〇 招  集  告  示

久宮衛告示第18号

 平成21年久喜宮代衛生組合議会第3回定例会を次により招集する。

  平成21年10月30日

                       久喜宮代衛生組合管理者  田  中  暄  二

                   記

1 期  日  平成21年11月6日

2 場  所  久喜宮代衛生組合大会議室


                  〇 応 招 ・ 不 応 招 議 員
応招議員(14名)
     1番   清  水     隆  君      2番   園  部  茂  雄  君
     3番   木  村  奉  憲  君      4番   加  藤  幸  雄  君
     5番   石  井  眞  一  君      6番   関     弘  秀  君
     7番   矢  野  裕  美  君      8番   猪  股  和  雄  君
     9番   鈴  木  精  一  君     10番   飯  山  直  一  君
    11番   合  川  泰  治  君     12番   榎  本  和  男  君
    13番   角  田  礼  子  君     14番   小 河 原     正  君

不応招議員(なし)


平成21年久喜宮代衛生組合議会第3回定例会 第1日

平成21年11月6日(金曜日)
 議 事 日 程 (第1号)

 1 開  会
 2 開  議
 3 議事日程の報告
 4 諸報告
 5 議席の指定
 6 自己紹介
 7 会議録署名議員の指名
 8 会期の決定
 9 管理者提出議案の上程(議案第9号〜議案第12号)
10 提案理由の説明
11 組合に対する質問
12 次会の日程報告
13 散  会

午前9時開会
 出席議員(14名)
     1番   清  水     隆  君      2番   園  部  茂  雄  君
     3番   木  村  奉  憲  君      4番   加  藤  幸  雄  君
     5番   石  井  眞  一  君      6番   関     弘  秀  君
     7番   矢  野  裕  美  君      8番   猪  股  和  雄  君
     9番   鈴  木  精  一  君     10番   飯  山  直  一  君
    11番   合  川  泰  治  君     12番   榎  本  和  男  君
    13番   角  田  礼  子  君     14番   小 河 原     正  君

 欠席議員(なし)

 地方自治法第121条の規定により出席した人
   管 理 者  田  中  暄  二  君     副管理者  庄  司  博  光  君
   代  表

   監査委員  榎  本  善  司  君     会  計  針 ヶ 谷     雅  君
                           管 理 者

   参  与  浅  子  秀  夫  君     参  与  矢  嶋  行  雄  君
   参  与  室  田  慶  一  君     事務局長  早  野  正  夫  君
   総務課長  瀧  口  郁  生  君     業務課長  白  子  直  巳  君

   総務課長  金  井     誠  君     業務課長  内  田  久  則  君
   補  佐                    補  佐

   収集料金  日 下 部  栄  子  君
   係  長


 本会議に出席した事務局職員
   総務課長  野  本  俊  男        書  記  野  口  智  樹
   補  佐

   書  記  赤  羽  貴  裕


    ◎開会の宣告                           (午前 9時00分)
議長(小河原 正君) ただいまの出席議員は14名でございます。
  定足数に達しておりますので、これより平成21年久喜宮代衛生組合議会第3回定例会を開会いたします。

                        ◇                      

    ◎開議の宣告
議長(小河原 正君) 直ちに本日の会議を開きます。

                        ◇                      

    ◎議事日程の報告
議長(小河原 正君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。

                        ◇                      

    ◎諸報告
議長(小河原 正君) 議会閉会中の辞職許可についてご報告いたします。
  野口秀雄議員におかれましては、平成21年8月24日付、加納好子議員におかれましては、平成21年9月24日付をもって、一身上の理由により久喜宮代衛生組合議員を辞職したい旨の願い出がありましたので、同日議員辞職願を許可いたしました。
  なお、宮代町選出議員の欠員につきましては、宮代町議会から平成21年9月15日付で榎本和男議員、平成21年10月28日付で合川泰治議員が、それぞれ新たに選出されましたので、あわせてご報告申し上げます。

                        ◇                      

    ◎議席の指定
議長(小河原 正君) 日程第5、議席の指定を行います。
  今回選出されました榎本和男議員、合川泰治議員の議席につきましては、会議規則第4条第1項の規定により、ただいまご着席の議席を議長において指名いたします。これにご異議ありませんか。
                 〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(小河原 正君) ご異議なしと認めます。
  よって、議席番号11番、合川議員、12番、榎本議員、以上のとおり指定いたします。

                        ◇                      

    ◎自己紹介
議長(小河原 正君) それでは、初対面の方もあおりでございますので、自己紹介を自席にてお願いいたします。
  初めに、宮代町町長に当選されました庄司町長から順次お願いいたします。
                 〔以下、議員、執行部自己紹介〕

                        ◇                      

    ◎会議録署名議員の指名
議長(小河原 正君) 日程第7、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第93条の規定により、議長において
    2番  園 部 茂 雄 議員
    3番  木 村 奉 憲 議員
 を指名いたします。

                        ◇                      

    ◎会期の決定
議長(小河原 正君) 日程第8、会期の決定を議題といたします。
  議会運営委員長の報告を求めます。
  園部議会運営委員長。
                 〔議会運営委員長 園部茂雄君登壇〕
議会運営委員長(園部茂雄君) おはようございます。第3回定例会について、11月2日月曜日午前9時から当組合会議室におきまして議会運営委員会を開催いたしました。その結果の概要につきましてご報告申し上げます。
  今定例会に提出される議案は、管理者提出議案4件が予定をされております。それに一般質問が5名予定されております。
  次に、会期日程につきましては、本日11月6日から11月24日までの19日間ということで決定いたしました。
  また、今定例会の議案質疑書の締め切り日については、本日議長名で通知いたしますとおり、11月13日金曜日の午前9時までとすることで決定いたしております。
  なお、宮代町選出議員の辞職に伴いまして、議会運営委員1名が欠員となっておりましたが、議会運営委員には合川泰治議員が選出され、議会運営副委員長には飯山直一議員が選出されております。あわせてご報告申し上げます。
  以上でございます。
議長(小河原 正君) お諮りいたします。
  今定例会の会期は、委員長の報告どおり、本日11月6日から11月24日までの19日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
                 〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(小河原 正君) ご異議なしと認めます。
  よって、会期は19日間と決定いたしました。
  なお、今定例会の議案質疑書の締め切り日につきましては、本日議長名で通知いたしましたとおり、11月13日金曜日の午前9時までとすることで決定いたしましたので、あわせてご報告をいたします。
  通知につきましては、本日予定しておりますので、よろしくお願いいたします。

                        ◇                      

    ◎管理者提出議案の上程
議長(小河原 正君) 日程第9、管理者提出議案の上程ですが、議案第9号から議案第12号を一括上程し、議題といたします。

                        ◇                      

    ◎提案理由の説明
議長(小河原 正君) 日程第10、管理者より提案理由の説明を求めます。
  管理者、お願いします。
                 〔管理者 田中暄二君登壇〕
管理者(田中暄二君) おはようございます。本日、久喜宮代衛生組合議会第3回定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様にはご健勝にてご参集を賜り、ご審議いただきますことを厚く御礼申し上げます。
  それでは、本定例会の提案理由の説明に先立ちまして、ご報告を申し上げます。まず、組合の合併関係でございます。久喜宮代衛生組合の共同処理する事務の変更及び規約の変更に関する協議についてでございます。久喜市、菖蒲町、栗橋町及び鷲宮町の合併に伴い、久喜宮代衛生組合の共同処理する事務の変更及び規約の変更につきまして、市町村の合併の特例等に関する法律第13条第2項において準用する地方自治法第290条の規定に基づき関係地方公共団体の協議により、これを定め、県知事の許可を受ける必要がございます。久喜市、菖蒲町、栗橋町及び鷲宮町の1市3町の合併による新久喜市の誕生に伴いまして、ごみ処理行政を久喜市、宮代町が継続して共同で行うこと、これまでの久喜宮代衛生組合の構成を新久喜市全体と宮代町とすることにつきましては、これまで議会答弁をいたしてきたところでございます。
  組合規約の変更につきましては、6月29日に正副管理者会議を開催し、組合負担金及び議員定数、選出区分の規約変更事項について協議をし、組合負担金については、宮代町の負担金にできるだけ変動を及ぼさないようにすること、また組合議会議員定数については、現行14人で、1市3町合併後の組合人口が約18万8,000人であり、うち新久喜市が約15万5,000人、宮代町が3万3,000人と人口比でいいますと82%対18%の人口比率となること、処理施設も、これまでの久喜市、宮代町が隣接した地域から3地区に拡大することなどを考慮いたしまして、新久喜市11人、宮代町3人としたところでございます。また、久喜地区消防組合において協議した結果、議員定数18人を12人に6人減じ、選出区分も新久喜市9人、宮代町3人となりました。このようなことから、一部事務組合として同じ構成市町となります久喜宮代衛生組合についても、議員定数を2人減じて12人、新久喜市9人、宮代町3人とする案にしたものでございます。この協議案につきましては、10月22日に正副管理者会議を開催し、改めて確認をしたものでございます。
  次に、組合の合併に伴う事務事業の進捗状況でございますが、ごみの排出・収集体制に関することを初めとして、各項目ごとに事務事業の調整を進めているところでございます。生ごみ処理機など、合併時に調整する項目につきましては、本組合の方式を軸に統合いたします。また、3年以内に調整する項目につきましては、できるだけ早い時期に調整してまいりたいと考えております。また、現在までの詳細な進捗状況は、さきに事務事業報告書でご報告させていただきましたとおりでございます。
  なお、施設運営管理業務は、3施設それぞれ現状どおり稼働することとなります。
  次に、各センターでのシステム統合保守業務の進捗状況でございます。現在本組合と栗橋・鷲宮衛生組合及び菖蒲町清掃センターとの間を結ぶ回線を設置し、本組合で使用している財務会計システムを利用可能な状態にし、平成22年度予算データをそれぞれ入力開始した状態でございます。
  次に、生ごみ減容化及び堆肥化事業についてでございます。HDM処理方式によります生ごみ減容化及び堆肥化事業につきましては、昨年度の実験の結果を踏まえまして、本年4月から生ごみ堆肥化モデル地区から収集する生ごみの全量、日量約4トンを減容化及び堆肥化処理しております。9月末現在で実験を含め、約505トンの生ごみが投入され、減容化されております。HDM本体の変化もなく、臭気の発生もなく、順調に処理されております。また、堆肥の製造につきましては、7月から9月にかけまして、HDM菌体をふるいにかけまして、約5トンの堆肥を製造しております。現在剪定枝堆肥と混合した堆肥を試験的につくり、成分分析を行っているところでございます。今後とも資源循環型社会を目指した持続可能な堆肥化事業の推進に努めてまいりたいと考えています。
  続きまして、資源リサイクル率についてでございますが、平成20年度につきましては、39.5%という結果でございました。全国平均からいたしましても、倍以上のリサイクル率でございまして、これも管内住民の皆様方のごみの減量と選別の徹底、生ごみの堆肥化にご理解、ご協力をいただいた結果でございまして、引き続き資源循環型のごみ処理行政を推進してまいりたいと考えております。
  それでは、本定例会に提案申し上げております議案の説明を申し上げます。本日、本定例会に提案申し上げる議案は、4議案でございます。
  初めに、議案第9号 平成20年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定についてでございます。地方自治法第233条第3項の規定により、平成20年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算を、別冊のとおり監査委員の意見をつけて認定に付するということで、別冊で調製をしております。
  決算書の1ページでございます。歳入合計、予算現額19億714万7,000円、調定額19億26万6,386円、収入済額19億18万46円、不納欠損額3万1,300円、収入未済額5万5,040円でございます。
  次に、歳出でございます。2ページをお開きいただきたいと存じます。予算現額は歳入と同じでございまして、19億714万7,000円でございます。支出済額が18億158万2,752円となってございます。翌年度繰越額がございませんので、不用額が1億556万4,248円でございます。
  次に、議案第10号 平成21年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第2号)についてでございます。別冊で調製しておりますので、お開きいただきたいと存じます。第1条でございますが、歳入歳出予算の補正ということで、それぞれ1,233万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ17億9,673万8,000円に改めたいという内容でございます。
  次に、議案第11号 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更についてでございます。加須市が埼玉県市町村総合事務組合規約第4条第3号に掲げる事務を共同処理するため、同組合規約を変更することについて協議したいので、地方自治法第290条の規定により、この案を提出するものでございます。
  次に、議案第12号 久喜宮代衛生組合監査委員の選任についてでございます。久喜宮代衛生組合議会選出の監査委員に欠員が生じ、後任を選任することについて議会の同意を得たいので、久喜宮代衛生組合規約第12条第2項の規定により、この案を提出するものでございます。氏名、石井眞一、住所、宮代町字中島237番地5、生年月日、昭和23年1月10日生まれでございます。
  以上が、本定例会に上程いたします議案4件でございます。
  なお、詳細につきましては、事務局長をして補足説明いたさせますので、慎重ご審議の上、速やかにご議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
                 〔「議長」と言う人あり〕
議長(小河原 正君) 猪股議員。
8番(猪股和雄君) 提案理由の説明の前に市長から久喜宮代衛生組合議会の1市3町の合併に伴う新久喜市と宮代町の定数について説明がありました。特に定数についてなのですけれども、確かに手続上は正副管理者が協議すれば決定できるということですけれども、久喜市が合併して、その後の条例施行で執行していけるわけですけれども、しかし議会に対して、今まで説明、あるいは相談が全くないということについて、ぜひ管理者からの見解を求めたいと思います。一部の議員の方々は、聞いていた方もあるやに聞いております。しかし、議員全員に対しての相談なり、協議なりの場は全くありません。本来、地方自治体の執行と議会の関係というのは、お互いに牽制し合う、チェックし合う、そういう関係にあるのであって、法律上は、組合の場合は管理者が決定すれば実行できてしまうとしております。議会の定数を一方的に決めてしまうということは極めて問題があると私は考えております。
  ただいまは12名ということで、確認したのだということで報告がありましたけれども、現在14名、処理区域が逆に広がるわけですよね。事業内容も大きく拡大するわけですよね。そのような形で、果たして12名でいいのかどうか。12名にした理由として述べられていたのは、単に消防組合が12名ということで、合意しているから、それに合わせたのだというだけでした。それ以外の理由は全くありません。別々の自治体であるにもかかわらず、消防組合と衛生組合は全く別の組合であるにもかかわらず、それに合わせなければならない理由はないし、ましてや議会の意見は何も聞いていない。こうした進め方について管理者は一体どういう見解を持っているのか。それで構わないのか。法律上許されているのだから、それでいいのだということであれば、それを言ってもらっていいけれども、見解を求めたいと思います。
議長(小河原 正君) ちょっと休憩いたします。

    休憩 午前 9時21分

    再開 午前 9時24分

議長(小河原 正君) 再開いたします。
  管理者、答弁をお願いします。
                 〔管理者 田中暄二君登壇〕
管理者(田中暄二君) ただいま猪股議員から、今回の議員定数に関するご質問と申しましょうか、緊急のお話がございました。
  この議員定数の関係につきましては、1市3町、私どもが今、久喜市、菖蒲町、栗橋町及び鷲宮町と進めておりまする合併に伴いまする新市誕生ということの中で出てきたお話でございました。先ほどお話ししましたように6月に正副管理者会議を開催し、新市誕生後の議員定数等々、また新久喜市と宮代町との選出区分案を協議したわけでございます。
  その後、ご案内のとおり久喜市におきましては市長選挙、また宮代町におきましては町長選挙等々がございまして、選挙後の正副管理者で協議の確認をしたというお話も先ほど申し上げたとおりでございます。そのような経過で、今回のお話になったわけでございますけれども、久喜市議会、また同様に宮代町議会への、そういった意味では協議、連絡等々が大変遅くなってしまったことにつきましては、まことに申しわけなく思っております。今後十分注意して進めていきたいというふうに思っております。大変恐縮に遺憾に思っております。
議長(小河原 正君) 猪股議員。
8番(猪股和雄君) 連絡が遅くなったことについては申しわけないと思っている。今後十分注意したい。今後注意するというのは、それは何ですか。それから、恐縮に思っている。今言ったのは、単なる連絡ですか。確認した、決定したのだよということで報告したわけでしょう、今。単なる連絡ですか。では、これから相談していいのですか。相談する場所を設けてほしいということですか。今の管理者のお話は、申しわけなく思っていて、恐縮に思っていて、今後十分注意したいのだというのだったら、これから協議する場を設けてくださいよ。確認したのを撤回してくださいよ。おかしいでしょう、それは。まずかったと思っているのだったら撤回すべきでしょう。管理者は、そう言ったのですよ。
議長(小河原 正君) 管理者。
                 〔管理者 田中暄二君登壇〕
管理者(田中暄二君) 議会に対して相談といいますか、そういったことが欠けていたということにつきましては申しわけなく思っております。今回のことについては、猪股議員も質問の中で申されたように法的な手続については遺漏はないというふうに思っておりますが、対議会等々については、今後こういうことがあった場合については十分気をつけて進めていきたいと、そういった趣旨の先ほどの答弁でございます。
議長(小河原 正君) 猪股議員。
8番(猪股和雄君) 同じことを言っているだけなのですけれども、今後同じようなことがあった場合というのはないのですよ。一体どういうことを想定しているのか。また、次の合併のことを想定しているのか、よくわかりませんけれども、議会の存在そのものを決める、それを正副管理者の話し合いで決めてしまったわけですね。決めたわけではなくて、確認しただけですよね。まだ今からでも話し合える、あるいは相談する、それを白紙化だとかは言わないけれども、議会議員で相談して、皆さんの意見を聞く、そういう機会を設けたっていいわけでしょう。そういう時間がないわけではないですよね。例えば消防議会だったら、向こうの議員さんからは、ほかの町の議会も含めて問題を投げかけて、少なくとも構成の議員さんたちで相談した、その場所をつくったということなのですか。それから、消防の議運の中で最終的には話をしたということですか。もちろん決定権限は議会にはありません。管理者です。しかし、少なくとも向こうでつくっているわけです。こっちでは全くない。今からでもつくってください。議長、お願いします。それは議会の決定でつくるということはできないから、議長の判断で、これからその場所をぜひつくってください。お願いします。
議長(小河原 正君) 休憩いたします。

    休憩 午前 9時30分

    再開 午前10時50分

議長(小河原 正君) 再開いたします。
  先ほどの件について、管理者。
                 〔管理者 田中暄二君登壇〕
管理者(田中暄二君) お時間をいただきまして、大変申しわけなく思っております。
  先ほど私のほうで申し上げました、組合議会の議員の定数の関係でございますけれども、議員定数12人、新久喜市9人、宮代町3人と申し上げたわけでございますけれども、これは正副管理者会議で確認された案でございますので、よろしくお願い申し上げる次第でございます。
  なお、この関係につきましては、久喜宮代衛生組合管理者、田中暄二名で本日中にも久喜市議会議長、また宮代町議会議長あて久喜市の合併に伴う規約変更に係る組合議員の定数及び選挙区分の取り扱いの事前協議調整について(依頼)という文書をお送りさせていただきたいと存じますので、事前協議調整を進めていただきたく、お願い申し上げると。このような文書を本日中にもお送りさせていただくと、そんなことでございますので、よろしくお願い申し上げます。
議長(小河原 正君) 猪股議員、以上でいいですか。
8番(猪股和雄君) それで了解します。
議長(小河原 正君) では、日程を進めてまいります。
  ほかの議員さんもいいですね。
                 〔「はい」と言う人あり〕
議長(小河原 正君) では、お諮りいたします。
  これからの議案第12号について、補足説明を省略してよろしいでしょうか。
                 〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(小河原 正君) では、省略いたします。
  次に、議案第9号から議案第11号までの補足説明を求めます。
  事務局長、お願いします。
                 〔事務局長 早野正夫君登壇〕
事務局長(早野正夫君) おはようございます。それでは、補足説明をさせていただきます。
  議案書1ページをお開き願います。議案第9号 平成20年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算についての補足説明を申し上げます。お手元の決算書に従いましてご説明を申し上げます。
  初めに、4ページをお開きいただきたいと存じます。財産に関する調書でございます。まず、土地、地積につきましての変更はございません。次に、建物につきましては、屋外ごみ受け入れ場所設置工事に伴いまして、55.20平方メートルの非木造延べ面積が増加し、延べ面積合計が9,481.29平方メートルに変更となってございます。
  次に、5ページの物品の関係でございます。平成20年度中の増減につきましては、2、物品の区分欄の塵芥収集車、回転板式機械収集車の老朽化によりまして、2台を廃車してございます。また、HDMシステムの導入によりまして、生ごみの攪拌用としてミニホイールローダー1台、資源の搬出用としてフォークリフト1台の計2台を新たに購入してございます。合計いたしますと、平成20年度末の所有台数は、前年度末現在高と同数の22台となってございます。
  続きまして、事項別明細書に従い、ご説明申し上げます。決算事項別明細書の1ページ、2ページをお開きいただきたいと存じます。第1款分担金及び負担金ですが、予算現額、調定額、収入済額いずれも16億2,420万円でございます。これは組合規約第13条の規定に基づきまして、久喜市が3分の2の10億8,280万円、宮代町が3分の1の5億4,140万円を負担していただいております。備考欄に記載しているとおりでございます。
  次に、第2款使用料及び手数料ですが、予算現額6,803万7,000円、調定額6,820万5,285円、収入済額6,811万8,945円でございます。なお、収入未済額が現年度分と滞納繰り越し分を合わせまして5万5,040円ございます。また、不納欠損額が3万1,300円となってございますが、これは平成15年度分塵芥処理手数料5件及びし尿処理手数料8件でございます。
  次に、第3款財産収入でございます。予算現額7,351万7,000円に対しまして、調定額、収入済額とも同額でございまして、6,093万6,801円でございます。これは備考欄にございますように、資源回収に伴う有価物及びごみの処理過程から発生した有価物の売り払い代金でございます。内訳につきましては、主要な施策の成果に関する調書の12ページ、13ページに記載してございます。
  次に、第4款繰越金でございますが、予算現額が1億2,964万7,000円、調定額、収入済額とも同額で1億2,964万7,216円でございます。
  次に、第5款諸収入でございます。3ページ、4ページをお開きください。予算現額1,174万6,000円に対しまして、調定額、収入済額とも1,727万7,084円でございます。組合預金利子として収入済額が54万2,752円、雑入といたしまして収入済額が1,673万4,332円となってございます。内訳につきましては、備考欄に具体的に記載してあるとおりでございます。
  以上が歳入の概要でございます。
  続きまして、歳出でございます。5ページ、6ページをお開きいただきたいと存じます。まず、第1款議会費でございます。予算現額268万円に対しまして、支出済額が240万1,825円となりまして、執行率が89.6%でございます。これは議員報酬や会議録の調製、また視察研修等の議会運営費でございます。この視察研修につきましては、決算調書の15ページに記載してございます。この視察研修につきましては、平成20年7月14日、15日の両日、福島県の田村広域行政組合田村西部環境センター、同県の小野ウェイストパーク及び山形県の置賜広域行政事務組合千代田クリーンセンターへの視察を実施したものでございます。
  次に、第2款総務費でございます。衛生組合の総務に関する事業全般にわたる共通経費を執行してございます。予算現額2億8,546万8,000円に対しまして、支出済額2億7,097万7,142円となっておりまして、執行率は94.9%となっております。
  まず、第1目一般管理費でございます。予算現額1億9,656万4,000円に対しまして、支出済額1億8,634万3,497円となっておりまして、執行率が94.8%でございます。この執行内容でございますが、再任用職員2人を含む事務職員18人の給与費等人件費のほか、5ページから10ページにございますように衛生組合全般にわたる事務諸経費を主といたしまして、備考欄に記載しております事業を執行してございます。
  なお、平成20年度の主要な事業といたしましては、7ページ、8ページの報償費の備考欄にございますように、ごみの減量化に取り組んでいる廃棄物減量等推進員への謝礼として900万6,000円が挙げられます。
  次に、13節委託料の備考欄でございますけれども、備考欄下から2行目にございますように、例規集のデータベースシステム維持管理業務134万4,000円を執行してございます。
  次に、14節使用料及び賃借料の備考欄の上から1行目の財務会計システムの電算機賃借料として209万8,341円を執行してございます。
  次に、19節負担金、補助及び交付金の備考欄の上から1行目の市町村総合事務組合負担金904万1,114円、同じく2行目の市町村総合事務組合特別負担金586万3,544円が挙げられます。
  次に、9ページ、10ページをお願いいたします。第2目財産管理費でございます。衛生組合の財産管理に係る経費でございます。予算現額8,875万4,000円に対しまして、支出済額8,448万3,645円となってございます。執行率は95.2%でございます。主な支出といたしましては、11節需用費、備考欄上から3行目の光熱水費が7,785万8,711円でございます。なお、光熱水費の内訳につきましては、決算調書の17ページをごらんいただきたいと存じます。
  次に、13節委託料、備考欄上から2段目の庁舎管理業務249万9,000円につきましては、衛生組合庁舎管理棟及び施設等の清掃及び用務員に関する業務でございます。
  次に、第3目公平委員会費でございます。予算現額が8万5,000円に対しまして、支出済額が8万5,000円でございます。委員報酬でございます。
  次に、第2項監査委員費でございます。予算現額6万5,000円、執行額が6万5,000円でございます。同じく委員報酬でございます。
  次に、第3款衛生費でございます。現業部門における職員の人件費及び塵芥処理費、し尿処理費の関係経費を執行してございます。予算現額が13億3,542万4,000円、支出済額が12億5,490万408円、執行率が94.0%でございます。
  まず、第1目清掃総務費でございます。予算現額2億3,131万2,000円に対しまして、支出済額が2億2,754万8,954円となっております。執行率98.4%でございます。主な事業内容といたしましては、再任用職員6人を含む職員25人の給与費等の人件費のほか、11ページ、12ページの負担金、補助及び交付金から例年のとおりでございますが、電気式生ごみ処理機を初めとする生ごみ処理器の購入費補助金及び新聞紙、瓶、缶等の資源集団回収事業報償金等をそれぞれ支出してございます。
  次に、第2目塵芥処理費でございます。予算現額9億8,574万9,000円に対しまして、支出済額が9億1,626万8,303円、執行率93.0%となってございます。ここでは最終処分に要した経費、資源ごみ全般にわたります収集経費、処理施設関係の維持管理費及び維持補修費などを執行してございます。
  13ページ、14ページをお願いいたします。その主な事業内容でございますが、13節委託業務関係といたしまして、例年どおり実施された事業と今後生ごみ全量堆肥化に向けた生産コスト削減のためのHDM処理システムの導入業務委託として生ごみ減容化及び堆肥化製造システム実験業務189万円を執行してございます。
  次に、15節工事請負費関係といたしまして、屋外ごみ受け入れ場所屋根設置工事493万5,000円、HDMシステム実験建屋内解体撤去ほか工事777万円、HDMシステムの規模拡張工事667万8,000円等を執行してございます。15ページ、16ページの備考欄を参照いただきたいと存じます。
  続きまして、第3目し尿処理費でございます。予算現額1億1,836万3,000円に対しまして、支出済額が1億1,108万3,151円、執行率は93.9%となってございます。ここでは、し尿の収集・運搬、処理施設関係の維持管理、維持補修、最終処分に要する経費を支出してございます。例年どおりの事業でございますが、13節委託料関係では、備考欄の上から3行目のし尿及び浄化槽汚泥最終処分業務(堆肥化)といたしまして、汚泥を長野県のクリーンユーキ株式会社に委託し、堆肥化を実施してございます。
  15節工事請負費関係といたしまして、し尿処理施設整備工事など例年行われる事業を執行してございます。
  続きまして、第4款公債費でございます。予算現額2億7,330万4,000円に対しまして、支出済額は2億7,330万3,377円、執行率が99.9%でございます。平成10年度のし尿処理施設整備事業、平成13年度、14年度の生ごみ堆肥化処理施設建設事業3件、焼却炉排ガス高度処理設備整備・2号炉ほか大規模改修事業2件、以上6件の償還元金及び償還利子でございます。内訳につきましては、主要な施策の成果に関する調書の29ページに記載してございます。
  次に、17ページ、18ページをお願いいたします。次に、第5款諸支出金でございますが、この款につきましては、ごみ及びし尿の処理手数料につきまして、過誤納金の還付処置をするために当初予算で科目を設定させていただきましたが、該当はございませんでした。
  次に、第6款予備費でございます。充当額はございませんでした。
  以上が、議案第9号 平成20年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算の補足説明とさせていただきます。
  続きまして、議案第10号 平成21年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第2号)についてご説明申し上げます。
  別冊の補正予算書をごらんいただきたいと存じます。1ページをお願いいたします。第1条でございます。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,233万3,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ17億9,673万8,000円にお願いするものでございます。
  以下、補正予算につきまして事項別明細書で説明をさせていただきます。事項別明細書の5ページをお開きいただきたいと存じます。歳入でございます。まず、第1款分担金及び負担金、1項負担金、1目組合負担金でございます。7,444万2,000円の減額をいたします。これは前年度決算により繰越金が確定したことから、負担金の減額補正をするものでございます。構成市町の減額する負担金は、備考欄に記載してあるとおりでございます。また、久喜市合併負担金189万円につきましては、久喜市の合併に関する経費によることから、久喜市、菖蒲町、栗橋町及び鷲宮町からの負担金を久喜市が取りまとめ、負担する特定財源として久喜市の負担金でございます。
  次に、第4款繰越金、1項繰越金、1目繰越金でございます。これは平成20年度決算により繰越金が確定したことにより5,359万7,000円を増額するものでございます。
  次に、第5款諸収入、2項雑入、1目雑入でございます。この再商品化合理化拠出金は、容器包装リサイクル法における市町村における金銭の支払いを根拠とする再商品化合理化拠出金制度から算出された当組合への分配金のことで、当組合から日本容器包装リサイクル協会へのプラスチック製容器包装及びペットボトル等のリサイクル品引き渡し実績量や容リ協会において定められた、実際にリサイクルに要した経費を計算したもので、3,317万8,000円の増額によるものでございます。
  次に、歳出でございます。6ページをお願いいたします。2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費、2節給料150万3,000円、3節職員手当等145万7,000円の減額は、職員の異動によるものでございます。4節共済費99万6,000円は負担率の上昇によるものでございます。13節委託料として、合併に伴う組合例規立案・策定支援業務といたしまして189万円を計上してございます。
  次に、2目財産管理費、11節需用費920万円の減額でございます。主に電気使用量の減少及び電気料金単価の値下げによるものでございます。
  次に、2款総務費、1項総務管理費、2目財産管理費、18節備品購入費150万円の増額でございます。購入後13年経過し、老朽化のため、普通乗用車1台を買い替えるものでございます。
  次に、3款衛生費、1項清掃費、1目清掃総務費、4節共済費165万1,000円の増額でございます。負担率の上昇によるものでございます。
  次に、2目塵芥処理費、15節工事請負費の1,725万6,000円の増額でございます。生ごみ回収用除袋機設置工事1,573万8,000円及び生ごみ搬入に伴う建屋改修工事151万8,000円でございます。
  次に、3款衛生費、1項清掃費、2目塵芥処理費、18節備品購入費120万円の増額でございます。生ごみ及び袋等の搬送用アームロールコンテナの購入を行うものでございます。
  以上が、議案第10号 平成21年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第2号)の補足説明でございます。
  続きまして、議案第11号 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更についてご説明申し上げます。恐れ入りますが、規約の一部変更に伴う新旧対照表の1ページ、別表第2第4条第3号に掲げる事務の項をごらんいただきたいと存じます。現在加須市は民間の損害保険会社と委託契約により交通傷害保険事業を行ってございますが、近年の加入者減少による財政状況の悪化及び保険会社の合理化等により、市単独では厳しい状況であるため、埼玉県市町村総合事務組合にお願いしたいとのこと、また来年、北埼玉郡騎西町、同郡北川辺町、同郡大利根町との市町村合併を予定しており、合併3町と歩調を合わせるため、次年度の加入者募集を行うため、合併前に加入をさせていただきたいとの理由により、埼玉県市町村総合事務組合規約第4条第3号に掲げる住民に対する交通災害共済に関する事務を共同処理するため、「朝霞市」を「朝霞市 加須市」に変更するものでございます。
  次に、この規約の施行日につきましては、埼玉県知事の許可のあった日から施行させていただくものでございます。
  以上が、議案第11号 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更についての補足説明でございます。
  以上をもちまして、本定例会に提案いたします議案の補足説明を終わらせていただきたいと思います。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
議長(小河原 正君) 以上で補足説明を終わります。
  この際、監査委員より平成20年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算の審査についての報告を求めます。
  榎本代表監査委員、お願いいたします。
                 〔代表監査委員 榎本善司君登壇〕
代表監査委員(榎本善司君) おはようございます。ご指名いただきました代表監査委員の榎本でございます。
  平成21年8月5日、久喜宮代衛生組合会議室におきまして、地方自治法第233条第2項の規定に基づき審査に付された平成20年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算にかかわる審査を執行いたしました。
  意見書をご参照願います。1ページでございますが、初めに審査の対象といたしましては、平成20年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算、平成20年度実質収支に関する調書及び平成20年度財産に関する調書でございます。
  次に、審査の方法といたしましては、平成20年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算書及び法令で定める書類に基づきまして、その計数の正否や予算執行状況の適否を主眼といたしまして、審査を行いました。その結果、審査に付された久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算書及び法令で定める書類は、いずれも法令に準拠して調製されており、計数も関係諸帳簿と照合しました結果、正確であり、予算執行は適正になされているものと認められたことをご報告いたします。
  詳細につきましては、お手元に配付されております決算審査意見書のとおりでございます。
  最後のページをごらんいただきたいと思います。むすびのところを説明させていただきます。
  生ごみの堆肥化事業につきましては、成果を上げているとのことでございますが、生産コストを削減するために生ごみ堆肥化の新たな処理方法としてHDMシステムを導入いたすということでございます。順調な処理ができておるということでございますが、一層の生産コストの削減を図り、生ごみ堆肥化の広範な実用化に努めることを望みます。
  次に、資源化率については、平成20年度は39.5%であり、全国的に見ても高水準を維持しているとのことでございます。引き続き、「げんりょう化大作戦」を展開・推進していただくことを要望いたします。
  最後になりますが、引き続き地方公共団体においては、民間企業の景気悪化の中、財源不足が深刻化しており、限られた財源の中で最少の経費で最大の効果が得られるようさらに創意工夫し、これまで以上に事務の簡素化、業務の効率化を推進されるよう要望して総括的意見といたします。
  以上でございます。

                        ◇                      

    ◎組合に対する質問
議長(小河原 正君) 日程第11、組合に対する質問をお受けいたします。
  通告順にお受けいたします。
  初めに、榎本議員、お願いいたします。
                 〔12番 榎本和男君登壇〕
12番(榎本和男君) おはようございます。12番の榎本です。通告書に基づきまして質問いたしますので、よろしくお願いいたします。
  質問事項は、久喜市の合併に伴い、現久喜宮代衛生組合の施設の運営と久喜宮代衛生組合議会の位置づけがどうなるかということです。この一般質問提出後に、10月22日付で合併に伴う事務事業及び組織等について配布文書がありました。それによりますと、衛生組合として3つの施設を有する図が示されております。また、きょう管理者より報告がありましたが、この内容につきまして、衛生組合にブランクがありましたので、確認の意味も含め、この施設の運営についてお尋ねします。どこが今までと変わらず、どこがどう変わるのか、改めてお尋ねいたします。
  また、それに伴い、衛生議会の位置づけはどう変わるのか。この施設を運営するに一部事務組合として久喜宮代衛生組合議会があり、予算、決算等を審議してきました。今後も宮代町のごみ処理は、この施設のみで行い、負担金もこの施設の3分の1となるとのことですが、新たな久喜宮代衛生組合として、この施設の運営のみに関する議会を構成するのか。または、3つの施設全体の予算、決算等を審議する組合議会の構成になるのか、その位置づけをお尋ねいたします。
  以上です。
議長(小河原 正君) 榎本議員の質問に対する答弁を求めます。
  瀧口総務課長。
                 〔総務課長 瀧口郁生君登壇〕
総務課長(瀧口郁生君) 榎本議員さんのご質問にお答え申し上げます。
  今後合併によって、他の2施設を有する久喜市と宮代町とで現施設をどのように運営していくのかというご質問でございます。久喜市の合併につきましては、ご案内のとおり、久喜市、菖蒲町、栗橋町、鷲宮町の1市3町の合併議案が、本年6月市町議会においてそれぞれ議決され、平成22年3月23日から新久喜市がスタートすることとなります。久喜市の合併に伴いまして、自治法上の一部事務組合でございます久喜宮代衛生組合の取り扱いにつきましては、久喜市の合併により、久喜市の法人格が消滅し、宮代町単独となり、一部事務組合は解散となるものでございます。そのため、一部事務組合としてごみの共同処理をしていくためには、新久喜市の加入が必要となります。このように自治法の規定上、組合は一たん解散しなければなりませんが、ごみ処理行政を継続的に行い、円滑に移行するため、合併日前に合併関係市町村及び他の地方公共団体の協議により規約変更等を行うことで、組合が存続できる合併特例法により進めるものでございます。
  新久喜市は、1市3町が合併するものでございまして、新久喜市の範囲となります栗橋・鷲宮衛生組合につきましては、合併の日の前日をもって解散し、合併の日にすべての事務並びに財産及び債務を新久喜市に引き継いだ後に新久喜市から久喜宮代衛生組合に引き継ぐこととなったものでございます。また、菖蒲町清掃センターにつきましても、ごみ処理事務に係る財産及び債務につきましては、合併時に新久喜市に引き継いだ後に新久喜市から久喜宮代衛生組合に引き継ぐこととなっております。ただし、旧菖蒲町域のし尿処理につきましては、従来どおり北本地区衛生組合で行い、その事務は新久喜市で行うこととしております。このように2施設を久喜宮代衛生組合として新たに引き継ぐかの協議を1市3町の合併と並行して久喜市と宮代町で協議を進めてきたものでございます。
  その結果、平成20年3月、組合議会以降答弁をさせていただいておりますとおり、宮代町と1市3町の新久喜市全域を対象といたしまして、久喜宮代衛生組合のごみ処理行政を進めていくことで、事務事業等の調整もあわせて進めさせていただいている状況でございます。しかし、現実問題といたしまして、3施設を合併時に統合・集約することは、場所の選定やそれぞれの炉の耐用年数など、さまざまな条件から難しいものでございます。そのため、当面は、それぞれ既存施設を稼働していくこととしております。その関係から、経費につきましても共通経費以外の経費は、それぞれ施設ごとに負担する考えで、本組合分では従来の負担割合を基本としていく方針で進めているところでございます。
  次に、議会の位置づけは変わるのかとのご質問でございますが、合併後につきましては、1市3町が合併する新久喜市と宮代町全体の予算、決算等についてご審議をいただくというふうな考えで議会運営のほうはお願いしたいと考えているところでございます。
  以上でございます。
議長(小河原 正君) 再質問をお受けいたします。
  榎本議員。
                 〔12番 榎本和男君登壇〕
12番(榎本和男君) 再質問いたします。
  大体の概略は、ご丁寧な説明である程度理解できました。1つ目の質問は、現菖蒲町は北本市とし尿について組合議会を構成しているというふうに伺っております。そこで、一部事務組合議員が出ているのではないかと思います。そういったことで、新しい久喜宮代衛生組合の議員としては、その北本市との一部事務組合の議員とはどのような関係になるのか、この点についてお尋ねしたいと思います。
  以上です。
議長(小河原 正君) 榎本議員さんの再質問に対する答弁を求めます。
  瀧口総務課長。
                 〔総務課長 瀧口郁生君登壇〕
総務課長(瀧口郁生君) 榎本議員さんの再質問にお答えを申し上げます。
  菖蒲町域のし尿処理の、北本地区衛生組合の議員さんの関係でございますが、菖蒲町域につきましては北本地区衛生組合でし尿処理を行うということでございますので、こちらの衛生組合の議員組織とは別に北本地区衛生組合の議員につきましては新久喜市の議員さんの中から選出され、こちらの組合とは別組織というふうなことになっているところでございます。
  以上でございます。
議長(小河原 正君) 以上で榎本議員の質問を打ち切ります。
  次に、矢野議員、お願いいたします。
                 〔7番 矢野裕美君登壇〕
7番(矢野裕美君) 矢野裕美です。質問をさせていただきます。4点ございます。
  1点目、リサイクル率について。久喜市は、住民の環境政策に対する理解と協力により、全国的にも誇れるリサイクル率を達成してきました。平成17年度44.5%、平成18年度45.1%と向上してきましたが、平成20年度においては39.5%と減少してしまいました。平成18年度、平成19年度、平成20年度の各年度ごと、品目ごとにリサイクル率をお知らせください。また、リサイクル率の減少した理由がわかりましたら、お願いいたします。
  2点目です。資源持ち去りについて。近年資源持ち去りが大きな問題となっております。推移と対策について伺います。資源の中でも、殊に新聞紙の持ち去りが横行しています。平成20年度の通報が237件となっていますが、通報の主なものをお知らせください。また、警察に通報のあったものと衛生組合に通報のあったものとの通報後の取り扱いについて伺います。
  3点目、久喜宮代衛生組合ホームページについて伺います。10月22日現在、衛生組合のホームページを見ましたが、議会開催のお知らせが平成21年7月2日の会議日程が掲載されておりました。11月の会議を傍聴したくてもわかりません。また、議員紹介のところには6月1日現在として議員紹介がなされています。議員が失職しているのに、そのまま掲載しております。また、会議録には平成20年9月のものにNEWマークが点滅しております。これらをどのように考えますかと通告をいたしましたが、現在これらについては改善されております。しかし、このことについてどのようにお考えになるかを、そのまま伺いたいと思います。
  4点目です。生ごみ減容化・堆肥製造について。HDMシステムの実験が平成21年3月に終了し、経過が非常によいとのことで、実験段階から実施に移されました。このシステムの将来展望について伺います。ここで、通告文を一部修正いたします。久喜宮代衛生組合においては、「大地の恵みセンター」の取り組みから一貫して生ごみの堆肥化に取り組んできましたが、燃やすごみの減量として、減容化とする方向が打ち出されました。今後この取り組みをどのように構築していく方針なのか、伺います。
  以上です。よろしくお願いいたします。
議長(小河原 正君) 矢野議員の質問に対する答弁を求めます。
  瀧口総務課長。
                 〔総務課長 瀧口郁生君登壇〕
総務課長(瀧口郁生君) 矢野議員さんのご質問のうち、1番、リサイクル率について、3番、久喜宮代衛生組合のホームページにつきましてお答えを申し上げます。
  初めに、リサイクル率についてのご質問でございます。平成18年度から平成20年度までの品目ごとのリサイクル率でございますが、可燃系資源、不燃系資源、台所資源、剪定枝、プラスチック、不燃有害ごみのリサイクル、焼却灰のリサイクル、そして資源集団回収の8項目に分けまして、お答えを申し上げます。
  まず、可燃系資源として回収しております新聞、段ボール、雑誌、雑紙などの紙類及び布類につきまして、平成18年度から順に申し上げます。平成18年度は回収量が8,004トン、うちリサイクル量が7,950トン、率にいたしまして99.3%でございます。平成19年度は、回収量が6,748トン、うちリサイクル量が6,730トン、率にいたしまして99.7%でございます。平成20年度は、回収量が5,467トン、うちリサイクル量が5,454トン、率として99.8%でございます。
  次に、不燃系資源として、一括して回収をしております瓶、缶、ペットボトルのリサイクルにつきまして申し上げます。平成18年度は回収量が2,041トン、うちリサイクル量が1,702トン、率にいたしまして83.4%でございます。平成19年度は、回収量が1,996トン、うちリサイクル量が1,721トン、率にして86.2%でございました。平成20年度は、回収量が1,932トン、うちリサイクル量が1,526トン、率にして79%でございました。
  次に、台所資源、いわゆる生ごみの関係でございますが、平成18年度は回収量が862トン、うちリサイクル量が792トン、率にして91.9%でございました。平成19年度は、回収量が842トン、うちリサイクル量が722トン、率にして85.7%でございました。平成20年度は、回収量が802トン、うちリサイクル量が781トン、率にして97.4%でございました。
  次に、剪定枝でございますが、平成18年度は203トン、平成19年度は159トン、平成20年度は129トンと、いずれも回収量の全量がリサイクルされております。
  次に、プラスチックのリサイクルにつきまして申し上げます。平成18年度は回収量が3,320トン、うちリサイクル量が固定燃料2,091トン、指定法人ルートへ1,004トン、計3,095トン、率にして93.2%でございました。平成19年度は、回収量が3,268トン、うちリサイクル量が固定燃料化施設の契約期間満了によりまして、指定法人ルートのみのリサイクル量となりました。この量が2,207トン、率にして67.5%でございました。平成20年度は、回収量が3,186トン、うちリサイクル量が2,049トン、率にして64.3%でございました。
  次に、不燃有害ごみ、不燃系粗大ごみをリサイクルした量及び率について申し上げます。平成18年度は収集量が1,710トン、うちリサイクル量が764トン、率にして44.7%でございました。平成19年度は、収集量が1,643トン、うちリサイクル量が703トン、率にして42.8%でございました。平成20年度は、収集量が1,551トン、うちリサイクル量が607トン、率にして39.1%でございました。
  次に、焼却灰のリサイクルでございますが、平成18年度は焼却量が2万695トン、うちリサイクル量が1,215トン、率にして5.9%でございました。平成19年度は、焼却量が2万218トン、うちリサイクル量が1,431トン、率にして7.1%でございました。平成20年度は、焼却量が2万357トン、うちリサイクル量が1,565トン、率にして7.7%でございました。
  次に、資源集団回収のリサイクル量の関係でございますが、平成18年度は1,594トン、平成19年度は1,945トン、平成20年度は1,827トンとなっておりまして、全量がリサイクルでございます。
  最後にリサイクル率が減少した理由でございますが、まずリサイクル施設として認められておりましたプラスチック類固形燃料化施設が、契約期間満了によりまして、平成18年度末をもって稼働を中止したことにより、リサイクル量に含めておりました約1,000トンのプラスチックがリサイクル量から対象外となったことが原因の一つでございます。さらに、可燃系資源でございます新聞や雑誌、雑紙が著しく減少しております。新聞につきましては、資源持ち去りの影響もございますが、インターネットや携帯電話の普及により、回収量そのものが減少しております。財団法人古紙再生促進センターの古紙回収量の資料によりますと、平成19年度の古紙の量が1,951万3,624トンで、平成20年度が1,823万5,517トンで、1年間で127万8,107トン、約6.5%減少しております。さらに、平成21年度の1月から6月までの半年間の総量が796万5,378トンで、前年同月の半年間の数量が962万4,205トンで、比較いたしますと、重量で165万8,827トン減少、率でマイナス約17.2%減少している状況でございます。このようなことから、久喜宮代衛生組合の古紙、雑紙につきましても、同様に回収量が減少しているものと考えられるところでございます。
  次に、久喜宮代衛生組合ホームページの更新状況についてのご質問でございます。議員ご指摘のとおり、一般質問の通告をいただきました10月22日時点において、会議日程、議員紹介等について情報が古いままになっており、最新の情報に更新されていない状態でございました。そのことから、即時更新をさせていただいたところでございます。また、衛生組合についてや堆肥化など、ほかの項目につきましても最新情報に更新をさせていただきました。今までのホームページの更新手続につきましては、更新内容が変更になった際に更新内容を担当する職員が個々に判断し、直接更新の作業を行っておりました。そのため、担当職員が、何らかの手違いで更新作業が行われない状態が続きますと、そのままホームページの内容が更新されない状態が続いてしまいます。だれが、どのような内容を、いつまでにというふうな基本的な事項を把握し、更新の進行状況を確認する部署が明確になっていなかったことが原因の一つでございます。
  お知らせする情報の内容が古いものであったりすることは、衛生組合と住民の皆様との信頼関係を揺るがすものであり、住民の皆様にご迷惑をおかけしたことと思います。今後は、更新漏れのないよう徹底を図るとともに、更新が的確、かつ迅速に行われているかどうかを判断する部署を明確にしてまいりたいと存じます。そして、二重、三重のチェックを行いながら、更新の漏れがないように注意してまいりたいと存じます。ホームページは、広報である衛生組合だよりと同様に衛生組合と住民の皆様をつなぐものと考えております。これまでも衛生組合からのお願いやお知らせをさせてきていただいたところでもございます。これからも引き続き住民の皆様のお役に立てるような情報を積極的に発信していけるよう職員一同努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。
  以上でございます。
議長(小河原 正君) 白子業務課長。
                 〔業務課長 白子直巳君登壇〕
業務課長(白子直巳君) 私のほうからは、2の新聞の持ち去りについて、4の生ごみ減容化・堆肥製造についてのご質問にお答えいたします。
  初めに、新聞持ち去りについてのご質問にお答えいたします。久喜宮代衛生組合では、平成3年にごみの減量と資源化を目的といたしまして、古紙の回収を開始してございます。新聞につきましては、組合回収量と資源集団回収量の合計が平成18年度の回収量4,283トンをピークに、平成19年度3,741トン、平成20年度2,916トンと大幅に減少しております。大きな原因として考えられますのが、集積所からの持ち去りでございます。平成20年度に衛生組合に寄せられました目撃情報は、久喜市内153件、宮代町内84件、計237件の情報をいただいております。通報の主なものといたしましては、新聞の持ち去りの通報がほとんどでございます。当組合管内におきまして、常習的に持ち去りを行っている者が、白や黒、茶色、深緑などのワゴン車、ワンボックス型の小回りのきく車両などを使用いたしまして、単独、あるいはグループで行動しており、特に住宅街から多くの情報をいただいている状況にございます。また、警察への通報のあったものと組合に通報のあったものとの通報後の取り扱いについてでございますが、組合では持ち去り目撃通報を警察に情報提供いたしまして、通報のあった付近を重点的にパトロールを行っていただいております。その結果、平成20年度は久喜市管内で10件、宮代町管内で2件の検挙がされております。組合では、毎週、通報の多い地区を重点にパトロールを実施し、その際、予定地域を所轄の警察、久喜市、宮代町へお知らせし、連携をとりながらパトロールを実施しているところでございます。また、住民の皆様には、持ち去り犯を発見しても危険でありますことから、直接接触するようなことは避け、すぐに110番通報するよう周知をさせていただいております。また、新たな対策といたしまして、10月の衛生組合だよりに別冊の持ち去り禁止のチラシを添付いたしまして、各家庭に配布しております。新聞を集積所に排出する際に、束ねた新聞の上にチラシを一緒に縛っていただき、持ち去り禁止のチラシをご活用いただくことで、持ち去りの行為の抑制につながるよう考えてございます。
  次に、生ごみ減容化・堆肥製造についてでございます。HDMシステムの実験が平成21年3月に終了し、経過が非常によいとのことで、実験段階から実施に移されました。このシステムの将来展望について伺いますというご質問でございます。HDMシステムによります生ごみ減容化・堆肥化製造実験につきましては、平成20年10月から平成21年3月までの半年間におきまして実施をしてまいりました。実験期間におきましては、良好に処理が推移されましたことから、平成21年4月からは、大地の恵み循環センターにおいて受け入れをしてございました、モデル地区の生ごみ全量を、日量搬入量約4トンをすべてHDMシステムによります減容化処理施設に受け入れまして、7カ月が経過してございますが、懸念されておりました、夏場の不快なにおいの発生もなく、また生ごみの減容率につきましても、当初の想定のとおりとなってございます。現状におきましても順調に処理されておりますが、今後の課題といたしまして、ほかに袋の除去の関係、乾燥による水の補給などの問題がございます。また、平成21年8月には、堆肥を取り出し、10月初旬に分析機関へ依頼し、現在分析を実施しているところでございます。現在さらに減容化の効率を高め、コスト削減を図るために生分解性生ごみ指定袋の除去につきまして検討を進めまして、生ごみ回収用除袋機設置を進めてまいりたいと考えているところでございます。
  また、市町全域への拡大の取り組みに当たりましては、現在のHDMシステムによります生ごみ減容化及び堆肥化製造によります減容化につきましても、焼却によるごみの処理量の削減を図るものでございますことから、資源循環型を目指し、環境に配慮したごみ処理行政を進めてまいりたいと考えているところでございます。ご理解を賜りたいと存じます。
議長(小河原 正君) 再質問をお受けいたします。
  矢野議員。
                 〔7番 矢野裕美君登壇〕
7番(矢野裕美君) 再質問いたします。
  ホームページについては、大変前向きなすばらしいお答えをいただきまして、ありがとうございました。そこまでおっしゃっていただいて、これからは担当なりをきちんと決めて、市民への広報として、直ちに新しい情報を載せていくということで、よろしくお願いいたします。
  それでは、ほかの質問の再質問になりますが、リサイクル率というのはわかりました。細かく分析していただきまして、ありがとうございました。全体的に新聞紙、段ボール、雑紙などが減った理由というのを細かくお伝えいただいたのですけれども、そのほかのものも瓶類、缶類、ペットボトル類も落ちておりますし、全体的にプラスチックの部分も落ちております。全体的な数が、リサイクル率が悪くなっているほうに傾いているかと思います。それが、39.5%というパーセントが全国的にも高く推移しているというふうに先ほどもご説明がありましたけれども、以前は40%を超えているというふうに、高らかにうたっていたわけなのですね。こちらの新聞のほうが、全国的にインターネットの普及などによって減っているということもありますけれども、全体的なリサイクル率が減っていることに対してのお考えをお願いいたします。
  それと、資源の持ち去りですが、通報のあったものだけで237件ということで、私の知っている限りでは、何回も通報しているけれども、どうにもならないので、もう通報しなくなっているというふうな方もいます。同じような車が、いつもぐるぐる回っているわけなのです。私も通報したことがございます。その通報に関しては、ご説明では、警察に言ってほしいということなのですけれども、住民感情といたしましては、警察に通報するというよりは衛生組合に通報するのだと思うのです。衛生組合のほうに通報があったものは警察に知らせて、それで取り締まりをしていただくということでありましたけれども、衛生組合のほうに通報があった方に対して、わかりましたというふうに伝えているのかどうか、その点をお願いいたします。
  それから、生ごみ減容化・堆肥化のHDMシステムについてですけれども、先ほどのお答えで、袋を取り除くというのがありました。その袋なのですけれども、現在では、その袋が、以前の大地の恵み循環センターのときに使っていた生分解性の袋を使っているのかどうかということと、取り除くのであれば、わざわざ生分解性の袋を使わなくても済むようになるのではないかということが考えられます。その点について、お伺いします。
  それと同時に、今後どのように構築していく方針なのかという質問に対しては、全域への取り組みとして、私のほうでよく聞き取れなかったものですから、もう一度お願いいたします。
議長(小河原 正君) 矢野議員の再質問に対する答弁を求めます。
  瀧口総務課長。
                 〔総務課長 瀧口郁生君登壇〕
総務課長(瀧口郁生君) 矢野議員さんの再質問にお答え申し上げます。
  先ほどの答弁とちょっとかぶるところもございますが、リサイクル率が全体として減った理由というふうなご質問でございますが、先ほども申し上げましたとおり、プラスチックの関係でございますが、固形燃料化施設が契約期間満了になったことによりまして、稼働を中止したというふうなことが理由として1つ挙げられます。また、新聞、雑誌、雑紙が著しく減少していると。新聞につきましては、持ち去りの影響もございます。また、インターネットや携帯電話の普及により回収量そのものが減少しております。そのほかに全体的減少の理由といたしまして、資源集団回収も若干ですが、減っております。また、不燃ごみの量も減っております。また、不燃系の粗大ごみ、こちらも減っている状況がございまして、これらの減量、減っている状況を合せたところで、全体的にリサイクル量、リサイクル率が減ったというふうなことが考えられるところでございます。
  以上でございます。
議長(小河原 正君) 白子業務課長。
                 〔業務課長 白子直巳君登壇〕
業務課長(白子直巳君) 1点目の新聞持ち去りの関係で、組合のほうへ通報いただいた方に、どのように伝えているかというご質問からお答えいたします。
  お電話で組合のほうへご連絡いただきまして、特徴とか時間とか場所とかを私どものほうで把握させていただきまして、それを記録したものがございまして、それらの情報につきまして、警察のほうに情報提供させていただきまして、それにより検挙されるような形で、私どものほうは取り扱いさせていただいております。
  それと、HDMシステムの関係の再質問でございますが、袋の関係の質問でございます。現在の生分解性の袋でございますが、今回補正予算のほうでもお願いしてございますが、除袋の関係の機械を設置させていただきまして、状況によりましては、来年度の途中からでも、生分解性の袋ではなく、通常のボリ袋等にかえていきたいというふうに考えてございます。
  あと、全体の取り組みはということでございますが、全体の取り組みに当たりましては、HDMシステムによります生ごみの減容化・堆肥化製造によります減容化につきましても、焼却によるごみの全量の削減を図るものでございますことから、循環型を目指し、環境に配慮したごみ処理行政を進めてまいりたいと考えておるところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
議長(小河原 正君) 再々質問をお受けいたします。
  矢野議員。
                 〔7番 矢野裕美君登壇〕
7番(矢野裕美君) では、再々質問をいたします。
  リサイクル率です。率の落ちている理由、新聞紙などの落ちている理由はわかりました。先ほど数量まで細かく言っていただいたのですが、瓶類、缶類、ペットボトルなどの全量ですね、平成18年度には2,041トンだったのが1,932トンに落ちている。それから、生ごみのほうも862トンであったものが781トンに落ちている。そういうふうに量的にも落ちています。全体的にパーセントというのも落ちているのですが、出てくる量そのものも落ちています。それに対してどのようにお考えになるか、お答えいただきたいと思います。
  それから、持ち去りについてです。市民の方からこれだけ通報があって、これだけの検挙数があるのだよということが、なかなか伝わっていません。自分の通報したものが、どういうふうになって、それが検挙に結びついているのかどうかとか、またあの車を見たけれども、どうなっているのだというようなことがありますので、その辺のことがどのようになっているのか、もう一度お願いいたします。
  それから、HDMシステムの袋のことはわかりました。それで、通常のポリ袋というお話でした。こちらは指定されたところだけなのですけれども、指定されたところの方には、そういうことを説明していかれるのだと思うのですけれども、これは通常のポリ袋というのはレジ袋という形のものにしていくのかどうか。なるべくレジ袋をもらわないようにという運動をしておりまして、久喜宮代衛生組合でも、あちこちにのぼりを立てています。その通常のレジ袋をごみ袋として、生ごみの堆肥化に使うお考えなのかどうかということと、それから全域への取り組みが、まだちょっとよくわかりません。このやり方でずっとやっていって、モデル地区から集めている生ごみだけでずっとやっていくのか。それとも全域へというふうに広げていくのか、その辺のことがよくわかりませんので、もう一度お願いいたします。
議長(小河原 正君) 答弁は午後にいたします。
  ここで休憩いたします。再開は13時といたします。

    休憩 午後 零時00分

    再開 午後 1時00分

議長(小河原 正君) 再開いたします。
  矢野議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  瀧口総務課長。
                 〔総務課長 瀧口郁生君登壇〕
総務課長(瀧口郁生君) 矢野議員さんの再々質問にお答えを申し上げます。
  生ごみ、瓶、缶、ペットボトルの回収量の減っている理由でございますが、生ごみにつきましては、水切りが進んでいること、食べ残した量が減っていることなどが、減量につながっているものと考えられます。また、食材を上手に調理することなどによりましても廃棄量が減っていることにつながっているものというふうに考えられます。
  瓶、缶、ペットボトルの回収量の減につきましては、容器の軽量化が図られてきていることが減量にもつながっているものと考えられます。社団法人全国清涼飲料工業会のデータで申し上げますと、2004年度を起点に2010年度達成目標といたしまして、ペットボトルでは1本当たり3%軽量化、ガラス瓶につきましては1.5%軽量化、アルミ缶では1%軽量化、スチール缶では2%軽量化の目標を立てておりまして、このような取り組みも回収量の減につながっているものと考えるところでございます。
  以上でございます。
議長(小河原 正君) 白子業務課長。
                 〔業務課長 白子直巳君登壇〕
業務課長(白子直巳君) 矢野議員さんの再々質問にご答弁申し上げます。
  1点目の持ち去りの関係につきましてでございます。住民からの通報があったものに対して、通報後の状況がわからないとの話があるが、どのようになっているかとのご質問でございます。住民の皆様からの警察への通報や組合からの資料提供によりまして、通報の多い箇所を重点的にパトロールしていただいておりますことから、検挙につながっているものと考えておるところでございます。通報後の警察における取り締まりや検挙の状況につきましては、捜査上の守秘義務があり、通報後の情報提供はいただいておりませんので、ご理解をいただきたいと思います。

  続きまして、除袋機が設置された後に通常のレジ袋を使うのかとのご質問でございますが、ポリエチレン製の生ごみ専用の指定袋を配布いたしてまいりたいと考えてございます。
  次に、3点目のHDMシステムの全域への取り組みはとのご質問でございますが、先ほどもご答弁申し上げましたが、除袋による分解の推進、水の加水等の課題もございますことから、これらの課題の目途をつけまして、HDMシステムを現在の投入量、日量4トンの規模から拡大した施設の検討をいたしまして、全域全量生ごみ堆肥化を目指してまいりたいと考えてございます。よろしくお願いいたします。
議長(小河原 正君) 以上で矢野議員の質問は終わります。
  次に、猪股議員、お願いいたします。
                 〔8番 猪股和雄君登壇〕
8番(猪股和雄君) 通告順に質問してまいります。
  まず最初に、久喜市役所の排出ごみの減量についてです。3月の議会でも質問いたしまして、久喜市議会でも3月、それから6月にも質問して、その後どういうふうになっているのかということを聞いてまいりました。久喜市役所から排出されているごみが、以前は計量すらしていなくて、減量計画も立てられていなかったということが、大変問題であった。それから、私のほうで通告して、2月に1回計量した。その後4月にも計量したということを聞いております。その結果、4月ですと、これは久喜市役所分4.5トン、月1.5トンを大きく上回るということから、今後の減量計画を年度内に策定していく方向になっています。そのために久喜市役所内では検討会議を設置するということも言われております。一方、この衛生組合としては、久喜市役所を多量廃棄事業者として、きちっと認定して適用していくということも、この前の答弁でありました。その3月以降の久喜市役所との協議がどのように進んできているのか、それをまず明らかにしていただきたいと思います。
  2つ目ですけれども、合併に伴う事務事業報告書が配られまして、これでかなり具体的に合併後の久喜宮代衛生組合の事務事業の統一、特に栗橋・鷲宮衛生組合で現在やっているところ、それから菖蒲でやっているところ、それをどのように統一していくのかという方向性が示されてまいりました。これに基づいて質問をいたします。基本的には、「久喜市の例をもとに合併後3年以内に統一、それまでの間は現行のとおり」ということになっています。ところが、中身によって「現行どおり」で済むものと済まないもの(済ませるものでないもの)があると私は考えています。合併して、これまで違う形でやってきたのだから、3年間はこのままでいいのだということにはならないだろうと私は思っています。
  特にその1点目ですけれども、ふれあい収集の問題です。これは菖蒲町、それから栗橋町、鷲宮町では、ふれあい収集は実施していません。しかし、これは久喜宮代衛生組合としては、特に弱者の方々、高齢者とか障害者の方々に対する、ある意味では人権の問題として実施をしてきているわけで、単なるサービス向上だけではないわけですよね。これについては合併して、菖蒲町、栗橋町、鷲宮町の全域が衛生組合の対象地域になるわけですから、せめてふれあい収集は全域で実施すべきではないか、それほどの大きな負担にはならないであろう。もちろん菖蒲町、栗橋町、鷲宮町で民間業者が収集しているから違うのだということも言われるかもしれませんけれども、それは指示を出せばいいわけで、しかもそんなに多くの件数が一遍にふえるとは考えられません。したがって、これは直ちに実施すべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。
  2つ目です。可燃ごみ、それから不燃ごみについては、久喜市以外は指定袋の使用ということになっています。つまり、有料ということになるわけですけれども、これは同じ衛生組合の区域に入って、サービスとしては同じサービスを提供することになるわけですから、これは直ちに統一して、現在の久喜市以外の分、無料とすべきだろうと思います。現在の久喜市に合わせるべきだろうと思います。これについてはいかがか。それとも当面の間は、3町については指定袋、有料を続けるのだとしたならば、逆に現在の久喜市、宮代町分もそうですけれども、いずれ指定袋にして有料にする、有料のほうに合わせるということを考えているのだろうかということも推測をされてきます。そういう意味なのかどうか。これは合併した段階で、有料、無料の問題、一番基本的なところですので、統一をすべきだと思いますが、いかがでしょうか。
  合併協議会のほうで作成した資料では、可燃、不燃とも4市町すべてが無料というふうに記載をされていたのですけれども、それがなぜなのかということもよくわからないのですよ。これは、この衛生組合のほうで、これについては協議をしていたわけですから、この衛生組合のほうが提供した資料に基づいて合併協議会で全部無料というふうに記載したのかなと推測するのですけれども、そうだとしたら、最初の情報、前提が違っていたのではないかというふうに思うのですが、ここら辺についても説明してください。
  3つ目です。プラスチックごみにつきましては、これは通告では「久喜市以外は「可燃扱い」となっている」書いておいたのですが、鷲宮町、栗橋町、菖蒲町は、プラスチックはプラスチックとして収集をしているようです。栗橋町、鷲宮町については、可燃扱いになっています。これについては、これは直ちにするのが望ましいのですけれども、できるだけ早期に分別して容器包装プラスチックとして収集を開始すべきではないかと思いますが、この辺についてはいかがか、お伺いをいたします。これは久喜宮代衛生組合の、これまでの長年にわたる政策の基本にもかかわることですので、これは早急に統一すべきであろうと思います。いかがでしょうか。
  4番目です。廃棄物減量等推進審議会についてです。合併後3年以内に再編ということになっています。ということは、3年後にはごみ処理の方式を全部統一することになるわけですから、ごみ処理基本計画とか、ごみの分別方法、収集回数などが事実上決まってから審議会を再編して統一して設置するという考え方なのかなというふうに、これも推測されるのですけれども、そういうことでしょうか。私は、そうではなくて、審議会自体は合併後直ちに、あるいは早期に設置し、発足させておいて、その中でごみ処理基本計画や、そのほかのごみの収集方法、処理方法などについて統一に向けた審議を、その審議会で進めるべきだろうというふうに思うのですが、これについてはいかがでしょうか、ご説明を願います。
  それから、大きな3つ目ですけれども、新久喜宮代衛生組合のごみ処理基本計画、これについては合併後、当面は従前の計画に従っていって、合併後3年以内に再編という方針になっています。その時期については、以内ですから、なるべく早いほうがいいのですが、それについては、今は触れません。ただ、一つだけ確認しておきたいのは、現在の衛生組合と同様に議会で審議して議決する事項とすべきだと思いますけれども、いかがでしょうか、見解をお伺いいたします。
  以上です。
議長(小河原 正君) 猪股議員の質問に対する答弁を求めます。
  瀧口総務課長。
                 〔総務課長 瀧口郁生君登壇〕
総務課長(瀧口郁生君) 猪股議員さんのご質問のうち、1番と2番の(4)、そして3番につきましてお答えを申し上げます。
  初めに、久喜市役所の排出ごみの減量についてのご質問でございます。平成21年4月から本組合にあらかじめ用意してあります計量カードにより計量した後、受付に置いてございます久喜市役所ごみ搬入票に搬入日、搬入者名、搬入ごみの内容を記載していただき、即日、本組合に提出していただくようにしていました。その後、8月28日に市役所におきまして、財政課主催のもと会議を開催いたしました。市役所のごみ量の把握のため、どのようにしていくべきか検討いたしました。その結果、本組合で久喜市役所本庁専用の計量カードを5枚作成し、カードの保管及び貸し出しは、財政課の管財が担当することになりまして、実施日は10月1日から搬入ということになったところでございます。
  なお、計量終了後には、受付で計量伝票をお渡しし、重量の把握と統計作成に利用していただくようお願いしたところでございます。
  次に、廃棄物減量等推進審議会は、合併後3年以内の再編としているが、ごみ処理基本計画、ごみ分別方法や収集回数などを事務局で決定してから審議会を設置するという考えではなく、審議会の中でごみ処理基本計画を始め、方式などの統一を図るべきとのご質問でございます。廃棄物減量等推進審議会につきましては、久喜宮代衛生組合廃棄物の処理及び再利用に関する条例第7条に規定しておりまして、総合的な廃棄物の減量の推進及び再利用の促進を図ることを目的としております。審議会委員の構成は、住民組織の代表者、商工業関係者、識見を有する者、そして廃棄物処理業者及び廃棄物再生事業者の中から選任することになっております。審議会の立ち上げ時期につきましては、ごみ処理方法、収集回数、受入体制、さらには住民の皆様に広くご負担をいただくごみ処理手数料の検討などと大きくかかわってまいりますことから、計画策定の進捗状況を十分見きわめながら諮問してまいりたいと考えております。
  次に、新たなごみ処理基本計画の議決事項についてのご質問でございます。現在それぞれの施設ごとにごみ処理基本計画がございます。本組合は、平成13年度に策定をいたしまして、平成14年度から平成28年度までの15年間の計画でございます。資源循環型のごみ処理行政の推進を基本理念とし、住民、事業者、行政の協働によるごみの減量、分別の徹底などを基本方針としております。また、焼却量やリサイクル率などを数値目標としておりまして、中間処理施設整備計画等の重点施策を盛り込んだ計画となっております。平成20年度には、人口や排出量などの予測数値及び中間処理施設整備計画などを見直ししたものでございます。菖蒲町清掃センターのごみ処理基本計画では、平成15年度に策定され、平成16年度から平成22年度までの7年間の計画でございます。内容は、本組合同様に資源循環型のごみ処理行政の推進を基本理念とし、プラスチックの分別収集、再資源化の推進を基本方針としております。また、ごみの減量や集団資源回収量などを数値目標としておりまして、中間処理計画なども計画に盛り込まれたものでございます。栗橋・鷲宮衛生組合のごみ処理基本計画では、平成19年度に策定され、平成20年度から平成29年度までの10年間の計画でございます。内容は、ほかの2施設と同様に資源循環型のごみ処理行政の推進を基本理念とし、住民、事業者、行政との協働による排出抑制の仕組みづくりを基本方針としております。また、ごみの減量やリサイクルなどを数値目標としておりまして、ごみの排出抑制、資源化のための施策を盛り込んだ計画としております。このように、それぞれの施設では、ごみ処理基本計画に基づき運営しているわけでございますが、本組合の計画が、他の計画と相違している点といたしましては、中間処理施設整備計画で具体的な整備スケジュールを挙げているところ、また基本方針、数値目標、重点施策につきましては、議会の議決事項としているところでございます。合併協議の中では、新たなごみ処理基本計画を合併後3年以内に策定することとしておりまして、基本理念、基本方針につきましては、現在の久喜宮代衛生組合が策定したごみ処理基本計画を軸に策定していくこととしております。新たなごみ処理基本計画の策定に当たりましては、議会の審議議決が必要であると考えております。合併後できるだけ早い時期に策定に向け、作業を進めてまいりたいと存じます。
  以上でございます。
議長(小河原 正君) 白子業務課長。
                 〔業務課長 白子直巳君登壇〕
業務課長(白子直巳君) 私のほうからは、猪股議員さん質問の2の(1)、(2)、(3)につきましてご答弁申し上げます。
  初めに、(1)のふれあい収集は、新久喜市全域で直ちに開始すべきであるとのご質問にご答弁申し上げます。ふれあい収集につきましては、高齢者、障害者等の世帯で、ご自分で集積所にごみを持ち出すことが困難な世帯や、身近な人の協力を得ることができない世帯などを対象に、お住まいの地域の収集日、収集内容に合わせて、ご自宅の門前や玄関前で収集を行うものです。現在久喜市で23世帯、宮代町で20世帯のふれあい収集を行っております。同様の制度が、現在の菖蒲町、栗橋町、鷲宮町にはございません。今後は、新市の区域につきましても、ふれあい収集を実施できるよう合併後の新たな収集体制も含め、合併後速やかに調整を図りながら、できる限り早い時期に開始してまいりたいと考えております。
  次に、「可燃(燃やす)ごみ」「不燃(燃やさない)ごみ」は、久喜市以外は指定袋で有料となっているが、直ちに統一して無料とすべきである。それとも現3町を無料としないとすれば、3年後に現在の久喜市地域も指定袋で有料とすることを想定しているのか。合併協議会の作成した資料において、「可燃」「不燃」とも4市町すべてが「無料」と記載されていたのはなぜかのご質問にご答弁申し上げます。
  平成21年3月発行の合併協議会の資料の中で、菖蒲町、栗橋町、鷲宮町が指定袋を使用しながら、無料と記載されておりますのは、手数料条例に料金の定めがなく、各町とも収集用の指定袋として規格を定めておりますが、袋の製作や販売につきましては、地元の業者の製造、販売で実費程度の価格でございまして、各町、組合による製造や収入にはなっておりません。そのようなことから無料と記載させていただいたものでございます。
  次に、「可燃(燃やす)ごみ」「不燃(燃やさない)ごみ」は、久喜市以外は指定袋で有料となっているが、直ちに統一して無料とすべきである。それとも現3町を無料としないとすれば、3年後に現在の久喜市地域も指定袋で有料とすることを想定しているのかというご質問でございます。各町が指定袋制によりごみの排出を行っておりますのは、分別の徹底と収集時の安全性、他市町からのごみの搬入を防ぐためとのことでございます。当組合は、ごみ収集表にも明記しておりますが、ごみの排出は分別の徹底や収集の安全性から透明袋での排出をお願いしておりますが、レジ袋での排出もかなり見受けられるのが現状でございます。ごみの分別の徹底と排出の方法、収集効率について、さらに検討し、合併後3年以内に再編していくこととしておりますことから、ご理解をいただきたいと存じます。また、ごみ手数料の有料化につきましては、当組合のごみ処理基本計画でも組合の行動計画の具体例の中に総合的な取り組み項目でごみ処理手数料の検討があります。その中で家庭ごみの有料化及び事業系ごみの手数料の見直しについて検討しますとなっておりますことからも、新たな基本計画を策定する中で、検討課題として取り組む必要があるものと考えております。
  次に、プラスチックごみは、久喜市以外は「可燃扱い」となっているがとのご質問でございます。プラスチック類の排出方法、回収につきましては、当組合は、すべてプラスチック類の容器の中身を空にして、汚れを取り除いて透明袋に入れまして、週1回排出となってございます。菖蒲町につきましては、平成21年4月から容器包装リサイクル法によるプラスチック類のみ分別を開始してございます。指定袋に入れまして、月2回の排出を行ってございます。また、栗橋町、鷲宮町につきましては、プラスチック類もすべて燃やすごみとして指定袋で週2回の排出を行い、収集後は焼却処理を行っております。このように分別方法、収集回数、処理方法などが異なっておりますことから、早急に統一するには住民への周知期間、調整が必要なため、合併後3年以内に再編するものとしてさせていただいておりますので、ご理解をいただきたいと考えております。
議長(小河原 正君) 再質問をお受けいたします。
  猪股議員。
                 〔8番 猪股和雄君登壇〕
8番(猪股和雄君) 再質問いたします。
  まず最初に、久喜市役所のごみの収集の関係です。4月から計量カードを導入した、それから8月21日に市役所で会議を開き、10月1日からは、その計量カードによる搬入を開始したということで、その経過はわかりました。久喜市議会においての審議でも私申し上げたのですけれども、一番問題なのは、今年度中に久喜市役所のごみ減量計画を策定する。今まで計量すらしていなかったのだから、減量計画を立てようがないと言われれば、そうなのかなというふうに思われてしまうのですけれども、しかし多量排出事業所に当たることは確実なわけだから、減量計画を早期に策定していくべきだし、具体的な数値をどういうふうにしていくかというのは、なかなか難しい面はあるけれども、早期に策定していくべきだし、具体的にどのように減らしていくのか、その取り組み、具体的な内容については、すぐにでも出ることだと思うのです。あるいはもう出ているかもしれない。そういうものを久喜市役所の現段階における減量計画として、ちゃんと明文として提示させるべきだと思うのです。久喜市役所においては、残念ながら、私も本当に残念ながら、恥ずかしながら、それがなかったというのが現実なわけです。それについてどのように考えますか。
  それから、減量計画書ができるまでの間に実際どういうことをやっていくのか、どのように減量の行動をとってもらうのかということについて、その話し合いはどのようにしているのか、これについてもお伺いしたいと思います。そこら辺は、ちゃんとはっきり出させないと、どうしても計画ができてからの取り組みということになってしまう。それでは遅いのだろうと思うのです。具体的な減量の取り組みをどのように進めさせていくのか、どのように求めていくのか、その話し合いを現在どういうふうにしているのか、これからしていくのか。それから、市役所の減量計画の策定に向けての話し合い、そして取り組みをどのように進めていくのか、これをお願いします。
  次に、新久喜宮代衛生組合における減量の審議会の設置について方針をお伺いいたします。減量計画自体は合併後3年以内に再編であったから、それまでの間、計画策定の準備を進めていって、その計画策定の進捗状況を見きわめながら審議会に諮問していくのだというご答弁でした。そうではなくて、やはり審議会を早期に設置して、審議会として新久喜宮代衛生組合の全体のごみ処理状況はどうなっているのかということを、まずきちっと勉強してもらう、現状認識からやってもらう。それから、それぞれの久喜宮代衛生組合、栗橋・鷲宮衛生組合、菖蒲町におけるごみ処理の取り組み、そうしたものについてもお互いに全然知らないわけですよね、私らもそうだけれども。知っているのは事務局だけなはずですよ、今のところは。それを早期に設置して、勉強から、そして交流から入ってもらって、できれば審議会の中から具体的にごみ処理基本計画の策定に向けての意見を出してもらう、どのような計画が必要なのかということを審議会の中で話し合ってもらう、そういう取り組みが必要なのではないでしょうか。
  先ほどのご答弁を聞いていると、答弁を聞く前もそうですが、私一番懸念しているのは、事務局のほうで調整して、計画をつくって、それから最後の段階で審議会を設置して、そこに諮問して、ほとんどそのまま通してもらうみたいな、そういうことにならないかどうか、それを非常に懸念するのです。それではいけないと思うのです。制定して、その後10年間のごみ処理の基本方針を決めていくものであるわけですから、しかもお互い全然知らなかったものをつくるわけですから、審議会の設置は早期にするべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。
  それから、基本計画の議会での審議議決については、議会での審議議決が必要であると考えているということでした。それは了解いたします。
  それで、これまで久喜宮代衛生組合では、特に議決する条例的な根拠なくして、議会での答弁に基づいて執行側から基本計画を提示して、それを審議するという形をとっていたのですが、条例において、これは議会でやるべきことかもわかりませんが、議会で議決するべき事項、これをきちっと入れていくべきだろうと思いますけれども、お考えをお伺いいたします。
  次に、ふれあい収集については、新市でできるだけ速やかに、早期に実施していくというご答弁ですので、ぜひお願いします。できるだけ速やかに、早期にというのはどのぐらいのめどを考えていらっしゃいますか。それこそ私は直ちに、あるいは1カ月、2カ月の間にもできるだろうと思っているのですが、委託収集であれば、その業者との契約の問題だけですので、できるだろうと思っているのですが、いかがでしょうか。
  それから、可燃ごみ、不燃ごみを指定袋、有料になっているという問題です。有料、無料については、鷲宮町、栗橋町、あるいは菖蒲町のほうも手数料は無料なのだと、それはわかりました。私の聞き方が悪かったと思います。ただ、袋は有料なので、住民にとっては、ごみは有料ということになるわけです。これは住民の負担の問題になるわけです。サービスは、基本的には変わらないのに片方は負担がある、片方は負担がないということになります。答弁は、合併後3年以内に再編ということでしたけれども、またその中では有料化を検討することになっているのだから、場合によっては指定袋を有料で売るかもしれないと、何か含みのあるような答弁ですけれども、合併した後は、少なくとも現在の久喜市、宮代町の分は手数料なし、袋も無料、それ以外の部分は指定袋で住民は負担をしなくてはいけないということになっている、私は、これは非常に不公平だろうと思います。どちらかに統一をすべきだろうと、当然有利な方に統一をすべきだろうと思います。つまり、指定袋で栗橋町、鷲宮町、菖蒲町がやっているとすれば、その指定袋は無料、住民負担はなしにすべきだろうと。この統一についてはいかがでしょうか、お伺いいたします。
  それから、プラスチックごみを、現在栗橋町、鷲宮町は燃やすごみとしているということですけれども、時間が必要、現在は燃やすごみになっていて、早期に統一するためには周知期間が必要である。だから、3年以内にということでした。本当に3年必要ですか。プラスチックごみをちゃんと分別してやっていこうということであれば、その方針は残っているのだとすれば、その周知期間の問題だけだとすれば、周知に3年は要りませんよね。半年なり、1年あればできますよね。そうした短い期間にやるべきだろうと思いますが、いかがでしょうか、お願いします。
議長(小河原 正君) 猪股議員の再質問に対する答弁を求めます。
  瀧口総務課長。
                 〔総務課長 瀧口郁生君登壇〕
総務課長(瀧口郁生君) 猪股議員さんの再質問にお答えを申し上げます。
  まず1点目、今年度中に減量化計画を立ち上げていく必要があるのではないかというふうなご質問が1点目だと思います。そちらにつきまして現状の久喜市役所のごみの排出状況でございますが、9月末現在、衛生組合で処理いたしました量は15.46トンでございます。6カ月の量でございますので、月平均いたしまして、約2.58トンの処理量となってございます。内訳でございますが、収集しているごみから申し上げます。シュレッダーにかけた紙等燃やせるごみが約3トン、瓶、缶、ペットボトルが0.92トン、プラスチックが1.4トン、有害ごみと燃やせないごみで0.46トンとなっております。次に、直接搬入されるごみでございますが、9.68トンとなっております。こちらは、ほとんどが個人情報の書類でございます。合計いたしますと、15.46トンというふうな形になっております。こちらの条例第12条に規定しておりまして、規則でも、それを受けて規定しておりまして、規則によりますと、前年度月1.5トン、年間でいいますと、18トンを超える場合は減量計画を提出していただくというふうなことになっておりますので、今年度のごみの排出量を見きわめてから、もし18トンを超えるようなことがあれば来年度減量計画を提出していただきまして、進めていくというふうなことで考えているところでございます。
  2点目の計画ができるまでどのように求めていくのか、調整していくのかというふうなご質問でございますが、今、久喜宮代衛生組合と久喜市と両方でごみの排出量を記録しております。ですから、両方ともごみの排出量はわかっているものでございますので、今後もごみの減量が図られますよう財政課等と調整して、ごみの減量に努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。
  第3点目、審議会を早期に設置し、現状を認識していただき、計画策定の意見を出してもらうことが必要ではないかというふうなご質問でございますが、審議会を設置した場合、現状認識していただき、それらも踏まえた上での設置をさせていただきたいというふうに考えておりまして、設置時期につきましては、先ほども申し上げましたとおり、ごみの収集方法、体制等に大きくかかわりまして、また広く住民の皆様に負担をいただく手数料等の内容についても、もんでいただくわけでございますので、できるだけ早いうちに審議会の設置もさせていただいて、ご意見をいただくような形をとらせていただきたいというふうに考えているところでございます。
  第4点目の議決すべき事項を明らかにというふうなご質問でございますが、こちらにつきましては、久喜宮代衛生組合議会の議決に付すべき事項を定める条例がございまして、こちらの第2条の中で、基本方針に関すること、将来の目標に関すること、前各号を実現するための重点施策に関することにつきましては、議会の議決をいただくというふうなことになってございますので、基本計画につきましても、そういった条項については、議会の審議議決をいただいてまいりたいというふうに考えているところでございます。
  以上でございます。
議長(小河原 正君) 白子業務課長。
                 〔業務課長 白子直巳君登壇〕
業務課長(白子直巳君) 猪股議員さんの再質問にご答弁申し上げます。
  初めに、ふれあい収集の関係でございます。ふれあい収集につきましては、申請により調査等を行ってまいりますことから、所定の期間を必要としますことから、実施までには半年か1年程度お願いしたいと考えてございます。
  次に、指定袋の関係でございますが、現在でも久喜市は透明袋等でお願いしているところでございまして、住民の方には、購入について当然ご負担されていると思います。統一につきましては、もう少し時間をいただきたいと考えてございます。
  プラごみの関係でございますが、分別収集の調整、住民への周知を行いまして、再編を図る必要がございます。そのようなこともございますので、3年とお願いしてございますが、できるだけ早い期間、2年ぐらいの間にはまとめてまいりたいと考えてございますので、よろしくお願いします。
議長(小河原 正君) 再々質問をお受けいたします。
  猪股議員。
                 〔8番 猪股和雄君登壇〕
8番(猪股和雄君) 幾つか前向きのご答弁いただきまして、ほぼ了解はするのですけれども、まず久喜市役所のごみの減量についてです。減量計画自体は、今年1年見てからということですけれども、月2.58トン、それから月によって、かなりの増減がありますよね。特に4月は4.5トンというふうに聞いておりますし、多量排出ということを前提とした対応をとっていくべきだろうと思いますけれども、今後も減量に努めていくということが言われましたので、ぜひ積極的な減量指導をお願いしたいと思います。私どもも久喜市議会の中で努力はしていきたいと思います。
  それから、減量審議会の設置なのですけれども、ほかの答弁もそうですが、できるだけ早くという答えが随分多いのですけれども、めどぐらい示してもらえませんかね。ごみ処理基本計画を3年以内に再編だとすれば、その前の1年間やればいいだろうという問題ではないと思うのです。合併して、それこそできるだけ早く、半年ぐらいの間には設置して、その中で1年、2年ぐらいかけて、新久喜市と宮代町のごみ処理の現状を委員の皆さんに、委員の皆さんは各地から出てくるわけですから、知ってもらって、それを踏まえて、ごみ処理基本計画をつくっていくべきなのだろうと思いますので、私は半年ぐらいの間には設置できるのではないかというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。めどぐらい示していただきたいと思います。
  次に、ふれあい収集については、半年か1年ぐらいということですが、これも1年はかからないはずですよね。希望をとるのに半年かかるはずはない。それに対する対応を決めるのに、また何カ月もかかるはずはないので、半年ぐらいの間には実施をさせるように取り組んでいただきたいということを、そのような計画を、今から話し合っていただくように要望しておきます。
  それから、可燃、不燃ごみの無料の問題については、統一については、もう少し時間をいただきたいということですけれども、基本的なところだから、今ここで方針を変えるというのは難しいかと思います。これ以上聞きませんけれども、しかし指定袋を購入するというのを私は有料という言い方をしておりますが、有料か無料か、負担があるかないかというのは、ある意味最も基本的なところですよね、住民にとっては。ですから、これは合併後速やかに統一をするべきだろうと思うのです。サービスは、基本的には変わらないのに負担があるかないか、同じ地域にというのはおかしいだろうと思いますので、これももう少し時間をではなくて、できるだけ早く結論を出すように、統一をするように、今から協議を進めていただきたいということも要望しておきます。
  プラスチックごみの分別については、これも周知の期間が必要なので、できるだけ早く、2年ぐらいの間にまとめていきたいということでした。周知に2年かかるはずはないのですよ。3年以内だから、何かねじって2年というように言っている気もするのですけれども、これもできるだけ早くでしょう。これは特に久喜宮代衛生組合でこれまで取り組んできたことの、ごみ分別の基本にかかわることであるはずですよね、減量大作戦を進めてきた。一番最初にプラスチックごみの減量を始めてきた、久喜宮代衛生組合では。先進的な取り組みだったわけです。これは合併して、2年と言わず、それこそ1年ぐらいの間にでも実施すべきだろうと思います。これについては、もうちょっと早められないか、お伺いします。
議長(小河原 正君) 猪股議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  瀧口総務課長。
                 〔総務課長 瀧口郁生君登壇〕
総務課長(瀧口郁生君) 猪股議員さんの再々質問にお答え申し上げます。
  審議会の立ち上げ時期はというふうなご質問でございますが、平成23年度の初めごろまでには審議会を立ち上げて進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。
  以上でございます。
議長(小河原 正君) 白子業務課長。
                 〔業務課長 白子直巳君登壇〕
業務課長(白子直巳君) 猪股議員さんの再々質問にご答弁申し上げます。
  プラごみの関係でございます。2年ぐらいというが、もう少し早くならないかとのご質問でございます。プラスチックの分別収集の体制の整備等を検討してまいる必要がございます。3地区とも今は別々の収集体制をとってございますので、それらを統一するために時間も要しますことから、2年と先ほど言わせていただきましたが、現在の状況の中では努力していきたいという形でお願いしたいと思います。
議長(小河原 正君) 以上で猪股議員の質問は終わります。
  次に、木村議員の質問をお受けいたします。
                 〔3番 木村奉憲君登壇〕
3番(木村奉憲君) 3番、木村奉憲です。3点にわたって質問をしたいと思います。
  第1点目は、生ごみ減容化及び堆肥化についてです。HDMシステムの現状と中長期計画をどのように進めるのか、あるいは展望しているのかについて、改めてお伺いしたいと思います。前者の質問に対しても良好であるというようなこととか、4トン拡大して全域にということなのですけれども、指定袋の問題なんかもありますので、その計画をどのように展望を持って行うのか。
  それから、2番目として、そのような計画をどのような形で策定するのか、検討するのかということについてお伺いしたいと思います。私は、検討委員会なりをつくって進める必要があるのではないかという思いで質問したいと思います。
  それから、市民への周知はどのように行うのか。この生ごみの減容化については、市民の中では、十分に知られていない、モデル地域の方々は、それなりに関心があるのですけれども、それ以外の人たちについては、経過も含めて、よく知られていないという状況を、きちっと知らせながら進めていく必要があるのだろうということで、今後周知はどのように考えているのか、お伺いしたいと思います。
  大きい2番目の問題は、2号炉の混合ごみの実験についてなのですけれども、最近の総排出量、これが全体的には減っている中で、燃やせるごみは逆に数字として139トンふえているという現状を考えて、その減量化とリサイクル、そういう立場から考えるならば、この現状を今後どのように考えていくかということについてお伺いをしたいと思います。
  それから、2番目について、内容についても今後具体的にどういうようなことを考えているのか、そういうことについてお伺いしたいと思います。
  3番目は、合併に伴う久喜宮代衛生組合についてなのですけれども、この中で、特に運営管理と収集体制について質問します。1点は、1市3町の合併で、久喜宮代衛生組合の運営管理で変更が考えられるものは何か。委託、契約、直営、シルバー、こういう中身が出ていますが、これについての運営管理、どのように考え、また変更が考えられるものがあるのかどうか。
  それから、2番目として、ごみの排出・収集体制で今後統一が困難なものはないのかどうか、それについてお伺いします。
  以上です。
議長(小河原 正君) 木村議員の質問に対する答弁を求めます。
  白子業務課長。
                 〔業務課長 白子直巳君登壇〕
業務課長(白子直巳君) それでは、木村議員さんご質問の1点目の生ごみ減容化及び堆肥化について、2点目の2号炉の混合ごみの実験についてと3の(2)、ごみの排出・収集体制で統一が困難なものはないのかのご質問につきましてご答弁申し上げます。
  初めに、生ごみ減容化及び堆肥化について、(1)のHDMシステムの現状と中長期計画はどのようにと、(2)の中長期計画の策定はどのように進めるのかとのご質問にあわせてご答弁申し上げます。HDMシステムの現状でございますが、先ほど矢野議員さんにもお答え申し上げましたが、HDMシステムによります生ごみ減容化及び堆肥化製造実験につきましては、平成20年10月から平成21年3月までの半年間におきまして実施いたしてございます。実験におきましては、良好に処理がされましたことから、平成21年4月からは大地の恵み循環センターにおいて受け入れをしてございました、モデル地区からの生ごみの全量日搬入量約4トンすべてをHDMシステムによります減容化処理施設に受け入れまして、7カ月が経過しておりますが、懸念されておりました夏場の不快なにおいの発生もなく、また生ごみの減容率につきましても、当初想定のとおりとなっておりまして、現状におきましても順調に処理がされております。今後は、回収袋の除去や乾燥による水の補給などの課題に取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。今後生ごみの全量堆肥化につきましては、久喜宮代衛生組合一般廃棄物処理基本計画にもございますように、焼却によるごみ処理量の削減を目指し、資源循環型のごみ処理行政を推進してまいりたいと考えております。
  次に、(3)、市民への周知はどのようにとのことでございますが、現在久喜宮代衛生組合で行ってございます生ごみ減容化及び堆肥化につきまして、広報やイベント等でお知らせしてまいりたいと考えてございます。
  次に、2号炉の混合ごみの実験についてのご質問の(1)、現状と今後の見通しはとのご質問でございますが、プラスチック類の混合実験につきましては、今年度2回の実験を実施する予定となってございます。1回目の実験といたしましては、平成21年9月27日に実施をしてございます。実験の内容でございますが、組合へ直接搬入されます事業系プラスチック類2トンを燃やせるごみと混合いたしまして、焼却立ち上げ時のダイオキシン類濃度測定及び通常運転時のダイオキシン類濃度測定並びに運転時の炉への影響を確認するものでございます。現状におきましては、ダイオキシン類濃度測定の結果がまだ出されておりませんので、今後の測定結果につきましてご報告をさせていただきます。また、2回目の実験といたしまして、11月28日を予定してございます。実験内容といたしましては、1回目と同様、2トンのプラスチック類を燃やせるごみと混合いたしまして、通常運転時のダイオキシン類濃度測定と立ち下げ時のダイオキシン類濃度測定を行うものでございます。
  なお、今後の見通しでございますが、1回目、2回目の実験結果や、4月から靴などの履き物類を燃やせるごみとして分別収集し、焼却しております状況などを踏まえまして、プラスチック類の混合焼却を地元自治会とも協議し、検討してまいりたいと考えてございますので、ご理解を賜りたいと存じます。
  次に、(2)の内容の拡大などの状況はとのご質問でございますが、今後焼却実験のダイオキシン類濃度等の状況を確認いたしまして、組合へ直接搬入される事業系プラスチック類、日量約2トンの混合焼却について検討してまいりたいと考えておるところでございます。
  次に、3、合併に伴う久喜宮代衛生組合についての(2)のごみの排出・収集体制で統一が困難なものはないのかとのご質問でございます。ご承知のとおり、現在菖蒲町、栗橋・鷲宮衛生組合、当組合の3施設において、それぞれの搬出・収集体制により、ごみ処理の事務事業を実施しております。合併によりまして再編を進めるわけでございますが、いずれの事務事業も内容に多くの相違がございますことから、十分な調整、時間が必要であると考えております。統一が困難なものはないかとのことでございますが、再編には時間を要するものと考えておりますが、幾つか例を挙げさせていただきますと、例えばプラスチック類の分別、収集につきましては、当組合の場合は、すべてのプラスチックごみを同一の透明袋で週1回排出していただき、収集後、委託業者により容リ法に該当するものと、それ以外のプラスチックに分別しております。菖蒲町の場合は、容リ法に該当するものだけを指定袋に入れまして、月2回排出していただき、収集しております。その他のプラスチック類につきましては、不燃ごみとして指定袋に入れ、月1回収集、汚れのあるものは可燃ごみとして指定袋に入れ、週2回収集し、町の焼却施設で焼却しております。栗橋・鷲宮衛生組合は、プラスチック類につきましては、すべて燃やすごみとして指定袋に入れ、週2回排出していただき、収集いたしまして、組合の焼却施設で焼却しております。このように一つの例ではございますが、プラスチックごみ一つにつきましても、異なった分別方法、排出方法、収集方法、収集回数でございますことから、再編を進めるには、現在の状況、事務の効率などを考えながら、住民の皆様へ周知方法も含めまして、統一した方法へ調整を図っていく必要がございますことから、統一や調整に時間を要すると考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
議長(小河原 正君) 瀧口総務課長。
                 〔総務課長 瀧口郁生君登壇〕
総務課長(瀧口郁生君) 木村議員さんのご質問にお答えを申し上げます。
  1市3町の合併で、久喜宮代衛生組合の運営管理で変更が考えられるものは何かとのご質問でございます。現在合併協議の中で、事務事業を17項目に区分し、調整を図っているところでございます。この17項目の中には、ごみ処理基本計画策定に関すること、ごみ処理施設に関すること、ごみの排出・収集体制に関すること、一般廃棄物処理手数料に関すること、ごみの資源化に関すること、集団資源回収に関すること、廃棄物減量等推進制度に関すること、生ごみ処理容器等購入費補助金に関すること、し尿浄化槽汚泥等の施設に関すること、し尿浄化槽汚泥等の収集体制に関すること、一般廃棄物処理業の許可に関すること、多量排出事業者の指導等に関すること、適正処理困難物に関することなどの検討項目がございます。これら検討項目のほとんどが、久喜宮代衛生組合の方式を軸に検討することになっております。検討項目の中では、合併時に統合するもの、合併後または3年以内に再編するものがございまして、合併時に統合するものといたしましては、集団資源回収での対象品目の統合、生ごみ処理容器等購入費補助金での限度額の統合、一般廃棄物処理業の許可申請手数料の統合、適正処理困難物での対象品目の統合、そして廃棄物減量等推進制度での謝礼額の統合などを行うものとなっているところでございます。
  なお、現在委託契約を行っております事務事業、直営収集事業、シルバー人材センター委託事業などにつきましても、施設の運営管理事業、直営収集事業を除き、合併協議方針での期限に基づきまして、委託契約を一本化することにより、早い時期に調整ができるもので、費用対効果が得られるものにつきましては、調整の上、変更を検討してまいりたいと存じます。
  以上でございます。
議長(小河原 正君) ここで10分間休憩いたします。再開は2時12分といたします。

    休憩 午後 2時02分

    再開 午後 2時10分

議長(小河原 正君) 再開いたします。
  再質問をお受けいたします。
  木村議員。
                 〔3番 木村奉憲君登壇〕
3番(木村奉憲君) 再質問します。
  第1点目です。私は、中長期計画とか現状を分析しながら、今後の計画を立てる意味で質問したのですけれども、この衛生組合では、当初の計画振興に当たって検討委員会、あるいは審議会なんかでは、かなりきちっとした答申を受けながらやっているという現状はよくわかるのですけれども、その後、基本計画の大幅な変更にかかわるような問題を、やはりもう少しきめ細かな検討をすべきではないかという思いもあって、この質問をしたのですけれども、中長期計画の策定なのですけれども、今の答弁によると、生ごみの基本計画に合わせながら、この策定業務は改めて検討していくと、その中できちっと位置づけをした上で、先ほどお答えもあったのですけれども、審議会みたいな形にのせていくということにあるのか。私は、その前にも、この現状をきちっと客観的に検討するために検討委員会、あるいは学者も含めた、そういう検証が必要ではないかというふうに思いますが、その点についてはどうでしょうか。
  それから、市民への周知については、今後イベント、広報という形にしていくということで答弁いただいていますが、特に広報については、その間の実験、それから経過については、今後ぜひきめ細かな形で報告をしていただきたいということと、モデル地域については、その後いろいろな変遷があって、その後のやりとりをきめ細かく地域の人たちにイベントでやるかどうかわからないですけれども、広報以外で直接携わった、協力した市民に詳しく説明が、地域としての集会としてやる必要があるのではないかと思いますので、その点について伺います。
  それから、先ほどの回収袋について、もう一点お伺いしたいのですけれども、指定袋として活用していくということなのですけれども、今までも生ごみ全量堆肥化に向けて、さまざまな生分解性の実験をしていますね。数百万以上かけていると思うのです。何度も何度も検証しながらやって、膨大な資料、それから研究費がかかっていますので、その点を踏まえた上での指定袋、生分解性が、かなり可能な形のものがされていくのかどうか。私は、それに向けて、今までの実験検証を有効に役立てる必要があるのではないかと思いますが、その指定袋のことについてお伺いします。
  それから、2番目の混合ごみのことについては、今プラスチックのダイオキシン、それから炉の影響調査の結果待ちのようですが、靴、サンダルについて4月から燃やせるごみとしてやっていたということなのですけれども、これについては量的なところでわかるかどうかわからないのですけれども、どの程度の量になって、それについての検証はどうなのかが第1点。
  それから、今後事業系のプラスチック類も考えながらやっていくということで、数値も2トンということを挙げておりますけれども、これは実験での2トンですけれども、今後事業系プラスチックについて指定をしながら、あるいは量的にも決めてやっていくのか、あるいはふやしていくのか、その辺についてお伺いをしたいと思います。
  3番目、運営管理の問題で、17項目について検討しながら、現状のところを維持しながらやるという説明がありました。その中で委託、それからシルバー関係については一本化する方向で考えながらと答弁ありましたから、直営についてはどのように考えていくのか。これでいくと、そのまま残してやるという方向性で確認していいのかどうか、1点お伺いしたいと思います。
  それから、ごみの排出・収集体制について、多く調整しながら時間が必要だという答弁がありました。プラスチックのことについて例を挙げながら説明してもらったのですけれども、これ一つとってみても、かなり大変な問題で、合意も進めながら、やはり栗橋・鷲宮衛生組合で培ってきた内容を広げていくという立場で考えていく必要があるのだろうと思いますけれども、この再編についてもう少し具体的な時期、検討をどのように進めていくかということについてお伺いします。
  以上です。
議長(小河原 正君) 木村議員の再質問に対する答弁を求めます。
  白子業務課長。
                 〔業務課長 白子直巳君登壇〕
業務課長(白子直巳君) それでは、木村議員さんの再質問にご答弁申し上げます。
  まず、1点目の検討委員会は必要ではないかというご質問でございます。HDMシステムによります減容化施設につきましては、引き続きシステムの開発や委託業者と協議を行いながら、研究、検討をすべき課題に取り組んでまいりたいと考えておりますことから、現状では委員会設置は考えてございません。よろしくお願いしたいと思います。
  次に、靴を燃やせるごみとして把握しているかとのご質問でございますが、平成21年4月から靴類を燃やせるごみとして収集、回収いたしまして、焼却を行っているところでございます。燃やせるごみの収集量につきましては、平成20年度と比較いたしますと48.14トンの減、マイナス0.6%となってございます。靴類の混合に伴います増減につきましては、把握できないのが現状でございます。
  それと、市民への広報につきましては、きめ細かに報告をということで、できる限り広報等で細かな周知ができればというふうに考えてございますので、よろしくお願いしたいと思います。
議長(小河原 正君) 瀧口総務課長。
                 〔総務課長 瀧口郁生君登壇〕
総務課長(瀧口郁生君) 木村議員さんの再質問にお答え申し上げます。
  直営について、どう考えているのかというふうなご質問でございますが、直営の収集事業につきましては、現在現業職員によるごみの収集業務を行っております。直営業務につきましては、今の体制で進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。
  以上でございます。
議長(小河原 正君) 再々質問をお受けします。
  木村議員。
                 〔3番 木村奉憲君登壇〕
3番(木村奉憲君) 1番目の問題については、庁内での検討を進めていくということなのですけれども、生ごみの基本計画、これは平成26年度建設、平成27年度稼働という大きな目標がありますよね。それとの関係で、HDMシステムの今後については大きな関連があるということを考えながら、基本計画そのものにかかわる大きな変更なり、今後の問題なのだろうと思います。そういう点では、そこをきちっと踏まえる意味で、庁内の検討だけではなくて、外部、あるいは学者などのさまざまな意見を取り入れながらやっていく必要があるのだろうというふうに思います。
  そういう点で、例えば今までも実績に差が出て、5年計画の中で、数字だけ動かすのだから、基本計画にはかからないからいいのだと、庁内で検討するのだという立場でずっとやってきているものが、その後大きな変更になっているわけですよね。そういう点では、総合的にいろいろな立場から考えて、計画自体がおくれているわけですから、そういう点を考えるならば、庁内だけの検討会を大きく広げながら、早急に進める必要があるのだろうと思いますので、改めてその点についてお伺いします。
  それから、地域への周知については、実際にモデル地域の人たちにとっては、例えば収集袋については何度も何度もかえながらやってきて、やっとここまで来たと。それが今度はHDMシステム方式になってどうなるのかというのが、現場の中では迷いがあったり、疑問があるわけですよ。そういう点では、せめてモデル地域の人たちについては、この間、生ごみだけの堆肥化をやっていくという前提で、まだ意識のある人がたくさんいるわけですから、それは地域に返して、今の現状も踏まえて、良好な形で臭気もないというようなことで、それに転換を図るということであれば、やはり地域での説明会が必要ではないかと思いますので、その点については答弁ありませんでしたので、お願いしたいと思います。
  それから、2番目の問題で、プラスチックを混合しながらやっていくと。1回目と2回目の実験では2トンだということなのですけれども、その後のことについてお聞きして、事業系プラスチックを考えながらやっていくということでのトン数とか、今後の計画は具体的に進めているのかどうか。あったとしたら、お願いをしたいと思います。
  以上です。
議長(小河原 正君) 木村議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  早野事務局長。
                 〔事務局長 早野正夫君登壇〕
事務局長(早野正夫君) 木村議員の再々質問でございます。
  ごみ処理の生ごみ全量堆肥化に向けての形で、中長期的な計画ということの中で、専門家等の意見も入れた委員会の設置と、その中での検討ということでございます。これにつきまして生ごみの全量堆肥化につきましては、これまで生ごみ堆肥生産委員会、また有機資源農業推進協議会ということで、審議会、委員会等で検討、審議していただいてきたところでございます。現在実験してございますHDMシステムにつきましても有機資源農業推進協議会の検討事項ということで、最終答申の中でいただいたものでございます。現在この実験の状況というものを踏まえまして、全量生ごみの堆肥化の拡大ということにつきまして、ある程度の状況、数値等を確認しまして、その後の展開を図っていきたいというふうに考えてございます。現状の段階では、現在の実施状況、実験状況を踏まえまして、改めて進めてまいりたいというふうに考えてございます。
  それから、HDMの関係で、地域への周知ということでございますので、これは現状を踏まえまして、地域での説明会ということの内容に応じましても、時宜を見て説明をさせていただくということは検討させていただきたいと思います。
  それから、混合焼却の今後の計画ということでございます。混合焼却、今年度2回ほど、2トン程度行うと。1回目は既に行って、2回目は今後11月中に行う予定でございますけれども、これにつきましても、その実験の結果、排出ガスの影響、それから焼却炉への影響ということを踏まえまして、どの程度の範囲が適切、妥当に行えるかということも踏まえまして、また混合焼却ということでは、地元の自治会とも協議、相談させていただくということも踏まえまして進めてまいりたいと思っております。来年度以降、この点について、どの程度になるかということにつきましては、なお今後検討させていただくような形で考えております。
  以上でございます。
議長(小河原 正君) 以上で木村議員の質問を打ち切ります。
  次に、加藤議員、お願いします。
                 〔4番 加藤幸雄君登壇〕
4番(加藤幸雄君) 議席4番の加藤です。
  私は1点だけ、プラスチック類の焼却についてということで、お伺いをいたします。よろしくお願いしたいと存じます。
  住環境への負荷の問題とか、焼却炉への影響、その他さまざまな課題からプラスチック類を焼却から外してリサイクル、再資源化のためにさまざまな分別を始めて、もう既に十数年も経過しております。しかし、ここに来て、プラスチック類の全量を再資源化に回せなくなっている、あるいは回しにくいというものもある、こういうことでしょう。そういうことから、現在の燃やせるごみの焼却にプラスチック類の一部を混合焼却する、こういう方向を考えられております。そのための焼却試験を実施しているわけですけれども、以下、この件について伺ってまいります。
  前段の木村議員の質問ともかぶりますけれども、一応用意した質問をさせていただきます。(1)として、焼却試験の結果についてご説明をください。今のご説明ですと、1回目は終わったと。あと、2回目の実験を今月中に行いたいということなのですけれども、わかっている結果があればお願いしたいと思います。
  (2)、焼却炉への影響はどうなのでしょうか、ご説明ください。
  (3)、このプラスチック類の焼却についての計画なのですけれども、どのように考えておられるか、お示しをいただきたいと思います。
  (4)、この件についての周辺地域への説明はどのようにされるでしょうか。またはされてきたのでしょうか、お示しください。
  (5)、ごみの燃やす量を少なくして、そして焼却炉の新設を考える場合には、炉の規模を極力小さく使用していく、これが求められている方向でありますが、この燃やすごみの量を少なくすることに混合焼却というのは逆行するのではないでしょうか、見解をお示し願いたいと思います。
  よろしくお願いいたします。
議長(小河原 正君) 加藤議員の質問に対する答弁を求めます。
  白子業務課長。
                 〔業務課長 白子直巳君登壇〕
業務課長(白子直巳君) それでは、加藤議員さんご質問のプラスチック類の焼却につきましてのご質問にお答え申し上げます。
  初めに、(1)の焼却試験の結果についてのご質問でございます。先ほど木村議員さんにもお答えしたとおりでございますが、1回目の実験を平成21年9月27日に実施いたしまして、現在ダイオキシン類の測定結果がまだ出されておりませんので、後日測定結果をご報告させていただきたいと思います。また、2回目のプラスチック類混合焼却実験につきましては11月28日を予定してございます。
  次に、(2)の炉への影響はとのご質問でございます。1回目の実験におきましては、炉内の温度が高温でも1,000度前後でありまして、炉への影響は、通常時と変更がないものと考えてございます。
  次に、(3)、焼却の計画はとのことでございますが、今後2回目の実験結果を踏まえまして、プラスチック類混合焼却を検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
  次に、(4)の周辺地域への説明はとのご質問でございますが、最終結果が出次第、速やかに報告をさせていただくものでございます。
  次に、(5)、燃やす量を少なくするのに逆行するのではとのご質問でございます。現在プラスチック類の処理でございますが、委託によりまして選別を行い、容器包装リサイクル法に基づく指定法人ルートでの処理を行いまして、それ以外のプラスチック類につきましては、以前は栃木県鹿沼市の民間処理場へ受け入れをお願いしておりましたが、鹿沼市から受け入れ不許可を受けましたことにより、現在は千葉県成田市の民間処理施設において焼却処理をお願いしているところでございます。本来でありましたら、一般廃棄物の処理につきましては、自区内での処理が基本との観点から、組合で処理をしなくてはならないものでございます。組合では平成5年、焼却施設からのダイオキシン類の発生に伴いまして、当時ダイオキシン類の発生源と思われましたプラスチック類の焼却処理を平成6年度に取りやめまして、今日に至っております。その後、ダイオキシン対策といたしまして、平成18年、平成19年度に排ガス高度処理設備及び大規模改修工事を実施いたしまして、地元自治会からのご理解をいただき、平成20年12月3日には第1回目の実験を実施させていただき、今回2回目のプラスチック類の混合焼却実験をさせていただいているものでございます。また、処分先自治体との事前協議におきましても、自区内処理の拡大に向け、最大限の努力をするよう事前協議の了承書にも記載されているものでございます。このような状況から、当組合への焼却処理を検討せざるを得ない状況でございます。今後におきましても、さらに分別に協力をいただき、資源化を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
議長(小河原 正君) 再質問をお受けします。
  加藤議員。
                 〔4番 加藤幸雄君登壇〕
4番(加藤幸雄君) 焼却試験の結果については、まだ1回目の結果も出ていないし、2回目の調査が、これからだということなのですけれども、何もダイオキシンだけの問題でもないと思うのですよね。その他の環境汚染物質等ありますので、そういった点ではいかがなものでしょうか。
  それから、炉への影響ということで、1,000度前後で推移して、通常の焼却と変化はないということだったのですけれども、今も説明がありましたように大規模改修をやりました。その際の設計時に、こうしたプラスチック類の混合焼却もあり得るという形で設計をされているのかどうか、その点ちょっとご説明をいただきたいと思います。
  それから、焼却の計画なのですけれども、先ほども木村議員へのお答えで、結果がよければ2トン程度の事業系のプラスチックを混合焼却していきたいということでしたけれども、この実験結果がよくて、環境を汚染しない範囲だと判断された場合、いつからやろうとされているのか。また、燃やす量を少なくするというのが眼目なのですけれども、それでもはけない部分はいたし方ないということで、焼却を考えているようですけれども、それでも、これまである程度のプラスチックを固形燃料として福島県大熊町へ運んで、洗濯業者さんに納めていたのですけれども、それのルートも絶たれてしまった。それで、プラスチック類が大きく余ってというか、はけなくなってきたということがあると思うのです。今いろいろな自治体から出されるプラスチックのごみをどう処分していくかというのは、どこでも大きな問題なのですけれども、例えば発電所でありますとか、製鉄所でありますとか、そういうところに燃料として使ってもらうとか、そうしたルートも開拓できないわけではありません。また、大熊町のような大きな洗濯屋さんに燃料として使ってもらう、こういうルートも、探せばまだまだあると思うのです。なるべくここで燃さないで、熱源としてほかで使ってもらう、こういったやり方もあると思うのですけれども、そうした努力をぜひお願いしたいと思うのですが、いかがでしょうか。
  また、住民への説明ですけれども、この実験結果が出た段階で、早期にご説明いただくということだったのですけれども、特に久喜宮代衛生組合の焼却炉で何でも燃やしてきたという経緯で、煤煙、そのほかで周辺住民を苦しめてきたいきさつがあるわけです。今でも当組合の処理場を不安の目で見ている、こういった住民の方もいらっしゃいます。ですから、周辺住民にはよく説明して、住民の声をよく聞いて、真摯にそれにこたえていくということが必要だと思うのですが、そのためにも住民説明をきっちりと十分に行うということが必要ですけれども、その点ではいかがでしょうか。
  また、先ほど言ったように熱源として使ってもらう努力をして、今はしようがないから燃やすにしても、いつまでにめどをつけて、ここらぐらいでやめたいというような計画もぜひつくっていただきたいものだと思うのですけれども、その点のお考えをお願いします。
議長(小河原 正君) 加藤議員の再質問に対する答弁を求めます。
  白子業務課長。
                 〔業務課長 白子直巳君登壇〕
業務課長(白子直巳君) 加藤議員さんの再質問にお答え申し上げます。
  1点目のダイオキシン以外の結果についてはということでございますが、まだ結果は出ておりませんが、ばいじん、硫黄酸化物、窒素酸化物、塩化水素などを測定してございますので、後日結果が出ると思います。よろしくお願いいたします。
  次に、焼却の計画をいつから行うかということでございますが、早ければ平成22年度からというふうに考えてございます。
  あと、プラを燃料として使うことを考えないのかということでございますが、現在でも他の民間の焼却施設などにお願いしている状況でございます。そのようなことでございますので、このような燃焼実験をしているところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
  地元説明を早く行うべきではないかとのご質問でございますが、結果が出次第、早期にご報告させていただきたいと考えてございます。
  以上でございます。よろしくお願いします。
議長(小河原 正君) 早野事務局長。
                 〔事務局長 早野正夫君登壇〕
事務局長(早野正夫君) 大規模改修時の設計、仕様ということでございますけれども、これにつきまして大規模改修時におきましては、プラスチック類のごみの焼却ということまでの設計は当初しておりませんでしたので、それを踏まえまして、そのようなことから昨年度、1回、今年度2回、実験をさせていただきまして、地元自治会とも協議、相談をさせていただいて、お願いしたいというようなことで考えております。
  以上でございます。
議長(小河原 正君) 再々質問をお受けします。
  加藤議員。
                 〔4番 加藤幸雄君登壇〕
4番(加藤幸雄君) お願いします。
  まず、2回目が今月28日を考えられているということなのですが、1回目、2回目を通じて、その試験の結果はいつ出るのでしょうか、それを教えてください。
  それから、自区内処理、あるいはなかなか次に再資源化といいますか、ルートが見つからないということなのですけれども、2年ほどぐらいでしょうか、三ヶ山処分場を視察したことがあるのですが、そのときだったと思うのですが、あわせて久喜宮代衛生組合のプラスチックごみを再資源化してくれる、そういう業者を見たことがあります。そのときに業者さんから聞いた話ですと、久喜宮代衛生組合のプラごみについては、残念ながら品質が余りよくないのですと。というのは、洗浄が不十分だということで、せっかく持ち込んでも再商品化に乗らないで捨てられるというか、また燃されるのでしょう。そうした話を聞きました。当組合としても、そうした反省の上に立って、なるべく再資源化ルートに乗せるように努力をすべきだと思うのですが、その点ではいかがなのでしょうか。
  そうやってもはけないという場合があるのでしょうけれども、環境への負荷ですね、今地球温暖化ということが本当に大問題になっていますけれども、CO2の排出削減など考えるときに、このプラ類の焼却処分はやめる、これが重要な点だと思うのです。どうしても資源化に回せない部分があるとしても、その部分は早急に解決されるべきだと思うのですけれども、そうした努力を私はお願いしたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。よろしくお願いします。
議長(小河原 正君) 加藤議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  早野事務局長。
                 〔事務局長 早野正夫君登壇〕
事務局長(早野正夫君) 再々質問でございます。
  昨年の焼却実験の結果、それから今年度第1回目の実験の結果ということでございます。昨年12月の実施結果につきましては、結果が出た段階で、1月に地元自治会のほうへご連絡を申し上げまして、その内容をもちまして、履き物類、サンダルとか、そういったものは、ビニール、ゴムがかなり使われておりますので、そういったものから焼却をということで、ご理解をいただいて、今年度の選別から、そのような形にさせていただいているところでございます。
  それから、今年度第1回目の実験結果の内容につきましては、今月11月中には結果が出るというふうには考えてございますので、こちらのほうにつきましては、結果が出た段階で、またご報告をさせていただきたいと思います。
  それから、自区内処理の関係とオリックスの関係とで、先ほどお話がございましたけれども、寄居町のオリックスへ運び込んだという段階におきましては、こちらのほうの選別残渣の中でも、特に質の悪い、医療用の廃棄物がまじっていたりしたものとか、そういったものをオリックスのほうで焼却処理をお願いしたという要因でございます。衛生組合のプラスチック類につきましては、現在市民の方には、汚れの付着したものについては洗って出していただくとか、そういうことまでお願いをしてございまして、容器包装リサイクル法の対象物につきましては、かなり品質が上がってきているのではないかということで考えてございます。
  また、今回焼却、あるいは今後の処理に困るものということで、この選別残渣類とか、汚れの付着をしたものとか、そういったものについての焼却ができないかということでございます。事業系のごみにつきましては、かなり選別等してございますけれども、汚れの付着したものも多いということでございますので、これらのものを焼却のほうへ一部でも回せればということで、地元のほうとも、また結果が出た段階で協議をしまして、進めさせていただきたいというふうに考えてございます。
  以上でございます。
議長(小河原 正君) 以上で加藤議員の質問を打ち切ります。
  以上で組合に対する質問を終了いたします。

                        ◇                      

    ◎次会の日程報告
議長(小河原 正君) 以上で本日の日程は終了いたしました。
  次会の日程を申し上げます。次会は、11月24日火曜日9時から本会議を開き、議案に対する質疑、討論、採決を行います。議員の皆様には定刻どおりご参集くださるようお願いいたします。
  また、園部議会運営委員長からも報告がございましたとおり、議案質疑書の締め切り日は11月13日金曜日午前9時までとなっております。具体的にページの指定がされていないような質問、議案に直接関係ない質問は避けていただき、執行部が速やかに答弁できるように、具体的にわかりやすく記入くださるようお願いいたします。

                        ◇                      

    ◎散会の宣告
議長(小河原 正君) 本日はこれにて散会いたします。
    散会 午後 2時50分