、平成29年4月1日から施行するものでございます。
 第2項でございますが、改正前の特殊勤務手当に関して、平成29年度から平成30年度までの経過措置でございます。経過措置の内容につきましては、参考資料の2ページに廃止規則としてお示ししてございます。表の上から2つの一般事務職員手当、現業職員手当については、それぞれ現場業務に従事した場合、1日600円を支給していたものを段階的に廃止するものでございます。自動車運転手当については、ごみ収集車などの運転をした場合、現在月額9,000円のものを段階的に廃止するものでございます。その他の運転手当については、ショベルローダーなどの運転をした場合、現在月額4,500円のものを段階的に廃止するものでございます。なお、改正前の規則で定めてある一般事務職員の手当のうち、年末年始に事務従事した場合の日額5,000円、現業事務従事した場合の日額1万円、また現業職員手当のうち年末年始に従事した場合、日額1万円及び祝日に勤務した場合の日額6,588円につきましては、平成28年度をもって廃止いたしますことから、廃止規則にこれらの金額等はあらわれておりません。
 以上が議案第12号 久喜宮代衛生組合職員の特殊勤務手当に関する条例の概要でございます。
 次に、議案第13号 久喜宮代衛生組合一般廃棄物(ごみ)処理基本計画の廃止についてでございます。議案書の14ページをお開きいただきたいと存じます。
 本計画の廃止につきましては、当組合の構成市町である久喜市及び宮代町における平成29年度を初年度とする一般廃棄物ごみ処理基本計画の策定に伴い、当組合の計画を廃止するものでございます。
 以上が議案第13号 久喜宮代衛生組合一般廃棄物(ごみ)処理基本計画の廃止の概要でございます。
 次に、議案第14号から第16号までの公平委員会委員の選任につきましては、人事案件のため補足説明は省略させていただきます。
  以上をもちまして、本定例会に提案いたします議案第5号から議案第16号までの補足説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
議長(小河原 正君) ここで休憩します。

    休憩 午前10時05分

    再開 午前10時15分

議長(小河原 正君) 再開いたします。

                        ◇                      

    ◎先議議案に対する質疑
議長(小河原 正君) 日程第8、議案第5号 平成28年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第3号)についての質疑をお受けいたします。
  渡辺議員。
                 〔3番 渡辺昌代君登壇〕
3番(渡辺昌代君) 3番、渡辺です。議案第5号、久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第3号)で質疑をさせていただきます。
  一般質問のほうに通告させていただきましたので、今回先議ということで、こちらの議案が出されましたので、こちらのほうで一般質問でしたことをさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
  まず、今回の火災についてですけれども、予想がされていない、火災が起こりづらいところからの火災となりましたと聞いています。現にカメラの設置もされておりませんでした。視察の際の説明では、原因不明ということでありましたが、最新の情報ではどうなのか、お伺いいたします。
  (2)です。ベルトコンベア以外に何が燃えたのか。特定はしていると思われますけれども、その後の調査は行ったのか、お聞きします。
  次です。再びこのような事故にならないために、原因を仮定した(予想した)今後の改善策が必要ではないのか、お伺いします。
  次です。今回のように火災の原因不明となったとき、費用負担のあり方はどのようになるのか。荏原製作所と組合が交わした契約や協定など、内容をお伺いをいたします。
  次です。今回の火災現場での委託業者、職員の初動消火活動、対応はどのようであったのか、お伺いいたします。済みません。ここ市の職員と書いてしまいましたけれども、組合職員です。申しわけございません。訂正させていただきます。
  次です。今回の事故を受けて、最大の対策をしなければならないと思いますが、どのように考えているのか。また、対策を万全に講じたとしても、100%絶対に事故は起こらないことはないと考えられます。このように清掃ラインがストップしてしまうこと、ごみ処理機能がとまってしまうこともあり得ると思います。今後久喜市では、ごみ処理施設を一つに統合する計画が進んでおりますけれども、さまざまなことを考慮すれば、一本化せずに八甫センターのほうは残しておいて、可能な限り稼働させるべきと考えますが、現場を支えてきた職員として、ごみ行政を行っている方々の意見をお伺いをいたします。
  そして、今回のこの議案書を見せていただきまして、予算が出されております。繰越明許のところでお伺いをしたいのですけれども、この繰越明許のところのお金が4,520万円というふうに出ているのですけれども、これ全体としてかかるお金で、繰り越しとされるところと今回の、今年度内で事業を執行する金額というのがどこに書かれているのか、その説明をしていただければありがたいのですけれども、よろしくお願いします。
議長(小河原 正君) 渡辺議員の質疑に対する答弁を求めます。
 内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) それでは、渡辺議員の質疑に対し、順次ご答弁申し上げます。
 初めに、大項目1の(1)でございます。火災発生3日後の平成29年2月3日に埼玉東部消防組合によりまして、約3時間にわたり現場検証を行った結果、火災の原因については特定できないとの結論に至っております。現在も原因は不明のままでございます。
 次に、(2)でございます。ベルトコンベア以外で火災により焼損した箇所につきましては、磁選機、磁選機カバー、磁選機下シュート及び照明器具でございます。
 次に、(3)でございます。火災の原因を推測いたしますと、燃やせないごみの中に発火性のごみが混入していたことにより、地下にある破砕機内で破砕処理時に発火し火種となり、コンベアにより地下から4階の磁選機まで搬送され、磁選機内部でプラスチックなどの可燃性ごみに引火したものと考えられます。火災の発生防止といたしましては、破砕処理前に実施しております燃やせないごみの中に混入しているスプレー缶やライターなどの火災起因物の手選別による除去作業を徹底するとともに、ごみの分別の徹底につきまして、組合だよりやホームページにより、住民の皆様へ啓発を行ってまいりたいと考えております。
 また、火災のあった磁選機は、磁石により鉄類の選別のみを行う機器であり、通常この機器からの出火は想定していないことから、建設当初から監視カメラや磁選機内への散水設備等が設置されておりませんでした。このことから、改善策といたしまして、火災の早期発見、消火を図るため、監視カメラ、炎感知器及び磁選機内への散水設備の設置等を予定しております。
 次に、(4)でございます。費用負担のあり方につきましては、火災の原因が特定され、責任の所在が明らかになった場合、その者に費用負担を求めることになりますが、今回のように原因が特定されていない状況では、施設の管理者である当組合が費用負担することになるものと考えております。
 次に、八甫清掃センターごみ処理施設運転管理業務の委託業者との契約内容でございますが、委託業務の処理に関して、委託業者の過失により当組合に損害を与えて生じた費用につきましては、委託業者が負担することとなっております。
 次に、(5)でございます。火災現場の対応でございますが、粗大ごみ処理施設の中央操作室にございます監視モニターにおきまして、可燃・不燃物選別機の中に火の粉が落ちているのを、監視をしていた委託業者の作業員が発見し、委託作業員による現場確認、各コンベア等への散水及び消火器による初期消火活動を、火の粉確認から5分以内に実施しております。しかしながら、初期消火活動において火の勢いが衰えなかったことから、鎮火させることは困難と判断し、初期消火活動開始から約15分後に組合職員により消防へ通報を行っております。今回の火災現場での対応につきましては、適切であったと考えておりますが、今後におきましては、今回の事故を踏まえまして、より迅速な対応が行えるようにしてまいりたいと考えております。
 次に、(6)でございます。まず、対策につきましては、先ほどの答弁のとおり、監視カメラ、炎感知器及び磁選機内への散水設備の設置等を予定しております。
 次に、八甫清掃センターを残し稼働することについてでございますが、久喜市において計画しております新たなごみ処理施設につきましては、効率的なごみ処理の実現を図ることを目的としていることから、ごみ処理施設の機能を1カ所に集約させる必要があると認識してございます。長年ごみ処理行政を行っている中で一般的に考えますと、八甫清掃センターの粗大ごみ処理施設につきましては、施設竣工後、約28年が経過しており、また焼却処理施設につきましては、平成26年度に完了した大規模改修によりおおむね10年の延命化を図りましたが、久喜市が新炉の供用開始を計画しております平成35年度には、耐用年数がほぼ経過してしまう状況でございまして、両施設とも機器のみならず施設全体の老朽化が進んでいることにより、運転を継続するには大規模改修や建てかえを検討しなければならない時期となってまいります。
 ごみ処理のリスクを分散することは、非常に重要であると考えておりますが、コストを含め、ごみ処理業務の総体的な効率性等を考慮いたしますと、事故や故障などによりごみ処理機能が停止した場合は、業務委託による対応等を検討するなどし、処理施設として一元化することが望ましいものと考えております。
 それから、予算の繰越明許でございます4,250万円につきましては、今年度発注をいたしますが、工事期間が機械の製作に約3カ月、設置等にかかる期間が約1カ月、4カ月ほど見込んでございますので、繰越明許ということにさせていただいております。
議長(小河原 正君) 再質疑をお受けいたします。
 渡辺議員。
                 〔3番 渡辺昌代君登壇〕
3番(渡辺昌代君) 最後の繰越明許については、全てを来年度に持ち越して、工事期間が3カ月、設置に1カ月、約4カ月ということで、ということは4月にすぐに発注が始まったとしても7月、稼働はいつを目安にしているのかをお伺いいたします。
  1番のところの原因不明はわかりました。再調査はしていないということで、原因不明ということなのですけれども、ベルトコンベアのところで説明をしていただきました磁選機とかシュートとか、それから照明器具ということだったのですけれども、中で燃えたもの、ごみというものの中身の分析というのはなされなかったのかどうか、お伺いをいたします。
  それから、改善策としては、監視カメラをしたほうがよろしいですよね。それから、散水の設備を設置するということで、やはり工事等もしていっていただきたいなと思います。市民への呼びかけをするとおっしゃっておりました。それから、分別での確認、そこをもう少し詳しく教えてください。確認作業をどのように改善していくのか。それから、市民に対してどのように呼びかけをしていくのか。広報紙だけではちょっと訴えが弱いのかなと思います。今回大きな事故になりまして、要するにごみ処理の機能が一時ストップするような大きな事故になりましたので、やはりこれはそのことも訴えながらしっかりとやらなければならないと思いますので、広報紙以外でのやはり呼びかけをする必要があると思います。
  それから、費用負担のあり方はわかりました。理解をいたしました。
  それから、初期消火活動なのですけれども、すぐに火の粉を発見して、そして5分で現場では初期消火活動を行っている。見させていただきましたときに、消火器がたくさん並んでいたのはわかります。あそこは、でもすごく狭くて、そして階段を上がっていくのに大変苦労する、大変高いところにありました。今後消火器の設置とか、それから迅速に対応するために職員をどうするのかといったようなところをお聞きしたいと思います。
 それから、もう一つなのですけれども、消火でのマニュアルというのは今回有効に活用できたのかどうか、お願いいたします。
 最後に、もう一点、非常に八甫は古いので、大規模改修をしなければならない状態だというのはわかっておるのですけれども、このような事故が起きたときのリスクの本当に分散という状態、これは考える必要があるのですが、もし何かあったときには、停止したときには業務委託も検討するというお話が今聞かれましたけれども、業務委託の検討というのは形的にどういうことなのか説明してください。よろしくお願いします。
議長(小河原 正君) 渡辺議員の再質疑に対する答弁を求めます。
 内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) それでは、渡辺議員の再質疑についてご答弁を申し上げます。
  まず、1番目でございます。修理が完了して、いつごろ稼働するかということでございます。これは一応7月下旬を計画してございます。
  次に、ごみの分析はされたのかというご質問でございます。これは破砕処理してございますので、粉砕をいたします。そうしますと、物が15センチ以下に砕けるわけでございます。こういったことから、物の限定、これが原因で火災が起きたというのが判明しませんでした。
  それから、今後の改善策でございます。今後の改善策は、先ほども申し上げましたが……改善策と言われましたっけ。
                 〔「市民に対してのことと……」と言う人あり〕
施設課長(内田久則君) そうですね。市民に対しましては広報、あとはホームページで小まめに定期的に掲載をさせていただきまして、住民の方に啓発啓蒙をしていきたいというふうに考えてございます。
  それと、初期消火活動についてでございますが、こちらのほうは6名で消火器8本で消火を行ってございます。やはり4階の部分で消火器がなかったということから、下の階から持っていきまして、また他の職員が違う場所から1本ほど消火器を持っていって消火活動を行ったということを伺ってございます。
  あと、迅速な対応とのご質疑でございます。確かに施設でございますので、階段は1カ所でございます。また、狭い、傾斜がきついといった状況でございます。その辺の改善につきましては、設置後28年経過してございます。なかなか改善するというのは非常に難しいというふうに考えてございます。ですので、やはり消火器等は常に機械のそばに常備させておくといった対策をとっていきたいというふうに考えてございます。
  次に、マニュアルの活用でございます。こちらのほうにつきましては、各センター、委託業者によってマニュアルがございます。事故のマニュアル、それと火災のマニュアル、こういったものが作成されてございまして、今回八甫清掃センターでの火災につきまして、マニュアルをもう一度確認いたしましたところ、マニュアルどおり行動がされていたということを確認してございます。
  次に、リスク分散でございます。こちらのほうにつきましては、やはり八甫清掃センターを稼働できる状態で残した場合、運転管理の委託、薬品等の消耗品及び燃料を常備する必要がございますことから、費用対効果を考慮いたしますと、やはり施設の一本化ということが望ましいというふうに考えてございます。
  次に、委託による対応ということでございます。こちらのほうにつきましては、事故や故障の際は、埼玉県清掃行政研究協議会において、ごみ処理県内協力体制の協定を締結しております。この協定は、ごみ処理施設における不慮の事故等に係る広域的な相互応援の円滑な実施を目的としてございまして、この協定を結んでいるものでございます。
議長(小河原 正君) 再々質疑をお受けいたします。
 渡辺議員。
                 〔3番 渡辺昌代君登壇〕
3番(渡辺昌代君) 2点お伺いをいたします。済みません。説明でよくわかったのですけれども、市民への周知のところで、小まめに掲載するということがあったのですけれども、言葉としてやっぱり伝えていく必要があると思うのです。ぜひ久喜、そして宮代管轄の区長さん等が集まるときにでもお話をしていただくというような、そういうふうなことが必要なのではないかと。分別の処理の仕方をもう少し確認というような状態でお話をしていただくとか、それから清掃の推進員の人たちがいらっしゃいますね。その人たちにももう一度地域の人たちにお話をしていただくというような、そのやり方をしていただきたいなと思います。本当に起こってはいけないものが起こってしまったものですから、そして現場も見まして、すごい火災だったのだなということは感じたところです。現場が本当に狭かったので、階段の改善はできないと思うのですけれども、ぜひ防災訓練ではないですけれども、訓練というような、こういう動きでいきましょうというふうな訓練というのはやっていると思うのですけれども、再確認という意味で、もう一回力を入れてやっていただきたいと思うのですけれども、その辺お願いします。質問いたします。
議長(小河原 正君) 渡辺議員の再々質疑に対する答弁を求めます。
 藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 渡辺議員の再々質疑にご答弁申し上げます。
  広報だけではなくて言葉として伝えていただきたいということであります。ごみ減量推進員さんがいらっしゃいますので、毎年1回意見交換会を各地で開催いたしますので、その推進員の会で火災について報告と、並びに分別の徹底を再度お願いをしてまいりたいと思います。
議長(小河原 正君) 内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) それでは、再々質疑にご答弁申し上げます。
 訓練をやっているのかということでございます。これについて確認をいたしましたところ、訓練は実施しておりませんでした。今後につきましては、委託業者、組合を含めて訓練を行っていきたいというふうに考えてございます。
議長(小河原 正君) 以上で渡辺議員の質疑を打ち切ります。
 質疑ありますか。
  斉藤議員。
                 〔4番 斉藤広子君登壇〕
4番(斉藤広子君) 議席番号4番、斉藤です。議案第5号について議案質疑させていただきます。
 まず、1月31日の八甫清掃センター粗大ごみ処理の火災について、組合のほうから議員に対して視察、懇切丁寧な説明をいただいたことに大変感謝させていただきます。本当に現場を見させていただいて、そのところでも質疑応答させていただいたのですけれども、今後のこともございますので、あえてここで質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
 まず、1番、なぜ全部の階にスプリンクラー、消火の噴射機という水を出すところはあったのだけれども、上の階までにはなかったということで、スプリンクラーの設置をしていったらいいのではないかということで質問をさせていただきます。あと、このことは八甫クリーンセンターだけではなく、ほかの施設では現在どのようになっているかということをお聞きいたします。
 (2)、人の目で直視するパトロール体制をとるべきだと思います。モニターのカメラから発見して見に行ったということなので、その期間というのはそんなに長い期間では、稼働している時間というのはそんなに長い時間ではないとお聞きしたので、本当にぐるぐるパトロールをしながら人間の直視、目で見ていくということが大事ではないかと思っております。そのことについてお聞きいたします。
 3番、火災発見から消防通報まで15分、時間がかかっておりますけれども、本当に煙が出ると、本当にその煙で命を失う人もたくさんいらっしゃいます。そういう二次被害を考えると、すぐに通報、場所とか、そういうことを考えても、すぐ通報すべきではなかったのではないかと思います。いかがでしょうか。
 (4)番、再発防止のために、またほかの施設にも影響を与えることを考えると防災計画の見直しをすべきと思いますが、いかがでしょうか。
 以上です。よろしくお願いいたします。
議長(小河原 正君) 斉藤議員の質疑に対する答弁を求めます。
 内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) それでは、斉藤議員のご質疑に順次ご答弁を申し上げます。
 初めに、(1)でございます。八甫清掃センターの粗大ごみ処理施設は、4階建てとなっており、2階から4階の吹き抜け部分の各階に機器が設置されている構造となっております。各階層へのスプリンクラーの設置につきましては、消防法により2階から4階の吹き抜け部分には設置義務がないこと、また破砕機の廃棄物は粉塵やごみの飛散防止のため、機器は全てカバーで覆われていることから、天井に設置されるスプリンクラーでの消火は効果的でないと考えられます。また、スプリンクラーの誤作動等により散水された場合、各種機器のモーター類や配電盤等の電気機器が水損するおそれが考えられますことから、各コンベア内での散水設備での消火を図る構造となっております。なお、ほかの施設におきましても、同様となってございます。
 次に、(2)でございます。目視によるパトロールにおきましては、現在運転開始前と運転終了後に点検口を開口しての目視点検を実施しておりますが、運転中に点検口をあけることにつきましては、労働災害の発生につながるおそれがありますことから、機器内部を映しております監視カメラによる監視体制となっております。運転中においても目視によるパトロールが可能な箇所におきましては、今後委託業者と協議し、実施してまいりたいと考えております。
 次に、(3)でございます。火災発見後、委託業者による初期消火といたしまして、消火器による消火活動を実施しておりましたが、火の勢いが想定以上であったことから、消火器による消火は困難と判断し、消防要請を行ったことから、通報まで時間を要する結果となってしまったものです。今後におきましては、今回の教訓を生かし、火災が発生した場合は、早期通報に努めてまいります。
 次に、(4)でございます。各施設の運転管理業者におきまして、災害が発生した場合の対応マニュアルが作成されておりますが、今回の火災を踏まえまして、再度内容について確認いたしまして見直しを図ってまいりたいと考えてございます。
議長(小河原 正君) 再質疑をお受けいたします。
  斉藤議員。
                 〔4番 斉藤広子君登壇〕
4番(斉藤広子君) 答弁ありがとうございました。前者の方のところと重なるところもありますけれども、質問させていただきます。
 スプリンクラーの設置については、義務はないということで、私も勉強させていただいて、11階建てとか、さまざまそういうスプリンクラーを設置しなくてはいけないところというのはあるというのをお聞きいたしました。また、覆われているということでスプリンクラーが余り意味がないということと、あとは誤作動でなった場合、いろんなものが、機器が壊れてしまうという、そういうものをお聞きして、確かにという部分もございます。でも、この間、この火災を終えてから、アスクルの倉庫の火災現場を見たときに、やはりあれだけの大きな規模の建物になると本当に大変な火災になっていくということを感じた部分、こういうものというのは全国各地にあるかなと思うのです。そういう部分でいろいろほかの部分も、この火災を機に、ほかのところではどういうふうにされているのかということを、こういう構造の建物でどういうふうにされているかということを検討していただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。
 それで、あと2番目です。直視するとやはり危険なところなので、やはりモニターからという、そういう話がありました。これ2番と3番とちょっと重なるのですけれども、3番では自分たちで一生懸命消したということで、危険な場所なのに消しに行ったというところが少し矛盾を感じます。そういう点におきましても、できればきちんとやっぱりマニュアルどおりと言われましたけれども、そこの矛盾はどのようになっているのか、お聞きいたします。
 あと、再防止のためで、私も前者の方と同じで、マニュアルをやっぱりきちんと見ていく。今回マニュアルを組合のほうでも点検をしたという形なのですけれども、ここで点検というか、改めて見るというよりも、やはりきちんと把握をされておかなくてはいけないのかなと、そういうふうに思います。そういう中で、消火訓練はしていなかったというのをお聞きいたしまして、そのマニュアルはどういうものなのか、そこのマニュアルの中に消火訓練を年に何回かするとか、このポジションに応じてやるとか、そういうことが書かれていなかったのか。そういうことも何かちょっと不思議に思う点がございます。やはりこの起きてしまった火災に対して二度と起こさない、またこれから大きな新炉、焼却炉をつくっていくという前提もございますので、このことを無駄にしないように確認をしていくということは大事ではないかと思いますので、その点についても質問させていただきます。
議長(小河原 正君) 斉藤議員の再質疑に対する答弁を求めます。
 内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) 斉藤議員の再質疑にご答弁を申し上げます。
  まず、1番のご質疑、他の施設はどうかということでございます。こちらのほうにつきまして、非常に古いデータでございますが、火災の状況を調べてみました。平成20年度に、平成16年度から平成19年度の4年間に起こりました一般廃棄物処理施設事故事例報告書というのがございまして、その中で確認をいたしましたところ、粗大ごみ処理施設を見てみますと、4年間に爆発が232回、火災が80回発生してございます。こういったやはり粗大ごみ処理施設におきましては、非常に事故が多い施設となってございます。スプリンクラーでございますが、先ほどもご答弁申し上げましたが、やはり上から散水するというのは、消火の役目を果たさないということでございます。そういったことから、ついていない場所につきましては散水設備をつけていくということで対応してまいりたいと考えてございます。
  それと、危険な場所で消火活動に行って矛盾があるのではないかということでございますけれども、これにつきましては、やはり先ほど申し上げましたように、マニュアルがございます。そういったことから火災を発見した者が連絡をして、その連絡を受けた職員が現場へ駆けつけて、状況を確認する。その際に消火活動を行うというのがマニュアルにもございます。そういったことから矛盾があるのかといいますと、矛盾ではなくマニュアルどおり職員は動いていただいたというふうに判断をしてございます。
  それと、マニュアルを確認ということでございます。訓練がされていないということでございますが、確かに業者のほうに確認をいたしましたところ、火災についての訓練をしておらなかったということが判明いたしました。このことから、今後マニュアルを見直して、先ほど議員さんがおっしゃいましたように、定期的に訓練をしていくというのが非常に大事であるというふうに認識してございますので、今後につきましては、もう一度再度確認をいたしまして、マニュアルの作成をしていきたいというふうに考えてございます。
議長(小河原 正君) 再々質疑はないのですか。
4番(斉藤広子君) いいです。
議長(小河原 正君) 以上で斉藤議員の質疑を打ち切ります。
 質疑ありますか。
  丸山議員。
                 〔6番 丸山妙子君登壇〕
6番(丸山妙子君) 議席番号6番、丸山でございます。前段者2名と重なる部分もございますけれども、私のほうも質問させていただきます。
 1、八甫清掃センター粗大ごみ処理施設の火災について。質問の趣旨、八甫清掃センターの粗大ごみ処理施設の火災に関して以下の点について伺います。
 (1)、今後の対応、ア、ホームページでは早速火災の原因となる可能性のあるものなどのごみの分別のお願いを掲載していただきました多くの住民により知らせて徹底するために、今後どのように、先ほどもご答弁の中にありましたけれども、具体的にお願いいたします。
 イ、作業の中で火災につながらないようにする改善策は。
 (2)、今後の修繕の費用はどのくらいかかるか。この2に対しましては、先ほどのご質疑のほうで出ていますので、こちらは結構でございます。よろしくお願いいたします。
議長(小河原 正君) 丸山議員の質疑に対する答弁を求めます。
 内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) それでは、丸山議員の八甫清掃センター粗大ごみ処理施設の火災についてのご質疑に対し、順次ご答弁を申し上げます。
 初めに、(1)のアでございます。組合といたしましては、火災の原因となるものや作業の安全を考えまして、今まで以上住民の方々に、ごみの分別について、組合だよりやホームページにより小まめに啓発を行ってまいりたいと考えております。
 次に、イでございます。作業の中で改善策といたしまして、火災の原因として、燃やせないごみの中に発火性のごみが混入していたことが考えられますことから、燃やせないごみの中に混入してしまっているスプレー缶やライターなどの火災起因物について、手選別による除去作業を徹底してまいります。また、火災の発生防止、早期発見のために設置する予定の監視カメラや炎感知器及び施設内への散水設備の設置によりまして、監視体制や防止体制を強化したいと考えております。
議長(小河原 正君) 再質疑をお受けします。
  丸山議員。
                 〔6番 丸山妙子君登壇〕
6番(丸山妙子君) ありがとうございました。現場に見に行ったときもたくさんの質問をさせていただきまして、お答えもいただいてはいるのですけれども、アの組合だより、ホームページのほうで皆さんにお知らせしていただくということなのですけれども、先ほどごみの今度の推進会議とかにもやっていただくのですが、前年にも申し上げた気もするのですけれども、推進員がいないところもあるのです。それで、区長会とか、できるだけ多くの地域の代表となる人が集まるような場所等で説明をしていただきたいというのと、やっぱり市の広報、町の広報等で、やはり大きく扱っていただけたらいいなというのはあります。やっぱり小さな、まだ原因が発火物ということで、具体的にないということ、わからないということなのですけれども、大きな被害になってしまいますので、一人一人の分別で、意識が一人でも多くの方にいくことで、かなり防げることだと思いますので、そちらのほうをお願いしたいので、ホームページとかだけではなくていろいろ、そして頻繁にというお話もございましたので、そのほうもよろしくお願いします。これは依頼ですけれども、可能かどうかお願いいたします。
 そして、イの作業中のことで、前段者のときにもお答えいただいていましたけれども、手選別の徹底、監視カメラ、散水等出ていましたけれども、私も見に行って気になったのですけれども、やっぱり訓練がされていなかったということで、先ほどのご答弁の中にありましたけれども、普通の会館とかでも年1回とか義務づけられていますので、細かく年2回とか回数ふやしてやっていただく、そういうところを徹底していただきたいなと思います。
 そして、直接通報、火事が発生してから結構時間たって通報していますが、これ八甫なら八甫、こちらの久喜宮代衛生組合に関しても、その現場での体制ですね、できるのか。それは質問で、直接できるような対応をこれからきちっとつくっていただけるのか。火事が起こらないということは絶対あり得ないと思いますので、そちらどういうふうな形でつくっていくのかお知らせください。お願いします。
議長(小河原 正君) 丸山議員の再質疑に対する答弁を求めます。
 藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 丸山議員の再質疑に対しましてご答弁を申し上げます。
 ごみ減量推進員さんだけでは、いない地域もありますので、ホームページや市、町の広報紙にお願いはできるかどうかということですけれども、市、町の関係でございますので、この場ではお答えできませんので、それについては協力させていただきたいということでご了解いただきたいと思います。
議長(小河原 正君) 内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) それでは、ご質疑にご答弁を申し上げます。
 まず、最初の訓練でございます。こちらのほうについては2回程度やったらいかがかということでございます。今後委託業者と協議をいたしまして、数多く訓練ができるように検討をしてまいりたいと考えてございます。
 それと、通報までの時間が短縮できないかということでございます。こちらのほう、先ほど来マニュアルというお話をさせていただいております。マニュアルの中にも火災を発見した者が近くにいる者もしくは本人が現場を確認して、それから衛生組合の職員に連絡をするというようなマニュアルになってございます。こういったマニュアルですと、やはり通報するまでの時間が相当要しますので、やはり火災を発見した者が速やかに通報できるように改善してまいりたいというふうに考えてございます。
 以上でございます。
議長(小河原 正君) 再々質疑をお受けします。
  丸山議員。
                 〔6番 丸山妙子君登壇〕
6番(丸山妙子君) ありがとうございました。区長会とかというのは、久喜市さんと宮代町のほうにあるからということなのですが、できるだけ多く、町、市のほうに呼びかけていただいて、できるだけ多くの人に目が行くようにしていただきたいと思います。
 今、衛生組合のほうは、非常にアプリなんかもあって、すごく進んでいるのですけれども、やはり年齢が高い方とか、読んで理解する方もすごく多いので、そこで詳しく、そして発火物ということなのですけれども、電池とか、前にはなかったものとか、小さなものとかを、ちょっと衛生組合だよりなんかにも細かく出ているのですけれども、そういうのもこんなものが可能性がありますというのを絵とかにしてやっていただけるとわかりやすいかなと思います。これは要望でございます。
 それと、マニュアルのほうをこれから設定するということなのですが、先ほどの議員さんがおっしゃっていましたけれども、今まで訓練みたいなのをしていなかったというのは、私もびっくりしました。それで、やはりちゃんとした訓練というものが入るようにお願いしたいというのと、あと火災、1分、2分で随分変わると思いますので、そこはマニュアルの中に、万が一というものを大きく想定して、できるだけ速やかに、被害が少なくなるようにお願いいたします。これは要望です。お願いします。
議長(小河原 正君) 両方とも要望でいいのですか。
6番(丸山妙子君) 要望で大丈夫です。お願いいたします。
議長(小河原 正君) 以上で丸山議員の質疑を打ち切ります。
 ほかに質疑をお受けいたします。
 猪股議員。
                 〔9番 猪股和雄君登壇〕
9番(猪股和雄君) 第3号の補正予算でお伺いします。
 まず、八甫事故の関係でお聞きしたいのが、1つは当面は施設稼働できないということで、粗大ごみ、燃やさないごみをためておくということなのですけれども、仮置き場、私たちが見に行ったときに置いてありましたが、あそこと、さらに多くなってきたらもう一カ所設置をするということですけれども、仮置きの量の見込みについてお願いいたします。
 それから、ためておくということで、施設が復旧したらそこで処理するということなのでしょうけれども、ごみを置いておくという、ためておくということが果たしていいことなのかどうかというふうに思うのです。つまり、久喜宮代センターなり菖蒲センターに運んで、そちらのほうで処理をするということはなぜ考えないのか、しないのか、ご説明をお願いいたします。フレコンバッグに詰めておくという形でも野ざらしで置いておくわけだから、またそこで何か事故でも発生するとか、あるいはいたずらでも火事でも、何かあり得る話ですので、お答えをお願いいたします。
 それから、補正予算の編成の仕方についてちょっとお聞きしておきたいのですけれども、今回3号と4号と分けたのは、この八甫の施設の火災復旧の費用を独立させて、4号、この一般的な事業費とは区別をしたのだというふうに理解していたのですけれども、実際中身を見てみると、例えば3号のほうで菖蒲のセンターのほうを減額するとか、一番上の菖蒲センター、清掃業務管理事業(菖蒲)の分で100万円減額しているけれども、これは光熱水費、4号でも200万円、同じ光熱水費、菖蒲は光熱水費減額しているのです。事故に関係ないわけです、菖蒲のほうは。もしそういう一般的な事情での減額ということだったら、それは4号なら4号へまとめてやるべきであって、3号では事故の復旧のための費用ということで今回予備費あるいは財政調整基金からの繰入金なり、それで賄っていく。金額を増減させないためにいろいろ菖蒲のほうを減額したり八甫のほかの事業のほうを減額したりしてやりくりをして差し引きゼロにしているのだけれども、そういうやり方というのはおかしいと思うのです。事故の分だったら事故の分できちんと3号補正予算で組む。他の事業の分は4号できちんと減額はするというふうに予算編成すべきではなかったのかと思うのですけれども、いかがでしょうか。今は菖蒲の光熱水費のことだけを言いましたけれども、そのほかの塵芥処理費のところもそうですよね。やっぱり菖蒲の分で修繕料を100万円減額している。それから、その下、ごみ処理施設管理運営事業、八甫の分であっても、プラスチック製容器包装廃棄物中間、これについては直接はこの事故とは違うと思うのです。その上の需用費、消耗品費もそうですね。これも今回251万円ここで減額をして、4号で800万円減額している。そういうやりとりが理解できないのですけれども、ご説明をお願いいたします。
議長(小河原 正君) 猪股議員の質疑に対する答弁を求めます。
 内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) それでは、猪股議員のご質疑についてご答弁を申し上げます。
  まず、仮置き場の見込みでございますが、こちらにつきましては八甫清掃センター管内から排出されます燃やせないごみの量につきましては、月平均115トン程度を予想してございます。回収された燃やせないごみは、選別を行いまして、小型家電や処理不適物を取り除き、おおよそ回収量の60%、約40トンが毎月フレコンバッグにより保管されるものでございます。このことから、1カ月に40トン程度が見込まれ、今後復旧するまで7月下旬を考えてございますが、240トン程度を見込んでおります。フレコンバッグの数で申し上げますと、約800袋となってございます。保管場所におきましては、フレコンバッグの数で申し上げますと1,172袋が置けることになってございますので、現在予想しておりますのは800袋でございますので、置けるということで見込んでございます。
  それと、このフレコンバッグに詰めてある燃やせないごみでございます。こちらのほうには、先ほどもお話ありましたように小型家電や処理不適物、スプレー缶やライター、そういった発火の要因となるようなものについては全て選別を行いまして、その後にフレコンバッグに詰めて保管しておるという状況でございます。
  それから、久喜宮代清掃センター、菖蒲清掃センターで処理を考えていないのかというご質疑でございます。菖蒲清掃センターの粗大ごみ処理施設につきましては、アルミ選別機が設置されてございません。破砕前に人手でアルミを選別しております。しかしながら、全て取り除くことは非常に困難でございます。破砕されたアルミは、施設の構造上、焼却施設に入ってしまうということでございます。そのため、焼却炉内でアルミが溶け、炉の稼働に悪影響を及ぼすということが頻繁にございます。ですので、毎月何回か定期的にアルミを取り除く作業を行ってから焼却をしているというような状況でございます。こうした現状により処理する量がふえた場合、施設の運転に支障を来すことが菖蒲清掃センターでは考えられまして、困難ではないかというふうに判断をしてございます。
  それから、久喜宮代清掃センターでの処理でございます。こちらのほうはアルミ選別機が設置されており、処理能力においても問題はないことから、処理自体は可能でございます。しかしながら、ごみの処理に当たりましては、やはり住民の方の同意を得ることが必要と考えてございます。今現在八甫清掃センターで仮置きをしてございますが、状況を見ながら常に把握をして、八甫で処理が不可能になった場合においては、久喜宮代清掃センターでの処理をしていかなければならないというふうに考えてございます。
  以上でございます。
議長(小河原 正君) 栗原総務課長。
                 〔総務課長 栗原 聡君登壇〕
総務課長(栗原 聡君) それでは、補正予算の3号補正、4号補正とありますそれぞれの編成の経緯について少しご説明を申し上げたいと思います。
  当初3月議会の補正予算については、1つで実施するという通常の年度と同じ補正予算については3月議会1本でということでございました。それについては、12月中に編成を済ませまして、それぞれ負担金の減額ということがございますので、市、町からいただいております負担金についてそこで減額すると。市、町の議会においても2月、3月の議会においてその分が歳入として入ってくるということで通常の流れになってございました。その後、八甫の火災がございましたので、2月に入りましてから額が確定したということで、急遽財政調整基金を充てさせていただいたということ、それと2月時点での執行残というものを減額して財源に充てるという方法、それから予備費を回すという方法をとらせていただきました。ということから、当初補正予算、12月末という段階の額と2月の段階の額ということで、少しずれがきておるのですが、3号補正については八甫の分だけを余計に出しているということでございますので、財政調整基金、それから執行残の予備費を集めて編成させていただいたという経緯がございますことから、このような経緯になっているということをご理解いただければなと考えております。
  それと、菖蒲分ということでございますが、八甫清掃センターにつきましては、久喜市の負担分ということで運営してございますので、久喜宮代センター分の負担金ということになると、宮代分との負担割合になりますので、予備費の持ち分のということで菖蒲センターのほうも経費を持ってきているというような経緯がございます。
 以上でございます。
議長(小河原 正君) 再質疑をお受けいたします。
 猪股議員。
                 〔9番 猪股和雄君登壇〕
9番(猪股和雄君) 再質疑をいたします。
 まず最初は、ためておくということ自体なのですけれども、小型家電とかボンベみたいな不適物については取り除くから安全なのだという考えかもしれないけれども、廃棄物自体を数カ月もあそこに置いておく、外に、フレコンバッグに入れただけで置いておくということ自体、そういう自体は避けたほうがよろしいのではないかというふうに思っているのです。それを、2つのセンターあるわけだから、もちろん久喜宮代センターが処理した場合には、その費用負担をどうするのだ、配分難しくなるから、面倒くさくなるということはあるけれども、やっぱり処理できる施設がここにあるのだから、そこで処理していくのが適当ではないのかというふうに思うのです。菖蒲でできない理由は、それなりに理解できたけれども、久喜宮代センターで処理できるのだけれども、しないと。その理由は、住民の同意が必要であると。住民の同意を得られないというふうに考えているのか。私は得られるというふうに思う、説明をすれば得られるというふうに思うのだけれども、その点はいかがでしょうか。
 それともう一つ、私少し触れたけれども、お金の負担区分が複雑になるから、それを避けたというようなことなのでしょうか。それはちょっと理由にはならないというふうに思っていますので、ご説明をお願いします。
 それから、予算編成の問題ですけれども、2月時点での執行残とか予備費の分を集めて計上したのだと言われました。執行残と言われるけれども、それは本来は、今回第4号で出している、この補正予算で全部やるはずだったわけですよね、本来は。後から、この事故の点が出て復旧の費用が必要になったから、その執行残とかの分を少し3号のほうに持ってきて、一部持ってきて、ここでお金の収支がゼロになるように調整をしたということだと思うのです。もともとお金に印はないし、帳簿の上のことなので、わざわざそういう操作をする必要があったのだろうか。執行残とかの分は4号のほうの分で全部のっているのだから、そちらで計上して、3号は純粋に八甫の今回の事故の関係というふうにするべきだったのではないだろうか。そのほうが、そうでなければわざわざ3号、4号別々に組んで出してきた意味が余りないのだと思うのです。そこら辺の説明をお願いします。
 それで、3号のほうで、ちょっとさっき質疑の中で少し触れたけれども、例えば清掃事務管理事業(菖蒲)、光熱水費、ここで100万円減額して、第4号でさらに200万円減額したのです。つまり、全体300万円を4号のほうで一遍に減額すればよかったのです。減額するはずだったわけだよね。それを財源を100万円捻出するためにここで100万円のほうを3号に持ってきたわけだよね。それから、その次のやっぱり菖蒲で、ごみ処理施設管理運営事業(菖蒲)のほうでこれはやっぱり100万円だけれども、これも4号の分をここに持ってきたと理解できるのです。それから、その下のごみ処理施設管理運営事業(八甫)の分でいけば、消耗品費、ここで251万減額して4号で800万減額して、そういうやりくりをしているのだけれども……ここでは50万か、需用費を251万、4号で800万、プラスチック製容器包装廃棄物中間処理、これを53万だけれども、4号で147万かな、減額したわけですよね。これは本来1本にまとめて減額するのが筋ではないのですか。そういうことがおかしいのではないかというふうに聞いているのです。お願いします。
議長(小河原 正君) 猪股議員の再質疑に対する答弁を求めます。
 内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) それでは、猪股議員の再質疑にご答弁を申し上げます。
  八甫清掃センターの保管してございます不燃物でございます。これについて処理していくのが妥当ではないかということでございます。久喜宮代清掃センターでは、今現在粗大ごみ処理施設のベルトコンベアの一部に破損がございます。それは来年の当初予算でも計上してございますが、1億700万円ほど計上させていただいてございまして、大体幅が1メーターぐらいで高さが17メーター、一気に上がってしまうコンベアでございます。地下から5階まで約20秒間で上がっていくコンベアでございます。そちらのほうに損傷が見られておりまして、これも早急に修理をしなくてはならない状況です。こういったことから、万が一久喜宮代衛生組合でのそういった故障、事故、そういったものが発生した場合は、余計この処理ができなくなってしまうというようなことも考えられますことから、今回こういったことで予算計上をさせていただいてございます。よろしくお願いいたします。
議長(小河原 正君) 栗原総務課長。
                 〔総務課長 栗原 聡君登壇〕
総務課長(栗原 聡君) それでは、補正予算の、先ほどの続きということでいただいております。
 少し前段の質問とかぶるかもしれないのですが、4号補正については、もう12月末時点で額が固まっていましたので、その段階は執行残見込みということで減額してございます。その後、追加で入ってきたものがありまして、今審議いただいている3号補正になるわけなのですが、その段階での執行と確定時期がずれておりますので、それを持ってきたということで、もともと予定していた、最初の12月末に予定していた今回の議案でいうところの4号議案から額を持ってきたということではないことなので、3号補正においては急に入ってきましたので、あとは何を当てがうかという話になったときに、財政調整基金、それから予備費、それからこの時点での残っているお金ということで編成させていただいたということでご理解いただければというふうに思います。
 以上でございます。
議長(小河原 正君) 再々質疑をお受けします。
 猪股議員。
                 〔9番 猪股和雄君登壇〕
9番(猪股和雄君) 質疑は結構ですけれども、さっきの八甫の処理できない分を久喜宮代センターで処理したらどうかということで言ったのに対して、さっきは久喜センターではできるのだけれども、やらないというふうに言っておいて、今度は再質疑したら別の理由を持ち出してくるというのは、これは甚だおかしいと思います。そういう答弁の仕方をすると、本当に信用していいのかなという気持ちが出てまいります。そういうやり方はやめてください。
議長(小河原 正君) 以上で猪股議員の質疑を打ち切ります。
  ほかにお受けします。
 園部議員。
                 〔8番 園部茂雄君登壇〕
8番(園部茂雄君) 引き続き議案第5号 平成28年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第3号)について質疑させていただきます。
 前段者の質疑の中に、粗大ごみが月約40トン、計6カ月で240トンが保管されるということで、フレコンバッグに約800袋ということなのですけれども、フレコンバッグというものは素材によってピンからキリなのですけれども、その辺の800袋の袋の費用がどこに計上されるのかと、また7月下旬以降に施設が稼働したときに、これらがいつごろまでに処理されて通常業務に戻るのか、お伺いいたします。
議長(小河原 正君) 園部議員の質疑に対する答弁を求めます。
 内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) それでは、園部議員のご質疑にご答弁を申し上げます。
  フレコンバッグの費用負担ということでございます。荏原環境プラント株式会社との契約には、費用負担割合等の記述はございませんが、2月8日付で運転管理業務の受託者としての協力申出書が提出され、施設復旧までの約4カ月間に搬入される燃やせないごみを保管するためのフレコンバッグ1,000袋の費用負担をしていただけるという協力申出書がございました。いつごろまでに保管した不燃物が処理できるかということでございます。予想でいきますと11月中には全てが処理できるというふうに考えてございます。
議長(小河原 正君) 再質疑をお受けします。
8番(園部茂雄君) (再質疑なし)
議長(小河原 正君) 以上で打ち切ります。
  ほかに。質疑をお受けいたします。
  質疑ないですか。
                 〔「なし」と言う人あり〕
議長(小河原 正君) なしと認めます。質疑がないようですので、議案第5号に対する質疑は打ち切ります。

                        ◇                      

    ◎先議議案に対する討論・採決
議長(小河原 正君) 日程第9、これより討論・採決を行います。
  議案第5号について、討論をお受けいたします。
  まず、反対討論をお受けいたします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
議長(小河原 正君) 次に、賛成討論をお受けいたします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
議長(小河原 正君) なしのお声がありましたので、直ちに採決に入ります。
  議案第5号 平成28年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第3号)について、原案に賛成の方の挙手を求めます。
                 〔挙手全員〕
議長(小河原 正君) 挙手全員であります。
  よって、本案は原案のとおり可決いたしました。

                        ◇                      

    ◎組合に対する質問
議長(小河原 正君) 日程第10、組合に対する質問をお受けいたします。
  通告順にお受けいたしますので、初めに、猪股議員、お願いします。
                 〔9番 猪股和雄君登壇〕
9番(猪股和雄君) 質問事項2つです。1つ目は、夜間や土日における事務局への連絡方法についてです。衛生組合の事務局、電話しますと、午後5時で留守番電話にぴったりと切りかわるのです。夜間や土日等には一切連絡がつかないようになっています。市民から取り残しの苦情、どこに言ったらいいのだろうかという話を言われたこともあります。また、私たち議員が緊急に連絡する必要がある場合など、1回そういう要請があったわけですけれども、急いで連絡をする必要が生じた場合に、どのように連絡をしたらよいのか教えてください。
 その連絡方法を、あらかじめ周知しておく必要があると考えています。どの程度周知するかはまたいろいろ検討の余地はありますが、いかがでしょうか。ちなみに、久喜市役所であれば、守衛室を通して担当部署の責任者に連絡することもできますけれども、衛生組合には一切連絡する方法を私たちは知りませんので、いかがでしょうか、お願いいたします。
 2つ目です。衛生組合の防災計画がどうなっているのかを明らかにしてください。防災計画といいましても、市、町でそれぞれ防災計画つくっておりますけれども、それと連携した災害時の対応の計画のことを言っています。久喜市の防災計画によりますと、風水害や震災時など、衛生組合との連携を図るということがまず1点。予防、それから災害対策、緊急時においてどうするか、予防、復旧計画の中でどうするかということが細かく書いてありまして、例えばごみ処理施設の緊急停止のマニュアルをつくっておかなければいけない。それから、処理施設の被害状況の把握調査を行う。それから復旧対策を行う。災害によって発生したごみの実態調査を行い、ごみ収集の処理計画の策定、人員と車両の確保、収集と処理を進めるということが久喜市の防災計画では書かれています。
 では、衛生組合では、こういう計画があるのかなと思っていろいろホームページとか見ましたけれども、見つかりませんでした。このごみ処理基本計画の中にその他の計画ということで、災害時に多量に発生する廃棄物の処理、広域的な支援体制、公共用地を活用した仮置き場の確保が必要との、一時保管場所の確保が必要なため公共用地を活用して仮置き場の確保を図るとか、こういうことが書いてあるだけなのです。それから、具体的にどのように進められていくのか、いざ災害時にどうなるのかということがわかりません。
 質問事項ですけれども、(1)、その具体的な対応は衛生組合で行うことになります。衛生組合としての対策計画、方針、マニュアルをどのように策定しているのか。
 あるのであればそれらを公表していただきたいと思いますが、いかがか。
 3つ目、それを衛生組合解散後の久喜市及び宮代町の行政に引き継がなければなりませんけれども、これについては現在までにどのような協議をしてきたかを明らかにしてください。今後どのように進めるかについてもお願いをいたします。
 以上です。
議長(小河原 正君) 猪股議員の質問に対する答弁を求めます。
  栗原総務課長。
                 〔総務課長 栗原 聡君登壇〕
総務課長(栗原 聡君) それでは、猪股議員のご質問について順次お答え申し上げます。
  初めに、夜間、土日などにおける事務局への連絡方法についてでございます。関連がございますので、(1)、(2)一括で答弁させていただきます。衛生組合では、現在午後5時15分の業務終了後、5時30分から翌朝の8時半まで、また土曜日と第3日曜日を除く日曜日の外線からの電話については、業務時間外である旨のお知らせをする留守番電話に切りかわっています。これは、衛生組合の勤務時間外については、市役所や町役場のように警備員や日直の職員が常駐しておらず、無人になってしまうという事情によるものです。しかし、ご指摘のように、緊急な対応が必要な場合には、直接的に組合の職員と連絡をとることができず、結果として迅速な対応ができないことが懸念されます。このため、今後については、緊急な対応が必要な場合は、業務時間外も焼却炉の運転管理をするために委託業者が複数名業務時間外も常駐しておりますので、衛生組合の担当する職員に連絡がとれるように、緊急時においては工夫をしていきたいというふうに考えておるところでございます。
 続きまして、質問の2、衛生組合の防災計画についてご答弁申し上げます。まず、(1)の対策計画、方針、マニュアルの策定についてお答えいたします。市、町どちらの防災計画においても、災害時に発生する廃棄物につきましては、屋内で破損した燃やせないごみや有害ごみ、粗大ごみ、それから避難所、仮設住宅から発生する廃棄物については、一般廃棄物として基本的には衛生組合において処理することになりますが、災害における瓦れきなどの災害廃棄物につきましては、市、町が関連機関と連携して対応することとしています。
 このように、大きな枠組みの中で、災害時における廃棄物や瓦れき処理に関して、衛生組合が市、町と連携して行うべき役割と内容が定められております。現在防災計画で示されたこれらの内容を、より実務的なレベルまで落とし込んだものについてはできておりませんが、大規模な災害が発生した局面においては、市、町が司令塔となって総合力を発揮し、迅速に進めていくことになり、衛生組合も廃棄物の処理という分野においては、その一翼を担っていくことになりますので、今後市、町と十分な協議を進め、災害時におけるごみ処理施設の緊急停止などのマニュアルを作成し、施設の安全確保に対応できるように定めたいと、このように考えてございます。
 次に、(2)でございます。現在マニュアルはできておりませんので、今後マニュアルを作成した際には、ホームページなどで公表していきたいと考えております。
 次に、(3)の質問ですが、今後作成するマニュアルにつきましては、市、町と協議を行い、内容につても十分に共通理解の上で作成をしていきますので、その過程の中で当然市、町に引き継がれていくものと考えているところでございます。
 以上でございます。
議長(小河原 正君) 再質問をお受けいたします。
  猪股議員。
                 〔9番 猪股和雄君登壇〕
9番(猪股和雄君) 1つ目なのですけれども、夕方5時半から留守電に切りかえると言われたけれども、私は5時過ぎに5時1分後に電話して既に留守電になっていたと思うのだけれども、私の勘違いですか。いかがでしょうか。申しわけない、ちょっと確認をお願いします。5時半までは、では連絡が、この事務所に電話すれば連絡がつくということでよろしいですね。確認をお願いします。
 それから、今後は焼却炉の運転管理をしている委託業者の常駐している人、そこに電話がつながると。そこから組合職員に連絡がつくというふうに言われたのだけれども、それは委託業者がそういうことをやってくれる、もう既に、では協議は済んでいるわけなのですね。それはいつからそれができるようになりますか、お願いいたします。
 私自身は、例えば業者に委託するのはちょっと気が引けるなという感じがするのだけれども、例えば久喜市なり宮代町の警備員さん、夜間のほうに連絡をして、そこから連絡をつけてもらうというふうな方法だってあるのではないかと思うのです。お互い協力していいと思っているのです。役所が違うのだから、いや、絶対やりませんなんて言わないで。実際、先日のときには久喜の守衛室に連絡して、そこから何カ所か回り回って連絡をつけてもらったのだけれども、そういう方法だって考えていいのではないでしょうか。いかがでしょうか。
 それから、2つ目の災害時の対応についてですけれども、本来単独の行政であれば、一部事務組合でなければ、久喜市は久喜市の防災計画の中に災害時のごみ処理の計画、それから処理施設の緊急停止だとか、それをどうやって復旧させるとか、被害状況を調査するとか、今は全部細かく載っているはずなのだけれども、それが一部事務組合であるがゆえに、こちらのほうと市の防災計画にはそれ以上細かく載せられなくて、組合と協力をする、前提協力すると書いてある。こちらのほうではそれ以上の細かいものはないという問題があったのです。これについては、ちょっと申しわけないけれども、これまでそういうのは検討されたことはなかったのでしょうか。私自身が今までないということに気がつかなかった。大変うかつなのだけれども、組合としては今まで市、町とそういう協議をしたことはなかったのか。
 それから、防災計画、それぞれ市、町でつくっているのに対して、参加してはいないのでしょうか。これも行政が違うのだけれども、防災計画を策定する場所あるいはそういう見直しを行う場所には当然参加させてもらうべきだと思っているのです。組合解散まであと数年だけれども、災害というのはいつ起こるかわからないわけで、そういう意味での連携も、ふだんからの連携も必要だと思うのですが、いかがでしょうか。
 それと、マニュアルをこれからつくる、それはいつごろまでにつくれますでしょうか。当然そのつくる過程でも市、町との連携協定が必要だけれども、それはどのように進めていますか。お願いします。
議長(小河原 正君) 猪股議員の再質問に対して答弁を求めます。
  栗原総務課長。
                 〔総務課長 栗原 聡君登壇〕
総務課長(栗原 聡君) それでは、再質問にお答え申し上げます。
 組合の通常の勤務時間が5時15分ですので、5時15分にいきなり留守電にかわってしまうのもということもありまして、5時半からということに現在なっていますので、5時に切りかわっていたということであれば、そこら辺の理由は定かではないのですが、通常そのようになってございます。
 それと、もう一つ、いつからかということですが、焼却炉の運転管理を行っております業者のほうにはお話のほうはさせていただいておりまして、特にそれは難しいとか困難であるとか、そういう返事はいただいておりませんので、実施するに当たって大きなハードルというのはございませんので、速やかにそういった形に持っていければというふうに思っています。
 それから、市役所、町役場の警備員室の連絡できることもご質問をいただいております。当然市、町は総合的な行政をやっておりますので、警備員さん、あるいは日直がいただく電話というのも広範囲になっていると思います。その中には、あるいは線引きが難しいような部分もあるとは思いますが、市役所、町役場のほうで迅速に対応しているという事例もあります。ただ、衛生組合にいただいた電話については、組合の中で処理できると。先ほどの方法などにより連絡がつくということでございますので、このような形で進めていくのがいいのかなというふうには考えております。
 それと、災害時の計画、マニュアルということの中で、防災計画の市、町それぞれが策定しているということで、これは常に見直しを繰り返しながら現実的なものということで防災計画というのを仕上げていっていると思います。防災計画本体をつくる段階においては、衛生組合のほうに当然ながら組合の役割ということでお互いにキャッチボールをしながら防災計画をつくっていったという経緯がございます。ただ、テーブルを囲んで今後詰めて協議しているかというと、そこまではいっていないのかなというふうに思います。ただ、防災計画を少し落とし込んだ、それぞれの班、本部があって、何々班というのがある中で、例えば衛生組合の部分については、市でいえば防災対策本部の環境班というところが中心になってくると思いますので、当然今後、より落とし込んだものをつくっていく段階においては、市の環境課あるいは町の町民生活課のほうと十分に協議をさせていただいて、一緒につくっていく必要があるかなということを考えております。マニュアルにつきましては、衛生組合で与えられた領域、守備範囲の中で焼却炉あるいはごみ収集、緊急時にどうするかという、衛生組合で与えられた範囲の中でできることというのはすぐにできると思いますので、それについては速やかにつくるということで考えていきたいかなというふうに考えております。
議長(小河原 正君) 再々質問をお受けいたします。
  猪股議員。
                 〔9番 猪股和雄君登壇〕
9番(猪股和雄君) 確認だけですけれども、まず1つ目の緊急時の連絡方法なのだけれども、これも速やかにそういう形に持っていくということだから、早くできると思うのだけれども、4月を待たずにできるのだろうと思うのですけれども、そういうことでよろしいのか。
 それから、どこまで周知するかなのですよね。それについては今のところ考えはありますか。つまり、例えばホームページ、緊急時にはここへということで広報、ホームページに載せる、あるいは議員だけに知らせる、議長だけに知らせる、何かそんな考えがあるかなと。私はできるだけ市民にも、本当の緊急時ということで知らせるべきだとは思いますけれども、いかがでしょうか。
 それから、2つ目の防災対策なのですけれども、マニュアルについては速やかにつくるということですので、これも新年度に入ってからそういう作業を進めていくということで理解してよろしいですよね。お願いします。
議長(小河原 正君) 猪股議員の再々質問に対して答弁を求めます。
  栗原総務課長。
                 〔総務課長 栗原 聡君登壇〕
総務課長(栗原 聡君) それでは、お答えいたします。
 緊急時の連絡につきましては、今3月14日ですので、4月1日ということともうすぐなので、4月というのは一つの節目になっていないのですが、タイミングのほうはお任せいただければと思います。
 どこまで周知ということですが、今電話すると留守番電話で、もう終わりましたという関係のメッセージが入っておりますけれども、それに緊急の場合、対応が必要な場合は数字の1を押してくださいと、例えばですけれども、という形をとりたいと思いますので、それで委託業者のほうに連絡が行くという方式を考えています。
 それと、防災の関係ですけれども、新年度に入ってからになると思うのですが、先ほど言いましたように組合の守備範囲の中でできることというのはすぐやる必要もあると思いますので、少し施設課、業務課、総務課ももちろんですけれども、組合の全体制で緊急時にどういうことができるかというマニュアルは、当然市、町と協議してですが、つくっていきたいというふうに考えております。
議長(小河原 正君) 以上で猪股議員の質問を打ち切ります。
 次に、渡辺議員、お願いいたします。
                 〔3番 渡辺昌代君登壇〕
3番(渡辺昌代君) 3番、渡辺です。一般質問をさせていただきます。
 2から質問をさせていただきます。廃自転車の売却についてお伺いをいたします。現在の久喜宮代組合で取り扱う廃自転車の改善をすべきではということで1点質問させていただきます。前議会の決算委員会のときに廃自転車の取り扱いが各センターで違い、表示が違っていたということなのですけれども、さらにシルバー人材センターでのやりとりは行っていないこともわかりました。リサイクルの基本として、利用を進める、再利用を進める観点から、廃自転車の活用をすべきと考えますが、いかがかお願いします。
 次です。久喜市では、一般廃棄物(ごみ)処理基本計画が出されましたが、これについてお伺いをいたします。
 (1)です。基本計画では、減量化・資源化目標が示されました。最終処分量目標は、平成44年までには1,086トン以下、34%以上削減とされました。平成26年度をもとにしております削減の目標でありました。ですので、実際には今も継続して進んでいる計画となりますけれども、平成28年度にはそれに見合うだけの削減はされているのか。今後、組合解散まではどのような目標を持ち、進めていくつもりなのかをお伺いいたします。
 (2)です。最終処理場の現状と課題についてお伺いをいたします。アです。最終処理場の現在の利用状況についてお伺いをいたします。
 イです。現在の最終処理場が利用できる期間について伺います。
 ウです。法に基づいた自区内での最終処理計画を検討したのか、お伺いいたします。
 以上です。
議長(小河原 正君) 渡辺議員の質問に対する答弁を求めます。
  内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) それでは、渡辺議員のご質問に対し、ご答弁を申し上げます。
 現在の廃自転車の取り扱いにつきましては、久喜宮代清掃センター及び菖蒲清掃センターでは廃自転車として売却し、八甫清掃センターでは金属類として売却をしております。ご質問のとおり、各センターで取り扱いが違いますことから、平成29年度において廃自転車としての売却に統一すべく、検討しているところでございます。
 また、廃自転車のリサイクルについてでございますが、組合では粗大ごみとして受け入れいたしました廃自転車は、再利用業者へ売却し、組合の財産収入となってございます。売却いたしました廃自転車は、民間の処理処分施設へ持ち込まれ、7割程度が鉄くず等の金属として再資源化され、残り3割程度が海外へ輸出され、再利用されているものと伺ってございます。このようなことから、廃自転車につきましては、現在も再資源化や再利用されていますことから、組合においての廃自転車の活用は考えておらないところでございます。
 次に、大項目2のご質問に対し、ご答弁を申し上げます。初めに、(1)でございます。平成28年度の最終処分でございますが、菖蒲清掃センターの焼却灰の処分については、平成26年度までは全量埋め立て処分を行っておりましたが、平成27年度から一部路盤材原料化したことにより、大幅な最終処分量の削減が見込まれるものとなってございます。今後におきましても、最終処分量の削減に努め、これを継続してまいりたいと考えております。
 次に、(2)のアでございます。組合がお願いしています最終処分場の現在の利用状況につきましては、現在2カ所ございまして、埼玉県が運営する埼玉県環境整備センターと株式会社ウィズウェイストジャパンが運営する新草津ウェイストパークでございます。
 次に、イでございます。現在の最終処分場が利用できる期間につきましては、埼玉県環境整備センターが平成43年3月31日まで、新草津ウェイストパークが平成32年3月31日までとなっております。
 次に、ウでございます。自区内処理が原則であることから、最終処分計画につきましては、平成4年度に用地選定業務により複数の候補地の中から、久喜宮代清掃センターの北側について検討し、翌年の平成5年度に配置計画の検討及び施設完成時を想定した鳥瞰図を作成した経緯がございます。
議長(小河原 正君) 再質問をお受けいたします。
 渡辺議員。
                 〔3番 渡辺昌代君登壇〕
3番(渡辺昌代君) 処理の仕方は、29年度から統一していくということで、それは了解いたしましたが、自転車の再利用をしないということなのですけれども、もったいない自転車があると思うのですけれども、そういうものについては再利用していく検討をしていただきたいと思うのですけれども、それは検討しない、できない、そのような課題があるのでしょうか、お伺いをいたします。
 それから、次の基本計画の中で継続していくと、そのとおりだと思うのです。目標としては、高い水準を持っていただきたいというところがあると思うのですけれども、この久喜市で出されました一般廃棄物処理基本計画の中では、34年度に進捗の管理と見直しと書いてあります。34年のところに見直しをしますが、組合のほうがなくなるまでの間の組合としての目標というのは持つべきだと思うのですけれども、そういう数的な目標というのは、ここに限らないのですけれども、持っていかないのでしょうか。そこまで、要するに、この計画でいくと44年になってしまいますので、そうではなくて組合としての責任をとるところまでの目標というのをつくるべき、計画的につくっていくべきだと思うのですけれども、そのお考えはないのかどうか、お伺いします。
 それから、最終処理場なのですが、自区内での検討したのが平成4年ということなのですが、それ以降は一回もやっていないということなのでしょうか。この基本計画のほうにも最終処理場の自区内での検討をすると書いてありますけれども、4年に行っただけであれば、余りにもちょっとそれは検討することは続けていかなくてはならなかったのではないなかなと思いますけれども、その辺はいかがなのでしょうか。
 そして、現在の最終処理場、ウィズウェイストのほうが32年3月31日、すぐになりますけれども、その後についてはお考えがあるのでしょうか、お伺いします。
議長(小河原 正君) 渡辺議員の再質問に対する答弁を求めます。
  内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) それでは、再質問にご答弁を申し上げます。
 まず最初に、自転車の再利用の検討でございますけれども、こちらにつきましては、現在確認をしておりますが、リサイクルの施設のある越谷市リサイクルプラザ、上尾市西貝塚環境センター、加須クリーンセンター、蓮田白岡衛生組合、杉戸町環境センターの5団体に確認をいたしましたところ、加須クリーンセンターのみ程度のよいものの自転車を売却しており、ほかの4団体は鉄として売却をしております。自転車としてリサイクルしない理由といたしましては、確認をいたしましたところ、防犯登録の抹消ができないためと伺ってございます。組合といたしましても、他自治体と同様に売却することで今後も進めてまいりたいというふうに考えてございます。
 それと、組合での目標でございます。当然のことながら、組合ではごみ処理施設、一般廃棄物ごみ処理基本計画を策定してございまして、平成28年度までは久喜宮代衛生組合で策定した一般廃棄物のごみ処理基本計画に基づき事業を進めているわけでございます。そういった中で、やはりいかに埋立量を減らすかということで今までも取り組んできているわけでございます。今後につきましても、衛生組合としては、市のほうで基本計画が策定されてございますが、今後におきましてもできる限りの埋立量を減らしまして、再資源化に努めていきたいという考えは変わってございません。
 それと、最終処分場の計画を平成5年に1回計画したと。その後ということでございます。その後については、最終処分場について計画はしてございません。民間の最終処分場を活用するということで今まで来ております。それはなぜかといいますと、最終処分場の計画を住民の方々にご説明をしたところ、反対がございました。そういったこともございましたが、衛生組合といたしましては、非常に古くなった焼却炉、老朽化した焼却炉を最終処分場より先に建設をしないとごみの処理に苦慮してしまうということで、最終処分場については民間活用ができるということから、組合といたしましては焼却炉建設を優先したということでございます。
議長(小河原 正君) 再々質問をお受けします。
 渡辺議員。
                 〔3番 渡辺昌代君登壇〕
3番(渡辺昌代君) 先ほど廃自転車については、5つの施設にお伺いしたところ、加須市しかやっていないということでありました。ただ、加須市ではできているということなのです。防犯登録の関係があるのかもしれないけれども、なるべくスクラップ状にしないで、使えるものは使っていきたいという、そういう考えから私は質問させていただきましたので、利用できるものをわざわざ壊してもう一回やる、それも再利用ということになるのですけれども、そのままの形を少し直すだけで使えるようになれば、やはりそれは再利用ということをするべきではないかなというふうに思います。要望とさせていただきますけれども、やっぱりこれも検討していただきたいと思います。安価な値段で買えるものがあれば、それを手続上、どうにか工夫をすれば再利用できるのであればしていくべきではないかなと思いますので、それは考えていただきたいなと思います。要望とさせていただきます。
 2つ目なのですけれども、宮代で作成したものを行っていくということなのですが、今議案のほうに議案第13号で、ごみ処理基本計画は廃止されますよね。計画は廃止されてしまえば、これで可決するかどうかであれなのですけれども、されてしまえば今までやってきたものはなくなるということになりますので、新たなものを持たなくてはならないのですか。そうしたとすると、やはり新しい久喜市のごみ処理基本計画がそこに匹敵するわけでありますから、この新しいごみ処理基本計画の中で、この中を見る限りだと宮代衛生組合のことの目標は何も書いていないので、宮代としては独自としてなくなるまでの間にここまではやるのだという目標をつくるべきなのではないのかなと私は思って出させていただきました。その辺もう一度ご検討お願いいたします。
 それから、自区内での最終処理の計画は先にやらなければならないというのはわかりました。理由はわかりましたけれども、基本計画の中にしっかりと打ち出しているのです。これからこの久喜市の基本計画を、それを目標にやっていくのであれば、打ち出された最終処分先の確保、それから減量に対する費用とか、それから最終処分の検討のところが書いてあります。何カ所かに分けて書いてあるのです。そこの検討をするということが言葉にありますので、やはりこれは検討すべきだと思いますけれども、先に処理場というのはわかりますけれども、これは処理場と一緒に検討もしていかなければならないのではないかなと思いますけれども、いかがですか。
議長(小河原 正君) 渡辺議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  内田課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) それでは、再々質問にご答弁を申し上げます。
 先ほど1つ答弁漏れがございました。株式会社ウィズウェイストジャパンの運営する最終処分場は32年度末で終わるということでございました。これにつきまして確認をいたしましたところ、群馬県の嬬恋村に平成32年4月1日から供用開始ということで計画をしているということでございます。
 次に、2つ目でございます。組合の目標は平成28年度をもって終了されるわけでございますが、廃止されますが、久喜宮代衛生組合といたしましては、市、町の一般廃棄物ごみ処理基本計画に基づきまして、また運営に努めてまいりたいというふうに考えてございます。
 それと、3番の最終処分場の建設について検討すべきではないかということでございますが、現在久喜宮代衛生組合では、基本計画が28年度をもって終了するわけでございます。今後につきましては、主体となるのは市、町となるわけでございますので、市、町のほうで今後検討されていくのではないかなというふうに考えてございます。
 以上です。
議長(小河原 正君) 以上で渡辺議員の質問を打ち切ります。
  ここで休憩いたします。

    休憩 午後 零時03分

    再開 午後 1時05分

議長(小河原 正君) では、午後の部、再開いたします。
  次に、新井議員、お願いいたします。
                 〔2番 新井 兼君登壇〕
2番(新井 兼君) 2番、新井兼です。通告に従いまして一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
  一般廃棄物(ごみ)処理基本計画にうたう、家庭系ごみ(生ごみ)の減量化を推進する取り組みに関し、以下の点についてお伺いいたします。
 (1)です。生ごみ水切り器具等を無償配布し、アンケート調査を行う「水切りモニター制度」を定期的に実施することを提案したいと思いますが、衛生組合の見解をお伺いします。
 (2)です。生ごみの水切り、食品ロス、生ごみの自家処理、生ごみ処理機の活用等によるメリットを家庭にも実感してもらえるPR方法が必要と考えますが、衛生組合の見解をお伺いいたします。
 以上です。
議長(小河原 正君) 新井議員の質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 新井議員のご質問についてご答弁申し上げます。
  初めに、(1)でございます。当組合における燃やせるごみのうち、水分はおよそ50%から60%となっており、生ごみの水切りによってごみの重量を減らすことができ、収集車両の燃費とごみ焼却の効率が上がることにより、処理経費の低減、また地球温暖化の原因でもあるCO2の削減につながるものと認識しております。そのため、生ごみ水切り器具の利用についてさまざまな事例を挙げ、その効果について住民の皆様にお知らせをしてまいりたいと考えております。そのようなことから、生ごみ水切り器具を無償配布し、アンケート調査を行うことは考えておりませんので、ご理解いただきたくお願い申し上げます。
  次に、(2)でございます。現在当組合における広報媒体は、衛生組合だより、資源物収集カレンダー、そして組合ホームページがございます。これらの広報媒体を通じて、住民の皆様に家庭系ごみの減量化の呼びかけをお願いしている状況でございます。特に食品ロスにつきましては、衛生組合だより2月号において、表紙を含めた3ページの特集を組んだところでございます。また、生ごみの自家処理への取り組みといたしまして、本年1月に生ごみたい肥基礎講座を新たに開催し、段ボールや土のうを用いた生ごみ堆肥のつくり方を実演も踏まえて受講者にご紹介いたしました。
  そして、生ごみ処理機についての取り組みといたしましては、昨年度から購入費補助制度のPRチラシを作成して、管内及び近隣店舗に配架をお願いしているところでございます。また、今年度は、市民まつりや町民まつりにおいて、展示スペースを設けてPRを行っております。加えて、来年度事業といたしまして、電気式生ごみ処理機の貸し出し制度を創設する予定でございます。住民の皆様を対象に処理機の無償貸し出しを実施することで、処理機の購入につながっていけばと考えております。
  今後につきましては、生ごみの減量化にご協力いただくことによるメリットをこれまで以上に意識しながら、当組合における取り組みについての広報に努めてまいりたいと考えております。
議長(小河原 正君) 再質問をお受けいたします。
  新井議員。
                 〔2番 新井 兼君登壇〕
2番(新井 兼君) 答弁ありがとうございました。お話を伺ったところによりますと、余り水切りの部分に関しては、お知らせは当然していきますという、さまざまな多分やり方があると思いますので、ご家庭で取り組める水切りのやり方というのをお知らせしていくというのはわかりました。今回水切り器具を無償で提供してというところをちょっと提案させていただいたのですけれども、そちらは今考えていなくてということなのですけれども、実際今組合としては水切りの家庭での取り組みってどこまで把握していますか。何か一方的なお願いします、お願いしますということはやっているとは思うのですけれども、お知らせというのは今後も取り組んでいくと思うのですけれども、現状どこまで把握をまずされていますでしょうか。
 あと、2点目として、この水切り器具を使ったモニター制度というのは、結構最近自治体さんはふえているのですよね。県内見ても、今年入ってから公表、結果の公表が始まったのは坂戸市さんとか、あるいは取り組みされているのは狭山市さん、あと三芳町さんとか、かなり今ふえています。やっぱり先ほど効果をお話しされていましたけれども、容量を小さくすれば当然運搬するときの燃料費のほうにはね返ったりとか、燃やすときのところにも影響してきますから、メリットは当然ありますということで皆さん取り組んでいると思うのです。ちょっとそういうところを踏まえて、他市の状況も含めてどう考えているかというのをお聞きしたいと思います。
 それに関連して、(2)番の話もさせていただきました。今現状でも組合としてもいろいろ媒体を使ってやっていますというのも当然わかっていますし、今後新たな取り組みとしては、電気式のごみ容器の処理機ですか、そういったほうも普及も図っていきたいという話もいただいています。やっぱりさまざまな状況を、いろんな媒体を使ってお知らせするということが必要だと思いますし、そういう意味でモニター制度で集めてきた感想とか、そういうものも本当はこういうアピールの場に使ったほうが私はいいと思って(2)番の質問もちょっと考えさせていただきました。その辺もどう考えているか。ただ単純にこれまでの取り組み、新しい取り組みというのも当然必要ですし、この水切り器具を使った取り組みももうちょっとフィードバックするという観点からどうかなということでPRのほうを教えていただけたらと思います。
議長(小河原 正君) 新井議員の再質問に対する答弁を求めます。
  藤井課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 新井議員の再質問につきましてご答弁申し上げます。
  まず、1点目の家庭内での水切りの状況を、現状を把握しているかというご質問ですけれども、これは非常に難しい部分でございまして、正直に申し上げまして、水切りについての把握はされておらないのが現状でございます。今後先進事例等を調査しまして、調査研究をしまして、この辺の現状についてはなるべく把握といいますか、把握できるように進めたいと思ってございますので、ご了承いただきたいと思います。
  それから、他の市町村でモニター制度をやっているけれども、その状況についてはどう考えているかというふうなご質問だと思いますが、これにつきましては、モニター制度の募集の目的そのものというのですか、まずは水切りの器具を使って水を切ってもらって、それをモニターさんに測定を記録をしてもらって、その測定に基づいてどの程度効果があったか。それを、それとあわせて効果について水切りを広く市民の方に啓発していこうということで、その結果についてを、こういった効果がありますからぜひ使ってくださいということでの目的だと思うのです。ただ、これにつきましては、ある程度の市町村でもう既にやられていまして、水切りの結果というものはある程度把握されておりまして、私どもも実際にはやっていませんけれども、それらを参考にしてこれらは必ず効果があるものということで認識をしておりますので、いかにこれを広めてやっていただくかというのが私どもの組合としての目標として考えているところでございます。
  それから、モニター制度そのものの取り扱いといいますか、どのように考えているかということでございますけれども、今ほどの答弁とダブってしまいますが、やはりあえてモニターでやっていただかなくても、データ的にはもう確認できるような状況でございますので、お知らせさせていただくか、やっていただくかを判断したいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
議長(小河原 正君) 再々質問をお受けいたします。
  新井議員。
                 〔2番 新井 兼君登壇〕
2番(新井 兼君) ありがとうございます。1つ目として、ご家庭の状況は今把握できていない。難しいというお話もいただきました。把握できていないからこそ、このモニター制度のアンケートというのを活用したらどうですかという1つ視点なのです。アンケートって抽出方法が、全世帯ではないですから、そこから家庭での状況を種類一つの指標として活用したほうが私はいいと思います。その辺についてちょっとご見解を教えていただけたらと思います。
 もう一点、水切り器具の使用に関しては、その効果を把握していると。だからこそPRだけを今後していけばいいのだというお話だったと思います。当然それは必要なことだと思うのです。でも、ご家庭の人でまだ水切り器具を使ったことがない人というのもいると思うのです。全世帯がもう使っているのだったら何となくPRをもっとやっていけばいいというのはわかるのですけれども、食わず嫌いというのですか、そういう方も当然いるので、そういう方向けにモニターという形で体験していただくというのも私は必要だと思うのですけれども、そこの見解を教えていただきたいと思います。
議長(小河原 正君) 新井議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 新井議員の再々質問にご答弁申し上げます。
 やはりモニター制度についての関係でございますけれども、今後モニター制度を立ち上げていったほうが効果的ではないかというようなご質問かと思いますけれども、こちらにつきましても各市町で実際にやっているところも結構ございますので、そちらの先進事例を取り上げまして、そこでどのような結果とか効果について確認をして、それに基づいて検討といいますか、その結果を踏まえて今後の方向性を探っていきたいと思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。
議長(小河原 正君) 以上で新井議員の質問を打ち切ります。
  次に、成田議員、お願いいたします。
                 〔7番 成田ルミ子君登壇〕
7番(成田ルミ子君) 7番、成田ルミ子です。質問させていただきます。
  大項目の1番、ふれあい収集制度について。(1)です。ご高齢の方や障害をお持ちの方で集積所にごみを出すことが難しい方を対象に戸別収集を実施していらっしゃいますふれあい収集制度ですが、平成24年度からの申請件数を地区別にお願いいたします。参考で、開始時の平成14年度の申請数もお願いいたします。
  (2)です。効果や問題点など、どのように捉えているでしょうか。
  (3)です。事業系ごみを出している小売店もご高齢の方が営んでいる場合が多くあります。事業系ごみではありますが、少量の場合はふれあい収集制度のような特別な措置を考えていくべきと思いますが、いかがでしょうか。
  大項目の2番です。エコバッグの販売をしたらいかがでしょうか。久喜市民まつりでマイバッグ意識調査の謝礼でいただいたバッグがシンプルで軽くてとても使い勝手がいいなと思っています。ノーレジ袋のキャンペーンにご協力いただいている店舗で販売したらいいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。これがこのバッグです。本当にシンプルで軽くて、げんりょうくんのマークが入っていて、とても使いやすくていいなと私は思っています。いかがでしょうか。
議長(小河原 正君) 成田議員の質問に答弁をお願いします。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 成田議員のご質問について順次ご答弁申し上げます。
  初めに、ふれあい収集制度についてでございます。まず、(1)でございます。ふれあい収集制度の申請件数でございますが、平成24年度は組合全体で46件ございました。うち久喜地区が26件、菖蒲地区が2件、栗橋地区が5件、鷲宮地区が4件、宮代町が9件でございます。平成25年度は、組合全体で47件、うち久喜地区が19件、菖蒲地区が3件、栗橋地区が5件、鷲宮地区が5件、宮代町が15件でございます。平成26年度は、組合全体で36件、うち久喜地区が11件、菖蒲地区が4件、栗橋地区が8件、鷲宮地区が4件、宮代町が9件でございます。平成27年度は、組合全体で43件、うち久喜地区が12件、菖蒲地区が4件、栗橋地区が4件、鷲宮地区が9件、宮代町が14件でございます。平成28年度は、2月時点の実績でございますが、組合全体で50件、うち久喜地区が19件、菖蒲地区が4件、栗橋地区が5件、鷲宮地区が7件、宮代町が15件でございます。また、制度開始時の平成14年度の状況でございますが、申請件数は16件、うち旧久喜市が10件、宮代町が6件でございます。
 次に、(2)でございます。ふれあい収集の効果といたしましては、ごみを集積所まで出すことが困難な状況にある方々へのサポートとともに、長期にわたるごみ排出がない場合は、市町担当課に情報提供するなど、対象者の安否が確認できる側面もございます。
 また、ふれあい収集の問題点といたしましては、実施件数の増加による影響が考えられます。現在のところ、通常のごみ収集とあわせて実施しておりますが、実施件数の増加により、通常のごみ収集作業に支障が生じることが考慮される場合は、何らかの対策を講じることが必要になろうと考えております。
 次に、(3)でございます。廃棄物の処理及び清掃に関する法律第3条に、事業者の責務といたしまして、「事業者は、その事業活動に伴って生じた廃棄物を自らの責任において適正に処理しなければならない」とございます。これにより、事業系のごみの処理につきましては、規模の大小や経営者の状況にかかわらず、みずからの責任において処理されるべきと考えております。ご理解をいただけますようよろしくお願いいたします。
 続きまして、エコバッグについてでございます。当組合において、毎年10月に実施しております「ノーレジ袋キャンペーン月間」の一環といたしまして、久喜市民まつりや宮代産業祭、またキャンペーン協力店舗の店頭において、マイバッグの使用状況に関するアンケート調査を昨年度から実施しております。昨年度は757人、今年度は805人の方々に調査協力をいただきましたが、このアンケート協力へのお礼といたしまして、エコバッグを差し上げております。このエコバッグでございますが、キャンペーン協力店を含む多くの店舗において同様のバッグが広く販売されている状況でございますことから、現在のところ、当組合のエコバッグの販売は考えてございません。
 今後につきましても、マイバッグ作成講習会の開催や、「ごみを減らしてきれいな街づくり表彰」におけるマイバッグコンテストなどの取り組みもあわせて、エコバッグの普及を行ってまいりたいと考えております。
議長(小河原 正君) 再質問をお受けいたします。
  成田議員。
                 〔7番 成田ルミ子君登壇〕
7番(成田ルミ子君) それでは、1番のほうで再質問させていただきます。
 戸別収集なのですが、本当に平成14年からの取り組みということで、今の高齢化社会の問題に沿ったような内容を随分早くから先駆けて手がけているということは、本当にすばらしいのではないかと思います。それで、申請件数で、今50件ということなのですけれども、今後、今まではそんなに大きな状況はさほどないのですけれども、今後やはりこういったことで、市の担当と連携することによって、安否確認等の効果もあるというふうなお話もいただきました。今後こういったことを本格的にやっていくつもりになると、きっともっと数は伸びてくるのではないかと思います。それだけやはりこういった制度を利用したい。知っていれば本当に利用したいという方が今ふえているのが実情だと思いますので、その辺は本当にそういった時間的なものとか、こういったふれあい収集が多くなってしまうと支障があるというのも理解できるのですが、ぜひ時代に合った取り組みだと思いますので、今後もこういった取り組みは続けていってもらいたいなと思います。
 それで、(3)のほうなのですけれども、やはりこういった取り組みで、経営者の状況にかかわらず、事業系ごみなのだというようなお話もいただきましたし、前回に質問したときにも、やはり管内全域の事業系ごみの取り扱いの公正を保つ意味でも、もう配慮はできないようなお話もいただきましたが、やはりこれだけ高齢化社会になってきて、本当に大きな事業をなさっている経営の方と小規模の方と、本当に分けた配慮も必要なのではないかなと思っています。ほかの市と、全県考えてもそういうことをやっているところはないとは思うのですが、こういったことも含めて取り組みとして考えることは必要なのではないかなと思うのですが、その辺もお願いいたします。
 あとは、2番のほうなのですけれども、エコバッグの販売のほうなのですが、販売は考えていないということなのですけれども、今店舗でいろいろなのは確かに売っているのですが、こういった本当にシンプルなのが一番使いやすくて、私は市民まつりでいただいてから本当にまめに使っているのです。これ単価、例えば幾らぐらいでできるかわかりますか。もしわかれば、それもお願いします。
 新炉ができるまでの間とちょっと期間は決まってしまっているのですけれども、もしできるならこういったものを、いろんな色をつくって売れば、私本当に売れるのではないかなと思っているのです。それで、やっぱり減量への取り組みにもなりますし、ノーレジ袋のキャンペーンに協力していただいているお店に置けるということもできると思いますので、その辺をもう一度お願いいたします。
 あとは、ごめんなさい、大項目1番に戻りますけれども、ふれあい収集制度は、登録の仕方は市のほうの福祉課と連携し、市や町の福祉課と連携しているということでよろしいですか。それもお願いいたします。
議長(小河原 正君) 成田議員の再質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 成田議員の再質問にご答弁申し上げます。
  まず、項目1のふれあい収集の関係につきまして、これは当然今後も継続してまいります。それと、申請の関係でございますが、まず本人に申請をしていただきまして、その申請を各市町の福祉担当課のほうに確認をとりまして、内容の確認をとりまして、それから実際に担当の職員が訪問いたしまして、本人や、その内容に間違いがないかを確認いたしまして、認定をさせていただいております。
 それから、2番目ですけれども、事業系ごみの関係でございます。今後取り組みはしていかないのかということでございますけれども、やはりこちらにつきましては、事業系、家庭系につきましては、やはりある程度事情があっても、一線を画していかないと、最終的には収拾がつかなくなってしまうような部分もございますので、今後も取り組みについては家庭系は家庭系、事業系は事業系で一線を画していきたいと思いますけれども、中には高齢者の方がごみが出せない、直接搬入できませんし、量も少ないし、非常に非効率だということでございます。これにつきまして、例えばのお話でございますけれども、こういう方たちで何人かまとまっていただいて、協力していただいて1カ所の許可業者に依頼するというような形はいかがかなと思いますけれども。
 それから、エコバッグの販売の関係でございますが、こちらにつきましては、やはり私どもで配布しているのは、アンケートに協力していただいた方に無償で配布をしておりますので、その辺もあって好評だと思うのですけれども、こちらにつきましてはやはり専門業者さんにお任せして、販売のほうは控えたいと思います。
 それから、作成の期間は何カ月ぐらいでできるのかというご質問でございますけれども、ちょっとその辺は……
               〔「値段」と言う人あり〕
業務課長(藤井 智君) 値段ですか、失礼しました。値段につきましては、税込みで300円近かったと思います。300円はかからなかったのかなという、税込みで300円弱だと思います。
議長(小河原 正君) 再々質問をお受けいたします。
 成田議員。
                 〔7番 成田ルミ子君登壇〕
7番(成田ルミ子君) ありがとうございます。(3)の事業系ごみのことでちょっともう一度お願いいたします。
 何人かまとまってというお話を伺いまして、それも検討の余地はあるのかなと思いました。あとは、実情としまして、やっぱり事業系ごみを1軒のお店で頼むと、大体手数料と業者に払うお金で大体1万円ぐらいということなのです。例えば、こういうお店がこちらのほうに持ち込むと、1回200円で済むという話も伺ったことあります。そうすると、週に1回来れば800円ぐらい、それが頼むと1万円、かなり差があるのです。やっぱり高齢になってくるので、そうやって持ち込みもなかなかままならない。事業系の業者を頼むほどの売り上げでもないとか、やっぱりそういったことを考えたときに、これからの高齢化社会ですから、そういった本当に小売店への配慮とかも考えていってほしいなというのはちょっと今回私の希望ですので、その辺は要望としてさせていただきたいと思います。
 あと、エコバッグ300円ぐらいだというのを聞きました。もし在庫があるのだったら、販売300円ぐらいでしたらどうかと思いますが、その辺は、そのキャンペーンのときに、いかがですか。これ本当に私、いろんなバッグ持っていますけれども、本当に軽くていいのですよね。よくできていると思います。そうすると、やっぱりキャンペーンの周知にも広がると思うのです。その辺をもう一度お願いします。在庫はありますか。
議長(小河原 正君) 成田議員の再々質問に対して答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 成田議員の再々質問にご答弁申し上げます。
  エコバッグの在庫はかなりございます。これは販売となると、やはり有償で販売ということになりますと、もともと売ることは前提で考えておりませんから、何らかの手続等が必要になってくるのかなと。そういった諸手続等も考えられますので、その辺はまずはアンケートに協力をいただいて、無償配布をしていくというふうなことで考えております。
議長(小河原 正君) 以上で成田議員の質問を打ち切ります。
  次に、丸山議員、お願いします。
                 〔6番 丸山妙子君登壇〕
6番(丸山妙子君) 議席番号6番、丸山妙子でございます。大項目2の資源ごみの回収日の日程などの変更から1年が経過しました。収集状況についてお伺いします。資源ごみの回収日の日程などの変更から1年が過ぎました。状況について伺います。取り残しの状況はいかがでしょうか。
議長(小河原 正君) 丸山議員の質問に対し答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 丸山議員のご質問についてご答弁申し上げます。
  紙類・布類の回収回数につきまして、昨年4月から久喜宮代清掃センターにおいて、これまでの毎週から、ほかの清掃センターと同様に月2回へと変更をいたしました。約11カ月を経過した現在におきましても、今回の排出方法の変更につきましては、週に数件の問い合わせをいただいております。しかしながら、正確な統計はございませんが、年度当初と比べ、問い合わせの数は大幅に減少している状況でございます。つきましては、集積所への取り残しの状況といたしましても、状況は改善をされているものと考えております。今後につきましても、広報紙や収集カレンダーを通じて、回収品目や出し方について、引き続き周知をしてまいりたいと考えております。
議長(小河原 正君) 再質問をお受けします。
  丸山議員。
                 〔6番 丸山妙子君登壇〕
6番(丸山妙子君) ありがとうございました。初めのころ、たくさん残っていたりもしましたし、担当の区長さんとか委員さんたちが困ってしまったという話を聞いていたのですが、最近は確かに減ったなと思います。それで、ただ間違えて出してしまうという人も結構まだ、週を間違えて出してしまうという方もいらっしゃる。あと、また4月で転入、転出、結構久喜市も宮代町もあると思うのです。それでまた収集カレンダーがあって、あれを見ているうちは本当によく見ているので間違えはないとは思うのですが、この時期、どうしていくのかというのと、あと以前、結構置いていかれてしまって、すぐ衛生組合のほうに話があれば回収とか来ていただいているけれども、そうではないといつまでも残っているということが担当者もかわったりするので起こり得ると思いますが、そういう対応はどうされるのかということと、あとやっぱり高齢者になってきますと、やっぱり日にちの感覚とかもちょっとわからなくなってきたりとか、そういう問題もこれから多々出てくると思うのです。それで、思い込みとかもやっぱりあると思いますけれども、そういう対策とか、私はカレンダー、わかりやすいとは思うのですが、そういうものの見やすさとか、何か今後そういうこと、高齢者がふえてくるということに関して何か考えてくださっていることはございますでしょうか。
議長(小河原 正君) 丸山議員の再質問に対し答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 丸山議員の再質問にお答えいたします。
  新年度に向けて転入者が多いということで、それらの内容につきましてのご質問でございますが、やはりこれはあくまでもカレンダーが基本になってございますので、カレンダーどおり出していただくように周知をしていきたいと思います。加えて、分別アプリの配信を去年の9月から開始していますので、これらもあわせて周知をしていけたらなと考えております。
  それから、2点目の高齢者への対策につきましてでございますけれども、これは基本計画にもうたってありますけれども、これも課題といいますか、検討課題でもありますけれども、まずは繰り返しになってしまいますけれども、カレンダーにのっとって、それぞれ確認していただいて、必ずカレンダーを見て確認していただいて出していただくしかありませんけれども、これにつきましても今後どのような方策を考えたらいいのか検討していきたいと思います。
  以上でございます。
議長(小河原 正君) 再々質問をお受けします。
  丸山議員。
                 〔6番 丸山妙子君登壇〕
6番(丸山妙子君) ありがとうございました。2番目の高齢者に関しては、本当にカレンダーを見てもらうしかないとは思うのですが、確実に間違えて出していくというのと、ちょっと八甫のほうにも関係してきますけれども、間違って入れてしまうということも多々あると思うのです。そういうことも考えていくと、以前は、今は余りないのですけれども、燃えるごみの収集に関して、火災とかも結構前はあったような気がするのですけれども、今はそれが結構分別されてはいるのですが、これからそれはやっぱり、ちょっとどうしてもわからなくなってしまったりとか、入れてしまうという事故も起こり得るということで、ちょっと考えていただきたいと思います。
 それで、これと一緒なのですけれども、分別のときに、結構置かれているのが段ボールですね。波のものって、この前も2月の衛生組合だよりにも書いてあったと思うのですけれども、やっぱり波の段ボールのほうが1枚でも入ると置いていかれるのです。そこの違いもこの前も書いていただいたのですけれども、結構聞きますと、結構認識が皆さんまだわからなくて置いていかれてしまったというのがあるのですけれども、あそこの結構置いていく量というのはたくさんあるのかなと思うのですが、そこは残っているものと、問い合わせしてそういうものが、段ボールの問い合わせが多いのかということと、それに対してちょっと2月の衛生組合のほうにも出していただいたのですが、今後どうしていくのかなと。結構チラシと書類は少なくなっているのかということも含めてお伺いいたします。
議長(小河原 正君) 丸山議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 丸山議員の再々質問にご答弁申し上げます。
  先ほど回答しましたように、高齢者の方のごみ出しの関係でございますけれども、カレンダーを見ていただくのと、それと各集積所に資源物の収集日の入っている看板がございます。それもあわせて出すときに確認していただければよろしいかなと思います。
 それから、段ボールの関係でございます。原因といたしましては、最近段ボールでもかなり薄手の段ボールがございまして、ちょっとぱっと見では紙と勘違いするようなものが出回っております。それの取り残しがほとんどだと思うのですが、こちらにつきましては私どもも収集業者ないしは紙問屋等に問い合わせをして、可能かどうかはわからないのですけれども、もし一緒にしても問屋で何も問題ないような扱いをしていただけるようであれば、そのまま収集はしていこうかなと、そのように考えていますけれども、その辺は確認して、可能であればそうしたいなと思っております。
議長(小河原 正君) 以上で丸山議員の質問を打ち切ります。
 次に、斉藤議員なのですけれども……
               〔「終わりましたよ」と言う人あり〕
議長(小河原 正君) いいですか。では、斉藤議員の質問は打ち切ります。
 次に、貴志議員、お願いいたします。
                 〔1番 貴志信智君登壇〕
1番(貴志信智君) 1番、貴志信智、通告に従いまして質問いたします。
  資源ごみの収集方法変更の実施に向けた実証試験の実施についてでございます。久喜宮代衛生組合は、廃棄物減量等推進審議会を開催し、資源ごみの集団回収への移行を視野に入れた実証試験の実施に向けて取り組みを開始しております。
 1番、実証試験を実施するに当たって、試験の精度を担保するためには、モデル地区の選定方法が非常に重要となります。地域コミュニティーの充実度、地域の高齢化率、また住宅の密集度などは、管内でも千差万別であり、実態を十分に反映し得るモデル地区を選定することが必須と言えます。要するに、モデル地区として成功しそうな自治体を行政主導で選定し(もしくは公募により)、そのケースを管内全域に当てはめることがないようにする必要があります。見解を伺います。
 2番、実証試験の実施に際しては、集団回収に移行する場合のメリット、デメリット、そしてリスクを十分に住民に広報するべきです。見解を伺います。
 3番、平成26年10月に環境省から、「市町村はその区域内における一般廃棄物を最終処分が終了するまで適正な処理を確保しなければならない」との通知が出されております。これは、同年1月28日に最高裁が出した判決に基づいております。集団回収への移行は、国からの通知、最高裁の判決の趣旨になじまないものと考えます。見解を伺います。
 4番、久喜宮代衛生組合は、近い将来解散することが決定的です。一方で、資源ごみの収集方法の変更が実施されたとすれば、今後長きにわたって住民に影響を与えることは間違いありません。なぜ解散が決定的な今、長期にわたって影響を与える事業を検討するのでしょうか。仮に事業がマイナスの成果を生んだ場合、その責任を組合は持つことはできません。実証試験の実施に当たっては、将来的に事業を引き継ぐ久喜市の意向を十分に酌むべきと考えます。見解を伺います。
 以上です。
議長(小河原 正君) 貴志議員の質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 貴志議員ご質問についてご答弁申し上げます。
 初めに、(1)でございます。実証実験におけるモデル地区の選定でございますが、今回の実証は、今後資源の回収方法を集団回収に移行できるかということについての検証データを得るための実験でございます。ここで、今回の実証実験の成功に固執するようなことがある場合、そこで得られた検証データは、集団回収への移行の実施についての正しい判断を鈍らせることにつながります。モデル地区の募集の方法につきましては現在検討中でございますが、検証データをもとに正しい判断ができますよう、慎重に選定を進めてまいりたいと考えております。
 次に、(2)でございます。実証実験に際しての集団回収への移行におけるメリット、デメリットにつきましては、説明会等で区長の皆様や地区の代表の方々にお示しをしていきたいと考えております。その後、協力をいただける地区にお住まいの方々を対象とした説明会を開催し、改めて説明をさせていただく予定でございます。
 次に、(3)でございます。平成26年10月8日付、環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部長名で、「一般廃棄物処理計画を踏まえた廃棄物の処理及び清掃に関する法律の適正な運用の徹底について」との通知が出されております。この通知の趣旨の一つといたしまして、「市町村の一般廃棄物の処理責任は、市町村自らが行う場合はもとより、市町村以外の者に委託して行わせる場合でも、引き続き市町村が有すること」とございます。一方、資源集団回収事業は、実施団体が自主的に行う活動でありますことから、行政がみずから行うものでも、また行政以外の者に委託して行うものでもございません。したがいまして、環境省部長通知にございます委託業務には当てはまらないものと認識しております。
 しかしながら、当組合が資源集団回収事業報償金を支出していること、また一般廃棄物処理計画にも資源集団回収事業が位置づけられていることから、最終的には行政は適正な処分を確保する責任があるものと考えております。
 なお、平成26年1月28日の最高裁判決は、一般廃棄物処理業の許可処分に係るものでございますことから、本件とは関連が少ないものと認識をしております。
 次に、(4)でございます。この実証実験は、平成26年11月に、廃棄物減量等推進審議会への諮問案件として、当組合内部で方向性を固め、委員を選任の上、27年4月に廃棄物減量等推進審議会へ諮問し、28年11月にいただいた答申を踏まえて実施するものです。このたび、久喜市及び宮代町において策定いたしました一般廃棄物処理基本計画は、本年4月から発効される予定でございますことから、本件を審議会に諮問した段階においては、久喜市及び宮代町のごみ処理については、当組合の基本計画に基づき実施されるものでございました。このことから、この審議会の答申は、当組合の基本計画に基づいた検討の結果であり、そこでいただいた答申は、当組合において着手する責務があるものと考えております。
 なお、実証実験開始に向けて現在開催しております内部会議には、市町担当課職員にも参加いただき、計画段階から市、町、組合との3者による共通認識のもと、この事業を進めているところでございます。
議長(小河原 正君) 再質問をお受けします。
 貴志議員。
                 〔1番 貴志信智君登壇〕
1番(貴志信智君) 順番に再質問いたします。
 まず、1番に対するご答弁で、募集の方法という表現がありました。募集ということは、こちらからお願いするという形ではなくて、あくまでも先方からの応募という形で、募集という言葉だとそういうふうな意味合いになるかと思いますけれども、あくまでもモデル地区は募集するという考え方というのは確定なのでしょうか。募集するとなると、ではその単位はどこなのだという話になってくるのですが、例えば行政区でやったときに、我が区は応募しますと。その決定権者というのはどなたを想定をされるでしょうか。区長さんがその権限を持つのでしょうか。応募する決定というのは、先方で、区長さんが例えば決定するのかどうかというところが1点目の質問です。
 2つ目なのですが、説明会というのがありました。メリット、デメリットは説明会を開いて、区長さんを中心に説明をしていくということがありました。その後に、協力をする地区に住んでいる方にも改めて説明をするという表現だったのですが、住んでいる方にも当然メリット、デメリットというのは、区長さんあるいは代表者の方だけではなくて、住んでいる方にもメリット、デメリットをしっかりと広報するという考え方でよろしいのでしょうか。今のが2点目です。
 3点目ですが、説明会というのがありました。これはよく行政から説明会って開かれると思うのですが、どうしてもその地区の方からすると、一部の方が行って、代表の方が行って、一部の興味がある方が行ってというふうな、そういうふうな、行政からの説明会というと、私は正直言ってそういうふうな印象を持っています。その説明会に来られない方への広報というのは、例えばインターネットを通じて説明会で話し合った内容ですとか、そこで使われた資料というのは、当然それ以外の方にも公開はするのでしょうか。それが3点目です。
 続きまして、メリット、デメリットの広報についてなのですが、減量等推進審議会の第5回の資料で、メリット、デメリットについて、比較をした資料というのがつくられているかと思います。その中で、その比較資料を見ると、今手元にもあるのですが、その時点で発生するメリット、デメリットというのは、確かに想定をして書かれておりますが、将来的に発生するところのリスク、例えば少子高齢化によって担い手が不足することですとか、紙の市況価格がどんどん下がっていくリスクとか、将来的な視点というのが余り説明されていないというふうな印象を持っています。ぜひ地域の住民の方とか区長の方に説明するときは、その時点で発生するメリット、デメリットだけではなく、将来的なリスク、想定されるリスクというのを十分に広報するべきだと思います。例えば、資源回収量に関しても、衛生組合から出している基本計画内で既に減少することを想定しています。資源回収量が減少して、少子高齢化が進んで、市況価格が下がると。これこれから実施する団体にとってとんでもない大きなデメリットだと思うのです。リスクといいましょうか。そこの広報をなくして正しい判断はできないと思います。もう一度整理しますと、その時点のメリット、デメリットだけではなくて、将来的なリスクも広報するべきだと思います。いかがでしょうか。
 それから、続きまして、今(3)への答弁で、市町村の一般廃棄物の責任は、市町村が有するものの、この集団回収事業というのは、あくまでもコミュニティーが自主的に行う行動だということで、自主的にという言葉を使われたのですが、現時点で行われている集団回収は確かに自主的にいった事業だと思います。公共回収があって、その上で自主的にやるというのは理解をするところです。ただ、私が質疑をしているのは、今後行政として切りかわる場合です。公共回収がなくなりまして、その中で審議会に諮問をして答申をもらって行政が決定をしてやる、この集団回収というのが、果たして自主的に行っているものなのかどうかということです。もし自主的にという言葉を今後使われるのであれば、それもちゃんと説明すべきだと思います。資源回収は皆さんが自主的にすることだと。自主的にという言葉を使うと行政の責任、完全に離れるものだと思うのですが、今後も自主的にという言葉を使われるのでしょうか。
 その点でもう一点なのですが、自主的に行う事業でありながらと全体に対して、後半では最終的な責任は行政が持つのだったでしょうか、自主的でありながら最終的に責任を持つというふうなご答弁だったのですが、それは具体的にどうやって最終的に責任を持つのでしょうか。
 それから、最後のところです。(4)番のところで、着手の責任、着手について行政が責任があるというふうな表現があったかと思います。着手の責任って、確かにそのとおりだと思うのですが、ただこの議会でもって、その根拠となるごみ処理基本計画も恐らくそこでストップをする可能性があると。その中で、着手の責任を果たされたとして、その後実行の責任といいますか、もっと言うと結果の責任というか、そこでその責任をとるべき組織が存在しないというのは、私は大きな欠陥なのではないかと思います。例えば、東京都でも、今いろんな問題が言われていますけれども、最終的には責任問題は、東京都だからああやって話ができるわけで、これ着手だけして、最終的なところの結果の責任、これから将来の責任を組合がとれないとすると、着手の責任を果たして、その後の責任についてはどう考えているのでしょうか。
 あと、一番最後に、3者による共通認識という表現もありました。この集団回収を実施するに当たって、もう一点忘れてはいけないのが、既に実施をしている団体、例えばPTAですとか、いろんな団体が今集団回収をしています。その団体からすると、貴重な収入源がこれからほぼなくなるだろうということが想定されるかと思います。そういった団体との調整というのはされているのでしょうか。
 以上です。
議長(小河原 正君) 貴志議員の再質問に対し答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 貴志議員の再質問にご答弁申し上げます。
 まず、1点目がモデル地区の選定の仕方ということであります。これはあくまでも募集が前提なのかというご質問かと思います。それと、その選定については、各行政区から選定をするのか、決定権は区長が持つという内容かと思います。基本的に考えていますのは、募集の方法につきましてはこれから検討するわけでございますけれども、各行政区に募集をかけて、区長さんに選定をしていただくような形で考えております。ただ、状況によっては、またこちらからお願いしたりする場合もあろうかと思いますが、原則は募集という形で考えております。
 それから、2点目、住民の方々への説明ということで、住民の方全体に説明するのかということでございますけれども、これも最終的には住民の方全体の説明はすべきものだと思います。ただ、今現段階では、モデル地区の選定以前から、あるいはモデル地区の実施段階から、その辺のメリット、集団回収のメリット、デメリットまでを全員に知らせてしまいますと混乱を招くおそれがあるかと思いますので、これはある程度事業に、モデル事業にある程度着手して、落ちついてから住民の方に全般的に説明をしていきたいなというふうに考えております。
 それから、説明会の関係で、どうしてもこの説明会の出席者については一部の方のみとなってしまうということが懸念されるという部分かと思いますが、こちらにつきましてもできる限り説明会の内容等については、できる範囲で公表、ホームページ等によって公表をしていきたいなと考えております。
 それから、既にホームページに公表しております審議会の資料の中のメリット、デメリットの資料の中で、現時点でのメリットについては、メリットそのものが現時点でのデメリットではないかと。将来を見据えての想定されるリスクもあわせて説明が必要なのではないかというご質問かと思います。今後それはモデル地区事業を進めていく中で、やはり問題等も、今よりも出てくるかと思いますので、その時点でできる限りメリット、デメリットについては突っ込んだ形で詳しく説明をしていきたいなというふうに考えてございます。
 それから、次のご質問です。これは今の集団回収は自主的に行っていただいていると。今後切りかえた場合でも、あくまでも自主的という形で考えていくのかということでございますけれども、当然あくまでも資源集団回収は資源集団回収ですから、これは全面的に移行しても回収には違いないので、ただし当然、先ほども申し上げましたとおり、補助金等を支払っておりますし、基本計画にも位置づけておりますから、組合、行政としても責任は最終的に持つべきものと考えてございます。
 それと、組合で考えております資源集団回収へのあり方について、全面という形で方針を打ち出しましたけれども、それは着手するだけで後の責任はどうなるのかというご質問かと思います。組合の解散が想定されている中での移行の着手ということで、その後の責任の関係だと思いますが、これにつきましてもモデル事業を着手して、予定では30年度内中に着手して、33年まで実施をして、34年度に検証結果を出して引き継ぐという、あくまでもこういう形をとりたいと思います。ですから、途中でそのまま、着手してそのまま預けてしまうのではなくて、検証して、検証の結果を出してきちんと市、町に引き継いでいくという形で考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
 それから、最後のご質問かと思いますけれども、既に実施済みのPTAの団体さんとか、その他の団体で移行するようになりますと、ごみの量が減ってしまうとか、とり合いになってしまうというふうなことを懸念されているかと思いますが、これにつきましては、今後、まだ具体的な方策も決まっていませんので、今後はっきりした段階で何らかの形でご説明といいますか、協議はしていきたいなと考えているところでございます。
議長(小河原 正君) 再々質問をお受けいたします。
 貴志議員。
                 〔1番 貴志信智君登壇〕
1番(貴志信智君) 順番に再々質問いたします。
  メリット、デメリット、1番のところでは、基本的には募集という形で考えていると。募集をかけて区長が、済みません、今選定という言葉を使われたかと思うのですけれども、最終的に区長さんの判断でということでおっしゃったかと思います。状況によってはこちらのほうからお願いするということなのですが、これがちゃんと最終的に募集で決まったモデル地区なのか、それともこっちからお願いしたものなのかというのは、私それこそ広報をするべきではないかと思うのです。やりますと言って、結局手が挙がらなくて、こちらからお願いしたのに、募集によって選ばれましたという公募は、もうそれは違うと思うので、今その方法についてここで確認させていただきましたので、募集なのか、それとも行政が選定したところなのかというのは、これはしっかり報告するべきだと思いますが、いかがでしょうか。
  それから、メリット、デメリットについて、示してしまうと混乱があるので落ちついてからということなのですが、何というのでしょうか、メリット、デメリットを示して混乱するようなことが、これから現に行われるわけで、その広報のタイミングというのは早ければ早いほどいいのではないかと思うのです。知らない間にモデル地区が進んでいて、モデル地区が検証データをとられて、そこから皆さんに説明されても、ほかの皆さんの声というのは多分反映できないのだと思うのです。できるだけ広い議論をするためには、そのメリット、デメリットの広報というのは早ければ早いほど、そして広ければ広いほどいいのではないかと思うのですが、その点いかがでしょうか。
  それから、私の聞き漏らしだったら恐縮なのですが、メリット、デメリットについて、将来想定されるリスクもできる限り詳しく広報していくという趣旨のご答弁をいただいたかと思います。私申し上げているのは、メリット、デメリットもそうなのですけれども、将来的に想定されるリスクも広報するべきだというふうに思うのですが、将来想定されるリスクの広報についてはいかがでしょうか。
  それから、恐らく1点ご答弁がなかったかと思うのですけれども、最終的には行政が責任を持つということだったのですが、その具体的な方法です。自主的にやっている事業だけれども、最終的には行政が責任を持つというふうな1回目の答弁でありました。最終的に行政が責任を持つ方法を具体的にお答えください。
  それから、最後なのですが、PTAの方と今のところ方策も決まっていないので協議をしていてきたいと。今後協議をしたいということだったのですが、これも同様で、まさに関係者なわけですから、モデル地区の皆さんと、何ならそこに早いタイミングで、今後こういうことが始まると。これが決まった暁には、これまでと資源回収のシステムが大きく変わるということは、まさに関係者である、既に実施している団体への説明もこれも早ければ早いほうがいいと思うのですが、この説明のタイミングについてお答えください。
  以上です。
議長(小河原 正君) 貴志議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  藤井課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 貴志議員の再々質問にご答弁申し上げます。
  まず、1点目ですが、募集でなったのか、選定でなったのかというところの報告をきちんとということでございますが、こちらにつきましても、そういった照会といいますか、広報についてはきちんとしていきたいと思っております。
  また、次のメリット、デメリットは早いほうがよいのではないか。知らせるのは早いほうがよいのではないかということでございますけれども、こちらにつきましてはできる限り、まずはモデル地区の実施が始まってから、始まりますと、当然その中からでもメリット、デメリットが出てくるかと思いますので、段階としては、まずはモデル地区の実施をしてからということで考えていきたいなと思っております。
  3点目ですが、将来的に予想されるリスクということでございます。こちらにつきましても、現時点では総体的に資源量が減っていくというふうなことは感じておりますけれども、将来的に果たしてどうなのかということにつきましては、まだ現時点でははっきりつかめていない部分もありますので、それは段階を追って説明はしていきたいなと考えています。
               〔「資源回収が減少すると」と言う人あり〕
業務課長(藤井 智君) それも一遍になくなるわけではありませんので、これからも段階で切って説明していきたいなと考えております。
 それと、行政は最終的に、具体的にどう責任を持つのかというふうなご質問かと思います。これは資源回収につきましては、最終的には資源回収、例えば資源回収以外の方々の排出方法といいますか、団体に入らない方もいらっしゃると思いますので、その方につきましては、拠点に回収ボックスを備える、そういったことの責任は行政に当然ございます。最終的に資源集団回収事業を常に監視をしながら、取り返しのつかない時点にならないうちに、早目早目に行政として対処していくような考え方でございます。
 それから、PTAについての説明を早いタイミングのときにということでございますけれども、こちらにつきましても時期的なものは今申し上げられませんけれども、段階を追って早目に周知といいますか、協議をしてまいりたいと考えております。
議長(小河原 正君) 以上で貴志議員の質問を打ち切ります。
  以上で組合に対する質問を終了いたします。
 
                        ◇                      

    ◎次会の日程報告
議長(小河原 正君) 以上で本日の日程は終了いたしました。
  次会の日程を申し上げます。次会は、3月28日、火曜日、午前9時から本会議を開き、議案に対する質疑、討論、採決を行います。議員の皆様には、定刻どおりご参集くださるようお願いいたします。
  また、園部議会運営委員長からも報告がございましたとおり、議案質疑書の締め切り日は3月21日、火曜日、午前10時までとなっております。具体的にページの指定がされていないような質問、議案に直接関係ない質問は避けていただき、執行部が質問の趣旨、内容を理解しやすいように具体的にわかりやすく記入くださるようお願いいたします。なお、議案質疑通告書につきましては、持参、ファクス送信、メール送信のいずれも可といたしますが、その際は必ず送信後、電話連絡をお願いいたします。

                        ◇                      

    ◎散会の宣告
議長(小河原 正君) 本日はこれにて散会いたします。
    散会 午後 2時14分