〇 招  集  告  示
 
久宮衛告示第13号
 
 平成16年久喜宮代衛生組合議会第3回定例会を次により招集する。
 
  平成16年10月6日
 
                       久喜宮代衛生組合管理者  田  中  暄  二
 
                   記
 
1 期  日  平成16年10月15日
 
2 場  所  久喜宮代衛生組合大会議室
 
 
 

                  〇 応 招 ・ 不 応 招 議 員
応招議員(19名)
     1番   星  野  良  則  君      2番   内  田     正  君
     3番   木  村  奉  憲  君      4番   加  藤  幸  雄  君
     5番   川  野  昭  七  君      6番   鈴  木  精  一  君
     7番   高  岡  大  純  君      8番   角  野  由 紀 子  君
     9番   西  村  茂  久  君     10番   丸  藤  栄  一  君
    11番   飯  山  直  一  君     12番   原     進  一  君
    13番   岡  崎  克  巳  君     14番   角  田  礼  子  君
    16番   猪  股  和  雄  君     17番   榎  本  和  男  君
    18番   小 河 原     正  君     19番   福  垣  令  由  君
    20番   加  納  好  子  君
 
不応招議員(なし)
 

平成16年久喜宮代衛生組合議会第3回定例会 第1日
 
平成16年10月15日(金曜日)
 議 事 日 程 (第1号)
 
 1 開  会
 2 開  議
 3 会議録署名議員の指名
 4 会期の決定
 5 管理者提出議案の上程(議案第8号〜議案第9号)
 6 提案理由の説明
 7 組合に対する質問
 8 次会の日程報告
 9 散  会

午前9時00分開会
 出席議員(19名)
     1番   星  野  良  則  君      2番   内  田     正  君
     3番   木  村  奉  憲  君      4番   加  藤  幸  雄  君
     5番   川  野  昭  七  君      6番   鈴  木  精  一  君
     7番   高  岡  大  純  君      8番   角  野  由 紀 子  君
     9番   西  村  茂  久  君     10番   丸  藤  栄  一  君
    11番   飯  山  直  一  君     12番   原     進  一  君
    13番   岡  崎  克  巳  君     14番   角  田  礼  子  君
    16番   猪  股  和  雄  君     17番   榎  本  和  男  君
    18番   小 河 原     正  君     19番   福  垣  令  由  君
    20番   加  納  好  子  君
 
 欠席議員(なし)
 
 地方自治法第121条の規定により出席した人
   管 理 者   田  中  暄  二  君    副管理者   榊  原  一  雄  君
                           代  表                
   収 入 役   樋  口  純  一  君           榎  本  善  司  君
                           監査委員                
   参  与   浅  子  秀  夫  君    参  与   岡  部  年  男  君
   参  与   須  藤  三 千 夫  君    参  与   篠  原  敏  雄  君
   事務局長   中  村  恭  三  君    総務課長   伊  藤  孝  治  君
                           総務課長                
   業務課長   諏  訪  信  雄  君           石  井  信  幸  君
                           補  佐                
   業務課長                    業務課長                
          伊  東  雅  夫  君           金  井     誠  君
   補  佐                    補  佐                
   施設係長   内  田  久  則  君                        
 
 本会議に出席した事務局職員
   総務課長
          野  本  俊  男       書  記   近  藤  初  江   
   補  佐
   書  記   日 下 部  栄  子                           
    ◎開会の宣告                          (午前 9時00分)
議長(加納好子君) ただいまの出席議員は19名でございます。
 なお、松村茂夫議員は9月28日付をもって、久喜市議会議員の辞職が受理されております。
 定足数に達しておりますので、これより平成16年久喜宮代衛生組合議会第3回定例会を開会いたします。
 
                                           
 
    ◎開議の宣告
議長(加納好子君) 直ちに本日の会議を開きます。
 
                                           
 
    ◎議事日程の報告
議長(加納好子君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。
 
                                           
 
    ◎会議録署名議員の指名
議長(加納好子君) 日程第3、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員については、冒頭で申し上げましたが、15番、松村茂夫議員におかれましては、久喜市議会議員を辞職しましたので、会議規則第93条の規定により、議長において
   16番  猪 股 和 雄 議員
   17番  榎 本 和 男 議員
 を指名いたします。
 
                                           
 
    ◎会期の決定
議長(加納好子君) 日程第4、会期の決定を議題といたします。
 議会運営委員長の報告を求めます。
 岡崎委員長。
                 〔議会運営委員長 岡崎克巳君登壇〕
議会運営委員長(岡崎克巳君) おはようございます。
 第3回定例会について、10月6日に議会運営委員会を開催をいたしました。その結果の概要につきましてご報告申し上げます。
 会期の日程につきましては、本日10月15日から11月2日までの19日間ということで決定いたしました。
 なお、今定例会の議案質疑書の締め切り日については、既に議長名で通知したとおり、10月22日、金曜日の午後3時までとすることで決定をいたしましたので、あわせてご報告をいたします。
 また、議会議員等の視察研修につきまして議題とし、検討した結果、1カ所目が福島県の安達地方広域行政組合、ストーカー式ごみ焼却炉と併設するリサイクルセンター、2カ所目が衛生組合の焼却灰の処分を委託しております栃木県小山市にございますメルテック株式会社、3カ所目が家電4品目の再資源化工場で、栃木県大平町にございます株式会社関東エコリサイクルを組合議会視察研修地とすることに決まりましたので、ご報告いたします。
 なお、研修日につきましては、11月24日、水曜日と25日、木曜日とのことでございますが、詳細が決まり次第、皆様に開催通知を出していただけるよう議長さんにお願いしたところでございます。
 以上でございます。
議長(加納好子君) お諮りいたします。
 今期定例会の会期は、委員長の報告どおり、本日10月15日から11月2日までの19日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
                 〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(加納好子君) ご異議なしと認めます。
 よって、会期は19日間と決定いたしました。
 
                                           
 
    ◎訂正のお知らせ
議長(加納好子君) ここで、事務局より訂正のお知らせがあります。
事務局長(中村恭三君) 先ほどの議会運営委員長のお話の中、報告の中にございましたように、私の方で10月6日付で議長名でもって議案質疑の通告のご案内を申し上げました。その中で、その文書の中に10月22日、月曜日というふうに書いてございます。大変申しわけございません。10月22日の金曜日にご訂正をお願いしたいと思います。この場をかりまして本当に申しわけございませんでした。よろしくお願いいたします。
議長(加納好子君) 議員の皆様、よろしくお願いいたします。
 
                                           
 
    ◎管理者提出議案の上程
議長(加納好子君) 日程第5、管理者提出議案の上程ですが、議案第8号から議案第9号を一括上程し、議題といたします。
 
                                           
 
    ◎提案理由の説明
議長(加納好子君) 管理者より提案理由の説明を求めます。
 管理者、お願いします。
                 〔管理者 田中暄二君登壇〕
管理者(田中暄二君) おはようございます。本日、久喜宮代衛生組合議会第3回定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様にはご健勝にてご参集を賜り、ご審議いただきますことを厚く御礼申し上げます。
 それでは、本定例会の提案理由に先立ちまして、衛生組合の事業につきまして何点かご報告をさせていただきます。
 初めに、生ごみ堆肥化処理施設の状況でございます。議員の皆様方もご案内のように、昨年末にかけまして一次発酵槽の温度が上がらなくなるというトラブルが発生をいたしまして、今年1月から3月にかけまして、一次発酵槽の改善を実施いたしました。現在状況を確認しながら運転管理を行っているところでございますが、おおむね良好な結果でございまして、一部は久喜市と宮代町の国体、花いっぱい運動などにサンプルとして使用したところでございますので、ご報告を申し上げます。
 また、堆肥化事業に対しましては、久喜宮代有機資源農業推進委員会専門部会を設置いたしまして、堆肥生産専門部会につきましては平成15年12月21日に、流通専門部会につきましては平成16年1月9日に、販売専門委員会につきましては平成16年8月19日に設置をいたしまして、現在堆肥化事業に取り組んでいるところでございます。今後につきましては、委員会を初め埼玉県農林総合研究センター関係各位と一丸となり、よりよい堆肥づくりに全力を尽くしてまいりたいと考えております。
 次に、資源持ち去り防止の関係でございます。去る7月26日の第1回臨時会におきまして、久喜宮代衛生組合廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部改正について議決をいただき、平成16年10月1日から施行をしたところでございます。この条例改正では、ごみ集積所に出された新聞紙などの資源物を無断で持ち去る行為を禁止するものでございます。組合においては、条例の施行に先駆け、警告板等の配付、衛生組合、久喜市、宮代町の職員による集積所のパトロールを実施したことによりまして、条例施行後は資源の持ち去り行為が減少をしてくるものと期待をしているところでございます。
 次に、衛生組合として初めての試みでございまするリサイクルまつりの関係でございます。去る8月28日、衛生組合敷地内におきまして、粗大ごみとして出された家具、自転車など約80点の抽せんによる販売とジーンズ、縫いぐるみ、バッグなど小物の即売会を実施いたしましたところ、300人以上の来場者があり、盛況のうちに終了をいたしました。組合といたしましては、来年以降も引き続き実施をしていきたいと考えております。
 それでは、本定例会に提案申し上げておりまする議案の説明を申し上げます。本日本定例会に提案申し上げる議案は2件でございます。まず、議案第8号 平成15年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算の認定についてでございます。地方自治法第233条第3項の規定により、平成15年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算を別冊のとおり監査委員の意見をつけて認定に付するということで、別冊で調製をされています。
 決算書の1ページでございます。歳入合計、予算現額20億8,106万3,000円、調定額20億8,530万6,562円、収入済額20億8,513万6,012円、不納欠損額2万415円、収入未済額15万135円でございます。
 それから、歳出でございますが、2ページをお開きいただきたいと存じます。予算現額は歳入と同じでございまして、支出済額19億5,972万8,369円、翌年度繰越額がございませんので、不用額が1億2,133万4,631円でございます。
 続いて、議案第9号 平成16年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)についてでございます。別冊で調製してございますので、お開きをいただきたいと存じます。第1条でございますが、歳入歳出予算の補正ということで、それぞれ780万8,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ20億2,980万8,000円に改めたいという内容のものでございます。
 以上、議案2件でございます。
 なお、詳細につきましては、事務局長をして補足説明をいたさせますので、慎重ご審議の上、速やかにご議決賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明にかえさせていただきます。どうぞよろしくお願いをいたします。
議長(加納好子君) ありがとうございました。
 続きまして、提出議案の補足説明を求めます。
 事務局長、お願いします。
                 〔事務局長 中村恭三君登壇〕
事務局長(中村恭三君) おはようございます。
 それでは、補足説明を申し上げます。まず、議案第8号 平成15年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算についての補足説明を申し上げます。お手元の決算書に従いましてご説明申し上げます。
 初めに、4ページをお開きいただきたいと存じます。財産に関する調書でございます。土地につきましては変更がございません。
 次に、建物の非木造の延べ面積についてでございますけれども、リサイクル保管庫の建屋の面積84.59平方メートルを本庁舎に加え、延べ面積の決算年度末現在高が9,346.25平方メートルとなっております。
 次に、5ページの物品の関係でございます。平成15年度中に回転板式機械収集車を3台廃止いたしました。圧縮板式機械収集車につきましては1台を購入し、2台を廃車いたしましたことから、実質1台の減となってございます。普通貨物自動車、小型貨物自動車につきましては、それぞれ1台廃車をいたしました。し尿収集車につきましては1台購入し、2台を廃車しましたことから、実質1台の減となってございます。アームロール車につきましては1台を購入いたしまして、平成15年度末の所有台数は全部で26台というふうになってございます。
 続きましては、事項別明細書に従いましてご説明申し上げます。決算事項別明細書の1ページ、2ページをお願いしたいと思います。1款の分担金及び負担金ですが、予算現額、調定額、収入済額、いずれも17億1,030万円でございます。これは、組合規約第13条の規定に基づき、久喜市が3分の2の11億4,020万円、宮代町が3分の1の5億7,010万円を負担していただいております。
 次に、2款の使用料及び手数料でございますけれども、予算現額6,371万5,000円、調定額が6,940万9,615円、収入済額が6,923万9,065円でございます。なお、収入未済額が現年度分と滞納繰越分を合わせまして15万135円でございます。また、不納欠損額が2万415円となってございますが、これは平成10年度、4件の塵芥処理手数料不納分と19件のし尿処理手数料の不納分でございます。
 次に、第3款財産収入でございます。予算額2,240万円に対しまして、調定額、収入済額とも同額でございまして、2,058万9,019円でございます。これは、備考欄にもございますように、資源回収に伴う有価資源及びごみの処理過程から発生した有価資源の売り上げ代金と収集車売り払い代金でございます。内訳につきましては、主要な施策の成果に関する調書の11ページ、12ページ、13ページに記載してございます。
 次に、4款の繰越金でございます。予算現額が2億8,336万3,000円、調定額、収入済額とも同額で、2億8,336万2,566円でございます。
 次に、5款の諸収入でございます。3ページ、4ページをお願いいたします。予算現額128万5,000円に対しまして、調定額、収入済額とも164万5,362円でございます。組合預金利子として収入済額が67万3,028円、雑入としての収入済額が97万2,334円となっており、詳細につきましては備考欄に記載してあるとおりでございます。
 以上が歳入の概要でございます。
 続きまして、歳出でございます。5ページ、6ページをお願いしたいと思います。まず1款の議会費でございます。予算現額が369万9,000円に対しまして、支出済額が324万9,404円となりまして、執行率は87.8%でございます。これは、議員さんの報酬や会議録の調製、また視察研修等の議会活動費でございます。この視察研修につきましては、成果の14ページにも記載してございますが、監査委員さんも参加をいただきまして、平成15年12月15日、16日の両日、埼玉県寄居町の埼玉県環境整備センターと群馬県安中市の東邦亜鉛安中製錬所を視察しております。
 次に、2款の総務費でございます。衛生組合の総務に関する事業全般にわたる共通経費を執行してございます。予算現額3億952万9,000円に対しまして、支出済額が2億8,090万753円、執行率が90.8%となってございます。
 まず、1目の一般管理費でございます。予算現額2億2,346万1,000円、支出済額2億126万5,003円、執行率が90.1%でございます。この執行内容につきましては、事務職員20人の給与費等人件費のほか、5ページから10ページにございますように、事務諸経費を主といたしまして備考欄に記載しております事業を執行しております。
 なお、平成15年度の主要な事業といたしましては、7ページ、8ページの報償費の備考欄にもございますように、台所資源の堆肥化について今後の課題を審議するための組織でございます久喜宮代有機資源農業推進協議会の堆肥生産専門委員会を設置いたしました。
 次に、委託料でございますけれども、備考欄にございますように、例規集のデータベースシステムの維持管理及び更新業務を委託しております。
 9ページ、10ページをお願いします。第2目財産管理費でございます。衛生組合の財産管理の経費でございます。予算現額8,582万円、支出済額7,943万8,150円、執行率が92.6%でございます。
 主な支出といたしましては、11節光熱水費を含む需用費が7,126万1,055円でございます。なお、光熱水費の内訳につきましては、成果の16ページに記載してございます。
 次に、工事請負費でございますが、浴室シャワー設置工事につきましては、庁舎1階にございます浴室が焼却炉の余熱を利用しているため、点検等を行う月曜日にはお湯が出ないことやシャワーの本数が少ないことから、給湯設備を設置しまして、シャワー設備を5カ所増設した工事でございます。
 次に、3目の公平委員会費でございます。予算現額が15万4,000円に対しまして、支出済額が10万4,800円でございます。報酬と議員さんと一緒に研修に行っておりますので、この旅費でございます。
 次に、第2項の監査委員費でございます。予算現額が9万4,000円、執行額が9万2,800円でございます。報酬と決算審査及び決算議会出席の際の費用弁償、そして議員さんと一緒に研修に行っておりますので、それらの旅費でございます。
 次に、11ページ、12ページをお願いしたいと思います。第3款の衛生費でございます。現業部門における職員の人件費及び塵芥処理費、し尿処理費の関係経費を執行してございます。予算現額16億6,041万3,000円、支出済額が15億8,059万8,778円、執行率が95.2%でございます。
 まず、第1目の清掃総務費でございます。予算現額の3億5,103万円に対しまして、支出済額が3億3,423万58円となっておりまして、執行率は95.2%でございます。主な事業内容といたしましては、再任用職員2人を含む職員31人の給与費等人件費のほか、13ページ、14ページの負担金、補助及び交付金から、例年どおりでございますが、電気式生ごみ処理機を初めとする生ごみ処理容器の購入補助金、そして資源集団回収事業報償金等をそれぞれ支出してございます。
 次に、第2目の塵芥処理費でございます。予算現額11億9,374万2,000円に対しまして、支出済額が11億3,979万5,951円、執行率が95.5%となっております。塵芥処理費の主な事業内容ですが、例年どおりの委託業務と工事請負費が施行されたのと、生ごみの全量堆肥化に向けた実証のための生ごみ堆肥化処理施設が本格稼働しておりますことから、15ページ、16ページの委託料の備考欄にございます生ごみ堆肥化処理施設運転業務、生ごみ回収業務、工事請負費の備考欄にございます生分解性袋粉砕機械設置工事、生ごみ堆肥残渣移送装置設置工事が関連の項目でございます。
 次に、工事請負費の備考欄でリサイクル保管庫建設工事がございますが、これは粗大ごみ、燃やせないごみの収集においてリサイクル可能な品物が回収されたときにストックいたします建屋でございます。
 次に、備品購入費でございますけれども、備考欄にございますように、塵芥収集車、パッカーコンテナを購入してございます。
 次に、第3目のし尿処理費でございます。17ページ、18ページをお願いいたします。予算現額1億1,564万1,000円に対しまして、支出済額が1億657万2,769円、執行率が92.2%となってございます。し尿処理費の主な事業ですけれども、委託料、備考欄下段にございますように、し尿処理施設精密機能検査業務を実施してございます。また、例年どおりの事業でございますけれども、し尿及び浄化槽汚泥最終処分業務としまして、長野県のシナノクリーンに委託しております汚泥の堆肥化をお願いしております。その他工事請負としては、例年の工事が施行されております。
 続きまして、第4款公債費でございます。予算現額9,725万8,000円に対しまして、支出済額が9,497万9,434円、執行率が97.7%でございます。平成元年度の粗大ごみ処理施設整備事業、平成7年度のプラスチック固形燃料化施設建物取得事業、平成10年度のし尿処理施設整備事業、平成12年度の清掃運搬施設整備事業ごみ収集車、平成13年度の生ごみ堆肥化処理施設建設事業、以上5件の償還元金及び償還利子でございます。内訳につきましては、成果の28ページ、29ページをごらんいただきたいと存じます。
 次に、第5款の諸支出金でございます。この款につきましては、ごみ及びし尿の処理手数料につきまして、過誤納金の還付措置をするため、当初予算で科目設定をさせていただきましたけれども、支出はございませんでした。
 最後に、17ページ、18ページ、下段の19ページ、20ページの第6款予備費でございますけれども、充当は金額はございません。
 以上が、議案第8号 平成15年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算の補足説明でございます。
 続きまして、議案第9号 平成16年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)につきましてご説明を申し上げます。別冊の補正予算書をごらんいただきたいと存じます。
 まず、予算書の1ページをお開きいただきたいと存じます。歳入歳出予算の補正でございます。第1条でございます。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ780万8,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ20億2,980万8,000円ということでお願いをしたいと存じます。
 以下、補正予算につきましては、事項別明細書で説明をさせていただきます。事項別明細書の3ページをお願いしたいと思います。まず、歳入でございます。1款分担金及び負担金、1項負担金、1目の組合負担金でございますが、補正額7,260万円を減額いたします。これは、前年度の繰越金が確定したことから、負担金の減額補正をお願いするものでございます。金額につきましては、説明欄に記載してあるとおりでございます。
 続きまして、繰越金でございます。補正額8,040万8,000円を増額いたすものでございます。これは、平成15年度の繰越金を今回補正させていただくものでございます。
 次に、歳出でございます。4ページをお願いいたします。2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費65万円。これは、ごみ集積所に設置します看板の作成でございますけれども、新規開発に伴う集積所の増加や既に設置してございます看板が破損等で補充したいために、在庫切れとなってございますことから、作成のための52万円でございます。
 次に、減量パンフレットにつきましても在庫が不足いたしておりますことから、増刷のための作成料13万円でございます。
 次に、2目財産管理費697万円でございますけれども、庁舎耐震診断調査業務委託料269万円と庁舎屋上から雨漏りが起きておりますことから、庁舎管理棟屋上の防水漏水工事として428万円を増額させていただくものでございます。
 次に、6款予備費、1項予備費、1目予備費につきましては、18万8,000円を増額補正としてお願いするものでございます。
 以上が、議案第9号 平成16年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)につきましての補足説明でございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
議長(加納好子君) 以上で補足説明を終わります。
 この際、監査委員より平成15年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算の審査についての報告を求めます。
 榎本代表監査委員、お願いいたします。
                 〔代表監査委員 榎本善司君登壇〕
代表監査委員(榎本善司君) おはようございます。ご指名いただきました監査委員の榎本でございます。
 平成15年度久喜宮代衛生組合一般会計の決算の審査をいたしましたので、お手元にお届けしてあります意見書によりましてご報告させていただきます。
 まず、1ページをお開きいただきたいと思います。
                 決算審査意見の提出について
 地方自治法第233条第2項の規定により審査に付された平成15年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算を審査いたしましたので、次のとおり意見を提出いたします。
 2ページをお開きいただきたいと思います。
 平成15年度久喜宮代衛生組合一般会計決算審査意見
 1、審査の対象でございますが、
 (1)平成15年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算
 (2)平成15年度実質収支に関する調書
 (3)平成15年度財産に関する調書
 以上の3件を審査の対象といたしました。
 次に、審査年月日でございますが、平成16年8月24日に審査をいたしました。
 審査の方法でございますが、平成15年度一般会計決算書及び法令で定める書類等に基づき、その計数の正否や予算執行状況の適否を主眼として審査いたしました。
 審査の結果でございます。審査に付された一般会計決算書及び法令で定める書類は、いずれも法令に準拠して調製されており、計数も関係諸帳簿と照合した結果、正確であり、予算執行は適正になされているものと認められました。
 続きまして、3ページをお願いいたします。
 審査の概要及び意見
 (1)総括でございますが、平成15年度一般会計の決算状況は次のとおりになっております。歳入決算総額は20億8,513万6,012円で、前年度に比較して6億6,844万5,602円で、24.3%の減少となっております。また、歳出決算総額は19億5,972万8,369円で、前年度に比較いたしまして5億1,049万679円、20.7%の減少となっております。
 次に、一般会計、アの歳入です。決算状況を前年度と比較いたしますと、歳入決算額は20億8,513万6,012円で、収入率は対予算現額100.2%、対調定額100%であり、前年度の歳入決算額27億5,358万1,614円と比較いたしますと6億6,844万5,602円、率にいたしまして24.3%の減少となっております。
 以下、款別の歳入状況につきましては、4ページ、5ページに記載いたしてございます。
 続きまして、歳出でございますが、5ページのちょうど上の方に歳出があります。イです。決算状況を前年度と比較いたしますと、歳出決算額は19億5,972万8,369円でございまして、予算現額20億8,106万3,000円に対しまして執行率が94.2%であり、前年度の執行率89.5%に対しまして4.7%増となっております。
 以下、款別の歳出状況につきましては、5ページ、6ページ、7ページに記載してございます。
 それでは、7ページをごらんいただきたいと思います。
 (3)実質収支に関する調書でございますが、実質収支に関する調書の記載事項は適正に表示されているものと認めました。
 (4)の財産に関する調書でございますが、財産に関する調書の記載事項は適正に表示されているものと認めました。
 (5)むすびといたしまして、資源の有効活用に向けた当組合の取り組みにつきましては、生ごみ堆肥化の実証施設である生ごみ堆肥化処理施設、大地のめぐみ循環センターが完成し、平成15年3月から本格稼働が開始されて、生ごみの全量堆肥化に向けて今後の課題を審議するための組織である久喜宮代有機資源農業推進協議会に三つの専門委員会を設置するなど、具体的な取り組みへ踏み出したものと認識しております。あわせて従来の徹底資源化、ごみ減量化の普及、啓発についても引き続き住民、事業者及び行政が一体となったげんりょう化大作戦を展開、推進していただくよう要望するとともに、限られた財源の中で最少の経費で最大の効果が得られるよう創意工夫し、これまで以上に事務の簡素化、業務の効率化を進められるよう要望して、総括的意見といたします。
 以上でございます。
議長(加納好子君) ありがとうございました。
 以上で決算審査の報告を終わります。
 ここで休憩いたします。再開は9時50分といたします。
 
    休憩 午前 9時36分
 
    再開 午前 9時50分
 
議長(加納好子君) 再開いたします。
 
                                           
 
    ◎組合に対する質問
議長(加納好子君) 日程第7、組合に対する質問をお受けいたします。
 通告順にお受けいたします。
 最初に、木村議員、お願いいたします。
                 〔3番 木村奉憲君登壇〕
3番(木村奉憲君) おはようございます。それでは、通告に従って質問をします。大きく3点あります。
 その一つは、生ごみの堆肥化に向けてなのですけれども、この間生ごみの堆肥化に向けて大変な努力をされて、また改善もされ、完全堆肥化に向けてその利用前進されているということもありますが、この点で現状と今までの問題点、さらに今後改善すべき点があるのかどうか、その点を明らかにしてほしいと思います。
 それから、2番目ですけれども、全地域の生ごみ堆肥化に向けて基本計画について、現状から見てその方向性について変わりはないのか。また、年次計画そのものについても見直しやあるいは再検討の余地がなく今後進められる予定ができるのかどうか、この点についてお伺いしたいと思います。
 それから、3点目は前項とも関連するのですけれども、生ごみの堆肥化施設の運転状況を踏まえて、今後この施設の拡充、さらに将来の見通し、これを明らかにする必要があるのではないかと思いますけれども、その点についてお伺いしたいと思います。
 大きい2番目、資源ごみの今後の取り組みについて、3点お伺いしたいと思います。先ほども説明あったように、10月1日から実施された資源ごみの無断持ち去り禁止への対応と準備も含めてその状況について、もう少し詳しくお知らせ願いたいと思います。
 2番目は、大型の粗大ごみの収集状況とその活用について、先ほどいわゆる再資源ごみについての販売等ありましたけれども、フリーマーケット等今後大型粗大ごみの活用方法、検討されている点がありましたらば、お伺いしたいと思います。
 それから、3番目は資源化率アップに向けての具体的な方向性、さらにこの点について先進例でさらに新しい分野への取り組みが可能かどうか。この資源化率アップを含めてその辺のところがあったらば、お知らせ願いたいと思います。
 大きい3番目は、日本一のごみ行政へ向けて、合併との絡みで少しお聞きしたいのですけれども、この間久喜と宮代、枠組み違いましたけれども、合併の是非をめぐって住民投票が行われ、当関係のところでは反対多数となりましたが、これ大きな論議を呼びました。この点で久喜宮代衛生組合の基本姿勢、今後についてきちっとやってほしい、あるいは日本一のごみ行政を今後引き続きその姿勢を貫いてほしいと多くの市民の要望もありました。この点について、日本一のごみ行政に向けて、合併の住民投票の結果を受け、その後基本的な姿勢、改めて一つお伺いしたいのと、それからこの間の合併論議の中でさまざまな意見、さらに市の説明なんかも市民懇談会、説明会等で幾つか行われてきましたけれども、その点について行政側の対応と先ほどの今後の基本姿勢ともあわせて再度お伺いしたいと思います。
 以上でございます。
議長(加納好子君) 木村議員の質問に対する答弁を求めます。
 業務課長。
                 〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
業務課長(諏訪信雄君) おはようございます。それでは、木村議員さんのご質問にお答え申し上げます。
 初めに、(1)の生ごみ堆肥化の現状と問題点についてでございますが、生ごみ堆肥化施設におきましては、本年1月に一次発酵槽における水切りと通気性が確保できないことから、施行業者でありますJFEにおいて、一次発酵槽生ごみ受け入れ地点から8メートルに水切りパンチング板を発酵槽底部設置工事、一次発酵槽チップ層の閉塞を解決するためのスクープ攪拌機の改造、一次発酵槽の通気量を調整する改造工事を実施いたしました。この結果、生ごみに対して通気と水切りは確保され、8月下旬ごろ一時的に発酵温度が下がる傾向が見られましたものの、生ごみの投入回数等を減らすことにより温度も順調に回復し、現状ではおおむね良好な運転状況となっております。
 また、二次発酵槽の成熟期間につきましては、県農林総合研究センター園芸研究所において、二次発酵槽で何日間熟成すれば植物に害を与えないかということで、発芽試験を20日ごとに実施していただきましたところ、現在の運転状況であれば、当初の40日から20日間を加えて60日の成熟を行えば、堆肥として問題ないとの中間報告をいただきました。
 一方、もう一つの懸案事項でありました臭気の問題につきましては、脱臭槽の改善工事後、今年度の備前前堀川の堰止めをした以後も漏水が見られず、良好な結果を得ておりますが、施設への収集車等の出入りによる臭気漏れについては、幾つかの改善策を検討しているところでございます。
 今後の問題点でございますが、現状ではおおむね順調な運転ではありますが、秋口に入り、外気温の低下する時期を迎えましたことから、昨年の経験を踏まえまして専門委員会やJFE、そして関係機関等の協力をいただいて、引き続き良好な運転が継続できるよう対応してまいりたいと考えております。
 次に、生ごみ全量堆肥化等基本計画の方向性と計画でありますが、今後とも衛生組合において策定されました一般廃棄物(ごみ)処理基本計画に基づきまして進めてまいりたいというふうに考えています。
 なお、施設の拡充や将来の見直しでございますが、平成16年度事業といたしまして、製品堆肥保管庫の建設、消臭噴霧装置の改良工事の2件を予定しております。将来的には現在の実証プラントが年間を通して安定的に良質な堆肥を製造する見通しがついた時点で、改めて検討してまいりたいというふうに考えております。
 次に、2番の資源物への今後の取り組みについてでございます。初めに、(1)、無断持ち去り禁止への対応と準備状況についてのご質問でございますが、この対応といたしましては大きく分けて四つあるものと考えております。一つ目は、無断持ち去りを禁止する法的な整備でございます。この件につきましては、久喜警察署及び杉戸警察署と協議をいたしまして、持ち去り行為の防止に対して協力をいただける旨回答いただきましたことから、さきの7月の臨時会において、久喜宮代衛生組合廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例をお願いいたしまして、議決をいただいたところでございます。この条例では、住民が排出した資源物の所有権が衛生組合にあること、それらを衛生組合が委託した業者の者以外の者が収集運搬することを禁止する旨定めております。
 二つ目は、住民の皆様方への周知についてでございます。これにつきましては、衛生組合が発行いたします「衛生組合だより」の10月号に無断持ち去り行為の禁止について大きく掲載をいたしましたところでございます。また、全世帯に対し、資源回収・ごみ収集分別日程表とあわせまして所有権シールを配付いたしました。このシールを資源物に張りつけて排出していただくこと、さらに集積所に無断持ち去り禁止の表示板を設置することによりまして、資源物の所有権が衛生組合にあることを住民と持ち去り業者の双方に周知することができるものと思われます。
 三つ目に、持ち去り行為の監視体制でございます。衛生組合では、久喜市は9月の10日から、また宮代町は9月の16日から、市、町の環境担当課の協力をいただきながら、持ち去りの情報が寄せられました地区を重点的に実施しております。久喜、杉戸両警察でも通常のパトロールにあわせて持ち去り防止のパトロールをしていただけるとのことでございます。また、衛生組合で収集業務を委託する委託業者が作業中に持ち去り行為に偶然遭遇することも考えられますことから、既に9月24日、28日、10月1日の3日間、委託業者との連絡会議を開催いたしまして、委託業者の収集員に対し、作業中等に持ち去り行為を発見した場合の対処の方法、目撃情報の提供等を細かく指導したところでございます。
 さらに、衛生組合では住民等からの目撃情報を特に重要と考えております。今年度に入りまして延べ16件の持ち去り情報が寄せられており、そのうち重複した情報により持ち去り行為者を特定できました2名の車両所有者に対しまして、警告文を送付したところでございます。持ち去り業者の情報提供につきましては、今後とも引き続き衛生組合だより等を通じて広く呼びかけていく予定でございます。
 最後に、持ち去り業者に対する対応でございますが、資源物の持ち去り行為は窃盗罪が適用されるとのことでございますが、この実際の適用につきましては杉戸、久喜両警察と協議を行いまして対応してまいりたいと考えております。
 次に、(2)の大型粗大ごみの収集状況とその活用とのことでございます。最初に、収集状況について申し上げますと、週に3日から4日、1日におおよそ40件前後の粗大ごみを収集しております。収集量につきましては、平成16年度の4月から9月まで、品物数で3,694点、重量で74.6トンを収集しています。主なものは、自転車、ソファー、タンスなどでございます。収集された粗大ごみの活用については、現在収集時点で再利用が可能であるような品物は、昨年度完成しましたリサイクル保管庫へ保管しております。保管されました品物については、今後とも再度品質等の審査をした上で、衛生組合リサイクルまつり、久喜市民まつり、宮代ふるさと祭等で住民の皆様に提供してまいりたいというふうに考えております。
 なお、衛生組合リサイクルまつりにつきましては、今年度初めて8月の28日に開催し、粗大ごみから出されたリサイクル品の展示販売のほか、燃やせないごみや直接搬入のごみの中から選別された小物類、ジーンズ等の販売を実施いたしました。会場で実施したアンケートの結果を見てみますと、85%の方が期待どおり、または期待以上というふうに回答されておりまして、参加者の方々にはおおむね満足していただいたと考えております。
 今後につきましては、粗大ごみ処理券に粗大ごみとして収集された品物がリサイクル品として再利用される場合があることを明記し、あわせてリサイクルに回さずに処分してもらいたい品物についてはチェックをしていただくような形で、処理券の説明事項を改正したいと考えております。
 最後に、衛生組合のリサイクルまつりについてでございますが、通常業務との調整等も考慮しながら、開催日数につきましては考えてまいりたいというふうに思いますので、ご理解をいただきたいと思います。
 以上でございます。
議長(加納好子君) 続いて、答弁を願います。
 総務課長。
                 〔総務課長 伊藤孝治君登壇〕
総務課長(伊藤孝治君) 改めまして、おはようございます。資源化率アップに向けての検討と新しい分野での取り組み計画についてご答弁を申し上げます。
 ごみ処理につきましては、発生抑制、リデュース、再使用、リユース、再利用、リサイクルと言われていますように、ごみの発生抑制が第一になっております。管内住民の方が1日1グラム減量いたしますと、年間で約40トンの減量となります。この1グラムは生ごみの水分を1滴余計に切ってくださるだけで可能となります。また、レジ袋を1人が1週間に1枚削減しますと、年間約45トンの減量となりますことから、引き続きごみを出さない工夫等を広報紙等でPRを行い、発生抑制に協力をお願いしたいと考えております。
 また、現在衛生組合では2分類15種分別という大変細かな分別を住民の皆様にお願いをし、また協力をいただきまして、資源化率が39.8%という全国でもトップクラスの数字になっております。年4回、集積所に出された状態での燃やせるごみの湿ベースの組成分類を行っておりますが、まだ一部では資源となるものが混入しております。平成15年度の調査では、燃やせるごみの中に混入している資源物の割合が、よいときで8.7%、悪いときで約17%となっておりますことから、発生したごみは分別の徹底をお願いする等現状の取り組みを継続することにより、ごみの発生抑制と資源化率のアップが図れるものと考えておるところです。
 次に、大きな3番、日本一のごみ行政への取り組みと合併について、(1)、(2)につきましては関連がございますので、あわせてご答弁を申し上げます。平成14年3月議会において、当組合のごみ処理行政の骨格をなす一般廃棄物(ごみ)処理基本計画の議決をいただいたところでございます。この計画では、今後のごみ処理の基本方針、将来目標、重点施策を議会の議決事項とし、これらの施行を変更しようとする場合においては、議会の議決を得るようにしたところでございます。組合といたしましては、議員の皆様を初めとする多くの皆様とともに議論を重ねてつくり上げたこのごみ処理基本計画の推進のため、引き続き住民、事業者、行政が協働して一層の減量化に取り組むことにより日本一のごみ処理行政を目指し、努力してまいりたいと考えております。
議長(加納好子君) 再質問をお受けします。
 木村議員。
                 〔3番 木村奉憲君登壇〕
3番(木村奉憲君) 何点か再質問をしたいと思います。
 最初の生ごみの堆肥化について、今までの一次発酵槽等の改善、何点か挙げてもらったのですけれども、この中で先ほどの説明あったように、おおむね良好という方向性は概略わかりました。ただ、この中で特に強調されているのは、水切り、あるいは通気性については、かなり改善の具体的な形で言われていますけれども、そのほかの例えば今までも問題になった破袋あるいは除袋の関係、そのことがきちんとその後なされているのか。それから、臭気の問題についても、以前私も質問した中で水漏れが、水の浸入等があって、それは今回の状況なんかも踏まえて、その点はどうだったのかというような問題点がありますので、私が以前改善をお願いしたり、あるいは改善点の中で8点改善をしたということで3月議会で答弁されている中身の中で、例えば今言われてなかった濃縮装置の改善、それから外気との送風の関係で扇風機も取りつけていますけれども、その点、それからパンチングメタル、それから雑菌の対策等改善点があったと思うのですけれども、それらの点については現在順調にいっているのかお伺いしたいのと、それから改善されなければならない点で、何点か挙げてもらったのですけれども、この中に今後予算も伴った形で大きな改善されるものはこれ以外にないのか。現在今きょう発表された中の改善点はどの程度の予算が必要なのか、この点についてお伺いしたいと思います。
 それから、資源ごみの今後の取り組みの中で、法的整備等も含めて具体的な中身で実施されている点を伺いました。この中で住民への周知の中で、回収場所について表示をするということになったということで報告あったのですけれども、私ちょっと見ていないのです。これはすべてもう終わりましたか。あるいは、表示はすべての地域にこれが表示されたのかどうか。それから、監視について重点地域を設けたということで、重点的に行っているということでお話あったのですけれども、この具体的な重点の主なところを挙げてほしいと思います。
 それから、委託業者との対策会議を3度ほど行っていますが、この具体的な中身、それについてもう少し詳しく報告いただければと思います。
 大型粗大ごみについてですけれども、これについて再利用が可能かどうかとリサイクルの審査を行っているという報告があったのですけれども、これはどんなような基準で行っているのか、主な点を挙げていただければと思います。
 それから、粗大ごみの再利用ということで8月28日に行った。この点ではジーンズの話が出たのですけれども、80点販売されたみたいなのですけれども、この80点の大まかな、例えばいすとか自転車等なのだと思いますけれども、この80点の数が多いものをお知らせいただきたいというふうに思います。
 それから、資源化率アップに向けて、今回合併について日本一のトップクラスの資源化率と、39.85%ということで宣伝もされたのですけれども、これは順位表があるのですか。あれば何位とか。トップクラスという一般的に言われていますけれども。しかも現在これについての最終的なものは、39.85%のまんまでしょうか。この辺について。
 それから、資源化の中でまだ混入しているケースが結構あるということで、これでも悪いときは17%ということなのですけれども、これについては余りまだ知らないままに突っ込んでしまっているケースがあるのだろうと思いますけれども、これの主な資源化ができるようなものとして挙げられるのはどんなものか幾つか挙げていただければと思います。
 それから、ごみ行政の今後に向けては基本的な政策を引き続くということで、それこそ基本的な形を事務局の方からお知らせ願ったのですけれども、これについて首長の代表である田中市長とそれから宮代町長の方から、この基本姿勢は今後合併あるなきにかかわらず守っていくのかということで、一言お願いできればと思います。
議長(加納好子君) 木村議員の再質問に対する答弁を求めます。
 業務課長。
                 〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
業務課長(諏訪信雄君) それでは、木村議員さんの再質問にお答え申し上げます。
 まず、袋のいわゆる生分解性の袋の破袋、除袋の関係でございますが、これにつきましては、当初機械の方で破袋された袋が大きいということで、運転に支障があるということがございました。この点につきましては、昨年の7月に除袋された袋をさらに小さくする粉砕機を購入いたしまして、これで一応解決を図ったという結果でございます。
 そして、2番目のにおいについてはどうなのかということでございますが、大きなにおいの問題、これについてはいわゆる脱臭槽の漏水が大きいということで、昨年の12月に改善工事をしまして、これについては先ほど答弁いたしましたが、大きな効果があったというふうに思っております。
 もう一点は、車の出入りによる施設内からの臭気漏れでございますけれども、これにつきましてはいわゆる車を速やかに出入りする、あるいはエアカーテンを設置する、もう一つにつきましては、二重扉にして防臭対策を完全にする3点の方法を今検討しております。これにつきましてはもう少し時間が必要と思われますので、追って決定した次第でお話しをしたいと思います。
 そのほかの施設につきまして、濃縮装置、あるいは換気扇、パンチングメタル、雑菌についての質問がございましたけれども、現時点ではこれらはすべて改修しておりまして、おおむね良好というふうに思われます。
 次に、大きな改善点は今後ないのかということで再度ご質問いただきましたけれども、先ほどお答え申し上げました倉庫につきましては、約500万円ほど予算を計上しております。また、噴霧器につきましてはおおむね50万ぐらいということで、550万の改造工事を今年度については予定しています。来年度以降大きな工事ということになりますが、これにつきましては現時点ではないというふうに思っています。
 次に、持ち去り防止の関係でございますけれども、住民への周知板を見ていないということでございますが、住民の周知板は、今職員が持ち上げておりますが、ああした周知板を配付いたしました。これが集積所におおむね8割ぐらい設置されているというふうに思いますので、ごらんになっていただければと思います。
 もう一点、パトロールの重点地区ということでございますが、まず久喜市でございますけれども、これは本町一丁目から八丁目、東一丁目から五丁目、南一丁目から五丁目、これらにつきまして一応重点地区ということでパトロールをしています。宮代町につきましては、東姫宮の一丁目、二丁目、和戸の一丁目、五丁目、これらを重点地区ということでパトロールを実施いたしました。
 次に、委託業者の指導の中身でございますけれども、これにつきましては委託業者がアパッチに遭遇した場合、どうした対応がいいのかということで指導いたしました。まず第1点は、発見したらすぐに衛生組合に通報してもらいたいということをお話ししました。もう一点は、往々にして委託業者とアパッチでトラブルがあってはいけないということで、トラブルがあるような場合につきましては、そうした行為をしないで、速やかに衛生組合に状況報告して、その場に待機するようにということで指導いたしました。
 次に、リサイクルの関係でございますけれども、粗大ごみの審査の基準ということでございますが、これにつきましては特に様式をつくって審査をするということではなくて、職員が回収された粗大ごみにつきまして、例えば傷がないかとか、部品が欠けていないとか、そういったものを審査いたしまして販売したものでございます。
 最後に、80点の内訳でございますけれども、大きなものでは家具類がありました。もう一点は自転車です。もう一つご質問されましたように、ジーンズを五、六十本用意しました。もう一つ女性のハンドバッグ、これが相当ございました。これが一番大きく100点ぐらいございました。そのほかいわゆる骨とう品といいましょうか、そういったものについても販売いたしまして、これらは全部完売したという状況でございます。
 ご質問につきましては以上でございます。
議長(加納好子君) 続いて、答弁を求めます。
 総務課長。
                 〔総務課長 伊藤孝治君登壇〕
総務課長(伊藤孝治君) 木村議員の再質問にご答弁を申し上げます。
 資源化率でございますが、全国では平成13年度で、正確な数字ちょっと今現在把握していないのですが、約15%程度と聞いております。それで、私どもの39.8%でございますが、埼玉県内におきましては第2位のレベルとなっております。ちなみに、1位につきましては日高市が県ではトップとなっております。
 以上でございます。
 失礼をいたしました。資源物混入の主なものといたしましては、雑紙が大半を占めている状況です。プラスチックにおきましても多少混入をしているところです。組合といたしましては、この改善対策として、引き続き広報での分別の徹底のお願い、また廃棄物減量等推進員さんにご指導をお願いいたしまして、分別の徹底を推進してまいりたいと考えております。
議長(加納好子君) 続いて、答弁お願いします。
 事務局長。
                 〔事務局長 中村恭三君登壇〕
事務局長(中村恭三君) ごみ行政の基本姿勢ということで、私の方からご答弁申し上げたいと思います。
 本来一般廃棄物(ごみ)処理基本計画というのは議決要件ではございません。その関係で、私どもの方としてはこれが指針になるということで、平成14年の3月に議案として提案をさせていただいたわけでございます。そんなことから、当然これを一番の重要な私どもの本当の計画というふうなことでございまして、先ほど総務課長の中でもご答弁申し上げましたように、基本方針、あるいは将来目標、重点施策等については、議会の議決を経ないと改正ができないというふうなことでございます。
 このごみ処理基本計画も我々行政だけでつくったものではなく、一般住民の方を初め議員の皆様と議論を重ねてつくり上げたものでございますので、この基本方針に沿ってごみ処理行政をやっていきたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
議長(加納好子君) 再々質問はありますか。
3番(木村奉憲君) いいです。
議長(加納好子君) 以上で木村議員の質問を打ち切ります。
 次に、角田議員、お願いします。
                 〔14番 角田礼子君登壇〕
14番(角田礼子君) 通告に従いまして質問をいたします。
 まず1点目です。現時点では、久喜も宮代も合併しない状況にあります。久喜宮代衛生組合の今後についてお伺いをいたします。
 まず1点目ですが、炉の建てかえの計画がどうなりますか伺います。ごみ処理基本計画にのっとり、粛々と行っていくとは思いますが、確認をしたいと思います。それでも既に14年度の環境アセスや都市計画は行われておらず、今年16年は計画では建設工事に着手する年になっておりますが、全く手つかずの状態です。また、周辺住民の同意が得られない、これは沖の山住民のことですが、その反対があり、なかなかうまくいかない状況にあったと認識しております。その住民の同意をどう得ようと思っていらっしゃるのかお考えをお聞かせください。
 2点目です。ごみ減量のために、スーパー等で排出者責任として、空き缶、ペットボトル、トレーなどの回収を行っておりますが、大型店のスーパーが全部回収とまではまだいっておりません。その拡大を図るべきだと思いますし、当局として動いてはどうか伺います。また、その情報を住民へ提供し、買ったお店にリサイクルできるものは返却する体制をつくるべきではないかと思いますが、お伺いをいたします。特に事業者が行うリサイクル費用よりも行政が行うリサイクル費用の方が高額であるとの結果も発表されておりますので、なおさらこれに力を入れるべきだと思いますので、伺います。
 3点目です。ごみの有料化を考える必要があるのではないかということで伺います。久喜宮代衛生組合を存続させるために、現時点で合併を選択しない構成市町、久喜市、宮代町の財政が逼迫していくことが明らかな中、何らかの手を打つ必要があると考えます。また、15年決算の中でも明らかになりましたけれども、努力をされて1億2,500万の繰り越しをされてはおりますけれども、財政が非常に厳しい状況でございます。その中の一つとして、ごみの有料化を考えてはどうかお伺いをいたします。
 大きい2点目です。生ごみ堆肥化施設運営について伺います。先ほども答弁がありましたけれども、1点目です。生分解性袋の現状についてお伺いいたします。
 2点目です。その袋を何回も変えておりますが、何のためなのか。この秋にもまた以前配付した袋を回収し、新たな袋にするとの知らせが入ったわけですが、前の袋は燃えるごみに出してくれとのことです。どういうことなのか。お金をかけて当局がごみをつくったことになってしまうわけです。不用意だろうと思います。今回の袋の取りかえは何のためかお聞かせください。また、この実験の負担がどのくらいになるのか。さらに、いつまでこの研究を続けるのかお聞かせください。
 以上です。
議長(加納好子君) 角田議員の質問に答弁を願います。
 総務課長。
                 〔総務課長 伊藤孝治君登壇〕
総務課長(伊藤孝治君) 炉の建てかえ計画はどうするのかについてご答弁を申し上げます。
 新設炉の建設につきましては、平成14年3月議会において議決をいただいた一般廃棄物(ごみ)処理基本計画におきましては、15年度までに用地の確保、環境アセス、整備計画の作成などをし、16年度から新炉の建設に着手、19年には新設炉の稼働をする計画であったわけでございますが、現状におきましては周辺地区の都市計画決定の変更の同意が得られていないことから、新設炉の建設が3年ほど足踏みをしている現状でございます。
 周辺住民の同意をどのようにとるのかでございますが、ごみ処理施設につきましては都市計画施設として位置づけされておりまして、用地を拡張し炉を建設する場合、都市計画決定の変更の手続が必要になるわけでございます。その手続の中で周辺住民の同意が必要になってきます。周辺住民の同意状況でございますが、周辺6地区のうち久喜市域の2地区の同意はいただいておりますが、宮代町域におきましては4地区のうち3地区の同意が得られていない状況でございます。同意をいただいていない地区につきましては、これまで2回の書面による協議を実施してきたところでございますが、8月7日に初めて話し合いを衛生組合で実施をしたところでございます。話し合いにおいては、同意に向けて地区要求の内容の確認、それから今後の話し合いの方法などについて協議をいたしまして、今後も話し合いを継続する旨の確認がされたところでございます。組合といたしましては、早期に同意が得られるよう誠意を持って話し合いをしてまいりたいと考えているところでございます。
 次に、ごみ減量のために、スーパー等でのペットボトル、トレー等の回収を拡大し、住民にその状況を流してはどうかとのご質問にご答弁を申し上げます。トレーやペットボトルを回収しているスーパーマーケットやコンビニエンスストア数は正確には把握しておりませんが、衛生組合に搬入している平成16年度の多量排出事業所51事業所の中にスーパーマーケットは9事業所あります。その中で瓶、缶、ペットボトル、トレー等の店頭回収を行っているところは5事業所でございます。また、同じく多量排出事業所として衛生組合に搬入しているコンビニエンスストアは3事業所となっておりますが、コンビニエンスストアにおいては、ほぼ全店で瓶、缶、ペットボトル、燃やせるごみの店頭回収を行っているようでございます。衛生組合に搬入される事業系ごみの内容を調査した結果では、瓶、缶、ペットボトル、トレー等衛生組合に搬入せずに自己処理、資源化しているスーパーマーケットは3事業所でございました。コンビニエンスストアにつきましては、約半数の店が店頭回収された缶類、ペットボトル及び食品残渣を収集運搬業者がリサイクルしておりますが、残る半数の店舗はすべて衛生組合に搬入されております。
 あるコンビニエンスストアでは、瓶、缶、ペットボトル、プラスチック類等の店頭回収で発生するごみの9割が自分のところで発生したものではなく、ほかから搬入されたものであり、家庭から発生したごみも未分別で捨てられているとのことでございます。あるスーパーでは、店頭にごみ箱を置くと家庭ごみを持ち込まれるので、ごみ箱は置かないで撤去したという話もありますが、店頭回収しているスーパーのトレーや牛乳パック等の回収箱を見ますと、きれいなトレーや牛乳パックが回収されているところもございます。この回収されたトレー等が組合に搬入されずに再利用されれば、ごみの減量化につながるものと考えております。
 組合だより10月号では、コンビニエンスストアの店頭回収の状況を掲載しましたが、今後もスーパーマーケットやコンビニエンスストアの減量対策やリサイクル状況を調査しながら、組合だよりの減量化とリサイクルコーナーに掲載するとともに、スーパーマーケット等へ要請していきたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
議長(加納好子君) 続いて、答弁を求めます。
 業務課長。
                 〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
業務課長(諏訪信雄君) それでは、角田議員さんのご質問にお答え申し上げます。
 初めに、3のごみの有料化についてのご質問でございますが、家庭ごみの処理を有料化する動きにつきましては、全国でも少なからぬ自治体で導入、または導入を前提に検討中とのことで、国政レベルでも有料化の方向に向かっているようであります。家庭ごみの有料化を実施するに当たり、その動機といたしましては、まずごみ処理経費を賄うため、受益者負担の考えから処理費を徴収すると。もう一つは、ごみ削減の切り札として政策的に行うと、この2通りがございますけれども、特にごみ削減を目的とした有料化は幾つかの課題があるように思われます。この中で有料化が本当にごみ削減をもたらすのかといった議論があります。先進地の事例などを見ていますと、一般的に有料化直後は大幅にごみが減少するものの、その後は徐々に実施前の水準に回復していく傾向にあり、有料化によるごみ削減という目的を必ずしも達成していないように思われます。しかしながら、一方ではごみの有料化は全国的な流れでありますことから、衛生組合におきましても情報収集に努め、慎重に検討してまいりたいと考えております。
 なお、検討に際しましては、ごみ処理経費を賄うため、受益者負担の考え方、収集運搬のコスト、処理コスト等々段階ごとに試算するとともに、その情報を速やかに住民の皆様にお知らせしてまいりたいというふうに考えております。
 次に、生分解性袋についてのご質問でございますが、関連がございますので、一括してお答えさせていただきます。生分解性袋は、微生物の働きにより、水と二酸化炭素にほぼ100%分解するという袋で、このたびの堆肥化事業推進に当たりまして、生ごみ収集の専用指定袋として採用したものでございます。この生分解性袋の発注につきましては、ポリ乳酸を使用したグリーンプラマークを取得していることを条件として、指名競争入札により業者を決定し、現在までに3社が落札をしております。しかしながら、この方法ですと、入札ごとに落札業者が変わることになり、結果的に使用袋の使用成分や形状がその都度変わってしまって、袋が投入された一次発酵槽内の状態が継続的、安定的に至らないという状況がございました。そこで、これらを改めるべく、堆肥生産専門委員会等でご審議をいただきまして、組合の堆肥化施設内で生分解の性能を十分に発揮する専用の袋、これを開発したいとの考えから、各樹脂メーカー、袋メーカーに対しまして開発提案を求めたところでございます。この結果、6社から開発の提案がございまして、本年6月22日に技術ヒアリングを行い、業者を決定いたしました。これによりまして、従来入札で発注を行っていた指定袋は本年の10月末をもって終了し、すべてを回収いたしまして、11月1日から新しい実験袋で研究を開始するという運びになったわけでございます。
 新しい袋の開発のスケジュールにつきましては、第1段階から第4段階に分けられ、各段階における実験結果及び過去の実績等により袋納入、使用、排出、処理を行いまして、施設内において分解性能、安全性を確認し、最終的には平成18年の3月で第4段階を終了して、衛生組合専用のオリジナル袋を開発し、住民の皆様にご利用いただく予定でおります。あわせて開発した指定袋につきましては、生ごみ専用袋として生分解性プラスチック研究会というところがございますが、ここに登録を行いまして、この技術権については、久喜宮代衛生組合に帰属するということになります。また、開発の費用につきましては2,860万を予定しておりますが、この中には従来からの袋代が2,160万ほど含まれておりますので、実質的な開発経費は700万ということを見込んでいます。
 このように、生ごみ堆肥化の指定袋につきましては、今年の11月から平成18年3月まで長期にわたる開発研究となりますが、モデル地区の皆様方にはこうした趣旨をご理解いただきまして、引き続き協力をお願いしてまいりたいというふうに考えております。
 最後に、前の袋、これは燃やせるごみで回収しているのではないかということでございますが、これにつきましては9月の22日に通知をいたしまして、資源として使うのでお願いしたいというようにお知らせをしたと思いますので、ご確認をいただければと思います。
 以上でございます。
議長(加納好子君) 以上で角田議員の質問を打ち切ります。
 続いて、西村議員、お願いします。
                 〔9番 西村茂久君登壇〕
9番(西村茂久君) 議席9番の西村でございます。3点お尋ねをいたします。
 一つは新炉の建設について、還元施設について、そして堆肥化施設について、その3点でございます。
 まず、新炉建設の関係で、前段でのお答えを踏まえてご質問をいたします。ご承知のとおり、この1号炉については既に30年、2号炉は25年経過しておるわけですけれども、今年1月にダイオキシン調査を実施したわけですが、その中で国基準値を上回る数値が一部で出ているわけですが、その内容をご説明いただきたいのと、なぜそういう国基準値を上回る数値が出たのか、その原因と対策について、まずお伺いをいたします。
 二つ目は、新設炉建設計画が遅れている理由について、先ほどご答弁がありました。2年ほど遅れているわけですけれども、その中の答弁の中で、いわゆる一番大きなところというのが周辺地区の都市計画決定変更の同意と。それがとれないということが一つの大きな原因だと。ご答弁の中で、周辺6地区のうち2地区は同意をして、宮代町の4地区については3地区が同意していないというご答弁あったのですが、どこが同意をして、どこが同意していないのか、まず教えていただきたい。
 今後の取り組みについては、早期に同意が得られるよう誠意を持って話し合うということなのですが、本当にそうなのかといいますか、本当にそうしてこられたのか、再度基本的な姿勢をお伺いした上で事実関係を出したいと思いますけれども、私の調べでは、必ずしも組合が積極的にこの同意を得るために、周辺地区の皆さんに対する働きかけをしてきたというふうには思えないわけですが、改めてその点、姿勢について、まずお伺いをいたします。
 それから、これに関連するわけですけれども、大きな2点目として、還元施設についてお伺いをいたします。既に衛生組合40年経過をしているわけですけれども、その40年の過去及びこれから新炉をつくるとしたら、その将来に対する周辺住民に対する負荷を償う必要があるということで、これは宮代台地区との合意書の中で、10項目の合意書があるわけですけれども、その第7項で還元施設についてもはっきりとうたわれているわけです。その中では第7項は、過去及び将来の周辺住民への負荷に対し、衛生組合は還元施設でこたえるという合意書があります。この合意書というのは、既に認知をされております。したがって、当然この還元施設の問題については、衛生組合は誠意を持って協議をしなければならないというふうに思っておるわけですが、その協議の実情についてどうなっているのかお聞きしたい。あわせて還元施設に対する組合の基本的なスタンスを最初にお伺いをしたいと思います。
 それから、大きな3番目、堆肥化施設なのですが、既にこれまでのご答弁の中で、改善工事をした後順調に推移をしているということであるわけですけれども、私が聞いた範囲で、これ間違いであればいいのですけれども、先月第一次発酵槽で発酵温度の上昇がとまったというふうに聞いております。これは事実でないのかどうか。まさに順調にいっているのか、あるいはそういうことはあったけれども、一時的な現象で、これはとまったといいますか、改善をされたということなのでしょうか。そこをちょっと事実関係をまず確認をしたいと思います。仮にこれが事実だとすれば、これから冬場に入るわけですけれども、基本的には温度上昇はかなり厳しいと思うわけですが、この発酵温度が順調に計画どおりいくためには、この3月以降の実際の経過が本当に順調なのかどうか。もしそうでないならば、その対策といいますか、これをお聞きをしたいと思います。
 それから、生分解性の袋、収集袋ですけれども、これ先ほどまたお話がございました。専用袋の開発ということで、既に決定をしていると。11月1日より専用袋で収集をしていくということなのですが、9月ですが、底が抜けるという収集袋があらわれた。これ3社のうちの1社だと思いますけれども、それで収集袋の回収が行われたのですが、そのときの経緯と原因について説明をお願いをしたい。
 以上、大きな3点についてご答弁をいただきたいと思います。
議長(加納好子君) ここで休憩します。再開は11時といたします。
 
    休憩 午前10時47分
 
    再開 午前11時00分
 
議長(加納好子君) 再開いたします。
 西村議員の質問に答弁を求めます。
 業務課長。
                 〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
業務課長(諏訪信雄君) それでは、西村議員さんのご質問にお答え申し上げます。
 初めに、ダイオキシン類についてのご質問でございますが、焼却の際発生する飛灰中のダイオキシン類につきましては、まず排ガス中ダイオキシン類を除去するため、活性炭を吹き込むという方法をとり、活性炭に吸着したダイオキシン類は集じん機で捕集された後、ばいじんとして法に基づく薬剤処理を行った後に最終処分をしているところでございます。今回本年1月に調査を実施いたしましたところ、ごみ処理施設1号炉から発生いたします集じん灰、いわゆる飛灰がダイオキシン類対策特別措置法第24条第1項の厚生省令で定めます基準、1グラムにつき3ナノグラムの基準を上回った数値が見られました。この要因といたしましては、一般的には焼却時に生成されたダイオキシン類が施設内で活性炭に十分吸着して、大気中へ排ガスとして排出されるダイオキシン量が少なくなると、総体的に飛灰の数値が高目になることがあるというふうに言われておりますが、現在のところでは決定的な原因が見出せないというような状況でございます。飛灰中の3ナノグラムの排出基準は、当組合のように薬剤処理後処分を行っている事業者には適用されず、法的には適正な処理が行われておりますが、今回の結果は住民の皆様へ不安を与えかねない内容でございますので、再度平成16年3月11日に、飛灰中ダイオキシン類調査を実施いたしましたところ、1.8ナノグラムという数値を得たところであります。また、その後7月の15日、9月の9日の2回にわたりまして、飛灰中ダイオキシン類調査を行っておりまして、現在内容を分析中でございます。
 今後におきましても、常にダイオキシン類に対しての危機意識を持って、焼却炉の適正運転に努めるとともに、必要に応じて定期的に調査を行い、この結果を速やかに住民の皆様にお知らせしてまいりまして、不安のないよう対応してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思っております。
 次に、第一次発酵槽の発酵温度の関係でございます。堆肥化施設につきましては、先ほどご答弁申し上げましたように、昨年3月の稼働以降、おおむね順調に推移をしてきたところでございますが、今年の8月下旬ごろに発酵槽の14メーター付近、ナンバー2温度計というのがございますが、ここで低下の兆しが見られました。そこで、9月の9日、10日、16日、17日の4回分の生ごみを投入中止し、2回の攪拌を取りやめいたしたところ、温度は1週間程度で回復いたしまして、現時点では良好な運転という状況でございます。この原因でございますけれども、昨年の運転データを見てみますと、やはり7月下旬から生ごみの投入量が施設の計画値4.8トンに比べ5トン超と多くなり、その後8月下旬から温度が下がる傾向が見られまして、昨年は9月、10月に入っても温度が回復しないという状況でございました。そこで、今年度は温度が下がる傾向があらわれた時点で、直ちに投入量を減らして、1次発酵槽内の生ごみを平準化し、あわせて攪拌回数を減らすという対応をとったところでございます。このようなことを踏まえますと、現時点では断定はできませんが、生ごみの投入量が一時的に多くなった場合、それまで安定していた一次発酵槽のバランスに変化が生じ、発酵温度が下がってくるというふうな感じでございます。今後運転記録に異常があると思われるときには、早目の対策をし、引き続き良好な運転ができるよう対応してまいりたいと考えております。
 次に、(2)の生分解性の袋の底抜けの経緯と原因についてお答えいたします。今回7月から10月分の生分解性袋につきましては、入札により41万枚を発注し、モデル地区に配付いたしました。その後8月に入り、宮代台自治会から袋の底のシール不良による底抜けが発生したとの報告を受けましたので、直ちに衛生組合においてその状況を確認すべく袋いっぱいに水を入れて、数日間そのままの状態にした試験を行ったところでございますが、このときには底抜けは見られませんでした。しかしながら、その後他の地区から同様の報告がございましたので、業者に原因調査を指示しましたところ、当初は生分解性袋のシールは温度とスピード調整により、生ごみの袋として使用に問題ないレベルまで達しており、これまでにシール不良の問題が発生していないという回答がございました。しかしながら、その後続いて製造業者の袋の一部にシールの不良が発見された。この原因として、設定温度が決まる前のシールの強度が弱い、検査不合格品が誤って混入してしまい、仕分けの段階で不特定にこん包しているため、混入地域が特定できないというような報告がございました。このため衛生組合では、一部でも不良品があった場合にはすべて差しかえて至急対応するよう指示をし、不良品の回収、交換を行ったところでございます。
 このたびの袋のふぐあいによりまして、一部のモデル地区の皆様方には大変なご迷惑をおかけしてしまったところでございますが、今後新たな袋の開発に当たりましては、こうしたことがないよう十分指導、監督してまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
 以上でございます。
議長(加納好子君) 続いて、答弁をお願いします。
 総務課長。
                 〔総務課長 伊藤孝治君登壇〕
総務課長(伊藤孝治君) それでは、お答え申し上げます。
 新設炉建設計画が遅れている理由及び今後の取り組みの姿勢についてご答弁を申し上げます。
 前段の議員さんにご答弁を申し上げましたが、新設炉の建設につきましては、平成14年3月議会において議決をいただきました一般廃棄物ごみ処理基本計画では、15年度までに用地の確保、環境アセス、整備計画の作成などを実施し、16年度から新炉の建設に着手し、19年度には新設炉の稼働をする計画であったわけですが、現状におきましては周辺地区の都市計画決定の変更の同意が得られていないことから、同意の状況でございますが、同意いただいている地区につきましては、宮代台自治会、それから同意いただいていない地区につきましては沖の山地区で、沖の山、沖の山新田、ディアコートが不同意となっております。同意いただいていない地区につきましては、新設炉建設に向けまして都市計画決定の変更のための地区同意について、関係者と引き続き誠意を持って話し合いをしてまいりたいと考えております。
 次に、還元施設についてでございますが、協議の実情と基本的スタンスにつきましては関連がございますので、あわせてご答弁を申し上げます。還元施設につきましては、平成14年11月24日付で宮代台自治会から要求書が提出されております。内容につきましては、備前前堀川南側に小公園を設置、鉄橋から衛生組合まで高木を含めた緑地帯を設置すること。2点目、緑地帯の一部を里山とし、周辺にビオトープ、余暇活用施設、遊歩道を設置する。3点目といたしまして、衛生組合周辺1キロ以内の適地に温泉を試掘する。天然温泉が湧出したした場合、入浴施設、温水プールなどを設置する。以上3項目の要求書が提出されているところでございます。
 一方、沖の山地区からは、新炉建設に伴う都市計画決定の変更のための地元同意に関連して、要求書が平成16年2月3日に提出をされております。内容といたしましては、衛生組合に隣接する宮代地内の用地について、環境の整備等を行う。環境整備等の要求案として、還元施設、遊歩道、樹木、林や緑地帯、公園、沖の山グラウンド等の要求書が提出をされているところでございます。
 要求書が提出された地区との協議の状況でございますが、宮代台自治会につきましては、衛生組合で8月7日に話し合いを再開をし、還元施設の内容の確認並びに今後の協議の進め方などについて話し合いをしたところでございます。
 一方、沖の山地区におきましては、書面による協議を実施をしてきたところでございますが、衛生組合において8月7日に話し合いを行い、要求内容の確認及び今後の協議の進め方などについて話し合いをしたところでございます。
 組合といたしましては、誠意を持って協議をしてまいりたいと考えており、最終的には周辺住民の代表者を含めた協議会を立ち上げ、還元施設の内容について協議してまいりたいと考えています。
議長(加納好子君) 再質問をお受けします。
 西村議員。
                 〔9番 西村茂久君登壇〕
9番(西村茂久君) ご答弁ありがとうございます。再質問をさせていただきます。
 まず第1点目の新炉建設についてでありますけれども、ダイオキシンの数値がどういうものであったかというのは、先ほどご答弁がございました。その後対応として、二、三回にわたって再調査ということでやられている、まだ最中だとお聞きいたしました。いずれにしましても、この1号炉、2号炉につきましては、既に耐用年数を大幅に経過をしている炉であります。現場においても大変心配をしながら、だましだまし運転を続けている、そういう状況にあります。きょう、あしたにでも新しい炉をやはり建設するための第一歩を早くしなければならない状況にあると思います。そういう中で、先ほど来出ておりますけれども、都市計画決定変更のための同意が得られない。それで、同意を得られない地区は沖の山、それから沖の山新田、ディアコート、その3地区と宮代台、これは事実だと思うのです。ただし、宮代台はこの中に入っておりません。宮代台は、平成14年の12月26日に同意書を出しておりますけれども、その後合併の動きがある中で、この還元施設に対する協議が中断をしたということを受けて、翌年の15年4月28日に同意の意思の凍結というのを文書で出しているはずです。したがって、現在時点においては、まだこれは解除されていないと思いますので、同意をしていない一つの地区ということでとらえる必要はあると思います。
 ただしかし、先月9月から協議が再開をされておりますので、いずれはこの凍結が解除されるということで、同意という部分になりますが、あとの沖の山地区の3地区については、現在のところ見通しが立っていないというのが実情だと思います。実際誠意を持って協議をしていくということ、その中身なのですけれども、その中身に入る前に、これまで沖の山と衛生組合がどういう接触をしてきたか。具体的に申し上げますと、16年の2月3日、5項目にわたる要求が出て、それを受けて2月27日に衛生組合は回答しております。さらに、16年の6月14日に、やはりそれを受けた5項目の要求を出して、7月8日に回答しております。これらは、すべて文書によるやりとりです。8月7日、先々月ですけれども、初めて沖の山と同じテーブルに協議という形で着いたということで、私はまず質問をしたいのは、沖の山地区がなぜ同意をしないのか、その理由についてどのようにお考えなのか、それをまずお聞きをしたい。
 私は、沖の山の人たちが、新設炉を建設することに対して、頭から否定しているというふうには思えない。なぜ同意しないのか。これは、やはりいろんな理由があると思いますが、一番大きな理由は、やはり過去衛生組合と沖の山との関係がどういうことだったのか。その過去に一つのヒントが隠されている。結論を言います。全く衛生組合を信用しておりません。信頼回復というのが一番大事なことだと思います。それで、8月7日に今後話し合いをしていくという確認をしているわけですけれども、問題はその後何ら動きがない。衛生組合さんの姿勢は、住民が何か言ってくるのを待っているということではないのかなと。早く同意書を取りつけるためには、衛生組合はしゃにむにやはり今同意をしていただけない住民に対して積極的に働きかけるということが必要なのではないのかな。相手が来るのを待っている、そういう状況では、今も信頼関係をよくしていくということにはなかなかつながらないし、ましてや同意をするということは、非常に至難のわざではないかなと思います。決して新設炉をつくるということに頭から否定しているわけではなくて、大分過去のしがらみの中で、そういう今の現状をもたらしているということを理解していただきたいと思います。なぜ同意しないのか、その理由について衛生組合にお尋ねしたいと思います。
 それから、2番目の還元施設、これも関係してくるわけですけれども、還元施設の現状については、今具体的に要求が出ているのは、宮代台が平成14年11月26日ということで要求書が具体的に出ています。それから、沖の山については、ちょっと先ほどの説明、2月3日に要求が出たということなのですが、具体的な要求というのは、まだ今つくっている最中ではないかと思います。あるいは8月7日の協議の席の中において、具体的に口頭で沖の山から示されたのかなという意味で、沖の山からは出ている。問題は、周辺地区あとの地区についてはどうなのか。3月の議会で私は質問に立ったそのときの答弁で、この還元施設についての協議の場を早急に立ち上げるということをご答弁された。それを受けて私は引き下がったわけですけれども、その後太田袋、下早見含めて具体的にこの協議を立ち上げるための呼びかけ、アプローチというのは恐らくなされていないのではないか。それ以外の実情についてお答えをいただきたい。
 それから、堆肥化施設ですけれども、これについてはやはり8月の末から9月に1週間の間で回復したわけですけれども、1週間投入を量が多過ぎたので中止したということで、去年の状況を踏まえて、今年は早く手を打ったということですから、これは恐らくそれが原因だろうと思います。したがって、この点についてはわかりました。
 それから、収集袋の関係では、業者とのいろんなやりとりを含めてご説明がありましたので、わかりました。ただ実際にこの業者に対する補償というのは何かとられているのかどうか、そこのところお伺いしたいと思います。
 再質問は以上です。
議長(加納好子君) 西村議員の再質問に答弁を求めます。
 事務局長。
                 〔事務局長 中村恭三君登壇〕
事務局長(中村恭三君) それでは、再質問に対してご答弁申し上げます。
 同意しない理由について、衛生組合はどう考えるのかというようなことのお話のようでございますが、私どもの方は、先ほど議員さんおっしゃいますように、8月の7日に正式といいますか、文書ではなく、相対しながら話し合いを行ったわけでございます。そのときに出たのは、やはり過去の経過、それと衛生組合を信頼していないというようなことが私どもの方でも伺ったわけでございまして、先ほど来申し上げておりますように、我々としては誠意を持ってお話し合いをしたいというふうに考えているわけでございます。8月7日過ぎてそれ以降、まだアプローチしていないという状況でございますが、帰り際に会長さんに要求もしまして、なるべく早く話し合いたいですねという話をさせていただきました。その際に申し上げた話をさせていただきますと、久喜の住民投票が9月19日にあると。それをちょっと見てみたいのだというようなお話がありましたものですから、現在のところ8月7日以降の話し合いはしてございません。その後今度議会ということになってしまったものですから、まだ正式なお話はさせていただいておりませんが、早急にまたお話をしたいというふうには考えております。
 それから、太田袋と下早見のアプローチについてでございますが、実際に行っておりません。ただ、久喜地区の下早見、太田袋から新炉建設に対する地権者の要望というのが、これは上がっております。それをちょっと参考までに申しますと、生活環境道路整備、下早見地区に公共下水道の管渠、それから、ちょうど県水を通って予定地の真ん中に仏供田落しがございます。それが非常に排水が悪いというふうなことのご要望等は伺っております。確かに太田袋、下早見地区に対してはアプローチは行っていませんけれども、私どもの方としては、何につけても、一番先に同意をいただいていない地区に対して一番先に同意をいただいてというふうなことから、こちらの方がそういうような状況になったもので、何回も繰り返しになりますけれども、私どもの方は信頼を回復するのは誠意を持って話し合いを行わなければいけないというふうに考えてございますので、今後もそのようなお話で同意いただいていない地区には対応してまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
議長(加納好子君) 続いて、答弁をお願いします。
 業務課長。
                 〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
業務課長(諏訪信雄君) それでは、西村議員さんの再質問にお答えいたします。
 生分解性の袋の関係で、底が抜けるということで、住民の方々に大変なご迷惑をおかけしたということで、大変申しわけないと思っているところでございますが、この内容について補償はどうかというご質問がございましたけれども、私どもといたしましては、袋40枚で1セットということになっております。40枚の一部が抜けているわけですが、その中で1枚でも、もしそうした疑いがあった場合は、40枚すべてを交換したいということでお話を申し上げました。その結果、久喜市では7地区、宮代町では4地区ということで、合わせて約5万枚程度交換したということでございます。そういった内容で、この交換に対しては速やかな対応をとることができたということもありますので、現時点では補償面を請求するという考えは持っていないところでございます。ご理解をいただきたいと思います。
 以上です。
議長(加納好子君) 西村議員、再々質問はありますか。
9番(西村茂久君) はい。
議長(加納好子君) 再々質問をお受けします。
                 〔9番 西村茂久君登壇〕
9番(西村茂久君) 1点だけ再々質問をさせていただきます。
 誠意を持って対応して、信頼の回復を図るということなのですが、私は誠意というのは、具体的な行動をもって初めて誠意というのは生まれてくるものだと思います。そういう意味で、先ほどから言っておりますとおり、住民から要求が出てこない限り、なかなか会議もセットされない。特に沖の山地区については、強硬に同意を阻んでいる現状の中で、私は日参をしてでもこの問題解決を図っていただく。しかもそれはかなり急を要する問題だと思います。1年も2年も3年もかけて信頼を回復するというような今現在の炉の状況にはないと私は思いますので、そこで質問をいたしますけれども、この今暗礁に乗り上げておりますというか、これから協議に入るわけですけれども、沖の山地区との話し合いの解決の目標時期、これを明確にしていただきたい。
 というのは、これはどういう内容で、ではこの解決が図られるのか。これが具体的には組合と地区との間の協議になりますが、そのかぎを握るのは、還元施設の協議をどれだけ速やかに行うかというところにあるわけです。このことをやらない限り、同意は得られないだろうというふうに思います。確かに、できること、できないこと、今の両市町の財政状況を考えると、なかなか厳しいとは思うのですけれども、そこが誠意という言葉の発揮のしどころなのです。恐らく沖の山地区の皆さんも、あるいは宮代台の皆さんも、先ほどから太田袋さんからも地権者の要望として出ているという話だったのですが、それらを一体的にやはりまとめ、そのためにはこれは努力というのは金はかからないわけですから、それは当然私はやるべきだと思います。そのためには、いつまでにこの問題を解決をするのかということを明言していただかないと、これは永遠にこの協議は続くということになるわけです。これは、衛生組合のこの問題に対する一つの答弁のかぎにこの問題についてはなると私は思います。
 行政というのは恐らくそうでしょう。いつまでにどうするという、これは民間でもそうなのですが、具体的な先を見てやらないと、なかなかいわゆるものができないということになりますので、最後の質問としては、いつどの時点までにどういう内容で協議を進めて、そして解決の方向、同意書を取るという、一つの解決方法に結びつけるのか。そうしないと、この新炉建設の問題について、今度はいつまでもこれが回避というのですか、問題解決が図られないとすると、これは違った問題が今度発生するおそれがある。そういうことを十分承知した上でご答弁をいただきたい。これ最後の質問になりますので、その答弁によってどうこうはできないわけですけれども、まさに誠意を持ってここのところはお答えをいただきたいと思います。
議長(加納好子君) 再々質問に答弁を求めます。
 事務局長。
                 〔事務局長 中村恭三君登壇〕
事務局長(中村恭三君) 再々質問に対するご答弁を申し上げます。
 先ほど来いつごろまでにこれを解決するのだというふうなご質問でございましたが、やはりこれは交渉事でございまして、相手があることでございますので、いつというふうには申し上げられませんが、初め私どもの方としては、沖の山地区の皆さんに、都市計画の変更の同意だけをいただきたいというふうなお話を申し上げました。その際、沖の山さんの方の考え方が、同意はその後にし、施設整備の同意書をまたいただくようになるのですけれども、沖の山さんの方の考えは、初めの同意がもらえて、後で同意がもらえなくなってもいいのかというふうなお話もあって、沖の山さんが考えているのは、最初に都市計画の変更の同意をするということであれば、もう施設計画も団体の方も合意をするのではないかというふうな考え方で、我々としては非常にありがたいというふうな考えを持っているわけでございます。そんなことから、多少長引くかもしれません。すぐ解決するかもしれません。それは交渉ですから、話し合いやってみなければわかりませんので、何回も言葉を繰り返しますけれども、誠意を持って当たるしかないというふうに私どもは思っており、私どもの方からもそういった弁護をさせていただければというふうに思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
議長(加納好子君) 以上で西村茂久議員の質問を打ち切ります。
 続きまして、通告4号、原進一議員、お願いします。
                 〔12番 原 進一君登壇〕
12番(原 進一君) 質問いたします。
 まず第1点目ですが、堆肥化の現状につきましては、前段者にお答えいただいたものについては答えなくていいと思います。運転状況につきましては、発酵状況ですが、堆肥で一番難しいのは夏場でありまして、なぜかといいますと、原材料の水分が多いのが夏場なのです。ですから、一般的に秋場、今が一番、これからが一番堆肥にしやすい時期なのです。これは、家庭でおつくりならわかりますけれども、生ごみの堆肥化とぬかみそを一緒にしては大ざっぱで申しわけないのですが、夏場にぬかみそウジがわいたりするというのは、やっぱり水分調整がうまくいかないということと酸素の投入がうまくいかない。よくかき回したり、水分を取らないと、夏場に完全に発酵をしないという。そのような状況で一番今が厳しいだろうと思います。そういう意味で、運転状況と先ほど答弁された中身を除いてお聞きしたいのは、投入量については4.8から5トンが境目であるというような答弁をされました。投入量と発酵温度の関係について説明をいただきたいと思います。発酵状況については、8月下旬に15メーター段階で温度低下が見られたということでありますけれども、通常の温度はこの地点で大体どのくらいの温度でですね、8月下旬にどのくらい下がったのかお聞かせ願いたいと思います。それと、運営状況の中で、戻し堆肥が何割ぐらい入っているのかあわせてお答え願いたいと思います。
 3番目、成分分析結果(最新)について説明をされたいと思います。
 4点目、堆肥の質については、設置型と比較して述べていただきたいと思います。
 5番目、全量堆肥化は予定どおりに進んでいるか推移を示されたいというのは、このプラントで拡大発展をさせていくのかどうかという今境目に来ているのだろうと思っております。そういう意味では、全量堆肥化の方向について推移を示されたいと思います。それは6点目でオーケーですので。
 大きな2番目、容器包装法によるプラスチック処理をということです。最近プラスチックの再処理について、ほかの自治体でも最近進んでまいりました。容器包装法にのっとったプラスチックの住民分別を実施されたいと思います。容器包装法に乗るプラスチック類と乗らないプラスチック類がありますので、それを示されたい。
 2点目、分別した容器や包装材の割合は全プラスチックの何割を示しているのか示されたいと思います。
 3点目、再処理の方法の現状と今後についてお聞きをします。現状について、一部容器包装法に乗っかっていって、一部大熊町でありますが、私は常々この議会でも質問しておりますけれども、全量容器包装法に乗って再処理をするようにということを提案しておりますので、その点についてお聞きをしたいと思います。
 処理経費の現状と今後についてお聞きをいたします。大熊町における処理経費と容器包装法における処理経費にあわせてお聞きをするところでございます。
 新炉建設計画につきまして、通告いたしました1番、2番については前者の答弁がありました。同じようなことであろうと思っておりますので、答弁は必要ありません。
 3点目、住民に説明するに当たって、私たちは常に燃やすごみの量と資源を減らして、負荷を少なくするようにということを提案し、実行してまいりました。そういう意味では、どういう方式にするのか、他の住民がどういう分別をするのかということが、この焼却炉をつくる過程で課題になっていると思います。また、つくる焼却炉が大きければいいというものではなくて、小さく性能がいいものをつくるべきだと。こういう意味では、処理能力の問題になってまいります。そういう意味では、住民の皆さんにご同意をいただくに当たって、説明するに当たっても、さっき事務局長の方からありましたように、施設計画を含めてというもっともなご意見だと思いますので、その点について3、4、5とお聞きをしたいと思います。
 まず方式の検討で、4点目、処理能力で、5点目、住民分別の大きな変化はやるべきではないと私は考えております。今の住民分別を基本にして、さらに少しつけ加えるということでは、住民分別を評価してもいいわけでありますが、全く別の住民分別の方法に変えるべきではないということであります。この点について考えているかどうかもお聞きするところでございます。
議長(加納好子君) 原議員の質問に答弁を求めます。
 業務課長。
                 〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
業務課長(諏訪信雄君) それでは、原議員さんのご質問にお答え申し上げます。
 まず、堆肥施設の関係でございますが、投入量と発酵温度の関係ということでございます。投入量につきましては、現在平均で約4.3トンということでございますが、これが夏場になりますと、約5.3から5.4トンということになります。こうしたときに、従来ナンバー4温度計では約50度以上をキープしておりましたが、発酵量が多くなりますと、これが約3度程度落ちるということになります。46度から47度ぐらいと。これにつきましては、グラフでは把握できませんので、日々それを調査しているわけですが、3度から4度下がってくると、バランスにちょっと変化が生じているのかなという考えを持っております。
 もう一点、戻し堆肥の量のご質問でございますけれども、これにつきましては現在約400キロということで、戻し堆肥量をみています。
 続きまして、堆肥の成分の結果でございますが、施設の改善後の分析につきましては、現在県の農林総合研究センターに依頼中でありまして、近々この結果は出るとのことでございます。そこで、16年2月の分析結果で申し上げたいと思います。まず、設置型でございますが、窒素が3.16%、燐酸が3.26%、カリが1.1%という状況でございます。次に、生ごみ堆肥でございますが、窒素が2.61%、燐酸が1.62%、カリが0.9%でございます。この結果を比較いたしますと、いわゆる肥料の3要素と言われております成分につきましては、すべて設置型が上回っておりますが、これは設置型の堆肥は混合の堆肥と混合して製造しているわけでございますので、これが原因というふうに思われます。また、生ごみ堆肥につきましては、当初塩分が多い心配がございましたが、これにつきましては特に問題ないようでございます。また、生ごみのみの堆肥の特徴としては、石灰分が多いということが挙げられております。なお、重金属類につきましては、設置型、生ごみ堆肥とも基準値内ということでございます。
 次に、(5)、生ごみ全量堆肥化と処理施設の方向性でありますが、これにつきましては先ほど角田議員さんにもお答え申し上げましたように、現状では一般廃棄物(ごみ)処理基本計画に基づきまして進めてまいりたいと考えております。
 また、(6)の施設拡充や将来の方向性でありますが、これにつきましても現在のプラント、これが年間を通して安定的に良質な堆肥が製造できると、そうしたことが確実とされる見通しがついた時点で、やはり改めて検討していかなければいけないというふうに思っています。
 次に、2の容器包装法によるプラスチックの処理について、(1)、容器包装法にのっとったプラスチックの住民分別を実施されたい。(2)、分別した容器や包装材の割合は全プラスチックのうちの何割か示されたいとのご質問についてお答え申し上げます。現在衛生組合では、年間約3,100トンのプラスチックを収集しておりまして、この中で約1,200トンが容器包装法に基づくプラスチックとして選別委託をして、選別の結果、約1,000トン、83%を再商品化して処理しています。これを住民分別を行った場合ですけれども、最近では杉戸町におきまして、平成16年4月1日から容器包装法に乗ったプラスチックの住民分別を実施しております。そこで、先般状況をお伺いしましたところ、住民による分別をした場合でも、容器包装法にのっとったプラスチック以外の異物混入率が5%超となるため、開始当初から業務委託で選別を実施しているとのことでございました。このような状況から、住民による分別を行っても、現在と同様に業者委託による選別が必要であると思われるため、現状の延長上において容器包装法に移行することが望ましいのではないかという考えを持っております。
 次に、(3)の再処理の方法の現状と今後、(4)の処理経費でございますが、これにつきましては関連がございますので、一括してお答えさせていただきます。プラスチック類の処理につきましては、先ほど申し上げましたように、3,100トンを収集し、この内訳を平成15年度決算で申し上げますと、収集業務をタイセイ・共栄一般共同企業体へ委託し、約5,900万円、固形燃料化委託業務を環境資源株式会社へ委託し、約2億100万円、容器包装法に基づく再商品化を株式会社ウィズウェイストジャパンへ委託し、約3,800万円、その他の廃プラスチックの処分を株式会社エルテックへ委託し、約250万円、合計で約3億円の処理経費となってございます。
 そして、これを全量容器包装法で処理した場合、試算では約2億2,500万円程度と見込まれますので、約8,000万の軽減になるというふうに思われます。しかしながら、固形燃料化業務は今年で10年間の契約期間が終了し、平成17年度以降になりますと、従来の施設のリース料負担が軽減することから、現在の約2億100万円の委託料が大幅に減額されると見込んでおります。このようなことから固形燃料化委託業者につきましては、一般廃棄物(ごみ)処理基本計画に基づきまして、容器リサイクル法を優先した処理を転換してまいりたいと考えております。
 焼却炉関係でございますが、3の方式の検討はどうなっているのか、4の処理能力はどうなっているかにつきましては関連がございますので、一括してお答えさせていただきます。まず、処理方式の検討、処理能力の検討でございますけれども、これらにつきましては先ほども申し上げましたように、やはりごみ処理基本計画、こちらに基づきまして実施していくというようなことになると思います。
 (5)の住民分別の大きな変化はやるべきではない。変更を考えているのかというご質問でございますが、これにつきましても現在2種類15分別を住民の皆様にお願いしておりますことから、現段階では変更する考えはないところでございますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。
議長(加納好子君) 再質問をお受けします。
 原議員。
                 〔12番 原 進一君登壇〕
12番(原 進一君) 再質問いたします。
 まず堆肥化についてちょっと教えていただきたいのですが、50度の温度が46度になったときには、不安定になるというお話でございました。50度だと低すぎるかなと思うのですけれども、14メーター段階で言われていることなのだろうと思いますが、50度を割ってきますと、発酵するのに必要な温度70度ぐらいで第1次発酵でできれば、なかなか難しいと思うのですが、これ以上温度が上がる傾向というのはないのですか。水分調整、攪拌の中で、できれば50度、もうちょっと上回った段階で運営されると楽なのだろうと思いますけれども、この辺について、温度の関係についてもう一度お知らせ願いたいと思います。
 容器包装法の案についてであります。非常に現実的な対応を考えているということで、評価をしたいと思います。基本的にごみ処理基本計画では、容器包装法に寄ったプラスチック処理をやるのだという大前提で進めていきながら、現実的な対応としては、今の処理方式が使用的に少なくなった場合は、一部残しながら徐々に移行していくという考えでございました。その移行方法について、もうちょっと詳しく教えていただきたいわけでありますが、当然ながら何年先までそれにかかるというのではなくて、容器包装法にのっとったプラスチック処理という基本ということがありましたら、1年、2年、場合によっては1年間……(聴取不能)……するということなのだろうと思いますので、……(聴取不能)……を考えて……(聴取不能)……思っております。
 焼却炉建設については、分別方法を変更する考えがないということで承知をいたしました。ただ、住民の皆さんにご理解いただくに当たりまして、どういう処理方式でどういう炉を入れるのかとどういう処理能力を持ったどのぐらいの大きさの炉を入れるかということを前提に説明をしていかなければならないのだろうと思います。当然そういうことからなりますと、我々議会に対してもそういう手続きをしながら、例えばどういうガス化溶融炉を入れるのか、ストーカー炉の方式にするのか、またはどういうリサイクル形態にするのかということを煮詰めて提案をいただいて、それに基づいて住民の皆さんとひざを突き合わせて、環境負荷の少ないごみ処理形態をつくっていくのだという議論をしていただきたいということを要望いたします。
議長(加納好子君) 原議員の再質問に答弁を求めます。
 業務課長。
                 〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
業務課長(諏訪信雄君) それでは、原議員さんの再質問にお答え申し上げます。
 先ほどの発酵温度で50度ということで、これ以上温度が上がらないのかということでございますが、現状におきましては、調子がいいという状態におきましては、ナンバー2が約14メーター付近になりますけれども、ここで50度以上。そして、ナンバー3、これは発酵槽を見ますと22メーター付近になりますが、ここでは常に65度以上です。そして、ナンバー4、これは大体終末の30メーターということになり、ここで40度以上。これを見てみますと、2番、3番、4番で大きな山になっているわけでございます。堆肥化の製造につきましては、62度から63度以上を常に1週間程度キープしていれば、良好な堆肥というふうに言われておりますので、現状ではナンバー3の65度以上を常にキープしておりますことから、温度についてはおおむね良好かなという感じがします。ただ、最初に投入した段階で、ナンバー2で温度が下がるという傾向が今回見られたものですから、この時点で対応させたということでございます。
 また、次の容器包装法の移行方式はどうなっているのか、何年かというご質問でございますけれども、当初移行計画では、平成16年度まで固形燃料化を優先、17年度以降は容器包装法に移行し、幾らかの固形燃料は残すというようなことになっておりますけれども、基本的には容器包装法で処理をするということになります。このため、業者の方の見積もり依頼につきましても、1年間ということで実施した場合にはどうかという見積もりを依頼しておりますので、この金額を見て今後の判断をしていきたいと思います。
 以上でございます。
議長(加納好子君) 以上で原議員の質問を打ち切ります。
 お諮りいたします。ここで休憩をとりたいと思いますが、いかがですか。
                 〔「はい」と言う人あり〕
議長(加納好子君) では、休憩といたします。再開は1時です。
 
    休憩 午前11時50分
 
    再開 午後 1時00分
 
議長(加納好子君) 再開いたします。
 午前中に引き続き、質問をお受けします。
 加藤議員。
                 〔4番 加藤幸雄君登壇〕
4番(加藤幸雄君) 議席4番の加藤です。私質問2点用意させていただきましたけれども、前段の議員さんの方でプラスチックのリサイクルについて、要旨としては容器包装リサイクル法のプラスチック類のリサイクルに沿って、前段の方の議員さんの方でありました。前段の議員さんへのご答弁で、経費の面も考えなければならないけれども、一般廃棄物の処理基本計画にあるように、容器リサイクル法の分別処理の方に優先をさせていきたいというお答えでした。なるべく早期に転換をしていっていただきたいと思います。
 それから、ここで一つご紹介をしておきますけれども、先ほどこの経費のところで杉戸町の例をお示しいただきましたけれども、吹上町の方で何か早くやっているようだということでお聞きをしましたところ、吹上では平成12年の12月から試行的に始めて、翌13年の4月から本格稼働しているようであります。吹上町は2万8,500人ぐらいの人口ですけれども、16年度予算でこれは全量をやっているということではなくて、この資源化を400トン見込んで、全体の金額では2,478万円でやっているということでございました。町は収集をして、不燃物倉庫といいますか、置き場にストックをしておいて、さいたま市の業者だそうですけれども、ここに分別からこん包、搬出までを委託をしているということでございました。なるべくいろいろやり方はあるでしょうけれども、早期の転換をお願いしておきたいと思います。
 2の合併問題と組合の存続についてお伺いをいたします。久喜市、それから宮代町と別々の合併協議会で進めてきたわけですけれども、この両協議会の中では、現地域での久喜宮代衛生組合を存続する、そういうことは確認をされておりました。この両合併協、この今度合併は、結局住民投票の結果、合併をしないという、こういう結論になりまして、宮代側の合併協は既に解散をしているところでございます。こうした住民投票の結果を受けて、これまでも協議の中でも存続は確認をされておりましたけれども、久喜宮代衛生組合として存続をするということについて、今どのようにお考えになっているのか伺うものでございます。よろしくお願いいたします。
議長(加納好子君) 加藤議員の質問に答弁を求めます。
 総務課長。
                 〔総務課長 伊藤孝治君登壇〕
総務課長(伊藤孝治君) それでは、お答えを申し上げます。
 2番の合併問題とこの組合の存続でございます。久喜宮代衛生組合といたしましては、平成14年3月議会において議決をいただきましたごみ処理行政の骨格をなします一般廃棄物(ごみ)処理基本計画に基づきまして、今まで久喜市と宮代町の住民がともに培ってまいりました先進的なごみ処理行政を引き続き推進してまいりたいと考えております。基本計画におきましては、環境に優しい資源循環型のごみ処理行政の推進を基本理念としておりまして、住民、事業者及び行政が協働して一層の減量化に取り組むことにより、日本一のごみ処理行政を引き続き目指していきたいと考えているところでございます。
議長(加納好子君) 再質問をお受けします。
 加藤議員。
                 〔4番 加藤幸雄君登壇〕
4番(加藤幸雄君) 加藤です。お答えありがとうございました。
 きょうの皆さんの一般質問の中で、たびたびここの議会で決めた一般廃棄物の処理基本計画、これに沿って、基づいて、日本一のごみ行政を進めていくというお答えが何回も出てまいりました。ぜひそのようにお願いしたいと思いますが、その一般廃棄物の基本計画、これを掲げて進めていくということの前提には、この組合が存続をしてやっていくということでなければならないはずです。その点でそのことについて確認をいたします。よろしくお願いします。
議長(加納好子君) 加藤議員の再質問に答弁を求めます。
 事務局長。
                 〔事務局長 中村恭三君登壇〕
事務局長(中村恭三君) 衛生組合の存続についての再確認ということでございます。先ほど申し上げましたように、平成14年3月の議会でいただいたごみ処理基本計画は、合併以前の話のときにつくった、策定したものでございます。そのようなことから、先ほど来からごみ処理基本計画を推進していくというふうなことであるわけでございますので、市、町が単独であろうとも、この組合存続というようなことになるかと思います。
 以上です。
議長(加納好子君) 以上で加藤議員の質問を打ち切ります。
 組合に対する質問を終了いたします。
 
                                           
 
    ◎次会の日程報告
議長(加納好子君) 以上で本日の日程は終了いたしました。
 次会の日程を申し上げます。次会は11月2日、火曜日、午前9時から本会議を開き、議案に対する質疑、討論、採決を行います。議員の皆様には定刻どおりご参集くださるようお願いいたします。
 また、岡崎議会運営委員長からも報告がございましたとおり、議案質疑書の締め切りは10月22日、金曜日の午後3時までとなっております。具体的にページの指定がなされていないような質問、議案に直接関係ない質問は避けていただき、執行部が速やかに答弁できるように、具体的にわかりやすく記入してくださるようお願いいたします。
 
                                           
 
    ◎散会の宣告
議長(加納好子君) 本日はこれにて散会いたします。
    散会 午後 1時10分