〇 招 集 告 示
久宮衛告示第46号
平成24年久喜宮代衛生組合議会第3回定例会を次により招集する。
平成24年9月25日
久喜宮代衛生組合管理者 田 中 暄 二
記
1 期 日 平成24年10月2日
2 場 所 久喜宮代衛生組合大会議室
〇 応 招 ・ 不 応 招 議 員
応招議員(14名)
1番 鈴 木 精 一 君 2番 梅 田 修 一 君
3番 木 村 奉 憲 君 4番 山 下 秋 夫 君
5番 戸 ヶ 崎 博 君 6番 関 弘 秀 君
7番 大 鹿 良 夫 君 8番 盛 永 圭 子 君
9番 猪 股 和 雄 君 10番 内 田 正 君
11番 飯 山 直 一 君 12番 石 井 眞 一 君
13番 鈴 木 松 蔵 君 14番 小 河 原 正 君
不応招議員(なし)
平成24年久喜宮代衛生組合議会第3回定例会 第1日
平成24年10月2日(火曜日)
議 事 日 程 (第1号)
1 開 会
2 開 議
3 議事日程の報告
4 議席の指定
5 会議録署名議員の指名
6 会期の決定
7 議員提出議案の上程(決議第1号)
8 議案に対する質疑
9 討論・採決
10 管理者提出議案の上程(議案第6号〜議案第9号)
11 提案理由の説明
12 組合に対する質問
13 次会の日程報告
14 散 会
午前9時開会
出席議員(14名)
1番 鈴 木 精 一 君 2番 梅 田 修 一 君
3番 木 村 奉 憲 君 4番 山 下 秋 夫 君
5番 戸 ヶ 崎 博 君 6番 関 弘 秀 君
7番 大 鹿 良 夫 君 8番 盛 永 圭 子 君
9番 猪 股 和 雄 君 10番 内 田 正 君
11番 飯 山 直 一 君 12番 石 井 眞 一 君
13番 鈴 木 松 蔵 君 14番 小 河 原 正 君
欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定により出席した人
管 理 者 田 中 暄 二 君
副管理者 庄 司 博 光 君
代 表 榎 本 善 司 君
監査委員
会 計 榎 本 貞 夫 君
管 理 者
参 与 飛 守 君
参 与 清 水 雅 之 君
参 与 中 島 千 春 君
参 与 横 溝 秀 武 君
事務局長 小 倉 康 治 君
総務課長 高 橋 暁 尋 君
業務課長 真 田 稔 君
業 務 蓮 見 実 君
2 課 長
業 務 藤 井 智 君
3 課 長
総務課長 金 井 誠 君
補 佐
業務課長 内 田 久 則 君
補 佐
業務課長 日 下 部 栄 子 君
補 佐
業 務 3 大 久 保 達 也 君
課長補佐
本会議に出席した事務局職員
庶務係長 籾 山 光 明
書 記 長 田 充 泰
書 記 海 老 原 剛 章
◎開会の宣告 (午前 9時00分)
〇議長(小河原 正君) ただいまの出席議員は13名でございます。
山下議員より、少しおくれるとの連絡がありました。ご報告だけしておきます。
定足数に達しておりますので、これより平成24年久喜宮代衛生組合議会第3回定例会を開会いたします。
◇
◎開議の宣告
〇議長(小河原 正君) 直ちに本日の会議を開きます。
◇
◎議事日程の報告
〇議長(小河原 正君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。
◇
◎欠員議員の選出報告
〇議長(小河原 正君) 衛生組合議員の欠員につきましては、9月4日、久喜市議会から梅田修一議員が新たに選出されましたので、ご報告申し上げます。
◇
◎議席の指定
〇議長(小河原 正君) 日程第4、議席の指定を行います。
今回選出されました梅田修一議員の議席につきましては、会議規則第4条第2項の規定により、議席番号2番を議長において指定いたします。
◇
◎自己紹介
〇議長(小河原 正君) 初対面の方もおありのようでありますので、梅田議員より自己紹介をお願いいたします。
梅田議員、よろしくお願いします。
〔2番 梅田修一君自己紹介〕
〇議長(小河原 正君) ありがとうございました。
◇
◎会議録署名議員の指名
〇議長(小河原 正君) 日程第5、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第93条の規定により、議長において
2番 梅 田 修 一 議員
3番 木 村 奉 憲 議員
を指名いたします。
◇
◎会期の決定
〇議長(小河原 正君) 日程第6、会期の決定を議題といたします。
議会運営委員長の報告を求めます。
猪股議会運営委員長。
〔議会運営委員長 猪股和雄君登壇〕
〇議会運営委員長(猪股和雄君) おはようございます。
第3回定例会につきまして、議会運営委員会を開いてほしいと要請がありましたので、9月25日、午前9時から会議室におきまして議会運営委員会を開きました。その結果の概要です。
本定例会に提出される議案は、管理者提出議案が4件、一般質問5人を予定しております。したがいまして、会期日程につきましては、本日10月2日から10月16日まで15日間ということで決定いたしました。
なお、本日、この後、故田島行雄議員に対する黙祷を行い、直ちに議員提出議案として決議第1号を上程し、先議をすることになっております。
また、本定例会の議案質疑の締め切りにつきましても相談いたしまして、10月5日、金曜日、午後5時までとすることで決定をいたしました。
以上で報告を終わります。
〇議長(小河原 正君) お諮りいたします。
今定例会の会期は、委員長の報告どおり、本日10月2日から10月16日までの15日間といたしたいと思います。
なお、本日、会期の決定の後、故田島行雄議員に対する黙祷を行い、次に議員提出議案、決議第1号を先議いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(小河原 正君) ご異議なしと認めます。
よって、そのように決定いたしました。
なお、今定例会の議案質疑書の締め切り日につきましては、先ほど委員長から報告がありましたとおり、10月5日、金曜日の午後5時までとすることで決定いたしました。
◇
◎黙 祷
〇議長(小河原 正君) それでは、去る7月30日に逝去されました田島行雄議員のご冥福を祈り、ここに謹んで黙祷をささげたいと思います。
ご起立をお願いいたします。黙祷。
〔黙 祷〕
〇議長(小河原 正君) 終わります。ありがとうございました。
ご着席をお願いいたします。
◇
◎議員提出議案の上程
〇議長(小河原 正君) 日程第7、議員提出議案、決議第1号を上程し、議題といたします。
◇
◎提案理由の説明
〇議長(小河原 正君) 議員提出議案の提案理由の説明を求めます。
決議第1号の説明を求めます。
13番、鈴木松蔵議員。
〔13番 鈴木松蔵君登壇〕
〇13番(鈴木松蔵君) 決議第1号 哀悼決議。
標記の議案を次のとおり久喜宮代衛生組合議会会議規則第14条の規定により提出します。
平成24年10月2日。提出者、久喜宮代衛生組合議員、鈴木松蔵。賛成者、久喜宮代衛生組合議員、鈴木精一、飯山直一。久喜宮代衛生組合議会議長、小河原正様。
哀悼決議。
久喜宮代衛生組合議会議員、故田島行雄氏のご逝去を悼み、謹んでご冥福を祈る。
以上決議する。
久喜宮代衛生組合議会。
以上で提案理由の説明とさせていただきます。
◇
◎議案に対する質疑
〇議長(小河原 正君) 日程第8、先議議案に対する質疑をお受けいたします。
〔「なし」と言う人あり〕
〇議長(小河原 正君) 質疑がないようですので、以上で決議第1号の質疑を打ち切ります。
鈴木議員、ありがとうございました。
これをもって先議議案に対する質疑を終結いたします。
◇
◎討論・採決
〇議長(小河原 正君) 日程第9、これより先議議案に対する討論・採決に入ります。
決議第1号の討論に入ります。ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
〇議長(小河原 正君) ないようでありますので、採決に入ります。
決議第1号 哀悼決議、原案に賛成の方の挙手を願います。
〔挙手全員〕
〇議長(小河原 正君) 挙手全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
◇
◎管理者提出議案の上程
〇議長(小河原 正君) 日程第10、管理者提出議案の上程ですが、議案第6号から議案第9号を一括上程し、議題といたします。
◇
◎提案理由の説明
〇議長(小河原 正君) 日程第11、管理者より提案理由の説明を求めます。
管理者、お願いいたします。
〔管理者 田中暄二君登壇〕
〇管理者(田中暄二君) おはようございます。
本日、久喜宮代衛生組合議会第3回定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様にはご健勝にてご参集賜り、ご審議いただきますことを厚く御礼申し上げます。
一般廃棄物ごみ処理基本計画につきましては、平成25年から平成39年度までの15年間の基本計画で、平成23年度、平成24年度の2カ年の継続事業により今年度策定をいたします。この策定に当たりましては、廃棄物減量等推進審議会の委員の皆様に幅広いご意見をいただき、検討していただいているところでございまして、近々に最終答申をいただく予定でございます。議員の皆様には、年内に全員協議会でご説明をさせていただき、来る3月議会に提案を議案としていたしまして、ご審議を賜りたいと考えております。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
さて、久喜市の合併に伴いまして、懸案事項となっておりました家庭系廃棄物の自己搬入手数料や事業系廃棄物の手数料など、当組合における3つの清掃センターの手数料の統一につきましては、廃棄物減量等推進審議会に諮問した中の項目の一つでございました。委員の皆様の慎重なご審議を重ねていただき、答申を頂戴したところでございます。この審議会の答申を尊重し、今回の議会に議案として提出をさせていただきましたので、よろしくお願いを申し上げます。
それでは、本定例会に提案申し上げております議案の説明を申し上げます。本日、本定例会に提案いたします議案は4議案でございます。
初めに、議案第6号 平成23年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定についてでございます。地方自治法第233条第3項の規定により、平成23年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算を別冊のとおり監査委員の意見をつけて認定に付するということで調製をいたしております。
決算書の1ページでございます。まず、歳入でございます。予算現額33億6,942万円、調定額34億2,835万1,499円、収入済額34億2,781万3,289円、その他にして不納欠損額はございません。収入未済額53万8,210円でございます。
次に、歳出でございます。2ページでございます。予算現額は、歳入と同額の33億6,942万円でございます。支出済額が31億2,766万4,568円となっております。翌年度繰越額は406万6,000円、不用額が2億3,768万9,432円でございます。
次に、議案第7号 平成24年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)についてでございます。別冊で調製してございます。補正予算、1ページをお開きいただきたいと存じます。第1条ですが、歳入歳出予算の補正ということで、それぞれ1,315万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ33億8,815万8,000円に改めたいという内容でございます。
次に、議案第8号 久喜宮代衛生組合職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例についてでございます。人事院規則の一部改正に伴い、この案を提出するものでございます。
次に、議案第9号 久喜宮代衛生組合廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例についてでございます。家庭系廃棄物及び事業系一般廃棄物に係る一般廃棄物処理手数料の改定等を行うため、本条例の一部を改正する必要があるので、この案を提出するものであります。
以上が本定例会に上程いたします議案4件でございます。
なお、詳細につきましては事務局長をして補足説明いたさせますので、慎重ご審議の上、速やかにご議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
〇議長(小河原 正君) 次に、議案第6号から議案第9号までの補足説明を求めます。
事務局長、お願いします。
〔事務局長 小倉康治君登壇〕
〇事務局長(小倉康治君) おはようございます。それでは、補足説明をさせていただきます。
議案書1ページをお開きいただきたいと存じます。議案第6号 平成23年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定についての補足説明を申し上げます。お手元の決算書に従いまして説明をさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
初めに、4ページをお開きいただきたいと存じます。財産に関する調書でございます。まず、土地(地積)につきましては、ごみ処理施設用地、し尿処理施設用地及びその他は、前年度との増減はございません。また、建物につきましても、本庁舎を初めごみ処理施設、し尿処理施設、その他につきましての増減はございません。
次に、5ページの物品の関係でございます。平成23年度中の車両につきましても37台で、前年度との増減はございません。
続きまして、事項別明細書に従い、ご説明申し上げます。決算事項別明細書の8、9ページをお開きいただきたいと存じます。第1款の分担金及び負担金でございます。予算現額、調定額、収入済額、いずれも27億5,675万6,000円でございます。内訳といたしましては、組合規約第13条の規定に基づく負担金でございまして、久喜宮代清掃センターの久喜市負担金が10億1,288万3,000円、宮代町負担金が4億9,649万円でございます。また、菖蒲清掃センターの久喜市の負担金が3億944万8,000円と八甫清掃センターの久喜市負担金が9億3,793万5,000円でございます。
次に、第2款の使用料及び手数料でございますが、予算現額1億3,350万円でございます。調定額1億3,773万8,346円、収入済額1億3,720万136円でございます。総務使用料につきましては、昨年までは雑入で処理をしておりましたが、各清掃センターの自動販売機に係る使用料及び電柱占有料を新たに項目を設けて処理をしたものでございます。なお、収入未済額は塵芥処理手数料の現年度分と滞納繰り越し分、し尿処理手数料の現年度分と滞納繰り越し分を合わせまして53万8,210円でございます。
次に、決算書の10ページ、11ページをお開きいただきたいと存じます。第3款の財産収入でございます。予算現額5,724万8,000円、調定額、収入済額とも8,490万6,154円でございます。これは、備考欄にもございますように、久喜宮代清掃センター、菖蒲清掃センター、八甫清掃センターにおける資源回収に伴う有価物及びごみの処理過程から発生いたしました有価物の売り払い代金でございます。内訳につきましては、主要な施策の成果に関する調書の16ページから18ページにかけて記載してございます。
次に、第4款の繰越金でございます。予算現額が2億8,488万5,000円、調定額、収入済額ともに2億8,488万5,450円でございます。
次に、第5款の諸収入でございます。予算現額が4,703万1,000円、調定額、収入済額ともに7,255万7,049円でございます。預金利子といたしまして、11万9,009円でございます。雑入といたしまして、収入済額が7,243万8,040円となっております。
決算書の12ページ、13ページをお開きいただきたいと存じます。内訳の主なものといたしましては、再商品化合理化拠出金で3,937万7,761円などでございます。
次に、第6款の組合債でございます。予算現額、調定額、収入済額ともに9,000万円でございます。これは、備考欄にもございますように、菖蒲清掃センターにおけるごみ処理施設機器改修整備事業債4,000万円と八甫清掃センターにおけるごみ焼却施設機器改修整備事業債5,000万円でございます。主要な施策の成果に関する調書の19ページに記載してございますとおり、借り入れ先は埼玉県、利子は0.3%でございます。
次に、決算書の14ページ、15ページをお開きいただきたいと存じます。第7款の国庫支出金でございます。調定額、収入済額ともに150万8,500円でございます。各清掃センターにおける東日本大震災に係る災害等廃棄物処理事業費国庫補助金及び廃棄物処理施設モニタリング事業費補助金でございます。
以上が歳入の概要でございます。
続きまして、歳出でございます。決算書の16、17ページをお開きいただきたいと存じます。まず、第1款の議会費でございます。予算現額244万4,000円、支出済額が169万2,888円で、執行率が69.3%でございます。これは、議員さんの報酬、会議録の調製、また視察研修等の議会運営費でございます。この議会運営費につきましては、主要な施策の成果に関する調書の21ページに記載してございます。
視察研修につきましては、平成23年7月4日、5日の両日、長野県上田市、エコ・ハウスにおきましてごみの減量化について、埼玉県川越市、川越市資源化センターにおきまして熱回収施設の視察研修を実施したものでございます。
次に、第2款の総務費でございます。衛生組合の総務に関する事業全般にわたる共通経費を執行してございます。予算現額3億1,988万6,000円、支出済額は3億1,002万309円で、執行率が96.9%でございます。
まず、1目の一般管理費でございます。予算現額2億9,784万3,000円、支出済額2億9,092万5,297円となっておりまして、執行率が97.7%でございます。この内容でございますが、職員の給与費等人件費のほか、16ページから25ページにございますように、衛生組合全般にわたる事務諸経費を主といたしまして、備考欄に記載しております事業を執行しております。なお、平成23年度の主な事業といたしましては、16ページの1節報酬で、廃棄物減量等推進審議会を3回開催いたしました審議会委員の報酬といたしまして78万円を執行いたしました。
次に、20ページから21ページの報償費でございますが、備考欄にございますように、各地区においてごみ減量化に取り組んでいただいております廃棄物減量等推進員への謝礼として支出をいたしております。
次に、22ページ、23ページをお願いいたします。13節委託料の備考欄の上から5行目の例規集データベース維持管理業務といたしまして134万4,000円を執行してございます。
次に、14節使用料及び賃借料の備考欄の上から2行目の財務会計システムの電算機賃借料といたしまして122万940円を執行してございます。
次に、24ページ、25ページをお願いいたします。19節負担金、補助及び交付金の備考欄の上から2行目の職員の退職手当負担金として市町村総合事務組合負担金698万7,924円を支出してございます。また、次の3行目のとおり、退職者分の特別負担金といたしまして497万7,674円を支出してございます。
次に、2目財産管理費でございます。予算現額2,189万3,000円、支出済額1,894万5,012円となってございます。執行率は86.5%でございます。昨年までは光熱水費をここで支出をしておりましたが、本来支出すべきである清掃総務費へ変更いたしましたので、昨年と比較いたしますと大幅な減額となっております。
26、27ページをお願いいたします。主な支出といたしましては、13節委託料の上から3行目、庁舎管理業務236万5,650円で、衛生組合庁舎管理棟及び施設棟の清掃等に関する業務委託でございます。
次に、28、29ページをお願いいたします。3目公平委員会費でございます。予算現額、支出済額ともに8万5,000円でございます。委員報酬でございます。
次に、第2項の監査委員費でございます。予算現額、支出済額ともに6万5,000円でございます。同じく委員報酬でございます。
次に、第3款の衛生費でございます。現業部門における職員の人件費及び塵芥処理費、し尿処理費の関係経費を執行しております。予算現額が27億889万7,000円、支出済額が24億9,774万665円、執行率が92.2%でございます。第2回の臨時会でご説明をいたしましたが、繰越明許費といたしまして270万1,000円、事故繰越しといたしまして136万5,000円を翌年度へ繰越しをしてございます。
まず、1目の清掃総務費でございます。予算現額3億8,571万3,000円、支出済額が3億4,274万70円となっておりまして、執行率が88.9%でございます。主な事業内容といたしましては、久喜宮代清掃センターにおける現業職員の給与費等人件費のほか、清掃関係の事務管理関係費の支出となってございます。
30、31ページをお願いいたします。11節需用費の光熱水費でございます。久喜宮代清掃センターの6,986万5,863円、32、33ページをお願いいたします。菖蒲清掃センターの2,127万2,300円、八甫清掃センターの5,640万971円でございます。なお、光熱水費の内訳につきましては、主要な施策の成果に関する調書の24ページから27ページをごらんいただきたいと存じます。
19節負担金、補助及び交付金では、久喜宮代、菖蒲、八甫の3清掃センターにおける生ごみ処理機、電気式生ごみ処理機の購入費補助金及び新聞紙、ビン、カン等の資源集団回収事業報償金等をそれぞれ支出してございます。
次に、34ページ、35ページをお願いいたします。2目の塵芥処理費でございます。予算現額21億354万円、支出済額が19億4,977万6,680円、執行率が92.7%となっております。ここでは、資源、ごみ全般にわたります収集経費、処理施設関係の運営経費及び維持補修費のほか、最終処分に要した経費を執行してございます。
その主な事業内容でございますが、13節、委託業務関係といたしましては、36、37ページの久喜宮代清掃センターにおける資源回収業務1億3,456万8,000円、38、39ページの上から6行目、菖蒲清掃センターにおける焼却灰及びばいじん最終処分業務の2,240万8,203円、下から5行目、八甫清掃センターにおけるばいじんセメント原料化業務5,162万1,993円などを執行しております。
40ページ、41ページをお願いいたします。15節工事請負費といたしましては、久喜宮代清掃センターの粗大ごみ処理施設整備工事2,365万5,000円、ごみ焼却施設機器改修工事9,030万円、菖蒲清掃センターのごみ処理施設機器改修工事6,772万5,000円、八甫清掃センターのごみ焼却施設機器修繕工事1億3,975万5,000円などを執行しております。
42、43ページをお願いいたします。次に、3目し尿処理費でございます。予算現額2億1,964万4,000円、支出済額が2億522万3,915円、執行率は93.4%でございます。ここでは、し尿の収集運搬、処理施設関係の運営管理費、維持補修費のほか最終処分に要する経費を支出してございます。
13節委託料関係では、久喜宮代清掃センターにおきまして、例年どおりの業務でございますが、備考欄の上から4行目のし尿及び浄化槽汚泥最終処分業務といたしまして1,750万8,393円を支出してございます。これは、汚泥を長野県のクリーンユーキ株式会社に委託し、堆肥化を実施しております。また、八甫清掃センターにおきましては、し尿処理施設運転管理業務といたしまして9,660万を支出しております。
15節工事請負費関係としましては、し尿処理施設整備工事として2,730万円などを執行しております。
44、45ページをお願いいたします。次に、第4款公債費でございます。予算現額3億1,821万3,000円、支出済額は3億1,821万706円、執行率が99.9%でございます。久喜宮代清掃センターにおきましては、生ごみ堆肥化処理施設建設事業、焼却炉排ガス高度処理設備2号炉ほか大規模改修事業、菖蒲清掃センターにおきましては廃棄物焼却処理施設改修整備事業、八甫清掃センターにおきましてはごみ処理施設整備事業の償還元金及び償還利子でございます。内訳につきましては、主要な施策の成果に関する調書の48ページに記載してございます。
最後に、第5款の予備費でございます。充当額はございませんでした。
以上が議案第6号 平成23年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定についての補足説明でございます。
続きまして、議案第7号 平成24年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)につきましてご説明申し上げます。別冊の補正予算書をごらんいただきたいと存じます。
1ページをお願いいたします。第1条でございます。歳入歳出予算の補正で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,315万8,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ33億8,815万8,000円とするものでございます。
第2条でございます。債務負担行為の補正で、3ページ、4ページの第3表、債務負担行為補正の追加でございます。新年度における契約事務の効率化のため設定させていただくものでございます。久喜宮代清掃センターにつきましては、資源回収業務の限度額を1億3,698万円と定めさせていただくもののほか23件でございます。菖蒲清掃センターにつきましては、塵芥収集及び資源回収業務の限度額を7,700万円と定めさせていただくもののほか9件でございます。4ページとなります。八甫清掃センターにつきましては、燃やせるごみ収集業務の限度額を1億4,153万円と定めさせていただくもののほか15件でございます。
事項別明細書の8ページ、9ページをお開きいただきたいと存じます。初めに、歳入の関係でございます。まず、1款分担金及び負担金、1項負担金、1目の組合負担金でございます。2億3,292万4,000円を減額いたします。これは、前年度決算により繰越金が確定し、財源が増加いたしましたことから、負担金の減額補正をするものでございます。構成市町及び清掃センター別の減額する負担金は、説明欄に記載してありますとおりでございます。
次に、4款繰越金、1項繰越金、1目繰越金でございます。これは、平成23年度決算により繰越金が確定したことにより2億4,608万2,000円を増額するものでございます。清掃センター別の内訳は、説明欄のとおりでございます。
続きまして、歳出でございます。10ページ、11ページをお願いいたします。2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費、1節報酬の6万6,000円の増額でございます。これにつきましては、廃棄物減量等推進審議会の委員報酬で、審議会を当初6回開催を見込んでおりましたが、7回開催をする予定となりましたので、増額をするものでございます。
2節給料239万2,000円の減額、3節職員手当等199万5,000円の増額、4節共済費161万2,000円の減額につきましては、職員の人事異動によるものでございます。
次に、12、13ページをお願いいたします。7節賃金338万5,000円の減額につきましては、臨時職員の任用の減によるものでございます。
8節報償費の51万6,000円の減額、13節委託料13万7,000円の減額、これは不用額が生じたため、減額をするものでございます。
次に、3款衛生費、1項清掃費、1目清掃総務費の2節給料の18万7,000円の減額、3節職員手当等の32万9,000円の減額につきましては、支給要件の変動等によるものでございます。
4節共済費14万8,000円の増額、11節需用費1,959万5,000円の増額補正につきましては、電気料金の改定によるものでございます。
19節負担金、補助及び交付金5,000円の減額補正につきましては、職員の人事異動によるものでございます。
次に、4款公債費、1項公債費、2目利子8万3,000円の減額でございます。これにつきましては、利子償還金の額の確定に伴い、菖蒲清掃センターの利子償還金3万7,000円、八甫清掃センターの4万6,000円をそれぞれ減額補正するものでございます。
以上が議案第7号 平成24年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)の補足説明でございます。
続きまして、議案第8号 久喜宮代衛生組合職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例につきまして説明させていただきます。議案書をごらんいただきたいと思います。人事院規則第22条第3号の一部改正に伴い、この案を提出するものであります。
議案書の3ページをお願いいたします。第15条第2項第18号中「骨髄液の」を「骨髄若しくは末梢血幹細胞移植のための末梢血幹細胞の」に、「又は骨髄移植のため」を「又は」に、「骨髄液を」を「、骨髄移植のため骨髄若しくは末梢血幹細胞移植のため末梢血幹細胞を」に改めるものでございます。
次に、附則といたしましては、この条例の施行日につきましては、公布の日から施行させていただくものでございます。
以上が議案第8号 久喜宮代衛生組合職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例についての補足説明でございます。
続きまして、議案第9号 久喜宮代衛生組合廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例につきましてご説明申し上げます。平成22年12月に廃棄物減量等推進審議会に諮問いたしました事項のうち、「家庭系廃棄物自己搬入時の処理手数料」「事業系廃棄物の手数料の見直し」「犬猫等動物死体の取り扱いについて」の答申をいただきました。当組合では、答申を重く受けとめ、尊重すべきと判断をいたしましたことから、議案として提出をさせていただきました。
議案書の4ページをお開き願います。この条例の改正案は、同一の条例ではございますが、施行時期が異なりますことから、一部改正を2案に分けております。まず、第1条でございます。久喜宮代衛生組合廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を次のように改正する。「別表第1を次のように改める。」ということで、一般廃棄物処理手数料に関する別表改正でございます。
改正の内容でございますが、大きく分けて3点ございます。1点目は、直接搬入する一般家庭ごみの改正でございます。現行では、久喜宮代清掃センター管内は無料でございます。菖蒲清掃センター管内が、10キロまで130円、10キロを超えるごとに130円の加算となっております。また、八甫清掃センター管内では、引っ越しなどに伴い、臨時的に直接搬入する一般家庭ごみに限りまして、10キロにつき100円と規定しております。これを統一いたしまして、3清掃センターにおいて、いずれも10キロにつき、処分費といたしまして100円を徴収することとしたものでございます。
次に、2点目といたしまして、事業活動に伴って生じた一般廃棄物の手数料の改正でございます。現行では、久喜宮代清掃センター管内では、平時1日10キロ未満の事業系一般廃棄物を排出する事業者については、家庭系廃棄物の集積所に排出することができ、収集運搬も衛生組合が実施していることから、収集運搬及び処分を行う手数料といたしまして、10キロにつき200円、処分のみを行う場合は10キロにつき100円となっておりますが、今回の改正では、1日10キロ未満の事業系一般廃棄物を排出する小規模事業者については100円から200円に引き上げる改正でございます。また、菖蒲清掃センター管内では、現行では、処分のみを行う場合、10キロまで200円、10キロを超えるごとに200円加算となっておりまして、今回の改正では10キロまで200円という規定を10キロにつき200円とする改正でございます。なお、八甫清掃センター管内では、現行では処分のみを行う場合は10キロにつき100円でございますが、これを200円に改正をするものでございます。
次に、3点目といたしまして、動物の死体の手数料の改正でございます。現行では、久喜宮代清掃センターのみ犬猫等の動物死体の手数料が規定されており、成犬では、収集運搬及び処分を行う場合が2,500円、処分のみを行う場合が1,000円、小犬、猫、小動物が、収集運搬及び処分を行う場合が1,500円、処分のみを行う場合が500円となっており、菖蒲清掃センターや八甫清掃センターにつきましては、問い合わせがあった場合にはメモリアルトネを紹介していることから、動物の死体の処理そのものの規定がございませんでした。今回の改正では、3清掃センター全てにおいて統一することといたしました。
内容でございますが、10キロ未満の動物につきましては、手数料として、収集運搬処分を行う場合が3,500円、処分のみを行う場合が500円、また10キロ以上30キロ未満のものについては、収集運搬処分を行う場合が4,000円、処分のみを行う場合が1,000円の手数料と規定いたしました。
以上の改正につきましては、平成25年10月1日から施行するものでございます。
次に、第2条でございます。まず、「第20条第2項ただし書を削る。」となっておりまして、参考までにただし書きの規定を読み上げますと、「ただし、平時1日10キログラム未満の事業系一般廃棄物を排出する事業者(家庭系廃棄物を久喜宮代清掃センターにおいて処理する区域内に事業所を有する事業者に限る。)にあっては、その種類ごとに分別し、家庭系廃棄物の集積所(家庭系廃棄物を久喜宮代清掃センターにおいて処理する区域内に存する集積所に限る。)に排出することができる。」と規定しておりますが、この規定を削るものでございます。
次は、別表第1中「直接搬入する一般家庭ごみ10キロにつき100円」を「直接搬入する一般家庭ごみ10キロにつき200円」に改め、久喜宮代清掃センターの部、事業活動に伴って生じた一般廃棄物の項中「300円」を空欄に改める改正でございます。
直接搬入する一般家庭ごみにつきましては、第1条で平成25年10月1日から10キロにつき100円とする旨規定しましたが、平成27年10月からは100円を200円に改正するものでございます。これにつきまして、廃棄物減量等推進審議会では200円とすることが望ましいとの答申が出ておりましたが、いきなり200円とするのではなく、段階的な経過措置を設けることにいたしました。また、施行期日につきましては、平成27年10月1日からとさせていただくものでございます。
なお、久喜宮代清掃センターの部、事業活動に伴って生じた一般廃棄物の項中「300円」を空欄に改める改正でございますが、前段の第20条第2項のただし書きを削ることに伴いまして、久喜宮代清掃センター管内のみ認めていた小規模の事業者であっても、家庭系廃棄物の集積所に排出することができなくなります。つまり、平成27年10月1日からは、事業系一般廃棄物につきましては、自己搬入または許可業者による搬入以外は認めないことを規定したものでございます。
以上が議案第9号 久喜宮代衛生組合廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例につきましての補足説明でございます。なお、それぞれの条例の一部改正に伴う新旧対照表を配付させていただきましたので、参考にしていただきますようお願いをいたします。
以上をもちまして、本定例会に提案いたします議案の補足説明を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
〇議長(小河原 正君) 以上で補足説明を終わります。
ここで、監査委員より平成23年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算の審査についての報告を求めます。
榎本代表監査委員、お願いいたします。
〔代表監査委員 榎本善司君登壇〕
〇代表監査委員(榎本善司君) おはようございます。ご指名いただきました代表監査委員の榎本でございます。
平成24年8月1日、久喜宮代衛生組合会議室におきまして、地方自治法第233条第2項の規定に基づき審査に付された平成23年度久喜宮代衛生組合一般会計決算にかかわる審査を執行いたしました。
お手元にお配りしてあります意見書をご参照ください。開いていただきまして、1ページのところでございます。初めに、審査の対象といたしましては、1、平成23年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算、2、平成23年度実質収支に関する調書及び3、平成23年度財産に関する調書でございます。
次に、審査の方法でございまして、平成23年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算書及び法令で定める書類等に基づきまして、その計数の正否や予算執行状況の適否について審査を執行いたしました。その結果、審査に付された久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算書及び法令で定める調書は、いずれも法令に準拠して調製されており、計数も、関係諸帳簿と照合した結果、正確であり、予算執行は適正になされているものと認められたことをご報告いたします。
詳細につきましては、最初にお示しいたしました、お手元に配付してあります決算審査意見書のとおりでございますが、最後の12ページのむすびの最後の部分を読ませていただきます。裏の一番下のところです。最後に、組合を構成する久喜市、宮代町では、少子高齢化社会の進展や労働者人口の減少により、現在以上に厳しい財政状況が続くと見込まれる。環境負荷の低減に努めるとともに、あらゆる面でコスト削減に配慮しながら、適切な施設整備と運営を行い、安全で安定した効率的なごみ処理行政を行ってもらいたい。
以上でございます。
〇議長(小河原 正君) どうもありがとうございました。
ここで休憩いたします。再開は10時5分といたします。
休憩 午前 9時47分
再開 午前10時05分
〇議長(小河原 正君) 再開いたします。
◇
◎発言の訂正
〇議長(小河原 正君) 日程第12に入る前に、先ほど説明の中で訂正の内容がありますので、事務局長からよろしくお願いしたいと思います。
〇事務局長(小倉康治君) 申しわけございません。議長のお許しをいただきましたので、訂正をさせていただきます。
先ほど平成23年度の決算の関係で補足説明させていただきましたが、決算書の一番最後の予備費、充当がございませんでしたということで私申し上げたのですが、予備費2万円ございます。申しわけございません。おわびして訂正させていただきます。よろしくお願いいたします。
◇
◎組合に対する質問
〇議長(小河原 正君) 日程第12、組合に対する質問をお受けいたします。
通告順にお受けいたします。
初めに、盛永議員、お願いいたします。
〔8番 盛永圭子君登壇〕
〇8番(盛永圭子君) 議席番号8、盛永圭子。
1、ごみの分別について。旧久喜市も、燃えるごみの分別が周知され、実施されております。分別されたプラスチックごみは、ウィズジャパンでペレットにし、寄居のオリックスの環境センターで燃やされているようでございます。プラスチックのリサイクル協会から年間300万円をいただいていると聞いております。当環境センターでは、生ごみが多く、燃えにくいため、年間重油を900万円購入していると聞いております。これでは分別をする意味がないと思いますが、他市の環境センターでは分別をしていないところが多いと聞いております。そのわけをお伺いいたします。
以上です。
〇議長(小河原 正君) 盛永議員の質問に対する答弁を求めます。
真田業務課長。
〔業務課長 真田 稔君登壇〕
〇業務課長(真田 稔君) おはようございます。それでは、盛永議員のご質問にご答弁申し上げます。
初めに、本組合におけるプラスチックの扱いについて説明させていただきます。久喜宮代清掃センター管内では、焼却炉の能力の関係から、プラスチック類は全て分別して排出いただいておりますが、菖蒲清掃センター及び八甫清掃センター管内では容器包装リサイクル法に基づいて分別して排出いただいております。
次に、プラスチックの回収状況について申し上げます。3つの清掃センターのそれぞれの区域から回収したプラスチックは、選別を委託しております株式会社ウィズウェイストジャパン清久工場へ直接搬入し、異物を選別しております。特に久喜宮代清掃センターの管内から回収したプラスチックは、プラスチック類という分別区分で回収しておりますことから、プラスチック製容器包装の対象となるものと対象外のものを選別しております。平成23年度の実績で申し上げますと、久喜宮代清掃センター管内から回収したプラスチック類は3,252トンでございました。そのうち、株式会社ウィズウェイストジャパンに搬入したものが2,663トンでございます。選別後、2,177トンはさいころ状にベール化し、容器包装リサイクル法に基づき再商品化しております。容器包装リサイクル法の対象とならないプラスチック類479トンにつきましては、千葉県にございます株式会社ナリコーという民間施設に委託して焼却処理をしております。
また、久喜宮代清掃センターに直接搬入されました事業系のプラスチック類589トンについては、計量後、当センターの焼却炉において処理をしております。また、菖蒲清掃センター管内で回収したプラスチック製容器包装は、207トンのうち194トンを再商品化しており、八甫清掃センター管内で回収されましたプラスチック製容器包装は376トンのうち353トンを再商品化しております。したがいまして、平成23年度における久喜宮代衛生組合において再商品化されましたプラスチック製容器包装は2,724トンとなっております。この再商品化されたプラスチック製容器包装は、容器包装リサイクル協会において入札を行い、処理業者が決められるわけでございますが、平成24年度につきましては、オリックス資源循環株式会社が落札をいたしましたので、全てがオリックス資源循環株式会社でガス化処理されております。
次に、リサイクル協会からの300万円でございますが、これは再商品化合理化拠出金でございます。この再商品化合理化拠出金につきましては、容器包装リサイクル法第10条の2に規定されております。この規定は、市町村に対する金銭の支払いを定めたものでございます。具体的には、再商品化に実際にかかるであろうと想定された額を下回った場合に、その額の2分の1に相当する金額が市町村あるいは一部事務組合へ拠出金として拠出されます。拠出金のうち、その2分の1は品質基準に基づく配分ということで、品質の優良な市町村に支払われ、2分の1は低減額の貢献度に基づく配分ということで、再商品化の費用の低減に貢献した市町村あるいは一部事務組合に対しまして翌年度に支払われるものでございます。
当組合への平成23年度分の拠出金につきましては、当初予算ではペットボトルとプラスチック製容器包装分の再商品化合理化拠出金として、久喜宮代清掃センターが376万9,000円、菖蒲清掃センターが34万2,000円、八甫清掃センターが65万1,000円を計上してございますが、容リ協会から9月に平成23年度分の入金通知がされたことから、今回の補正予算には計上しておりませんが、そのうちご質問のプラスチック製容器包装について申し上げますと、久喜宮代清掃センター分496万8,702円、菖蒲清掃センター分44万2,382円、八甫清掃センター分80万4,198円、合計で621万5,282円でございます。ご質問にございます300万円は、久喜宮代清掃センター分としての概算の金額でございまして、確定金額といたしましてはただいま申し上げました496万8,702円となってございます。
次に、生ごみが多く燃えにくいため、年間重油を900万円購入していると聞いているがとのご質問でございますが、久喜宮代清掃センターでは、ダイオキシン類の排出抑制及び資源化を図るため、平成6年からプラスチック類の分別回収を行い、平成7年度から平成18年度までの間、プラスチック類につきましては、組合内にございましたプラスチック固形燃料化施設において回収したプラスチック類を固形燃料として製造し、民間工場へ売却をしておりました。このようなことから、燃やせるごみの中からプラスチック類を分別回収した平成6年当時からごみの発熱量が下がり、ごみの燃焼温度が800度を下回ったことから、ダイオキシン類の対策として、燃焼温度を常に800度以上に保ち、適正な運転管理を行うため、助燃剤として毎年530キロリットル程度の重油を使用してまいりました。平成18、19年度の焼却炉の大規模改修工事以後につきましては、800度から950度の高温での燃焼管理が可能となったことによりまして、重油の平成23年度の使用量は124キロリットルでございまして、この購入費用が約900万円となったものでございます。
次に、分別する意味がないとのご質問でございますが、久喜宮代清掃センターの焼却炉は稼働いたしましたのが昭和50年、55年でございます。この施設の建設当時の燃やせるごみの中のプラスチック類が占める割合は非常に少なく、焼却炉を設計する上での焼却対象ごみの発熱量は1号炉では1,000キロカロリーを下回っておりました。平成18、19年度の大規模改修工事により、ダイオキシン類対策とあわせ、燃焼効率の向上を図ったことから、平成20年度において試験的に日量約5トンのプラスチック類を燃やせるごみと混合いたしまして焼却実験を実施したところ、燃焼温度が1,100度以上となり、焼却炉が自動停止するといった事態が発生し、運転に支障を来す結果となりました。また、平成21年度には日量約2トンのプラスチック混合焼却の実験も行い、実験の結果、日量約2トンであれば運転に支障を来さないという結果が得られましたことから、平成22年4月からは、直接搬入されます事業系のプラスチック類、日量約2トンを焼却処理しております。また、ほかの残渣プラスチックの処理につきましては、久喜宮代清掃センターでの焼却は不可能でございますので、民間会社へ委託して焼却処理しております。
次に、ほかの環境センターでは分別をしていないところが多いと聞いている、そのわけをお伺いしたいとのご質問でございます。我が国は、大量生産、大量消費により発展を遂げてまいりましたが、それと同時に生み出される廃棄物の量も膨大なものとなっております。このため、最終処分場が逼迫し、焼却施設の建設がますます困難となる中で、家庭から出されるごみの約6割を占める容器包装廃棄物の減量と再生資源の利用等を通じて、資源の有効活用を目的に容器包装リサイクル法が制定をされております。容器包装リサイクル法が平成7年に制定されてから17年が経過し、幾つかの課題も出ており、市町村の分別収集に係るコストの増大、住民の皆様の分別に対する負担の増大などの課題もございます。そのようなことから、埼玉県内の実施団体が63団体中34団体、54%にとどまっている理由と考えております。当組合では、容器包装リサイクル法の趣旨を尊重いたしまして事業を遂行してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
以上です。
〇議長(小河原 正君) 再質問をお受けいたします。
盛永議員。
〔8番 盛永圭子君登壇〕
〇8番(盛永圭子君) やはり、ここの久喜宮代衛生の窯は、その能力がないためにプラスチックと分けてくれとおっしゃっておりました。昭和50年にここが建てられて、そのときはプラスチックもみんな一緒に燃やせたと言っていますけれども、昭和50年といいますと、まだまだそんなプラスチック包装はしていない時代だと思いますので、それはちょっとどうかなと思ったのですけれども。
私がこれを質問したことは、この間の研修で寄居のオリックスに行ったとき、プラスチックをウィズジャパンでペレットにして、ちょうど久喜市のウィズジャパンのトラックが来て、これを燃やすのですよと言っていたものですから、ええっ、私たちが一生懸命分別していたものを何でここで燃やすのかなというふうにして、私は不思議に思ったわけでございます。品質のいいペレットのほうがお値段がよくなるということで、我々は平成20年ごろから旧の菖蒲町でやっていたのですけれども、そのとき、みんな納豆の器だけは捨てていくけれども、全部洗って出していたのです。みんな、お勝手にパックが並んで、これでは水道代のほうが大変なのではないかと思うほど一生懸命やっていて、全部これを、リサイクル法にいっているのではなく、今トン数をちょっと変えてみたのですけれども、やはり菖蒲の清掃センターであり、八甫の清掃センターなので、せっかくみんなが包装したものを燃やしているということに私は不思議を感じたわけなのです。そちらはどうなのでしょうか。細かい説明をたくさんいただきましたけれども、私はそう思った、単純な主婦の考えでございます。お答えください。
〇議長(小河原 正君) 盛永議員の再質問に答弁を求めます。
真田業務課長。
〔業務課長 真田 稔君登壇〕
〇業務課長(真田 稔君) それでは、盛永議員の再質問に答弁申し上げます。
オリックスのほうで燃やしてしまっているというような話をいただいております。リサイクルの方法につきましては、材料リサイクル、それからケミカルリサイクルというような方法がそれぞれございます。オリックスのほうでは、ケミカルリサイクルというようなことで焼却されるということでございます。容器包装プラスチックの再商品化事業を行う事業者は、容器包装プラスチック協会から委託を受けて指定保管施設、これは自治体になりますが、それの単年度ごとの一般競争入札によって決められたものでございます。
以上です。
〇議長(小河原 正君) 再々質問をお受けします。
盛永議員。
〔8番 盛永圭子君登壇〕
〇8番(盛永圭子君) ケミカル何とかと言っていましたけれども、いや、そういうことを聞いているのではないのです。私たちが一生懸命分別したプラスチックをなぜあそこのオリックスで、何でも燃えてしまうというオリックスの大きい工場で燃しているかなと思った、単純な質問なのです。ですから、こういうあれではなく、一生懸命私たちが分別して、必死になって分別しているのです、これを覚えたのです。内容を覚えて、それできれいにして、全部汚れのないように分別しているものを何でここの焼却場や菖蒲の焼却場や八甫で燃やすのか、全部リサイクルしていないではないかということを私は言っているわけです。それなのです。単純な考えなのです。こんな難しい数字ではないです。こういうふうに、せっかくきれいにしたものを何で燃やしてしまうのかという質問でございます。お願いします。
〇議長(小河原 正君) 答弁願います。
事務局長。
〔事務局長 小倉康治君登壇〕
〇事務局長(小倉康治君) 容リ法で皆様に分別していただいたプラスチックにつきましては、先ほど菖蒲、八甫でも燃しているのではないかということなのですが、菖蒲、八甫で燃しているものについては、容リの中で住民の方が分別した中にまだ要するに容リ法以外のものが入っているものがございます。皆さんご存じかと思うのですが、子供が使っているプラのおもちゃ、これは容リ法にのりませんので、そういうものをはじかせていただきます。はじいたものについては、申しわけないのですが、菖蒲清掃センター、八甫清掃センターに戻して焼却処分をしております。その焼却処分をしている量については、4%から5%程度ということでご理解をいただきたいと思います。
容リ法で除かれた以外のものについては、これを現在はオリックスで焼却処理をしておりますけれども、オリックス、平成24年度につきましてはオリックスは燃しておりますけれども、また違う会社が入札をかけた場合に、かけて違う会社がとれば、再利用をするところが落札をすれば再利用されるという、そういうシステムでございます。ですから、オリックスがずっとやっていくのではなくて、たまたまオリックスが入札で、落札をしたということで処分及び処理をしているということでご理解をいただければありがたいというように思っております。
〇議長(小河原 正君) 以上で盛永議員の質問を打ち切ります。
次に、木村議員、お願いいたします。
〔3番 木村奉憲君登壇〕
〇3番(木村奉憲君) 3番、木村奉憲です。通告していますので、それでお願いします。
第1点目は、生ごみの堆肥化の推進の状況についてお願いします。現在、HDM方式、これは4年ほどこの10月でなると思うのですけれども、その現状はどのように進んでいるのか、また問題点はないのか、それが第1点です。
それから、HDM方式の拡大あるいは将来展望をどのように考えているのか。
それから3点は、モデル地域、これとの関連では今どのように進んでいるのか、他地域への拡大はどのように考えていくのかお伺いします。
それから、大きい2点目は、ごみの分別化についてです。分別ごみの変更に伴う最近の幾つかの現状と、あるいは問題点もあるのではないかと思いますので、その点をどのように把握されているのか。
それから、合併後、菖蒲、栗橋、鷲宮の分別そのものを拡大をされていると思いますけれども、その進捗状況はどのくらい、問題点はないのか。
それから、3番目と4番目については、今細かく説明をしていただいたのですけれども、再質問をしたい点もありますので、とりあえずプラスチックの分別のその後の状況、それからプラスチック焼却と再資源化の現状について大枠お願いしたいと思います。
それから、3点目のごみの不法投棄についてお伺いします。特に指定袋導入後の現状はどうなのか、その分類や内容の徹底はきちんとされているのかお伺いします。
それから、コンビニや地域への不法投棄が最近非常に目立つ、そういうことを聞いていますが、その現状と対策は具体的にどのように進めているのか。そういう点で考えると、当初、不法投棄をなくすというのが指定袋の大きな3つの要素の1点ですが、この1点はむしろ非常に今混乱と問題点があるのではないかということで、ごみの指定袋についてはこれ一つ見ても撤回すべきではないかということです。
それから、4点目は、放射能問題についてですけれども、最近の焼却灰、ばいじん、し尿処理の測定結果はどうか。当初、かなり、7,000ベクレルに近いということでいろいろ問題になりましたけれども、最近の数字を見ると比較的少なくはなっているのですけれども、その測定の状況についてお伺いします。
それから、2番の処分場への搬入の現状は、当初いろいろ問題があった点、これについてはその後の状況はどうか。
それから、3点目の東電への請求、私も読ませていただきましたのが、その中心点で、東電がかなり部分的には、先に追いやられるといいますか、態度が、やっぱりきちんと答えていないという部分がありますけれども、これについて衛生組合としてはどのような態度を持っているのかお願いします。
以上です。
〇議長(小河原 正君) 木村議員の質問に対する答弁を求めます。
真田業務課長。
〔業務課長 真田 稔君登壇〕
〇業務課長(真田 稔君) 私からは、木村議員の大項目の1、3の1及び4についてご答弁申し上げます。
初めに、大項目の1、生ごみ堆肥化の推進について順次ご答弁申し上げます。1のHDM方式の現状と問題点はとのご質問でございますが、HDM方式によります生ごみ減容化処理システムは、平成20年4月から久喜宮代清掃センター管内において、モデル地区1万世帯の皆様のご協力をいただき、日量4トン規模で実証試験を進めているところでございます。現状について申し上げますと、平成24年4月から8月までの5カ月間の生ごみ搬入量は合計で356トンと、平成23年度と比較いたしますと約54トン、率にして約15%の増となってございます。堆肥の製造量を申し上げますと、平成24年4月から8月末現在で約15トンの堆肥製造を行ってございます。
次に、HDM処理での問題点でございますが、近隣住民の方から天候や風向きによってにおいの苦情をお受けし、また近隣自治会との意見交換におきましても、時折悪臭がするといったにおいに関する苦情をいただいてございます。組合では、原因がチップの目詰まりと考えられましたことから、新しいチップへの入れかえで通気をよくし、またHDM菌を補充いたしまして生ごみの発酵分解を促し、においの低減を図っております。また、近隣住民の皆様にはさらににおいでご迷惑をおかけしないよう、現在臭気測定を実施して臭気の分析をしているところでございます。衛生組合では、臭気の分析結果を踏まえ、対応してまいりたいと考えております。
次に、2のHDM方式の拡大や将来展望はについてご答弁申し上げます。本組合では、現在一般廃棄物ごみ処理基本計画を策定しております。その中で、焼却量、最終処分量の削減、再生利用率の向上を目標に掲げておりますが、これらの目標を達成するためには、HDMによる生ごみの減容化処理システムを本組合全域に拡大することによって実現する数値となっております。本組合といたしましては、今後におきましても、全域で生ごみの不燃化を目指し、HDMによる生ごみの減容化処理システムによる資源循環型の清掃行政を推進してまいりたいと考えております。
次に、3のモデル地域の現状と他地域への拡大はとのご質問にご答弁申し上げます。さきにご答弁申し上げましたとおり、HDMによる生ごみの搬入量は、平成24年度の5カ月間で、平成23年度と比較しますと、量といたしまして約54トン、率にして約15%の増となってございます。現在のHDMによる生ごみ減容化処理施設は日量4トンの処理施設でございますことから、現在の搬入量を考慮いたしますと、他地域の生ごみの受け入れは困難でございます。現在策定中の一般廃棄物ごみ処理基本計画において、HDMによる生ごみ減容化処理システムにつきましては、先ほども申し上げましたとおり、ごみの焼却量、最終処分量の削減、再生利用率を達成するには必要な施策でございますので、計画的に衛生組合全域へ拡大をしてまいりたいと考えております。
次に、大項目の3、ごみの不法投棄についての1及び2につきましてご答弁申し上げます。初めに、1の指定袋の導入後の現状についてでございます。4月のスタート時点におきましては、市民の皆様から袋をお店に買いに行っても置いていないとのご意見が寄せられたことから、2週間の猶予期間を置きまして、透明な袋で分別が守られている燃やせるごみにつきましては収集を行ってまいりました。その後につきましては、指定袋で排出をお願いしております。燃やせないごみにつきましては、月に1度の収集ということもありまして、4月を猶予期間として、5月から燃やせるごみ同様に指定袋での排出をお願いしております。開始から2カ月程度は電話での問い合わせが多数ございましたが、徐々に件数も減ってきておりまして、現在は、収集している職員に確認したところ、指定袋での排出がほとんど守られているとのことでございます。また、アパートのごみ集積所についても、これまで曜日に関係なくそのままで出されていた家電製品や瀬戸物類が指定袋で排出されるようになり、集積所がきれいになってきたとの報告も受けております。
収集量で比較いたしますと、燃やせるごみが、平成23年4月から8月が6,783トンに対し、平成24年4月から8月が6,308トンでございまして、約7%の減少となってございます。燃やせないごみの収集量は、平成23年4月から8月が512トンに対し、平成24年4月から8月が355トンで、約31%の大幅減となってございます。燃やせないごみが大幅に減った理由といたしましては、平成23年3月11日に発生しました東日本大震災の影響により平成23年4月及び5月が特に多かったことや、燃やせないごみのうち指定袋の45リットルに入らないものについては粗大ごみとして扱うことになりましたことから、大幅な減になったものと考えております。
次に、分類や内容の徹底でございますが、指定袋導入当初は資源や有害ごみについても指定袋で排出されたりするなど混乱された方も見受けられましたが、最近では、燃やせるごみ、燃やせないごみの指定袋での排出やそのほかの分別や排出方法、分類の内容についても浸透されてきたものと考えております。
次に、2のコンビニや地域への不法投棄の現状と対策でございますが、コンビニ等のごみ箱には来店されたお客様のごみや家庭から持ち込まれたごみが投入されていると伺っております。各店舗では、不法投棄を防ぐために、ごみ箱の入れ口を狭くして大きなごみは入らないようにしたり、張り紙などで家庭ごみを持ち込まない、排出の際は分別を行うようお願いをするなどして、各店舗で対策を講じていると伺っております。平成23年度と平成24年度の旧久喜市と宮代町にありますコンビニ等から本組合へのごみの搬入量を比較してみますと、平成23年4月から7月までの搬入量が91.31トン、平成24年4月から7月が91.16トンで、マイナス0.15トン、率にして0.2%減少しております。
次に、地域のごみ集積所への不法投棄の現状と対策でございますが、指定袋導入前と同様な対応を行っておりまして、区長さん、減量等推進員さん等から連絡を受けた際には、排出者に理解をいただくため、まずは張り紙等で指導を行い、一定期間置いても引き取られない場合は、収集担当者が不法投棄されたごみの中に住所、氏名が判明できるものがないかを調べまして、判明された場合については組合から直接文書等で指導を行っております。また、頻繁に置かれる場所については、集積所の場所の変更等の指導も行っております。9月には、集積所に不法投棄されたごみから排出先がおおむね判明したことから、地元の区長さん、減量等推進員さんと衛生組合の職員で警察へ出向きまして、協力をお願いした事例もございます。今後につきましても、区長さん、減量等推進員さん等と連絡を密にとり合いながら取り組んでまいりたいと存じます。
次に、ご質問の大項目4、放射能汚染問題について、1の最近の焼却灰、ばいじん、し尿汚泥の測定結果はとのご質問にご答弁申し上げます。それでは、各センターにおけるごみ焼却施設から発生いたします最新の焼却灰とばいじん1キログラム当たりの放射性セシウム134と137の合計濃度を申し上げます。初めに、久喜宮代清掃センターでございます。検体は、平成24年8月2日に採取しております。焼却灰1キログラム当たり170ベクレル、ばいじん1キログラム当たり940ベクレルでございます。
次に、菖蒲清掃センターでございます。検体は、平成24年8月2日に採取しております。焼却灰1キログラム当たり185ベクレル、ばいじん1キログラム当たり710ベクレルでございます。
次に、八甫清掃センターでございます。検体は、平成24年8月2日に採取しております。焼却灰1キログラム当たり116ベクレル、ばいじん1キログラム当たり900ベクレルでございます。
次に、八甫清掃センターのし尿処理施設での汚泥の焼却灰でございます。検体は、平成24年8月2日に採取してございます。1キログラム当たり990ベクレルでございます。いずれも、環境省で定めます焼却灰の埋め立てできる基準値、1キログラム当たり8,000ベクレルを下回っております。
次に、久喜宮代清掃センターのし尿処理施設で発生いたします汚泥でございます。検体は、平成24年9月3日に採取しております。濃度は、1キログラム当たり36ベクレルとなってございます。農林水産省が定めますし尿汚泥を肥料にすることができる放射能濃度の基準は1キログラム当たり200ベクレル以下となってございます。なお、久喜宮代清掃センターのし尿汚泥は、寄居町と長野県佐久市の民間工場におきまして堆肥化してございます。
次に、2の処分場への搬入での現状はとのご質問にご答弁申し上げます。久喜宮代清掃センターの焼却灰、ばいじんの最終処分でございますが、現在複数箇所での処分を行ってございます。焼却灰につきましては、埋め立て処分と焼成による人工砂化、セメントの原料化での処理を行ってございます。平成24年度につきましては、埼玉県環境整備センター及び群馬県草津町の新草津ウェイストパークにおいて埋め立て処分を行い、埼玉県資源循環工場内にございます埼玉ヤマゼンにおいては焼成によります人工砂化での処理、埼玉県熊谷市の太平洋セメント株式会社においてセメントの原料として処理してございます。
次に、放射能によります受け入れ基準でございますが、埼玉県環境整備センターと埼玉ヤマゼンの受け入れ基準につきましては、国の基準値でございます1キログラム当たり放射能濃度8,000ベクレル以下での受け入れとなってございます。また、群馬県の新草津ウェイストパークにつきましては、草津町の風評被害による観光、経済への影響を少しでも減少させるため、1キログラム当たり放射能濃度4,000ベクレル以下での受け入れとなってございます。久喜宮代清掃センターではその受け入れ基準を下回ってございますことから、現状におきましては問題なく処理をされてございます。
次に、菖蒲清掃センターでございます。焼却灰とばいじんの処理でございますが、全量が群馬県草津町にございます新草津ウェイストパークで埋め立て処理されてございます。先ほどご答弁申し上げましたとおり、新草津ウェイストパークでの放射能によります受け入れ基準は1キログラム当たり4,000ベクレル以下となってございますが、菖蒲清掃センターではそれを下回ってございますので、現状では問題なく処理されているところでございます。
次に、八甫清掃センターでございます。焼却灰とばいじんにつきましては、埼玉県熊谷市にございます太平洋セメント株式会社において全量をセメントの原料として処理してございます。受け入れ基準といたしましては、国の基準値でございます1キログラム当たり8,000ベクレル以下でございます。問題なく処理しているものでございます。
また、久喜宮代清掃センターのばいじんにつきましては骨材化処理しておりましたが、栃木県にございますメルテック株式会社が受け入れ基準を平成23年7月からばいじんの放射能濃度1キログラム当たり2,000ベクレル以下と自社規制を定めたことによりまして、当組合のばいじんの平成23年5月に測定した放射能濃度が2,000ベクレルを上回っておりましたことから、急遽群馬県草津町と事前協議を行い、新草津ウェイストパークに埋め立て処分を行っております。今年度のばいじんの最新の放射能濃度測定結果につきましては、2,000ベクレルを大きく下回っておりますことから、今後の測定結果を確認しながら、ばいじんにつきましてはメルテック株式会社の溶融による骨材化処理に戻してまいりたいと考えてございます。
以上でございます。
〇議長(小河原 正君) 藤井業務3課長。
〔業務3課長 藤井 智君登壇〕
〇業務3課長(藤井 智君) おはようございます。八甫清掃センターでございますけれども、木村議員のご質問のうち、大項目2の1から3につきましてご答弁を申し上げます。
初めに、1の分別ごみの変更に伴う現状と問題点についてでございます。八甫清掃センター管内では、平成23年10月からプラスチック製容器包装、布、衣類の分別収集を新たに開始いたしました。これによりまして、燃やせるごみの収集量が減量しております。昨年度の平成23年10月から平成24年3月までの燃やせるごみの収集量と前々年度であります平成22年10月から平成23年3月の燃やせるごみの収集量を比較いたしますと、平成23年度が5,455トン、平成22年度が6,489トンでございましたので、1,034トン、率にして約15.9%減となっております。また、資源化率におきましても、平成22年度が24.4%、平成23年度が27.4%で、多少ではございますが、上昇しております。
振り返りますと、昨年度の分別収集変更直後は混乱等もございましたが、現在では、住民の皆様のご理解、ご協力により、分別収集はおおむね順調に行われていると認識しております。しかしながら、一部にはいまだにプラスチック製容器包装におきまして対象としていないプラスチック製品が混入している例が見受けられますので、容器包装リサイクル法に基づくプラマーク表示のあるプラスチック製容器包装が対象品目であることなどを衛生組合だよりやホームページなどを通じて引き続き啓発してまいりたいと考えております。
次に、2の合併後の分別の進捗状況と問題点についてでございます。八甫清掃センターにおいて、プラスチック製容器包装、布、衣類の分別収集開始によりまして、3清掃センターの分別はおおむね統一されたところでございます。なお、施設の構造や能力の違いから統一できない部分もありますことをご理解くださるようお願い申し上げます。
次に、3のプラスチックの分別のその後の取り組み状況についてでございます。八甫清掃センターの平成23年度のプラスチック製容器包装の回収総量は約376トン、月平均約62トンとなっております。なお、中間処理後に資源の対象とならず八甫清掃センターに返却された残渣量は約13トン、月平均2トンで、残渣率としましては約4%台で推移しております。開始されて1年目にしては、効率的に分別がなされている状況にございます。
以上でございます。
〇議長(小河原 正君) 蓮見業務2課長。
〔業務2課長 蓮見 実君登壇〕
〇業務2課長(蓮見 実君) おはようございます。私のほうから、木村議員さんのご質問の大項目2の2と3についてご答弁申し上げます。
初めに、2の合併後の分別の進捗状況と問題点についてでございます。菖蒲清掃センターでは、合併前と比較しまして大きな変更はございませんでした。また、地域住民の皆様のご協力によりまして、合併後、特に問題点となることもございません。
次に、3のプラスチックの分別のその後の取り組み状況でございます。菖蒲清掃センターの合併前の平成21年度のプラスチック製容器包装の回収総量は約209トン、月平均約17トンとなっております。なお、中間処理後に資源の対象にならず菖蒲清掃センターに返却された残渣量は約22トン、月平均約2トンで、残渣率約10%でございました。しかし、平成23年度では回収総量は約207トン、月平均約17トンで、平成21年度と比較しますと回収量は変わりませんが、残渣量は約11トン、月平均1トンで、残渣率は約5%と、開始当初と比較しますと分別が徹底され、残渣率が半減したところでございます。
以上です。
〇議長(小河原 正君) 高橋総務課長。
〔総務課長 高橋暁尋君登壇〕
〇総務課長(高橋暁尋君) おはようございます。それでは、初めに大項目2、ごみの分別化の4につきましてご答弁申し上げます。
まず、プラスチックの現状でございますが、各清掃センター間でプラスチック類の取り扱いが異なってございます。菖蒲、八甫清掃センターでは、プラスチック類につきましては、容器包装の対象となるもののみを資源として回収しておりまして、その他は燃えるごみとしております。一方、久喜宮代清掃センターでは、焼却炉への負担を軽減を図るために平成6年から全てのプラスチックの分別回収を行っております。平成7年からプラスチックの固形燃料化事業を実施し、平成12年に容器包装リサイクル法に基づく容器包装資源の取り扱いを始め、現在に至っております。
各清掃センターの平成23年度の取り扱い実績でございますが、久喜宮代清掃センター管内から回収されましたプラスチック類は3,252トンでございまして、そのうちウィズウェイストジャパンに搬入されるものが2,663トンでございます。選別後、2,177トンはさいころ状にベール化されまして、容器包装リサイクル法に基づき再商品化されております。容器包装リサイクル法の対象外となるものや汚れ等により再商品化に適さない479トンにつきましては、千葉県にございますナリコーという民間施設において焼却処理のほうをしております。また、久喜宮代清掃センターに直接搬入されました事業系のプラスチック569トンにつきましては、全て容器包装リサイクル法の対象外となりますことから……
〔「さっき589トンと言ったよ」と言う人あり〕
〇総務課長(高橋暁尋君) 569トンです。確認させていただきます。
続けさせてもらいます。対象外となりますことから、計量後、当センターの焼却炉において処理をしております。菖蒲清掃センター地区で回収されました容器包装につきましては、207トンのうち194トンが再商品化されております。昨年の10月から実施しております八甫清掃センター地区での容器包装につきましては、376トンのうち353トンが再商品化されております。
平成23年度における3清掃センターから再商品化されましたプラスチック製容器包装は約2,724トンになりまして、焼却いたしました量は、委託による焼却が479トン、個々の焼却施設での焼却量は、久喜宮代清掃センターが589トン、菖蒲清掃センターが13トン、八甫清掃センターが23トン、全体では1,104トンとなります。なお、菖蒲、八甫清掃センターで燃えるごみとして処理されているプラスチック類の数量につきましては、申しわけございませんが、把握してございません。また、プラスチック類の中には燃やせないごみとして取り扱いしている清掃センターもございまして、各清掃センター間で取り扱いの統一等が今後の課題でございます。
続きまして、大項目3、指定袋の撤回につきましてご答弁申し上げます。指定袋につきましては、この4月から導入したところでございますが、7月の燃やせるごみ組成分類の中で使用状況を確認しております。久喜市久喜地区のうち、北青柳、野久喜、古久喜、江面、本町6丁目、栗原から収集いたしました燃やせるごみ155袋中、指定袋以外で出されておりましたのはレジ袋が1袋という結果でございました。宮代町の宮代台、桃山台、宮東から収集いたしました燃やせるごみ67袋中、指定袋以外で出されたものにつきましても同じく1袋でございました。また、収集業務に従事する職員、委託業者に確認しましたところ、ほとんどが指定袋で出されているということでございます。導入当初は一時混乱したこともございましたが、市民の皆様のご理解と廃棄物減量等推進員のご尽力によりまして指定袋が定着してきております。また、今回の指定袋の導入によりまして、平成23年度との4カ月間の比較になりますが、燃やせるごみが約7%の減少、燃やせないごみでは約31%が減少しております。指定袋につきましては、市民の皆様に浸透しつつあるものと考えております。また、導入の目的の一つでございます減量の効果もございますことから、今後とも継続させていただきたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。
続きまして、大項目4の3、東電への請求につきましてご答弁申し上げます。当組合では、去る7月30日に、久喜市、宮代町とともに東京電力に対し、福島第一原子力発電所事故に起因する一連の対策に要した経費の請求及び一連の対策に係る要望の2点につきまして文書を提出いたしたところでございます。このうち、経費の請求につきましては、3清掃センターから搬出されております焼却灰、ばいじん、排ガス、久喜宮代清掃センターで生産されております堆肥等の放射性濃度の測定に関する委託費用のうち平成23年度までに要した分、それと民地境界の放射線量を測定するための放射線測定器の購入費用を請求したところでございます。また、要望につきましては、原発事故に起因する組合が一連の対策に要した経費及び今後の経費について全額補償すること、組合が行う放射線対策等に対する東京電力からの人的、物的な対応及び支援を積極的に実施すること、域内住民等の不安解消に資する広報その他の活動を東京電力みずからが積極的に実施することの3点を求めております。
今回の請求、要望に対しまして、東京電力から9月3日に回答がございまして、原文を組合ホームページに掲載するとともに、組合議員の皆様にも回答の写しを配付させていただいたところでございます。回答の概要でございますが、請求に対しましては、組合が一連の対策に要した経費及び今後の経費については、必要な賠償基準を定めた上で対応するとの内容でございました。要望につきましては、組合が実施する放射線対策における人的、物的な対応や支援については容赦願いたい、域内住民及び事業者の皆様に対する広報等の実施については、記者会見や報道機関への情報発信、ホームページでの情報公開に努めているとの内容でございました。
その後、東京電力から、廃棄物処理事業に関する賠償の算定基準が策定できたとして、9月11日に請求の受け付けを開始する旨の文書が送付されてまいりました。その際、東京電力の説明では、組合が請求した費用のうち放射線測定に関する委託費及び放射線測定機器の購入費を賠償の対象とするとのことでございました。請求書の提出期限のほうは特に定めはございませんが、提出後、請求対象となる放射線対策の目的等について、東京電力本社の公共補償を審査する部門において審査を行い、早ければ1カ月、遅くとも今年度内には賠償金額を算出するとのことでございます。この金額に異存がなければ、東京電力と組合との間で合意書の締結を行い、賠償金額を確定します。合意書の締結後2週間ほどで、組合の口座に賠償金を入金するとのことでございます。
今後、組合では、東京電力が定める書式に従いまして請求を行う予定でございますが、今回の基準では、説明会への出席や資料作成等に要する人件費が補償の対象から除外されており、当組合といたしましては、人件費につきましても請求の対象とするよう、東京電力に対して要望してまいりたいというふうに考えております。また、要望内容に対する回答につきましても、人的、物的な対応や支援についての対策についてはいずれも住民の皆様にご納得いただけるような内容ではないと考えておりますことから、久喜市、宮代町と連携を図りながら、引き続き東京電力に対して要望を行ってまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
〇議長(小河原 正君) 再質問をお受けします。
木村議員。
〔3番 木村奉憲君登壇〕
〇3番(木村奉憲君) では、再質問をします。
1番の生ごみ堆肥化の推進のご答弁についてお伺いします。今の答弁の中で、全地域を拡大する方向でやりたいということですけれども、その道筋、もう一つ、具体的にスケジュールを含めて出せる方向にないのかどうか、その点について1点お聞きしたいと思います。
それから、導入後、においの苦情があったということで、その低減を図るために測量などもしていくということで、これについては当初の形ではほとんどにおいがないということで、この優位性もあったのだろうと思いますけれども、その点については、例えば発酵分解とか、それから水分の蒸発とか、それから季節的なそういう差異があるのかどうかも検証をしているのか、またそういう必要もあるのではないかと思いますので、その点についてお伺いします。
それから、いわゆるポリ袋とか金属品を除去するということで破砕分離機を導入したのですけれども、これについては、悪臭とか処理についてのその後の問題点とか、そういう形には関係はないのかどうか、そういう点も含まれた形のものがあるのかどうか、その点についてお伺いをお聞きしたいと思います。
それから、2番目のごみ処理の分別化の問題なのですけれども、今回の指定袋、それから、それ以前からさまざまな形で広域的に分別ごみの変更に伴うものがいろいろ拡大も含めてやったのですけれども、具体的な例でちょっと申し上げたいのは、例えば布団、これは厚手の場合は500円、2枚分で粗大ごみとして出すと、それで薄手の場合は45リットル袋に入れば燃やせるごみという形なのですけれども、これについては、例えば指定袋に入れるのはもったいないと、縛ればそれでいいのではないかというような意見もあるのですけれども、こういう点での徹底と、それから要望についてはどのように考えているのかお願いします。
それから、洗濯のハンガー、これは指定袋で燃やせないごみという形になっているのですけれども、これも明らかにわかりますよね。そういう点では、なぜ指定袋に入れなければいけないのかというようなことがありますので、その点についての考え方はどうか。
それから、タオルですけれども、これは手ぬぐいサイズの場合は、今までは資源ごみとして袋に一緒に入れたのを、バスタオルとかタオルケット、前は燃やせるごみだった、資源ごみで出すような方向に変わったのですけれども、その点についての徹底とか状況はどうなのかということで、少しその点の具体的な分別ごみの変更と、それから指定袋での関係でお聞きしたいという点で、わかっている範囲で結構ですので、お伺いしたいと思います。
それから、プラスチックの分別については、今も細かくご説明いただいたのですけれども、1つ確認したいのは、これは平成23年度の数字として調書で出ている部分として、例えば久喜宮代で今資源化率が2,177トンのさいころという形にしているのですけれども、それから漏れた分が、479トンが千葉の民間委託ということなのですけれども、この自己搬入も含めるとその数字が合わないのではないかなと思いますので、その点についてお伺いしたいのと、それから八甫では自己搬入がゼロですよね。菖蒲もそうなのですけれども、これについての今後の対策と、それから資源化率としても、先ほど4%、八甫の場合、それから菖蒲は10%から5%になったということなのですけれども、これで資源化に至っていない、例えば八甫は24トンの、376トンから資源化率が352トンですから、24トンがその他の形になるのですけれども、その数字が13トンと合わない。それから、菖蒲についても、いわゆる209トンとしても、この数字として、資源化率にならない数字についてはちょっと今の答えと若干合わないと思いますけれども、もう一度その点についてはお伺いします。
今の数字からいうと、4%から5%が結局そこへはみ出す数字になっているのですけれども、例えば調書の中では、23年10月から開始したプラスチック製の容器包装に基づいて、3月までは375トン超過して、そのうち不適物混入は13.39%、3トンになっているのです。数字としては3.6%という数字が出ているのですけれども、これとの開きもあるのではないかなと思うのですけれども、この点についてはどのように考えているのか、お考えを聞きたいと思います。
それから、ごみの不法投棄なのですけれども、今は全体的におさまって徹底もされているということで、各地域でもこの具体的に調べた数字として1袋ぐらいしかないのですということで挙げているのですけれども、私の近くでかなり徹底してやられているところにも、大体毎月1つか2つあるのが現状なのです。そういう点では、もっと広域的に調べる必要があるのではないかなということを感じますので、この地域だけでその数字が全体の動きとして見るのは無理があるのではないかというのが1つです。
それから、特にプラスチックとの混合が、指定袋以降で、非常に、今まで久喜の場合は一般的ないわゆるレジ袋で出せたものが、そのままのことが、やっぱりいろいろな形で今混乱をして、アパートとかコンビニを含めて、ごちゃごちゃなままでやっぱり捨てられているというような状況があるのですけれども、コンビニからそのような、いろんなことが地域からごちゃまぜになって捨てられるという苦情はかなり私も聞いているのですけれども、今どのように把握されているのか。
それから、地域によっては、不法投棄が起きて、私も衛生組合で地域の人たちと一緒に申し入れして、警察等、便宜も図っているのですけれども、やっぱり、例えば終夜、漫画喫茶なんかで営業しているところについては、その地域の人が用意している、そういうごみの集積所にやっぱり無法に捨てられているのです。こういう現状は、いろんな形で、警告書も含めて、衛生組合からの指導もあって、警察もそれなりに把握をしているのですけれども、いまだにこれが解決できないとか、毎週3日ぐらいずつの割合で捨てられているというのが最近の状況でもありますので、これについてはもっと警察と、それから組合としてもパトロールあるいは指導をもっと徹底させる必要があるのではないかと思いますので、その点についてはいかがでしょうか、お願いします。
それから、4番目の放射能の汚染問題については、今詳しく説明を含めていただいております。確かに私も最初の数字を見ているのですけれども、確かに全体的には下がっている状況があるのですけれども、中には、菖蒲清掃センターのセシウム134、137、これについては上がったり下がったりしている、全体的にはかなりの数値が下がるという形ではないのです。こういう点について、それから八甫なんかもセシウム134についてはほとんど変わりないのです。し尿処理もそうですよね。久喜宮代清掃センターでも数値的には上がったり下がったりということで、これはやっぱりもう少し注意深く見ていく必要があるのではないかと思いますが、この点についての今後の計画的な、測定はするのだろうと思いますけれども、対応の仕方について具体的な考え方をお伺いをしたいと思います。
処分場への搬入の受け入れの状況については、今説明があったのですけれども、非常に数値が高くてだめだったところについては、例えばばいじんについては新草津のほうにやったのだけれども、それを今度は数値が下がることによってまたもとに戻す、メルテックのところに戻すという考え方で進めていく方向なのか、もう一度この点について確認をしたいと思います。
それから、東電への請求の関係なのですけれども、今新しい情報を踏まえていただきましたけれども、算定基準が9月11日に示された中で、本社との関係で、一旦本年度末までに確定するということなのですけれども、この確定するということがちょっと私もひっかかったのですけれども、人件費とかいわゆる物的な要望に応えていないと、応えられないという回答をいただいているわけで、これをここで確定していった場合には、この要望そのものをしたいということなのですけれども、これも含めてやっぱりしっかりやることで初めていろんな面で総合的に確定をするという方向に持っていくべきではないかと思いますが、その点についてお願いしたいと思います。
それから、今、算定基準を除いてというのは方向性がスケジュール的にわかったのですけれども、これについて、例えば物的、人的な形はやらないと、被害者への賠償は、今のところ個人、法人、それからそれを優先するという回答も得ていますね。では、組合に対する方向というのはどういう形でいつごろなのかということも含めて、スケジュールをやっぱりしっかり要請する必要があるのではないかということが1点です。
それから、最後に、広報については、これも非常にいろんな形で、組合なんかでもこういう広報で細かく報道してもらっているのは助かるのですけれども、これについてはほとんどナシのつぶてですよね、東電は。記者会見をやるから勝手にしてくれというようなことで、各自治体がやっていることについてどのような、状況を把握した上で、そういう点についてももっと広範囲な形で組合なりあるいは市民にも知らせていく義務があるのではないかと思いますが、その点についての回答への行政側の対応はどのように考えているのか。
以上です。
〇議長(小河原 正君) ここで休憩いたします。
休憩 午前11時18分
再開 午前11時30分
〇議長(小河原 正君) 再開いたします。
木村議員の再質問に対する答弁を求めます。
真田業務課長。
〔業務課長 真田 稔君登壇〕
〇業務課長(真田 稔君) それでは、木村議員の再質問に答弁申し上げます。
最初に、生ごみの推進についてでございます。スケジュールを含め、考え方のご質問でございますが、生ごみの推進は焼却施設の建設に大きくかかわりますことから、焼却炉建設とあわせて進めてまいりたいと考えてございます。
次に、HDM導入時はにおいは出ないとのことだったが、天候や季節に関係するのかとのご質問でございますが、HDM菌によりにおいの低減は図られておりますが、やはり堆肥のようなにおいが、天候や風向きでにおいが近隣の住宅のほうに流れているようなことでございます。今後、今回臭気の測定を行っておりますが、それらの結果を確認いたしまして、引き続き調査をしてまいりたいというふうに考えてございます。
次に、破袋機導入に伴うにおいの問題はというようなことでございますが、破袋後すぐに処理をしていますことから、外部へのにおいは出ていないものと思われます。破袋機そのものは完全に分離をしておりますので、そのことについての問題は特にないものと考えてございます。
それから、プラとの混合等により分別の徹底がされていないのではないかというようなことでございますが、これにつきましては、従来からもそうでございますが、まずはシール等で啓発を行いまして、数日間、集積所のほうに経過を見させていただいて引き取り等を行い、住民の方への啓発を行ってまいりたいというようなことで今後とも考えてございます。
それから、週3日くらいのパトロールの強化というようなことでございますが、これにつきましては、現在資源の持ち去りの関係で職員のほうでパトロールを実施してございます。それらとあわせまして実施をしてまいりたいというふうに考えてございます。
それから、放射能の関係で今後どうするのかというようなことでございますが、これにつきましては、今後とも測定を行い、注意深く見守ってまいりたいというふうに考えてございます。
それと、メルテックに戻すのかというようなことでございますが、ばいじん等の焼却につきましては、最終処分あるいは路盤材として資源化を図るもの、そういうような形で幾つかの方法で行っておりますが、メルテックにつきましては路盤材として資源化を図っております。そのようなことから、規定の放射能濃度を下回った場合には、それら路盤材として資源化を図ってまいりたいというようなことで考えてございます。
〇議長(小河原 正君) 藤井業務3課長。
〔業務3課長 藤井 智君登壇〕
〇業務3課長(藤井 智君) それでは、私のほうから、大項目2番、粗大ごみ、燃やせるごみ、燃やせないごみについてご答弁申し上げたいと思います。
まず、粗大ごみの定義なのですが、これはあくまでも、燃やせるごみの指定袋あるいは燃やせないごみの指定袋に入らないのが一応粗大扱いということで定義を定めておりまして、中には例外がございまして、例えば傘、こちらにつきましては束ねていただくような状況となっております。それから、枝木と、あと棒につきまして、この3点につきましては例外をとっておりますけれども、基本的に粗大ごみの定義といたしましては、指定の袋に入らないものは全て粗大ごみということで引き続きお願いしていきたいと思っております。
それから、八甫につきましては、10月から容器包装プラスチック、分別回収いたしましたけれども、それとあわせて布類も分別を開始いたしました。こちらにつきましての収集でございますけれども、93トンございまして、また湿ベースの組成分類の測定を行いました。これは23年の9月に採取しました。これは、分別を開始する前の組成分類、こちらにつきまして、燃やせるごみの中に布類、この混入が2.1%ございました。それから、その後、分別を開始してから、平成24年2月に同じく湿ベースの組成分類の測定を行いまして、2.1%から1.2%に減少しております。進捗状況については、そのような状況になっております。
以上でございます。
〇議長(小河原 正君) 高橋総務課長。
〔総務課長 高橋暁尋君登壇〕
〇総務課長(高橋暁尋君) 再質問に答弁させていただく前に、1点、訂正のほうをさせていただきたいと思います。
大項目の2番のごみの分別化のプラスチックについての答弁の中で、事業系のプラスチックを「569トン」と申し上げましたが、「589トン」の誤りでございます。おわびして訂正申し上げます。
それでは、木村議員の再質問についてご答弁申し上げます。まず、1つ目のプラスチック類の資源化についてということで、数字が合わないというようなご指摘をいただいております。久喜宮代清掃センターで資源をしているものについては2,177トン、これは外れたものが479トンで、これは7トンほど数字が合わないことになっておりますが、この辺につきましては、プラスチックに含まれる水分等の量によるものだろうということで考えているところでございます。
それと、菖蒲清掃センターの残渣量が13トンということで、11トンの残渣と2トンほど数字が合わないのではないかということなのですが、こちらにつきましては、ウィズジャパンのほうから清掃センターに返ってくる中で、全量が一遍に返ってくるわけではなくて、その中で一部、月またぎでずれているというのがありまして、月をまたいで返ってくると全部が返ってくるということで、数字のほうが差があるということでございます。
それと、2点目のごみの不法投棄の中で指定袋についてのご質問の中で、調査地区が少ないのではないかということでご指摘をいただいた件でございますが、組成分類のほうは1カ所当たり約10万円ほどかかっておりまして、対象地区をふやせばそれなりの数字のほうはとれるのでございますが、その辺の経費の絡みもございますので、その辺について、調査の対象をふやしていくということについても、経費を勘案しながら前向きに検討させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それと、東電の請求についてのご質問でございますが、人件費について今回対象となっていないということでありましたが、これは人件費について組合が請求を放棄したわけではございませんで、あくまでも今回請求できるものについてはしっかりいただいていこうということで先に出しまして、その他の費用につきましては、まだ久喜市、宮代町については回答がございませんから、そういった回答があった中で、組合の分につきましても、あわせてそういった損害をこうむった経費については請求してまいりたいというふうに考えております。
それと、組合への回答が、まだ未定の部分についていつごろになるかというご質問なのですけれども、この辺については、まだ東京電力のほうでも、先ほど申し上げて、回答にもありましたとおり、個人とかそういったものを優先するということで、まだ回答の方が来ておりませんので、ちょっといつごろになるかというのはまだわからないような状況でございます。
それと、広報活動について、東電のほうは不足しているのではないかというようなご指摘でございますけれども、うちのほうもそういった認識でございますので、今後ともそういったものについても強く要望していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
〇議長(小河原 正君) 木村議員、再々質問をお受けいたします。
木村議員。
〔3番 木村奉憲君登壇〕
〇3番(木村奉憲君) 答弁ありがとうございました。
確認も含めて何点かまた質問したいのですけれども、1点目の生ごみの堆肥化についてのにおいの関係は、先ほどの説明ではチップの目詰まりという形なのですけれども、これが解消されればそういう状況が改善されるのか、それで、私、発酵分解は進んでいるのか、水蒸気がほとんどなくなると、汚水処理が必要ないというようなことで、そういう率が多くなっているのではないかとか、あるいは季節の変動によってそういうことがあるのではないかというような問いかけをしたのですけれども、因果関係は今のところどういうふうに捉えていて、今後それを除去できるような方法で引き続き調査研究をするのか、この点についてお伺いをしたいと思います。
それから、分別ごみについては、今説明でわかったのですけれども、私が具体的に、指定ごみ袋の関係では、布団だとそういう指定袋に入れなくてもいいのではないかと、ハンガー類だと要らないのではないかということについて、先ほど3つ、枝と傘と、そういうのだけれども、そういうところに入れてもいいのではないかというような思いもあって聞いたのですけれども、これについての検討はされることは必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。
それから、不法投棄なのですけれども、これについてはもう少し、例えば住所、氏名が判明した場合は組合が指導して地域に警察にやるということなのですけれども、今そういうので把握できているのは何件ぐらいあって、それについては、今まで氏名、対応できて、しっかり対応できたことは何件あるのか。それから、いまだに、先ほど喫茶店の例を挙げましたけれども、引きずっていると。そういうことについての現状を解決するために、もう少し具体的に、持ち去りだけのところでのパトロールは私は不十分だと思いますけれども、そういった意味での対応策をとるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。
それから、プラスチックの資源化はわかりました。
それから、今、コンビニもかなり被害を受けているというような状況がありましたけれども、これについてはどの程度の把握をされているのか、そういうコンビニなんかの苦情は何件ぐらい具体的に来ているのか、それについて、わかる範囲で結構ですので、そのあたりをお聞きしたいと思います。
それから、東電への要望については、引き続きそういうことで、今の答弁でわかりましたので、引き続き総力を挙げて頑張っていただきたいというふうに思います。
以上です。
〇議長(小河原 正君) 木村議員の再々質問に対する答弁を求めます。
真田業務課長。
〔業務課長 真田 稔君登壇〕
〇業務課長(真田 稔君) 再々質問にご答弁申し上げます。
まず初めに、生ごみの堆肥化の関係のにおいの関係でございます。先ほどご答弁申し上げましたとおり、臭気測定を実施しておりますが、臭気測定につきましては、これまで6月と8月の2回にわたり測定、分析を実施してございます。分析につきましては、11品目を実施いたしまして、そのうちいずれも、アンモニア、トリメチルアミンの数値がほかの物質と比較いたしまして高い値を示してございました。トリメチルアミンのにおいでございますが、これは腐敗した魚臭のようなにおいでございます。今回の測定結果では、アンモニア濃度が高かったものでございますが、不快臭となります硫黄物が少なく、低級脂肪酸類が検出されませんでしたことから、好気性の発酵となっており、減容化といたしましては良好な状態で発酵が進んでいるものと推測がされるわけでございます。しかしながら、臭気が発生してございますことは事実でございますので、今後においても最大の対策をしてまいりたいというふうに考えております。
それから、ごみの関係で、ハンガー類について、指定袋に入れなくてもいいのではないかというようなお話がございました。これにつきましては、枝木類につきましては縛って出していただくということで搬出をお願いしているところでございますが、ハンガー類につきましては危険物というようなこともありますし、それで、指定袋で搬出するということがやはり分別についての基本というようなことで考えておりますことから、指定袋での搬出でお願いをしたいというふうに考えております。
それから、不法投棄に関する件数ということでございますが、平成24年度に入りまして、不法投棄されたごみの中から住所等が判明した件数でございますが、平成24年5月1日から8月21日までというようなことで、その中で18件ございます。そのうち、管外からの投棄が3件というような数値になってございます。これらにつきましては、今後とも、あくまでも、これは不法投棄された中から捨てた方が特定できた場合には指導ができるということになるかと思いますので、その辺も含めて今後とも指導してまいりたいと考えております。
それから、コンビニに対する苦情ということでございますが、これにつきましては、今年度、4月以降に入りました苦情といたしましては1件ございます。近隣の方が家庭ごみをレジ袋で持ってきて、ごみ箱の入り口が狭いそばに置いていったというような話でございました。例年は、お盆の前の帰省時期には家庭ごみもふえているというふうなことでございます。先ほど答弁させていただきましたが、数値的には組合の搬入では、23年度と比較いたしまして、若干ではございますが、減少しております。基本的には、コンビニのごみ等は厳しくするとお客さんが減るというようなお話も伺っており、お客のマナーに委ねざるを得ないのではないかなというふうに考えております。
以上でございます。
〇議長(小河原 正君) 以上で木村議員の質問を打ち切ります。
次に、飯山議員、質問だけを受けたいと思います。
〔11番 飯山直一君登壇〕
〇11番(飯山直一君) 議席番号11番、飯山直一です。一般質問通告書に従いまして、2点質問させていただきますので、ご答弁のほどよろしくお願い申し上げます。
まず最初に、指定袋についてお伺いいたします。久喜市の合併に伴い、久喜宮代衛生組合も統合されました。そして、ごみ処理のさらなる向上を目指し、3年以内に統一するとのことで、指定袋の導入もその一環でありました。その中で、現在、45リットル、30リットル、20リットルの3種類の指定袋が出ておりますが、少人数世帯の方を中心にさらに小さい袋の要望が出ておるのが現状であると思われます。それらを踏まえ、以下の点についてお伺いさせていただきます。
@、導入から半年が経過いたしましたが、この間、どのようなトラブルが多く発生し、どのような対策を講じてきましたか、お伺いいたします。前段の方での重複があるようでしたら、そちらは除いていただいても結構でございます。
2番目、現在最も小さい20リットルの袋よりも小さい袋の要望が、先ほど言いましたが、多くあると聞くが、対応策はあるのか、ないのかお伺いさせてください。
B、当初の製造許可事業者は6社と聞いておりましたが、自由競争により低価格の業者が生き残るとの見込みであった。撤退や増加等の最近の動向はどうか。また、撤退があったとすれば、住民の不便となる販売店の減少につながっていないかどうかをお答えください。
大きい項目の2番目について質問させていただきます。項目は、施設整備についてお伺いさせていただきます。新久喜宮代衛生組合の課題で最も大きなものは、新炉の建設であると思います。現在あります3炉はともに老朽化しており、すぐにでも建てかえが必要であると認識しております。また、統合により効率的な施設運営も当然位置づけられていることでございます。それらを踏まえ、次のとおりお伺いさせていただきます。
ごみ処理基本計画の検討における組合施設全体の統廃合見込みと久喜宮代清掃センターの炉の更新について、周辺地区の住民の理解は得られているのでしょうか。得られていない地域があるとすれば、今後どのような説明、交渉をもって臨む予定かお伺いいたします。
以上2点、よろしくお願いいたします。
〇議長(小河原 正君) ここで休憩いたします。再開は1時といたします。
休憩 午前11時53分
再開 午後 1時00分
〇議長(小河原 正君) 再開いたします。
飯山議員の質問に対する答弁を求めます。
真田業務課長。
〔業務課長 真田 稔君登壇〕
〇業務課長(真田 稔君) それでは、飯山議員ご質問の1の指定袋につきましてご答弁申し上げます。
初めに、@のトラブルや対策についてのご質問でございますが、久喜宮代衛生組合では、指定ごみ袋の導入に伴い、「衛生組合だより」平成24年3月号におきまして指定ごみ袋の取り扱い店舗を紹介させていただきましたが、特に宮代町におきまして、3月下旬から4月中旬にかけまして20リットルの指定ごみ袋が品薄となり、指定ごみ袋を購入したくても購入できないといったご意見が多く寄せられました。そのため、燃やせるごみにつきましては2週間、燃やせないごみにつきましては1カ月間の猶予期間を定めまして、指定ごみ袋以外であっても、中が確認できる袋で分別が守られているものについては収集を行うこととし、対応いたしました。また、旧久喜市と宮代町の住民の皆様から20リットルの指定ごみ袋が店頭にないとのご意見が寄せられましたので、製造業者に対しまして取り扱い店に納品をするようお願いしたところでございます。
次に、Aの20リットルの袋より小さな袋の要望が多くあると聞くが、対応策はあるのかとのご質問にご答弁申し上げます。本組合では、平成24年6月に久喜宮代衛生組合指定ごみ袋に関する要綱の一部を改正いたしまして、10リットルの指定ごみ袋を追加し、製造業者にお知らせしたところでございます。このようなことから、9月末現在において2業者から10リットルの指定ごみ袋製造の申請がございましたので、承認をしております。販売につきましては、10月下旬から11月に予定しておりますので、「衛生組合だより」10月号でお知らせをさせていただいたところでございます。また、10リットルの指定ごみ袋の取り扱い店につきましては、12月号の「衛生組合だより」で住民の皆様のほうへお知らせをしてまいりたいと考えてございます。
次に、Bのご質問にご答弁申し上げます。製造業者につきましては、現在申請のございました6業者を承認してございますが、そのうち1社は承認後、指定ごみ袋の製造はしていないことから、実質5業者の製造となっておりますが、今のところ製造業者の撤退や店舗の増減の変動はございません。9月末現在の地区ごとの販売店数を申し上げますと、久喜市久喜地区が84店舗、久喜市菖蒲地区が45店舗、久喜市栗橋地区が76店舗、久喜市鷲宮地区が73店舗、宮代町が61店舗、合計で339店舗となってございます。今後におきましても、衛生組合といたしましては、指定ごみ袋の製造業者や取り扱い店舗が減少し、住民の皆様にご迷惑をかけぬよう努めてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
〇議長(小河原 正君) 高橋総務課長。
〔総務課長 高橋暁尋君登壇〕
〇総務課長(高橋暁尋君) 大項目2、施設整備についてご答弁申し上げます。
ごみ処理基本計画の検討における組合施設全体の統廃合見込みと久喜宮代清掃センターの炉の更新について、周辺地区の住民への理解は得られているかとのご質問でございますが、初めに合併後の久喜宮代衛生組合のごみ処理行政について、特に3つの焼却炉についてご説明を申し上げます。
まず、久喜宮代清掃センターの焼却炉でございますが、3つの炉の中で一番古く、経年劣化が見られますことから、周辺住民の皆様とこれまで新設炉建設についての協議を進めてまいりました。しかしながら、周辺4地区、全ての地区において最終的な合意には至っておりません。このようなことから、平成18年、19年度に延命化のための大規模改修を実施し、おおむね改修後10年後くらいまでは現状での焼却処分が可能と承知しております。しかし、焼却炉につきましては、新炉をつくるとなりますと、順調にいっても定められた手続が必要でございまして、完成までには六、七年かかると見込まれております。久喜宮代清掃センターの新炉建設について、一部反対がございますことから、早期に周辺の全地区の皆様にご理解をいただく必要があると考えております。
次に、八甫清掃センターの焼却炉でございますが、経年劣化により全体的な機能低下が見られますことから、大規模改修を平成25年、26年度に実施し、機能強化を図ってまいりたいと考えております。これも10年程度の効果があると考えます。
次に、菖蒲清掃センターの焼却炉でございますが、平成12年、13年度に建設改修を実施いたしまして、機能の維持に努めているところでございます。しかしながら、早晩、大規模改修もしくは新設炉建設に着手する必要があると考えております。
以上申し上げましたように、3カ所の清掃センターの焼却炉のおのおのの状況がございます。このような3清掃センターさまざまな状況の中で、一部事務組合のそもそもの設立目的でございます、地方自治体にとりまして効率的なごみ処理行政運営に取り組むという趣旨に照らして、3つの焼却炉の新設についてどうあるべきかは、今後とも引き続いて衛生組合、久喜市、宮代町と議論していく必要があると考えております。
こうした状況の中で、組合では、本年1月から3月にかけて、久喜市の下早見、太田袋、宮代町の宮代台、沖の山の久喜宮代清掃センター周辺の4地区を対象に意見交換会を開催して、新炉建設についてご意見をお伺いしたところでございます。下早見、太田袋、宮代台の各地区では、条件がございますけれども、施設の更新について理解が得られたところでございますが、沖の山地区につきましては、4月10日に地域住民で構成する沖の山地区久喜宮代衛生組合連絡協議会会長、沖の山本田、沖の山新田の両区長連名で現在地及びその隣接地に新設炉を建設することに反対するとの申入書が提出されたところでございます。
久喜宮代衛生組合は、旧久喜市と宮代町のごみとし尿を共同で処理することを目的に昭和36年3月16日に設置されたもので、施設を建設した当時は十分な環境対策がなされず、ばい煙による灰の飛散や臭気の発生、さらに平成5年には人体に有害なダイオキシン類の排出が判明するなど、周辺地域の皆様に多大なご迷惑をかけていたというように伺っております。平成18年の大規模改修によりまして、ばい煙やダイオキシン等の公害を防止する設備は整備されたものの、これまでの経緯から、多くの皆様が環境面や安全面に対する不安を抱いておるものと考えております。
このたびの協議会からの申し入れの中に、歴史的な過去の負荷に対する対応策について独自案を衛生組合に提示して対応を求めたにもかかわらず、いまだに具体的な協議や対策等を検討することなく新設炉の建設を決定したことは、地区住民との信頼関係を根底から覆すものとしてこれを容認できないというものでございました。久喜宮代清掃センターの新設炉建設は、当組合の喫緊の課題ではございますが、地域の皆様のご理解なしに行う考えはございません。当衛生組合では、新設炉建設に当たりましては、周辺にお住まいの皆様がお持ちになられている清掃行政への不信や大気汚染への不安、収集運搬車両の通行に伴う交通の問題などの解消を、久喜市、宮代町にもご協力をいただいて、一体となって誠実に取り組んでまいりたいと考えております。このたび連絡協議会から提出されました申入書につきましては、真摯に受けとめ、ご理解をいただけるよう引き続き話し合いをさせていただきたいというふうに考えております。
〇議長(小河原 正君) 再質問をお受けいたします。
飯山議員。
〔11番 飯山直一君登壇〕
〇11番(飯山直一君) それでは、再質問させていただきます。
まず1点目、指定袋についてでございますが、久喜宮代で販売しているお店が339店舗ということでございますが、10リットルを製造するのは2業者ということのようですが、この2業者がこの339店舗くまなく、これができましたから置いてくださいとか、あるいはどうやって町民、市民に負担をかけないようにPRするのか、その辺のことを教えていただきたいと思います。
それと、2番目の施設設備についてでございますが、近方の4地区、最終的に合意に至っていないと、その中でも沖の山では特に反対するという申入書、今、車の通行とかいろいろありましたが、これは何か3月ごろの話し合いということのふうに協定、協定ではなくて反対を申し入れてきたのだと思いますが、やはり交渉事というのは、夜討ち朝駆けではありませんけれども、やっぱり胸襟を開いてやらないとなかなか前に出ないと、相手の要望を聞いて、できないものはできないでしようがない、代案があればその代案を、何とか成就してやっていくという姿勢が必要だと思いますが、3月にやって、その後の交渉は具体的にやっているのかどうか、あるいは今後もやるとすればどういう点に注意してやるのかお伺いいたします。
以上です。
〇議長(小河原 正君) 飯山議員の再質問に対する答弁を求めます。
真田業務課長。
〔業務課長 真田 稔君登壇〕
〇業務課長(真田 稔君) それでは、再質問に答弁申し上げます。
うちのほうからは、10リットルのごみ袋の関係でございますが、製造する業者が2社しかないが、住民に対するPRをどのようにやっているのかというようなことでございます。これの製造につきましては、2社の製造となりますことから、現在指定ごみ袋を販売してございます全ての店舗での販売は難しいと考えますが、組合といたしましては、できる限り多くの店舗で販売されるよう、製造業者のほうに連絡をいたしまして協議をしてまいりたいと考えてございますので、ご理解を賜りたいと存じます。なお、住民の皆様には、販売店舗等につきまして、「衛生組合だより」あるいはホームページ等でお知らせをしてまいりたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
〇議長(小河原 正君) 高橋総務課長。
〔総務課長 高橋暁尋君登壇〕
〇総務課長(高橋暁尋君) 再質問、今後どのように対応していくのかということでございますけれども、反対の申し入れがあったのが4月11日でございまして、その後、会長とは連絡をとらせていただきまして、数回お宅にお邪魔しまして、沖の山地区の皆さんがどういった考えのもとにこのような申入書を出されたのかということをお話を伺っております。先ほど話したとおり、沖の山のほうでは、過去の負荷に対してかなりな迷惑をこうむっていたということで、それに対しての組合の対応について反省をするようにというようなことを求めてきているところでございまして、組合といたしましても、そういったご意見は当然聞いていかなければならないものと思っておりまして、今後、対策協議会を通じまして、皆さんのご意見を伺えるような場をつくりまして、皆さんの声を聞いた上で対応してまいりたいというようには考えております。
沖の山地区の皆さんが新炉の建設についてもしご理解をいただけるようであれば、4地区の皆様が一堂に会した中で、これまでの負荷に対しての対応について皆さんで一緒に話し合える機会を設けて、各地区に不公平がないように対応してまいりたいというように考えておりまして、今後、沖の山の方々が同意いただけるのであれば、4地区合同の協議会なりを設立させていただいた上で、皆さんのご意見を頂戴して新炉建設のほうに当たりたいというふうに考えております。
以上でございます。
〇議長(小河原 正君) 再々質問をお受けいたします。
飯山議員。
〔11番 飯山直一君登壇〕
〇11番(飯山直一君) それでは、再々質問させていただきます。
1点目の件は、なるべく多くの扱い店にお願いするということと、それは12月号にお知らせで掲載をするということで、全てということはできないと思いますが、それはなるべく不便、支障を感じないようなことで、早目にやっていただければと思います。これは要望でお願いいたします。
2点目、施設の件につきまして、沖の山地区ということで、宮代なのですが、やはり私のほうとしても、宮代地区でこういうことは非常に困っている問題でございますが、真摯に対応するのはいいのですが、あと、こういう決め事というのは、一応いつまでにどういうふうにやるということをやらないと、いつまでたっても、そのうち、そのうちというのはだめなのです。ですから、やっぱり何事も、民間会社もそうですけれども、いつまでにこれをやらなくてはならないとかいろいろあるわけです。その辺をやっぱり行政側も、やってはいるとは思いますが、その辺はしっかりと目標、日にちを決めてやっていただかないとまずいと思います。それで、沖の山の後に合意が得られれば4地区ということでなっているお話でございますので、とにかく、沖の山のほうとは、日にち、いつまでに同意あるいは決着をつける予定でおるか、その辺お聞かせいただければありがたいと思います。
以上です。お願いいたします。
〇議長(小河原 正君) 飯山議員の再々質問に対する答弁を求めます。
事務局長。
〔事務局長 小倉康治君登壇〕
〇事務局長(小倉康治君) 飯山議員さんの再々質問にお答えさせていただきます。
ご質問で、交渉の関係で目標、それといつまでにというお話かと思いますけれども、この問題につきましては、非常に難しい問題でございまして、住民の皆様方のご理解を十分にいただいてからでないと、私どものほうで見切り発車して、後でだめだったということのないように、これは時間を決めるのではなくて、やはり我々組合と沖の山の皆様方とのことで信頼関係を構築できるように、そういうもので私どものほうは交渉に当たってまいりたいと思っておりますので、時間はかかってもいわゆる十分な話し合いをさせていただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
〇議長(小河原 正君) 以上で飯山議員の質問を打ち切ります。
次に、山下議員、お願いいたします。
〔4番 山下秋夫君登壇〕
〇4番(山下秋夫君) 4番の山下秋夫です。よろしくお願いします。
私は、焼却炉の老朽化対策ということでございます。もう一つ、燃やせるごみの収集方法ということで最初に質問したいのですけれども、2つ目の燃やせるごみの収集方法については、去る3月議会におきまして同じような質問があります。これは、確認するだけで終わらせたいと思います。
焼却炉の老朽化対策について。先ほど議員の研修において、最終処分地、オリックスの最新設備である高温によるガス化改質施設で廃棄物のリサイクル、完全再資源化を見学、今の久喜宮代衛生組合での基本姿勢であります分別収集が今私としては考えられる一番の方法かなと思っております。なぜかといいますと、やっぱりオリックスの設備、最初に設備自体が高い、一つは理由があります。それと、それの設備を改修したり、そういう維持管理するのにもお金が相当かかる、やはりこういう自治体でやっていくのには無理があるのかなという感じがします。そして、先ほども言いましたように、私は、一番の問題は、燃やすごみに対しては環境負荷ですか、処分して埋め立て、それに大量のごみを出す、やはりこの久喜宮代衛生組合の分別によって、環境に負荷を与えない、一番の1つとして、最大限、一番いいのかなと思っております。
そこで質問なのですけれども、燃やすごみの量を自治体や市民の努力によって分別前より減らすことはできました。しかし、基本的には、市民に負担をかけないためには、ごみをいっぱい出す製造者、その設計の段階から、製造から廃棄するまでを製造者にまずは責任を持ってもらう、これは法律でも事業者に責任を持ってもらうような、いろんなリサイクル法にもあります。しかし、まだまだ排出する事業者が多いと聞いております。すべてに対して最後まで責任を持ってもらうために拡大生産者責任の制度が必要だと考えるが、その辺のところはどうか。
2つ目としては、老朽化対策として、全てを燃やす大型のごみ処理施設ではなくて、今の基本姿勢である分別によって再資源化をどんどん進めていただきたいことと、燃やす量をその中で減らしていく。先ほどの基本姿勢の中にも、生ごみの堆肥化とかでもあります。燃やす量を減らす、小型の焼却炉にすべきと私は考えております。そういうことではいかがなものかということで、2つの質問を焼却炉の老朽化対策について質問させていただきます。
先ほど述べましたように、2つ目の質問は収集方法なので、確認ということでやっていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
〇議長(小河原 正君) 山下議員の質問に対する答弁を求めます。
高橋総務課長。
〔総務課長 高橋暁尋君登壇〕
〇総務課長(高橋暁尋君) それでは、大項目1点目の焼却炉の老朽化対策についてご答弁申し上げます。
1つ目の拡大生産者責任制度についてでございますが、生産者が、製品の生産、使用の段階だけではなく、廃棄、リサイクル段階まで責任を負うという考え方として循環型社会形成推進基本法に取り入れられております。容器包装リサイクル法、家電リサイクル法、自動車リサイクル法、資源有効利用促進法などに定められている事業者の製品の引き取りとリサイクル義務の規定がその代表的な事例でございます。
中でも容器包装リサイクル法は、一般廃棄物のうち、容積で6割、重量で2割を占める容器包装ごみを対象としたものでございまして、消費者は容器包装ごみの分別排出を、市町村は分別収集の責任を負い、製造者をあわせた3者の役割分担により容器包装のリサイクルを促進するとしております。平成9年度にガラス容器とペットボトルを対象に施行され、平成12年度には全面施行され、飲料用以外の紙製容器包装とプラスチック製で飲料、しょうゆ充填のペット容器以外が対象に加わっております。法の対象となる容器包装を使っている食品や化粧品などのメーカーや容器包装をつくっているメーカーには、容器包装の使用量や製造量に応じたリサイクルが義務づけられております。
当組合におきましては、平成12年度から容器包装リサイクルに取り組んでおりまして、リサイクル率の向上に寄与しているところでございます。また、廃棄物の再商品化に取り組むことによりまして、平成21年度には6,242万5,000円が、平成22年度には3,853万1,000円が、昨年度は496万9,000円が容器包装リサイクル協会から再商品化合理化拠出金の名目で当組合に拠出されておりまして、歳入として処理させていただいているところでございます。しかし、容器包装リサイクル法では、事業者は再商品化に要する費用を負担するのみで、回収や選別に要する費用の負担については市町村が行うとしておりまして、これには多額の費用が必要となりますことから、埼玉県内では46%の自治体が容器包装の分別回収を実施しておりません。国では、容器包装のリサイクルが進んでいない現状を踏まえて、容器包装リサイクル法の見直しに取り組んでいるということでございまして、今後の動向を注視してまいりたいと考えております。
次に、2点目、焼却炉の小型化についてのご質問でございますが、本組合ではごみの減量化、資源化に積極的に取り組んでおります。策定中の一般廃棄物ごみ処理基本計画においても、さらなる減量化、資源化に取り組むことにより、焼却量、最終処分量の削減、再生利用率の向上を目標に掲げているところでございます。今後に向けた減量化、資源化では、久喜宮代清掃センターで実証実験を行っておりますHDM方式による生ごみの減容化の取り組みが中心になるものと考えております。現在、モデル地区1万世帯の皆様にご協力いただき、1日4トンの生ごみを処理しているところでございますが、これを本組合全域に拡大実施することを新たなごみ処理基本計画に位置づける予定でございまして、これを実現することによりまして焼却量を削減させることが可能であり、焼却炉の規模も小型化することができるものと考えております。
以上でございます。
〇議長(小河原 正君) 再質問をお受けいたします。
山下議員。
〔4番 山下秋夫君登壇〕
〇4番(山下秋夫君) 事業系のごみ、事業者、3者で分担して減量しているということで言っていましたけれども、実は最近、国の質問でもそうなのですけれども、事業系の生ごみ、それがかなり国の推計と違って、三千何トン、3万トンだったかな、数字をちょっと、かなり、1.5倍になったということを聞いております。その辺を通じて、久喜宮代衛生組合でもそういう事業系のごみというのはふえていくのかどうか、ちょっと聞きたいのですけれども。
〇議長(小河原 正君) 暫時休憩いたします。
休憩 午後 1時29分
再開 午後 1時29分
〇議長(小河原 正君) 再開いたします。
真田業務課長。
〔業務課長 真田 稔君登壇〕
〇業務課長(真田 稔君) お時間をいただきまして恐縮でございます。事業系のごみについてということでございますが、数字的なもので申し上げさせていただきたいと思います。
3センター分の事業系のごみでございますが、平成20年度分9,530トン、平成21年度9,363トン、平成22年度分9,377トン、平成23年度分9,348トン、数字的には横ばいが続いているような形になります。
〇議長(小河原 正君) 再々質問をお受けいたします。
山下議員。
〔4番 山下秋夫君登壇〕
〇4番(山下秋夫君) 事業系のごみをちょっと今問題にしましたけれども、やはり久喜宮代衛生組合でも、そういう事業系のごみというのは、国の方針でも自分のところで処分するというのが前提となっております。やはり、久喜宮代衛生組合でもそういう動きがなければ自治体負担もつらくなるし、また皆さんの分別するやつも効果が大分ふえてくるのではないかなと私は思っております。その辺のところで、やはり自分たちのごみは自分たちで処分する、それが事業者の使命ではないかなと思っております。そういうところも、もう少ししっかり指導していただきたいということで私は申しております。その辺の問題で、よろしくお願いしたいなと思っております。
それと、先ほど言った2番目の燃やせるごみの収集方法については、確認ということで、もう一度答弁いただければありがたいと思っております。
以上です。
〇議長(小河原 正君) 山下議員の再々質問に対する答弁を求めます。
真田業務課長。
〔業務課長 真田 稔君登壇〕
〇業務課長(真田 稔君) 再々質問にご答弁申し上げます。
事業系のごみの受け入れについてということでございます。営利活動に伴って発生する廃棄物の処理につきましては、本来事業者が自己責任において適正な処理を行うべきであると考えております。しかしながら、一般廃棄物につきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律によりまして、市町村の責任において処理することが求められております。事業者が負うべき廃棄物の適正処理に関する自己責任等を考えた場合、相応の受益者負担を求めることが基本であると考えますことから、久喜宮代衛生組合廃棄物の処理及び再利用に関する条例の規定によりまして料金を徴収しているところでございます。
また、久喜宮代衛生組合廃棄物の処理及び再利用に関する条例第4条では、事業者は、事業系廃棄物の発生を抑制し、再利用を促進すること等により廃棄物の減量に努めるとともに、その廃棄物をみずからの責任において適正に処理しなければならないという規定を設けておりまして、多量排出事業者には減量計画書等の提出を求め、減量に努めているところでございます。
それから、大項目の2番、燃やせるごみの収集方法、そのうち燃やせるごみの中に半透明袋を入れることを認めてほしいというご質問の確認でございます。これにつきましては、燃やせるごみの指定袋での排出方法等につきましては、内袋を使用する際は必要最小限にして、中身が見える透明または半透明のものをお使いくださるようお願いしております。そのことにつきましては、「衛生組合だより」平成24年2月号のQアンドA、第7問及び4月号の「指定ごみ袋による排出方法等について」に掲載をさせていただいているところでございます。
〇議長(小河原 正君) 以上で山下議員の質問を打ち切ります。
次に、猪股議員、お願いいたします。
〔9番 猪股和雄君登壇〕
〇9番(猪股和雄君) 通告に従い、順番に質問をしてまいります。
まず最初に、審議会というのは減量等審議会なのですけれども、会議録の作成方法についてです。去年あたりは何回かこの会議録についてはお聞きしまして、ずっと概要記録だけでやっていたわけですけれども、局長から久喜市の例に倣っているのだという方向性が前回示されたと。久喜市では、全文記録またはできるだけほぼ全文を記録したものにしていくということが既に確認をされているのですけれども、この衛生組合の審議会においてどのようにしていくかお願いをします。具体的にどのように会議録を作成していくのかお願いをします。
2つ目ですけれども、一般廃棄物ごみ処理基本計画の策定方針についてお伺いいたします。今回、議案書と一緒にごみ処理基本計画素案、概要版が配付をされました。8月に減量審議会に配付をされたものと同じものなのですけれども、そもそも、ちょっと、まず最初に素朴な疑問といいますか、大きな疑問がありまして、これは素案、概要版と書いているのですけれども、概要版があるということは、当然それと違う全体版があるのだろうというふうに理解をするしかないのですが、どうなのでしょうか、説明してください。審議会は概要版で審議をされていたように私はお見受けしたのですが、全体版についてはどのように説明をしたのでしょうか。あるいは、全体版については説明していないのでしょうか。
それから、私が傍聴したときも概要版しか配付されていないのですけれども、なぜでしょうか。全体版はなぜ提示をされないのでしょうか。
全体の案があるのだとすると、それはどこで誰が作成し、どのように審議、検討の対象にするか。今現在まだないのだとしたら、それこそ審議会と別の場で新たに別の計画、全体版をつくっていくことになって、大変おかしなことになるのですけれども、その関係、全体版と概要版との関係を含めてお願いします。当然、全体版についても審議会の審議対象になるのだろうと思いますが、いかがでしょうか。
それから、既に審議会からの答申は出たのだと思うのですが、今後パブリックコメントを実施していくというふうに言われております。パブリックコメントにも当然、概要版ではなくて全体版を出さないとおかしいですよね。これを出しておいて、いや、実は全体版は後から別につくるのですというのは、それではパブリックコメントにならないので、その関係についても説明してください。私は今既に全体版があるのだろうと思うのですけれども、ぜひ明らかにしていただきたいと思います。お願いします。
(2)としまして、このごみ処理基本計画の問題点あるいは課題と考えられること、私なりに重要課題について先送りしているとしか思えないのですけれども、見解をお伺いいたします。まず、素案は25年度から39年度までの15年間を目標年次として、大きな目標としては、1人1日当たりの家庭系ごみ排出量40%以上削減、1人1日当たりの焼却量を30%以上削減、最終処分量を35%以上削減、リサイクル率50%以上とする、そうした積極的な目標、この審議会で大分いろいろな活発な議論がありましたけれども、私も聞きましたが、審議会で行われて、そういう大胆な積極的な、極めて正当な目標設定をしました。そのために、施設の統廃合の検討、それからごみの分別方法や収集の扱いを統一していく、それから家庭系ごみの有料化の検討、全域での生ごみ減容化、資源化、これは全量堆肥化のことを言っているのですが、の検討などの具体的な課題を掲げているのですが、それをいつまでにどのように検討する、どのように実行していくかということが全く書かれていないのです。この年次計画が示されていないのは、これは課題を先送りしているとしか考えられないのですけれども、ご意見なりをお伺いいたします。
それから、この概要版には、後ろのほうにごみ排出量、ごみ処理処分量の予測、結果、現状、推移というのが大きな表としてついているのですが、これだけだと40%削減だの35%削減だの、そういうのが全部入ってこないのですが、それと別に計画の目標値資料というのは、これも減量審議会に配られていますよね。これで初めて39年度に、例えば組合全体で1人1日当たりの家庭系ごみ排出量を、HDMを100%とすることによって57%、22年度比で57%削減することが、マイナスとすることができるという、そういった具体的な数値が出ているわけです。
ちょっと、ウの質問なのですが、質問の前に説明していただきたい。これは今回議員には配られなかった、概要版だけが配られて、これがついていないのはどうしてでしょう。ちょっと、みんな持っていないらしいのです。ちょっと、それを一緒にできれば説明していただきたいのですが、こういう積極的な目標を達成するためには、計画をアクションプランとして確立しなければなりません。年次計画を当然盛り込むべきでありますけれども、これについてはいかがでしょうか。
ウですけれども、特にこの概要版の中で施設の統廃合の検討というのが書かれています。これは当然、焼却施設の統廃合を意味すると思いますけれども、そのように解していいのか。
であれば、先ほどから前者からも何人か質問が出ておりますが、答弁もありましたけれども、現在の焼却炉の状況からすれば、もはや先送りは許されないのです。特に久喜宮代センターの焼却炉、八甫センターの焼却炉、現状からして何年度くらいまでには施設更新を行う必要があるということくらいはきちっとこの計画の中に位置づけるべきだと思います。そのためには、もちろん、地元住民の方々の理解ということも当然ありますけれども、そういった人の、ちゃんと目標をいつまで出すべきだという質問がありましたが、施設を建てかえるというためには、その前に数年のうちには統廃合の結論を出すということです。それから、施設の建設を進めるという、その計画をまずつくらなければなりませんよね。ただ新しい施設を何年度までにつくります、39年度までにつくりますでは計画にならぬわけです。そして、そのためには今後どのような行政手続が必要になっていくか、そういうことが明らかにされなければいけないと思う、それをどのように進めていきますか。
エとしまして、計画の素案に示されました目標の実現のためには、全域の生ごみ減量化、資源化を進める必要があります。これも、数年内には全域の生ごみ減量化、資源化を方針として確定をして、具体的な計画、どこにいつどのように減量化施設を配置していくのかという、その計画が策定されなければいけないと思います。そのためには今後どのような行政手続が必要であって、どのように進めていくのか説明していただきたい。
それから、(3)ですけれども、現在まで公表され、審議、検討されてきたごみ処理基本計画と別に、年次計画を明記した計画を別に策定しているのではないかと思うのです。それがなくて、これは35年度のこういう大胆な計画であるはずがないのです。あるいは、別に存在しているのか、それが全体計画なのか、全体版なのかわかりませんが、それがいまだに明らかにされていないのはなぜなのか。基本計画とあわせて明らかにし、検討対象とするべきだと思いますが、いかがでしょうか、ご説明をお願いします。
それから、大きな3です。プラスチック分別収集と処理の方式の見直しということでお伺いいたします。これは、お一人目の質問にもつながりますし、そのほかにも質問とつながって、何人もの方の質問と重なるのですけれども、これまで久喜宮代センター地区ではプラスチックをできるだけ燃やさないという方針に立って進めてきました。先ほど焼却炉が老朽化しているとか、建設当初にプラスチックを燃やさないから、あるいは想定していなかったからプラスチックを外したのではないのです。旧の久喜宮代衛生組合でプラスチックの全面分別を開始した後は、できるだけプラスチックを燃やさないでいこうということを近隣住民の方々と地元住民の方々と合意して、そのことによってダイオキシンを出さない、減らすということを合意して、それに基づいてプラスチックの分別をしてきたはずなのです。そういう経過をまずちゃんと踏まえていただきたい。それで、その後、委託による再分別も行って、現在は一部を容リ法により再商品化する、残りを焼却処理としてきた、その流れを詳しく説明されたいというふうに書いたのですが、これは先ほど1人目のご答弁で大体わかりました。
イとしまして、容リ法による再商品化の量と経費、残渣で焼却処理した量と経費、これはできれば3年間の推移を明らかにしていただきたい。
それから、ウとしまして、これもオリックス、先ほども出ていましたが、オリックスを視察したときに、あそこで容リ法以外のプラスチックも燃やしているということを説明がありました。久喜宮代のほうではありません。では、あそこで、オリックスなどで再分別しないで全て焼却処理すると仮定した場合には経費はどのようになっているか、その比較を出していただきたい。今のやり方が一番有利なのだということをきちっと数字で明らかにするべきだろうと思いますので、お願いします。
それから、(2)ですけれども、現在プラスチック全部の分別は久喜宮代センター地区だけでやっていて、八甫と菖蒲センターでは容リ法の分別だけをしている、それを全体でやることはできないのかということ。容リ法だけの分別では大変だということも聞きますし、説明では大体うまくいっているようなお話ですけれども、プラスチック全部を燃やさないにこしたことはないと私は考えております。そこで、そういうプラスチック全体の分別収集を導入できないか、その場合、経費などがどう変わるかご説明をください。お願いします。
〇議長(小河原 正君) 猪股議員の質問に対する答弁を求めます。
高橋総務課長。
〔総務課長 高橋暁尋君登壇〕
〇総務課長(高橋暁尋君) それでは、大項目1つ目の審議会会議録の作成方法につきましてご答弁申し上げます。
審議会の会議録につきましては、これまで概要記録ということで作成しており、第1回から第5回までの審議会につきましては要点記録により作成したところでございますが、議員からのこれまでのご指摘や久喜市の動向を踏まえまして、昨年6月27日の第6回の審議会以降につきましては、発言者名を記載するとともに、会議録を閲覧される皆様にとりまして、わかりやすさを優先して、全文記録に近い形で記載するように改善を行っているところでございます。また、当日の資料につきましては、全てホームページに公開しているところでございます。
続きまして、大項目2点目のごみ処理基本計画の策定方針についてご答弁申し上げます。まず、1点目の廃棄物減量等推進審議会において、素案、概要版をもとにした審議が行われてきたということについて5点のご質問でございますが、関連がありますので、あわせてご答弁を申し上げます。ごみ処理基本計画につきましては、久喜市の合併に伴いまして、新たな久喜宮代衛生組合のごみ処理の方向性を定める必要がございますことから、廃棄物減量等推進審議会に合併に伴う手数料等の統一事項にあわせて、新たな廃棄物ごみ処理基本計画に盛り込む今後の排出抑制、資源化、収集運搬について諮問をいたしました。ごみ処理基本計画に係る諮問事項につきましては、本年5月に開催しました第11回から8月27日の第15回の審議会まで計5回にわたって審議をいただいております。
審議会におきましては、基本計画の概要、各清掃センターの分別の種類や処理の流れなどの現況や課題、排出量の推移及び将来予測などを第11回、第12回で確認をいただき、第13回から15回では、排出抑制、資源化に向けての目標、基本方針、施策などをご審議いただいております。このたびの素案、概要版につきましては、第14回までの審議における排出抑制、資源化、収集運搬に向けての基本方針や数値目標、施策などにおける審議の内容を反映させて第15回の審議会の資料として作成したものでございまして、傍聴者の方にも同じものを配付させていただいたところでございます。
現在、審議会では答申に向けた作業を行っておりまして、近いうちに答申をいただける見込みでございます。組合では、審議会からの答申を受けまして、基本理念、基本方針、施策等を精査いたしまして、諮問事項に入っておりません施設整備に関する事項などを含めて全体版の素案をまとめさせていただくこととしております。この全体版の案は、衛生組合議会の議員の皆様にご説明する機会をいただきたいと考えております。その後、議員の皆様のご意見を踏まえたごみ処理基本計画素案をまとめ、パブリックコメントの手続をとってまいりたいと考えております。これらの手続を経た後、衛生組合議会の議決に付すべき事件を定める条例に基づきまして、平成25年3月議会において議決をいただくことを予定しております。
続きまして、2点目、ごみ処理基本計画素案の問題点または課題と考えられること、特に重要課題について先送りにしているがとのご質問でございますが、私のほうからは、ア、イ、エにつきましてご答弁申し上げます。まず、アとイでございますが、関連がございますので、あわせてお答え申し上げます。年次計画が示されていないという点でございますが、審議会におきましては、先ほどご答弁させていただきましたとおり、将来におけるごみの減量化、資源化のあり方の方向性をご審議いただき、その結果を概要版としてまとめ、15回の審議会において最終的な審議をいただいたところでございます。
減量化、資源化を進めていくためには、住民の皆様の減量に向けた意識の向上、分別の徹底などの住民、事業者の協力とともに、衛生組合における処理、処分方法も重要な要素となってくるものと考えております。その中でも、施設整備につきましては特に重要な要素となるものでございますことから、審議会においても方向性のご意見はいただいたところでございます。しかし、実際の整備に当たりましては、周辺の住民の皆様のご協力をいただきながら、行政が責任を持って進めなければならないものと考えております。年次計画を含めて具体的な整備につきましては、審議会での審議を行っておりません。また、廃棄物処理をめぐる技術進歩には目覚ましいものがございますことから、施設の内容などにつきましても、特定の方法に限定するのではなく、あらゆる観点での検討ができるよう、基本計画段階での記述はしないことと考えてございまして、具体的な計画につきましては整備計画に委ねざるを得ないものと考えております。
続きまして、エ、目標の実現のためには全域での生ごみの減量化、資源化をどのように進める必要があるのか、具体的な計画を策定していかなければならないのではという、またはどのような行政手続等が必要であるかとのご質問でございますが、ごみの減量化、資源化を推進し、最終処分量を減らしていくためにはできるだけ焼却するごみの量を少なくしていく必要がありますことから、審議会におきましても、管内全域での生ごみの不燃化を行う方向とするとの審議がなされております。そのため、久喜宮代清掃センターで現在取り組んでございますHDMシステムによる生ごみの減容化を一つの方法として、管内全域で導入することを検討してまいりたいと考えてございます。なお、導入に際しましては、施設整備を行っていく必要がございますことから、新炉整備とあわせて計画を詰めてまいります。また、行政手続に関しましては、都市計画決定、用地確保、環境アセスメント等の各種の手続が必要となるものと考えてございます。
続きまして、3点目、ごみ処理基本計画とは別に、年次計画を明記した計画が別に策定されているのか、あるいは別に存在するのかとのご質問でございますが、現在策定中のごみ処理基本計画以外の他の計画はございません。また、施設整備の年次計画につきましては、施設周辺住民の皆様との合意が整うまでは記述は控えさせていただきたいというふうに考えております。その他の主要な施策につきましては、可能な限り年次計画をごみ処理基本計画に盛り込ませていただきたいと考えてございます。なお、ごみ処理基本計画におきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づきまして、15年間の長期的な計画として策定をさせていただいておりますが、この基本計画に基づき、年度ごとに一般廃棄物の排出抑制、収集、運搬、処分等について定める実施計画を毎年度策定することとしてございます。
続きまして、大項目3点目のプラスチック分別収集と処理の方法の見直しはできないかというご質問でございますけれども、1つ目の久喜宮代清掃センターにおける容リ法による再商品化につきましてご答弁申し上げます。まず、流れでございますけれども、管内から収集車で回収しましたプラスチックは、ウィズウェイストジャパンに搬入されまして、汚れていないプラスチック製容器包装と対象であっても汚れているもの、容リ法対象外のものに分別されます。プラスチック製容器包装は、ベールにいたしまして、プラスチック製容器包装の落札業者でございます寄居町のオリックス資源循環株式会社に運搬し、合成ガス化商品、いわゆる発電燃料として再商品化されているところでございます。残りの容リ法の対象から外れたもの、いわゆる残渣につきましては、千葉県にございますナリコーという民間会社において焼却処理をしております。久喜宮代清掃センターに搬入されます事業系のプラスチックにつきましては、容器包装でありましても容リ法対象外となりますことから、選別を行うことなく全量焼却処理しております。
次に、イの容リ法による再商品化の量と経費、残渣で焼却した量と経費でございますが、まず再商品化の量と経費でございます。平成21年度は、再商品化量が2,100トンで、回収、選別、再商品化市町村分担金の経費が1億5,481万4,000円、平成22年度が、再商品化量が2,133トンで、同経費が1億5,294万7,000円、平成23年度が、再商品化量2,177トンで、同経費が1億5,042万7,000円となっております。再商品化に当たりましては、事業者側から容器包装リサイクル協会を通して、再商品化合理化拠出金という名目で平成20年度から市町村に拠出されることとなってございまして、平成21年度には6,242万5,000円が、平成22年度には3,853万1,000円が、平成23年度には496万9,000円が当組合に拠出され、歳入とされているところでございます。実質的な経費でございますけれども、平成21年度が9,238万9,000円、平成22年度が1億1,441万6,000円、平成23年度は1億4,545万8,000円となってございます。
次に、委託先であるウィズウェイストジャパンに搬入されたプラスチック類のうち容リ法対象外等の残渣焼却量と経費でございますが、21年度が数量は1,017トンで経費は4,577万6,000円、平成22年度が数量は495トンで経費のほうは2,424万2,000円、平成23年度が数量が479トンで経費が2,345万3,000円となっております。
次に、ウの再分別しないで委託で全て焼却処理すると仮定した場合の経費の比較でございますが、平成23年度で試算した数字を申し上げます。平成23年度、久喜宮代清掃センター管内から回収されまして、ウィズウェイストジャパンに搬入されたものは2,663トンでございまして、これを基礎数量とさせていただきます。平成23年度では、歳入の再商品化合理化拠出金を減額し、残渣の処理費用を含めたトータルで1億6,891万1,000円の経費がかかっております。再分別しない状態で仮にオリックスの施設で焼却処理いたしますと、プラスチック類の運搬費が1トン当たりで1万500円、焼却処分費が1トン当たり4万7,250円とのことでございますので、これを先ほどの搬入量2,663トンを乗じますと1億5,378万8,000円となります。この経費にプラスチックの回収費用の6,090万を加えたトータルが2億1,468万8,000円となり、比較いたしますと、現行の容リ法に沿った処理方法のほうが約4,577万円の経費が安くなる見込みでございます。
以上でございます。
〇議長(小河原 正君) 真田業務課長。
〔業務課長 真田 稔君登壇〕
〇業務課長(真田 稔君) 私のほうからは、大項目の2、(2)のウのご質問にご答弁申し上げます。
初めに、各施設の状況を申し上げますと、久喜宮代清掃センターのごみ焼却施設は、昭和50年、55年に稼働し、平成18年、19年度において大規模改修工事を実施いたしまして、おおむね10年程度は毎年定期整備を行うことで安定的な運転管理が可能となっております。
次に、菖蒲清掃センターのごみ焼却施設は、平成元年に稼働し、平成12、13年度において大規模改修工事を実施してございまして、当面の間は毎年実施しております定期整備と老朽化した設備の改修を行うことで、安定的な運転管理が可能であるものと考えてございます。
次に、八甫清掃センターのごみ焼却施設は、昭和63年に稼働し、平成11、12年度において大規模改修工事を実施してございますが、改修後の施設の老朽化により、平成25年、26年度においてごみ焼却施設の大規模改修工事を計画しており、大規模改修工事を実施いたしますと、改修後10年程度は安定的な運転管理が可能であると考えてございます。
以上申し上げましたように、3カ所の清掃センター、それぞれの焼却炉の現状がございますが、新炉をつくるとなりますと、順調にいっても定められた手続がございまして、完成までには最短でも6年から7年の年月が見込まれますことから、住民の皆様の新炉建設反対の中でありますが、早期に久喜宮代清掃センター周辺の全地区の皆様にご理解をいただき、大規模改修工事から10年を迎える平成29年度から数年のうちには新設炉が稼働できるよう事業を推進しなければならないと考えております。施設の建設に当たりましては、さきのご質問者にもご答弁申し上げましたとおり、3清掃センターさまざまな状況の中で、一部事務組合のそもそもの設立趣旨であります、地方自治体にとって効率的なごみ処理行政運営に取り組むという趣旨に照らして、3つの焼却炉の新設についてどうあるべきか、今後とも引き続いて久喜宮代衛生組合、久喜市、宮代町で議論をしていく必要があると考えております。
次に、施設建設を進めなければならないが、今後どのような行政手続が必要になり、どのように進めていくことになるのかとのご質問にご答弁申し上げます。新設炉建設で申し上げますと、都市計画法に基づく都市計画決定の変更と埼玉県環境影響評価条例に基づきます環境アセスを実施することになります。また、地域住民との合意形成、用地を拡張する場合の用地の買収、そのほかに建設までの業務といたしまして、施設整備基本構想の策定、国の交付金を活用するための循環型社会形成推進地域計画の策定が必要になってまいります。
以上でございます。
〇議長(小河原 正君) 藤井業務3課長。
〔業務3課長 藤井 智君登壇〕
〇業務3課長(藤井 智君) それでは、引き続きまして、猪股議員のご質問のうち、大項目3の(2)に対しましてご答弁申し上げます。
菖蒲清掃センター及び八甫清掃センターのプラスチックの分別は、容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律、いわゆる容器包装リサイクル法に基づきプラスチック製容器包装の分別収集を行っており、菖蒲清掃センターでは平成21年4月から、八甫清掃センターでは平成23年10月から開始をしております。処理の流れにつきましては、排出されたプラスチック製容器包装を菖蒲清掃センター及び八甫清掃センターがそれぞれ回収を行い、ウィズウェイストジャパン清久工場で中間処理後に日本容器包装リサイクル協会を通じて落札業者に引き渡し、処理残渣につきましては各清掃センターに戻して焼却を行っておるところでございます。
久喜宮代清掃センターと同様の分別収集を導入できないかとのことでございますけれども、2清掃センターともにプラスチック製容器包装の分別導入後の年数も非常に短く、分別方法についてもようやく定着してきたところであり、また容器包装リサイクル法に基づいた分別収集とのことで住民の皆様にご理解いただいて実施していることや、プラスチック類で収集することによる収集量の増加に伴い、経費もかさんでしまうことから、久喜宮代清掃センター管内と同様の分別収集の導入の実施は考えてございません。
なお、参考数値となりますが、プラスチック類として分別収集を実施した場合に見込まれる経費は、収集運搬費用、中間処理費用、残渣処理費用を合わせると、菖蒲清掃センターでは約3,000万円で、23年度と比較いたしますと約1,500万円の増額となります。また、八甫清掃センターでは約1億700万円で、約5,700万円の経費が新たに必要となると試算しております。経費の試算につきましては、久喜宮代清掃センターでの委託処理を参考に算出してございます。
以上でございます。
〇議長(小河原 正君) 再質問を受けます。
猪股議員。
〔9番 猪股和雄君登壇〕
〇9番(猪股和雄君) 細かいご答弁、ありがとうございました。
まず、最初の審議会の会議録の作成方法についてお伺いします。もう既に、確かに以前とは会議録の記載の仕方が違ってきていることは私も承知していますが、さて、今既に全文記録に近い形で記録している、あれが全文記録に近い形なのだろうか、全部テープと比べなくてはわからないのだろうなというふうに思うのですけれども、それは後でやるとしまして、全文記録またはほぼ全文に近い形の記録という場合に、発言をまとめてはいけないのですよね。発言というのは、今ここでやっているのもそうなのだけれども、多少話し言葉だからあっちへいったり、こっちへいったりしながらしゃべっている、その中で発言していくのも、原稿があるわけではないのだから、その中でようやく最後に話がまとまったりすることもある。それを最初から、結論がこれだからということで、途中を全部省いたりしてはいけませんよね。その部分を確認してください。
それから、時には、しゃべって、あっ、まずかった、これはちょっと違うななんていう発言があったりします、現実に。そういう場合に、あの発言は適当でないからということで削除してはいけませんよね。発言を発言としてちゃんと載せておいて、その人がどういう趣旨でしゃべって、どういう結論に至ったかということがわかるようにしなくてはいけませんよね。つまり、概要とか概要に近い形というのは、結論をまず、結論がわかっていれば、それにスムーズに流れてきたかのように発言を整理してしまうのです。それをしてはいけないと思うのですが、その考え方をお願いします。
私が思う全文記録に近い形というのは、例えば語尾は、議会の会議録だったら、これは語尾がはっきりしないのだったらそのまま書いて、点々にして傍線にしたり、それから何かやじが飛んだら、何事か発言する人ありとか、わからないものはわからないで書くのだけれども、そこら辺は、この場合にはどこかでやるのかな。語尾なんかの整理はあってもいいのかなと思いますが、それ以上、内容の整理、内容の統合、まとめるまではやってはいけないと私は思うのですが、いかがでしょう。全文記録に近い形というのはどういう意味で言っているのか、そこの内容が問題なので、整理して答えてください。
それともう一つは、発言者がしゃべっていて、途中でほかの人が割り込んできたりすることがありますよね、審議会なんかの場合は。それで、発言が重なったりすることがある、またその後に最初の発言者が発言をしてというようなことが現実にあります。私が傍聴している中でも結構ありました。だけれども、そういうのを、1回目と2回目と3回目の発言をまとめて、1回でその人がしゃべったかのようにする、これもおかしいですよね。途中でだれかが割り込んできたりしたら、それはそれで入れなくてはならない。そうしなければ、本当は会議の流れというのはわからないですよね。そのことについてもお願いをします。
それから、次にごみ処理基本計画ですけれども、まず概要版から最終的な基本計画の策定、決定までの流れ、ちょっと説明してもらったのですが、よくわかりません。もう一回、確認も含めて聞きます。答申を受けて、これから施設整備に関する内容をまとめて、それで全体版を策定するのだと言われました。そうすると、施設整備に関係するものについては、これは審議会は通らないということですか。それを確認してください。
それから、そうやって全体版をつくって、それを議会に出すのだと言われました。私は今まで、議会には概要版の説明を全協か何かでしてくれるのかなというふうに思っていたのですが、全体版を策定した段階で議会に出す。議会に出すという言い方をしたのだけれども、議会に出すというのは、これは議会の議案に出すという意味でしょうか、そうではないのかな、全協か何かで説明をするという意味でしょうか。そこのところもはっきり説明していただきたい。つまり、全体版なのですねということを確認してください。
それから、私は概要版の段階でパブコメにかけるのかなと思っていたのですが、審議会ではそう言っていたと確かに理解しているのだけれども、そうではなくて、全体版を作成して、議会へ出して説明した段階で、その後パブコメにかけるということですね。そういうことでよろしいのかを確認してください。
パブコメにかけて、その後は審議会にもう一回戻すのでしょうか、戻さないのでしょうか、そこの説明。それから、その後に議会に議案として出すか。聞いているうちにちょっと重なっているけれども、議会に最終的に出すものは審議会を通っているのか、通っていないのかよくわからないです。お願いします。
それからあと、整備計画という、これは言葉がまた出てきたのですが、この整備計画というのは、基本計画にのせる施設整備に関する事項とは別に、施設の整備計画を別につくるということでしょうか。先ほどの答弁の中では別に説明していたので、別の計画がそこに出てくるのかなというふうに理解できたのですけれども、そこの説明をお願いします。よく、課長、わからなかった、だんだんわからなくなっている。その整備計画は、これを、そうすると、審議会とは関係なくて、事務局のほうでつくるということになるのでしょうか、それを確認。
それともう一つ、この整備計画というのはいつごろつくられることになるのでしょうか。基本計画ができた後ですか、並行してですか。後だとすれば、それはどのぐらい後ですか。というのは、先ほどの答弁で、何だか、いろんなことが出てくるのだけれども、前後関係とか手続とか、本当にわかりにくい説明なのです。整理して説明してください。
それから、次に生ごみの減容化施設、HDMの施設を全域に導入する、そのためにはこれも年次計画をつくっていかなければならないと言われました。では、その年次計画はいつごろつくることになるのですか。この基本計画と別につくるのでしょうか、先ほどの施設整備計画に入ってくるものなのでしょうか。
それから、HDMの施設については、年度ごとの排出抑制を決め、実施計画を毎年度定めていくと言われました。毎年度の整備計画、実施計画ではなくて、その前にHDMによる各地域への減容化、堆肥化の施設をいつごろまでにどういうふうに整備していくのか、久喜宮代衛生組合全域で。そこの大きな年次計画が必要ではないかと私は聞いたつもりなのですが、実施計画を毎年度つくっていくというのは意味が何だかわかりません。これとは別の問題だろうと思いますので、お願いをします。
それから、次に施設の統廃合についてです。つまり、焼却炉の統廃合ということになりますけれども、やっと具体的に少し出てきたのですが、平成29年から数年のうちには稼働できるように建設しなければならないと言われました。としますと、その数年というのは幅がありますけれども、整備するまでには短くても六、七年かかるのだから、29年度から数年前の六、七年前というと、平成20年代の後半、27、28年ぐらいには遅くとも施設統廃合の計画をつくらなければいけませんよね。それから初めて都市計画決定をし、アセスをし、用地買収をし、具体的に取りかかっていく、それから循環型社会の地域計画とか、そういうものの策定を進めていけるのだから、少なくとも平成29年よりも前の段階で統廃合の具体的な計画案というものができていなければならない。そこのところをちゃんと出さなければ、住民に説明できないですよね。その後、先ほど答弁したのは、そういう具体的な年次が推測をされる、出てくるのだけれども、そういうことでよろしいでしょうか。29年よりも二、三年前ぐらいにはきちっとした施設整備の計画案、それはつくられるのか。やっぱり、そういう計画を私たち住民も知りたいわけです、そのまま思っているわけです。それがなくて前回そういうのがあったが、今まで住民との話し合いしていながら、実際にはなかなか積極的に出かけていかないで、ずるずる、ずるずる、何年も過ぎてきてしまったと、それで地元住民からは業を煮やして申入書が来たのだと私は理解するけれども。そもそも、計画、いつまでにつくるのか、具体的にお願いします。
〇議長(小河原 正君) ここで休憩いたします。
休憩 午後 2時20分
再開 午後 2時32分
〇議長(小河原 正君) 再開いたします。
猪股議員の再質問に対する答弁を求めます。
高橋総務課長。
〔総務課長 高橋暁尋君登壇〕
〇総務課長(高橋暁尋君) それでは、再質問につきましてご答弁のほうを申し上げます。
まず、審議会の会議録の作成についてのご質問でございますけれども、発言をまとめてはいけない、省かないというようなことでございます。あとは、流れがわからなくなってしまうのではないか、その点についてどう考えるのかというご質問でございますけれども、現在の会議録につきましては、担当のほうが、閲覧する住民の皆さんにわかりやすいようにということを重点に置きまして、音声データから起こしたものでございまして、今のところ、この会議録についてわかりにくい等のご意見はございませんことから、現行の方法でやっていきたいというように考えているところでございます。
次の……
〔「聞いていることに答えてくださいよ。まとめちゃいけ
ないんです、省いちゃいけないということですよ。そ
ういうことですよって聞いたんですよ。じゃ、省いちゃ
うわけですか、わかりやすくするために」と言う人あ
り〕
〇総務課長(高橋暁尋君) 今のご質問でございますけれども、省く、省かないではなく、わかりやすい方法ということで、省いたほうがわかりやすければ省きますし、省かないほうがわかりやすければ省かないというようなことで考えております。よろしいでしょうか。
続きまして、ごみ処理基本計画につきましてのご質問でございます。施設整備につきまして、審議会は通さないのかということでございますけれども、今回の諮問事項のほうにつきましては、施設整備についての諮問のほうは含まれてございません。審議会のほうで審議する予定はございません。
続きまして、議員の皆様にご説明ということでございますけれども、今のところ、こちら、事務局サイドでは全協を開いていただいてご説明をさせていただきたいと思います。その際には、全体版としてまとめたものでご説明のほうをさせていただく予定でございます。
続きまして、パブコメの方法というご質問でございますけれども、こちらは先ほどの全協で説明させていただいて、議員の皆様からご意見等を踏まえた上で、それを修正等があれば加えて、パブコメのほうに全体版をお出しして意見をいただきたいというふうに考えております。
続きまして、それを審議会におろすのかということでございますけれども、審議会についてはもう答申をいただいたということで、おろす予定のほうはございません。
議案として出すのかということでございますけれども、こちらは来年の3月議会のほうに議案として出させていただく予定でございます。
それと、整備計画は別につくるのかということでございますけれども、ごみ処理基本計画というのは基本となる計画でございまして、具体的な整備については基本計画ではできませんので、その具体的な整備のために整備計画のほうをつくるというふうに考えてございます。整備計画については、こちらは行政のほうが責任を持ってつくっていくというようなことで考えております。
これをいつごろつくるのかということでございますけれども、基本的にはそこにごみ処理施設がつくれるということが前提でございますので、住民の方の合意が得られた後、早急にこの計画の策定のほうに取り組んでいきたいというふうに考えております。
それと、生ごみの計画のほうはいつなのかということでございますけれども、当然、これは施設の整備、炉の整備と一体的なものとなりますことから、炉の計画に合わせるような形で計画のほうはつくっていきたいというふうに考えております。
それと、実施計画についてのご質問でございますけれども、実施計画につきましては単年度ごとに毎年4月1日現在でつくるものでございまして、計画区域、計画期間、ごみ処理量、ごみ処理に関する施策、収集運搬計画などを定めて1年間のごみ処理を行っていく計画でございます。
以上でございます。
〇議長(小河原 正君) 真田業務課長。
〔業務課長 真田 稔君登壇〕
〇業務課長(真田 稔君) 私のほうからは、施設に関連いたしまして、統廃合の具体的な計画案はいつごろつくられるのかということについてご答弁申し上げます。
先ほどもご答弁で申し上げましたとおり、平成29年から数年のうちには施設の整備が必要になりますということから、ご質問者がおっしゃるとおり、平成27、28年ころまでには具体的な計画案というようなことで、久喜宮代衛生組合、久喜市、宮代町と議論してまいりたいと存じます。
〇議長(小河原 正君) 再々質問をお受けいたします。
猪股議員。
〔9番 猪股和雄君登壇〕
〇9番(猪股和雄君) 1つ目の審議会の会議録なのですが、局長、会議録というのは一体何のためにつくるのですか。閲覧する人がわかりやすいようにという目的を言ったのだけれども、わかりやすければ省くという、省いたほうがわかりやすければ省く、省かないほうがわかりやすければ省かない、わかりやすいためにつくるのではないでしょう、会議録というのは。1つの審議会が行われて、議論が進んでいったならば、その議論の経過を市民、住民がわかるようにでしょう。わかるようにというのは、どういう経過があったのか、どういう意見が出たのかということがわからなければいけないのです。わかりやすいようにというのは、その筋をまとめてしまうということですよね。結論がこういうふうになって、そこに向かってあたかも順々、順々と進んでいったかのようにまとめてしまうということですよね。そのためには省くと言ったのです。議論の一部を省くのですか。省いたらわかりにくくなる場合があるとはどういう意味ですか。局長、ちょっと、何のために会議録をつくるのだか、私は、これは市民が全部は傍聴できないから、少なくともその審議会がどういう話がなったかということを全部知ることができる、その会議録を見ればちゃんとずっとわかっていく、そのために会議録をつくって公表するのだと私は考えていたのです。少なくとも、久喜市においてはそうやっているはずです。局長も久喜市の職員なのだけれども、わかっていると思っていたのだが。ところが、わかりやすければ省くかもしれない。ということは、その省いた部分はわかりやすい云々以前になくなってしまうわけですね、会議録から。ないことになってしまうのです、発言がないことなのです。わかりやすい云々以前の問題でしょう。
〔「最初の質問から整理したほうがいいですよ。両方言って
いることが食い違ってますから」と言う人あり〕
〇9番(猪股和雄君) 答弁が全然食い違っていると私は思うけれども。少なくとも、発言があったものを省いてはいけない、それから結論に合わせてまとめてはいけない、それをしてしまったら経過が追っていけなくなります。口頭での議論というのは、あっちへいったり、こっちへいったり、時には逆戻りしながら進んでいくものです。そうやって1つの結論が出ていくのです。その経過がわからない。それで、あたかも結論が、わかりやすく、うちで書いたかのようにわかりやすくなるかもしれないけれども、それは経過をなくすものです。傍聴できない市民のために、住民のためにこれはつくるものだと私は思う。そして、できるだけありのままにしなければいけないと思う。会議録のあり方そのものについて、これから、今回も3回目の質疑だから、今後延々とこのあれをやらなくてはいけないのかと思うと、ちょっと頭が痛くなりますけれども、会議録のあり方、目的、そこからどういうふうにつくるのか、改めて見解を伺いたい。
次に、ごみ処理基本計画についてです。施設の整備計画は審議会には諮問していないから、全体版については審議会に諮らないのだということでした。パブコメは、これから全体版をつくって、それを議会に説明をして、パブコメにかけて、そのまま審議会をせずにしていくのだということでした。そうすると、審議会の方たちは、施設の方向すら、その計画といいますか、大きな目標案を定めただけで、具体的にどのように施設の整備が進んでいくのか、必要なのかということについてはかかわらないことになるのですけれども、これはそういうことでしょうか。これは確認をお願いします。
それから、次に、それは施設の整備計画ですけれども、これはどうしてもよくわからないのだけれども、基本計画には入らないのだ、具体的な整備のために計画をつくるのだから、住民の合意が得られた後、早急に取り組んでいく。としますと、施設の整備計画というのは、少なくとも基本計画が全く見直されて、具体的に施設整備が始まっていく、その案ができた段階で初めてつくるということですか。確認をお願いします。
そうしますと、その施設の整備、大きく、例えば生ごみの減容化施設をいつごろまでにどういうふうにつくっていく、整備していくということについては出てこないし、議会にもそこのところは一切明らかにされないで、住民の合意が得られてから出てくる。私たちは、39年度までに、目標だけはわかっているけれども、いつどのように施設整備を進めていくのか全く明らかにしないという意味ですか。それもおかしな話だと私は思うのだけれども、確認をお願いします。
施設の統廃合についてもそうです。これは、施設の統廃合については、27、28年ごろまでには具体的な計画ができてくるという理解が今明らかにされました。27、28年ごろというのは、今からもう四、五年先の話、四、五年しか先でない話なのですけれども、そこには施設の統廃合の案がつくられなければいけない。まさにそこの、いつごろまでに案をつくって、いつごろまでに整備していくというのをこの基本計画の全体版の中にきちっと盛り込むべきだと私は思うのです。旧久喜市のごみ処理基本計画なのですが、この基本計画のときには何年までに何をつくるということをきちんと、ちゃんと盛り込んでいきました。そういうものとしては今回つくらないでいくということなのか、そこのところをお願いします。それを盛り込んだものが私は必要だし、なるべく早く明らかにすべきだと、まさにアクションプランです。アクションプランなくして、単に目標だけを定めた基本計画になっても、一体何をやっているのだかわからない、それが保証が全くないということになると思いますが、いかがなのでしょうか、お願いをいたします。
それから、先ほど聞き忘れました。この計画の目標値資料、これはやっぱり全部配るべきでしょう。それをお願いします。
〇議長(小河原 正君) 猪股議員の再々質問に対する答弁を求めます。
小倉事務局長。
〔事務局長 小倉康治君登壇〕
〇事務局長(小倉康治君) それでは、最初に審議会の関係につきまして答弁させていただきたいと思います。
最初に、一番最初の答弁の中にもございましたけれども、当組合といたしましては、全文記録に近い形でということで私どもは考えておりましたけれども、質問者から全文記録にはまだ達していないというようなご質問でございます。それで、私どもといたしましては、久喜市でやはり同じような議論がされておりますので、その辺も踏まえて今後対応させていただきたいと思います。
それと、施設の関係でございますが、年次計画を入れるべきということでございますけれども、当然、ごみ処理基本計画の中には、私どものほうの計画では、焼却施設、生ごみの堆肥化施設、それとリサイクルプラザですか、その3点については年次計画を入れてその計画の中ではお示しをしてございます。当然、私ども事務局側といたしましては、これにつきましては当然、その辺につきましては入れるべきものだということは認識をしております。ただ、焼却炉の関連につきましては、地元の皆様方の合意なしに、いきなりここに焼却炉を平成何年につくりますというような計画は表に出せませんので、あくまでも計画ということでございますけれども、やはりその辺については慎重に対応せざるを得ないというふうに考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
〇議長(小河原 正君) 高橋総務課長。
〔総務課長 高橋暁尋君登壇〕
〇総務課長(高橋暁尋君) 先ほどの再質問についてご答弁申し上げます。
施設整備については審議会に諮らないのかというご質問でございますけれども、今回の施設整備につきましては審議会の諮問事項には盛り込んでございませんので、審議会での審議というのはしないということでお答えさせていただきたいと思います。
あと、もう一点につきまして、施設整備については、整備計画と基本計画は全く切り離されるのかというご質問でございますけれども、基本計画に盛り込んだ内容を実現するために具体的な計画をつくるのが整備計画でございますので、全く切り離すということではございませんが、ただ、計画策定時期については当然ずれてくるというふうに考えてございます。
以上でございます。
〇議長(小河原 正君) 資料を出すか、出さないか。
事務局長。
〔事務局長 小倉康治君登壇〕
〇事務局長(小倉康治君) 済みません、私どものほうで概要版の資料をお配りさせていただきましたが、これに付随する資料がございます。先ほど議員さんのほうからございましたので、議長にお諮りしてお配りしたいと思います。よろしくお願いいたします。
〇議長(小河原 正君) 暫時休憩します。
休憩 午後 2時50分
再開 午後 2時51分
〇議長(小河原 正君) 再開いたします。
以上で猪股議員の質問を打ち切ります。
以上をもちまして、組合に対する質問を終了いたします。
◇
◎次会の日程報告
〇議長(小河原 正君) 以上で本日の日程は終了いたしました。
次会の日程を申し上げます。次会は、10月16日、火曜日、午前9時から本会議を開き、議案に対する質疑、討論、採決を行います。議員の皆様には、定刻どおりご参集くださるようお願いいたします。
また、猪股議会運営委員長からもご報告がございましたとおり、議案質疑書の締め切り日は10月5日、金曜日、午後5時までとなっております。通知につきましては、本日お手元に配付させていただきましたので、よろしくお願いいたします。具体的にページの指定がされていないような質問、議案に直接関係のない質問は避けていただき、執行部が質問の趣旨、内容を理解しやすいよう、具体的にわかりやすく記入くださるようお願いいたします。
◇
◎散会の宣告
〇議長(小河原 正君) 本日はこれにて散会いたします。
散会 午後 2時53分