〇 招 集 告 示
久宮衛告示第5号
平成23年久喜宮代衛生組合議会第1回定例会を次により招集する。
平成23年3月9日
久喜宮代衛生組合管理者 田 中 暄 二
記
1 期 日 平成23年3月16日
2 場 所 久喜宮代衛生組合大会議室
〇 応 招 ・ 不 応 招 議 員
応招議員(14名)
1番 梅 田 修 一 君 2番 上 條 哲 弘 君
3番 木 村 奉 憲 君 4番 加 藤 幸 雄 君
5番 戸 ヶ 崎 博 君 6番 角 野 由 紀 子 君
7番 鈴 木 松 蔵 君 8番 鎌 田 忠 保 君
9番 猪 股 和 雄 君 10番 内 田 正 君
11番 金 子 正 志 君 12番 宮 原 一 夫 君
13番 大 鹿 良 夫 君 14番 飯 山 直 一 君
不応招議員(なし)
平成23年久喜宮代衛生組合議会第1回定例会 第1日
平成23年3月16日(水曜日)
議 事 日 程 (第1号)
1 開 会
2 開 議
3 議事日程の報告
4 会議録署名議員の指名
5 会期の決定
6 管理者提出議案の上程(議案1号)
7 提案理由の説明
8 議案に対する質疑
9 討論・採決
10 管理者提出議案の上程(議案第2号〜議案第4号)
11 提案理由の説明
12 震災に関する報告
13 組合に対する質問
14 次会の日程報告
15 散 会
午前9時開会
出席議員(14名)
1番 梅 田 修 一 君 2番 上 條 哲 弘 君
3番 木 村 奉 憲 君 4番 加 藤 幸 雄 君
5番 戸 ヶ 崎 博 君 6番 角 野 由 紀 子 君
7番 鈴 木 松 蔵 君 8番 鎌 田 忠 保 君
9番 猪 股 和 雄 君 10番 内 田 正 君
11番 金 子 正 志 君 12番 宮 原 一 夫 君
13番 大 鹿 良 夫 君 14番 飯 山 直 一 君
欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定により出席した人
管 理 者 田 中 暄 二 君
副管理者 庄 司 博 光 君
会 計 河 野 金 蔵 君
管 理 者
参 与 牧 光 治 君
参 与 真 砂 和 敏 君
参 与 栗 田 明 夫 君
参 与 當 間 義 広 君
事務局長 小 倉 康 治 君
理 事 菅 谷 重 行 君
総務課長 渡 辺 和 夫 君
業 務 白 子 直 巳 君
課 長
業 務 蓮 見 実 君
2 課 長
総務課長 金 井 誠 君
補 佐
業務課長 内 田 久 則 君
補 佐
業務課長 日 下 部 栄 子 君
補 佐
業 務 3 藤 井 智 君
課長補佐
本会議に出席した事務局職員
庶務係長 籾 山 光 明
書 記 野 口 智 樹
書 記 赤 羽 貴 裕
◎開会の宣告 (午前 9時00分)
〇議長(飯山直一君) ただいまの出席議員は14名でございます。
定足数に達しておりますので、これより平成23年久喜宮代衛生組合議会第1回定例会を開催いたします。
◇
◎開議の宣告
〇議長(飯山直一君) 直ちに本日の会議を開きます。
ここで、休憩いたします
休憩 午前 9時01分
再開 午前 9時04分
〇議長(飯山直一君) それでは、再開させていただきます。
◇
◎議事日程の報告
〇議長(飯山直一君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりでございます。
◇
◎会議録署名議員の指名
〇議長(飯山直一君) 日程第4、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第93条の規定により、議長において
7番 鈴 木 松 蔵 議員
8番 鎌 田 忠 保 議員
を指名いたします。
◇
◎会期の決定
〇議長(飯山直一君) 日程第5、会期の決定を議題といたします。
議会運営委員長の報告を求めます。
猪股委員長。
〔議会運営委員長 猪股和雄君登壇〕
〇議会運営委員長(猪股和雄君) おはようございます。今回の定例会につきまして、3月9日水曜日午後3時から当組合会議室におきまして議会運営委員会を開催いたしました。その結果の概要について報告いたします。
今回の定例会に提出される議案は、管理者提出議案4件、一般質問は3人を予定しております。
したがいまして、会期日程につきましては、本日3月16日から3月29日まで、14日間ということで決定をいたしました。
それから、管理者提出議案のうち議案第1号 平成22年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第4号)につきまして、これは新年度に向けた契約事務手続がありますので、先議をしてほしいという申し出がありまして、議運で検討した結果、本日先議とすることに決定いたしました。第1号議案について先議をし、討論、採決を行った後に、他の議案についての上程をいたします。
それから、先議案件を除きます議案質疑の締め切りについて協議いたしました。3月21日月曜日の午後3時までに通告締め切りということにいたしました。ちょっと説明申し上げますと、21日は祝日なのですけれども、一応午後3時までにファクス、あるいはメールでも提出可ということにいたします。ただし、その場合には、翌日必ず電話にて確認をしてください。届いているかどうか確認をしてください。そうしたことを行うことによって、21日午後3時締め切りということにいたしました。
次に、今年度中の年間の会議日程につきまして協議いたしました。9月定例会については告示日を9月26日、第1日目を10月3日、最終日を10月17日、それから3月定例会の告示日、来年になりますけれども、3月8日、1日目を3月15日、最終日を3月28日と、あくまでも予定ですけれども、このようにすることにいたしました。
それから、一般質問の締め切り日なのですけれども、これまで特にきちっとしたルールがなかったのですが、今後一般質問の通告締め切りにつきましては、定例会告示日の1週間前ということにいたしたいと思いますので、これもご了承をお願いいたします。
それから、もう一つ、23年度の議員視察研修につきましても協議いたしました。7月の4、5の両日、長野県また埼玉県川越市を視察する、これもあくまで予定ですけれども、協議をいたしましたので、ご報告をいたします。
それから、先ほど議長から依頼がありまして、議会運営委員会を開催いたしました。その結果なのですけれども、さきの地震の被災状況、またその対応につきまして事務局から議会に説明をしたいということであります。議案の提案理由の説明が終わった後で、事務局のほうから地震の対応についての説明をいたします。それに対する質疑もお受けいたしますということできょうの議事を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
〇議長(飯山直一君) お諮りいたします。
今定例会の会期は、委員長の報告のとおり、本日3月16日から3月29日までの14日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(飯山直一君) ありがとうございます。ご異議なしと認めます。
よって、会期は14日間と決定いたしました。
なお、会期日程につきましては、お手元に配付してありますので、ご了承願います。
また、管理者提出議案のうち議案第1号につきましては、委員長から報告がありましたとおり、本日先議とすることに決定いたしました。
先議案件を除く議案に関する議案質疑書の締め切り日につきましては、3月21日月曜日の午後3時までとすることで決定いたしました。
平成23年度の当組合議会の日程、議員視察研修等につきましては、委員長の報告のとおり了承をお願いいたします。
ここで、休憩いたします。
休憩 午前 9時10分
再開 午前 9時11分
〇議長(飯山直一君) それでは、再開いたします。
◇
◎管理者提出議案の上程
〇議長(飯山直一君) 日程第6、議案第1号 平成22年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第4号)を上程し、議題といたします。
◇
◎提案理由の説明
〇議長(飯山直一君) 日程第7、管理者より提案理由の説明を求めます。
管理者、お願いいたします。
〔管理者 田中暄二君登壇〕
〇管理者(田中暄二君) おはようございます。本日、久喜宮代衛生組合議会第1回定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様にはご健勝にてご参集を賜り、ご審議いただきますことを厚く御礼申し上げます。
皆様ご案内のとおり、去る3月11日、三陸沖を震源とするマグニチュード9.0という我が国観測史上最大となる大震災が発生をし、東北地方を中心に多数の死者、負傷者、行方不明者、また建物損壊等、各地に甚大な被害をもたらしました。亡くなられた皆様方のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災されました方々やご家族に対しまして、心からお見舞いを申し上げる次第でございます。
幸いにしてと言ってよろしいのかどうかはばかりますが、他地域に比べますと、埼玉県では被害も少なく、久喜市及び宮代町でも建物やブロック塀の損壊等は多数ございましたけれども、人的な被害は大変わずかでございまして、胸をなでおろしております。当組合施設の被害状況といたしましても、重大な損傷はなく、久喜宮代清掃センターにおける庁舎のひび割れ、粗大ごみ処理施設の水道管破損、菖蒲清掃センターにおけるごみピットのシャッター開閉不全等が発生した程度でございました。なお、この関係につきましては、後ほど事務局長よりご報告を申し上げます。
また、輪番制停電に伴います施設の稼働時間の制限や収集・運搬車両の燃料確保等の不安定な状況もございますけれども、必要な収集・処理量の確保を念頭に、各清掃センターの運営に万全を期して取り組んでいるところでございます。詳細につきましては、事務局長より後ほどご報告を申し上げますけれども、電力等の状況により臨機応変な対応も必要と考えられますので、議員の皆様のご理解とまたご支援を改めてお願いを申し上げる次第でございます。
さて、議案上程に先立ちまして、組合事業につきましてご報告を申し上げます。先日、埼玉県より県内の資源リサイクル率の取りまとめの報道発表がございました。平成21年度での新久喜市が30.1%、宮代町が43.0%という状況でございます。久喜宮代衛生組合管内全体といたしましては、32.9%でございます。今後、久喜宮代清掃センターの方式を基本といたしまして、分別、資源化について統一をしていくことによりまして、資源化率も上がっていくものと思われますけれども、住民の皆様のご理解とご協力を得ることが最も重要な点となるわけでございます。ごみの収集における地域のリーダーとなる廃棄物減量等推進員の皆様にご協力をお願いしながら、分別の周知徹底に努めてまいる所存でございます。
そこで、久喜市の合併に伴う組合内の久喜宮代清掃センター、菖蒲清掃センター、八甫清掃センターの3清掃センターの業務内容、手数料等の統一についてでございます。久喜宮代清掃センターの方式を基本といたしまして、3年以内に統一を図るという合併時の調整方針に基づき、組合内部のプロジェクト会議によりまして、具体的な統一内容や実施時期などを検討してきたところでございます。また、昨年12月、地域の代表者、知識経験者、公募などで構成する廃棄物減量等推進審議会を設置いたしまして、家庭系廃棄物の排出方法及び費用負担等につきまして諮問をさせていただいたところでございます。
諮問の内容といたしまして、1つに、粗大ごみ処理手数料の統一について、2、家庭系廃棄物(不燃、可燃)の排出時におけるごみ袋の指定について、3、家庭系廃棄物の自己搬入時における処理手数料の徴収について、4、犬・猫等動物死体の取り扱いの廃止について、5、事業系廃棄物の手数料の見直しについて、6、新たな廃棄物(ごみ)処理基本計画に盛り込む今後の排出抑制、資源化、収集運搬についての以上6点でございます。
このうち粗大ごみ処理手数料の統一について、慎重なご審議をいただきまして、さきの2月の審議会で住民の皆様や取扱店にとって簡易性や利便性等を最優先して単一単価とし、品物1点につき500円の手数料に統一することが最も適当であるとの答申をいただき、今議会に条例改正案をご提案を申し上げたところでございます。
今後も残る諮問内容につきまして、当審議会でさまざまな角度から検討していただき、貴重な答申をいただけるものと考えております。
また、皆様ご案内のとおり新たな廃棄物処理基本計画の策定が急務でございまして、新年度には本格的な作業に着手してまいりたいと考えておりますので、議員の皆様におかれましては、より一層のご支援、ご理解を賜りますようお願いを申し上げます。
それでは、議案第1号 平成22年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第4号)についてご説明を申し上げます。別冊で調製してございますので、ごらんいただきたいと存じます。
1ページでございます。内容といたしまして、債務負担行為の限度額の変更でございます。昨年の9月定例会の補正予算書(第2号)で債務負担行為の補正の追加をお願いをいたしましたが、このうち菖蒲清掃センターにおける塵芥収集及び資源回収業務の7,200万円を7,500万円に変更するものでございます。
以上が議案第1号の提案説明でございます。
なお、詳細につきましては、事務局長をして補足説明をいたさせますので、他の議案に先立って慎重ご審議の上、速やかにご議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
〇議長(飯山直一君) 次に、議案第1号の補足説明をお願いいたします。
事務局長。
〔事務局長 小倉康治君登壇〕
〇事務局長(小倉康治君) おはようございます。それでは、補足説明をさせていただきます。議案書1ページをお開き願います。
議案第1号 平成22年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第4号)につきまして補足説明を申し上げます。
別冊で調製をしてございますので、ごらんをいただきたいと存じます。補正予算書の1ページでございます。
予算額の変更はなく、債務負担行為の変更のみでございまして、第1条といたしまして、債務負担行為の変更は、「第1表 債務負担行為補正」に定めるものでございます。
補正予算書の2ページとお手元の資料をごらんいただきたいと存じます。昨年9月の定例会で久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第2号)において債務負担行為の補正の追加をさせていただきましたが、その中の1項目でございます。菖蒲清掃センターにおける塵芥収集及び資源回収業務において、合併後の組合内各センターの業務の統一方針が固まり、資源の回収を月1回から2回に拡大し、事業費が増加することに伴い、7,200万円から7,500万円に限度額を変更するものでございます。
なお、年度開始前に契約手続を進めさせていただくため、先議をお願いするものでございます。
以上が議案第1号 平成22年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第4号)の補足説明でございます。よろしくご審議のほどお願いを申し上げます。
〇議長(飯山直一君) 以上で補足説明を終わります。
ちょっと休憩させてください。
休憩 午前 9時21分
再開 午前 9時21分
〇議長(飯山直一君) 再開いたします。
◇
◎議案に対する質疑
〇議長(飯山直一君) 日程第8、議案第1号 平成22年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第4号)についての質疑をお受けいたします。
質疑はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
〇議長(飯山直一君) 質疑はないようですので、これにて質疑を打ち切ります。
◇
◎討論・採決
〇議長(飯山直一君) それでは、日程第9、これより討論、採決を行います。
議案第1号について討論をお受けいたします。
〔「なし」と言う人あり〕
〇議長(飯山直一君) ありがとうございます。
それでは、討論なしでございますので、直ちに議案第1号 平成22年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第4号)について、原案に賛成の方の挙手を求めます。
〔挙手全員〕
〇議長(飯山直一君) 挙手全員でございます。
よって、本案は原案のとおり可決決定されました。
◇
◎管理者提出議案の上程
〇議長(飯山直一君) 日程第10、議案第2号から議案第4号を一括上程し、議題といたします。
◇
◎提案理由の説明
〇議長(飯山直一君) 日程第11、管理者より提案理由の説明を求めます。
管理者、お願いいたします。
〔管理者 田中暄二君登壇〕
〇管理者(田中暄二君) ただいまは第1号議案について速やかにご議決を賜り、まことにありがとうございました。
それでは、議案第2号ないし第4号までの提案のご説明を申し上げます。
まず、議案第2号 平成23年度久喜宮代衛生組合一般会計予算についてご説明申し上げます。別冊で調製してありますので、ごらんいただきたいと存じます。
1ページでございます。歳入歳出予算、地方債及び一時借入金の3条から成っております。平成23年度は、歳入歳出予算の総額を33億6,000万円と定めるものでございます。
2ページをお開きいただきたいと存じます。それでは、歳入の主なものにつきましてご説明申し上げます。第1款分担金及び負担金でございます。平成23年度の負担金といたしまして29億6,073万3,000円を計上してございます。内訳につきましては、久喜市負担金が24億4,084万6,000円、宮代町負担金が5億1,988万7,000円でございます。
次に、第2款使用料及び手数料でございます。1億3,350万円を計上してございます。各清掃センターにおける事業系のごみ処理手数料、一般家庭から排出されます粗大ごみ処理手数料並びにし尿処理手数料等を見込んでございます。
次に、歳入の6款組合債でございます。3ページに内訳がございますが、菖蒲清掃センターのごみ処理施設機器改修整備事業4,000万円と八甫清掃センターのごみ処理施設機器改修整備事業の5,000万円でございまして、合計9,000万円計上してございます。
続きまして、歳出の主なものにつきましてご説明申し上げます。一般廃棄物処理基本計画の策定や地球温暖化対策計画書策定に伴う業務委託費のほか、八甫清掃センター管内でのプラスチック容器包装の資源回収開始に伴う業務委託費等を新規に計上してございます。
工事請負費では、菖蒲清掃センターにおけるごみ焼却施設機器改修工事等を増額し、計上してございます。
次に、議案第3号 久喜宮代衛生組合行政財産の使用料に関する条例についてご説明申し上げます。
地方自治法第238条の4第7項におきまして、行政財産はその用途、または目的を妨げない限度においてその使用を許可することができると規定されております。また、同法第225条において、行政財産の使用または公の施設の利用につき使用料を徴収することができるとされており、その使用料に関する事項は、同法第228条第1項の規定により、条例でこれを定めなければならないとされています。当衛生組合におきましては、この行政財産の目的外使用に係る使用料に関する条例が未制定であるため、今回条例を制定し、久喜宮代衛生組合が管理する行政財産の適正な管理、使用者負担の適正化を図ろうとするものでございます。
次に、議案第4号 久喜宮代衛生組合廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例についてでございます。ご説明を申し上げます。
冒頭で申し上げましたが、粗大ごみの手数料につきまして、廃棄物減量等推進審議会の答申をいただきまして、管内全域において金額の統一を図るため、本条例の改正を提案するものでございます。
以上が議案第2号ないし議案第4号までの3議案でございます。
なお、詳細につきましては、事務局長をして補足説明いたさせますので、慎重ご審議の上、速やかにご議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
〇議長(飯山直一君) 次に、議案第2号から議案第4号までの補足説明を求めます。
事務局長。
〔事務局長 小倉康治君登壇〕
〇事務局長(小倉康治君) それでは、議案第2号から議案第4号までの補足説明をさせていただきます。
まず、議案第2号 平成23年度久喜宮代衛生組合一般会計予算につきましての補足説明を申し上げます。お手元の予算書に従いましてご説明を申し上げます。なお、前年度との比較につきましては、久喜市の合併に伴う補正前の前年度当初予算額との比較になりますので、歳入歳出ともに大幅な増となっておりますが、その点をご了承いただきたいと存じます。
別冊で調製してございますので、ごらんをいただきたいと存じます。予算書の1ページでございます。平成23年度の予算総額を33億6,000万円と定めるものでございます。前年度当初予算と比較いたしまして15億7,760万円、88.5%の増となっております。
それでは、事項別明細書に従いまして説明をさせていただきます。8ページ、9ページをお開きいただきたいと存じます。順次ご説明を申し上げますが、すべての項目において菖蒲及び八甫清掃センター分が増額となり、大幅な伸び率となっております点を考慮いただきたいと存じます。
まず、1款分担金及び負担金、1項負担金でございますが、29億6,073万3,000万円を計上してございます。前年度と比較いたしまして13億5,623万3,000円、84.5%の増となってございます。構成市町の負担金につきましては、説明欄にございますが、久喜宮代清掃センターの久喜市負担金10億5,983万8,000円、宮代町負担金5億1,988万7,000円、菖蒲清掃センターの久喜市負担金3億4,112万6,000円、八甫清掃センターの久喜市負担金10億3,988万2,000円でございます。
次に、2款使用料及び手数料、1項使用料でございますが、15万3,000円を計上してございます。今定例会にご審議をお願いする行政財産の使用料に関する条例の新規制定に伴い、使用料を徴収するものでございます。このため皆増となっております。
次に、2款使用料及び手数料、2項手数料でございますが、1億3,334万7,000円を計上してございます。前年度と比較いたしまして6,491万5,000円、94.9%の増となってございます。1目塵芥処理手数料は1億2,408万2,000円でございまして、前年度と比較いたしまして6,350万8,000円、104.9%の増となっております。
2目し尿処理手数料につきましては、908万2,000円を計上してございまして、前年度と比較いたしまして126万6,000円、16.2%の増となっております。
3目許可申請手数料につきましては、18万3,000円を計上してございまして、前年度と比較いたしまして14万1,000円、335.7%の増となっております。
続きまして、3款財産収入、1項財産売払収入でございます。5,724万8,000円を計上してございまして、前年度と比較いたしまして2,406万2,000円、72.5%の増となっております。内容といたしましては、3清掃センターにおける新聞、雑誌、段ボール等の紙類及びアルミ缶等の有価物売り払い代金でございます。菖蒲及び八甫清掃センター分の計上に加え、売却単価の上昇分の増加を見込んでおります。
次に、10ページ、11ページをお開き願います。4款繰越金につきましては5,000万円でございまして、前年度と比較いたしまして500万円、11.1%の増となっております。内訳といたしまして、久喜宮代清掃センターの3,000万円、菖蒲清掃センターの500万円、八甫清掃センターの1,500万円として、過大とならないよう金額を調整しております。
次に、5款諸収入、1項組合預金利子でございますが、現在は全額が預金保険法により保護される決済用預金に切りかえまして運用しておりますが、科目設定をさせていただいております。
また、2項の雑入につきましては、6,851万8,000円を計上しております。前年度と比較いたしまして、3,723万7,000円、119.0%の増となっております。
6款組合債、1項組合債、1目衛生債でございます。9,000万円を計上してございます。前年度計上がありませんでしたので、皆増となっております。内容といたしまして、ごみ処理施設機器改修整備事業債で菖蒲清掃センターの4,000万円と八甫清掃センターの5,000万円でございます。
次に、12ページ、13ページをごらんいただきたいと存じます。歳出につきましてご説明申し上げます。まず、1款の議会費でございますが、259万7,000円を計上してございます。前年度と比較いたしまして8万円、3%の減となっております。この議会費の関係につきましては、議会活動に要する経費でございまして、議員の皆様の報酬、議会開催に伴う費用、会議録の調製を初め、調査、研究のための先進地視察等の経費を計上させていただいております。
次に、2款総務費、1項総務管理費でございます。まず、1目の一般管理費につきましては、2億9,262万6,000円を計上してございます。前年度と比較いたしまして1億1,423万1,000円、64.0%の増となっております。この一般管理費につきましては、正副管理者の報酬、3清掃センターの再任用職員を含む事務職員31人の人件費のほか、衛生組合全般にわたる事務局の諸経費を計上してございます。
次に、16ページ、17ページをお開きいただきたいと存じます。13節委託料の中で、特に財務会計端末追加業務の123万9,000円につきましては、端末の設置数不足による不効率を改善するため、財務会計システムの端末を追加するものでございます。
次に、18ページ、19ページをごらんいただきたいと存じます。19節負担金補助及び交付金の中で、敦賀市民間最終処分場代執行負担金92万6,000円につきましては、民間処分場の倒産に伴う代執行経費について、関係自治体の負担が求められ、久喜宮代清掃センターにおける負担金の支払いをするものでございます。
次に、20ページ、21ページをごらんいただきたいと存じます。2目の財産管理費でございます。1,550万5,000円を計上してございます。前年度と比較いたしまして6,921万6,000円、81.7%の減となっております。大幅な減の要因といたしましては、ごみ処理施設の光熱水費の予算計上を財産管理費から清掃総務費に振りかえたことに伴うものでございます。合併に伴う計上科目の見直しとして実施させていただくものでございます。
次に、22ページ、23ページをお開きいただきたいと存じます。3目公平委員会費でございます。8万5,000円で、前年度と同額を計上しております。
次に、2款総務費、2項監査委員費でございます。1目監査委員費につきましては、6万5,000円を計上しております。前年度と同額でございます。
次に、24ページ、25ページをお開きいただきたいと存じます。3款衛生費、1項清掃費、1目清掃総務費につきましては、3億8,154万4,000円を計上してございます。前年度と比較いたしまして1億9,745万5,000円、107.3%の増となっております。この清掃総務費では、久喜宮代清掃センターにおける再任用職員4人を含む現業職員20人の給料、職員手当、2清掃センターにおける臨時職員の賃金等の人件費を初め、衛生組合のし尿、ごみ処理手数料の事務関係の諸経費、収集管理システムの電算経費等を計上してございます。
次に、28ページ、29ページをお開きいただきたいと存じます。2目塵芥処理費でございます。21億1,019万7,000円を計上させていただいております。前年度と比較いたしますと11億3,420万1,000円、116.2%の増でございます。この塵芥処理費では、資源及びごみの収集経費、処理関係施設の維持管理費、維持補修費、最終処分に要する経費等を計上してございます。
次に、30ページ、31ページをお開きいただきたいと存じます。13節委託料の中で地球温暖化対策計画書策定業務319万2,000円につきましては、埼玉県地球温暖化対策推進条例に基づく当衛生組合の計画書を策定するものでございます。その下段の一般廃棄物処理基本計画策定業務150万円につきましては、廃棄物処理法に定められた一般廃棄物処理基本計画の策定をするものでございます。
また、菖蒲清掃センターにおける粗大ごみ収集業務151万2,000円、次の32ページ、33ページでございます。八甫清掃センターにおけるプラスチック製容器包装残渣運搬業務787万5,000円、プラスチック製容器包装選別圧縮業務958万7,000円、資源(布類)回収業務604万8,000円、資源(プラスチック製容器包装)回収業務1,638万円につきましては、当衛生組合の各センター間における分別、資源化項目の統一によるものでございます。
また、循環型社会形成推進地域計画策定業務270万1,000円につきましては、施設の長寿命化計画策定に関し、国の交付金を受けるために必要な計画を作成するものでございます。
次に、15節工事請負費における施設改修費といたしまして、久喜宮代清掃センターごみ焼却施設機器改修工事9,582万円、菖蒲清掃センターのごみ処理施設機器改修工事7,000万円、八甫清掃センターのごみ処理施設機器改修工事1億5,001万3,000円等を計上してございます。
次に、34ページ、35ページをお開きいただきたいと存じます。3目し尿処理費でございます。2億1,964万4,000円を計上させていただいております。前年度と比較いたしますと1億569万5,000円、92.8%の増でございます。特に工事請負費の中で八甫清掃センターにおける2号井戸用水施設修繕工事の463万1,000円につきましては、定期の点検を行うため計上をいたしました。
次に、36ページ、37ページをお開きいただきたいと存じます。4款公債費でございます。1項公債費、1目元金につきましては3億729万3,000円でございまして、前年度と比較いたしまして8,606万2,000円、38.9%の増でございます。
次に、2目利子につきましては1,044万4,000円でございまして、前年度と比較いたしまして74万7,000円、6.7%の減でございます。
次に、5款諸支出金でございます。例年科目設定の1,000円を計上しておりましたが、実績もございませんので、科目設定の見直しをさせていただきました。
次に、6款予備費でございますが、こちらは合併による財政規模拡大により2,000万円を計上させていただいております。
以上が議案第2号 平成23年度久喜宮代衛生組合一般会計予算につきましての補足説明でございます。
続きまして、議案第3号 久喜宮代衛生組合行政財産の使用料に関する条例についてでございます。議案書の3ページをお開きいただきたいと存じます。
本条例につきましては、先ほど管理者が申し上げましたように、行政財産の使用料の条例が当衛生組合にはなかったということで、今回条例を制定し、適正に使用料を徴収しようというものでございまして、第1条の目的でございます。
次に、2条は使用料の額で、4ページの別表によりご確認いただきたいと存じます。
次に、3条は使用料の納付に関する規定でございます。
4条につきましては、使用料の減免でございまして、いわゆる国または地方公共団体、その他の公共団体において公益の用に供するというような形で使用するときには、その分を減免するということでうたっております。また、災害、その他の事態の発生により応急施設として短期間使用させるときには、減免規定に充てるというものでございます。
5条では、還付の規定で、原則として還付はいたしませんが、1号、2号においては、その必要が生じたときは、全部またはその一部を還付することを定めております。
6条では、委任規定で、財産の使用料に関し必要な事項は、管理者が定めるということでございます。
この施行期日は、平成23年4月1日から施行しようとするものでございます。
附則における経過措置でございますが、この条例執行の日の前日までに組合から使用の許可を受けた行政財産に係る使用料等は、その許可期間が満了するまでの間は、従前の例によるというものでございます。
さらに、別表のほうには2条関係で土地の使用料、建物の使用料、工作物の使用料につきまして、金額的な積算根拠をうたっております。特に土地の使用料につきましては、久喜市行政財産使用料に関する条例及び久喜市道路占用料徴収条例に準じて定めさせていただくものでございます。区分といたしまして、電柱、上空に設置する線、地下埋設管、看板、標識などで、土地の使用料の中で規定してございます。建物につきましては、建物全部を使用させる場合は、月額という単位で、当該建物の適正な価格に1,000分の6を乗じて得た額、当該建物の敷地の適正な価格に1,000分の3.5を乗じて得た額ということでございます。工作物につきましては、工作物の種類に応じて管理者が定める額とするものでございます。
以上が議案第3号 久喜宮代衛生組合行政財産の使用料に関する条例につきましての補足説明でございます。
続きまして、議案第4号 久喜宮代衛生組合廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例についてでございます。
先ほど管理者より説明がございましたが、廃棄物減量等推進審議会の答申に基づき合併に伴う粗大ごみの手数料について、管内全域において金額を統一するため、本条例の一部を改正したいので、この案を提出するものであります。
別表第1、久喜宮代清掃センターの部、一般家庭から排出された粗大ごみの項中「機械式収集車で収集できない家電製品、家具類等45リットルの袋に入らないもの」を「家電製品、家具類等45リットルの袋に収納できないもの」に改め、同表菖蒲清掃センターの部、直接搬入する一般家庭ごみの項の次に、「一般家庭から排出された粗大ごみ1点につき500円、家電製品、家具類等45リットルの袋に収納できないもの」を加え、同表八甫清掃センターの部、一般家庭から排出される粗大ごみの項中「700円、燃やさないごみの指定袋に収納できないものとし、10キロに達するまでの個数を1点とする」を廃止し、「500円、家電製品、家具類等45リットルの袋に収納できないもの」に改めるものでございます。
附則といたしまして、この条例は、平成23年10月1日から施行するものでございます。
以上が議案第4号 久喜宮代衛生組合廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例につきましての補足説明でございます。
以上をもちまして、本定例会にご提案をいたします議案の補足説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願いを申し上げます。
〇議長(飯山直一君) 以上で補足説明を終わります。
◇
◎震災に関する報告
〇議長(飯山直一君) 次に、震災に関する報告を求めます。
事務局長。
〔事務局長 小倉康治君登壇〕
〇事務局長(小倉康治君) それでは、このたびの震災に関する当組合の対応状況につきまして、ご説明をさせていただきたいと思います。
まず、地震による当組合の施設における被害状況につきまして報告をさせていただきます。久喜宮代清掃センターにおきましては、ごらんのとおり庁舎が昭和49年竣工の古い施設でございまして、玄関にお着きの際にお気づきになった方もおられるかもしれませんが、階段に亀裂が生じ、一部コンクリートの剥離が起こったほか、外壁に数カ所亀裂が生じております。また、粗大ごみ処理施設におきまして、水道管の破損、漏水が発生をいたしました。また、菖蒲清掃センターにおきましては、ごみピットのシャッター1基が、シャッター2基ございますけれども、そのうちの1基が破損による開閉不全が生じたところでございます。一方、八甫清掃センターにおきましては、煙突に小さな亀裂が生じたところでございますが、30センチ程度のものでございまして、稼働に支障はございませんでした。
以上のとおり、当組合施設での被害は軽度のものであり、業務に大きく支障の生じるものはございませんでした。なお、久喜宮代清掃センターの煙突につきましては、補正予算でご議決いただきまして、改修工事を現在実施中でございましたけれども、塗装等を残し、ほぼ補強工事が完了しておりましたので、幸いにして倒壊等の被害を免れることができました。
続きまして、震災発生時の焼却炉停止等の対応についてご説明を申し上げます。まず、久喜宮代清掃センターでございますが、地震発生により直ちに炉の停止にかかりまして、停止後12日に施設の点検を行い、焼却を再開をいたしました。また、菖蒲清掃センターにおきましては、地震発生時に停電があの地区は発生をいたしまして、電気がないものですから復旧がはかどりませんで、炉の停止が翌日の3時ごろまでかかったという状況でございます。電気がないものですから、炉をとめられなかったという状況でございます。この菖蒲清掃センターにつきましては、14日の月曜日朝に点検をし、焼却を再開したところでございます。
次に、八甫清掃センターでございますが、地震発生によりまして炉の停止にかかりまして、停止後点検を完了し、14日月曜日から炉の運転を再開したところでございます。なお、八甫清掃センターの焼却炉は、流動床式でございまして、立ち上げ、それと停止に時間が相当かかります。今回、停電ということがございまして、これの対応を今後どうするのかが一つの課題というふうに考えております。
最後に、震災で生じました災害廃棄物への対応など、現在の業務実施状況につきまして報告させていただきます。
まず、台貫、計量所の関係でございますが、停電時におきましては申告制で持ち込み量を把握し、集計することもやむを得ないと考えておりまして、現在その対応準備をしているところでございます。実際には、昨日まではまだ停電が起こっておりませんので、本日以降の対応となる予定でございます。
次に、廃棄物でございますが、通常は受け入れしないかわらやブロック等の破損建材類につきましても、持ち込んでいただいた場合には、受け入れを実施しております。また、震災での破損家具類の粗大ごみにつきましては、申告に基づき無料での処理としたところでございます。また、ガラス、陶器等の破損食器につきましては、次の収集日まで保管をお願いしておりますが、持ち込まれた場合には、お受けする対応としております。
これらの収集方法につきましては、臨時収集の実施のご要望もございましたが、収集車の燃料確保、それと停電による施設の処理能力の低下等の懸念もあり、通常の収集処理量を確保することが優先と考え、臨時の収集車の運行は行わないものでございます。
なお、これらの取り扱いにつきましては、衛生組合への問い合わせにお答えをすることはもとより、久喜市及び宮代町の環境担当にもお伝えし、市や町への問い合わせにも対応できるように手配をいたしたほか、衛生組合のホームページでもお知らせをしたところでございます。
以上が震災に対するご報告でございます。よろしくお願いを申し上げます。
〇議長(飯山直一君) ここで、震災に関するご質問がございましたらお受けいたします。
猪股議員。
〔9番 猪股和雄君登壇〕
〇9番(猪股和雄君) 幾つか質問させていただきます。
1つは、まず収集車の燃料の確保は今後どのような見通しかということが1つ。
それから、東電の計画停電がこれからやっていまして、この地区はどういう日程に入っているのかよくわかりませんけれども、どこのグループなのだかよくわかりませんけれども、それによって炉や粗大ごみ処理施設、その他し尿処理施設もありますけれども、その運転に影響はどうなるのか。ここの久喜宮代清掃センター、菖蒲清掃センター、八甫清掃センターそれぞれありますよね。その見通しについてはどのように考えているのか。当然計画停電といっても本当に停電するのかどうかわからないということがありますので、かなり対応が苦しい。だけれども、ではあらかじめ計画に入っている時間帯にはとめるということで対応するのか。そうしますと、今度は、先ほどのこれまでの経過の説明でもありましたが、八甫ですか、流動床式なので停止、それから再開までに大変時間がかかる。そこら辺をどのように対応するのか。
それから、ちょっとよくわからないのですが、菖蒲の場合に、停電になるととめられないのですか。ちょっとその意味がよくわからないのですけれども、説明をお願いしたい。その場合には、菖蒲の清掃センターの炉は停電を見越してあらかじめとめるとすると、もう丸1日動かせないというようなことになるのかどうか。そういう影響は、この久喜宮代清掃センターの炉にはないのかどうか。そうした影響があるのだとすると、廃棄物が燃やせないでたまっていくということも心配をされるのですけれども、その点はどのように対応するのか。
一応、今聞いた限りですぐの質問なので、整理できなくて申しわけないのですけれども、大体以上についてお聞かせいただきたいと思うのです。
細かくなるとあといろいろあります。もう一つだけお伺いします。停電になった場合、持ち込みのごみはどのように対応するのか。持ち込まれてきた場合には、停電の最中でも受け入れるのか。そうすると台貫はかれないと思うのですが、どのようにするのか。あらかじめ停電が予定されている場合には、持ち込みごみはだめですよということでシャットアウトするのか、そこら辺もかなり影響出てくると思うのですけれども、お願いします。
〇議長(飯山直一君) それでは、猪股議員の質問に対する答弁を求めます。
白子課長。
〔業務課長 白子直巳君登壇〕
〇業務課長(白子直巳君) それでは、猪股議員さんのご質問にご答弁申し上げます。
まず、1点目の収集車の燃料の関係でございますけれども、昨日もそうなのですけれども、スタンドといろいろ連絡を取り合いながら、軽油が多いのでございますけれども、入ったときにはご連絡いただくようにお願いしてございます。それと、今場内に200リッターのドラム缶5本を現在用意してございまして、そちらをできるだけ満タンにしておきたいということで、スタンドからご連絡いただければこちらに給油をお願いするようにしてございます。
それと、私どもガスの車両もございます。ガスの車両に関しては、現在のところ不足をしているという状況ではございませんので、できる限りガスの車両を動かして、軽油の車両はできるだけ控えようというふうに考えてございます。
それと、計画停電の関係でございますけれども、私どもの久喜宮代清掃センターにつきましては、4グループということになってございまして、本日、きょう朝、本当は6時20分から計画停電入る予定でございましたけれども、久喜地区、宮代地区は回避されたということで、現在停電になってございません。運転への影響ということで、14日の日は、いつという時間について東電からのお知らせというのは、非常にあいまいでございまして、私どもすごく苦慮いたしてございました。昨日は、4日間、情報がございましたので、きょうと、きょう場合によってはまだ午後からもあるのかもしれませんけれども、明日の夕方というふうにたしか確認してございますけれども、そういうことで実施されるということであれば、約3時間前にはもう炉をとめます。それでないと中に焼却物が入ってございますので、いきなりとめるというわけにもいきませんので、3時間前にはとめます。それで、停止が回避された状況が確認できた段階でまた炉を運転を再開いたします。それで、急に停電というのは多分ないとは思うのですけれども、計画停電以外の停電になった場合には、発電機はございますけれども、発電機でその炉を一時的に危険を回避するというか、運転をするというか、そういうのでとめるような準備に入っていくと思うのですけれども、そういう形の対応になるかと思います。
あとほかにちょっとご質問で漏れているかもしれませんけれども、あとは持ち込みのお話があったかと思いますけれども、なかなか収集業者の方には、私どもの久喜宮代のエリアが4グループだということはお知らせしてはございますけれども、どうしても集めている方の都合もあると思いますので、通常の朝の8時45分から受け付けしている中でお持ち込みいただくのは、先ほども申し上げましたけれども、自己申告の、例えば台貫所が使えない場合には、自己申告の中で受け付けをしていくという形で、極力持ち込みを控えてはいただきたいのですけれども、こちらに持ち込まれたものに関してはやむを得ないかなと、今後その計画停電等が長引くような状況があれば、またその対応策などを考えて、周知をして、ごみの減量化というか、一般家庭もそうでございますけれども、なるべく控えていただくようなことも考えていかなければいけないかと思っております。
以上でございます。
〇議長(飯山直一君) では、続きまして、菅谷理事お願いします。
〔理事 菅谷重行君登壇〕
〇理事(菅谷重行君) 次に、八甫清掃センターについての状況についてお答え申し上げます。
まず、収集車の燃料の関係の見通しですが、八甫の場合は、全面業者委託でございまして、業者のほうの対応になっておりますが、やはり燃料の確保に苦慮しているという状況が続いています。
次に、計画停電の関係でございますが、先ほど事務局長の報告にあったように、八甫の場合は流動床でございまして、急に停電が来ますと、中が高温高圧になって非常に危険な状態になります。ですので、やはり計画停電の予定をされますと、その二、三時間前にはやはり炉を停止しなければならないという状態でございまして、きょうも4時ごろ1回とめまして、それから計画停電行われないという放送がありまして、その後また立ち上げをしているという状況でございます。
そしてまた、同じように第4グループですので、きょうはまた午後1時過ぎにまた停電があるというような情報がございますので、これもそれに備えて、最低でも2時間から3時間前には1回炉をとめるという状況で、非常に臨機応変な対応が要求されておりまして、ピットのほうもかなりいっぱいになってきている状況になってきております。そのため最悪の事態に備えて、ピットのある場内にごみを最悪の場合はあそこにもため置くということも準備をしている状況でございます。
それから、計量の関係でございますが、扉の開閉とそれから台貫につきましては、自家発電がございまして、約5時間対応できるということでございますので、計量のほうについては問題がない状況でございます。
以上でございます。
〇議長(飯山直一君) 続きまして、蓮見課長お願いします。
〔業務2課長 蓮見 実君登壇〕
〇業務2課長(蓮見 実君) 菖蒲清掃センターについてご説明申し上げます。
菖蒲のほうでは、収集の燃料確保、こちらはやはり八甫と同じような形で全面委託しております。業者に確認したところ、今のところはまだ大丈夫だということなのですけれども、これからの状況によりましては、どうなるかちょっと私のほうでも把握し切れない状況でございます。
それから、計画停電につきましては、東電のほうに確認しましたところ、久喜市菖蒲町の台なのですけれども、この地域につきましては、何か線がほかのところと違うということで、停電を予定していないという回答をいただいております。そうしまして、今のところ、きのうの午後からごみ処理のほうを再開してございます。
それと、今工事中なものですから、24時間とめられない乾燥焚きという炉の中の耐熱のあれはブロックですか、それの今乾燥焚きというのをきのうの午後から始めております。停電のほうはそれで心配ないと思いますので、燃やすほうは大丈夫だと思います。
それから、あと菖蒲の停電当日、災害があったときにとめられないということですけれども、これはやはり全部電気を使っておりまして、一番問題になったのが投入口、ごみの投入ホッパーってあるのですけれども、ここのところにごみを置いて炉のほうへごみが流れていくのですけれども、それは全部動かなくなりまして、中で燃えているものが徐々にホッパーのほうまで火が回ってくるという、そういうこともあります。それで、だんだん下へ落ちていくのですけれども、ふたが閉まらないものですから、どうにもならないということで、電気が来るまでずっとその入り口を見守りまして、火が出た場合には水をかけ、それでごみをだんだん少なくしていったという形になります。翌日ですか、1時50分ごろ電気は通りましたので、そのときにそのホッパーを閉めて、それから燃し切りという形でやりましたので、3時過ぎまでちょっとかかったということになります。
あと持ち込みごみについては、久喜宮代清掃センターと同じように計量器が使えませんので、もしも来た場合には、やっぱり自己申告でやる、あるいは今までの実績を踏まえて大体の量で計算するしかないかなという考えでございます。
以上です。
〇議長(飯山直一君) それでは、再質問をお願いします。
〔9番 猪股和雄君登壇〕
〇9番(猪股和雄君) 1つは、住民のごみを出して、それに対して影響、収集ができなくなるというようなことがないのかどうか、それが一番心配なのですよね。久喜宮代清掃センターのほうは一応軽油は確保、連絡をもらうようになっていて確保できるということのようだと理解いたしますが、八甫と菖蒲については全面委託だから業者任せ、業者のほうでちゃんと十分対応できるのかどうか、そこら辺の確認はどうなっているのか。住民に迷惑がかかるのが一番心配なのですが、その点お願いします。
それから、計画停電の場合には、そうすると久喜宮代清掃センターも八甫センターも事前にとめると、炉はとめるということになるわけですね。当面はそれでしようがないですね。わかりました。
以上です。
〇議長(飯山直一君) 猪股議員の再質問に対する答弁を求めます。
菅谷理事。
〔理事 菅谷重行君登壇〕
〇理事(菅谷重行君) 八甫の燃料の確保の関係でございますが、関係業者のほうで自主的にやっている形でございますが、何らかの形で行政としてお力ができることがあれば、そのスタンド等にも連絡等をしていきたいというふうに考えております。なるべく収集に支障のないよう万全の努力をしていきたいというふうに考えております。
〇議長(飯山直一君) 蓮見業務課長。
〔業務2課長 蓮見 実君登壇〕
〇業務2課長(蓮見 実君) 菖蒲清掃センターにつきましても、燃料確保につきましては、八甫同様やっていくしかないかなと考えておりますので、ご理解のほうをお願いします。
〇議長(飯山直一君) よろしいですか。
白子業務課長。
〔業務課長 白子直巳君登壇〕
〇業務課長(白子直巳君) 私ども久喜宮代清掃センターにつきましても、委託業者がございまして、2社ほど入っておりますが、その辺ちょっとさっきご説明が漏れましたので、補足させていただきます。
業者のほうに聞きましたら、ドラム缶等を急遽買いまして、対応してくれているということで聞いてございます。ただ、今後長引いた場合に、ちょっと心配するところあるのですけれども、ドラム缶等を買い求めて、できるだけ対応したいということで聞いてございます。
以上でございます。
〇議長(飯山直一君) 猪股議員。
〔9番 猪股和雄君登壇〕
〇9番(猪股和雄君) まさか委託業者が収集できなくなるということはないのだろうと思うのですけれども、今後どうなるかわかりませんので、そうした状況について逐一状況把握と、それからもし万が一そういうごみが収集できないなんていう事態が起こりそうな場合には、きっちり対応するようにお願いします。
〇議長(飯山直一君) それでは、以上で猪股議員の……今の質問ではなくて要望でしたですね。
続きまして、木村議員、お願いします。
〔3番 木村奉憲君登壇〕
〇3番(木村奉憲君) 1点だけお聞きしたいのですけれども、地震によって一般の家庭の特に大型の、先ほどブロックとかそのほかにかわらなんかもあるのですけれども、それは基本的に個人で持ち込んだ場合は、全部受け入れるという答弁があったのですけれども、これはそういう形で今後もずっと続けてもらえるのか。要請もあった中でそういう対応されたと思うのですけれども……。
それから、陶器とかガラスとか持ち込まれたらやむを得ないというような形なのですけれども、これ特に、次の収集日までなかなか危ないからというので、できるだけ早目に自分でも持ち込みたいというのがかなりあるので、この緩和方をもう少し考えてもいいのではないかというのと、それからそのほかに本箱だとかいろいろかなり大型のものがやっぱり壊れて、地域によっては山積みにして置いてある地域もあるのですよ、久喜市内なんかでもね。そういう形を収集のところにどんな形で載せられるか。例えば無料、先ほど本箱は無料とか何か話もちょっと出たのですけれども、そういう形のものがとれるかどうか。
それから、今言った点なんかはホームページとか周知方をどんな形で今しているのか、あるいは今後していくのか、その点についてお伺いします。
以上です。
〇議長(飯山直一君) 木村議員の質問に対する答弁を求めます。
白子業務課長。
〔業務課長 白子直巳君登壇〕
〇業務課長(白子直巳君) それでは、木村議員さんのご質問にご答弁させていただきます。
地震の関係で出ます廃棄物、一般家庭の特にかわらとかブロック、今回多いものですから、それにつきましては、持ち込んでいただければお受けするということでご連絡させていただいております。通常は私どもで処理できないものというふうに考えていまして、通常は受け入れないのですけれども、今回に限ってはやむを得ないということで、お持ち込みいただければお受けするということで考えてございます。
それと、ガラス、陶器と、特に地震で大量に出るかと思いますけれども、それにつきましては月1回のその収集日にお出しいただくということでお願いしてございます。といいますのは、ほかの収集日に出されても、私ども燃料の関係もございまして、収集車の確保もちょっと難しいところがございますので、それで個別にご連絡いただいて、どこどこと言われても、ちょっと今回に限っては燃料の確保等もございますので、申しわけございませんけれども、一時的にご自宅のほうに置いておいていただいて、月1回の収集日のほうにお出しいただくということでお願いしてございます。
それと、あと大型の、例えばたんすとか家具類が壊れてしまったものに関して、大量にあるというときは、個別にご相談いただければ、それに関してはやむを得ないと思いますので、対応できるようになるたけ考えたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
それと、ホームページにつきましては、かわらとかブロック等のそういう震災、あとは陶器等につきましては、お問い合わせくださいという内容でございますけれども、ホームページのほうに載せてございますので、お願いしたいと思います。
以上でございます。
〇議長(飯山直一君) 続きまして、宮原議員。
〔12番 宮原一夫君登壇〕
〇12番(宮原一夫君) 12番議席の宮原でございます。1つ質問をお願いいたします。
これまでに当衛生組合は天然災害による大きな被害を受けて運行停止を強いられた、そういう経験は余りないのであろうかというふうに個人的には推測しておりますけれども、不測の事態に備えて、他の自治体と相互支援に関する協定、あるいは覚書等々を結んでいらっしゃるかどうか教えていただきたいと思います。
次に、関連なのですが、もしなければどのような考え方をお持ちでいらっしゃるのか教えてください。
それから、関連する質問の最後でございますけれども、日本全国各地で地震、そのほか天然災害による被害が毎年のように起きているわけですけれども、他の教訓からどのようなお考え方をお持ちでいらっしゃるか。以上3点お願いいたします。
〇議長(飯山直一君) それでは、宮原議員の質問に答弁願います。
白子業務課長。
〔業務課長 白子直巳君登壇〕
〇業務課長(白子直巳君) それでは、宮原議員さんのご質問にご答弁申し上げます。
災害時の不測に備えた相互的な協定があるかというご質問でございますけれども、埼玉県におきまして、私ども清掃関係のその連絡協議会というのは持ってございます。そういう場合のお互いに相互に協力するというのは、県が音頭がとって、お互いに同格の施設がだめなときはほかの施設へ持っていくような形で、県が音頭をとりまして、相互的にお互いに助け合うというような協定がございます。
それと、私どもはその中で第2ブロックというブロックになってございますが、ブロックの中でもそういうお互いに何かあったときには、例えばこの辺は蓮田ですとか杉戸ですとかいろいろあるのでございますけれども、お互いにその協力し合ってやっていくような形にはなってございます。
以上でございます。
〇議長(飯山直一君) 続きまして、小倉事務局長。
〔事務局長 小倉康治君登壇〕
〇事務局長(小倉康治君) それでは、私のほうからは、相互支援の関係、若干お話しさせていただきたいと思います。
実は合併して3清掃センター体制で今やっているわけですが、その中の八甫清掃センター、こちらにつきましては、旧の栗橋・鷲宮衛生組合の当時から、杉戸に焼却場がございますけれども、当時、幸手市と杉戸町を対象に相互支援協定結んでおります。これにはし尿、それとごみ、これにつきまして施設に支障が生じた場合には、相互に受け入れをして助け合うというような支援がございました。その相互協定につきましては、昨年の3月の23日の合併がございまして、それを八甫清掃センターにつきましては、新たな久喜宮代衛生組合として協定をやり直しをしてございます。そういう状況でございますけれども、今回の地震につきましては、範囲が広範囲にあったものですから、やはり杉戸町の焼却施設につきましても、八甫清掃センターの焼却施設と同様に、燃せない時間が発生をして、ほかのところを引き受けられないというような状況ですけれども、そういう支援協定を結んでいるところでございます。
〇議長(飯山直一君) 答弁漏れはないですね。いいですね。
宮原議員、いいですか。
それでは、宮原議員の質疑を打ち切ります。
ほかにございませんか。
加藤議員。
〔4番 加藤幸雄君登壇〕
〇4番(加藤幸雄君) 4番議席の加藤です。先ほどのお答えの中で、八甫のピットにごみがたまってきているというご説明がありました。今、相互支援の話がありましたけれども、このもし1カ所、あるいは2カ所あたりでごみの焼却処理が滞るとなりますと、この久喜宮代衛生組合の3カ所の処分場でのごみの持ち込み、あるいは処分、焼却というのはどのようになりましょうか、お願いします。
〇議長(飯山直一君) 加藤議員の質問に答弁願います。
事務局長。
〔事務局長 小倉康治君登壇〕
〇事務局長(小倉康治君) 八甫清掃センターの焼却炉の関係でございます。
先ほど八甫清掃センターだけではなくてほかの施設もそうなのですけれども、電力が賄えないと焼却施設につきましては稼働ができません。また、電力が途中で急に止まった場合にも、焼却炉を傷めてしまう、そのような状況もございます。そういう状況でございますので、東京電力から示されております……東京電力ではこのような形で、これが16、17、18日、何時から停電するというのがもう計画で示されております。ですから、この示された時間においては、私どものほうでは焼却施設は事前に停止をしております。停止をするのはいいのですが、当然その停電時間、3時間、4時間とめなくてはなりません。また、立ち上げに3時間なり4時間なりまたかかります。そうしますと、まずとめるのに3時間、停電で3時間、立ち上げるのに3時間というと、もう9時間がそれでなくなってしまいます。それで、そのほかにきょうのように、また夜もやりますよという話になりますと、もう焼却炉を動かしている時間がございません。特に流動床式の焼却炉につきましては、立ち上げにもっと時間がかかりますので、非常に難しい状況になっております。先ほど菅谷理事のほうから話がございましたように、八甫清掃センターでは、できるだけピット内にはおさめるようにはやっているのですが、どうしてもピット内におさまらない場合には、ピットに入る入り口があるのですが、その建て屋の中にまず置けるものは置く。それで置けない場合には、もう最悪の場合は野積みも考えなくてはならないというようなことも考えて、現在やっている状況でございます。本来ですと、このごみにつきましては、野積みとかそういうものはとても考えられないことでございますので、最悪の事態を想定をいたしますと、久喜宮代清掃センターの焼却炉につきましては、現在75トン炉1基で稼働させております。75トン炉1基が休止状態でございますので、最悪の場合には、この焼却炉も有効に活用しなければならない時期が来るかもしれませんので、そのときにはまた地元の皆様方のご協力をいただいて、ご理解いただいて、その辺は対応してまいりたいと考えております。
〇議長(飯山直一君) それでは、これで加藤議員の質疑を打ち切ります。
ほかにございませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
〇議長(飯山直一君) それでは、ないようですので、この地震に関する質疑はこれにて打ち切ります。
休憩いたします。再開は10時40分といたします。
休憩 午前10時26分
再開 午前10時40分
〇議長(飯山直一君) それでは、再開いたします。
◇
◎組合に対する質問
〇議長(飯山直一君) これより、組合に対する質問をお受けいたします。
通告順にお受けいたします。
初めに、猪股議員、お願いいたします。
〔9番 猪股和雄君登壇〕
〇9番(猪股和雄君) 通告順に質問をしてまいります。
まず、1つ目ですけれども、資源回収の報償金、市で集団回収の報償金の申請やまた交付手続の透明化を進める必要があるという観点から質問いたします。
まず最初に、(1)ですけれども、これまで各地区における回収業者の数、22年度の回収実績、報償金の金額を明らかにしてください。まだ年度途中ですけれども、お願いします。
それから、各地区の回収団体の構成人数、回収量、報償金の金額を明らかにしてください。全体では、21年度で47団体で回収量1,800トン、報償金は1,269万円出ているのですけれども、その内容についてお願いをいたします。
2つ目ですけれども、各団体の回収量と報償金の申請書の数値とが一部で違っているのではないかという指摘があります。回収量の確認をこれまでどのように行ってきたのか。本来であれば当然報償金の申請というのは、交付要綱にもありますけれども、報償金の交付申請は、報償金の交付を受けようとする団体が提出をするということになっておりますけれども、そうしたことがきちんと行われているのかどうか。それがもし行われていないとすれば、そこで食い違いというものが出てきている可能性がありますので、どのようになっているかお願いをいたします。
(3)としまして、報償金の交付についてです。これは当然数量及び金額を確認の上、全額をその回収団体が受け取るのが当然でありますけれども、それがどのように行われてきているか。どのように把握しているかお願いいたします。
(4)ですけれども、先ほど申しましたように、報償金の申請における回収量と数値が一致していないのではないかという指摘がある。そういうことから考えますと、今後回収量の把握と確認のあり方を見直す必要がある。申請のあり方を透明化していく必要があると考えます。報償金の申請、確認、そして交付事務の改善を進める必要があると思いますけれども、どのように考えますか。今後の対応方針をお伺いします。
2つ目です。今年度の当初予算にも出ておりますけれども、一般廃棄物の処理基本計画の策定がこれから進んでまいります。その場合に、最も基本的なところについて、現在の見解で結構ですので、お伺いをしておきたい。
この久喜宮代衛生組合は現在3つのセンター、3つの焼却炉体制で進められておりますが、その体制の見直し、統廃合の方向性についてどのように考えますか。基本的な考え方をお伺いしたい。この質問を出しましたのは、久喜市議会において、久喜市の考え方をただしてまいりました。久喜市の見解としまして、久喜市議会の中で明らかになっているのは、今後炉の統廃合は避けられないということ、それから統廃合の計画、今後10年程度と考えているということ、統廃合や建設場所について早期に方針を出していかなければならないと、久喜市の認識が示されております。これを衛生組合のごみ処理基本計画にどのように反映させていくのかお願いをいたします。
3つ目としまして、議員の視察研修の成果、町田市と鎌倉市へ議員全員、それから執行部、行政職員も一緒に行ってまいりましたけれども、両市とも埋め立てゼロを既に実現をしている。これは、私個人としても非常にある意味では、今さらながら驚きを持って受けとめました。久喜宮代衛生組合はどうかといいますと、まだわずかでありますけれども、埋め立てが行われているわけですよね。ところが、現実的にその数値を見ていった場合に、中期的な目標として埋め立てゼロということを実現していくのは、十分に可能である、可能な目標であると考えます。その点について見解をお伺いいたします。
2つ目ですけれども、久喜市議会においては、市長から焼却灰とばいじんは可能であるが、不燃残渣が問題であるという認識は示されています。であれば、まず焼却灰とばいじんの埋め立てをなくす方針を確立していく。次に、不燃残渣の処理方法を研究すべきだと思いますが、ご見解をお伺いいたします。
4つ目です。久喜宮代センター、八甫センターのそれぞれのし尿処理施設における処理世帯数、それから施設の稼働状況、それから長期的課題として菖蒲地区のし尿処理が可能であるか否か、説明をお願いをしたいと思います。これも久喜市議会において質問してきたことでありますけれども、現在菖蒲地区のし尿処理を北本衛生組合で処理をしています。ところが、その財政負担を見ますと、3万人人口の菖蒲地区のし尿を4,000万円の負担金を出している。一方、久喜宮代衛生組合では15万人の地区全体のし尿処理の費用が1億4,000万円です。したがって、費用対効果としては著しく現在のやり方は非効率だと考えています。もちろんこれは久喜市の、合併した新久喜市の都合でありますから、この久喜宮代衛生組合の方針ともしていくとすれば、宮代の皆さんには今後十分に協議をしていかなければならないわけですけれども、私としては進めていく必要があると考えています。したがって、その現状の施設と処理量における可能性について説明をしていただきたいと思います。
以上です。
〇議長(飯山直一君) それでは、猪股議員の質問に対する答弁を求めます。
渡辺課長。
〔総務課長 渡辺和夫君登壇〕
〇総務課長(渡辺和夫君) それでは、猪股議員のご質問の1、資源集団回収報償金の申請と交付の透明化を進める必要があるとのご質問につきまして、答弁をさせていただきます。
なお、平成22年度のデータでご説明を申し上げますが、年度途中でございますので、集計が可能な時点での数値となりますこと、また対象団体が組合の対象地域全体で100団体を超える状況でございますので、各地区の団体の平均数値でご報告申し上げますことをご了承いただきたいと存じます。
それでは、まず(1)の各地区における回収業者の数と22年度の回収実績、報償金の金額についてのご質問のうち、業者の数についてご報告を申し上げます。
回収業者といたしまして、久喜宮代清掃センターで登録をしている業者数は、久喜市内の業者が6社、宮代町内が4社、久喜市及び宮代町以外の業者が15社ございまして、合計25社の登録がございます。このうち現在回収実績がございますのが9社でございます。菖蒲清掃センターの登録業者でございますけれども、久喜市内の業者が1社、久喜市外の業者が1社、計2社の登録がございまして、この2社とも回収実績がございます。八甫清掃センターにつきましては、登録業者数といたしまして、久喜市内の業者が3社、久喜市外の業者が8社、合計11社の登録がございます。この11社すべてにおいて回収実績がございます。
続きまして、平成22年度における各地区の集団回収の構成人数、回収量、報償金の実績についてご説明申し上げます。まず、各回収団体の構成人数についてでございますけれども、当組合の要綱につきましては、従前から登録団体の登録年限を設けてきておらず、年度登録更新等の手続は必要としない取り扱いとしてまいりましたことから、届け出事項の代表者の変更等があった場合のみの変更届が出されるだけでございまして、団体の構成人数や世帯数を衛生組合として確認できますのは、当初の登録申請時と変更届が出された場合のみとなってございます。現状といたしましては、登録団体の大半が10年以上前から活動しているため、直近の団体の構成人数につきましては、大変申しわけございませんが、現在の状況が把握できてございません。
続きまして、各地区の回収量と報償金の実績についてご説明を申し上げます。まず、久喜宮代清掃センター管内の久喜市久喜地区及び宮代町についてご報告申し上げます。平成22年9月末現在の集計でございますけれども、久喜市久喜地区の1団体当たりの回収量は、月平均で2.0トン、報償金にいたしまして1万4,255円でございます。なお、この数量は、新聞、雑誌、段ボール、飲料パック、それから布類の合計数量でございます。同様に宮代町におきましては、1団体当たりの回収量が月平均約3.7トン、報償金にいたしますと、月平均で2万5,988円でございます。
続いて、菖蒲清掃センター管内の久喜市菖蒲地区についてご説明申し上げます。平成23年1月末現在の集計でございますけれども、1団体当たりの回収量は月平均で2.8トン、報償金は月平均で1万9,891円でございます。
それから、続きまして、八甫清掃センター管内の久喜市栗橋・鷲宮地区につきましてご説明申し上げます。菖蒲センターと同様に23年1月末現在の数字でございます。久喜市栗橋地区の1団体当たりの回収量でございますが、月平均で約1.6トン、報償金にいたしますと1万1,131円でございます。久喜市鷲宮地区の1団体当たりの回収量は月平均で約3.9トン、報償金は2万7,272円でございます。
続きまして、ご質問の(2)、回収量の確認についてでございますが、議員のご質問のとおり、本来実施団体みずからが計量するべきものでございまして、業者に回収や引き取りを依頼している場合であっても、計量に立ち会うなどが望ましいものと考えております。しかしながら、先月、久喜宮代清掃センター管内の久喜市久喜地区及び宮代町の団体、11団体から実情の聞き取りを実施させていただきましたところ、その11団体すべてがみずから計量もしくは運搬や回収等における業者の計量の立ち会いということは実施しておりませんでした。このため他の団体もほぼ同様ではないかと推察されるものでございます。
このような状況でございますので、ほとんどの団体が業者さんからの報告書類、実際には回収業者が資源問屋に搬入いたしましたときの計量伝票でございますけれども、その報告数値をそのまま回収量として衛生組合に申請している状況と受けとめております。
また、衛生組合といたしましても、書類審査により回収量を確認してまいりましたところでございますので、回収団体や登録業者さんとの信頼関係と申しますか、適正な申請がなされているという前提に立ち制度を運用してまいりましたので、職員による計量や現場調査等の確認作業は特に実施してまいりませんでした。
次に、(3)、報償金の交付についてでございますけれども、実施団体からの申請書類において、団体が記入した回収量と業者の計量伝票、資源問屋に搬入した際の資源伝票になりますが、こちらの数字を突合し、書面審査において数値の錯誤がなければ全額を交付してまいりました。
最後に、(4)の報償金申請確認交付事務の改善の関係でございますけれども、この資源集団回収事業報償金制度におきましては、議員のご指摘のとおり回収量の把握や申請のあり方における制度の改善と適切な運用が今後求められるというふうに考えてございます。衛生組合におきましては、資源集団回収事業報償金交付要綱を改正いたしまして、新年度に向け近々全団体に対する説明会を開催する予定としております。そこで予定しております主な改正点を具体的に申し上げます。
原則として実施団体みずからが計量し、回収量の把握に努めていただくこととし、業者に任せて、業者が計量する場合においても、積極的に立ち会うこととする。それから、回収の対象となる資源物については、一般家庭からの廃棄物に限るとの運用を厳格化させていただく。あるいは回収方法について、拠点回収、これは集積場を設けた回収方法でございますけれども、拠点回収を基本とし、戸別回収、1世帯1世帯を回る回収でございます。こちらは条件つきで承認するものとする。回収団体が行う資源回収の日取りは、行政の回収日以外とする。回収団体の登録期間を2年間とさせていただき、決算報告や回収計画のご提出をいただきまして、実施内容の把握をしていく。それから、業者登録につきましても2年間といたしまして、市町村税の未納がない等の条件を設定させていただく。それと、衛生組合が必要と判断した場合には、計量や現場確認調査を団体及び業者に対し実施できる規定を盛り込ませていただく。それから、万一回収量の虚偽申告などが発生した場合には、団体の登録を抹消させていただき、2年間再登録できない規定とさせていただく。あるいは業者の不正等が発生した場合には、業者登録を抹消し、5年間再登録をできない規定を盛り込ませていただく。
以上が主な改正点でございまして、一見かなり厳しくなる内容とも受け取られるかと存じますが、本来のあり方を具体化させていただいたということでございまして、通常に集団回収を実施していただいている団体でございました場合には、クリアしていただける内容と考えるものでございます。
衛生組合では、この資源集団回収事業は資源化の推進はもとより、地域住民の皆様や子供たちの環境意識の向上、ひいては行政回収における収集運搬コストの軽減等にも資するものでございまして、一層の充実が必要なものと考えてございます。今後とも適正な制度運営と団体活動の推進に努めてまいりたいと存じますので、ご理解を賜りたいというふうに考えます。
続きまして、第2点の一般廃棄物処理基本計画の策定に当たり、3センター、3焼却炉体制の見直し、統廃合の可能性をどう考えているのか、基本的な考え方を伺うという内容についてご答弁申し上げます。
久喜市合併時の合併協定に基づき、当面は当組合の処理体制を3センター、3焼却炉体制で継続することとなっておりますが、ご質問のとおり将来的な施設の統廃合につきましては、避けられない大きな課題であると考えてございます。統廃合の方向性をどう考えるかとのご質問でございますけれども、皆様ご存じのとおり既に各施設とも老朽化が進んできており、耐用年数延長のための大規模改修、あるいは突発的な故障等による緊急補修など、機能維持のための作業負担やコストも増加してきておりますので、今後の効率的な業務運営のためには統廃合による施設の更新を検討していかねばならないと考えているところでございます。
また、現在取り組んでおりますごみ処理の減容化、堆肥化を初めといたしましたごみの減量化や資源化を今後もさらに推進し、ごみの焼却量そのものを減らすとともに、施設更新により高性能の焼却炉を導入し、環境負荷を大幅に減少させていくことも重要と考えております。このため今後のごみ処理基本計画の策定と連動して、施設の統廃合について検討を進めていくことが必要と考えるものでございます。統廃合の方式につきましては、幾つかの方式、選択肢が考えられるところでございますけれども、検討に当たりましては、各施設、現在の3施設の設置された背景、それと過去に策定されました更新の計画や施設の現在の用地の状況、さらには近隣住民の皆様のご意向、お考え等を十分尊重して慎重に検討するべきものと考えてございます。このため今までの経緯等も考慮しつつ、ごみ処理基本計画の検討と並行して、施設整備に関する調査研究並びに近隣住民の皆様への情報提供や意見交換、そういったものを進めてまいりまして、総合的に判断してまいりたいと考えるものでございます。
以上でございます。
〇議長(飯山直一君) 続きまして、白子業務課長。
〔業務課長 白子直巳君登壇〕
〇業務課長(白子直巳君) それでは、私のほうからは、猪股議員さんの3点目のご質問と4点目のご質問につきまして、順次ご答弁申し上げます。
初めに、中期的な計画目標としての埋め立てゼロは必要課題であると同時に、現実的に可能な目標であると考えるが、見解を伺う。(2)、久喜市議会において市長から焼却灰は可能であるが、不燃残渣が問題であるとの認識が示されたが、であればまず焼却灰とばいじんの埋め立てをなくす方針を確立し、次に不燃残渣の処理方法を研究すべきであるとのご質問につきまして、関連がございますことから、一括してご答弁させていただきます。
町田市や鎌倉市におきましては、焼却炉で発生する焼却灰等をセメント工場へ搬出いたしまして、セメントの材料として、また燃やせないごみから発生いたします不燃残渣等につきましては、溶融化処理工場で、道路の路盤材等として再利用し、埋め立てによる処分をなくしてございます。
現在の久喜宮代衛生組合の再利用の状況を申し上げますと、久喜宮代清掃センターでは発生する焼却灰の約77%を熊谷市のセメント工場や小山市の溶融固化処理施設などでセメントの材料や道路の路盤材として再利用してございます。また、ばいじんにつきましては、100%小山市の溶融固化処理施設で路盤材として再利用してございます。
次に、八甫清掃センターの焼却灰とばいじんでございますが、こちらにつきましては100%熊谷市のセメント工場でセメントの材料として再利用してございます。
次に、菖蒲清掃センターの焼却灰とばいじんにつきましては、すべて群馬県内の民間の最終処分場で埋め立て処分をしてございます。
次に、粗大ごみ施設等から発生いたします不燃残渣でございますが、3センターとも寄居町にございます埼玉県の最終処分場へ搬出し、埋め立ててございます。
このように焼却灰やばいじんにつきましては、全量ではございませんが、再利用を現在図っているところでございます。廃棄物の処理につきましては、自区内処理が原則でございまして、本来であれば全量を管内で処理すべきではございますが、資源化施設や最終処分場を持ってございません久喜宮代衛生組合では、受け入れ先の市町村と協議を行いまして、再利用していない焼却灰等を最終処分場で埋め立て処分をしてございます。
焼却灰等を埋め立て処分いたしますには、現在1トン当たり2万円から3万1,000円、再利用するには1トン当たり2万円から6万円の処理費がかかっております。久喜宮代衛生組合で発生いたします焼却灰やばいじんを100%再利用するには、試算をいたしましたところ、約1,600万円の費用が増額となる見込みでございます。
しかしながら、焼却灰やばいじんをすべて再利用することになりますと、受け入れ先の施設が事故等により焼却灰やばいじんの受け入れが停止することも考えられ、場合によっては埋め立てすることも考慮する必要がございます。今回も、たまたま今回の地震ございまして、小山市の溶融固化施設のほうでは計画停電が続いてございまして、炉をとめているということでございますので、受け入れを少し控えていただきたいということでご連絡もいただいております。場合によっては、資源化から埋め立てのほうへ回さなければいけないかなということもちょっと考えてございます。こういうこともございますので、これらを総合的に勘案いたしますと、すべてではなく、全量に近い量を資源化してまいりたいというふうに考えてございます。
焼却灰やばいじんを埋め立て処分から再利用することにつきましては、当組合といたしましても環境に優しい資源循環型のごみ処理行政を推進していく上でも取り組まなければならない課題であると考えてございます。また、不燃残渣につきましては、資源化するための施設、溶融固化施設が非常に少ない状況でございます。今後それらの状況を注視いたしまして、調査研究してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、焼却灰等の再利用につきましては、今後作成いたします一般廃棄物ごみ処理基本計画の中で位置づけしてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
続きまして、4点目のご質問でございます。久喜宮代清掃センター、八甫清掃センターのそれぞれのし尿処理施設における処理世帯数につきましてご答弁申し上げます。
久喜宮代清掃センターでの処理世帯数でございますが、1万733世帯でございます。八甫清掃センターでは1万604世帯となってございます。
次に、施設の稼働状況を申し上げますと、久喜宮代清掃センターにつきましては、昭和48年に竣工してございまして、38年が経過した施設でございます。処理能力でございますけれども、日量70キロリットルでございます。処理量は、日量、平成21年度平均でございますけれども、43.5キロリットルでございます。稼働率につきましては62.1%でございます。しかし、久喜宮代清掃センターの施設につきましては、ご存じのように老朽化した施設でございまして、安定的に処理できる能力につきましては、処理能力のいわゆる70%と現在考えてございまして、現施設の最大能力を70と考えた場合に、現在の稼働率が88.8%となっているというふうに考えてございます。
次に、八甫清掃センターのし尿施設でございますが、平成7年に竣工しております。約17年が経過した施設でございます。処理能力でございますが、日量53キロリットルでございます。現在の運転状況によりますと、平成21年度の処理量は、日量約47キロリットルでございまして、稼働率は88.7%でございます。
また、菖蒲地区のし尿につきましては、平成21年度の平均日処理量が16.3キロリットルと伺ってございます。久喜宮代清掃センターの施設での受け入れは、老朽化してございますので、ちょっと厳しい状況かと思います。八甫清掃センターでは、予備の貯留槽を3日分備えた施設でございます。そういうことから稼働日数を最大365日で計算いたしますと、数字的には受け入れが可能であると考えてございます。
しかしながら、菖蒲地区のし尿を八甫清掃センターで処理いたしますと、運転管理体制の変更や老朽化した設備の改修や更新が必要となります。また、八甫清掃センターにつきましては、幸手市と久喜市、栗橋・鷲宮地区の行政界に位置してございますので、周辺にお住まいの市民の皆様はもとより、市外の皆様にもご理解をいただく必要があると考えてございます。このようなことから、菖蒲地区のし尿を八甫清掃センターで処理することにつきましては、慎重に判断する必要があるというふうに考えてございます。
以上でございます。
〇議長(飯山直一君) 再質問をお受けいたします。
猪股議員。
〔9番 猪股和雄君登壇〕
〇9番(猪股和雄君) 最初の資源集団回収につきましては、おおむね了解いたします。
今後の改善の方針も出されましたので、大体そのまま進めていただければ不透明感はなくなるのだろうというふうに理解いたします。
確認したいことは幾つかあります。1つは、要綱の改正は新年度早々からできるのか。全団体を集めて説明会を開く、これはいつごろになるのか。新要綱に基づく実施はいつごろからになるのかお願いします。
それから、改正点で、みずから計量をするか、あるいは量の把握に努める。それから、計量に立ち会うということについて、これについてはかなり団体によっては難しいところもあるのかなという気はします。
それから、計量の問題、かなり難しい団体も出てくるのかなと思いますけれども、そこら辺については大体できるというふうに考えていらっしゃるかどうかお願いします。
それから、一般家庭だけからの廃棄物に厳格化するということ、これも一生懸命団体のほうは量を集めるために、ほかのところからとか商店から段ボールをもらっていったりしてやっていっているのが実情だろうと思いますので、それは本来の趣旨とは違うのだろうということはそのとおりです。これについては原則を貫くことは必要だろうと思いますので、やむを得ないと考えます。これは答弁要りません。
それから、拠点回収を原則とするということについて、これについてもこれまでどんどん便利に便利にということで、戸別のお宅の前に出しておいて、それを回収するというやり方がかなり普及してきているわけですけれども、それを拠点回収に戻すということについては、現実的な可能性としてはどういうふうに考えていますか。現実にはどのぐらいの団体が拠点回収やっていると把握していますか。もしわかればお願いをいたします。
次のごみ処理基本計画につきましては、今後進めていくことですから、現在の段階では答弁で大体理解いたしますけれども、まず3焼却炉体制の見直しということについては、ちょっと言葉でひっかかる点が幾つかあるのですが、1つだけお伺いします。ごみ処理基本計画の検討の中で、総合的に判断していくのだということで言われたのですが、むしろごみ処理基本計画を立てていく、その前提となるべき方針ではないのかなというふうに思うのですよ。前提として久喜宮代衛生組合として3焼却炉体制を統廃合していくのだという、その方針をまず決めることが先決ではないのかなというふうに思うのですが、そこら辺の考え方をお願いします。
それから、埋め立てゼロについてです。全量に近い量を資源化していきたい。それは現実的な進め方としては当然そうなりますので、理解いたしますが、ただ大きな目標としての埋め立てゼロということはきちっと打ち出すべきだろうと、それが前提となって当面中期的に全量に近い量をできるだけ埋め立てないでいくのだと、セメント固化あるいは溶融固化していく、リサイクルしていくのだというその現実的な対応としてそれを進めていくべきだろうというふうに思うのですよ。その大きな目標としての埋め立てゼロについては、打ち出す考えがあるのかないのか、お願いします。
それから、ちょっと1つだけわからないことがありますので、八甫センターの、これは私は100%すべてセメント固化あるいは溶融固化だと理解していたのですが、理解違ったら教えてください。ここは、不燃残渣については埋め立てですか。私違っていたと思いましたので、済みません、その点を教えてください。
それから、今回の地震によるいろんな計画停電の問題とかで、受け入れの停止もあり得る、あるいは減らしてくれという要請もある。そういう短期的な特殊な要因を理由にして、だから100%埋め立てゼロはできないのだと、その理由にするのはやめてくださいよ。あくまでも基本的な方向として埋め立てゼロを打ち出すべきであって、当然いろんな事情によっては、それは工場の操業停止だってあるかもしれないし、何かの事故だってあるかもしれない。そういう場合には、当然その場その場の対応はあり得るのであって、大きな方針として聞いていますので、お願いします。
し尿処理につきましては、これはまた別の機会にやりたいと思いますが、これは結構です。ただ、やっぱりし尿処理施設も老朽化しているわけですから、それの改修あるいは新設もこれからやっていかなければならないわけで、その中で検討すべき課題であるということだけ申し上げておきたい、そういうふうには要望しておきたいと思います。
以上です。
〇議長(飯山直一君) それでは、猪股議員の再質問に対する答弁を求めます。
渡辺課長。
〔総務課長 渡辺和夫君登壇〕
〇総務課長(渡辺和夫君) それでは、再質問にお答えを申し上げます。
まず、集団回収の関係でございますけれども、要綱の改正はいつかということでございますけれども、間もなく決裁を完了させていただく予定で進めておりまして、4月1日の適用という形で説明会を予定しているところでございます。なお、説明会につきましては、久喜市久喜地区及び菖蒲地区につきましては、今週末、18日を予定してございます。同じく宮代町につきましても18日を予定しているところでございます。
それから、計量につきましてのご質問でございますけれども、すべて計量する、あるいは立ち会うのは難しいのではないかというようなご指摘をいただいたところでございますけれども、おっしゃるとおりこちらといたしましても、原則として把握に努めていただくという方向性を考えてございまして、すべて100%計量することを義務づけとすることは難しいという認識を持ってございます。ただし、計量に努めていただくことによりまして、みずから数量を把握し、報償金を申請するという姿勢をお持ちいただきたい。たとえ数回に1回であっても計量していただくということに努めていただきたいというふうに考えてございます。
それから、回収方法として拠点回収に戻すのかというご質問をいただきましたけれども、これにつきましては、原則を拠点回収としていただくことで、戸別回収を一切認めないということではございません。戸別回収につきましては、要件を設定させていただきたいと考えてございます。1つには、まず団体さんみずからが実施日あるいは取り扱い事業者を回覧やチラシ等で対象地区のご家庭にすべて事前にお知らせいただくこと、もう一点が回収車、業者の回収車になると思いますけれども、回収車には団体の回収である旨表示をしていただく。紙を張っていただいても結構ですし、横断幕でも結構だと思うのですけれども、子ども会なりPTAさんなりの回収であるということを明らかにしていただくと、それからその回収の開始と最後、本来可能であれば同行していただくのが一番よろしいと思うのですけれども、そこまでは困難とも考えますので、最低最終と最後は業者さんと確認作業をしていただく、そのあたりをお願いできればと、戸別回収もしていただいてよろしいのではないかというふうに考えてございます。
続きまして、第2点の基本計画についてでございますけれども、先ほどの答弁の中で説明不足の点があったかもしれませんが、ご質問のとおり前提として見直し、統合のあり方を整理していく、計画の前提としてそもそも焼却量をどう積算していくのか、そのための炉の規模をどう考えるのか、処理方式をどうするのか、そういったあたりを計画の中で前提として整理させていただきまして、検討を進めてまいりたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
〇議長(飯山直一君) 続きまして、白子業務課長。
〔業務課長 白子直巳君登壇〕
〇業務課長(白子直巳君) それでは、猪股議員さんの再質問につきましてご答弁させていただきます。
埋め立てゼロの関係でございますけれども、大きな目標として埋め立てゼロを打ち出すべきではないのかというご質問でございます。焼却灰の再利用につきましては、今後策定いたします一般廃棄物ごみ処理基本計画の中で埋め立てゼロというものを位置づけしてまいりたいというふうに考えてございます。ただでございますけれども、先ほども一部どうしても難しいというお話をさせていただきました。理由でございますが、町田と鎌倉、ご視察いただいたところにつきましては、自分のところに処理場を持ってございます。その場合にはそちらに回せます。ただ、私どもに関しましては、埋め立て処分場に回すためには、市町村との協議が事前にあります。その市町村との協議を経てでないと持ち込みができませんので、まるっきり埋め立てゼロにした場合に、緊急の事態に持ち込みができません。そういうこともございますので、100%ゼロにするのは限りなく難しいかというふうに考えてございます。その辺も考慮しながら埋め立てゼロに関しましては進めていきたいというふうに考えてございますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
それと、八甫清掃センターの灰とばいじんにつきましては、100%これは熊谷のセメント工場のほうに持ち込んで処理してございます。不燃残渣につきましては、3センターとも埼玉県の処分場のほうで埋め立て処分してございますので、よろしくお願いしたいと思います。
以上でございます。
〇議長(飯山直一君) 渡辺総務課長。
〔総務課長 渡辺和夫君登壇〕
〇総務課長(渡辺和夫君) 先ほどの答弁の中で答弁漏れがございましたので、追加してご答弁申し上げます。
集団回収の実施状況でございますけれども、平成21年に久喜市久喜地区及び宮代町の団体についてアンケート調査を実施いたしました結果がございます。その中では、これ全団体からの回答ではございませんけれども、拠点回収が20団体、戸別回収が12団体、併用が1団体というご回答をいただいております。
以上でございます。
〇議長(飯山直一君) よろしいですか。
以上で猪股議員の質疑を打ち切ります。
次に、加藤議員、お願いいたします。
〔4番 加藤幸雄君登壇〕
〇4番(加藤幸雄君) 議席4番の加藤です。私は、ごみ処理基本計画の策定などについてということで(1)から(5)まで伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。
まず、(1)ですけれども、3カ所の処理場のごみ処理について、合併後3年を目途に統一をしていくと、こうしております。合併後1年が経過をいたしますが、ごみ処理の方法など統一に向けた検討は現在どのようになっておりますでしょうか。
(2)、旧久喜宮代衛生組合では、厨芥類(いわゆる生ごみ)を全量堆肥化して燃やすごみの量を少なくすること、その堆肥化の施設は域内に分散設置すること、焼却炉の新設などが大きな課題でございましたが、これらは合併によって消滅したわけではありません。より難しい問題としてあるわけであります。これらについての検討は今どのようになっておりますでしょうか。
(3)、検討事項によっては、前倒しで実施できることもあるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
(4)、旧組合と宮代台自治会で10項目から成る合意書を交わしておりますが、その実現に向けての協議、組合内での検討の状況はどのようになっておりますでしょうか。
(5)、これらを含めた基本計画案はいつごろに示されるでしょうか。よろしくお願いいたします。
〇議長(飯山直一君) それでは、加藤議員の質問に対する答弁を求めます。
渡辺課長。
〔総務課長 渡辺和夫君登壇〕
〇総務課長(渡辺和夫君) 加藤議員のご質問のごみ処理基本計画などについてお答えを申し上げます。
まず(1)のごみ処理の方法など統一に向けた検討の進行状況につきましては、ご質問のとおり久喜宮代清掃センターの実施方式を基本といたしまして、3年以内に統一との方向性に従い作業を進めているところでございます。進め方といたしましては、先ほど管理者からもご報告を申し上げましたが、衛生組合内部において判断可能なもの、内部の調整等で整理できますものは前倒しして、速やかに実施することとし、一方、外部の客観的なご意見をいただきながら慎重に判断すべきものは、審議会にお願いしてご審議をいただくこととし、大きく分けまして2つの方法で作業を進めているところでございます。
次に、(3)の検討事項によっては前倒しが実施できることもあるのではないかということにも関連いたしますので、ここで前倒しの内容や今後の予定等につきましても含めまして、(1)の関係をご説明させていただきたいと存じます。
まず、内部判断で進めさせていただいたものといたしましては、職員のプロジェクト会議による検討をもとにした分別・資源化の統一といたしまして、八甫清掃センターにおいて本年10月からプラスチック容器包装の分別回収、資源化並びに布類の分別回収、資源化を開始する予定としております。これにより幾つかの細かな例外を除きまして、全センターでの基本的な分別方法がほぼ統一されることとなります。このほか燃えるごみ、可燃ごみ、燃やすごみなど、清掃センターごとに異なっておりました名称や収集の曜日設定、有害ごみの透明袋使用など、これらにつきましても内部調整で整理がついてまいりましたので、本年4月から統一した取り扱いとする予定でございます。
次に、昨年の12月に設置いたしました廃棄物減量等推進審議会でご審議をいただく項目についてご説明を申し上げます。まず、第1点といたしまして、粗大ごみの手数料の統一についてでございますけれども、審議会で12月と1月にご審議をいただき、先月、2月でございますが、答申をいただくことができたところでございまして、この答申に基づきまして、今定例会に廃棄物処理手数料の条例改正を議案として上程させていただいたところでございます。この手数料改正案がご議決いただきました場合には、周知期間を設けまして、本年10月からになりますが、全センターで粗大ごみの処理手数料が統一されるとともに、今まで持ち込みの処理のみであった菖蒲清掃センターにおきましても、電話予約による粗大ごみの戸別回収が実施できる予定でございます。
なお、廃棄物減量等推進審議会におきましては、管理者からのご報告でも申し上げましたけれども、審議事項といたしまして6項目の諮問をさせていただいております。粗大ごみの手数料の関係に引き続きまして、2月から審議を開始していただきましたが、第2項目めが家庭系廃棄物(可燃・不燃)の排出時におけるごみ袋の指定につきまして、第3点目といたしまして、家庭系廃棄物の自己搬入時における処理手数料の徴収について、第4点目といたしまして、犬・猫等動物死体の取り扱いの廃止について、第5点目といたしまして、事業系廃棄物の手数料の見直しについて、最後に6点目といたしまして、新たな廃棄物処理基本計画に盛り込む今後の排出抑制、資源化、収集・運搬等についてでございます。
以上の6項目につきまして、順次ご審議をいただくこととなっておりますが、速やかに実行に移させていただくため、項目ごとに答申をいただくようお願いしてございます。答申がいただけました後は、その趣旨を踏まえまして、すぐに実施できるものは管理者にご判断をいただき、条例改正が必要なものは議案として上程させていただき、議会でのご審議をいただく、そういった過程を踏まえまして実施に移しますとともに、将来的な展望を整理して、ごみ処理基本計画に盛り込んでまいりたいと考えるものでございます。
続きまして、(2)の旧久喜宮代衛生組合では、厨芥類(いわゆる生ごみ)を全量堆肥化して燃やすごみの量を少なくすること、その堆肥化の施設は域内に分散設置すること、焼却炉の新設などが大きな課題でございました。これらはご質問のとおり合併によって消えたわけではございません。これらについての検討はどうなっていますかとのご質問でございますが、生ごみの堆肥化につきましては、合併後の本組合の区域全体での定義づけがまだなされておりませんので、今後検討するごみ処理基本計画において、改めて整理させていただき、全量堆肥化あるいは施設の設置方法等について新たな方向づけを設けた上で推進してまいりたいと考えてございます。
また、焼却炉の新設につきましても同様に合併によって消滅するものではございませんので、ごみ処理基本計画におけるさらなる資源化の検討や焼却量の推計に基づきまして、並行して検討していくべきものと考えるものでございます。
続きまして、(4)でございます。旧組合と宮代台自治会との合意の実現に向けた協議等について、それから(5)の基本計画がいつごろ示されるのかという2点につきまして、ご答弁させていただきます。
まず、(4)の平成13年に衛生組合と宮代台自治会が締結した合意書の実現に向けた協議等の関係でございますけれども、当組合といたしましても、この合意内容を尊重する考えに変わりはございませんので、その実現に向けた協議等を継続してまいりたいと考えてございます。
最近の協議の状況をご説明いたしますと、合併等の関係もございまして、正副管理者も出席した形での協議は、ここ4年ほど行われておりませんでしたが、宮代台自治会の役員さんと事務局職員との事務局レベルの協議と申し上げますか、情報交換レベルの会合は随時実施されてきたところでございまして、今年度、平成22年度につきましては、昨年6月と先月、2回実施させていただいたところでございます。内容といたしましては、自治会側のご要望に対応する形をとらせていただいておりまして、ご質問をいただく場合もございますけれども、久喜市の合併に伴う組織運営での変更点や管内施設の状況説明、その他行政課題に関する現状報告、今回加藤議員さんからご質問いただきました合意書の項目に関する現状確認などを実施させていただいたところでございます。
先月の会合では、事務レベルの協議という形で開催されたところでございますけれども、この席でも今後も引き続き意見交換を進めていく旨の確認をしたところでございまして、今後もごみ処理基本計画の進展状況等の報告も盛り込みながら継続してまいりたいと考えるものでございます。
次に、(5)の新たな一般廃棄物処理基本計画をお示しする時期についてでございますけれども、昨年9月の定例会でも加藤議員から計画策定の見込みについてご質問をいただき、合併後、3年以内の策定見込みの前倒しを目指すこととし、本年9月の議会において計画の原案をご提示できるよう進めてまいりたいという答弁をさせていただいたところでございます。その後、昨年の暮れ、12月から廃棄物減量等推進審議会が組織され、ごみ処理基本計画の前段となる管内業務の統一に向けた審議、検討が開始されたわけでございますが、これらの料金やごみ袋の指定実施等の課題につきましては、取り扱いについていずれも慎重に審議すべき重要な問題でございますので、当初の予定よりも審議に時間を要することが見込まれる状況に至っております。このためごみ処理基本計画に盛り込むべきごみの排出抑制、資源化並びに収集・運搬計画の内容等の検討まで含めました審議会での審議が来年度中、平成23年度中には終わらない見込みも出てまいりましたので、本年9月の議会で原案をご提示させていただきたいとしておりました件につきましては、来年の9月定例会にずれ込む公算が出てまいりました。前倒しではなく本来の期限になってしまうかもしれませんが、このようなことをご理解いただきまして、作業の迅速化も念頭に置きつつ、慎重に対応すべき課題には十分な検討時間も確保し、効果的に作業を進めてまいりたいと存じますので、ご理解を賜りたいと考えます。
以上でございます。
〇議長(飯山直一君) 再質問をお受けいたします。
加藤議員。
〔4番 加藤幸雄君登壇〕
〇4番(加藤幸雄君) 4番の加藤です。まず、減量等推進審議会の件ですけれども、6項目の諮問して、その中で1つ粗大ごみの手数料については、2月に答申をいただいて、今定例会の議案にもなっておりますが、この審議会ですけれども、どれぐらいのペースでやられているのか。また、ちょっとうわさで秘密会になっているのではないかというふうなことを聞きましたけれども、ちゃんと公開はされているのかどうか、お願いしたいと思うのですね。
それから、(2)の厨芥類、これ合併後の区域全体の位置づけということで伺いましたけれども、この厨芥類、生ごみの全量堆肥化は推進していくということでお考えになっているのか。先ほども推進ということを聞きましたけれども、確認をしたいと思います。
それから、焼却炉に関しても、これは久喜の市議会で統廃合の必要ありということ出たらしいのですけれども、そのお考えでいくのかどうか確認をしたいと思います。
それから、宮代台自治会との合意書ですけれども、この合意書の1項目、健康調査だけがされたのですけれども、そのほかについては前進が見られないわけですけれども、今でも自治会との協議は進められているということですけれども、当組合の当局のほうから自治会へこの項目についてはこう考えるというような提示はないのでしょうか。
それから、基本計画案、慎重審議が必要なので、来年の9月定例会に提示をしたいということなのですけれども、この6項目の審議という中で、本当に慎重審議が必要だということはどういう項目をお考えなのか、お願いをしたいと思います。
よろしくお願いします。
〇議長(飯山直一君) 加藤議員の再質問に対する答弁を求めます。
渡辺課長。
〔総務課長 渡辺和夫君登壇〕
〇総務課長(渡辺和夫君) 再質問にお答えを申し上げます。
まず、審議会のペースでございますけれども、なるべく統一項目につきましては、早期の実現ということがございまして、粗大ごみの手数料に関しましては、3月定例会にお諮りしたいということがございましたので、審議会にお願いをいたしまして、12月、1月、2月と毎月開催をしたところでございます。今後につきましては、皆様のご都合等もございますので、基本としては2カ月に1回のペースで審議会を進める予定となってございます。また、状況によりまして、お願いをして、委員さんのご承認をいただければペースを早める、あるいは回数を増加させる、そういった臨機の対応も必要かなというふうには考えてございます。
それから、公開がされず秘密会ではないかというご質問をいただきましたけれども、粗大ごみの手数料に関しましては、これは非公開と審議会のほうで決定いたしました。その理由といたしましては、どなたが上げる、下げる、高くする、安くする、そういったことをご発言なさったかが明らかになったのでは、忌憚のない意見交換がそがれるということで、金額の検討について非公開というご判断があったものでございます。その後、指定袋の審議につきましては、公開という形に変更されてございます。
今後も同様に、審議会のご判断にはなりますけれども、必要性に応じて、原則は公開ということで、その上で場合によっては非公開が決定がなされる場合もあるかもしれません。そういった状況でございます。
それから、厨芥類の堆肥化でございますけれども、これは基本的な考え方として焼却量を減らすという前提に立った場合に、これはどうしても推進するべき内容と考えてございますので、新たな組合エリアの全域においても、位置づけについては変わらなく推進してまいりたいというふうな考え方でございます。
それから、焼却炉の統廃合につきましても、そういった面も含めまして、ただ先ほども申し上げましたとおり、今までの経緯ですとかいろいろな地域の住民の皆様のお考え、さまざまな重要なポイントがございますので、慎重にさまざまな点から総合的に考えて進めてまいりたいと考えるものでございます。
それと、宮代台の自治会との協議におきまして、衛生組合から実施の呼びかけ、提示はどうなのかというご質問をいただきましたけれども、今後につきましては、ごみ処理基本計画の作業の進行状態に合わせて意見交換、あるいは情報のご提示等をさせていただくことが必要となってくるというふうに考えてございますので、事務局からのご提案もさせていただく状況が生じてくるのではないかというふうに考えてございます。
それと、基本計画案に反映させるべき慎重に審議すべき事項という内容でご質問をいただきましたけれども、まず現在検討に入りましたごみ袋の指定の関係、これは非常に重要な問題でございまして、現在菖蒲清掃センター管内、八甫清掃センター管内につきましては、ごみ袋の指定がございまして、久喜宮代清掃センター管内におきましては指定がございませんので、これを将来に向けてどう取り扱っていくかという点で、慎重に審議させていただきたいというふうに考えてございます。20名の各地域から選出された委員さんでございますので、その辺を慎重審議していただきたいというふうに考えてございます。
それから、今後につきましては、やはり計画に盛り込むべき分別あるいは資源化、それから減量化ですね、そういったあたりにつきましても、現在のままでよろしいのかどうか、今後の将来性も見据えて検討していただければというふうに考えてございます。
以上でございます。
〇議長(飯山直一君) 再々質問をお受けいたします。
加藤議員。
〔4番 加藤幸雄君登壇〕
〇4番(加藤幸雄君) 1点お願いします。
いわゆる生ごみの堆肥化、それと焼却炉の関係なのですけれども、全量堆肥化して燃やすごみが極力少なくなれば、それは焼却量にも反映するのですけれども、この検討をもう始めるべきだと思うのです。ただ、堆肥化が今までどおりモデル地区もふえておりませんし、なかなか進んでいかないという現状があるわけですよね。その点でいつごろまでにここまで持っていこう、こういう計画があるべきだと思うのですけれども、この点ではこの内部で検討されている、そういうところはあるのでしょうか、ないのでしょうか。あるとすればその中身まで教えていただきたいと思うのです。よろしくお願いします。
〇議長(飯山直一君) 加藤議員の再々質問に対する答弁を求めます。
白子課長、お願いします。
〔業務課長 白子直巳君登壇〕
〇業務課長(白子直巳君) それでは、加藤議員さんの再々質問につきましてご答弁申し上げます。
全量堆肥化につきましてのご質問でございますけれども、今後予定されております一般廃棄物のごみ処理基本計画の中に全量堆肥化につきましてうたい込みまして、計画年次等もあわせてうたい込んでいきたいというふうに考えてございますので、よろしくお願いしたいと思います。
〇議長(飯山直一君) 以上で加藤議員の質問を打ち切ります。
次に、木村議員、お願いいたします。
〔3番 木村奉憲君登壇〕
〇3番(木村奉憲君) それでは、3番、木村奉憲です。時間も限られていますので、その範囲内でご質問したいと思います。
3点質問をしていますけれども、第1点、一般ごみ処理の現状と将来展望、各センターごとなのですけれども、この1点目は結構です。ただ、今の論議の中で、やっぱり住民への周知、それから検討を含めて丁寧にやっぱりして、了解を得た上でやらないと、非常に混乱が出てくるのではないかと思いますので、よろしくお願いします。
2番目は、ごみ処理能力、これも将来にわたってどんな形になるかというのを概略お願いします。
3点目、焼却炉の改修とこれまでの経過なのですけれども、かなりこの間、論議の中でそれに対する費用、それから総額、中長期に見ると、かなりの高額になっているというのが出てきました。今回の予算案についても八甫は1億5,000万円ですか、そういう形のものが出てきていますので、今後の新設炉の計画も含めて全体像を概略をお願いしたいと思います。
それから、2番目の資源ごみの現状と統一に向けて、これは一応基本方針を明らかにしていただきたいのと、特に2番目、回収業者、処理ルートなどの将来の統一、一元化に向けての計画はどのように進められていくのか、答弁をお願いしたいと思います。
3番目の生ごみの全面堆肥化に向けては、1番目は、結構です。2番目、生ごみ堆肥化の全国的な先進例、それから堆肥化方法、今非常に多様化、先進例も含めて出てきていますので、そういうようなことも考慮された上で将来にわたってやっぱり検討していく方法も考える必要があると思いますので、その点についてお伺いします。
以上です。
〇議長(飯山直一君) 木村議員の質問に対する答弁を求めます。
白子課長。
〔業務課長 白子直巳君登壇〕
〇業務課長(白子直巳君) それでは、木村議員さんのご質問に順次ご答弁申し上げます。
大項目1の一般ごみ処理の現状と将来展望の1はよろしいということで、(2)のごみ処理能力と今後はというご質問から順次ご答弁申し上げます。
ごみ処理能力と今後はとのご質問でございますけれども、久喜宮代清掃センターのごみ処理施設につきましては、処理能力が日量75トンの焼却炉が2炉ございますことから、日量150トンの処理能力となってございます。
次に、菖蒲清掃センターのごみ焼却施設でございますけれども、こちらは1日8時間稼働で処理能力が15トンの焼却炉が2炉ございます。合計しますと30トンの処理能力となります。
次に、八甫清掃センターのごみ処理施設でございますけれども、処理能力日量52.5トンの焼却炉は2炉ございますことから、日量105トンとなってございます。
また、今後はとのご質問でございますけれども、久喜宮代衛生組合3センターの焼却施設につきましては、当面は現状のまま使用することになってございます。施設の統廃合を含めた焼却炉の規模や建設時期につきましては、現在策定を予定してございます一般廃棄物ごみ処理基本計画の中で位置づけしてまいりたいと考えてございます。
次に、(3)の焼却炉の改修とこれまでの経過は、これまでに改修、維持にかけた総額とこれからの計画と新設炉の計画はとのご質問でございます。焼却炉の改修と経過でございますが、各センターとも改修につきましては毎年定期点検と合わせて改修工事を実施いたしまして、運転に支障を来さぬように努めておるところでございます。
次に、これまでに改修、維持にかけた総額とこれからの計画と新設炉計画とのご質問でございます。久喜宮代清掃センターの改修工事費につきましては、昭和50年竣工後、平成21年度まで、昨年度までに総額で48億3,200万円となってございます。菖蒲清掃センターの改修工事につきましては、平成元年竣工後、総額で19億3,800万円でございます。次に、八甫清掃センターの改修工事費でございますが、昭和63年竣工で、総額で48億8,700万円となってございます。
次に、これからの計画につきましては、平成22年度久喜宮代衛生組合議会第4回臨時会、さきの議会でございますが、におきまして各センターごとの今後10年間の点検整備費につきまして、資料をご提示してございますので、そちらをご参照いただければというふうに考えてございます。
次に、新設炉の計画でございますが、先ほどご答弁申し上げましたとおり、現在新たな一般廃棄物ごみ処理基本計画の策定を予定しておりますことから、新設炉の統廃合を含めた焼却炉の規模や建設時期につきましては、ごみ処理事業に支障を来さぬよう一般廃棄物ごみ処理基本計画の中で位置づけしてまいりたいと考えてございます。
次に、大項目2点目の資源ごみの現状と統一に向けてのご質問でございます。各センターでの基本方針と現状についてのご質問についてご答弁申し上げます。
久喜宮代衛生組合では、ごみの減量化、分別の徹底による焼却量の削減と資源の有効活用、環境に優しい安全で安心な廃棄物処理を基本方針に掲げまして、住民の皆様にごみ、資源の分別にご理解をいただき、排出をお願いしてございます。現状といたしましては、資源ごみとして扱える新聞、雑誌・雑紙、段ボール、飲料用パック、古着、布類ですね。あと瓶・缶・ペットボトルを分別回収いたしまして、それぞれ売却された後、リサイクル業者において再利用されております。
次に、(2)の回収業者、利用方法、処理ルートなどの将来の統一、一元化に向けての計画はとのご質問でございます。資源ごみの回収につきましては、3センターでそれぞれ業務を委託してございます。回収業者が異なってございます。また、回数や回収方法につきましても相違がございます。利用方法につきましては、それぞれの業者により異なってございまして、古紙類につきましては、新聞紙、段ボール、雑誌、トイレットペーパー等の紙製品として再利用されておるというふうに聞いてございます。缶類につきましては、鋼材、スチール缶、アルミ缶として再利用されてございます。瓶類につきましては、ガラス瓶、断熱材、タイルやブロックの原料として再利用されてございます。ペットボトルにつきましては、繊維製品、卵パック、シャンプー等のボトル類に再利用されてございます。
また、古衣料につきましては、着られるものにつきましては、中古の衣料として海外へ輸出されておりそれ以外の衣料につきましては、繊維の原料や工業用のウエスの原料として再利用されてございます。
処理ルートでございますけれども、古紙類、缶類、布類は、それぞれ問屋へ売却し、再商品化のルートにのってございます。ペットボトルにつきましては、財団法人日本容器包装リサイクル協会を通じまして、資源化のルートにのせてございます。
次に、一元化に向けての統一につきましてのご質問でございますが、ごみの分別収集につきましては、合併協議の中でおおむね3年以内に統一することとなってございますことから、現在3センターでは統一に向けて調整を図っているところでございますので、ご理解いただきたいと思います。
続きまして、大きな3点目のご質問の生ごみの全量堆肥化に向けての1点目はよろしいということで、2点目の生ごみ堆肥化の全国的な先進例と堆肥化の多様化の現状はというご質問でございますけれども、生ごみ堆肥化の全国的な先進例と堆肥化の方法の多様化でございますけれども、私どもの組合は、全国でも行政区域全体を対象とした計画の中で、生ごみだけの堆肥化事業に取り組んでいる自治体は当組合だけではないのかというふうに認識してございます。全国の堆肥化処理施設の中で、処理能力10トン以上、こういうような施設が全国20程度あるかと思いますけれども、生ごみ堆肥化事業を行っているのは、副資材として畜ふんやもみがら等をまぜた堆肥化が一般的でございまして、私どもの組合のように生ごみだけによる堆肥化事業に取り組んでいるところは、かなり少ないというふうに考えてございます。
私どものHDMシステムによります生ごみの減容化、堆肥化事業が先進であるかどうかわかりませんけれども、平成21年度から現在までに全国から73団体のご視察をいただいている現状がございます。そのようなことでございますから、当組合では今までの実証実験等をもとに、当組合全域に生ごみの堆肥化事業を拡大していく場合の問題点を早期に見きわめまして、取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
以上でございます。
〇議長(飯山直一君) 再質問をお受けいたします。
木村議員。
〔3番 木村奉憲君登壇〕
〇3番(木村奉憲君) 2点ほど再質問します。
1点目は、資源ごみの一元化に向けての計画なのですけれども、3年以内に検討するということなのですけれども、もう1年たっていますので、これについては具体的に統一に向けて計画をするということなのですけれども、先ほど言った庁内のプロジェクトチームとか、そういう形で進められていくのか、今後の計画も含めてわかればお願いします。
それから、2点目は、生ごみの堆肥化の問題なのですけれども、堆肥化の方向については、現状のところもいろんな検討した中で今最善の方法をとっていると思うのですけれども、今後いろいろな形で見ますと、まだまだそのやり方については最新な型がどんどん出てくるような状況があるので、今後分散化を進めていく、あるいはその処理を進めていく方向で、やっぱりそういうことも検討していくということが姿勢としては必要ではないかと思って質問をしていますので、その点について改めてお願いします。
以上です。
〇議長(飯山直一君) 木村議員の再質問に対する答弁を求めます。
白子業務課長。
〔業務課長 白子直巳君登壇〕
〇業務課長(白子直巳君) それでは、木村議員さんの再質問につきましてご答弁申し上げます。
資源化のごみの統一は、プロジェクトで3年以内に進めていくのかというご質問かと思いますけれども、昨年6月から各センターの係長以上によりますプロジェクトを組みまして、合併後の取り組みに向けた調整作業を定期的に行ってございます。資源のその統一につきましてもこの中で統一を行ってございまして、品目による統一も順次図られるところから収集とかについても反映させていただくように考えてございますので、3年以内というよりは、早く統一できたものについては、早く統一を図っていきたいというふうに考えてございます。
それと、2点目の生ごみの堆肥化の方向、ほかに先進的なところもあるので、よくその辺は検討して注視をしていけというふうなお話かと思いますけれども、そうですね、私どもの生ごみだけによる処理について、すごく少ないような現状がございます。私どもも例えば副資材を入れてとかということも場合によっては検討も必要かなと思うのですが、現在のところは生ごみだけの処理で進めていきたいということで考えてございますので、先進的な事例等も注視しながら、今後研究を進めてまいりたいと考えてございますので、よろしくお願いしたいと思います。
以上でございます。
〇議長(飯山直一君) 以上で木村議員の質問を打ち切ります。
以上をもちまして、組合に対する質問を終了いたします。
◇
◎次会の日程報告
〇議長(飯山直一君) 以上で本日の日程は終了いたしました。
次会の日程を申し上げます。次会は、3月29日火曜日、午前9時から本会議を開き、議案に対する質疑、討論、採決を行います。議員の皆様には定刻どおりご参集くださいますようお願いいたします。
また、猪股議会運営委員長からも報告がございましたとおり、議案質疑書の締め切り日は3月21日月曜日午後3時までとなっております。具体的にページの指定がされていないような質問、議案に直接関係ない質問は避けていただき、執行部が質問の趣旨、内容を理解しやすいように記入願います。通知につきましては、既に配付いたしておりますので、よろしくお願いいたします。
なお、提出方法は持参のほか、ファクスやメールでの送信も可といたしますが、その際は必ず送信後の着信確認をお願いいたします。
◇
◎散会の宣告
〇議長(飯山直一君) 本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さまでした。
散会 午後 零時05分