〇 招 集 告 示
久宮衛告示第17号
平成19年久喜宮代衛生組合議会第4回定例会を次により招集する。
平成19年10月16日
久喜宮代衛生組合管理者 田 中 暄 二
記
1 期 日 平成19年10月23日
2 場 所 久喜宮代衛生組合大会議室
〇 応 招 ・ 不 応 招 議 員
応招議員(14名)
1番 清 水 隆 君 2番 園 部 茂 雄 君
3番 木 村 奉 憲 君 4番 加 藤 幸 雄 君
5番 川 野 昭 七 君 6番 中 野 松 夫 君
7番 川 辺 美 信 君 8番 角 田 礼 子 君
9番 内 田 正 君 10番 西 村 茂 久 君
11番 榎 本 和 男 君 12番 小 河 原 正 君
13番 猪 股 和 雄 君 14番 角 野 由 紀 子 君
不応招議員(なし)
平成19年久喜宮代衛生組合議会第4回定例会 第1日
平成19年10月23日(火曜日)
議 事 日 程 (第1号)
1 開 会
2 開 議
3 会議録署名議員の指名
4 会期の決定
5 管理者提出議案の上程(議案第6号〜議案第7号)
6 提案理由の説明
7 組合に対する質問
8 次会の日程報告
9 散 会
午前9時開会
出席議員(14名)
1番 清 水 隆 君 2番 園 部 茂 雄 君
3番 木 村 奉 憲 君 4番 加 藤 幸 雄 君
5番 川 野 昭 七 君 6番 中 野 松 夫 君
7番 川 辺 美 信 君 8番 角 田 礼 子 君
9番 内 田 正 君 10番 西 村 茂 久 君
11番 榎 本 和 男 君 12番 小 河 原 正 君
13番 猪 股 和 雄 君 14番 角 野 由 紀 子 君
欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定により出席した人
管 理 者 田 中 暄 二 君 副管理者 榊 原 一 雄 君
会 計 太 田 武 雄 君 参 与 浅 子 秀 夫 君
管 理 者
参 与 加 藤 茂 男 君 参 与 矢 嶋 行 雄 君
参 与 室 田 慶 一 君 事務局長 早 野 正 夫 君
総務課長 当 間 義 広 君 業務課長 岡 野 晴 一 君
総務課長 金 井 誠 君 業務課長 伊 東 雅 夫 君
補 佐 補 佐
業務課長 内 田 久 則 君 収集料金 松 永 公 夫 君
補 佐 係 長
代 表 榎 本 善 司 君
監査委員
本会議に出席した事務局職員
総務課長 野 本 俊 男 書 記 近 藤 初 江
補 佐
書 記 赤 羽 貴 裕
◎開会の宣告 (午前 9時00分)
〇議長(角野由紀子君) ただいまの出席議員は14名でございます。
定足数に達しておりますので、これより平成19年久喜宮代衛生組合議会第4回定例会を開会いたします。
ここで休憩いたします。
休憩 午前 9時01分
再開 午前 9時02分
〇議長(角野由紀子君) 再開いたします。
◇
◎開議の宣告
〇議長(角野由紀子君) 直ちに本日の会議を開きます。
◇
◎議事日程の報告
〇議長(角野由紀子君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。
◇
◎会議録署名議員の指名
〇議長(角野由紀子君) 日程第3、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第93条の規定により、議長において
3番 木 村 奉 憲 議員
4番 加 藤 幸 雄 議員
を指名いたします。
◇
◎会期の決定
〇議長(角野由紀子君) 日程第4、会期の決定を議題といたします。
議会運営委員長の報告を求めます。
内田委員長。
〔議会運営委員長 内田 正君登壇〕
〇議会運営委員長(内田 正君) おはようございます。
第4回定例会について、去る10月18日に議会運営委員会を開催をいたしました。その結果の概要につきましてご報告を申し上げます。
今定例会に提出される議案は、管理者提出議案2件及び請願1件が予定をされております。それに一般質問が5名予定されております。
次に、会期日程につきましては、本日10月23日から11月12日までの21日間ということで決定をいたしました。
また、今定例会の議案質疑書の締め切り日については、既に議長名で通知したとおり、10月31日水曜日の5時までとすることで決定をいたしました。あわせてご報告を申し上げます。
その他追加議案1件が予定をされております。
以上でございます。
〇議長(角野由紀子君) お諮りいたします。
今定例会の会期は、委員長の報告どおり、本日10月23日から11月12日までの21日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(角野由紀子君) ご異議なしと認めます。
よって、会期は21日間と決定いたしました。
なお、今定例会の議案質疑書の締め切り日については、既に議長名で通知したとおり、10月31日水曜日午後5時までとすることで決定をいたしましたので、あわせてご報告いたします。
◇
◎管理者提出議案の上程
〇議長(角野由紀子君) 日程第5、管理者提出議案の上程ですが、議案第6号から議案第7号について一括上程し、議題といたします。
◇
◎提案理由の説明
〇議長(角野由紀子君) 日程第6、管理者より提案理由の説明を求めます。
管理者、お願いいたします。
〔管理者 田中暄二君登壇〕
〇管理者(田中暄二君) おはようございます。それでは、本日、久喜宮代衛生組合議会第4回定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様にはご健勝にてご参集を賜り、ご審議いただきますことを厚く御礼申し上げます。
それでは、本定例会の提案理由の説明に先立ちまして、ご報告を申し上げます。
初めに、ごみ処理施設焼却炉の大規模改修工事でございますが、平成19年度に入りまして、焼却炉2号炉設備の改修工事を開始いたしまして、工事の進捗率は10月1日現在68.4%でございます。既に2号炉の改修工事は完了してございまして、9月27日からは実際にごみの投入を行い、負荷運転を実施中であり、明日10月24日から26日の3日間で性能試験を行いまして、発注仕様書にございまする性能がすべて満たされているかにつきまして、確認のための分析調査を実施する予定でございます。今後におきましては、2号炉を運転しながら1号炉の改修工事を行い、3月中旬を目標にすべての改修工事が完了する予定で進めているところでございます。これからも安全で安心できる焼却炉の維持管理に努めてまいる所存でございますので、ご理解、ご協力をお願いを申し上げる次第でございます。
次に、堆肥化事業でございます。埼玉県農林総合研究センターを初め久喜宮代有機資源農業推進協議会、専門部会及び関係各位と連携をしながら、よりよい堆肥化づくりに全力を尽くしてまいったところでございますが、実証プラントにおきます安定的な堆肥生産が確立されたことから、生産された堆肥を農林総合研究センターで作成いたしました施用マニュアルに基づき、米作、野菜などの実証栽培試験を合わせて10カ所で実施してまいりました。これからも生ごみ堆肥化モデル地域の皆様に配布をいたしまして、家庭菜園、農地などにおける利用を推進したいと考えています。今後におきましても各関係機関のご協力、ご支援をいただきながら全量堆肥化を目標に効率的な堆肥の生産から流通、販売に至る実証を進めてまいりたいと考えております。
次に、資源リサイクル率でございますけれども、平成18年度につきましては45.1%という結果でございました。平成17年度は44.5%でありましたから、0.6ポイントのアップでございます。全国平均あるいは埼玉県の平均からいたしましても倍以上のリサイクル率でございまして、これも管内住民の皆様方のごみの減量と分別の徹底、生ごみの堆肥化にご理解、ご協力をいただいた結果でございまして、引き続き資源循環型のごみ処理行政を推進してまいりたいと考えています。
それでは、本定例会に提案申し上げております議案の説明を申し上げます。本日、本定例会に提案申し上げる議案は2件でございます。
議案第6号 平成18年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算の認定についてでございます。地方自治法第233条第3項の規定により、平成18年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算を別冊のとおり監査委員の意見をつけて認定に付するということで、別冊で調製をされております。
決算書の1ページでございます。歳入合計、予算現額18億9,303万8,000円、調定額19億2,988万7,133円、収入済額19億2,979万3,153円、不納欠損額9,350円、収入未済額8万4,630円でございます。
次に、歳出でございます。2ページをお開きいただきたいと存じます。予算現額は歳入と同じでございまして、18億9,303万8,000円でございます。支出済額が18億2,286万5,575円となっております。翌年度繰越額がございませんので、不用額が7,017万2,425円でございます。
次に、議案第7号 平成19年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)についてでございます。別冊で調製してございますので、お開きいただきたいと存じます。
まず、第1条でございますが、歳入歳出予算の補正ということで、それぞれ72万7,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ31億572万7,000円に改めたいという内容でございます。
以上、議案2件でございます。
なお、詳細につきましては、事務局長をして補足説明いたさせますので、慎重ご審議の上、速やかにご議決を賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
〇議長(角野由紀子君) それでは、議案第6号から議案第7号まで補足説明を求めます。
事務局長、お願いいたします。
〔事務局長 早野正夫君登壇〕
〇事務局長(早野正夫君) おはようございます。それでは、補足説明をさせていただきます。
議案書1ページでございます。議案第6号 平成18年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算の認定についての補足説明を申し上げます。お手元の決算書に従いましてご説明を申し上げます。
初めに、4ページをお開きいただきたいと思います。財産に関する調書でございます。土地、地積及び建物につきましての変更はございません。
次に、5ページの物品の関係でございます。平成18年度中の増減につきましては、小型乗用車1台、回転板式塵芥収集車1台、し尿収集車2台の計4台を廃車いたしました。なお、小型乗用車の老朽化によりまして、新たに軽乗用車を1台購入いたしましたので、決算年度中の増減高は3台の減車となってございます。したがいまして、2、物品の区分欄の乗用車の台数の増減はゼロ台、塵芥収集車回転板式機械収集車は1台の減車及びし尿収集車は2台の減車となってございます。このことから平成18年度末の所有台数は24台となってございます。
続きまして、事項別明細書に従いご説明申し上げます。決算事項別明細書の1ページ、2ページをお開きいただきたいと存じます。
第1款の分担金及び負担金ですが、予算現額、調定額、収入済額、いずれも14億6,190万円でございます。これは、組合規約第13条の規定に基づきまして、久喜市が3分の2の9億7,460万円、宮代町が3分の1の4億8,730万円を負担していただいております。備考欄に記載してあるところでございます。
次に、第2款の使用料及び手数料ですが、予算現額6,727万6,000円、調定額6,954万7,840円、収入済額6,945万3,860円でございます。なお、収入未済額が現年度分と滞納繰越分を合わせまして8万4,630円ございます。また、不納欠損額が9,350円となってございますが、これは平成13年度分塵芥処理手数料2件及びし尿手数料11件でございます。
次に、第3款の財産収入でございます。予算現額4,589万4,000円に対しまして、調定額、収入済額とも同額でございまして、7,345万2,191円でございます。これは、備考欄にございますように、資源回収に伴う有価資源及びごみの処理過程から発生した有価資源の売り上げ代金並びに収集車売り払い代金でございます。内訳につきましては、主要な施策の成果に関する調書の12ページ、13ページに記載してございます。
次に、第4款の繰越金でございます。予算現額が1億3,703万8,000円、調定額、収入済額とも同額で1億3,703万7,594円でございます。
次に、第5款の諸収入でございます。3ページ、4ページをお開きください。予算現額93万円に対しまして、調定額、収入済額とも794万9,508円でございます。組合預金利子として収入済額が40万7,906円、雑入といたしまして収入済額が754万1,602円となってございます。内訳につきましては、備考欄に記載のとおりでございます。
次に、第6款組合債でございます。排ガス高度処理設備整備・2号炉ほか大規模改修工事事業債といたしまして1億8,000万円を8年償還、うち据え置き1年、利率1.59%で金融機関から借り入れたものでございます。
以上が歳入の概要でございます。
続きまして、歳出でございます。5ページ、6ページをお開きいただきたいと存じます。
まず、第1款の議会費でございます。予算現額350万5,000円に対しまして支出済額が291万5,225円となりまして、執行率が83.2%でございます。これは議員報酬や会議録の調製、また視察研修等の議会運営費でございます。この視察研修につきましては、決算調書の15ページに記載してございます。この視察研修につきましては、平成19年1月23日、24日の両日にわたり、第1日目が埼玉県東松山市株式会社ビーカムの廃プラスチックリサイクル工場と同じく埼玉県寄居町株式会社ウム・ヴェルト・ジャパンの蛍光管等リサイクル施設、第2日目が群馬県沼田市沼田市外3箇村清掃施設組合の排ガス高度処理設備及び灰固形化施設への視察を実施したものでございます。
次に、第2款の総務費でございます。衛生組合の総務に関する事業全般にわたる共通経費を執行してございます。予算現額2億8,940万2,000円に対しまして、支出済額は2億7,431万2,332円となってございます。執行率が94.8%でございます。
まず、第1目の一般管理費でございます。予算現額2億736万3,000円に対しまして、支出済額1億9,302万8,615円となっております。執行率93.1%でございます。この執行内容でございますが、事務職員19人の給与費等人件費のほか、5ページから10ページにございますように、衛生組合全般にわたる事務諸経費を主といたしまして備考欄に記載しております事業を執行してございます。
なお、平成18年度の主要な事業といたしましては、7ページ、8ページの8節報償費の備考欄上から1行目から3行目にございますように、ごみの減量化に取り組んでいる廃棄物減量等推進員への謝礼及び台所資源の堆肥化について久喜宮代有機資源農業推進協議会及び3つの専門委員会の開催等でございます。
次に、13節委託料の備考欄でございますけれども、備考欄下から2行目にございますように例規集データベースシステム維持管理業務136万5,000円を執行してございます。この維持保守管理及び更新データ作成にかかわる業務でございます。
次に、9ページ、10ページをお願いいたします。第2目財産管理費でございます。衛生組合の財産管理の経費でございます。予算現額8,188万9,000円に対しまして、支出済額8,113万3,717円となってございます。執行率は99.1%でございます。主な支出といたしまして、11節需用費、備考欄上から3行目の光熱水費が7,057万4,261円でございます。内訳につきましては、主要な施策の成果に関する調書の17ページをごらんいただきたいと存じます。
次に、13節委託料、備考欄の上から2段目の庁舎管理業務282万1,875円につきましては、衛生組合庁舎管理棟及び施設棟の清掃及び用務員に関する業務でございます。
次に、同じく備考欄の下から1段目の庁舎管理棟石綿含有建材調査業務61万2,150円は、現在この建物について実施したものでございます。庁舎管理棟で使用している建材につきまして、アスベスト含有を調査したものでございます。
次に、15節工事請負費の議員休憩室、更衣室天井改修工事58万4,850円を執行してございます。この工事は、前段の庁舎管理棟石綿含有建材調査業務の結果、2カ所の検体に石綿(アスベスト)含有建材が使用してございましたので、2階議員休憩室の入り口天井及び1階浴室の更衣室天井の建材に石綿が含まれていたため、その改修工事を実施いたしたものでございます。
18節備品購入費につきましては、老朽化に伴いまして電話機の更新97万6,500円及び小型乗用車1台を廃車いたしまして、軽乗用車1台87万5,880円にて購入をしたものでございます。
次に、第3目公平委員会費でございます。予算現額が8万5,000円に対しまして、支出済額が8万5,000円でございます。委員報酬でございます。
次に、11ページ、12ページをお開きください。第2項の監査委員費でございます。予算現額6万5,000円、執行額が6万5,000円でございます。同じく委員報酬でございます。
次に、第3款の衛生費でございます。現業部門における職員の人件費及び塵芥処理費、し尿処理費の関係経費を執行してございます。予算現額が14億9,706万5,000円、支出済額が14億5,099万9,457円、執行率96.3%でございます。
第1目の清掃総務費でございます。予算現額の2億8,803万9,000円に対しまして、支出済額が2億7,988万8,982円となってございます。執行率97.2%でございます。主な事業内容といたしましては、再任用職員1人を含む現業職員26人の給与費等人件費のほか、電気式生ごみ処理器を初めとする生ごみ処理器の購入費補助金及び新聞紙、瓶、缶等の資源集団回収事業報償金等をそれぞれ支出してございます。
次に、13ページ、14ページをお願いいたします。第2目の塵芥処理費でございます。予算現額10億9,809万8,000円に対しまして、支出済額が10億7,629万2,364円、執行率98.0%でございます。これは最終処分に要した経費、資源、ごみ全般にわたります収集経費、処理施設関係の維持管理費及び維持補修費などを執行してございます。その主な事業内容ですが、13節委託業務関係といたしましては、例年どおり実施された事業と、15ページ、16ページのごみ処理施設運転管理業務につきましては9,135万円、排ガス高度処理設備整備・2号炉ほか大規模改修工事施工監理業務178万5,000円を執行してございます。
次に、15節工事請負費関係といたしましては、平成18年度から2カ年継続事業といたしまして、排ガス高度処理設備整備・2号炉ほか大規模改修工事等がございます。この改修工事は、排ガス処理設備といたしまして、老朽化した現在の1号炉、2号炉の電気集じん機をろ過式電気集じん機バグフィルターに更新するものでございます。これに伴いまして燃焼ガス冷却設備、ガス冷却室減温棟の更新等とあわせまして、電気設備を含めた現在の2号炉を主体とした大規模な改修と建て屋の耐震補強工事を実施するものでございます。
続きまして、第3目のし尿処理費でございます。予算現額1億1,092万8,000円に対しまして、支出済額が9,481万8,111円、執行率85.5%となってございます。ここではし尿の収集運搬、処理施設関係の維持管理、維持補修、最終処分に要する経費を支出してございます。
17ページ、18ページをお開きいただきたいと思います。委託料関係では13節委託料、備考欄の右から3行目のし尿及び浄化槽汚泥最終処分業務といたしまして、汚泥を長野県のクリーンユーキ株式会社に委託し、堆肥化を実施してございます。また、土砂崩れによる道路交通どめにより一時期搬入ができなくなったことから、やむなく茨城県内最終処分場への埋め立て処分をしてございます。
工事請負費関係といたしましては、15節工事請負費、備考欄のし尿処理施設整備工事などの事業を執行してございます。
続きまして、第4款公債費でございます。予算現額9,464万円に対しまして、支出済額は9,463万8,561円、執行率が99.9%でございます。平成7年度のプラスチック固形燃料化施設建物取得事業、平成10年度のし尿処理施設整備事業、平成14年度の清掃運搬施設整備事業、平成13年度、14年度の生ごみ堆肥化処理施設建設事業3件、以上6件の償還元金及び償還利子でございます。内訳につきましては、主要な施策の成果に関する調書の29ページに記載してございます。
次に、第5款の諸支出金でございますが、この款につきましては、ごみ及びし尿の処理手数料につきまして、過誤納金の還付措置をするために当初予算に科目を設定させていただいておるものでございます。平成18年度は該当がございませんでした。
最後に、第6款の予備費でございます。2目財産管理費、11節需用費へ160万円を充当してございます。
以上が議案第6号 平成18年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算の補足説明とさせていただきます。
続きまして、議案第7号 平成19年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)につきましてご説明申し上げます。別冊の補正予算書をごらんいただきたいと存じます。
1ページをお願いいたします。第1条でございます。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ72万7,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を31億572万7,000円にお願いするものでございます。
以下補正予算につきましては、事項別明細書で説明をさせていただきます。事項別明細書の5ページをお開きいただきたいと存じます。
歳入でございます。まず、第1款分担金及び負担金、1項負担金、1目の組合負担金でございます。6,120万円減額いたします。これは前年度決算により繰越金が確定したことから負担金の減額補正をするものでございます。構成市町の減額する負担金は、備考欄に記載してあるとおりでございます。
次に、第4款繰越金、1項繰越金、1目繰越金でございます。これは平成18年度決算により繰越金が確定したことにより6,192万7,000円を増額するものでございます。
次に、歳出でございます。6ページをお願いいたします。第2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費、2節の給料85万5,000円、3節の職員手当等43万5,000円、4節の共済費23万6,000円の増額、7節の賃金75万1,000円、19節の負担金補助及び交付金の市町村総合事務組合負担金42万円の減額でございます。平成19年度の給与改定及び平成19年4月の人事異動によるものでございます。
次に、7ページをごらんください。第3款衛生費、1項清掃費、1目清掃総務費、2節の給料44万円の減額、3節の職員手当32万1,000円、4節の共済費8,000円、19節の負担金補助交付金45万円、それぞれ増加でございます。
8ページをお開きいただきたいと存じます。最後に、第6款予備費、1項予備費、1目予備費でございますが、3万3,000円を増額補正させていただくものでございます。
以上が議案第7号 平成19年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)につきましての補足説明とさせていただきます。
以上をもちまして補足説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
〇議長(角野由紀子君) 休憩します。
休憩 午前 9時34分
再開 午前 9時37分
〇議長(角野由紀子君) 再開いたします。
以上で補足説明を終わります。
この際、監査委員より平成18年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算の審査についての報告を求めます。
榎本代表監査委員、お願いいたします。
〔代表監査委員 榎本善司君登壇〕
〇代表監査委員(榎本善司君) おはようございます。ご指名いただきました監査委員の榎本でございます。平成19年8月23日、久喜宮代衛生組合会議室におきまして、地方自治法第233条第2項の規定に基づき審査に付された平成18年度久喜宮代衛生組合一般会計決算に係る審査をいたしました。
お手元の意見書をご参照願います。2ページでございますが、初めに審査の対象といたしましては、平成18年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算、平成18年度実質収支に関する調書及び平成18年度財産に関する調書でございます。
次に、審査の方法といたしましては、平成18年度決算書及び法令に定める書類等に基づきまして、計数の正否や予算執行状況の適否を主眼といたしまして審査を執行いたしました。その結果、審査に付された久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算書及び法令で定める書類等は、いずれも法令に準拠されて調製がなされておりまして、計数も関係帳簿と照合いたしました結果、正確であり、予算執行は適正になされているものと認めることをご報告いたします。
詳細につきましては、お手元に配付いたしております決算審査意見書のとおりでございますが、最後のページの結びのところだけ少し最後に読ませていただきます。
地方公共団体においては、財源不足が深刻化しており、構成市町の財政状況を認識し、緊急性や必要性を的確に把握され、事業の執行には最少の経費で最大の効果が上げられるよう努力されるとともに、さらに創意工夫をし、これまで以上に事務の簡素化、業務の効率化を図り、清掃行政の推進に努められるよう要望して、総括的意見とさせていただきます。
以上でございます。
◇
◎組合に対する質問
〇議長(角野由紀子君) 日程第7……
〔「議長、ちょっと暫時休憩をお願いします」と言う人あり〕
〇議長(角野由紀子君) 休憩します。
休憩 午前 9時38分
再開 午前 9時40分
〇議長(角野由紀子君) 再開いたします。
日程第7、組合に対する質問をお受けいたします。
通告順にお受けいたします。
最初に、猪股議員、お願いいたします。
〔13番 猪股和雄君登壇〕
〇13番(猪股和雄君) 質問させていただきます。
この衛生組合のごみ処理行政の現状と問題点について、市民(住民)に対してきちんと説明すべきだということを質問したいと思うのです。これまでずっとごみ処理基本計画策定されてから、ずっとおくれてきています。それが計画どおり実施できていない。その結果として今焼却炉の大規模改修を行っているわけですけれども、なぜその計画が計画どおり実施されてこないのか、そしてそれが見直しをするという方針になっているわけですけれども、その原因と責任の所在というものをきちんと住民に対して説明をしていくべきではないでしょうか。今後これが取り組み方針、具体的な日程、年次計画なんかも含めて大幅に変わってくるわけであって、そうした見直し方針、方向性について説明していくべきだと思いますが、いかがでしょうか。
特に焼却炉建設のおくれ、それから生ごみ全量堆肥化のおくれ、その先行き不透明に対して、また市民(住民)からも疑問や不信の声も上がってきています。特に私が何人かお聞きしたのは、堆肥化のモデル地区になっているところの住民の方々、あるいは地区の役員の方々から一体どうなっているのだろうかという声なのですけれどもね。それに対してどのように考えていらっしゃるか、説明をしていくかどうかをお伺いいたします。
それから、二つ目ですけれども、生ごみ全量堆肥化の基本方針は不変かというふうに書いたのですけれども、不変だと思います、当然。そのことをひとつ確認をしていただきたいということが1つ。
それから、今後、生ごみ堆肥化、一部委託で試験をしているわけですけれども、その委託という考え方もちらほら出されてきています。その検討経過と今後の進め方を明らかにしていただきたいと思うのです。
現在アイルのほうに委託をしてやっているわけですけれども、その中で当局内部で検討してくる中で、経費的な問題、また一般家庭から出る生ごみを堆肥化していくこと実効性の問題ですね。それについてどのように検討されてきているか。
それから、従来の方針は、当然この直営で市町内何カ所かにプラントを設置するということなのですけれども、その直営方式との比較についてはどのように検討されているか、お願いをいたします。
以上です。
〇議長(角野由紀子君) 猪股議員の質問に対する答弁を求めます。
当間総務課長。
〔総務課長 当間義広君登壇〕
〇総務課長(当間義広君) おはようございます。私のほうからはごみ処理行政の現状と問題点につきまして、お答え申し上げたいと存じます。
衛生組合では、環境にやさしい資源循環型のごみ処理行政の推進を基本理念としまして、平成14年3月において議決をいただいたごみ処理基本計画に基づき事業運営を実施しているところでございます。基本計画の重点施策にうたわれております焼却炉、堆肥化施設、粗大ごみ処理施設、リサイクルプラザでございますが、こちらの建設計画におきまして、いずれも19年度の稼働と位置づけられております。計画に即して推進してきたところでございますが、建設稼働には至っておらず、おくれが生じているのが現状でございます。新設炉につきましては、地元同意が得られますよう解決に向けて努力していきたいと考えております。
生ごみ堆肥化事業につきましては、実証プラントでの課題整理のための基本データを得た後、平成19年度を目標に生ごみ全量堆肥化を推進するとされておりまして、また堆肥化施設整備は、新設炉の稼働に合わせて進めていくとされてございます。生ごみだけの堆肥化には既に成功しておりまして、今後は全量堆肥化に向けてさらに経費の削減を進めていく必要がありますことから、引き続き関係者の方々のご協力も得ながら実現に向けて努力をしているところでございますので、ご理解いただきたいと存じます。
なお、現段階におきましては、建設計画におくれが生じておりますことから、ごみ処理の理念、目標、基本方針、重点施策を保持しつつごみ処理基本計画の人口、事業年度等の差異を生じた事項につきまして見直しを行い、取りまとめまして、住民の皆様にお知らせし、意見をお聞きしたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。
〇議長(角野由紀子君) 岡野業務課長。
〔業務課長 岡野晴一君登壇〕
〇業務課長(岡野晴一君) おはようございます。それでは次に、猪股議員さんの生ごみ全量堆肥化の基本方針は不変かについてのご質問にお答えいたします。
生ごみ全量堆肥化につきましては、計画におくれが生じている状況ではございますが、環境にやさしい資源循環型のごみ処理行政を基本といたしまして、住民の皆様のご協力をいただきながら、一層の減量化、焼却量の削減に取り組んでまいりたいと考えております。
次に、生ごみ堆肥化委託の検討経過と今後の進め方を明らかにされたい。経費、実効性などの直営方式との比較を示されたいとのご質問にお答えいたします。
これまでの生ごみ、台所資源を主な原料としました堆肥化事業の実践を通じまして、現在の実証プラント方式による生産方式によっては、台所資源のみで堆肥生産には成功しております。農地に使用できるものとなっておりますが、施設の整備費及び運転管理費に係る費用を大幅に軽減することは難しい状況にあると考えております。
また、堆肥化事業を継続的に推進していくには、市町に与える財政的な影響からも経費負担の低い方法を研究、検討しなければならないと考えているところでございます。
そこで、より低い経費で効率的な施設運営を目指す必要がございますので、さらなる経費負担の低減を目的に、検討試案2案を作成してございます。組合の直営方式による生ごみ堆肥製造施設の概算費用を求めまして、試案を作成したところでございます。
試案の概要を申し上げたいと思います。施設の処理能力を日量20トン規模といたしまして、年間処理量を4,160トンと試算しております。その施設につきましては、使用を15年間といたしまして、建設費及び維持管理費を算出しております。A案、B案とございまして、A案につきましては敷地面積約1万2,000平方メートル、施設整備費等に25億円、施設運営管理費、15年平均で出しておりますが、年間1億447万5,000円でございます。
それから、施設整備費と施設運営管理費を合わせた費用から1トン当たりの経費を算出しておりますが、6万5,178円となっております。
次に、B案でございますが、敷地面積約8,600平方メートル、施設整備等に20億円、施設運営管理費、15年平均ですが、年間5,544万5,000円、施設整備費等と施設運営管理費を合わせました費用から1トン当たりの経費は4万5,379円となっております。
次に、この費用につきまして総額を出してみましたが、総額にはごみ回収費、現在使用していただいております生分解性の袋等の諸経費を含んで15年間の経費を算出しております。A案については約60億円かかることになります。それから、B案については約48億円と、いずれにしても多大な費用となります。
また、A案、B案とも副資材を利用いたしまして経費負担を低減する方式のプラントでございますが、問題点として副資材の確保がございます。A案につきましては、生ごみの20%の割合の剪定枝、戻し堆肥が必要になります。B案につきましては、副資材として生ごみの50%から65%の割合の剪定枝、もみ殻、古紙、戻し堆肥が必要となります。
それから、問題点といたしましては、副資材を多量に使いますので、堆肥の生産量が増大するというような課題がございます。
一方、生ごみ堆肥化委託の検討経過でございますが、これまでも埼玉県の資源循環工場内にあります堆肥化施設の生産方法によりまして、より低い経費で効率的に堆肥が生産できるか検討してまいりましたが、施設での製造処理費、1トン当たりで申し上げますと2万3,000円のほかに施設までの運搬費用、また生分解性の袋や異物を完全に取り除くための費用、それから汚水を処理する費用、またこれらを処理する積みかえ施設が必要になりますことなど課題もございます。したがいまして、現状では直営、資源循環工場内にある堆肥化施設の生産方法、いずれの場合におきましてもさらなる経費負担の低減など解決すべき課題が残されておりますことから、ごみの減量化、焼却量の削減のため、厨芥類の堆肥化に向け、より低い経費で効率的な施設運営を目指す必要がございます。今後におきましては、外部の有識者によります委員会等の設置も考え、堆肥化施設の研究、検討をしてまいりたいと考えておるところでございますので、ご理解を賜りたいと存じます。
以上です。
〇議長(角野由紀子君) 再質問をお受けいたします。
猪股議員。
〔13番 猪股和雄君登壇〕
〇13番(猪股和雄君) 再質問いたします。
まず、最初の質問で私は、大体これまでのごみ処理基本計画のおくれ、それから今後の見直しということは既に言われておりますので、それをどのように市民(住民)にきちんと説明していくのか。それから、現にこの基本計画に沿って全量堆肥化に一生懸命努力をしてこられた、特にそのモデル地区の住民の方々ですね、にどう説明していくのか、もうちょっと具体的に示していただきたいと思うのですよ。先ほどの答弁の中で理念、目標、基本方針、重点施策等々、年度の差異を生じている部分について、住民にお知らせし、意見を聞きたいということですけれども、これまでの主に市民(住民)に知らせていく方法としては、衛生組合だよりがあるわけですけれども、その中でも特に触れられておりませんよね。これ全くそういうのを知らせずに、もちろん議会の中では議論してきたけれども、住民に対してきちんと説明しないでずるずる、ずるずるおくれてきたというのが現状だし、住民からはそういうふうにしか見えないわけですね。それを具体的にどのように説明していくのか。もうこれは、本来だったら19年度に主な新設炉、堆肥化施設、全部完成して、答弁でも言われた稼働する年度なのだから、もうこの年度に来たらきちっと説明すべきだと、いつどのようにやっていくか、お願いをいたします。
それから、2つ目の堆肥化の委託と直営との比較なのだけれども、1つお願いをしたいのですが、このA案、B案と言われました。それから、資源循環センター、アイルへの委託でやってきたその費用の算定も出ているようです。そのぜひ算定の基礎となる数字的なもの、大体今言ってもらったけれども、きちっと比較したものを資料として出していただきたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。
それから、このA案とB案と言われたけれども、この前提、よくわからないのですが、A案またはB案ということなのですか。そうすると、現在ここにある実証プラントプラスもう1カ所という計算で、そういう想定で計算をしていらっしゃるということなのでしょうか。たしかあと2カ所という話もあったと思うのですけれども、そういう考え方についてはどうなのか。A案、B案と言われたその想定の仕方について説明してください。
それから、現に副資材を今入れているので、この副資材を20%あるいは50%から60%入れて製造をするのだということを前提としているようですけれども、そうだとするとその生産量がどれだけふえていく、その使用方法、つまり流通、販売のほうの想定も当初の計画から随分変わってきますよね。そこら辺についてはどのように考えていらっしゃるのか。単に製造経費だけを算定したということなのか。
この問題は、単につくればいいということではないわけだから、それをどうやって流通させ、どうやって販売していくのか、どうやってこの地域内の農地に使用していくのか、そこまで含めた計画として当初から考えられていたはずなので、そうでなければこの計画は成り立っていないわけですよね。そのことも含めて説明をしてください。
それから、アイルでの実際の試験といいますか、やってきているわけですが、その結果は一体どうなっているのですか。今答弁で言われたのは、1トン当たり2万3,000円ということだけでしたけれども、そもそもアイルでは主要な原料としては、もともとあそこが主要な原料としていたのは、純粋の生ごみですよね。給食センターとかから出てくる生ごみだけ。ところが、久喜宮代衛生組合から持っていくものには、いろんな異物がまじっているわけなのです。生ごみだけというわけにはいかない。そうすると、そういう原料によって生産がちゃんとできているのかどうか、そこのところが一番関心のあるところなのですけれども、それはいかがなのか。
それから、2万3,000円という経費を言われて、その後運搬費用、袋等と言われたが、その中で異物を取り除くということが言われた。当然これが必要なわけですよね。それのこうした、異物だけではない運搬費用、袋、異物を取り除くための施設、汚水処理、積みかえの施設、こうした経費についてどのように算定をしていくのか。もうずっと検討しているわけだから、そういうところまで含めて当然検討をして比較をしているものだと私は思っているのだけれども、それは全く除外して、単なる1トン当たり2万3,000円、処理費用だけで考えていらっしゃるのか、その比較の内容についてもうちょっとちゃんと説明してください。先ほどの説明では非常に不十分だと思います。お願いします。
〇議長(角野由紀子君) 猪股議員の再質問に対する答弁を求めます。
総務課長。
〔総務課長 当間義広君登壇〕
〇総務課長(当間義広君) 住民への説明はどのようにしていくかというようなご趣旨の質問だったかと思いますが、現在衛生組合では基本理念に掲げております環境にやさしい資源循環型のごみ処理行政の推進のもと、住民、事業者及び行政が協働して一層の減量化に取り組んでいるところでございます。そのごみ処理の基本方針でございます住民、事業者、行政の協働によりごみの減量化を図るため、現状においても地域全体でのごみの減量化、リサイクルを推進するため衛生組合だより等を活用しまして、広報活動を実施しているところでもございます。
今回の見直しの結果につきましては、建設計画のおくれている原因等も含めまして、衛生組合だよりに掲載を行いまして周知してまいりたいというふうに考えてございます。よろしくお願いします。
〇議長(角野由紀子君) 業務課長。
〔業務課長 岡野晴一君登壇〕
〇業務課長(岡野晴一君) それでは、猪股議員さんからご質問のございました再質問の中で5点ほどあったと思います。その5点について順次説明していきたいと思います。
まず、A案、B案との委託の関係での関係資料でございますが、A案、B案についての資料については準備させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
それから、A案、B案と説明させていただきましたが、その前提はどうなっているかというご質問でございました。これにつきましては、事務局でA案、B案を作成する際に、できるだけコストを下げる方法について、現在の実証プラントでの方式の課題等を踏まえまして作成したものでございます。ですから、A案、B案、後で配付いたします資料の中に生産方式等の違いが入っておるのですが、A案、B案については、生産方式等が違いまして、副資材の量も違いますが、あくまでA案とB案で新しく堆肥化施設を整備した場合に、現在の実証プラント方式によらない場合に、20トン規模と大きくなりますが、どのくらいの費用になるか見積もったものでございますので、よろしくお願いいたします。
それから、副資材の生産量の関係でございますが、これにつきましては20トン規模ですので、年間を通じますと堆肥の処理量は4,160トンを見積もっておりまして、それに対しまして副資材は、A案のほうにつきましては約900トンの副資材が必要になります。それから、B案、これについては約2,700トンの副資材が必要となります。このように副資材を多量に使用するということになりますと、ご質問の中にございましたように、堆肥もたくさん生産されますので、その流通をどうするのかというようなご質問でございましたが、その辺が課題となってございます。これにつきましては、試算をする段階で課題は明らかになったわけでございますが、その流通方法については、今後研究していかなくてはいけないものと考えております。
それから次に、アイル・クリーンテックの関係でご質問いただきましたが、アイル・クリーンテックのほうに昨年度、18年のたしか7月ですか、久喜市のモデル地区から出ました生ごみを搬入したわけですが、その際にアイルのほうには久喜宮代の生ごみをそのまま運ぶということではございませんでして、一度こちらで生ごみ250キログラムでございますが、それを収集してきたものを袋を破りまして、中の異物等を取り除きまして、それから汚水等もそこで取り除きまして、純粋に生ごみだけを250キロをアイルのほうにポリバケツに入れて運んだものでございます。
それから、5番のアイルの異物を取り除く関係で費用算定の関係でございますが、これにつきましては詳細についてはまだ研究してはございませんが、概算で申し上げますが、先ほど答弁の中で申し上げましたが、アイルでの製造処理が1トン当たり2万3,000円ということで伺っておりましたが、そのほか資源循環工場内までの施設への運搬費用、これが4,500円程度、現在今焼却灰を持っていっておりますので、その程度の費用は1トン当たりかかってくるのではないかと考えております。
それから、生分解性の袋や異物を取り除くための費用、これについても費用がかかってくるというふうに考えております。
以上でございます。
失礼しました。アイルの共同実験での分析結果について、答弁漏れがございましたので、お答えいたしたいと思います。先ほど7月と申し上げましたが、9月に持ち込んでおります。それで、分析結果でございますが、水分、窒素、燐酸、カリ、石灰を実証プラントで製造した堆肥等と比較もいたしましたが、アイルによる堆肥化は副資材を多量に使用するということでございまして、窒素、燐酸、石灰が少ない結果となってございます。
以上でございます。
〇議長(角野由紀子君) 再々質問をお受けいたします。
猪股議員。
〔13番 猪股和雄君登壇〕
〇13番(猪股和雄君) 最初の質問なのですけれども、今後住民に対して衛生組合だよりによって、これに掲載をしていくということで言われました。それは当然必要です。それと同時に、特にということはさっきから言っているのですけれども、特に堆肥化に向けて生ごみ堆肥化のモデル地区として一生懸命努力をしてきた住民の方々、全部の住民というのは難しいとしたら、せめてその役員さんたちに対して、またその住民の人たちに直接説明すべきだと私は思うけれども、それが難しいのだったら、その方たちにまた別の文書によってという方法だってあると思います。いろんな方法が考えられると思うのですよ。やっぱりこのごみ処理基本計画を実施をしていく、そのために堆肥化を行っていくという、そういう位置づけで来ていたわけです。最初の協力もそういうことを説明して協力をしてもらってきたわけですが、そこのところを特に対象となってきた方々に対しては、丁寧な説明をすべきだというふうに私は思うのですが、いかがでしょうか。その点を1つお願いします。
それから、だから住民に直接ということと、役員さんたちにということと、どのように行っていくか。
それから、もう一つは、組合だよりに載せていくのは当然なのですが、もう早急にやる必要がありますよね。本当だったらもう今年の年度初めにやっていなくてはいけなかったのだろうと思っています。今まで行ってきていないわけで、早急にこの次の号にでも載せていくという考えでいるかどうか、お願いをいたします。
それから、堆肥化のほうなのですけれども、まず1つ整理して聞いていきます。A案またはB案ということのようですが、そうするとA案またはB案に基づく施設をあと1カ所だけつくるという想定ですね。その点確認をお願いします。
それから、そこで現在の実証プラントで行っている以外のものを全部そこの1カ所に集中をする、そこで処理をするということを想定しているわけですね。お願いします。
それから、3つ目、どうも聞いていると、A案、B案とも現在の実証プラント方式、さっき言われていますね、現在の方式とは違うのだということを言われたのですけれども、では実証プラントでやってきたのは一体何だったのか、私はそれが基礎になって、それで成功したかった。先ほど管理者も言われましたが、あれで成功して安定的な生産ができているから、その方式を広げるものだと思っていたのですけれども、そうではないものを、全く新しいものを想定しているということですか。そうすると、それは一体何なのですか。衛生組合がやってきたもの以外の方式、全国的にやっているほかの方式をどこかから取り入れてくるということですか。説明してください。
それから、A案、B案で検討をしてきたということで、かなり数字的には詰められているようなのですけれども、一番肝心のその流通、それから使用、販売・使用ですね。そちらのほうについては今後の研究ということだそうですが、それが一番大きな課題、一番肝心かなめのことではないかと思うのですけれども、専門部会の方々、それから委員会のほうにはどのようにこれは説明しているのかということを説明してください。
それから、アイルでの試験なのですが、250キロ、異物及び汚水を取り除いたものを9月に搬入をしてやったということです。そうすると、それからその運搬費用については4,500円と考えられるということですが、そのほかの施設等については全く算定していないということですか。そんなことはないでしょう。それを算定しなければ比較できないわけですから、その算定はどのようになっているかをちゃんと明らかにしてください。
それから、最後の質問ですけれども、今後有識者による委員会等を設置して研究、検討していかなければならないと言われました。それはこうなってくるとかなり早急にやらなくてはいけないことではないかと思うのですけれども、具体的に設置をしていく考え、その計画があるのかどうか。あるのだとしたらいつごろ設置をしていこうと考えているのか、お願いをします。
以上です。
〇議長(角野由紀子君) ここで休憩いたします。再開は10時25分といたします。
休憩 午前10時17分
再開 午前10時26分
〇議長(角野由紀子君) 再開いたします。
猪股議員の再々質問に対する答弁を求めます。
総務課長。
〔総務課長 当間義広君登壇〕
〇総務課長(当間義広君) 組合だよりへの早い時期での掲載というご趣旨の質問だったと思いますが、おくれが生じております中で施設建設に当たっての地元同意の課題ですとか、生ごみ堆肥化実証プラントにおけます課題、特に経費の削減の課題がございます。現在課題に見通しがつけられますよう努力しておるところでございまして、衛生組合だよりへの掲載はなるべく早い時期で掲載をさせていただきたいというふうに考えております。
以上でございます。
〇議長(角野由紀子君) 業務課長。
〔業務課長 岡野晴一君登壇〕
〇業務課長(岡野晴一君) それでは、猪股議員さんの再々質問にお答えいたしたいと思います。
まず、モデル地区の皆様に対する説明の関係でございますが、これにつきましては今年度モデル地区にまたお願いするに当たりまして、今年の2月23日にモデル地区の皆様に対しましてお願いの文書を送付させていただいております。お願い文書の送付に当たりましては、堆肥化事業の現状を理解していただけるようできる限りの説明を加えさせていただいております。具体的な内容でございますが、当初の目標であった台所資源(生ごみ)だけの堆肥化に成功したということ、それからできた堆肥は埼玉県への届け出も受理されたということ、しかしながら今後全量堆肥化を推進するためには、維持管理経費の軽減や堆肥の流通方法などについて、総合的な検証が必要であること、それから期間延長ということでございましたが、今後各モデル地区でごみ分別等の説明会などがございましたら、堆肥化の状況等についてもご説明をさせていただきたいということでお願い文書を送っているところでございます。
それから、A案、B案の関係でございますが、これについてはあくまで実証プラントでのこれまでの実証してきた課題の中で水分調整等に燃料をたくさん使用すること及び人工的、工業的な手法で堆肥生産施設の中核を整備するということでやってきておりますので、多大な生産コストが必要となることが明らかになっているところでございます。このため安定的、持続的に堆肥を生産していくためには、より低いコストで安定的に生産できる堆肥化施設整備を研究する必要がございましたので、今回試算ということで出させていただきました。
それから、委託の関係でございます。アイルの関係でございますが、アイルの委託に関しましては、昨年度、あくまで良質な堆肥がアイルの施設を使ってできるかどうかにつきまして、共同実験という形でお願いしたところでございます。そういうことでございまして、その際に処理費用等については確認をしたものでございますが、あくまで委託を前提にお願いしたものではございませんので、現在のところはまだ、先ほど申し上げました諸費用についてまでの試算までは現在はしておらないところでございますので、よろしくお願いいたします。
それから、有識者による委員会等の設置の関係でございますが、これにつきましては現在有機資源農業推進協議会の中に各専門委員会が3つございますが、各専門委員会の任期が今年度末までございますので、時期等については今後検討していきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。
〔何事か言う人あり〕
〇業務課長(岡野晴一君) 失礼いたしました。1カ所かどうかについてでございますが、これはあくまで1カ所とか2カ所とかそういう前提でA案とB案をつくったわけではございません。あくまでA案とB案は副資材の量とかの方式が違いますので、その前提に立って生産システムの詳細のところは違ってきますので、費用の算出をさせていただいたものでございます。
それから……
〔何事か言う人あり〕
〇業務課長(岡野晴一君) 失礼いたしました。生産プラントについては、現在の実証プラント、先ほど課題等申し上げましたが、その辺を踏まえまして試案をつくったものでございますので、今の実証プラントと全く違うもの、全然違うものを想定しているものではございません。あくまで生産コストを下げるために処理過程におけるコストを下げられないかということで試案をしたものでございますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(角野由紀子君) 以上で猪股議員の質問を打ち切ります。
次に、園部議員、お願いいたします。
〔2番 園部茂雄君登壇〕
〇2番(園部茂雄君) 2番、園部です。通告順に従い質問させていただきます。
また、さきの猪股議員の質問と重複することが多々あるかと思いますけれども、私なりに質問させていただきます。
1番、全量生ごみ堆肥化について、計画している管内全域を対象にした生ごみ堆肥化について、現状の進捗状況と今後のスケジュールについて伺います。
当組合の先進的な取り組みの結果、平成18年度のリサイクル率45.1%と近隣市町村の中でも群を抜く実績を上げ、他市町村に先駆け生ごみ全量堆肥化に取り組んでおり、環境にやさしい資源循環型のごみ処理行政推進を実践した先進的な取り組みとして大変評価し、敬意をあらわすものでございます。その先進的な取り組みに幾多の問題にも直面しているかと思いますが、昨年の一般質問の答弁の中でも計画のおくれと生ごみの処理費用の施設償還費を含めた1トン当たりの経費が高額となり、このような状況から見直しの検討の発言があり、19年度中に作成ということがございましたけれども、現状の進捗状況と今後のスケジュールについて伺います。
2番、現状について、モデル地区の住民に十分な説明がされているのか伺います。
モデル地区の住民の皆様には、長年にわたりご協力いただき大変感謝いたします。その協力している方々から、当初の予定では19年度中に管内全域生ごみ堆肥化と聞いているが、計画がおくれているのか。また、全域はいつやるのかとの質問も私のほうにも来ます。また、組合のホームページでは、生ごみの堆肥化を19年度中を目標に推進とも明記されていることから、モデル地区外の住民の方々からもどのようになっているかというご質問もお受けしますので、住民の方々に十分説明されているのか伺います。
管内において方式の違う異なる方式があることが長く続く状況は好ましくないと思われますので、市民全体に対しても十分な説明をしているのか、お伺いいたします。
以上です。
〇議長(角野由紀子君) 園部議員の質問に対する答弁を求めます。
業務課長。
〔業務課長 岡野晴一君登壇〕
〇業務課長(岡野晴一君) それでは、園部茂雄議員さんの全量生ごみ堆肥化についてのご質問にお答えいたします。
1番の生ごみ堆肥化の現状の進捗状況と今後のスケジュールの関係でございますが、先ほど猪股議員さんにお答えした内容のとおりでございますので、よろしくお願いいたします。
それから生ごみ堆肥化事業につきましては、少し説明を加えさせていただきますが、実証プラントにおいて当初の目的でございました生ごみだけを原料といたしました堆肥の製造に遂行しております。昨年6月には、特殊肥料として埼玉県への届け出も済みまして、昨年度に引き続き今年度も管内農家のご協力をいただきまして、試験圃場での堆肥の施用を行っております。稲作につきましては、今年も順調に収穫を終えたと伺っております。野菜につきましては、収穫はこれからとなりますが、今年もコマツナ、ブロッコリー、ホウレンソウの栽培をお願いしております。
また、生ごみ分別に協力をいただいているモデル地区の皆様には、今年の3月、4月に希望世帯に合計で23トンの堆肥を配布させていただきまして、家庭菜園やプランターなどで利用されているところでございます。
今後につきましては、さらなる経費負担の低減が必要となりますが、引き続き全量堆肥化の推進に向け努力してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
次に、2点目、現状について、モデル地区の皆様に十分に説明が行われていますかというご質問にお答えいたします。生ごみ堆肥化のモデル地区での分別のお願いをいたしましてから、既に5年が経過しようとしております。この間、当初区長さんを初め地区の住民の皆様には、さまざまなお手数やご協力をいただきましたが、平成17年度にモデル地区の皆様を対象に排出状況等のアンケートを実施いたしました。また、昨年度から生ごみ堆肥をモデル地区の希望者に配布できるようになりましたので、配布した堆肥の使用状況のアンケートを実施いたしまして、堆肥配布家庭の皆様の生のご意見や要望などを伺ってきました。また、平成18年度に引き続きまして、今年度もモデル地区の継続に当たりましては、先ほどご答弁申し上げましたが、今年の2月23日付でモデル地区の全世帯の皆様に、モデル地区の期間の延長についてお願いの文書を送付させていただいたところでございます。具体的な内容については、先ほど申し上げたとおりでございます。今後においてもモデル地区の皆さんを初め住民の皆様には生ごみ堆肥化事業の推進のため、現状や課題等をお知らせいたしまして、ご理解、ご協力をいただけるよう努力してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
〇議長(角野由紀子君) 再質問をお受けいたします。
園部議員。
〔2番 園部茂雄君登壇〕
〇2番(園部茂雄君) 生ごみのモデル地区とモデル地区でない地域でということで、実際にはモデル地区内に住んでいる住民の方も、その境にいる方、中には協力いただけない方は、反対の地区のほうにごみを捨てるということがありまして、そちらの指導をする方がそういうことで注意をすると、実際にはいざこざというかトラブルにはならないのですけれども、人間関係的によくないというふうなこともお伺いしております。十分な説明ということで、2月の23日に配布したということでございますけれども、多分、私の聞いている限りでは、やっぱりその周知徹底はまだされていないようでございますので、その辺もできましたらもう一度再度改めて周知徹底していただけるようご要望いたします。
また、先ほどからの答弁で、これ以上のことが聞けないかと思いますので、今後のこの事業に対する検討していく上では、多くの皆様のご意見を反映してよい方向に検討していただくこと、早急に検討していただき、行動に移していただけるよう要望して終わりにいたします。
〇議長(角野由紀子君) 以上で園部議員の質問を打ち切ります。
次に、西村議員、お願いします。
〔10番 西村茂久君登壇〕
〇10番(西村茂久君) 西村でございます。それでは、順次ご質問をさせていただきます。
まず、合併による組合事業への影響についてお伺いをいたします。久喜宮代衛生組合ができてもう40年経過しております。その間いろんなことがあったのはご承知のとおりだと思います。私自身も平成4年度、最終処分場の問題が具体的に提起されて以降、この問題に、衛生組合のごみ処理行政の問題に首を突っ込んでまいりました。合併というのは、これはそれぞれの市町の問題でありますから、特にそのことをとやかく言うつもりはありませんが、また4年前と同じように心を痛めるようなことになるのではないかな、そういう心配をしております。
久喜市におかれましては、先般の議会で合併の枠組みについて表明がございました。それぞれのその枠組みの市町は、組合等でごみ処理を行っているわけであります。宮代町もこれから11月の住民意向調査を受けて、12月にはその合併の枠組みを含めて、今後進むべき方向を明らかにすることになっております。
4年前もそうでしたけれども、大変この組合の存続を含め事業をどうするのかということでいろいろ問題はございました。今回、新合併特例法ではありますけれども、当衛生組合の現在及び将来、これは枠組みによって相当大きな影響を事業展開を含めて与えることになると思います。確かに不安定要素が多い今の状況ではありますけれども、基本的な考え方についてお伺いをいたします。
第1点目は、前段のご質問の中でたくさん出ておりますけれども、これまで15年度から始めたこの堆肥化事業を今後どう進めるお考えなのか。この合併の帰趨によっては、これがどうなるか大変住民の方も心配をされておりますので、お伺いをいたします。
2つ目ですけれども、この全量堆肥化ともリンクしておりますけれども、現在とんざしております新しい焼却炉の建設計画をあわせてどう進めるお考えなのか、お聞きしたいと思います。
それから、3番目、これは先になるとは思いますけれども、過去及び将来の周辺住民への40年間にわたる負荷に対して、還元施設でこたえるということになっておりますけれども、この課題に対して現在どのようにお考えになっているのか、まずお伺いいたします。
大きな2つ目は、現在進められております大規模改修工事についてであります。先ほどのご説明で工事の進捗状況は68.4%ということで、計画どおりに進んでいると思いますが、この間何も問題がなかったのかどうか、確認のためお伺いをいたします。
2つ目に、改修工事は既に終了しております2号炉、この運転状況を性能保証事項というのがありますけれども、その性能保証事項に沿って示してもらいたい。先ほどの答弁では、分析調査を実施する予定ということになっておりますけれども、仮にこの分析調査実施によって、この性能保証がなされないということになった場合どうするのかということもあわせてお伺いしておきます。
最後の3つ目ですが、先ほど来出ております堆肥化実証プラントの今後を含めてまとめてお伺いいたします。といいますのは、これは15年度から始めた事業なのですが、住民の中には何がどうなっているのだという、先ほどの前段でのご質問ありましたけれども、はっきり言って通っていないわけですよ。そういう意味で整理してお伺いをしたいと思いますが、まず第1点目に、堆肥化実証プラント、19年度で5年目に入っておりますけれども、これまでの総括について部分的には表明されております。成功したと、安定したというふうな形で言われておりますけれども、その総合的な検証結果について整理をして答えていただきたい。ごめんなさい。堆肥化実証プラントのこれまでの総括と、それから以下経費の削減、あるいは堆肥の流通方法などを含めて、その検証結果についてお尋ねをいたします。
それから、3番目に、アイル・クリーンテック社で18年度から共同研究ということで実験が行われておりますけれども、この18年度及び19年度の実験内容、それからその結果をどのようにとらえていらっしゃるのか、評価を含めてお尋ねをいたします。
これと関連して4番目ですが、清掃行政における自区内処理という考え方がございますけれども、これまで当組合はその考え方に沿ってやってきたわけですけれども、この自区内処理ということについて、この考え方について今現在どのようにお考えなのかお尋ねをいたします。
それから、5番目、前段の議員の中でA案、B案という形でご説明がございました。これは堆肥生産専門委員会で提出された資料、堆肥製造施設試案なるものがそのA案、B案であると思います。この提案を受けたJFE及び荏原製作所から出されたわけですけれども、この内容とその後の検討経過、内容については後で一覧表を全議員にお渡しされるということですから、部分的にはその内容は説明がありましたので、その2つの案の検討結果をどのように受けられているのか。A案については、これは現在の実証プラントを踏まえて、それを拡大させたものと、B案については全くそれとは無関係な、この会社特有のやり方によってつくられた案であると言われています。それはさっきもちょっと触れられていらっしゃったと思いますが、その検討をどのように進められているのか。私は、時がたってもなかなかその検証、研究の域を出ないで事業が前進しないというのは、極めて遺憾だと思っております。確かに理由はあるだろう。理由はあるのでしょうけれども、全く進まない、結果として。プロセスは進んでいるのでしょうけれども、結果は進まない。見えてこない。ということは大変遺憾に思っております。検討経過についてお尋ねをします。
最後に、この全量堆肥化に向けてのタイムスケジュールということを本当に示していただきたい。これまでのご答弁の中でも経費節減、これは大事なことだと思いますが、それを検討するというので相当時間がもう経過しているわけです。それでは住民は納得しないのですよ、だから。やはり今現在これをやっているけれども、これからこのときまでにこれをして、これをして、これをして、そしてどうするということをちゃんとやっぱり住民に説明する必要があるというふうに考えますけれども、そのあたりをお願いをしたいと思います。
以上で質問は終了します。
〇議長(角野由紀子君) 西村議員の質問に対する答弁を求めます。
総務課長。
〔総務課長 当間義広君登壇〕
〇総務課長(当間義広君) それでは、1点目の合併による組合事業への影響につきまして、一括してお答え申し上げます。
構成市町であります久喜市、宮代町において、現在合併の方向性を検討されていることにつきましては、新聞報道等がなされているところでございますが、久喜宮代衛生組合の基本計画にございます基本理念、環境にやさしい資源循環型のごみ処理行政の推進を踏襲し、継続されるごみ処理行政とすべく合併協議の中で協議されていくものと考えてございます。
以上でございます。
〇議長(角野由紀子君) 業務課長。
〔業務課長 岡野晴一君登壇〕
〇業務課長(岡野晴一君) それでは、西村議員さんの大規模改修工事についてのご質問にお答えいたします。
初めに、工事の進捗状況でございますが、平成19年10月1日現在、68.4%となってございます。2号炉の改修工事につきましては、9月下旬から試運転を始めまして、現在24時間連続運転を行っているところでございます。今後の予定といたしましては、1号炉の改修工事を平成20年1月末日まで行いまして、その後試運転を実施し、3月中旬にすべての工事が完了する予定となってございます。
次に、改修工事の終了した2号炉の運転状況を性能保証事項に沿って示してもらいたいとのご質問にお答えいたします。今年、平成19年1月16日の臨時議会におきまして、改修工事の概要を説明させていただきましたが、実際の工事におきましては当初の工事工程より約1カ月ほどのおくれが生じましたことから、先ほど申し上げましたが、9月下旬から2号炉の試運転に入りまして、現在24時間の連続運転を行っているところでございます。
保証事項にございます定格処理能力でございますが、1日当たりの処理量75トンの90%、68トン以上の処理ができているか、またダイオキシン類濃度、ばいじん濃度、塩化水素濃度、硫黄酸化物濃度、窒素酸化物濃度などにつきましては環境基準を満たしているかの確認が必要になりますので、今月10月24日から26日の3日間を予備性能試験日といたしまして、測定分析を実施してまいります。今後、定格処理能力、ダイオキシン類濃度などの測定分析結果が出ましたら、速やかにお知らせしていきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
続きまして、3点目の堆肥化実証プラントの今後についてということで、6点ほどご質問をいただいております。この関係につきまして、お答えいたしたいと思います。
初めに、1、2の総括等でございますが、1と2のご質問につきましては、関連しておりますことから一括してお答えいたします。
まず、実証プラントの運転を通じまして、現在までは次のようなことが明らかになっております。製品としての生ごみだけを原料にいたしました堆肥の生産には成功していること、生ごみの水分調整、汚水の処理に多くのエネルギーを必要としているため、水分調整及び臭気対策として副資材の利用が効果的であること、冬期、夏期の温度差による季節的変動が大きいこと、機器類の整備工事費等維持管理経費が大きいことなど、現状で明らかになってございます。これらの課題を踏まえまして、引き続き維持管理経費の削減、堆肥の流通方法などの総合的検証を進めていく必要があると考えておりますので、よろしくお願いいたします。
次に、(3)のアイル・クリーンテックの実験内容及び結果でございますが、先ほど猪股議員さんのご質問に対しましてお答えいたしましたが、平成19年9月、当組合の生ごみ250キログラムをアイル・クリーンテックの堆肥化施設におきまして、良質な堆肥ができるかどうか実験をしたものでございます。その分析結果については、先ほどご説明したとおりでございまして、窒素、燐酸、石灰がアイルの場合は少ない結果ということが出ております。
また、今年度、平成19年度におきましては、アイル・クリーンテックでの共同実験等は実施してございません。
次に、4の清掃行政におけます自区内処理の考え方についてでございますが、廃棄物の処理はその発生源の近くで行うのが望ましいと言われております。アイル・クリーンテックの堆肥化の施設で共同実験をいたしました経過につきましては、良質の堆肥が製造できるか、その可能性について検討を行ったものでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
次に、5の堆肥生産専門委員会に提出された資料の堆肥製造施設試案の内容とその後の検討結果でございますが、堆肥製造施設試案の内容につきましては、さきの猪股議員さんにお答え申し上げましたとおりでございます。その後の検討経過でございますが、これにつきましてはこの8月末に出されたものでございますので、これから研究を進めてまいりたいというふうな段階でございますので、よろしくお願いいたします。
最後に、全量堆肥化に向けてのタイムスケジュールについてでございますが、これにつきましては今後堆肥化施設等の仕様等につきまして研究してまいりますので、ご理解を賜りたいと思います。
以上でございます。
〇議長(角野由紀子君) 再質問をお受けいたします。
西村議員。
〔10番 西村茂久君登壇〕
〇10番(西村茂久君) 再質問をいたします。
全体を通してかなりあっさりとした答弁で、ちょっと深いところに入っていけないわけですが、まず第1点の合併による組合事業への影響、これにつきましては当組合のごみ処理の基本理念を踏襲して、今後合併協議の中でいろいろ検討するということです。実はこの枠組みの話がこの年内でいろんなところで出ると思いますけれども、正直言ってそれぞれの構成市町というのは、単独ないしは組合をつくっているわけですよね。それで、確かにその合併協議の中でどうするのだということは、当然検討にはなると思うのですが、現在組合が進めているこの日本一のごみ処理行政を目指す、そのそれぞれの事業が本当に気合いを入れてやっていけるのかどうかと、またやっていく気があるのかどうかということに当然つながってくると思うのですよ。確かに職員の方の中には派遣の方、それぞれの構成市町からの派遣職員、それから組合の固有職員がいらっしゃる。派遣の職員はまだいいですよ。固有の職員は、私は大変だと思っています。そういう中で、この組合を今後どうするのかということは、現組合の私は総務課長でなくて管理者がやはり、それは細かいところは別なのですよ。しかし、私は、これまで40年進めてきたこういうやっぱり事業に対して、思いがあるというふうに理解をしておりますが、そういう中から住民の皆さん、職員の皆さん心配しないでくれ、どういうことになっても組合としていい方向で進めるようにというふうな話があってしかるべきではないのかなと、恐らくこの議会が私は最後になると思います。そういう中でそのあたりのお考えが管理者が示されないというのは、大変残念に思います。ぜひ総務課長ではなくて管理者にそのあたりの思いを語っていただければありがたいというふうに思います。
それから、2点目の大規模改修工事ですけれども、実際にはスケジュールのほうでいけば1カ月おくれた。こういうことであります。したがって、実際には10月24日から26日といったら、あしたからですけれども、分析に入ると、2号炉、ということなのですが、現在既に9月下旬から24時間連続運転をしているわけですよ。ごみ処理量についても2号炉は68トン以上と、こういうふうになっています。実際にそれができているのかどうかというのは、こんなの分析しなくたって現実問題としてわかるわけで、それをお答え願いたい。
それから、炉内温度が800度以上、これもすぐわかる。それから、集じん機入り口温度、これも測定しているはずですから200度未満というのはわかると思う。要するにわかる性能事項とわからない、分析をしなければわからない性能事項があるわけで、十把一からげに分析結果を待たなければ答えはできませんと、こういうことでは私はしようがないだろうと思います。その点もう一回、性能保証状況に沿って2号炉の運転状況をお示しいただきたいと思います。
それから、3点目の堆肥化実証プラントの今後ですが、問題点なるものはわかります。これは何回もご答弁されておりますからわかりますが、わからないのはいつまで検討を続けるのだということなのですよ。この今平成19年度で延長して2年目、もうすぐにでも終わりに入る。では、来年度はどうするのだ。まだ検証が終えていない。研究ができていない。経費の削減の見通しがない。だから、まだこれは続けなくてはいけないということになるのですか。それすらもお答えできないのですか。20年度に入って。いや、これからもう全量堆肥化に向けて一歩を進めますというふうなことが言えないのですか。いつになったらこの全量堆肥化をする上に当たっての方法を決めるのですか。いつこの用地の問題着手をされるのですか。そして、いつ稼働させようとするのですか。まだ19年度こういう状態ですから、なかなかそこまでは言えませんと、こういうのがこれまでのトーンなのですが、だったらモデル地区の関係というのは20年度はどうするのですか。やるのですか、やらないのですか。もう全量堆肥化は金食い虫だからやめたというふうにでもおっしゃるのですか。それで、日本一のごみ処理行政を目指して我が組合が進んできたこれまでの方向をおじゃんにするつもりはさらさらないとは思いますけれども、仮にそういうことがあっては私は大変だと思います。
いずれにしても、今後のタイムスケジュールというのは、どんなケースの場合でも事業を進める上において必ずあるのです。それが提示できないという事業の進め方というのは、考えられないのですよ、私には。検討とか検証とかというのは、言葉のあやですよ。ぜひタイムスケジュールについてお示しを願いたい。
アイル・クリーンテックの250キロの1パレット分の共同実験、これはもう18年度で終了したと、分析が出ました。アイル・クリーンテックに対してこの共同実験をした上は何なのですか。ここにありますよ。生ごみを民間事業者で堆肥化できるかどうか、その搬出方法について確認することを目的、こうやっています。そのために実験・研究をされる。では、この目的は、平成18年度のその共同実験によって達成されたのか否か、お答えください。
それから、同じアイル・クリーンテック社の関係になりますけれども、受取価格2万3,000円、それにあわせて運搬、異物除去、汚水処理、こちらでやるわけで、それらでどれぐらいの単価になるのですか。例えばA案というのが言われました。単価はトン当たり6万5,178円、こういうふうになっていますよね。ちょっと待ってください。6万5,178円。B案、4万5,379円、アイル・クリーンテック社、現在のところ2万3,000円プラスアルファ、大体3万前後というふうにおっしゃるのだろうと思いますが、過去においての答弁で、私は、こんな数字、アイル・クリーンテックは2万3,000円はそのとおりなのですが、それにプラスアルファする中継基地等も含めて、こんな金額ではないはずなのですよ。ところが、2万3,000円というのはひとり歩きして、安い、こういうことになっているのですよ。実際はこんなものでは済まないはずですよ。どうして、先ほどの前段の猪股議員の質問の中で答弁がなかったのですよ。もっとわかりやすく比較をしろと、その数字を出しなさいと、出してくださいと、これを要求されているにもかかわらずあいまいもこで終わってしまう。これはいかがなものかなと思います。もっと比較する表というのは、しっかり出してもらいたい。そういうA案、B案はかなり明確に出ているのですよ。ところが、アイル・クリーンテック社のは何も出ていないのですよ、2万3,000円プラスあとは言葉だけ、これではだめですよ。説得力はありません。
それから、現在の実証プラントにおけるランニングコスト、維持経費、これは10万1,000円というのがひとり歩き……10万1,000円ですね、しているのですよ。これは中身はいろいろやっぱり、研究しなくてはというかしっかり比較をするときにはベースを合わせないとだめなのですよ。そういう意味において、10万1,000円が高過ぎるから、これを3分の1、前回の議会ではそうおっしゃっていましたから、それぐらいまで引き下げる、その研究をするのだと、ではその研究はできたのですか。これ答えはできなかったというのは前段の議員の答弁でありましたので、難しいというのはありました。それだったらどうするのですか。アイル・クリーンテック社にあれするのですか。直営の形でAとかB、どちらか選ぶことになるのですか。こういうことも明確ではない。私ども議員に対してははっきりとわかりやすく言っていただかないと、住民に対して説明ができないのですよ。その点お願いをして質問にいたします。
〇議長(角野由紀子君) 西村議員の再質問に対する答弁を求めます。
管理者。
〔管理者 田中暄二君登壇〕
〇管理者(田中暄二君) 西村議員のご質問のうち合併の関係で、私からということでございます。
合併による職員、特にプロパー職員の身分の関係でございます。これは4年ほど前でしょうか、さきのこの周辺の合併協議の中でも課題であったわけでございます。これはもうもちろん当ごみ処理行政に携わる当組合だけでなくて、ほかの一部事務組合のプロパー職員にも当然のことながら関連する関係でございますけれども、これは当然のことながらプロパー職員が合併によって不利益にならないように協議を進めていくべきというふうに考えております。当然のことというふうに考えております。
〇議長(角野由紀子君) 業務課長。
〔業務課長 岡野晴一君登壇〕
〇業務課長(岡野晴一君) それでは、西村議員さんの再質問に対しましてお答えいたしたいと思います。
まず、工事関係でございますが、その中で定格処理能力の関係でございます。これにつきましては、まず68トン以上の処理が現在でも試運転の段階で確認ができないのか。それから、炉内温度の関係、要するに850度以上の運転ができているのか。それから、バグフィルター、集じん機に入る手前の温度について、十分温度が下げられているのかということについて示してほしいというような内容だったと思います。これにつきましては、1カ月ほどのおくれが当初の予定よりあったわけでございますが、9月の下旬から2号炉の試運転に入りまして、その状況につきましては十分順調に来ているというふうに伺っております。ですから、実際の先ほどいった数値については、あしたから性能試験がございますが、十分満たせるものというふうに考えております。
それから、アイル・クリーンテックの関係で何点かご質問いただきました。まず、アイル・クリーンテックの委託に関しましては、先ほど来も申し上げてきておりますが、共同実験の目的につきましては、あくまで良質な堆肥ができるかどうかについて実験をさせていただきました。
それで、そのアイルクリーンテックに対するその目的が達成されていると考えているかどうかというご質問であったと思います。これにつきましては当初の目的は、達成できたというふうに考えておりまして、今年度につきましては共同実験はする考えは持ってございません。
それから、A案、B案の関係で、関連しまして、アイル・クリーンテックの委託の関係について再度ご質問があったわけでございますが、A案、B案につきましては、直営方式といいますか、委託ということを前提に考えておりませんので、よろしくお願いいたします。
そういうことでアイル・クリーンテックの委託の関係につきましては、先ほども申し上げましたが、処理費用の2万3,000円、それから運搬費用については、先ほどお示ししましたが、そのほかについてはまだ検討している段階ではございませんので、よろしくお願いいたします。
それから、現在の維持管理費の関係で、これまで10万1,000円ということで、1トン当たりの経費でございますが、ご答弁しているかと思います。これにつきまして3分の1にするというようなご答弁もしているかと思いますが、これにつきましては先ほど来も申し上げていますが、より生産コストを下げるために、今後外部の有識者による委員会を設置いたしまして、そこでさらに詳細にわたっては研究していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
〔「タイムスケジュール」と言う人あり〕
〇業務課長(岡野晴一君) 済みません。タイムスケジュールでございますが、タイムスケジュールにつきましては、先ほどご質問の中にございましたが、ごみ処理施設と関連するわけでございますが、その施設稼働には周辺地元の方の同意をいただきまして、施設稼働までには少なくとも6年を必要とすると考えております。これにあわせまして堆肥化施設の仕様等を決定していきたいと考えておりますので、候補地の検討までは現在しておらないところでございますので、タイムスケジュールについては現在のところ具体的なものは示せない段階でございます。よろしくお願いいたします。
〇議長(角野由紀子君) 再々質問をお受けいたします。
西村議員。
〔10番 西村茂久君登壇〕
〇10番(西村茂久君) 合併による組合事業への影響について、管理者から力強いご発言があったのですが、ただそれは職員に対しての投げかけということだったと思います。これはこれでありがたいのですけれども、それよりさらに心配しているのは事業の継続、発展という意味で、これが悪い影響を与えなければいいというふうに思っているわけですが、その点についてお話がいただけなかったのは、少し残念かなと。仮にお話がいただけるのであれば、これが最後になりますので、ひとつお願いをしたいと思います。
それから、大規模改修工事については、何をご答弁されているのかよく私も理解できなかったのですが、いずれにしてもあしたからの分析、その結果を待ちたいというふうに思っていますが、その結果については速やかに議員には知らせていただきたい、こういうふうに要望します。
それから、3番目の実証プラントの今後についてでありますけれども、相変わらず答弁になっていない。施設稼働6年、何の話かなと私は聞いていたわけですけれども、業務課長さんまだ新しいですから、今年の方ですから、確かに答弁しにくいというのはあるかと思います。しかしながら、これ住民にこのとおり話をして住民は納得するのですか。モデル地区の皆さんは、これで「わかりました。協力いたしましょう」ということになるのでしょうか。私はそこを伺いたいのです。できないならできない、これがあるからどうしてもできないのだと、先へ進めないのだと、それもスケジュールを示せないというのは、こういうことがあるからスケジュールを出せないのだと、しかしながら実証プラントでの実験は、さらにいいものをつくるためにやり続けなくてはいけない、協力してくれということになるのでしょうけれども、それで本当に協力できる気持ちになるのでしょうか。それを伺います。
それと、アイル・クリーンテックの関係で、私は目的は達成しました。それはいいのですよ、達成できた。達成できた後、これどうするのですか、扱いは。これはたしか、ただというわけではないのですけれども、共同実験そのものの直接的費用は持っていくとかなんとかの費用だけでしょうけれども、少なくとも金を使っているわけですよ。目的を持って実験をしているわけです。実験の結果も出ました。では、それはやりましたというだけで終わりですか。直営と委託、これは請願出ていますけれども、直営と委託というのは、これは大変重要な問題になるわけですよ。ましてや堆肥化の全量を直営でやるのか、あるいは委託に回すのか、それとも直営と委託抱き合わせでやるのか、これすら方向がまだ出ていないのですよ。何をやられているのですか。ちゃんと確信を持ってやっぱり話をしていただかないと、ご答弁聞いていて何をおっしゃっているのかよくわからない。もう本当にあれですね、消化不良を起こしてしまって、来年度、20年度を迎えるに当たって、これどうするのだということがはっきり言えないのですよ。言っていただきたいのですよ、我々が言えないから。15年、16年、17年で3カ年実証期間やりました。17年度でうまくできるようになって、18年度でほぼ安定したと、19年度はもうつくるほうはいいのだと、安定しているから、それ以外の要素がある。それ以外の要素というのは金の問題だと。そのために直営でいくのか、委託でいくのかというふうなことも含めて検討しているということなのでしょうけれども、もう5年間使っているわけですよ、期間を。それでなおスケジュールが出せないなんていうのは、どういうことなのでしょうか。再度これ、私は、業務課長がご答弁になっても全く同じだと思うので、事務局長にできればお話をお願いしたいと思います。
それで、アイル・クリーンテック社というのは1対1ですよ。生ごみ1にもみ殻1ですよ。こういうのを本当に生ごみだけで堆肥化しましたなんて言えるのですか。共同実験して何の目的が達成できたのですか、お尋ねいたします。最後です。
〇議長(角野由紀子君) 西村議員の再々質問に対する答弁を求めます。
事務局長。
〔事務局長 早野正夫君登壇〕
〇事務局長(早野正夫君) 全量堆肥化の関係につきまして、いろいろとこれまでの計画と、それから実証プラントでのこれまでの経過等の関係も含めまして、堆肥化につきまして全量堆肥化ということにつきまして、現在の実証プラントでの課題ということにつきましては、水分調整がなおコスト的にも費用がかかる。また、機械的にもいろいろ一般につくられている堆肥のような生産設備等とは異なるというようなことで、経費的に、17年度の決算の時点ではトン当たり約11万という金額がなってございます。こういったことも踏まえまして、全量堆肥化に当たって、堆肥生産コストがどの程度であれば持続的に安定して進められるか、また市町の財政的負担の程度というのも十分考慮しなければならないものでございますので、そういったことで堆肥生産コストの削減のために、現在試案という形でA案、B案と、A案につきましては従来の実証プラントの延長方式と、水処理の関係で若干異なっておりますけれども、ほぼ従来のものの規模拡大でのものと、それからB案につきましては、この堆肥で一般的に副資材を50%以上使っているというのがほかのこれまでの施設等の例等もございますので、そういった面も含めてコスト的に下げられるものかどうかということでやってきてございます。そのような中で、またアイルにつきましても、これは生産方法、委託ということも安ければどうかということでは、将来的にいろいろ検討できる内容にはどうかということはありますけれども、生産方法が良質な堆肥が安価にできるのかと、副資材等も容積比で50対50というような比率になってございますけれども、これにつきましては生産された堆肥の内容、それからコスト的にもアイルでの直接受け入れる単価というものも低価であるということで、ただこれにつきましては実際に委託ということで検討をしてきてございませんので、具体的な数値をお示しすることは難しいということでございます。
そのようなことで堆肥生産につきましては、いかにコスト削減ということで、そのめどをつけまして、施設仕様等のめどをつけまして、そこら辺のところを研究させていただきたいというふうに考えてございます。そういったことも含めまして、その後用地の選定等に着手してまいりたいというふうに考えてございます。
いずれにいたしましても、堆肥生産コストということが安定的に持続的に進められるということが必要でございますので、市町の財政負担という点も十分考慮しなければならないということで、生産コスト削減のための研究、検討をさせていただきまして、実施をしてまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(角野由紀子君) 管理者。
〔管理者 田中暄二君登壇〕
〇管理者(田中暄二君) それでは、合併による組合事業への影響について、1点私のほうに再々質問がございました。これは、先ほど事務担当が申し上げたとおりでございます。長い間当組合で培ってまいりましたいわゆる先進的な事業、誇るべきさまざまな事業があるわけでございますけれども、これが合併によって当然のことながら崩壊しないように、引き続いて私どもの事業が生かされるように、合併協議会の中で協議されるべきというふうに考えております。
〇議長(角野由紀子君) 以上で西村議員の質問を打ち切ります。
次に、木村議員、お願いします。
〔3番 木村奉憲君登壇〕
〇3番(木村奉憲君) 3番、木村奉憲です。前者の質問をできるだけ踏まえながら、質問をしたいと思います。
第1点目は、焼却炉の改修についてです。進捗状況のところで単純にお伺いしたいのは、計画どおりいっているのかどうか。先ほど1カ月ぐらいのずれがあるというようなことも言われていますが、日程表に基づいた形で厳密に68.4%は現在の時点でクリアされているのかどうか、お伺いしたいのが1点です。
それから、その内容について、先ほどの質問にもあったのですけれども、問題点はなかったのか、それから工程の途中で変更されたものがないのか、それから積算的にはこれは無理があるというような状況は今のところ生じていないのか、この3点についてお伺いをしたいと思います。
例えばあすからの結果待ちという答弁はあったのですけれども、1号炉の工事予定では9月10日ということなのですけれども、これが1月末から3月までというような答弁もあったのですけれども、そういうような予定も含めてお伺いをしたいと思います。
それから、第2点目の基本方針、これについても以前からいろんな形で基本方針の見直しを図ると、それが具体的にどのような点で図っていくのかということで、何度も質問させていただいているのですけれども、きょうの最初の答弁でも、基本的には変わらないと、しかし数値あるいは人口などの動態を見ながら、数値目標を変えるというような答弁もあったのですけれども、私は基本方針をやっぱり変えて、今までの成果、あるいはいろいろな問題点も含めて住民に明らかにした上で、やっぱり先ほどの前者が最後に言われたように、タイムスケジュールをきちっと知らせていくということが大切ではないかと思います。そういう面では当面1号炉、2号炉の改修終了に合わせた形で、この二、三年後にはどのように見直して、どのような基本方針で望むかということを改修に伴った形の周知が必要ではないかというのが1点です。
それから、先ほど新設炉と生ごみ処理の関係で連動しながら、その稼働と合わせてやっぱり今後の見直し、計画をという答弁もあったのですけれども、この焼却炉、新設炉も含めて10年後、20年後はこのような形にしていきたいというような、これはかなり抽象的な部分もあるかもしれないけれども、やっぱり周辺住民には特にこの点について10年、20年のスタンスに合わせた形の基本計画をやっぱり知らせていく必要があるのではないかと思いますが、この点についてお伺いをしたいと思います。
それから、2番目の生ごみの処理の状況ですが、先ほどいろんな形でA案、B案も含めて説明いただきましたので、この点について精査をしていくということが本当に必要だと思いますが、この基本で多くの住民が思っていたのは、生ごみはあくまでも生ごみだけで完結していく。これは全国の大きな市の中では先進例となるというところで出発した。私は、これが大きな売りといったらあれなのですけれども、やっぱり基本方針があったと思うのですね。この点についてもし副資材がA案とB案という形で考えられるならば、この基本方針もきちっと成果の中でやっぱり周知をして理解してもらった上でやっぱり提示していくことが必要ではないかと思うのですが、その点はいかがかどうか。その点については、先ほど来コストの問題についてかなり論議、答弁もあったのですけれども、コストがどうなのかということと、それから直近では機械そのものにも問題があったということで事務局長答弁してありますので、それらについてのものが、コストだけではなくて機械的にも問題があるとすれば、やっぱりそれも明らかにした上で、やはり大きな見直し、あるいは基本方針を定めていく必要があるのではないかと思いますが、その点はいかがかどうか。
それから、先ほど今後検討していく過程で、外部の有識者検討委員会をつくっていくということで、3つの専門委員会も含めてやっていくということについては大きく評価したいと思います。この点については、私は1年以上前からこの問題についてはもっと特別委員会も含めて、やっぱり設置して、その基本方針の見直しを含めてやるべきだということを提案してきました。改めて15年の3月の生ごみ堆肥化推進委員会最終報告書を見たのですけれども、この今後の課題に最後のところでこういうふうに表現しているのです。これまでの本委員会の活動が途切れることなくさらに大きな展開が繰り広げられるよう検証を含めた新たな委員会やプロジェクトの設置を要望しますということが、やっぱり継続的になされてこない。それから、途中経過も丁寧に説明をしてこなかったということが今周辺の住民にどこまで進んでいるのか、どうなったのかというようなことがやっぱり論議されている、あいまいな形で飛び交っている原因があるのだろうと思います。そういう点ではぜひともこの有識者検討会を早目に立ち上げていただくということと、この議会の中でも今A案、B案について、やっぱり私は今議会に提案してほしかったのですけれども、資料は提示してほしかったと思うのですけれども、それも含めたその行政側、あるいは議会の中での検討委員会もぜひとも必要ではないかと思いますが、その点についての考え方をお伺いします。
それから、先ほどの今後の生ごみの堆肥化の問題で、今後の具体的な中身で予算見直し、これも含めて提示をしていただきたいと。A案、B案という形はありますけれども、今までの生ごみ堆肥化の施設自体も当初の計画よりかなりの予算オーバーです。そのほかに袋の問題とか悪臭の問題とか、年々予算が積み込まれてきたというような実態もありますので、この点についての実態もやっぱり明らかにした上で、今後の見通しを立てる必要があるのではないかということでお伺いしたいと思います。
それから、具体的に4番目のところで、生ごみの協力地域での現状についてお伺いをしたいのですけれども、先ほど園部議員も言われていましたが、今非常に問題になっているのは、協力地域との境との関係ですね。先ほど越境するという、これは大きな問題になっています、むしろ。そういう状況が生まれている点については、把握されているのかどうか、1つ。
それから、アパートなんかでは周りで一生懸命協力して生ごみを出しているのだけれども、非常にごっちゃに、徹底されていない形で出されているケースが多いということについて、アパートについてのやっぱり指導も必要ではないかと、10戸以上という規定もあるようですけれども、その点についてお伺いしたいのと、それから一部アパートも含めて外国人の方がかなり今おられているのですけれども、その方々もよく知らないままに出されているケースが多いということで、これはちょっと具体的に、例えば外国語を添えたような説明をされているのか、その管理責任者というのは地元になっているのですけれども、地元でどのような形でそれに対応されているのかどうかも含めてお聞きしたいと思います。
以上です。
〇議長(角野由紀子君) 木村議員の質問に対する答弁を求めます。
業務課長。
〔業務課長 岡野晴一君登壇〕
〇業務課長(岡野晴一君) それでは、木村議員さんのまず1点目、焼却炉の改修についてのご質問でございますが、進捗状況等についてはさきの西村議員にお答え申し上げましたとおりの内容でございます。その中で問題点がなかったのかということでご質問がございましたが、この点につきましては工事期間中、特に事故等はございませんでした。また、毎月1回ダイオキシン濃度の測定をしてございましたが、これについても環境基準を満たしておりまして、その結果につきましては周辺地元の方々の代表のお宅に結果についてはお知らせしているところでございます。
それから、今後の焼却炉建設の基本方針についてご質問でございます。これにつきましても先ほど来の西村議員さんのご答弁に申し上げましたが、焼却炉の基本方針でございますごみ処理基本計画の中の重点施策にうたわれております焼却炉の建設につきまして、おくれが生じているのが現状でございます。今後におきましては引き続き組合構成市町とも相談しながら、周辺地区の地元同意が得られるよう努力してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
続きまして、生ごみの処理についてでございます。1の生ごみの堆肥化施設の現状と今後の見通し、2の全面堆肥化への基本方針と施設計画、3のそのための予算やその見通しにつきましてでございますが、1と2につきましては先ほど来の議員さんの質問にお答えしたとおりでございます。
それで、3の予算の関係でございますが、これにつきましてはA案、B案ということで試案を策定してございますが、試案を策定した段階でございますので、まだ予算というところまではいっておりませんので、よろしくお願いいたします。
それから、4の生ごみ化の協力地域での現状についてでございます。これにつきましては関連していると存じますので、一括してご答弁いたします。
現在台所資源(生ごみ)の分別の協力をいただいておりますモデル地区は、久喜市内38地区、宮代町内6地区でございます。ご案内のように生ごみの分別収集につきましては、週2回の燃やせるごみの収集日にモデル地区内のごみ集積所に燃やせるごみとは別に生分解性の専用の袋を使用していただきまして、排出をお願いしているところでございます。生ごみの分別収集を開始いたしました当初には、生ごみの分別の仕方がわからないなどの問い合わせや生分解性の専用袋の強度が足りずご迷惑をおかけしたことがございましたが、今現在ではそのようなご連絡、苦情などはいただくことはほとんどなくなってございます。
なお、モデル地区の方から生分解性の専用袋が足りなくなったとか、また新しい住民の方から、モデル地区になっているのだけれども、生分解性の専用袋が配布されないとか、モデル地区以外の方から生ごみを分別して出したいなどのお問い合わせをいただくことは少ないのですが、ございます。このような場合につきましては、現在の生ごみ堆肥化のモデル事業の内容を説明していただきまして、その都度ご理解をいただけるよう努めているところでございます。ただし、場合によってはモデル地区の区長さん等に連絡いたしまして、対応をお願いすることもございます。または職員が現場に出向きまして、直接お話を伺いながら調整させていただくこともございます。
また、アパートの関係、それから外国人の方についての分別の問題についてご指摘がございました。これにつきましては、今年度、久喜市国際交流協会のご協力をいただきまして、資源回収、ごみ収集表の概要版を4カ国語作成いたしました。4カ国語は、具体的には英語とスペイン語、ポルトガル語と中国語でございますが、これを作成いたしまして市役所または町役場の窓口等で配布いたしておりまして、そこで外国人等の方が来た場合には配布していただきまして、対応していただいているところでございます。
また、今後一般の資源回収、ごみ収集表の概要版とは別に、生ごみの分別用のパンフレット等についても、外国人の対応についても考えてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
〔「休憩」と言う人あり〕
〇議長(角野由紀子君) ここで休憩いたします。再開は1時といたします。
休憩 午前11時56分
再開 午後 1時00分
〇議長(角野由紀子君) 再開いたします。
午前中に引き続き一般質問をいたします。
木村議員の再質問をお受けいたします。
木村議員。
〔3番 木村奉憲君登壇〕
〇3番(木村奉憲君) 再質問をします。
第1点目の焼却炉の問題については、先ほど問題点、安全管理、それからダイオキシンの問題についてはないということですので、わかりました。そのほかに変更されたもの、それからその途中の工事の関係で積算された予算についての大きな変更はないのかどうかお聞きしていますので、それ2点についてはお願いしたいと思います。
それから、これも1号炉、2号炉に改修後の当面の課題、基本方針、それをきちっと私は成文化して、周辺なり住民に知らせる必要があると思いますけれども、これと、それからそれ以後の10年、20年の長期にわたる計画、基本方針は出すつもりはないのかどうか。それを改めて答弁ください。
それから、日程表に基づいたもので、これは私は日程表はもらっていますけれども、これはやっぱり全議員に配った上で今後の内容も含めてやっぱり知らせる必要があると思いますが、いかがという点です。それが焼却炉の問題です。
それから、生ごみのほうの関係では、これも基本計画についてきちっと出す必要があるのと、これは前から5年ごとの見直しを行うと、数値も含めてそれは最低限度やらざるを得ないと思いますけれども、それは今年ですよね。19年度、これはいつ、19年度のいつぐらいをめどにしてこれが数値的な目標の見直しの発表があるのかどうか、お伺いしたいと思います。
それから、外部の有識者検討委員会、これいつごろ立ち上げる予定になっているのか、今年度末で、私ちょっとメモしてあるので、今年度末ということで確認をしていいのか。
それから、議会での特別委員会をこれつくる必要があるのではないかと提案していますけれども、これについては今の考え方はきちっと出していただきたいと思います。
生ごみのほうの具体的な問題については、1つは協力、生ごみの今モデル地域との境については、それ以外のところから分別されないようなごみが持ち込まれて困るというような状況にあるので、それについてどのような周知と指導を行うか、そういう状況があると思うのですけれども、私も聞いてその対応の仕方を考えてほしい。具体的にお願いしたいのと。
それから、アパートでは、アパートの管理者がある程度その入居者については指導する必要があるのでしょうけれども、その辺のところが徹底されているのか、あるいは不動産屋さんが持った場合は、それについての周知徹底をやっぱり十分図る必要があると思いますけれども、それは現状と今後それについての対応方をお願いします。
それから、ウとして、外国人の対応については、さっき4カ国語と言っていますけれども、これはあくまでも生ごみのモデル地域のことについて言っているので、ごみの収集についての一般的な4カ国語があるのですけれども、そのモデル地域の生ごみはこういうふうに出しなさいよというような、水分をきちっととるとか、いろんな異物というようなことも含めたものが必要ではないかというふうにして、私限定して聞いていますので、この辺の対応方がどうなっているのか、あわせてお願いしたいと思います。
以上です。
〇議長(角野由紀子君) 木村議員の再質問に対する答弁を求めます。
業務課長。
〔業務課長 岡野晴一君登壇〕
〇業務課長(岡野晴一君) それでは、木村議員さんの再質問に対しましてご答弁を申し上げたいと思います。
まず、焼却炉の工事の関係で積算の変更はないのかというご質問だったと思います。これにつきましては変更はございませんのご理解いただきたいと思います。
続きまして、改修後の課題等について、また今後の基本方針について、住民の皆様初め周知していく必要があると考えるが、それをやっていかないのかというご質問だったと思います。これにつきましては、当初工事が始まる際には、広報紙、衛生組合だよりでお知らせを1度したと記憶してございますが、今後改修が進んでいくと思いますが、2号炉の改修も完了に近づいてきておりますので、最新の広報紙の中で改修の進捗状況についても、紙面の都合で詳しくは載せられないと思いますが、できるだけわかりやすい形で掲載していきたいというふうに考えていますので、よろしくお願いいたします。
それから、今後、基本方針ということで、改修された焼却炉、今後どのくらい使っていくのかというような内容についても、住民にきちんとお知らせすべきではないかというご質問だったと思います。これにつきましても、これまでの議会答弁でも改修後10年は使っていけるものというふうなご答弁をしているようでございますので、それにつきましてもどのような内容になるかまだ検討はしてございませんが、今後の焼却炉、改修になった焼却炉の使用等についてもお知らせしていければと考えております。
続きまして、工事の工程表の関係でも周知すべきではないかということでございますが、工事の工程表、お配りしました資料は、かなり詳しい内容になっているかと思いますので、この辺につきましては中間の進捗状況を掲載する中で、工程についても若干触れさせていただければというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
それから、生ごみの関係で、有識者の委員会の時期はいつかというようなご質問であったと思いますが、これにつきましては現在有機資源農業推進協議会のほうを立ち上げておりまして、そこで3つの委員会の各委員さんに生産、流通、販売に関して現在もご審議していただいているところでございます。この任期が来年の3月までございますので、それ以降になるかと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
それから、生ごみの分別の関係でモデル地区とモデル地区外の境の問題で、分別の悪い生ごみ等が持ち込まれて困っている地区があるというようなご指摘でございました。これについては申しわけありませんが、私は初めて聞く内容でございます。ただ、このような問題があるということでございますので、今後担当職員とその対応について検討していきたいと考えております。
また、特にアパートの関係で分別が悪いというようなことでのご指摘がございましたので、これについてもこれまでもしておりますが、アパートの管理者の方、またはその地区の区長さん等々連絡をとりながら、できるだけ集積所が分別の悪いごみであふれるようなことがないようにしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
それから最後に、生ごみのパンフレットの外国人版の作成をしたらどうですかというようなご質問であったと思います。それにつきましては、先ほどご答弁申し上げましたが、今後このパンフレットについては専用のパンフレットはまだつくっておりませんので、今後外国人の対応についても検討してまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
〇議長(角野由紀子君) 総務課長。
〔総務課長 当間義広君登壇〕
〇総務課長(当間義広君) 焼却炉の基本方針ということにつきましてのお尋ねだと思いますが、焼却炉建設に際しての地元同意、また生ごみ堆肥化施設、実証プラントにおける経費の削減に向けての課題が残っておりまして、焼却炉、堆肥化施設、リサイクルプラザ建設の具体的なタイムスケジュールを設定することは難しい状況でございますが、26年度末に焼却施設の大規模改修工事事業債の償還が終了するため、27年度を努力目標に整備スケジュールとして位置づけさせていただきたいというふうに考えております。基本計画のほうの位置づけを27年度稼働ということで努力目標に組ませていただきたいというふうに考えております。
以上でございます。
〇議長(角野由紀子君) 事務局長。
〔事務局長 早野正夫君登壇〕
〇事務局長(早野正夫君) モデル地域、ごみの外部からの持ち込みの関係についてでございます。これにつきまして、地域外から集積所等にいろいろ持ち込まれるということにつきまして、これまで地域の区長さんとかいろいろお話をいただいているところでございます。これにつきましては、地元で看板設置とかそういったことも含めまして、また職員が直接出向いてその集積所の関係につきまして、いろいろ指導、啓発等を進めていろいろ実施してきているところでございます。アパートの分別等につきましても、管理人等の管理者等を通じましていろいろ指導、分別についてお願いしているところでございます。これらにつきまして、職員が直接行って行っているということもございますので、今後もこのようなことがある場合につきましては、そのように行っていきたいというふうに考えております。
〇議長(角野由紀子君) 再々質問をお受けいたします。
木村議員。
〔3番 木村奉憲君登壇〕
〇3番(木村奉憲君) 答弁いただいて、最後の生ごみの協力地域については、ぜひともアパート、それから外国人への対応をきめ細かく行っていただきたいと思います。
それから、協力地域については、モデル地域の人は一生懸命やっているのだけれども、特に境目についてはやっぱりこれが自分たちの努力が打ち砕かれるような状況がやっぱり久喜の中央部でもあるようですので、具体的にそういう指摘も当事者からしてもらうように話しますけれども、ぜひ対応方をよろしくお願いしたいと思います。
あわせて先ほどの質問の中で、協力地域が38地域、それから宮代6地域なのですけれども、これ今生ごみのその場所、いわゆるごみ収集は3,300カ所ぐらいだと思うのですけれども、そのうちのモデル地域というのは何カ所か、大体のところで結構ですので、わかれば教えてください。
それから、外部の検討委員会の問題なのですけれども、これ今の答弁ですと、3月以降という形になりますが、私はその今検討されているA案、B案も含めて、やっぱり早急にいろいろな角度から検討する必要があるのだろうと思います。直営の問題にも絡んできますし、そういう点では早目に立ち上げた上で、いろんな角度から意見を吸い上げていく、これは今までも何度も要望もさせてもらっていますが、やっぱり基本的なことが変更あるいは大幅な変更、見直しがあるだけに、それをきめ細かく事前から対応することが、利用者あるいは周辺住民にとって必要だと思いますので、この点については任期が終わったというより、そのための外部の検討委員会をつくるという名目ですから、早急にやっぱりやるのが筋ではないかと思いますが、その点について改めて早目にやってほしいというふうに思いますが、いかがかと思います。
それから、日程表について全体的にお聞き、例えばこの日程表でいくと75%が今年の12月ぐらいまでにやる日程表になっているのですけれども、これに沿った形で今大きな積算の見直しも含めてないというご答弁だったのですけれども、これについては今のところ若干おくれているのだけれども、順調で、このままの推移で大丈夫だということを明言してほしいと思いますけれども、よろしくお願いします。
〇議長(角野由紀子君) 木村議員の再々質問に対する答弁を求めます。
業務課長。
〔業務課長 岡野晴一君登壇〕
〇業務課長(岡野晴一君) それでは、木村議員さんの再々質問にお答えいたします。
モデル地区の集積所の関係でご質問がございました。これにつきましては現在正確な数字ということでは申し上げられないのですが、現在モデル地区については久喜市、宮代町管内約4分の1の地区の世帯に参加していただいているところでございます。今年6月に実施しました参加リストを確認しましたが、約5,000世帯、5,200ほどの参加でございましたので、一応集積所については4分の1ということで考えております。
それから、有識者の委員会の関係でございます。時期をもう少し早められないかということでございますが、これにつきましては現在お願いしています有機資源農業推進協議会及び各専門委員会の任期が年度末までございます。そこで現在、実証プラントについての課題等をご審議していただいているところでございますので、前回は18年、昨年の3月に一度中間報告をまとめていただいた経過がございます。今回2期目になりますが、今回についても報告書をまとめていただく予定でおりますので、その審議の報告書の内容を踏まえまして、この有識者の委員会を設置してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
それから、工事の関係で再度1カ月のおくれがあるけれども、順調に来ているかということでの質問だったと思いますが、これにつきましては来年の3月が一応工事の完了の予定ということになっておりますので、その完了予定までには工事は終了するということで今業者のほうからも説明を伺っておりますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
〇議長(角野由紀子君) 以上で木村議員の質問を打ち切ります。
次に、小河原議員、お願いいたします。
〔12番 小河原 正君登壇〕
〇12番(小河原 正君) 12番の小河原です。前段者がほとんど質問をされている内容が多いので、重複しない部分だけ2つほどお聞きしたいと思います。
まず、新炉計画の経過についてですが、これについては周辺住民の同意の問題については、前段者の答弁で同じ質問しても同じ答弁だと思いますので、終わりたいと思います。
2の10年後の報告の問題で、報告されているかということでありますが、特に合併協議の枠組みの関係で1つ心配なことがありますので、聞いておきたいと思います。
この一般質問を出したときには、まだ宮代町の合併協議の話はなかったところです。翌日実はあったのですけれども、宮代町もアンケート方式でこれから方向性を出すと、結果はどうなるか私にはわかりません。久喜を含んだ合併と春日部を含んだ合併、または個人で考えた合併、または単独でいくかと、こういうような内容でありまして、この衛生組合を考えれば久喜と合併するのがいいのかなという人もいると思います。
そこで、ちょっと心配なのは、ある新聞の報道ですが、多分これ市長の答弁らしいですけれども、これまでの歴史や行政の結びつきが深い近隣市町村と協議をしていきたいという話が載っていました。そうすると、宮代町が何か入っていないということになると、何かこれから新設炉の話を進めていく中で、もし合併がどういう方向に進むかによっては、こういうことが各この近くの住民に話が流れると、何か話がうまくいかなくなるのではないかなという私心配されるわけです。そういう報道が載っていましたので、このことについてはもう一回どういう判断しているのかどうかお聞きしたいと思います。
次に、2点目の関係についてですが、焼却炉の大改修について、多分この工事を関係するときに近隣住民や職員の迷惑かからない工事を進めてもらいたいという話をした記憶があります。そういうことで一般質問を出している内容のとおり、問題があったかないかを、騒音や振動、粉じん等の関係、またはダイオキシン、先ほどの前段者の答弁の中ではダイオキシン類の関係はなかったということでの答弁ありましたけれども、もう一回その部分だけ答弁をしてもらいたいと思います。
2点目のばいじん発生の実態についてですが、多分これも天候上の関係でこのばいじんが発生したかどうかは私もわかりません。何か話を聞くところによりますと、2月だか3月、4月ごろ、何回か庭とか屋根が真っ黄色になるぐらいなばいじんが落ちたと、そういう実態を報告されております。これは住民からです。多分そのときに職員も見に来たそうであります。その職員はどういう方ですかと私聞きましたら、まじめそうで正直そうな方であると、ですからこの答弁は正直に答えてもらいたいのですけれども、この実態はあったのかどうか。もしあったすれば、その落ちた内容について、ばいじんの内容について分析検査、そういうものをしたかどうか、それを明らかにしてもらいたいと思います。2点です。
よろしくお願いいたします。
〇議長(角野由紀子君) 小河原議員の質問に対する答弁を求めます。
総務課長。
〔総務課長 当間義広君登壇〕
〇総務課長(当間義広君) 合併協議の枠組みによる新設炉建設の再検討の必要性ということで、私のほうからお答え申し上げさせていただきますが、現時点におきましてはまだ合併の枠組みもはっきりしていない状況でございまして、合併後直ちに衛生組合が廃止になるということは想定しておりません。また、前段の西村議員にもお答えいたしましたが、久喜宮代衛生組合の基本計画にございます基本理念、環境にやさしい資源循環型のごみ処理行政の推進を踏襲し、継続するごみ処理行政となるべく、合併協議の中で協議されていくものと考えております。
以上でございます。
〇議長(角野由紀子君) 業務課長。
〔業務課長 岡野晴一君登壇〕
〇業務課長(岡野晴一君) それでは、小河原議員さんの2点目の焼却炉大改修についてに関するご質問にお答えいたします。
初めに、工事の施工に関して近隣住民の騒音、振動、粉じん等の発生の低減は守られたか。また、ダイオキシン類の汚染物撤去は生じたのかとのご質問にお答えいたします。
工事に関しましては、現在、先ほど来申し上げておりますが、2号炉の試運転を行っているところでございまして、現在1号炉の改修箇所の解体を行っているところでございます。工事に際しまして騒音、振動、粉じんの発生に関しましては、これまで近隣住民の皆様にご迷惑をかけないように最善を尽くしまして、解体時には特に粉じんが建て屋外、要するに施設から外に出ないよう換気装置などを設置いたしまして、万全の対策をとってございまして、これまで工事に関しましては地域住民の方から苦情等は一切いただいておらないところでございます。
ただいまご指摘のございました関係でございますが、確認しましたところ、この改修工事とは別に煙突、現在の煙突のほうから電気集じん機のさびが飛散したということでございまして、現在電気集じん機から現在のバグフィルターへの変更を行ったところでございます。これは2号炉についてでございますが、その後煙突からの飛散等の問題は起きていないということで報告を受けておりますので、よろしくお願いいたします。
それから、ダイオキシン類の汚染物撤去の関係でご質問がございましたが、焼却設備の解体時には、ダイオキシン類による環境汚染や労働者への影響が懸念されていますことから、厚生労働省では環境汚染や労働者のダイオキシン類曝露を未然に防止するため、廃棄物焼却施設内作業におけるダイオキシン類曝露防止対策要綱を策定してございます。今回の改修工事に当たりましては、この要綱に基づく廃棄物焼却施設解体マニュアルに従いまして解体を行っておりまして、当施設の解体については、高圧洗浄を行いまして、さらに薬剤処理を行いまして、適正に処理を行ってまいりたいと思います。
次に、2点目のばいじん発生の実態はというご質問でございました。その関係でございますが、大規模改修工事につきましては、2号炉を4月から停止いたしまして、改修工事を実施し、9月下旬から試運転を行ってございます。その間におきまして1号炉で燃やせるごみの焼却を行いまして、電気集じん機でばいじんを捕集いたしますことから、安全を確認するためばい煙測定を2回実施してございます。大気汚染防止法によりますと、ばいじんの排出基準は1立方メートル当たりの排出ガス量が0.15グラムとなってございますが、2回の測定、いずれにおきましても基準値を下回っておりまして、具体的な数値を申し上げますと、1立方メートル当たりの排出ガス量は、1回目が0.044グラム、2回目が0.063グラムということになってございます。このことから問題はないというふうに考えてございますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
〇議長(角野由紀子君) 再質問をお受けいたします。
小河原議員。
〔12番 小河原 正君登壇〕
〇12番(小河原 正君) 合併の関係については、これから見守りたいと思いますけれども、わかりました。
最後の質問ですね、今説明を受けて問題はないという話が、ばいじんについてはないという答弁がありましたけれども、あそこのこの近隣のごく近い住民の人たちは、庭が真っ赤になるような、または車の屋根が真っ赤になるとか、そういう実態が2回ほどあったそうですね。今の説明だと何か問題がないような説明をしていますけれども、実際こういうことがあって、職員が見に来て認めているそうですよ。ためたのまで見せられてね。そのときに私、しつこいようですけれども、まじめで正直そうな職員だったと、だから多分きょうは正直に答えるかと思っていたら、このぐらいの問題だから問題はないと、住民の人はそう言っていないですよ。洗濯物も干せないような状態だったと、二度とこういうことが出ない方策をどうするかというのも1つ聞きたいのですけれども、実態はあったことは事実ですよね。それ認めたほうがいいと思いますよ。それをひとつ認めて、二度とこういう真っ赤になるようなばいじんが落ちない方策どうするか、それを考えてもらいたい。それをもう一回答えてもらいたいと思います。
〇議長(角野由紀子君) 小河原議員の再質問に対する答弁を求めます。
事務局長。
〔事務局長 早野正夫君登壇〕
〇事務局長(早野正夫君) 先ほどの、今ご質問あった関係につきまして、先ほど答弁の途中で申し上げた形なものですから、ちょっとわかりにくくて申しわけございませんでした。
ご指摘の内容でございますけれども、これは改修工事とは別に、煙突から電気集じん機内のさび、これが飛散したということで、これについては現在バグフィルターへの交換工事ということを行っておりますので、今後バグフィルターに変更、工事改修後はそのようなことはないというふうに考えております。
また、この飛散したものの中身、内容でございますけれども、いわゆるさびということで成分は鉄が主体になっているかと思います。
以上でございます。
〇議長(角野由紀子君) 以上で小河原議員の質問を打ち切ります。
以上で組合に対する質問を終了いたします。
◇
◎次会の日程報告
〇議長(角野由紀子君) 以上で本日の日程は終了いたしました。
次会の日程を申し上げます。次会は11月12日月曜日午前9時から本会議を開き、議案に対する質疑、討論、採決を行います。議員の皆様には定刻どおりご参集くださいますようお願いいたします。
また、内田議会運営委員長からも報告がございましたとおり、議案質疑書の締め切りは10月31日水曜日午後5時までとなっております。具体的にページの指定がされていないような質問、議案に直接関係ない質問は避けていただき、執行部が速やかに答弁できるように、具体的にわかりやすく記入くださるようお願いいたします。
なお、監査委員への質問につきましては、議運を開きまして協議し、早急に連絡するよういたしたいと思います。
◇
◎散会の宣告
〇議長(角野由紀子君) 本日はこれにて散会いたします。
散会 午後 1時36分