〇 招 集 告 示
久宮衛告示第10号
平成17年久喜宮代衛生組合議会第3回定例会を次により招集する。
平成17年10月14日
久喜宮代衛生組合管理者 田 中 暄 二
記
1 期 日 平成17年10月21日
2 場 所 久喜宮代衛生組合大会議室
〇 応 招 ・ 不 応 招 議 員
応招議員(20名)
1番 星 野 良 則 君 2番 内 田 正 君
3番 木 村 奉 憲 君 4番 加 藤 幸 雄 君
5番 川 野 昭 七 君 6番 鈴 木 精 一 君
7番 高 岡 大 純 君 8番 山 下 明 二 郎 君
9番 西 村 茂 久 君 10番 丸 藤 栄 一 君
11番 飯 山 直 一 君 12番 原 進 一 君
13番 福 垣 令 由 君 14番 角 田 礼 子 君
15番 川 瀬 剛 三 君 16番 猪 股 和 雄 君
17番 榎 本 和 男 君 18番 小 河 原 正 君
19番 戸 ヶ 崎 博 君 20番 角 野 由 紀 子 君
不応招議員(なし)
平成17年久喜宮代衛生組合議会第3回定例会 第1日
平成17年10月21日(金曜日)
議 事 日 程 (第1号)
1 開 会
2 開 議
3 議席の指定
4 議長の選挙
5 会議録署名議員の指名
6 会期の決定
7 管理者提出議案の上程(議案第14号〜議案第17号)
8 提案理由の説明
9 組合に対する質問
10 次会の日程報告
11 散 会
午前9時開会
出席議員(19名)
1番 星 野 良 則 君 2番 内 田 正 君
3番 木 村 奉 憲 君 4番 加 藤 幸 雄 君
5番 川 野 昭 七 君 6番 鈴 木 精 一 君
7番 高 岡 大 純 君 8番 山 下 明 二 郎 君
9番 西 村 茂 久 君 11番 飯 山 直 一 君
12番 原 進 一 君 13番 福 垣 令 由 君
14番 角 田 礼 子 君 15番 川 瀬 剛 三 君
16番 猪 股 和 雄 君 17番 榎 本 和 男 君
18番 小 河 原 正 君 19番 戸 ヶ 崎 博 君
20番 角 野 由 紀 子 君
欠席議員(1名)
10番 丸 藤 栄 一 君
地方自治法第121条の規定により出席した人
管 理 者 田 中 暄 二 君 副管理者 榊 原 一 雄 君
収 入 役 樋 口 純 一 君 参 与 浅 子 秀 夫 君
監査委員 榎 本 善 司 君 参 与 岡 部 年 男 君
参 与 針 ヶ 谷 昌 三 君 参 与 新 井 春 夫 君
事務局長 早 野 正 夫 君 総務課長 伊 藤 孝 治 君
総務課長
業務課長 諏 訪 信 雄 君 石 井 信 幸 君
補 佐
業務課長 業務課長
伊 東 雅 夫 君 金 井 誠 君
補 佐 補 佐
施設係長 内 田 久 則 君
本会議に出席した事務局職員
総務課長
野 本 俊 男 書 記 近 藤 初 江
補 佐
書 記 日下部 栄 子
◎開会の宣告 (午前 9時00分)
〇副議長(戸ヶ崎 博君) ただいまの出席議員19名でございます。
10番、丸藤栄一議員からは、欠席の届け出がなされております。
定足数に達しておりますので、これより平成17年久喜宮代衛生組合議会第3回定例会を開会いたします。
◇
◎開議の宣告
〇副議長(戸ヶ崎 博君) 直ちに本日の会議を開きます。
◇
◎議事日程の報告
〇副議長(戸ヶ崎 博君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付してあるとおりでございます。
◇
◎諸般の報告
〇副議長(戸ヶ崎 博君) 加納好子議長におかれましては、平成17年8月19日付をもって宮代町議員を辞職されましたので、ご報告申し上げます。
なお、議員の欠員につきましては、9月8日、宮代町議会から山下明二郎議員が新たに選出されたので、あわせてご報告申し上げます。
◇
◎議席の指定
〇副議長(戸ヶ崎 博君) 日程第3、議席の指定を行います。
山下明二郎議員の議席の指定を行いたいと思います。今回選出されました山下明二郎議員につきましては、会議規則第4条第1項の規定により、ただいまご着席の議席を議長において指定いたします。
なお、慣例によりまして、20番議席が議長席となっておりますので、議長の選挙終了後、交代をお願いいたします。
また、議席表につきましては、議長の選挙終了後に配付をさせていただきます。
◇
◎自己紹介
〇副議長(戸ヶ崎 博君) それでは、初対面の方もおありでございますので、山下議員より自己紹介を自席にて、その場で結構でございますので、お願いしたいと思います。
〔議員自己紹介〕
〇副議長(戸ヶ崎 博君) ありがとうございました。よろしくお願い申し上げます。
◇
◎議長の選挙
〇副議長(戸ヶ崎 博君) 加納議長が宮代町議員を辞職されましたので、ただいま議長席が空席となっております。
日程第4、これより久喜宮代衛生組合議会議長の選挙を行います。
お諮りいたします。選挙の方法につきましては、投票、指名推選のいずれの方法といたしましょうか。
〔「指名推選」と言う人あり〕
〇副議長(戸ヶ崎 博君) 指名推選との声がございましたので、選挙の方法は指名推選によることといたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
〇副議長(戸ヶ崎 博君) 異議なしと認めます。
よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。
お諮りいたします。指名の方法につきましては、議長において指名することにしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
〇副議長(戸ヶ崎 博君) ご異議なしと認めます。
議長において指名することに決しました。
議長に角野由紀子議員を指名いたします。
お諮りいたします。議長において指名をいたしました角野由紀子議員を議長の当選人と決定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
〇副議長(戸ヶ崎 博君) 異議なしと認めます。
ただいま指名をいたしました角野由紀子議員が議長に当選されました。
ただいま議長に当選されました角野由紀子議員が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により告知をいたします。
角野由紀子議員、議長に当選されました。
◇
◎議長就任のあいさつ
〇副議長(戸ヶ崎 博君) 議長に当選されました角野由紀子議員の就任のごあいさつをお願いいたします。
〔議長 角野由紀子君登壇〕
〇議長(角野由紀子君) ただいま皆様のご推挙をいただきまして議長という要職に就任させていただくことになりました。身に余る光栄でございます。また、同時に重大な責任に身の震える思いでございますが、微力でございますが、円滑なる議会運営に全力で誠心誠意尽くしてまいりますので、皆様方にはご指導、ご鞭撻よろしくお願い申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。よろしくお願いいたします。
〇副議長(戸ヶ崎 博君) 以上をもちまして議長の選挙を終了いたします。
ここで議長と交代いたします。ご協力まことにありがとうございました。
暫時休憩いたします。
休憩 午前 9時05分
再開 午前 9時09分
〔副議長、議長と交代〕
〇議長(角野由紀子君) 再開いたします。
◇
◎会議録署名議員の指名
〇議長(角野由紀子君) 日程第5、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第93条の規定により、議長において
4番 加 藤 幸 雄 議員
5番 川 野 昭 七 議員
を指名いたします。
◇
◎会期の決定
〇議長(角野由紀子君) 日程第6、会期の決定を議題といたします。
議会運営委員長の報告を求めます。
内田正委員長。
〔議会運営委員長 内田 正君登壇〕
〇議会運営委員長(内田 正君) おはようございます。第3回定例会について、10月14日に議会運営委員会を開催をいたしました。その結果の概要につきましてご報告を申し上げます。
今定例会に提出される議案は、管理者提出議案が4件、それから一般質問が4名予定をされております。会期日程につきましては、本日10月21日から11月4日までの15日間ということで決定をいたしました。
なお、今定例会の議案質疑書の締め切り日については、既に副議長名で通知したとおり、10月27日、木曜日の午後3時までとすることで決定をいたしましたので、あわせてご報告を申し上げます。
また、議会議員の視察研修につきまして議題とし、検討した結果、日程につきましては平成18年1月24日、火曜日と25日、水曜日を予定をしております。視察研修地として、埼玉県寄居町三ヶ山にある埼玉県環境整備センター及び山梨県大月都留広域事務組合のまるたの森クリーンセンターのリサイクルプラザと焼却炉の2カ所を視察研修地とすることに決まりましたので、ご報告をいたします。
なお、詳細が決まり次第、皆様に開催通知を出していただけるよう副議長さんにお願いしたところでございます。
以上でございます。
〇議長(角野由紀子君) お諮りいたします。
今定例会の会期は、委員長の報告どおり本日10月21日、金曜日から11月4日、金曜日までの15日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(角野由紀子君) ご異議なしと認めます。
よって、会期は15日間と決定いたしました。
なお、今定例会の議案質疑書の締め切り日については、既に副議長名で通知したとおり、10月27日、木曜日の午後3時までとすることで決定をいたしましたので、あわせてご報告をいたします。
また、議会議員の研修につきましては、視察研修日程として、平成18年1月24日、火と25日、水を予定しているとのことです。研修視察地として、埼玉県寄居町三ヶ山にある埼玉県環境整備センターと山梨県大月都留広域事務組合まるたの森クリーンセンターのリサイクルプラザと焼却炉の2カ所に決まりましたので、ご報告いたします。
なお、詳細が決まり次第、皆様にご通知いたします。
◇
◎議会運営委員互選結果の報告
〇議長(角野由紀子君) ここで、開会前に宮代町議会議員にお願いをいたしました議会運営委員会の選任についてご報告いたします。
宮代町選出の議会運営委員会委員に、加藤幸雄議員、川野昭七議員が選出されております。新たに西村茂久議員が選任されました。
なお、久喜市からは、既に内田正議員、木村奉憲議員、鈴木精一議員が選出されております。
それでは、内田委員長さん、議会運営委員会の招集をお願いいたします。議会運営委員さん、副議長さんは小会議室にお集まりください。
ここで休憩いたします。
休憩 午前 9時15分
再開 午前 9時30分
〇議長(角野由紀子君) 再開いたします。
内田議会運営委員長さん、ただいまの議会運営委員会の報告をお願いします。
〔議会運営委員長 内田 正君登壇〕
〇議会運営委員長(内田 正君) ただいま開催されました議会運営委員会におきまして互選の結果、議会運営委員会副委員長に、西村茂久議員が選任をされました。
以上、ご報告申し上げます。
◇
◎管理者提出議案の上程
〇議長(角野由紀子君) 日程第7、管理者提出議案の上程ですが、議案第14号から議案第17号を一括上程し、議題といたします。
◇
◎提案理由の説明
〇議長(角野由紀子君) 管理者より提案理由の説明を求めます。
管理者、お願いいたします。
〔管理者 田中暄二君登壇〕
〇管理者(田中暄二君) それでは、議案のご説明を申し上げる前に当組合事業につきましてご報告をさせていただきます。
初めに、生ごみ堆肥化処理施設の状況でございます。施設の運転当初は生ごみの水分が思うように脱水できずに発酵槽の温度が上がらないという状況が続いたり、生ごみを回収する生分解性プラスチックの袋が破れるといった事態などもございましたが、これらの問題も徐々に解決されておりまして、現在では生ごみだけの堆肥生産にめどがついたという状況にございます。また、できた堆肥につきましては、埼玉県農林総合研究センターにて堆肥の成分分析と発芽生育試験を行った結果、問題は見られないとのことから、今年度は県農林総合研究センターの試験圃場におきまして、コマツナ、キャベツ、サトイモ、水稲の育成を実施したところでございます。今後県農林総合研究センターでは、堆肥の適正な使用量等を比較し、堆肥利用技術の確立を図りたいとのことでございますので、今後とも埼玉県の指導を受け、モデル地域への配付や農地での利用を進めてまいりたいと考えています。
続きまして、資源のリサイクル率でございますが、平成16年度につきましては43.2%という結果が出ました。平成15年度の39.8%から3.4ポイントのアップでございます。全国平均や埼玉県の平均からいたしましても、倍以上のリサイクル率でございまして、これも管内住民の皆さんのごみの減量と分別の徹底、生ごみ堆肥化にご理解とご協力をいただいた結果でございまして、引き続きまして資源循環型のごみ処理行政を推進してまいりたいと考えています。
それでは、本定例会に提案申し上げておりまする議案の説明を申し上げます。本日、本定例会に提案申し上げる議案は4件でございます。まず、議案第14号 専決処分の承認を求めることについてのご説明を申し上げます。議案第14号につきましては、埼玉県市町村職員退職手当組合を組織する地方自治体の数の減少及び同組合の財産処分についてでございます。秩父衛生組合が解散したこと、春日部市及び庄和町を廃し、その区域をもって春日部市を設置すること、上福岡市より大井町を廃し、その区域をもってふじみ野市を設置すること、小鹿野町及び両神村を廃し、その区域をもって小鹿野町を設置すること、熊谷市、大里町及び妻沼町を廃し、その区域をもって熊谷市を設置すること並びに吹上町及び川里町を廃し、その区域を鴻巣市に編入することに伴い、埼玉県市町村職員退職手当組合から春日部市、上福岡市、吹上町、大井町、小鹿野町、両神村、大里町、妻沼町、川里町、庄和町及び秩父衛生組合を脱退させること並びに大里町及び妻沼町の脱退に伴う同組合の財産処分について緊急に協議する必要が生じ、議会の招集をしてその議決を経てからでは執行時期を失することから、地方自治法第179条第1項の規定によりまして専決処分をさせていただき、同法第179条第3項の規定により、この案を提出するものでございます。
なお、専決処分につきましては、久喜市、宮代町の両議会の議決をいただいた後の平成17年9月21日付で行ったところでございます。
次に、議案第15号 専決処分の承認を求めることについてご説明を申し上げます。埼玉県市町村職員退職手当組合の規約の変更についてでございます。埼玉県市町村職員退職手当組合に春日部市、ふじみ野市及び小鹿野町を加入させ、同組合規約を変更することについて緊急に協議する必要が生じることから、議案第14号と同じく専決処分をさせていただいたところでございます。
次に、議案第16号 平成16年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算の認定についてでございます。地方自治法第233条3項の規定により、平成16年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算を別冊のとおり監査委員の意見をつけて認定に付するということで、別冊で調製をされております。
決算書の1ページをごらんください。歳入合計、予算現額20億2,980万8,000円、調定額20億2,891万4,859円、収入済額20億2,880万4,139円、不納欠損額1万4,740円、収入未済額9万5,980円でございます。
それから、歳出でございますが、2ページでございます。予算現額は歳入と同じでございまして、支出済額が19億1,412万8,298円、翌年度繰越額はございませんので、不用額が1億1,567万9,702円でございます。
続いて、議案第17号 平成17年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)についてでございます。別冊で調製してございますので、お開きいただきたいと存じます。第1条でございますが、歳入歳出予算の補正ということで、それぞれ70万9,000円を減額いたしまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ18億4,729万1,000円に改めたいという内容のものでございます。
以上、議案4件でございます。
なお、詳細につきましては、事務局長をして補足説明をいたさせますので、慎重ご審議の上、速やかにご議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
〇議長(角野由紀子君) ありがとうございました。
続きまして、提出議案の補足説明を求めます。
事務局長、お願いします。
〔事務局長 早野正夫君登壇〕
〇事務局長(早野正夫君) おはようございます。よろしくお願いいたします。
それでは、補足説明をさせていただきます。議案書1ページをお開き願います。議案第14号 専決処分を求めることについての補足説明を申し上げます。埼玉県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の減少及び同組合の財産処分につきましては、緊急を要し、議会を招集して議決を経てからでは間に合わないため専決処分をいたしましたので、地方自治法第179条第3項の規定によりまして専決処分の承認をお願いするものでございます。市町村合併に伴い、秩父衛生組合が解散したこと、春日部市及び庄和町を廃し、その区域をもって春日部市を設置すること、上福岡市及び大井町を廃し、その区域をもってふじみ野市を設置すること、小鹿野町及び両神村を廃し、その区域をもって小鹿野町を設置すること、熊谷市、大里町及び妻沼町を廃し、その区域をもって熊谷市を設置すること並びに吹上町及び川里町を廃し、その区域を鴻巣市に編入することに伴いまして、平成17年9月30日をもって埼玉県市町村職員退職手当組合から春日部市、上福岡市、吹上町、大井町、小鹿野町、両神村、大里町、妻沼町、川里町、庄和町及び秩父衛生組合を脱退させること、また大里町及び妻沼町の合併に伴う同組合の財産処分について協議するものでございます。
以上が議案第14号 専決処分を求めることについての補足説明でございます。
次に、議案書の2ページをお開き願います。議案第15号 専決処分の承認を求めることについての補足説明を申し上げます。議案第14号と同様に緊急に協議する必要が生じたため、専決処分をいたしましたので、その承認をお願いするものでございます。埼玉県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の増加及び同組合の規約変更についてでございます。市町村合併に伴い、埼玉県市町村職員退職手当組合に春日部市、ふじみ野市及び小鹿野町を加入させ、同組合規約を変更することについて協議するため承認を求めるものでございます。埼玉県市町村職員退職手当組合規約の一部を変更する規約でございますが、別表第1につきましては、同表第1号の項中、上福岡市を削り、吉川市の下にふじみ野市を加え、同表第2号の項中、吹上町を削り、大井町、三芳町を三芳町に改め、両神村を削り、大里町、江南町を江南町に改め、妻沼町、川里町及び庄和町を削り、同表第3号の項中、秩父衛生組合を削るという改正でございます。同表第2につきましては、同表第1区の項中、上福岡市を削り、吉川市の下にふじみ野市を加え、秩父衛生組合を削り、同表第2区の項中、吹上町を削り、同表第3区の項中、大井町、三芳町を三芳町に改め、同表第5区の項中、両神村を削り、同表第7区の項中、大里町、江南町を江南町に改め、妻沼町を削り、同表第8区の項中、川里町を削り、同表第10区の項中、庄和町を削るという改正でございます。
附則でございますが、この変更する規約につきましては、平成17年10月1日から施行するというものでございます。
以上が議案第15号 専決処分の承認を求めることについての補足説明でございます。
次に、議案第16号 平成16年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算についての補足説明を申し上げます。お手元の決算書に従いましてご説明を申し上げます。
初めに、4ページをお開きいただきたいと思います。財産に関する調書でございます。土地、地積につきましては、変更はございません。
次に、木造の非木造延べ面積についてでございますが、生ごみ堆肥保管庫の建設に伴い、非木造延べ面積に70.24平方メートルを本庁舎に加え、延べ面積の決算年度末現在高は9,416.49平方メートルとなっております。
次に、5ページの物品の関係でございます。平成16年度中に回転板式機械収集車1台と普通貨物自動車1台の計2台を購入いたしまして、平成16年度末の所有台数は28台となっております。
続きまして、事項別明細書に従いご説明申し上げます。決算事項別明細書の1ページ、2ページをお開きいただきたいと思います。第1款の分担金及び負担金ですが、予算現額、調定額、収入済額、いずれも18億1,260万円でございます。これは組合規約第13条の規定に基づきまして、久喜市が3分の2の12億1,040万円、宮代町が3分の1の6億520万円を負担していただいております。備考欄に記載してあるところでございます。
次に、第2款の使用料及び手数料ですが、予算現額6,681万円、調定額6,625万2,345円、収入済額6,614万1,625円でございます。なお、収入未済額が現年度分と滞納繰越分を合わせまして9万5,280円でございます。また、不納欠損額が1万4,740円となってございますが、これは平成11年度分塵芥処理費手数料1件及びし尿処理手数料23件でございます。
次に、第3款の財産収入でございます。予算現額2,059万5,000円に対しまして、調定額、収入済額とも同額でございまして、2,032万4,295円でございます。これは備考欄にございますように、資源回収に伴う有価資源及びごみの処理過程から発生した有価資源の売り上げ代金でございますが、資源の一部につきまして委託業者からの回収報告量に誤りがございましたので、修正し対応させていただいております。内訳につきましては、主要な施策の成果に関する調書の12ページ、13ページに記載してございます。
次に、第4款の繰越金でございますが、予算現額が1億2,540万8,000円、調定額、収入済額とも同額で1億2,540万7,643円でございます。
次に、第5款の諸収入でございます。3ページ、4ページをお開きください。予算現額139万5,000円に対しまして、調定額、収入済額とも133万576円でございます。組合預金利子として収入済額が37万1,899円、雑入といたしまして収入済額が95万8,677円となっております。内訳につきましては、備考欄に記載してあるところでございます。
以上が歳入の概要でございます。
続きまして、歳出でございます。5ページ、6ページをお開きいただきたいと思います。まず、第1款の議会費でございます。予算現額370万4,000円に対しまして、支出済額が256万2,465円となりまして、執行率が69.2%でございます。これは議員報酬や会議録の調製、また視察研修等の議会活動費でございます。この視察研修につきましては、主要な施策の成果に関する調書の15ページに記載してございますが、監査委員さん、公平委員会さんにも参加していただきまして、平成16年11月24日、25日の両日、福島県の安達地方広域行政組合もとみやクリーンセンター、リサイクルセンター、栃木県大平町の株式会社関東エコリサイクル及び小山市にありますメルテック株式会社を視察してございます。
次に、第2款の総務費でございます。衛生組合の総務に関する事業全般にわたる共通経費を執行しております。予算現額3億580万6,000円に対しまして、支出済額が2億9,178万7,809円となっておりまして、執行率が95.4%となっております。
まず、第1目の一般管理費でございます。予算現額2億1,853万6,000円に対しまして、支出済額2億794万1,264円となっておりまして、執行率が95.2%でございます。この執行内容についてでございますが、再任用を含む事務職員20人の給与費等人件費のほか、19節負担金補助及び交付金の退職手当組合特別負担金につきまして、平成16年3月に定年退職した職員1人分の負担金でございます。平成16年度の主要な事業といたしましては、7ページ、8ページの8節報償費の備考欄にもございますように、台所資源の堆肥化について久喜宮代有機資源農業推進協議会及び三つの専門委員会の開催及びごみの減量化に取り組んでいる廃棄物減量等推進委員への謝礼や、13節委託料の備考欄にございます例規集のデータベース維持更新業務でございます。その他事務経費につきましては、事項別明細書5ページから10ページの備考欄に記載してあるところでございます。
次に、9ページ、10ページをお願いいたします。2目財産管理費でございます。衛生組合の財産管理の経費でございます。予算現額8,702万2,000円に対しまして、支出済額8,360万9,345円となっておりまして、執行率が96.1%となります。主な支出といたしましては、11節需用費のうち各処理施設等の光熱水費6,834万2,341円でございます。なお、光熱水費の内訳につきましては、主要な施策の成果に関する調書17ページに記載をしてございます。
次に、13節委託料でございますが、庁舎管理業務につきましては、衛生組合庁舎等の清掃等業務でございます。また、庁舎管理棟耐震診断調査業務は、本庁舎の耐震診断を実施したところでございます。
次に、15節工事請負費でございますが、庁舎管理棟屋上漏水防止工事につきましては、庁舎管理棟の雨漏りの修繕工事を実施いたしました。
次に、第3目公平委員会費でございます。予算現額が15万4,000円に対しまして、支出済額が14万4,400円でございます。委員報酬と視察研修旅費でございます。
次に、11ページ、12ページをお開きください。2項の監査委員費でございます。予算現額9万4,000円、支出済額が9万2,800円でございます。報酬と決算審査及び決算議会出席の際の費用弁償と視察研修旅費でございます。
次に、3款の衛生費でございます。現業部門における職員の人件費及び塵芥処理費、し尿処理費の関係経費を執行しております。予算現額が16億3,303万8,000円、支出済額が15億4,270万8,468円、執行率が94.5%でございます。
まず、1目の清掃総務費でございます。予算現額の3億3,162万7,000円に対しまして、支出済額が3億2,551万9,476円となっておりまして、執行率が98.2%でございます。主な事業内容といたしましては、再任用職員2人を含む職員28人の給料費等人件費のほか、13ページ、14ページの19節負担金補助及び交付金から、平成16年3月に定年退職した職員3人の特別負担金と家庭用生ごみ処理器の購入費補助金及び新聞紙、瓶、缶等の資源集団回収事業報償金等をそれぞれ支出してございます。
次に、2目の塵芥処理費でございます。予算現額11億8,021万円に対しまして、支出済額が11億877万2,442円、執行率が93.9%となっております。ここでは最終処分に要しました経費、資源ごみ全般にわたります収集経費、処理施設関係の維持管理等及び維持補修費などを執行しております。その主な事業内容ですが、13節委託料関係といたしましては、例年実施しております維持管理業務のほか、現在の生ごみ堆肥化施設に合った生分解性の袋の開発を目的としました生ごみ専用指定袋開発業務を行ってございます。
次に、15ページ、16ページをお開きいただきたいと思います。15節工事請負費関係といたしましては、例年実施している維持管理工事のほか、備考欄中ほどの生ごみ堆肥保管庫建設工事を実施しております。
次に、18節備品購入費関係でございます。備考欄にございますように、可燃ごみと生ごみの収集が可能な回転板式機械収集車1台と粗大ごみ等の収集車として普通貨物自動車1台を購入してございます。
続きまして、3目のし尿処理費関係でございます。17ページ、18ページをごらんください。予算現額1億2,120万1,000円に対しまして、支出済額が1億841万6,550円、執行率が89.5%となっております。し尿処理費の主な事業でございますが、し尿の収集運搬、処理施設関係の維持管理、維持補修、最終処分に要する経費を支出してございます。主な事業でございますが、13節の委託料関係では、備考欄の右から3行目のし尿及び浄化槽汚泥最終処分業務といたしまして、汚泥を長野県のクリーンユーキ株式会社に委託し、堆肥化をしてございます。15節工事請負費関係につきましては、例年実施しております維持管理の工事でございます。
続きまして、4款公債費でございます。予算現額7,707万1,000円に対しまして、支出済額が7,706万9,556円、執行率99.9%でございます。平成元年度の粗大ごみ処理施設整備事業、平成7年度のプラスチック固形燃料化施設建物取得事業、平成10年度のし尿処理施設整備事業、平成12年度の清掃運搬施設整備事業、ごみ収集車でございます。平成13年度の生ごみ堆肥化処理施設建設事業、以上5件の償還元金及び償還金利子でございます。内訳につきましては、主要な施策の成果に関する調書の29ページに記載をさせていただいております。
次に、5款の諸支出金でございますが、ごみ及びし尿の処理手数料につきまして、過誤納付金の還付措置をするために当初予算で科目を設定させていただきましたが、歳出はございませんでした。
最後に、19ページ、20ページをお開きいただきたいと思います。6款の予備費でございます。充当金額はございませんでした。
以上が、議案第16号 平成16年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算の補足説明でございます。
続きまして、議案第17号 平成17年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)につきましてご説明申し上げます。別冊の補正予算書をごらんいただきたいと思います。
第1条でございます。歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ70万9,000円を減額いたしまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ18億4,729万1,000円にお願いするものでございます。
以下、補正予算につきましては、事項別明細書で説明をさせていただきます。事項別明細書の4ページをお開きいただきたいと存じます。歳入でございます。まず、1款分担金及び負担金、1項負担金、1目の組合負担金でございます。7,290万円を減額いたします。これは前年度決算により繰越金が確定したことから、負担金の減額をするものでございます。構成市町の減額する負担金は備考欄に記載してあるとおりでございます。
続きまして、4款繰越金、1項繰越金、1目繰越金でございます。これは16年度決算により繰越金が確定したことにより、6,967万5,000円を増額するものでございます。
次に、5款諸収入、2項雑入、1目雑入についてでございます。衛生組合所有地を上空占有している送電線の線下補償料として、東京電力株式会社から、平成17年4月1日から平成20年3月31日までの3年間分、251万6,000円を増額するものでございます。
次に、歳出でございます。5ページをお願いいたします。1款議会費、1項議会費、1目議会費6万2,000円の減額でございますが、さきの3月定例議会において議決されました久喜宮代衛生組合の職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例により、日当が改正されたことによる減額をするものでございます。
次に、2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費500万9,000円の減額でございます。減額の理由でございますが、1節報酬4万円は、久喜宮代衛生組合管理者、副管理者及び収入役の諸給条例の一部改正による減額でございます。2節給料87万5,000円は、職員の人事異動に伴い不用額が生じるものでございます。3節職員手当等327万6,000円の減額でございますが、扶養手当、通勤手当については不足が生じると見込まれるため、増額をするものでございます。管理職手当につきましては、久喜宮代衛生組合職員の管理職手当に関する規則の一部改正により、支給割合の改正による減額であります。調整手当につきましては、久喜宮代衛生組合一般職職員の給与に関する条例の一部改正による支給率の改正による減額でございます。期末手当、勤勉手当の減額につきましては、久喜宮代衛生組合職員の期末手当及び勤勉手当に関する規則の一部改正による役職加算率の改正により減額によるところでございます。9節旅費の減額でございますが、特別職の職員と非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正により、産業医費用弁償が廃止されたため、1万8,000円の減額でございます。普通旅費及び視察研修旅費につきましては、条例の一部改正により、宿泊を伴わない旅費等の廃止及び宿泊を伴う旅費等を減額したことにより減額するものでございます。
次に、6ページの19節負担金補助及び交付金の減額についてでございますが、財政危機の折から職員福利厚生費の縮小、保養施設を利用した場合の補助金の廃止、職員が死亡もしくは公務傷害の場合に保険金の支払われる全国市長会団体保険を更新をしないことによるものでございます。
続きまして、3目公平委員会費の9節旅費についてでございますが、条例の一部改正による費用弁償の廃止、宿泊を伴う旅費等の減額によるものでございます。
次に、2款総務費、2項監査委員費、1目監査委員費旅費の1万1,000円の減額でございますが、公平委員会費でご説明申し上げましたとおり、条例の一部改正による減額でございます。
7ページをお開きいただきたいと思います。3款衛生費、1項清掃費、1目清掃総務費326万1,000円の減額についてでございます。3節職員手当等のうち扶養手当、通勤手当につきましては、予算に不足が生じると見込まれるため増額をするものでございます。調整手当、期末手当の減額につきましては、一般管理費でご説明申し上げましたとおりの支給率等の変更によるものにより減額をするものでございます。
次に、2目塵芥処理費740万7,000円は、アームロール車の購入費用と関連経費を増額補正するものでございます。現在衛生組合では、ごみの直接搬入の作業及びし尿処理施設の脱水汚泥の搬入にアームロール車を2台使用しておりますが、1台につきまして自動車NOX・PM法、いわゆる排ガス規制等の関係で使用できなくなるため、車検の更新ができないということから、アームロール車1台を更新のため購入するものでございます。
最後に、6款予備費、1項予備費、1目予備費でございますが、23万1,000円を増額補正させていただくものでございます。
以上が議案第17号 平成17年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)につきましての補足説明でございます。
以上をもちまして、議案第14号から議案第17号までの補足説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
〇議長(角野由紀子君) 以上で補足説明を終わります。
この際、監査委員より平成16年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算の審査についての報告を求めます。
榎本代表監査委員、お願いいたします。
〔代表監査委員 榎本善司君登壇〕
〇代表監査委員(榎本善司君) おはようございます。監査委員の榎本です。監査報告をさせていただきます。お手元の決算審査意見書をご参照願います。
1ページをお願いいたします。
久喜宮代衛生組合管理者 田 中 暄 二 様
久喜宮代衛生組合監査委員 榎 本 善 司
監査委員 小河原 正
決算審査意見の提出について
地方自治法第233条第2項の規定により審査に付された平成16年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算を審査したので、次のとおり意見を提出いたします。
2ページをお願いします。
平成16年度久喜宮代衛生組合一般会計決算審査意見
1、審査の対象
(1)平成16年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算
(2)平成16年度実質収支に関する調書
(3)平成16年度財産に関する調書
2、審査年月日 平成17年8月4日
3、審査方法 平成16年度一般会計決算書及び法令で定める書類に基づき、その計数の正否や予算執行状況の適否を主眼として審査を行った。
4、審査の結果 審査に付された一般会計決算書及び法令で定める書類は、いずれも法令に準拠して調製されており、計数も関係諸帳簿と照合した結果、正確であり、予算執行は適正になされているものと認められた。
3ページをお願いします。
審査の概要及び意見
1、総括 平成16年度一般会計の決算状況は、次のとおりである。
決算状況につきましては、事務局長から細かく説明がありましたのですが、多少重複いたしますが、項目に従って説明させていただきます。歳入決算額は20億2,880万4,139円で、前年度に比較して2.7%の減少となっている。歳出決算総額は19億1,420万8,298円で、前年度に比較して2.4%の減少となっています。
一般会計歳入決算状況を前年度と比較してみると次のとおりであります。
歳入決算は20億2,880万4,139円で、収入率は対予算現額、対調定額ともに100%であり、前年度歳入決算額20億8,513万6,012円と比較して5,633万1,873円、2.7%の減少となっている。
以下、款別の歳入状況は、次のとおりである。
第1款分担金及び負担金、次のページ、4ページ、この財源は、収入済額18億1,560万円で、前年度に比較して1億530万円、6.2%の増額となっている。負担金は歳入の根幹をなすものであり、構成市町の経費の負担割合に基づき、久喜市12億1,040万円、宮代町6億520万円、合計18億1,560万円となっています。
第2款使用料及び手数料、本財源は収入済額6,614万1,625円で、前年度に比較して309万7,440円、4.5%の減少となっている。内訳は、塵芥手数料5,648万9,600円、し尿処理手数料962万8,025円及び許可申請手数料2万4,000円で合計6,614万1,625円となっている。
第3款財産収入。この財源は、資源回収に伴う有価資源売り払い代金、ごみの処理過程から発生した有価資源売り払い代金である。表の中にある2,032万4,295円です。
第4款繰越金。この財源は、平成15年度繰越金である。この表の真ん中にあります1億2,540万7,643円です。
第5款諸収入。この財源は、収入済額133万576円で、前年度に比較して31万4,786円、19.1%の減少となっている。その主なものは、預金利子の減少によるものである。
歳出決算状況を前年度に比較すると次のとおりである。
歳出決算額は19億1,412万8,298円で、予算現額20億2,980万8,000円に対し、執行率は94.4%であり、前年度の94.2%に対し0.1ポイント上回っている。
以下、款別の歳出状況は、次のとおりである。
第1款議会費。決算額は256万2,465円で、前年度に比較して68万4,939円、21.1%の減少となっている。
第2款総務費。支出額は2億9,178万7,809円で、前年度に比較して1,088万7,056円、3.9%の増加となっている。平成16年度の主な事業として、事務職員20人、再任用職員1名の人件費、ごみの減量及び資源化に取り組んでいる廃棄物減量等推進委員の謝礼、生ごみ堆肥化について今後の課題を審議するための久喜宮代有機資源農業推進協議会及び三つの専門委員会の開催が挙げられる。
6ページをごらんいただきたいと存じます。衛生費。支出済額は15億4,280万8,468円で、前年度に比較して3,789万310円、2.4%の減少となっている。平成16年度の主な事業として、1、現業職員28人、うち再任用職員2人の人件費、2、家庭用ごみ処理器の購入費補助金及び新聞紙、瓶、缶等の資源集団回収報償金、3、委託業務関係として、一般廃棄物最終処分業務、プラスチック固形燃料化業務、生ごみ専用指定袋開発業務、し尿及び浄化槽汚泥最終処理処分業務、4、工事請負費関係として、ごみ処理施設1、2号炉の整備、生ごみ堆肥製品保管庫の建設、し尿処理施設の整備、備品購入費として、可燃ごみと生ごみの収集が可能な塵芥収集車と貨物自動車の購入が挙げられる。
第4款公債費。組合費の償還に充てる費用で、決算額は7,706万9,556円で前年度に比較して1,790万9,878円、18.9%の減少である。
第5款諸支出金は、これはありません。
第6款予備費。予備費は1,018万8,000円で、他科への充当はなく、所要額は1,018万8,000円となっている。
3、実質収支に関する調書。実質収支に関する調書の記載事項は、適正に表示されているものと認めた。
4、財産に関する調書。財産に関する調書の記載事項は、適正に表示されているものと認めた。
5、結び。当衛生組合では、環境に優しい資源循環型のごみ処理行政の推進を基本理念とし、その一環として家庭から出される生ごみを堆肥化し、大地のめぐみ循環センターを一昨年の実証プラントとして稼働されて3年目に入ったところですが、その間施設において多々トラブルはあったようですが、ようやく軌道に乗り、現在埼玉県農林総合センターによってできた堆肥の圃場試験を実施されており、年末にはその結果が得られるようです。その件については、管理者から結果が良好であるとの報告が先ほどなされたところである。また、衛生組合内において、住民、知識経験者などで構成された久喜宮代有機資源農業推進協議会並びに流通・施用、販売、堆肥生産の各専門委員会を立ち上げ活動されているとのことですが、全国的に見て例のない、副資源を使わない生ごみだけの堆肥が循環することについては非常に意義あるものです。あわせて、資源化率については、16年度末において43.2%であり、全国的に見ても高水準を維持しております。これは従来から進めている徹底資源化、ごみ減量化の普及啓発に努めている結果であり、引き続き住民、事業者及び行政が一体となったげんりょう化大作戦を展開、推進していただくよう要望いたします。また、地方公共団体において財源不足が深刻化しており、限られた財源の中で最少の経費で最大の効果が得られるよう、さらに創意工夫し、これまで以上に事務の簡素化、業務の効率化を推進されるよう要望して、総括的意見といたします。
以上です。
◇
◎組合に対する質問
〇議長(角野由紀子君) 日程第9、組合に対する質問をお受けいたします。
通告順にお受けいたします。
最初に、原進一議員、お願いいたします。
〔12番 原 進一君登壇〕
〇12番(原 進一君) 早速質問をさせていただきます。
今決算ベースでの監査委員からの丁寧なお話もありましたが、堆肥化へ向けての平成17年度決算ベースでいきますと、維持費が約6,000万円、6,000万円というのは5,718万5,000円と計算したのですけれども、光熱水費の内訳がわからないので、約6,000万かかっております。もちろんこの中には1,500万円ほどの袋の研究費も入っておりますから、毎年出るわけではありませんけれども、当初予定の維持費の2,256万7,000円を大幅に上回って維持費も数千万円かかるという、そういう結果です。施設整備も5億6,700万円で今施設つくっておりますけれども、これ全面堆肥化ということになりますと、約20億円近くかかるのであろうということを推測をして質問をしていきたいと思います。
全面堆肥化に向けての準備を急がれたいという通告でありまして、まず場所を明らかにしていただきたいと思います。これは分散型で全面堆肥化をするということが今までの方針明らかになっております。分散型で場所を何カ所、どのようなということであります。時期であります。生ごみ堆肥化というのは、当然焼却炉の新設ということを前提に、その新設の前に生ごみ堆肥化を行っていくということの条件が明確になっておりますので、時期をはっきり示していただきたいと思います。
方法であります。方法は、処理基本計画を見ますと3通り言われております。自家生産自家消費型、これは補助金をもらって生ごみ堆肥化施設をつくってやる。あとは設置型ですね。それと、今この質問に挙げております大きな堆肥化の設備をつくって改めてやっていくということです。設置型の扱いと、自家生産自家消費の割合をどのように考えているのかお答えいただきたいと思います。
2番目、焼却炉の新設、これはどなたもはっきりわかっておりますが、急がれないとならないと思います。決算ベースで約1億7,000万円ぐらいの維持費が出ておりまして、それでもよく維持されているのだろうと思うような施設でありまして、費用は2億円を超え、3億円を超えるという、そういうものでありますから、急がれたいと。大きさです。焼却能力は当然堆肥化によるごみ減量を前提につくられているわけでありまして、先ほどの質問と連動しますが、生ごみ堆肥化全面ができて、それを前提に堆肥化をどう進めていくかということでありますので、80トン、100トンという大きさの規模になる。場合によっては90トンになるだろうと、そういう幅で考えておりますけれども、お答え願いたいと思います。
2番目に時期であります。堆肥化と同時、または堆肥化の後に焼却炉のつくりかえというのができるはずでありますけれども、その点についてお答え願いたいと思います。
炉の構造です。炉の構造というのは、余り大きな意味で言っているのではなくて、生ごみを燃やすか燃やさないかによって炉の構造はおのずから違ってまいります。水分が多いか多くないか、プラスチックを燃やすか燃やさないか、カロリーが高いか低いかによって炉の構造は違っておりまして、いわゆる炉を有効的に、環境に適合したものをつくろうと思ったら、生ごみの堆肥化というのは前提で必然でありますから、それで炉をつくっていくのだろうという意味での炉の構造ということを伺います。
3番目、これが結論になりますが、地元の同意が得られないから焼却炉建設がおくれているということを言われておりますが、地元の同意があっても、生ごみ堆肥化が固まらないと、炉の構造や大きさも決まらないということでありまして、生ごみ堆肥化との連動という意味で、大きさ、方法、要するに行政の方針というのを明らかにして住民と話し合いをするということが必要ではないかと思っております。
2番目は、構造の問題です。先ほども言いましたが、プラスチックを燃やさないというのはもう前提でありますから、高カロリーのものは燃やさない。低カロリーで水分で燃えにくい生ごみを燃やさないということになりますと、炉の構造も決定をされてくるわけでありまして、そんな意味では、燃やすものが違ってくることから、生ごみの堆肥化というのが急がれて、方針が明らかにされるべきだと思っております。
〇議長(角野由紀子君) 原議員の質問に対する答弁を求めます。
諏訪業務課長。
〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
〇業務課長(諏訪信雄君) おはようございます。それでは、原議員さんの生ごみの全面堆肥化につきましてお答え申し上げます。
(1)、場所を明らかにされたい。(2)、時期(焼却炉新設前)を明確に。(3)、方法は現在の方法かにつきましては、関連がございますので、一括してお答えさせていただきます。
堆肥化事業につきましては、平成14年3月に策定されましたごみ処理基本計画におきまして実証プラントを建設し、課題整備のための基本データを得た後、平成11年度を目標に生ごみ全面堆肥化を推進するとされております。衛生組合では、この計画をもとに地域の特性を生かし、副資材を使用しない一般家庭の生ごみだけでの堆肥化を実現するべく、モデル地区の皆様を初め各専門委員会、県、市、町などの関係者の方々のご協力をいただきまして事業に取り組んでまいりました。この結果、現在までにほぼ安定的に施設を運転するめどが立ってまいりましたので、今後は実証機関における堆肥化事業を詳細に検証いたしまして、次の段階へ進んでまいりたいというふうに考えております。このような状況から、現段階におきましては、新たな施設の設置箇所や時期、そして堆肥化の方法を明確にするまでには至ってございませんが、引き続き関係機関の皆様のご助言などをいただきながら、一部委託も含め、全量堆肥化に向けた準備を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
次に、設置型ごみ処理器の扱いはとのことでございますが、ごみ処理基本計画では、堆肥化は、1、家庭での堆肥化、2、自治体単位での設置型による堆肥化、3、生ごみ堆肥化施設による堆肥化の3体系により全量堆肥化を推進するとされており、設置型処理器は、地域、自治会単位での堆肥化として重要な位置づけがなされております。また、設置型は、何よりも地域の皆様から堆肥化に関心を持って事業に参加、協力をいただくことが重要であると考えておりまして、現在実施している4地区では、いずれの地域においても処理器の管理等を行っていただいております。当面は、現在の4地区での活用の充実を図ってまいりたいと考えておりますが、今後新たに設置の要望等がありました場合には、地域の皆様と十分に話し合いを行いまして、決定してまいりたいと考えております。
また、堆肥化の割合でございますが、おおよその目安でございますと、設置型につきましては70トン程度、堆肥化の施設につきましては6,000トン程度、家庭での堆肥化ということになりますと約300トンという形の目安を持ってございますが、これにつきましては今後いろいろ検討させていただきたいというふうに考えております。
次に、焼却炉の新設を急がれたいとのご質問でございます。最初に、炉の大きさについて。焼却能力は堆肥化によるごみ減量が前提かとのご質問についてお答え申し上げます。ごみ処理基本計画にもございますように、堆肥化を前提といたしまして、おおむね70トン、日量でございますが、以上が必要というふうに考えております。
次に、時期と炉の構造についてでございますが、新設炉の建設は、堆肥化施設とリンクして計画され、現状では計画から3年程度の遅れが生じておりますことから、新設炉の稼働は平成22年以降になるものと見込んでおります。また、炉の構造につきましても、地元の同意が得られました後、地区選定委員会を設置し、十分検討してまいりたいと考えてございます。
続きまして、地元の同意の前に行政の方針を明確にしてほしいとのご質問にお答え申し上げます。現在衛生組合では、低位発熱量が年間平均で1,070キロカロリーという低い発熱量のごみを焼却しておりますが、ごみ処理基本計画では、今後6,000トンから7,000トンの生ごみ堆肥化を見込んでおりますので、新設炉で焼却されるごみ質は現在よりも発熱量が若干高くなるということが予想されます。このようなことから、生ごみ堆肥化を見込むことによって、ご指摘のように炉の構造の決定に大きな影響を与えるというふうに認識をしております。現状では、堆肥化施設の運転に当たり、さまざまな問題が生じまして、安定運転にかなりの時間がかかりました経緯がございますが、今後ともごみ処理基本計画に基づきまして、堆肥化を前提とした新設炉の建設を進めるべく努力をしてまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(角野由紀子君) 再質問をお受けいたします。
原議員。
〔12番 原 進一君登壇〕
〇12番(原 進一君) 再質問をいたします。
焼却炉の建設と堆肥化を連動して進めなくてはならないわけでありますし、いずれは堆肥化の成分分析や試験が終わって、さああしたからやろうということになっての準備をしているはずなのです。前町の検討も私どもの近くの所久喜も選定対象になったという、そういう経過もありまして、それは早目に言ってほしいのです。ごみ処理基本計画では、平成19年度までに堆肥化が終わると書いてあるのです、実は。しかし、それは終わらないわけでしょう。そうしたら、いつまでにどのように堆肥化を進めるのだということを議会で説明しなくてはいけないわけです。例えば、場所が特定できなければ、何カ所当たりに堆肥化施設をつくって、それを久喜2で宮代1だとか、そのぐらいの概略の説明なしに、平成22年度以降に焼却施設ができるよというだけでは話にならないのです。かつて宮代台との同意事項も堆肥化があったのです。ある日突然決めて堆肥化をやるそうではなくて、住民に説明するのと議会に説明をしながら同時に進めていくということをしないと、堆肥化もできない。施設は、住民サイドでいうと、はっきり言いますが、焼却炉より堆肥化施設の方が迷惑施設だという感覚が物すごくありますからね、住民側。なぜなら焼却施設の方は、機械の設備と燃やすごみの量と種類を減らせばダイオキシンを含めて公害訴訟がやりやすい、比較的。ところが、生ごみ堆肥化施設は、どうしてもにおいの問題というのが完全にクリアされていないので、ちょっと知った住民運動だったら当然反対運動が起こるのです。そうすると、分散型でやるという方向が決まって、これから用地買収だって決まっていて、分散型の箇所数も何も明らかにしないで全面堆肥化で、まぜものなしでいいものをやるのだという、抽象論だけ言われても我々議会としても心外なのです。ですから、具体的に言ってもらいたい。ごみ処理基本計画で書かれている中身をどう修正して、いつ、どのように実行していくのかということをもうちょっと言ってもらわないと話にならないです。ですから、場所を明らかにする。例えば清久だとか宮代台、そういう意味ではなくて、何カ所とかぐらいは明らかにして、分散型でやるのでょう。時期、焼却炉建設を平成22年度以降だとすれば、当然平成21年度か20年に堆肥化をする、終わらせなくてはならない。ところが、住民分別も含めて説明したり、機会つくったり、環境アセスメントをやったりすると何年もかかるわけです。大きく決めていったら。そういう意味では、今現在方針が明らかになっていないと、この平成22年度という焼却炉の建て替えだって怪しいと。それはわかっているはずです。環境アセスとか法律のクリアとか具体的に。いろいろ言うと長くなってしまうので、はっきり申し上げますが、要するに堆肥化に向けての準備をしている中身を具体的に言っていただきたい。全面堆肥化が終了する目標年次、ごみ処理基本計画の話はどうでもいいですから。それはもう読めばわかるわけで、それが変更されているのですから、現状に即した堆肥化に向けての場所とか時期とか方法とか明らかにしていただきたいと思います。
〇議長(角野由紀子君) 原議員の再質問に対する答弁を求めます。
諏訪業務課長。
〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
〇業務課長(諏訪信雄君) それでは、原議員さんの再質問にお答え申し上げます。
堆肥化施設につきまして、いつまで、どように、分散の場所はというご質問にお答えいたします。堆肥化の分散の配置につきましては、平成13年9月16日でございますが、堆肥化プラント専門部会中間報告がございまして、この中におきましては、委員会の提言ということで、以下の事項に準じて設置をするということで書かれてございますことは、設置場所は、現在のプラントを中心に久喜市に1カ所、宮代町に1カ所の分散配置ということになってございます。組合の方では、これをもとに久喜市に15トン規模のものを、また宮代町に10トン規模のものをということで、内部においては検討を進めておりましたが、現在のところではまだ具体化に至っていないという状況でございます。
また、方針でございますけれども、堆肥化推進につきましては、15年に実証プラントを建設いたしまして、計画でございますれば、その時点で運転は可能ということでございましたが、ご案内のとおりなかなか堆肥化、安定運転に至らないということがございました。今年度何とか安定運転になっているということで、この結果を検証して、次のステップへ移るということになろうと思います。そうなりますと、今の施設で果たして、次の施設もいけるのか、あるいは今の施設で改良はないのか、コストは安くならないのか、そういった検証を加えていきませんと具体的な考えにいかないというわけでございます。どうかそういう点をご理解いただきまして、よろしくお願いしたいと思います。
以上です。
〇議長(角野由紀子君) 再々質問をお受けいたします。
原議員。
〔12番 原 進一君登壇〕
〇12番(原 進一君) 要望にいたしますが、予算の方でまた、決算の方で少し細かくやらせていただきます。なぜ要望するかというと、平成19年度までに全面堆肥化するということは、管理者の発言にもありまして、監査委員の文章の中にも画期的な方法で全面堆肥化やるという政治宣伝なり、そういうことばかり進んでいるのですが、具体を見ますと、要するに平成19年度までにやるはずが、おくれているのに、今からいろんなものを精査すると。気温を含めてという、そういう問題。確かに生ごみ堆肥化は難しいわけで、そう思いますけれども、公表されている中身と実態が物すごくかけ離れている。その中身が議会や住民に報告されないということを私は問題だと思っている。要望いたします。ぜひ準備状況を公表しながら、住民と一緒に、議会と一緒に進めていただくよう強く要望します。
〇議長(角野由紀子君) 以上で原議員の質問を打ち切ります。
〔「休憩」と言う人あり〕
〇議長(角野由紀子君) ここで休憩いたします。再開は10時45分といたします。
休憩 午前10時35分
再開 午前10時45分
〇議長(角野由紀子君) 再開いたします。
続きまして、木村奉憲議員、お願いいたします。
〔3番 木村奉憲君登壇〕
〇3番(木村奉憲君) 通告に従って質問をいたします。
原議員さんのお話しのように、市内全域の生ごみの全量堆肥化が実現できれば、リサイクル率60%に達する見通しで、リサイクル関係では日本一のごみ処理行政と言っても過言ではないというふうに述べております。この思いとは別に、この間さまざまな問題点や不安、それから時期の問題も含めて市民、町民の間ではこの問題については関心も高い。今後どういう形になるかということで、この間の問題点についてお伺いをしたいと思います。その点について、先ほどの原議員がこれからの問題も含めて出されています。私の方からは、現在の進捗状況について4点にわたって質問をさせていただきたいと思います。
第1点目は、現在の施設内での状況は、その後どのように進んでいるのか。先ほどは全体的には問題なく進んでいるというご答弁もありましたけれども、今後改善すべき点は考えられないのか。現状で十分なのかどうかも含めて第1点でお伺いしたいと思います。
それから、第2点目の問題は、堆肥の分析についてなのですけれども、この間国体での花壇の利用とか、先ほども圃場試験場の関係で問題ないようなことも言われていましたけれども、この堆肥化の分析の結果と、特に先ほど言われたコマツナとか水稲の、その結果についてもわかればお知らせ願いたいと思います。
それから、第3点目は、生ごみの収集にわたっての状況で、特にいわゆる生分解性の袋についての改善、問題点はこの間ずっと論議されていますので、この間それはどのような状況で進められているのか。特に改善された点はどういう点があるのかを説明していただきたいと思います。
それから、4番目の問題ですけれども、全量堆肥化を、年度が過ぎたということなのですけれども、今後改良あるいはコストの問題とかいろいろ先ほども言われていますけれども、今後その成果についてきちっと評価した上で、総括点と今後新たな施設を含めて、きちんと市民あるいは町民に知らせる必要があると思うのです。そういう点をずっと前からタイムリミットの問題も出ていましたけれども、周知徹底して、どこできちっとこれについては評価して、今後の問題を図るのか、この点についてお伺いをしたいと思います。
それから、大きな2番目の問題、ごみ収集全般についてですけれども、この中で最近の資源ごみの持ち去り状況で、この間規制とか、あるいは対応策をやってきたと思うのですけれども、その後の状況、改善された点も多いと思いますので、実効性について伺うのが1点。
それから、2番目は収集での問題点、粗大ごみとか家電4品目とか、それについて、特に粗大ごみと家電、その他の収集で最近の状況、特に問題点があったらば教えていただきたいというのが2点目です。
それから、3番目、ごみ収集で前からも論議ありましたし、自治体なんかでも論議されるのですけれども、ごみ収集に当たってのカラス対策ですね。最近も杉並区なんかでもいろんな新しい方法なんかも考えられているみたいですけれども、カラス対策での最近の被害の状況と、それについての作業方はどのように進んでいるのかお伺いしたい。
それから、4番目です。最近分別ごみで指定以外のごみ、それにシールを張ってあるのですけれども、場所によってはかなり、それをわかっていて、すぐに引き取るのですけれども、長期にわたってそのままに放置されているケースが目立つのですけれども、それについて何らかの対応が必要ではないかというふうに考えますので、その状況についてお伺いをしたいと思います。
5番目です。リサイクル率、現在43.2%ということなのですけれども、先ほどのリサイクル率60%を、いわゆる基本計画では求めていますけれども、その43.2%について、この間の成果と今後60%を目指すということなのですけれども、今後の目標を経年的にどのような数値で考えているのかを含めてお伺いしたいというのが5点目です。
それから、最後の大きい3点目は、新設炉建設についてなのですけれども、これについては当初の計画で平成12年の3月でスケジュールが発表されて、私もそれ以降この部会に参加したのですけれども、5年が経過して、あのスケジュール表を見ると、もう建設済みで、今ごろは供用開始というようなスケジュールですね。そういう点では大幅な経過の延期もありますし、この間いろんな住民との話し合いなんかも進められてきたと思うのですけれども、これについて今後やはりきちっと説明し、今後の目標を出す必要があるのだと思うのです。こういう点では、将来のごみ行政の根幹にかかわることでもあるし、この当組合の責任問題なんかもやっぱり問われてくるのではないかというふうに思いますので、これについての説明と今後のきちっとした目標をやっぱり定めてスケジュールを市民、町民の前に明らかにする必要があるのだろうと思いますので、基本的な考え方と現状認識を聞きたいと思います。
〇議長(角野由紀子君) 木村議員の質問に対する答弁を求めます。
諏訪業務課長。
〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
〇業務課長(諏訪信雄君) それでは、木村議員さんの生ごみの全量堆肥化についてのご質問にお答え申し上げます。
最初に、施設内の状況と今後の改善点でございますが、堆肥化施設での運転は、平成16年度に生ごみの水分脱水がほぼ解決されまして、残る大きな課題は冬場の温度対策でございました。この対策といたしまして、平成16年度は一次発酵等の温度が下がった場合には、生ごみの投入を一時取りやめて発酵槽の温度を確保するという方法で堆肥の生産を行ってまいりました。しかしながら、この方法ですと収集された生ごみすべてを堆肥化することが難しいため、改善策を施設の施行業者であるJFEと協議し、一次発酵槽に温風を通気する装置をJFEの補償工事で設置することにいたしました。この結果、昨年は9月に1回、10月に1回それぞれ温度対策として生ごみの投入を取りやめておりましたところ、今年度は9月7日に1回作動し、温風を入れましたところ、順調に発酵し、今年度については生ごみの投入を中止することなく継続して運転しております。今年の冬場を越えませんとはっきりしたことは申し上げられませんが、今回の改良工事をもって温度対策に良好な結果が得られましたならば、堆肥化施設を運転する上での大きな改善点はおおむねクリアされたというふうに考えておりますので、今後は日常の運転の中で必要な改良を進めてまいりたいというふうに考えております。
次に、堆肥の成分分析と今後の取り組みでございますが、平成17年度の堆肥の成分分析は、既に県の農林総合研究センターに依頼をしておりますので、この分析結果を申し上げますと、窒素が1.95%、燐酸が1.60%、カリ2.05%というふうな結果になっております。また、今年の7月29日の県の圃場視察では、衛生組合の堆肥はカルシウム分が多いという特徴があるという説明がございました。農林総合研究センターでは、今後カルシウムに起因した土のpHなどの変化を調査し、堆肥の適正な使用量を調べて、マニュアル化した報告書を作成したいとのことでございますので、今後とも県の指導を受けまして、モデル地区への配付や農地での利用を進めてまいりたいというふうに考えております。なお、試験場でのコマツナ、水稲などの肥料の効果ということでございますが、県の担当者の説明でございますと、肥料効果が見られるというような説明を受けております。
次に、収集状況と生分解性の関係でございますが、生ごみの収集量を見てみますと、平成15年度は895トン、平成16年度は835トンでございまして、平成16年度はわずかに減少している状況にあります。また、生分解性の袋につきましては、堆肥化施設に合った収集袋をつくるべく開発を行っておりまして、現状では堆肥化施設における袋の分解は予定の基準に達しておりますが、袋の強度につきましては検証を行っている最中でございます。
次に、全量堆肥化に向けての計画でございますが、さきの原議員さんにもお答え申し上げましたように、今までの運転経過をもとに堆肥化事業を検証いたしまして、関係機関の皆様の意見などをいただきながら 全量堆肥化を進めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
なお、その後の結果はどうかということでございましたが、県の結果につきましては、18年の3月までに結果を報告したいというようなお話を聞いておりますので、住民への周知の方法につきましては、この結果を待って対応してまいりたいというふうに考えております。
次に、資源持ち去りの状況と規制についてお答え申し上げます。資源物の持ち去り行為につきましては、平成16年7月に久喜宮代衛生組合廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例を制定し、住民が排出した資源物の所有権は衛生組合にあること、それらを衛生組合が委託した業者以外の者が収集運搬することを禁止する旨を定めさせていただきました。その後、平成17年3月と5月に宮代町と久喜市内で各1件ずつ、集積場パトロール中の衛生組合職員の通報によって、持ち去り行為者が現行犯でとらえられ、新聞各紙で報じられました。新聞報道後は、管内住民の皆様からの持ち去り行為の目撃情報は減少し、新聞、古紙の回収量が昨年の同時期と比較いたしまして大幅に増加しておりますので、持ち去り行為者が久喜宮代地域での活動を見合わせ、結果として持ち去り被害が減少しているというふうに考えております。しかしながら、新聞、古紙は依然として需要が旺盛でありますことから、持ち去り行為が再び活発化することも考えられますので、引き続き住民の皆様からの目撃情報等を集め、資源物の持ち去り行為の防止に努めてまいりたいというふうに考えております。
次に、収集での問題点はについてでございますが、衛生組合では平成7年からごみの減量化、資源化を積極的に推進するため、げんりょう化大作戦を進めておりまして、現在2種類15分別によるごみ収集をお願いしております。この結果といたしまして、平成16年度は43.2%というリサイクル率を達成しておりますが、このことはひとえに住民の皆様のご協力のたまものであるというふうに考えております。ごみ収集での問題点、課題になりますことは、一言で申し上げますれば、分別がきちんとできているか否かにかかってくるものであります。衛生組合では、こうした分別収集の重要性をご理解いただくため、この方法の一つといたしまして、分別の正しくないごみに注意文を書いたシールを張り、再度分別をお願いするという形をとって取り組みをしてまいりました。今後ともこうした方法を継続し、ごみの分別収集に対する理解を深めて、引き続き協力をお願いしてまいりたいというふうに考えています。
また、粗大ごみと家電4品目の現状でございますが、粗大ごみの収集につきましては、持ち込み制で1点につき500円の処理費を負担していただいて、平成16年度は8,505点を収集いたしました。一方、家電4品目につきましては、平成13年度から家電リサイクル法が施行されておりまして、洗濯機、テレビ、エアコン、冷蔵庫及び冷凍庫のいわゆる家電4品目は、メーカーが回収してリサイクルすることが定められております。衛生組合におきましても、家電4品目は家電リサイクル法に基づき処理することを日程表などで住民の皆様に周知しておりますので、収集等は行っていないというところでございます。
次に、カラスの対策の状況はとのご質問についてでございますが、衛生組合では過去2回ほど組合だよりで「カラスの対策について」と題しまして住民の皆様にお知らせをしておりますが、住民の皆様や減量推進委員さんから、直接カラス対策の相談が寄せられた場合には、網目の細かいネットやカラスから中が見えないようにごみ全体をシートで隠す、覆うなどをお知らせしているところでございます。また、新たに分譲住宅やアパート等の開発申請がされ、ごみ置き場を設置、新設する場合には、集積所の構造要件として、久喜宮代衛生組合開発指導要綱の中に、鳥獣被害防止のためネットを取りつけるなど環境衛生の確保に十分留意することの規定に基づきまして、開発する業者に対し、ネット等を設置することを指導しております。
次に、分別ごみの指定以外の対応についてでございますが、衛生組合では、未分別のごみについて排出者に分別を知ってもらうため、先ほどもお答え申し上げましたように、分別お願いシールを張って協力をお願いしております。未分別のごみは、排出者が持ち帰って再度分別していただくようにお願いしておりますが、ご指摘のように一部の置き場、特に単身用アパートなどについては、排出者がごみを持ち帰らずに、さらに分別されないごみを出すために、結果としてごみ収集場が絶えず山積みになってしまっている集積所がございます。そのような場所につきましては、衛生組合から排出者に対し、分別に協力していただくよう文書を送付し、状況が改善しない場合には、アパートの管理会社やオーナーに対して入居者に分別を徹底していただくようお願いするとともに、集積所の適正管理をお願いしております。これを受けまして、一部の管理業者やオーナーの中には、定期的に集積所に残された未分別ごみを回収し、再度分別した上で衛生組合に搬入するような対応をしていただいているところでございます。分別の徹底のためには、排出者がルールを守り、責任を持って排出することが重要でありますので、今後ともさまざまな機会をとらえまして、分別に対する意識の向上を図るとともに、組合だよりなどで分別の周知を図ってまいりたいというふうに考えております。
続きまして、新設炉の建設についてお答え申し上げます。初めに、当初計画と今後の見通しでございますが、これにつきましては先ほど原議員さんにお答え申し上げましておりますとおりでございますので、ご了解いただきたいと思います。
次に、基本的な考え方と現状認識でございますが、今後ともごみ処理基本計画に基づきまして事業を進めていく方針に変更はないところでございます。なお、現状におきましては、地元との話し合いの中では、実行が難しい要望等もございますので、直ちに同意が得られるという状況ではございませんが、引き続き話し合いを重ねまして、同意が得られるよう努力をしてまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(角野由紀子君) 伊藤総務課長。
〔総務課長 伊藤孝治君登壇〕
〇総務課長(伊藤孝治君) リサイクル率の現状と今後の目標についてご答弁を申し上げます。
リサイクル率の現状につきましては、平成16年度のリサイクル率が43.2%と昨年比3.4ポイントの増となっております。内訳でございますが、平成15年度と比較しますと、住民の皆様の減量と分別の徹底の協力によるものが0.8ポイントの増、生ごみの堆肥化によるものが1.9ポイント増、平成16年度から開始した焼却灰、煤塵の溶融スラグ化によるものが0.6ポイントの増、資源集団回収量の増加分によるものが0.1ポイントの増となっております。これは住民の皆様のごみ減量と分別の徹底、生ごみの堆肥化によるご協力とご理解をいただいた結果と考えております。今後の目標につきましては、循環型社会の構築を目指しまして、生ごみの全量堆肥化と住民の皆様のさらなるごみ減量と分別の徹底にご協力とご理解をいただき、平成14年度に策定いたしました一般廃棄物ごみ処理基本計画の目標値となりますリサイクル率60%の達成に向け進めていきたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(角野由紀子君) 再質問をお受けいたします。
木村議員。
〔3番 木村奉憲君登壇〕
〇3番(木村奉憲君) 再質問をします。
最初の生ごみの施設での現状について、特に問題なのが今後の冬場対策、低温度の問題ということが挙げられていましたけれども、水分については、今伺った範囲では、今後特に問題点は起こらないのではないかということなのですけれども、これについては今までも減量がなかなか改善しなかったり、あるいは周辺の水路の問題とかあったのですけれども、改めてこれは今聞いた範囲の温風装置のところで水分がなくなった。水分が装置によって……
〔何事か言う人あり〕
〇3番(木村奉憲君) そのとおりですね。これについての水分と温度の関係が改善されているという大きな、これによって改善が今後心配なくなるのかというのが一つお聞きしたいのと、それから冬場の対策については、従来どおりの形で行うのか。改めてこれについての対策をしなくても日常運転のところでやれるかどうかということについてお伺いしたいと思います。
それから、2番目の堆肥の分析の問題なのですけれども、農林試験場のところで窒素、燐とか数値を挙げられましたけれども、これはちょっと私具体的に、この数値が標準的にどうなのかということについて、その結果の数値についてどう分析されているのかお伺いしたいのと、カルシウムが多いという問題が挙げられましたけれども、カルシウムについて、これが例えば弊害とか、どういう問題が起きているのか、内容についてお伺いをしたいと思います。
それから、全体的な結果については、これは最終的に確認したいのですけれども、来年の3月に最終的な結果に基づいて改めて方針を出していくことなのですけれども、3月までこれは評価については下せないということなのでしょうか、改めてお伺いいたします。
それから、生分解性の袋については、袋の強度について問題があるのではないかということなのですけれども、現在までかなりの1,500万円以上の試験についての費用がかかりながら、分解するのと、それから強度については以前からも問題のところがなかなかクリアされないような状況の説明伺ったのですけれども、袋の強度については、これはまだかなり、これについての補強をする必要があるのかどうか、改めてお伺いいたします。
ごみの収集の問題についてです。昨年の状況で3月と5月に1回ということなのですけれども、これは現行犯逮捕のところでそういう状況が出て少なくなってきているということなのですけれども、古紙なんかで大幅に持ち去りが少なくなった関係でふえているのではないかというような状況でしたけれども、具体的にどの程度ふえて、これが因果関係があるのかどうか、その内容についてもお知らせください。
カラス対策なのですけれども、これについてはいろんろな対応策とか思慮もされているようなのですけれども、一つは先ほど新しい設置についてはネットも含めてかなり具体的な思慮もされているみたいなのですけれども、郊外なんかへ行くとなかなか大変で、住民の人たちが設置のところへみんな駆けつけたり、丁寧に対応がなかなかできないということで、これについては個人的に負担をしたり、網の目の状況とかシートについては苦労をしているみたいなのですけれども、これについては、せめて新しいところでこれをするところについて、きちっと対応するために補助とかそういうことは考えてもいいのではないかなと思いますけれども、その点についていかがでしょうか。
それから、分別ごみの指定日以外のごみの問題なのですけれども、やはり最近アパートだけでなく、かなりふえているのではないかなというふうに感じますので、この点については文書を、そういうところについては改めて出しているみたいなのですけれども、対応が自治会なんかでも、そのあたりできちんとされているところと、どうしてもそれが、対応がおくれているところがあるみたいですので、改めて町内会あるいはそういう形できちんと分別をすると。それから、シールを張った場合は、責任を持って持ち帰るということの徹底と、先ほどアパートなんかで文書を出しているということなのですけれども、この具体的な件数がわかりましたらお願いしたいと思います。
リサイクル率の問題なのですけれども、43.2%ということで努力されているということで、具体的なポイント数の数字を挙げてもらったのですけれども、市長の施政方針の中で60%を生ごみの全堆肥化でクリアできるような文章になっているのですけれども、これでいくと3.4の中で1.9ポイントぐらいの形なのですけれども、計数的に60%に生ごみが全量堆肥化になった場合はクリアできるような数字になっているのか、その点についてお伺いしたいと思います。
〇議長(角野由紀子君) 木村議員の再質問に対する答弁を求めます。
諏訪業務課長。
〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
〇業務課長(諏訪信雄君) それでは、木村議員さんの再質問にお答え申し上げます。
まず、堆肥化施設の温度の問題でございますが、水分と温度の関係についてでございますけれども、水分の方につきましては、平成16年度に水分を抜くためのパンチングメタルという、底に穴のあいた工事をいたしまして、これが発酵槽の中の8メートルということで平成16年度から1年間実施をしておりましたところ、おおむね良好ということで現状では水分については問題ないというような認識をしております。一方、温度の対策でございますが、こちらの方は水分とは違いまして、発酵槽、冬場の発酵槽の温度を上げるという施設でございますので、これについては冬場の経過を見てみないと状況はわかりませんが、おおむね良好かなという感じがいたします。
次に、堆肥の成分でございますが、数字の結果についてはどうかということでございますが、一般的な堆肥ということでございますと、肥料成分が少ないというのが条件のようでございます。この中で肥料の3要素と言われます窒素、燐酸、カリでございますけれども、これについては堆肥としてはバランスよく入っているものがいいというふうに言われております。衛生組合の堆肥を見てみますと、おおむね1%から2%平均して入っておりますので、堆肥の成分としては大変いいのかなという感じがいたします。一方、化成肥料等につきましては、これは成分が高いことが原則でございますので、特に堆肥と比較する必要はないというふうに考えております。また、カルシウムの問題でございますけれども、これは悪いという意見もございますが、一方では石灰分が入っておりまして、例えばホウレンソウなんかでは大変いいというふうに言われておりますので、やはり使い方をどうしようかという問題になろうかと思います。また、最終的な結果は、来年の3月までに県の方からマニュアルということで出されますので、それまでの間は決定的な評価については下せないという状況かと思います。
次に、生分解性の袋の強度はどうかということでございますが、生分解性の袋、問題になるのは2点ございました。第1点目は、施設の中で必ず分解して農地に肥料を使っても害がないということが確認されること。もう一点は、住民の皆様が持ち出したときに、これが破れないできちんと出せるということでございますが、1回目、2回目につきましては分解の方は間違いないということでございました。ただいま4回目の方の袋をやっておりますので、この結果を待って耐久力が出てくるというふうに考えております。
次に、カラスの対策でございますけれども、こちらの方につきましては、ネットということで今ご指導をさせていただいているわけですが、補助はどうかというご質問をいただきましたけれども、管内の集積所全部で3,390基ございまして、この設置についてはいろんな状況がございます。道路あるいはアパートの一角ということでございまして、そういった状況を見ますと、当面は地域の方に負担をしていただいて対策をしていただきたいというふうに考えております。
また、分別ごみの内容でございますが、これにつきましてはご指摘のように、住民の方々に分別の徹底を進めるということで対応させていただきたいというふうに思います。また、具体的な件数はどのくらいかということでございますが、内容的なものを具体的に把握をしているわけではございませんが、アパートについては今までに10件、個人につきましては久喜の方で22件、宮代の方で7件という数字が出ております。これ以外にもいろんな形でご相談をいただいておりますので、できるだけ丁寧に対応したいというふうに心がけておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
以上でございます。
〇議長(角野由紀子君) 伊藤総務課長。
〔総務課長 伊藤孝治君登壇〕
〇総務課長(伊藤孝治君) リサイクル率に関連いたしまして、60%を達成するにはということでございますが、基本計画にもございますように、基本計画におきましては、スラグ、灰ですね、焼却灰等はスラグ化するということになって、あとは厨芥類等は全量堆肥化と。これらを全量やりますと、基本計画にございます60%には達成をいたします。
それから、そのほかにもごみ減量のためには、行政だけでなくて住民の皆様におきましてもご協力をいただかなくては、なかなか達成というのは難しいところがございます。そのために衛生組合では、買い物の際にレジ袋をできるだけマイバッグを持って行ってもらうと。それによりごみも減ると。そういうことで今月、ちょうど10月1日からノーレジ袋月間ということで、店頭へ行くとのぼりが立っているかと思うのですが、そういう運動をやってございます。去年と比較しますと随分マイバッグを持ってくる方が着実にふえているなと、そういう印象も持っているところです。
それから、明日、22日と23日には、マイバッグの作製講習会ということで20名ほど参加されますが、そういうことで減量につなげていきたいというふうに考えております。
〇議長(角野由紀子君) 諏訪業務課長。
〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
〇業務課長(諏訪信雄君) 4点目のごみ収集の関係で答弁漏れがございましたので、お答えさせていただきたいと思います。
どの程度の回収効果があったかということでございましたが、この点につきましては、昨年度から比較いたしますと、3月と5月に新聞報道がされた以前の状況では、4月についてはほぼ横ばい、5月についてもほぼ横ばいでございましたが、今年の6月からは24%ほどふえております。そして、6月になりますと、昨年の同月と比較いたしますと38%の増、8月になりますと、これは50%の増ということで、9月には68%ということでございますので、アパッチの効果につきまして、いわゆる持ち去り効果につきましては、新聞報道については大変効果があったというふうな形で評価しております。
以上でございます。
〇議長(角野由紀子君) 以上で木村議員の質問を打ち切ります。
次に、西村茂久議員、お願いいたします。
〔9番 西村茂久君登壇〕
〇9番(西村茂久君) 9番、西村でございます。管理者、副管理者におかれましては、それぞれ首長選挙を終えて新たな決意を持って事務局に指示を出し、決算を含めて今後に臨まれるものと期待をいたしまして、大きく2点にわたって質問をさせていただきます。なお、前段での質疑とかなり重複いたしておりますので、多少ダブるところがあるかと思いますけれども、ご容赦いただきたいと思います。
まず、全量堆肥化計画について伺います。質問としては4点ございます。平成18年度以降の堆肥化計画。それから、二つ目として、堆肥化施設の分散を含め現在の整備状況。それから、台所資源(生ごみ)排出状況等調査アンケートというのが7月に実施されておりますけれども、そのアンケートの評価。最後に、生産堆肥の評価及び施肥、流通の諸問題を踏まえた全量堆肥化の今後の見通しということでお尋ねをするわけでございますけれども、前段の質疑の中で、ご答弁でこれからだということで18年度以降の話がございましたけれども、実際にこの18年度以降の堆肥化計画が現在存在しているのか、いないのか、はっきりさせていただきたいと思います。同時に、堆肥化施設の分散についてですが、場所、時期等について前段で質問がございましたけれども、これも堆肥化の状況を見て総合的に判断して今後の検討ということでご答弁がありました。なぜそういうふうな状況になっているのか、改めてご質問をいたします。
それから、3番目のアンケートについてですけれども、これについて非常に回収率も悪かったということを伺っておりますけれども、その内容についてどういうふうに評価されたのか、お尋ねいたします。
それから、4番目のところでは、この堆肥化、生産堆肥について現在進めている堆肥化の実証についてですが、もう一つはっきりしないのは、いわゆる運転のめどは立ったと言いながら、いわゆる安定運転というめどが立っていないということですが、そこのところを、要するに冬場をしのぐ、そして来年3月の県の結果が出る中で、それを含めて検討するということで安定運転というめどが立っていないというふうにも言えるのかどうか、そこのところをもう少しはっきりさせていただきたいというふうに思います。
二つ目のごみ処理基本計画についてでございますけれども、ご承知のとおり平成14年に策定して28年度までの15年の計画ということで出ております。おおむね5年ごとに状況が変われば見直していくということになっておりますけれども、たまたま平成16年の決算が出ておりますし、ある意味では比較検証がもうできる、その中間段階に入っていると思います。このごみ処理基本計画をつくるに当たって、これはその前段で、非常に、何といいますか、この基本理念といいますか、なぜこのごみ処理基本計画をつくったのかということでの説明があります。改めて原点に立ち返って、それを少し振り返ってみたいと思います。この中でこういうふうに述べております。衛生組合の歴史を顧みますと、平成3年度以前は資源の分別回収を実施しておらず、単にごみを燃やして埋めるという、今日では考えられない処理を行っていた時期もありました。その結果、周辺地域住民の皆様には多大なご迷惑をおかけしてきたところでございます。このことを深く反省するとともに、心からおわびを申し上げます。過去三十有余年にわたる不安や心の傷みというものは、それを当時者として経験された方にしか本当の意味でわからないものであろうと思います。周辺地域住民の皆様の思いは簡単にいえるものではないかもしれませんが、私たちは過去の事実をしっかりと認識し、そしてその反省を将来に生かしていくことが未来世帯に対する私たちの大切な使命と考えます。ということで、このごみ処理基本計画をつくっております。
そこで、質問をしたいのですが、この中では人口ごみ量の予測あるいはごみ処理基本計画そのものの内容がうたわれておりますけれども、例えばごみの排出量からいきますと、大体16年予測と決算で出てきております数字は大体近い数字が出ております。その中で堆肥化については、16年が1,752トンということで予測しているわけですけれども、684トンというのが決算の数字だと見ております。そこで、質問をいたしますけれども、この基本計画の修正、変更について考えていらっしゃるかどうか。
二つ目に、新設炉建設計画が全く進展していない。先ほどの答弁で地元との話し合い、同意が得られるよう努力したいということですけれども、今後どのように具体的に解決を図っていくのか、お示しをいただきたいと思います。平成22年度までかかるというようなご答弁もありました。それまでは今の炉をだましだまし運転させていくということになりますが、それで本当にいいのかどうか、お聞きしたいと思います。
それから、3番目に一番大事なことなのですが、施設整備については当然これお金がかかるわけですが、その財政計画は一体どのようになっているのか。この3点を、ごみ処理基本計画についてはお尋ねをいたします。よろしくお願いいたします。
〇議長(角野由紀子君) 西村議員の質問に対する答弁を求めます。
諏訪業務課長。
〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
〇業務課長(諏訪信雄君) それでは、西村議員さんのご質問にお答え申し上げます。
初めに、18年度以降の堆肥化計画でございますが、生ごみの全量堆肥化という点につきましては、先ほどの原議員さんに細かくお答え申し上げましたので、こちらの方でご理解いただきたいというふうに思います。
次に、堆肥化施設の現状でございますけれども、こちらの方につきましては、さきの木村議員さんにもお答え申し上げましたが、JFEとの協議の結果、一次発酵槽に通気を改善する装置を補償でつけまして、これで様子を見てみたいというのが一つあります。この点については、今年の11月、12月を見てみないと結果が何とも言えませんが、今の段階ではおおむね良好というふうに考えておりますので、この辺の経過を踏まえて対応してまいりたいというふうに思います。
次に、台所資源の排出状況等のアンケート調査についてお答え申し上げます。このアンケートは、堆肥化事業についてモデル地区の皆様へ減量、生分解性の使用状況等を把握するためにアンケートの内容、方法について堆肥生産専門委員会でご審議をいただきまして、平成17年7月から8月末にかけ、全モデル地区9,921世帯を対象に実施をいたしました。アンケート結果につきましては、28.9%に当たる2,867世帯から回答をいただきましたが、主な回答状況を見てみますと、生ごみを毎回出している方が全体の75%、これを出している理由といたしましては、環境問題に取り組みたいが49%、モデル地区であるからが36%、一方出していない理由といたしましては、家庭でのコンポストへ捨てる方が57%、ごみ出しが大変だからという方が18%、そして生分解性の袋の大きさはどうかという点について、ちょうどよいが71%、大きいが17%、小さいが4%などとなっておりまして、その他の回答も含め、今後の生ごみ堆肥化を進める上で大変貴重となる内容が把握できたというふうに評価をしております。また、このアンケートでは、その他自由な意見欄を設けさせていただきましたところ、全部で607件のご意見がございました。主な内容を見てみますと、指定袋の関係436件、生ごみの水切りや分別に関すること87件、生ごみの収集について58件、堆肥化事業全般について43件などでございました。生ごみの堆肥化事業につきましては、衛生組合が進めております環境に優しい資源循環型のごみ処理行政の推進の基本理念をなす事業でもございます。今回のアンケート結果を踏まえますと、住民の皆様のご協力あるいはご理解をいただくためには、衛生組合のさらなる努力が必要であるというふうに考えておりますので、アンケートの内容などを組合だよりでお知らせするとともに、今後の事業を進める上での貴重なご意見として役立てさせていただきたいと思います。
次に、生産堆肥の評価や全量堆肥化の見通しについてでございますけれども、こちらの方につきましては、県の圃場試験の方でおおむね肥料効果があるというふうな報告を受けております。一方、衛生組合では市、町の協力をいただきまして、主に堆肥の流通施用に関する専門委員会を設置し、審議をしていただいております。このようなことから、現行の生産方式で堆肥化は十分可能であるというふうに考えておりますので、引き続き全量堆肥化に向けて努力をしてまいりたいというふうに考えております。
次に、新設炉計画が進展していない。今後どのように解決を図っていくのかとのご質問でございますが、さきの木村議員さんにもお答え申し上げましたように、施設建設に係る地元の同意が得られておりませんことから、現時点では計画から3年程度のおくれが生じております。引き続き地元との話し合いを重ね、できるだけ早い時期に同意が得られるよう努力をしてまいりたいというふうに考えております。
次に、施設の財政計画はどうなっているのかとのご質問でございますが、ごみ処理施設建設経費につきましては、事務管理棟を含めまして50億円、粗大ごみ処理施設として11億円、外構工事として3億円、合わせて64億円の事業費を予定しているところでございます。
以上でございます。
〇議長(角野由紀子君) 伊藤総務課長。
〔総務課長 伊藤孝治君登壇〕
〇総務課長(伊藤孝治君) それでは、ごみ処理基本計画の修正、変更を考えているかにご答弁を申し上げます。
ごみ処理基本計画につきましては、先ほど西村議員さんからもありましたように、14年3月に議決をいただいたわけでございますが、基本計画の第2節の目標年次において、おおむね5年ごと、または諸条件に大きな変動があった場合に見直しを行いますと記載してございます。現在平成14年3月策定しました計画も18年で5年を経過します。また、内容につきましても中間処理施設整備計画におくれが生じております。人口予測、こちらにつきましても大きな乖離がございます。ごみ排出量の予測につきましては、先ほど西村議員さんの質問で数値的なものが出されましたが、こちらにつきましては大幅な乖離はないわけでございますが、今後見直しをしていきたいと考えているところでございます。ご理解をお願いします。
〇議長(角野由紀子君) 再質問をお受けいたします。
西村議員。
〔9番 西村茂久君登壇〕
〇9番(西村茂久君) それでは、再質問をさせていただきます。
まず、全量堆肥化計画についてお尋ねをいたします。18年度以降の堆肥化計画については、前段の議員で詳しくご説明をしたということで、全く答えていただけませんでしたけれども、一言で言えば、この今の実証の経過、これを来年の3月で一応JFEは終わるわけですけれども、それを検証して次の段階へ進んでいくということであって、堆肥化計画そのものは全く出ていないのが現状ではないのでしょうか。改めて、いやあるのだということであれば、改めてお答えをいただきたいと思います。
私は、堆肥化施設の、これ時間が、候補地を決めるのも大変時間がかかると思っております。その作業が全く行われていないと、これまで。候補地の選定を含め、住民説明会が行われたということは全く聞いていない。そういう中で果たして計画どおりといいますか、堆肥化施設については、現在のところある程度計画に沿った形で、これまでは来ているわけですけれども、なおややおくれている部分もありますけれども、一番肝心かなめのところが全く手がついていないということはどういうことなのか、お答えをいただきたいと思います。
次に、この堆肥化の進捗と、これは新設炉との絡みがあります。一番、整備計画ではリンクをさせて19年度からということで同時にそれを立ち上げるという形になっております。ここで、どちらかに振れば生ずる可能性があるわけですけれども、お伺いしたいのは、例えば堆肥化をする。それが間に合わないということで燃やさなければならないと。新しい炉かできたと。そこに新炉を立ち上げたときに、いわゆるそれぞれ生ごみとして、資源として出していただいたものを、厨芥類、これは絶対に燃やさないという姿勢で臨んでいらっしゃるのかどうか。要するに新炉で生ごみを燃やすことはないというふうに私は言ってもらいたいという、60%の資源化率をやるためには、どうしても全量堆肥化、形が設置型であろうと、あるいは家庭での堆肥化であろうと、それから衛生組合としての措置をした堆肥化であろうと、それらを含めてやはり100%堆肥化をするということがやっぱり前提がながければ、とてもとても60%にはいかないだろうというふうに思っていますが、その点についていかがでしょうか。
それから、地元との話し合いで努力するという同じ答弁が毎回続いておるわけですが、それではあえてお伺いいたしますけれども、前回の定例議会の中においても質問を一般質問で行いましたけれども、そのときも同じ答弁だったのですが、それ以降地元とどういう話し合いをいつやられたのか、お示しをいただきたい。もしそれが全くないというのであれば、なぜそういう状況になっているのか教えていただきたい。地元との話し合いが全く今硬直状態というか、それぞれがお互いが話し合う雰囲気に今なっていないという状況があります。地元といえば、この周辺のことになるわけですが、具体的に言いますと沖の山地区になるのですが、沖の山というのは宮代町にあります。したがって、管理者、副管理者は、それぞれが一緒になってこの問題の解決に当たらなければならないわけですけれども、特に地元である副管理者は、この点についてどのようにお考えになっていらっしゃるのか、また今後どのようにされようとするのか、そのあたりの決意をできればお伺いをしたい、そういうふうに思います。
以上です。
〇議長(角野由紀子君) 西村議員の再質問に対する答弁を求めます。
諏訪業務課長。
〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
〇業務課長(諏訪信雄君) それでは、西村議員さんのご質問にお答え申し上げます。
施設の堆肥化の関係につきまして、全体計画があるのかどうかということでございますけれども、事務的な今後の進め方といたしましては、現在の堆肥化施設、これにJFEの検証結果、成果の方をご報告させていただきまして、これを堆肥化委員会で検証するという形になっております。その段階で評価が下されるわけでございますが、果たして現在の施設で次の段階に行っていいのかという判断がそこでなされると思います。こうした状況を踏まえて次の施設へ進むというのが事務的な手続でございます。
また、用地の件についてでございますが、これにつきましては先ほど申し上げましたように、当時の提案では久喜に1カ所、宮代に1カ所ということで提言がされております。基本的にはこれらを尊重して進めていくということになろうかと思います。
次に、新設炉で生ごみを燃やさない、こういうことの実現はどうかというご質問でございますが、全量堆肥化につきましては、平成14年3月の衛生組合議会におきまして、ごみ処理基本計画ということで全量堆肥化を進めるということで議員さんの全員の了解を得ております。賛成を得ております。今の衛生組合の段階といたしますれば、これを実現すべく努力をしている最中でございますので、引き続きこれに向かって努力をしていくということでございます。
以上でございます。
〇議長(角野由紀子君) 伊藤総務課長。
〔総務課長 伊藤孝治君登壇〕
〇総務課長(伊藤孝治君) お答え申し上げます。
沖の山とどのような話し合いを今までどれだけやったかということでございますが、組合といたしましては、15年11月に沖の山地区で組織されました久喜宮代衛生組合連絡協議会と新設炉建設のための同意に向けての話し合いを16年8月、それから12月、17年の2月の3回実施しました。また、連絡協議会から提出されました県道からの進入路の整備要求に対しまして、進入路隣接地権者並びに沖の山地区連絡協議会の委員を対象とした説明会を今年の4月に実施をしてきました。しかし、連絡協議会との話し合い及び説明会においては、過去の約束不履行に対する組合への不信感や過去40年衛生組合からこうむった廃棄物の埋め立て及び施設からの悪臭等の負荷は他の周辺地区とは違うということで、隣接地の買収及び進入路の整備を要求をしております。還元施設の協議前に要求内容が解決しないと先に進まない状況となっております。組合といたしましては、引き続き地元と話し合いを行いまして、早い時期に解決するよう努めてまいりたいと考えております。
〇議長(角野由紀子君) 再々質問をお受けいたします。
西村議員。
〔9番 西村茂久君登壇〕
〇9番(西村茂久君) 再々質問を行います。
堆肥化についてこれまで全力で努力してきたと。用地の件についても今後進めていくということなのですが、これまで全然、そういう意味では何もやってこられてなかったと。極めて残念なことであります。やはり実証プラントが実際に行われている段階と並行して、準備としてやはり用地を複数選定して、これは久喜1カ所、宮代1カ所というのは何も目新しいことではなくて、既に前からわかっていることですが、そのための具体的な用地選定のための作業が行われていただろうかというのを質問したわけですけれども、それはなされていないというふうに聞いております。こういう姿勢では、本当にいいごみ処理基本計画というものを持っていて、日本一のごみ処理行政を目指すという、そういう心意気とは別に、実態的にはやはり事務局を含め、それを履行、履行と言いますが、実現のために努力がいま一つ不足されてのではないかなということを痛感をしております。特に地元との関係でるる、いついつどういう形でということはご説明いただきましたのでわかりますが、17年の2月以降、きょうは10月ですよね。この間全く話し合いがなされていない。これはどういうふうに考えればいいのか。その解決のために、私は先ほど、できれば副管理者にお話を、あるいは決意をいただきたいというふうに言ったわけですけれども、それすらやっていただけないという、やっぱり私は熱意を疑いたいなと思います。改めてそこのところで、2月以降全く話し合いが途切れているということで、今後展望を持ってこの問題がやっていけるのかどうか、非常に心配をしております。最後にその点だけお尋ねいたします。
〇議長(角野由紀子君) 西村議員の再々質問に対する答弁を求めます。
早野事務局長。
〔事務局長 早野正夫君登壇〕
〇事務局長(早野正夫君) 西村議員の再々質問の中で、地元との話し合いということで、交渉するのかどうかということでございますけれども、私もこちらの方で沖の山地区の対策協議会の役員さん等と非公式ではございますけれども、具体的に訪問しまして、用地の3.5ヘクタールということの用地取得ということが沖の山の第一条件ということで伺っておりましたので、その点につきまして具体的な理解を求めたいということで訪問をしていたわけです。今後ともこの内容につきまして、地元の方で財政的な面もございますので、ご理解を求めるようなことで対応してまいりたいというふうに思っております。
以上です。
〇議長(角野由紀子君) 以上で西村議員の質問を打ち切ります。
ここで休憩いたします。再開は1時といたします。
〔「続行しちゃえば」「続行」と言う人あり〕
〇議長(角野由紀子君) それでは、ご要望におこたえいたしまして会議を再開いたします。
加藤幸雄議員、質問をお受けいたします。
〔4番 加藤幸雄君登壇〕
〇4番(加藤幸雄君) 5番議員の加藤でございます。よろしくお願いしたいと思いますが、私の質問の2番目の堆肥化については結構でございます。1番の現業職員について当局のお考えを伺いたいと思います。
私ども当組合のごみ処理事業、とりわけ分別を徹底した回収、厨芥ごみの堆肥化、プラスチックや紙、その他の再資源化、なるべく燃やして煙にしないでリサイクル、リユースを追求してきたこと、そしてその結果、全国トップクラスの資源化率を達成し、それを年々更新するようになっていることについて、大いに評価をしているところでございます。当局とともに働く職員の皆様のご努力に感謝をしてきたところでございます。この基礎には、現業職員の回収現場での丁寧な仕事、分別の指導や分別を徹底するための積極的な提案と、ごみを出す側の市民の協力があると思います。ところが、当局は先進的な働きをしてきた現業職員の退職に伴って、その補充を行わずに退職者の臨時職員対応やアルバイトで対応してまいりました。今年度当初予算では、現業職員は再任用を含め28人でありましたが、今年度、来年度と退職予定があるように聞いております。そこで、@として、今後の退職の動向について伺いたいと思います。
また、退職が続き、再任用、臨時職対応でやっていくとしても、それにはおのずと限界があると考えます。そのときどうするのでしょうか。Aとしては、退職による減員のままで、その分業務委託を拡大しようとするのかどうか、方針をお示しください。
ごみ処理基本計画では、今後達成すべき事業と目標成果が盛り込まれておりますが、この将来計画との関係で現業職減員のままでいけるのかどうか。このまま減員を続けていっていいのかどうか。こういう点でお考えをお示しいただきたいと思います。
以上です。
〇議長(角野由紀子君) 加藤議員の質問に対する答弁を求めます。
伊藤総務課長。
〔総務課長 伊藤孝治君登壇〕
〇総務課長(伊藤孝治君) それでは、お答え申し上げます。
現業職員について、退職の動向についてでございますが、今年度における現業職員につきましては、正職員26名となっております。今後の動向でございますが、17年度末をもちまして1名、18年度末をもちまして4人、19年度末3人、20年度4人、21年度はゼロでございます。減員のままで業務委託を拡大するのかと将来計画との関係で減員のままでよいのかにつきましては、関連がございますので一括してご答弁申し上げます。
最初に申し上げましたように、17年度末から5年間で12人の退職該当者がおるわけでございます。21年度におきましては14人と予想されます。組合といたしましては、住民サービスの低下を招かないよう、これまで再任用制度の活用をしたり、OB臨時職員及び一般臨時職員の採用により運営をしてきたところでございますが、このように年々減少してまいりますと、このようなやり方では運営自体が厳しい状況となってまいります。このようなことからごみ処理基本計画におきましても、焼却炉新設をうたわれております。こんなふうな最新の焼却炉と、そういうこともうたわれておりますので、当然コンピューター化等、そういうものもされてくるかと考えられるわけですが、その辺を踏まえた上で経費の問題、効率性、責任体制、住民サービスの質の問題等を踏まえ、検討してまいりたいと考えております。
〇議長(角野由紀子君) 再質問をお受けいたします。
加藤議員。
〔4番 加藤幸雄君登壇〕
〇4番(加藤幸雄君) 20年度までに全体で12人減っていくということで、大変な状況になっているわけです。お答えにもありましたように、これから将来計画でありますが、いろいろな施設をつくっていかなくてはいけないし、堆肥化も、もう本当にこういう時期には正念場に来ていると思います。私は以前にも、直営と委託での収集における分別収集の差、直営の方が仕事が丁寧であって、燃やすごみの量を確実に減らしている、こういう事実もこの場で紹介してまいりました。環境への負荷を極力減らして、当局が目指します資源循環型社会を目指す、これを本当に確立するためには、そうした努力と確実な、それをやり切る人材が必要であろうかと思います。そういう点で、この直営を存続させる意義は大変に大きなものであると思いますが、その点ではご見解はいかがでしょうか。
そして、これまで直営の現業職員、この努力、分別を通じてごみ量を減らしてきた、この努力について管理者としてはどのような評価をされておるのか、ご意見を伺いたいと思います。
以上です。
〇議長(角野由紀子君) 加藤議員の再質問に対する答弁を求めます。
伊藤総務課長。
〔総務課長 伊藤孝治君登壇〕
〇総務課長(伊藤孝治君) それでは、再質問にお答え申し上げます。
これまでにも、先ほどお話がありましたが、関連するご質問にご答弁を申し上げてまいったわけでございますが、先ほど言ったように5年間で12人も職員が退職されると。ごみ処理基本計画におきましても、最新の焼却炉と現在運転操作を職員が対応しているところですが、新設炉となったときに、果たして対応できるのか等の課題がございます。これらのことから、最初に答弁申し上げましたように、今後の焼却施設等の建設を見据えた上で検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
〔何事か言う人あり〕
〇議長(角野由紀子君) 伊藤総務課長。
〇総務課長(伊藤孝治君) 済みません。答弁漏れがございました。高いリサイクル率、43.2%という高いリサイクル率になったわけでございますが、先ほど議員から質問ありましたように、現業職員の努力もさることながら、衛生組合職員が一丸となった結果、それと一番大事なのは町民の皆様のやはりごみ減量に対する認識、協力、そういうものが大事であるというふうに考えています。引き続き努力してまいりたいと、このように感じております。
〇議長(角野由紀子君) 再々質問をお受けいたします。
加藤議員。
〔4番 加藤幸雄君登壇〕
〇4番(加藤幸雄君) 最後の質問なのですけれども、おっしゃるとおり、その将来計画、これが決まっていかないと、先ほどからも随分指摘されましたように、何年後にどうするのかと。この事業の計画が今なっていないから人員の配置計画もわからないということで、恐らくこれからは委託を拡大せざるを得なくなっていくのではないかと思います。その点で明確にお答えいただきたいと思うのですが、この5年ぐらいで12人減らして、それで直営でやっていけなくなってしまう部分があると思うのです。そのところをどうするのか。ここを明確にすべきではないでしょうか。
それと、現業職員が焦っていると思いますけれども、そういう私の考えや当局のご努力も、それから住民の努力も評価はしております。それは収集現場で一生懸命やってきた現業職員たちがいるわけです。その努力というものもきちんと買ってやるべきだと思います。その点は言っておきます。
〇議長(角野由紀子君) 諏訪業務課長。
〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
〇業務課長(諏訪信雄君) それでは、委託につきましての対応ということでございますが、現業職員の方の委託につきましては、現行どおりとして現在の職員の人件費並びに管理費といったことを比較し、計算しております。これをする場合には、やはり委託した場合に経費効果が見られるといったことを前提として委託をするということになると思いますので、今後ともコストの比較を検証して鋭意進めていきたいというふうに思っております。
〇議長(角野由紀子君) 以上で加藤議員の質問を打ち切ります。
以上で組合に対する質問を終了いたしました。
◇
◎次会の日程報告
〇議長(角野由紀子君) 以上で本日の日程は終了いたしました。
次会の日程を申し上げます。次会は11月4日、金曜日、午前9時から本会議を開き、議案に対する質疑、討論、採決を行います。議員の皆様には定刻どおりご参集くださるようお願いいたします。
また、内田議会運営委員長からも報告がございましたとおり、議案質疑書の締め切りは10月27日、木曜日の3時までとなっております。具体的にページの指定がされていないような質問、議案に直接関係ない質問は避けていただき、執行部が速やかに答弁できるように、具体的にわかりやすく記入くださるようお願いいたします。
◇
◎散会の宣告
〇議長(角野由紀子君) 本日はこれにて散会いたします。
散会 午後 零時07分