〇 招  集  告  示

久宮衛告示第7号

 平成25年久喜宮代衛生組合議会第1回定例会を次により招集する。

  平成25年3月6日

                       久喜宮代衛生組合管理者  田  中  暄  二

                   記

1 期  日  平成25年3月13日

2 場  所  久喜宮代衛生組合大会議室




                  〇 応 招 ・ 不 応 招 議 員
応招議員(14名)
     1番   鈴  木  精  一  君      2番   梅  田  修  一  君
     3番   木  村  奉  憲  君      4番   山  下  秋  夫  君
     5番   戸 ヶ 崎     博  君      6番   関     弘  秀  君
     7番   大  鹿  良  夫  君      8番   盛  永  圭  子  君
     9番   猪  股  和  雄  君     10番   内  田     正  君
    11番   飯  山  直  一  君     12番   石  井  眞  一  君
    13番   鈴  木  松  蔵  君     14番   小 河 原     正  君

不応招議員(なし)


平成25年久喜宮代衛生組合議会第1回定例会 第1日

平成25年3月13日(水曜日)
 議 事 日 程 (第1号)

 1 開  会
 2 開  議
 3 議事日程の報告
 4 会議録署名議員の指名
 5 会期の決定
 6 管理者提出議案の上程(議案第1号〜議案第10号)
 7 提案理由の説明
 8 議案に対する質疑
 9 討論・採決
10 組合に対する質問
11 次会の日程報告
12 散  会

午前9時開会
 出席議員(14名)
     1番   鈴  木  精  一  君      2番   梅  田  修  一  君
     3番   木  村  奉  憲  君      4番   山  下  秋  夫  君
     5番   戸 ヶ 崎     博  君      6番   関     弘  秀  君
     7番   大  鹿  良  夫  君      8番   盛  永  圭  子  君
     9番   猪  股  和  雄  君     10番   内  田     正  君
    11番   飯  山  直  一  君     12番   石  井  眞  一  君
    13番   鈴  木  松  蔵  君     14番   小 河 原     正  君

 欠席議員(なし)

 地方自治法第121条の規定により出席した人
   管 理 者  田  中  暄  二  君
   副管理者  庄  司  博  光  君

   会  計  榎  本  貞  夫  君
   管 理 者

   参  与  飛       守  君
   参  与  清  水  雅  之  君
   参  与  中  島  千  春  君
   参  与  横  溝  秀  武  君
   事務局長  小  倉  康  治  君
   総務課長  高  橋  暁  尋  君
   業務課長  真  田     稔  君

   業  務  蓮  見     実  君
   2 課 長

   業  務  藤  井     智  君
   3 課 長

   総務課長  金  井     誠  君
   補  佐

   業務課長  内  田  久  則  君
   補  佐

   業務課長  日 下 部  栄  子  君
   補  佐

   業 務 3  大 久 保  達  也  君
   課長補佐

 本会議に出席した事務局職員
   庶務係長  籾  山  光  明
   書  記  長  田  充  泰
   書  記  海 老 原  剛  章


    ◎開会の宣告                           (午前 9時00分)
〇議長(小河原 正君) ただいまの出席議員は14名でございます。
  定足数に達しておりますので、これより平成25年久喜宮代衛生組合議会第1回定例会を開会いたします。

                        ◇                      

    ◎開議の宣告
〇議長(小河原 正君) 直ちに本日の会議を開きます。

                        ◇                      

    ◎議事日程の報告
〇議長(小河原 正君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。

                        ◇                      

    ◎会議録署名議員の指名
〇議長(小河原 正君) 日程第4、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第93条の規定により、議長において
    4番  山 下 秋 夫 議員
    5番  戸ヶ崎   博 議員
 を指名いたします。

                        ◇                      

    ◎会期の決定
〇議長(小河原 正君) 日程第5、会期の決定を議題といたします。
  議会運営委員長の報告を求めます。
  猪股議会運営委員長。
                 〔議会運営委員長 猪股和雄君登壇〕
〇議会運営委員長(猪股和雄君) おはようございます。3月6日、議会運営委員会を開催いたしましたので、その概要につきましてご報告いたします。
  本定例会に提出される議案は、管理者提出議案が10件です。一般質問は、3人が通告予定をしております。したがいまして、会期につきましては、本日、3月13日から3月26日まで14日間ということで決定をいたしました。
  それから、管理者提出議案のうち、議案第9号 埼玉県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少について、それから第10号 埼玉県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増加及び同組合の規約変更について、この2議案について先議をしてほしいという依頼がありまして、協議した結果、本日先議をすることに決定をいたしました。
  それから、もう一つです。定例会の先議案件を除く議案質疑の締め切りについて協議いたしまして、3月18日、月曜日の午後3時までとすることで決定をいたしました。
  以上、報告です。よろしくお願いします。
〇議長(小河原 正君) お諮りいたします。
  今定例会の会期は、委員長の報告どおり、本日3月13日から3月26日までの14日間といたしたいと思います。
  また、管理者提出議案のうち議案第9号及び議案第10号につきましては、委員長から報告がありましたとおり、本日先議することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
                 〔「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(小河原 正君) ご異議なしと認めます。
  よって、そのように決定いたしました。
  なお、会期日程につきましてはお手元に配付してありますので、ご了承願います。
  先議案件を除く議案に関する議案質疑書の締め切り日につきましては、3月18日、月曜日の午後3時までとすることに決定いたしました。
  休憩いたします。

    休憩 午前 9時03分

    再開 午前 9時03分

〇議長(小河原 正君) 再開いたします。

                        ◇                      

    ◎管理者提出議案の上程
〇議長(小河原 正君) 日程第6、議案第1号から議案第10号を一括上程し、議題といたします。

                        ◇                      

    ◎提案理由の説明
〇議長(小河原 正君) 日程第7、管理者より提案理由の説明を求めます。
  管理者、お願いいたします。
                 〔管理者 田中暄二君登壇〕
〇管理者(田中暄二君) おはようございます。
  本日、久喜宮代衛生組合議会第1回定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様にはご健勝にてご参集賜り、ご審議いただきますことを厚く御礼申し上げます。
  さて、早いものでございまして、久喜市が合併をいたしまして4年目を迎えたわけでございます。この間、衛生組合内の久喜宮代清掃センター、菖蒲清掃センター、八甫清掃センターの3清掃センターの業務内容、手数料等の統一を図るという合併の調整方針に基づきまして、廃棄物減量等推進審議会に諮問をいたしましたところ、最後の諮問事項でございました「新たな廃棄物(ごみ)処理基本計画に盛込む、今後の排出抑制、資源化、収集・運搬について」について、昨年の11月16日に答申をいただきまして、11月30日に開催していただきました全員協議会において、久喜宮代衛生組合一般廃棄物ごみ処理基本計画(素案)として、議員の皆様にその概要についてのご説明をさせていただいたところでございます。
  また、基本計画素案についてのパブリックコメントを昨年12月10日から今年の1月11日まで応募期間として実施しましたところ、3人の市民の皆様から16件のご意見をいただきました。これらの意見につきましては、衛生組合として整理をいたしまして、本日議案として上程をさせていただいたところでございます。
  それでは、議案第1号から議案第10号までの提案のご説明を申し上げます。まず、議案第1号 平成24年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第2号)についてご説明申し上げます。別冊で調製してございますので、ごらんいただきたいと存じます。1ページをお開きいただきたいと存じます。第1条でございますが、歳入歳出予算の補正ということで、それぞれ1億648万8,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ32億8,167万円に改めたいという内容でございます。
  また、第2条といたしまして、債務負担行為の追加及び変更でございまして、3ページをお開きいただきたいと存じます。ごらんのように、菖蒲清掃センター、八甫清掃センターにおける債務負担行為の限度額の追加と久喜宮代清掃センターにおける債務負担行為の変更でございます。
  次に、議案第2号 平成25年度久喜宮代衛生組合一般会計予算についてご説明申し上げます。別冊で調製してございますので、ごらんいただきたいと存じます。1ページでございます。歳入歳出予算、地方債及び一時借入金の3条から成っております。平成25年度は、歳入歳出予算の総額を37億8,200万円と定めるものでございます。
  2ページをお開きいただきたいと存じます。それでは、歳入の主なものについてご説明申し上げます。第1款分担金及び負担金でございます。平成25年度負担金といたしまして、28億697万5,000円を計上してございます。内訳につきましては、久喜市負担金が22億9,027万7,000円、宮代町負担金が5億1,669万8,000円でございます。
  次に、第2款使用料及び手数料でございます。1億8,012万5,000円を計上してございます。各清掃センターにおける事業系のごみ処理手数料、一般家庭から排出されます粗大ごみ処理手数料並びにし尿処理手数料等を見込んでございます。
  次に、歳入の6款組合債でございます。3ページに内訳がございますが、菖蒲清掃センターのごみ処理施設機器改修整備事業の6,000万円と八甫清掃センターのごみ焼却施設機器改修整備事業の7,420万円及びごみ焼却施設基幹的設備改良事業の3億4,990万円で、合わせて4億8,410万円計上してございます。
  続きまして、歳出の主なものについてご説明申し上げます。2款総務費では、パソコンの機器の入れかえのための賃借料や耐用年数経過による消化器の購入などを計上しております。
  3款衛生費におきましては、各センターの新たな統一業務の犬猫等死骸運搬業務や家庭ごみの直接搬入を受け入れるための備品購入費のほか、八甫清掃センターのごみ焼却施設基幹的設備改良工事に係る施工監理業務を新規に計上してございます。工事請負費では、菖蒲清掃センターにおけるごみ焼却施設機器改修工事等や八甫清掃センターにおけるごみ焼却施設基幹的設備改良工事等を計上してございます。
  次に、議案第3号 久喜宮代衛生組合議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例についてご説明を申し上げます。提案理由といたしましては、地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律における障害者自立支援法の一部改正に伴い、この案を提出するものでございます。
  次に、議案第4号 久喜宮代衛生組合廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例についてご説明を申し上げます。地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律の制定に伴い、所要の改正を行うとともに、一般廃棄物処理手数料を算出する基礎数量の取り扱いについて明確にしたいので、この案を提出するものであります。
  次に、議案第5号 久喜宮代衛生組合一般廃棄物(ごみ)処理基本計画についてご説明申し上げます。資源循環型のごみ処理行政を総合的に行うため、一般廃棄物(ごみ)処理基本計画を定めたく、久喜宮代衛生組合議会の議決に付すべき事件を定める条例(平成13年衛生組合条例第3号)第2条の規定により、この案を提出するものであります。
  次に、議案第6号 久喜宮代衛生組合公平委員会委員の選任についてでございます。久喜宮代衛生組合公平委員会委員、河西芳江の任期が平成25年3月31日で満了となるので、後任を選任することについて議会の同意を得たいので、地方公務員法第9条第2項の規定により、この案を提出するものであります。
  後任といたしまして、住所、久喜市大字野久喜344番地の1、氏名、河西芳江、生年月日、昭和19年12月7日生まれでございます。河西芳江氏におかれましては、平成13年4月1日に久喜宮代衛生組合公平委員会委員に就任され、以来3期12年間、同委員としてご活躍いただいている方でございます。引き続きお願いをしたいという内容でございます。
  次に、議案第7号 久喜宮代衛生組合公平委員会委員の選任についてでございます。久喜宮代衛生組合公平委員会委員、戸賀崎正道の任期が平成25年3月31日で満了となるので、後任を選任することについて議会の同意を得たいので、地方公務員法第9条第2項の規定により、この案を提出するものであります。
  後任といたしまして、住所、久喜市大字上清久144番地、氏名、戸賀崎正道、生年月日、昭和19年5月31日生まれでございます。戸賀崎正道氏におかれましては、平成21年4月1日に久喜宮代衛生組合公平委員会委員に就任され、以来1期4年間、同委員としてご活躍いただいている方でございます。引き続きお願いをしたいという内容でございます。
  次に、議案第8号 久喜宮代衛生組合公平委員会委員の選任についてでございます。久喜宮代衛生組合公平委員会委員、佐藤伸の任期が平成25年3月31日で満了となるので、後任を選任することについて議会の同意を得たいので、地方公務員法第9条第2項の規定により、この案を提出するものであります。
  後任といたしまして、住所、宮代町和戸1丁目9番1号、氏名、折原正司、生年月日、昭和15年7月30日生まれを選任したいという内容でございます。折原正司氏におかれましては、昭和46年4月から春日部市役所におきまして約30年間勤務をされました。その間、総務部長や議会事務局長等を歴任され、現在は保護司や宮代町公平委員会委員として、多岐にわたりご活躍をいただいている方でございます。
  次に、議案第9号 埼玉県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少についてご説明を申し上げます。埼玉県市町村総合事務組合から久喜地区消防組合、埼玉西部広域事務組合及び加須鴻巣学校給食センター組合を脱退させることについて協議したいので、地方自治法第290条の規定により、この案を提出するものであります。
  次に、議案第10号 埼玉県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増加及び同組合の規約変更についてご説明申し上げます。平成25年4月1日から埼玉県市町村総合事務組合に埼玉西部消防組合及び埼玉東部消防組合を加入させること並びに埼玉県市町村総合事務組合規約を変更することについて協議したいので、地方自治法第290条の規定により、この案を提出するものであります。
  なお、議案第9号及び議案第10号につきましては、市町村総合事務組合への協議書、議決書の提出が3月19日となっておりますことから、先議にてお願いをさせていただくものでございます。
  以上が議案第1号から議案第10号までの10議案の提案説明でございます。
  なお、詳細につきましては、事務局長をして補足説明をいたさせますので、慎重ご審議の上、速やかにご議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
〇議長(小河原 正君) 続きまして、提出議案の補足説明を求めます。
  事務局長、お願いします。
                 〔事務局長 小倉康治君登壇〕
〇事務局長(小倉康治君) おはようございます。それでは、議案第1号から議案第5号、議案第9号から議案第10号までの補足説明をさせていただきます。
  まず、議案第1号 平成24年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第2号)につきまして補足説明を申し上げます。概要といたしましては、主に本年度における予算でございまして、今後の支出の予定がないものにつきまして不用額の減額補正をさせていただき、それに伴い、歳入における久喜市、宮代町の負担金の減額をさせていただくものでございます。
  別冊の補正予算書をごらんいただきたいと存じます。1ページをお願いいたします。第1条でございます。歳入歳出予算の補正で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億648万8,000円を減額いたしまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ32億8,167万円とするものでございます。
  次に、第2条でございます。債務負担行為の補正で、3ページの第2表、債務負担行為補正で追加及び変更でございます。新年度における契約事務の効率化のため、設定させていただくものでございます。債務負担行為の追加といたしましては、菖蒲清掃センターにつきまして、廃棄物減量等推進員保険料の限度額を15万円と定めさせていただくものでございます。八甫清掃センターにつきましても、廃棄物減量等推進員保険料の限度額を45万9,000円と定めさせていただくものでございます。債務負担行為の変更といたしましては、久喜宮代清掃センターにつきまして、廃棄物減量等推進員保険料の限度額を139万円から71万3,000円に設定変更させていただくもののほか2件でございます。
  以下、補正予算につきまして、事項別明細書で説明をさせていただきます。事項別明細書の8ページ、9ページをお開きいただきたいと存じます。まず、歳入でございます。1款分担金及び負担金、1項負担金、1目の組合負担金でございます。1億648万8,000円を減額いたします。平成24年度予算の歳出の不用額の減額に伴い、負担金の減額補正をするものでございます。構成市町及び清掃センター別の減額する負担金は、説明欄に記載してあるとおりでございます。
  続きまして、歳出でございます。10ページ、11ページをお願いいたします。1款議会費、1項議会費、1目議会費でございます。35万2,000円を減額するものでございます。内容といたしましては、旅費、役務費、委託料、使用料及び賃借料で、特に議会会議録調製委託料の28万5,000円などの減額でございます。
  次に、2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費の143万6,000円の減額でございます。主な内容といたしましては、報償費といたしまして、廃棄物減量等推進員謝礼などの11万6,000円の減額、研修旅費の7万3,000円の減額、需用費といたしまして、「衛生組合だより」の印刷製本費20万8,000円の減額、役務費といたしまして、廃棄物減量等推進員の保険料などの67万7,000円の減額でございます。使用料及び賃借料で8,000円の減額、負担金補助及び交付金で太田袋区費負担金で6,000円の減額でございます。
  次に、12ページ、13ページをお願いいたします。公課費といたしまして、汚染負荷量賦課金で、久喜宮代清掃センターで18万2,000円の減額、八甫清掃センターで16万6,000円の減額でございます。
  次に、財産管理費の45万8,000円の減額でございます。内容は、役務費といたしまして、久喜宮代清掃センターにおけるインターネット接続料や菖蒲、八甫清掃センターにおける建物損害保険料で18万5,000円の減額でございます。委託料といたしまして、八甫清掃センターにおける庁舎警備業務などで27万3,000円の減額でございます。
  次に、3款衛生費、1項清掃費、1目清掃総務費の902万円の減額でございます。内容といたしましては、需用費で、久喜宮代清掃センター及び八甫清掃センターにおける印刷製本費で167万1,000円の減額、委託料といたしましては、久喜宮代清掃センターにおける電気工作物保安点検業務やし尿、ごみ処理手数料徴収業務24万9,000円の減額でございます。負担金補助及び交付金といたしましては、久喜宮代清掃センターの資源集団回収事業報償金、菖蒲、八甫清掃センターでの業務用生ごみ処理機補助金などで710万円の減額でございます。
  次に、14ページ、15ページをお願いいたします。2目塵芥処理費の8,653万7,000円の減額でございます。需用費といたしまして、久喜宮代清掃センターの燃料費、八甫清掃センターの消耗品費で1,045万2,000円の減額でございます。役務費では、久喜宮代清掃センターのごみ収集車車検整備料などで63万3,000円の減額でございます。委託料では、久喜宮代清掃センターのごみ処理施設(1・2号炉)運転管理業務、16ページ、17ページの菖蒲清掃センターでの粗大ごみ収集業務、八甫清掃センターでの燃やせるごみ収集業務などで7,265万2,000円の減額でございます。工事請負費では、菖蒲清掃センターでのごみ処理施設機器改修工事などで280万円の減額でございます。
  次に、3目し尿処理費で868万5,000円の減額でございます。需用費では、久喜宮代清掃センターでの消耗品で105万円の減額でございます。委託料では、18、19ページをお願いします。八甫清掃センターでのし尿処理施設運転管理業務などで570万円の減額でございます。工事請負費では、久喜宮代清掃センターの脱臭設備機器改修工事や遠心脱水機改修工事などで193万5,000円の減額でございます。
  以上が議案第1号 平成24年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第2号)につきましての補足説明でございます。
  次に、議案第2号 平成25年度久喜宮代衛生組合一般会計予算につきましての補足説明を申し上げます。お手元の予算書に従いまして説明をさせていただきます。新年度予算の概要を申し上げますと、新規事業を除きますと、全体的に昨年度と比較いたしまして減額となっております。市や町の財政状況を考慮させていただき、当衛生組合においても当初予算ヒアリングを実施し、負担金の減額、使用料及び手数料等の自主財源の増額など、歳出におきましては、新規事業を除き、必要最小限の額に抑えたものでございます。
  別冊で調製してございますので、ごらんいただきたいと存じます。予算書の1ページでございます。平成25年度の予算総額を37億8,200万円と定めるものでございます。前年度当初予算と比較いたしまして、4億700万円、12.1%の増となっております。
  それでは、事項別明細書に従いまして説明をさせていただきます。8ページ、9ページをお願いいたします。まず、1款分担金及び負担金、1項負担金でございますが、28億697万5,000円を計上してございます。前年度と比較いたしまして、2億2,386万4,000円、7.4%の減となってございます。構成市町の負担金につきましては、説明欄にございますが、久喜宮代清掃センターの久喜市負担金10億6,438万4,000円、宮代町負担金5億1,669万8,000円、菖蒲清掃センターの久喜市負担金2億7,676万4,000円、八甫清掃センターの久喜市負担金9億4,912万9,000円でございます。
  次に、2款使用料及び手数料、1項使用料でございますが、20万3,000円を計上してございます。前年度と比較いたしまして、1万円、5.2%の増となっております。自動販売機に係る行政財産使用料等に関する収入でございます。
  次に、2款使用料及び手数料、2項手数料でございますが、1億7,992万2,000円を計上してございます。前年度と比較いたしまして、4,956万1,000円、38.0%の増となっております。
  1目塵芥処理手数料は1億7,145万9,000円でございまして、前年度と比較いたしまして、5,009万6,000円、41.3%の増となっております。
  2目し尿処理手数料につきましては828万9,000円を計上してございまして、前年度と比較いたしまして、62万5,000円、7.0%の減となっております。
  10ページ、11ページをお開きいただきたいと存じます。3目許可申請手数料につきましては17万4,000円を計上してございまして、前年度と比較いたしまして、9万円、107.1%の増となっております。
  次に、3款国庫支出金、1項国庫補助金、1目衛生費補助金1億6,496万4,000円でございまして、八甫清掃センターにおける循環型社会形成推進交付金でございます。
  続きまして、4款財産収入、1項財産売払収入でございます。6,770万9,000円を計上してございまして、前年度と比較いたしまして、12万2,000円、0.2%の減となっております。内容といたしましては、3清掃センターにおける新聞、雑誌、段ボール等の紙類及びアルミ缶等の有価物売り払い代金でございます。
  次に、5款繰越金につきましては5,000万円でございまして、前年度と同額でございます。内訳といたしましては、久喜宮代清掃センターの2,600万円、菖蒲清掃センターの600万円、八甫清掃センターの1,800万円として、過大とならないよう金額を調整してございます。
  次に、6款諸収入、1項組合預金利子でございますが、科目設定をさせていただいております。また、2項の雑入につきましては2,812万6,000円を計上しております。前年度と比較いたしまして、2,235万1,000円、378.0%の増となっております。
  次に、12ページ、13ページをお開きいただきたいと存じます。これにつきましては、主にペットボトル有償入札拠出金でございますが、従前は決算で計上しておりましたが、今回当初予算に計上させていただいてございます。
  7款組合債、1項組合債、1目衛生債でございます。4億8,410万円で、前年度と比較いたしまして、3億9,410万円、437.9%の増となっております。内容といたしましては、ごみ処理施設機器改修整備事業債で、菖蒲清掃センターの6,000万円と八甫清掃センターの7,420万円でございます。また、新規といたしまして、八甫清掃センターのごみ焼却施設基幹的設備改良事業債で3億4,990万円でございます。
  次に、14ページ、15ページをお願いいたします。歳出につきましてご説明を申し上げます。まず、1款の議会費でございますが、234万円を計上してございます。前年度と比較いたしまして、25万7,000円、9.0%の減となっております。この議会費の関係につきましては、議会活動に要する経費でございまして、議員の皆様の報酬、議会開催に伴う費用、会議録の調製を初め調査研究のための先進地視察等の経費を計上させていただいております。
  次に、2款総務費、1項総務管理費でございます。まず、1目の一般管理費につきましては2億8,617万6,000円を計上してございます。前年度と比較いたしまして、605万7,000万円、2.1%の減となっております。この一般管理費につきましては、正副管理者の報酬、3清掃センターの再任用職員を含む事務職員31人の人件費のほか、衛生組合全般にわたる事務局の諸経費を計上してございます。
  次に、20ページ、21ページをごらんいただきたいと存じます。14節使用料及び賃借料の中で、現在使用しておりますパソコンの形式が古く、事務に支障を来しておりましたことから、新たに入れかえをさせていただくため、久喜宮代清掃センターの123万1,000円、菖蒲清掃センターの16万2,000円、八甫清掃センターの47万2,000円を計上させていただきました。
  19節負担金補助及び交付金の中で敦賀市民間最終処分場代執行負担金31万6,000円につきましては、民間処分場の倒産に伴う代執行経費について関係自治体の負担が求められ、久喜宮代清掃センターにおける負担金の支払いの方針が決定しておりますことから、昨年に引き続き計上させていただきました。
  次に、22ページ、23ページをお願いいたします。2目の財産管理費でございます。1,441万4,000円を計上してございます。前年度と比較いたしまして、212万3,000円、12.8%の減となっております。
  24ページ、25ページをお開きいただきたいと存じます。15節工事請負費30万5,000円でございます。久喜宮代清掃センターの施設におきましての正確な電力使用量の把握を行うため、管理棟に電力量計の設置を行う工事費30万5,000円を計上させていただいております。
  3目公平委員会費でございます。8万5,000円で、前年度と同額を計上しております。
  次に、2款総務費、2項監査委員費でございます。1目監査委員費につきましては6万5,000円で、前年度と同額を計上させていただいております。
  次に、26ページ、27ページをお願いいたします。3款衛生費、1項清掃費、1目清掃総務費につきましては、3億5,278万3,000円を計上してございます。前年度と比較いたしまして、594万5,000円、1.7%の減となっております。この清掃総務費では、久喜宮代清掃センター、菖蒲清掃センターにおける再任用職員1人を含む現業職員15人の給料、職員手当、2清掃センターにおける臨時職員の賃金等の人件費を初め衛生組合のし尿、ごみ処理手数料の事務関係の諸経費及び粗大ごみ予約センターに関連する収集管理システムの電算経費等を計上してございます。
  次に、30ページ、31ページをお願いいたします。2目塵芥処理費でございます。25億6,893万7,000円を計上させていただいております。前年度と比較いたしますと、4億728万7,000円、18.8%の増でございます。この塵芥処理費では、資源及びごみの収集経費、処理関係施設の維持管理費、維持補修費、最終処分に要する経費等を計上してございます。
  13節委託料でございます。新年度より統一されました3清掃センターにおける犬猫等死骸運搬業務、昨年度より引き続き放射性物質濃度測定業務のほか、特に八甫清掃センターにおきましては、新規事業といたしまして、ごみ焼却施設基幹的設備改良工事に係る施工監理業務委託として1,091万5,000円を計上してございます。
  次に、36ページ、37ページをごらんいただきたいと存じます。15節工事請負費における施設改修費といたしまして、久喜宮代清掃センターごみ焼却施設機器改修工事9,476万2,000円、菖蒲清掃センターのごみ処理施設機器改修工事7,000万円、八甫清掃センターの新規事業でございますごみ焼却施設基幹的設備改良工事5億5,465万4,000円等を計上してございます。
  18節備品購入費といたしましては、新年度10月から各清掃センターで一般家庭ごみの自己搬入の受け入れを実施するため、対応備品を計上してございます。
  次に、3目し尿処理費でございます。2億1,518万9,000円を計上させていただいております。前年度と比較いたしますと、757万9,000円、3.4%の減でございます。
  13節委託料の38ページ、39ページに記載してございますように、久喜宮代清掃センターにおいて3号井戸調査業務220万5,000円や昨年に引き続き放射性物質濃度測定業務18万9,000円を計上してございます。また、八甫清掃センターでは、3年ごとに実施をいたしますし尿処理施設精密機能検査業務210万円や放射性物質濃度測定業務などを計上してございます。
  4款公債費でございます。1項公債費、1目元金につきましては3億1,557万2,000円でございまして、前年度と比較いたしまして、2,388万8,000円、8.2%の増でございます。
  次に、2目利子につきましては643万9,000円でございまして、前年度と比較いたしまして、221万4,000円、25.6%の減でございます。
  次に、5款予備費でございますが、2,000万円を計上させていただきました。
  以上が議案第2号 平成25年度久喜宮代衛生組合一般会計予算につきましての補足説明でございます。
  続きまして、議案第3号 久喜宮代衛生組合議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例についてでございます。地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律における障害者自立支援法の一部改正が行われ、法律の名称が障害者自立支援法から障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に改正され、第5条第10項を削り、以下各項を繰り上げる改正が行われることになったことから、同法を引用している本条例の法律引用部分を改正するものでございます。
  議案書の3ページをお開きいただきたいと存じます。久喜宮代衛生組合議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を次のように改正いたします。第15条第2号中「障害者自立支援法」を「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」に、「第5条第12項」を「第5条第11項」に改めるものでございます。
  附則といたしまして、この条例は平成25年4月1日から施行する。ただし、第15条第2号の改正規定は平成26年4月1日から施行するものでございます。
  なお、この条例の一部改正等に伴います新旧対照表を議員の皆様に配付してございますので、後ほどごらんいただきたいと存じます。
  以上が議案第3号 久喜宮代衛生組合議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例につきましての補足説明でございます。
  次に、議案第4号 久喜宮代衛生組合廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例についてでございます。議案書の4ページをお願いいたします。主な改正内容につきましてご説明を申し上げます。このたびの地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律に関連し、技術管理者に関する条文を追加するものでございます。
  第1条といたしまして、廃棄物処理施設の維持管理に関する技術上の業務を担当いたします技術管理者は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律におきまして、廃棄物の処理施設を適切に維持管理するために設置が義務づけられたものでございます。これまでは、技術管理者の資格要件に関しましては環境省令で定められておりましたが、環境省令で定める基準を参酌して市町村の条例で定めるものとなったものでございます。このため、当衛生組合の廃棄物の処理及び再利用に関する条例におきまして、第47条といたしまして、1号から11号により技術管理者の資格要件について定めるものでございます。
  次に、第2条といたしまして、一般廃棄物、し尿または浄化槽汚泥の手数料を算出する基礎数量の取り扱いについて明確にするため、別表第1備考を改正するものでございます。別表第1備考を次のように改めるものでございます。備考の第1号といたしまして、直接搬入する一般家庭ごみまたは事業活動に伴って生じた一般廃棄物の手数料を算出する基礎となる数量が10キログラム未満のときは10キログラムとし、その数量が10キログラムを超えるときは10キログラム未満の端数を四捨五入して計算するというものでございます。
  備考の第2号といたしましては、久喜宮代清掃センターにおいて、し尿または浄化槽汚泥の手数料を算出する基礎となる数量が10リットルまたは1キロリットル未満のときは10リットルまたは1キロリットルとし、10リットルまたは1キロリットルを超えるときは10リットルまたは1キロリットル未満の端数を四捨五入して計算するというものでございます。
  備考の第3号といたしまして、八甫清掃センターにおいて、し尿及び浄化槽汚泥の手数料を算出する基礎となる数量が1キロリットル未満のときは1キロリットルとし、1キロリットルを超えるときは1キロリットル未満の端数を四捨五入して計算するというものでございます。
  附則といたしまして、この条例は平成25年4月1日から施行する。ただし、第2条の規定は平成25年10月1日から施行するものでございます。
  なお、この条例の一部改正等に伴います新旧対照表も配付をさせていただいておりますので、後ほどごらんいただきたいと存じます。
  以上が議案第4号 久喜宮代衛生組合廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例につきましての補足説明でございます。
  次に、議案第5号 久喜宮代衛生組合一般廃棄物(ごみ)処理基本計画についてでございます。資源循環型のごみ行政を総合かつ計画的に行うため、一般廃棄物(ごみ)処理基本計画を定めたく、久喜宮代衛生組合の議会に付すべき事件を定める条例第2条の規定により、この案を提出するものでございます。
  それでは、内容につきましてご説明を申し上げます。このごみ処理基本計画につきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第6条におきまして策定が義務づけられているものでございます。ご案内のとおり、今回策定いたしますごみ処理基本計画は、平成22年3月の市町合併により新たな区域となった本組合管内のごみ処理行政の長期的な計画でございまして、今後のごみ処理をどのように進めていくかという基本的な考えを示したものとなってございます。
  策定に際しましては、久喜市及び宮代町の区長の代表者、商工業者、識見者や廃棄物処理業者、公募による住民で構成された廃棄物減量等推進審議会に対しまして、「新たな廃棄物(ごみ)処理基本計画に盛込む、今後の排出抑制、資源化、収集・運搬について」諮問をさせていただき、その審議の結果を受けまして、素案としてまとめさせていただき、昨年11月に全員協議会を開催していただきまして、お示しをさせていただきました。その後、昨年12月から1カ月間の期間を設けまして、広く住民の皆様からのご意見いただく機会といたしましてパブリックコメントを実施し、今回計画案としてまとめさせていただきましたことから、議案として上程をさせていただいたものでございます。
  上程に当たりましては、久喜宮代衛生組合議会の議決に付すべき事件を定める条例第2条の規定に基づきましてお諮りをさせていただくものでございます。条例第2条では、議決に付すべき基本的な事項といたしまして3つ挙げさせていただいております。第1号が基本方針、第2号が将来目標、第3号が重点施策に関する事項でございます。
  なお、説明に当たりましては、本日配付をさせていただきました資料をもとに説明をさせていただきたいと存じます。資料のほうの1ページ、資料の1でございます。全員協議会におきましてお示しをさせていただきました基本計画素案につきまして、昨年12月10日から本年1月11日までの1カ月間の期間を設けさせていただきまして、パブリックコメントを実施し、広く住民の皆様からのご意見をいただきました。その結果、3人の方から16件のご意見を頂戴してございます。計画に係る意見が15件、その他清掃行政にかかわる意見が1件となってございます。
  頂戴いたしましたご意見及びご意見に対する衛生組合の考え方、計画への反映の結果につきましては、2ページの資料の2として整理をさせていただいております。いただきましたご意見につきましては、検討の結果、人口や排出量などの数値データの詳細表記についてのご意見につきましては、基本計画の当該部分及び資料編として掲載をさせていただきました。また、ほかのご意見につきましては、計画の実行や業務運営に際して参考とさせていただきたいと考えてございます。
  続きまして、6ページの資料の3でございます。こちらは、今回ご議決をお願いいたします議決事項部分の比較対照表でございます。左側が全員協議会にお示しをさせていただきました当初案でございまして、右側の部分が今回別冊で提出をしております最終の案となってございます。ごらんのように、3つの基本方針と4つの将来目標、8つの重点施策につきましては、内容の変更はございません。
  続きまして、8ページの資料4でございます。こちらは、議決事項以外の部分で修正をした箇所についてまとめさせていただきました。先ほどのパブリックコメントでいただきましたご意見で、グラフ及び表の修正をいたしましたものが@からC及びGの5点、表現の精査をさせていただいたものがDからFの3点でございます。なお、表現の精査につきましては、根本的な内容の変更ではなく、適切な表現への見直しを行ったものでございます。
  以上が議案第5号 久喜宮代衛生組合一般廃棄物(ごみ)処理基本計画につきましての補足説明でございます。
  議案第6号から議案第8号までの公平委員会委員の選任につきましては、人事案件のため、補足説明は省略をさせていただきます。
  次に、議案書の10ページをお願いいたします。議案第9号 埼玉県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少について補足説明を申し上げます。埼玉県市町村総合事務組合から久喜地区消防組合、埼玉西部広域事務組合及び加須鴻巣学校給食センター組合を脱退させることについて協議したいので、地方自治法第290条の規定により、この案を提出するものであります。地方自治法第286条第1項の規定により、平成25年3月31日をもって埼玉県市町村総合事務組合から久喜地区消防組合、埼玉西部広域事務組合及び加須鴻巣学校給食センター組合を脱退させることについて議決を求めるというものでございます。
  以上が議案第9号 埼玉県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少についての補足説明でございます。
  次に、議案第10号 埼玉県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増加及び同組合の規約変更について補足説明を申し上げます。議案書の11ページをお願いいたします。平成25年4月1日から埼玉県市町村総合事務組合に埼玉西部消防組合及び埼玉東部消防組合を加入させること並びに埼玉県市町村総合事務組合規約を変更することについて協議したいので、地方自治法第290条の規定により、この案を提出するものでございます。
  埼玉県市町村総合事務組合規約の一部を次のように変更するものです。別表第1及び別表第2第4条第1号に掲げる事務の項中「坂戸、鶴ヶ島下水道組合 久喜地区消防組合」を「坂戸、鶴ヶ島下水道組合」に、「毛呂山・越生・鳩山公共下水道組合 埼玉西部広域事務組合 加須鴻巣学校給食センター組合」を「毛呂山・越生・鳩山公共下水道組合」に、「大里広域市町村圏組合」を「大里広域市町村圏組合 埼玉西部消防組合 埼玉東部消防組合」に改めるものでございます。
  附則といたしまして、この規約は平成25年4月1日から施行するものでございます。
  なお、議案第9号及び議案第10号につきましては、協議書、議決書の提出期限が3月19日となっておりますことから、本日先議でお願いするものでございます。
  以上をもちまして、本定例会に提案いたします議案の補足説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
〇議長(小河原 正君) 以上で補足説明を終わります。
  ここで休憩いたします。

    休憩 午前 9時49分

    再開 午前10時01分

〇議長(小河原 正君) 再開いたします。

                        ◇                      

    ◎議案に対する質疑
〇議長(小河原 正君) 日程第8、議案第9号 埼玉県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少についての質疑をお受けいたします。
  質疑ありませんか。
                 〔「なし」と言う人あり〕
〇議長(小河原 正君) 質疑なしと認めます。
  質疑がないようですので、議案第9号に対する質疑を打ち切ります。
  次に、議案第10号 埼玉県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増加及び同組合の規約変更についての質疑をお受けいたします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
〇議長(小河原 正君) 質疑なしと認めます。
  質疑がないようですので、議案第10号に対する質疑を打ち切ります。

                        ◇                      

    ◎討論・採決
〇議長(小河原 正君) 日程第9、これより討論・採決を行います。
  議案第9号について討論をお受けいたします。
  まず、反対討論をお受けいたします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
〇議長(小河原 正君) 次に、賛成討論をお受けいたします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
〇議長(小河原 正君) 討論なしのお声がありましたので、直ちに採決に入ります。
  議案第9号 埼玉県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少について、原案に賛成の方の挙手を求めます。
                 〔挙手多数〕
〇議長(小河原 正君) 挙手多数であります。
  よって、本案は原案のとおり可決されました。
  次に、議案第10号について討論をお受けいたします。
  まず、反対討論をお受けいたします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
〇議長(小河原 正君) 次に、賛成討論をお受けいたします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
〇議長(小河原 正君) 討論なしのお声がありましたので、直ちに採決に入ります。
  議案第10号 埼玉県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増加及び同組合の規約変更について、原案に賛成の方の挙手を求めます。
                 〔挙手多数〕
〇議長(小河原 正君) 挙手多数であります。
  よって、本案は原案のとおり可決されました。

                        ◇                      

    ◎組合に対する質問
〇議長(小河原 正君) 日程第10、組合に対する質問をお受けいたします。
  通告順にお受けいたします。
  初めに、猪股議員、お願いいたします。
                 〔9番 猪股和雄君登壇〕
〇9番(猪股和雄君) 一般質問を行います。
  まず1つ目が、ごみ処理基本計画の問題なのですけれども、この中に家庭系ごみの有料化が記載をされております。家庭系ごみの有料化について、検討課題として位置づけるという内容になっています。しかし、素案の中身をずっと見てみますと、素案ではない、失礼しました。本日配られた案も同じですけれども、15年間ずっとこの有料化の検討ということになっています。15年間ずっと検討しているのだということになると、これは計画とは言えないのではないかというふうに思います。有料化の考え方、検討方法について明らかにしていただきたいということです。
  (1)としまして、有料化するということですが、これは収集や処理費用の受益者負担として位置づける考え方なのか、それともごみ減量化推進の誘導政策として位置づけるのか、それによってかなり中身が違ってくるのだろうと思うのです。既に昨年からいわゆる有料化、ごみの袋を有料で買うという形はもうされていますけれども、こちらについては受益者負担ではなくて、あくまでもごみ減量化を推進するということが目的として行われてきました。この新しく打ち出した有料化というのは、一体どういう考え方なのかを明らかにしていただきたい。
  それから、(2)としまして、もしも受益者負担として位置づけるならば、収集や処理費用のどの部分を市民、家庭に負担してもらうのかという、その基準を明確にしなければなりません。まさか全部を負担してもらうわけにはいかないわけですが、どの部分を住民に負担してもらうのが適当かという、その考え方がどうなのかということを示してください。
  3つ目としまして、減量化推進の誘導政策としてこの有料化を位置づけるということであれば、有料化によって政策的な効果が上がるということを実証しなければならないと思いますけれども、これについてはどう考えていますか。
  4番目としまして、もしも市民負担を求めていくのだとすれば、施設の統廃合とか新焼却施設の建設あるいは生ごみ全量堆肥化の推進、こうした内容が今回の長期計画にも盛り込まれているわけですけれども、そうした事業を進めて、またなおかつごみ収集や処理方針を3センター統一をしていく、ごみ減量、資源化の徹底ということが前提になければならないと思います。そうしたことについての見解をお伺いいたします。
  (5)としまして、この基本計画においては、ごみ減量、資源化の具体的な計画方針がいまだに示されていません。その中で有料化の検討を開始するということであれば、住民の理解が得られないと思いますけれども、いかがでしょうか。それらの前提条件が整備をされた、その上で提示されるならまだ理解はできますけれども、そうであればいつからどのように検討を進めていくのか。15年間ずっと検討、検討でいくのではなくて、一体いつからどのような状況を踏まえて検討を進めていくと考えるのか。それから、行政内部における検討と市民参加による検討の過程をどのように考えていらっしゃるかお願いをいたします。
  大きな2番目といたしまして、ごみ集積所の設置の問題です。特に歩道上に設置をする場合に、街路樹に直接縛りつけている例が、網を直接縛りつけている例が最近見られるのですけれども、これは久喜市街路樹の管理条例の趣旨に反するおそれがあります。見解と対応方針をお伺いいたします。
  (1)としまして、久喜市の街路樹管理条例第4条におきまして、やむを得ないものを除いて「街路樹等をむやみに傷つけ、又は工作物等を掲げてはならない。」という規定があります。もちろん、街路樹の根元に置くとか、あるいは街路樹を支えているくいに縛るのであれば問題はないわけですけれども、街路樹に直接網を縛りつける、時には針金でやっているところも見受けられるのですけれども、望ましくないと考えますけれども、いかがでしょうか。
  そのような例を当局としては把握しているか。
  また、そのような集積所の設置の届け出があった場合、どのように現状を把握し、指導しているか。また、今後そのような新規の届け出があった場合にどう対応するか。
  (4)としまして、条例の趣旨に反すると見られるような集積所についてどのように指導するかお願いをいたします。
  大きな3番目です。3つの清掃センターの電気料金について。福島第一原発の事故以降、東電以外の電気事業者、いわゆるPPSと言われるものですけれども、そこから電気を買えるのかということが一般にも広がってきました。既に久喜市もPPSの契約を進めております。この衛生組合において、3センターの電気購入をPPSの契約をどのように進めてきているか、現状と今後の方針について明らかにしてください。
  (1)としまして、2012年度、PPSとの契約の経過と成果を明らかにしてください。PPS選定の入札と契約の経過、契約期間と料金算定はどのように変わっているのか。
  イとしまして、2011年度までの東電との契約における電気使用量と料金は幾らだったのか。それに対して、今年度途中からPPSへ切りかわったはずですけれども、どのように変化をしてきたか。
  (2)としまして、2013年度以降の、新年度以降の電気購入契約方式をどのように進めていくか。以上です。お願いします。
  大きな4番目としまして、清掃センターの節電、省エネの取り組みを進めるべきです。現状と今後の方針をお伺いいたします。(1)としまして、各センターの照明を全面的にLEDまたは高効率反射板照明器具等、もっと効率のよいものに切りかえていくべきでありますけれども、現状と今後の計画を示してください。
  (2)としまして、エアコンがかなり老朽化しているわけですが、計画的にガスヒートエアコン等、もっと効率のよいものに切りかえていくべきです。現状と今後の計画方針を示してください。
  それから、(3)としまして、各センターの施設屋根の上、もちろんこれはできるところ、できないところありますけれども、太陽光発電システムの設置を進めるべきだと思います。久喜市においては、公共施設の屋根上に太陽光発電システムを基本的には設置を進めていくという方針、計画を立てております。この衛生組合においても同様の計画をつくるべきですけれども、いかがでしょうか、お願いいたします。
  以上です。
〇議長(小河原 正君) 猪股議員の質問に対する答弁を求めます。
  総務課長。
                 〔総務課長 高橋暁尋君登壇〕
〇総務課長(高橋暁尋君) 猪股議員の大項目1の家庭系ごみの有料化に関するご質問につきましてご答弁申し上げます。
  このたびのごみ処理基本計画案では、計画で定める目標値を達成するために、ごみの減量化と資源化の推進のための施策の一つとして家庭系ごみの有料化の検討のほうを位置づけしております。この施策は家庭系ごみの有料化に関する基本的な考え方を示したものでございまして、その他の施策同様、具体的な検討方法までは記述してございません。また、家庭系ごみの有料化につきましては、現段階で具体的な検討を行っていない状況でございますことから、ご質問いただいております5点につきましては、国の方針やこれまで有料化を行っている市町村の先進事例を踏まえまして、一括してご答弁のほうを申し上げます。
  国は、平成17年5月に定めた廃棄物処理法に基づく基本方針の中で、市町村の役割として「経済的インセンティブを活用した一般廃棄物の排出抑制や再使用、再生利用の推進、排出量に応じた負担の公平化及び住民の意識改革を進めるため、一般廃棄物処理の有料化の推進を図るべきである。」との方針を示しております。さらに、平成22年12月の同方針の変更におきまして、国の役割に平成19年6月に作成しました「「一般廃棄物処理有料化の手引き」の更なる普及を図ること。」を追加し、有料化を積極的に推進しております。この「一般廃棄物処理有料化の手引き」には、有料化の目的として、ごみの排出抑制や再生利用の推進、排出量に応じた負担の公平化、住民の意識改革を挙げております。また、ごみの排出抑制や再利用の促進により焼却処理量や最終処分量が減量されることで、環境負荷や処理経費の削減が期待されるとしております。
  東洋大学で実施しました自治体アンケート調査によりますと、家庭ごみの有料化の全国的実施状況は、平成24年10月現在、市町村割合で実施率が61.4%、人口割合で39.3%となっております。
                 〔「質問通告しているんだからさ、通告に対して答えてく
                   れない。国の方針説明してくれなんて、どこにも書い
                   ていないよ。答弁をちゃんとかみ合わせてくださいよ。
                   わざとはぐらかしているんですか。それじゃおかしい
                   でしょう」と言う人あり〕
〇総務課長(高橋暁尋君) 続けさせていただきます。
  家庭ごみの減量効果といたしましては、導入前の10%から20%が削減されたという結果となっており、手数料と減量効果の関係では、1リットル当たり2円を超える場合には20%以上の減量効果となっております。
  ごみの有料化の導入に当たりましては、議員ご指摘のとおり、導入の目的を明らかにするとともに、手数料の料金体系や料金水準、使途といった仕組みづくりを考えていかなければなりません。また、ごみの有料化とあわせて、施設の統廃合、生ごみの不燃化などのごみ処理基本計画案に掲げるその他の施策につきましても推進していかなければならないものと考えております。
  これまでごみの有料化を導入した市町村では、廃棄物減量等推進審議会等に諮問をいたしまして、長期にわたってさまざまな議論を重ね、答申を受け、実施しております。また、有料化を検討する際には、広報紙などを活用して情報提供を行うとともに、有料化に関する意見交換や住民アンケート等を実施して住民の意見を広く求めているようでございまして、住民の意向を十分把握することが重要であるというふうに考えております。
  今回のごみ処理基本計画案では、ごみの有料化について具体的なスケジュールをお示ししておりませんが、これは15年間検討しているというものではございませんで、必要が生じた時期に検討に入るというものでございます。当組合では、昨年4月に統一した指定袋を導入し、1年という状況にございますことから、ごみの有料化につきましては一定の期間を置く必要があるものと考えているところでございます。ごみの有料化につきましては、指定袋導入後のごみの減量の効果を見つつ、近隣市町や埼玉県、全国の有料化導入の状況を踏まえながら、検討に入る時期を決定したいというふうに考えているところでございます。ごみ処理基本計画につきましては、5年ごとに見直すこととしておりますことから、5年後の見直しの中で具体的なスケジュールのほうを明記していきたいというふうに考えております。
  続きまして、大項目3の特定規模電気事業者との契約に関するご質問につきましてご答弁申し上げます。久喜宮代清掃センター分の電気料に含まれてございます大地のめぐみ循環センターにつきましては、清掃センターとは別契約によりPPSへの切りかえを実施しておりますことから、それぞれ別個にご答弁申し上げます。
  まず、(1)、アのご質問でございますけれども、昨年5月下旬、当組合施設の電気需給契約について特定規模電気事業者29社に問い合わせしましたところ、電力供給に余裕がない、調達のめどが立たないとの理由で、ほとんどの業者が新規契約の申し込みを受け付けていないという状況でございまして、久喜宮代清掃センター及び八甫清掃センターにつきましては1社のみ、菖蒲清掃センター及び大地のめぐみ循環センターについては2社が申し込みを受け付けられるとの回答が得られたところでございます。当時、蕨市では、6月1日からの電力需給契約を特定規模電気事業と締結したものの、電力供給の見通しが立たないとして延期を通告されたり、埼玉県におきましては、7月1日からの本庁舎などの電力供給の一般競争入札を実施したところ、応札者がなく不成立に終わるなど、PPSとの電力需給契約を取り巻く状況は大変厳しいものがございました。このような状況下では入札の成立が難しいと判断し、さきの問い合わせに応じた業者と随意契約により契約を締結したところでございます。
  久喜宮代清掃センター及び八甫清掃センターにつきましては、平成24年8月29日から日本ロジテック協同組合に切りかえ、菖蒲清掃センター及び大地のめぐみ循環センターにつきましては、平成24年9月1日からミツウロコグリーンエネルギー株式会社への切りかえを実施しております。契約期間につきましては、1年間でございます。料金につきましては、久喜宮代清掃センター及び八甫清掃センターは、東京電力の電力量料金1キロワット時当たりの単価と比較して一律20銭安い単価となっております。菖蒲清掃センターにつきましては、基本料金で14円80銭、夏季電力量料金1キロワット時当たりで20銭、その他季で18銭、大地のめぐみ循環センターにつきましては、基本料金で27円14銭、夏季の電力量料金1キロワット時当たりで36銭、その他季で34銭、それぞれ東京電力に比べ安い単価となっております。
  次のイのご質問でございますが、電気使用量及び電気料金全体の中から生ごみ処理機や外灯などを除きまして、PPSへ切りかえた施設に係る使用量及び料金につきましてご答弁申し上げます。平成23年度でございますが、久喜宮代清掃センターにつきましては、使用量が432万4,860キロワット時で、料金が6,598万9,429円でございます。菖蒲清掃センターにつきましては、使用量が111万8,682キロワット時で、料金が1,863万1,626円でございます。八甫清掃センターにつきましては、使用量が354万6,553キロワット時で、料金が5,562万8,805円でございます。大地のめぐみ循環センターにつきましては、使用量が4万2,085キロワット時で、料金が84万1,097円でございます。
  PPSへの切りかえによる今年度の電気料金の削減額は、平成24年9月分から平成25年1月分までの5カ月間で、久喜宮代清掃センターが35万6,818円、菖蒲清掃センターが11万5,164円、八甫清掃センターが27万7,194円でございます。年額にいたしますと、久喜宮代清掃センターが約86万円、菖蒲清掃センターが約28万円、八甫清掃センターが約67万円、大地のめぐみ循環センターが約2万円の見込みでございまして、全体では約183万円、率といたしましては1.1%の削減見込みでございます。
  続きまして、(2)のご質問でございますが、平成25年度以降の電力需給契約につきましては、一般競争入札により業者選定を進めてまいる予定でございます。
  続きまして、大項目4の節電、省エネの取り組みに関するご質問につきましてご答弁申し上げます。(1)のご質問でございますが、現在、各清掃センターの照明は、久喜宮代清掃センター、菖蒲清掃センターがラピッドスタート式、八甫清掃センターがラピッドスタート式のほか、一部グロースタート式の照明器具でございまして、全て蛍光管のほうを使用しております。その他、ごみ焼却施設や粗大ごみ処理施設の一部では、投入ステージ等、大型の照明器具が必要な場所には、比較的安価で、かつ始動が早いことから、白熱灯及び水銀灯のほうを使用しております。
  LED照明につきましては、約4万時間と言われる寿命に加え、消費電力が蛍光管の65%という節電メリットがございます。以前はLED照明にかえるために照明器具の入れかえが必要とされておりましたが、現在照明器具の工事を行わなくても使用できるLED照明も販売されており、また問題とされていた照射角度についても、仕様上240度まで照射できるタイプもあり、使用しやすいように改善が図られております。しかしながら、照明についてはいまだ高額でございまして、蛍光管の約7倍以上の値段となっており、また節電効果につきましても、照明器具の工事を行わずにLED照明を導入する場合には、消費電力の減少が二、三割程度ということでございます。また、高効率反射板照明器具につきましては、照明器具の導入費用がLED照明器具とほぼ同一のため、長寿命、低コストであるLED照明器具の導入のほうが主となっているとのことでございます。
  来年度から2カ年で実施する予定の八甫清掃センターのごみ焼却施設基幹的設備改良工事では、既存蛍光管約250カ所につきまして、LEDや高効率照明器具への更新のほうを予定しているところでございます。その他既存施設へのLED照明の導入につきましては、今後の価格の動向や節電効果等及び財政状況等を勘案しまして、建てかえや大規模改修等の時期等も踏まえまして検討してまいりたいというふうに考えております。
  続きまして、(2)のご質問でございますが、各清掃センターのエアコンは全て電気式でございまして、設置場所により業務用もしくは家庭用のエアコンを設置しております。このうち、管理棟の設置状況を中心にご説明申し上げます。久喜宮代清掃センターにつきましては平成3年度、菖蒲清掃センターにつきましては昭和63年度、八甫清掃センターにつきましては平成20年度に設置しております。一般的な業務用エアコンの耐用年数は13年とされておりますが、現在のところ、故障、不具合等が生じておりませんことから、エアコンを更新する予定はありません。故障等が発生した場合には修繕で対応してまいりたいというふうに考えておりますが、機種によっては交換用部品の製造が終了する場合もございますことから、修繕で対応が難しい場合には入れかえとなりますが、入れかえに当たりましては、CO2の排出や熱効率といった環境面、設置費用やランニングコストといった経済面等を考慮し、ご指摘のガスヒートポンプエアコンを含めて検討してまいりたいというふうに考えております。また、施設の大規模改修や建てかえの際には、入れかえと同様の検討のほうを行ってまいりたいというふうに考えているところでございます。
  続きまして、(3)のご質問でございますが、太陽光発電システムはクリーンエネルギーとして注目され、国も住宅用に補助金を交付するなど設置を奨励しているところでございますが、当組合では太陽光発電システムを設置している施設は今のところございません。また、3清掃センターの施設は、老朽化等により施設の統廃合を含めて建てかえ等を検討しておりますことから、太陽光発電システムを設置する予定は今のところございません。新たな焼却施設等の建設につきましては、発電効率または熱回収率等の条件を満たしますと国の交付金を受けることができますが、太陽光発電システムにつきましては現在のところ交付金の対象外となっておりますことから、太陽光発電システムの設置につきましては、施設建設時において費用対効果等を総合的に勘案しまして検討してまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。
  以上でございます。
〇議長(小河原 正君) 真田業務課長。
                 〔業務課長 真田 稔君登壇〕
〇業務課長(真田 稔君) 次に、大項目2、ごみ集積所を歩道上に設置する場合の街路樹の関係についてのご質問にご答弁を申し上げます。
  初めに、(1)についてでございますが、久喜宮代衛生組合管内には現在約6,000カ所のごみ集積所がございまして、それぞれ集積所を利用される地域の皆様で設置場所の調整、維持管理を行っていただいておりますが、新規の設置や移設につきましては随時衛生組合へ届け出をしていただき、受理後に収集を行っております。
  地域によっては、やむなく街路樹の付近にごみの集積所を設置しておりますことから、ごみの飛散防止や犬、猫、カラスに荒らされないよう、ネットやシートを街路樹を利用して設置している場所がございます。中には、看板等を樹木に直接針金で取りつけている箇所もございます。針金等の使用による樹木への直接取りつけは、久喜市の街路樹の管理条例の趣旨に抵触するおそれがあり、環境保全上好ましくないものと考えております。
  次に、(2)についてでございますが、街路樹にネットやシートなどを縛りつけている箇所は、久喜宮代清掃センター管内では40カ所以上、菖蒲清掃センター管内でも数カ所確認しております。なお、八甫清掃センター管内では該当するような箇所は見受けられませんでした。
  次に、(3)についてでございますが、集積所の設置及び維持管理につきましては、集積所を利用する皆様で地域の実情に応じ設置をされております。開発行為や集合住宅の建築等により新たに集積所の設置及び移設を行う場合には、ごみ集積所設置に関する指導要綱に基づきごみ集積所設置申請をしていただき、衛生組合では、集積所の位置や道路の形状、収集作業上の問題等がないかを審査しておりますが、今までは街路樹への影響等について確認しておりませんでした。今後、集積所の新規設置や移設の申請があった場合につきましては、街路樹に配慮したものかの確認をしてまいりたいと考えております。また、設置に当たっては、久喜市の街路樹の管理条例の趣旨について説明を行い、理解を求めてまいりたいと考えております。
  次に、(4)についてでございますが、針金等で直接樹木に取りつけているなど、久喜市の街路樹の管理条例の趣旨に抵触すると思われるような集積所につきましては、まずは樹木を傷つけないように改善をお願いするとともに、「衛生組合だより」などで市民の皆様に周知をしてまいりたいと存じます。その後、一定期間経過をしても改善がなされない集積所につきましては、再度直接改善をお願いしてまいりたいと考えております。
〇議長(小河原 正君) 再質問をお受けいたします。
  猪股議員。
                 〔9番 猪股和雄君登壇〕
〇9番(猪股和雄君) 最後の街路樹等へのそういう姿勢につきましては、自主的な措置をしていくことが多いわけですから、住民の理解を進めていくことが大前提だろうと思います。今ご答弁のように、新規届け出の際には設置場所について確認をする、あるいは今後理解を求めていく、現状、そういう箇所に該当する箇所については改善をお願いしていく、それから広報等で周知していく等々、考え方を出されましたので、ぜひ丁寧なご指導をお願いしたいと思います。
  ただ、もう一つ、減量推進員の方たちが集まっていただく会議、こうしたところでもぜひそのお話をしてもらって、もしそういう該当する箇所があったら、推進員の方が一番よくわかっていると思いますので、改善されるようにお願いをしていただきたいと思います。これは要望しておきます。
  まず、有料化の検討なのですけれども、別に私、国の方針を聞きたいわけではなくて、久喜宮代衛生組合で今後のごみ処理基本計画に有料化の検討ということがのってきたから、それをどのようにこれから検討していくのかということを質問しただけです。したがって、国の動向がどうの、考え方がどうの、そんなことは全く聞いていないので、さきの答弁は全く関係ないです。
  今回、有料化の検討ということを当局として打ち出した、その趣旨が、まず私が聞いたのは、受益者負担として位置づけるのか、それともごみ減量を推進していく、そのための誘導政策として位置づけるのか、どういう考え方が今回の有料化の検討ということを持ち出したのかということをまずお聞きしたのです。ちゃんと答えてください。
  もし受益者負担として位置づけるのであれば、かかっている費用、経費のどの部分を受益者という市民、家庭に負担してもらうのか、その基準を明確にしなければいけないでしょうというのが2つ目の質問です。というのは、何でも市民に負担してもらえばいいのだとなるわけですから、行政として、もし受益者負担ということであれば、どの部分を受益と考えて、そのどの部分を負担してもらうのかということをきちっと出していかなければならないでしょう。この点についても答えてください。
  それから、その目的はいずれにしろ、有料化の検討を始めるのだとすれば、この基本計画にもいろいろのっている、ごみ減量、資源化のさまざまな諸施策、それからセンターの工事ですとか新しい焼却炉の建設ですとか、そういうものを進めていって、少なくともそれならば、完成とまではいかないけれども、きちっと方針、計画が出た、その段階でなければ有料化ということはお願いできないでしょうというのが4つ目の質問です。見解をお伺いしたい。
  それから、この計画の中では、15年間ずっと有料化の検討になっていますよね。だけれども、今答弁の中でも、必要な時期が来たら検討に入るという部分がある。必要な時期が来たらというのは、それは計画にも書いてある、必要と認められた時点で有料化を検討すると書いてありますね。だから、ずっとの検討ではないのです。ところが、計画書の年次計画の表を見ると、ずっとそこを15年間検討に入るということになっているわけです。これ自体、事実と違うのだけれども、ではどういう条件が整った段階で検討に入るのか、そのことをきちっと示すべきだろうと思います。これを伺ったら、ああ、新年度からずっと検討していくのだなと思いますので、今答弁を聞いてもそうではないのです。必要な条件が整った段階で検討に入る、つまり、ではどのような条件が整った段階なのかということを示してください。
  それから、今答弁の中でも、この計画の案と違うことを言われたのだけれども、5年後の見直しの中で有料化の検討スケジュールを出していくのだというわけだよね。もう初めから、ではこの15年間の計画表と違うのだよ。初めから検討しようなんてことは考えていないわけ、実際には。では、何でこんなことを書くのですか。市民や住民に対するショック療法ですか。そうではないでしょう。少なくとも、ご説明、答弁の中でも5年後ということが一つのめどというふうに言われている。では、5年後だけれども、必要な時期が来たら、どういうふうにそれは考えたらいいですか。答弁自体がもとから矛盾している、そごを来しているというふうに思いますけれども、いかがでしょう。お願いします。
  それから、PPSについてです。今、丁寧に数字を全部言ってもらいました。ちょっと書き切れなかった部分もありまして、後で資料として整理したものを一覧表としてお願いをしたいと思います。後で配付していただければありがたいですが、議長さん、よろしくお願いいたします。
  それで、25年度も一般競争入札で進めていくのだと言われました。これは新年度に入ってから、もう間もなく入ってしまうし、では新年度に入ってから一般競争入札を行うという方針だと理解してよろしいですね。いつごろを予定しているか。それから、当然、PPS事業者との協議、事前の打ち合わせは私はしているのだと思うけれども、かなりPPSの状況もよくなってきているので、応札企業もふえてくると思っているけれども、その見通しをどのように考えているかお願いをいたします。
  それから、次に省エネのエネルギーあるいは高効率反射板式あるいはエアコンの方針ということについてお伺いをしたいのだけれども、確かにLEDにしろ、エアコンをガスヒートポンプに切りかえるにしろ、照明を高効率に切りかえるにしろ、投資が必要なのです。かなり経費がかかります。ところが、それでも更新をしていくというのが今の全国各自治体、久喜市もそうですけれども、取り組んでいることですよね。経費がかかるから、一切、今までの古い蛍光管のままでいいのだ、あるいは久喜の市役所、耐震、外構工事が予定されているけれども、そのときに全てかえるのだではなくて、かえられるところからかえていっているわけです。この衛生組合のセンターあるいはこの事務所なんかにおいても、むしろ積極的に更新をしていくのだとすれば、社会全体の省エネ化を進めていくわけですよね。取りかえるのに金がかかるから、省エネに反するような器材のままでずっと置いておくのだ、大規模な改修が来るまではこのままだというのは、これは社会の趨勢に反します。省エネ化の流れに反します。いかがでしょうか。積極的に、全部一斉になんていうのは私も無理なことはわかっていますけれども、計画的に少しずつでも更新をしていくべきだと考えますけれども、いかがですか。
  それから、太陽光発電システムを設置することについては、考えていく予定はないということではっきり言われましたけれども、これを、太陽光発電システムを設置するのに確かに金はかかるのです。今まで家庭の中でも言われてきたのは、その費用を回収するのは10年、15年とか言われてきています。だけれども、それでも太陽光発電システムを設置していこう、そしてエネルギーの地産地消を進めていこうというのが今の社会の流れでしょう。それを否定して、衛生組合としてはやりません、それで済むのでしょうか。単に経費だけの問題で、お金だけの問題でこのエネルギーの問題は割り切ることはできないと思います。いかがですか、お願いします。
〇議長(小河原 正君) 猪股議員の再質問に対する答弁を求めます。
  総務課長。
                 〔総務課長 高橋暁尋君登壇〕
〇総務課長(高橋暁尋君) 猪股議員の再質問についてご答弁申し上げます。
  まず、家庭ごみの有料化についてのご質問でございますが、先ほどちょっと答弁でも申し上げましたとおり、具体的な検討というのはない中で組合の方針を打ち出すということは、住民の方ともまだ話等も何もしていない状況で話すというのは、これは難しいことだということで今回答弁のほうをさせていただいたところでございます。ごみ処理基本計画では、計画の中では費用負担の公平化というのは1点目としては上げさせてもらっています。また、この施策についてはごみの減量を進めるためにということで掲げさせておりますので、この辺、費用の負担、あとはごみの減量、それぞれ必要なものとして進めていくような形になるかというふうに考えているところでございます。
  それと、その他の施策を進めるのが前提だということでご質問いただいているところでございますが、当然、この全ての施策については並行して進めるべきものでございまして、有料化だけが先行するとか何かだけが先行するという形ではなく、全てごみの減量化、あとは費用負担を減らす、そういったものに向けて全ての施策を総合的に進めていくべきものというふうに考えているところでございます。
  それと、15年間検討ということでのご質問でございますけれども、先ほど説明させていただきましたが、指定袋の導入からここで1年経過するというような状況でございまして、当然、今後、住民の皆様にアンケート調査なりなんなりでご意見を伺っていくような形になっていくかとは思うのですけれども、今、指定袋を導入してすぐに有料化の検討に入るというのはちょっと難しいというふうに考えておりまして、今後の動向等を見定めた後、入っていくべきということで、今回、ごみ処理基本計画の中では検討に入るべき時期を明確にしていないところでございますが、ただ、5年の見直しの中では、当然、それ以降いろいろと皆様にご意見等を伺っていく中で、有料化の検討に入るべき時期が到来するということも考えられますので、そういった時期が来て、スケジュール等が明確にできるというふうに5年後には考えておりますことから、5年の見直しの中でスケジュール等を入れていきたいというふうに述べさせていただいたところでございます。
  続きまして、PPSとの契約の関係でございますが、契約の時期はいつになるのかということなのでございますが、先ほど答弁の中でも、契約期間1年ということで答弁させていただきましたが、8月の末と9月の頭ですので、そこまでは現在の契約のほうが生きておりますので、その契約が1年切れる前にいわゆる業者のほうとは話のほうを進めていきたいと思いまして、今のところはまだちょっと業者さんのほうとは話のほうをしていないところですが、契約が切れる前に、現在のPPSの状況等もPPS業者さんのほうから話を聞きまして、一般競争入札のほうで進めさせていただきたいというふうに考えてございます。
  それと、省エネの取り組みについてでございますが、議員ご指摘のとおり、当然、省エネについて進めていくということは必要だというふうに思っているところでございます。久喜市、宮代町とも省エネの取り組みはやっておりますが、久喜宮代衛生組合につきましては、久喜市と宮代町の負担金によって運営されている関係もございますので、これらの省エネの取り組みにつきましては、久喜市、宮代町と協議をさせていただいて、導入できる方向で話のほうを進めさせていただきたいというふうに考えておりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。
  それと、太陽光発電につきましても同様に、省エネ設備と同じように、久喜市、宮代町のほうと協議をさせていただきながら、できるだけ省エネの取り組みのほうもやっていきたいというような形で進めていきたいと思いますので、ご了解賜りますようお願いいたします。
  以上でございます。
〇議長(小河原 正君) 再々質問をお受けいたします。
  猪股議員。
                 〔9番 猪股和雄君登壇〕
〇9番(猪股和雄君) 省エネの取り組みについてです。
  答弁が変わったのかな、省エネについては進めていくことが必要なので、久喜、宮代と協議して、導入できる方向で話を進めていきたい、太陽光発電についてもできるだけやっていきたいということでありました。そうすると、新年度に入ってから、その後、予算では計画していないのだよね。それを1つお願いします。
  それから、新年度に入ってから、具体的にはLED化とか高効率反射板とかガスヒートポンプとか、そういうことを導入していくかどうか、負担金を出してもらえるかどうかということも含めて久喜市、宮代町と協議していく、説得をできるだけやっていきたい、話を進めていきたいと言われているのだから、積極的にそういうことを推進していく、金を出してくれとお願いをしていくということで確認してよろしいですか。それをお願いします。
  それから、有料化の検討については1点だけお願いします。同じですけれども、この案の中で47ページに家庭系ごみ処理の有料化の検討、これが25年度、またずっと15年間、ここに青い点線がついているのです。これからすると、25年度から検討していく形になっているのです。ところが、今答弁の中でも、5年後の見直しの中でということをかなり明確におっしゃっている。これは違うのですか、では。もっとも、このスケジュール表自体が全部15年間の事業になっているので、おかしいなという感じがしているのですけれども、では、少なくとも初めの5年間は検討はしないのですね。どうしてこういう表になってしまうのだろうか、ちょっとそこら辺の事情を説明してもらえませんか。あと、具体的には議案の中でもまたやっていきますけれども、お願いします。
〇議長(小河原 正君) 猪股議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  高橋総務課長。
                 〔総務課長 高橋暁尋君登壇〕
〇総務課長(高橋暁尋君) 猪股議員の再々質問についてご答弁申し上げます。
  まず初めに、節電の取り組みにつきましてご答弁申し上げます。先ほど答弁の中では、予定はないということでご答弁させていただいたところでございますが、25年度予算の中ではそういったものを盛り込んでいないということでございまして、それ以降についても計画のほうはございませんことから、予定はないということでご答弁のほうをさせていただいたところでございます。ただ、25年に入りましてから、26年以降の予算につきまして、省エネの取り組みを久喜宮代衛生組合のほうでも取り組んでいくべきであるというふうに考えてございますことから、協議のほうをさせていただきたいというふうに考えているところでございます。
  それと、次の有料化の取り組み、15年ということなのでございますけれども、こちらは、大変申しわけないのですが、取り組むべき時期がまだ明確ではないということで破線のほうの表示をさせていただいているところでございまして、この破線だと、25年から検討に入ってもいいし、39年の終わりでも検討に入ってもいいようなふうにやっぱり見えてしまうところは大変申しわけないところなのですが、今、先ほどもちょっと答弁で申し上げましたとおり、それこそ導入をしたばかりの状況で、すぐに取り組むというような状況は難しいというふうに考えてございまして、そういったものも含めて、5年後にはある程度趣旨ができるということでありまして、5年後に検討に入るという意味ではなく、5年後の計画にはスケジュール等を明確にできるものということで答弁させていただいたところでございます。
  以上でございます。
〇議長(小河原 正君) 以上で猪股議員の質問を打ち切ります。
  次に、山下議員、お願いいたします。
                 〔4番 山下秋夫君登壇〕
〇4番(山下秋夫君) 議席ナンバー4番の山下です。通告書どおり質問させていただきます。
  1つ目として、小規模事業所のごみの排出の手数料金の基準についてお伺いしたいと思います。勤労者世帯の所得が減り続けている現在、商店に来るお客さんも減少傾向になっています、これはいろいろとありますけれども。ごみの量も、少しでも減少させるために小規模事業所も努力しております。1つ目としては、どのように料金を定めているのかお尋ねいたします。
  それから、2つ目、決定した手数料金は見直しはできないのでしょうか。
  それと、ごみの量、小規模事業所なんかでは、いろいろと、お客さんが大勢来たときに、例えば月曜日あたりにはかって、それが決まってしまう、これのごみの量の平均化ができないかどうかということです。1つ目の質問はこの3つだけです。
  2つ目として、ごみの分別により燃やせるごみの減量化についてです。大型焼却炉による、何でも燃やせる、処理する方法もありますが、久喜宮代衛生組合が今導入している分別による処理方法がこの地域には最適だと思っております。さらなる生ごみの分別による資源化、燃やせるごみの減量化に努めるべきと私は考えております。
  1つ目として、基本計画の図4―5―2、ページ数では35ページにあるように、何らかの方法で実施すべきと調査意見がありますが、具体的実施計画は進んでいるのか。また、3施設とも同じように進める計画なのか。
  そして、もしやるとすれば、生ごみの資源化の処理場の計画はあるのか。
  3つ目として、これを実施するに当たる前は、住民との意思疎通が必要かと思われます。住民との意思疎通をどのように進めていくのか、ちょっとその3点を聞かせていただきたいと思っております。
  以上です。
〇議長(小河原 正君) 山下議員の質問に対する答弁を求めます。
  真田業務課長。
                 〔業務課長 真田 稔君登壇〕
〇業務課長(真田 稔君) 山下議員の大項目1、小規模事業所のごみ排出の手数料の基準についてご答弁申し上げます。
  初めに、@のご質問についてでございます。当組合管内の会社や店舗から発生する事業系一般廃棄物につきましては、原則的には各清掃センターへ直接搬入していただいて処理をしているところでありますが、久喜宮代清掃センターにおいては、燃やせるごみの平均排出量が1日当たり10キログラム未満の比較的小規模であります事業所に限り、集積所の利用を近隣の方々の了承を得ていることを条件に、地域のごみ集積所への排出を認めているところでございます。その場合の手数料の算定につきましては、衛生組合職員が事業所を訪問し、燃やせるごみの重量の計測をいたしまして、その結果から一月当たりの平均排出重量を算出し、その重量に条例に基づき10キログラム当たり200円の手数料単価を乗じて月額の料金を算定しております。
  次に、Aのご質問でございますが、事業系一般廃棄物を集積所へ排出する場合の処理手数料の見直しにつきましては、排出量に変動が生じた場合など、事業所からの申し出により随時行っております。その場合、当初の料金算出時と同様に、現地を訪問いたしまして、ごみの計量を行い、新たに手数料を算定することになります。なお、今年度につきましては、2月末までの実績といたしまして、久喜宮代清掃センター管内の11事業所で料金の見直しを行っております。
  次に、Bのご質問でございますが、営利活動に伴って発生するごみの排出量は事業所の事業や規模によって異なるものと考えております。そのようなことから、先ほどご答弁させていただいたように、直接職員が事業所を訪問し、燃やせるごみの重量を計測いたしまして、一月当たりの平均排出量を算出しているところでございます。事業者が負うべき廃棄物の処理に関する自己責任の考え方やごみの減量化、資源化にご協力いただいている事業所とそうでない事業所との間で不公平感が生じないよう、また各事業所から一層のごみの減量化、排出抑制のご協力をいただくためにも、各事業所からの排出量に応じてそれぞれ処理手数料を算定させていただいておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。
〇議長(小河原 正君) 総務課長。
                 〔総務課長 高橋暁尋君登壇〕
〇総務課長(高橋暁尋君) それでは、大項目2の燃やせるごみの減量化に関するご質問につきましてご答弁申し上げます。
  @の質問でございますが、ごみ処理基本計画案の35ページにございます生ごみの処理状況への意見につきましては、ごみに関する住民アンケート調査において、HDMシステムによる生ごみの減容化、堆肥化について伺った意見の結果を示したものでございます。この調査では、「久喜市・宮代町全域に拡大すべき」「モデル地区を拡大すべき」「希望者のみで拡大すべき」と、拡大について肯定する意見が70%近くを示してございます。今後、ごみの減量化と資源化、焼却処理量の削減を進めていくためには生ごみの処理が大きなポイントとなりますことから、今回のごみ処理基本計画案におきまして、HDMシステムによる生ごみの処理の拡大を検討するとしております。
  ごみ処理基本計画案では、老朽化し、機能が低下しております久喜宮代清掃センターの焼却施設を更新することとしておりますが、燃やせるごみから生ごみを除くことにより、焼却施設の規模を小さくすることが可能となります。そのため、生ごみ焼却施設は新しい焼却施設の稼働の遅くとも2年前までには稼働させたいと考えておりまして、今後、規模、位置を決定し、用地の確保や生活環境影響調査などを行うとともに住民の皆様への説明を行ってまいります。
  生ごみ処理の拡大に当たりましては、焼却施設の老朽化が進んでいる久喜宮代清掃センターの更新に合わせて、まずは久喜宮代清掃センターでの本格導入を進めさせていただき、菖蒲清掃センター、八甫清掃センターにつきましては、統廃合する新しい焼却施設の整備に合わせて生ごみ処理を導入させていただきたいというふうに考えております。菖蒲清掃センター、八甫清掃センター管内での生ごみ処理の実施に当たりましては、初めての取り組みとなりますことから、住民の皆様への説明会等を実施いたしまして、生ごみの減容化、資源化事業の情報提供をいたしまして、ご協力をいただけるよう努めてまいります。
  続きまして、Aのご質問でございますが、生ごみ処理場の計画につきましては、現在のところ、ごみ処理基本計画案でお示ししているものが全てでございまして、その他の計画のほうはございません。
  続きまして、Bのご質問でございますが、焼却施設の更新や生ごみ処理の拡大、施設の統廃合という、当組合にとっての大きな変革期を迎えるに際して、清掃センター周辺にお住みの皆様には大きな影響が生ずるものと考えております。施設を整備する際には、周辺にお住まいの皆様から、今までの環境負荷について、また建設後の環境負荷についての対応を求められるものと思われます。ご意見を集約する場所として、久喜宮代清掃センターですと、久喜市では下早見、太田袋地区、宮代町ですと沖の山、宮代台地区の4地区による協議会のほうを設立させていただき、さまざまなご意見をお聞きしながら整備のほうを進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。
  以上でございます。
〇議長(小河原 正君) 再質問をお受けいたします。
  山下議員。
                 〔4番 山下秋夫君登壇〕
〇4番(山下秋夫君) ありがとうございました。
  1つ、小規模事業所で、土曜、日曜日、サラリーマンが休んだ後の日、来た日、月曜日などに計量などに来るところがあるそうです、私の聞いた範囲によれば。そこで、多いごみの量で料金が決まってしまう、そういう事情があるそうです。ですから、公平な負担をする上では、例えばその本人が1週間とか1カ月の平均排出量を、その事業所を出してくださいと来れば何回でも来るのか、そういうところもひとつちょっとお伺いしたいと思っております。
  それと、2つ目の堆肥化、ごみ出しの有料化とは別ですけれども、堆肥化については大変私も賛成していきたいなとは思っております。しかし、実施に当たり、住民との新たな意思疎通は必要かと、先ほども言いましたけれども、夏場はどうするのか、犬、猫、カラス対策だとか、あときちんと分別はできるのか、そういうことも一つは必要かなと思っております。そして何よりも、今住宅地で検証を行っていると思うのですけれども、その検証に当たってどんな結果が出ているのか、それをちょっと教えていただきたいなと思っております。
  以上です。
〇議長(小河原 正君) 山下議員の再質問に対する答弁を求めます。
  真田業務課長。
                 〔業務課長 真田 稔君登壇〕
〇業務課長(真田 稔君) 料金の見直しにつきましては何回でもできるのかというようなことでございますが、料金の見直しにつきましては、事業所において排出量に従前と比べて変動等があった場合、電話等により随時受け付けをします。
  また、平均化についてということでございますが、料金の計量に当たりましては、出されたごみを、そのごみが何日分かであることを確認させていただきまして、1日当たりの平均の重量を出し、それに1カ月の営業日数、それを掛けて月の重量のほうを計算させていただいておりますので、ご理解をお願いいたします。
〇議長(小河原 正君) 総務課長。
                 〔総務課長 高橋暁尋君登壇〕
〇総務課長(高橋暁尋君) 再質問についてご答弁申し上げます。
  生ごみ処理の結果、どんな結果が出ているかというご質問なのでございますが、現在動いておりますHDMシステムにつきましては、におい等の発生は極力抑えるような形で進んでございまして、周辺の皆さんからにおいによる苦情というのがそんなには入っていないところでございます。これは夏場についても同様でございまして、今現在のシステムにつきましては順調に動いておりまして、その結果を踏まえて拡大していく方向で今回計画のほうに上げさせていただいているところでございます。
  以上でございます。
〇議長(小河原 正君) 再々質問をお受けいたします。
  山下議員。
                 〔4番 山下秋夫君登壇〕
〇4番(山下秋夫君) 大変ありがとうございました。私も、そのように進めていただければ、生ごみのほうはいいかなと思っております。
  それともう一つなのですが、小規模事業所なのですけれども、要するに、指定場所に出すと、隣近所の方から、お宅はごみを多く出すねと言われるそうなのです。一応、一々、有料なのですよということは、しつこく言われた場合は言うのですけれども、こういう宣伝というのですか、広報とか何かに出していただけないかということなのですけれども、そういうこともちょっとお伺いしたいと思います。それで終わります。
〇議長(小河原 正君) 山下議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  真田業務課長。
                 〔業務課長 真田 稔君登壇〕
〇業務課長(真田 稔君) 事業系のごみについて、集積所に出した場合、近隣の方からのご指摘を受けるのではないかというようなご質問がございますが、それらにつきましても広報等で周知をしてまいりたいというふうに考えてございます。
〇議長(小河原 正君) 以上で山下議員の質問を打ち切ります。
  ここで休憩いたします。

    休憩 午前11時11分

    再開 午前11時21分

〇議長(小河原 正君) 再開いたします。
  次に、木村議員、お願いいたします。
                 〔3番 木村奉憲君登壇〕
〇3番(木村奉憲君) 3番、木村奉憲です。4点について質問をしていきますので、お願いします。
  第1点は、燃やせるごみの組成分解の結果についてなのですけれども、これは「衛生組合だより」で今年の2月号に公表になった内容について質問をしたいと思います。今回の調査の目的と結果についての総括的な内容をお伺いしたいと思います。
  それから、各センターの点数化による格差がかなり見られるのと、その特徴をどのように判断されているのか。
  それから、3点目は、調査日、それから調査場所、これはかなり違いがあるようなのですけれども、この点の違いはどうして出ているのですか、お願いします。
  それから、結果の中について、4点目に、特に雑誌、ざつがみ等の組成分解、これについてはかなり改善してほしいというような内容も出ていますが、それについての今後の状況も含めてお願いします。
  5点目は、それとも関係しますけれども、リサイクル率、その関連、それからこれを引き上げるために今後どのような目標なり設定を考えているのかどうかを含めてお願いしたいと思います。
  2点目は、資源の持ち去り防止対策についてなのですけれども、最近の持ち去りの状況はどうなのか、1点目。
  それから、2点目は、持ち去りの禁止チラシ、それがかなり細かく、各家庭にも配布されて効果も出ているようなのですけれども、その効果と利用状況はどうなっているのか。
  3点目は、地域での対応とパトロール、それから警察との連携はその後どのように進められ、改善されているのか聞きたいと思います。
  それから、3点目は不法投棄についてです。地デジ化に伴って、廃家電の4品目の不法投棄の状況がかなり多いというようなことが新聞報道されていますが、それについての久喜宮代衛生組合での特徴なり、あるいはふえている状況があったらばお願いしたいと思います。
  それから、市内での場所、特に多い場所の特定をすることと、それからその場所については、恒常的にあるとすれば禁止看板などの措置をする必要があるのではないかと思いますので、どのようにお考えかお願いします。
  それから、3点目は、ごみ収集場所への他からの投棄、その状況と改善策はどのようにとっているのかお伺いします。
  大きい4点目は、ごみ袋の指定化と有料化など今後の方向性についてということで、1点目は、ごみ袋の指定化後の状況、それから住民の意見、意向はどのように把握されているのか。
  それから、2点目は、指定袋の利用状況、それから住民負担と減量化はその後どのような状況になっているのかお伺いしたいと思います。
  3点目は、これは猪股議員からも出されたように、有料化への検討状況、それを私は基本として、住民の意見あるいは住民との懇談をしっかりした上で、いろんな意見を反映して考える必要があるということを思っていますので、これについてお願いしたいというふうに思います。
  以上です。
〇議長(小河原 正君) 木村議員の質問に対する答弁を求めます。
  高橋総務課長。
                 〔総務課長 高橋暁尋君登壇〕
〇総務課長(高橋暁尋君) 木村議員の大項目1、燃やせるごみ組成分類の結果に関するご質問につきましてご答弁申し上げます。
  1)の質問でございますが、燃やせるごみの組成分類は、燃やせるごみを湿重量ベースで資源や異物の混入状況を確認するものでございます。この調査は、住民の皆様のごみの分別状況を把握し、燃やせるごみに混入している資源や異物を減らすことによりリサイクル率の向上を図ることを目的に実施するものでございまして、その結果を「衛生組合だより」2月号で周知させていただいたところでございます。
  燃やせるごみ組成分類につきましては、久喜宮代清掃センターでは8カ所、菖蒲清掃センターでは3カ所、八甫清掃センターでは6カ所、それぞれ年4回実施しております。また、燃やせるごみ組成分類のほか、プラスチック類の組成分類につきましても、3つの清掃センター管内においてそれぞれ年2回実施しております。現在、年間の分別率の傾向と平均をまとめているところでございまして、年間を通しての総括はできておりませんが、2月号の結果にもありますとおり、燃やせるごみ以外の主な混入物は、3清掃センター管内いずれも割合に差異はあるものの、雑誌、ざつがみが多いことを確認しております。詳細につきましては2)でご答弁申し上げますが、今後も、組成分類の実施結果を踏まえて、管内全域においてさらなる分別の徹底に向け、広報紙等で周知してまいります。
  続きまして、2)のご質問でございますが、今回の結果の公表に当たりましては、100%を100点として、「衛生組合だより」を読まれる方がわかりやすいように点数化して表示させていただいております。久喜宮代清掃センター管内では、分別率が95.7%でございまして、燃やせるごみ以外の主な混入物は、本来資源として排出すべき雑誌、ざつがみが2.5%でございます。3清掃センターの中では分別率が一番よい結果となっております。菖蒲清掃センター管内では、分別率が87.6%でございまして、新聞が3.5%、雑誌、ざつがみが6.3%混入しておりました。新聞が他の清掃センターに比べて多く混入しているのが特徴でございます。八甫清掃センター管内では、分別率が89.3%でございまして、雑誌、ざつがみが5.1%混入しておりました。平成23年10月から分別を開始しました布、衣類が1.6%混入しておりまして、雑誌、ざつがみに次いで高い混入物となっております。
  続きまして、3)のご質問についてご答弁申し上げます。調査日の違いでございますが、本調査では、ごみの収集を組合職員が、調査分析を委託業者が行っております。調査を実施するに当たっては、場所や人員配置の関係から同一日に実施することが困難でありますことから、清掃センターごとに調査日を設けておるところでございます。また、久喜宮代清掃センターでは、調査箇所数が多いことから、2日にわたって実施しております。
  久喜宮代清掃センターでは、当初、燃やせるごみの調査を9月に予定しておりましたが、プラスチック類の調査を9月に実施するために11月に変更させていただいております。これは、毎年10月に実施しておりますノーレジ袋キャンペーンを挟んでプラスチック類の調査を実施することで、プラスチック類の分別状況の違いを確認して、キャンペーン効果を把握したいということで行ったものでございます。菖蒲清掃センター、八甫清掃センターでは、箇所数が少なく、プラスチック類も容器包装に限られ、量が少なく、燃やせるごみの調査とプラスチック類の調査を同一日に実施することができておりますが、久喜宮代清掃センターでは箇所数が多く、また分別がプラスチック類ということで量も多いことから、同一日に調査できない状況にございました。このため、久喜宮代清掃センターでは、プラスチック類の調査を9月に優先して実施し、燃やせるごみの調査を11月に変更させていただいたものでございます。久喜宮代清掃センターの調査結果につきましては、広報編集時点で11月分の分析結果がまとまっておらず、前回調査した7月分を掲載させていただいたものでございます。
  調査場所の違いでございますが、市街地、住宅地、郊外の3つの地域の集積所に各清掃センターの人口比を考慮して調査場所を決定しているため、数が異なっております。内訳は、久喜宮代清掃センターでは、久喜地区5カ所、宮代町3カ所の計8カ所、菖蒲清掃センターでは菖蒲地区の3カ所、八甫清掃センターでは、栗橋地区3カ所、鷲宮地区3カ所、計6カ所となっております。
  続きまして、4)のご質問でございますが、燃やせるごみには雑誌、ざつがみが多く混入している結果が出ておりますことから、今年の1月に清掃センターごとに開催いたしました廃棄物減量等推進員の意見交換会において、「衛生組合だより」でお知らせする前に、燃やせるごみ組成分類の結果につきまして資料を提供させていただき、現状と今後におけるさらなる分別の徹底を呼びかけしております。
  続きまして、5)のご質問でありますが、平成23年度の各清掃センター管内のリサイクル率は、久喜宮代清掃センター管内では38.4%、菖蒲清掃センター管内では16.8%、八甫清掃センター管内では27.4%でございました。これらを基準として算定してみますと、燃やせるごみの分別率を1%引き上げることで、リサイクル率がおおむね1%引き上げられるとの見込みでございます。今後とも、組成分類の実施結果を踏まえまして、「衛生組合だより」等での広報や廃棄物減量等推進員との連絡を密にして、管内全域でさらなる分別の徹底に向け、取り組んでまいりたいと考えております。
  久喜宮代清掃センターでは、平成4年から紙類の分別回収が始まり、長い時間をかけ、分別の徹底について住民の皆様にご理解、ご協力をいただいた結果、95%を超える高い分別率を達成しているところでございます。他の清掃センターでの分別率の引き上げにつきましても、住民の皆様のさらなるご理解とご協力をいただきながら、時間をかけて取り組まなければならないものと考えているところでございます。こうしたことから、分別率の年度目標につきましては、明確な年度設定は行わず、できるだけ早い時期に久喜宮代清掃センターの分別率95%を達成することを目標に、菖蒲、八甫清掃センター管内での分別率向上を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
  続きまして、大項目4のごみ袋の指定化と有料化の方向性についてご答弁申し上げます。まず、1)のご質問でございますが、指定ごみ袋につきましては、ごみの減量化、分別の徹底を目的といたしまして、昨年4月から管内統一の指定ごみ袋として導入したものでございます。導入に際しましては、新たに指定ごみ袋を導入することになりました久喜宮代清掃センター管内において、地区、団体からのご要望に応じまして、延べ30回、1,300人にご参加いただき、指定ごみ袋制度へのご理解をいただくための説明会を開催したところでございます。
  導入後は、直接衛生組合にお問い合わせをいただいたり、市や町に対して、市長への提言や町長への手紙などにより指定袋へのさまざまなご意見をいただいております。衛生組合や市、町にお寄せいただきましたご意見の中には、分別の徹底や核家族化の進行が要因と思われますが、当初ご用意させていただいておりました20リットル、30リットル、45リットルの指定ごみ袋サイズよりも小さなサイズの袋を追加してほしいとのご要望が多くありましたことから、昨年の11月から10リットルサイズの指定ごみ袋を追加させていただいたところでございます。導入直後には指定ごみ袋以外で排出される方もいらっしゃいましたが、燃やせるごみの組成分類調査における最新の結果では、8地区のサンプルではございますが、ほとんどが指定ごみ袋での排出という状況でございまして、住民の皆様にはご理解をいただけているものというふうに考えているところでございます。
  続きまして、2)のご質問でございますが、新たに指定ごみ袋を導入いたしました久喜宮代清掃センターにおける状況につきましてご答弁申し上げます。指定ごみ袋の利用状況でございますが、燃やせるごみ組成分類調査の結果では、久喜宮代清掃センターでは20リットルの比率が多く、菖蒲清掃センター及び八甫清掃センターでは45リットルの比率が多い結果となっております。導入後の住民負担につきましては調査等は実施しておりませんが、燃やせるごみが週2回、燃やせないごみが月1回、毎回45リットル1袋を利用したと仮定いたしますと、1枚8円、116枚利用で1年間の購入額は928円となります。久喜宮代清掃センター管内におきましては、20リットルサイズを使用されている割合が多いことから、住民負担のほうはさらに低く抑えられているものと思われます。
  減量状況でございますが、平成24年4月から本年1月までの10カ月間の収集量では、燃やせるごみにつきましては1万2,092トンでございまして、前年度の同期と比較いたしますと990トン、率にいたしますと7.57%の減量となっております。同じく、燃やせないごみにつきましては739トンございまして、前年同期との比較では267トン、率にいたしますと26.5%の減量となっております。
  続きまして、3)のご質問についてご答弁申し上げます。今回のごみ処理基本計画案におきましては、家庭系ごみの有料化の検討を施策の一つとして記述させていただいておりますが、ごみの有料化につきましては、昨年4月に統一した指定ごみ袋を導入し、1年という状況がございますことから、一定の期間を置く必要があるものと考えておりまして、具体的な検討には着手していない状況でございます。家庭ごみの有料化の検討に当たりましては、廃棄物減量等推進審議会への諮問、アンケート等の実施などにより住民の意向を十分に把握しながら進めさせていただきたいと考えております。
  以上でございます。
〇議長(小河原 正君) 真田業務課長。
                 〔業務課長 真田 稔君登壇〕
〇業務課長(真田 稔君) 次に、大項目2、資源の持ち去りの防止対策についてのご質問に答弁申し上げます。
  初めに、1)、最近の持ち去りの状況でございますが、平成23年度と平成24年度について申し上げます。まず、平成23年度でございますが、住民からの通報や職員によるパトロールに際しての目撃情報は、久喜市で111件、宮代町で44件となっており、そのうち警察に検挙されたものが、久喜市で12件、宮代町で1件ございました。平成24年度につきましては、2月までの11カ月間の集計でございますが、久喜市で76件、宮代町で27件となっております。そのうち警察に検挙されたものが、久喜市で7件、宮代町で2件となっております。住民からの通報や職員のパトロールにおける目撃情報は、前年度との比較では減少傾向にございます。
  次に、2)についてでございます。衛生組合では、年2回、資源持ち去り禁止のチラシを広報紙とあわせて配布をしております。利用度につきましては、全体の約2割から3割とまだ少ない状況にございますが、平成23年度と24年度の1月までの新聞、雑誌の回収量を比較しますと、平成23年度は2,993トン、平成24年度は3,080トンと、回収量は87トンほど増加傾向にございますことから、ある程度の持ち去りに対する抑止効果があったものと考えております。当組合では、持ち去り禁止の張り紙をして排出することで、持ち去り者への抑止力、また警察の検挙の際に重要な証拠となりますことから、引き続き広報紙等を利用いたしまして、市民の皆様へ排出の際には持ち去り禁止のチラシを活用していただくよう周知してまいりたいと考えております。
  次に、3)についてでございます。衛生組合では、パトロール予定地域を事前に所轄の警察、久喜市、宮代町へお知らせし、連携を図りながら職員によるパトロールを毎週1回のペースで実施しているところでございます。また、廃棄物減量等推進員や地域住民の皆様には、持ち去り行為者を目撃した場合、直接声をかけますと無用なトラブルを招くことにもつながりますことから、持ち去り行為を見かけたら、直接声をかけずに、すぐに110番通報するようにお願いをしております。
  また、さらなる防止対策といたしまして、より一層の強化を図るべく、平成23年10月から久喜宮代衛生組合廃棄物等の処理及び再利用に関する条例の改正によりまして、資源の持ち去りを繰り返す違反者に対して20万円以下の罰金を科す罰則規定を設けて、悪質な違反者に対しての取り締まりを強化してございます。引き続き、市民の皆様や警察にご協力をいただきまして、貴重な収入源であります資源の持ち去り対策の強化を図り、集積所に排出された資源を有効に活用してまいりたいと存じます。
  次に、大項目3、不法投棄についてのご質問にご答弁を申し上げます。初めに、1)についてでございます。テレビの地上デジタル放送につきましては、東北地方などの一部の地域を除いて、平成23年7月から全国一斉に放送が開始となりました。久喜宮代衛生組合管内の集積所に不法に投棄されましたテレビの数につきましては、デジタル放送が開始される前の平成22年度が久喜市で7台、宮代町で2台、平成23年度が久喜市で9台、宮代町で8台、平成24年度が2月末現在となりますが、久喜市で4台、宮代町で5台となっております。集積所におきましては、平成24年度と比較いたしますと、平成22年度は同じ台数でございますが、平成23年度との比較では減少しております。
  次に、2)についてでございますが、不法投棄の多い集積所といたしましては、通勤途中での投げ込み等によります比較的交通量の多い通りに面した集積所が多い傾向にございます。不法投棄の多い集積所につきましては、集積所に不法投棄禁止の張り紙、集積所の位置の変更を行っていただくなど、集積所を使用する住民の皆様の責任と創意工夫により管理をしていただいておりますことから、衛生組合で看板を設置することにつきましては考えておらないところでございます。
  次に、3)についてでございます。集積所に排出されたごみのうち、分別されているごみにつきましては収集をしておりますが、収集時に分別されていないごみにつきましてはシールによる指導を行っております。シールを張るなどした未収集のごみにつきましては、その日のうちに排出された方が引き取る場合と、当番の方などで分別のやり直しをして新たに排出される場合と、そのまま引き取り手がなく放置されたごみがございます。その放置されたままのごみにつきましては、区長さんや廃棄物減量等推進員、ごみ当番の方などからの連絡をいただきまして、衛生組合で回収し、排出者が特定できるものの確認を行っております。未分別のごみの確認後に判明したほかの地区からの不法投棄の状況につきましては、平成24年度は2月末現在で管外投棄が4件ございました。内訳は、幸手市、加須市、蓮田市、さいたま市の方でございました。また、管内のほかの地区からの不法投棄数は23件ございました。
  改善策といたしましては、管内、管外に限らず、ごみの中から氏名、住所等が判明できるものの有無を確認し、判明した場合は文書で注意を促しております。また、アパートや集合住宅等で排出者が不明の場合は、入居者全員にごみの出し方等についてお知らせをしております。集積所のスペースが広く、通りに面している集積所や、人通りの多い、広い場所にある集積所などは車からの投げ捨て等も安易に行えることから、集積所を利用している地元の区長、減量等推進員を中心に地元の皆様と連絡をとりながら、集積所の移設や廃止の助言を行うなど、引き続き不法投棄の対策を講じてまいりたいと考えております。
〇議長(小河原 正君) 再質問をお受けいたします。
  木村議員。
                 〔3番 木村奉憲君登壇〕
〇3番(木村奉憲君) それでは、再質問をします。
  1点目の組成分解の結果については、非常にわかりやすく、目に見えるということでは、各地の状況がよくわかるというのが読んだ人の感想なのです。私もそうなのです。その中で、今後についてもそういう状況をぜひやってほしいというのと、先ほど11月分の調査の結果についてはという、まだされていないということなのですけれども、これについては、今後これがいつごろ出される予定なのか、ひとつお伺いします。
  それから、95%を目標にということなのですけれども、これについては、もしそういう目標を出されるのであれば、やっぱり組合だよりなんかでもきちっと見出しとしても、しっかり定めた上でやっていただきたいと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。
  それから、2点目の資源の持ち去りの状況なのですけれども、これについては、やはり先ほど申したように、禁止チラシの効果が出ているということがある、それから住民とか職員が一生懸命されているという状況がよくわかりましたけれども、その中でお聞きしたいのは、警察への通報の数字を言ってもらったのですけれども、例えば住民と、それから職員がパトロールすることによって発見された、パトロールで通報して、件数がどのぐらいあるのか、それからそれによって警察で逮捕に至ったケースはそのうちどのぐらいあるか、わかればお願いしたいと思います。
  それから、3点目の不法投棄の看板なのですけれども、各地域に私もいろいろ相談を受けて、この組合でも一緒に持ち込んだことがあるのですけれども、地域によっては恒常的になっている場所もあると。そういう地域は、地域住民に、看板とか、そういうパトロールだけではなくて、何らかの警察との連携が必要だし、そういう場所については衛生組合としても看板を設置してあげるという必要があるだろうと思いますが、その点についていかがでしょうか。
  4点目の指定袋についての状況はわかりました。これについては、いわゆる燃やせるごみ、燃やせないごみについての減量化の状況が少し出ているという形なのですけれども、これも当初、継続的にずっと見ないと、1年ぐらいではそういう形がちょっと出たけれども、リバウンドということが各地の事例にもたくさん出てきていますので、これについて継続的にそういう視点でぜひ調査をしていただきたいというのが1つ要望です。
  それから、有料化への検討の中で、市民アンケートを実施するというような状況は、かなり住民アンケートは必要だと思いますが、そのほかに、これについてはいろんなスケジュールの中で住民説明会もしっかりやっていく必要があるのではないかと思いますが、その点についての見解をお伺いします。
  以上です。
〇議長(小河原 正君) 木村議員の再質問に対する答弁を求めます。
  高橋総務課長。
                 〔総務課長 高橋暁尋君登壇〕
〇総務課長(高橋暁尋君) 再質問についてご答弁申し上げます。
  まず初めに、ごみの組成分類の結果について、11月分の結果はいつ出すのかということでございますが、組成分類については年4回行っておりますので、4回とも結果を出すということではなく、適宜お出ししていきたいというふうに考えておりまして、11月分についてはお出しする予定は今のところございません。
  もう一点、続きまして、分別率を95%に定める、組合だより等で定めるべきではないかということでございますが、一応、分別率については、先ほどもご答弁させていただいた95%というのは、あくまでも久喜宮代清掃センターに追いつくようにほかの清掃センターの分別率を上げていこうということでございまして、この目標を掲げてこれをやるということではなく、全ての清掃センターで少しでも分別率が高くなるように、推進員さん等にもご協力いただきながらやっていきたいというふうに考えておりまして、目標を掲げてということではなく、建設的に推進していきたいということでお願いしたいと思います。
  それと、ごみ袋の指定化、有料化についてのご質問でございますが、減量の効果については継続的に調査してもらいたいというご要望につきましては、当然やっていくものとして、年間を通じて、こちらについては各年度行った上で皆様にお示ししていきたいというふうに考えております。
  それと、有料化についてのご質問でございますが、アンケートのほか説明会も実施すべきだというご質問でございますが、当然、有料化を検討する際には、説明会だけではなく、いろんな、懇談会とか、各機会を多くつくりまして、皆さんのご意見を聞きながら検討してまいりたいというふうに考えております。
  以上でございます。
〇議長(小河原 正君) 真田業務課長。
                 〔業務課長 真田 稔君登壇〕
〇業務課長(真田 稔君) それでは、ご質問にお答え申し上げます。
  まず、資源持ち去りの関係の内訳ということでございますが、先ほど申し上げた数につきましては、住民からの通報、それと組合でパトロールを実施したもの、あるいは警察のほうで巡回をして確認をしたもの、あるいは検挙したもの、その合計でございまして、それらの内訳につきましては、申しわけございませんが、資料がございませんので、ご了解いただきたいと思います。
  それから、次に看板等の関係でございますが、衛生組合のほうで看板の設置ができないかというようなことでありますが、ごみの集積所につきましては、それぞれ集積所を利用される地域の皆様で、地域の実情に応じて設置場所の調整あるいは維持管理を行っていただいております。衛生組合管内には約600カ所の集積所がございますことから、地域の皆様のご協力なくして到底管理できるものではございませんので、ご理解を賜りたいと存じます。なお、張り紙等につきましては、衛生組合においてコピーする等、可能でございますので、それらにつきましてはご相談をいただければと思います。
〇議長(小河原 正君) 再々質問をお受けいたします。
〇3番(木村奉憲君) (再々質問なし)
〇議長(小河原 正君) 以上で木村議員の質問を打ち切ります。
  以上で組合に対する質問を終了いたしました。

                        ◇                      

    ◎議案書の訂正
〇議長(小河原 正君) ここで、議案訂正についての事務局長よりの報告があります。
                 〔事務局長 小倉康治君登壇〕
〇事務局長(小倉康治君) 申しわけございません。
  議案書の9ページでございますけれども、議案第8号 久喜宮代衛生組合公平委員会委員の選任について、ページで申し上げますと9ページでございます。宮代町の折原正司様でございますが、間違いでございまして、申しわけございません、正誤表をお配りいたしますので、よろしくお願いいたしたいと思います。おわびして訂正させていただきます。よろしくお願いいたします。済みません、名前ではなくて、字が違っているということで、訂正をさせていただきます。

                        ◇                      

    ◎次会の日程報告
〇議長(小河原 正君) 以上で本日の日程は終了いたしました。
  次会の日程を申し上げます。次会は、3月26日、火曜日、午前9時から本会議を開き、議案に対する質疑、討論、採決を行います。議員の皆様には、定刻どおりご参集くださるようお願いいたします。
  また、猪股議会運営委員長からも報告がございましたとおり、議案質疑書の締め切り日は3月18日、月曜日、午後3時までとなっております。具体的にページの指定がなされないような質問、議案に直接関係ない質問は避けていただき、執行部が質問の趣旨、内容を理解しやすいように記入願います。通知につきましては、既に配付しておりますので、よろしくお願いいたします。
  なお、提出方法は、持参するほか、ファクスやメールでの送信も可といたしますが、その際は必ず送信後の着信確認をお願いいたします。

                        ◇                      

    ◎散会の宣告
〇議長(小河原 正君) 本日はこれにて散会いたします。
    散会 午前11時59分